（No.259号） (PDF:1.1 MB)

2013 年 12 月 2 日　No.259
成田空港の運用状況 (2013 年 10 月 )
区分　航空機発着回数（回）
国　際　線
旅　客　便
貨　物　便
そ　の　他
国　内　線
旅　客　便
貨　物　便
そ　の　他
航空旅客数（人）
国　際　線
日　本　人
外　国　人
通　過　客
国　内　線
航空貨物量（ｔ）
積込
輸
出
仮陸揚
取卸
輸
入
仮陸揚
給　油　量（ｋｌ）
8月
20,020
15,790
13,741
1,897
152
4,230
4,134
54
42
3,547,114
3,009,000
1,728,397
815,691
464,912
538,114
161,045
72,153
45,195
26,958
88,892
61,335
27,557
419,158
9月
18,907
15,014
12,979
1,836
199
3,893
3,779
75
39
3,090,017
2,642,916
1,523,330
724,026
395,560
447,101
165,546
73,313
47,366
25,947
92,233
67,151
25,082
388,861
（注）１．9月、10月は速報値。　羽田空港の運用状況
区　分
国　際　線（人）
日　本　人
外　国　人
航空貨物量（ｔ）
積込
取卸
前年同月比(%)
105
102
104
90
118
116
115
63
108
105
100
127
94
127
100
99
92
115
101
97
115
101
10月
18,984
15,148
13,022
1,908
218
3,836
3,707
75
54
3,003,905
2,593,836
1,359,323
789,731
444,782
410,069
175,652
77,595
50,908
26,687
98,057
71,141
26,916
399,707
前年同月比(%)
106
105
106
97
111
108
107
147
186
111
110
106
130
95
119
105
108
103
119
103
98
123
103
日平均
612
489
420
62
7
124
120
2
2
96,900
83,672
43,849
25,475
14,348
13,228
5,666
2,503
1,642
861
3,163
2,295
868
12,894
２．航空貨物量は東京税関の資料による。
8月
747,028
523,136
223,892
12,143
5,264
6,879
9月
695,696
486,302
209,394
13,409
5,389
8,020
前年同月比(%)
100
95
115
110
90
129
日平均
23,190
16,210
6,980
447
180
267
1.0347276
・国際線旅客数は法務省、航空貨物量は東京税関の資料による。
航空機発着回数
前年同月比 +6％ (1,002 回増、一昨年同月比 +20％ )24
カ月連続で前年同月を上回りました。
路線別にみると、旅客便は韓国線が 41％と 9 月と同様
に大幅増となり、航空会社別では、ANA、JAL、中国国際航空、
エア・カナダ、ベトナム航空が前年と比べ 10％以上の大
幅増となりました。
航空旅客数
前年同月比 +11％（300,307 人増、一昨年同月比 +21％）
23 カ月連続で前年同月を上回りました。
日本人旅客は 9 カ月ぶりに前年同月を上回り、外国人
旅客も 9 カ月連続で前年同月を上回りました。
航空貨物量
前年同月比 +5％ (9,109 トン増、一昨年同月比 +7％）
前年同月とほぼ同様となりました。
輸出貨物は 19 カ月ぶりに前年同月を上回り、輸入貨
物は 16 カ月連続で前年同月を下回りました。また、通
過貨物は 2 桁の伸びを続けています。
東京税関の資料によると、輸入貨物のうちドライ貨物
は 19 カ月連続のマイナス、生鮮貨物は、野菜・果物・水
産物・植物が減少し 10 カ月連続のマイナスとなりました。
空港運営
ビジネスジェット (BJ) のお客様
の利便性が向上します
ターミナル地区と整備地区間を
