平成 28 年 10 月発行 目 次 壱:理事長より:「津久井やまゆり園」の事件を振り返り私達に出来る事… 弐:相談支援部:2 年ぶりの山梨フォーラム 2016 の開催が決まりました! 参:通所支援部:つなぐたゆたうアート展・花火大会・本人会活動 : :農福連携:今年の夏は暑かった…私の夢はもっと熱い! 四:地域支援部:放課後等デイサービス「ハロハロキッズ」スタート!! 伍:生活支援部:良質な社会体験を積み重ねる事が出来るように・・・ 六:編集後記 :なんとか今年度2号目の発行に成功しました… 山西 孝 津久井やまゆり園での事件について 三富福祉会理事長 山西 孝 7月26日未明に神奈川県「津久井やまゆり園」において痛ましい事件が起きてしまいました。多く の利用者の方が亡くなられ、負傷されました事に対し心よりお悔やみを申し上げます。また、負傷され た方の一刻も早い回復と、事件現場に居合わせた利用者、職員の心の傷が深くならないことを祈ってい ます。 優生思想が台頭し「障害者は役に立たない」という考えを持っている人は少なくないと言う意見が目 立ちます。しかし、障害者権利条約を批准し障害者差別解消法が施行された日本でそのような事が許さ れるのでしょうか。私自身のことです、30年前のことですが、娘が重度の小児ぜんそくで秋の明け方 発作が頻発し、そのたびに小児病院へ通院していました。毎日続くと体力的にもつらくなります。そん な時に『この娘がいなかったら楽だろうな』と考えてしまう瞬間がありました。だからと言って本気で 娘が居なくなればいいと思ったわけではありません。人間は時間軸に沿って悪魔になる瞬間は誰にでも あるのです。本気で障害者を抹殺しようと思う人がいるわけではありません。 私たち障害者福祉に携わる福祉人は命を懸けて障害のある人たちを守ります。それが仕事であり使命 だからです。この覚悟を持つことで皆さんの気持ちが少しでも安心になれば幸いです。 今年度の法人内事業所全体像です! 放課後等デイサービスが追加です! 服部 敏寛 平成 30 年度に障害者総合支援法の見直し が控えています。この改正によりこれまでの障 害福祉分野の風景が大きく変わってくること が予想されます。この大きな波に対して、見通 しを持って利用者さんを中心に柔軟に対応し ていくために、山梨フォーラム 2016 を開催 する事にしました。 【今回のフォーラムのキーワード】 *30 年度の見直し *自立生活援助 *就労定着支援 *意思決定支援 *地域生 活支援拠点 *相談支援の見直し *主任相 談支援専門員 *基幹型相談支援センター *意思決定支援 *地域自立支援協議会 * アールブリュット… 今知っておきたい情報を欲張って集めた研 修実施を計画しております。 12 月 10日(土)の予定をぜひ空けておい てください! 宜しくお願いします! お世話になっております。相談支援部で計画相談・地域相談を担当しております 吾妻です。峡東圏域だけ でなく、白樺園やグループホーム利用の方のご家族を訪ねて、県内各地を訪問させていただいています。計画 相談が始まってから早 4 年、ご本人、ご家族、それぞれのご意向に変化が感じられてきました。最初は遠慮 がちに話されていた方々も、今では「こんなことができたらいいな」「昔はこれができなくて悔しい思いをし た」「私もやってみたい」など、回を重ねるごとにいろいろなお話が聞かれ、あらためて語っていただくこと の大切さを感じます。サービス等利用計画が夢や希望を載せて、事業所や市町村、その方に関わるすべての方 に届き、 「つながる」ことができるよう誠実に〝想い″と向き合えるよう日々精進していきたいと思います。 ご家族は、地域の社会資源であると最近特に感じます。ご家族がお持ちの生活スキル・職業スキルが求めて いる方に伝わり、つながっていけるよう働きかけていけたらと思います。長年農業に従事してこられたお父さ んお母さん、プロペラは農作業の技術や人脈を求めています。リサイクル分野で活躍されているご家族様、白 樺園は空き缶作業や新聞ちぎり作業を毎日行いながら地域社会とつながりを求めています。専業主婦をされて きたお母さんおばあさん、グループホームにお住いの方や一人暮らしの方は家事全般を練習したいと思ってお られます。