実践 - 町田市学校支援センター

05
実践
09 年度
町田市立
小・中学校
学校支援ボランティアの実践と
ボランティアコーディネーターの
支援活動
町田市立 町田第一小学校
校長
副校長
田澤 清英
渡辺 恒彦
ボランティアコーディネーター
相澤 真理
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
【 稲刈り体験 】
5 年生「総合的な学習」
春
水田ボランティアによる稲作りに
適した田んぼの整備
6 月 8 日 田植え
・学生ボランティアの授業補助や運動会における
6 月下旬 『田んぼを作ってくださった方に感謝
低学年の補助(桜美林、玉川、明治大学生)
する会』日程決定
・作品展や特別支援学級への図工指導補助
ボランティアへ日程を連絡
・体育の水泳(1・2 年生)やサッカー(全クラス) 7 月 2 日 会の内容について担当教諭とボランテ
授業における指導補助
ィア打ち合わせ
7 月 3 日 『田んぼを作ってくださった方に感謝
(NPO 法人 アイスフォゲルスポーツクラブ)
する会』開催 (1 時間目)
・図書指導ボランティア
・保護者ボランティアによる『お話会』や「まち
だ語り手の会」によるお話
・伝統文化教室(お筝)
・地域の方による昔遊び
10 月上旬 稲刈りに適した時期をボランティア
・対応が必要な児童への日本語指導
に確認
・ホームページ作成
担当教諭に授業計画を確認後、日程
・平和集会におけるシルバー人材センターの方の
をボランティアへ連絡 学校にある
戦争体験のお話
稲刈りに必要な用具の確認
・水田ボランティアによる稲作りから稲刈りまで
10 月中旬 担当教諭とボランティアで稲刈りに
ついて打ち合わせ
10 月 23 日 稲刈り体験授業 (5・6 時間目)
・道徳授業地区公開講座における 5 年生道徳授業
のゲストティーチャー
・社会科見学農家ボランティア(3 年生)
・町田保育園やいづみの里交流訪問時の引率補助
・生活科見学(1 年生)への引率補助
・夏休み実験教室及び茶道体験教室における補助 Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
ボランティアの関わった授業では、ゲストティ
など
Ⅱ取り組みのポイント
ーチャーから新たな発見や良い刺激を受けた
1.人材を求めて
という先生方や子供達の声が多く聞かれた。
・桜美林大学生については今年度よりパートナー
ただ、今年度は新型インフルエンザ流行に伴う
シップを結んで連携を深め、前期 8 名、後期 2
学級閉鎖や学年閉鎖が多く、ボランティアの急
名の学生ボランティアを確保することが出来
な予定変更等における対応が余儀無くされ、
た。
ボランティアを必要とする授業への対応が万
・学校関係者の紹介、保護者、地域の方々、シル
全でなかったことが、残念でもあり今後の課題
バー人材センター等へ働きかけた。
となった。
2.事業の実現まで配慮したこと
次年度では、年間の授業や行事計画を予め把握
・担当教諭とその都度打ち合わせをし、ボランテ
した上で、新たな人材確保と余裕を持った授業
ィアの不安や負担を軽減出来るように事前に
準備、その他ボランティアを必要としている取
しっかりと情報提供した。
り組みの発掘等に留意しながら、ボランティア
・ボランティアには終了後、場合によっては子供
の活用計画を立案し、ボランティアコーディネ
達や先生方の感想やお礼の手紙をお届けした。
ーターとしての役割を果たしていきたい。
町田市立 大戸小学校
校長
副校長
吉岡 俊幸
増田 綾子
Ⅰ取組の概要
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
吉田 眞由美
牛山 サチ子
Ⅲ事例報告
【X’mas リース作り】
★山岡ゼミ生との出会い
市教委主催「小中一貫校の在り方検討委員会」の委員長を務める法政
大学の山岡教授から、大戸小でのゼミ生によるボランティア活動への
協力の申し出がまずありました。また、同教授がセンター長である法
政大学ボランティアセンターからも正式な学生の参加協力の要請を
得、学生ボランティアコーディネーターが同行した6人のゼミ生との
<クスマスリース作り>
顔合わせから始まり、具体的な連携の第一歩を踏み出すことができま
した。
★活動内容
10/21…顔合わせ、学生の活動要望聞き取り、企画書作成依頼
10/28…企画書提出、確認、打ち合わせ
11/18…木の実拾い事前打ち合わせ、リース見本確認
11/28…木の実拾い実施(里山ハイキング)
<パレスチナ問題の解説>
<小型地震機体験>
12/1 …ゼミ生材料買出し、リース作り行程表確認点検、打ち合わせ
12/2… リース作り 大戸小余裕教室(ひまわりサロン)にて実施
13:00~16:00
☆全学年対象(参加児童数 46 人)
☆ゼミ生以外の一般ボランティア学生はゼミ生のサポート
☆ゼミ生 6 人 ,一般学生 17 人
<自由遊び>
地域保護者 3 人
Ⅱ取組のポイント
【人材あつめ】
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
ボランティアセンターとの日頃の情報交換や人とのつなが
日頃からの活動もあり、子ども達の学生に対する
親近感はかなり高まっています。放課後のゆとりあ
る時間帯でもあり、子ども達の発想に丁寧に接して
声をかけてくれる学生が多く、作品作りにも充実感
を持って取り組む子ども達の姿を感じることが出
来ました。
終了後、学生からも「今日を迎えるまで、不安が
あったが、子ども達の様子から、自分達も達成感を
得ることが出来ました。
」という声があがりました。
彼らも、沢山の不安を抱えながら進めている事、や
はりコーディネターとしてはその辺りを気遣いな
がらも、成功へ導き、双方にとって良き経験となる
場所作りを心がけたいと思いました。
実施終了後も「ボランティアで大戸小に関わりた
い。
」と自ら友人を誘って、通ってくれる学生も増
えています。
今後の課題としては規模や内容の拡充に向け、人
材の育成や学社連携のための地域人材の活用をさ
らに進めていきたいと思います。
り、口コミ
【配慮】
<ゼミ生の要望>
小学校の子ども達、地域の人との関わりを持ち、地域環境(里
山等)を最大限に生かした活動
①
学生のやる気、意気込みを大切にする
行程、留意点等はまず学生に考えてもらい企画書を提
出してもらう。
→足りないと思われる部分などが見つかる。
→Tel、メールにて質問の受け付けは随時として学生主
導の流れを作るようサポートする。
②
児童の安全・見守り
・
「保護者と教職員の会」への協力依頼。学生はあく
までも学生である。安全に対しての配慮は大人の責任
という事を理解して頂き、学生のサポートとして活動
を行ってくれるようお願いする。
・学生が実践後、達成感を味わえるようにヒントを与
え過ぎないようにする。不十分と思われる部分も児童
の安全に支障がない限りは目をつぶり、反省材料が次
のステップにつながるよう学生のサポートに徹する。
町田市立 町田第三小学校
校長
副校長
谷口 眞知子
武藤 雄丈
Ⅰ取組の概要
学芸会指導
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
阿部 重美
Ⅲ事例報告
総合授業『陸稲作り』
5年生の陸稲作りにおいてお米のことを知るた
公園清掃
めに、お米屋さん、農協さん、町田市農業振興課、
地域の方、栄養士のみなさんにゲストティーチャー
として来て頂きました。
子供たちは、それぞれの班に分かれ事前に質問事
項等をまとめておき、当日はゲストティーチャーを
囲み熱心にノートを取っていました。なかでもお米
屋さんは、持ち運び出来る精米機で実際に玄米から
道徳授業
精米して白米にするところを見せてくださり子供
たちは感心していました。事後授業では、それぞれ
の班でまとめたものを発表しあいお米についてさ
まざまな方向から理解を深めていたようです。
また、収穫祭として実際に収穫したもち米でおに
ぎりを作りゲストティーチャーとともに頂きまし
た。そのあとは、今回学んだことを発表し子供たち
Ⅱ取組のポイント
からゲストティーチャーの方へお礼の言葉を述べ
1. 人材を求めて
ました。
今回のように何人もの方をお呼びするのにはそ
・学校の保護者にボランティア募集のプリントを れぞれの日程調整が必要となるので大変ですが、皆
配布する。
が揃って行うことが出来るとかなりの達成感が味
・学区の各自治会でボランティア募集のプリント わえるのでコーディネーターをやっていて本当に
を回覧してもらう。
良かったと思いました。
・人が集まる会合などに参加して声掛けをする。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
2. 事業の実現まで配慮したこと
・出来るだけ事前にボランティアの方には、校長
先生と面接して頂きました。
・学校に行った際は、出来るだけ先生とコミュニ
ケーションを取るようにしてお話しやすい状
況を作っておく。
・学区内の地域の方にボランティアをお願いす
る。
初年度の取り組みとしては、まずまずの滑り出し
だとは思っています。課題としては、依頼されたボ
ランティアを探すだけだったので、授業の運びなど
を先生方ともう一歩踏み込んだ具体的なところの
お話を一緒に出来るとより良いと考えています。
次年度に向けては、限られた授業時数のなかで事
前授業を行ったりしなければならなかったり先生
方もお忙しいことを考えると、こちらからアプロー
チすることも消極的になりがちですが、より多くの
コーディネートが出来るようにしたいです。そのた
めには、日ごろからアンテナを張り情報収集に努め
学校との連絡と先生方とのコミュニケーションを
密にしていきたいと思います。
町田市立町田第四小学校
校長
副校長
大原 龍一
千葉 関夫
サマースクールでの指導
山岸 二三夫
5)「学校だより」に時々かかわってくださった方を
紹介し、お礼のことばを掲載することで、学校
支援の理解を図った。
6)青少年健全育成関係者は理解・協力が得やすい
ので定例委員会で依頼をした。
7)できるだけ活動現場を見て、次の人材確保と募
集依頼に生かした。
Ⅰ取組の概要
1 年生生活科見学の引率補助
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
森っ子ガーデンでの作業
プロ棋士によるクラブ活動
Ⅱ取組のポイント
1 人材を求めて
1)新学期の始めに、各学年で必要とするボランテ
ィアの一覧表をつくり、青少年健全育成地区委
員や PTA 役員などに配布して募集協力を依頼。
2)5・6 年生の園芸委員会活動では、年間の活動日
時を記載したチラシを作成して、「町四小花を
育てる会」の会員とその友人・知人に絞って募
集。
3)3 年生の「お店たんけん」では、学年だよりで保
護者に協力依頼をする他に、チラシを作成し
て、地域有志にお店紹介と安全見守りボランテ
ィアを募集。
4)プールでの水泳指導者と安全見守りは、学校だ
よりに掲載して募集をする。他に地域の人脈を
たどっても募集。
5)1 年生の生活指導、2 年生の生活科「野菜づく
り」、各学年の校外学習引率では、地域の人脈
をたどって有資格者や経験者を募集。
2 事業の実現までに配慮したこと
1)副校長や学年主任と話し合い、要望する人材や
人数、主な活動内容を聞き、具体化したものか
ら学期単位で募集を始めた。
2)資格要件がある場合は、経験者を募り、副校長と
の面談の場を設けた。
3)介護的な要件を必要とする場合は、特にプライ
バシーが守れる人材を求めた。
4)校外授業では雨天に左右される場合の日程調整
を重視した。
Ⅲ事例報告
5・6 年生の園芸委員会活動「花壇づくり」では、年
間活動計画ができているので、ボランティアも継続
活動ができるような募集をし、「町四小花を育てる
会」(毎年約 15 名)を結成して自主的にかかわっても
らっている。特に夏の 7~8 月中は、毎週末に散水
と除草を自主的にやってもらっている。
都に依頼をし、学校北側のバス道路沿い歩道に花
壇もつくっている。地域の方に学校支援の理解と協
力を得るため、学校の塀に手作りの焼き板でつくっ
たボランティア募集の看板を取り付けて呼びかけ
をしている。この活動を長年にわたり継続をしてい
るので、東京都や国土交通大臣表彰などを受賞し
た。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
ボランティアを受けてくださる方は一般的に暇
人ではない。個々の募集を繰り返すと、同じような
依頼を何回もすることになる。とりあえず年間計画
を見て、副校長と話し合った上で学期単位の大まか
な一覧表で募集をかけ、人員と日程調整をして予約
をとる。
その後で担当教諭と打ち合わせて具体的な個別
の募集をしていきたい。
学校の授業は年度でそれほど大きな違いがない
ので、ボランティアを登録してもらい、経験が次年
度でも生かせるようにしたい。同時に新たな人材発
掘をして、複数人のボランティア対応で経験者を増
やしていきたい。
また、ボランティア同士の意見交換の場を設定
し、学校支援への理解を深め、改善を図っていきた
い。
町田市立町田第五小学校
校長
副校長
宮島 徹
坂上 幸子
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
押村 宙枝
杉本 季穂
Ⅰ取組の概要
それらの条件をコーディネーターが調整し、各学級の人
授業への活用例は1・2年「昔遊び」
、2年「誕
数に合わせて割り振ったのち、各学級で児童の振
生」
「馬頭琴」
、3年「お店体験」
「餅つき」
「ト
り分けをした。受入意思はあったが日程・時間の
ンボの浮島」
、4年「共に生きる」
、5年「稲作」
関係で成立しなかった店舗もあった。
「わら細工」
、6年「国際理解」
「地域奉仕」
