LAN-HELPER 10M/100M自動認識 タップ型スイッチングHUB SH-8008TAP2 解説書 サポート体制 当社製品をよりよく、より快適にご使用いただくために、次のようなサポートを行っておりま す。 ・ 最新LANドライバ、ファームウェア等のダウンロード ・ FAX情報サービス ・ 総合インフォメーションの設置 ■最新LAN ドライバ、ファームウェア等のダウンロード 最新のLANドライバやファームウェア等は、インターネットのコンテックホームページからダ ウンロードすることができます。 ●コンテックホームページからダウンロードする場合 コンテックホームページから最新のLANドライバやファームウェア等をダウンロードするこ とができます。 URL : http://www.contec.co.jp/ ■FAX 情報サービス FAXで製品情報 (新製品の紹介、価格など) を提供しています。 [FAXナンバー] 03-5628-9570 ご利用方法 ① FAXの受話器または電話から03-5628-9570にダイヤルしてください。 ② 音声メッセージにしたがって、ご希望のFAX BOX No.を押してください。 ③ FAXからのご利用の場合は、折り返し資料をお届けします。 電話からのご利用の場合は、ご指定のFAX番号へ資料をお届けします 注意: 富士ゼロックス社製Ableをご使用の方は、通信ボタンではなく手動受信ボタンを押して ください。 ■総合インフォメーションの設置 「総合インフォメーション」は当社製品に関する技術的な問い合わせに対し、FAXとE-mailま たは電話で対応する窓口です。製品についてのご質問や修理については、お買い上げいただい た販売店、または総合インフォメーションまでお問い合わせください。 A-46-365 Ver. 2001. 02. 02 安全にご使用いただくために ◆安全に関する注意事項 本製品を安全にご使用いただくために、次のことを守ってください。 ・ 本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存 は避けてください。 ・ 製品を改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いませ ん。 ・ 高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。 ・ 直射日光のあたる場所や、ストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてく ださい。 ・ 製品の中には、あらかじめ設定を必要とするものがあります。使用する前に必ず確認して ください。また、スイッチやジャンパは指定以外の設定にしないでください。故障の原因 となります。 ・ ほこり、湿気の多い場所での使用、保存は避けてください。 ・ 異常や故障が発生しましたら、お買い上げいただいた販売店、当社営業所、または総合イ ンフォメーションにご相談ください。 ◆安全情報について 本書では、人身事故や機器・資源の破壊をさけるため、次のようなシンボルで安全に関する情 報を提供しています。内容をよく理解し、安全に機器を操作するようにしてください。 危険 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危 険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。 警告 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可 能性が想定される内容を示しています。 注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定 される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。 取り扱い上の注意 注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う 可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定され る内容を示しています。 ・ 高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。 (動作温度範囲:0∼50℃) ・ 直射日光のあたる場所や、ストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてく ださい。 ・ ほこり、湿気の多い場所での使用、保存は避けてください。 (動作湿度範囲:20∼80%RH ただし、結露しないこと) ・ 本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存 は避けてください。 ・ 強い磁界、電波を発生する機器の近くでの使用、保存は避けてください。 ・ 異常な臭いや過熱に気がつきましたら、ただちに電源ケーブルを抜いてください。 ・ 異常や故障が発生しましたら、お買い上げいただいた販売店にご相談ください。 ご注意 ① 本書の内容の全部、または一部を無断で転載することは禁止されています。 ② 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 ③ 本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や記載もれなどお気づき のことがありましたら、お買い求めの販売店へご連絡ください。 ④ 本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、 いかなる責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。 ⑤ 本書中に使用している会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。 