海外英語研修プログラム (オーストラリア・モナシュ大学・春) 1 目次 1. 派遣プログラムの目的、日程、参加者の紹介・・・・3 1.1. 日程 1.2. 参加者の紹介 2. オーストラリアとメルボルンについて・・・・・・・6 2.1. オーストラリア 2.2. メルボルン 3. Monash University について・・・・・・・・・・・13 4. 英語研修プログラムの概要と授業について・・・・・18 5. 英語研修プログラムのクラス外の活動について・・・19 5.1. Cultural Exchange Activity 5.2. Field Trip 5.3. Conversation Session 5.4. Academic Discussion 5.5 Social Media Challenge 6. ホームステイや週末の過ごし方について・・・・・・21 6.1. ホームステイ 6.2. 週末の過ごし方 6.2.1. グレートオーシャンロード 6.2.2. セントパトリック大聖堂 6.2.3. ラグビー観戦 6.2.4. タスマニア島 7. その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 7.1. オーストラリアでの自転車について 7.1.1. 自転車をもっていくには 7.1.2. ビクトリア州の自転車に関する法律 7.1.3. 実際に乗ってみて 7.2. クレイトンキャンパス付近のビーチ 7.2.1. ブライトンビーチ (Brighton Beach) 7.2.2. エディスベールビーチ (Edithvale Beach) 8. 所感・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 2 1. 派遣プログラムの目的、日程、参加者の紹介 (執筆担当:天津健) このプログラムは、グローバル理工人育成コースの英語力・コミュニケーション力強化プログ ラムの一環として実施された。英語力・コミュニケーション力強化プログラムの目標は、海外の 大学等で勉学するのに必要な英語力・コミュニケーション力を養うことである。 本プログラム は、オーストラリアのモナシュ大学クレイトンキャンパスで英語の研修を受け、実践的な英語力 を身につけること、また、モナシュ大学の学生との交流、ホームステイ等を通じて、自分に自信 を持って英語でコミュニケーションをはかることができるようになることを目指して実施され た。 1.1. 日程 月日 内容 備考 2016/2/20(土) 成田空港→ブリズベン空港に向けて出発 天候不良のため飛行機が遅延 した。 2016/2/21(日) ブリズベン空港→メルボルン空港 空港到着後、各ホームステイの家へ 2016/2/22(月) Welcome & Orientation 2016/2/23(火) Amazing Race 現地の大学生とクレイトンキ ャンパスを歩き、大学施設の 紹介をされた。 2016/2/24(水) School/Neighbourhood House Visit 現地の小学校に行き、小学生 と交流をした。 2016/2/25(金) School/Neighbourhood House Visit クラスごとに違う小学校に行 き、2 日に分けて実施した。 2016/2/26(土)~ 土日は自由行動 土日に Japanese Festival が 2016/3/2(水) 平日は大学で英語研修 あった。 2016/3/3(木) Field Trip 事前調査で決めた場所に行 - Puffing Billy & Dandenong Ranges 3 く。 - Healesville - Werribee Mansion & Zoo - Warrook - Dolphin Research Institute & Dolphin Cruise 2016/3/4(金)~ 土日は自由行動 2016/3/8(火) 平日は大学で英語研修 2016/3/9(水) Pot Luck Dinner 18 時から大学でホームステイ ファミリーが家庭料理を持ち 合い、一緒に食べるパーティ があった。 2016/3/10(木)~ 土日は自由行動 2016/3/15(火) 平日は大学で英語研修 2016/3/16(水) Global Citizenship/Asian Literacy - Australia's Place in Asia - Issues in Globalization: Dying 講師が 1 時間毎に変わり、テ ーマに応じた講義をする。 Languages - Global Citizenship and Critical Thinking - Preparing for Employment in the Global World 2016/3/17(木) 大学で英語研修 2016/3/18(金) Certificate Presentation Ceremony 4 週間のコンソーシアム・プロ グラムを終えたことに対して の修了式。修了証をもらった。 2016/3/19(土) メルボルン空港→シドニー空港→羽田空 港 2016/3/20(日) 羽田空港着 4 1.2. 参加者の紹介 Name Department Year 三穂野 春彦(ミホノ ハルヒコ) 4類 B1 永井 優樹(ナガイ ユウキ) 4類 B1 天津 健(アマツ タケル) 5類 B1 田端 みずき(タバタ ミズキ) 生命工学科 B2 松下 颯太(マツシタ ソウタ) 化学工学科 B2 宮川 貴佳史(ミヤカワ タカフミ) 制御システム工学科 B2 紺野 隆志(コンノ タカシ) 機械科学科 B2 遠藤 みのり(エンドウ ミノリ) 生命工学科 B3 西脇 良(ニシワキ リョウ) 機械科学科 B3 小畠 彩英(オバタ サエ) 機械科学科 B3 山梨 雅史(ヤマナシ マサフミ) 物性物理学専攻 M1 5 2. オーストラリアとメルボルンについて(執筆担当:遠藤みのり) 2.1. オーストラリア ・六大州:オセアニア オーストラリアは、オーストラリア大陸およびタスマニア島などの多数の小島からな る国である。 オーストラリア国旗[1] オーストラリア国章[1] ・首都 : キャンベラ (人口:約 28.6 万人、2014 年 6 月統計[2]) シドニーから南西 280 [km]、メルボルンから北東 660 [km]に位置するオーストラリア 国内 8 番目の都市である。1908 年に首都に選ばれ、計画都市として都市全体が設計さ れている。 6 キャンベラの位置[1] ・面積 : 7,692,024 [km2] (日本の約 20 倍)[2] ・人口 : 2,391 [万人] (2015 年 10 月)[2] ・人口密度 : 3.11 [人/km2] オーストラリアの人口密度は 214 国中 211 位(2015 年[3])である。なお、日本は 31 位で 348.72 [人/km2]である。オーストラリアのこの特徴は地形・気候によるものである。 ・民族 多文化主義であるオーストラリアには様々な民族・人種の人々が住んでいる。町に繰 り出せば、異なる文化に触れることもできるし、異なる料理を試すことも容易である。 キャンパス内や街を歩いていると英語とは異なる言語を耳にすることも多数あった。 先住民はアボリジニ民族とトレス海峡にある島の民族である。トレス海峡は、ケープ 岬とパプアニューギニアの間に存在する。彼らはオーストラリア大陸に約 4 万年以上前 から住んでいる。今回の研修では、アボリジニ民族の生活についてのショーを見ること ができた。彼らは狩りをするときにブーメランを使用したり、儀式のときに黄土を体に 塗って模様を現したりすることが特徴的である。 ・通貨 : オーストラリアドル 1 ドル = 84 ~ 90 円である。硬貨は 5, 10, 20, 50 セント, 1, 2 ドル、紙幣は 5, 10, 20, 50, 100 ドルがある。 今回の研修でよく目にしたのは硬貨および 5 ~ 20 ドル紙幣であった。 一般的に大きいお金はクレジットで支払うのが主流のようである。 7 オーストラリアドル[4] ・地形・気候[5] オーストラリア大陸の大部分は高温・乾燥地帯である。特に内陸は水や食べ物がほと んど得られず、不毛地帯と呼ばれている。そのため内陸に住む人はごく一部で、ほとん どは東西の大きな 2 つの沿岸領域に住んでいる。沿岸地域には各州の州都をはじめとし た都市が多く存在する。シドニーなど最も人口の多い地域は国土の 1%に過ぎないにも かかわらず、人口の約 84%が集中している。 オーストラリアは世界で最も平均標高が低く、国土の平地占有率は最大である。そし て南極を除けば最も乾燥した気候である。大陸が南半球に位置するので、日本とは逆の 季節になる。各地域によって気候が異なり、それらを以下に示した。 北部:熱帯地域 南部:温帯地域 内陸部:乾燥地帯 沿岸部:海洋性亜熱帯地域 時には気温 40℃を上回ることもあるが、全体的に乾燥しており雨や湿気が少ない。