「薬 3 事前学習として挨拶など基本的なマナーを確認
物乱用防止教室」等が挙げられ
した。また、ポスターを作って店頭に張っていた
る。このほか校内整備として、
だき、保護者、地域に PR してお買い物を促した。
グリーンプロジェクト(田んぼ、シイタケ栽
当日は学校から商店街まで5分ほどの道のり
培、トンボ池、緑のカーテン、
を引率し、近い店舗から順に児童を預け、時間中
花壇整備など)や、飼育、図書
は副校長・担任などと巡回した。終了時は逆に遠
支援にボランティアの協力を得た。
い店舗から順に児童を引き取って学校に戻った
さらに、地域協働体験教室とし
が、児童たちは大興奮で、われ先に自分の体験を
て、ふれあいサタデー、まちご
話したがり、行きとは雲泥の差のにぎやかさだっ
エクステンション・プログラム〈ら・ぽルと〉
、災害時避難所
た。
体験「体育館に泊まるってどんな感じ?」
、開放
まとめ学習として学級内で相互発表を行い、感
プール運営ボランティア〈ざ・ぶ~ん!〉などを実施し
想文を書いた。感想文は店舗ごとに綴じて、児童
た。
全員で各店舗に出向き、お礼のあいさつとともに
Ⅱ取組のポイント
差し上げ、大変に喜ばれた。
人材募集チラシや「芝生風の丘通信」を作成し、 4 「ご都合のよいときにお願いできないでしょう
校区の町内会・自治会で全戸配布または回覧、
か」という依頼は具体性に乏しく実現可能性が
低いことを実感した。
「勝手ながらこの日に何人
ポスティング、イベントで配布するなど、広報
お願いしたいのですが、可能でしょうか」と尋
を積極的に行った。登録いただいたものの授業
ねればイエスかノーで答えられ、次年度への可
ですぐに活用できない技能は、課外体験教室等
「登録しっぱなし」を避
能性も含めて会話が゙滑らかに進んだ。
でご指導いただくなど、
ける努力をした。講師と教員の両者に細かくヒ
ヤリングして、できるだけ良い形で実施できる
よう配慮した。
Ⅲ事例報告
三年生
〈お店体験〉
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
本校はスクールボード実施校であり、コーディネーターという
活動への理解が広がり、地域的には様々な知識や技
能を持った豊富な人材に恵まれ、校内では各教職員
1
3年前より地元商店会に口頭で打診をしてき とざっくばらんに交流できた。長らくの懸案だった
たが具体化できなかった。本年は、
「商店会全体 「お店体験」を実現できたことは大変うれしい。し
としては請け負えないが、積極的な意見を持っ かし学校の授業時間は不足気味で、体験活動に多く
ている店舗を紹介する」という形で、参加店舗 の時間を割くことはできない。せっかくの人材を生
のリストをいただいた。
かせなかったり、教員に負担をかけたりなど、反省
2 コーディネーターがリストに添って一軒ずつ訪問し、 点も多い。そこで今年度は、
「学校」と「地域」
、
「学
仕事内容、受入可能人数、営業日・時間等の確 習」と「体験」の中間的活動として、課外体験教室
という試みに挑戦した。このシステムを定着させ、
認を行った。
一方、三年生の授業の展開に合わせて実施日 学習時間を圧迫することなく、豊かな体験活動を子
を3学級それぞれ1日決め、改めて店舗を訪問 供たちに提供できるように工夫していきたい。今後
「土曜日の活用」がより現実的になっていく中、活動
して希望日を選んでもらった。
の広がりを期待している。
町田市立南大谷小学校
校長
副校長
西岡 郁雄
吉山 郁代
Ⅰ取組の概要
朝の読みきかせ
稲刈り体験
算数授業補助
音楽授業補助
白衣直し
机椅子の調節
点字体験
銀杏洗い
その他
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
下和田 さやか
桑原 良子
Ⅲ事例報告
1年生
昔遊び
①週1回昔遊びの授業を設定し、コマ・けん玉・あ
やとり・折り紙・竹馬に分かれて体験。
②全員が一通り体験したあと、コマ・けん玉・紙飛
行機名人の授業を体験する。
③引き続き昔遊びの授業を行い、各種目それぞれに
級を設けて技の向上を目指す。
コーディネートの流れ
・週1回の昔遊びを担当するボランティア探し
回覧板でボランティア登録をしてくださった方(地
域の女性と教員志望の大学生)に連絡をとり活
動内容を説明し、引き受けていただいた。
・名人探し
他校で活動していた方の話を聞き、連絡先を副校長
先生から教えていただいた。
コーディネーターの知り合いの名人に声をかけた。
・事前の打ち合わせ(名人の授業)
紙飛行機ボランティアの方に事前に来校していた
だき、1年生向けの折り方などを打ち合わせた。
学年の打ち合わせにコーディネーターも参加し、名
人の方の話を伝え、また当日の流れを把握した。
・当日(名人の体験授業)
来校した名人の方、昔遊び授業の担当の方を迎え、
校長室に案内し当日の流れをお知らせした。
終了後、子ども達の様子などをお聞きした。
畑耕しボランティア
教員志望の大学生の授業補助
PC クラブ補助 水泳指導補助
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
・町内会の回覧板でボランティア募集のチラシを配
布した。
・在校生保護者宛にボランティア募集のプリントを
配布した。
・スクールボード理事の方と連絡を取り、地域の人
材を紹介してもらった。
・コーディネーター自身のネットワークで卒業生保
護者などに声をかけた。
*体験授業後、技術の向上が顕著であったとの事。
本物を見る・体験する事は意義があると実感した。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
・忙しい先生方に代わって、体験授業の準備や生活
環境の整備、授業補助の人材確保などをすることが
できた。
・来年度はコーディネーターから先生方へ、紹介で
きる人材や企画の積極的なPRを行い、気軽に相談
していただけるようにしたい。
・コーディネーターが関わることにより、打ち合わ
せが二度手間になりかねない状態も経験した。
2.事業実現まで配慮したこと
・週2~3回定期的に勤務し、先生と連絡をとりあ コーディネーターからスムーズに先生方に橋渡し
ができるような手順の整備が課題である。
えるように努めた。
町田市立 本町田東小学校
校長
副校長
大泉 永
鈴木 淳子
Ⅰ取組の概要
5年生の『総合』地域と環境を生かした授業
10/30 第1回(学校にて)
「植物の種や実から
環境問題を考える授業」
森林インストラクター
遠藤先生
12/9第2回(ひなた村にて)
「春の七草植え」
森林インストラクター
遠藤先生
春の
児童が植えた
『春の七草』
Ⅱ取組のポイント
① 地域の施設活用
本校はひなた村に隣接し、素晴らしい自然
環境の下で体験できる、恵まれた地域の学校
である。
② 人材を求めて
ひなた村に相談に行き、ゲストティチャー
である森林インストラクターを紹介して
いただいた。
③ 事業実現に至るまで
竹は5年生保護者で、地域の竹林を
お世話していただいた。
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
桝田 美砂子
Ⅲ事例報告
①
学年担任より総合的な学習の時間のコ
ーディネートを依頼された。
②
ひなた村職員、遠藤先生、5年生担任と、
ひなた村にて数回の打ち合わせをし、延べ
6時間の授業を計画した。
③
12月、地域に生育した竹を使うため、
地域の保護者に竹林をお世話してもらう
よう連絡した。
④
5年生担任と地域の竹林に竹を取りに
行き授業準備
⑤
植木鉢に5年生が自分たちで育てた、
すずな(大根)
、すずしろ(かぶ)などを
植え、名前を覚える授業を実施した。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
担任とひなた村職員とゲストティチャーの熱
心なご指導で、植物の発芽、種子の成長から、
環境問題を考える、生きた楽しい授業ができま
した。
楽しそうに生き生きと活動する、子どもたちの
様子を見て、コーディネーターとして喜びを感じ
ました。
これからも全校で利用させていただいている
『ひなた村』という恵まれた施設を大いに活用し
子どもたちの生き生きした楽しい顔が見られる
授業をコーディネートできれば幸いです。
それには、地域の方と学校の先生と、より良
いコミュニケーションを取る事が一番と考えてお
り、今後も「ありがとうございます。」の感謝の言
葉を大切にしていきたいです。
町田市立 本町田小学校
校長
副校長
小原 良雄
小川 美知子
Ⅰ取組の概要
門松つくり
火おこし
技を磨く創作教室
モダンバレー
サマースクール
Ⅱ取組のポイント
大河内 裕美
渡邊 朋子
Ⅲ事例報告
ぼくたちの希望の森をつくろう
貝合わせ
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
「ぼくたちの希望の森をつくろう」
(6年生)
【事業目的】
次代を担う子どもたちと地域の人たちが一緒に
なって樹木の植林体験をしたり、その生育を見守る
活動をすること。自然を自分たちで整備するという
共通の認識を持って、樹木の成長と同時に小鳥など
が来る森づくりを進めること。
【事業経過】
6月 東京都 CO2 削減作戦参加
7月 日光林間学校 宿の人による日光の環境
問題についての話を聞く
10月 事前学習 環境について
玉川大学講師松井先生の授業をうける
草取り・耕地
11月 植樹作業
調べ学習 ①育て方 ②鳥について
③実の食べ方(家庭科でクレープつくり)
【まとめ】
経験・知識の豊かな地域の方の支援を受けて、手
入れしやすく活動が広がる樹木を選び、ブルーベリ
ー20本 みかん6本を植樹した。
今後の活動として、果実がなるため理科の観察やジ
ャム作りなどの調理ができ、鳥や昆虫などが集まり
やすく、観察や巣箱づくりなどの学習に繋げる事が
できる。
1 人材を求めて
月に数回、コミュニティー委員会や保護者と
教職員の会に出席し、地域や保護者の方々に活 Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
動報告をし、協力をお願いした。
【成果】
先生方とのコミュニケーションが良く取れるよ
2 事業の実現まで配慮したこと
① ボランティア希望届けを作成した。
(先生方 うになり、ボランティアコーディネーターの活動・
の学習支援ボランティアの要望を記入して 役割りが定着してきた。ボランティアとコーディネ
もらい、その後の経過・決定事項が伝わる ーターのパイプが太くなり、恒例として行われるボ
ようにした)また、記録として保存し、来 ランティア活動が増えてきた。
その結果、地域の方々とのかかわりあう授業が増
年度以降の活動に繋がるようにした。
② 職員室にボランティアカレンダーをつく え、人との豊かなかかわりあいの中で学ばせること
り、いつボランティアの方が来校するかを ができた。また思いやりの心を育むことに繋げられ
た。
わかるように示した。
【課題】
③ ケガやトラブルが無いように、打ち合わせ
大学生のボランティアをもっと増やしたい。
事前準備を入念にした。
活動内容を地域や保護者の方々にもっとボラン
ティアの主旨を伝えていきたい。
校長
町田市立南第二小学校
副校長
八木 一龍
ボランティアコーディネーター
重森
ボランティアコーディネーター
修
Ⅰ.取り組みの概要
3 年
鈴木 生一
Ⅲ.事例報告
農家の仕事(畑の見学・農機具の見学・1 年間の野菜
3年
作り他)
・12 月上旬、3 年の先生方と話し合いをもち、畑の見学や農
※畑仕事を実際に見学して、野菜作りのたいへんさを
学ぶ。
農家の仕事
機具、野菜作りの方法等を農家の方から教えていただく計
画を立てた。
・先生方から地域の農業やくらしについて、疑問に思ってい
ることや日々感じていることを聞き、ボランティアの農家
の方へ伝えた。
(農機具の見学)
(農機具の見学)
(2009 年 12 月 18 日(金)3 校時・4 校時)
4 年
昔の人々のくらし(昔の農家の仕事・1 年間の農家の
くらし方他)
※昔の農家の仕事や生活の様子を、成瀬のくらしを通して
学ぶ。
(農作業の見学)
(農機具の見学)
・当日はよく晴れて、子どもたちも楽しそうだった。畑の見
学や農家のくらし、1 年間の野菜作り等のたいへんさを聞
くことができた。
・畑の中を歩き、いっしょに野菜を収穫したり、さわったり
(農作業の見学)
(農家の仕事やくらし方)
(2009 年 12 月 8 日(火)3 校時・4 校時)
Ⅱ.取り組みのポイント
1.人材を求めて
・地域の町内会の役員会等で、ボランティア募集の話やチラ
シの配布をした。
・地域の会合等でボランティア募集の話をしたり、町内会の
掲示板にチラシを貼ったりした。
・PTA 等の役員会で、ボランティア募集のチラシを配布して
もらった。
しながら農作業の経験も少しできた。農具や機械(トラク
ター他)に触れたり、使い方の説明を聞いたりすることが
できた。
・授業後に子どもたちや先生方から、ボランティアの方へお
礼の手紙をいただいた。
Ⅳ.成果・課題・次年度に向けて
・子どもたちや先生方からのお礼の手紙等から、農家の仕事
や成瀬の移り変わり等について、とても勉強になったとい
う話を聞くことができた。また、子どもたちのインタビュ
ー内容もよかったのですが、子どもたちが一番感じたのは、
2.事業の実現まで配慮したこと
作られている方の野菜に対する愛情が子どもたちに伝わっ
・3 年、4 年の先生方と事前に授業内容の打ち合わせをした。
たことだと思います。
・地域のボランティアの方へ、先生方からの要望等を伝えた。
・地域には、学校ではできない貴重な生活体験ができる場所や、経
・ボランティアの方と事前の打ち合わせをした。
験豊富な方がおられると思います。これからも十分話し合いをも
・授業後でも畑に子どもたちが遊びに来て、ボランティアの方と農