ご使用になる前に ◆梱包内容 本製品は次のような構成となっています。 構成品リストに従って確認してください。万一、構成品が足りない場合や破損している場合は、 お買い求めの販売店にご連絡ください。 登録カードは、新製品情報などを皆さまにお知らせする際に必要なカードです。ご記入の上、 必ずご返送くださいますようお願いします。 ■構成品リスト □SH-8008TAP2(本体)…1 □電源ケーブル…1 □解説書…1 □登録カード&保証書…1 □登録カード返送用封筒…1 CONTEC CO., LTD. iv SH-8008TAP2 はじめに このたびは、SH-8008TAP2をご購入いただきまして、ありがとうございます。 本製品は、8ポート搭載の電源タップ型スイッチングHUBです。10/100Mbps自動認識、全二重 通信対応、AutoMDI/MDI-X機能、N-wayによる自動切り替え機能を備えており、IEEE-802.3(イ ーサネット)規格およびIEEE-802.3u(ファーストイーサネット)規格に準拠しています。外見も接 続方法も、電源タップのような感覚で使用することができる、ユーザーフレンドリーなネット ワーク構築製品です。SOHOなどのネットワーク(たとえば、8台以下のPCネットワーク)におい て使用が可能です。接続の際は、電源タップで電源コードを使用するのと同様、本製品では、 カテゴリ3または5のUTP(非シールドツイストペア)、またはSTP(シールドツイストペア)ケーブ ルを使用します。伝送速度100Mbpsの場合には、カテゴリ5のケーブルをご使用ください。本製 品により、LAN構築や接続の複雑さが解消されます。 ◆特長 ・ イーサネットからファーストイーサネットへスムーズに移行することができます。各ポー トは、イーサネットからファーストイーサネットへ、途切れることなくスムーズに切り替 わるように、10BASE-T(イーサネット)、および100BASE-TX(ファーストイーサネット)をサ ポートします。 ・ 10/100Mbps自動認識、AutoMDI/MDI-X機能、N-wayによる自動切り替え機能を備えたポー トを8個搭載しています。 ・ 8台のPCでLANを構築する際に、ネットワーク中枢となるデバイスです。ネットワークを 通じて、記憶装置やプリンタを共有することができ、効率や生産性が格段に向上します。 9台以上のPCでネットワークを構築する場合には、本製品を2台接続します。 ・ ネットワークの構築およびメンテナンスのコストや労力が省けます。ユーザーが自分でネ ットワークを構築する際に、専門的な知識を必要としません。 ・ 本製品に電源が内蔵されているため、外付けACアダプタが不要です。 ・ さまざまなLEDインジケータによって、トラブルシューティングが容易です。 ・ 設置方法は柔軟に選べます。ネジを使用した壁面への取り付け、マグネットを使用したス チール面への取り付け、またはデスク上に設置することもできます。 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 v ◆本書の構成 この解説書は次のような構成になっています。 第1章 各部名称 上面パネル、側面およびLEDインジケータについて説明しています。 第2章 設置方法 設置方法や設置する際の注意事項について説明しています。 第3章 ネットワークへの接続 ネットワークへ接続する際の手順と注意事項およびネットワーク構成例について 説明しています。 第4章 システムリファレンス ハードウェアの仕様について説明しています。 第5章 付録 Q&A、用語説明の紹介をしています。 CONTEC CO., LTD. vi SH-8008TAP2 目次 ご使用になる前に.................................................................................................................................... iv ◆梱包内容 ......................................................................................................................................... iv はじめに...................................................................................................................................................... v ◆特長................................................................................................................................................... v ◆本書の構成 ..................................................................................................................................... vi 目次 ............................................................................................................................................................vii 第1章 各部名称 1 上面パネル.................................................................................................................................................. 