公式ルールブック

dB Drag Racing Japan
ルール規定
2014 年 3 月改訂
-2-
目
次
第 1 章 総 則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
4
第 2 章 競技会(レース) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
5
第 3 章 基本理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
6
第 4 章 基本ルール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
8
第 5 章 車内空間規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
12
第 6 章 車両規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
19
第 7 章 車両検査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
21
第 8 章 オーディオ装置規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
23
第 9 章 取り付けに関する規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
25
第 10 章 マイクの設置とガイドライン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
27
第 11 章 ジャッジ規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
28
第 12 章 エキシビションクラス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.
29
-3-
第1章 総
第1条 名
則
称
本会は dB Drag Racing Japan(ディービー・ドラッグ・レーシング・ジャパン)と称す。
第2条 目
的
本会の目的は、カーオーディオ競技会の主催、カーオーディオ競技会の公認及び公式戦
において「公式記録」の認定をすること。
本ルールは dB Drag Racing Japan が主催、企画する dB Drag Racing の公式ルールとし
て採用する目的として作られたものである。
第 3 条 事務局
事務局は以下の場所に設置する。
静岡県駿東郡清水町卸団地 146 番地
株式会社イース・コーポレーション イベント事務局
電話番号:055-991-5130 FAX 番号:055-991-5139
4
第 2 章 競技会(レース)
第1条 目
的
車両のキャビンやリスニング領域の内部で車載オーディオシステムによって生じるサウ
ンドプレッシャーレベルだけを測定し、競技することである。
第 2 条 競技会の種類
競技会には次の 2 種類がある。
1) dB Drag Racing Japan 主催の公式戦
2) dB Drag Racing Japan 審査委員立会いによる公式戦
第3条 公
認
カーオーディオなどの競技会で主催者から開催日の 60 日前までに「公認認定申込書」が
提出された場合「dB Drag Racing 公式戦」として認定される。
第 4 条 公式記録認定
公式戦において決勝リーグまで勝ち残った車両に対し、決勝リーグで出した SPL 値が
「公式記録」として記録される。
ただし、エキシビジョンクラスについては主催者との協議の上、これを決定します。
第 5 条 公認料及びエントリージャッジ費用
1. 公式戦として認められたイベントは¥20,000-の公認料を dB Drag Racing Japan へ
支払う。
2. ジャッジ料として競技車両 1 台につき¥2,000-を支払う。
5
第 3 章 基本理念
dB Drag Racing とは、オートサウンド競技会の形態の一つであり、どちらのオーディオ
システムが大きな音を出せるかを競うものである。
dB Drag Racing 協会アメリカ本部では長い期間を費やして dB Drag Racing における競技
ルールを可能な限り包括的かつ明白なものにした。それでも時として特異な適用あるい
は取り付け面でこのルールブックの範囲外のことが起きるかもしれない。そのような場合
は dB Drag Racing 競技会精神に沿って判断し、ヘッドジャッジの責任において決断する。
競技会に出場する者は、競技者としてこの規約やルールは必ず理解することが義務で
あり、ヘッドジャッジによる決定には必ず従わなければならない。
また、dB Drag Racing の競技エントリーフォームにサインした競技者は、非常に高い SPL
にさらされた場合、短時間或いは永久的に難聴に異常をきたす可能性がある事を予め
理解し了解すること。
dB Drag Racing 精神

周りの人に邪魔、迷惑になるような事はしません

ケガ、事故につながるような事はしません

法律に違反するような事はしません

dB Drag Racing スポーツ精神に則り前向きな態度で臨みます

イベントに出る際はプロ精神で臨みます

このスポーツをサポートしているメーカーやお店を理解し協力します

競技中はルールを守り、他の競技者も守るようにベストをつくします
安全に関するガイドライン
dB Drag Racing 競技会で競技者、審査員、見学者の安全が何よりも大切であることは言
うまでもありません。競技車両、オーディオの操作をする競技者は安全面で自分だけで
はなく、周りの人にも非常に重要な責任が有ります。競技者は dB Drag Racing に望むに
当たり、次に述べることをしっかりと理解しておく必要があります。

