特 集 「IIJビジネスウェイブフォーラム 2001」 SHORT ESSAY パスポート TOPICS S H O R T E S S AY パスポート IIJ とクロスウェイブ、日本総研と データセンタ−事業で提携 クロスウェイブ、 「広域 LAN 外部接続サービス/インターネット」試験提供開始 5 年ぶりにパスポートを切り替える。慌てて写真 海外に出かける。どこの国の空港でも、日本の IIJ、クロスウェイブは、株式会社日本総合研究所 クロスウェイブは、2001年10月より 「広域 LANサー i i j . n e w s をとり、所定の手続きをする。今度は 10 年用で 人とすれ違うようになって、どのくらいになるの (以下、日本総研) とデータセンター事業において ビス」のお客様を対象に、インターネット接続サー VOL.39 ある。赤い表紙のパスポートを手にする。5 年 だろう。学生からお年寄りまで、ずいぶん沢山 協業し、 2002 年 1月より業務改革ソリューション ビスをオプションサービスとして提供開始いたし ほど使ったパスポートは、ぎっしりと各国の出入 の人がパスポートをもつようになった。日本のよ を中核としたワンストップ型データセンター事業を ました。 国のチェックの押印があって、余白がなくなって うに、長い歴史を持ちながら、海に囲まれた国 推進していくことで合意しました。 いる。5 年間で何度、成田の空港を出入りした で暮らす人々が、なんの機縁であれ、海外をま のだろう。出国と入国を数えてみようとしたが、 わってくるのはいいことではある。すぐに国際 日本総研の業務革新コンサルティングと基幹業務 ト接続サービスをワンストップで提供するのは、 途中で飽きる。不要になったパスポートを机の 化ということに繋がる筈ではないが、かなりの システム構築ノウハウに加え、IIJ、 クロスウェイブの 国内で初めてとなります。当初提供するインター 引き出しにしまい込む。役に立たなくなったパ 人々が海外を見て回るだけでも、国として、どこ 拡張性と高可用性に重点を置いた全国ネットワー ネット接続帯域は 2Mbps とし、順次拡充していく スポートが数冊ある。なんとなく、捨てる気にな かが変わってくると思う。 ク・インフラおよび運用・監視事業を組み合わせる 予定です。なお、 「広域 LAN 外部接続サービス/ 2 0 0 1 NOVEMBER らない。いつかは、誰かに捨てられるのだろう イーサネット型の広域 LANサービスとインターネッ ことにより、ハウジング業務を主体とした従来の インターネット」の試験提供期間は 2002 年 3月末 が、ひっそりと机の小さな引出しに収めておく。 インターネットに象徴されるデータ通信の進展 iDC(インターネット・データセンター) とは異なる までとし、本サービスの詳細については別途、発表 想い出は狩の角笛―――。もう少し若い頃は が、既存の電話事業を収益の基盤としてきた 新しいデータセンターサービスを実現いたします。 いたします。 パスポートを替えるたびに、こんなアポリネール 通信会社の経営を厳しいものとしていることは、 の詩句の一節を思い浮かべては、訪れた様々 周知のことである。つい 2、3 年前までは、電話 提携内容の概要 な都市の記憶を辿ったのだが。 会社が赤字になるなどという事は、想定できない 1.日本総研は、業務革新コンサルティングの段階 CONTENTS 【試験サービス概要】 【ご利用料金】 初期費用 270,000 円 月額費用 広域 LAN サービス: 200,000 円 インターネット接続サービス(*): 320,000 円 SHORT ESSAY…………………………………………………p2 パスポート ほど、 電話事業というのは、 オイシイ事業であった。 TOPICS …………………………………………………………p3 からアウトソーシング戦略を顧客に提示すること 株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ広報室 U R L:h t t p : / / w w w . c w c . c o . j p / T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 5 0 0 E - m a i l:p r e s s @ c w c . c o . j p IIJを始めて、10 年近くになる。創業して 2 年ほ 通信事業を襲った技術革新の波が、21世紀の により、経営変革を実現するための戦略的アウ ど経た頃から、将来の国際的なネットワークと 基盤となる産業を生んでいくであろうということ トソーシング事業や市場創発型のアウトソーシン いうことで、各国を歩いて回った。アジアについ は、誰しも賛同する。一方で、 「通信不況」 という グ事業を大幅に拡大します。そのためにこの秋、 ては、年間、50 回を超える頻度で各国の電話 言葉が示しているように、各国の通信会社が極め 東京地区にデータセンターを新設し、システム LAN 会社、インターネットの関係者をまわった。AIH て厳しい状況に追い込まれていることも事実で コンサルティング、アプリケーション開発、サー LAN-TA (アジアインターネットホールディング)社をシンガ ある。苦境に追い込まれている殆どの企業が、 バ構築・運用サービスにおける実績を活かした ポール、香港の代表的なISPとジョイントで創設 巨額な海外投資の失敗をしている。IPという新 戦略的 IT アウトソーシング事業を展開します。 法人向けフレッツ・シリーズのメニューを拡充 したのが 1995 年である。当時は、各国を代表 たな技術の普及が、巨大な通信事業者をして、 フレッツ・ADSLの8Mbps 対応開始 する通信会社の関心はインターネットになく、 地球規模のネットワークを独自につくり上げると 日米回線を 1.8Gbps に増強 なかなか真面目には相手にしてもらえなかった。 いう誘惑に抗しきれなくする。グローバル化と データセンターとを光 ファイバーで 直 結し、 IIJグループ、比アヤラグループの共同データセンター稼動開始 宣教師だとかミスター大東亜共栄圏だとか、から いうのは、通信事業者にとって、実に難問である。 2002 年 1月からインターネット接続サービスと、 AIH、中国にて“A-Bone VPN Service”の提供を開始 かわれたものだったが、それでも、ずいぶん時間 この難問にどのような解を出していくのか、私 Layer2 での広域 LANサービスをはじめとする を割いてくれてご馳走になったものだ。アジア の新しいパスポートもすぐに余白がなくなりそう 高速専用線サービスを開始します。 special report 2001 ……………………………………………p6 のネット網をつくろうとした AIHは、紆余曲折を である。 IIJ BusinessWave Forum 2001 IIJビジネスウェイブ・フォーラム開催報告 経ながら、殆どのアジア諸国とバックボーンを IIJ とクロスウェイブ、 日本総研とデータセンタ−事業で提携 クロスウェイブ、 「広域 LAN 外部接続サービス/インターネット」 試験提供開始 「IIJダウンロードサイトサービス」の試験提供を開始 「IPv6 /IPv4 デュアルスタックサービス」を開始 「IIJmio DSL/De サービス」8Mbps 対応開始と、 特別キャンペーン延長のお知らせ (*) ファイアウォール利用料込み 広域LAN外部接続ポート (10Base-T) 拠点B インターネットトラフィック インターネット接続 フ ァ イ ア ウ ォ ー ル 広域LAN バックボーン フ ァ イ ア ウ ォ ー ル LAN-TA 2.IIJ、クロスウェイブのバックボーンと日本総研の LAN 業務トラフィック Primary IIJバックボーン (インターネット) Backup インターネット接続サービス (2Mbps対称) 通信機器は完全二重化 ファイアウォールによるセキュリティの確保 拠点A 「IIJ ダウンロードサイトサービス」の試験提供を開始 3.両者の相互補完により、総合力を活かしたクオ 結び、アジアの代表的なインターネット網のひと 新しいパスポートに、出国の押印がされ、次の リティの高いワンストップ型の ITソリューション IIJは、2001年11月1日より、大容量ファイルのダウン 帯域を 10Mbps に設定するなど大容量データのダ つとなっている。但し、接続先やパートナーが 10 年が始まった。5 年前のパスポートにある自分 サービスを新データセンターにて提供していき ロードに特化した新ホスティングサービス「IIJダウン ウンロードに特化したホスティング環境を提供い ISPから、各国のレガシーな電話会社になって の写真をみると、そう現在の表情と違いはない ます。 ロードサイトサービス」の試験提供を開始しました。 たします。本サービスにて提供するダウンロード いる。 と思うのだが、10 年後、どんな形で老けて、表情 試験提供は、2002 年 1月31日までの予定です。 専用 URLをお客様の構築しているウェブサイトから INFORMATION ………………………………………………p15 関西支社「IIJネットワークソリューションセミナー」のご案内 IIJ4U での NTT フレッツ・シリーズ対応状況 が変わって行くのかは、想像もつかない。次の SLA 遅延時間の実績 のリンク先として設定することにより、手軽に既存 株式会社日本総合研究所について 10月の下旬、新しいパスポートをもって、2 ヶ月 10 年の通信を取り巻く変化の予想は、 ある程度 ぶりに成田を発つ。深夜、シンガポールの空港 の予測はつくが、撮影したばかりの自らの今の シンクタンク、コンサルティング、情報システムの 3 つの機能 ユーザ数は当初 20社限定です。正式サービスの に着く。閑散として人気がない。 「ビジネス客は 表情と、10 年後の顔とのギャップは、想像する を有し、これらを有機的に結びつけた付加価値の高いサー 開始は 2002 年 2月1日を予定しており、詳細は別途 GLOBAL NETWORK…………………………………………p16 IIJバックボーンマップ 戻り始めているのですが、観光客はいっこうに のもあまり楽しいものではない。できたら、白髪 戻りません。ビジネスクラスはなんとか利用して は残って欲しいのだが、さっぱりとした頭になっ もらえるのですが、エコノミーは空席が目立って ている可能性も強そうだ。 ―――」航空会社の悩みは深刻である。