Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11 リリース ノート

Dell™ Migrator for Notes to Exchange
4.11
リリース ノート
2014 年 12 月
ドキュメント ID 350
このリリース ノートでは、Dell™ Migrator for Notes to Exchange 4.11 リリースに関する情報を提供します。

Migrator for Notes to Exchange 4.11 について

新機能

機能強化

解決済みの問題

既知の問題

システム要件

アップグレードと互換性

製品のライセンス

MNE 4.11 はじめに

グローバリゼーション

Dell について
Migrator for Notes to Exchange 4.11 につ
いて
Dell の Migrator for Notes to Exchange(MNE)は、Lotus Domino サーバー(Lotus Notes クライアントを使
用)から Microsoft Exchange(Outlook クライアントを使用)に移行する組織のさまざまな移行戦略を手助け
する目的で設計された、連携して動作する一連のソフトウェア アプリケーションです。MNE は、独自の
Exchange 環境、または Microsoft Office 365 などのホスト型 Exchange サービスのいずれかに移行できま
す。
MNE 4.11 は拡張機能が追加されたマイナー リリースです。機能強化および解決済みの問題を参照してください。
新機能
本リリースで導入された新機能:

Notes「Active Mail」処理:MNE を使用して、次の Notes 独自のコンテンツと機能を検出して保持でき
るようになりました。

保存フォーム(Store form in document(ドキュメントにフォームを保存)を使用して Notes 内で
作成されたフォーム)。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
1

埋め込みボタン、ホットスポット、折りたたみ可能なセクションなど。

ネイティブ Notes の暗号化。

サポートされていないリッチテキスト要素(例:タブ付きのテーブル)。
これらの機能は総称して「Active Mail」と呼ばれ、移行ソリューションを使用して Exchange に移行す
ると、通常は失われるかデグレードします。これは、メール プラットフォームの相違が原因で起こりま
す。ただし、Data Migration Wizard および SSDM によって Active Mail コンテンツを検出して処理
し、移行されたメッセージにその機能を保持できるようになりました。
MNE は、Active Mail の機能を NSF 添付ファイルにカプセル化します。この方法では、失われる情報が
事前に保持されるため、ユーザーは移行済みのコンピュータにインストールされた Notes クライアント
から、そのコンテンツや機能に中断なくアクセスできます。移行が済んだら、ユーザーは添付ファイル
アイコンをダブルクリックするだけで Notes 内でコンテンツを開き、Active Mail コンテンツの完全な
機能を保持した状態で表示できます。
Active Mail の処理は任意選択の機能であり、デフォルトで無効になっています。Data Migration
Wizard の [Specify Data to Migrate](移行するデータを指定)画面にある新しいチェックボックスで
有効にできます。
[] Migrate mail data(メール データを移行)。
[] Migrate e-mail messages(電子メール メッセージを移行)。
[] Migrate Active Mail
[ Configure ](Active Mail の構成を移行)
[ ] Migrate calendar data(カレンダー データを移行)。
[ ] ...
このプロセスと構成設定の詳細は、MNE の『移行前プランニング ガイド』の第 3 章の「Migrating
Notes “Active Mail”(Notes「Active Mail」を移行)」、および MNE の『管理ガイド』の第 10 章
の [Specify Data to Migrate](移行するデータを指定)画面の注を参照してください。
SSDM の Active Mail 処理は、SSDM のプログラム画面ではなく、notesdtapp.ini ファイル内のプログ
ラム パラメータで有効にして構成します。これらの機能はデフォルトで無効です(パラメータが
notesdtapp.ini から削除されている場合)。MNE の『シナリオ ガイド』では、SSDM 用に Active Mail
処理を構成する方法を説明しています(第 4 章「SSDM のカスタマイズ方法」参照)。

Smart Collections:MNE では、Notes ACL および委任関係によって論理的にグループ化されたユーザー
のコレクションを自動的に生成できるようになりました。これにより、業務上強い関連性を持つ複数の
ユーザーを一緒に移行し、移行中の業務の混乱を最小限にとどめることができます。
この Smart Collections 機能は、既存の自動定義済みコレクションおよびユーザー定義コレクションの
オプションに追加されます。Smart Collections は、他のユーザー定義コレクションで利用できる機能
と同様に、生成後に編集したり名前を変更したりできます。
(Notes Migration Manager の)[Manage User Collections](ユーザー コレクションの管理)画面で
新しい [Smart Collections] ボタンを押すと、Smart Collections Generator が起動します。手順や注
意事項は、MNE の『管理ガイド』の第 1 章「User Collections(ユーザー コレクション):Manage
Users(ユーザーの管理)」のトピックを参照してください。

PowerShell コマンドレット:MNE には新たに 65 個の PowerShell コマンドレットが追加されました。
これらのコマンドレットにより、さまざまな製品のウィザードやユーティリティを構成およびトラブル
シューティングできます。MNE の『管理ガイド』に新たに追加された第 15 章には、すべてのコマンド
レットの構文、パラメータ、入出力、アプリケーションの注意事項や使用例が記載されています。

