第1章pdf - Biglobe

年にこの
院外処方せん作成ガイド
を出版したきっかけは
正しい処方せんによって
正確な調剤をしたい という我々米沢薬剤師会の意思でしたが、全国からの問い合わせの多さ
に 正しい処方せん
に悩んでいる医師・薬剤師・医療関係者が多いことがわかりました。不
備処方せんがあると調剤する薬剤師はかかる時間や精神的ストレスなど多くの負担を強いられ
ます。また記載不備処方せんは調剤過誤、医療事故の原因となることを否定できません。
このガイドは前回と同じく院外処方せんを発行する際の基本的なルールをまとめ、
年の
調剤報酬改定による訂正を加え、新しく医師に薬剤師の調剤業務を理解してもらえる為の章を
設けました。また実際に発行された処方せんを元に分かりやすく実践的な記載例も充実させま
した。
当会の調査で手書き処方せんの
に不備がみられ、コンピューター発行でも約
%疑義
照会すべき処方せんがありました。近年の調剤業務は正確な調剤だけでは十分ではなく、患者
情報に基づくリスク回避、在宅訪問での服薬指導、患者や医師へ情報提供など一枚の処方せん
の業務を完結させる為に数多くのルーティーンをこなさなくてはなりません。そこで不備処方
せんが減ることで本来の業務に集中できるという大いなるメリットにつながることが期待され
ます。
最近は患者さんも一箇所のみの医療機関ではなく、病状により病院と診療所の連携で治療を
受けます。薬局は薬物療法の一端を担うわけですが今後は 病・診・薬
連携
が処方せんを
通じて円滑かつ有効に機能していかなくてはなりません。そのスタートである処方せん発行・
調剤にこの 院外処方せん作成ガイド
が役立つことを祈念します。
米沢保険薬局部会
ガイド作成委員会
はじめに
.処方せんの受付、確認等
.処方欄の記載について
薬品名
用法・用量
投与量(期間)
特定保険医療材料
調剤上の留意事項
.院外処方せんにて調剤が認められない条件
検査薬
処置薬、消毒薬
保険適応外使用の院内製剤について
保険適応から外れるものについて
.指示せんについて
.疑義照会と訂正について
.処方せんの使用期限について
.米沢市薬剤師会作成 情報フィードバックレポート の活用について
情報フィードバックレポート(現行フォーマット)
処方例
.薬品名の記載方法について
.用法、用量の記載方法について
.注射薬及び特定保険医療材料について
.院外処方せんにおいて処方が認められない例
.処方せんの院内院外同時発行について
.薬局における保険点数の計算および患者負担について
.疑義照会について
.分割調剤について
.投薬期間に制限のある医薬品
どうして薬剤師はゴチャゴチャ言ってくるのか
保険薬局における調剤業務の基本的な流れ
主な調剤報酬点数および簡略説明文
公費対象の特定疾患について
用法記載に関する言語について
米沢市の地域医療ネットワーク
米沢市かかりつけ医案内
米沢市かかりつけ医マップ
米沢市保険薬局案内
米沢市保険薬局マップ
南陽市(宮内地区・赤湯地区)
、高畠町、川西町保険薬局マップと保険薬局案内
編集委員
保険処方せんとは、保険医が保険薬局で保険調剤を受けさせるため患者に交付する処方せ
んであり、その様式は
保険医療機関及び保険医療養担当規則
第
条様式第
号又はこれ
に準ずる様式と定められている。
保険処方せんの記載内容は注意事項が通知されているために十分理解する。
(厚生労働省保険局医療課長通知 処方せんの記載上の注意事項 )
保険処方せんは健康保険法に基づいているために、社会保険、国民健康保険の両保険の指
導解釈を理解しなければならない。特に健康保険番号の記載、公費番号の記載等法律を遵守
して正確に記載されて、医療機関より患者に発行される。
処方せん発行医療機関より
患者氏名
生年月日
保険者番号
公費番号
療機関名・住所(電話番号はあれば望ましい) 保険医の記名押印又は署名
保険医
は記載し
なければならない。
処方せんの有効期限は交付年月日を含め
により
処方せんの使用期間
日以内と定められている。海外旅行等の理由