観光、 物見遊山など、仕事に関係なく無数の人々が の変化や情報技術 (IT) の進展に合わせ、内外経済の調査 キュベーションといった幅広い分野における調査・研究活動 鈴木 幸一 試験サービス期間中の利用料金は無料とし、利用 発表する予定です。 分析・政策提言等の情報発信、企業戦略・地域開発・技術 戦略等のコンサルティング、新産業コンソーシアム等のイン 株式会社インターネットイニシアティブ 代表取締役社長 ビスの提供を行う総合情報サービス企業。経済・社会情勢 本試験サービスは、画像や動画、音楽、プログラム を行う。また、システムインテグレーターとしては、さまざま などの大容量データを快適にダウンロードできる なフィールド、業種に対応したシステムの企画・構築、アウト ウェブサイト構築を支援するために開発されました。 ソーシングサービスの提供を行っている。 URL:http://www.jri.co.jp/ IIJのバックボーンに直結したサーバのディスクス ペース (200MB) に加え、1 契約あたりの最大伝送 2 ・接続帯域 2Mbps/割当アドレス数 1/16C (14 個) ・個別に構築・運営していた、社内網とインター ネット接続環境のシームレスな管理を実現 ・インターネット接続に必要となるアクセス回線 コストを削減 ・ファイアウォールによるセキュリティ・ソリューショ ンをワンストップで提供 ・IIJの運用する国内最大級のインターネットバック ボーンを使った高品質なインターネット接続環境 を提供 ・二重化されたシステム設計による堅牢なネット ワーク環境を実現 のウェブサイトと連携した環境の構築が可能です。 【試験サービス概要】 料金 : 無料 ディスク容量 : 200MB 試験サービス提供期間 : 2001年11月1日∼ 2002年 1月31日 ※試験サービスの応募受付は終了いたしました。 試験サービス詳細 URL:http://www.iij.ad.jp/service/index-IIJ-DS.html 3 TOPICS TOPICS AIH、中国にて “A-Bone VPN Service”の提供を開始 法人向けフレッツ・シリーズの メニューを拡充 フレッツ・ADSLの8Mbps対応開始 IIJグループ、比アヤラグループの 共同データセンター稼動開始 IIJは、2001年 11月 1 日より、 「IPv6/IPv4デュアル IIJ は、2001年 11月 1 日より法人向けフレッツ・シ IIJは、2001年12月25日より、NTT地域会社が提供 IIJ、クロスウェイブ、IIJテクノロジーは、2001年10月 株式会社アジア・インターネット・ホールディング スタックサービス」を開始いたします。デュアルス リーズのメニューを以下の通り拡充いたしました。 予定であるフレッツ・ADSL回線を用いた各種イン 25 日、フィリピン最大の財閥であるアヤラグルー (以下、AIH) は、2001年11月上旬より、中国聯合 ターネット接続サービスの8Mbps 対応を開始いた プ(以下、アヤラ) と共同で設立したデータセン 通信有限公司(以下、チャイナユニコム)と提携し、 します。 ター「アヤラポート・マカティ (AyalaPort Makati) 」 中国における「A-Bone VPN Service」の提供を の稼働を開始いたしました。 開 始 いたします。これ により、 「 A-Bone VPN 「IPv6/IPv4 デュアルスタックサービス」を開始 他 組 織の IPv 6ネットワーク タック技術を用いた商用接続サービスの提供は、 インターネット I I JのI P v 6 ネットワーク 世界で初めてとなります。サービス提供地域は東京 IIJ と札幌から開始し、順次、大阪、名古屋、福岡など 【IIJ FiberAccess/Fサービス】 初期費用:50,000円 に拡大していきます。 IPv6/IPv4両方の パケットが通る デュアルスタックルータ IPv4パケット (*) IPv6パケット 「IPv6/IPv4デュアルスタックサービス」は、従来の 回線種別 ビジネスタイプ IPv4 に加え、次世代インターネット・プロトコルで あるIPv6を特別な接続環境を構築することなく ベーシックタイプ ご利用いただける新しいインターネット接続サー ファミリータイプ ビスです。IPv6 アドレスの割り当て数は、一契約 マンションタイプ お客 様ネットワーク 24 品 目 利用可能 IPアドレス数 月額費用 1/16C 14個 350,000円 1/32C 6個 300,000円 1/16C 14個 250,000円 1/32C 6個 200,000円 1/32C 6個 100,000円 1/32C 6個 100,000円 今回の対応により、IIJの月額料金(*)は変わりませ Service」 はアジア8ヶ国/地域 (日本、 シンガポール、 ん。NTT地域会社への変更申込のみで現在提供 「アヤラポート・マカティ」は、フィリピンで最初に 香港、マレーシア、タイ、フィリピン、韓国、中国) にて 中の 1.5Mbps から8Mbpsサービスにアップグレー データセンター専用に設計された施設としてマニ ご利用いただけるようになります。更に本サービ ドしていただけます。 ラ市のビジネス地域であるマカティ地区に設立さ スは 2001 年中に、インドネシアと台湾でも提供 れました。本データセンターは、企業の基幹業務 開始する予定です。 (*) フレッツ・ADSL 回線料金は含みません。 システムや BtoBシステムなどに最適な信頼性と [対象サービス] 安定性を実現しています。また「キャリア・フリー 「A-Bone VPN Service」は、アジア地域をカバー あたり約10 個となります。これまでネイティブ型 (*)新規追加品目 IIJ DSL / Fサービス 制度」を導入し、お客様に自由に接続事業者を する多国籍企業向けネットワーク・ソリューション 接続で必要だった別回線を設置することなく、また、 サービス提供地域:東京、大阪、愛知(予定) (順次拡大予定) エンタープライズダイアルアップ IPサービス 選択していただける環境をご用意いたしました。 サービスとして開発されました。アジア各国の通信 IIJ4U すでにフィリピン国内の大手金融機関をはじめ、 事業者と提携し、品質を重視した国際VPNサービ 複数の企業からデータセンターサービスを受注し スを提供することにより、PDM(プロダクト・デー ております。 タ・マネージメント) 上の製造・設計データや各種 トンネル型接続のように IPv6 パケットをカプセル 化することもなく、専用線を一本用意していただく 株式会社インターネットイニシアティブ広報室 U R L:h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / I P v 6 / だけで IPv6/IPv4 が混在する環境を構築すること T E L:0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0 ができます。 石川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡 IPv6割当アドレス / 48(約10 個) 24 / 48(約10 個) 24 128kbps / 48(約10 個) 64kbps / 48(約10 個) 24 月額基本料金 1/256C(*) 1個 9,800円 1/16C(14個) 50,000円 167,000円 1/ 64C(*) 2個 14,800円 1/32C( 6個) 50,000円 117,000円 1/ 32C 6個 39,800円 1/32C( 6個) 40,000円 45,000円 1/ 16C 14個 49,800円 1/32C( 6個) 40,000円 38,000円 IIJは、2001年11月5日より、イー・アクセス対応の 個人向けADSL 接続サービス「IIJmio DSL/De ※上記地域の NTT 東西フレッツ・ADSL 回線 8Mbps 対応エリア にて、ご利用いただけます。 (*)新規追加品目 IIJインフォメーションセンター サービス提供地域:北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・富山・ (順次拡大予定) 石川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡 ※月額費用にNTT地域会社のフレッツ・ADSL料金は含まれており ません。 ※接続速度は、NTT地域会社のフレッツ・ADSL回線に準じます。 ターネット接続サービスを提供いたします。 T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 6 6 また、2002 年 1 月 31 日までのキャンペーン期間 「IIJmio DSL /De サービス」は、イー・アクセスが 中に、IIJmio DSL/De サービスにお申し込みいた 提供する ADSL 回線を利用したインターネット接 だくと、ご利用開始日から1 ヶ月間のサービス料金 続サービスです。今回の 8Mbps 対応開始により、 が無料となります。この機会に、ぜひお申し込み ADSL 回線の高速性(下り最大 8Mbps /上り最大 ください。 E - m a i l:i n f o @ i i j . a d . j p タイプ1(加入電話との共用) タイプ2(ADSL専用回線) モデム形態(*1) モデム形態(*1) ルータ購入 お客様用意 ルータ購入 お客様用意 31,600円 6,800円 30,600円 6,800円 3,800円 3,800円 3,800円 3,800円 187円 187円 2,062円 2,062円 [サービス提供地域] 東京・神奈川・千葉・埼玉(順次拡大予定) (*1)モデムレンタルをご希望のお客様は、 レンタル料とし て、別途、月額500円が必要になります。 (*2)別途、NTT工事費用が必要になります。 (*3)2002年1月31日までにお申し込みいただいたお客 様は、ご利用開始日から1ヶ月間は無料でご利用い ただけます。 における「A-Bone VPN Service」は、チャイナ 本合弁会社をアジア地域でのデータセンター事業 ユニコムの中国全土をカバーする約 300 アクセス 展開における重要拠点の一つとして捉え、本事業 ポイントをご利用いただける予定です。 今後は ASP(Application Service Provider)事業 T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 6 6 関する技術サポートのほか、マーケティング活動 AIH が構築・運営するアジア太平洋地域のインターネット E - m a i l:i n f o @ i i j . a d . j p においても、アヤラグループと協調して積極的に 網。