結ぶ新たなルートが整備されること
により、BJ のお客様の利便性が向
上することが、国土交通省の部会
の場で説明されました。
現在、NAA は、ターミナル地区
と整備地区間を連絡する車両の運
用効率向上を図るために新ルートを
整備中ですが、これに伴い BJ のお
客様の移動時間も短縮される見込
みです。
具体的には、現在の 16 分程度
の移動時間が 8 分程度になると想
定されています。供用は、来年夏
頃を予定しています。
国交省 HPより転載
雨の日も快適
Ｐ１駐車場に屋根付き乗降所
10 月 29 日、第 1 旅客ターミナルビル前の P1 駐車
場内にバス・乗用車用の屋根付き乗降所が完成しま
した。停車枠数は、大型バス 2 台、
マイクロバス 1 台、
乗用車 4 台。これにより、雨の日も濡れることなく
駐車場と第 1 旅客ターミナル中央ビル間が移動でき
るようになりました。
2
空港運営・航空行政・航空会社
日本モンゴル航空交渉結果
国交省 JAL の是正申し入れに
ゼロ回答
11 月 20 日と 21 日に、日本とモンゴルの航空当局
間協議が東京で行われ、成田空港の乗り入れを、 11 月 5 日、国交省は羽田空港の国際線発着枠の
配分について、JAL が配分の是正等を求めた申し入
現行の週 5 便から週 7 便に拡大することで合意しま
れに対して「配分は適切に行われた」との見解を示
した。オープンスカイは見送られています。
した回答を通知しました。
また、日本とモンゴル双方の航空会社の運航の柔
国交省は、来年春に増枠する羽田空港の国際線
軟性を拡充する観点から、共同運航の枠組みを拡
発着枠のうち、国内航空会社に割り当てられる 16
大します。
枠について、ANA に 11 枠、JAL に 5 枠を配分すると
モンゴルから日本への旅客数は年々伸びており
決定しました。
2009 年に 2.5 万人だった旅客数は、2012 年には 3.6
国交省は、JAL の再生過程において講じられた公
万人を記録しました。現在、日本とモンゴル間は
的支援によって他の航空会社との間に有利な環境が
MIAT モンゴル航空が成田－ウランバートル間を週 2
生じており、このような状況を背景に市場支配力が
便運航しています。
高まればば健全な競争環境の確保が困難になると、
成田空港乗り入れ会社のオープンスカイ合意国の
今回の配分の決定に至った経緯を説明しました。
割合を示したグラフです。
これによるとオープンスカイ合意国は 22 カ国 3 地（関連記事：本紙 13 年 11 月1 日号）
域に及び、旅客数実績では 77.3％の国・地域が対
象となっています。
航空各社の動向
エアアジアＸ成田に就航か
マレーシアの格安航空会社エアアジアの関連会
社で国際長距離路線を運航するエアアジア X が、
エアライン就職情報サイト「Crew Net」に求人広告
を掲載、成田空港と中部空港勤務スタッフの募集
をしています。
同社は、マレーシアのクアラルンプールから羽
田線を毎日運航、関空線は週 4 便を運航しており、
14 年 3 月17 日からは中部線を週 4 便、運航を開始
する予定です。
なお、成田空港への乗り入れ時期などは発表さ
れていません。
羽田国際線３万回に備え内際乗継整備
日本空港ビルデング㈱は 11 月 12 日、羽田空港
1PTB・2PTB の乗継施設設備工事に着手したと発表
しました。来年 3 月 30 日の夏期スケジュールから
羽田空港の国際線発着回数が年 3 万回増加するこ
とに伴う内際乗継旅客の増加を予想。1PTB・2PTB
における乗り継ぎの利便性・快適性・機能性向上
の施策の一環として実施します。
工事は 24 時間体制で行い、来年 3 月 20 日の完
了を予定しています。
ＳＫＹ成田－福岡線運休
スカイマーク（SKY）は、11 月 5 日～ 11 月 30 日
まで成田－福岡線を運休していましたが、14 年 3
月 29 日まで運休を継続します。なお、3 月 30 日以
降の運航は未定です。
同社は 12 月 20 日から成田－米子線を開設しま
すが、同路線の開設により運航スケジュールや機
材繰りがつかないことが福岡線運休の要因とのこと
です。
3
航空会社・その他
ＰＡＬ成田路線増便
フィリピン航空（PAL）は、12 月15 日（日）から成