Dell MessageStats™:Dell MessageStats™ は、MNE の Autorun からインストールできます。
MessageStats は単独の Dell 製品であり、ライセンスが別途必要ですが、通常は移行前の評価に使用さ
れるため、インストール ファイルが MNE に含まれています。MessageStats Report Pack for Lotus
Notes Migration は MessageStats 製品のコンポーネントです。大勢の移行管理者が、特に Notes から
Exchange への移行向けに設計された多様なレポートの利便性を認めています。
MessageStats Report Pack と MNE は、連携して動作するように設計されています。MessageStats は、
MNE SQL データベースをさまざまなレポートのソース データとして読み込み、Notes Migration
Manager は、左のサイドバーにあるナビゲーション メニューで [View Report Pack](Report Pack を
表示)オプションをクリックしたとき、Report Pack に直接アクセスします。MessageStats は現在、追
加のインストール オプションとして MNE Autorun アプリケーションに表示されますが、Dell のライセ
ンスが別途必要です。
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機能強化
機能強化
問題 ID
新しいブール プログラム パラメータにより、親の識別が難しい複雑な繰り返し会議を MNE でど
のように処理するかを管理者が選択できるようになりました。例:
394455
[Notes]
UseLegacyMeetingParentHeuristic=0
この例では、こうした会議に適した別の変換方法を適用するように MNE に指示します。 デフォ
ルト(1)の場合、MNE は従来の方法を使用します。これは、こうした会議が少ないかまったくな
い環境に適しています。
MNE は、Azure AD のディレクトリ同期ツールの使用など、Microsoft の Azure 環境でホストさ
れる Office 365 への移行をサポートします。Azure AD Sync ツールはこの移行を目的とした
Microsoft の以前のツールに替わるツールです。MNE ドキュメント内で以前は「DirSync」ツール
と呼ばれていました。これらの呼称は、本リリースですべて「AD Sync」に更新されています。
391232
Directory Export Wizard では、次のいずれかの形式でグループ メンバーに配布できるように、
必要に応じて SMTP アドレスをサポートするようになりました。
388916
Display Name [email protected]
\"Display Name\" <[email protected]>
「裸の」SMTP アドレス(例:[email protected])も従来通り有効です。このオプションは、MNE
の Global Defaults および Task Parameters の新しいブール プログラム パラメータを使用し
て有効または無効にします。
[DirectoryExport]
AllowFullMailboxAddresses=<#>
この機能はデフォルトで無効(0)になっていますが、AllowFullMailboxAddresses=1 を設定する
と有効になります。
MNE には新たに 65 個の PowerShell コマンドレットが追加され、これらのコマンドレットによ
り、さまざまな製品のウィザードやユーティリティを構成およびトラブルシューティングできる
ようになりました。MNE の『管理ガイド』に新たに追加された第 15 章には、すべてのコマンド
レットの構文、パラメータ、入出力、アプリケーションの注意事項や使用例が記載されていま
す。
378192
378193
378197
Data Migration Wizard では、Notes のメッセージからイメージを抽出して、そのイメージを
OLE Device Independent Bitmap オブジェクトの添付ファイルに置き換えるオプションが提供さ
れるようになりました。このオプションにより、イメージを OWA と Office Web クライアントの
両方で表示できます。また、イメージの圧縮率も向上し、2 倍になりました。この機能は、MNE
の Global Defaults および Task Parameters の新しいブール プログラム パラメータを使用し
て有効または無効にします。
215812
[Exchange]
ExtractEmbeddedImages=<#>
この機能はデフォルトで有効(1)になっていて、ExtractEmbeddedImages=0 を設定すると無効に
なります。
MNE のグループ コレクションおよびユーザー コレクションには、Visible(またはその反対)を
指定するようになりました。これにより、コレクションが MNE のその他のテーブルやコレクショ
ンのリストに表示されるかどうかが決まります(MNE のプロビジョニング、移行、その他の機能
は、ドロップダウン リストやテーブルから指定した特定のコレクションに適用されます)。MNE
の Collection Wizard では、コレクションを定義し、コレクションの属性を編集できます。各コ
レクションにこのオプションを設定する [Visible](表示)チェックボックスが追加されまし
た。また、Notes Migration Manager([Manage Groups](グループの管理)画面および [Manage
Users](ユーザーの管理)画面)のコレクション テーブルの新しい Visible 列には、表示され
るコレクションのチェックマークが表示されます。
174071
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リリース ノート
3
解決済みの問題
Notes Migration Manager の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
Directory Export Wizard を 2 回実行する間にグループ リストが Notes で編集されると、MNE
の[View Summaries](サマリを表示)画面や [Distribution list details](配布リスト詳細)
画面(Notes Migration Manager にある)に、更新されたグループ メンバーが表示されるように
なりました。
392121
アップグレード手順が改善され、一部の環境での初めての起動で、Notes Migration Manager
(移行コンソール)をより確実に起動できるようになりました。
392115
Data Migration Wizard の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
Office 365 または PST への移行時の連絡先の処理が改善されました。
415822
MNE の Task Parameters の [DirectoryExport] セクションに SkipGroupMembers=1 が設定され
ている場合でも、自動処理リストを使用するリソースのために、リソースの所有者制限が維持さ
れるようになりました。
398273
メールの移行が未選択で [Notes] MigrateOrphanedDocs=0 が設定されているときの、孤立した
ドキュメントの処理およびフィルタの適用がより効率的に行われるようになりました。
395172
カスタム メールボックスの再移行時に Exchange にすでに存在するカスタム メールボックス
フォルダの、ACL 更新の処理が改善されました。
394669
複雑な繰り返し会議の処理がより堅牢になりました。
392251
繰り返し会議の処理で参加者の 1 つのインスタンスを除くすべての受け入れを認識するように
なったため、Exchange 2013 Calendar Repair Assistant が誤って会議を「修正」して、削除さ
れたインスタンスを復元することがなくなりました。
382769
メッセージの本文の処理が改善され、Outlook と OWA の両方に、同様に表示されるようになり
ました。
380201
Domino/Notes 9.0.1(のみ)から移行が、ファイル システムを使用して移行するように設定され
ている場合、ユーザーのファイル システムが検出されないときでも、その制約は有効とみなされ