大容量・高速回線でアジア各国をダイレクトに接続 IIJは、日米間の国際バックボーン回線を1.65Gbps から1.8Gbps へ増強しましたので、お知らせします。 IIJの保有する日米間国際バックボーン回線 アヤラポート・マカティ会社概要 設 立日: 2000年11月16日 資本金: 243,450,000 peso (約6億円、2001年10月25日現在) 株 主: AyalaPort, Inc.(62%) 、 IIJ(14%) 、 クロスウェイブ(14%) 、 IIJテクノロジー(10%) (2001 年 11月1日現在) 東 京 A-Bone について やネットワーク・ソリューション事業の立ち上げに 米国側 回線帯域 San Jose STM-4c New York STM-1×2 Palo Alto STM-4c+STM-1×2(*) 有 明 回線タイプ 性の高いデータ通信を実現します。今回の中国 共に「アヤラポート・マカティ」を設立して以来、 事業支援を行なってまいります。 日本側 [ご利用料金] IIJグループでは、2000年11月にアヤラグループと U R L:h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / 日米回線を1.8Gbpsに増強 IIJインフォメーションセンター U R L:h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / リアルタイムアプリケーションのデータなど、機密 に対する技術サポート等を行なってまいりました。 1Mbps) を最大限に活用したブロードバンド・イン サービス」の 8Mbps 対応を開始いたします。 NTT回線使用料(*3) 月額費用 初期費用 「IIJmio DSL/De サービス」8Mbps 対応開始と、特別キャンペーン延長のお知らせ 月額基本料金(*3) 利用可能IPアドレス数 IPv4割当アドレス (*)IPアドレス申請手数料:15,000円及び専用回線工事費用:44,000円(NTTディジタルアクセス1500の場合)が必要となります。 初期費用(*2) 北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・富山・ 初期費用:30,000円 品 目 24 1.5Mbps [サービス提供地域(順次拡大予定)] 【IIJ DSL/Fサービス】 E - m a i l:p r e s s @ i i j . a d . j p [ご利用料金] 回線 ※月額費用にNTT地域会社のBフレッツ料金は含まれておりません。 ※接続速度は、NTT地域会社のBフレッツ回線に準じます。 合計 1.8Gbps STM-1 :150Mbps STM-4c:600Mbps (*) :今回増強した回線 最新のバックボーン情報は URL:http://www.iij.ad.jp/network/ アヤラポート・マカティ/データセンター概要 延 床 面 積: 約1,800m 2 提供サービス:・コロケーションサービス ・ホスティングサービス ・インターネット接続サービス ・セキュリティ関連サービス ・システムインテグレーション ・各種運用管理サービス など している。 (URL:http://www.abone.net/) 中国聯合通信有限公司(チャイナユニコム)について 1994 年に、中国の基本電気通信サービスへの競争導入を 目的として、旧電子工業省、エネルギー省、鉄道省の出資 により設立された、中国第二の電気通信事業者。通信 設備の建設・保有し、固定電話 (市内、国内長距離、国際) 、 移動通信、インターネット、専用回線、その他のサービス 提供の免許を有している。 A-Bone VPN Service のお問い合わせ先 U R L:h t t p : / / w w w . a b o n e . n e t / E - m a i l:v p n @ a b o n e . n e t IIJグループ 広報室 T E L:0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0 E - m a i l:p r e s s @ i i j . a d . j p 4 5 I I Jビジネスウェイブ・フォーラム 2 0 0 1 開 催 報 告 IIJグループでは 10 月 4 ∼ 5 日の 2 日間にわたり、 東京コンファレンスセンターにおいて、 「IIJ ビジネスウェイブフォーラム 2001」を開催しました。 とどまることのないネットワーク・テクノロジーの急激な進化と、 それに伴う通信サービスのダイナミックな変化の中で、 1 0月 4日 E n t e r p r i s e N e t w o r k S o l u t i o n D a y 企 業 システ ムを 変 革 する ネットワーク 技 術と先 進 ソリューション ◎基調講演 Internet Initiativeから Network Initiative へ ネットワークの変革とIIJグループの展望 株式会社インターネットイニシアティブ 鈴木 幸一 ブロードバンド時代の企業内ネットワークの潮流 株式会社エヌ・エス・アイ 一丸 智司 氏 ◎基調講演 Internet Initiative から Network Initiative へ ネットワークの変革と IIJ グループの展望 株式会社インターネットイニシアティブ 代表取締役社長 鈴木 幸一 ネットワークをいかに活用し、再構築していくかが、 ◎ユーザ事例 企業情報システムの重要なテーマとなっています。 本フォーラムでは、最新のネットワーク技術を踏まえた IIJグループならではのソリューションとサービスを、 グループ経営時代の企業ネットワーク構築の実例 富士フイルムコンピューターシステム株式会社 浅田 康二 氏 株式会社アイアイジェイテクノロジー 豊富なケーススタディを交えてご紹介。 そのキーをご紹介させていただきました。 インターネットとプライベートネットワークの 融合による企業ネットワーク再構築 株式会社インターネットイニシアティブ 歌代 和正 企業におけるセキュリティマネージメント手法と 運用管理サービス 今回の iij.newsでは、ご好評にお応えし、2 日間にわたる が行き交うようになります。そのネットワークとデータ モバイルからのインターネット接続が普及しはじめ、 の管理をだれがどこで行うかということで、ネットワー さまざまなコンテンツがインターネット上に出揃いま クインフラのハブとしてのデータセンターが注目され した。2005 年には、だれでも、いつでも、どこから ているわけです。データセンターを活用することに 去年のフォーラムで、私は長崎の出島の例を引用 でもネットワークに つながるようになるでしょう。 よりネットワークのパイプが太くなり、真の意味での し「インターネットの重要性について認識しながら すでにブロードバンド・インフラの整備も着々と進み、 リアルタイムな情報共有が可能になります。 も、多くの日本企業は基幹業務システムへの本格 個人ユーザでもメガ単位の広帯域を求める時代に 的なネットワークの導入について未だ躊躇している なりました。こうした市場の変化にユーザのイマジ 段階にある」とお話しました。現在、景気は低迷 ネーションが加わることにより、ネットワークに新しい しているものの、企業の ITインフラ投資および情報 使い方が要求されるようになり、私どものような システム投資は堅調であることから、企業のネット サービスを提供する側にも次のイノベーションに ワーク化は昨年よりも前進していると考えます。 向けたダイナミズムが生まれます。 広域 LAN 導入、次の STEP 大西 孝昭 成功する企業にとってのネットワーク戦略と それが 1995 年以降、電話回線を利用して家庭や ネットワークという新しいツールを何に使うのか ― ―目的とイマジネーション 株式会社インターネットイニシアティブ 下河 大介 しかしながら今、ここで考えてみたいのは、企業が 新しいネットワークというツールを使って何を導き 出そうとしているのかということです。ネットワークを 各セッション・ダイジェストをお届けします。 使うことによって何ができるのかというイマジネーショ I I Jビジネスウェイブ・フォーラム 2 0 0 1 開 催 報 告 ン、あるいはその目的は何かという点を改めて考え、 議論する必要があると考えます。IP v6など新しい プロトコルも含めて、ネットワークというツールで何を 変えていこうとしているのか。基本に立ち返ってそ 企 業 システ ムを 変 革 する ネット ワ ー ク 技 術 と 先 進 ソリュ ー ション 1 0月5日 N e t w o r k B u s i n e s s S o l u t i o n D a y の目的を整理していくことにより、製造業をはじめ とする各種産業で培われたわが国の非常に高い 技術力と日本経済の体力をもってすれば、日本型 の情報流通社会の形成が可能なのではないかと 考えています。 ◎基調講演 2 兆円の予算を計上するなど、国としての取り組み も本格化してきました。例えば、全国の小・中学校 でのインフラ整備を含めた IT 技術教育の推奨、 自治体での印鑑証明や住民票、納税の手続きの 電子化を含めた電子政府の確立。その他に、新し い技術を取り入れたネットワークインフラや電子 商取引の推進に加え、ネットワークセキュリティ強化 のための法制度の整備なども進められています。 ち上げた時、インターネットは学術団体や研究機関 の利用が主でした。それからインターネットは飛躍的 に進化し、今では企業だけではなく、政府をも動か す巨大な情報社会インフラとして世の中を変えつつ あります。IIJグループはインターネットを含めた、 ネットワーク・イニシアティブを目指し、新たな事業を 展開中です (図参照) 。トータル・ソリューションという サービス提供の形を中核に、お客様のイマジネー ションと私達の技術力が産みだす最大のシナジーを これからも大切にしていきたいと思っています。 インターネット・イニシアティブからネットワーク・イニシアティブへ ネットワーク化に対応した制度の導入や規制緩和 により、個人の生活におけるネットワーク利用も促 ネットワークを変革する要因 「経営環境の変化」は、企業競争力をどのように維 ネットワークシステムの 運用管理 ネットワークサービス ・インターネット ・社内網(広域LAN) システム・インテグレーション 持・向上させていくのかという問題に直結します。 