ち、子どもたちのために生かせたらと思います。
家の仕事やくらし方について話が聞けるよう配慮した。
・ボランティアの方には終了後、子どもたちのお礼の手紙を
届けたり、その後の子どもたちの様子等を話したりした。
・今後も地域の方との連携を、さらに深めていくことが大切
であると思います。1 年間を通して、計画的に教科やその
他の分野で協力していきたいと思います。
町田市立南第三小学校
校長
副校長
池田 雅志
山崎 聡
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
槻木 珠美
Ⅲ事例報告
① 12 月 3 日(木)2 時間目 5 年生総合学習
③ 1 月 26 日(火)1 時間目から 4 時間目
育てた稲でわら細工 体育館 ボランティア数
4 年生総合学習 水墨画 各クラス
男 1 女 4 人 PTAよりサポート 7 人
ボランティア数 女 2 人
たくさんのボランテイアに入っていただき、わら
細工を体験。育てた稲を給食で食べ、残ったわらで
何かを作りたいということで依頼を受けました。わ
らの量が少ないことから正月飾りを作ることに。各
クラスごとに大きな輪を作り、指導してもらいまし
た。ぎこちなかった手先も1時間が終わる頃にはし
っかり編めるようになり、自分が育てたもので伝統
的なものを手作りした、という実感が持てる授業で
した。
② 2 月 10 日(木)2 時間目から 4 時間目
4 年生総合学習 蚕の糸繰 家庭科室
ボランティア数 女 2 人
各クラス1時間ずつ、家庭科室で糸繰りの体験を
しました。夏から大事に育てた蚕が繭になり、ひと
つは細工してストラップを作りました。残りでどう
やったら糸が取れるのか、不思議な面持ちで授業が
始まりました。紙コップに入れた繭から各自巻き付
けて行く糸は、思った以上にしっかりしており、自
然の力に驚きました。日本に数台しかない糸繰り機
で体験ができたことと、繭の中の蛹がまだ生きてい
るものも有り、命を感じる授業でもありました。
クラス 2 時間ずつで墨絵の作品を作りました。展
覧会に出品することが目的です。数種類のお手本を
作っていただき、基本を教わったら思い思いに描い
てゆきます。筆の使い方、色の濃淡の作り方、自由
に遊ぶ感覚で、など習字とは違う面白さを体験しま
した。思わぬ作品ができ、完成の喜びも味わいまし
た。
④ 1 月 26 日(火)5、6 時間目 3 年生総合学習
消防署の仕事 ホール・校庭
ボランティア数 男 8 人
消防署と地元の消防団から署員・団員8人が来
校。ホールでそれぞれの大まかな話を聞き、質問を
した後、校庭で消防車の仕組みを教わりました。放
水の実演もあり、そのかっこよさに魅せられた子も
多かったはず。質問は、ホールでみんなの前ではで
きなかった児童も、小さな輪の中では生き生きと話
しており、ボランテイアに多く入ってもらった意義
を感じました。
消防士の仕事を理解し、身近に感じることで、火
事を出さないよう、気をつける啓蒙にもなったと思
います。
町田市立南第四小学校
校長
副校長
新保 冨士夫
小出 紀子
Ⅰ取組の概要
「わさび田公園」清掃活動
11月26日、落ち葉のじゅうたんを敷き詰めた
「わさび田公園」の落ち葉の清掃活動を行いまし
た。
地域の小田急自治会と連携をとり、
「南第四小学
校」4年生107名と公園に隣接する「ねむの木保
育園」の園児30名、
「南中学校」2年生職場体験
者4名を加えて総数150名が公園に集合しまし
た。
10時30分より12時までの 1 時間30分、広
い公園の清掃活動を竹箒、熊手、塵取りを使い落ち
葉の清掃を行ないました。
最初に自治会長さんの挨拶と清掃作業の説明が
ありました。風の向き確認し、風上から風下の方向
に沿って落ち葉をかき集め、かき集めた落ち葉をビ
ニール袋につめて所定の場所に運搬、集積しまし
た。
集めた落ち葉は約50袋、きれいな公園になりま
した。最後に自治会長さんより「きれいな公園にな
りました。
」と、お礼のご挨拶をいただき、各自充
実した清掃活動で、地域の皆さんから感謝されまし
た。
Ⅱ取組のポイント
ボランティアコーディネーターが地域自治会と
連携をとり、日程調整や用具の準備、手順等の打ち
合わせを行った。
隣接し公園をよく活用している「ねむの木保育
園」と共同して、清掃活動を展開した。
2学期の行事が詰まっている時期なので、学校と
も連絡を取り合った。
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
岩城 勇
Ⅲ事例報告
公園の清掃活動は、自治会で定期的に行われてい
ますが、面積の広い公園、特に枯葉の多い時期は大
勢の人手が必要とされます。
清掃活動の時期は、落ち葉が終わりかける11月
の下旬が最適と考え、自治会側と打ち合わせを行い
調整して決定しました。
清掃に必要な用具類(竹箒・熊手・ビニール袋等)
は、自治会所有のものを使用させていただいた。
塵取りは学校から持参しました。
公園一面は、落ち葉で覆われていて、黄色い絨毯
が敷き詰められた様相でした。熊手・竹箒で落ち葉
をかき集め、塵取りでゴミ袋に詰め込み、袋を束ね
て、所定の場所に運搬しました。
公園は、見違えるようにきれいになりました。
終了後使用した用具類は所定の場所に返却し、終了
の挨拶を交わしました。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
地域の公園が見違えるようにきれいになり、地域
住民から感謝されました。
清掃活動に従事した児童は、きれいな公園に変身
したことで充実感がえられました。
「小田急泉自治会」のメンバーの方には、毎朝の
登校時に交通安全誘導員としてお世話になってお
り、地域と学校との絆、連携も深まりました。
課題としては、地域をはじめみんなの公園なの
で、事前に町内会を通して PR して、近くの住民を
もう少し動員、参加してもらい、学校児童との交流
の機会を深めれば更にベターと思います。
毎年の活動になるように、パイプ役として近隣自
治会の情報提供を学校にし、学校の状況を自治会に
も知らせることが大切であると思います。
校長
副校長
町田市立 小川 小学校
岩田 敏行
飴家 純
Ⅰ取組の概要
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
新井 洋子
Ⅲ事例報告
◇3 年生「店員体験」
(社会科・総合)◇
社会科の学習を通して消費者、販
売者の両方の立場から工夫や努力に
目を向け、自らの消費活動を見直し
ていくことを目標に学習を進める中
で、子どもたちが実際に成瀬が丘商店街で「店員体験」をさ
稲作
せていただくというもの。
準備段階として子供たちは地域めぐり、近くのスーパー見
学、自分が働くお店について等の事前学習を行い、コーディ
ネーターと教員は4月から昨年お世話になったお店に挨拶
まわり、商店街の理事会に出席し日程、内容等を含め協力を
依頼、受け入れ店舗確定後18店舗に2回に分かれお世話に
お話会
国際交流
なるようお店の要望と子供の希望を踏まえグループ分けを
し、子供たちの事前訪問と当日の詳細についてお手紙を持ち
挨拶まわりをした。体験一週間前に事前訪問(自己紹介、仕
事の確認、注意事項を聞く)を済ませ当日を迎えた。各々の
お店でいろいろな体験をさせていただいた。
また、事前訪問と体験当日の引率補助は保護者に協力して
いただいた。事後活動として子どもたちが学習したことをま
戦争体験
昔遊び
とめ、お世話になったお店の方への思いを手紙にしたものを
Ⅱ取組のポイント
各お店をまわりご挨拶とともにお届けした。商店街理事会に
1.人材を求めて
出席し来年度につなげるため最後のご挨拶をし、無事に終了
• コミュニティー委員会の方に協力していただくと同時に、
することができた。子どもたちの楽し
人材の情報もいただくためにコミュニケーションを密に
そうに仕事する姿とボランティア(お
取ることを心がけた。
店の方)の温かく見守って下さる眼差
• 自分自身の今までの経歴を基に様々なネットワークを必要
に応じて活用できるようにしている。
• 学校内外の会議(集会)等に出席して、名刺とボランティ
ア登録用紙を配布し、協力をお願いした。
しが忘れられない事例であった。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
この 1 年で授業の中にボランティアが入る事例が 10 例。
その他に指導員、補助員等の人材探し、直接子どもたちとは
• 人材が豊富に集まる地域のギャラリー等に出入りし、ボラ
接することのない様々なボランティアのコーディネートに
ンティア募集に関する書類セットを置かせていただく。
コーディネーターが関わってきた。多くの人材が学校に関わ
2.事業の実現まで配慮したこと
ることで子どもたちが地域の方とふれ合う中で成長できた
• 年度当初に「地域を取り込んだ教育活動計画」を作成する
ことが成果ではないかと思う。
ことにより、年間を通しての活動をわかりやすくできた。
課題としては各々の事例によりどこまでかかわったらよ
• 各学年の先生方に「ボランティア年間計画」の用紙を配布
いのかを相互理解のもとに教育者と支援者が役割分担をし
して①教科②単元③内容を書いていただき、要望を実現で
ていくこと。学校(教員)とボランティアとの関係において、
きるように努力した。
各々の都合や思いがぶつからないように、コーディネーター
• 毎週学年会のある曜日に学校に行くようにして、先生方と
打ち合わせをする時間をつくるようにした。
• ボランティアへの最初のご挨拶とお礼には子どもたちの
お手紙を届けるようにしている。
が中和剤になり、より良い関係ができるようにコーディネー
トする努力をしていきたいと思う。
次年度に向けては以前からの地域を取り込んだ教育活動
をコーディネートすることに加え、コミュニティー委員会や
• 年間通して入っていただくボランティアに関しては何回 学校にコーディネーターから新しいことを企画提案して、協
か顔合わせをし要望を聞いて学校との関係がよい状態で
力していただきながら取り組みができたらと考えている。あ
あるように心掛けている。
せらず、しかし着実に楽しみながら活動を続けていきたいと
思う。
校長
副校長
町田市立 鶴間小学校
最上 稔久
今福 京子
Ⅰ取組の概要
ボランティアコーディネーター
井上 由美
Ⅲ事例報告
~生け花教室~
町田華道協会会長の川添先生が鶴間にお住まいとの
こともあり、鶴間小で華道教室をしませんか、とお声
をかけて下さり、学校で検討して、4年生の総合の授
ソバ打ち体験
(3年)
お話会
(1年~3年)
業として6月18日(木)に実現した。当日は4名の
講師の先生が来て下さり、1クラスずつご指導いただ
いた。子どもたちは2人1組で花を生け、とてもわか
りやすいご指導で、個性豊かな生け花ができた。伝統
文化の良さを子どもたちも実感した時間だった。
華道クラブ
まずお手本を・・・
クラブ活動(4年~6年)
ボードゲームクラブ
鶴間小学校では、年間を通し、生活科や総合での講
師、クラブ活動での指導、図書ボランティア、下校時
のパトロール、校庭の草むしり等、地域の方や保護者、
アドバイスを
いろいろな方にボランティアとして活動いただいてい
受けながら・・・
る。今まで先生方が直接連絡調整をされていたので、
ステキなお花が
これからコーディネーターとして、先生方の要望を聞
生けられました
きつつ、その間にたっていかにコーディネートしてい
くかを考えて活動した。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
Ⅱ取組のポイント
今年度、初めてということで、私も先生方もどのよ
1. 人材を求めて
うにボランティアコーディネートを活かしていける
・ 名刺を作り、コーディネータ
か、手探りだった。先生方の要望はあるものの、どう
ーの活動を知ってもらうよ
要望すればいいのかわからない、とのお声も聞いた。
う配るようにした。
この反省をふまえ、いま外部人材を活用した教育活
・ ・隣の東京女学館と連絡を密
にした。また、募集ポスター
募集ポスター
動というのを各学年より出していただき、一覧にまと
を掲示してもらい、ボランティアを募った。
めている。どの学年がどんな人材を求めているのかを
・学級代表者会(保護者の会)の会合に参加して、コ
把握して来年度に生かしていきたい。また、来年度は
ーディネーターの仕事とボランティア募集について
各学年の先生方との話し合いを密にしたいと考えてい
話した。
る。
2. 事業の実現まで配慮したこと
・今年度は副校長先生を通して、先生方の要望をお聞
きし、実現に努力した。
・先生とボランティア双方の要望をお聞きして、円滑
にいくようコーディネートした。
地域にはいろいろな力を持った方がいらっしゃる。
子どもたちのために、学校教育にぜひこの力を生かし
ていきたい。
町田市立 高ヶ坂小学校
校長
副校長
相田 修治
寺川 洋一
Ⅰ取組の概要
2009年7月4日
六年生 「日本の文化にふれよう」茶道体験
2010年1月30日
五年生 「お米と野菜で収穫祭をしよう」
「わら細工を作ろう」わらリース作り
その他
・書道・図工・パソコンクラブの補助
・持久走記録会の補助・保護者会での保育
・低学年向けお話会(語り手の会)
など
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
・学校支援ボランティアの内容を説明した当校独自のボラ
ンティア登録用紙を、PTA 用と自治会用に作成した。
・PTA 運営委員会で呼びかけをして、議事録にもボ
ランティア登録用紙を付けてもらった。
・町内会の回覧でボランティア募集の登録用紙を回覧。
・スクールボードの方々に人材を紹介してもらった。
2.事業の実現まで配慮したこと
・地域の人との連絡は密に取り、打ち合わせや下見