他にも、もっと漢字の勉強をしたかったと考えているAさん、漬物の漬け方を知りたいと思ってい るBさん…などなど、お金や物には換えられない生活技術も資源となり、当事者の方の夢や希望につながりま す。今後、ご協力いただける方がおりましたら、ぜひお声掛けいただけると幸いです。 サービス等利用計画が希望の実現や生活意欲の一端を支えるものとなるよう、これからも多くの方とお話さ せていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 峡東圏域障害者当事者活動「茶話会」について 「茶話会」は、障がい当事者の方々を含め、地域の皆さんが定期的に集まれるような「溜まり場」を創って いくため、事務局の皆さん(障がい当事者数名)と一緒に毎月の第 2 木曜日の午後との第 4 日曜日の午前中、 山梨市駅前にある、街の駅やまなしにて開催させて頂いております。早いもので、来年で10年目に突入し ます。これもひとえに参加していただいている皆さんや、開催にご協力いただいている行政及びボランティ アなど関係機関の皆さんのお力添えあっての結果と思っております。本当にありがとうございます。 茶話会に参加される皆さんは、様々な企画の中で自分の気持ちや想い、考えなどを言葉に出して発言してく れます。そして、その発言を通じ、誰かの楽しかった経験を分かち合ったり、時には誰かの辛かったことや 悩んでいることを共有し一緒に考えたりしています。そこには安心して話し合えるような仲間や雰囲気を会 場に集まった皆さんが作り出してくれている結果があっての事だと感じています。私自身も皆さんの発言な どに多くの気づきや学びをもらい、楽しく運営をさせて頂いております。また、茶話会に参加しているメン バーが自立支援協議会の委員を委嘱されたり、市のピアな立場での相談員(身体障害者相談員・ピアサポー ター)になられたり、時には研修会の講師など活躍される姿を見ると心からうれしく感じます。これからも ゆっくり丁寧に地域の「居場所づくり」や「仲間づくり」を支えていくお手伝いができればと考えておりま すが、仲間や居場所が必要でも茶話会自体の雰囲気に馴染めないという方もいらっしゃいます。そのような 方々も含め地域の中にいくつもの「溜まり場」が増えていく事が理想であり共生社会にも実現にも繋がって いくのではないかと感じております。 夏の暑さが嘘のように涼しくなり、食欲の秋🌰になってきました。もともと食欲のある方々も少しでもお 野菜から食べる事を心掛け、食欲の秋に負けずに少しでも体重増加を避けて下さいね。 💙★今回は、言語療法の紹介をさせて頂きます。☆💛 言語療法は、ノーサイドクリニック甲府の言語聴覚士:渡辺そのみ先生が言語(言葉が上手く出ない。 発音が気になる。吃音が気になる。 ・・・とうとう)に心配があるお子さんやコミュニケーションがちょっと 気になる(一方的にしゃべるだけで会話にならない。人と話すのが苦手など)お子さんの事で悩んでいる・ 困っているお母さん、お父さんの相談に乗り、アドバイスをして下さいます。 今後の予定としては、11 月 15 日(火) ・2 月 21 日(火)午前・3 月 18 日(土)午後からの予定です。 ちょっと・相談してみようかなと言う、気軽な感じで構いませんので、是非、お電話下さい。 ※絵なんか嫌~い! と思っている人大歓迎(*^ ^*) 一緒に「たのしい、おもしろい」を味わいましょう!! 右脳の活性化を促す臨床美術を取り入れた絵画教室をしま~す。五感(味わう・臭い・触れる・聴く・見 る)を使って楽しく表現します。時には自分の手が道具となって、自由に…自分なりに…表現する事の楽し さを味わい、出来た作品は否定せずに良いところを具体的に伝えてください。自信に繋がります。年齢、障 害特性問わずに楽しめます。一度お試しあれ(*^ ^*) ご希望があれば連絡下さい。講師はわたくし小田切律子(臨床美術資格所持)です。宜しくお願いします 例 重度の認知症の方が意欲的になり、会話も出来るようになりました 中込 学 津久井やまゆり園 先日の神奈川県・津久井やまゆり園の事件に関して、被害にあわれた方々に対してご冥福をお祈り申し上げ ます。