車の運転には危険が潜んでいます。あなた自身周りの人に危険が及ばないように
安全の確認が必要です。その場所の規則を厳守し、車両を動かす前に通路がクリ
6
アーかを必ず確認すること。競技会スタッフが入場、確認などをアシストすることが
ありますが、競技車両の操作に関しての責任はあくまでも競技者にあります。

オートサウンドのシステムは高音圧を作り出すことが可能です。この高音圧状態の
なかでは耳に障害を起こす可能性があります。決してシステムをあなたや周りを高
音圧状態にさらすような操作をしないで下さい。加えて大音量状態で運転すると、
救急車や他の車、電車の音などが聴こえ難くなります。常にオートサウンドシステ
ムは道交法に従い、車の安全運転を妨害するようなサウンドシステムの操作をして
はいけません。これは運転中の音調整も同じです。

カスタムオートサウンドシステムの取り付けは車の安全性や信頼性に大きな影響
を及ぼします。競技者の中には取り付けを外部に依頼する場合がありますが、自
分のシステムや車の安全が確保されているかの確認は自身の責任になります。特
に電源に関する配線は注意が必要です。全ての電源ケーブルは危険防止の為に
バッテリーと直接ヒューズを通して接続します。スピーカー、アンプ、ボックス、その
他のオーディオ機器は、怪我や事故の際の破損などを考慮し、しっかりと車に固定
されていなければなりません。サウンドシステムを組み込むために車両自体を改造
したり、車の取り扱い説明書にある最大荷重を超えた場合は公道や高速は走れな
い場合もあります。
dB Drag Racing 事務局ではその競技車両が法的に安全かあるいは車両規定に合うかな
どの判断をする資格はありません。その責任は全て競技車両の持ち主である競技者に
あります。dB Drag Racing イベントに参加する際、競技者は怪我や事故、破損などの責
任と自分の行動に責任を取ることを認めていることになります。競技者は車両規定や法
律などに従い操作してください。目に余る危険な行為、協調性を欠く行為などは競技失
格やイベント会場からの退場になる場合もあります。
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第 4 章 基本ルール
第 1 条 クラス分け
レーサーのクラス分けは、競技車両のオーディオシステムに使用された機材や、改造の
度合いによって以下のように決定されます。
1. スーパーストリートクラス(一般クラス)
1) エントリー資格者
レーサーライセンスを保持し、カーオーディオ業界と関係がなく、メーカーや販売
店から物資のサポートを受けていない。
2) ディビジョン
使用するウーファーの数により以下の 3 ディビジョンに分かれる。

スーパーストリート 1-2:ウーファー 1~2 発

スーパーストリート 3-4:ウーファー 3~4 発

スーパーストリート 5+:ウーファー 5 発以上
※但し、エントリー台数が少ない場合はこの限りではない。
その場合主催者とヘッドジャッジで競技内容を決定する。
2. エクストリームクラス(ショップ、プロクラス)
1) エントリー資格者
①
販売店のデモカー
②
メーカーのデモカー
③
販売店やメーカーから物資のサポートを受けた車両
2) ディビジョン
使用するウーファーの数により以下の 4 ディビジョンに分かれる。