そ のため、日本よりも汗がべたつかず過ごしやすいと感じることが多かった。 8 ・歴史[5] 以下の表に大まかなオーストラリアの歴史についてまとめた。多くのイギリス人がオーストラ リアに移住してきて、植民地を作った。その後、20 世紀初頭に白豪主義を唱え、非ヨーロッパ系 の移民を排除するために語学試験を実施するようになった。現在では、その政策は廃止されてア ジア・アフリカ系などの白人でない人々も平等に扱われるようになった。 西暦 できごと 4 万年以上前 先住民族が渡来 1788 最初の英国船団が到着、植民地化 1901 6 つの植民地で連邦を形成、事実上の独立 1901 白豪主義政策の制定、移民のためにテストを実施 1939 - 1945 第二次世界大戦では連合軍として参戦 1947 戦後のヨーロッパ人移住が盛んに 1949 市民権制度確立 1972 白豪主義政策の廃止 現在 アジア系の移民が増加 参考文献 [1] オーストラリア https://ja.wikipedia.org/wiki/オーストラリア [2] 外務省, “オーストラリア連邦” http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/australia/ [3] GLOBAL NOTE, “世界の人口密度 国別ランキング・推移” http://www.globalnote.jp/post-3741.html [4] 地球の歩きかた, “オーストラリア” 9 http://www.arukikata.co.jp/rate/AUD.html [5] オーストラリア発見 http://australia.or.jp/_old/discover/ 2.2. メルボルン ・位置 メルボルンはオーストラリアのビクトリア州の州都であり、オーストラリア大陸の南 東部に位置する。ポートフィリップ湾に面したヤラ川河口の港市である。 メルボルンの位置[1] ・面積 : 8,806 [km2] [1] ・人口 : 4,347,955 [人] [1] シドニーに次いで国内第 2 位, 世界第 94 位 ・人口密度 : 1,566 [人/ km2] [1] ・世界で最も暮らしやすい都市 : 第 1 位[2] 英誌「エコノミスト」の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU) がまとめた「世界で最も住みやすい都市」ランキングで 2011~2015 年の 5 年連続で第 1 位に選ばれている。なお、2015 年の EIU では評価基準 100 点満点中 97.5 点を獲得 している。メルボルンは、経済的に豊かな国にあって人口密度が低い中規模都市である。 また、娯楽施設が豊富で、犯罪が少なく、インフラも発達している。そのため、世界中 が認める世界で最も住みやすい街なのである。ちなみに日本の東京は 15 位(2015 年)で あった。東京と大きな違いはないが、建物は歴史的なものが多く、ゆったりとした街の 雰囲気が印象的であった。 10 Flinders Street Station ・文化 多くの異なる文化が存在する多文化都市であり、多くの観光名所がある。メルボルン 王立展示館(Royal Exhibition Building)、Queen Victoria Market、聖パトリック大聖 堂(St Patrick’s Cathedral)などが例としてあげられる。 Queen Victoria Market メルボルン王立展示館 聖パトリック大聖堂 メルボルンの観光名所例 また、他国のフェスティバルが盛んに行われており、私は 1 ヵ月の間に中国および日本 のフェスティバルに参加した。中国のフェスティバルは大学内で行われた小規模なもの 11 で、獅子舞を見ることができた。日本のフェスティバルは Raffle(抽選券)の販売ボラン ティアとして参加した。 中国の獅子舞 さらに、他国の料理を試すこともできる。日本の中華街のような通りや、イタリアレス トランが集まった通りなど、各通りにまとまっていることが多い。もちろん、日本料理 も食べることができ、特に寿司は現地の人に人気だった。メルボルンはコーヒー文化が 盛んなので、街のどこにいっても必ずカフェがあると言ってもいいほどカフェが多い。 Flat White は日本では飲めないコーヒーでほんのり甘いので、コーヒーが苦手な人に 試してもらいたいコーヒーである。 参考文献 [1] Wikipedia, “メルボルン” https://ja.wikipedia.org/wiki/メルボルン [2] HUFFPOST LIFESTYLE JAPAN http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/21/melbourne-worlds-most-livable-city_n_8019016.html 12 3.Monash University について(執筆担当:宮川貴佳史) 約 1 ヶ月の間私たちの学び舎となったのはモナシュカレッジ というところで、モナシュ大学進 学を目指す学生が通う大学付属の専門学校である。モナシュカレッジはモナシュ大学クレイトン キャンパスの中にあり、入る前からモナシュ大学の雰囲気を味わえることや、キャンパス内の人 脈を広げることもできて、かなり良い立地といえるだろう。路線図からわかるようにモナシュ大 学クレイトンキャンパス自体(路線図中央右)が公共交通機関(バス)の主要停留所になってい るので、交通の便も悪くなかった。 さて本題のモナシュ大学についてだが、所在地や大学ランキング等については、Google 検索す ればすぐさまわかることなので割愛して、ここでは私が実際に行ってみて初めてわかったことや 面白いと感じたことを紹介する。 モナシュ大学クレイトンキャンパスの第一印象は、 “デザイン”であった。キャンパス自体の大 きさもさることながら、建物ひとつひとつの外観、インテリアが日本の大学ではまずないような ものばかりであった。理学部棟を見てみよう。 13 完敗である。手前のオブジェからしてもう日本の大学では太刀打ちできないが、六員環を思わせ る芸術的な構造は理学と美学を見事に融合させている。このオブジェ周りは広場になっていて、 新入生歓迎会が開かれることもある。 モナシュ大学は総合大学なので、単科大学の東工大と比べるとキャンパスが大きいのは当然だが、 本館の大きさが想像を絶するものであった。写真を見てみよう。 伊勢丹である。写真では少し伝わりにくいかもしれないが、サイズ感は本当に日本の大手百貨店 のそれであった。このメインビルディングにはキャンパスセンターや生協をはじめ、講義室はも ちろん、食堂、フードコート、美容室、旅行代理店、映画館まである。 14 工学部棟はどうだろうか。 この木は環境問題を考慮しただけの木ではない。実は、クレイトンキャンパスの工学部棟には、 ニュートンのリンゴの木(本物)が植えられているのだ。理系を進んできたものなら誰もが知る、 あのアイザック・ニュートンと万有引力を結びつけるきっかけとなった木があるのだ。我が東京 工業大学の銀杏並木と比べることはやめておこう。最後に、工学部棟でたまたま入った講義室に 6m 四方程度の周期表があったことも伝えておく。 15 他にも、日本語クラブの活動拠点である日本文化を取り入れた建物や 寝転んだり、友達と談笑できる素敵な芝生 16 涼しげな噴水 というようにキャンパス内の環境は非常に優れていて、かつ芸術的であり、この点では東工大は おろか日本のどの大学を見ても、モナシュ大学に勝るところは少ないのではなかろうか。 最後にモナシュ大学という大学のキャンパス理念をうまく表現した(工学部棟にある)パネル を示して、大学紹介を終える。 17 4. 英語研修プログラムの概要と授業について(執筆担当:松下颯太) 今回の英語研修プログラムは、モナシュ大学クレイトンキャンパスにおいて月曜日から金曜日 まで、8:30-12:30 の授業構成となっていた。学生の英語能力向上のためのプログラムだったので 理工系の内容に特化していたという訳ではなく、プログラムに参加していた留学生も文系理系問 わず、様々な学問を専攻していた。クラスは A~I まであり、事前に日本で行われたテストによっ てクラス分けがなされていた。1 クラスの人数は 18 人程度で、全員が日本の大学生であった。ま た月曜日から水曜日までと木曜日から金曜日までとで担任が違う先生だった。授業内容は 4 つの テーマに分かれており、一週目に「Contemporary Australia」、二週目に「Environmental Australia」 、三週目に「Multicultural Australia」 、最終週に「Globalization」の順番で授業が行 われた。本来授業のある時間に大学構内の自然や環境活動の場に足を運んだり、フィールドトリ ップと称し、メルボルンで有名なスポットを訪ねたりと、バラエティーに富んだ課外活動もあっ た。また、週ごとに「Survey」 、 「Debate」 、 「Essay」 、 「Oral presentation」というように一つの 課題が与えられ、こなしていった。