CKD 診療ガイド 付表:腎機能低下時の薬剤投与量 本表はあくまでも参考であり,実際の処方時には各製薬会社の添付文書など最新の情報を得ることが望 ましい.また,腎機能低下時の薬物投与については必要に応じて腎臓専門医へコンサルトしてください. 薬 剤 名 一般名 ウラピジル 商品名 エブランチル 製薬会社 科 研 α 塩酸ブナゾシン デタントール R エーザイ 遮 断 薬 塩酸プラゾシン ミニプレス ファイザー メシル酸ドキサ カルデナリン シン ファイザー アテノロール アストラゼネカ テノーミン 塩酸アセプト アセタノール ロール β 遮 断 薬 塩酸カルテオ ミケラン LA ロール 塩酸ベタキソ ケルロング ロール 酒石酸メトプロ セロケン ロール ニプラジロール ハイパジール ピンドロール カルビスケン フマル酸ビソプ メインテート ロロール α 塩酸アロチノ アルマール β ロール 遮 断 カルベジロール アーチスト 薬 アラセプリル セタプリル Ccr (mL/min) 10∼50 30∼120 mg 分2 3∼9 mg 分1 1∼15 mg 分 2∼3 0.5∼16 mg 分1 25∼100 mg 分1 25 mg 分1 HD (透析) <10 × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 25 mg 透析後(週 3 回) ○ 分1 25 mg 48h 毎 腎機能正常者の 200∼600 mg 腎機能正常者の 25%に減量する 50%に減量する 分 1∼3 など慎重投与 など慎重投与 10∼30 mg 15 mg 7.5 mg 3.75 mg 大 塚 分1 分1 分1 分1 5∼20 mg 2.5∼10 mg 三菱ウェル 分1 分1 60∼120 mg アストラゼネカ 腎機能正常者と同じ 分 2∼3 6∼18 mg 興和創薬 腎機能正常者と同じ 分2 5∼15 mg 5∼10 mg アルフレッサ 分3 分 1∼2 重篤な腎機能障害のある患者では薬物の代謝排 5 mg 泄が遅延し作用が増強するおそれがあるので慎 田 辺 分1 重投与 大日本住友 第一三共 大日本住友 ACE 田 辺 塩酸キナプリル コナン 三菱ウェル 阻 害 塩酸テモカプリ エースコール 薬 ル 第一三共 塩酸デラプリル アデカット 武 田 塩酸ベナゼプリ チバセン ル ノバルティス 20∼30 mg 分2 2.5∼20 mg 分 1∼2 25∼100 mg 分 1∼2 2.5∼10 mg 分1 5∼20 mg 分1 1∼4 mg 分1 30∼120 mg 分 1∼2 2.5∼10 mg 分1 透析 濃度 性 測定 腎機能正常者と同じ 中 外 塩酸イミダプリ タナトリル ル 88 >50 ? × × × × × × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者より少量から投与を開始する × 25 mg 分 1∼2 △× 5 mg 減量の必要なし Ccr<30 では低用量(例えば 2.5 mg)から投与 1∼3 mg 減量の必要なし 分1 減量の必要なし 2.5∼5 mg 分1 2.5 mg 分1 分1 2.5 mg 分1 ○ × × ? × 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 >50 Ccr (mL/min) 10∼50 HD (透析) <10 腎障害では 1 日 1 回 0.25 mg より開始.血清 Cr 3 mg/dL 以上の インヒベース 中 外 トランドラプリ ル ペリンドプリル 阻 エルブミン 害 マレイン酸エナ 薬 ラプリル オドリック/ プレラン 腎障害では 1 日 1 回 0.5 mg より開始.Ccr≦30 または血清 Cr 3 mg/dL 以上の場合減量または投与間隔を延長 2∼4 mg 2 mg 2 mg 第一三共 分1 24∼48h 毎 透析日分 1 5∼10 mg 万 有 減量など慎重投与 分 1∼2 2.5∼15 mg (*)2.5∼10 mg (*) 2.5∼5 mg (*) アストラゼネカ 2.5∼20 mg 分 1(*Ccr 30 mL/分以下の場合,投与量を半量 /塩野義 分1 もしくは投与間隔を伸ばす) 第一三共/興和 10∼40 mg 減量など慎重投与 低用量から投与 創薬 分 1∼2 ACE シラザプリル リシノプリル コバシル レニベース ゼストリル/ ロンゲス ARB オルメサルタン オルメテック メドキソミル カンデサルタン ブロプレス シレキセチル テルミサルタン ミカルディス 薬 バルサルタン ディオバン 日本新薬/中外 武 田 2∼12 mg アステラス/ 20∼80 mg ベーリンガー 分1 ノバルティス ロサルタンカリ ニューロタン ウム 万 有 アゼルニジピン カルブロック 第一三共 塩酸エホニジピ ン 塩酸ジルチアゼ ム 塩酸ニカルジピ ン 塩酸バルニジピ ン ランデル ペルジピン LA ヒポカ アテレック Ca 拮 ニソルジピン バイミカード 抗 薬 ニトレンジピン バイロテンシン ニフェジピン徐 アダラート CR 放剤 ニルバジピン ニバジール フェロジピン スプレンジール ベジル酸アムロ アムロジン/ ジピン ノルバスク ベニジピン塩酸 コニール 塩 ベラパミル ゼリア/塩野義 40∼160 mg 分1 25∼100 mg 分1 8∼16 mg 分1 20∼60 mg 分 1∼2 ○ ? ○ ○ × 減量など慎重投与 低用量から投与 × 減量など慎重投与 低用量から投与 × 減量など慎重投与 低用量から投与 × 減量など慎重投与 低用量から投与 × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 100∼200 mg 重篤な腎機能障害患者では薬物の代謝排泄が遅 × 分1 延し,作用が増強する恐れがあるので慎重投与 40∼80 mg アステラス 腎機能正常者と同じ × 分2 5∼15 mg アステラス 腎機能正常者と同じ × 分1 5∼20 mg 武 田 腎機能正常者と同じ × 分1 5∼20 mg 持 田 腎機能正常者と同じ × 分1 5∼10 mg バイエル 腎機能正常者と同じ × 分1 5∼10 mg 三菱ウェル 腎機能正常者と同じ ? 