エクストリーム 1 :ウーファー 1 発

エクストリーム 2 :ウーファー 2 発

エクストリーム 3-4:ウーファー 3~4 発

エクストリーム 5+:ウーファー 5 発以上
※但し、エントリー台数が少ない場合はこの限りではない。
その場合主催者とヘッドジャッジで競技内容を決定する。
3. エキシビションクラス(「エキシビションクラスについて」の項を参照)
8
第2条
エントリーについては 1 回のイベントにつき、1 人 1 台を 1 クラスのみエントリー可能とす
る。
第 3 条 ウーファーの定義
1.
dB Drag Racing においては、公表されているスペックの直径が 10 インチ(約
25cm)以上のスピーカーをウーファーという。
2.
アイソバリックあるいはコンパウンド仕様もウーファーとして数える。
3.
見えないウーファー(バンドパス仕様)もウーファーとして数える
4.
パッシブウーファーやポートはウーファーとしない
5.
システムの中で一番大きいスピーカーが 10 インチよりも小さかった場合は、ベ
ース用に使用しているスピーカーをウーファーとして数える。
第 4 条 プログラムソース
1.
スーパーストリートクラス
レーサーの公平をきたすために、競技中のプログラムソースは dB Drag Racing 公
認の競技用 CD「dB Jams」を使用しなければならない。
1) プログラムソースの再生は 12 ボルトのオートサウンドシステムの環境下で働き、取
り付けされたソースユニットから発生されたものでなければならない。
2) プログラムソースは CD「dB Jams」シリーズの中から音楽、テストトーンを選ぶことが
できる。
2.
エクストリームクラス
レーサーは競技中独自のプログラムソース(音楽などの)を選ぶことができる。
1) プログラムソースの再生は 12 ボルトのオートサウンドシステムの環境下で働き、取
り付けされたソースユニットから発生されたものでなければならない。それにはカセ
ットデッキ、CD プレイヤー及びチェンジャー、DVD プレイヤー、チャンジャー、
VCR,VCP,MP3 ユニット、AM/FM サテライトラジオチューナー等で、それに 12 ボルト
のオートサウンドシステムの環境下で機能し、取り付けるために特別に設計された
他の再生装置。
2) プログラムソースは音楽、テストトーンあるいはその他録音されたオーディオ信号で
9
あれば良い。
3) プログラムソースに使うメディアは市販のソース(市販の CD など)または自分で作っ
たものや自宅で録音したもの。
4) 信号発生装置や周波数可変器、和声発生装置(ハーモナイザー)等は使用不可。
第5条
SPL の測定中であっても、他のルールに違反がなければサウンドシステムの調整を行う
ことができる。
第6条
下記の条件下でのみ審査ラインにある競技車輛のエンジンがかかっていてもよい。
1.
車両あるいはオーディオシステムを作動しても競技場内にいる全ての人、レー
サー、審査委員、来場者や物に対して危険が及ばないこと。
2.
車両の駐車用サイドブレーキがかかっていること。
3.
車両止めしてあること。
4.
ボンネットが閉まっていること。
5.
エンジンのアイドルが 2,000 回転以下であること。
6.
リモコン(エンジン停止)が手元にあるか、容易に操作できる所にあること。
第7条
競技者は車両測定中必ず車の外にいること。またドア、窓などの開口部が閉め切った状
態になっている事。
例外事項:競技者が測定中に車内にいてもよい場合
1) 充分なイヤープロテクターを常に着けていること。もし車内にいる時にこのプロテク
ターを外したらその時点で失格とする。
2) 競技者の車両の SPL が 140dB を超えないこと。測定結果が 140dB を超えた場合は
即刻失格とする。
第8条
最大 SPL を出す為に競技者には測定開始後 30 秒間の時間が与えられる。
10
第9条
競技者は測定中に車の開口部を開けてはならない。もし測定中に開けた場合、それが
予選競技中であれば主審の判断で再測定する。しかしトーナメント競技中に起こった場
合は競技失格とする。
第 10 条
競技者は競技中、大音圧による身体的な悪影響や車両火災に配慮し、できるだけ車外
よりボリュームコントロールするように心がけること。
第 11 条
競技者は競技の進行を妨げるようなセッティング時間を要しないこと。
第 12 条
競技車両はイベント開催中に競技進行を妨げるような音を発しないこと。
第 13 条
競技者は上記のルールに従う義務があり、もし一つでも違反している場合は競技失格
とする。
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第 5 章 車内空間規定
第1条
車内空間と SPL を測定する空間はひとつで、かつ同一でなければならない。(測定は助
手席側で行われる)
第2条
車内空間に仕切りを入れたり壁を使って区切ったりなど分離してはならない。
第3条
車のフロントガラスとフロントドアが車内空間を形成するための壁の役目をしていること。
視聴空間は通常の車の広さが確保されていること。
第4条
車内空間はガスや液体などを使って気圧を上げたり下げたりしていないこと。
第5条
車内空間は競技中に変更できない。例えばウーファーの箱を前に移動するなどでエアー
バッグを作動させたりしない。
第6条
測定用センサー〈マイク〉の設定やセンサージグ使用に邪魔になる物が無いこと。フロン