いずれの週も、オーストラリアについての文化的な側面につ いての内容が主なトピックであったように思われる。日本の文化と比較して考えながら自分の意 見を同じテーブルの学生と、時には先生も交えつつクラス全体に発信するということが自分のク ラスでは多かった。担任の先生は学生たちのディスカッションの手助けをしたり、積極的に質問 を投げかけたり、逆に受け付けたりと学生が英語で会話する機会を多く作り出そうとしてくれて いたように思う。今回のプログラムでは日本の教授やモナシュの教授の話を聴いたり、IELTS と いう英語運用能力試験のプレテストを受けられたりと、オプショナルで受講する授業もいくつか あった。さらに、週に1回ほどのスパンで、 「conversation session」なる英会話訓練のような授 業もあった。これは授業のない午後の時間に、無作為に選ばれた日本人の留学生 4 人と、1 人の 先生とで英会話で 90 分過ごすという内容だった。自己紹介や、オーストラリアに来て感じたこと、 またいくつかのトピックについて学生中心に英会話を展開していった。 テーマごとに授業内容を紹介する。一週目、「Contemporary Australia」では現代のオースト ラリアの人々や文化についての導入が行われた。「Survey」の課題では4人程度のグループに分 かれそれぞれオーストラリアに住む人々にしたい質問を考え実際に聞き込みを行い、結果を集計 して発表した。自分の班は旅行についての調査を行った。二週目、「Environmental Australia」 ではオーストラリアにおける環境意識や取り組みなどに関する授業を受けた。モナシュ大学にお いても環境に対した配慮がなされており、自然を守ろうとする意識が感じられた。「Debate」の 議題は「環境を保護するために人間はベジタリアンになった方がよいか?」というもので、クラ ス対抗で行われた。3週目、 「Multicultural Australia」では、多様な文化を受け入れるオースト ラリア特有の文化について習った。オーストラリアには先住民族も多く、他文化を受け入れつつ もそういった文化も守っていくことが大事だと思った。 「Essay」ではそういった多文化国家であ ることがいいことなのかよくないことなのかについての自分の意見を論じた。最終週の 18 「Globalization」では、グローバル化することがどのような影響を世界に与えるのか、またそも そもグローバル化とはどのようなものなのかについての授業を受け、グローバル化に関するプレ ゼンを自作し最後に発表した。 クラスの集合写真 5. 英語研修プログラムのクラス外の活動について(執筆担当:永井優樹、田端みずき) 5.1. Cultural Exchange Activity(永井) Cultural Exchange Activity は、日本語を勉強している現地の学生の授業に混じって、一緒に 交流するというものであった。私が参加したのは、自分のふるさと紹介をする授業である。ふる さと紹介、ふるさと自慢をして親睦を深めた。自分のふるさとについて少しでも現地の学生に知 ってもらえて嬉しかったし、いい経験になった。みんな日本語を勉強していて、日本語で会話す ることができ、私もまた勉強になった。 5.2. Field Trip(永井) Field Trip では、6 種類の活動から、それぞれみんなが希望を事前に決めて、その中の一つに 参加して体験するというものであった。Healesville Sanctuary, Puffing Billy steam train ride & Dandenong Ranges, Warrook Cattle Farm, Dolphin Research Institute & Moonraker dolphin & seal watching cruise, Werribee Mansion & Werribee Open Range Zoo の 6 種類があった。私はその中の Dolphin Research Institute & Moonraker dolphin & seal watching cruise に参加した。海でクルーズをして野生のイルカを見に行くというもので、この日 19 は、最高の天気でイルカもたくさん見られたし、クルーズも風や景色が心地よくてとても楽しか った。また、イルカだけでなく、アザラシや海鳥なども想像以上の近さで見られて、興奮したの を覚えている。海も奥が見えるほど透き通っていて非常に美しかった。いい経験になり、鮮明に 思い出に残った。 5.3. Conversation Session(田端) Conversation session という授業が午後に入った。この授業は、通常のクラス外でのスピーキ ングの機会を設けるものである。この授業は義務である。先生によって内容が変わり、テーマが 与えられる時もあれば、ひたすら会話をする時もあった。テーマは、通常クラスで扱うテーマに 関するものであった。レベル別ではなく、様々なクラスの人が混ざって受けた。授業時間は 90 分だが、4 人で受けるので自分の話す時間は限られた。そのため、自分が話せることはできるだ け話すことが重要であると思う。 5.4. Academic Discussion(田端) オプショナルの授業として、Academic discussion という授業が 40 分間 International Language Center で毎日開催されていた。先生によってテーマは変わる。私の受けた授業のテー マをとっても、労働、電話のかけ方など様々である。この授業は希望制だが最大 6 人までしか受 けられない。ILC のカウンターで申し込みをするだけで参加できる。小人数制なので、クラスで は訂正されなかった発音やより良い表現など丁寧に教えてくれた。また、小人数なので発言しや すい。クラスで発言しづらかったり、クラスの授業だけでは物足りないという場合に、受けるこ とをお勧めする。 5.5 Social Media Challenge(田端) Social Media Challenge というクラス間での競争があった。これは、与えられた条件に合う写 真をオーストラリア内で撮るというものである。写真によってポイントが変わり、1 位のクラス には景品も与えられた。ちなみに、景品はコアラのぬいぐるみである。各クラスで撮った写真は、 最 後 に 開 催 さ れ た 卒 業 式 で ス ラ イ ド 上 に 掲 載 さ れ た 。 (https://www.facebook.com/MonashCollegeAustralia で見ることができる。) この活動でクラス 間の仲も深まったと思う。 20 6. ホームステイや週末の過ごし方について(執筆担当:紺野隆志、三穂野春彦、小畠 彩英) 6.1. ホームステイについて(紺野) 私のホストファミリーは,母,父,ビジターであり,実の息子のように暖かく迎え入れてくれ た。家は,庭に BBQ をするスペースや,プールまであり,日本では考えられないほど大きく, 自分用の部屋とシャワールーム,トイレが与えられ自由に使うことができた。家の周辺は,とて も静かで,近所の人もみな仲が良く,とても住みやすい環境であった。家のルールとしては,帰 りが遅くなる場合は連絡を入れること,シャワーは 4 分以内,洗濯掃除は週末だけであり,他は テレビを自由に見ることができ,自分の家のように過ごせた。 初めは,コミュニケーションが上手くとれるのか不安だったが,聞き取れなかったらもう一度 話してもらい,分からない単語があれば辞書を使うなどして,なんとか会話することが出来た。 また,間違っている表現があれば,理由も含めて訂正してくれた。夜は,基本的にみんなリビン グでテレビを見るなどして,くつろいでいたので,いつでも気軽に話しかけることが出来た。そ の日の出来事から,仕事について,SNS について,オーストラリアの車事情など,本当に様々な ことを話した。また,課題の添削も快く引き受けてくれた。 スペイン出身の家族で,食事は,とても美味しく自分の口に合うものばかりであった。朝食は, シリアルまたはトーストとコーヒーを自分で用意して食べていた。友達もみんな朝は同じような 感じであった。昼は,サンドイッチを自分で作って弁当にしていた。具として,ホストファミリ ーが作ってくれたものか,ハムやチーズを挟んでいた。ホストファミリーが作ってくれた具があ まりにも美味しかったので,作り方を丁寧に教えてもらった。友達も,自分で作ったサンドイッ チが多かったが,用意してもらう人,金を渡されて大学で買っていた人など様々であった。夜は, 全て用意してくれ,みんなで会話しながら食べていた。おかわりも自由にでき,デザートとして, アイスやヨーグルトを食べることができた。 21 毎週金曜の夜は,セントキルダビーチで過ごすことが習慣の家族だったので,連れて行っても らい,ビーチを散歩したり,ペンギンを見たり,海が見えるカフェでコーヒーを飲むなどして, ゆっくりとした時間を過ごすことができた。