流通・マーケティングにおける イノベーションの展望

流通大会
2017年の流通・マーケティング 戦略
流通・マーケティングにおける
イノベーションの展望
2017. 2. 8
9 10
2017
ベルサール九段(東京都千代田区九段北1-8-10)
主催
後援
経済産業省、日本商工会議所、東京商工会議所、日本スーパーマーケット協会、
日本小売業協会、日本チェーンストア協会、日本プロモーショナル・マーケティング協会、
日本ボランタリーチェーン協会、日本食糧新聞社、流通システム開発センター
流通経済研究所は設立 50 周年を迎えました
2017年
2 8
水
流通・マーケティングにおけるイノベーションの展望
市場・制度・情報通信技術などの流通を取り巻く環境が大きく変化する中、消費財流通
に関わる事業者は、流通・マーケティングにおけるイノベーションを推進することが求
められています。本セッションでは消費財流通に関わる政策の方向性や重要課題を報告
するほか、生活者の変化へ積極的に対応し、流通・マーケティングのイノベーションを
進めるための、消費財流通事業の戦略展開の方向性について検討・提言してまいります。
時間
9:30 ~ 9:45
講演テーマ・講演者
ご挨拶と問題提起
公益財団法人 流通経済研究所 専務理事 加藤
弘貴
消費と流通の今を捉え、
先を読む2017
9:45 ~ 11:05
● 2017 年の市場、制度などの変化がもたらすリスクとチャンス
…マクロの変化を捉え、何をすべきか考える
●流通経済研究所スタッフによる小売業態構造の将来推計 2025
…スーパー、コンビニ、ドラッグ、生協、ネットはどこまで伸びるか
●市場、流通の中期展望と検討課題…2020 五輪年に向けた中期戦略キックオフ
公益財団法人 流通経済研究所 理事/拓殖大学 商学部教授 根本
重之
わが国流通の課題と経済産業省の流通政策について
11:20 ~ 12:20
これからの流通を展望する上で、産業レベルのマクロ的な観点を持つことが重要です。経済産業省
の流通政策ご担当者より、日本の流通に関わる課題認識、流通政策の考え方と方向性について解説
いただきます。
経済産業省 商務情報政策局 商務流通保安グループ 流通政策課長 林
12:20 ~ 13:20
昼食休憩(昼食+懇親会)
揚哲
氏
※御弁当をご用意いたします。また別ルームにて懇親いただけるよう
デザート類や飲み物を召し上がっていただけるスペースを設けます。
セブン−イレブン・ジャパンの事業戦略と改革アプローチ
13:20 ~ 14:40
競合他チェーンを大きく上回る平均日販の高さにも表れる通り、商品力や店舗力の高さで、国内の
コンビニ市場をけん引するセブン - イレブン・ジャパン。代表取締役社長の古屋一樹氏に登壇いた
だき、セブン−イレブンの事業展開をめぐり注力している取り組みや課題意識、今後の展望につい
てお話いただきます。
株式会社セブン−イレブン・ジャパン 代表取締役社長 古屋
一樹
氏
国内のEC市場をけん引するAmazonが描く成長戦略
14:55 ~ 16:15
国内の EC 市場をけん引する Amazon の利用は年々拡大し、消費財の購入先チャネルとして存在感
を増しています。他を大きく引き離す豊富な商品力のほか、物流網の強化・拡大を通じて配送スピー
ドを高めるなど、事業成長を加速させています。今回はアマゾンジャパン・消費財事業本部の前田
氏に登壇いただき、注力している取り組みや、今後の成長戦略についてお話いただきます。
アマゾンジャパン合同会社 消費財事業本部 統括事業本部長 バイスプレジデント 前田
宏
氏 『経営革新』
16:30 ~ 17:40
激しく変化する環境下で企業が成長し続けるには、経営革新を継続することが不可欠である(変化
が速い消費財ビジネスでは殊更)。この変革=トランスフォーメーションこそが明日の企業をつくる
唯一の創造的行為であると考えている。サントリーで推進してきた近現代における企業活動の変革
の事例を中心に、経営革新について語りたい。更にそれを推進していくためのリーダーシップのあ
り方にも言及したい。
公益財団法人 流通経済研究所 理事長/サントリーホールディングス株式会社 最高顧問 青山
※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。
繁弘
2017年
2 9
木
環境変化への対応と流通ビジネスの価値創造
セッション前半では 2017 年の国内経済の動向・展望や、購買促進に向けたマーケティ
ング活動の対応と方向性について有識者より提言いただきます。後半では、多様化する
