(補足資料) 新型地下支柱「フィットシリーズ」の特徴 東邦レオの地下支柱の原点は、1990年に大阪で開催された国際花と緑の博覧会(花の万博 EXPO'90)に おける大量採用です。当時はまだ「地下支柱」という概念がありませんでしたが、都市緑化のニーズが高まるに つれ、景観を阻害しない地下支柱の需要も広がっています。このたびは20年に及ぶ地下支柱の経験と社内に 在籍している17名の樹木医の見識を活かし、支柱強度を高めながら低コスト化を実現する地下支柱ラインアッ プを揃えました。苗木から15mの高木まで幅広く対応します。 ■ 地下支柱・フィットシリーズ / システム一覧 フィット・マルチサポート (地下式苗木支柱) 新開発 樹木の生長に配慮した ﹁ 苗木 ∼ 中木対応 ﹂ 簡単施工の苗木対応型地下支柱 ◇アンカー打ち込みで根鉢をしっかりと固定 ◇法面などの複雑な地形に対応可能 ◇固定シートとアンカーのみのシンプル施工 フィット・YS (根鉢ホールド型 低・中木地下支柱) 新開発 樹高2.5m迄の低・中木に対応する簡単施工の 低コスト型地下支柱 ◇屋上でも、潤いの緑陰を安全・手軽に実現可能 ◇ネットと補助ロープで根鉢をホールドする簡単施工 ◇根系誘導板が根系発達を促進 フィット・スーパーグランドサポート (横打式地下支柱) 新開発 樹高2.5m∼10.0m迄の中・高木に対応する 低コスト型地下支柱 ﹁ 中高木対応 ﹂ ◇アンカーの打ち込みにより支持力を増強 ◇樹木の根鉢をしっかりと包み、樹木の転倒を防止 ◇分解性幹巻きベルトの採用で樹木の首絞め現象を 防止 フィット・スーパーマグ (木杭式地下支柱) 「木杭」を活用した低コスト型地下支柱 (樹高3.0m∼15.0m迄の高木に対応) ◇木杭の「手軽さ」と金属の「安定感」を内蔵 ◇木杭の打ち込みにより支持力を増強 ◇間伐材の木杭を利用可能 ■ 地下支柱によって生まれる「空間の付加価値」 / 地下から強力に樹木を支えています 人が集う団欒のひととき 歩道のスペースを広く を提供することができます 確保することができます すっきりとした樹木の景観が 都市に潤いを提供します 樹木の際まで駐車空間 として活用できます ■ 樹木のサイズと「使用場所」による地下支柱の選び方 「フィットシリーズ」は苗木から15mの高木まで幅広く対応し、4機種合計13品番から、樹木の寸法や植栽空間の 周辺状況、コストに合わせて最適な地下支柱を選択できるところが大きな特徴です。資材選択は、以下の3つの ステップのもとで行います。また屋上緑化や巨大樹、ヤシ類などの特殊事例では、個別に対応をしています。 STEP−1 樹木の高さについて ・樹高(H)が2.5m以上の場合 : STEP2へ進んで下さい ・樹高(H)が2.5m以下の場合 : 低・中木の場合は低コスト地下支柱「フィット・YS」、 苗木の場合は「フィット・マルチサポート」をご提案します STEP−2 抵抗板の打ち込み場所について ・横方向にアンカーを打ち込める : 埋設管の多い街路・建物外構で効果を発揮する横打ち式の低コス ト地下支柱「フィット・スーパーグランドサポート」をご提案します ・下方向にアンカーを打ち込める : 手軽に利用可能な「木杭」をもとに独自開発の「偏芯構造」を内蔵 した低コストの地下支柱「フィット・スーパーマグ」をご提案します STEP−3 支柱の対応機種について ・早見表から選択 : 使用する樹木の大きさに合わせて、支柱品番を早見表から選択 していただきます 設置方法 樹木サイズ 地下支柱タイプ 下 マルチサポート 打 だ置 けく フィットYS(屋上使用可) スーパーマグ1号 外 構 で 使 用 下 スーパーマグ2号 打 ち スーパーマグ3号 タ イ プ スーパーマグ4号 スーパーマグ5号 フィット・SGS-S 屋 上 で 使 用 可 ※ フィット・SGS-M 横 打 フィット・SGS-L ち タ イ フィット・SGS-2L プ フィット・SGS-3L フィット・SGS-4L 苗木 H=2.5 以下 0.10 目通り幹周(m) 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00 1.10 1.20 1.30 1.40 1.50 1.60 1.70 1.80 1.90 2.00 ■ 都市の樹木は倒れやすい? 野山で自然に生えている樹木は、支柱がなくても順調に育ちます。 なぜなら種から育った樹木は、常に地上部と地下部(根)のバラン スが保たれているからです。しかし都市に移植される樹木は、幹 より下が右写真のように小さな「根鉢」になっています。植えられて 間もない樹木は十分に根が伸びておらず、自らの樹体を支えられ ないため、転倒防止に「支柱」を設置する必要があります。 ■ 施工の流れ (フィット・スーパーグランドサポート) (1) 植穴にベース部を設置します (2) 抵抗力を高めるためアンカーを打ち込みます (3) ベースに土を盛り、樹木を立て込みます (4) 根鉢の肩にベルトを掛けまわします (5) ウィンチで、ベルトを強く締めこみ、ベース 部分と一体化させます (6) 設置完了となります
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