第3回 NCD-小児外科領域会議事前質問と回答

第3回 NCD-小児外科領域会議事前質問と回答
Q1 小児外科学会術式記番号 50∼57 は小児外科学会分類では鏡視下手術となっていますが、消
化管内視鏡、気管支鏡、膀胱鏡等を使用した検査処置であり鏡視下手術の範疇には含んでは
いけないのではないでしょうか。実際、NCD 入力の注意書きにはこのような検査処置は除くと書
いてあります。誤解を生じる可能性があるため修正する必要があると思います。
A1 ご指摘のように、NCD-P における「内視鏡外科手術」という用語と、「2016 年小児外科-NCD 術
式対応表」における小児外科学会分類の「鏡視下手術」という用語は、よく似た用語ですが同
一の意味ではありません。NCD-P における「内視鏡外科手術」は、いわゆる「腹腔鏡下手術」や
「胸腔鏡下手術」を指しており、消化管内視鏡を用いた手術を含まないことが大前提です。一方、
小児外科学会分類の「鏡視下手術」には、例えば、50 内視鏡的切除術の OQ0317 大腸ポリー
プ切除術(内視鏡下)のように、消化管内視鏡を用いた NCD 術式も含まれます。この「小児外
科-NCD 術式対応表」における「小児外科学会分類」は、NCD-P 以前からある分類であり、専
門医制度における年次報告でも用いられていることから、安易に用語を変更できないという事
情があります。しかし、ご指摘のように誤解を生じる恐れがありますので、今後は名称の変更や、
注意書きの追加などを含めて、何らかの改善策を検討したいと思います。
Q2 ずっと入院中で、入院年度が前で、手術が本年度の症例があった場合、すでに確定している
NCD の上に上書きするのに抵抗がありますが、新規入力する方が年次報告的にはよいのでは
ないでしょうか?
A2 NCD の症例登録は、基本的には手術単位の登録なので、前年度以前の入院症例に対して今
年度新たに手術を行った場合も、前年度以前の症例登録画面から入っていただき、手術日の
項目から複数回目の手術として入力しても問題は生じず、むしろ生年月日などの基礎的データ
の入力が省略されるような構造になっています。しかし、その入力方法に抵抗がある場合には、
年度をまたいで入院されている症例について、新年度に新規入力していただいても問題は生
じません。ただし、同一年度内での複数回手術については、同一の症例登録画面からの複数
回手術としてご入力下さい。
Q3 一括入力用のファイル配布が遅く、結局電カル担当の医療情報にデーター抜出をお願いして
も間に合わなかった。NCDを介してβ版でなく正式なものとして早期から(少なくとも締め切り
の半年前から)配布してほしい。
A3 平成 27 年度については、症例一括アップロードシステムを構築した初年度であり、何とか 27 年
度中に使用できるようにするために作業を急いだ結果、ようやく年度末直前の配布にこぎ着け
たというのが実状です。他領域も含め本システムのリリースは例年 1 月上旬となっていますから、
現状ではご希望のような、NCD 登録締め切り半年前の配布は難しいと思われます。ただし、
2016 年症例用 CSV ファイルが配布されるまでの間も、2015 年症例用 CSV ファイルを用いて一
括アップロードの準備を進めることは可能です。第 3 回 NCD-小児外科領域会議での本機能使
用法の説明を参考にし、貴施設の医療情報担当部署と年度当初からご相談下さい。
Q4 基本的に「ない」とクリックする項目が多く、すべての項目に関して一度で「ない」を選択できるシ
ステムにしていただけると作業の上でも大変助かります。もちろん、ある場合は、「あり」にクリック
してからその他は「ない」にする機能などあれば、理想的です。
A4 以前にもお答えしたご質問ですが、デフォルトとして「ない」を設定する入力方法は、NCD にお
ける入力データの信頼性を著しく低下させると見なされるため、NCD 側からの許可が得られて
いません。「ない」場合であっても、手作業で「ない」を入力していただくこと自体が、データ入力
方法として大切になりますので、ご不便をおかけして申し訳ありませんがご理解のほどよろしく
お願いします。
Q5 病名登録の際、「小児外科」で選択できる病名が使いにくく、使用しておりません。(他の web サ
イトでコードを検索しています)また、病名が検索できるようなシステムにはならないのでしょうか。
(術式のように)
A5 小児外科領域に於ける「入院時診断」および「術後診断」では、NCD 術式名による検索のように、
含まれている単語によって検索できるシステムは付随していません。しかし、平成 27 年度から、
「小児外科病名マスター」を修正することによって、頻用病名の選択が容易になったことに加え、
臓器別の病名選択がしやすくなりました。診断名選択のページで「小児外科用診断を使用する」
にチェックを入れていただくことにより「小児外科病名マスター」を用いた入力が可能になります
のでご利用下さい。小児外科用診断を使用しても使いにくいと感じされる場合は、頻用される病
名と ICD-10 コードを対比した早見表を作成されることをお勧めいたします。
Q6 確認して欲しい・外来手術時の入退院日等・数年以上前からの長期入所者の入院開始日(以
前NCDから手術日にしてよいと言われた気がします)
A6 外来手術の場合は、新規登録の最初で出てくる起算日登録の画面において、入院日の項で
「外来手術」を選択していただくと、入院日の入力は不要となります。しかし、退院日は必須項
目ですので、退院日として手術日を入力して下さい。長期入所者については、入院日は患者さ
んの入院開始日のとおり入力して下さい。
Q7 NCD-P の入力内容の簡素化はなされないでしょうか。
A7 申し訳ありませんが、NCD-P の入力内容を簡素化する予定は現在のところありません。しかし、
昨年度末から利用できるようになった症例一括アップロードシステムをご利用いただくと、各施
設で保有する症例データベースの値が NCD 登録で一括入力できることになり、入力内容の省
略が行えます。今後は、症例一括アップロードシステムのご利用をご検討下さい。