1 側面 .............................................................................................................................................................. 2 第2章 設置方法 3 ◆壁への設置 ...................................................................................................................................... 3 ◆マグネットを使用しての設置 .................................................................................................... 4 第3章 ネットワークへの接続 5 ネットワークケーブル............................................................................................................................. 5 パソコン・HUBとの接続........................................................................................................................ 6 ◆100M HUBの制限事項 .................................................................................................................. 7 ◆10M HUBの制限事項 .................................................................................................................... 7 ネットワーク構成例................................................................................................................................. 8 ◆100Mbpsネットワーク.................................................................................................................. 8 ◆10Mbpsと100Mbpsが混在したネットワーク........................................................................... 9 第4章 システムリファレンス 11 仕様 ............................................................................................................................................................ 11 入出力インターフェイス ...................................................................................................................... 12 第5章 付録 13 故障かな?と思ったときは .................................................................................................................. 13 Q&A ........................................................................................................................................................... 13 語句説明.................................................................................................................................................... 14 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 vii CONTEC CO., LTD. viii SH-8008TAP2 第1章 各部名称 第1章 各部名称 上面パネル CONTEC FX/CL POWER LANHELPER LK/AT SH-8008TAP2 1 0 M: Gr e e n 100M:Orange 1 2 3 4 5 6 7 8 LED インジケータ 図1.1 SH-8008TAP2 上面図 LEDインジケータ 10BASE-T/100BASE-TXを8接続までサポートします。トラブルシューティングを容易にするた めに、LEDインジケータを装備しています。LEDインジケータの詳細については、以下の表を ご覧ください。 