ます。
353409
Directory Export Wizard の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
名前にスラッシュ(「/」)文字が使用されているメールイン データベースは、X500 形式(例:
CN=name/O=site)ではなく、「使いやすい」形式(例:単に name のみ)で再度エクスポートさ
れます。
406975
[DirectoryExport] SkipGroupMembers=1 に設定しているときの、Directory Export Wizard で
のリソースの所有者制限の処理が改善されました。
398273
[DirectoryExport] NoSummary=1 が有効になっているときの、サイズの大きいフィールド コン
テンツの Directory Export の処理が向上しました。
393997
CMNExcludeFromDirSync 設定が更新されて 0 を有効なエントリとして許可するようになり、こ
の機能を完全に無効にできるようになりました。以前は、このパラメータは、マージされ、メー
ルボックスが有効なオブジェクトを Notes と再同期する時期を制御するために、AD 属性を指定
する目的のみで使用されていました(オブジェクトが最初に Dell の CMN Directory Connector
でプロビジョニングされなかった場合、このパラメータは無視されます)。
369932
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リリース ノート
4
SSDM の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
MNE の SSDM は、Outlook 2013 ユーザーの Office 365 の個人用オンライン アーカイブに移行
できるようになりました。
395706
1 か月に複数のインスタンスがある繰り返し会議のパターン(例:連続する 3 か月、第 2 月曜
日と第 2 火曜日に開催)の処理が SSDM で改善されました。
353407
既知の問題
移行プロセスで発生するほとんどの既知の問題および制限は、ソース環境とターゲット環境での機能の不整合に
よるものです。つまり、Notes 環境で使用できる機能は、ターゲット環境でも同じ機能や互換性のある機能が提
供されていなければ移行できません。その他の制限は、機能の非互換性によるものです。ソース環境とターゲッ
ト環境で同じ機能が提供されていても、実装方法が大きく異なる場合は、実際には移行できないことがありま
す。どの場合でも、ほとんどの管理者は、このような制限を移行プロジェクト全体の中では些細なこと、または
偶発的なこととみなします。
Dell では、一時的かつ今後のリリースで解決されると予想される(ここに記載された)既知の「問題」と、プ
ロセスや環境アーキテクチャに固有のものと考えられ、したがって解決は望めないと予想される既知の「制限」
とを区別しています。MNE『移行前プランニング ガイド』の「付録 A」に、Dell の Migrator for Notes to
Exchange の現行バージョンで改善されたこれらの移行プロセスの既知の問題がすべて記載されています。
他社製品に起因するものも含め、このリリースの時点で存在する既知の問題の一覧を次に示します。
一般的な既知の問題
既知の問題
問題 ID
一連の会議の繰り返しパターンが Notes ではサポートされているが Outlook ではサポートされ
ていない場合に、主催者または出席予定者のどちらか(両方ではない)が移行されると、個々の
会議の一部の更新/キャンセル/応答は動作しません。
227308
Exchange への移行前に実行されていない会議の代案は、Exchange への移行後に実行できませ
ん。
227303
Notes のバージョンによっては、カスタム Notes ACL アクセス レベルの No Access +Read や
No Access +Read +Write で移行しても、Outlook 2003 の連絡先フォルダへの権限がユーザーに
付与されません。
Data Migration Wizard が Office 365 ユーザーからの転送を削除し、ローカルの Active
Directory が存在しない場合、ウィザードは実行を正常に完了しますが、3 つのエラーが発生し
ます。うち 2 つは、Active Directory でユーザーの検出に失敗した、というエラーです。
100088
Dell の Report Pack for Lotus Notes Migration バージョン 2 のインストーラは、バージョン
1 のインストーラとは異なり、MNE データベースのテーブルに対して MessageStats Report サー
バーの URL を設定しません。
100083
Domino 名が Exchange の最大名前長を超えている場合、MNE によって Notes ユーザーの名前が
切り詰められます。ただし、その後 Directory Export Wizard を実行すると、切り詰められた名
前が Notes の元の名前と同じものとして認識されないため、重複したオブジェクト レコードが
生成されてしまいます。
100071
ドラフトのカレンダー アイテムは Exchange に移行されますが、移行後は一部の機能が動作しま
せん。
100000
移行前に、会議の委任と、委任されたユーザーが承諾または辞退を行った場合、繰り返しタイプ
の会議を移行すると、会議主催者により会議の招待を委任された Notes ユーザーの会議承諾/辞
退状況が正しく表示されない場合があります。
242781
個人用アドレス帳を移行する場合、MNE の Data Migration Wizard は、Notes に登録されている
連絡先の携帯電話番号を、対応する Exchange レコードの [Pager](ポケットベル)フィールド
88418
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リリース ノート
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に移行してしまいます。
iNotes 連絡先のみを移行する場合、[Notes Mail Files](Notes のメール ファイル)画面が表
示されないため、管理者がサーバー経由またはファイル システム経由のどちらで移行するかを選
択できません。最後の移行で選択したのがファイル システムの場合は、Task Parameters か INI
ファイルに移動して変更しない限り、ファイル システム経由でプログラムが実行されます。
57447
Exchange が原因で、他のアプリケーション(Notes Migrator for Exchange を含む)で、リソー
スのメールボックスに移行されたアイテムの「所有者」プロパティを設定できません。
57381
Exchange 2003 管理ツールが実行されていても、Exchange 2007 管理ツールが実行されていない
システムでは、Microsoft PowerShell が誤ってプログラム エラーを報告することがあります。
59936
Exchange 2013 または 2010 に移行する場合:1 つのフォレストで複数のドメインで構成された
Exchange 2013 または 2010 環境への移行で、連絡先をマージするか、メールボックス有効にす
る場合、グローバル カタログとドメイン コントローラの設定(Notes Migration Manager の
[Active Directory Configuration](Active Directory の構成)画面上)を、移行またはメール
ボックス有効にする Active Directory ユーザー オブジェクトを含むドメイン内のサーバーに設
定する必要があります。
75388
このリリースでは、Notes Migrator for Exchange は、Notes Active Mail を移行しません。
94566
Directory Export Wizard の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Microsoft Transporter を使用して、Notes と Exchange を並行運用し、Notes から Exchange
へのメール転送の設定を行っている場合、続けて実行される Directory Export Wizard により次
のエラーが生成されます(ユーザーごとに 1 エラー)。
56474