田－マニラ線、成田－セブ線を増便します。マニラ
線は週 7 便から 21 便、セブ線は週 6 便から 14 便
に増便します。渡航需要が増加していることから利
用者の利便性向上を図ります。
日本と ASEAN 友好協力 40 周年に合わせて、7 月1
日からフィリピン人向けに滞在期間 15 日までに限り
最大 3 年間入国できる短期滞在数次ビザの発給が
実施されており、日本への観光旅客の増加も期待さ
れます。
運航スケジュール
成田→マニラ
マニラ→成田
便名
運航時刻
運航日
機種
便名
運航時刻
運航日
機種
PR431
09：30 － 13：30
毎日
B777
PR432
15：00 － 20：10
毎日
B777
A321
PR428*
09：45 － 14：55
毎日
A321
月・火・木・日
PR430*
12：50 － 18：00
11：45 － 16：55
13：20 － 18：30
PR427*
PR429*
15：55 － 19：55
毎日
19：00 － 23：00
土曜除く毎日
19：30 － 23：30
土
A321
水・金
土
A321
＊12月15日から増便
成田→セブ
便名
セブ→成田
運航時刻
PR433** 14：25 － 18：45
PR435*
運航日
機種
毎日
A330
19：25 － 23：45
土曜除く毎日
19：30 － 23：50
土
A321
便名
運航時刻
PR434** 08：00 － 13：25
PR436*
運航日
機種
毎日
A330
13：00 － 18：25
土曜除く毎日
13：05 － 18：30
土
A321
＊12月15日から増便
**12月15日から月曜を除く毎日から毎日に変更
セブパシフィック航空　成田－マニラ線開設
フィリピンのマニラを拠点とする格安航空会社、
セブパシフィック航空（CEB）は、14 年 3 月 30 日から
成田－マニラ線の開設を発表しました。運賃は 5,499
フィリピンペソ、およそ 13,000 円から。使用機材は
A320 型機、デイリー運航します。
CEB は、フィリピンの国内線をはじめ、マレーシ
ア、シンガポール、台湾、韓国など 50 都市以上に
乗り入れており、日本へは 2008 年冬ダイヤから関西
空港に乗り入れています。
運航スケジュール
成田→マニラ
マニラ→成田
便名
運航時刻
便名
運航時刻
5J5055
11：45 － 15：45
5J5054
05：25 － 10:35
ＵＡＬ成田－ヒューストン線を増便
ユナイテッド航空（UAL）は 14 年 3 月 31 日の夏ダ
イヤから、現在デイリーで運航している成田－ヒュー
ストン線を増便し 1 日 2 便で運航します。
一方、成田－シアトル線を 1 月17 日から、成田－
バンコク線を 3 月 29 日から運休します。これは UAL
の太平洋路線の見直しによるもので収益性の高い路
4
線に機材をまわす計画の一環です。
なお、シアトル線とバンコク線は、共同事業を展
開している ANA が運航しており、利用者へは ANA 便
を案内することになります。
飛行機の墓場モハヴェ空港
2014 年 3 月、ANA の B747-400 の退役をもって、
日本の航空会社で一般客が乗れるジャンボは無く
なってしまいます。寂しい気持ちでいっぱいですが、
退役した飛行機がどうなるのか気になりませんか？
航空機の耐久性はおよそ 20 年とされています
が、途上国の空を飛ぶ老朽機を除いて、10 年程
度で売却されているのが現状です。元○○航空の
機材が、アフリカの空で飛んでいるなどということ
がたまに聞こえてきますが、古くなった機材は買い
手も付かず、部品取り機としてひっそりと砂漠にあ
る空港に置かれ、後にスクラップされてしまうので
す。故に、そういった空港は「飛行機の墓場」と
呼ばれています。
ではその空港はどこにあるのか。世界にはいく
つかありますが、有名なのはアメリカ・カリフォル
ニア州モハヴェ砂漠にあるモハヴェ空港です。滑走
路沿いの広大な荒野に世界中から集まった飛行機
がたたずんでいて、スクラップ予定の航空機の駐
機場は、地面も舗装されていません。砂漠にある
理由は、空気が乾燥している為、長期保存するの
に最適な気候とされているからです。
しかし、このモハヴェ空港は悲しいだけではあ