また,最後の夜には,サウスヤラの案内をしてもら い,デザートやコーヒーをごちそうになった。 今回のプログラムで,ホストファミリーとの生活や会話が一番,英語力が鍛えられ,オースト ラリアの生活を学ぶことが出来た。ホームステイは大変なものではなく,楽しく,自分を成長さ せてくれるものであった。 6.2. 週末の過ごし方 6.2.1. グレートオーシャンロード(三穂野) Great Ocean Road の地図 22 グレートオーシャンロードとはビクトリア州のトーキーからワナンブールに至る海岸線に沿って 200km 以上にわたって続く道である。ここでは世界一美しい海岸道路とも呼ばれる見事な景観を 目にすることができる。第 3 週の週末、私を含む東工大の数人とホームステイファミリーの合計 11 人でこのグレートオーシャンロードを廻るツアーに行った。片道 3~4 時間掛かるツアーでほと んどが移動時間に費やされてしまうという難点があったが、海岸沿いの道を景色を眺めながら走 るというのも面白かった。今回の留学では事前に幾つかのツアーが紹介されていた。今回のグレ ートオーシャンロードを始め、オーストラリアの自然は広大で移動手段としての車が欠かせない 存在となるため、ツアーに申し込むのが良いのではないだろうか。 12 使徒の岩とはグレート オーシャンロードに位置す る岩石群で、その岩をキリ スト教の 12 使徒に見立て ている。この日の天候は曇 りだったが、晴れていれば よりきれいな姿を望めるだ ろう。 グレートオーシャンの見どころの 1 つ 12 使徒の岩 このベンチのあるビーチをはじめ として、グレートオーシャンロー ドには魅力的なビーチが数多くあ った。日帰りツアーでは泳ぐ時間 がないが近くのホテルに泊まれば その時間も取れるだろう。 見ての通りベンチの高度は高く全 員座るのは大変だった。今更であ るが重量制限などオーバーしてい るように感じる。 ビーチにある写真スポットのベンチ 23 6.2.2 セントパトリック大聖堂(三穂野) セント・パトリック大聖堂 24 セント・パトリック大聖堂外観 メルボルン市の北東部に位置するカトリック系の教会でメルボルン市内でも最大級のもので ある。Flinders Street Station の駅前にあるセント・ポール大聖堂と同じく壮大な教会でその 迫力に感動した。セント・ポール大聖堂と異なり、こちらでは内部の写真を撮ることもできる。 内部には美しいスタンドグラスと巨大なパイ プオルガンがあり、穏やかな音楽の中で人々が 祈りをささげていた。日本ではここまで巨大な キリスト教の教会に入る機会はないと思うの で、ぜひキリスト教圏の教会に足を運んでほし い。 セント・パトリック大聖堂内部 6.2.3 ラグビー観戦(小畠) 私は東工大のラグビー部に所属しているので、ラグビーの強豪国であるオーストラリアでラ グビーの試合を見てみたいと思い、東工大メンバー全員を誘ってラグビーの試合を観戦するこ とにした。 今の時期はちょうどスーパーラグビーが開催されている。スーパーラグビーとは 1995 年か ら開催されている大会で、主にオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国から総 勢 18 チームが 2~8 月にかけて試合を行う。今年から日本からはサンウルブズ、アルゼンチン からは Jaguares というチームが加入した。 25 ちょうど留学プログラム中に五郎丸が所属す る Reds と松島幸太朗が所属する Rebels の試合 があったので、その試合を一番近くで見ること ができる Platinum チケットをネットで購入し た。今回の試合は Rebels のホームである AAMI Park という、Richmond 駅から徒歩10分以 内の会場で開催され、会場の座席は Platinum, Gold, Silver, Blue に分けられている。私たち が購入したチケットは学生料金で一人当たり$66.27(およそ 5500 円)と高め(Blue チケット は一人当たり$20.39)だが、自分たちの目の前を有名選手が通る上大迫力で試合を観戦する事 ができるので、ラグビーの試合を初めて見たメンバーも盛り上がっていた。もしラグビーの観 戦をする場合は是非真ん中の最前列をお勧めしたい。 また、試合後は、日本人選手以外にも多くの選手と写真を撮り、サインをもらうことができ た。 一つ注意点としては、ラグビーの試合は大抵が夜に開催されるので帰りの手段を予め考えて おくことだ。今回の試合も 19 時 30 分キックオフで会場を出た時間が 22 時を過ぎていたため、 電車はまだあったがバスはすでに運行が終わっていた。あまり一人では帰らず、特に女性はホ ストファミリーに迎えに来てもらう方が安全かもしれない。 6.2.4 タスマニア島(小畠) 二週目の週末は東工大メンバー全員でタスマニア島に二泊三日滞在した。 本来はシドニーへ行く予定だったが年一回のフェスティバルとスケジュールがかぶってし まい予約が一杯であったためタスマニアに行くことに変更した。もしメンバーの行きたい場所 が決まっているのであれば、日本で飛行機や宿を予約することをお勧めする。予約が簡単に取 れるというメリット以外にも、日本円でお金のやり取りをするため後で清算が楽というメリッ トがある。(クレジットカードの上限があるため、全員分のお金を建て替える場合は注意が必 要)私たちはシドニーには行けなかったが、タスマニアで東京では見られない綺麗な景色をの ぞむことができてとても満足している。 26 タスマニア島はメルボルン空港から飛行機で約一時間南に飛んだところにある島で、約 50 万人が暮らしている。私たちはタスマニア島の北にあるロンセストン( Launceston )という都 市に滞在し、二日目はクレイドル山国立公園(Cradle Mountain National Park )のダブ湖の周 りを2時間半かけて回るツアーに参加した。クレイドル山はロンセストンから車で約 2 時間移 動した場所にあり、ユネスコの世界遺産に登録されている。そこではとても綺麗な湖だけでな く、オーストラリアで主に生息している野生のウォンバットやワラビーを見ることができた。 7.その他(執筆担当:西脇良、山梨雅史) 7.1 オーストラリアでの自転車について(西脇) 私は今回の留学に自転車を持って行ったのでその経験をもとに、ビクトリア州メルボルン で自転車をこぐことについて述べていきたい。 7.1.1 自転車をもっていくには 海外に自転車を持っていくには、航空会社 の預け入れ荷物を利用することになる。各航空会 社それぞれが自転車の預け入れについては独自 のルールを作っている。今回利用したカンタス航 空では 140×80×30cm 以下の箱に自転車を入れ なければならない。私はロードバイクを持って行 ったのだが、ハンドルとサドルを調節することで 箱に入れることができた。 7.1.2 ビクトリア州の自転車に関する法律 オーストラリアは州ごとに道路交通法のようなものが決まっている。メルボルンはビクトリ ア州に位置しているので、ビクトリア州の法律について述べていく。オーストラリアは左側通 行の国なのでそこまで大きな違いはないが、大きく異なる点が 2 点あった。1 点目は、自転車 に乗る際はヘルメットの着用が義務付けられている点で、私が留学中に見た自転車に乗ってい 27 る人は全員ヘルメットをつけていた。2 点目は、自転車は車両とみなされ、基本的に車道を走 らなければならない点だ。日本でも原則として自転車は車道を走らなければならないが、歩道 を走ることは違法ではない。しかしビクトリア州では基本的に走行は認められておらず、自転 車通行可の標識のある歩道しか通行することができない。もっと詳しく知りたい方は次のペー ジを参照してほしい。(http://www.victorialawfoundation.org.au/faqs-bike-riders) 7.1.3 実際に乗ってみて オーストラリアで自転車を漕いでみた感 想としては、素晴らしいの一言に尽きる。 自転車専用レーンはよく整備されており、メ ルボルンの中心部と海岸線の一帯ではスト レスなく自転車をこぐことができた。信号も 少なく、道もまっすぐで割と平坦だったため 快適なサイクリングをすることができた。持 ち運びできる自転車を持っている人はもっ ていくことを強く勧めたい。ただ、治安は日 本ほどよくないので十分に警戒することが大切だ。私は前輪に鍵をかけていなかったので滞在 期間中に前輪を盗まれてしまった。もっていく人は盗難保険への加入やしっかりとした鍵を持 っていくなどの盗難対策をしっかりとやってほしい。 7.2 クレイトンキャンパス付近のビーチ(山梨) 下図をご覧頂けばわかるように、当プログラムの授業が行われた、クレイトンキャンパスは海 岸に非常に近い場所に佇んでいる。このため、周辺にはいくつかの種類のビーチが存在する。 オーストラリアのビーチは日本と同様に非常に開放的で、授業後や休日にビーチに行くことは 勉強の良い息抜きになるだけでなく、忘れられない思い出として残るはずである。 