USB2.0/1.1 インターフェース 2.5 ハードディスクケース 2.5”HDD はい〜る KIT Slim USB2.0 ユーザーズマニュアル 株式会社 ノバック 2 はじめに パソコンのアップグレードで余った、IDE ハードディスクドライ ブ(HDD)を組み込んでいただくなどして、新たに外付けの増設ド ライブ用のケースとしてお使いいただける 2.5 ドライブケー スです。USB2.0 インターフェース対応により、大容量のファイル のコピーやノート⇔デスクトップパソコン間のデータ交換、ドラ イブの共有などを高速で実現します。 ■ノートパソコンでもデスクトップでも手軽に接続できる USB2.0/1.1 インターフェース データ転送速度の高速な USB2.0 接続にてご利用頂く場合は、ドラ イブ本来の性能を最大限に発揮する事ができます。また、従来の USB1.1 タイプのものでもご利用頂けます。 ■コンパクトでスリムなボディ 78(幅)×130(長さ)×13.5(高さ)mm のコンパクト設計ですの で、スーツのポケットなどに入れて持ち運ぶことも容易です。 ■簡単取り付け! つないですぐ使える! 取り付けネジは一切使わず、2.5 のハードディスクが簡単に取り 付けられます。OS 標準ドライバで自動認識しますので、面倒なド ライバのインストールも不要(※) 。 ※Windows 98SE でお使いになるには、付属のデバイスドライバの インストールが必要です。 3 目 次 最初にお読みください 1‑1 ソフトウェア利用規程とマニュアルの注意事項 6 1‑2 安全に正しくお使いになるために 7 1‑3 「はい〜る Kit Slim」の仕様 8 1‑4 「はい〜る KIT Slim」の動作環境 9 1‑5 製品保証とアフターサポートについて 10 1‑6 ユーザーサポート(お問い合わせ窓口)について 11 お使いになる前にご確認ください 2‑1 パッケージを開けたら ・内容物を確かめよう 14 ・ 「はい〜る KIT Slim」を動かすために必要な条件 14 2‑2 「はい〜る KIT Slim」各部の名称 15 ハードディスク(HDD)の取り付け 3‑1 ハードディスク(HDD)の取り付け ・HDD 取り付け部品の確認 16 ・ハードディスクを取り付けます 17 ・横板の取り付け 18 ・ケースに収める 19 ・フロンパネルを付ける 19 ・ハードディスクのはずし方 20 4 パソコンとの接続 4‑1 パソコンとの接続方法 ・パソコンとの接続方法 21 デバイスドライバのインストール 5‑1 デバイスドライバインストール ・Windows 98SE でのインストール 22 ・Windows 98SE ドライバのアンインストール 23 ハードディスクの初期化 6‑1 取り付けたハードディスクの初期化 ・Windows XP/2000 の場合 25 ・Windows Me/98SE の場合 26 ハードディスクについての基本情報 7‑1 パーティションとFDISKについての豆知識 ・ハードディスクの特徴 28 ・パーティション、FDISKとは? 29 準備が終わりましたら 8‑1 「はい〜る KIT Slim」通常の使い方 ・ 使用準備の完了 30 ・ USB ケーブルの抜き差し 31 よくある質問事項をまとめました 9‑1 故障かな? 困ったとき FAQ 5 33 1‑1 ソフトウェア利用規程とマニュアルの注意事項 ソフトウェア保証規定(使用許諾書) 本書は、お客様が本製品(プログラム・マニュアル・その他本製品添付資料を含 み、以下「許諾プログラム」といいます)の使用者であることを証明し、かつ 弊社との使用許諾契約書に同意いただいた証明として大切に保管して下さい。 1. 許諾プログラムは、お客様ご自身が所有する単一のコンピュータシステム において、これに読み込み可能な形式にてご使用下さい。 2. 許諾プログラムの複写・複製を禁止いたします。 3. 弊社の事前の文書による承諾なくして、第三者に許諾プログラムの貸与も しくはその他の方法で使用させないものとします。 4. 弊社の事前の文書による承諾無くして、許諾プログラムの変更または改造 を行なわないものとします。 5. 許諾プログラムをレンタルなどの賃貸業に使用できません。 6. 許諾プログラムの使用に起因して、お客様が被る直接ならびに間接損害に 関して、弊社はいかなる責任も負いません。 7. お客様が前記各条項を守っている限り、弊社は許諾プログラムに対し次の サービスをいたします。 1)お客様からの電話または文書によるお問い合わせに対してサポートい たします。 2)許諾プログラムの媒体(フロッピーディスクなど)の破損事故を 起こしたとき、有償で同一の新しい媒体を再提供いたします。 8. 