分1 20∼40 mg バイエル 腎機能正常者と同じ × 分1 4∼8 mg アステラス 腎機能正常者と同じ × 分2 5∼20 mg アストラゼネカ 腎機能正常者と同じ × 分2 大日本住友/ 2.5∼5 mg 腎機能正常者と同じ × ファイザー 分1 2∼8 mg 協 和 腎機能正常者と同じ × 分 1∼2 アボットジャパ 120∼240 mg 腎機能正常者 慎重投与 × ン/エーザイ 分3 と同じ ヘルベッサー R 田 辺 塩酸マニジピン カルスロット シルニジピン 場合減量または投与間隔を延長 透析 濃度 性 測定 ワソラン 89 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 そ の 他 降 圧 薬 商品名 酢酸グアナベン ワイテンス錠 ズ アルフレッサ 硝酸イソソルビ ニトロール R ド カプセル エーザイ 冠 拡 ニコランジル 張 薬 ニトログリセリ ン アデノシン三リ ン酸二ナトリウ ム 塩酸アミオダロ ン シグマート 中 外 ニ ト ロ ダ ー ム ノバルティス/ TTS/ニトロペン 日本化薬 アデホス 腸溶 興和創薬 錠・顆粒 >50 4 mg 分2 Ccr (mL/min) 10∼50 × 腎機能正常者と同じ ○ 適 量 腎機能正常者と同じ × 120∼300 mg 分3 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × ○ × ○ ○ ○ 腎機能正常者と同じ × ○ 腎機能正常者と同じ × ○ 腎機能正常者と同じ × ○ ジギトキシン ジギトキシン 塩 野 義 0.05∼0.1 mg 24h 毎 0.05∼0.1 mg 24h 毎 ジゴキシン ジゴキシン KY・ アステラス・ 0.25∼0.5 mg ハーフジゴキシ トーアエイヨー 分1 ン KY/ジゴシン /中外 塩酸リドカイン キシロカイン ジソピラミド ピモベンタン アベンティス リスモダンカプ 中 外 セル リスモダン R 中 外 アカルディ ベーリンガー メチルジゴキシ ラニラピッド ン 中 外 アセタゾラミド ダイアモックス 三和化学 利 尿 アゾセミド 薬 インダパミド 90 ダイアート 三和化学 ナトリックス 大日本住友 透析 濃度 性 測定 腎機能正常者と同じ 40 mg 分2 15 mg 分3 50 mg 分 1∼2 75∼150 mg 分2 塩酸プロパフェ プロノン ノン 塩酸メキシレチ メキシチール ン HD (透析) ? コハク酸シベン シベノール ゾリン 酢酸フレカイニ タンボコール ド 塩酸プロカイン アミサリン アミド <10 腎機能正常者と同量を慎重投与,場合により減量 200 mg 分 1∼2 1回 第一三共 50 mg 分 2∼3 1回 第一三共 0.25∼0.5 g 3∼6h 毎 トーアエイヨー 450 mg /アステラス 分3 300∼450 mg ベーリンガー 分3 1回 アストラゼネカ 50∼100 mg トーアエイヨー 300∼450 mg /アステラス 分3 100∼200 mg エーザイ 分2 アンカロン 塩酸ピルジカイ サンリズム ニド 抗 不 整 脈 薬 ・ 強 心 薬 製薬会社 300 mg 分3 300 mg 分2 5 mg 分2 1回 25∼50 mg 分 1∼2 1回 0.25∼0.5 g 12h 毎 1回 25∼50 mg 48h 毎 1回 25∼50 mg 毎 HD 後 1 回 0.25∼0.5 g 12∼24h 毎 0.125 mg 24h 毎 25 mg 低血糖を起こす × 分1 ため禁忌 50∼150 mg × 分2 0.025∼0.075 0.025∼0.075 mg mg × 24h 毎 週 2∼3 回 0.125 mg 48h 毎 0.125 mg 週 3∼4 回 150∼200 mg 100 mg 100 mg (20≦Ccr<50) (Ccr<20) 分1 分 1∼2 分1 150∼200 mg 腎排泄性なので 分 1∼2 徐放製剤は適さない 腎機能正常者と 低用量から開始 同じ (2.5∼5 mg/day) 0.05∼0.1 mg 分1 0.05∼0.1 mg 24h 毎 125∼1,000 mg 分 1∼4 60 mg 分1 0.5∼2 mg 分1 125 mg 12h 毎 0.025∼0.05 mg 24∼48h 毎 125 mg 分1 ○ ○ ○ × ○ × ○ × ○ × 0.05 mg 週 3∼4 回 × 125 mg 週3回 × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ ? ○ 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 スピロノラクト アルダクトン A ファイザー ン 利 尿 フロセミド ラシックス 薬 トリクロルメチ フルイトラン アジド 塩酸モルヒネ アンペック坐薬 オキシコドン塩 オキシコンチン 酸塩 フェンタニル デュロテップ パッチ MS コンチン 麻 薬 硫酸モルヒネ徐 放剤 カディアン ピーガード錠 パシーク リン酸コデイン リン酸コデイン 塩酸ブプレノル 非 麻 フィン 薬 性 鎮 ペンタゾシン 痛 薬 レペタン注 ソセゴン注/ ペンタジン注 ソセゴン錠/ ペンタジン錠 アセトアミノ カロナール フェン インダシン/ インドメタシン インテバン SP ジクロフェナク ボルタレン錠 ナトリウム スリンダク クリノリル 鎮 スルピリン 痛 薬 ナブメトン メチロン注 レリフェン フルルビプロ フェンアキセチ ロピオン注 ル メロキシカム 片 頭 痛 治 療 薬 モービック ロキソプロフェ ロキソニン ンナトリウム 安息香酸リザト マクサルト リプタン ゾルミトリプタ ゾーミック ン >50 Ccr (mL/min) 10∼50 50∼100 mg 分割 HD (透析) <10 禁忌 40∼80 mg 腎機能正常者と同じ 分1 2∼8 mg 塩 野 義 慎重投与 禁忌 分 1∼2 10∼60 mg 大日本住友 75%に減量 50%に減量 分3 10∼80 mg 塩 野 義 減量の必要はないが慎重投与 12h 毎 1回 協和/ヤンセン 2.5 mg∼適量 慎重投与 72h 毎 20∼120 mg 塩 野 義 75%に減量 50%に減量 12h 毎 20∼120 mg 大日本住友 75%に減量 50%に減量 24h 毎 腎機能障害のある患者では,代謝・排泄が遅延し,副作用があら 田 辺 われるおそれがあるので慎重投与 30∼120 mg 武 田 75%に減量 50%に減量 24h 毎 60 mg 60 mg 45 mg 武 田 分3 分3 分3 0.2∼0.3 mg 大 塚 減量の必要なし 6∼8h 毎 1 回 15 mg アステラス/ 3∼4h 毎 減量の必要なし 第一三共 1 回 25∼50 mg 3∼5h 毎 1,500 mg 血中濃度は上昇するものの,本邦の投与量が過小 昭和薬化工 分3 なため減量の必要なし 万有/ 25∼75 mg 大日本住友 分 1∼3 25∼100 mg ノバルティス 分 1∼3 キョーリン/ 300 mg 万有 分2 1 回 0.25 g 第一三共 2 回まで 減量の必要はないが,腎障害を 800 mg 減量の必要なし 三和化学 きたすため慎重投与 分1 1 回 50 mg 科 研 ゆっくり 静注 第一三共/ 10 mg ベーリンガー 分1 60∼180 mg 第一三共 分 1∼3 1 回 10 mg エーザイ 腎機能正常者と同じ 禁忌 最大 20 mg 1 回 2.5∼5 mg アストラゼネカ 腎機能正常者と同じ 最大 10 mg アベンティス 透析 濃度 性 測定 × × ? × ? × ? ? × ? ? × × × × × × ? × × × × × ? 