が記入される場合は下の
備考欄 (
)に必ずその理
由が記載されなければならない。
処方欄
には厚生労働省保険局医療課長通知内容に基づいて、薬品名・分量・用法及
び用量・部位(外用薬)を記載しなければならない。
備考欄
には疑義照会がある場合、その内容を保険薬局で記載しなければならない。
調剤済み処方せんには
保険薬局の住所・名称・保険薬剤師氏名
を記載しなければな
らない。
処方せんの内容が明らかに不適切な場合には、査定の行われた原因が保険医療機関が交付し
た処方せんの内容にあるという特殊性にかんがみ、保険者の委託を受けて審査支払事務を行う
審査支払機関が保険者に代わって、処方せんを交付した保険医療機関に対し、民法第
条に
基づく損害賠償として査定分全額を請求するものとする。なお、震災支払機関が当該保険医療
機関に対する診療報酬支払責務を負っている場合には、これと査定分請求権とを、相殺するこ
とを妨げない。
(
処方せん調剤に係る診療報酬請求についての審査要領
平成
年
月
日
保発第
号
)
処方せんの印字には、手書き処方せん、一部手書き処方せん、オーダリングシステムがあ
る。特に手書き処方せん(一部手書き部分を含む)では、薬品名の判読不明、規格単位の記
載不備、服用方法、使用方法の記載もれなどが発生しやすい。薬剤師法では、疑わしい点を
確かめた後でなければ調剤してはならないと定められており、薬剤師の勝手な判断で調剤を
行うと調剤過誤の一因となるため、疑義照会をして確認することと成る。正確な薬物治療を
行い、調剤過誤を防止するためには、処方せんの
処方欄
に下記の内容で記載され適正な
処方せんが発行されなければならない。
薬品名とは処方せんに記載される医薬品の名称であり、正確に調剤薬を特定するために
は、薬品名(商品名)、剤形・規格(含量)
、単位の三要素が記載されなければならない。
薬品名は省略せず、明瞭な字体、正確な綴りで記載する。保険医療機関と保険薬局との
間で約束された、いわゆる約束処方による薬品名の省略、記号等による記載は認められな
い。
(健康保険法第
条第
項により、約束処方は被保険者の権利を拘束するものである。
)
医薬品は、原則として薬価基準に記載されている名称を記載しますが、一般名による記
載でも差し支えない。なお、当該医薬品が、薬価基準上、
以上の規格単位がある場合に
は、当該規格単位も記載する。
(厚生労働省保険局医療課長通知 処方せんの記載上の注意事項
より抜粋)
医薬品を一般名(成分名)で記載した場合には、製薬企業の違いにより、同一成分の製
剤であっても、剤形・外観・体内動態に差が生じることが考えられる。
)内
服
薬
日当たりの投与量、服用回数(
日
回等)、服用時点(食前・
食後等)、服用に際しての留意事項。
例
ディオバン錠
錠
薬品名(規格入)
日の投与量
日
回
朝食後
服用回数
散剤の 日投与量は成分量、製剤量ともに同じ重量単位(
日
日数
・
)を用いるため、
投与量の判断が困難な場合がある。散剤で 回分の投与量の後に
あるい
は
日投与
と付記されていれば、処方された分量が明確になる。また、
量の記載時にグラム( )については省略できるなどの慣例が認められてきたが、
単位の省略は投与量の判断を誤る可能性があり、きわめて危険である。
( 第
改訂
調剤指針
より抜粋)
一般名による処方
一般名で記載された処方せんは、薬剤師として適切な剤形や投与法であるか確認
する。次に、どの薬剤を使うかという判断を行うときに、患者に説明しながら確認
し、患者に選択させるのが原則である。
例
ジアゼパム
一般名
日の投与量
回
回
服用回数
毎食後
日数
日
)内服用滴剤
投与総量、
回当たりの服用量、
日当たりの服用回数(
日
回
等)
、服用時点(就寝前等)
、服用に際しての留意事項。
例
ラキソベロン液
薬品名(規格入)
投与総量
回
滴
寝る前服用
回あたりの投与数量
)頓服薬
回分の投与量、投与回数(
服用時点
回分等)
、服用時点(頭痛時等の症
状を記入)、服用に際しての留意事項。