トガラスとダッシュボードを除く全ての反射面は測定用センサーから少なくともセンサージ
グの長さである 30cm 以上離れていること。
第7条
許容できる改造の程度は競技するクラスによって以下のように定める。
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1.スーパーストリートクラス(一般クラス)の車内空間規定
1) B ピラーより前方の車内空間の改造は出来ません。
●ガイドライン
①
純正ヘッドライナーあるいは同等品は B ピラーよりも前方の純正位置に付いている
事
②
純正ドアパネルあるいは同等品が B ピラーよりも前方の純正位置に付いている事
③
純正カーペットあるいは同等品は B ピラーよりも前方の純正位置に付いている事
・
防振マットは製造会社の説明を参考に振動を防止するために使用出来る。
・
最大の防振材の厚みは 4mm 以下とする。マットタイプでは最大 2 層まで(4mm
を超えていなくても)とする。B ピラーよりも後方の制限は無い。
2) 競技者は車内すべての座席を倒したり、外したりして良い。
2.エクストリームクラス〈ショップまたはプロクラス〉
1) 競技車両にはダッシュボードが必ずあること。
2) ダッシュボードが純正以外(一部改造を含む)の場合、次に定めるガイダンスに従い
ダッシュボードとフロントガラス関連を厳守する。(純正のダッシュボードを改造して
いない競技車両は、ガイダンスに従わなくてもよい)
●ガイドライン
①
ダッシュボードの一番高い位置がフロントガラスの一番低いラインよりも上にき
てはいけない。
②
ダッシュボードの一番低い位置とフロントガラスの一番低いラインは 3 インチ
(7.5cm)以下でなければならない。
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③
ダッシュボードのセンターにおける深さ(ダッシュボードの手前からフロントガラス
まで)が、最低 6 インチ(15cm)、最大 16 インチ(40cm)でなければならない。
④
右ハンドル車の場合、ダッシュボードの左端から 12 インチ(30cm)、dB 測定セン
サーを置く場所を挟んで右に 12 インチ(30cm)の間は、地面に対して水平でな
ければならない。(左ハンドル車はこの逆)
⑤
ダッシュボードは完全に一体でなければならない(穴などが開いていないこと)。
前面はファイヤーウォールまで、横は運転席サイドのピラーまでと助手席サイド
のピラーまでで手前は運転席、助手席の前に位置して横にまっすぐで縦に垂直
であること。
⑥
dB 測定センサーはフロントガラスに取り付ける。センサーとダッシュボード上部
との距離は 10cm であり、センサーとフロントガラスピラーとの距離が 30cm が確
保されなければならない。(センサージグを使用)
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3) 車はセンターコンソールが有ってもよい。
センターコンソールの高さはダッシュボードトップ面の一番低いところの高さを超えな
いこと。センターコンソール両方の面からドアまでの距離が 33cm 以上あること。
4) 競技者は室内ルーフを改造(低く)してもよい。
室内ルーフ改造は低い部分がドア入り口トップ面から 7.6cm 以内であること
5) 競技者はフロアーを改造(底上げ)してもよい。
6) 競技者は純正の足元空間に取り外し可能、あるいはフリップダウンのパネルをつけ
てもよい。
7) 安全を考慮して競技者は車の純正のフットペタル(アクセルペダル、ブレーキペダル、
クラッチそして駐車ブレーキペダル)を移動するなどの改造は行わない。
8) 車内空間内で室内ルーフの一番飛び出した部分からフロアーの一番高い所までの
距離が 76cm 以上なければならない(センターコンソールとダッシュボードは含まず)
※ ジャッジには 76cm の棒を使用し、このレールに合致しているか車内空間に
棒を立てて移動しチェックします。
9) 競技者はドアを改造してもよい。
①純正のドアパネルから室内空間に 15cm 以内であれば付け足してもよい。
②ドアに空洞や空間を施すことは禁止。(へこませて作ることは不可)
10) 競技者は補強用の支柱を付けてもよい。
フロントピラーよりも前にある支柱の幅合計が 15cm を超えないこと。
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この例ではダッシュボードの一番手前の部分から B ピラーの前の間の空間(フリースペ
ース)の高さが 76cm 以上になっていること。
この例はフロントガラスの一番高い所(つまり一番手前)から B ピラーの前までのフリース
ペース間が 76cm 以上になっていること。
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この例はダッシュボードの一番手前から B ピラー手前までのフリースペース間でルーフ
の改造部分やフロアーの改造部分を考慮して高さが 76cm 以上であること。
この例はフロントガラスの一番高い所(一番手前)からピラー手前までのフリースペース
間でルーフの改造部分やフロアーの改造部分を考慮して高さが 76cm 以上であること。
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この例はフロントガラスの一番高い所(一番手前)から B ピラーの前までのフリースペー