IIJ グループが実現する トータル・ネットワークシステム・ソリューション ネットワークを変革する要因として、 「定着したネット 株式会社インターネットイニシアティブ ワーク利用」 「技術の変化」 「政策の変化」 「経営環 広域 LANサービスのご紹介 帯に光ファイバーを敷設するという目標を政府が掲げ 約 10 年前に IIJ が日本のインターネット・サービスを立 なることは言うまでもありません。 株式会社インターネットイニシアティブ 保条 英司 高度ネットワーク社会の実現に向けて、3000 万世 され、これが企業活動においても大きな後押しに ネットワーク技術の進化と通信サービスの発展 浅羽 登志也 次に「政策の変化」について。日本でも2005 年の インターネット・イニシアティブから ネットワーク・イニシアティブへ これからはネットワーク上を膨大なデータトラフィック 境の変化」の4つの角度から考えてみましょう。まず 「定着したネットワーク利用」ですが、1996 年度に 株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ 50.4 %だった企業におけるインターネット普及率は、 中村 慎 2000 年度には 95.8 %に達しました。企業のネット ワーク導入の基礎が整っていることを十分に示し 新しいネットワークビジネスシステムの プラットフォーム - iBPS 株式会社アイアイジェイテクノロジー 時田 一広 ◎ケーススタディ 先進の企業システム事例とその成功要因 株式会社アイアイジェイテクノロジー 菊池 武志 6 た数値だと思います。国内のインターネット人口も、 携帯端末からの利用の増加に伴い急激にのびて います。社会においてネットワークが基本インフラ 化していることは明らかです。 「技術の変化」は、連鎖反応的に起こっています。 1995 年以前までの日本のインターネットは、大学や 企業ユーザがオフィスで使うことが大半でした。 7 I I Jビジネスウェイブ・フォーラム 2 0 0 1 開 催 報 告 企 業 システ ムを 変 革 する ネットワーク 技 術と先 進 ソリューション ブロードバンド時代の企業内ネットワークの潮流 広域 LAN 導入、次の STEP 株式会社エヌ・エス・アイ 株式会社アイアイジェイテクノロジー 専務取締役 一丸 智司 氏 アウトソーシングサービス部 次長 大西 孝昭 ブラウザ・音声・音楽・動画像とも、帯域(スピード) を必要な WAN・LAN に配置することにより、500 だけで対応可能。ラフな使い方から高度な使い IIJテクノロジーは、iBPS(Internet Business Process- データの高度なマネージメントを目的とした大規模・ 「監視・運用」のためのインフラとしては、CWC 広域 が飛躍的に広くなるブロードバンドで、なにができ 万円くらいでネットワークが構築できます。しかも、 方まで、自由にできるのが、ネットワークの「真の ing Service) によるアウトソーシングサービスを2000 高性能・高可用性の設備を提供します。もちろん、 LAN プラットフォームにてお客さまのデータセンター るのか。まず、1.5Mbps から 10Mbps の帯域が 機能の変更や拡張は、一部の機器を入れ替える 性能」です。 年 3月にスタートして以来、1 年半かけてサービスの お客さまの利用目的に応じて柔軟に利用可能です。 と、iBPS オペレーションセンター、iBPS アウトソーシ 充実に努めてきました。そのポイントは、さまざま 「バックアップ」は、共用ストレージ・個別サーバのバッ ングセンターを結んでいます。 さらにサポートウェブが、 な設備(ファシリテイ)のコンポーネントを強化した クアップ設備とオペレーションを合わせて提供しま 「お客さまのシステムが今どういう状況にあるのか」 「高機能化」と、SI サービスと運用サービスを柱と す。ディスク上でのバックアップと世代管理、テープ 等をファイアウォールを経由して Web コンテンツで WANとして利用できますから、WANをL ANのよう に活用できます。データセンターにサーバの運営を 機能毎に機器を分けるWANとLANの分離 任せると、ディスクやソフトウェアをローカルで持つ 必要がなく、バグ修正のパッチあても完了済み。 する「高品質化」の大きく2 つに分けられます(図 バックアップと世代管理などのデータマネージメント お知らせします。 いつでも最新のバージョンで、バックアップもネッ 参照) 。「高機能化」により、各企業独自のビジネス サービスも利用できます。「監視・運用」は、ユーザ IIJのアウトソーシングサービスは、これからも進化を トワーク経由で取得できます。また、動画像や音声 モデルを実現可能とする柔軟かつ拡張性の高い のセキュリティを確保しながら、冗長化された監視 続けます。 を利用した教育システムや、幹部会議・営業マネー プラットフォームが提供できます。それにより、お客 インフラによって監視サービスを提供します。 ジャー会議の中継放送、個人単位の T V会議も さまのシステム投資に関わるコスト構造を大きく WAN回線 容易に実現でき、拠点にサーバや PBXを設置して 運用する、手間と時間からも解放されます。 変革し、莫大な初期投資を避け必要に応じた増強 WAN専用 ルータ レガシーソリューション アウトソーシング・サービス SI & 運用 SI・サービス コンサルティング が可能となります。「高品質化」では、IIJテクノロジー また、これからの企業内ネットワークは、WANと が数多くのアウトソーシングで培ってきたノウハウを LANで機器を振り分けることが賢明な選択です RMON2プローブ or 簡易課金装置 帯域制御装置 (図参照)。昔の WAN回線では、1 台のルータに VOIP機器 レイヤ3スイッチ ネットワーク・サーバインフラには、IIJテクノロジーの すべての機能を入れ込んでいたため、1,000 万円 実績を元にした監視環境が提供されます。 くらいかかりました。しかも機能が変われば、すべ IIJテクノロジーのビジネスプラットフォームサービス て取り替えなければなりません。でも今は、VoIP は、「ストレージ」「データベース」「バックアップ」 これからのソリューション 機器やレイヤ 3 スイッチ、ルータなど、必要な機器 システムインテグレーション 駆使して、24 時間 365日の安定運用を実現します。 および、「監視・運用」のためのインフラなどで構成 高品質化 一般的 データセンターサービス オペレーション・サービス 定期・不定期 障害対応 システム アプリケーション ロードバランサ Firewall データマネージメント・サービス ストレージ(SAN) ストレージ(NAS) 共用DB アプリケーション・サービス CRM Site間連携 システム 物流 アプリケーション ハウジング・サービス Eyes & Hands 高機能化 バックアップ モニタリング・サービス サービス イベント通知 入退館処理 されています。「ストレージ」と「データベース」は、 ファシリティ ネットワーク・サービス インターネット DNS 決済 ハウジング・サービス ラック・ユニット 電源・空調 通信インフラ 一般的 データセンター設備 DC設備 ◎ユーザ事例 グループ経営時代の企業ネットワーク構築の実例 富士フイルムコンピューターシステム株式会社 システム事業部 主査 浅田 康二 氏 インターネットとプライベートネットワークの 融合による企業ネットワーク再構築 株式会社インターネットイニシアティブ 取締役 技術本部 システム技術部 部長 歌代 和正 当社は、富士フイルムの情報システム部門をグルー レスポンスは快適で、64 バイトのpingで、7ミリ秒∼ 後の 9月には 12Mbps まで増速を達成。2001 年 7 プ全体で見る会社として、情報システム戦略の策定 20ミリ秒(一部最大 50ミリ秒) 。追加投資は、足回り 月現在、関係会社 7 社も接続拠点として運用中で、 企業ネットワークは、LAN やインターネット接続、 Omnibusとは、Diversity(多様性)、Flexibility へ。ASP 事業者とも連携して、いちだんと付加価値 および構築・運用を行っています。1996 年に構築 の初期費用とルータをリプレースしたくらいで機器 今後は 20 社まで増設する予定です。短納期かつ その境界でセキュリティを確保するファイアウォール (柔軟性)、Reliability(信頼性)の 3 つを基本コン の高いサービスが提供できるプラットフォームとして、 したネットワークは、汎用機中心の業務システムで、 の変更もなく、半日で全拠点の切り替えが完了し 低コストで、当社のニーズに応えてくれた、クロ だけではなく、VPN やリモートアクセス、データセン セプトとして、IIJ グループの提供する各種ネット ホストと 1 画面 2k で結ばれていました。しかし ました。しかも、1 か月後の 7 月に 3Mbps、3 か月 スウェイブには感謝しています。 ターの利用が増加し、大規模かつ複雑なものと ワークサービスを相互接続するサービスです。 なりつつあります。インターネットはネットワークの そこで求められるのは、企業内ネットワークからイン 相互接続である IX(Internet eXchange)を中心 ターネットへの高い接続性です。 としたものに変化してきましたが、企業内ネットワー 同様に、データセンターレベルの クもまたその構造を見直す時期に来ています。 安全性も必要です。さらに、イント VPNもリモートアクセスもデータセンター内に設置 ラネット環境を効率よくリーズナ されたイントラネットサーバもすべてプライベートネット ブルに提供する、理想的な帯域 ワークであると考え (図参照) 、それらがプライベー 制御も行わなければなりません。 トなIXを中心に相互接続する形態を想定し、企業 そうすることで最終的に、トータ 内ネットワークを構成するインターネット・イントラネッ ルなマネージメントコストが 削 減 ト・VPN の中心となり、関連サービスも含めた統合 できると考えています。 的運用拠点となることを目標として設計されたの 将来的には、組織内のイントラネッ が今回ご紹介するOmnibusです。 トから、組織間のエクストラネット 1999 年、富士フイルムグループの総合力を最大限 に引き出すことを目標に、C/S 型の業務システム 関係会社 新ネットワーク構成 へ移行。以下の 4 つのアプリケーションが加わり ました。 