表1.1 LED インジケータ LEDの名称 LEDの数 POWER(緑) 1 FX/CL(緑) 8 LK/AT 8 LEDの表示内容 消灯 : 電源OFF 点灯 : 電源ON 消灯 : 半二重 点灯 : 全二重 点滅 : 衝突発生 消灯 : 未接続 点灯(緑) : 10Mbps接続中 点灯(橙) : 100Mbps接続中 点滅 : データの送受信中 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 1 第1章 各部名称 側面 1X 2X 3X 4X 5X 6X 7X 8X UTP ポート 図1.2 SH-8008TAP2 側面図 UTPポート パソコン・HUBなどを接続する場合に使用するポートです。通信速度(10Mbps/100Mbps)と通信 方式(半二重/全二重)は自動切り替えとなっています。またAuto MDI/MDI-X機能により、どのポ ートに接続しても他のHUBとカスケードすることができます。 CONTEC CO., LTD. 2 SH-8008TAP2 第2章 設置方法 第2章 設置方法 ◆壁への設置 壁面に設置する方法は2通りあります。ポートを前面に向ける方法と、LEDを前面に向ける方法 です。設置の際には、直径3.5mmのネジをご使用ください。 1X 図2.1 2X 3X 4X 5X 6X 7X 8X ポートを前面に向ける取り付け 通気孔 CONTEC LANHELPER POWER SH-8008TAP2 FX/CL LK/AT 1 0 M : Gr ee n 100M:Orange 1 2 3 4 5 6 7 8 LED インジケータ 図2.2 LED を前面に向ける取り付け 注意 通気孔を塞ぐと製品内部の温度上昇により、故障の原因となりますので十分に注意してく ださい。 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 3 第2章 設置方法 ◆マグネットを使用しての設置 本製品の裏面にはマグネットが装備されていますので、スチール製のデスクやパーティション などの金属面への取り付けや取り外しを簡単に行うことができます。 図2.3 スチール製デスクへの取り付け 通気孔 マグネット 図2.4 SH-8008TAP2 背面図 注意 ・ マグネットをモニタやフロッピーディスクなど磁気に弱いものには近づけないでください。 スチールデスクなどに取り付けたままHUBをずらすと、塗装面によってはキズつくことが あります。 ・ 通気孔を塞ぐと製品内部の温度上昇により、故障の原因となりますので十分に注意してく ださい。 CONTEC CO., LTD. 4 SH-8008TAP2 第3章 ネットワークへの接続 第3章 ネットワークへの接続 ネットワークケーブル 本製品を使用する場合には、以下の仕様に対応したケーブルをご使用ください。 ・ カテゴリ3、4、5UTPケーブル(10BASE-T使用時) ・ カテゴリ5UTPケーブル(100BASE-TX使用時) 弊社では、以下のカテゴリ5UTPケーブル(ストレート)を取り扱っております。 製品型式 ケーブル長 TP-03 3m TP-05 5m TP-10 10m TP-20 20m TP-50 50m TP-100 100m UTPケーブルには、ストレートケーブルとクロスケーブルがあります。一般的に市販されてい るUTPケーブルはストレートケーブルです。 本製品とパソコン(イーサネットカード)を接続する場合は基本的にストレートケーブルを使用 してください。また、他のHUBやブリッジと接続する場合にはクロスケーブルを使用しますが、 本製品は、Auto MDI/MDI-X機能をサポートしていますので、ストレートおよびクロスケーブル のどちらを使用しても接続することができます。 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 5 第3章 ネットワークへの接続 パソコン・HUBとの接続 ① パソコン(イーサネットカードまたは本体)のUTPポートまたはHUBにUTPケーブルを接続 します。 ② UTPケーブルの他方を本製品の任意のポート(ポート1∼8)に接続します。 1X 2X 3X 4X 1X 5X 2X 6X 7X 8X 3X UTP ケーブル 図3.1 パソコンとの接続 ③ 本製品および接続先のパソコンまたはHUBの電源を入れ、接続したポートの「LK/AT」LED が点灯することを確認してください。 注意 本製品とパソコン間のUTPケーブル最大長は100mです。 CONTEC CO., LTD. 6 SH-8008TAP2 第3章 ネットワークへの接続 ◆100M HUBの制限事項 100BASE-TX HUB(ClassⅡ)の場合、2段までのカスケード接続が可能です。また、1つのセグメ ントの最大ケーブル長は205mです。ケーブル①(①の中で最長のもの)、②、③(③の中で最長の もの)の合計の長さが205m以下になるようにネットワークを設計してください。 SH-8008TAP2 1X 100BASE-TX HUB (ClassII) 2X 3X 4X 5X 6X 7X 8X ③ RT-8008TAP RT-8008TAP ① ② PC 図3.2 PC ③ PC PC ①、②、③・・・カテゴリ5UTPケーブル ③ PC 100M HUBの制限事項 ◆10M HUBの制限事項 10BASE-T HUBの場合、UTPケーブルを使用してカスケード接続できるHUBの段数は4段までで す。また、カスケード接続するHUB間のUTPケーブル長は100m以下です。 SH-8008TAP2 1X 2X 3X 4X 5X 6X 7X 8X 10BASE-T HUB : UTP ケーブル 図3.3 100M HUBの制限事項 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 7 第3章 ネットワークへの接続 ネットワーク構成例 SH-808TAP2 1台につき、最大8台のPC接続が可能です。接続には、カテゴリ3または5のUTPま たはSTPケーブルを使用します。PCとHUBを接続する場合、ケーブル最大長は100mです。