また現在、心に傷を負った利用者様、ご家族の方々に関して、一日でも早く平穏が訪れることを心か ら、お祈り申し上げます。 この度の事件は、私個人的にも考えさせられる機会となりました。ある意味、無力感を感じながらも今後、 私たちにできることって何なのだろうかと考えさせられました。勿論、報道で流れているように被告の心の 問題や施設の安全対策の問題等、理解できます。しかし私たちが今からできることとしては全く違う視点も 大切なのではないかと考えております。それは障害を持たれた方のサポートをしていく仕事の意味であった り、素晴らしさであったりを再認識すること。その上で障害者福祉の仕事に従事している方やこれから従事 しようとしている方々へ、しっかり発信していくことだと感じております。日々、精進していきたいと考え ております。 つなぐたゆたうアート展 7 月 9 日~15 日の期間で甲府市の県立図書館にて展 覧会が開催されました。その名も「つなぐたゆたうア ート展・はなたれ村の夏祭り」!!!私たち日中活動 支援部のメンバーさんも参加しました。作品の展示は 勿論、プロペラの商品を販売する販売員、ワークショ ップなどにも参加させていただきました。また職員・ 支援員向けの研修も行われ、日中活動支援部のアー ト担当・商品企画担当の職員も参加させて頂きま した。とても盛り上がったイベントでありまし た。支援員・メンバー一同刺激を受け、今後の 日々の活動やイベント企画・商品企画に 生かしていきます!!!またこのような 元気があるイベントを定期的に企画し 参加していきたいと考えております。 山梨市花火大会鑑賞会 7 月 23 日(土)…毎年恒例の山梨市花火鑑賞会が一番館内及び屋上にて行われました。当日は、 快晴に恵まれ、雲一つない中での花火鑑賞になりました。 法人内の職員、利用者さんは勿論、日頃からお世話になっている関係者の皆様や地域の方々、100 名以上が集い、楽しい一時を過ごすことができました。 例年通りの進行、催しを継続しながらも今年度は、この夏、 『土農屋』にて自然農法で栽培したジ ャガイモを使ったポテトチップスを販売しました。120 食分用意しました。好評につき、おかげ 様で完売でした^^ この会は、日頃の労をねぎらう会でもあります。今年も日々、様々な場所で頑張っている方々が 集まり楽しげな笑い声で溢れていました。頑張って準備を進めてきてよかったって実感しました。 来年も楽しい会が催せるように頑張っていきます。 イベント実行委員:小林さやか 穐山 貴仁 「本人会レポート」 本人会とは、プロペラ・一番館に通っている在宅の方が中心となって行う会です。気のあう仲間をみつ けて、その仲間と余暇のプログラムを話しあいながら実際に余暇を自分たちの手で作っていったり、生活 の場の疑似体験を行ったりしております。 本人会生活体験としての 2 番館別館での宿泊を控えた見学を行っております。2 番館別館はサポートセ ンターハロハロ 2 番館の裏手にある平屋の建物です。今まではいるとこ(グループホーム)の併設型の短 期入所を利用して生活の場を疑似体験してきました。今後は、その先のステップとして、宿泊する職員の 力をちょっとだけかりながら基本的には、自分たちで夕食や朝食のことも考えて宿泊体験を行ってもらお うと考えております。今後は実際に宿泊した体験談も踏まえてレポートできたらと考えております。 また本人会余暇活動に関しては、プロペラのメンバーさんで構成されている本人会に、一番館に通う在 宅の方も含めて余暇活動を行い、関係性をモニタリングしていくという支援を行っております。今回は 4 名での外出でした。既存の本人会のメンバーさんの 2 名と一番館に通う在宅の方 1 名、白樺園に施設入所 されている方 1 名で出かけております。この 4 人は土農屋で一緒に汗を流しております。そういった視点 から土農屋発信の人間関係づくりということになります。この余暇の様子を観察しながら、またご本人た ちに伺いながら「関係モニタリング」を行いました。皆さん、とても楽しそうに過ごしている印象を受け、 とても楽し気な一時でした。今後も様々な場所で色々な人間関係をモニタリングしていき今後の本人会活 動につなげていきたいと考えております。 