例
顆粒
薬品名(規格入)
回の投与量
回分
投与回数
)外用薬
頭痛時
服用時点(症状記入)
回分、投与総量(包装規格と本数)、使用回数、使用時点、使用
部位、使用に際しての留意事項。
例
ボルタレンサポ
個
薬品名(規格入)
投与総量
回 個
回分
疼痛時使用
使用時点(症状)
日
回まで
使用の留意事項
例
リンデロン
軟膏
薬品名(規格入)
投与総量
日
回
右ひざに塗布
使用回数
)注射薬
使用部位
投与総量(特定保険医療材料は、本数またはセット数)、
回当た
りの使用量、 日当たりの使用回数、使用時点、使用に際しての留
意事項。
特定保険医療材料
自己注射に用いる
自己注射用ディスポーザブル注射器・万年筆
型インスリン注射器用注射針・万年筆型ヒト成長ホルモン剤注入
器・用注射針 、自己連続携行式腹膜かん流に用いる
携行腹膜かん流液交換セット または
在宅中心静脈栄養法用輸
液セット
例
ペンフィル
注
薬品名(規格入)
筒
投与総量
朝
自己連続
単位、夕
使用方法
単位
)麻薬
日当たりの投与量、服用回数、服用時点、服用に際しての留意事
項。備考欄に
例 リン酸コデイン
麻薬施用者免許証番号
%散
患者住所
の記載。
(製剤量として)
薬品名(規格入)
日の投与量
日
回
毎食後
服用回数
日分
日数
備考欄
)内服薬
原則、予見することができる必要期間に従ったものとする。
・外用薬
厚生労働大臣が定める内服薬及び外用薬については、当該厚生労働
大臣が定める内服薬及び外用薬ごとに
回
日分、
日又は
日分
を限度とする。
)注射薬
患者に療養上必要な事項について適切な注意及び指導を行い、厚生
労働大臣の定める注射薬に限り投与することができることとし、そ
の投与量は、症状の経過に応じたものでなければならず、厚生労働
大臣の定めるものについては、当該厚生労働大臣が定めるものごと
に
)頓服薬
回
日
日分、
日分、
日分を限度とする。
回程度を限度として臨時的に投与するものをいい、
日
回
以上にわたり時間的、量的に一定の方針のある場合は内服薬とする
(昭和
年
月
日
保険発
号)
。投与量の限度については、具
体的な規定がない為、地域によりその解釈が異なる。処方せんに記
載された投与量について疑義が認められる場合には、処方医に連
絡・確認をすること。
例 ロキソニン錠
錠
回分
頭痛時
(
この場合、
日
回服用ならば内服の最大服用期間を超え
ない 日服用となり、
日 回を限度としたなら
用期間となる。
)投薬期間に上限が設けられている医薬品【
麻薬
日間の服
)
参照】
麻薬及び向精神薬取締法(昭和
年法律第
号)第
条第
号
に規定する麻薬。但し、 日分限度の注射薬を除く。
向精神薬
麻薬及び向精神薬取締法第
し、 日分及び
新規薬価収載品
条第
号に規定する向精神薬。但
日分限度の医薬品を除く。
使用薬剤の薬価(薬価基準)への記載の日に属する月の翌日の
初日から起算して
年(厚生労働大臣が指定するものにあたっ
ては、厚生労働大臣が指定する期間)を経過していないもの。
分割調剤は、
日分など投与日数が長期にわたり、処方された薬剤が変質しやすく、
長時間の保存が困難などの理由により数日分ごとに調剤する必要がある場合、分割調
剤を行うものとされています。
長期の旅行等特殊の事情がある場合において、必要があると認められるときは、必要
最小限の範囲において、
日
日分を限度として投与できることとした。この場合に
おいて、必要があると認められるときは、海外への渡航・年末年始及び連休に係るも
の等に限られるものであること。また、単に保険医療機関への通院が困難又は、保険
医療機関が遠隔地にある等の理由で、内服薬及び外用薬については、
日を超えて投
与することは認められない。
尚、上記の場合、診療報酬明細書の摘要欄及び院外処方せんの備考欄に内服薬及び外
用薬については
日を超えて投与した理由を記載しなければならないこと、調剤報酬
明細書の摘要欄に当該理由を転記すべき。