ERROR: [2448-147-22-00000000] Unable to import SMTP Address '[address]'
このエラーは、メールの転送の際に、Notes のユーザー文書で 2 つの @ 記号が付いた修正済み
のアドレス形式が要求されるために発生します。Data Migration Wizard では、メール転送の設
定時にアドレスが設定されるので、Directory Export Wizard は無効な SMTP アドレスとして正
しくフラグを立てることができます。このようなエラーは、メール転送が設定された後は無関係
となるため、無視しても問題ありません。
SSDM の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Domino/Notes 9.0.1 から移行する場合、3 か月分の各月の最終週の金曜日にスケジュールされて
いる会議と予定が SSDM で Exchange に移行されません。
353408
Domino/Notes 9.0.1 から移行する場合、1 か月に複数回繰り返される会議は、SSDM 経由では
Exchange に移行されません。
353407
BES Migration の既知の問題
既知の問題
問題 ID
[Specify How to Notify BlackBerry Users](BlackBerry ユーザーの移行方法の指定)画面の
[Template file](テンプレート ファイル)フィールド(Data Migration Wizard)では、このウ
ィザードが使用するテンプレート ファイルを指定できる [Browse](参照)機能が提供されてい
ます。MNE(バージョン 4.10 以上)にアップグレードすると、[Browse](参照)機能はデフォル
トで、新しい Dell フォルダではなく、ファイルのアップグレード前の場所(Quest フォルダ)
を参照しているため、新しい Dell フォルダにファイルを手動で移行する必要があります。以前
の Quest フォルダからファイルを選択すると、移行できません。この影響についての説明が MNE
の『管理ガイド』の [Specify How to Notify BlackBerry Users](BlackBerry ユーザーの移行
方法の指定)画面の注に追加されています。
375843
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オフライン移行の既知の問題
既知の問題
問題 ID
オフラインでの移行の場合は、Data Migration Wizard の Task Parameters にある [General]
セクションの HTMLdoclinks プログラム パラメータを 0(ゼロ)に設定する必要があります。
HTMLdoclinks=0 に設定すると、ウィザードで Notes DocLinks が Notes スタイルの DocLinks
として移行されます。DocLinks は、Notes クライアントがクライアント ワークステーションに
インストールされている場合にのみ、Exchange で開くことができます。デフォルト(HTMLdoclinks=1)では、Notes DocLinks は HTML スタイルのリンクとして Exchange に移行され、ユー
ザーが iNotes を使用できる場合は、Web ブラウザで開くことができます。ただし、このデフォ
ルト設定を使用すると、オフライン移行ではエラーが発生します。
30886
Outlook の既知の問題
既知の問題
問題 ID
自動アーカイブに設定した保存期間が過ぎるまで、Outlook のアーカイブは、移行対象のメッセ
ージには適用されません。Outlook は、最終更新日時に基づいてメッセージの保存期間を決定し
ますが、移行時に最終更新日時が移行の日時に書き換えられてしまうためです。メッセージは移
行されると、その移行日が更新日になりますが、Outlook では Data Migration Wizard でプロパ
ティを移行前の本来の日時にリセットできません。Outlook のアーカイブ機能では、メッセージ
が移行されてから保存期間(通常は 30 日)が経過してメッセージが「更新日の再計算」される
までメッセージはスキップされ、保存期間が経過した時点ですべての移行されたメッセージが保
存されます。
58004
DocLinks の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Outlook XP と Outlook 2003 では、移行済み DocLinks をプレビュー ペインから開くことがで
きず、DocLinks が含まれる表示されたメッセージからのみ開くことができます(ただし、
Outlook 2007 の場合は、DocLinks をプレビュー ペインから開くことができます)。
51131
Migrator for Sametime の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Migrator for Sametime(MFS)は、パブリック Sametime グループを移行しません。
233012
システム要件
MNE 4.11 をインストールする前に、システムが次のハードウェアおよびソフトウェアの最小要件を満たしてい
ることを確認する必要があります。また、MNE の『クイックスタート ガイド』および『移行前プランニング ガ
イド』で説明しているように、MNE には、ハードウェアおよびソフトウェアの基本要件に加えて、特定の権限と
構成が必要です。
Lotus Domino サーバー
サポートされる Domino ソース環境(すべての範囲が含まれる):
Notes/Domino 9.0.0 および 9.0.1
Notes/Domino 7.0.0~7.0.4
Notes/Domino 8.5.0~8.5.3 および 8.0.0~8.0.2
Notes/Domino 6.x および 5.x
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リリース ノート
7
Microsoft Exchange サーバー
サポートされる Exchange ターゲット環境:
Microsoft Office 365
Exchange 2010 RTM、SP1、SP2 または SP3
Exchange 2013 RTM または SP1
Exchange 2007 SP3
Active Directory サーバー
MS AD Sync 経由で Office
365 に移行する場合:
ローカル AD サーバーに、Exchange 2013(RTM または SP1)または
Exchange 2010(SP1)スキーマ拡張が必要です。
必要な SQL Server へのアクセス権
Microsoft SQL Server
管理者の移行サーバーまたは別のサーバーのいずれかにインストールされている
Microsoft SQL Server にアクセス可能である必要があります。また、最低 20GB の
空きディスク スペースが必要です。注:
•
Microsoft SQL Server バージョン 2012、2008、2008 Express、2008 R2、
2005、または 2005 Express がすでにインストールされている場合は、それ
を使用することができます。また、MNE AutoRun インストーラに用意されて
いるリンクを使用して Microsoft から無料コピーをダウンロードし、イン
ストールすることもできます。
•
SQL と通信するには、管理者のワークステーションに SQL 2012 Native
Client が必要です。
SQL Server 2012 コマン MNE 移行管理用サーバーには、Microsoft SQL Server 2012 コマンド ライン ユー
ド ライン ユーティリテ ティリティもインストールする必要があります。これは、MNE Autorun で提供され
ィ
ているリンクから、無料でダウンロードできます。
最高のパフォーマンスを MNE の Directory Export Wizard で最高のパフォーマンスを得るために、特に大量
得るための推奨事項
のグループやドメインを持つサイトでは、完全な機能を持つエディション(Express
以外)の SQL Server を利用することをお勧めします。
MNE 移行管理用サーバーの要件
サポートされているオペレーティング システム(移行
先)...
Exchange
2013/2010
Office 365
Exchange
2007
32 ビット