ス間でフロアー改造(床を高くしてある)を考慮して高さが 76cm 以上であること。
この例はダッシュボードの一番高い、手前の部分から B ピラーの前までのフリースペース
間で 76cm 以上であること。
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第 6 章 車両規定
第1条
車両はジャッジレーンに運転して(エンジン回転で)出入り出来る事。
1.
イベント会場によってはエンジン始動できないところが有ります。その場合この
ルールは適応されません。
第2条
車のドアのサイズや位置は変更してはならない。
1.
ドア側柱を後のルールで出てくる糸を使ったテストにパスするように改良して
はならい。
2.
最低でも運転手側と助手席側にそれぞれドアがあること。
またその場所も元来の運転席、助手席のところに位置していること。
例外としては元々ドアがひとつしかない車(郵便車など)
第 3 条 (この条はエクストリームクラスのみに適用する)
1.
純正のフロントガラスや両サイドガラスは他の材料に換えることが出来る。た
だし位置や機能は純正に近いものとする。(例:アクリル、防弾ガラス、その他
透明な材料など)
2.
代替材料の斜め角度は純正ガラスに近いこと
3.
代替材料の最大厚みは 10cm 以下とする
4.
代替材料のフロントガラスとダッシュボードの関係。dB 測定センサーはフロン
トガラスに取り付ける、センサーとダッシュボードとの距離は 10cm であり、セ
ンサーとフロントガラスピラーとの距離が 30cm 確保されなければならない。
(センサージグを使用)
5.
フロントガラスの妨げの無い視界面積は 0.37 ㎡以上なければならない。妨げ
の無い視界面は均斉がとれて運転席側、助手席側ともに同じ程度の透明度
であること。
6.
他のルールに反しない限りフロントガラスの補強支柱の制限は無い。
7.
フロントガラスを 2 枚にすることも許されるが両方合わせた厚みが 10cm 以下
であること。
8.
スタッフがフロントガラスとサイドガラスから車内を見ることが可能であること。
19
9.
両方のサイドガラスの妨げの無い視界面積はそれぞれ 1,290 ㎠以上であるこ
と。
10.
サイドウインドーは動作しなくてもよい。(ガラスの開閉)
11.
競技者で助手席サイドガラスをアクリルや他の材料に変更した場合、dB 測定
用センサーケーブルを通す穴 2.5cm 直径を開けること。
第4条
純正の外側ボディーの改造で車の内容積が変わるものは認められない。
dB Drag Racing でいう外側ボディーとは車の形を形成するトップ、フロント、バックそれに
サイドのシェルの事で、通常この部分が塗装される。従い車の下側や下部構造は純正
外側ボディーには含まない。
1.
チョップトップ(車の屋根を切ること)は禁止。
2.
純正以外の延長ルーフは禁止。
3.
純正以外車の延長や車幅拡張は禁止
4.
ピックアップトラックの荷台に穴を開けてウーファーボックスやその他の装置
を置くことはスーパーストリート、エクストリームでは許可される。(この際荷台
のサイドウオールの高さより高くしてはいけない)自作のキャンパーシェルは
使用禁止。
5.
車内空間体積を変えない外観の改造。例えばスポイラー、フェンダーなどは
許可される。
6.
車の屋根やドアを叩き潰す行為は車内空間体積を変える恐れがある場合は
禁じられている。
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第 7 章 車両検査
第1条
dB Drag Racing Japan は、エントリー競技車両のサウンドシステムについて全てのルー
ルに適合しているか競技者に質問または車両を検査する権利を有する。
第 2 条 車両検査とは下記の事項を含む。
1.
車両電装システム
2.
車両サウンドシステム
3.
サブウーファーエンクロージャー
4.
車両空間(ダッシュボード、足元空間、センターコンソール、ヘッドライナー、ド
アパネル)
5.
ソースユニット操作台
第3条
車両検査を拒否した競技者は失格とする。
第4条
競技最中にルールに違反が発覚した場合競技者はその内容によってあるいはイベン
ト状況により失格になることもある。
第5条
もしルール違反が正直でかつ大きなものでなければ注意警告で違反したところを修
正し出場できる。またトーナメント前にそのようなルール違反が発覚した場合すぐに修正
して再出場できる。しかしすでにトーナメントに入ってからルール違反が発覚した場合は
その場で失格となる。
第6条
もしルール違反が正直で重大なルール違反の場合はそのイベントで失格となる。
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第7条
もし違反が意図的で不正的なものであった場合そのイベントで即失格となる。加えて
将来的にイベント出場禁止にする可能性を主催者は検討することがあります。
第8条
競技者で他の競技者の車やシステムを壊したり、操作不能にしようとしたことが発覚
した場合即イベントから失格になる。このようなケースの場合 dB Drag Racing のイベント
から永久的に追放となる。
第9条
競技者で SPL の測定機材を壊そうとしたり、測定不能にしようとする行為が発覚した
場合即イベントから失格になる。このようなケースの場合 dB Drag Racing のイベントから
永久的に追放となる。