には積極的に参加するようにした。
・先生方には、ボランティアが入れる授業がないか、立
ち話程度にさりげなく質問してみた。
・事業後には、先生にも反応を聞いてみて、ボランティ
アさんにも必ず℡で感想と反省点を聞き改善でき
るように心がけた。
・行事の後には地域の方と反省会を行い、子ども達
の感想やお礼の手紙、学年便りなどを渡した。
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
原田 香保里
Ⅲ事例報告
5年生 「わら細工&お米料理」
・5年生担任から依頼を受けて、地域の方へ連絡
(かしの木山を紹介してもらう)
・かしの木山にわらリース作りを体験に行く
・担任と副校長と地域の方と打ち合わせ(料理の依
頼・担任の意向、地域の方の要望を聞く)
・家庭科室の下見。
(調理器具の補充など)
・米料理の試作をお願いする。
・タイムスケジュールを作成
・わらリースの見本を作る
・学校では・・グループ分け
リースのイメージ作り
お手紙にて保護者にお手伝い依頼
子どもたちが作った米の脱穀作業
子ども達が作ったわらの用意
・料理材料の買い出し
・リース用のわらをかしの木山から学校に運搬
当日
1時間目 米とぎ・野菜切りの体験 (家庭科室)
★地域の方と保護者が指導・補助
2時間目 わら細工作り
(外)わらを濡らし、叩く★かしの木山指導
(視聴覚室)講師からリースづくりの指導
3時間目 リース作りと装飾
★その間、地域の方が料理を仕上げる
4時間目 試食 かしの木山の方々・地域の方・保
護者の方と一緒に。
(ランチルーム)
Menu: カレーピラフ ジュリアンスープ
ヨーグルトゼリー
片付け
子ども達で皿洗いを分担して
★地域の方・保護者の方お手伝い
☆終了☆
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
高学年の先生方の協力で大きな行事を2つ実行
することができました。大きな行事は先生も地域の
方も負担が大きいので、年2回位が限度かなとは思
いますが、1度経験している行事は反省も踏まえる
ので、また次回に良いものができると思います。先
生方にも、ボランティアを授業に受け入れる抵抗感が少
しずつなくなるように努めて、授業補助をもう少し
定期的に入れて行き、人材も増やして行きたいと思
います。最初は模索状態でしたが、事が少しずつ動
き始めると、芋づる式に依頼が増えてくるので、や
りがいがありました。せっかく始まった学校支援ボ
ランティア制度ですから次年度以降も、短期間でボランティア
予算が打ち切られることが無いよう願っています。
町田市立 成瀬中央小学校
校長
副校長
小泉 正三
秋吉 達也
Ⅰ取組の概要
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
松田美紀子
比嘉 聖子
Ⅲ事例報告
1 年生生活科 《昔遊び》
元プロサッカー選手
によるサッカー指導
4年生 藍染め体験
1 学期…
副校長先生と1年生の先生に、生活科授業の昔遊び
のボランティアを提案。
2学期…
担任の先生と日程等相談の上、ボランティア依頼。
こま、けん玉、お手玉等
使用する用具の整備。
5年生 バケツ稲体験
2年生
収穫した野菜を
使って豚汁作り
4年生 ネットモラル
3学期…
日程の最終決定と当日の
内容説明。
当日…
ボランティアの紹介と
子ども達からの挨拶。
サタディコンサート
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
・地区委員会等に出席して、活動の紹介および人材
の探索を行った。
・自治会長、PTA会長等との情報交換を密に行い、
新たな活動の提案を行った。
・近隣の小学校のボランティアコーディネーターと
の情報交換を随時行い、場合によっては、お手伝
いをお願いした。
2.事業の実現までに配慮したこと
・授業の流れを把握し、ボランティアの参加を担任
の先生と相談した。
・年度初めに先生方にアンケートをとり、ボランテ
ィアの希望を伺った。
・当日の動きがスムーズにいくよう、必要な備品の
整備、購入など早めに行った。
・頻繁に学校に行き、いつでも先生と打ち合わせが
できるような体制を作った。
・各学期の初めと終わりに、副校長先生と予定の確
認と反省を行った。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
もと保護者であり、また春には1年生の生活指導
補助として入っていることにより、先生方には気軽
に声をかけていただけるので、頻繁に学校へ行き、
ボランティアの必要性を探ることができています。
成瀬中央小学校は、児童数が少ないながらも、長
年ボランティアで活躍していただいている方々が
多く、さまざまな場面で支えられています。これま
での経緯から副校長先生が負っている作業がまだ
まだ多く、コーディネーターの仕事に移行させてい
る最中です。
今、
「学校をもっともっと良くしよう!」という
熱い思いのもと、花壇の整備、清掃などの美化活動
を行うボランティアや、夏休み実験教室、映画会な
ど子ども向けの企画実施ボランティアを広く募り、
好きな時に好きな活動に参加できるような団体を
作ろうという計画が出ており、来年度実現に向け、
学校との交渉に入ろうとしています。子ども達が自
慢できるような、楽しい学校作りのお手伝いができ
れば…と考えています。
町田市立 南成瀬小学校
校長
副校長
島田
清水
Ⅰ取組の概要
1.はじめに
南成瀬小学校は、今年度からボランティアコーデ
ィネーターを配置、学校便りや地域の委員会を通し
てボランティアコーディネーターとして紹介があ
った。
2.これまでの活動
① 1学期
これまでに行われているボランティアの様子を
把握するため副校長先生から話をきく。
また読み聞かせボランティアのスタッフと連絡
をとり、打ち合わせに参加、今後を相談する。
② 夏休み
児童の地域体験として、夏祭り『成瀬ふるさと音
頭』出演で、浴衣着付けのボランティアをコーディ
ネート。
③ 2学期
教科(家庭科)TAボランティア、クラブ活動(手
芸・家庭科、卓球)指導補助ボランティアをコーデ
ィネート。
④ 3学期
これまでの活動を継続して行っていく。
また来年度のボランティアコーディネートの視
点を持って授業参観やクラブ活動参観をすること
とする。
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
① 昨年度協力者に声かけをして都合をきく
② 地域同好会サークルに相談する
③ 体育協会に相談
2.事業の実現までに配慮したこと
①~⑤の流れで学校とボランティアの関係がスム
ーズに行くように心配りをすること。
① 学校からの依頼書式を作成(依頼書)
② 依頼の確認
③ ボランティアの問い合わせに応答または学
校・先生に確認の上応答
④ 紹介
⑤ 様子を参観→学校とボランティアの双方から話
を聞く
昇
淳
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
沖
悦子
Ⅲ事例報告
学校から依頼(依頼書)→依頼内容の確認→人材
探し→問い合わせに応答→決定・紹介→活動参観
→話を聞く
*依頼書
町 田 市 立 南 成 瀬 小 学 校 校 長 島田 昇
ボランティア依頼書
ボランティアコーディネーター 沖 悦子
No.
先生記入欄
年
学年・組
時
平成
年
月
詳
日(
/
/
)
時間目
教科/場所
処理日
組
先生
担当教諭
日
依頼日
時
分~
/
時
必要人数
分
名
細
*引率の場合の集合場所/時間: 教室・昇降口前
打ち合わせ日
授業前・平成
年
月
日(
)AM・PM
時
時
分~
分
分程度
ボランティア参加者を以下のとおり決定いたしました。どうぞ、よろしくお願いいたします。
毎月1・15日に依頼書
の確認
↓
人材探し
↓
決定・紹介
決定者
名
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
Tel
問い合わせ先
沖宅: 727-1324
* 当日の欠席の連絡、雨天時等の確認につきましては、上記担当教諭へお願いいたします。
* ボランティアの方のお名前が入った用紙を再度お配りした時点で、ボランティアの方々への
決定及びお願いの通知といたします。
*写真
①クラブ活動の様子
卓球クラブ
手芸料理クラブ
②家庭科の様子
ボランティアの方々に、
子ども達とのかかわりに充実感を持ってもらえる
よう、感じたことや心配なことをきくようにした。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
今年はコーディネーター初年度ということで、こ
れまでの学校ボランティアの把握、また先生方の要
望を理解して、コーディネーターの存在を認知して
もらうことに努めた。
また、ボランティアの方と話をするように心がけ
た。
「子ども達と関わり子ども達の力が伸びていく
」
「街で子ども達と挨拶をするよ
のがわかり楽しい。
うになった。
」などの話に、地域の人がボランティ
アに入ることの意味を改めて感じた。
次年度は広く地域の方々の力を学校で活かして
もらえるよう情報の提供をしていきたい。
町田市立 南つくし野小学校
校長
副校長
原田 好美
北澤 正博
Ⅰ取組の概要
・校庭の草取り
30周年にむけて校庭の草取りを、元保護者の方にお願
いした会。初めての取り組みでしたので、あまり広く広報
をしませんでしたが、学校近辺の方が快くお引き受けくだ
さり、行うことができました。
・学校図書館の本の修理
11月、12月には、学校図書館の本を、糸綴じという
方法で修理、補強するボランティアの会を企画。多くの人
数が必要だったので、11月は学校便り、12月は、独自
のお便りを配布することで、保護者の中からボランティア
を募りました。
結果、あわせて450冊もの本を糸綴じすることがで
き、図書指導員や子ども達も喜んでいます。
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
三箇山 睦
・実際に地域を歩いてみて、お店や建物、公共の場などの
様子、あり方などを知ったうえで、直接アタックした。
(6年生のハローワーク)
・断られた場合でも、協力してくださりそうな方をご存じ
ないか尋ねる。
2、事業の実現まで配慮したこと
・校内で先生方にお会いした際に、なにかお役にたてない
か、こういうことが出来るがどうですかと、まめに声
を掛けるようにしていた。
・地域の方にお願いする際は、電話だけでなく、間違いの
ないように文書にてお伝えした。
・信用していただけるよう、次回の連絡時期をお伝えし、
都合のいい時間帯を伺っておいて約束の時期に、確実
に連絡をするようにした。
・準備や段取りなどを事前にしっかりやるよう心がけた。
Ⅲ事例報告
当日の様子
<糸綴じボランティアの会>
卒業生から本の寄付があったことをきっかけに、本が長持
ちする「糸綴じ」という方法で修理、補強するボランティ
アの会を企画しました。
1、図書室の本を電算化にむけて処理作業をしてくださっ
た役員の方に連絡、趣旨をお話しする。
2、日程、時間を決める。
3、会にむけての道具の準備、買い物。
4、下準備、実際に一冊しあげてみる。
5、本の穴あけ作業をおこなう。
6、お知らせを保護者の方に配っていただく。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
・今後の予定
「6年生のハローワーク」2月の末には、2日間1時間ず
つ、7名の地域の方にお越しいただき、ご自分の職業につ
いてお話くださる予定。
「戦争体験」3月には、学童疎開を経験されている、地域
の方に話をしていただく授業も計画。
「来年度にむけての取り組み」職員玄関前の生け花を生け
るボランティア、校庭の30周年記念花壇の花植えやその
維持などのボランティアを、地域の方の中でお願いしてあ
ります。
Ⅱ取組のポイント
1、人材を求めて
・学校周辺の気軽に学校まで足を運べる方たちと電話な
どで連絡を取った。
・学校便りや独自のお知らせを保護者に配布していただ
いた。
・老人会、自治会の方に連絡をし、こちらの意向を伝え
て、情報をいただいた。
今年度の企画は、数としては少ないものだったが、未開
発の状態から形を作っていくということにおいて、大変意
義のあることだったと思う。一年目の活動としては、何か
にとらわれる事無く自由に動けたという点や、初めてのこ
とに挑戦する意欲など、手助けしてくれたものがあったよ
うに感じられるが、この活動は継続していき、学校教育に
定着することが大切だと感じている。
ただ、この制度がまだ知られていないので、先方が戸惑
うことが多々あり、日本の教育現場の取り組みとして、今
後マスコミなどに取り上げられていくことを希望する。
反省点として、学校側から依頼を受けたときに、はっき
りイメージしていない状態で人探しをしてしまった時が
あり、ボランティア依頼者を戸惑わせてしまったことがあ
った。依頼されたときには、質問したりしながら内容をし
っかりつかみ、先方に具体的にわかりやすい説明ができる
ように心がけたい。
町田市立 鶴川第一小学校
校長
副校長
金武 素子
鈴木 直人
Ⅰ取組の概要
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
田中 浩代
Ⅲ事例報告
水墨画体験(今年度はじめての取り組み)
大型紙芝居「ももたろう」観賞
青少年健全育成鶴川第一地区委員会では、毎年昔話
の大型紙芝居を製作している。これは、地区内の小中
高のPTAが中心となり製作しているもので、地区委
員会主催の行事に使われるものであり、必要なときに
借りることができる。
本校では、今年もこの大型紙芝居を朝の全校集会
わらぞうり鼻緒作り
うどん作り
で行った。
(場所:体育館)
~当日までの流れ~
① 全校集会担当の先生と日程調整。