お盆休みは、上記長期投与可能期間とみなされない。また、長期投与可能期間年末年
始及び連休の開始初日の
週間前から最終日の
週間前として拡大解釈をしない。
注射薬のうち厚生労働大臣の定めた注射薬は処方せんにより投与できる。この処方せん
により投与できる注射薬を自己注射する場合に用いる注射器等については、厚生労働大臣
により定められたものを
特定保険医療材料
と呼び、この範囲内のものは処方せんによ
り支給できる。原則として、注射器または注射針は注射液とセットで処方されなければな
らない。
注射器、注射針又はその両者のみを処方せんにより投与することはみとめられない。
下記の通り
年
月より請求額が決定された。
商品名
請求額(
マイクロファインプラス
円
ペンニードル
円
マイジェクター
円
マイショット
円
ロードーズ
円
プラスチパック
円
処方欄
には直接記載されないが、処方せんに設けられている
本)
備考欄
に特殊な調
剤方法がある場合に、処方医が記載をして指示しなければならない。
例
一包化
粉砕
等
処方せん交付について関係通知昭和
年
月
日薬発第
号の定めるところにより、患者
の疾病に対し単に診断のみの目的で投薬する場合、又は処置として薬剤を施用する場合は処
方せんを交付する必要はないものであるとされている。
検査用薬(ニフレック・マグコロール・検査のために服用するプルセニド等)は院内に
おける診療報酬の検査料に含まれるため、原則として院外処方されることはない。
( 医科診療報酬点数表
より抜粋)
処置薬として用いられる消毒薬(オスバン液・ヒビテン液・イソジン液等)は院内にお
ける診療報酬の処置料に含まれるため、原則として院外処方されることはない。ただし、
処置料を算定していない場合は、消毒薬が院外処方され、薬剤料を算定することができる。
その場合は、 院内で処置料が算定されていないこと
毒薬が選択されていること
薬事法の効能・効果に基づいた消
用法・用量・使用部位・詳しい使用方法が処方せんに記載
されていること が必要である。器具の消毒、手指の消毒のみに使用される場合は、院外
処方せんの発行は認められない。
( 医科診療報酬点数表
より抜粋)
院外処方された消毒薬が処置料として算定されているか否かわからない場合は疑義照会を
行う予定。
薬価基準収載の希釈液がある場合は、保存上の問題により既製薬剤を選択するのが望まし
い。
例
%
マスキン水
日
回 右親指(第一関節)の創傷部位の消毒
保険適応外使用の院内製剤については、保険薬局では処方せんによる保険調剤はできな
い。院内製剤を調剤する場合は、個々の薬品に薬事法の適応症による調剤かどうかを判断
した上で保険調剤ができるか否かを決める。また、保険調剤をした場合でも滅菌設備や保
存に関する添加物を添付していないため、最小限度の量にとどめ使用期限・保管方法を守
るように指導する。
保険調剤できない院内製剤については、同効品に変えるか、一般名に変更する必要が
ある。
保険調剤は、厚生労働大臣の定める内服薬または外用薬として告示されている薬効分類
に属する医薬品であって、厚生労働大臣の定める疾患に薬事法上直接の効能効果を有する
医薬品が処方されている処方せんを調剤するときにのみ保険算定できる。
保険適応外調剤は、薬剤の保管・副作用・相互作用等の問題により、単に保険外算定(自
費)をすることにより解決はしない。
本項については、様々な議論があるため、随時疑義照会を行っていく予定。
保険適応外の医療用医薬品(バイアグラ、低用量ピル、ニコチネル
は 指示せん
【
参照】等)
に記載することになっている。しかし、保険適応外医療用医薬品の要指示医
薬品は 処方せん を使って 指示せん の代用をすることが良いとされている。この場合、
保険番号・使用期限は記載せず、患者氏名・交付年月日・患者の生年月日・備考欄に
保険
適応外 と記載するのが原則である。
要指示医薬品を
指示せん(処方せん代用) にて調剤した場合、保険薬局は必ず薬歴管
理記録簿を作成して、患者の住所・電話番号を明記する。
(帳簿の代用)