上記 1 から 6 のいずれかの条項に違反する行為があったとき、著作権法等 関連法令による法律上の制裁をうけることがあります。 本マニュアルでの注意事項 1,本書の内容につきましては予告なしに変更する場合があります。 2,本書内容につきましては万全を期して作成いたしますが、万一誤り また はお気づきの点がございましたら弊社宛ご連絡くださいますようお願いい たします。 3,ソフトウェアおよび本書を運用した結果については、上記にかかわらず一 切の責任を負いかねますのでご了承ください。 ※ ※ ※ ※ MS‑DOS、Windows は米国 Microsoft 社の商標または登録商標です。 その他本書に記載されている会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。 本書は「著作権法」によって、著作権等の権利が保護されています。 本書の一部または全部について、株式会社ノバックから文書による許諾を得ず に無断で転載または複写(コピー)することは、著作権等の権利侵害となる場 合がありますのでご注意ください。 6 1‑2 安全に正しくお使いになるために はい〜る KIT Slim を安全に使っていただき、あなたや他の人々,あるいは財産 への本害を未然に防止するため、以下の注意事項をお読み下さい。下記注意事 項を本書に従って、正しく安全に使用して下さい。 けがの恐れがあります。 ・落下、不用意な接触などに十分注意して下さい。製品には尖った部分があります。 足など体の部分の上に落下させ、あるいは不用意にぶつかるなどすると、けがの原 因となります。不安定な場所には置かないで下さい。特に乳幼児・児童の近くでご 使用になる場合は、厳密に管理して下さい。 ・コネクタなどの接続や、フロッピーディスクなどの装着などには十分注意して下 さい。ドライブ本体とインタフェースカードの接続部、コネクタやフロッピーディ スクの開閉部などには鋭利な金属部分があります。装着時の不用意なけがなどには 十分注意して下さい。 ・ケーブルの巻き付けなどにご注意下さい。乳幼児・愛玩動物の首などにケーブル 類が巻き付くと、死亡など重大事故の恐れがあります。厳密に管理して下さい。 火災の恐れがあります。 ・直射日光のあたる場所、強磁界、強電界の場所で保管やご使用にならないでくだ さい。火災の恐れがあります。 ・インタフェースカードがパソコンに装着され通電された状態で長時間、本機から 離れないで下さい。長時間離れる場合には処理を終了してインタフェースカードを 抜いて下さい。 感電・けが・失明の恐れがあります。 ・落下などにより損傷した場合、また、移動などに際しケーブルの傷がついた場合 などは、すみやかに使用を中止して下さい。また、破損部分や内部には手など触れ ないようにして下さい。 ・分解しないで下さい。内部に不用意に触れると、けが、感電などの恐れがありま す。 ・湿気やほこりの多い所水中などで使用しないで下さい。感電などの恐れがありま す。 幼児が飲み込む恐れがあります。 ・添付部品などには、乳幼児の口に入る小さな部分があります。乳幼児の手の届か ない所に保管して下さい。 7 1‑3 「はい〜る KIT Slim」の仕様 ■ インターフェースの性能 読込 書込 ランダム読込 13,969kbyte/ sec 13,401Kbyte/ sec 5,625kbye/ sec ランダム書込 6,159Kbyte/ sec *上記の数値は、次の環境で HDBENCH 3.40 による弊社実測値です。 パソコン(PC) : CPU Pentium4 3.06GHz OS Windows XP Professional MB GigaByte GA‑8PE667 Intel 845E ハードディスク : IBM Travelstar IC25N020ATDA04‑0 20GB ■ 本体サイズ 78×130×13.5 mm ■ 本体重量 約 90g(本体のみ。ケーブル・ハードディスクの 重量は含みません) ■ 電源仕様 入力 100V‑240V 出力 DC 5V 8 AC 1‑4 「はい〜る KIT Slim」の動作環境 ■ 対応機種 USB1.1 または、USB2.0 インターフェースを持つ IBM PC/AT 互換機 (NEC PC‑98NX シリーズを含む)、Apple Macintosh ※NEC PC‑9801/9821 シリーズは、動作保証の対象外になります。 ■ インターフェース ■ 対応 OS USB2.0 インターフェース USB1.1 インターフェース Windows 98SE/Millenium Edition (Me)/2000 Professional/XP ※Windows98(初版)は動作保証の対象外となります。 