64 ビット


Windows Server 2008 R2
64 ビット



Windows Server 2012 または 2012 R2
64 ビット



Windows 7
32 ビット


64 ビット


32 ビット


64 ビット


Windows Server 2008 SP2
Windows 8
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
8
Exchange BlackBerry の移行の要件は次に別途記載。
ワークステーションの並 大規模な移行を迅速に行うために、複数の移行サーバーで並行して MNE を実行する
行実行:
ことができます。
ワークステーションのハ Exchange サーバーとは別のマシンが必要ですが、AD および Exchange と同じドメ
ードウェア
インのメンバーにします。
仮想マシンでも使用できますが、「物理的な」専用マシンを用意する方が、移行パ
フォーマンスの向上が望めます。
ハードウェアの最小要件:
•
2GHz 以上のデュアル コア プロセッサ、4GB のメモリ、および 20GB のデ
ィスク空き容量。
パフォーマンス向上のための推奨事項(特に、大容量データを移行する場合):
•
2GHz のクワッドコア プロセッサ、8GB のメモリ。
•
すべての移行サーバー、Exchange、および Domino サーバーで、1Gbps の
NIC および 1 Gbps より高速なネットワーク接続。
移行先のすべての
Windows Installer 4.5(この Microsoft リンクからダウンロード可能)。
Exchange ターゲット タ .Net Framework 4.0。
イプに適用される要件
Lotus Notes がシングルユーザー モードでインストールおよび設定されている必要
(Office 365 を含む)
があります。Notes クライアントのバージョンは、9.0.0 ~ 9.0.1、8.5.0 ~
8.5.3、8.0.0 ~ 8.0.2 または 5.0.13 ~ 7.0.4 のいずれか 1 つである必要があ
ります。クライアントのバージョンは、Domino サーバーのバージョンと同じかそれ
以降である必要があります。
デフォルトのメール クライアントとして、32 ビット エディション (のみ) の
Outlook 2013、2010、または 2007 を設定する必要があります。Exchange 2013 ま
たは Office 365 へ移行する場合、Outlook クライアントは Microsoft の
Exchange 2013 または Office 365 に関する要件をそれぞれ満たす必要がありま
す。Dell では、Outlook 2013 を Office 365 に移行することをお勧めします。
移行の実行に必要な MAPI DLL は、ダウンロード可能な Exchange「サーバー」MAPI
ではなく、Outlook に含まれる MAPI DLL である必要があります。
Exchange 2013、2010、 Windows PowerShell 2.0(Windows 7 または Windows Server 2008 R2 ではデフォ
または Office 365 への ルトでインストールされます)。その他の Windows の各バージョンの場合、
移行に必要な他の要件
PowerShell 2.0 は Windows Management Framework の一部として、この Microsoft
のリンクからダウンロードできます。Windows 7、Windows Server 2008 R2、または
Windows Server 2012 を実行している場合、PowerShell 2.0 の代わりに
PowerShell 4.0 を使用できます。
Exchange 2007 に
移行する場合の
要件
Exchange 2007 SP3 管理ツール(32 ビット バージョン)。これには、.Net
Framework 2.0、Microsoft Management Console(MMC)、および Windows
PowerShell 2.0 が必要です。この Microsoft リンクから Exchange 2007
Management Tools の 32 ビット版を入手できます。また、Microsoft の インスト
ール ガイドを参照してください。
(上記の .Net Framework 2.0 および 4.0 に加え).Net Framework 3.5 SP1。
Admin Account Pooling
機能に
必要(『管理ガ
イド』の第 14 章を参
照)
Microsoft Office 365 コマンドレットのインストール。それに伴い、Windows 7 ま
たは Win Server 2008 R2 が必要です。
Windows PowerShell 2.0(サポートされるいずれかの OS と共にデフォルトでイン
ストールされる)、および (上記の .Net Framework 4.0 と) .Net Framework
3.5 SP1。Windows 7、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2012 を実
行している場合、PowerShell 2.0 の代わりに PowerShell 4.0 を使用できます。
MSOL Sign-in Assistant、x86 または x64。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
9
エンドユーザー デスクトップ(SSDM を実行する場合)
SSDM エンドユーザー ワークステーションには仮想マシンも使用できますが、物理的な専用マシンを用意する方
が移行パフォーマンスの向上が望めます。
サポートされる
オペレーティング
システム
Windows 8.1、Windows 8 または Windows 7:32 ビットまたは 64 ビット エディシ
ョン。
Windows Server 2012:32 ビットまたは 64 ビット エディション。
Windows Vista(Business、Enterprise、または Ultimate):32 ビットまたは 64
ビット。
Windows 2003:32 または 64 ビット エディション。
Windows XP SP2 または SP3 Professional:32 ビット エディション(のみ)。
必要な
Outlook クライアント
Outlook 2013、2010、2007、または 2003 の 32 ビット エディション (のみ)。
Dell では、Outlook 2013 を Office 365 に移行することをお勧めします。
Exchange 2013 または Office 365 へ移行する場合、Outlook クライアントは
Microsoft の Exchange 2013 または Office 365 に関する要件をそれぞれ満たす必
要があります。
Unicode のサポート
各エンド ユーザーの
SSDM デスクトップ
Unicode のサポートには、次のいずれかのバージョンの Lotus Notes クライアント
が必要です。
•
9.0.0 または 9.0.1
•
8.5.0 ~ 8.5.3(含む)
•
8.0.0 ~ 8.0.2(含む)
•
5.0.13 ~ 7.0.4(含む)
Microsoft .Net Framework バージョン 2.0 がインストールされている必要があり
ます。
エンドユーザーが(各ユーザーのローカル コピーからではなく)ネットワーク共有
から SSDM アプリケーションを実行する場合:各ワークステーションには .Net 3.5
SP1(以降)がインストールされているか、ネットワーク共有内の SSDM に完全な信
頼を付与する Code Access Security(CAS)ポリシーが必要です(必要な CAS ポリ
シーを設定する手順については、MNE の『シナリオ ガイド』の第 4 章「SSDM を実
行する前に」を参照してください)。
移行の実行に必要な MAPI DLL は、ダウンロード可能な Exchange「サーバー」MAPI
ではなく、Outlook に含まれる MAPI DLL である必要があります。
Lotus Sametime から Microsoft Lync への移行要件
MNE にバンドルされている Dell Migrator for Sametime が必要です。また、Sametime クライアントおよび
Lync クライアントをインストールして実行する必要があります。
Domino BlackBerry から Exchange BlackBerry への移行要件
サポートされるソース
Notes BlackBerry Enterprise Server 4.1.x または 5.0.x
サポートされるターゲッ Exchange BlackBerry Enterprise Server 10.x または 5.0.x。
ト
MNE
管理サーバー
オペレーティング システム:Windows 7 SP1 または Win Server 2008 R2。
Windows Powershell 3.0、および Windows Management Framework 3.0。
BlackBerry Enterprise Server Resource Kit、BlackBerry サーバーと互換性のあ
るバージョン。BES 10 には、BES Resource Kit バージョン 6.x が必要です。
Domino および Exchange BlackBerry Enterprise Server のバージョンが異なる場
合、両方が移行サーバーにインストールされている必要があります。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
10
BlackBerry 移行のため
の Migration
Webservice エンドポイ
ント
オペレーティング システム:Windows 7 SP1 または Win Server 2008 R2。
Microsoft IIS 7 以降と、Net 3.5 SP1 および .Net 4.0 が実行中の Web アプリケ
ーション プール。
SSDM スケジューリング ユーティリティの Web サービスをホ
ストしているサーバー
ASP.net バージョン 4.0 がインストールされている必要があります。SSDM Scheduling Web Service が実行さ
れている場合、SSDM Scheduling Web Service によって使用されているアプリケーション プールの .NET
Framework バージョンを .NET 4.0 に変更する必要があります。
アップグレードと互換性
新しいバージョンをインストールするために、以前のバージョンをアンインストールする必要はありません(た
だし、後述のように、4.10 より前の BES Migration Website をアップグレードする場合は例外です)。アップ
グレード インストールおよびセットアップは完全に自動化されており、以前のバージョンによって移行済みの
すべてのデータが保護されます。そのため、以前のバージョンで移行を中止したところから移行プロセスを再開
できます。
重要: アップグレード プロセスにより、既存の pabreplicator.nsf、attrs.tsv、wte.htm および
ybm.htm の各ファイルがファイル名に日付スタンプが追加されてバックアップされるため、元のファイ
ルと同じ名前で新しいファイルが作成されます。
重要: MNE では、4.10 より前のバージョンから現行バージョンへの BES Migration Website の直接の
アップグレードはサポートされていません。4.10 より前のバージョンの Quest BES Migration
Website をアンインストールして、現行バージョンを最初から再インストールする必要があります。ア
ンインストール手順は次のとおりです。
Quest BES Migration Website をアンインストールするには
残りの 4.10 より前のインストールは変更しないで、Quest BES Migration Website のみをアンインストールす
るには、次の手順で現行バージョンをインストールします。
1
PowerShell を開いて、次のコマンドレットを実行します。
Get-MigrationConfiguration -ServerName <BES Migration Website がインストールされている
サーバーの名前> -id "Default settings"
–ServerName の一般的な値は、localhost:4399 です。
このコマンドレットを実行すると、移行構成情報が返されます。この情報には、ConfigurationGuid も
含まれています(ConfigurationGuid の内容をメモしてください)。
2
次のコマンドレットを実行します。
Export-MigrationConfiguration -ServerName localhost:4399 -id <ConfigurationGuid> FileName <出力ファイルのパス>
3
出力ファイルのコピーを作成し、バックアップとして保管します。
4
元の出力ファイルを開き、ファイルの一番下までスクロールします。次に、[BlackBerry] セクション全
体を削除し、ファイルを保存します。
5
次のコマンドレットを実行します。
Import-MigrationConfiguration -ServerName <BES Migration Website がインストールされてい
るサーバーの名前> -ConfigurationGuid <ConfigurationGuid> -FileName <出力ファイルのパス>
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
11
6
Windows の [コントロール パネル] で、[プログラムの追加と削除] を開き、Quest BES Migration
Website のアンインストールを実行します。
7
C:\Program Files\Quest Software から Quest BES migration website フォルダを削除します。
8
インストーラを実行して、MNE を現行バージョンにアップグレードします。Quest BES Migration
Website は、必ず、MNE と共にインストールしてください。
9
インストールが完了したら、Notes Migration Manager を起動して、[BlackBerry Servers]
(BlackBerry サーバー)画面を開き、[Enable](有効)ボタンをクリックして、Quest BES Migration
Website のインストールを実行します。
Website のインストールが完了すると、[BlackBerry Servers](BlackBerry サーバー)画面のフィールドがす
べて有効になります。
製品のライセンス
Dell の Migrator for Notes to Exchange は、有効なライセンス キーが付与されているアプリケーションを必
要とする従量使用製品です。MNE ライセンス キーは、MNE の Notes Migration Manager コンポーネント内にイ
ンストールされます。
Dell Inc. では、移行するユーザー数に応じたライセンス キーを販売しています。この制限に達すると、ソフ
トウェアは移行済みのユーザーに対しては表面上は引き続き機能しているように見えますが、それ以降ユーザー
は移行されません。特定のユーザーのすべての機能(プロビジョニング、転送、移行など)に同じライセンスが
使用されます。プログラム機能が各ユーザーに初めて適用されると、ユーザー ライセンスの数がその分だけ増
えていきます。つまり、任意の MNE コンポーネントの任意の機能を特定のユーザーに適用した場合、そのユー
ザーにすべてのコンポーネントのすべての機能を同じライセンスで適用できます。また、必要に応じて、オリジ
ナルのライセンスを使用して、ユーザーを再移行することができます。再移行には、追加のライセンスは必要あ
りません。
評価版(トライアル版)ライセンスの目的は、ご使用の環境でお客様独自のデータを使用して MNE ソフトウェ
アを実際に使用し、MNE の機能がニーズに合っているかどうかをお客様が確認できるようにすることです。その
ため、評価版/トライアル版ライセンスでは、「MIGRATION EVALUATION」(移行評価)というプログラム スタン
プがすべての移行後のメッセージの [Subject](件名)の前に付き、さらに、次の制限が適用されます。