91 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 総 合 感 冒 薬 製薬会社 配合剤 PL 塩 野 義 エスタゾラム ユーロジン 武 田 エチゾラム デパス 三菱ウェル 塩酸クロルプロ マジン 塩酸プロメタジ ン 塩酸ヒドロキシ ジン 塩酸リルマザホ ン ウインタミン/ 塩野義/ コントミン 三菱ウェル クアゼパム ピレチア 塩 野 義 アタラックス ファイザー リスミー 塩 野 義 ドラール 三菱ウェル クエン酸タンド セディール スピロン 大日本住友 クロチアゼパム リーゼ 三菱ウェル ジアゼパム 催 眠 ・ 鎮 静 ・ 抗 不 安 ・ 麻 酔 薬 商品名 セルシン/ ホリゾン 酒石酸ゾルピデ マイスリー ム ゾピクロン アモバン チアミラールナ イソゾール トリウム 武田/ アステラス アステラス/ アベンティス 中外/ 三菱ウェル 日 医 工 チオペンタール ラボナール 田 辺 ナトリウム グランダキシン トフィソパム 持 田 錠・細粒 トリアゾラム ハルシオン ファイザー ニトラゼパム ベンザリン 塩 野 義 ハロペリドール セレネース錠 フルニトラゼパ ム 大日本住友 ロヒプノール錠 中 外 ロヒプノール注 プロチゾラム レンドルミン ベーリンガー ミダゾラム ドルミカム アステラス ロフラゼプ酸エ メイラックス チル 92 明 治 >50 4 g/day 分4 1 回 1∼4 mg 眠前 1∼3 mg 分 1∼3 30∼450 mg 分割 5∼200 mg 分 1∼3 30∼150 mg 分 2∼4 1 回 1∼2 mg 眠前 15∼30 mg 眠前 30∼60 mg 分3 15∼30 mg 分3 4∼15 mg 分 2∼4 5∼10 mg 分 1,就寝直前 1回 7.5∼10 mg 眠前 2.5% 生食 20 mL に 1A 3∼5 mg/kg 150 mg 分3 1回 0.125∼0.5 mg 眠前 1回 5∼15 mg 眠前∼分割 0.75∼6 mg 分 1∼2 0.5∼2 mg 分1 (眠前) 1回 0.5∼1.5 mg 1 回 0.25 mg 眠前 適量 1∼2 mg 分 1∼2 Ccr (mL/min) 10∼50 HD (透析) <10 透析 濃度 性 測定 減量の必要はないが慎重投与 ? 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ ? 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 減量の必要なし ? 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 慎重投与 × 減量の必要なし 75%に減量 × 腎機能正常者と同じ ? 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ 腎機能正常者と 同じ 50%に減量 腎機能正常者と同じ × × × 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 塩酸クロミプラ アナフラニール アルフレッサ ミン 抗 う つ 薬 塩酸セルトラリ ジュイゾロフト ファイザー ン 塩酸パロキセチ パキシル G S K ン 塩酸ミルナシプ トレドミン 旭 化 成 ラン スルピリド ドグマチール アステラス マレイン酸フル デプロメール/ 明治/ ボキサミン ルボックス アステラス ガバペンチン ガバペン 抗 け い れ ん 薬 カルバマセピン テグレトール ファイザー ノバルティス 協 和 フェニトイン 大日本住友 興和創薬/協和 フェノバルビ フェノバール タール 第一三共 型ア 認ル 知ツ 症ハ 治イ 療マ 薬ー 塩酸ドネペジル アリセプト エーザイ パ ー キ ン ソ ン 病 薬 塩酸アマンタジ シンメトレル ン ノバルティス 臭化パンクロニ ミオブロック 筋 ウム 弛 緩 薬 臭化ベクロニウ マスキュラック ム ス 抗 凝 固 ・ 抗 血 小 板 薬 アスピリン アスピリン アスピリン・ダ バファリン イアルミネート (81 mg 錠) 配合 Ccr (mL/min) 10∼50 50∼225 mg 分 1∼3 HD (透析) <10 減量の必要なし 透析 濃度 性 測定 × 25∼100 mg 腎機能正常者と同じ 分1 10∼40 mg 5∼30 mg 5∼20 mg 分1 分1 分1 50∼100 mg 25∼75 mg 25∼50 mg 食後分割 食後分割 食後分割 150∼600 mg 50∼300 mg 50∼100 mg 分3 分3 分1 50∼150 mg 腎機能正常者と同じ 分2 (≧60) (30∼59) (15∼29) (5∼14) 600∼2,400 mg 400∼1,000 mg 200∼500 mg 100∼200 mg 初日 1 回 初日 1 回 初日 1 回 初日 1 回 200 mg,分 3 200 mg,分 2 200 mg,分 1 200 mg,分 1 維持量 維持量 維持量 維持量 1 回 400∼ 1 回 300∼ 1 回 300∼ 200 mg を 600 mg 400 mg 400 mg HD 後 (クリアチニンク 分3 分2 分1 × × ? ○ × ○ ○ ○ ○ 腎機能正常者と同じ ○ ○ 腎機能正常者と同じ × ○ 腎機能正常者と同じ × ○ ○ ○ リアランスが 5 mL/min に近い患 者 で は 1 回 200 mg 2 日に 1 回を 考慮する)※ デパケン バルプロ酸ナト リウム セレニカ R/ デパケン R アレビアチン >50 オルガノン/ 第一三共 オルガノン/ 第一三共 各 社 ブリストル 200∼1,200 mg 分 1∼4 400∼1,200 mg 分 2∼3 400∼1,200 mg 分 1∼2 200∼300 mg 分3 30∼200 mg 分 1∼4 3∼5 mg 分1 100 mg/day 分 1∼2 0.06∼0.1 mg/kg one