(一ヶ月前)
② 大型紙芝居をお借りする手配。
(地区委員会)
③ 当日お手伝いしていただく、ボランティアの手配。
(保護者による、読み聞かせボランティア)
④ 数日前に、ボランティアの皆さんに集まっていた
学芸会の衣装作り
読み聞かせ(地域に伝わる民話)
だき打ち合わせと練習。
⑤ 音楽の先生にピアノ伴奏の依頼。
(効果音および全
員合唱の伴奏)
⑥ 当日は、早めに集合しリハーサル。本番は10名
のボランティアの方にお手伝いいただいた。
稲作体験(田植・稲刈・脱穀・わらぞうり作り)
梅採り(梅漬・ジュース作り) 点字体験、町探検、
華道体験、野菜作り、竹とんぼ作り、学校行事「手作り
遊び集会」「道徳授業地区公開講座」 その他
Ⅱ取組のポイント
1 人材をもとめて
・ これまでも、ボランティア協力をしていただいて
いる地域の方々や関連団体を、学校側より紹介し
ていただいた。
・ PTA の運営委員会に出席し、ボランティアコーデ
ィネーターの活動への、協力をお願いした。取り
組みによっては、PTA 本部より保護者ボランティ
アの募集をお願いした。
・ 地区委員会や地域行事などに積極的に参加し、人
材の確保を心がけた。
2 事業の実現まで配慮したこと
・ 各学年主任の先生方に、前年度行った取り組みを
書き出していただき、今年度の先生方へ資料とし
て提供した。このことにより、学年ごとの取り組
みの準備や、連絡がスムーズだった。
・ 時間を作り、なるべく多くの先生方と情報の共有
をした。先生方の要望を伺い、こちらからもでき
得る発信をした。取り組みの経過や決まった内容
については、そのつど校長先生と副校長先生へ、
連絡と報告を忘れないよう心がけた。
この取り組みは、地域・保護者・学校が一体となり
全校児童に向けたものであり、とても意義のある活動
と感じている。最近の子どもたちは、昔話に触れる機
会が少ないように思う。知っているようで、実は本当
の話をよく知らない子どもも多い。
今後とも、昔話のほかに地域に伝わる民話など、広
く子どもたちに伝えていきたい。子ども達はもちろん
楽しんだが、ボランティアのお母様方もとても楽しそ
うな様子が印象的だった。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
全体の取り組みとして読み聞かせがある。今年は、
全クラス月1回のペースで行った。先生方より学芸会
の演目に関連する本を依頼されたり、学年全体で行う
など、充実した取り組みが多かった。ボランティアは、
保護者による読み聞かせグループにお願いしている
が、次年度はもっと人数を増員して、休み時間の読み
聞かせも充実させていきたい。
取り組みの多い学年と、そうでない学年があったよ
うに思う。次年度は、先生方ともっとコミュニケーシ
ョンを図り、地域との関わりを増やし、子どもたちに
より多くの体験を提供し、多くの人たちとのふれあい
の場を用意していきたい。
町田市立 鶴川第二小学校
校長
副校長
古澤 厚人
井上 莉委子
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
川部 嘉章
Ⅰ取組の概要
1. 学習内容の把握:企画委員会、職員会議に出席 ぶんぶんこま作り
して、月間の計画、準備状況について聞いてお
く。
2. 教員の要望の把握:学習計画の中で、ボランテ
ィアの要望を聞いておく。
3. 日程調整:ボランティアについてはまず経験の
ある方と調整する。
4. 当日の連絡:当日は出来る限りボランティアの
援助をする。
Ⅱ取組のポイント
なわない
学校のクラス担任から、各クラスの授業の内、外
部の支援を必要とする授業について情報を得るこ
とが第一歩である。月一回の企画委員会、職員会議
で呼びかけを行い、2,3か月先までの予定を把握
している。
Ⅲ事例報告
1月22日に行われた鶴二祭(3年から6年まで
の児童の企画による遊びを、教室内で準備して、他
の学年、クラスに公開し、一緒に楽しむ)で、昔の
遊び、なわない など地域の方をボランティアでお
願いして指導していただいた。
こままわし
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
ボランティアについて、学校の計画における位置づ
けがまだ浸透していない。何をお願いすればよいのか
がはっきりしない、居れば助かる、ということを感じ
る。そこで、前年の事例の範囲で、あるいは学習指導
要領にあるからお願いすることになる。それでもボラ
ンティアをお願いするのは苦労する。
町田市立 鶴川第三小学校
校長
副校長
高倉 ひでみ
菊地 勇之輔
Ⅰ取組の概要
「交通安全の指導」全校生
「自然学習」きつねくぼ緑地
ボランティアコーディネーター
飯田 敬一
Ⅲ事例報告
『アートスペース』の実施
一、 図工の角田先生より小教研図工部会で行う実
験授業(5 年生)として「アートスペース」を
屋外の“きつねくぼ緑地”でやりたいのだが、
との要請を受けた。
二、 地域の住民とコンタクトを取り、場所と地域住
民(ボランティア)の全面的協力体制を整え、
これを提供した。
三、 後日、小教研小中図工部会は「アートスペース」
の研究発表として、国際版画美術館にて「シン
ポジウム」を開催し、私も出席した。
「友達との話し方」
落語家 三遊亭らん丈氏
「昔あそび」竹馬・コマまわし
「書写」
Ⅱ取組のポイント
一、 目的:
「学校教育活動の充実と地域活性化」
活動:
「学校と地域との橋渡し」
二、 地場のローラー
* 地域有識者の調査と情報集め。
* 地域各町の・自治会・管理組合・老人会・商
店街店主等を繰り返し訪ね、協力依頼と情報
の提供をお願いした。
三、 「地域有識者人材バンク」元帳の作成
* 学校教科以外で先生方の必要とする学習科目
の提出を要請。
* 必要科目の地域有識者人材を集め承諾を得て
「人材バンク」に登録した。
四、 ボランティア実行者に対し、事後、子供達の
作文礼状等をお送りしている。
(全学年)
又、ボランティアコーディネーターとしての
礼状も必ず出している。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
一、 書写をお願いした地元の人材(書道 5 段:本島
礼子氏)は、鶴三小の書写の先生として定着し、
毎週月曜日:4 年生・5 年生・6 年生を指導し
ている。
二、 地元「きつねくぼ緑地」における学校の課外活
動は地元住民の協力体制が整い、学校と地域と
の輪が広がった。
三、 学校にとっては、今まで出来なかった事も地域
の力を借りれば実現できるし、教員とは異なる
視点から新しい授業作りを工夫することが出
来るものと思う。
四、 子供達の実態について学校と地域が共通の理
解を持ち、学校の問題を地域の問題として、協
力して活動を進めていきたい。
町田市立 鶴川第四小学校
Ⅰ取組の概要
校長
副校長
渡邊 晃庸
廣井 恵子
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
安達 圭子
久保田 香
Ⅲ事例報告
◎4 年生の総合学習
◎2009 年 12 月 10 日 5 校時 13:25~14:15
「ごみのゆくえ」の学習の一環として公園のごみを 1 組~4 組の児童が分かれて地域の公園を清掃しま
分別し問題点を考える。
した。
◎地域の公園をきれいにしようという心を育てる。 持ち物:軍手、ごみ袋
◎地域の方と交流する。
保護者の方や地域の方も参加してくださり、スムー
ズに清掃を進めることが出来ました。
Ⅱ取組のポイント
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
◎限られた時間の中でも子供たちへの事前指導、 ◎子どもたちは限られた時間の中で一生懸命、ごみ
事後指導があることで、より活動が有意義なもの や落ち葉などを集めてくれました。
になると思いました。
◎課題
◎時間を有効に使うためにも、細かいスケジュー ・情報収集
・先生方とのコミュニケーション
ルなどが役立ちました。
・学校からの要望を地域の方々に伝える
◎次年度はより早く学校の要望を伺い、実践につな
げられるよう、努力したいです。
町田市立 金井小学校
校長
副校長
石井 清文
小林 憲市
Ⅰ取組の概要
理科実験教室〈6年生〉
町田語り手の会による読み聞かせ〈2年生〉
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
長井 泉
Ⅲ事例報告
【 理科実験教室 】
高学年を対象に学期に1回のペースで理科実
験授業を行っています。ゲストティーチャーは卒
業生の保護者(お父さん)です。子どもたちが理
科を好きになってくれたら、との思いから8年前
に始めたそうです。ご自身のお子さんは既に全員
卒業されましたが、現在も継続してくださってい
ます。地域の身近な方がこのような形で協力して
くださるのはありがたいことだと思います。
授業では毎回、子どもたちの興味を引く題材を
用意し、OHP などを使って分かり易く説明して
くださいます。
写真は6年生の授業風景です。獲物を丸呑みす
るふくろうが吐き出す『ペリット(消化不可能な
骨や毛の塊)』を割りほぐし、ふくろうの食べた
小動物を確認する作業を通して、子どもたちは食
物連鎖について学びました。
ハチドリ教室(総合ごみ問題)
〈4年生〉
Ⅱ取り組みのポイント
1.人材を求めて
保護者の方々の読み聞かせ活動や自治会の
方々の登下校の安全見守りが積極的に行われて
いる学区であること、またコーディネーター設置
初年度であるということから、今年度はコーディ Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
息子が通っている学校ですが、コーディネータ
ネーターとして積極的に、人材発掘や人材募集は
ーとしてかかわることで、いかに多くのボランテ
行いませんでした。ただ、校長先生をはじめ、先
ィアの方々に支えられて学校の授業が成り立っ
生方のご協力のお陰で新規のゲストティーチャ
ているかを改めて感じました。
ーの授業や、再開された取り組みがありました。
今後は、どの学年のどんな授業にボランティア
コーディネーターとしては、人材発掘も重要で
の方々がかかわっていたのか、全体像が把握でき
すが、これまで授業に協力してくださっているボ
る資料を作成し、先生方に配布する予定です。そ
ランティアの方々と更に良い関係を継続してい
の資料をもとに、次年度の新規ボランティアの要
くことも重要な役割の一つだと実感しました。
望を吸い上げていくことができれば、と思ってい
ます。もちろん、今までかかわってくださってい
2.事業の実現までに配慮したこと
るボランティアの方々との関係も大切にしてい
ボランティアの方々がかかわってくださる授
きます。
業を参観し、授業前後にお話をすることで、これ
子どもたちが、より豊かな充実した授業を受け
までの活動の様子をうかがったり、こちらから授
られるよう、何ができるのかを地域の方々や先生
業の感想を伝え、次年度への協力依頼をするな
方と共に考えていきたいです。
ど、今後の関係作りを進める機会を持ちました。
町田市立
大蔵小学校
校長
中村 勝巳
ボランティアコーディネーター
中溝 正治
副校長
桒原 登志子
ボランティアコーディネーター
富樫 俊江
Ⅰ取組の概要
力を得て、田植えをする。
・
「陶好会」による陶芸クラブの指導
・
全校児童を対象とした「柿の木文庫」
によるお話し会・読み聞かせ
(3)夏休み中、5 年児童が 7 月と 8 月と一回ずつ、稲の成長し
ている様子を観察カードに書いたり、写真を撮ったりした。
(4)9 月 3 日(木 )5 年児童が稲刈りのオリエンテーションを、
・
3 年畑見学
・
4 年の地域学習「薬師池の開発」などでの講師
(5)9 月 7 日(月)5 年児童が稲刈りをした。
・
4年
(6)9 月 18 日(金)5 年児童が脱穀を経験した。
・
5 年「まちやっこ」による和太鼓鑑賞と体験
・
5年
「大蔵田んぼを育む会」による米作り体験学習
・
5年
町田市ボランティアセンターによる車いす体験など
視覚障がい者と盲導犬についての理解
「大蔵田んぼの会」の方より受けた。
(7)11月20日(金)5 年生が収穫したお米54㎏を、全校
で、給食で食べた。
(8)受託した資金で耕耘機を購入(64816 円)。校内での栽培
活動にも力を入れていきたいと現在計画中である。
(9)2010 年 2 月 12 日(金 )新 5 年生の田んぼ体験授業に向け、
4 年児童が塩水選(大蔵田んぼで育てる稲の籾を選ぶ。
)
を実施した。「大蔵田んぼを育む会」の井上喜八郎さんと
農大学生のメンバーが来校し、指導して下さる。
Ⅱ取組のポイント
(10)2 月 15 日(金)より、現 4 年生による氷当番スタート。
1
人材を求めて
水温を 10°以下に保った、たらいの中に籾を浸す。
(浸種)
①
健全育成鶴川第一地区委員会の会合で、昔の遊び(剣玉、お
その後、お湯につけることで、一斉に芽吹く。
手玉、独楽)を依頼
②
電話または手紙による依頼
2
配慮したこと
①
事前に代表が該当学年の教師と、<ねらい・内容・場所・時
(11)3 月 6 日(土)
「大蔵田んぼを育む会」の井上喜八郎さん
らにより、耕耘機で花壇の整地を行った。
(12)3 月 12 日(金)4 年児童が「大蔵田んぼを育む会」の指
導の下、苗床にまんべんなく、種を播く。
間・準備するものなど>について、打ち合わせをした。この
ことにより、ねらいを達成することができた。
②
①のことは勿論、学校長・副校長にも了解を得て行い、他の
学習活動と支障のないように調整した。
③
④
⑤
Ⅲ
終了後に、ボランティアに感想、作品、お礼のお手紙などを
届け、感謝の気持ちを伝えた。
Ⅳ
成果と課題、次年度に向けて
学年の教師、副校長により活動の様子を写真に撮り、記録と
(1)