2 週間以上先のカレンダー アイテムは、移行されない。

個人用アドレス帳の移行時に移行できるのは、個人用アドレス帳 1 つにつき 5 件の連絡先と 5 個のグ
ループのみ。
ライセンス キーの取得または追加については、Dell Software セールスの担当者までお問い合わせください。
評価版、永久版のいずれも、ライセンス キーは NotesEX_4-###-#####.asc というファイル名形式(###-#####
は固有のライセンス番号)で、Dell Licensing から添付ファイルとして送信されます。ライセンス キー ファ
イルをデスクトップまたはその他の適切な場所にコピーします。
製品はライセンス キーがなくてもインストールできますが、ソフトウェアを初めて実行するときに、ライセン
ス キーを適用するように要求するメッセージが表示されます。Dell Inc. から提供されたライセンス キー フ
ァイルを検索し、ライセンス キーを適用するように求められます。[Browse](参照)機能を使用して、.asc ラ
イセンス ファイルを検索し、指定します。
以前のバージョンからアップグレードする場合は、自動アップグレード プロセスによって既存のライセンス キ
ーが新しいバージョンに転送されます。したがって、再インストールは不要です。
注: ほとんどの環境では、Dell ライセンスを MNE にインストールする前に UAC(User Account
Control: ユーザー アカウント制御)を無効にする必要があります。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
12
MNE 4.11 はじめに