shot 0.08∼0.1 mg/kg one shot 0.5∼4.5 g 分 1∼3 81 mg 分1 15∼100 mg 分 1∼2 腎機能正常者と同じ 1回 100 mg 2∼3 日毎 0.03∼0.05 mg/kg one shot 1回 50∼100 mg 7 日毎 × 禁忌 禁 忌 × ○ 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同量を慎重投与 ○ 腎機能正常者と同量を慎重投与 ○ (○) 93 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 >50 Ccr (mL/min) 10∼50 <10 HD (透析) 透析 濃度 性 測定 6A/day×2 日+ 2A/day×5 日 (脳血栓症急性 ノ バ ス タ ン HI 腎機能正常者と同じ アルガトロバン 三菱ウェル 期) 注 (慢性動 2A/day ・静脈閉塞症) 分2 塩酸サルポグレ 300 mg アンプラーグ 三菱ウェル 腎機能正常者と同じ ラート 分3 300 mg 塩酸ジラゼプ コメリアン 興和創薬 腎機能正常者と同じ 分3 塩酸チクロピジ 200∼600 mg パナルジン 第一三共 腎機能正常者と同じ 抗 ン 分 1∼3 凝 75∼400 mg 固 ジピリダモール ペルサンチン ベーリンガー 腎機能正常者と同じ ・ 分 3∼4 抗 200 mg 血 シロスタゾール プレタール 大 塚 腎機能正常者と同じ 小 分2 板 1回 血清 Cr 2 mg/dL 以上の場合は 薬 ダナパロイドナ オルガラン オルガノン 1,250 U 減量もしくは投与間隔をあけ慎 原則禁忌 トリウム 12h 毎 重投与 ロコルナール錠 300 mg トラピジル 持 田 腎機能正常者と同じ ・細粒 分3 味の素/ 適量 ヘパリンナトリ ヘパリン 三菱ウェル/ (APTT 2∼3 倍 腎機能正常者と同じ ウム 持田 延長) 硫酸クロピドグ 50∼75 mg プラビックス アベンティス 腎機能正常者と同じ レル 分1 適量 ワルファリンカ ワーファリン エーザイ (INR で投与量 腎機能正常者と同量を慎重投与 リウム を決定) 125∼500 mg 250 mg 150 mg トランサミン注 第一三共 止 分 1∼2 分 1∼2 分 1∼2 血 トラネキサム酸 375∼2,000 mg 250∼500 mg 250∼500 mg 薬 トランサミン内 第一三共 分 3∼4 分 1∼2 HD 後 29 万∼43.5 万 IU/kg (急性心筋 アクチバシン/ 協和/ 梗塞) アルテプラーゼ 腎機能正常者と同量を慎重投与 グルトパ 三菱ウェル 34.8 万 IU/kg (虚血性脳血管 血 障害急性期) 栓 1 回 6 万 IU×約 溶 解 7 日(脳血栓症) 薬 6 万∼24 万 IU/ ・ 脳 day (末梢動・静 保 脈閉塞症) 護 薬 ウロキナーゼ ウロキナーゼ 三菱ウェル 1 回 48 万∼96 腎機能正常者と同じ 万 IU(急性心筋 梗塞,動注) 1 回 96 万 IU (急性心筋梗塞, 静注) 94 × × × × × × × ? × × × ○ ○ × × 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 血 栓 溶 解 薬 ・ 脳 保 護 薬 PGE1 製 剤 一般名 商品名 エダラボン ラジカット 製薬会社 三菱ウェル >50 1 回 30 mg Ccr (mL/min) 10∼50 腎機能正常者と 同じ 1回 6.5 万 U/kg 1 回 13,750∼ 27,500 IU/kg HD (透析) <10 原則禁忌 H2 パミテプラーゼ ソリナーゼ トーアエイヨー /アステラス モンテプラーゼ クリアクター エーザイ アルプロスタジ パルクス/ ル リプル 大正富山/ 三菱ウェル 塩酸ラニチジン ザンタック 第一三共/GSK 150∼300 mg 分 1∼2 150 mg 分2 75 mg 分1 塩酸ロキサチジ アルタット ンアセタート あ す か 75∼150 mg 分 1∼2 75 mg 分1 37.5 mg 分1 400∼600 mg 分3 150 mg 分1 20 mg 分 1∼2 200∼400 mg 分 1∼2 75 mg 分1 10 mg 分1 5∼10 μg 400∼800 mg 分 1∼4 150∼300 mg アシノン ゼ リ ア 分 1∼2 20∼40 mg ファモチジン ガスター アステラス 分 1∼2 ストガー/ ユーシービー/ 10∼20 mg ラフチジン プロテカジン 大鵬 分 1∼2 オメプラール/ アストラゼネカ 10∼20 mg オメプラゾール オメプラゾン /三菱ウェル 分1 ラベプラゾール 10∼20 mg パリエット エーザイ ナトリウム 分1 15∼30 mg ランソプラゾー タケプロン 武 田 ル 分1 ウルソデオキシ 150∼600 mg ウルソ 三菱ウェル コール酸 分3 クエン酸モサプ 15 mg ガスモチン 大日本住友 分3 そ リド の 120 mg ナウゼリン坐剤 協 和 他 ドンペリドン 分2 消 化 ナウゼリン 協 和 15∼30 mg 器 メトクロプラミ 10∼30 mg 管 プリンペラン アステラス 用 ド 分 2∼3 薬 ミソプロストー 800μg サイトテック 科 研 ル 分4 300 mg レバミピド ムコスタ 大 塚 分3 アトルバスタチ アステラス/ 10∼40 mg リピトール ン ファイザー 分1 イコサペント酸 1.8∼2.7 g エパデール 持 田 脂 エチル 分3 質 異 クリノフィブ 600 mg リポクリン 大日本住友 常 ラート 分3 症 治 3∼4 g コレバイン 三菱ウェル 療 コレスチミド 分2 薬 1 回 9 g/ コレスチラミン クエストラン アベンティス 水 100 mL 2∼3 回 遮 シメチジン 断 薬 ニザチジン タガメット 大日本住友 透析 濃度 性 測定 × 腎機能正常者と同じ ? 腎機能正常者と同じ ? 