本人会サポート担当:平井健太郎 本人会 生活体験 本人会 余暇体験 土農屋(どのうや) (農福連携・耕作放棄地管理・運営) やっとこさ、暑い夏も終了した感があります。今 年の夏も、とても暑かったですねぇ^^; メンバーさんはとても頑張ってくれました。職員も 日々の暑さにヘトヘトといった感じです。 しかし、だからこそ、充実した日々を送ることがで きたと思っております。 農福連携事業においては山梨市、甲州市の葡萄農 家さん、桃農家さんとの連携を 4 ケース行い無事に 終了することができました。 耕作放棄地である 6 つの畑の管理・運営もなんと か何事もなく進めることができました。中でも「ね っこひろば」では一面に植えたジャガイモの収穫を 行いました。また「いこいひろば」ではレタス・小 松菜・ほうれん草などの葉物野菜の育成・収穫を随 時行っております。 私もレタス購入して自宅にてサラダとして食べ ました。よくよくみると虫が食べた後が…^^;私 は日頃、料理をしないものですから、そのような反 応をしてしまいました。その際、うちの嫁が「虫が 食べられるってことは新鮮で美味しいってことだ よ!私も買い物では、虫が食べた後があるものを選 んでいるよ。安心、安全のためにね^^」ですって ^^ 実際にはシャキシャキして、とても美味しかった です。今後も『土農屋』では自然農法を追求してい きたいと実感しました。今後、秋口からは農福連携 は椎茸作業、耕作放棄地は環境整備と土壌管理を丁 寧に行っていきたいと考えております。 農福連携先の「カノハタ」の松崎さん 通称「まっちゃん」です^^ お世話になっています^^ 齊藤 実 ~津久井やまゆり園の事件について思うこと~ ハロハロの意味はタガログ語で「ごちゃまぜ」です。障害の種別も関係なく障害のある人も無い人も、男性も 女性も、年齢も関係なく「ごちゃまぜに」これがハロハロです。価値観、生き方、考え方、性格、嗜好、色々 な物が皆違っています、それが多様性だと思うのです。私たちがこの社会のなかで生きると言う事は多様性を 受容し、自分とは違う「人」を思いやり、社会を考えて生きてゆく事だと思います、この多様性を否定する事 は最終的には自分を否定する事、自己否定だと思うのです。みんながみんなに受容され、自分らしく堂々と生 きてゆく事が出来る「ハロハロな社会」になって欲しい。 今年の夏も暑かったですね。私的には体調を崩 してしまい周りに多大な迷惑を掛けてしまいまし た...(日頃の不摂生を猛省中) 二番館には大きな事故もなく無事に夏休みを乗 り切れました。プログラム支援も年々成熟され楽 しく用様な経験が出来たと思います。冬休みには、 新たにハロハロキッズとも連携して活動しようと 検討中です。 期待して下さい m(__)m 渡辺 忠臣 夏休みのプログラムを終えて・・・ 今年の夏休みは、新たなプログラムと してキャンプを取り入れ。1泊2日で 愛宕山少年自然の家に行き、キャンプ ファイヤーを囲み、歌を歌ったり、フ ォークダンスを踊ったり、楽しい時間 を過ごしてきました子供達の新しい 一面を見る事ができてとてもうれし かったです。冬休みに向けて新たなプ ログラムも検討中です。楽しみにして ください。 平塚 泰成 ・二番館初の白樺祭に参加し出店しました(^o^) 今までは、参加するだけでしたが二番館の 皆でゲームコーナーの景品作りや作品展示にも 挑戦しました。当日ゲームコーナーも大盛況で終 わり参加した利用者さんもとても楽しそうにし ており、来年は、さらに楽しくみんなでワイワイ、 出来るようなお祭りにしたいと思っております。 標 昭誠 齊藤 実 『ハロハロキッズ開設』 10 月 1 日に放課後等デイサービス「ハロハロキッズ」を開設 しました。場所は甲州市塩山三日市場、甲州市と山梨市の学齢 期のお子様を対象としています。 放課後等デイサービスの事業所としてはかなり後発で「遅れ馳 せながら」といった感があります。数年前から放デイはやらな いのか?といった声を頂いてはいたのですが中々現実的な流れ になる事も無く過ぎていましたが今回開設に至りました さて、学齢期というとその人の成長にとってとても大切な時期 だと思います。