顧客ニーズを捉え、有効なマーケティング活動やコミュニケーションを実践する有力企
業を講演者に招き、取り組み事例や注力しているポイントを報告いただきます。
時間
講演テーマ・講演者
2017年の日本経済の動向と展望について
9:35 ~ 11:00
米国でトランプ大統領の就任が決まり、海外情勢は不透明化している。景気はようやく上向きの変
化が感じられるが、賃上げや企業決算に重石がかかっている状況は厳しいと見られる。将来につい
て、いくつかのシナリオを検討して、2017 年の経済をわかりやすく描きたい。
株式会社第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト 熊野
英生
氏
Tポイントを基軸としたマーケティングの進化と今後の事業戦略(仮題)
11:15 ~ 12:30
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の共通ポイント「T ポイント」は、小売チェーンや外食・
サービスなど加盟企業のネットワークが広く、T ポイントによる集客・販促効果の高さには定評が
あります。加盟チェーンの購買履歴データを活用したマーケティング支援を手がける CCC マーケ
ティングより、ポイントプログラム・データ分析を通じたマーケティング支援のアプローチや、今
後描いている事業戦略についてお話いただく予定です。
CCC マーケティング株式会社 取締役 (営業担当) 佐藤
12:30 ~ 13:20
淳
氏
昼食休憩 (御弁当をご用意いたします)
差別化に向けて阪急オアシスが推進する事業戦略とマーケティング
13:20 ~ 14:35
SM の激戦地での店舗展開でありながら、業績が堅調な阪急オアシス(大阪)では、近年強化を進
めている高質食品専門館が商圏での支持を広げています。商品戦略のほか、顧客理解に基づくマー
ケティング活動に定評がある同社より、需要獲得に向けた営業・マーケティング戦略についてお話
いただきます。
株式会社阪急オアシス 執行役員 営業本部 営業政策部長 尾崎
俊介
氏
地域のSMを取り巻く市場環境とシジシージャパンの対応戦略
14:50 ~ 16:05
全国の中堅・中小スーパー約 220 社が加盟する CGC グループの本部機能を担うシジシージャパンは、
商品供給や物流、システム・営業支援などを通じ、加盟スーパーの事業活動をサポートしています。
各地域の SM を取り巻く営業環境や課題を踏まえた、シジシージャパンとしての対応戦略について
お話いただきます。
株式会社シジシージャパン 常務取締役 企画本部 本部長 芹澤
政満
氏 マツモトキヨシが推進する成長戦略と需要創出に向けた取り組み
16:20 ~ 17:40
マツモトキヨシは都市部を中心に、生活者ニーズやライフスタイルへの柔軟な対応を重ねることで
販売力を高めてきました。近年は、購買履歴データを活用した CRM 施策や、スマホアプリを活用
した販促展開など、先進的なマーケティングを通じ収益力を高めています。今回は成田一夫代表取
締役社長に登壇いただき、注力する取り組みや今後の成長戦略をテーマにお話いただきます。
株式会社マツモトキヨシ 代表取締役社長 成田
※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。
一夫
氏
2017年
2 10
金
A 会場
店舗・売場の活性化と需要創出の視点
EC が成長する中で、既存の小売業は店頭・商品を通じたショッパーとの関係性がこれま
で以上に重要になると考えられます。報告前半では、近年のショッパー研究から得られた
知見を紹介し、小売業の競争力強化に向けた話題力の活用、リテールテクノロジー等を活
用した店頭活性化の方向性について提言します。報告後半は、小売業の実務家より、マー
ケティング戦略、IT 活用、商品戦略などの先進的な取り組みについて報告いただきます。
時間
講演テーマ・講演者
“話題力”によるチェーン小売業の競争力強化
9:30 ~ 10:50
チェーン小売業では既存店の活性化が最重要テーマとなっています。既存店の活性化のためには、
新規顧客を取り込めなければなりません。新規顧客を取り込むためには,そのきっかけとなる “ 話
題力 ” がなければなりません。本テーマでは、売上だけでなく、“ 話題力 ” を上げるためのチェーン
小売業の経営スタンスと売場作りのあり方について提言します。
公益財団法人 流通経済研究所 客員研究員/横浜国立大学大学院 准教授 寺本
高
リアル店舗活性化に向けた店頭の課題