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第 8 章 オーディオ装置規定
第1条
競技車両に使われるオーディオ装置は次の条件を満たさねばならない。
1.
全てのオーディオ装置は 12 ボルトの環境下で取り付け、用いられるものであ
ること。
2.
全てのオーディオ装置は過去に市販されていたか、現在市販しているもので
あること。機材は正規販売店で入手可能なものであること。正規販売店とは
他の商売と同じように法律に則ってオートサウンドの商売をしていて週に 40
時間以上営業している販売店のことで、対象機材のメーカーから正規ディー
ラーに指定されている販売店の事をいいます。
3.
全てのオーディオアンプは自然にリニアーであること。全てのオーディオアン
プはオーディオ再生用に設定されたものであること。明解にする為に、アンプ
の出力は入力信号とそっくりであること。加えてアンプの出力の大きさは入力
に比例しているものであること。
4.
プログラムソースは通常のラウドスピーカー(サブウーファー)を使って再生し
なければならない。
1) 通常のラウドスピーカーとはボイスコイル、バスケット、サラウンド、コーン
などが組み込まれ電気―機械的に音を発生させる変換器である。
2) ラウドスピーカーはオーディオアンプから直接パワーを受けなければならな
い。
3) ラウドスピーカーでサーボ機構、アクチュエーターあるいはその他の形での
機械的駆動モーターを組み込まれた物は禁止。
4) 最大で 4 組の電気導線が各ウーファーに接続される。
5) 圧縮空気、爆発装置は禁止。
第2条
競技車とオートサウンドシステムはイベント中には手を加えることは出来ない。しかし壊
れた機材を交換することは許される(ただし同等品との交換に限る)。同等品かどうかの
判断は dB Drag Racing Japan が決定する。
1.
このルールはソースユニットやシグナルプロセッサーには適応しない。
2.
手を加えることが出来ない時間帯はイベントにエントリーを終わってから表彰式
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が終わるときまで。
3.
400 ワットの壊れたアンプを 400 ワットの違うブランドのアンプと交換出来る。し
かし 400 ワットを 1,000 ワットのアンプに交換出来ません。(交換するアンプの定
格出力は壊れたアンプの定格出力の±20%以内であること)
4.
エンクロージャーのポートを調整してチューニング周波数を変えることは許され
る。
5.
エンクロージャーを作り直たり、交換することは出来ない
6.
車内空間の作り直しや改良は出来ない。
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第 9 章 取り付けに関する規定
第1条
サウンド再生装置は計測器の邪魔になってはならない。マイクカプセルのそばにホーン、
ウェイブガイド、ベントあるいは他の装置を故意に設置してはならない。
第2条
1.
全てのスピーカーエンクロージャーやバッフルボード(キックパネルまたはドアにマ
ウントしたものを除く)は、運転席側のドアピラーと助手席側のドアピラーを結んだ
仮想平面の後方になければならない。
2.
この規則に従っていることを確認するために次のテストを行う。
①
2 人の競技審査員が車の両サイドに位置する。車のドアを開けて糸(または
ワイヤー)を渡す。
②
2 人の競技審査員が糸をピンと張り、糸がドアピラー(センターピラー)に沿う
ように 2 人の審判が同時に移動する。
③
糸がエンクロージャー(またはラウドスピーカー)に触れなければ合格。(エン
クロージャに取り付けてあるアンプやプロセッサ等もエンクロージャの一部と
見なします。)
3.
ピックアップトラックに関する追加ガイド
①
もし車がスタンダードピックアップトラックでサブウーファーエンクロージャーが
フロントシートの後ろに設置されている場合はこのルールは適応しない。
②
もし車がスタンダードピックアップトラックで荷台に穴を開けてウーファーボック
スやその他の装置を置いたシステムの場合はこのルールが適応される。
③
もし車がエクステンドキャブあるいはキングキャブピックアップトラックの場合
はこのルールが適応される。
第3条
競技車両のサウンドシステムは車両電装システムにより電力を供給されなければなら
ない。
1.
車両のバッテリーの充電はエンジン動力でなされること。(外部動力は不可)
2.
車両電装システムの最大電圧は無負荷時で 18V までとする。
3.
全てのサウンドシステムの機材は(ソースユニットの操作台は省く)車の純正
25
車体内に装着配備されていなければならない。
4.
外付け発電機、燃料電池、充電器などは審査レーンには持ち込めない。
第 4 条 クラス別の規定は以下のとおりとする。
1.
スーパーストリートクラス限定の取り付け規定。
①
スピーカーウオール(壁)は許されるが義務は無い。
※(スーパーストリート NW ディビジョンは除く)
②
ポーディアム(操作台)使用可。
③
48 リッター以下の車内空間を使うセンターコンソールは認可される(一般
的に売られているものや手作りのものなども許可される)
④
電源キャパシターは無制限。
⑤
バッテリーは無制限。
⑥
バッテリーケースを車の下部に付けることは許される。
⑦
純正オアルタネーターは交換あるいはチューンアップされても良い。オル
タネーターは最大 2 個までとする。