又、さらに嬉しいことに、これらのビーチは、それぞれが別々の個性を持っている。それらの 個性を知った上でビーチに行けば、間違いなくビーチでの時間をより楽しめるはずだ。 よってこの項ではクレイトンキャンパスに近い、2つの有名なビーチについて簡単に紹介して ゆく。 クレイトンキャンパスは海の近くに佇んでいる 28 7.2.1 ブライトンビーチ (Brighton Beach) まず一つ目に紹介したいのが、ブライトンビーチである。クレイトンキャンパスからは、バ スを使えば50分ほどで到着する。このビーチの特徴は、カラフルで個性的なデザインを持つ ビーチハウスである。ブライトンビーチには、下図に見られるような美しいビーチハウスが約 90軒、整列するように佇んでおり、お洒落で幻想的な空気を作り出している。 クレイトンキャンパスとブライトンビーチ カラフルなビーチハウス 又、海の水は非常にクリアで美しい。海岸沿いは多くの場所でごつごつした岩が広がっており、 裸足で歩くのは少しハードである。サンダルやクロックスなどを持っていくとより楽しめるは ずだ。岩の間に貝なども多く見られた。 ブライトンビーチの澄んだ海水 海岸近くの多くの岩 7.2.2 エディスベールビーチ (Edithvale Beach) 続いて紹介したいのが、エディスベールビーチである。クレイトンキャンパスからはバスを用 いて、1時間ほどで到着する。エディスベールビーチの特徴は、その砂浜と、澄んだ海水であ 29 る。エディスベールビーチのさらさらの砂浜では裸足で歩くだけで気持ちよいと感じるはずだ。 クレイトンキャンパスとエディスベールビーチ エディスベールビーチ さらに、海水が非常に澄んでいることもあり、ゴーグルを持参してゆけば、気持ちよさそうに 泳ぐ小魚が見えるはずである。また、海岸沿いの売店で鮮やかな色のシェイクも購入できる。 エディスベールビーチの澄んだ海水 鮮やかな色のシェイク 結論としてどちらのビーチも非常に印象的であり、時間に余裕があればぜひ赴くことを勧める。 なおどちらのビーチに関しても水着を持参してゆけばより楽しめるはずだ。 参考文献 https://www.expedia.co.jp/Brighton-Beach-Brighton.d6061007.Place-To-Visit http://osoben.com/brighton-beach-melbourne-australia/ Google Map 30 8.所感 学部 1 年 天津健 私はこのプログラムが追加募集をしている時に参加を決めた。高校生の頃にニュージーラン ドに 2 週間ホームステイしたことがあったので、あまり不安はなかった。実際にメルボルンに 着いて、ホームステイさせてくれる家族を見るとアジア系だったので、少し驚いた。事前に家 族情報はもらっているのでわかっていたのだが、オーストラリアなのにアジア系というのが少 し奇妙だった。僕のホームステイ先には中国人とベトナム人の留学生がいて、それぞれもうほ ぼ 1 年 2 年ここでホームステイしているらしい。モナシュ大学でオーストラリアのことを学ぶ に連れてわかったのだが、ここオーストラリアでは非常に移民が多く、アジア系やヨーロッパ 系の移民は珍しく無いらしい。とは言っても、私の家族は非常に英語が達者で英語を勉強する のに困ることは何もなかった。 休日は自由行動だったが、特に家族と出かけるというようなことはなく(小さな子供が二人 いてとても忙しそうだった)、東工大の同じプログラムに参加した人と一緒に、タスマニア島 に行ったり、スーパーラグビーの試合を見に行ったりした。タスマニア島へは金曜の夜からの 2 泊 3 日の日程で行った。メルボルンから 2 時間位でタスマニア島にあるローセストンに着い て、その後晩ごはんを食べに行った。タスマニアンビーフやサーモンが有名らしく、食べてみ たらとても美味しかった。土曜は国立公園のクレイドルマウンテンに行き、Dove Lake の周り を歩いた。湖の水の色が澄んでいて底なしの青色で、しかも快晴と申し分のない天気だったの で、タスマニアの自然と天気を 3 時間も太陽の真下で体験出来た。その後、野生のウォンバッ トがいることで有名な平原を歩いた。幸運なことに 2 匹のウォンバットを見ることができた。 日曜日はホテルの周りを散策して、時間を潰した。教会があったのでお邪魔したら思ったより 立派なステンドグラスで綺麗だった。これでタスマニアは終わりで、日曜午後にメルボルンに 帰ってきた。こんなに鮮明に思い出せるのはやはり全体的に珍しく、すべての時間が楽しかっ たからだろう。 一週間のうち殆どを占めるのは平日なので、平日のことも書いておこう。平日は英語学校で 授業があるが、大体午前中で終わるので、午後にいろいろ出かけられる。最初の頃はメルボル ン都心部に出掛けていたが、だんだん行くのが億劫になってきてしまい、最終的には学校の近 くのマンガ図書館に落ち着いた。ここには日本語の漫画があり、尚且つ漫画がすきな現地の大 学生もたくさんいるので、英語の会話の練習になった。メルボルンで一番英語を使った場所で はないだろうか。日常で下手な英語でも恥ずかしがらずに会話できる場所ができ、少しながら でも英会話の上達に一役買ってくれたので、思い出深い場所である。 学部 3 年 遠藤みのり 私は今回の短期留学に英語能力の向上、さらに世界を知りたいと思い応募した。私は英語が 苦手だが、これから研究生活が始まるうえで英語は必須であるし、そもそも英語で話すことが できれば人と人との繋がりが広がるので英語を克服したいと思っていた。私は沼津工業高等専 門学校出身なので東工大へは 3 年次編入である。東工大へ編入したら留学をしようと決めてい 31 た。この留学プログラムに応募したのは、1 ヵ月間のホームステイがあったからである。初め ての海外だったので、誰かにサポートしてもらいながら生活をしたいと考えていたが、日本人 では英語能力は向上しない。ホームステイは、英語能力の向上、安心なサポートの両方を兼ね 備えているので自分にあった留学プログラムであった。 この留学プログラムの良い点は上述してあるが、安心なサポートとホームステイである。ト ラブルや疑問点があったときのサポートや留学に必要なものの情報までしっかりしていて、と ても安心して留学することができた。ホームステイでは大学までの通学方法を教えてもらい、 部屋や食事なども充実していて、とても快適な生活が保証されていた。文化交流やホストファ ミリーとともに観光できたことがとても楽しかった。ホストファミリーといるときは必ず英語 で話さなければならないので英語能力の改善にも繋がるし、たくさんの新しいことを知ること ができた。ホームステイを通して、言語が異なる人とのコミュニケーションは難しいが自分の 意志が伝わった時に大きな達成感を得ることができるとわかった。始めの 1 週間は聞き取るこ とや自分の意見を英語で話すことは難しくてとてもゆっくりだったが、4 週間目には聞き取れ る量も増えて自分の意見も始めよりも柔軟に出せるようになり、ホストファミリーから褒めら れてとても嬉しかった。 しかし、改善すべき点もある。それは、日本語を減らして英語のみの世界を作り上げること である。語学研修のクラスは日本人のみで構成されていた。休憩時間やランチで日本語を喋っ てしまったり、授業内でもわからないことがあるととっさに日本語を話してしまったりした。 大学内にいるときは日本語が多かった。これは大いに反省すべき点である。なるべくホストフ ァミリーとの時間を増やして英語を話す時間を作るように心がけたが、もう一度機会があると したら他国の留学生も混ざったクラスに参加したい。幸いホストファミリーがとても親切で、 ほぼ毎日夕食後に 3 ~ 4 時間程度話すことができた。さらに課題の文法チェックや自分の知ら ない単語をメモに書き起こしてくれるなど、とても親切に英語を教えてくれた。私にとって大 学での授業よりもホストファミリーと過ごしていた時間の方が有意義な英語の授業のようで あった。 今回の留学は初めての海外でもあったのでとても緊張していたが、しっかりとしたサポート のもと安心して留学することができてよかった。言語が違う国の中で、世界はとても広いのだ と感じ、まだまだ自分の知らないことは多いことを実感した。それらをこれからも知りたいと いう好奇心が湧いたので、機会があればまた留学や旅行に行きたい。この留学で外国人とのコ ミュニケーションの取り方など多くのことを学ぶことができた。4 月から始まる研究生活や今 後の英語の学習に今回の英語語学研修で学んだことを活かしていきたい。 学部 2 年 宮川貴佳史 このプログラムを通して感じたことや得た知識はたくさんあるが、その中でも特に伝えたい 二つのことをここに示しておこうと思う。 まずはじめに伝えたいのは、このプログラムから今後の自分につながるであろうこと、「英 語を勉強する意味を再認識できたこと」である。