足柄工場 (1)SAP R/3 をベースとした基幹業務システム (2)Notes を FrontEndとした簡易な入力システム 広域LANサービス (3)DWH でのユーザへの情報提供 (4)SCM によるスムーズな情報連携 当然ながら、データトラフィックは 2k から 1.5M へ 12Mbps 6Mbps 急増したため、2000 年 6月にクロスウェイブの広域 L A Nサービスを利用して、ネットワークを再構築 しました(図参照) 。 8 12Mbps 東京本社 Internet データセンター データセンター インターネット サーバ Omnibusを発展させていきます。 インターネットインフラ 外部インターネット ファイアウォール イントラネット サーバ リモートアクセス ゲートウェイ VPN ゲートウェイ Pr i va t e I X プライベートネットワーク 9 I I Jビジネスウェイブ・フォーラム 2 0 0 1 開 催 報 告 企 業 システ ムを 変 革 する ネットワーク 技 術と先 進 ソリューション 企業におけるセキュリティマネージメント手法と 運用管理サービス ◎基調講演 ネットワーク技術の進化と通信サービスの発展 株式会社インターネットイニシアティブ 営業企画部 市場開発室 リーダー 株式会社インターネットイニシアティブ 下河 大介 取締役 技術本部 ネットワーク技術部 部長 浅羽 登志也 昨今ではセキュリティ製品を扱うベンダーそのもの 一般的な IDS 製品では、監視するネットワークセグ ニング)」 と判断し、優先度の振り分けを行っていま 今日の基調講演では、これからのIIJグループのネッ を解き放つ技術を手に入れようとしている訳です がインテリジェントに、自由に通信できる時代がすぐ が増え、お客さまは容易に購入することができる メントに流れるトラフィック量や、IDS のシグネチャ す。このようにアラート情報を極力少なくすることで、 トワークサービスの方向性について述べてみたい が、クロスウェイブにおいても現在の光ファイバ網 近くまで来ているといっても、過言ではないでしょう。 ようになってきています。そうした状況の中で、IIJ の数の増加にあわせて、運用管理者に届けられ 本当に危ないものだけを、お客さまにお知らせする と思います。 に加え、SONETを使わずに DWDMのレイヤでプ 最後に、様々なネットワークサービスの品目の違い として「お客さまに提供できるサービスのメリットと るアラート情報の数も多くなります。ただ、アラート ことができます。さらに、何時何分に不正アクセス ロテクション機能などを付加した光 Networkingを を吸収し、ユーザ誰もが簡単に利用できるために、 はなにか」を追求すると、私どもはネットワークイン 情報の数が多くなったからといって、運用管理業 が発生したか検知・通知・記録を行い、その運用 構築するための技術を導入しようとしています。 お客様サイトに置くルータ 「SEIL(ザイル) 」の開発も フラを持っており、そのインフラを開発・運用する 務に支障を来すようでは、効率的な運用が出来 状況がひと目でわかるレポートとして提供します。 そこで私たちが考える将来のデータ通信のイメージは 進めています。これは IIJのインターネット接続を標 エンジニアやオペレータも多数擁しています。そう ているとは言い難いものがあります。このサービス 不正アクセスの検出のための IIJ ネットワーク侵入 したリソースをサービスに最大限生かそうと考えた では、攻撃対象となったサーバがどんな反応を示 検知サービス、また不正アクセスから企業内のネット 末に行きついたサービスが、運用管理作業の代行 したか、通信に応答していれば「危険(アラート)」 、 ワークを守るための IIJ マネージドファイアウォール を一括で提供するIIJマネージドセキュリティサービス 応答せずに遮断していた場合は「危険でない(ワー サービスをセットでご検討いただければ幸いです。 1)Broadband より太く、より速いデータ通信網の 構築へ。 1)クロスウェイブの大容量ネットワークインフラ 準化する 「コンセント」 を作ってしまおうという概念か 2)全国各地に展開されるIIJ のデータセンター ら生まれたものです。IPv6 にも対応し、認証・暗号 電話からデータ中心へとインフラが移行するに伴い、 3) それらを結ぶ IIJの大容量インターネットバックボーン 化など次世代の先進機能も数多く搭載しています。 通信サービスのコンセプトも大きく変化しています。 この三つがキーコンポーネントとして浮かび上がっ です。企業のセキュリティ管理を考えた場合、必要 IIJグループでもこれに対応して、クロスウェイブによ てきます。 (図 1 参照) とされるスキルや情報の蓄積といった点で膨大な る全国に展開された光ファイバー網、IIJの日本一 コストを覚悟する必要があり、実際はユーザ単独で しかも、優秀な運用管理者ほど他の仕事に手を の高速大容量のインターネット網を構築してきました。 インターネット すべての運用管理を行えなくなりつつあります。 る所です。ところで、インターネットの普及に伴い、 分析・調査 取られがちです。その作業をIIJが代行することで、 2000 年には 2700万人だったユーザ数は 2005 年に お客さまは本来の仕事に戻っていただけます。 IIJオペレーションセンター す。こうした動きの中で、通信サービスのコンセプト 企業ユーザを対象とするIIJセキュリティスタンダード も大きく変化し、帯域・インタフェース・料金体系・ と、柔軟な対応が必要となるハイエンドのユーザ サービス形態のすべてが変わってきました。このこ ルータ IIJネットワーク侵入検知サービス そして新たに今年から、中小規模から大規模企業 トラフィック自動監視 違いを技術的な側面からアプローチしながら、解き IIJ Network Surveyor まで幅広いユーザニーズに応える、IIJネットワーク 侵入検知サービスが加わりました。このサービスは、 とは何を意味するのか、主に電話とデータ通信の 検 出 IIJマネージド ファイアウォールサービス 対 策 報 告 明かしていきたいと思います。 ISP IX DC DC DC ISP ISP PN DC 約 2.8 倍の 7600万人になるだろうと予測されていま 専用線接続サービス IIJマネージドセキュリティサービスには、中小規模の を対象とするIIJセキュリティプレミアムがあります。 PN そして昨年からデータセンターを全国に展開してい IIJ 3)Solutions お客様により近く、 よりジャストフィットした トータルソリューションを。 IIJのインターネットバックボーン 図1 ISP 今まで申し上げたBroadbandやUbiquitousの様々 IX DC PN なサービスをIIJならではのソリューションパッケージと ISP して提供いたします、というのが 3 つ目のキーワード ISP です。企業内のネットワークの構成も質的に変化 クロスウェイブの大容量インフラ しており、従来の本社を中心にした Point to Point の集合から、プラットフォーム型のPoint to MultiPoint による統一されたインタフェースと大容量ネッ 2)Ubiquitous より広く、より多くのユーザに 様々なインターネットサービスを。 トワークが主流になってきています。これらのコア になるのがデータセンターであり、これからデータ これは私が勝手に言っていることですが、私たちは センターを中心にしてソリューションを提供していこ 多くの 導 入 実 績と高 い 信 頼 性を 誇る米 N F R 64kbps の呪縛と戦っている、ということだと思いま 今日お話する二つ目のキーワードが Ubiquitous です。 うと考えています。 (図 2 参照) Security,Inc.の NFR NIDをベースに、IIJ が独自に す。アナログの音声信号をデジタル化するために ネットワークの拡張により、様々なユーザがネットワー 事実、サーバ構築も企業内に分散配置し、個別に 拡張しました。お客さま側のネットワークに IDS 生まれた 64kbps の帯域がベースとなって、今まで、 クだけではなく、いろいろな通信サービスを利用で 運用されていたのが、今はデータセンターに集中 (侵入検知システム) を設置し、 リモートマネージメント すべ てのインフラが 作られてきました。つまり、 きるようになってきました。私たちは IIJ-America や 管理し、大容量のネットワークを経由してアクセス 64kbpsをいくつ多重化し、いかに高速化して運ぶ アジアをカバーするA-Bone、そして多国籍企業の するスタイルになってきました。またシームレスな かに腐心してきた訳です。これに対して、これから ニーズに応えるためアジアの 10 カ国をカバーする、 LAN 環境を実現する広域 LAN サービス、インター によりIDS の動作状況や不正アクセスを、24 時間 365日自動監視します。 10 運用管理担当者 お客様ネットワーク は電話ではなくデータを中心に考えていくべきだと 仮想的な広域プライベート網 A-Bone VPN の構築、 ネットビジネスプラットフォームとしての iBPS など、 いうことで、IP/Optical つまり光ファイバの上に直 アメリカ全土をカバーするIIJ グローバル VPN など、 データセンターを中核にさまざまなアウトソースによる 接 IP を乗せてしまうことがトレンドになってきてい 世界中へとサービスリーチを拡大し続けています。 IIJならではのトータルソリューションの提供ができる ます。光ファイバを大容量化する技術の一つに 1 もう一つの取り組みとして、IPv6が挙げられます。 ようになりました。 本の光ファイバに多くの信号を通すことによって、 今のIPv4が小さなハンカチだと 大容量通信を可能にする WDM(Wavelength すると、IPv6はとてつもなく大き Division Multiplexing)があり、すでに DWDM な風呂敷のようなアドレス空間 (Dense WDM) が長距離網で使用されています。 を持っており、携帯電話をはじ 加えて伝送路上で劣化する光信号を増幅する光増 め車や家電製品などあらゆるも 幅器 EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier) も のをインターネットに取り込もうと 光を今までのように電気信号に変換する必要が いう訳です。すでに私たちは国 なく、直接増幅可能なため、WDMの発展に大きく 内やアメリカで IPv6 のバックボー 寄与しています。