MacOS 9/9.0.4‑9.2.2、OS X/10.0.4 以降 ※詳細は http://www.driver.novac.co.jp/driver/mac/index.html を参照下さい。 ■ 実装できるハードディスク 厚さ 9.5mm 以下の 2.5 IDE インターフェースのハードディスク 9 1‑5 製品保証とアフターサポートについて ■ 製品保証 ・この製品には保証書が添付されています。 ・所定事項の記入および記載内容をお確かめの上、大切に保存し てください。お買い上げ店とご購入日の記入がない場合は、お 買い上げ票(レシート)を必ず一緒に保存してください。 ・保証期間はお買い上げ日より1年間です。 ■ アフターサービス 調子が悪いときはまずチェックを 調子が悪いときはこの説明書をもう一度ご覧になって調べてくだ さい。 それでも具合の悪い場合はお問い合わせ下さい ノバックサポートセンターにご相談ください。 詳しくは次ページをご覧下さい 修理をお申込の場合は 保証書の記載内容に基づいて修理させていただきます。 詳しくは保証書をご覧ください。 ■ ユーザー登録 ユーザー登録をお願いいたします。 ご登録いただかないとアフターサービスを受けられない場合があ りますのでご登録手続きを必ずお願いします。 便利なオンライン登録をお勧めします。 http://www.novac.co.jp/touroku.html 10 1‑6 ユーザーサポート(お問合せ窓口)について 本製品およびマニュアルに対するお問い合わせは、下記へお願い いたします。 住所 : 〒113‑0033 東京都文京区本郷3−38−1 本郷イシワタビル5F 株式会社ノバック サポートセンター サポート専用電話 : (03)3817−0938 受付時間:月曜〜金曜(祝祭日、および弊社休業日は除く) AM10:00〜PM12:00 PM1:00〜PM5:00 e‑mail : [email protected] ※お問い合わせの前に、まずこのマニュアルの 33 ページ「故障か な? 困ったとき FAQ」をもう一度ご覧になってください。また 弊社のホームページにアクセスしていただくと、製品の最新情報 や FAQ などを掲載しておりますので、ご参照下さい。 http://www.novac.co.jp/ ※お問い合わせの際には、お使いになっているパソコンの機種名/ 環境、不具合状況などを詳しくお教えください。 ※電話がかかりにくい場合は、e‑mail でお問い合わせ下さい。 ※E‑mail でのお問い合わせは翌営業日以降の回答とさせて頂きま す。 ※E‑mail や電話で重複してお問い合わせの場合は、その旨お知ら せいただけると助かります。 11 バンドルソフトのサポートとユーザー登録情報 「Acronis True Image 6.0」 ■プロトン製品に関するユーザーサポート ・インターネット:http://softboat.jp/support.html ・TEL:03‑5460‑9015 (夏季・年末年始・特定休業日・祝祭日を除く) 受付時間 月〜金曜日 9:00〜18:00 ※サポートセンターのご利用にはユーザー登録が必要になります ので製品をお買い上げの際は、お早めに登録くださいますよう お願いいたします。ユーザー登録をすることにより、バージョ ンアップ情報やその他プロトン製品のお得な優待販売のお知ら せなどが届きます。 【ユーザー登録は、こちらをご利用下さい。】 http://softboat.jp/user/index.html 「キチッと秘密メディアロック はい〜るKIT版」 ■ 本ソフトは、ユーザーのご登録をしていただいたユーザー様 を対象にサポートサービスをご提供させていただいております。 テクニカルサポートや製品のアップデート情報以外にも、弊社製 品を優待価格でご購入いただける企画など、ユーザー様向けの特 典を多数ご用意しております。 事前にユーザー登録をしていただき、本ソフトをご利用ください。 【ユーザー登録は、こちらをご利用下さい。】 http://www.lifeboat.jp/oem̲reg/ 専用サポートアドレス oem̲[email protected] 12 「インターネット ウイルス プロテクターV4 90日無償トラ イアル版」 ■ 本ソフトは、製品版と同機能を90日の間、無償でお試しいた だけるトライアル版です。 また、本製品は、無償トライアル版のためサポートサービスはご 提供させていただいておりません。 ■製品版へのアップグレード トライアル期間の終了後、アップグレード用の更新キー(¥2,800) をご購入いただくことにより、正規ユーザー様として引き続き2年 間、ウイルスパターンファイルのアップデートサービス等をご利 用いただくことができます。 ご購入方法は、CD‑ROMに同梱されております、readmeファイルを ご参照ください。 [本製品に関する情報は、こちらをご覧下さい。] 公式ガイドブック: http://www.lifeboat.jp/download/download.html 製品情報: http://www.lifeboat.jp/products/ivp/ivpd.html ウイルス関連情報: http://www.lifeboat.jp/ivp/ 13 2‑1 パッケージを開けたら 「はい〜る KIT Slim」のパッケージを開けたら、内容物の確認と、 お使いのパソコンが「はい〜る KIT Slim」を動かすために必要な 条件を満たしているか確認しましょう。 ● 内容物を確かめよう 「はい〜る KIT Slim」には、以下のものが含まれています。最初 にパッケージの中にすべてのものが含まれているかどうかをご確 認ください。 1. 「はい〜る KIT Slim」本体 2.AC アダプタ 3.保証書 4.USB ケーブル 5.ユーザーズマニュアル(本書) 6.キャリングポーチ 7.CD‑ROM 2枚 (バックアップソフト、98SE 用ドライバ) 万一、不足品がありましたら、弊社サポートセンターまでお問い合わせく ださい。なお、箱や梱包材は大切に保管し、修理などの輸送の際に ご利用ください。 ● 「はい〜る KIT Slim」を動かすために必要な条件 本マニュアルの「はい〜る KIT Slim」の動作環境(9 ページ)を 参照し、お使いのパソコンが動作環境を満たしているか確認しま しょう。 14 2‑2 「はい〜る KIT Slim」各部の名称 ● 「はい〜る KIT Slim」の全体 3 1 2 5 4 1. 本体:このケースの中に 2.5 ハードディスクを実装します。 2.電源 LED:パソコンと接続あるいは付属の AC アダプタを接続 すると、この LED が青色で点灯します。 3.アクセス LED:実装したハードディスクにアクセスしていると き、この LED が赤く点滅します。 4.USB コネクタ:パソコンと本製品とを付属の USB ケーブルで接 続します。 5.電源コネクタ:USB のバスパワーで動作しないとき、付属の AC アダプタをここに接続します。 15 3‑1 ハードディスク(HDD)の取り付け 「はい〜る KIT Slim」 にハードディスクドライブを取り付けます。 取り付けるハードディスクは、マスターモードに設定してくださ い。 (詳しくは 33 ページの FAQ 参照) 。 ● HDD 取り付け部品の確認 HDD を取り付けるには、下記の部品が必要で、これらは、すべて同 じ袋に中に入っています。 これらの部品の確認とマニュアルでどのようにその部品を記載す るか、ここで説明します。 横板 基板 ケース フロントパネル 16 ● ハードディスクを取り付けます ハードディスクを右手に持って、基板に実装されている ハードデ ィスクコネクタ にハードディスクのコネクタを挿入します。 ハードディスクのコネクタは、44ピンの部分と 4 ピンの部分に分かれて います。 ハードディスクコネクタ とは 44 ピンの部分だけ接続します。 4 ピンの部分は、オープンのままです。 きっちりハードディス クとハードディスクコ ネクタを接続してくだ さい。 この 4pin は、 接続しません。 17 ● 横板の取り付け 横板をハードディスクに側面に添えます。横板は、左右異なりま す。小さい出っ張りがハーディスクの下になるように側面にあて がいます。小さい出っ張りがハードディスクのネジ穴に納まり、 基板の凹部分に横板の凸部分が入ります。 下の図は、横板が寝ていますが、横板を垂直に立てて、基板とハ ードディスクに添えてください。 18 ● ケースに収める 横板とハードディスクが外れないように軽く、手でハードディス クの側面を押さえながら、ケースの中にハードディスクと横板を 入れてください。ケースは、NOVAC のロゴが印刷されている方が上 になります。 奥ま でし っか り 入れる ● フロントパネルを付ける ケースにハードディスクをしっかり収めると、横板が多少ケース からはみ出ます。そこにフロントパネルをはめます。これでハー ドディスクの組み込み完了です。 フロントパネル 横 板の はみ 出た 部分 19 ● ハードディスクのはずし方 ここでは、一度取り付けたハードディスクをはずす方法について 説明します。 ハードディスクをはずすには、クリップのように細い針金のよう な物が必要です。 細い針金を下記のようにフロントパネルの側面にある小さな穴に 差込、差込んだ状態で、フロントパネルをちょっと引っ張ってく ださい。これでフロントパネルが取れます。 後は、基板部分のカバーをつかんで、ハードディスクを静かに取 り出してください。 フ ロン トパ ネル の穴。