本製 品をイーサネット/ファーストイーサネット対応スイッチHUBへ接続する場合も、ケーブル最大 長は100mです。 注意 10BASE-Tおよび100BASE-TX対応のカテゴリ5 UTP/STPケーブルをご使用の際には、以下 の指示に従ってください。 ・ イーサネット規格の場合、カテゴリ3または5のUTP/STPケーブルをご使用ください。 ・ ファーストイーサネット規格の場合、カテゴリ5のUTP/STPケーブルをご使用ください。 ◆100Mbpsネットワーク スイッチングHUB SH-8008TA2Pと100MファーストイーサーネットHUB RT-8008TAPを使用し た構成例です。ネットワーク構築のポイントは、グループごとにスイッチングHUBに接続し、 ネットワークトラフィックを分散させることです。各グループが頻繁にアクセスするサーバが ある場合は、直接スイッチングHUBに接続します。 SH-8008TAP2 1X 2X 3X 4X 5X 6X 7X 8X サーバ RT-8008TAP PC RT-8008TAP PC PC PC カテゴリ5UTPケーブル (ストレート) 図3.4 100Mbps ネットワーク CONTEC CO., LTD. 8 SH-8008TAP2 第3章 ネットワークへの接続 ◆10Mbpsと100Mbpsが混在したネットワーク 本製品を使用して、10Mbpsと100Mbpsが混在したネットワークを構成しています。既存の 10Mbpsネットワークのうち使用頻度の高いPCとサーバを100Mbpsネットッワークに移行した 場合、このような構成となります。10MbpsネットワークのPCと100MbpsネットワークのPC間は 自由に通信することができます。 SH-8008TAP2 1X 2X 3X 4X 5X 6X 7X 8X RT-8008C サーバ RT-8008TAP RT-1008H PC PC PC PC 100Mbps 10Mbps PC 図3.5 PC 10Mbps と100Mbpsが混在したネットワーク CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 9 第3章 ネットワークへの接続 CONTEC CO., LTD. 10 SH-8008TAP2 第4章 システムリファレンス 第4章 システムリファレンス 仕様 表4.1 仕様 項目 イーサネット規格 仕様 IEEE-802.3 10BASE-T IEEE-8023u 100BASE-TX ポート数 RJ-45 (UTP/STP): 8ポート パケットフィルタリング/ 10BASE-Tポートの場合: 14,880pps フォワーディング速度 100BASE-TXポートの場合: 148,880pps 管理機能 ネットワーク管理機能なし アクセス方式 CSMA/CD フロー制御 全二重通信時: IEEE802.3x準拠 半二重通信時: バックプレッシャー 通信方式 半二重/全二重 MACアドレス数 2K RAMバッファ 96Kバイト LEDインジケータ POWER、FX/CL、LK/AT 動作環境条件 0∼50℃、20∼80%RH (ただし、結露しないこと) 保管環境条件 -20∼80℃、10∼90% RH(ただし、結露しないこと) 電源 90∼240VAC、50/60Hz 外形寸法(mm) 254(W)×57(D)×33(H) 質量 350g CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 11 第4章 システムリファレンス 入出力インターフェイス 図4.1 入出力インターフェイス 表4.2 ポート1 ∼8 ピン番号 信号 機能 1 RD+ 受信データ(+) 2 RD- 受信データ(-) 3 TD+ 送信データ(+) 4 未使用 --- 5 未使用 --- 6 TD- 送信データ(-) 7 未使用 --- 8 未使用 --- CONTEC CO., LTD. 12 SH-8008TAP2 第5章 付録 第5章 付録 故障かな?と思ったときは 「故障かな?」と思ったときには、この章を参照しSH-8008TAP2および接続機器をもう一度確 認してください。確認後も同様の症状が発生する場合は、お買い求めいただいた販売店、また は総合インフォメーションまでご連絡ください。 ■電源が入らない場合 ・ 電源ケーブルがコンセントに差し込まれていることを確認してください。 ■通信ができない場合 ・ 「POWER」LEDが点灯していることを確認してください。点灯していない場合は、電源ケ ーブルをチェックし、コンセントに正しく接続されていることを確認してください。 ・ 接続しているポートの「LK/AT」LEDが点灯していることを確認してください。点灯して いない場合は、接続している機器の電源がONになっていることを確認してください。 ・ 100BASE-TXで通信している場合は、使用しているケーブルがカテゴリ5UTPケーブルであ ることを確認してください。 ・ 本製品と接続機器までのUTPケーブル長が100m以下であることを確認してください。 Q&A 【Q1】 【A1】 使用できるケーブルは何ですか? 100BASE-TXの場合はカテゴリ5UTPケーブル、10BASE-Tの場合は、カテゴリ3、4、 5UTPケーブルを使用してください。 【Q2】 【A2】 オートネゴシエーション機能をサポートしていますか? はい。全てのポートでオートネゴシエーション機能をサポートしていますので、 10M/100M、Full-Duplex/HAlf-Duplexを自動認識します。 【Q3】 【A3】 スイッチング方式は何ですか? ストア&フォワードです。 【Q4】 【A4】 壁やデスクに設置できますか? スチール製品であればマグネットでの設置が可能です。その他の場合は、ネジを使 用して設置できます。ネジは添付されておりませんので、市販のネジ(φ3.5に合う もの)を別途ご購入ください。 【Q5】 【A5】 他のHUBなどとストレートケーブルで接続できますか? はい。