これからは、学校側の需要と、供給側のボランティア
して残した。
活動者との調整を大切にしていきたい。特に、大蔵小
学校支援ボランティア人材一覧表に、活動内容・団体名・氏
学校の場合は、すでに供給側の方がおおいため、いか
名・電話番号等を明記したものを配布し、次年度も活用でき
にして学校側の需要の拡大を図るか、その辺の話し合
るようにした。
いが大切ではないかと考える。
事例報告
5年
(2)
大蔵田んぼとの米作り体験学習
(1)5 月 7 日(木)5 年児童が田植えについてのオリエンテー
ションを、「大蔵田んぼの会」の方より受けた。
(2)5 月 11 日(月)5 年児童が大蔵田んぼの会及び保護者の協
小川小学校では、コーディネーターと教師の親睦会を
行うと聞いているが、
(1)の目的を達成するには、と
ても良い方法だと考え、本校でも考えてみたいと思う。
町田市立 忠生第一小学校
校長
副校長
高柳 寛和
中野 幸子
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
・5年生総合活動・・・・・・・・・・・・・・
稲作活動から学ぼう
田起こし 畔ぬり 田植え 草取り
稲刈り 脱穀 餅つき
5月
6月
7月
11 月
12 月
前田 義昭
古屋 好子
代かき(素足で田をこねる)
田植え
地域の方と草取り
稲刈り 脱穀
餅つき「地域の方ご招待」
@地域の方との交流にもなる。
・2年生、3年生、4年生校外学習・・・・・・
・6年生体験学習―縄文体験・・・・・・・・・
・3年生社会科見学―学区域めぐり・・・・・・
・2年生社会科見学―公園探検・・・・・・・・
・3、4、5年生学習補助・・・・・・・・・・
・1年生校外学習・・・・・・・・・・・・・・
・3年生社会科見学・・・・・・・・・・・・・
・6年生校外学習・・・・・・・・・・・・・・
4月
遠足―野津田公園、江ノ島、高尾山
5月
ひなた村で火起こし、弓矢まとあて
4、5 月 忠生公園、境川方面
5月
唐沢公園
5、6、7、12 月 音楽、家庭科、図工
9月
小山田緑地で自然体験
町田市、多摩市場見学
2月
国会議事堂見学
・布ぞうり作り(夏休み)
・・・・・・・・・・
7月
・地域でのかかし作り(夏休み)
・・・・・・・
8月
地域の方に型を持参していただき古着を
裂いて子供たちが挑戦です。
地域に行き初体験
(作者の名を入れ田んぼに立てる)
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
稲作・・直接体験することでお米の出来るまでの
たいへんさがわかったと思う。
Ⅱ取組のポイント
・地域の方に声掛けすると快く引きうけてもらえ
布ぞうり・・地域の方に手とり足とり教わりお礼
た。今後も情報提供し、連携していきたい。
の言葉が思わず出ました。
かかし作り・・初めての体験でこれもやはり手とり
足とりで教わりました。
1.どちらかというと、低学年が多いので、高学年
に来てもらうための工夫をしてみたい。
2.これからも他方面の方々にも声掛けをしていき
ご協力をお願いする。
町田市立 木曽境川小学校
校長
副校長
福井 和子
中原 明寿
Ⅰ取組の概要
・50年前の町田(5年生)―10月
・小中一貫事業清掃活動(4年生)―11月
・囲碁・将棋クラブ(3回)
~地域の方との対局、指導等~
・いけ花教室(3年生)―2月
・学習ボランティア(算数プリント添削補助)
(※Ⅲ事例報告参照)
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
宮本 聖士
植野 友紀子
山形谷 節子
大塚 裕子
Ⅲ事例報告
【学習ボランティア】
算数プリント実施につき導入
内容…4、5年生算数プリントの添削
人員…9名
活動期間…11月~3月
活動日時…火曜~金曜の当番日(2名/日)
AM10:00~約2時間
・副校長、コーディネーターとの打合せ
・担当先生方との打合せ(複数回)
・添削作業のシミュレーション
・学習ボランティア人員の確保
・ボランティアの方への説明会(自己紹介、学習風
景見学、校内案内)
・シフト表調整、作成、配布
・活動用品準備
(交換ノート・連絡カード・名札・合格スタンプ・
赤ボールペン等)
・実施
・英語学習支援(麦の子学級)
・春休み算数教室―3 月下旬
・図書ボランティア
有志の保護者による朝の読み聞かせ、お話し会等
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
・コーディネーター自身の人脈。
・以前から協力してくださっている地域の方。
2.事業の実現までに配慮したこと
・ボランティアの方への気持ちの配慮。
(やりがい・達成感・充実感)
・先生方と定期的に話し合いを持ち、その都度問題
点を解決し、方向性の確認に努めた。
・ボランティアの方、先生方、コーディネーター間
で意見を伝え合う交換ノートを作った。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
・先生方とのコミュニケーションをスムーズに図る
ことができた。
・交換ノートを活用することによって、問題点を速
やかに解決することができた。
・子供たちに愛情を注いでくれる人材を集めること
ができた。
・次年度も学習ボランティア活動を継続できるよう
にしたい。
町田市立 小山小学校
校長
副校長
金子 謙
吉田 富雄
Ⅰ取組の概要
地域のボランテイアさんの支援による教育活動
大根の収穫(1年生)
農家の見学(3年生)
いもほり(2年生)
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
Ⅲ事例報告
5年生の農業体験(米作り)一年の歩みの事例で
す。校地内に作った田んぼの土起し、代かき、田植
えから稲刈り、脱穀をして精米まで一連の米つくり
体験を行いました。採れたお米を炊いて、皆で味わ
いました。また、脱穀した後の稲わらを使って、正
月用のしめ飾りを作りました。これら春から冬にか
けての仕事の流れに沿って、地元のボランテイアさ
んに指導していただきました。
大先輩との交流(4年生) 田植え(6月)
稲干し(10月)
稲刈り(5年生)
花壇の手入れ
岡本 芳己
稲刈り(10月)
脱穀(11月)
車いす体験(6年生)
下校時の見守り活動
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
・昨年度ボランテイアをしていただいた方々の一覧
表を作り、今年度予定している事業に必要な方々
に個別にお願いした。
・地元の各団体(民生委員、町内会、老人会、青少
年健全育成会、PTA、ボランテイア・グループ等)
で活躍している方との人脈を通して募集を図っ
ている。
2.事業の実現まで配慮したこと
・各学年の年間計画(地域の支援による教育活動計
画)を先生方に出していただき、その計画に沿っ
て実現に努めた。
・スケジュール、事業内容について、担当の先生と
ボランテイアの方と、事前に十分打ち合わせる。
味わう(12月)
しめ縄作り(12月)
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
1.成果
・今年度各学年が計画した事業については、ほぼ実
施できる見込みである。
・内容についてはボランテイアの方のやり方に負う
ところが多く、成果にばらつきが見られる。
2.課題
・事業のねらいを充分にボランテイア側に理解して
もらう必要がある。
・前年度実施した内容や問題点を次回の事業に十分
伝え、改善していくことが大事である。
3.次年度に向けて
・ 学校側の事業の狙いをはっきりさせて、ボランテ
イア側に理解してもらう。
・
「地域の支援による教育活動計画」は年度初めに作
成する。
町田市立 小山ケ丘小学校
校長
副校長
副校長
室屋 憲一
内田 隆佳
宇都宮 晃
Ⅰ取組の概要
・ボランティア
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
小久保
桑原
三井
萩原
玲子
恵子
夏紀
珠紀
Ⅲ事例報告
(準備)
・学習ボランティア募集をする際に、どのアプロー
(学生なの
チをすれば最短か、よく話し合いをした。
か、地域の方なのか、年代は?等)また、学校側の
要望も聞いた。
(休み時間に保健室のお手伝いをしているところ。児童の体調
などを聞き、受付表に記入している。
)
・学習ボランティア
⇒教室に入り、学習のサポートをする。
(実現 Ⅱ-1 )
(結果)
Ⅱ取組のポイント
・主に訪問した学校の学生さんや、ポスターを見た
学生さんが、授業の補助に入っている。
1. 人材を求めて
・訪問した以外の学校から来ることはほとんど無く、
・複数の大学を訪問し、担当の方と直接話しをした。 訪問が有効な手段だと考えている。
・
「学生ボランティア募集」ポスターを掲示してもら
うよう依頼。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
・訪問以外にも、ポスターを複数校郵送。
1. 学習補助ボランティア
・学生が主なため入れ替わりが多く、コーディネー
ターとボランティアの方のコミュニケーションがと
れていない。
⇒学生からの要望や悩みを聞ける場を持てるように
していきたい。
⇒入れ替わりが多い原因が他にあるとすれば、問題
点をできる限り把握、解決し、学生さんが気持よく
ボランティアできるように配慮していきたい。
2. 新たなボランティア(学習、その他)
・どんなボランティアが必要か、先生方と話をでき
ていない。
⇒先生方とコミュニケーションをとれる場を作り、
2. 取組で配慮したこと
どんなボランティアが必要か話を聞く。
・学校側がどのような人材が必要かヒアリングをし、 ⇒校長、副校長の了解が必要。
要望にこたえるようにした。
3. 学校側との話し合い
・通年にわたり、何度も通った大学もあり、大学側 ・ボランティアコーディネーターが頑張ったところ
とのコミュニケーションをとるようにした。
で学校側の了解がないと何もできない。
・学習ボランティアの方の名前と顔を覚えるように ⇒学校側との話し合いの場を多く持ちたい。
努力し、声をかけるようにしている。
町田市立 町田第三中学校
校長
副校長
永関 和雄
冨田 直人
Ⅰ取組の概要
本校では日常的なボランティア活動として、PT
Aによる、図書ボランティアと花壇ボランティアが
長年にわたり活動してきている。図書ボランティア
は図書指導員と協力して本
の整理や貸出業務に、花壇ボ
ランティアは花壇コンクー
ルに出場すると共に学校の
環境美化に努めている。今年
緑のカーテンづくり
は緑のカーテンづくりにも
チャレンジし、ヘチマの苗を植えた。(上の写真)
本校の特色として、日本の伝統文化に親しむ取り
組みを行っている。5月の鯉
幟、7月の七夕飾り、12月
のイルミネーションと門松
作り、いずれも地域の方から
材料や製作の指導等の支援
5月の鯉幟
をいただき行っている。
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
大平 香代子
Ⅲ事例報告
門松づくりに挑戦
地域の三沢さん他四人の方のご協力の下、募集に
応えた12名の生徒が協力して門松を作った。昨年
の経験者もいて製作は手際よく、1時間半ほどで、
高さ240㎝の立派な門松ができあがった。
7月の七夕飾り
門松
イルミネーション
Ⅱ取組のポイント
1 人材を求めて
・学校便りや保護者会、地域懇談会等の場を活用し
て不用になった鯉幟の提供を呼びかけた。
・自治会、町内会等の口コミで、材料を提供いただ
ける方や、指導をしていただける方の情報を収集し
た。
2 事業の実現まで配慮したこと
・子ども達のためになれば、とボランティアで学校
に協力していただく人たちの気持ちを大事にする
ことを一番に考えた。謝金の申し出がかえって相手
方の心象を悪くしてしまうこともあり、配慮を要し
た。
・子ども達と一緒に活動する場面を多くとるように
心がけた。子どもの一生懸命さが伝わることで、今
後の継続にもつながると考える。
製作にご協力いただい
た、三沢さんを初めとす
る地域の皆様。
このほか木曽西の飯田
喜一様から松を、山崎町
の浅沼正義様から竹を
提供していただいた。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
今年度学校外の様々な人から支援を受け、教育活
動を円滑に進めることができた。生徒にとって地域
や保護者の方が温かく見守ってくれていることが
実感できたと思う。今後も生徒が健やかに成長する
ために様々な協力を得なければならない。継続性が
大切であることを痛感した。
町田市立 南大谷中学校
校長
副校長
岡本喜美子
薦田
敏
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
前野 紀夫
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
① フラッグアート:
① フラッグアート:
地域の方がた、大学との協働で生徒が
フラッグアートの話は玉川学園80周年の記
念イベントの一環として地元である南大谷中学
フラッグアートを作製して街の大通りに
にアプローチがあり校長が夏休みオープンスク
飾り付けた。
ールの1つとして参加決定した。80周年世話人
② ~South Wind~勉強室:
会に参加して玉川学園町内会からフラッグ布と
放課後の勉強室を立ち上げ生徒の学習の
絵の具代を確保、玉川学園・芸術学部・ビジュア
便宜を図った。
ルアーツの教授・助教・学生の皆さんが中学校に
③ 書道の授業:
2日間来て頂き制作指導をいただいた。教授のご
2学年の国語授業で書道を実施した。
都合で夏休みは延期、2学期に2年生の美術
~フラッグアートの写真集~
選科の生徒より40枚のフラッグアートが完成。
玉川学園の秋のイベントであるギャラリーウオ