さらに光スイッチング技術が実現 ンネットワークを展開し、サービス すると非常に柔軟なオプチカルネットワークが出現 を提供しています。インターネット することになります。ようやく私たちは 64kbpsの呪縛 本来のコンセプトである端末同士 図2 IIJテクノロジー サーバ構築・運用アウトソーシング インターネット IIJバックボーン FW Private Network Exchange クロスウェイブ 大容量光ファイバ ストレージ 11 I I Jビジネスウェイブ・フォーラム 2 0 0 1 開 催 報 告 企 業 システ ムを 変 革 する ネットワーク 技 術と先 進 ソリューション IIJ グループが実現する トータル・ネットワークシステム・ソリューション 新しいネットワークビジネスシステムの プラットフォーム - iBPS 株式会社インターネットイニシアティブ 株式会社アイアイジェイテクノロジー 取締役 マーケティング本部 副本部長 保条 英司 プロフェッショナルサービス部 部長 時田 一広 私たちはクロスウェイブ設立以来使ってきたグルー いかにネットワークを活用していくかが、事業 プのキャッチフレーズ、 「Dream Carrier」 を今年の 戦略上 大きな鍵になってきます。こうした 夏から 「Network Initiative」に新しく変えました。 「Dream Carrier」 とは電話サービスをベースに作られ ニーズにマッチしたネットワークソリューションを ネットワーク 消費者・企業 いち早く提供することを考えた時、IIJグループ たネットワークではなくデータ通信に特化した拡張性 として何ができるか、それはネットワークを始め のあるネットワークをベースにネットワークサービスを としたアウトソーシングにあると考えています。 展開させていただくという意味を込めていました。 ユーザ 支社・支店 etc 今やネットワークは 24 時間 365日企業にとって 取引先 etc インターネット イントラネット VPN・広域LAN etc エクストラネット VPN・広域LAN etc システム アプリケーション コンポーネント 決済・物流・etc 社内向けサーバ Mail・Notes・etc 事業系サーバ EC・SCM・CRM etc 企業内 IX ネットワーク コンポーネント Firewall・DNS・etc 基幹業務系サーバ 勘定系・情報系 IIJのデータセンターで IIJテクノロジーが提供してい サーバをベーシックなサービスとして提供しています。 ントとして提供しています。 るiBPS(internet Business Processing Service) と さらに、iBPS のコンセプトを具現化したものとして 最後に、iBPSの今後の方向性としては、インター いうネットワークビジネスプラットフォームのご紹介 のデータマネジメントサービス。ここでは、高性能 ネットのシステムだけではなく、企業の中のシステム をいたします。 で大容量のストレージをご用意し提供するストレー まで含めた総合的なアウトソーシングサービスをご まず iBPS のサービスコンセプトですが、ネットワーク ジサービス、データベースサーバを私たちの方で 提供したいと考えています。セキュリティや IIJそして のサービスとして、インターネットも企業のエンター その運用・管理を含めてご提供する共用データ CWCのコネクティビティなど非常にいい環境でビジ プライズシステムも私共の方で 24 時間・365日お預か ベースサービスなどがあります。それ以外にも、 サイト ネスプラットフォームが用意されています。その上 りし、信頼性や安定性の高いシステム運用と運用 アライアンスサービス、これは ECやカード決済など での監視・運用の提供をベースに様々なサービス 面での充実したサービスを提供していこうという サイト間を連携するゲートウェイなどをコンポーネ などの組合わせで構成していこうと思っています。 「Network Initiative」 という言葉にはインターネット・ は欠かせない必須のものではありますが、 自前 サービス・プロバイダからネットワーク・ソリューション・ で運用・管理することは大変な労力を要する プロバイダに大きく変身していこうという意味を ものになってしまいます。 センターのコンセプトを図に示します。 ものです。このようなコンセプトの上で具体的にご 込めています。では、ネットワークをベースにした アウトソーシングサービスを考えた時に広帯域で冗 ご覧のように、データセンター上で様々なサービス 提供しているサービス内容をご説明いたします。 ソリューションとは何かを、マーケットニーズの視点 長性を確保したネットワークが常備されているデータ をソリューションとして、提供させていただいていま (図参照) からお話させていただこうと思います。 センターの存在が重要です。 IIJ グループのデータ すが、iBPS や VPN なども、企業としての効率性を まず、私たちのサービスの中心になるのが図の まず、今日のインターネットの広がりの中から得られ センターは、光ファイバをベースにした全国規模の 追求すると、当然生まれてくるものだと思ってい 一番下にあるデータセンターのファシリティになりま た最大のメリットは何だったかと言うと、それは ネットワーク上にデータセンターが直接つながって ます。これらを含めてデータセンターをコアにした す。そしてその上にアウトソーシングサービスを載せ 劇的に通信コストが下がったことと様々な広帯域 います。それにより、データセンター上にインターネット ネットワークの運用からサーバなどのシステムの運用 ています。これがシステムの監視や運用などに 通信サービスを選択できるようになったことだと のコンセント、プライベートネットワークのコンセント、 まで、マーケットのニーズに応えた IIJグループなら なります。更にその上に企業のシステムが個別に 思います。これにより、様々な用途にネットワークを 全国の CATVをつなぎ合わせたブロードバンドの ではのソリューションをご提供していきたいと考えて ある訳ですが、システムをお預かりするだけでは 活用できるようになった訳です。企業にとっても、 コンセントが用意されているのです。ここでデータ います。 なく、高いサービスレベルのコンポーネントで提供 ネットワーク サービス NFS ネットワーク セグメント サービス IIJ Internet データマネージメント サービス 顧客別 インターネットシステム NFS 共用データベース サービス EC Site CIFS Information Portal ネットワーク サービス 顧客別 エンタープライズシステム Enterprise Portal ネットワーク セグメント サービス CIFS 本社 ERP インターネット 接続 サービス Marketing Site ロード バランシング サービス サイトアライアンス サービス SAN インターネット 接続 サービス SAN マネージド ストレージサービス SCM 支社 CWC 営業所 Other ISP シングルサインオン カード決済サービス データ交換 物流サービス フィルタリング サービス ロード バランシング サービス アプリケーション サービス バックアップ サービス フィルタリング サービス 工場 関連会社 コンビニ決済サービス Wireless Carrier iBPSモバイル iBPSモバイル しています。主なものとしては、 ネットワークサービス、 セキュリティ(F/W)サービス Mail Relay Wireless Carrier FTP アウトソーシングサービス この中には接続サービスや Web サービス、セキュ 24時間365日、 システム、 ネットワークに対する多角的な監視サービスの提供 万一のシステム障害、 ネットワーク障害時の復旧対応等、 システム運用のアウトソーシング リティ、そしてモバイル環境などがあります。また、 広域 LANサービスのご紹介 DNS IIJデータセンター 日本最大のインターネットバックボーンを運用するIIJのインターネット接続を提供 / CWCの高速広域なエンタープライズネットワーク環境の提供 電源の完全二重化、強固な耐震設備とセキュリティが完備されたデータセンターファシリティの提供 IPネットワークの基本としてのF TPサーバや DNS 株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ 営業一部 マネージャ クロスウェイブの主力サービスである「広域 LAN できるようになりました。 ボーンを利用。インターネットとの接続境界にはファ サービス」 についてお話をしたいと思います。 次に、 このサービスの特長をいくつかご紹介します。 イアウォールを設置し、プライベートネットワークの 現在クロスウェイブでは日本列島に光ファイバ網を まず、ご契約いただいたお客様の帯域はすべて セキュリティを確保します。さらに二重化された通信 構築し、全国 80 箇所にアクセスポイントを持って 保証できる帯域保証型の通信 LAN サービスです。 設備との接続により、信頼性も高いレベルで実現 いますが、これらを設計するにあたってのコンセプト また、ユーザが使用し Ethernet 上で動作している しており、受付から運用までをワンストップで提供 は、お客様のニーズに沿った、広帯域な光ファイバ アプリケーションはすべて伝送が可能、自由度が しますので、お客様の運用コストも大きく軽減して ◎ケーススタディ 先進の企業システム実例とその成功要因 株式会社アイアイジェイテクノロジー 取締役 営業部長 菊池 武志 私のセッションでは、現在アイアイジェイテクノロジー 網をいかに効率よく活用するか、ということでした。 極めて高い通信サービスになっています。 います。 ( 図参照) このように、多くのメリットを備え が進めています iBPS(internet Business Process- 技術的にこれらのニーズに応えたものが一つは さらに、Ethernet 終端装置をユーザの宅内に配置・ た「広域 LAN 外部接続サービス」をぜひご活用 ing Service) を活用した導入事例を 2 つご紹介し、 いただければと思います。 提供させていただいているので、お客様はアクセス の光をいくつも 1 本のファイバの中に通すことが 回線の速度やプロトコルを意識することなくご利用 ジェクトのモデル、あるいはアウトソーシングサービス できるようになりました。また、お客様のニーズに いただけるというメリットもあります。