これは左右 両側にあります。 細い針金 20 4‑1 パソコンとの接続方法 「はい〜る KIT Slim」をパソコンに接続する方法について説明し ます。 ● パソコンとの接続方法 Windows Me/2000/XP の場合は、Windows が起動してから付属の USB ケーブルで本体とパソコンを接続してください。自動的に「新し いハードウェアのウィザード」が起動しますので、Windows 標準の ドライバをインストールしてください。 Windows 98SE の場合は、本体とパソコンを接続する前にデバイス ドライバのセットアップをしてください。 ※次ページのデバイスドライバのインストールを参照してくださ い。 Windows の起動中、あるいは終了中に USB ケーブルの抜き差 しは行なわないでください。 AC アダプタの使用について ご使用になるハードディスク、パソコンによっては、AC アダプタ が必要になる場合があります。 USB ケーブルだけで正常に動作しない場合、付属の AC アダプタを 使用してください。 21 5‑1 デバイスドライバのインストール Windows 98SE 以外の OS は、Windows 標準のドライバで自動的に インストールされますので、付属のドライバ CD からデバイスドラ イバのインストールはしないでください。 ここでは、Windows 98SE でのドライバのインストールについて説 明します。 ● Windows 98SE でのインストール 1.Windows 98SE が起動している状態で、付属のドライバ CD をパ ソコンのドライブにセットしてください。 2.Windows のスタートメニューから「ファイル名を指定して実行」 を開いて、D:setup(ドライバ CD をセットしたドライブが D ドラ イブの場合)と入力して「OK」をクリックしてください。 3.下図の画面が表示されますので、 「OK」をクリックしてくださ い。 4. 「はい〜る KIT Slim」とパソコンを接続しますと、自動的にド ライバがインストールされます。 22 ● Windows 98SE ドライバのアンインストール 「コントロールパネル」⇒「アプリケーションの追加と削除」か ら行います。 1.下図のように「USB Storage Driver」を選択し、 「追加と削除」 をクリックしてください。 23 2. 「Do you really want to remove the USB storage driver?」 (本当にドライバをアンインストールして良いですか?)というメ ッセージが表示されますので、 「はい」をクリックすると、アンイ ンストールが始まります。 3.しばらくすると、 「The USB Storage driver has been completely removed!」 (正常にアンインストールできました)というメッセー ジが表示されます。 これでアンインストール完了です。 「OK」をクリックし、このメッ セージ Window を閉じてください。 24 6‑1 取り付けたハードディスクの初期化 ハードディスクがパソコンに正常に認識され、そのままお使いい ただける場合は、この項の情報は必要ありません。 ドライバのインストールを行ってもハードディスクが正常に認識 されない場合は、次の手順でハードディスクの初期化を行って下 さい。(ハードディスクについての基本情報を 28 ページに簡単に まとめてあります。ご参照下さい。 ) ● Windows XP/2000 の場合 「コントロールパネル」→「管 理ツール」→「コンピュータ の管理」の画面を開いてくだ さい。記憶域のディスク管理 を選ぶと右図の画面が表示さ れます。 (ハードディスクを実 装した本製品を E ドライブとして認識している例で以下説明しま す。 )E ドライブを選択し、マウスの右ボタンをクリックすると、 上図のようなメニューが表示されます。このメニューでフォーマ ット、パーティションの設定が可能です。 (パーティションについ て 29 ページ参照ください) 。なお、新しいハードディスクを実装 した場合、その認証が必要になる場合があります。認証を行わな いと、 「フォーマット」のメニューが表示されませんので、ご注意 25 ください。また、下記に「ディスクの管理」についての使い方を 記載してありますので、ご参照ください。 http://www.driver.novac.co.jp/driver/faq/format.html ● Windows Me / 98SE の場合 MS‑DOS プロンプトでその作業を行います。 Windows のスタートメニューから「プログラム」→「MS‑DOS プロ ンプト」を選択してください。 以下、表示される画面に従って説明します。 