腎機能正常者と同じ 腎機能正常者と同じ 減量の必要なし 75 mg HD 後 37.5 mg,分 1 または 75 mg,HD 後 200∼400 mg HD 後 75 mg HD 後 10 mg 分1 (HD 後) 10 mg 分 1∼2 △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ △ 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ 2∼7.5 mg 分 1∼2 × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同量を慎重投与 × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × 腎機能正常者と同じ × PPI 腎機能正常者と同じ 5∼10 mg 分 1∼2 × 95 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 商品名 シンバスタチン リポバス 糖 尿 病 治 療 薬 万 有 >50 5∼20 mg 分1 Ccr (mL/min) 10∼50 <10 HD (透析) 腎機能正常者と同じ 750 mg 500 mg 250 mg 分3 分2 分1 ピタバスタチン 興和創薬/ 1∼4 mg リバロ 腎機能正常者と同じ カルシウム 第一三共 分1 フ ェ ノ フ ィ ブ トライコア/ 帝人/あすか/ 100∼300 mg 慎重投与(血清 Cr 値 2.5 mg/dL 禁忌 ラート リピディル 科研 分1 以上で禁忌) フルバスタチン 田辺/ 腎障害やその既往歴のある患者では横紋筋融解症に伴って急激な ローコール ナトリウム ノバルティス 腎機能悪化があらわれることがあるので慎重投与 プラバスタチン 10∼20 mg メバロチン 第一三共 腎機能正常者と同じ ナトリウム 分 1∼2 シンレスタール 500∼1,000 mg プロブコール 第一三共/大塚 腎機能正常者と同じ /ロレルコ 分2 ベザフィブラー 200∼400 mg ベザトール SR キッセイ Cr 2.0 mg/dL 以上は禁忌 ト 分2 ロスバスタチン アストラゼネカ 2.5∼20 mg クレストール 腎機能正常者と同じ カルシウム /塩野義 分1 150∼300 mg アカルボース グルコバイ バイエル 腎機能正常者と同じ 分3 インスリンは腎機能低下とともに排出低下による効果増大が起こ イーライリリー インスリン インスリン るので適宜減量が必要となる.一般的な透析液の場合血糖値が /ノボ 100∼150 mg/dL に近づくため透析時の減量も必要である. 塩酸ピオグリタ 15∼45 mg アクトス 武 田 慎重投与 禁忌 ゾン 分1 Ccr<70 では低血糖のみでなく乳酸アシドーシスの危険があるた 塩酸ブホルミン ジベトス B 日 医 工 め禁忌 塩酸メトホルミ メルビン 大日本住友 腎機能障害では禁忌 ン 40∼160 mg グリクラジド グリミクロン 大日本住友 分 1∼2 腎機能障害患者へは慎重投与.重篤な腎機能障害 グリベンクラミ オイグルコン/ 中外/ 患者は禁忌(SU 剤は腎機能が低下すると,低血糖 ド ダオニール アベンティス を起こしやすいため,重篤な腎不全患者はインス 1∼6 mg リンに切り替える) グリメピリド アマリール アベンティス 分 1∼2 スターシス/ アステラス/ 180∼360 mg 減量の必要ない ナテグリニド 低血糖が起こりやすいため禁忌 ファスティック 第一三共 分 3,食直前 が慎重投与 0.6∼0.9 mg ボグリボース ベイスン 武 田 腎機能正常者と同じ 分3 150 mg ミグリトール セイブル 三和化学 腎機能正常者と同じ 分3 15∼30 mg 半減期が延長し低血糖を起こしやすいため慎重 ミチグリニド グルファスト キッセイ/武田 分3 投与 アロシトール/ 100∼300 mg 50∼100 mg 50 mg 100 mg アロプリノール 田辺/GSK ザイロリック 分 2∼3 分1 分1 毎 HD 後 通 3∼4 mg 常 分 6∼8 慎重投与 連続投与は推奨 コルヒチン コルヒチン 塩 野 義 0.5∼1 mg (1 日 1.2 mg 以上投与しない) できない 予 防 分1 ニセリトロール ペリシット 脂 質 異 常 症 治 療 薬 製薬会社 高 尿 酸 血 症 治 療 薬 ベンズブロマロ ユリノーム ン 96 三和化学 鳥 居 25∼150 mg 分 1∼3 原 則 と し て 投 尿中排泄促進剤のため尿量が減 与しない 少した症例では原則禁忌 透析 濃度 性 測定 × ○ × × ? × × ? × ? × × ○ ○ × × × × ? ○ ? ○ × × 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 一般名 甲 状 腺 疾 患 治 療 薬 抗 ア レ ル ギ ー 薬 チアマゾール 商品名 メルカゾール レボチロキシン チラーヂン S ナトリウム 塩酸オロパタジ アレロック ン 製薬会社 中 外 あ す か 協 和 塩酸セチリジン ジルテック GSK/ 第一三共 塩酸フェキソ アレグラ フェナジン アベンティス オキサトミド 協 和 セルテクト フマル酸ケトチ ザジテン フェン ベジル酸ベポタ タリオン スチン メキタジン ニポラジン錠 ノバルティス 田 辺 アルフレッサ アミノフィリン ネオフィリン錠 エーザイ 塩酸アゼラスチ アゼプチン ン 喘 塩酸プロカテ 息 メプチン 治 ロール 療 薬 テオドール/ テオフィリン徐 テオロング/ 放剤 ユニフィル 硫酸オルシプレ アロテック錠 ナリン シクロスポリン 関 節 リ ウ マ チ 治 療 薬 骨 ・ カ ル シ ウ ム 代 謝 薬 大 塚 三菱ウェル/ エーザイ/大塚 ベーリンガー サンディミュン ノバルティス /ネオーラル プログラフ 免 疫 タクロリムス水(静注) 抑 制 和物(FK506) プログラフ 薬 (カプセル) ミゾリビン エーザイ ブレディニン アステラス アステラス 旭 化 成 インフリキシマ レミケード ブ 田 辺 エタネルセプト エンブレル 武田/ワイス メトトレキサー リウマトレック ワ イ ス ト ス アルファカルシ アルファロール 中外/帝人 ドール /ワンアルファ >50 5∼60 mg 分 1∼4 Ccr (mL/min) 10∼50 <10 HD (透析) 腎機能正常者と同じ 25∼400 mg 腎機能正常者と同じ 分1 10 mg 2.5∼5 mg 2.5 mg 分2 分 1∼2 分 1∼2 5∼20 mg 5∼10 mg 2.5∼5 mg 5 mg 分1 分1 分1 毎 HD 後 120 mg 60∼120 mg 60 mg 分2 分 1∼2 分1 60 mg 腎機能正常者と同量を慎重投与 分2 2 mg 腎機能正常者と同じ 分2 腎機能障害のある患者では低用量から投与する 半量∼1/4 量 など慎重投与 HD 前 腎機能正常者と同量を慎重投与 透析性があるた 300∼400 mg め HD 後血中濃 腎機能正常者と同じ 分 3∼4 度測定の上追加 投与 2∼4 mg 腎機能正常者と同じ 分2 50∼100 μg 腎機能正常者と同じ 分 1∼2 透析性があるた 