英語という科目の勉強が始まった中学1年生 から今まで英語が苦手、もしくは嫌いな時期はなかったし、英語の課題等に取り組む意欲が落 32 ち込んだことはなかったが、実際に学んだ英語をコミュニケーションのツールとして利用する 機会には恵まれてこなかった。そのため、このプログラムで行ったオーストラリアが旅行等を 含めても初めての海外であり、私の人生の中で初めて実用的な英語を試すことができる機会と なった。最初は緊張でいっぱいで、ひょっとして通じない場合も考えられて、もしそうなった ら、今までの6年以上に及ぶ私の英語学習を真っ正面から否定されることになり、挫折の気配 も感じていた。しかし実際にたくさんのネイティブ達と話し始めると、自分の想像以上に会話 が成立して、ネイティブの方々に発音を褒められたりもした。自分の中で英語は“話せるよう になること”が最重要事項であると考えていて、発音は特に気をつけて勉強してきたので、非 常に喜ばしい結果となった。この結果は、今までやってきたことが間違いではなかったという ことを見事に証明してくれたので、今後もこれまでどおり英語の学習を進めていけば、目標で ある英語話者になれるのではないか、という希望の光ももたらしてくれた。某アイドルグルー プではないが、努力してきたことがきちんと報われるということは、また次に努力するときの モチベーションになる。このプログラムは、最終到達点がみえないままに進んできた英語学習 の道に、今までちゃんと進めてきたのかわからなかった道に、ゴールと軌跡を示してくれた。 伝えたいことの二つ目は、 「日本の素晴らしさに気づけたこと」である。先にも言ったように、 今回が人生初海外であったので、このプログラムは日本を外から見る非常に良い機会となった。 日本では当たり前のこと、というのは存外オーストラリアでは認知されておらず、驚いたり、 苦しんだりすることが多々あった。ホームで人は列を作って並ばないし、電車は毎回遅れてく るし、デパートのトイレでも綺麗ではなかったりする。物価の違いがあるので金額は一概に比 べられないが、レストランのレベルも日本の方がワンランク上の質であったと思う。ひと月の 間しかオーストラリアで生活していないので、断言することはできないが、単純に、生活をす るという一点に限っては、日本の方が圧倒的に暮らしやすい国であると私は考える。異文化を 体験することは、他の文化に良さに気づくことができるだけでなく、自身の文化の素晴らしさ を改めて認識させてくれる。普段当たり前のように思っていることが、実はとても特別で素敵 なことなんだと気づいて、良い意味で日本の見方を変えることができたし、このプログラムに 参加する前より日本が好きになった。 学部 2 年 松下颯太 まずは、今回オーストラリアへ留学する際にお世話になった東工大のスタッフの方々、CIEE の職員の方々、そしてもちろん両親に感謝したい。支えて下さったたくさんの方々の協力なし にこの一ヶ月の短期留学を無事に終えることができたとは思えない。学生のうちに、留学とい う貴重な体験ができたことは、自分の中で大きな財産になったと思う。私が今回の留学に申し 込んだ理由は大きく分けて 3 つある。 1 つ目はもちろん英語能力の向上である。自分の英語力を養うには日本で机に向かうだけの 勉強だけではやはり足りないと思い、実際に外国に身を投じてネイティブスピーカーと話すこ とを決めた。オーストラリアは英語が公用語とされており、時差も少ないので留学先としてう ってつけだったと思う。実際に留学に行ってみて少し驚いたのは、モナシュでの英語の授業を 受けるクラスのメンバーが全員日本人であったことである。よくよく考えれば事前に各大学か 33 ら参加する人たちの人数が 150 人程度と知らされていたのでクラスの構成が日本人のみだと 予想できたかもしれない。いずれにせよ、各クラス 18 人程度のメンバー全員が日本人だった ので、授業中はもちろん英語で会話を行っていたが、休み時間や放課後になると、どうしても 日本語を使う頻度が多くなってしまったように思う。週末や放課後を過ごす時も日本人の友達 と遊ぶことが多かったので思ったよりも英語を使う機会が少なかったというのが率直な感想 である。なので、英語のリスニング力は伸びたものの、スピーキング力の伸びはそこまで大き くなかった。英語をもう少し使う努力ができたようにも思うので反省している。ただ自分の中 で英語に対する刺激を受けることができたので、貴重な体験になった。 2 つ目は、ホームステイの経験である。それまでホームステイの経験はなかったので、1度 は経験してみたいと思っていた。ホームステイファミリーとの交流を通して、異文化を肌で感 じ、また会話をすることで英語を学べると思ったので今回のプログラムに申し込んだ。友達と の話で聞いたがホームステイファミリーにも本当に様々な人たちがいて、週末にどこかに連れ て行ってくれるファミリーもいたようである。こればっかりはしょうがないことだが、どのよ うなファミリーにあたるかは自分で選べずあまり仲が深まらなかった留学生もいたようであ る。自分のホストファミリーはというと仲はそこそこ深まったが、あまり会話がなく、放任だ ったように感じた。ただそれでも別れる時は淋しさを感じ、お互いに少し涙ぐんだ。 最後の理由はオーストラリアという土地である。今までオーストラリアに行ったことがなか ったのでこの機会に足を運んでみたかったのである。3 月のオーストラリアは夏の終わりで、 日差しが強くカラッとした暑さだった。自然が美しく海が本当に澄んでいてきれいだった。日 本ではあまり見ることのできないオーストラリアの動物も見ることができオーストラリアを 感じることができたと思う。 1 ヶ月という短い期間なので、英語がペラペラに喋れるようにはならなかったが、初めての オーストラリアで様々な体験をすることができたので、今回のプログラムに参加することがで きてよかったと思っている。 学部 1 年 永井優樹 私は、今まで英語をしっかり勉強して来なかった。今までは英語を勉強しなくてもなんとか なっていたからかもしれない。しかし、大学に入ってから、英語の重要さに直面し、またこの 先のグローバル時代において英語を使えることが必要不可欠であると感じ、英語を勉強しよう と思った。そうするにあたって、実際に海外に行って、生きた英語を経験したいなと思い、こ の度、このプログラムに参加することを決めた。また、オーストラリアには私自身、一度も行 ったことがなく、行ってみたいという興味があったことも動機の一つである。 今回のモナシュプログラムは、私にとって最も実りある経験の一つとなった。このプログラ ムでは、 平日は、 午前中に正規の授業を行い、 午後には Conversation Session や Amazing Race、 Field trip、Cultural exchange activity などのイベントがあった。1クラス20人くらいのク ラスに分かれて基本的にクラス単位で活動をする感じであった。一ヶ月クラスの人とともに過 ごしたので絆が深まり、みんなとても仲良くなり、良い友達ができた。授業は、ネイティヴの 先生による英語での英語の授業で、講義という感じではなく、みんなが積極的に発言したり、 34 プレゼンしたり、ディスカッションしたりといった参加型の授業で楽しくかつ英語力向上に適 するものでとても有意義なものであった。週末は、友達と City に遊びに行ったり、Festival に行ったり、ホームステイファミリーと過ごしたりした。特に思い出深かったのは、友達と行 った Tasmania 旅行とラグビーの試合生観戦、ホームステイファミリーと友達と一緒に行った Great Ocean ツアーである。Tasmania では自然豊かな美しい景色や町並みを体感し、癒され た。ラグビーの試合では、前席で生の試合を観戦し、試合後には選手からサインをもらったり、 ポスターをもらったり、一緒に写真を撮ってもらったりして、非常に興奮したのを覚えている。 Great Ocean ツアーでは今まで見たことのない美しい景観を眺めることができ、またホームス テイファミリーと良い時間を過ごすことができ、良い思い出になった。すべての週末が充実し たものとなり、最高の経験だった。 また、日本に興味を持つ現地の学生が集まる Japanese Club がとても楽しかった。毎週いろ いろなイベントを開催してくれたり、漫画 Library で彼らと会話したりなど私にとって良い思 い出になっている。会話タイムや Quiz Night、焼きそばパーティー、折り紙 Night など現地 の学生と交流しながら楽しんだ。彼らのうちの何人かとはとても仲良くなって、近々日本に来 る人と会おうと約束した人もいて、最高の友達ができたことを非常に嬉しく思う。私にとって 良い刺激になり、また英語の勉強のモチベーションもよりいっそう上がった。 モナシュ大学には様々な国や文化の人がたくさんいて、彼らと交流することで素晴らしい 異文化体験ができたと思っている。現地の人たちや同じクラスの人たちと友達になれたこと、 ホームステイファミリーと絆を深めて時間を過ごせたことを含め、今回の留学は私にとって最 も充実した1ヶ月であった。