付図-3 道路舗装 1.舗装の構成と名称 舗装を構成する各層の名称は下図を基本とする。 例)アスファルト舗装 2.道路復旧方式 道路復旧方式には下記のものがある。 自費復旧 当局が発注した工事のなかで、当局が、道路を原形 に復旧(本復旧という。)する。 本復旧 委託復旧 道路管理者に、道路の本復旧を依頼し、当局が必要 な工事費を道路管理者に支払う。 なお、道路管理者には、仮復旧の道路状態で引継ぐ。 仮復旧 下水道施設築造(布設)後、埋戻しを完了して本復 旧に着手するまでの期間、一般交通の安全及び防じ んを目的とする復旧。 - 304 - 3.道路復旧の舗装断面 (1)本復旧の場合 自費復旧の場合 表 層 基 層 上層路盤 A 上層路盤 タックコート プライムコート 委託復旧の場合 表 層 プライムコート 道路管理者の 指定する路盤 B 下 層 路 盤 路 床 路 床 (2)仮復旧の場合 通常の仮復旧の場合 表 層 仮 路 プライムコート 路盤先行の場合 表 層 仮 路 盤 プライムコート 上 層 路 盤 盤 下 層 路 盤 路 床 路 床 4.瀝 青 材 の 散 布 量 瀝青材の散布量は、設計図書に示されたもの以外は下記による。 種 別 タックコート 摘 要 既存舗装との接着面の場合 通常の場合 セメ処理用 プライムコート その他 標 準 散 布 量 ( /m 2 ) 0.80 積算基準は 86 /100m 2 0.40 積算基準は 43 /100m 2 1.00 積算基準は 105 /100m 2 1.20 積算基準は 126 /100m 2 *上記の散布量には、ロス分を含む。 - 305 - 5.道路復旧の範囲 (自費復旧の場合) (路盤先行の場合) A1 k・d B1 m k・d n k・d 掘 削 B2 部 k・d 分 m k・d n k・d 掘 削 部 k・d 分 k・d A2 d2 d1 a2 a1 A又は m又はn k・d B k・d m又はn k・d 表 層 基 層 上層路盤 下層路盤 表 層 基 層 上層路盤 下層路盤 占用物件 占用物件 h d a A又は B k・d m、n:掘削部分の巾 a1:表層厚 d2:下層路盤厚 k・d:影響部分の巾 a2:基層厚 d:路盤厚 h:掘削深さ k:各道路管理者の要綱等による A1、A2、B1、B2:図面表示による - 306 - a:表層・基層合計厚 d1:上層路盤厚 6.都道舗装構造図 (1)車 道 1) アスファルト舗装 25 型 2) アスファルト舗装 40 型 3) アスファルト舗装 55 型 - 307 - 4) アスファルト舗装 60 型 5) 低騒音舗装 60 型 - 308 - (2)歩 1) 道 アスファルト舗装(非透水性) 2) アスファルト舗装(透水性) 3) 歩道インターロッキングブロック舗装(非透水性) - 309 - 4) 歩道乗入れ舗装(セメコン) 30 型 5) 歩道乗入れ舗装(セメコン) 40 型 6) メトロレンガ舗装 注)メトロレンガ舗装については道路管理者と協議のこと - 310 - 7) 歩道乗入れ舗装(アスファルト) 35 型 8) 歩道乗入れ舗装(アスファルト) 50 型 再生祖粒度アスファルト混合物 - 311 - 付図-4 道路施設構造図 1.現場打ち街きょ(一般部) (1)155 型 (2)205 型 [注] (1) 街 き ょ 路 肩 部 の 横 断 勾 配 は 、 6 % を 標 準 と す る 。 (2) 歩 道 等 の 平 面 線 形 が 、 半 径 10 m 以 下 の 街 き ょ に は 曲 線 ブ ロ ッ ク を 使用し、これを越える場合は、直線ブロックを使用する。 (3) ア ス フ ァ ル ト 混 合 物 を 用 い た 車 道 舗 装 に お け る 表 層 、基 層 と ア ス フ ァ ル ト 処 理 混 合 物 層 の 合 計 厚 が 25c m を越える場合には、必要に応じて、 街きょ下部に、調整用コンクリート基礎を設 け る 。 - 312 - 2 . 現場打ち街 き ょ ( 歩 道 切 下 げ 部 ) (1)155 型 - 313 - ( 2 ) 205 型 - 314 - (3)歩道の乗入れ部舗装構造 (単位:cm) 項目 種別 切下げ 延長 A型 303 B型 424 C型 545 D型 E型 727 アスファルトコンクリート舗装 再生粒度 粗粒度(再 細粒度 調整砕石 生粗粒度) アスファルト (RM-40) アスファルト 混合物 粒度調整砕 混合物 石(M-40) 舗装厚 セメントコンクリート舗装 再生粒度 セメントコンクリ 調整砕石 ート (RM-40) 舗装厚 (212B) 粒度調整砕 (21-8-20N) 石(M-40) 5 - 30 35 15 15 30 5 10 35 50 20 20 40 〔注〕の4)を参照のこと。 〔注〕 1) 原則として施工条件が特に制約を受けない箇所については、セメン トコンクリート舗装とする。 2)軟弱地盤上の舗装構成は、別途考慮することができる。 3)特に車の出入りの多い箇所については、D型の舗装構造を適用する ことができる。 4)E 型の切下げ構造は、乗入れ車両による埋設物等への影響防護及び舗 装構造を別途検討する。 5) 路盤上には、プライムコートを施工する。 - 315 - 3.歩道止石 (1)歩道止石工(A) (2)歩道止石工(B) 4.境石 (1)一般部 (2)歩道車乗入れ部 - 316 - 5.歩道植樹帯縁石 (1)基礎のある場合 (2)基礎のない場合 (3)歩道植樹帯縁石工端部 - 317 - 6.街路植樹ます(T-1) - 318 - 7.街きょ用集水ます(155-I型、側塊使用) - 319 - 8.街きょ用集水ます(155 型、現場打コンクリート使用) 断 面 図 A - A 断面図 B - B 断面図 - 320 -
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