りません。ここは宇宙港とも呼ばれており、宇宙
旅行用宇宙船の開発拠点が置かれています。また、
ANA が訓練で天候不良時などに利用する空港の一
つでもあり、未来のパイロットのことを飛行機たち
は見守っているのです。
ボーイングは 2006 年に、12 カ国 56 社からなる
航空機リサイクル関連の企業コンソーシアム AFRA
を設立し、解体処理事業に乗り出しています。同
じくエアバスは 2009
年に航空機リサイク
ル専門会社 TARMAC
を設立し、
「航空機
の 85％をリサイクル
する技術を確立す
る」としています。
航空行政・企業活動
GE 製エンジンの B787
積乱雲で推力低下の恐れ
JAL は B787 型機で運航している国際線の成田－
デリー線、シンガポール線など一部路線について
11 月 25 日以降、機材を変更して運航しています。
デリー線は 777、シンガポール線は 767となります。
これは、ゼネラル・エレクトリック社（GE）製のエ
ンジン GEnx シリーズを搭載する他社の B787 型機
が積乱雲の中を運航中に一時的にエンジン推力が
低下したことによります。
ボーイング社ではこの事態を受け飛行規程を改
正、GEnx-2B エンジンを搭載する航空機が高度 3
万フィート以上の雲の中を飛行する際、積乱雲など
活発な雲の周囲約 90キロメートルを飛行禁止としま
した。
JALでは以前から積乱雲などの活発な雲域を回
避した航路を航行していますが、今回の改定により、
さらに迂回する必要があり、大幅な遅延や欠航が
生じる可能性が高まることから、機材を変更するこ
とになりました。
なお、ANA が保有する B787 型機はロールスロイ
ス社製のエンジンを搭載しているため影響はありま
せん。
羽田 1 時間あたりの
最大発着回数決まる
国交省は、来年春からの羽田空港国際線の昼間
時間帯枠が 3 万回増加することを受け、昼間時間
帯における 1 時間あたりの最大発着回数を 80 回に
決定しました。
現在、
1時間あたりの最大発着回数は 74 回。離陸・
着陸ともに 37 回ですが、新たな方針では 37 回～
43 回と幅を持たせ柔軟に対応します。例えば離陸
が 43 回の場合、着陸は 37 回として運用されます。
なお、千葉県と関係 25 市町でつくる連絡協議
会は、柔軟化による運用は、一層の騒音負担を強
いられることから「受け入れられない」と反発。国
交省に対し要望を行うとしています。
千葉県によると、当初、国交省から示されていた
案は離陸・着陸ともに 40 回でした。夜間に着陸が
増えると騒音負担は増えるとしています。
ANA JAL ｴｱﾗｲﾝｽｸｰﾙ
相次ぎ開設
ANA は今年 10 月から客室乗務員を目指す学生を
対象とした「ANA エアラインスクール」を開設しまし
た。ANA によると、航空会社が客室乗務員養成を
念頭に置いたスクールを開設するのは、世界で初め
てとのこと。今後、客室乗務員コースのほかにも順
次、様々な分野のコースを展開するとしています。
一方、JAL は 2014 年 1 月から、パソナグループ
のキャプラン㈱と「JAL エアラインアカデミー」を共
同で運営すると発表しました。アカデミーでは、人
材育成の経験を持つキャプランと、客室乗務員の
教育・訓練を展開する JAL 双方のノウハウを活かし、
充実したサポート体制を実現するとしています。
夜行高速バス
成田空港－長野線運航開始
12 月 2 日から夜行高速バス「成田空港－長野」
線の運行がはじまりました。事業会社は成田空港
交通㈱とアルピコ交通㈱。使用するバスは、通常
の 4 列シートではなく3 列シートが採用されトイレ
付、ゆとりのある室内となっています。従来の千葉・
東京－長野線を空港発着としたもので、信州からの
旅行需要を見込んでいます。
第 2PTB を 21:10 に出発し長野駅前に翌日 7:23
到着。長野駅を 22:20 に出発し第 2PTB に翌日 7:26
到着予定。第 2PTB から長野駅の運賃は 6,200 ～
6,800 円。出発日によって運賃が異なります。
リムジンバス
より快適な新型車両導入
東京空港交通㈱は、成田空港発着路線に車両の
座席を減らしシートピッチを約 10cm 拡大した「スー