また、 トラフィック の高度化・高品質化とはどのようなものか、 をお話 よっては光 1 本の 2.4G でも太すぎる場合もあり、 の増加による増速時にも機器の入れ替えは基本 そこで 2.4G を分割してご提供する必要性が出て 的には必要ありません。これにより、非常に高い きました。この問題を解決したのが SONET 伝送 拡張性を提供できる訳です。 装置です。SONET を採用したもう一つの理由は、 最後に、このたび発表した新しいオプションサービ プロテクション機能をもっているということです。 ス 「広域 LAN 外部接続サービス」についてご紹介 この 2 つの技術を利用して日本列島にお客様専用 します。これは、今までの広域 LANサービスから直 のEthernetを敷設して、LANとまったく同じイメージ 接インターネットに接続できる環境を提供するサー ビスです。インターネットへの接続は、IIJのバック したいと思います。 インターネットアクセスへは 2Mbpsの広帯域を確保 広域LANサービス 支店 本社 Front system Back system B C B 研究所 営業所 system B system Information system system C ビス中心のプロセスから、お客様 C system Internet はなくなってきており、製品サー B B B C C 良いモノを作れば売れる時代で B Network B 中心のプロセスに転換していか なければならないことを意味して system C B C インターネット接続回線 は完全二重化 工場 Network Business Model C C C インターネット (IIJ) Firewallにて外部からの 不正なアクセスを遮断 従来のように製品を大量に安く B to B to C Business Model 併せて私たちが考えているネットワーク型 SIプロ 光長多重化機能 DWDMです。これにより違う色 でそこにお客様をつなぐ広域の Ethernet が利用 12 中村 慎 います。つまり 「すべての人が集 B 私たちの仕事はお客様のビジネスモデルをいかに まるインターネットの最前線にある ITモデルに落とし込んでいくかというコンサルティ インターネットビジネスシステムは、 ングからシステム構築そして運用・保守・管理で ています。 顧客ありきの経営をする企業にとっては、まさに あり、事業ドメインとしては、インターネットシステム このインターネットシステムとエンタープライズシステ 企業の基幹システムと言っても過言ではない」の があり、企業情報システムがあり、と言っていたの ムの融合は、ますます企業に対して顧客を含めた です。これからの企業システムは外との関わりに が、実は近頃その境界がなくなってきています。 外部との関わりを中心にすえてビジネスをリエンジ よって、その企業のバリューが決まってくる時代 インターネットとイントラネットもどんどん融合し始め ニアリングさせる方向に向かわせています。 これは、 だと思います。 13 I I Jビジネスウェイブ・フォーラム 2 0 0 1 開 催 報 告 I NF OR MAT I O N 企 業 システ ムを 変 革 する ネットワーク 技 術と先 進 ソリューション 先進システムの構築を実現するプラットフォーム・モデル おきたいのですが、お預かりしているお客様の iBPS設備 DNS Router Router 共用ネットワークサービス (タイプA) と、お客様が Router Load Balancer Firewall テムをお預かりする独自ネットワークサービス (タイプ FTP B)の二つがあります。この上でお客様がインフラ をどう使われているかという事例を 2 件ほど紹介 NFS Web Web Web ◎導入事例 1 FTP まず 1 例目ですが、お客様は OA 機器メーカです。 JOB管理 NFS AP AP AP 地域で提供しています。 Bフレッツ接続オプション: TYPE B Web さて、ご承知のように企業の情報通信ネットワークの発展に伴い、様々な Web AP AP サービスがネットワークを介して社内及び社外に対して提供されるように Router DB DB なり、それらのサービスは「24 時間365日、安定稼動」が求められています。 決済G/W 物流G/W CRM G/W 東京都・大阪府・愛知県[神奈川県(2002 年 1月予定) ] フレッツ・ADSLオプション/フレッツ・ISDNオプション: このシステム運用・管理を実現する一つの方法として、システムの運用 北海道・宮城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・富山県・ アウトソーシングがあります。しかし、一般に、運用のアウトソーシング 石川県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県・福岡県 に関する検討項目は抽象的な事項が多く、アウトソーシングへの移行 Backup この 企 業 で は 顧 客 、サプライヤ、販 売 代 理 店 、 決済 パートナー それから社内も含めて外部とのコミュニケーション 物流 パートナー CRM パートナー Storage Data Management はすべてインターネット越しに利用されています。 IIJ4Uでは、フレッツ・シリーズに対応したオプションサービスを以下の Web Firewall Mail IIJ関西支社では、日本ヒューレット・パッカード(以下、 日本 hp) と共催で、 下記の通りセミナーを開催いたします。 TYPE A いたします。 注目していただきたいのは、本番環境を共用ネット 14 IIJ4UでのNTTフレッツ・シリーズ対応状況 お客様利用 システムには共用のネットワークにつながっている 独自のセグメントを持っておられるネットワークシス 関西支社「IIJ ネットワークソリューション セミナー」のご案内 が決まったあとで細かな項目を洗い出し、詰めていくということが少なく Bフレッツ体験スポットのご案内 ありません。 今回、日本 hpとIIJグループが提供するソリューションのご紹介を通し、 IIJは、JR大阪駅構内のcomplex cafe「X‐TIME」に、Bフレッツを お客様が今後の運用アウトソーシングをご検討される際の一助になれば 利用したインターネット回線を提供しています。 と考えております。 cafeで開放されたPCから、IIJのBフレッツ対応サービスを体感 ワークで構築されています。そして独自ネットワーク あとはアプリケーションを統一すればいいだけ、と をPRさせていただきます。 はステージングなど開発環境でご利用になっていて、 いう所まで来ているという事例です。 私たちはシステムインテグレーションとアウトソーシ ここで実験し開発したものをタイプA の共用環境 ◎導入事例 2 ングを 2 本柱にしていますが、今後はこれを融合 用務多端の折柄、誠に恐縮ではございますが、是非ご参加下さいます にアップし、この二つを上手にご利用いただいて 2 番目の事例は食品メーカ様です。システムの概要 させながら進めて行くのが、私たちのバリューだと よう、何卒宜しくお願いたします。 います。 からご説明しますと、インターネット越しにサプライ 言う認識です。 システムアーキテクチャですが、1 階層は http や ヤ、法人顧客、コンシューマがいる、それからCWC もう一つはアウトソーシングをどう捕らえるかと言う フロントの処理のみ。これをすべて共用でやって の広域 LANでグループ会社がつながっています。 と、アウトソーシングの高度化・高品質化を戦略の ■ テ ー マ: データセンターにおける運用アウトソーシングサービス おられる。2 番目のレイヤとしてはアプリケーション そして独自ネットワークのサービスをご利用いただ 大きなポイントとして考えています。まず高度化で ∼日本hpとIIJグループが提供する運用アウトソーシングを支えるソリューションサービス∼ いただけます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。 IIJネットワークソリューションセミナー 開催 要 項 いていますが、まだ分散していたアプリケーション すが、今までは運用アウトソーシングと言っていた これらを 3 階層でお使いになっています。 を集めてきている最中でシステムによっては 1 階 のを最近はシステムアウトソーシングと言わせてい 大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル12階 では、このネットワークシステムでどんな業務を 層もあれば、2 階層のものもある、そういった状況 ただいています。これはデータセンターファシリティ [交通]JR新大阪駅3階中央 / 東出口下車、 やられているのか。まずは CGI サーバを含めた です。 に加えてコンピュータシステムはネットワークシステム オフィシャルサイト。それから代理店向けの教育 では、どういう業務をこのシステムで動かしている の一部であると言うことでネットワークの機器類を 2階のコンコースに降り地下鉄新大阪駅6番出口経由 徒歩約7分 地下鉄御堂筋線 新大阪駅4番出口下車 徒歩約3分 SLA 遅延時間*の実績 ■ 参加費用: 無料 ■ 定 員: 72名 かと言うと、まずオフィシャルサイト、B2CのEコマー 最初からご用意する。 アプリケーション。企業向けのone to one の受発注 ス、B2Bのコラボレートサイト (受発注の情報提供 それから、監視・運用ですが、これも単に見るだけ 下記URLからオンラインでお申込ください。 ◎セミナー申込みURL: http://www.jpn.hp.com/biz/topics/seminar/0111/011121.html ■ お申 込み: 2001年10月31日より受付開始。定員となり次第、締め切らせて頂きます。 の購買サイト、それから、認証ですね。あとはモバ サイト)、グループ会社の資材調達サイト、i-mode ではなく、サービスの中身そのものも監視すると。 イラ類のサイトやプロモーションのサイトなどが サイトなど多岐にわたっています。それから、最終 それからシステムやセキュリティのオペレーションな ■ プログラム: 13:30 司会者ご挨拶 動いています。 的な目的の一つである外部とのやりとりで溜めら ども、お預かりしているものは私たちがやるのは 13:35 開会のご挨拶 次に iBPSとして、どんなサービスをご利用いただい れた情報を CRM 的に活用して行く社内ポータル 当然だろうと思っています。