C:¥WINDOWS>FDISK MS‑DOS プ ロ ン プ ト に 入 る と 、 C:¥WINDOWS> と 表示 され てい る はずです。ここで C:¥WINDOWS>FDISK と入力しください。 512MB 以上のディスクがあります。このバージョンの Windows では、大 容量のディスクのサポートが強化され、ディスク領域を有効に使えるよう になりました 2GB 以上のドライブを1つのドライブとしてフォーマッ トできます。 重要:大容量ディスクのサポートを使用可能にして、このディスクに新し いドライブを作成した場合、ほかのオペレーションシステムを使って、こ の新しいドライブにアクセスすることはできません。(Windows 95 と Windows NT の 特 定 の バ ー ジ ョ ン 以 前 の バ ー ジ ョ ン の Windows と MS-DOS を含む)。また、FAT32 ファイルシステム用に設計されていない ディスクユーティリティは、正常に動作しません。このディスクでほかの オペレーションシステムや以前のディスクユーティリティにアクセスする 必要がある場合、大容量ドライブのサポートは使用しないでください。 デ ポ 大容量ディスクのサポートを可能にする場合は、 Y 入力し、Enter キーを押してください。 可能にしない場合は、 N を入力してください。 26 を FDISK オプション 減殺のハードディスク: 1 次のうちからどれかを選んでください。 1. MS−DOS領域または論理MS−DOSドライブを作成 2. アクティブな領域を設定 3. 領域または論理MS−DOSドライブを削除 4. 領域情報を表示 5. 現在のハードディスクドライブを変更 どれかを得欄でください: [1] 現在のハードディスク:1になっていますが、これは、通 常パソコン内蔵のハードディスクを表します。 5 を選んで Enter キーを押してください。 ディスクという項目に表示されている番号が、お使いにな っているパソコンに接続されているハードディスクの数で す。 パソコンに1台しか内蔵されていない場合は、 2 が本製 品に実装されたドライブですので 2 を入力し Enter キー を押してください。この事により、FDISK の最初の画面に戻 ります。 また、下記に FDISK についての使い方を記載してありますので、 ご参照ください。 http://www.driver.novac.co.jp/driver/faq/fdisk.html 27 7‑1 パーティションとFDISKについての豆知識 ここではハードディスクの一般知識とパーティションや FDISK に ついて簡単に解説します。 ● ハードディスクの特徴 ハードディスクは、フロッピーや MO ディスクと比べて、次のよう な特徴があります。 1. 「パーティション」と呼ばれる保存域の区画分け作業を行うと、 1台のハードディスクを複数台のドライブとして扱える。 2.本来ハードディスクは、コンピュータに接続されたら交換し ないことを前提にした記憶装置なので、別のコンピュータに接続 した場合、そのまま認識されるとは限らない。 このように、フロッピーなどと比べてハードディスクの情報は、 コンピュータ間での可搬性がそれほど良くありません。 また、ハードディスクには OS そのものがインストールされること などからも大容量で作られている場合が多いのですが、ひとつの ドライブにいくつかの引き出しを作るように分割して保存できる ようにすると、より使いやすくなるという特徴があります。 以上を踏まえて、フロッピーなどにはない「パーティション」に ついて、以下に解説します。 28 ● パーティション、 FDISK とは? 前ページで触れたフロッピーディスクの場合を例にすると、フロ ッピーディスクに関して「パーティション」という言葉は一切で てきません。 なぜかと言うと、フロッピーの場合 1枚のメディアは必ず1ド ライブ として扱われ、なおかつ どの製品であっても容量や内 部構造が規格上決定されている からです。 また、その容量内での保存領域の区画分け(1.44MB を 0.8MB と 0.64MB に分けてデータを保存するなど)も出来ない規格になって います。 ですから初めから「フォーマット(パソコンが認識するための初 期化作業) 」されて販売されている製品が一般的で、されていない 製品でも自分でフォーマットをしさえすれば、すぐに使うことが できます。 これに対してハードディスクの場合、 容量もさまざま で 製品 ごとに内部構造は統一されているわけではない のです。 ましてや 1台のメディア(ここで説明するハードディスク)の 保存領域を区画分けして使用する ことを前提に作られています。 