パー・キャビン」
を投入しました。新型車両合計 8 両。
リムジンバスは、15 年度に「創立 60 周年」を迎え
ることから、スーパー・キャビン車両の導入など、
更なる高付加価値サービスを追求すべく進化を図る
としています。
なお、新型車両の運行路線、時刻表などの詳細
については、リムジンバスのウェブサイトを参照くだ
さい。
URL:http://www.limousinebus.co.jp/
5
空港運営
成田空港の通期見通し上方修正へ
関空・中部の決算も出揃う
前期を上回る見通しです。航空旅客数と発着回数は過
去最高を見込んでいます。今期からはじまった着陸料
の割引は上半期で 4.2 憶円に上っています。
航空系収入と非航空系収入の割合は上半期で 51％対
49％となり、非航空系収入の割合が高まっています。
また、今期は原発事故による損害賠償金として、東京
電力から 32 億円の支払いを受けました。
夏目社長は、来年度の羽田の昼間国際線増加の影響
について、10％以上の旅客の減少の可能性に触れ、14
年度決算については厳しい見方を示しました。
NAA は、14 年 3 月期の中間決算と通期見通しを発表
しました。連結中間決算は、営業収益は 994 億円（前
年同期比 39 億円増）
、純利益は 128 億円で増収増益
となりました。
通期見通しは純利益が 181 億円 ( 前年同期比 28 億
円増 )となる見通しから、5 月時に発表した通期業績予
想の 165 億円から 16 億円上方修正しました。
13 年度中間期の航空取扱量の実績は国際航空貨物
量を除きいずれも増加。通期見通しでも貨物量を除き
航空取扱量
中間期(4月1日～9月30日)
区分
航空機発着回数(万回)
2012年度
2013年度
実績
実績
数量
A
B
B-A
通期(4月1日～3月31日)
増減
2012年度
2013年度
増減
％
実績
見通し
数量
％
B/Ax100
C
D
D-C
D/Cx100
前回見通し
（5月14日
発表）
10.6
11.3
0.7
107.1
21.2
22.5
1.3
106.0
23.1
国際線
8.8
8.9
0.1
101.5
17.3
17.8
0.5
102.7
18.6
国内線
1.8
2.4
0.6
134.7
3.9
4.7
0.8
120.9
4.5
1,688
1,811
123
107.3
3,343
3,543
199
106.0
3,522
国際線
1,525
1,561
35
102.3
2,971
3,062
91
103.1
3,069
国内線
163
251
88
154.1
372
480
108
129.1
453
97
96
△1
98.9
192
191
△2
99.2
187
233
240
7
102.8
467
479
12
102.6
旅客数 (万人)
国際航空貨物量 (万トン)
給油量 (万kl)
487
連結決算
営業収益
955
994
39
104.2
1,892
1,948
55
103.0
1,923
営業利益
202
233
31
115.5
347
370
22
106.5
362
経常利益
165
200
34
121.0
275
304
28
110.3
293
中間（当期）純利益
101
128
26
126.0
153
181
27
118.1
165
（単位：億円）
1. 航空機発着回数
4. 国際航空貨物量
前年同期比 6.0％増の 225 千回となる見込み。増加
生産拠点の海外移転等により、欧州経済の低迷、
要因としては、①オープンスカイの適用、料金引下げ、新興国の景気減速等もあって回復は鈍く、ほぼ前期並
増量割引等の効果による新規就航、増便②ボーイング
みの 1,910 千ｔとなる見込み。
787 型機による運休路線の再開や新規路線への就航③
昨年夏からの本邦 LCC2 社の国内線就航、があげられ
経営方針
ます。
1. 経営指標
2. 航空旅客数
以下の経営指標を平成 27年度に達成することを目指す。
国際線の新規就航や増便、好調な東南アジアを中・連結 ROA（連結総資産営業利益率）4.2％以上（連
心とした外国人旅客の増加、中国路線が回復傾向にあ
結営業利益 360 億円以上）
ること、LCC による国内線旅客の増加等によって、前年・連結長期債務残高 5,200 億円以下