次に高品質化ですが、 ているかというと、まず、タイプA とタイプB のネッ ですね、これも動いています。 24 時間・365日の監視・運用、これだけでは実は トワークサービス。次にデータマネジメントサービス 次にご利用のサービスですが、 じつはこのお客様は オペレーションセンターなんですね、私たちはそう として共用データベースのサービスとストレージサー IIJテクノロジーのほとんどのサービスをご利用に ではなく、オペレーションセンターからアウトソーシ ビス。そして、これらを監視・運用するアウトソーシ なっている。まず独自ネットワークのネットワークサー ングセンターに高品質化していますと、申し上げて ビス。それから、データマネジメントサービス。ここ います。つまり、オペレータがモニタしている以外 でストレージをご利用になっています。またコン に、これは日本では初めてだと思いますが、エン これが iBPS をご利用いただく目的の一つだった シューマの ECをやっているので、決済ゲートウェイ、 ジニアが 24 時間・365日詰めています。そこで と思います。 私たちのアプリケーションサービスを利用していま 障害対応、復旧マネジメントまでを行っています。 では、このお客様はなぜ私たちのiBPSを利用する す。それからIIJおよび CWC のインフラサービス。 最後に、今まさしくインターネットとエンタープライズ のか、大きな狙いはまずは事業部ごとに分散して このお客様の狙いは、先程と同じようにやっぱり のシステムが別々にあった時代から、この二つが E - m a i l:i n f o @ i i j 4 u . o r . j p ■ 会 場: 日本ヒューレット・パッカード株式会社 大阪オフィス サイト、さらに資材調達をサプライヤと行う調達 OS のバージョンを Solaris で統一されています。 T E L:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 3 3( 年 中 無 休 9 : 0 0 ∼ 1 9 : 0 0 ) ■ 開 催日時: 2001年11月21日(水)13:30∼16:20(受付開始 13:00) サーバのレイヤ。それからデータベースのレイヤ、 ングサービスです。付け加えると、このお客様は IIJ サポートセンター U R L:h t t p : / / w w w . i i j 4 u . o r . j p / 13:45 データセンターでのシステム運用・監視 ∼アウトソーシングが企業にもたらす価値∼ 株式会社アイアイジェイテクノロジー アウトソーシングサービス部次長 大西 孝昭 データセンターで提供される運用・監視サービスは、企業のシステムを強固に支え、 ビジネスの戦略的展開をさらに加速させています。 IIJグループが 1996年来提供 してきたアウトソーシングサービスの実績をもとに、最先端の運用・監視スキームと、 今後の展開について講演いたします。 14:45 [Break] 遅延時間の統計(2000年12月∼ 2001年 9 月) SLA Latency Value 35ms Mean Value iBPS の導入事例に入る前にもう一つご説明して 保証値(30ms) 30ms 25ms 20ms 16.90ms 18.40ms 19.13ms 18.33ms 17.41ms 16.93ms 18.53ms 17.54ms 17.26ms 17.64ms 15ms 10ms 2000/12 2001/01 2001/02 2001/03 2001/04 2001/05 2001/06 2001/07 2001/08 2001/09 15:00 「運用アウトソーシング」を実現する管理ツールのご紹介 ∼データセンターの運用管理を支える hp OpenView ∼ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 ソフトウェア事業本部 ソフトウェアマーケティングマネージャ 河口 雄一郎 氏 IIJグループのアウトソーシングサービスでのイベント管理、性能管理、バックアップ 管理、 レポーティングを円滑に支援する hp OpenView製品群。インターネットデータ センターでの運用管理における、サービスレベル管理ソリューションにスポットを あてて、OpenViewの各製品と最新技術動向を解説いたします。 SLAの詳細は URL:http://www.iij.ad.jp/SLA/ 16:00 閉会のご挨拶 16:20 アンケートご記入 *プログラムの内容・講師等は都合により変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。 いたシステムを統合していきたい、これによって、 事業部ごとに分散したシステムインフラを統合して 融合して新しいネットワークビジネスモデルの時代 データの一元管理と有効利用を考えられています。 最終的にはデータの一元管理とその有効利用で に入りつつあると思います。今日ご紹介しました そのメリットとしては、コストダウンとセキュリティ す。グループ会社との情報共有も大きな狙いです。 二つの事例は新しいモデルが生まれつつあること およびアベイラビリティの向上です。つまり集めて システムを共有化することでコストダウンを図り、 を示しているのではないかと思います。 くることによって、プラットフォームや階層の統一が セキュリティやアベイラビリティの向上というのも そんな新しいネットワークビジネスモデルの時代が T E L:0 1 2 0 - 4 4 6 - 4 4 8 可能となり、また共有データベースを利用する時に 考えています。 始まりつつあります。 F A X:0 1 2 0 - 1 1 1 - 4 9 2 Oracle のバージョンも合わせてきた効果もあって、 以上が導入事例で、最後に少し私たちのビジネス 日本 HP セミナー事務局 15 GLOBAL NETWORK IIJバックボーンマップ(2001年11月1日現在) 6Mbps 浦和 JPNAP ASIA Hong Kong 仙台 1Gbps 柏 45Mbps 6Mbps 仙台DC China Thailand 西東京 JAPAN 6Mbps 6Mbps 千葉 Korea 札幌 東京第1DC 東京第2DC 6Mbps 札幌DC Malaysia AIH Indonesia 東京 100Mbps FDDI 有明 Singapore Philippines 1Gbps Taiwan NSPIXP2 (WIDE) 横浜DC 名古屋DC SINET 20Mbps 岡崎 富山 横浜 6Mbps 6Mbps 45Mbps 浜松 名古屋 MAE WEST -ATM 6Mbps ×2 金沢 PAIX WIDE 1.5Mbps IIJ San Jose IIJ Palo Alto 100Mbps 大阪DC 京都 45Mbps ×2 45Mbps 京都DC 神戸 45Mbps 大阪 IIJ New York 沖縄 MAE EAST -ATM 福岡DC 岡山 3Mbps+6Mbps 6Mbps 高松 広島 100Mbps 6Mbps 福岡 北九州 45Mbps ×2 熊本 New York (NYIIX) 6Mbps EUnet To Europe NY-NAP U.S.A EUROPE STM-1 : 150Mbps STM-4c : 600Mbps ※最新のバックボーン情報は、 http://www.iij.ad.jp/net work /をご覧下さい。 株式会社インタ−ネットイニシアティブ vol. 39 NOVEMBER 2001 発行 株式会社インタ−ネットイニシアティブ 営業企画部 T E L : 0 3- 5 2 5 9- 6 1 0 9 E - m a i l: i n f o @ i i j . a d . j p 本 社 東京都千代田区神田錦町 3-13 竹橋安田ビル 〒 101-0054 TEL :03-5205-4466 E-mail :[email protected] 関 西 支 社 大阪府大阪市西区江戸堀 2-1-1 江戸堀センタービル 19F 〒 550-0002 TEL :06-4803-9500 E-mail :[email protected] 名 古 屋 支 社 愛知県名古屋市中村区名駅南 1-24-30 名古屋三井ビルディング本館 3F 〒 450-0003 TEL :052 -589-5011 E-mail:[email protected] 札 幌 支 店 北海道札幌市中央区北三条西 3-1-25 札幌北三条第一生命ビル 〒 060-0003 T E L : 0 1 1- 2 1 8 - 3 3 1 1 E - m a i l : i n f o @ s a p p o r o . i i j . a d . j p URL :http://www.iij.ad.jp/iijnews/ 『 iij.news』バックナンバーをご覧いただけます。 東 北 支 店 宮城県仙台市青葉区一番町 4-6-1 仙台第一生命タワービル 3F 〒 980-0811 TEL :022 -216 -5650 E-mail:[email protected] 北 陸 支 店 富山県富山市牛島新町 5-5 タワー 111 10F 〒 930-0856 TEL :076 -443 -2605 E-mail:[email protected] 中 四 国 支 店 広島県広島市南区稲荷町 2-16 広島稲荷町第一生命ビル 11F 〒 732-0827 TEL :082 -506 -0700 E-mail:[email protected] *この冊子の内容はサービス形態・価格など予告なしに変更することがあります。 (2001年11月作成) *表示価格には、消費税は含まれておりません。 * IIJ、IIJ4U、IIJ-MC、IIJ-Tech、SEIL は株式会社インタ−ネットイニシアティブの登録商標または商標です。 *記載されている企業名あるいは製品名は、一般に各社の登録商標または商標です。 九 州 支 店 福岡県福岡市中央区天神 1-1-1 アクロス福岡西 10F 〒 810-0001 TEL :092 -725-6533 E-mail:[email protected] 沖縄営業所 沖縄県那覇市久茂地 1-7-1 琉球リース総合ビル 8F 〒 900-0015 TEL:098-941-0033 E-mail:[email protected] IIJ - MKTG 001 AA - 0111 EK - 05000 SA
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