200∼400 mg め HD 後血中濃 腎機能正常者と同じ 分 1∼2 度測定の上追加 投与 1回 10∼20 mg 腎機能正常者と同じ 2∼4h 毎 1.5∼16 mg/kg 腎機能正常者と同じ 分 1∼2 0.03∼0.15 mg/kg 腎機能正常者と同じ 分2 1.5∼3 mg 腎機能正常者と同じ 分 1,夕食後 90∼150 mg 37.5∼90 mg 15∼37.5 mg 30∼76 mg 分3 分 1∼3 分1 毎 HD 後 減量の必要はないと思われるが,感染症の発症に 1 回 5 mg/kg 注意すること 1回 10∼25 mg 腎機能正常者と同じ 週2 2∼4 禁 忌 mg/week 透析 濃度 性 測定 ○ × × × × × ? ○ ? ○ ○ ? × ○ ○ × × ○ × ○ × ○ ○ × × × 0.5∼1μg 腎機能正常者と同じだが,高 Ca 血症による腎機 (骨粗鬆症) × 能悪化に注意をする 分1 97 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 アレンドロン酸 フォサマック錠 万有/帝人 ナトリウム /ボナロン錠 イプリフラボン オステン 骨 ・ カ ル シ ウ ム 代 謝 薬 エチドロン酸二 ダイドロネル ナトリウム エルカトニン エルシトニン 塩酸ラロキシ エビスタ フェン カルシトリオー ロカルトール ル メナテトレノン グラケー リセドロン酸ナ アクトネル/ トリウム水和物 ベネット 泌 尿 器 クエン酸シルデ バイアグラ 用 ナフィル 薬 剤 ファイザー 硫酸アミカシン 万 有 (AMK) 硫酸ゲンタマイ ゲンタシン シェリング シン (GM) (腎毒性) トブラシン トブラマイシン 東 和 (TOB) (腎毒性) イセパシン/エ 硫酸イセパマイ シェリング/ ク サ シ ン(ISP) シン 旭化成 (腎毒性) カナマイシン内 明 治 硫酸カナマイシ(KM) ン 硫酸カナマイシ 明 治 ン(KM) 硫酸ストレプト 硫酸ストレプト 明 治 マイシン マイシン(SM) サワシリン アステラス (AMPC) アンピシリン・ ビクシリン S クロキサシリン 注 明 治 配合剤 (ABPC/MCIPC) アンピシリンナ トリウム・スル ユナシン S ファイザー バクタムナトリ(SBT/ABPC) ウム配合 タゾバクタムナ トリウム・ピペ タゾシン 大正富山 ラシリンナトリ(PIPC/TAZ) ウム配合 アモキシシリン ペ ニ シ リ ン 系 98 5 mg (35 mg/ week) 分1 (週 1 回) 600 mg 武 田 分3 200∼1,000 mg 大日本住友 分1 10∼80 U 旭 化 成 分 1∼週 1 イーライリリー 60 mg /中外 分1 0.5μg キョーリン/ (骨粗鬆症) キリン/中外 分2 45 mg エーザイ 分3 2.5 mg (17.5 エーザイ/武田 mg/week) 分1 (週 1 回) 硫酸アミカシン ア ミ ノ グ リ コ シ ド 系 Ccr (mL/min) 10∼50 >50 HD (透析) <10 腎機能正常者と同量を慎重投与。Ccr<35 での使 用は勧められない。 × 腎機能正常者と同じ ○ 100∼750 mg 分1 禁忌 ? 腎機能正常者と同じ × 1 回 60 mg 24∼48h 毎 1 回 60 mg 48∼72h 毎 腎機能正常者と同じ ? Ccr<30 未満では排泄遅延の危険性があり禁忌 ? 腎機能正常者と同じ × 1 回 300 mg 24h 毎 1.6 mg/kg 24∼48h 毎 1.7 mg/kg 24∼48h 毎 1 回 300 mg 24∼48h 毎 1.6 mg/kg 48h 毎 1.7 mg/kg 48h 毎 1 回 225 mg 48∼72h 毎 1.6 mg/kg 48∼72h 毎 1.7 mg/kg 48∼72h 毎 1 回 225 mg 毎 HD 後 1.6 mg/kg 毎 HD 後 1 回 1.7 mg/kg 毎 HD 後 200∼300 mg 24∼48h 毎 200∼300 mg 48h 毎 200∼300 mg 週3回 200∼300 mg 毎 HD 後 1∼2 g 分 1∼2 1 回 250 mg 6∼8h 毎 ? 腎機能正常者と同じだが,高 Ca 血症による腎機 ? 能悪化に注意をする 1回 25∼50 mg 2∼4 g 分4 1∼2 g 分1 透析 濃度 性 測定 内服は腎機能正常者と同じ(腎障害のある患者は 腎障害が増悪する恐れがあるので注意) 1回1g 1 回 0.5 g 1 回 0.5 g 24∼72h 毎 72h 毎 72∼96h 毎, HD 1 回 0.5 g 1 回 0.5∼1 g 1 回 0.5 g 72∼96h 毎, 24∼72h 毎 72∼96h 毎 HD 後 1 回 250 mg 1 回 250 mg 250 mg 8∼12h 毎 24h 毎 分 1,HD 後 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1.5∼4 g 分 2∼4 1g 6∼12h 毎 1g 12∼24h 毎 1g 毎 HD 後 ○ 6g 分2 1.5∼3 g 分2 1.5∼3 g 分1 1.5 g HD 後 ○ 2.5∼5 g 分2 1.25∼2.5 g 分1 ○ 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 ペ ニ シ ピペラシリンナ ペ ン ト シ リ ン 大正富山 リ トリウム (PIPC) ン 系 マキシピーム (CFPM) 塩酸セフォゾプ ファーストシン ラン (CZOP) 塩酸セフォチア パ ン ス ポ リ ン ム (CTM) 塩酸セフカペン フロモックス ピボキシル (CFPN−PI) ケフラール セファクロル (CCL) セファゾリンナ セ フ ァ メ ジ ン トリウム (CEZ) セフォペラゾン ナトリウム・ス スルペラゾン ルバクタムナト(SBT/CPZ) リウム配合 セフジトレンピ メイアクト ボキシル (CDTR−PI) セフゾン セフジニル (CFDN) モダシン セフタジジム (CAZ) セフトリアキソ ロセフィン ンナトリウム (CTRX) 塩酸セフェピム セ フ ェ ム 系 セフポドキシム バナン プロキセチル (CPDX−PR) カ ル バ ペ ネ ム 系 セフメタゾール セ フ メ タ ゾ ン ナトリウム (CMZ) フロモキセフナ フルマリン トリウム (FMOX) ラタモキセフナ シオマリン トリウム (LMOX) ケイテン/プロ 硫酸セフピロム アクト (CPR) イミペネム・シ チエナム ラスタチンナト (IPM/CS) リウム ドリペネム水和 