NW(No Wall)ルールでは運転席ドア、助手席ドアそれぞれの窓ガラス
枠の最下部を結んだ線の高さよりウーファーBOX、エンクロージャの
一部が高くならないこと。
2.
エクストリームクラスの限定の取り付け規定
①
ローディング・ウオール(壁)はドア側柱の後ろにあること。このローディン
グ・ウオールは完全に透明なものであること。
②
バッテリーケースを車の下部に付けることは許される。
③
完全に囲われた入れ物に入ったオルタネーターはフードの上やフロントグ
リルまたは車の下部に付けてもよい。
④
ルールブックに無ければこのクラスにおける取り付けに関する特別な規定
は定めない。
26
第 10 章 マイクの設置とガイドライン
第1条
競技審査員は、高さと向きが競技車両間で完全に一致していることを保証しなくてはなら
ない。
第 2 条 測定用センサー(マイク)の設置
1.
純正の助手席にある窓の支柱(A ピラー)から 12 インチ(約 30cm)
2.
ダッシュボードの最上部から 4 インチ(約 10cm)
3.
フロントガラスから 1 インチ(約 2.5cm)
4.
設置はオフィシャルセンサージグを使用すること。
第3条
競技審査員はセンサー(マイク)を許可されている場所に設置する。一旦正しい位置に設
置されたら競技者はマイクの位置を確認すること。しかし決してマイクに触れてはならな
い。違反行為があれば失格とする。
27
第 11 章 ジャッジ規定
第1条
dB Drag Racing とは、最高音圧の勝ち抜きトーナメント競技のことをいう。
これは予選リーグと決勝トーナメントに分けられる。
第 2 条 予選リーグ(決勝進出選考リーグ)
1.
成績上位 8 車両までが決勝トーナメントに進むことができる。
2.
予選成績 8 位の車両が複数であった場合はタイブレークを行う。
3.
予選リーグ終了後、システムの変更は認められない。万が一システムの変更
が発見された場合は即刻失格とする。
第 3 条 決勝トーナメント
決勝トーナメントは、予選リーグで決定したトーナメントの組み合わせに応じて優勝車を
決定する。
<例>A から H まで 8 台の車輛の予選リーグでの成績は次のとおりだった。
A:148.3dB
B:152.6dB
E:149.8dB
F:155.6dB
C:141.7dB
G:142.2dB
D:151.3dB
H:156.1dB
結果予選リーグの順位は次のとおりとなる。
1 位-H、2 位-F、3 位-B、4 位-D、5 位-E、6 位-A、7 位-G、8 位-C
決勝トーナメントは予選リーグ順位上位対下位の組み合わせとなる。
(1 位対 8 位 、2 位対 7 位 、3 位対 6 位 、4 位対 5 位)
決勝トーナメント進出車両が 8 台に満たない場合は、予選リーグの成績の高い車両がシ
ードされる。
<トーナメント表>
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第 12 章 エキシビションクラス
エキシビションクラスは競技会限定のクラスで、競技会によりレギュレーションが異なりま
す。
公式記録認定について
公式記録認定については競技会主催者により決定されます。
参加料について
2014 年度参加料は 1 台 ¥5,000(税別)
ルールについて
各クラスにより次のルールが適用されます。
・
レディースクラスルール
スーパーストリート NW: No Wall を適用します。
・
ボーイズクラスルール
スーパーストリート NW: No Wall を適用します。