英語がペラペラになったわけではないが、英語を使って会話する ことにためらわなくなったことは実りある収穫だと思う。 学部 2 年 田端みずき この研修の目標は、とにかく積極的に行動することであった。研修中は、日本にいた時に比 べ、全ての事において積極的な姿勢で取り組めたと感じる。ホストファミリーやオーストラリ アの友達と会話する時、聞くだけではなく疑問や意見をぶつけることで会話を続ける努力をし た。会話が広がり、自分の知らないオーストラリアの実情を会話から垣間見るのは面白かった。 授業ではクラスメイトが積極的に発言しており、刺激を受けた。オプショナルの授業としてア カデミックディスカッションがあり、用事がない日は必ず受けるようにした。このプログラム は日本人が多く、休み時間にはほぼ日本語が聞こえるという状況であり、自分で英語を話さな ければならない状況作りをしなければならなかったためである。もし、英語をずっと話さなけ ればならない環境に身を置きたいのなら、別の研修を選んだ方が良いかもしれない。 また、日本語を使わないで現地で友達を作るという体験がしたかったので、モナシュ大学の フリスビーアルティメットクラブに参加した。オリエンテーション期間と重なり毎回違うメン バーだったが、とても楽しめた。スポーツは言語の壁を容易に超えるということを実感した。 スポーツをやっているならば、大学のスポーツクラブに参加するのも現地の友達を増やす一つ の手だと考える。また、フリスビークラブのない日には、漫画カフェに行った。漫画カフェに は、日本語も話せる人が多く、英語を教えてもらったりした。どちらのクラブの人もフレンド 35 リーで、たくさん話が出来たし、私が分からないことをできる限り分かりやすく説明してくれ た。 自分は今回の研修が初めての海外経験となった。行く前は不安しかなかったが、行った後は 行ってよかったと心から思う。研修中は、他国からの留学生に比べ、自分の英語力不足をひし ひしと実感した。本当に勉強不足だったと気づけたので、この留学経験は英語を勉強する良い 動機づけとなった。もちろん聞き手は私の言っていることをくみ取ってくれようと努力してく れる。しかし、聞き手にくみ取ってもらおうとするのではなく、自分の意見を伝えることの重 要性に気づいた。ホストファミリーと話をする時、必ず理由や原因を話さなければならなかっ たからである。授業においても同じことが言えた。自分の英語力が不安材料となっていたのだ が、オーストラリアの人は親切で、とりあえず周りの人に尋ねれば何でもなんとかなった。例 を挙げると、一人で出かけた時に乗り換えが分からなかったが、全部人に聞き無事にたどり着 けた。英語力に不安があり参加を迷っている方は、ぜひ参加してみてほしいと思う。英語力が 不足しているがために生きていけないということはなかったからである。また、自分から積極 的に物事に取り組めば必ず何かしら得るものがあると考えるからである。 学部 1 年 三穂野春彦 私はこの大学に入った段階で留学に関して「一年か年の早い段階で一回語学研修をして英語 コミュニケーション力を上げて、大学四年から修士の専門知識がある程度身についた時に研究 目的の留学を一回」というのを目標として考えていた。今回のプログラムはその目標にあって いると感じたので応募した。目標の語学力向上については情けないことに甚だ怪しいが、ホー ムステイファミリーをはじめとした優しい人たちに支えられとても楽しい一ヶ月だった。 オーストラリアで感じたのは人の優しさである。英語の不得意な日本人に対して向こうの人 はとても親切にしてくれた。私は東工大で囲碁部に入っていて Monash 大学で囲碁が打てる場 所があったら是非打ちたいと思っていた。この春休みは Monash 大学の新入生歓迎の時期にあ たり、留学の第1週は各サークルの紹介ブースがあった。私はその中のボードゲーム部に行っ て説明を聞き、そこで囲碁が打てることを知った。ブースでも部活動でも彼らは私が聞き取り やすいようにゆっくり話し、私の幼く文法もめちゃくちゃな英語を我慢強く聞いてくれた。多 文化、多民族国家で英語が不得意な人も珍しくないからだろうか、このボードゲーム部をはじ めホストファミリーや現地の教員、店の店員などオーストラリアでは多くの人が親切だった。 オーストラリアの人たちのおかげで私は言葉が通じない国に行く抵抗が少なくなった。若いう ちに海外に行く機会をより多く作りたい。今回の留学を通して私は留学生側の気持ちというも のを初めて知った。東工大には多くの留学生がいる。留学中、私がやってもらって嬉しかった こと、こうして欲しいと思っていたことを東工大では留学生に対してしたいと思う。オースト ラリアで学んだ Multiculturalism や Globalization はこうした一人一人の優しさで成り立つも のだろう。 最後に語学力に関して私なりに分かったことを書きたい。こうした短期の語学研修を通じて 得るものは確実にあると思う。私の場合、特にホストマザーとの会話において初日と一週間後 では意思の疎通の程度が上がった。マザーが私の英語レベルを把握し簡単な英語を話すように 36 してくれたのかもしれないが、私自身の英語に対する慣れもあるように思う。今回は教室の生 徒が日本人しかおらず、休日も基本的にその日本の友人たちと観光するという易しい状況だっ たが、周りにいるのも外国人という状態ならばその習熟も早いだろう。話す聞くという作業に おいて短期留学はそれなりに有効である。その一方で、己の単語、熟語力のなさを痛感した一 ヶ月でもあった。聞いたり話したりできるようになっても自分の言いたい単語がわからなかっ たり、相手の話す熟語そのものを知らなかったりするとどうしようもない。そういった力は長 時間かけてゆっくり身につけていくものなので、一ヶ月の海外滞在では不十分だ。日本に帰っ てからは今回の語学研修で浮き彫りになった己の語学に関する課題を克服し、今度は向こうで 専門的な話ができるような状態で留学したい。 学部 2 年 紺野隆志 今回のプログラムに参加した目的は、英語力を上げること、日本にいるだけでは身につかな い新しい視野を身に着けることであった。一ヶ月という短い期間で、英語力が急激に上達する とは考えていなかったが、実際の日常生活で使える英語を勉強しているという事を実感でき、 自分の英語力の何が足りないのかを確認できると考えていた。 留学中に、英語力を上げるために行動したこと、気を付けたことを書いていく。まず、何よ りも、英語で積極的に話すことである。授業は、スピーキング中心で、いろいろなテーマが与 えられて話し合う場面が多かったので、積極的に話すように努めた。最初の内は、相手が日本 人ということもあり、英語で話すことに抵抗があったり、単語が分からないとすぐに日本語を 話してしまったりしていた。しかし、日を重ねることで、抵抗もなくなり、分からない単語も 違う表現で伝えようとし、気軽に話すことが出来るようになった。また、課題である、グルー ププレゼン、ディベート、個人プレゼンは、英語で発表するいい経験になっただけでなく、プ レゼンとディベートの仕方なども学ぶことができた。発表のフィードバックがあったため、自 分の何が良くて、何が足りないのか確認することができたのもよかった点である。また、大学 は、新歓の時期で様々なクラブがテントを張って新歓していたので、気軽に現地の学生と会話 をすることができた。一通り話を聞きに行ったので、英語で話すいい機会になっただけでなく、 どんなクラブ活動をしているのか知ることもでき、とても楽しく学習ができた。ホームステイ についての節で書いた通り、ホストファミリーとは気軽に会話をすることができ、今回のプロ グラムで最も英語力を上げてくれると同時に、日常生活の英語を体感することが出来た。 次に、新しい視野を身に着けるため行動したこと、気を付けたことを書く。自分が機械専攻 であるため、日本とオーストラリアの技術やシステム、自動車の違いを、注意して観察してい た。様々な違いを発見することができて楽しかったし、理由を調べることでいろいろな考えを 手に入れられた。他にも、大学のモータースポーツクラブに話しを聞きに行ったり、工学部の 授業に潜ったりなど、自分なりに行動した。 目的達成のためだけでなく、放課後の空き時間や週末などに、たくさんした観光(グレート オーシャンロードやフィリップ島、タスマニア島など)や、東工大のメンバーやクラス、通学 路で知り合った友達など、人生においてかけがいのない思い出と友達を作ることができ、とて も充実した一ヶ月を送ることができた。 37 最後に、このプログムを通して考えた今後の展望を述べる。まず、今回学んだことを生かし ながら英語を勉強し続けたい。様々な使えるサイトを教えてもらったので、それを活用したり、 ENGLIH CAFÉ に行くなどして英語力を鍛えたい。また、将来は世界で活躍できる人材にな りたい、世界で通用するものを作りたいという思いが芽生えたので、実現できるように、英語 だけでなく、様々なことに全力で取り組みたい。 