利用して頂ける利用者さんの人生の大切な時期 に関わる事の重大さを考えると非常に緊張してしまいますが、 将来「あの時期にハロキッズと関わって良かった」と言っても らえる様な事業所にしてゆきたいと思っています。宜しくお願 いします。 H28 年 10 月 1 日より開所となりました放 課後等デイサービス 『ハロハロキッズ』の児童発達支援管理責任者 をさせて頂く事になりました山本敦子です。 2 番館での経験を生かし、子供たちが生まれ 育ったこの地域ですくすくと成長してゆく姿 をサポートしてゆきたいと思っています。 それから・・・たくさんの物品のご寄付をあ りがとうございました。(^^♪ 素敵なキッズハ ウスが出来ましたのでお近くに来た際には皆 様気軽におたちよりくださいませ。 篠田梨恵子 猪俣 綾 面高 篤子 滝沢 勇太 よろしくお願いします!! 篠田梨恵子 しらかばホームの裏手にガーデンプレイスという アパートがあり、その一室がサテライト型ホームと して、1 人暮らしの練習ができるようになっていま す。昨年から 1 人の女性が練習をしていて、今年の 9 月に晴れて退所して行きました(おめでとう!) その空き部屋にしらかばホームから 1 人の男性が引 越し、現在 1 人暮らしに向けて練習を開始しています。 目標は今年中に 1 人暮らしの実現!ヘルパーさんに お料理を作ってもらい、訪問看護さんに服薬管理をし てもらい、私達がお尻をたたきながらの生活を目指し ています。 成功したらまた次の方…。夢の実現に向けて応援す る事は私達の喜びでもあります。でも失敗したらいつ でも帰ってきていいからね☆ いつでもお尻を叩いて あげます!(^^)/ 前号でお知らせした、いるとこでの宿泊体験ですが、 現在次のステップも平行して始めています(みなGHで のお泊りはもう大丈夫!)。 ハロハロ二番館の別館にステージを移し、世話人さん がいない中で、自分たちで出来る事、出来ない事を確認 し、支援者と一緒に練習に励んでいます! 夕食のメニューを話し合い、買い物に行き、調理をす る。初めての体験が盛りだくさんですが、皆で助け合い ながら頑張って取り組んでいます。 「様々な体験・経験を積み重ねる事が、意思決定支援 の礎になる」 まだまだ経験不足の彼ら・彼女らに良質 な体験(失敗体験も…)を味わってもらいたいと考えて います(私はお料理は出来ませんが…笑“) 追伸:新しい世話人さんが 1 人仲間に入りました! 現在ガーデンプレイスにお住まいで私達が支援している方々は3部屋 4人となっています。皆さんしらかばホームを経験して次のステージ に移った方々です。一部屋は上記紹介したようにしらかばホームの サテライト部屋となっています(GHの一室扱い) 。残りの 2 部屋は賃貸契約を 行なううえでの連帯保証人の部分を法人で支援しています(法人独自の支援事業)。まず気の合う友人と二 人暮らしをしている部屋があります。そこにはやさしい手甲州事業所のヘルパーさんが家事援助(お料理・ 掃除を一緒に行なっています)で入り、金銭管理は甲州市社会福祉協議会が行なっています。公的なサービ スを利用して結婚を応援したり、定着相談(緊急時に安心できるスタッフを派遣するサービス)を導入して、 緊急時や不安が強くなった時に 駆けつけています。もう一部屋は 1 人暮らしですが、同じく家事援 助、金銭管理を他事業所にお願い して、定着相談を導入しています。 GHで生活している時と比べる と生活の幅・世界が格段に広がり ました。相談相手も沢山になった 事で、様々な価値観に触れること もでき、失敗もありますがとても 活き活きと生活されています。 皆さんまだまだ次のステージを 夢見ていますし、支援者も皆で応 援しています。これからも失敗を 含む良質な社会経験を積む事がで きる様に、他機関と密に連携をし ながら多種多様なニーズに対応し ていきます(100 人 100 通りの ケアプラン作成を目指して!!) 社会福祉法人三富福祉会では只今職員を募集しています!! 