フィニバックス 物 (DRPM) パニペネム・ペ カルベニン タミプロン配合(PAPM/BP) オメガシン ビアペネム (BIPM) メロペネム三水 メロペン 和物 (MEPM) プリストル 武 田 武 田 塩 野 義 塩 野 義 アステラス Ccr (mL/min) 10∼50 >50 2∼4 g 分 2∼4 1∼4 g 分2 1∼4 g 分 2∼4 0.5∼4 g 分 2∼4 300∼450 mg 分3 750∼1,500 mg 分3 1∼5 g 分 2∼3 1∼4 g 分2 ファイザー 明 治 アステラス G S K 中 外 第一三共/GSK 第一三共 塩 野 義 塩 野 義 アステラス/ 塩野義 万 有 塩 野 義 第一三共 明 治 大日本住友 1g 分2 0.75∼1 g 分 1∼2 1∼2 g 分 1∼2 200 mg 分2 750 mg 分3 2g 分2 300∼600 mg 200∼300 mg 分3 分 2∼3 300 mg 200∼300 mg 分3 分 2∼3 1∼4 g 1∼2 g 分 2∼4 分 1∼2 1∼2 g 分 1∼2 1回 200∼400 mg 100∼200 mg 分2 16h 毎 1∼2 g 1回1g 分2 24∼48h 毎 1∼4 g 1g 分 2∼4 分2 1∼4 g 2g 分2 分2 1∼4 g 1∼2 g 分 2∼4 分2 1 (∼2) 分2 0.5∼1 g 分 2∼3 1∼2 g 分2 0.6∼1.2 g 分2 0.5∼2 g 分 2∼3 0.25∼1 g 分2 HD (透析) <10 1∼2 g 分 1∼2 ○ 0.5 g 分1 0.5 g 分1 0.5∼1 g 分1 100 mg 分 1∼2 500 mg 分2 1回1g 24∼48h 毎 0.5 g 分 1,HD 後 0.25∼0.5 g 分 1,HD 後 0.5∼1 g 分 1,HD 後 100 mg 分1 500 mg 分 2,HD 後 1 回 0.5∼1 g 毎 HD 後 1∼4 g 分2 (慎重投与) 1回1g 12h 毎 100∼200 mg 100 mg 分 1∼2 分1 100∼200 mg 100 mg 分 1∼2 分1 0.5 g 1回1g 24∼48h 毎 毎 HD 後 1∼2 g 毎 HD 後 1回 100 mg 100∼200 mg 分 1,HD 後 24∼48h 毎 1回1g 1回1g 24h 毎 毎 HD 後 0.5 g 0.5 g 分1 分 1,毎 HD 後 1g 1g 分1 毎 HD 後 0.5∼1 g 1 回 0.25∼0.5 g 分1 毎 HD 後 0.25∼0.5 g 分2 0.5 g 0.25 g 分2 分1 1g 0.5 g 分2 分1 Ccr≧30:0.6 g,分 2 Ccr<20:0.3 g,分 1 1回 1回 0.25∼0.5 g 0.25∼0.5 g 12h 毎 24h 毎 透析 濃度 性 測定 0.125∼0.5 g 分 1∼2,HD 後 ○ ○ ○ ? ○ ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 0.25∼0.5 g 毎 HD 後 0.25 g 分1 1 回 0.3 g 毎 HD 後 ○ 0.25∼0.5 g 分 1,HD 後 ○ ○ ○ 99 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 ペ ネ ファロペネムナ ファロム マ ル ホ ム トリウム (FRPM) 系 アジスロマイシ ジスロマック ファイザー ン (AZM) マ アボットジャパ ク エリスロマイシ エリスロシン ロ ン (EM) ン ラ クラリスロマイ クラリス/クラ 大 正富山/ア イ ド シン リシッド (CAM)ボットジャパン 系 ロキシスロマイ ルリッド アベンティス シン (RXM) 450∼900 mg/day 600∼1,500 mg 分 2∼6 400 mg 1 回 200 mg 分2 分 1∼2 300 mg 分2 アベンティス クテ リト ンラ 系サ イ 塩酸ミノマイシ ミノマイシン ン (MINO) ワ イ ス リ ン コ マ イ シ ン 系 クリンダマイシ ダラシン S ン (CLDM) ファイザー モ ノ バ ク タ ム 系 アズトレオナム エーザイ 1∼4 g 分 1∼4 塩酸モキシフロ アベロックス キサシン 塩 野 義 400 mg 分1 シプロキサン内 ニ ュ (CPFX) ー キ スパルフロキサ スパラ ノ シン (SPFX) ロ ン トシル酸トスフ オゼックス/ト 系 スキサシン ロキサシン (TFLX) プルリフロキサ スオード シン (PUFX) パシル/パズク メシル酸パズフ ロス ロキサシン (PZFX) レボフロキサシ クラビット ン (LVFX) バイエル 大日本住友 大正富山/ア ボットジャパン 明 治 大正富山/ 三菱ウェル 第一三共 MRSA/ アルベカシン硫 ハベカシン 明 治 酸塩 (ABK) (腎毒性) そ の 他 ST 合剤 100 バクタ (SMX/TMP) 塩 野 義 不明(減量が必要) 透析 濃度 性 測定 ○ 500 mg 分1 テリスロマイシ ケテック ン (TEL) シプロキサン注 バイエル/明治 シプロフロキサ(CPFX) シン HD (透析) <10 分3 ケ ト ラ イ ド 系 アザクタム (AZT) Ccr (mL/min) 10∼50 >50 300∼1,200 mg 分 2∼4 1 回 200 mg 分1 150 mg 分1 300 mg 非 HD 300 mg 600 mg, 分1 HD 後 600 mg 分1 1 回 100 mg 分 1∼2 600∼2,400 mg 分 2∼4 × 腎機能正常者と同じ 600∼2,400 mg 分 2∼4 (慎重投与) 1∼2 g 分 2∼3 × × × × × 600∼2,400 mg 分 2∼4 × 0.25∼0.5 g 分 1,HD 後 ○ 0.25∼0.5 g 分 2∼3 腎機能正常者と同じ × 必要に応じて低 用量(200 mg) を 24 時間毎に 31≦Ccr≦60 1 回 200 mg 12 時間毎 投与するなど患 × Ccr≦30 1 回 200 mg 24 時間毎 者の状態を観察 しながら慎重に 投与すること。 300∼600 mg 150∼450 mg 150∼300 mg × 分 2∼3 分 2∼3 分 1∼2 100∼300 mg 腎機能正常者と同じ × 分 1∼2 450 mg 分3 150∼300 mg 分 1∼2 150 mg 分1 × 400∼600 mg 分2 1 回 200 mg 24h 毎 1 回 200 mg 48h 毎 ? 