11:05 ~ 12:15
流通経済研究所ではリテールテクノロジーの活用や、新しい発想を通じリアル店舗における売場訴
求力の向上に取り組む実証研究を推進しています。今回はその研究成果に基づき、売場内のショッ
パーの行動特性を考慮した施策の方向性について提言します。
公益財団法人 流通経済研究所 研究員 三坂
12:15 ~ 13:10
昼食休憩
昇司
(御弁当をご用意いたします)
イオンマーケティングによる講演プログラム
13:10 ~ 14:30
イオンマーケティングでは、イオングループの利用顧客のビッグデータ分析を通じたマーケティン
グ支援や、プロモーション提案を手がけています。現在の取り組みや、顧客基点のマーケティング
活動の展望などについてお話いただく予定です。
※タイトルやプログラム内容の詳細につきましては、流通大会のホームページ上で近日中に情報更
新いたします。 http://www.dei.or.jp/ryutsu_fes/schedule.php
イオンマーケティング株式会社 取締役 コンシューマーマーケティング担当 佐藤
健一
氏
トライアルグループが取り組むIT活用戦略と、
ショッピングカートを通じた購買促進の取り組み
14:45 ~ 16:05
九州エリアを中心にスーパーセンター等を展開するトライアルホールディングスは IT 活用に定評が
あるチェーンです。現在、専用タブレットを取り付けたショッピングカートを一部店舗で導入し、
来店したショッパーへの購買を促す実験を展開しています。トライアルホールディングス、および
当取り組みをサポートする Remmo 社に登壇いただき、取り組み内容や今後の展開についてお話い
ただきます。
株式会社トライアルホールディングス 専務取締役 グループ CIO 西川
晋二
株式会社 Remmo 社長執行役員 CEO 粥川 直人
氏 氏 ファミリーマートが推進する商品改革を通じた需要創出の取り組み
16:20 ~ 17:40
「Fun & Fresh」という戦略テーマを掲げるファミリーマートでは、商品での差別化戦略の一環として、
中食をはじめとした商品改革を推進しています。利用者の間でも商品への支持が広がる中、同社の
商品改革において注力しているポイントや、今後の方向性についてお話いただきます。
株式会社ファミリーマート 取締役 専務執行役員 本多
※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。
利範
氏
2017年
2 10
金
B 会場
物流・ロジスティクスから捉える流通革新の方向性
消費財流通において物流・ロジスティクスは変革のキーファクターとなっています。人手不足
が深刻化する中でロジスティクスの成否が企業の収益性に強く影響するとともに、宅配・EC
に向けたサービス革新が物流分野で進んでいます。本セッションでは物流・ロジスティクスか
ら流通革新の方向性を考えるべく、消費財サプライチェーンの領域で先進する実務家を招き、
現状における課題意識や、革新に向けた今後の注力方向について報告いただきます。
時間
講演テーマ・講演者
物流・ロジスティクスの企業間連携による流通革新
9:30 ~ 11:00
消費財流通をサプライチェーンとして見ると、依然として大きなムダ・ムラ・ムリが存在しています。消費
財流通は多数の事業者から構成されるため、こうした問題を解決するには、企業間の連携、すなわち製・配・
販による垂直連携、共同物流等の水平連携が必要です。流通経済研究所が推進している製・配・販連携協議
会や共同物流研究会の活動成果をもとに、企業間連携による流通革新の方向・課題について報告します。
●消費財サプライチェーンにおける問題認識 ●製・配・販の企業間連携による返品削減・配送効率化
●複数メーカーが連携した共同物流の課題と方向 ●物流・ロジスティクスからの流通革新に向けて
公益財団法人 流通経済研究所 専務理事 加藤
弘貴
公益財団法人 流通経済研究所 研究員
木島 豊希
アークスの商品政策とロジスティクス政策
11:10 ~ 12:30
リージョナルスーパーの代表企業アークス/ラルズでは、ドミナント商圏における競争力を高めるため、商品
力の強化を進めるとともに、配送頻度・ロットの効率化、納品期限を強制しないなどロジスティクス面でも先
行的な取り組みを進めています。商品政策・ロジスティクス政策の現状と方向性についてお話しいただきます。
●アークスグループの事業概要 ●商品政策の考え方、重点施策と今後の方向 ●(商品政策実現のための)ロジスティクスの現状体制・課題と今後の方向 ●サプライヤー(メーカー・卸)へ期待すること