その 区画分けして使用できるようにする 作業を「パーテショ ンを切る」といい、この作業を実行するプログラムの名前が「FDISK (Windows XP/2000 ではプログラム名が異なります) 」といいます。 もちろん、製品によって内部構造が異なるハードディスクですか ら、フロッピーディスクと同様に1台のドライブとして使う場合 であっても、フォーマット作業は必要になります。 ※これらの情報は、専門書やコンピュータの基本解説書、各種ホ ームページなどにも多く採りあげられている基本事項です。それ らの媒体から、より詳しい情報を容易に得ることができますので、 参考になさってください。 29 8‑1 「はい〜る KIT Slim」通常の使い方 ● 使用準備の完了 ここまでの準備(手順)で「はい〜る KIT Slim」がお使いいただ ける状態(使用準備の完了)になったことと思います。 使用準備を完了することで、お使いのパソコンに正しく接続、認 識されていれば、後は、内蔵のハードディスクと同じ操作方法で データの書き込み&読み出しができます。 万が一、まだ正常にお使いいただけない場合は、もう一度今まで の手順を再度確認してみてください。 あわせて 33 ページの FAQ も参照して解決を図ってください。 それでも問題が解決しない場合は、ノバックサポートセンターへ お問い合わせください(11 ページ参照)。 次に「はい〜る KIT Slim」の USB ケーブルの抜き差しの方法につ いて説明します。 Windows の起動中あるいは終了中に USB ケーブルをパソコン に接続したり、パソコンから抜いたりするのはやめてくだ さい。 Windows がきちんと起動あるいは終了してから USB ケーブル をパソコンに接続あるいは抜いてください。 30 ● USB ケーブルの抜き差し Windows が正常に起動している時に、USB ケーブルをパソコンに接 続するのは自由にできます。ただしパソコンからケーブルを抜く 場合には、次の手順を守ってください。 Windows 98SE 「はい〜る KIT Slim」 を USB インターフェースで PC に接続すると、 Windows のタスクバーに下図○印のアイコンが表示されます。 このアイコンの上でマウスの右ボタンをクリックして表示される メニューをクリックしてください。 しばらくすると、「Device is removed successfully」(安全に取 り外しできます)というメッセージが表示されますので、そのメッ セージを確認してから、USB ケーブルを PC から抜いてください。 31 Windows XP/2000/Me はい〜る KIT Slim を USB インターフェースで PC に接続すると、 Windows のタスクバーに下図○印のアイコンができます。このアイ コンの上でマウスをクリックすると、下記のようにメニューが表 示されますので、このメニューをクリックしてください。 しばらくすると、 「 USB 大容量記憶装置デバイス は安全に取り外 すことができます。」というメッセージが表示されますので、その メッセージを確認してから、USB ケーブルを PC から抜いてくださ い。 32 9‑1 故障かな? 困ったとき、 FAQ ここでは、はい〜る KIT Slim に関する良くある質問をまとめまし た。 質問1 ハードディスクのマスターモードにはどう設定したらい いですか? 回答1 この設定は、ハードディスクによって異なります。ハードディ スクを本製品に実装する際に、コネクタに接続しなかった 4pin のコネクタがありますが、そこでこの設定が行えます。普通、 この 4pin のコネクタがすべて Open(何も接続されていない) 状態で、マスターモードになっています。 詳細は、お使いのハードディスクの仕様書を参照してください。 質問2 新しいハードウェアの追加ウィザードが起動しません。 回答2 「はい〜る KIT Slim」を USB でパソコンに接続しても、自動的 にインストールされない場合は、下記のことをご確認ください。 1. 「はい〜る KIT Slim」の電源 LED が点灯していますか? 点灯していない場合は、ハードディスクを正常に実装したか、付属の AC アダプタをお使いになっているか、その AC アダプタを家庭用のコ ンセントに接続しているかご確認ください。 33 2.USB ケーブルを抜いて、AC アダプタを一度抜き差ししてから再度 USB ケーブルをパソコンに接続してみてください。 3.USB ケーブルをしっかり奥まで差し込んでいるか確認してください。 4.USB のドライバは正常にインストールさるかを確認してください。 確認の方法は、 1)[スタート] ‑> [設定(S)] ‑> [コントロール パネル(C)] をク リックします。 