そして、 処方せん
を
指示せん
の代用とする場合、保険適応外の処方せんとは区別
して 枚発行する。また、 処方せん の代用ではない 指示せん を発行するのであれば、
要指示医薬品を除いた薬品を対象とする。
薬剤師は処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師
又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤し
てはならない。
( 薬剤師法第
尚、疑わしい内容は疑義照会後、処方せんの 備考欄
条
より抜粋)
に記載しなければならない。
疑義照会はその性質により
形式的疑義
薬学的疑義
の つがある。前者は、処方せんの記載不備・用法・日数・回数・部位・倍量投与・二枚処
方せん等の不備を示す。後者は、医薬品や用量・安全性の疑義・
の改善等の疑義を示
す。
保険薬局では、特に後者の相互作用チェック・副作用の前駆症状のチェックを行い、かか
りつけ薬局としての役割を担って行かなければならない。
処方医が訂正したことを明らかにする為、または、患者による記載の変更を防止する為に
次のことを行わなければならない。
処方せんは公文書として取り扱われるため、疑義照会した処方せんは内容の変更を備考欄
に記載し、訂正印を押すことにより契約変更が認められたと理解される。
また、保険薬局が遠隔地の医療機関の処方せんを応需して、疑義照会が発生した場合の処
方せんの変更と訂正印については、遠隔地だからといって放置せず、医療機関の指示に従い、
医療機関と薬局でそれぞれ記録として残す必要がある。(訂正印をもらえない理由を薬歴に
記載する)
処方せんを郵送して訂正印を押す指示がある場合。
処方せんの変更を電話のみで行う場合。
但し、処方追加になった場合は、訂正印をもらうことが特に望ましい。
保険処方せんの使用期限は、
である。但し、長期の旅行等特殊の
事情があると認められる場合は、この限りではない。
( 保険医療機関及び保健医療養担当規則第
条
より抜粋)
処方せんの使用期限は、厳密に守らなければならない。従って、処方せん発行医療機関お
よび保険薬局での患者への啓蒙が必要となる。
交付の日を含めて
日を超えた日より調剤を受ける必要がある場合、もしくは
調剤を受ける必要がある場合等は、 処方せんの使用期間
日以内に
の欄に当該年月日を記載する。
この場合、当該処方せんは当該年月日まで有効である。
処方せんの使用期間
処方せんの 交付年月日
延長になる場合は、処方せんの備考欄に理由を記載する。
の訂正については、訂正印は無効である。やむを得ず訂正する
場合は、医療機関からの再発行となる。
米沢市薬剤師会では、緊急な場合において電話による疑義照会を行っているが、保険薬局
で入手した患者情報を必要とあれば医師にフィードバックし、また服薬指導を円滑に行うた
めに医師の処方意図を確認する必要があるとき、 情報フィードバックレポート
を作成し
て重要な情報交換のツールとした。直接の処方せんの作成とは異なるが、忙しい中での疑義
照会を少しでも減らすことができるツールとして、保険薬局から医療機関へ・医療機関から
保険薬局へと情報を共有化できれば患者へのケアに役立つと考えこれを今以上に活用してい
きたいと考える。別紙に 情報フィードバックレポート
して頂きたい。
の原本を添付してあるので、活用
参考文献
保険薬局業務指針
年版 (薬事日報社)
わかりやすい医薬品等取扱法規の手引 (新日本法規)
臨床医のための処方せんの書きかた (文光堂)
処方せん
(株式会社ミクス)
日本薬剤師会雑誌
保険調剤
(じほう)
医科診療報酬点数表 (社会保険研究所)
調剤と情報
第十一改訂
(じほう)
調剤指針 (薬事日報社)
よくわかる保険調剤の手引 (厚生労働省保険局医療課編)
処方せんの基本ルールと書き方 (エルゼビア・ジャパン)
治療薬マニュアル
(医学書院)
情報協力
・日本薬剤師会
・山形県薬剤師会薬事情報センター
・北海道社会保険管理課
・北海道薬剤師会