・連結長期債務残高／連結営業キャッシュ・フロー
同期比 6.0％増の 35,430 千人となる見込み。
3. 給油量
航空機材小型化の影響があるものの、航空機発着
回数の増加に伴い前年同期比 2.6％増の 4,790 千ｔとな
6
る見込み。
倍率 8.0 倍以下
空港運営
2. 選ばれる空港づくり
・空港入場のノンストップゲート化や i-Airport 戦
・平成 26 年度中に空港容量 30 万回対応の施設整
備を行い、国際線・国内線航空ネットワークの更
略の推進等、最先端技術の活用と日本が誇るおも
なる拡充等に取り組み、空港機能の強化・運用効
てなしの心でお客様をお迎えするさまざまな取り組
率の向上を図る。
（下図）
みを実施し、空港の利便性・快適性を向上し、お
・空港使用料の引き下げやインセンティブ制度導入、
客様視点に立った期待を超えるサービスを提供す
る空港を目指す。
運用コスト削減等に取り組み、空港コストの低減
・社会や地域の発展に貢献し、地域社会と共生・
を図り、競争に勝つ空港を目指す。
共栄する空港を目指す。
関空・中部中間決算
新関西国際空港、中部国際空港の決算等も発表されています。
中部国際空港㈱
上半期の営業収益は６％増加、通期でも５％の成長、純利益も 7 割増を見込んでいます。
航空取扱量
中間期(4月1日～9月30日)
区分
航空機発着回数(万回)
2012年度
2013年度
実績
実績
数量
A
B
B - A
通期(4月1日～3月31日)
増減
2012年度
2013年度
％
実績
見通し
数量
％
B/Ax100
C
D
D - C
D/Cx100
4.2
4.6
0.4
109
国際線
1.6
1.6
0
101
3.1
国内線
2.6
3.0
0.4
114
5.2
旅客数 (万人)
増減
前回見通し
8.3
474
503
29
106
921
国際線
234
225
△9
96
449
国内線
240
278
38
116
472
国際航空貨物量 (万トン)
5.4
6.5
1.1
121
10.8
給油量 (万kl)
24
27
3
112
48
連結決算
営業収益
217
230
13
105.8
427
448
21
104.9
営業利益
25
31
6
124.8
40
51
11
125.9
51
経常利益
15
23
8
153.3
20
34
14
166.3
34
9
179.3
14
25
11
174.7
25
（単位：億円）
中間（当期）純利益
11
20
※発表資料をもとに作成しており、一部空白があります。
448
7
他空港の動向・海外情報
新関西空港㈱
関西国際空港の外国人旅客数が過去最多となり、商業事業を中心に増収となりました。拠点型 LCC の需要
増加や大阪国際空港との統合効果もあり、営業収益は増収増益となりました。
航空取扱量
関西国際空港
区分
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
上期実績
上期実績
数量
％
実績
見通し
数量
％
A
B
B - A
B/Ax100
C
D
D - C
D/Cx100
航空機発着回数(万回)
国際線
国内線
増減
6.4
6.56
0.16
102
12.8
4.3
4.2
△0.1
98
8.4
2.1
2.3
0.2
110
4.4
846
897.5
51.5
106
1,680
国際線
586
595.3
9.3
101
1,143
国内線
537
旅客数 (万人)
増減
前回見通し
13.2
0.4
103.1
15.0
1,790
110
106.5
1,870
260
302.2
42.2
116
国際航空貨物量 (万トン)
34
31
△3
91
給油量 (万kl)
63
63
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
上期実績
上期実績
数量
％
実績
見通し
数量
％
A
B
B - A
B/Ax100
C
D
D - C
D/Cx100
-
66
-
125
大阪国際空港
区分
航空機発着回数(万回)
旅客数 (万人)
増減
増減
前回見通し
6.5
7.0
0.5
109
12.7
13.9
1.2
109.4