募集職種 生活支援員(白樺園・ハロハロ一番館) 相談支援専門員(ハロハロ一番館) 保育士・支援員(ハロハロキッズ) *雇用形態:要相談(正規・パート雇用) ホームヘルパー(ハロハロ二番館) GH世話人(いるとこ・しらかばホーム) *夜勤が可能な女性急募 優遇します *選考方法:面接+α(実習等) 東山梨圏域に創り上げたい風景を実現させる為には夢を共有していただける人材が必要です 自薦・他薦は問いません 連絡お待ちしております(詳細はホームページもご覧下さい) 今年度 2 号目の発行に成功いたしました。ごちゃまぜ通信はハロハロが立ち上がってからずっと私“服部” が担当してまいりましたが、現在はかなり気合を入れなくては作成することが難しくなってきました…。そこ で法人の中に“広報担当部”を若手中心に立ち上げる事となり、現在準備を進めています。若手の新鮮な視点 で作成する今後のごちゃまぜ通信を楽しみにしていて下さい(名称も変わる可能性がありますが…) 津久井やまゆり園の事件の事を考えるといまだに胸がざわつきます。やりきれない想いが込み上げてきま す。この事件を受けて様々な立場の方々が発言する度に、自分の頭の中を整理する為にも目を通してきました。 けれどまだ自信を持って持論を展開する術は見つかっていません。しかし一つ言える事は、「不幸しか産み出 さない」という言葉には真っ向から反対できます。少なくとも私は沢山の幸せをもらっています。おそらくハ ロハロのスタッフ、白樺園やグループホームの職員、数ある職種の中からこの仕事を選んだ同志は皆そうだと 思います。私はこの仕事を始めて自分の存在意義を見出しました。たいした事も出来ない自分をいつも笑顔で 迎えてくれる利用者さん達…、彼ら彼女らは私達を容姿や能力で分け隔てせずに多様性を認めてくれる。常に 他者と自分を比べながら生きてきた自分にとっては、周りの目を気にして色んな外向きの顔を作りすぎてしま っていた自分にとっては、彼らとの出会いはある意味救いだったような気がします。昔のハロハロで住み込ん で働いていた時も幸せでした。彼ら彼女らの前が一番自分らしく居られる気がしていました。 私達が目指す共生社会は多様性を認め合い、共に助け合いながら生きていく社会。障害も一つの個性、障害 があってもなくても、高齢者も大人も子どもも(ごちゃまぜに) 、皆それぞれの役割を持ち、自然に認め合い、 他者と自分を比較する必要のない社会…。そんな社会の実現のためには、彼ら彼女らが地域社会の中にどんど ん出て行って、隣にいるのが普通という風景を作り出さない限り実現できませんよね。 あの事件の影響で、保護という名の下に社会から距離をとってしまうのは明らかに間違っています。彼ら彼 女らは私達には無い、沢山の魅力・才能を持っています。私達は益々彼らの社会参加を応援していきます。 先日ある利用者さんの一周忌でした。彼はハロハロを立ち上げた時から私のことを見ていてくれました。私 がどんな失敗をしても彼は私の事を認めてくれ、必要としてくれていました。人の幸せは他者から必要とされ、 必要としてくれた相手に喜びを返せる事。彼はいつも私に沢山の幸せをくれました(彼と彼のご家族からは私 は本当に沢山の事を学ばせていただきました。ありがとうございます)。 10 月中旬になり、急に寒くなってきましたね。私はうっかりこのタイミングで散髪にいってしまい、ただ でさえボリュームの少ない頭髪を短くするという失敗をしてしまいました。私が床屋で頼む言葉は「全体的に 2センチ切ってください」もしくは「全体的に3センチ切ってください」の2種類しかありません。あの時2 センチと言っておけば…これが最近最も悔やんでいる事です… 皆様風邪に気をつけましょう 忍 社会福祉法人 三富福祉会 障害者入所支援施設 白樺園 :0553-39-2714 山梨市三富川浦 2203 サポートセンターハロハロ一番館 :0553-34-9200 山梨市小原東 1309-1 ハロハロ二番館:0553-23-0346 山梨市東後屋敷 566-5 ワーキング・ベース・プロペラ :0553-39-8307 甲州市塩山藤木 1901 ハロハロ相談支援部「からりと」 :0553-34-9202 【ハロハロ一番館内】 しらかばホーム・いるとこ し:0553-32-3745 い:0553-23-3608 ハロハロキッズ :0553-39-9361 甲州市塩山三日市場 1965-4
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