ークの一環として大通りの街路灯に3週間にわた
り商店会の協力を得て飾り付けられた。地元の多
くのかたがご覧になり楽しまれた。学校だよりや
校長が作ったフラッグ集合パネルを校舎出入り口
に飾るなどして生徒や保護者にPRされ多くの
参加生徒
はじめに
かたが大通りのフラッグアートをご覧になり好評
であった。これら全てについてボランティアコー
ディネーターが責任担当した。2009年12月
21日のボランティアコーディネーター ニュー
ス支援に掲載された。
(フラッグアート写真集参
準備作業
色づけ
照)
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
① フラッグアート:
地域の方々に喜ばれ学校でも明るい話題を提供
して、地域と学校のコラボ効果は大であった。
完成1号
フラッグ集合
課題は玉大教授の都合で制作時期が2学期にず
れ込み教科に影響した事。次年度に向けてはこれ
を例年実施にしたいとの考えでボランティアコー
ディネーターが校長と連携して具体的に動いてい
る。
② ~South Wind~勉強室:
3学期から月・水2コースでスタートして13
回延べ52人の参加、ボランティア講師は3名の
実施であった。効果は勉強室が立ち上がったとの
はためくフラッグ
ステップを踏んだこと。課題は多く3月23日に
反省会を持って来期の基本を決めた。
Ⅱ取組のポイント
これを踏まえ次年度は5月から再開する。
①フラッグアート:
ボランティアコーディネーターは校長との連携
町内会、商店会、大学、中学校、との密な打ち
で実施全般を調整している。
合わせ。費用分担、人材人員確保
③ 書道の授業
日程調整、広報・PR、
1学年の時に地元の書道のボランティア講師を
②~South Wind~勉強室:
確保して国語の補完授業として書道授業をおこな
ニーズの把握、参加誘導、参加生徒把握、
ったが、その2学年に同じ講師で国語の時間に書
講師確保、勉強概要の決定・説明、教材、
道を実施した。効果は良かった。問題は特になく
実施フォロー、反省会、
学校の要請により随時実施できる。ボランティア
②書道の授業:
コーディネーターは全般アシストと調整を担当し
ニーズの把握、講師確保、実施フォロー
ている。
町田市立 鶴川中学校
校長
副校長
堀田 松三
石田 匡志
ボランティアコーディネーター
関野 美紀代
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
生け花体験 1 年(6 月~7 月)
町田華道協会の先生をお招きし、美術の授業で生
け花体験をさせていただきました。
最初に生け花の基本を教えていただき、その後、
班に分かれて、自分たちが選んだ花器に、生け花を
いけていきます。
1学年に4クラスあるため、数日に分けて行いま
した。3~4名の先生が来てくださり、班に分かれ
てからも、質問したり、アドバイスを受けたりしな
がら、みな楽しそうに体験していました。
生け花体験 3 年(2 月~3 月)
職業講話(3年生向け)3 月開催
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
学校公開週間だったので、職員センター前に展示
生け花体験については、ボランティアコーディネ し、保護者の皆様にも出来上がった作品を見ていた
ーターの集まりでお声をかけていただき、町田華道 だきました。
協会の先生方にご協力いただくことができました。
職業講話は、PTA 会長のお知り合いの声優さんを
お招きし、受験が終わった3年生に向けて、講演を
していただくことになりました。
2.事業の実現まで配慮したこと
美術の授業で取り組むことになったので、日程や
内容等は、直接美術の先生と華道協会の先生に打ち
合わせをしていただきました。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
今年度は、あまりいろいろな取り組みはできませ
んでしたが、次年度は、真光寺中のサプリメントコ
ースのような教育支援、花壇作り、美術ボランティ
アの導入を考えています。
現在、鶴川中では、
「学校美術館」と称して、校
内に本物の絵画や書道など、美術品の展示を行って
います。その架け替え作業に協力していただけるボ
ランティア、生徒と一緒に花壇作りに協力していた
だけるボランティアを、地域に募り、展開していく
予定です。
町田市立 鶴川第二中学校
校長
副校長
佐藤 昇
千田 実
ボランティアコーディネーター
竹村 礼子
Ⅰ取組の概要
各ボランティアは、それぞれ自分が担当している
活動について、自負があるとともに先生や部活の顧
鶴川第二中学校では現在、以下の 4 種類の学校支 問・担当者との間に入り、ジレンマに陥ることもあ
援ボランティアの協力を得ている。
る。その様な思いが深く根強くならないように、副
部活動外部指導ボランティアは、9つの部活動で指 校長や顧問・ボランティアと頻繁にコミュニケーシ
導の援助をしている。
ョンを取るとともに、コーディネーターやボランテ
図書指導ボランテ
ィア担当者から情報を得るよう配慮する必要があ
ィアは、書架の整理に
る。
とどまらず、図書委員
Ⅲ事例報告
会指導の補佐をした
り、図書の紹介や読み
図書指導ボランティア
『花壇ボランティア』
聞かせも行う。
花壇ボランティアは、6 人体制で、花の状況や行
現在中学校では、用務主事が一人しかいないた
事に併せ、花壇の整備や校内美化のために頻繁に活
め、学校の花壇にまで手が回らないのが実状のよう
動している。
である。そこで、花壇ボランティアとして人材探し
を依頼された。コーディネーターである私は、地域
の花壇の手入れをしている知人に話をしたところ、
快く応じてくれた。
まず、学校側にボランティアとの打ち合わせの場
を設定してもらい、どのような内容・程度を期待し
学習支援ボランティア
ているのかを説明してもらった。また、その場で、
花壇ボランティア
ボランティアが取り組みたい内容も提示してもら
い、学校側の取り組み内容を確認した。
Ⅱ取組のポイント
実際に活動を始めると、物品や種苗の購入など
で、用務主事や事務主事・副校長などとボランティ
1.人材を求めて
アが打合せをすることが多くなった。またそのよう
ボランティアコーディネーターである私は、地域 な機会を使って、課題や今後の方針などを話し合う
の健全育成の会の副会長をしていることや、小学校 場としている。
と中学校の PTA の役員を長期間務めていた。その
ため、多くの方と面識があることや、多くの方の情 Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
報が入ることもあり、人材集めは口コミで捜した
現在のところ、どのボランティアの活動も成果を
り、面識のある方に依頼したりといった方法を採っ
ている。また、学生に依頼する場合は、中学生と相 上げ、大きな問題はないようである。ただし、学校
側とボランティアの連携がうまくいかない場合は、
談し、適切な人材を紹介することもある。
先生にもボランティアにも精神的負担がかかり、教
育活動に悪影響を及ぼすことにもなる。
2.事業の実現まで配慮したこと
ボランティアという制度を有効に活用するため
コーディネーターは、副校長と相談し、どのよう には、いろいろな場面でコミュニケーションを取り
な人材を学校が求めているのか、また、どの程度の 合いながら進めることが必要である。
内容・日数を依頼するのかを入念に打合せを行っ
た。
さらに、取り組みについてのアドバイスを副校長
や担当者に求めるなど、学校の課題の解決・要求に
向け、連携を取るように努めた。
町田市立真光寺中学校
校長
副校長
花田 英樹
風間 茂
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
宍戸 政子
濵本 智子
Ⅰ取組の概要
Ⅲ 事例報告
紹介
真光寺中学校においては、平成 20 年より、
「サプ
リメントコース」という名前で補習授業を週 2 回月
曜日と水曜日におこなっています。
サプリメント
コース 1 年
サプリメント
コース 2 年
<準備>
校長先生・副校長先生と打ち合わせ
・・・主旨・方針について
サプリメント担当の先生と打ち合わせ
・・・生徒の参加人数・使用教材について
教育ボランティアの募集
・・・回覧板・ポスター貼り・電話連絡等
データーの作成
・・・教育ボランティアの方達の名簿・出勤・生
徒の出席簿・生徒の割り振り表・座席表・ボラン
ティアの方達の名札作成・生徒の名札作成等
Ⅱ取組のポイント
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
1. 人材を求めて
(成果)
・ 町内会の回覧板で「教育ボランティア募集」
の回覧を回した。
・ 図書館、中学校近くのパソコン教室、スーパ
ーにポスターを貼らせてもらい募集を図っ
た。
・ 町田市教育者センターの登録者リストを使
い、電話でお願いした。
2. 事業の実現まで配慮したこと
1年生では1学期から3学期までやってみて、学
習するということが定着してきた。
2年生ではサプリメントコースに来るというこ
とで、学習の維持継続を自分からするようになり、
受験に対するモチベーションが上がってきたよう
だ。
(課題)
教育ボランティアとコミュニケーションを取り
・ 教育ボランティアの先生達を探し、担当教科
つつ、中学生に勉強を教えるのにふさわしい方をお
について打ち合わせをした。
願いしていこうと考えています。
・ 学校側と念入りに打ち合わせをした。
生徒への連絡事項を、先生まかせにせず、こちら
・ 学年主任の先生たちと学期ごとに打ち合わせ
の方からも積極的に取るようにしたい。
をした。
・ 教育ボランティアの皆さんが授業をやりやす
(次年度に向けて)
いように、教室等の環境を整えた。
・ サプリメントコースの教材の打ち合わせを、
小学校のコーディネーターのように、自分たちで
担当の先生とおこなった。
企画した内容を生徒や地域に持ち込んでやってみ
たい。
サプリメントコースの維持継続をしていきたい。
町田市立 南中学校
校長
副校長
有賀 章
鈴木 啓太
Ⅰ取組の概要
放課後の学習支援の場所を“南塾”と称し、生徒が学習
面で悩み等を気軽に話せ、相談できる場と環境を提供する
とともに、補習学習ができる場として指導員を配置し、学
習指導を行う。
2008 年 10 月から南塾を週 2 回(月・水)で放課後に開始
した。
2010 年 1 月からは週 3 回(月・水・金)放課後に勉強
している。
教科は数学、英語、国語、他教科相談を行っている。
部屋は和室 2 部屋、小会議室、ミーティングルームを使
用しており、指導員は地域協力者や大学生があたってい
る。
Ⅱ取組みのポイント
1.目的
小学校時代の学習に不安がある、復習したい、勉強する
習慣を身につけたい、中学校の授業のわからないところを
教えてほしい、悩みも聞いてほしい等といった生徒を応援
し、学習意欲を高めることや、自信をもって授業が受けら
れるように手助けをする。
2.人材確保について
指導員(ボランティア)の募集は、学校支援に関わって
いる地域の保護司、児童委員、学校運営協力委員の方々へ
の呼びかけから始まり、この事業に共同研究として協力く
ださっている帝京大学より大学生の送り出しも得られた。
さらに、指導員が地域の協力者を(元教育関係者など)
誘うことで人材を確保している。
3.指導員との話し合い
月に 1 回、学校関係者(校長、副校長ほか)と指導員と
のミーティングをして、情報交換、意見交換をしている。
また、毎回の南塾終了後に生徒たちの情報交換や伝達を
指導員間で行い、情報の共有を図るとともに学級担任に南
塾に参加した生徒たちの様子を伝えている。
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
舟山みゆき
Ⅲ事例報告
1.受付
受付をし、個人ファイルに毎回の学習内容を保管する。
2.指導
指導員が数学や英語等を個々に応じて、指導を行う。
3.自己評価
一日を振り返り、感想や取り組んだ学習内容を記入し、
毎回、自己評価を行う。生徒の自己評価に対して、指導員
よりメッセージを返している。
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
1. 成果①学習意欲が出てきた。
②目標をもてる生徒が増えた。
2. 課題①苦手な教科を取り組まない生徒への意識づけ
②学校の宿題など答のまる写しでなく、
自ら学ぶ
意欲を高めること。
3. 次年度に向けて
①生徒たちが意欲的に継続して学習するための応援
②個々に応じた指導を行うために指導員の確保
③学生指導員配置
④学級担任と情報交換の充実
町田市立南成瀬中学校
校
長
星越 健一
ボランティアコーディネーター
副校長
高野 和美
ボランティアコーディネーター
渡邉 恵美子
・ 食育の授業を行う1年生については、保護者に
Ⅰ
取り組みの概要
対して保護者会の際にお手伝いの呼びかけを
した。
・ 10 月の半ばに食育の授業でどのようなボラン
ティアをしていただくのか、この授業の目的
などについて説明会をおこなった。
・ボランティアを引き受けていただいた方をク
ラスごとに数人のグループに分け、役割分担
食育授業の事前練習
グリーンカーテン苗植え
や練習日程や授業当日の予定調整をそれぞれ
にしてもらう。
・ 練習日には NPO まちデザインのスタッフの方
を中心に授業のシナリオに沿ってグループご
とに授業を想定した練習を行う。
・ 授業で使用する物をそれぞれ確認しながら授
業内容の再確認をして、授業をする。
食育授業 とうふ作り
食育授業グループ討議
・ 授業の最後に生徒に記入してもらった感想シ
ートにボランティアが手分けをしてそれぞれ
コメントを書いてクラスごとにまとめる。
Ⅱ 取り組みのポイント
1.人材を求めて