すべてのポートがAuto MDI/MDI-X機能をサポートしていますので、どのポ ートにでも接続することができます。 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 13 第5章 付録 語句説明 Class IIリピータ ファーストイーサネット(IEEE-802.3u)で定義されている2種類(Class I/Class II)のタイプのうち の1つです。ケーブル長やカスケード段数に制限があります。 CAMA/CD (Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection) LANのメディア・アクセス方式の1つで、バス型またはツリー型のネットワークで使われます。 訳語は搬送波感知多重アクセス/衝突検出です。 Full-Duplex (全二重通信方式) データの送信、受信を同時に行うことが可能な通信方式。 Half-Duplex ( 半二重通信方式) データの送信、受信を行う際に、同時にはどちらか1方向の伝送しか行えない通信方式。 IEEE (Institute of Electrical Electronics Engineers) 米国電気電子学会(以前は米国電気電子技術者協会)と呼ばれ、OSIモデルを基本とした国際標準 化を目的とした委員会です。LAN関係の標準化はIEEEの中でも802委員会と呼ばれる組織が担 当し、LANに関する各種規格の標準化を行っています。 LAN (Local Area Network) ある限定された地域内におけるコンピュータ同士をお相互接続して構築したネットワークです。 「構内情報通信網」や「企業内・地域情報通信網」などと表現されています。 OSI (Open System Interconnection) 開放型システム間相互接続と呼ばれ、ISO(国際標準化機構)とITU-T(国際電気通信連合電気通信 標準化部門のことで、旧CCITT:国際電信電話諮問委員会)によって進められている通信規格の 標準です。異機種コンピュータ間で自由に通信できるようにするためのもので、プロトコルを7 階層にわけたOSI基本参照モデルに規定しています。 10BASE-T イーサネット規格の1つで、非シールドのより対線をケーブルとして使用し、データ伝送速度が 10Mbps、変調方式がベースバンドです。HUBを中心に置き、そこからスター状により対線を延 ばして端末を接続します。 100BASE-TX IEEE802.3u標準として定義されているネットワーク技術のことで、カテゴリ5のより対線をケー ブルとして使用し、100Mbpsのデータ伝送速度が可能です。 イーサネット (Ethernet) 米Digital Equipment社、米Intel社、米Xerox社の3社が共同開発したLAN仕様です。伝送速度 10Mbpsで、アクセス方式にCSMA/CDを使います。 CONTEC CO., LTD. 14 SH-8008TAP2 第5章 付録 オートネゴシエーション機能 通信に先立ち、接続ノードとの最適な通信速度(10Mbpsまたは100Mbps)と通信方式(半二重また は全二重)を自動的に検知する機能です。ただし、接続先ノードもオートネゴシエーション機能 をサポートしている必要があります。 Auto MDI/MDI-X 機能 接続されるネットワーク機器のMDI/MDI-X端子を自動判別します。また、ストレート/クロスケー ブルによる違いも自動識別しますので、パソコンやHUBの増設のときに接続ミスを防止します。 カテゴリ5 ケーブル 非シールドより対線(UTP)の種類でEIA/TIA(米国電子工業会/米国電気通信工業会)-568の中で規 定されています。カテゴリには、品質の低い順にカテゴリ1からカテゴリ5まで5種類あり、カテ ゴリ5ケーブルは100Mbit/secの伝送速度を保証しています。 スイッチングHUB フィルタリング機能により不必要なパケットを他のポートやLANに送出しないという機能と、 特定のLANあるいはポートにのみデータパケットを送出するという機能を持つ機器。 ストア& フォワード パケット全体をいったんパケットバッファにストアし、エラーチェックとスイッチング処理を 行う方法です。スイッチング処理時間は、他の方法(カット&スルー、フラグメントフリー)に比 べて遅くなりますが、通信の信頼性確保という点で最も安心できる方法です。 ノード ネットワークに接続された装置の総称で、パソコン、ブリッジ、HUB、スイッチングHUB、ル ータ等を指します。 ファーストイーサネット イーサネット(10Mbps)の10倍の速度で通信を行うために開発されたLANの仕様です。アクセス 方式はイーサネットと同じCSMA/CDを採用しています。使用するケーブルメディアによって、 100BASE-TX、100BASE-FX、100BASE-T4の3種類があります。 リピータ OSI参照モデルにおける物理層での信号を増幅し、通信距離を延長するための装置です。 ルータ LAN間の中継装置でOSI参照モデルにおけるネットワーク層に含まれるデータ(送信先アドレ ス)を監視し、複数接続されたネットワークの中から、送信先の存在するネットワークにデータ を送出します。主に、中規模以上のLANシステムで、クライアント数が非常に多い場合、通信 回線上のトラフィック(混雑度)上昇によるスループット(実質的な通信速度)の低下を防止する ために使われます。 CONTEC CO., LTD. SH-8008TAP2 15 SH-8008TAP2 解説書 2000年08月10日 2003年04月17日 発行所 制定 改訂 株式会社コンテック 本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写、複製、転載、改変す ることは禁じられています。 分類番号 A-16-174 コード番号 LZR1751
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