2013 年9 月 11 日提出

「京都文教大学海外学術研究助成金」交付による海外出張報告書(1頁)
2013 年 9 月 11 日提出
2013年度 (平成 25 年度)
申 請 年 度
所 属 学 科
教育福祉心理学科
報告者・職 氏名
教授
陸
君
目的:
① ICSHH 2013 (2013 2nd International Conference on Society, Humanity
and History, Barcelona, Spain, Aug,10-11 (2013 年第 2 回社会・人文・歴
史国際学会)の参加と「Insightful Portrayal of Immigrants’ Family in
海外出張内容
Jhumpa Lahiri’s Novel The Namesake」の題名での口頭発表。
② 学会後、自分の研究テーマでもある、米国文豪・ヘミングウェイの文学
(種別に○)
を代表する二つの作品:
「日はまた昇る」と「誰の為に鐘が鳴る」に書か
・ 学 会
・会 議
れたスペイン闘牛及びスペイン内戦と関わる資料を図書館にて調べ、彼
の縁のある場所も訪問し、小説との関連を探る。
訪問国・地域:スペイン・バルセロナ
期
間
助成額 250,000 円
2013 年 8 月 8 日(木) ~2013 年 8 月 20 日(火)
・ 調 査
・研修/セミナー
11 泊 13 日
8月 8日・・日本の成田空港からスペインのパルセロナへの飛行機移動 夜に到着
8月 9日・・学会会場の確認・発表の準備
8月10日・・学会会場への登録手続き、資料入手;ポスター発表の閲覧・懇談
8月11日・・学会の参加及び自分の口頭発表
8月12日・・1450 年に創立されたバルセロナ大学の図書館にて、ヘミングウェイと
スペイン内戦、闘牛などとの関わりの資料収集
上記出張期間 8月13日・・市立図書館、書店にて、ヘミングウェイ小説の現地での評価について調査
の研究・調査等
活 動 経 過
8月14日・・バルセロナからマドリードへ 列車での移動
8月15日・・
「誰がために鐘は鳴る For Whom the Bell Tolls」小説の現地考察
8月16日・・マドリードにある国家図書館にて、ヘミングウェイ関連の資料収集
8月17日・・資料まとめ
8月18日・・マドリードからバルセロナへ 列車での移動
8月19日・・バルセロナ空港から日本成田空港への移動
8月20日・・日本に到着・成田空港→羽田空港→伊丹空港→京都駅
研究・調査 発表等概要
① 今回の「社会・人文・歴史の国際学会」の参加と口頭発表により、世界中の学者との幅広
く交流や先端的な研究方法・批評論の情報収集ができ、とても収穫のある研究機会でした。
『アジア系アメリカ人作家の作品に書かれた移民家族とダブルアイデンティティ』の発表
後、同業研究者達の感想や質問も頂き、熱い議論に展開され、かなり良い評価を得た。発
表した原稿を内容の修正や充実した上で、論文として次回のInternational Journal of Social
Science and Humanity学会誌に掲載される予定。
「京都文教大学海外学術研究助成金」交付による海外出張報告書(2頁)
② 学会後、研究対象の米国作家・ヘミングウェイが愛したスペインの場所に訪ね、図書館で資料収集を
した。
1923年にアーネスト・ヘミングウェイは、初めてスペインを訪れ、
「サン・フェルミン祭」を見物
した。
「牛」と「人間」の戦い、彼はスペインでその力強い駆け引きを、しっかりと心に刻みました。
パリを離れるまでの5年間、毎年この祭りを見に来たほどのヘミングウェイは、初期の代表作『日は
また昇る』
(1926)年で、サン・フェルミン祭の名前を一躍世界に知らしめた。この作品は第一次世
界大戦後のパリと北部スペインを舞台に書かれたものである。その後、キーウェストに移住してから
もスペインを訪れることは多かったし、スペインを題材とした作品も多い。
『スペインの大地』”The
Spanish Earth”,1938年, 長編小説『誰がために鐘は鳴る』 (For Whom the bell tolls ) 1940年, 死後出版
研究・調査 発表等概要 つづき
された『第五列とスペイン内戦に関する四つの短編』”The Fifth Column and Four Stories of the Spanish
Civil War” ,1969年もそうだ。
これらの作品を中心に、12と13日はバルセロナ大学図書館と町の書店、15と16日はとマドリードの
国家図書館と書店にて、ヘミングウェイ研究と関係ある資料を調べた。1936年スペイン内戦が勃発後、
作家・北米新聞連盟の特派員として参加したヘミングウェイは、この時の体験をもとにして長編『誰
がために鐘は鳴る』を書き上げた。この小説の舞台となっているのは、マドリード北西約60マイルの
グァダルマラ山中、時期は1937年5月の最後の週の土曜の午後から火曜の昼までの、わずか約68時間
の間である。70年を過ぎた現在も、図書館に参考になる書籍は数多くある。ただ、スペイン語で書か
れた方が多かったため、写真やタイトルを数多く収集し、日本で英語の本を入手した後解読する。
これらの小説に関する現地の資料収集に加え、近年研究している戦時中「ヘミングウェイと中国で
の3ヶ月の旅」と合わせ、
「ヘミングウェイと戦争」のテーマで論文を書き、完成したものを来年6月
のアメリカヘミングウェイ国際大会にて発表し、その後修正したものを学会誌に投稿する予定。
その他、作家ヘミングウェイに縁のある都市、マドリードに関しては、観光案内にも紹介される有
名な場所も訪問してみた。特に、彼が作品を書く時によく利用した老舗レストランのBotin、滞在し
たホテルの一つであるTrypなどを見学した。Trypホテルの2階には、ヘミングウェイが使用した家具
や写真が今でも多数展示されていて、ヘミングウェイフロアーがそのまま残っている。彼のスペイン
滞在経験と作品との関連をさらに究明し、日本ヘミングウェイ協会のニュースレターにも寄稿したい
と思う。
研究・調査発表等々の成果の概要
□ 現地調査による成果
まずは、初めて米国文豪・ヘンミングウェイの文学作品と深く関わりのあるスペインでの現地調
査や作家縁の場所の見学ができ、臨場感があり、かつ刺激的な体験ができた。
それから、現地調査で得たスペインの闘牛や内戦についての資料や、ヘミングウェイのスペイン国
内での評価を論文でまとめ、2014 年のヘミングウェイ国際学会にて、口頭発表する予定。
研究・調査等の
成果発表予定
雑誌論文: 今回口頭発表した原稿について内容の修正等を行ったうえで、論文として次回のInternational
Journal of Social Science and Humanity学会誌に掲載する(される)予定。
そ の 他: 2014年の6月に開かれる「第16回ヘミングウェイ国際大会」にて口頭発表を希望している(10
月に申し込む)
。発表内容は、今回のスペイン現地調査の結果を含む「ヘミングウェイ文学と
戦争」の予定。
「京都文教大学海外学術研究助成金」交付による海外出張報告書(3頁)
2013 年 9 月 11 日提出
学会/会議:会場風景 調査:調査地の様子 セミナー:会場の様子
会議場入口
スペイン内戦とヘミン
グウェイ関係の新書
① 現地の写真
学会/会議:発表時(聴講時)の様子 調査:調査実施時の様子 セミナー:聴講時の様子
② 活動状況の写真
発表
学会/会議:運営担当研究者あるいは知己の研究者 調査:研究協力者 セミナー:主催者/講師
③ 協力者などの写真
① その他関連写真(任意)
スペイン国家図書館の入口