・ 授業を始める前に前回の授業で記入した感想
シートを生徒に返却する。
・ 在校生保護者には、学校からボランティアのお
願いとしてお便りを出してもらったり、保護者
会で呼びかけをした。
・ 地区委員会や自治会などの会合の時にボラン
ティアのお願いをした。
Ⅳ 成果、課題、次年度に向けて
・ 今回で3回目の取り組みとなり、前回までボラ
ンティアとして参加してくださった方たちが
新しく参加してくれた1年生の保護者の方た
2.事業の実現までに配慮したこと
ちに自分の経験からいろいろなアドバイスを
・ ボランティアとしてお手伝いしてもらう内容
して協力してくださる繋がりができ、ボランテ
について事前に説明会を実施した。
・
ィアの方の新たな関係作りができたと思う。
クラスごとに毎回数人のボランティアが必要
・ 今はまだ先生方と充分なコミュニケーション
なので人数の確保と人の振り分けの調整をし
ができていないので、もっと積極的に先生方と
た。
関わる機会を意識してつくっていきたい。
・ 多くの保護者や地域の方にボランティアとし
て関わっていただき、学校の応援団になっても
Ⅲ
事例報告
* 食育授業
・ 食育授業の昨年の授業風景の写真にコメント
をいれて模造紙にまとめ、廊下に掲示した。
らえるようにしていきたい。
町田市立 薬師中学校
校長
副校長
篠原やよい
新藤 直之
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
谷口 艶子
宮地 悦子
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
今年度の取り組み
道徳地区公開講座について
1.9月。音楽祭の選択音楽合唱のピアノ伴奏者
1. 8月31日担当の先生方の会議に参加。地
(1名)
。
域講師のコーディネートの依頼を受ける。
2.10月。道徳地区公開講座地域講師(9名)
。
(テーマは「郷土愛について」
)
2.コーディネーター2人がそれぞれ地域で活躍
する知り合いを頼りに、地域講師を探す。
3.9月に2回、コーディネーター2人の話し合
い。地域講師探しの状況について報告しあ
う。
4.9月25日 地域講師9名決定。
学校側で地域講師の担当クラスを決定。
1年1組では 言葉の大切さについてお話しいただいた。
5.10月2日午後5時より学校にて9名の地域
3.12月 PTA お正月飾り作りの地域講師
講師と学校側との打ち合わせに立ち会う。
(10月20日地域講師と担任との間で授業内容について打
(9名)
。
ち合わせ)
4. 2月音楽の授業のお琴の地域講師(6名)
。
6.10月24日 当日。各クラスに地域講師が
一名ずつ入り、どのクラスも素晴らしい道徳
授業を行うことができた。また生徒達は地域
講師の授業を真剣に受けていた。
わざわざ遠くから、講座を受けに来た方も何
人かいらした。
大師範の素晴らしい模範演奏を聴く2年生。この後それぞれ
全員が「さくら」を練習し、奏することができた。
2年2組では地球環境についてのお話
Ⅱ取組のポイント
☆日頃地域で何か集まりのある際に、ボランティ
ア・コーディネーターに関して知ってもらい、
3年1組では「違いを認めみんなで育つ」
情報を収集する。
イギリスの学校での活動の話もまじえてお話しいただいた。
☆学校の職員室に行った際に、色々な先生方に要
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
望について伺う。
成果:地域講師を探すにあたり、ご自分ができない
場合に他の方を紹介していただくパターンが多く
あり、その為ネットワークが広がった。より多くの
方々にコーディネーターの存在を知って頂くこと
もできた。またコーディネーターが時間をかけてボ
ランティアを探すことができるため、より質の高い
講師を見つける事ができた。
課題:さらに地域でアンテナを張って、学校に協力
いただけるボランティアを探す。
次年度に向けて:学校の先生方にもっとコーディネ
ーターを活用してもらうようにする。
町田市立金井中学校
校長
副校長
比良田 健一
佐川
雅夫
ボランティアコーディネーター
ボランティアコーディネーター
名取 紀美江
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
「はたらく人の話を聞く会」
「はたらく人の話を聞く会」
【ねらい】
平成 21 年 11 月 13 日(金)3・4校時
第 1 学年の総合的な学習の時間の学年テーマであ
○ 講師
る「身近な世界を知る」および、進路学習の一環と
地域で働く、6 種類の職業の方々
して、地域で活躍される様々な職業に就く方々のお
NHK プロデューサー・元大学教授
(JAXA)
話を聞くことによって、自分の生き方を考えるきっ
獣医師・会社員・バスガイド・看護師
かけとする
○ 実態形態
【講 師】
生徒は学級の枠を取り外し、自分が希望する
地域で働く、6 種類の職業の方々。
講座 2 種類を選び、1 講座約 25 名程度ずつ受
講する。事前に受講希望を第 4 希望まで取り、
調整する。
○ 講話内容
・その職業の内容
・その職業を選んだ理由や動機
・その職業に就くために必要な資格や免許
NHK プロデューサー
元大学教授(JAXA)
・その職業の大変さ、喜び、生きがい
・自分の中学時代の頃
・今の中学生に望むこと
等
この後、質疑応答を行う。また実演でき
ることがあれば紹介してもらう。
獣医師
バスガイド
会社員
Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
・生徒達自身は、仕事の大変さや厳しさを身近に
感じ、またその中に、喜びや生きがいがあるとい
うことも感じたように思う。
信頼関係も仕事上とても大切なことだと知った
ようで、生徒の感想文からは、相手の気持ちをい
たわろうとする思いがたくさん書かれていた。自
分のこれからの生き方の一つのきっかけになっ
たようだ。
看護師
Ⅱ取組のポイント
1.人材を求めて
・ 校長・副校長と協力し、それぞれの知人に講
師をお願いした。
2.事業の実現までに配慮したこと
・ 学校からそれぞれの講師宛に依頼のお願い
と実施要項を発送。講話内容等の打ち合わせ
は、学年の先生とメールやファックスでやり取
りした。
・ 当日授業開始 30 分前に顔合わせ及び打ち合
わせをした。
・ 後日学校よりお礼状を生徒の感想文と一諸
に渡した。
・今回は、学年の先生方とゆっくり話しあう時間
がなく、講師に関してもどんな職業の方を望まれ
ているのかも聞かぬまま、私自身一方的に講師の
方を決めてしまったように思う。
終了後先生方から感想をお聞きする時間もなか
った。
もう少し時間のゆとりがあればとよかったと思
う。
・年度初めに先生方の考え等を知るためにも話し
合いが必要だと感じた。
町田市立 忠生 中学校
校長
副校長
大川 武司
吉川 篤
ボランティアコーディネーター
八並 清子
Ⅰ取組の概要
Ⅲ事例報告
最初の取り組みとして21年度は学校の状況
読み聞かせは昨年度に引き続き、2学年で学期
把握と15年度より取り組んでいる『読み聞か
ごとに1時限・道徳の時間に行いました。
せ』
、20年度より取り組んでいる『北校舎前花 1.日程調整 6月12日(水)1時限目
壇の整備』などの保護者や卒業生保護者による既
2月10日(水)1時限目
存のボランティア活動を中心に取り組みました。
※2学期はインフルエンザによる学
級閉鎖などで時間がとれず実施せず。
2.テーマ設定
学校生活で子どもたちの抱えている問題な
どを取り上げた。
1学期『仲間・希望』
2学期『感謝・希望・家族愛』
3.本の選定
テーマにそってそれぞれが提案した中から
選んだ。
1学期『メアリースミス』
『しあわせ』
『きいちゃん』
2学期『かあさんのいす』
『マシューの夢』
4.本の収集、必要により拡大・複写
5クラスが同時に実施するので、絵本は各クラ
ス1冊以上そろうように、図書室、近隣小学校、
図書館などから調達した。また、絵本によっては
小型なものは拡大してみせたり、数が揃わない場
合にはカラーコピーして紙芝居を作成したりし
て、より多くのこどもたちに見える工夫をした。
Ⅱ取組のポイント
5.読み合わせ
1.人材を求めて
二人一組でクラスを担当し、事前の読みあわせ
21年度はどちらの活動も既存ボランティア
を行った。
に登録している方を中心にお願いしました。
6.実施 8時半集合、朝学活のあと教室で実施。
7.反省会 終了後、子どもたちの様子や感想など
2.事業の実現までに配慮したこと
含め担当の先生に報告した。
『読み聞かせ』は担当学年の先生との打ち合わ
せなどの時間調整、本の選定、収集などがスムー Ⅳ成果・課題・次年度に向けて
生活指導に大きな問題を抱えている学校状況の
スにいくように連絡を取り合いました。
『花壇整備』は苗の手配など口コミで近隣の方 中、子どもたちが学習に集中できる環境を整える必
要を感じています。
の協力をお願いしました。
また、地域への中学生の活躍の場を広げるなど考
えていきたいと思います。
町田市立
小山田中学校
校長 布施 洋輔
Ⅰ 取り組みの概要
1.小山田中地域応援団(OVR)を組織
小山田中学校の小山田マスタープランの柱の一つ、
基礎学力の向上を目的とした小山田マスタースタデ
ィタイム(OMST)の 2009 年 4 月の実施に向け
て、小山田中地域応援団(OVR :oyamada village
rooters)を組織した。OVR は、卒業生の大学生・
社会人と保護者 OB で構成しており、現在 25 名
が登録し活動している。
ボランティアコーディネーター
田中 郁子
副校長 堀内 雄士
Ⅲ 事例報告 ~OMST について~
【実施内容】毎週 火・水・木 8:28~8:38
英数国を学年ごと週替わりで実施し
OVR は数学の学年(5 クラス)に入る
●実施日程の確認
職員室に常駐はしていない。
必要な時、または OMST で
学校へ行った際に校長先生、
副校長先生、学年主任の先生
方とのコミュニケーション
を図っている。
事前の教材確認や学校の要
望を聞いたり、OVR からの
意見や提案を伝えている。
●WEB グループカレンダー
に掲載
2.2009 年度の学習支援活動
① 小山田マスタースタディタイム OMST(朝学習)
毎週 火・水・木 8:28~8:38 の朝学習を全校実施
英数国のドリル学習/OVR は数学の補助
①
OVR のメンバーだけが閲覧・
書き込みができる。日程やシ
フトの確認、お知らせなどの
掲示板として活用している。
②
●メンバーに参加確認をしてシフト組み
[OVRシフト表]
朝学習
9/1
火
② 選択授業(週2回)
2・3年の選択数学
基礎クラスの補助
③ 夏の学習会(14 日間)
9-11、14-16 時
④ 定期考査前補習
定期考査前の放課後
③
Ⅱ 取り組みのポイント
1.人材を求めて
学習支援が活動の軸になるため、OVR のメンバ
ーは現役の保護者ではなく、卒業生(大学生と社会
人)と保護者 OB とした。これまでの PTA 活動、
子ども会活動、部活動サポートなどを通じて直接関
ってきた信頼関係の中でメンバーを募った。
学校が作成した小山田マスタープラン、OMST、
OVR の資料を持って、説明とお願いに歩いた。
OMST 実施前の 2009 年 2 月にはメンバー登録
者を対象に学校主催の説明会を実施した。
2.事業の実現まで配慮したこと
●OVR を敢えて学校組織とは別の地域団体として
組織し、ボランティアコーディネーターを介在させることで、
万が一、トラブルが生じた際に学校や生徒との間の
対応をスムーズに行えるようにした。
●OVR メンバーには登録の際に下記の 3 点を特に
お願いしている。
① 学校の教育方針に沿って活動する
② 活動を通して知り得たことを
口外しない
③ 公平な態度で子どもに接する
田中 郁子
●学校では OVR の名札を着用。
イラストの得意なメンバーによるロゴマーク→
9/2
水
9/3
木
田中厚
伊勢
轟
轟
海老原
海老原
田中い
田中い
林
田中晴
9/8
火
9/9
水
9/10
木
1-1
山岸T
1-2
飯田T
1-3
近藤T
1-4
中島T
1-5
小口T
2-1
酒井T
海老原
海老原
海老原
2-2
田屋T
田中い
田中い
田中い
山﨑T
田中晴
伊勢/林 田中晴/伊勢
2-3
始
業
式
9/15
火
9/16
水
9/17
木
轟
轟
山本
関原
関原
2-4
外部T
轟
轟
轟
2-5
森山T
山本
山本
林
3-1
植田T
3-2
鈴木T
3-3
飯島T
伊勢
伊勢
伊勢
3-4
大塚T
田中い
田中い
田中晴
3-5
土屋T
海老原
海老原
海老原
OMST 実施当初は 3 教科
を見ていたが、学年毎に教
科をずらすことで、より効
果的にサポートができる
数学に特化した。
折々に学校と意見交換し、
改良を重ねながら現在の
スタイルが作られてきた。
●OVR 控室で課題の確認をしてから各クラスに入る
10 分という短い時間を
最大限に活かすために
事前の準備は欠かせない。
メンバーで教えあい、しっ
かり記憶を呼び戻してか
ら各教室へと向かう。
●サポートに入ってもらった後は、気付いたことな
どを聞き取ったり、学期末にはアンケートを実施し
てメンバーの声を活動に活かしている。
Ⅳ 成果・課題・次年度に向けて
朝の 10 分のために来てくれる人がどれだけいる
かと不安の中でスタートした地域応援団。いざ始ま
ってみて、10 分の中にもできることがあると皆が
感じている。この小さな積み重ねの成果が形になる
のには時間がかかると思うが、継続していくことが
地域で担う応援団の使命だと考えている。
1 年が経過し、OMST とともに OVR も小山
田中の中に溶け込んできたようである。今の子
どもたちがゆくゆくは OVR に参加してくれる
ような、大きな支援の輪にしていけたらと願っ
ている。