学部 3 年 小畠彩英 私はこの留学に行く前に、英語力の面ももちろんだがそれ以外のすべてのことに対しても積 極的に行動し、できる限り多くのものを吸収してくることを目標に掲げた。 まず、クラブ活動を通じて外国人と知り合いたいと思いバレーボール部と日本クラブに入っ た。日本クラブには多くの日本人が参加しており、日本語を話すことができる外国人もたくさ んいたがバレーボール部にはそのような人が一人もいなかったため自分の英語力のみでコミ ュニケーションをとらなければいけなかった。聞き返すことも度々あったが、わからない時は 優しく説明し直してくれてとてもやりやすくいい英語の勉強になり、最初は戸惑ったものの最 終的にはある程度コミュニケーションをとることができるようになった。 次に、授業外でも英語を話すことを心がけた。同じクラスにいた東京工業大学のメンバーと 最初に授業外でも英語で喋ると決め、積極的に話しかけた。時々ではあったが途中から他のク ラスのメンバーも英語で話すようになり、英語を話す機会が増えた。普段友達と何気なく話し ていたはずがいざ英語で話すととても大変だということを実感し、辞書を引きながら話したり、 間違えているところを教えてもらったりして自分の気持ちを英語で表現する練習ができた。 授業内では積極的に発言し、授業に参加した。普段大学では受け身で授業を受けることが多 かったため、今回のプログラムでは自ら学ぶ姿勢を身につけようと思い、分からないことは先 生に聞く他、発言できるところでは失敗を恐れず積極的に発言をした。また、週一回金曜日ま でに課されるプレゼンテーション等の課題は自分が満足するまで何度も繰り返し練習し、ホス トファミリーに聞いてもらうなど本気で取り組んだ。 英語の活動以外でも、クラス内や東工大のメンバーに限らず多くのメンバーに話しかけ、ま たクラスの皆で放課後シティに行くなどの計画を立て、外国人だけでなく他の日本人とも交流 を深める努力をした。クラスのメンバーに恵まれたおかげで、クラスのメンバーととても仲良 くなることができた。また私のクラスには東工大の他に九州大、埼玉大、一橋大、名古屋大の 学生が在籍しており、地元の話や文化の違いを知ることができとてもいい経験となった。 このプログラムは、自分から積極的に動くことで価値を見出せる留学だと思う。外国の授業 は指名制ではないので、積極的に発言しなければ課題などを除き一切英語で発言する機会はな いし、自ら探さなければ外国人と知り合うことも話すこともない。クラスの仲もそうだ。逆に、 積極的に動けばたくさんの知らない事、自分に足りない事が見え、コミュニティも広がる。私 のクラスのもう一人の東工大生も積極的に英語のディスカッションの授業に参加したりスポ ーツクラブに参加したりしていたので、刺激を受け最後までモチベーションを保つことが出来 た。 最後にこのプログラムを勧めてくれた友人、国際連携課の方々、両親にとても感謝している。 38 また、クラスや東工大のメンバー、モナシュ大学で関わってくれた学生やスタッフの方々、そ してホストファミリーのおかげでとても充実した、かけがえのない四週間を過ごすことができ た。本当にありがとうございました。 学部 3 年 西脇良 私が今回の留学プログラムに参加した理由は、自分の語学力を向上させることが主な目的だ った。自分の語学力は正直高いものとは言えなかったため、留学初心者向けであるこのプログ ラムは自分のレベルにあったものだといえた。 今回の留学で私が一番英語を用いた場面は、やはりホームステイ先だろう。ホームステイ先 の家族構成は白人系のシングルマザーにその子供が2人、あと私以外に中国人の留学生が2人 いた。中国人の留学生は2人とも高校生であったが両者とも1年以上ホームステイをしている ようで、英語はなかなかのものだった。夕食をこの中国人留学生2人とホストマザーと私の4 人でとることが多くここでの会話はいつもよい英語の練習になっていた。初めの方は、ホスト マザーの話すオーストラリア英語の独特のなまりとネイティブスピーカーの話す速さについ ていけず戸惑いを覚え苦労したが、時が経つうちに慣れていき、中国人留学生の助けを借りつ つ何とかコミュニケーションをとれるまでに成長していけたと思う。 ホームステイ先の料理は味付けが少し単調で正直あまり口に合わなかったが、中国人留学生 が一度麻婆豆腐を作ってくれた時はとても美味しかった。この食事の際、ホストマザーにあな たも自分の国の料理を作ってみないかと言われ、彼らが唯一知っている日本食の寿司に挑戦し た。作る際、海外で果たして具材をきちんとそろえることができるのかという疑問があったが、 スーパーや日本食屋を探してみると意外と品ぞろえがよく生魚までそろえることができ、メル ボルンの地にも日本食が浸透してきていることを肌で感じることができた。 私はオーストラリアへ自転車を持っていき、現地で移動手段の一つとして自転車を活用した。 オーストラリアの道路は意外と自転車レーンの整備が進んでいて、東京よりもはるかに自転車 利用者にやさしい環境が整っていた。法環境は左側通行の国なので日本と大きな差はなかった が、ヘルメットの着用が義務付けられていたり、原則として歩道の自転車での通行が禁止され ていたりといった違いがあった。日本のように移動手段として自転車を使っている人たちは日 本ほど多くはなく、趣味で自転車を楽しんでいる人たちは日本よりも多く感じた。メルボルン の地形は全体としては平らでとても自転車での移動に適しており、特に海岸線でのサイクリン グは景色と道が両方ともよく楽しむことができた。 この留学を振り返って、全体としては楽しむことができたが、やはり1カ月という期間で英 語力の向上を図るのにはなかなか難しいものがあった。語学力の向上を目的とするならばもっ と長期間留学する必要を感じた。だが、帰国後の英語の学習に対するモチベーションは高まっ たし、長期留学についても、留学に参加する前は躊躇する部分が多かったが、今は機会があれ ば積極的に参加していきたいと考えるようになり、この留学に参加してよかったと感じている。 修士 1 年 山梨雅史 私の項目では、この留学プログラムと自身の英語力の向上との関係について焦点を絞り、自 39 分が感じ、考えたことを書いてゆく。英語力を向上させるために留学をしようと考えている方 の参考に、少しでもなれれば幸いである。 まず私が今回のプログラムに参加したのは、自身の英語力を、スピーキング、リスニングの 面で上達させたいと考えていたためである。1 カ月間の留学は英語を流暢に話せるようになる には短すぎるというのがよく聞く話であるが、留学に出発する以前私は、実はそれは間違って いて、事前に英語の学習をよく行い、積極的に英語を使っていけば 1 カ月でも英語が十分上達 するのではないかと考えていた。しかし残念ながら今回の場合は、間違っていたのは私のほう であった。なるべく積極的に現地の学生と交流し、日本の友達と会話する時も英語を用いて会 話したりなど、自分なりに努力はしてみたが、オーストラリア出発前の自分の英語力と帰国後 の自分の英語力を比べた時、自身の英語力は向上していたものの、自分の理想としていた英語 力に到達したとはとても言い切れなかったのである。1 カ月という期間は、自身の英語力を理 想のレベルにまで成長させるには短すぎたとも考えさせられた。 しかし、この留学で得られたものも大きかった。この留学により得られた重要なことの一つ は、自分がこれから先、なにを勉強してゆけば英語を自由に使えるようになるのかを自分なり にはっきり理解できたということである。先ほど、1 カ月という期間は英語を流暢に話せるよ うになるには短いと書いたが、1 カ月という期間はこれらのことを理解するには十分な期間で あった。 また、英語力の向上の観点から、他に得られた重要なことは、英語を母語とした人達と友達 になれたことである。先ほど、英語を話すために何をすればよいか学んだと書いたが、その中 のやるべきことの一つには、英語を母語とした人と会話する機会をなるべく設けるというもの があった。英語を母語とした人と友達になるということは、より楽しく毎日を過ごせるという ことだけでなく、英語力の向上に関して、重要な意味を持つのである。特にこのプログラムは モナシュ大学の学期がちょうど始まる頃に行われるために、そのような現地の学生と仲良くな るには適したものであるということも自分に幸いした。 また、このプログラムが滞在方法としてホームステイを用いているということも自身の英語 力向上、もしくは新たな課題の発見に関して非常に効果的なものであった。例えば、私はこの プログラムが始まったころ、ホストマザー、ホストファザーの話す英語を一度で聞き取ること がほとんどできなかったが、同じ家で生活し続けていくにつれて、耳が慣れてゆき徐々に聞き 取ることができるようになり、最終的には冗談を言い合える程にまで英語力は向上していたの である。 私はこのプログラムにより、理想としている英語力を身に着けるということはできなかった が、確実に言えることは、このプログラムでの経験は、自身の英語力の成長に良い意味で大き な影響を与えたということである。 40
© Copyright 2026 Paperzz