アップグレードとインストールの手順

その他の資料
アップグレードとインストールの手順
Migrator for Notes to Exchange をインストールするには:
1
Dell.com Web サイトから Migrator for Notes to Exchange の zip フォルダをダウンロードし、すべ
てのファイルをインストール フォルダに抽出します。インストール フォルダから Autorun.exe を実行
します。
(これを実行するのではなく、MNE 製品 CD を挿入してもかまいません。自動的に Autorun ユーティリ
ティが実行されます)
Autorun ユーティリティが起動し、製品をインストールする前に前提条件やすべての MNE ドキュメント
を含む製品情報を参照できます。
2
ご使用の環境がこのリリース ノートで指定されているシステム要件に準拠していることを確認します。
必要なサードパーティ製コンポーネントのいくつかは、Autorun の [Prerequisites](前提条件)タブ
にあるリンクから入手できる場合があります。
3
インストールの準備ができたら、Autorun の [Install](インストール)タブを選択します。
4
Notes Migrator for Exchange 製品名を選択してから、[Next](次へ)を選択します。
5
ライセンス契約を読んで同意します。
6
MNE Installation Wizard の説明に従います。
注:Microsoft の再配布可能コンポーネントが含まれている場合は、移行サーバー上でインストールで
きます。Dell Migrator for Notes to Exchange を使用するには、移行環境に Microsoft SQL Server
がインストールされている必要があります。Microsoft SQL Server 2005 Express をインストールする
場合は、マシンに .NET Framework 2.0 がインストールされている必要があります。
注: Windows Server 2003 上にインストールしてから Microsoft の再配布可能コンポーネントの 1
つをインストールする場合、セットアップを終了するには InstallShield Wizard を閉じるようにダイ
アログボックスで指示され、プロセスが中断されることがあります。このメッセージが表示されても
InstallShield Wizard を閉じる必要はありません。[無視] ボタンをクリックしてダイアログボックス
を閉じて、セットアップを再開しても問題ありません。
注:MNE では、SQL 2012 Native Client にアクセスする必要があります。移行サーバーに Microsoft
SQL Server 2012 がインストールされている場合は、Native Client もインストールされています。
Native Client がインストールされていない場合は、Installation Wizard で Dell Inc. MNE インス
トールの最後に、Microsoft SQL Server Native Client をインストールするオプションを選択してく
ださい。
7
MNE インストーラで表示される残りの手順と指示を実行します。
注:MNE には、環境をスキャンし、MNE アプリケーションのシステム要件に適合しているかどうかを判
断するウィザードが用意されています。MNE Prerequisites Checker により、必要なソフトウェアと設
定、接続、権限、およびアクセス権が確認されます。MNE インストーラの終了ページからこのウィザー
ドが自動的に起動されるようにするには、インストーラの [Finish](完了)ボタンをクリックする前
に、チェックボックスをオンにしておきます。
[
] セットアップが終了したら、Prerequisites Checker を起動します。
この Checker は、Windows の [スタート] メニューの [Dell Inc.]、[Dell Migrator for Notes to
Exchange] グループから個別に実行することもできます。Prerequisites Checker のログ ファイル
は、%SystemDrive%\ProgramData\Dell\ に書き込まれます。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
13
最後の画面の [Finish](完了)をクリックして、インストールを完了します。MNE インストーラが終了
すると、Autorun ユーティリティの [Install](インストール)タブに戻ります。[Prerequisites
Checker] チェックボックスをオンにすると、Prerequisites Checker のウィザードが(別ウィンドウ
で)すぐに実行されます。
8
必要に応じて、Autorun の他のタブを参照できます。
9
Autorun の他のタブを参照したら、(ウィンドウの右上隅にある [X])閉じるボタンをクリックして
Autorun ユーティリティを閉じます。
10 任意選択の MNE タスク スケジュール機能を使用する場合は、MNE の『管理ガイド』の「付録 A」の
「タスクのスケジュールを設定するには」セクションに記載の手順に従って、MNE Task Scheduler が構
成されていることを確認します。
MNE コンポーネントを構成または実行する前に、上記の「製品のライセンス」を参照してください。
注: ロケール固有の設定:また、英語以外の Lotus Notes 環境からの移行を行う場合は、特定の表示
要素のために英語以外の適切な値で Data Migration Wizard と SSDM の両方を構成する必要がありま
す。『管理ガイド』の「付録 A」の「MNE で英語以外の Notes ロケールを構成するには」を参照してく
ださい。
その他の資料
MNE に関する情報(すべての製品ドキュメントを含む)は、Dell Software のサポート ポータル
https://support.software.dell.com/ja-jp からダウンロードできます。
MNE の詳細については、次のマニュアルを参照してください。

Dell MessageStats Report Pack for Lotus Notes Migration ユーザー ガイド:Dell MessageStats
Report Pack for Lotus Notes Migration の紹介、インストール、および操作に関する説明が記載され
ています。
MessageStats Report Pack for Lotus Notes Migration は単独の製品ですが、追加費用なしで MNE にバンドル
されています。MessageStats は追加のインストール オプションとして MNE Autorun アプリケーションに表示
されます。
Dell のWindows Management and Migration オンライン コミュニティ
Dell Windows Management and Migration Community は、次のようなトピックについて情報を交換するための対
話型のオンライン コミュニティです。

電子メール、ID、アプリケーションの Windows Exchange プラットフォーム(業務用および Office 365
のようなホストされた Exchange プラットフォームを含む)への移行。Exchange、GroupWise、Notes か
らの移行を含みます。

Active Directory の移行。

Notes アプリケーションおよび Exchange パブリック フォルダから Sharepoint への移行。

共存戦略とツール。
このコミュニティは Dell Migration の専門家とユーザーの協力関係を促進することを目的に作成されたもので
す。このコミュニティを通じて:

製品リリースやベータ版に関する情報を誰よりも早く入手できます。

Dell の製品リーダーや、移行および共存のエキスパートにアドバイスをもらうことができます。

ディスカッション フォーラムへの参加、洞察やアイデアの共有をはじめ、一般的な質問に回答してもら
うことができます。
フォーラムやライブラリは自由に参照できますが、コミュニティの利点をフルに活用し、新しいスレッドを立
て、他のユーザーからのメッセージに応答し、ドキュメントやダウンロードの評価を行うには、コミュニティに
加入する必要があります。すでに Dell アカウントをお持ちの場合、または他の Dell コミュニティのメンバー
である場合は、サインインするだけです。サインインおよび加入機能はどちらも、Dell Windows Management
and Migration Community のページの右上にあるリンクから利用することができます。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.11
リリース ノート
14
グローバリゼーション
ここでは、北米以外の地域のお客様に必要な、この製品を英語以外の言語構成でインストールして構成する方法
を説明します。ここでの説明は、製品ドキュメントの別の箇所に記載されているサポートされているプラットフ
ォームと構成についての説明に代わるものではありません。
このリリースでは、Unicode が利用可能で、すべての文字セットがサポートされています。すべての製品コンポ
ーネントが同じまたは互換性のある文字エンコーディングを使用するよう構成する必要があり、同じロケールお
よび地域オプションを使用してすべての製品コンポーネントをインストールする必要があります。このリリース
を利用できる対象地域は、北米、西ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、極東アジ
ア、日本です。このリリースでは、コンプレックス スクリプト(中央アジア:インド、タイ)をサポートして
います。
本リリースのリリース ノートは、日本語向けにローカライズされています。
Dell について
Dell はお客様の声を大切にし、常に製品やサービスの向上に努めております。詳細については、
http://software.dell.com/jp-ja/ を参照してください。
Dell へのお問い合わせ
テクニカル サポート:オンライン サポート
製品に関するご質問および製品のご購入:03-5908-3511
E メール:[email protected]
著作権、免責事項、および商標
© 2014 Dell Inc.
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は、ソフトウェア ライセンスまたは機密保持契約に基づいて提供されます。本ソフトウェアは、当該契約の条
項に準拠している場合に限り、使用または複製することができます。本書のいかなる部分も Dell Inc. の書面
による許可なしに、購入者の個人的な使用以外の目的で、複写や記録などの電子的または機械的ないかなる形式
や手段によっても複製または転送することはできません。
本書には、Dell 製品に関連する情報が記載されています。明示的、黙示的、または禁反言などを問わず、本書
または Dell 製品の販売に関連して、いかなる知的所有権のライセンスも付与されません。本製品の使用許諾契
約の契約条件に規定されている場合を除き、Dell はいかなる責任も負わず、製品に関連する明示的、黙示的ま
たは法律上の保証 (商品性、特定の目的に対する適合性、権利を侵害しないことに関する黙示的保証を含む) を
否認します。Dell は、損害が生じる可能性について報告を受けたとしても、本書の使用、または不使用から生
じるいかなる、直接的、間接的、必然的、懲罰的、特有または偶然的な障害 (無期限、利益の損失、事業中断、
情報の紛失も含む) に対しても責任を負わないものとします。Dell は、本文書の内容に関して正確性または完
全性についていかなる表明も保証も行わず、通知することなくいつでも仕様および製品記述の変更を行う権利を
留保します。Dell は、本書の情報を更新する一切の義務を負いません。
本文書の使用に関してご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。
Dell Inc.
デル株式会社〒212-8589
川崎市幸区堀川町580番地
ソリッドスクエア東館20F
日本国内および海外の事業所の情報に関しては、弊社の Web サイト(software.dell.com/jp-ja)を参照してく
ださい。
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商標
Dell および Dell のロゴは、Dell Inc. およびその関連会社の商標です。商標や商品名を有する事業体、またはそれらの商
品を表すために、他の商標および商品名が本書で使用されている場合があります。Dell は、第三者の商標や商号の独占的所
有権を一切否認します。
Microsoft、Windows、Outlook、および Active Directory は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登
録商標です。Office 365 は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標です。IBM、Lotus、Lotus
Notes 、および Domino は、世界各地の管轄区で登録されている International Business Machines Corporation の登録商
標です。
凡例
注意: 注意アイコンは、指示に従わなかった場合に、ハードウェアの損傷やデータの損失につながる可能性がある
ことを表しています。
警告: 警告アイコンは、物的損害、人身傷害、または死亡事故につながるおそれがあることを示します。
重要な注、注、ヒント、モバイル、ビデオ:情報アイコンは、サポートされる情報を示します。
テクニカル サポート リソース
テクニカルサポートは、有効な保守契約が付属する Dell ソフトウェアを購入している場合、または試用版を保
有している場合にご利用いただけます。
サポート ポータルには、問題を自主的にすばやく解決するために使用できるセルフヘルプ ツールがあり、24
時間 365 日ご利用いただけます。また、ポータルでは、オンライン サービス リクエスト システムを使用し
て、製品サポート エンジニアに直接連絡することもできます。
サイトでは次のことを実行できます。

サービス リクエスト(ケース)の作成、アップデート、および管理

ナレッジベース記事の参照

製品に関するお知らせの入手

ソフトウェアのダウンロード試用版ソフトウェアを入手するには、試用版のダウンロードにアクセスし
ます。

入門ビデオの閲覧

コミュニティ ディスカッションへの参加
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本製品に使用されているサードパーティ ソフトウェア
本製品には、次のサードパーティ コンポーネントが含まれています。サードパーティのライセンス情報につい
ては、http://software.dell.com/legal/third-party-licenses.aspx を参照してください。アスタリスク(*)
が付いているコンポーネントのソース コードについては http://opensource.dell.com を参照してください。
コンポーネント
ライセンスまたは承認
AutoMapper 2.0
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ります。
CommandLineParser 1.9
Copyright 2005-2012 Giacomo Stelluti Scala.
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Crypto++ 5.6.1
Compilation Copyright © 1995-2009 by Wei Dai.All rights reserved.
Portions contributed by Wei Dai.
このコンポーネントを使用するには、Crypto 5.6.0 ライセンスを遵守する必要
があります。
Entity Framework 4.2
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ます。
JQuery 1.4.4
Copyright 2012 jQuery Foundation および本製品に使用されているその他のサ
ードパーティ ソフトウェア
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
JQuery UI 1.9.0
Copyright 2010 John Resig.http://jquery.com/
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
JQuery Validation 1.11
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Json.NET 4.5
Copyright (c) 2007 James Newton-King.
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Knockout 2.2
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Log4Net 1.2.11
Copyright 2001-2006 The Apache Software Foundation.
このコンポーネントを使用するには、Apache ライセンスを遵守する必要があり
ます。
LumenWorks 3.8.0
LumenWorks.Framework.IO.CSV.CachedCsvReader
Copyright (c) 2005 Sébastien Lorion.
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Modernizr 2.6.2
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
WebGrease 1.1
このコンポーネントを使用するには、Apache ライセンスを遵守する必要があり
ます。
zlib 1.2.3
Copyright ©1995-2005 Jean-loup Gailly and Mark Adler.
このコンポーネントを使用するには、Zlib 1.2.3 ライセンスを遵守する必要が
あります。
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