スーパーストリート NW (No Wall)ルールとは:
NW(No Wall)とは、運転席ドア、助手席ドアそれぞれの窓ガラス枠の最
下部を結んだ線の高さよりウーファーBOX、エンクロージャーの一部
が高くならないことが条件です。他はスーパーストリートクラスの他の
ディビジョンと同じルールです。
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参加資格について
・
ボーイズクラス参加資格
①
競技に使用するパワーアンプの数、出力の限定はありません。
②
競技に使用するサブウーファーの数、サイズの限定はありません。
③
競技に使用するパワーアンプ、サブウーファーには(株)イース・コー
ポレーション社取扱製品を使用し、そのパワーアンプ及びサブウー
ファーの合計金額が定価(税抜価格)で\100,000 以下であること。
④
エンクロージャーは場所と位置の条件だけ満たしていれば、内装と
の一体型でも良い。
・
⑤
運転席、助手席のシートは取り外しできません。
⑥
サブバッテリーの追加は1個まで(キャパシターの制限はありません)
⑦
16V バッテリーの使用はできません
レディースクラス参加資格
①
競技に使用するパワーアンプは 1 台までとする。
②
競技に使用するサブウーファーは 1 発までとする。
③
競技に使用するサブウーファーのサイズは 12 インチまでとする。
④
競技に使用するパワーアンプ、サブウーファーには(株)イース・コー
ポレーション社取扱製品を使用し、そのパワーアンプ及びサブウー
ファーの合計金額が定価(税抜価格)で\65,000 以下であること。
⑤
エンクロージャーは内装と一体型にしたり、壁にしていない事 (箱載
せスタイル) 。あくまでも内装は純正を基調とする。
⑥
運転席、助手席のシートは取り外しできません。
⑦
サブバッテリーの追加は1個まで(キャパシターの制限はありません)
⑧
16V バッテリーの使用はできません
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MEMO
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2014 年 3 月改訂
静岡県駿東郡清水町卸団地 146 番地
株式会社イース・コーポレーション内 イベント事務局
電話番号:055-991-5130 FAX 番号:055-991-5139