2)[システム] アイコンをダブルクリックします。 3)[デバイス マネージャ] タブをクリックします(Windows XP/2000 の場合は、[ハードウェア]タブをクリックし、[デバイス マネ ージャ]ボタンをクリックします) 。 4)[ユニバーサル シリアル バス コントローラ]をクリックします。 右のように[ユニバーサル シリアル バス コントローラ]の中 に入っているドライバの 頭に ! マークや ? マークがなければ、正常に 使用できるようになって いることを確認できます。 なお、ドライバの名前はパ ソコンによって異なりま す。 34 質問3 マイコンピュータを開いても HDD(はい〜る KIT Slim) のアイコンが表示されないのですが.... 回答3 下記のようにデバイスマネージャを開いて、ディスクドライブ の実装したドライブの型名が正常に表示されているか確認してください。 デバイスマネージャは、下記の手順で開くことができます。 1)[スタート] ‑> [設定(S)] ‑> [コントロール パネル(C)] をクリッ クします。 2)[システム] アイコンをダブルクリックします。 3)[デバイス マネージャ] タブをクリックします(Windows 2000/XP の場合は、[ハードウェア]タブをクリックし、[デバイス マネージャ] ボタンをクリックします) 。 4) 「ディスクドライブ」の中を 見てください。右のように実装 したハードディスクドライブの 型名が表示されていますか? ( 右 の 場 合 は 、「 TOSHIBA MK1924FCV」ですが、これは、実 装したハードディスクドライブ によって異なります。 35 このドライバが入っている場合: a) 実装したハードディスクドライブのパーティションの設定はしてあ るか確認してください。パーティションについては、29 ページを参照 してください。 b) NTFS フォーマットをしたハードディスクを 98SE,Me で使用している。 c) ハードディスクにパスワードの設定を行った。 などが考えられます。 このドライバが入っていない場合: a) 実装したハードディスクのモードがマスターになっていない。 b) ハードディスクの実装が正常にできていない。 c) AC アダプタの接続がされていない。 d) 実装したハードディスクドライブが不良 などが考えられます。 36 質問4 扱えるファイル容量などに制限はありますか? 回答4 「はい〜る KIT Slim」は外付けですが、内蔵のハードディスク と同じようにパーテションの設定や初期化が可能です。従って、 その制限も内蔵のハードディスクと同じで OS の制限に依存さ れます。 Windows Windows Windows Windows 98SE Me 2000 XP USB1.1 ○ ○ ○ ○ USB2.0 ○ ○ ○ ○ FAT16*1 ○ ○ FAT32*3 ○ ○ ○ ○ NTFS*4 × × ○ ○ ○ *2 ○ *2 *1,基本的に最大パーティション容量、ファイル容量とも2GB (ギガバイト)までです。 *2、Windows 2000/XP 上では、FAT16 の設定でパーティション、 ファイルとも最大4GB まで利用可能です。但し、2GB を越 える FAT16 パーティションは、Windows2000/XP 以外の OS からは認識できません。 *3,Windows2000/XP の最大パーティション容量は、32GB ま でです。また対応しているすべての OS で最大ファイル容量 は4GB までとなります。 *4、最大パーティション容量、最大ファイル容量ともに事実上 無制限です。 但し、Windows2000/XP 上で使用しても4GB を越える容量 ファイルの取り扱いに対応していないアプリケーションソ フトが存在します。 37 質問5 AC アダプタは必ず必要ですか? 回答5 USB インタフェースは、最大 500mA まで電流を使うことができ ます。 (ただし、お使いになる USB インタフェースによってこの値は異な ります)本製品は、ハードディスクを実装しない状態で、約 50mA 必要と しますので、実装したハードディスクが、5V 0.45A 以下で動作すれば、 AC アダプタは必要ありません。ただ、安全のために常時 AC アダプタをお 使いいただくことをお勧めします。 38 39 「はい〜る KIT Slim」 ユーザーズマニュアル 発行日: 第一版 2004年6月 発行元: 株式会社ノバック 〒113‑0033 東京都文京区本郷 3‑38‑1 本郷イシワタビル HD170U040620 40
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