13.5
662.6
706.6
44.0
107
1,314
1,400
86
106.5
1,330
5.9
6.4
0.5
110
11.9
航空貨物量 (万トン)
給油量 (万kl)
※発表資料をもとに作成しており、一部空白があります。
連結決算(2空港合算）
（単位：億円）
中間期(4月1日～9月30日)
区分
通期(4月1日～3月31日)
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
実績
実績
数量
増減
％
実績
見通し
数量
％
A
B
B - A
B/Ax100
C
D
D - C
D/Cx100
前回見通し
営業収益
503
561
58
112
1,017
1,235
218
121.0
営業利益
143
171
28
120
267
289
22
108
277
経常利益
88
114
26
130
180
175
△5
97
130
中間（当期）純利益
※経常利益以下は連結親会社が変更されており、単純合算では比較できないため、非表示
関空第１PTB 拡充利用しやすい空港に
関空国際空港は、来年 9 月 4 日に開港 20 周年
を迎えるにあたり、1PTB の大規模な改修をおこな
います。関空では 2010 年に国際線出国エリア内を
再開発して免税エリア「KIX エアサイドアベニュー」
を設けましたが、今回は商業施設だけでなく機能
の改善にも取り組む方針で、開港以来初めての大
規模改修となります。
改修は「快適な空間の創造」
「利便性・機能性
の向上」
「魅力ある商業エリア創造」の 3 テーマで
実施され、トイレやベビールームの改装や、ラウ
ンジ・シャワー施設の新設、チェックインシステム
の改良、店舗の再配置など多岐に渡ります。
なお、工期は 2014 年 3 月中旬の着工、2015 年
3 月末の完了を予定しています。
8
増減
103
1,129
79
前進
US ｴｱｳｪｲｽﾞとｱﾒﾘｶﾝ合併に
米国司法省は、US エアウェイズ（USA）とアメリカ
ン航空（AAL）の親会社 AMR 合併について、米国に
ある主要 7 空港の発着枠、施設から撤退することを
前提に認め、合併を阻止するための訴訟で和解し
たと発表しました。
和解内容は、ロサンゼルス国際空港、ボストン
空港、ワシントン D.C.のロナルド・レーガン空港、
ニューヨークのラガーディア空港、シカゴ空港、ダ
ラス空港、マイアミ空港の発着枠や施設を譲渡す
ること。このうち、ロナルド・レーガン空港は保有
する発着枠のうち 52 枠、ラガーディア空港は 17 枠
をそれぞれ譲渡することになりました。USA と AAL
の合併による、新会社は世界最大規模の航空会社
となり、各地域で利便性の高い乗継便を運航でき
るとしています。
米国司法省は、USA と AAL の合併は、市場が寡
占となり、運賃が上昇するなど、消費者に不利益と
なるとして合併阻止する意向を示し提訴していまし
た。
お知らせ＆イベント
月のお知らせ＆イベント情報
クリスマスコンサート
月日（月祝）
日時　時分～時分
回目
時分～時分
回目
場所　館内Ｆ西棟展示室
費用　入館料のみ
内容　今年は、クラッシック声楽家・桜庭章子（さ
くらばあきこ）さんと、ジャズ演奏家の方の
競演です。飛行機に囲まれて、クリスマスソ
ングを中心とした演奏をお楽しみください。
※ 年末は月日（日）～月日（火）まで休館　となります。月は元旦から開館します。
航空科学博物館のイベント
12
12
【お問い合わせ】
00 00
０４７９‐７８‐０５５７
15 12
( ）時分～時分
日　時　月日水
場所ＮＡＡ本社ビル１Ｆミーティングホール
(財成
) 田国際空港振興協会上沢一博氏
講　師　一
内容接客で使える実用的な超初級のセミナー
です。
「参加型／接客マナー」
( ）・日金
( ）・日水
(）
日　時　月日金
時分～時分　場　所　事務局へお問い合わせください。
講　師　㈱ＧＭＲ　田井暢子氏
内　容　お客様とのコミュニケーションのとり方や
空港に特化した内容を紹介しながら分かり
やすく解説します。
「速戦中国語セミナー」
ＣＳセミナーのおしらせ
航空科学博物館
30 30
31
15 12
12
23
1
1 29
30
00
15
18
16
6