アークスグループ 株式会社ラルズ 常務取締役 商品統括部生鮮食品グループ担当
兼 ロジスティクスグループ担当
12:30 ~ 13:30
松尾 直人
氏
昼食休憩 (御弁当をご用意いたします)
イトーヨーカ堂の物流改革−現状の課題と今後の方向性
13:30 ~ 14:50
小売業の中でいち早くリスク MD を徹底してきたイトーヨーカ堂は、発注精度・在庫管理に注力するとと
もに、近年は、専用センター・サプライヤーを含む商品供給体制の全体最適化に向けた物流改革を進めて
います。また、ネットスーパー事業ではリアル店舗を補完する機能としてお届け品質を重視した配送に取
り組んでいます。グループ物流改革の方向性なども含め現状と今後の方向性についてお話いただきます。
●イトーヨーカ堂の事業概要と商品供給・物流の考え方 ●専用センターの拠点政策、運営面における取り組み ●ネットスーパーのロジスティクスの課題 ●全体最適化に向けた物流改革の方向性
株式会社イトーヨーカ堂 執行役員 物流室長(グループ物流改革プロジェクト兼務)
飯原
正浩
氏
中国への越境ECのロジスティクスの現状と今後の方向性(仮題)
15:00 ~ 16:00
中国・アジア各国を中心に輸送サービスを提供する物流事業者である順豊エクスプレス社より、中国
への越境 EC のロジスティクスの現状と今後の方向性についてお話しいただく予定です。
※プログラム内容の詳細につきましては、流通大会のホームページ上で近日中に情報更新いたします。
http://www.dei.or.jp/ryutsu_fes/schedule.php
順豊エクスプレス株式会社 営業本部 セールスコンサルタント 大司
豊一
氏 消費財サプライチェーンの改革―現状の課題と今後の展望
16:10 ~ 17:30
大手日用品卸売業 PALTAC とメディセオにおいて代表取締役副社長を歴任し、物流・ロジスティクス
面から中間流通の改革を主導してきた山岸氏より、消費財サプライチェーンの改革・革新をテーマに、
現状の課題認識と今後の展望についてお話しいただきます。
●わが国消費財流通における物流・取引の課題 ● PALTAC、メディセオにおける取り組み
●これからの消費財サプライチェーンの革新の方向性など
株式会社 PALTAC 特別顧問/株式会社メディセオ 特別顧問 山岸
※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。
十郎
氏
公益財団法人 流通経済研究所の概要
沿 革
流通経済研究所は、
1963年
(昭和38年)
に田島義博が創立した任意団体流通経済研究所が母体となって、
1966年
(昭和41年)
10月に財団法人に改組し、設立されました。
以後、流通・マーケティング専門のシンクタンクとして、
50年にわたり、各種の研究調査を実施しています。
さらに 2013年
(平成25年)
4月1日からは、
「公益財団法人 流通経済研究所」として新たにスタートいたしました。
設立以来、
研究所は、
政府・自治体等の流通政策に関する研究調査やそれに基づく提言を実施するとともに、
産業界や個別企業等に対して実践的なコンサルティング活動等を実施しています。
また、
流通・マーケティングに関する数多くの人材を学界に送り出しており、
産・官・学の連携を担う機能を果たしています。
設立の目的
流通経済研究所は、
流通経済に関する研究調査、情報収集・発信・普及啓蒙及び人材の育成等を通じて
流通及びマーケティングの改善を図り、
日本及び世界経済の均衡ある発展に寄与することを目的としています。
事業内容のご案内
【 共同研究会事業 】
製配販協働でのマーチャンダイジング(MD)の革新を考える
店頭研究事業
(業態別ディマンドチェーン開発共同研究機構)や、
流通の主要な専門テーマ別に設けた各種研究会を主宰しています。
【 委託調査・コンサルティング事業 】
行政関連団体より受託する政府系委託調査や、
民間企業の委託による市場調査を展開しています。
このほか個別企業の依頼に応じたコンサルティング事業を手掛けています。
【 人材開発 】
流通・マーケティングの知識、ノウハウ習得を目的とした公開講座の運営や、
個別企業向け研修を手掛けています。
また、
最新の流通問題をテーマに扱うセミナーも定期的に開催しています。
【 情報サービス事業 】
国内外の流通・マーケティングに関する各種情報を収集・提供しています。
また、
研究開発の成果を、機関誌「流通情報」をはじめとした刊行物や、
レポート出版物を通じて公表しています。