25
14 13
14
00
00
※中・英はテキスト別、韓はテキスト込の金額です。
（一財）成田国際空港振興協会
公益推進部　語学教室担当
TEL:0476-34-6333
【受賞者】
●松﨑麻代さん　ANA 成田エアポートサービス株式会社
藤田絵里子さん同上
西臺明子さん同上
●石上記代さん成田空港サービス株式会社
●成毛ロジェリオさん三栄メンテナンス株式会社
●吉田真由子さん　スターバックスコーヒー
●神山麻美さん　一般財団法人空港保安事業センター
●高木千聖さん空港ターミナルサービス株式会社
2 1
12
振興協会では、空港スタッフを対象とした語学教
成田空港 CS 協議会事務局は「CS Award 2013
12
12
語学教室受講生募集
CS アワード 2013Autumn 受賞者決定
Autumn」の受賞者を発表しました。
室の受講生を募集しています。一度無料体験する
受賞者には、成田空港 CS 協議会会長（NAA CS
ことも可能です。詳細は下記までご連絡ください。
推進室長）が各職場を訪問、表彰状の授与と記念
中国語初級：火曜日 18：00-18：55　6,000 円 / 月
品の贈呈が行われます。
中国語中級：火曜日 19：00-19：55　〃
今回は 6 社 8 名の受賞。社名と受賞者は下記の方々
韓国語初級：木曜日 18：00-18：55　7,000 円 / 月
です。
英語初級：木曜日 19：00-19：55　6,000 円 / 月
3
彼は、卒業式を待たずに旅立って行っ
た。１９７３年のドラフト会議で上位指
名され、南海ホークスに入団が決まった
からだ。
子供の頃から憧れていたプロ野球選手
への夢が叶い、大きな希望と家族や友人
達の期待、そして少しの不安を抱え彼は
旅立って行った。小倉駅から出発する彼
をチームメイトと共に見送った。当時の
南海ホークスには名選手「野村」がまだ
現役で選手兼監督でプレーしていた。捕
手として入団した彼にとっては、名捕手
「野村」を押し除けて１軍への道は厳しく
険しいものだった。
彼とは幼いころから共に野球に明け暮
れた中、私にとって憧れであり、自慢の
友であった。しかしプロのポジション取
りは厳しく数年後に現役を引退。スカウ
ターやコーチを歴任し球団名も変わり、
現在は福岡ソフトバンクホークス２軍の
監督をやっていると聞いていた。そんな
１０月のある日、嬉しいニュースが入っ
てきた。
「ホークス２軍が日本一に輝く！」
友が率いるチームが日本一になった。
結果を出さなければ簡単に切り捨てら
れ、ライバルとのし烈な戦いを制した者
だけが生き残れる弱肉強食のプロの世界。
１軍を目指して目をぎらつかせて練習す
る選手を統制し管理し、優勝に導いた彼
の指導力はどんなものだろう。嬉しさと
共に彼に会いたくなった。
私も会社組織の中で数名の部下を持ち、
会社の発展と利益を目指す者のとして、
彼の指導のノウハウを伝授して欲しいと
強く思った。
正月の帰郷の折には彼と久々に会い、
優勝のお祝いと若かった頃のバカな昔話
や優勝までの苦労話を交えて部下指導法
について教えてもらうことにしよう。も
ちろん美味しいお酒と博多のモツ鍋を囲
んで。
（Y・K）
9
新年賀詞交歓会のご案内
年頭恒例の『成田国際空港新年賀詞交歓会』を下記により開催いたします。
賀詞交歓会は、成田空港関連企業が正月慣例の挨拶まわりを省略し、一堂に会して相互間
の友誼・親睦を深める機会づくりを目的としています。
現在、新規会員を募集中ですので、入会を希望される企業は１２月１８日 ( 水 ) までに事務局
へお問い合わせください。
日　時：平成２６年１月６日 ( 月 ) 14：0 0 ～ 15：0 0（13：30 受付開始）
会　場：ＡＮＡクラウンプラザホテル成田　大宴会場『オーキッド』
参加者：官公署、会員企業・団体
会　費：２万円（１企業）
主　催：日本空港ビルデング株式会社【当番幹事】
全日本空輸株式会社
日本貨物航空株式会社
成田国際空港株式会社
日本航空株式会社
事務局：一般財団法人成田国際空港振興協会（℡ .0476-34-6343）
ETC全車装備
ランプ内・貨物地区走行可能
１BOX・ナビ付車両有り

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