1回 1回 600∼1,000 mg 600 mg ∼ 300 mg 300∼500 mg 300∼500 mg 分2 分2 分1 48h 毎 HD 後 1回 1回 200∼600 mg 100∼200 mg 100∼200 mg 100 mg 分 2∼3 分1 24h 毎 24h 毎 1回 1回 1回 1回 4∼5 mg/kg 2.4 mg/kg 2.4 mg/kg 2.4 mg/kg 24∼36h 毎 36∼48h 毎 48h 毎 毎 HD 後 2∼4 g 2g 4g 分1 分2 分2 ○ × ○ ○ ○ 付表 腎機能低下時の薬剤投与量 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 >50 MRSA/ 塩酸バンコマイ 塩 野 義 塩酸バンコマイ シン注(VCM) シン 塩酸バンコマイ 塩 野 義 シン内(VCM) 1.5∼2 g 分 2∼4 0.5∼2 g 分4 タゴシッド (TEIC) 初日 800 mg 分2 2 日以降 400 mg 分1 テイコプラニン アステラス そ の 他 ホスホマイシン ホスミシン内 カルシウム (FOM) ホスミシン S ホスホマイシン 静注用 ナトリウム (FOM) ザイボックス リネゾリド (LZD) ファンギゾン注 アムホテリシン(AMPH) B ファンギゾン内 (AMPH) アムホテリシン B リポソーム製 アムビゾーム 剤 イトラコナゾー イトリゾール ル (ITCZ) 抗 真 菌 フルコナゾール ジフルカン 薬 (FLCZ) ホ ス フ ル コ ナ プロジフ ゾール (F−FLCZ) 明 治 明 治 ファイザー ブリストル ブリストル 大日本住友 ヤンセン ファイザー ファイザー ミカファンギン ファンガード アステラス ナトリウム (MCFG) フロリード F 注 ミコナゾール 持 田 (MCZ) イソニアジド イスコチン (INH) 第一三共 エサンブトール 塩酸エタンブ /エブトール サンド/科研 トール (EB) 抗 結 リファンピシン リマクタン ノバルティス 核 (RFP) 薬 硫酸カナマイシ カナマイシン注 明 治 ン (KM) (腎毒性) 硫酸ストレプト 硫酸ストレプト マイシン(SM) 明 治 マイシン (腎毒性) Ccr (mL/min) 10∼50 <10 HD (透析) 1g 1∼4 日毎 1g 4 日毎 初回 1 g,2 回目以降 0.5 g 毎 HD 後 内服は腎機能正常者と同じ 初日 800 mg 分2 2∼3 日 400 mg 分1 4 日以降 400 mg (3 日毎) 2g 分4 透析 濃度 性 測定 △ ○ × 初日 800 mg 分2 2∼3 日 400 mg △ ○ 分1 4 日以降 400 mg (5 日毎) 2∼3 g 1g 0.5 g ○ 分 3∼4 分2 分1 1 回 1∼2 g 2∼4 g 1g 1 回 1∼2 g 週 3 回透析日, ○ 分 2∼4 分1 週3回 HD 後 1,200 mg 1,200 mg 減量の必要なし ○ 分2 HD 後 0.25∼1 mg/kg 1 回 0.25∼1 mg/kg × 分1 24∼36h 毎 200∼400 mg 内服は腎機能正常者と同じ × 分 2∼4 2.5∼5.0 1 回 2.5∼5.0 2.5∼5.0 腎機能正常者と mg/kg mg/day mg/day × 同じ 分1 24∼48h 毎 分1 50∼200 mg 50∼200 mg × 分1 分1 1回 50∼400 mg 25∼200 mg 50∼400 mg ○ 分1 分1 毎 HD 後 800 mg を 2 日 800 mg を 2 日 400 mg を 2 日間,3 日目から 間,3 日目から 間,3 日目から 200 mg ○ 400 mg 400 mg 分1 分1 毎 HD 後 50∼300 mg × 分1 200∼1,200 mg 腎機能正常者と同じ × 分 1∼3 1回 0.3∼0.5 g 1 回 0.2∼0.3 g 0.3∼0.5 g ○ 分1 24h 毎 24h 毎 1回 1回 1回 0.5 g 0.5 g 0.25∼0.5 g 0.25∼0.5 g ○ 分1 24∼36h 毎 48h 毎 48h 毎,HD 後 450 mg 450 mg ○× 分1 分 1,HD 後 1 回 0.5 g 1∼2 g 1回1g 1 回 0.5 g 72∼96h 毎, ○ 分1 24∼72h 毎 72h 毎 HD 後 1 回 0.5 g 1∼2 g 1 回 0.5∼1 g 1 回 0.5 g 72∼96h 毎, ○ 分 1∼2 24∼72h 毎 72∼96h 毎 HD 後 101 CKD 診療ガイド 薬 剤 名 一般名 商品名 製薬会社 ゾビラックス注 G S K (ACV) 抗 ウ イ ル ス 薬 ゾビラックス内 アシクロビル (ACV) G S K 帯状疱疹 ゾビラックス内 (ACV) G S K 単純疱疹 バルトレックス (VACV) G S K 塩酸バラシクロ 帯状疱疹 ビル バルトレックス (VACV) G S K 単純疱疹 デノシン注 (DHPG) 田 辺 バルガンシクロ バリキサ錠 ビル 450 mg 田 辺 アラセナ A 点滴静注用 持 田 ガンシクロビル ビダラビン 抗 原 イセチオン酸ペ ベナンバックス 中 外 虫 ンタシジン 薬 抗 イ ン フ ル エ ン ザ 薬 塩酸アマンタジ シンメトレル ン ノバルティス >50 Ccr (mL/min) 10∼50 <10 1回 5 mg/kg 8h 毎 1回 5 mg/kg 12∼24h 毎 1回 2.5 mg/kg 24h 毎 4g 分5 2.4∼4 g 分 3∼5 1g 分5 HD (透析) 1回 2.5 mg/kg ○ 24h 毎,HD 後 1.6 g 分2 ○ 0.4 g 分2 ○ 3g 分3 1∼3 g 分1 1g 分1 1g 24h 毎 HD 後 ○ 1∼1.5 g 分 2∼3 0.5∼1 g 分1 0.5 g 分1 0.5 g 24h 毎 HD 後 ○ 1回 1 回 0.625 1 回 0.625 mg/kg 2.5∼5 mg/kg ∼1.25 mg/kg 毎 HD 後 分1 分1 900 mg 450 mg 450 mg 450 mg 分1 24∼48h 毎 週2回 週 2 回 HD 後 1回 投 与 量 を 75% 腎機能正常者と 投 与 量 を 75% 5∼15 mg/kg に減量 同じ に減量 分1 HD 後 1回 1回 1 回 4 mg/kg 4 mg/kg 4 mg/kg 48h 毎 24h 毎 36h 毎 1回 1回 100 mg/day 100 mg 50∼100 mg 禁忌 分 1∼2 2∼3 日毎 7 日毎 150 mg Ccr≦30 に 75 mg 1 回 75 mg を単回投与(以後投 分2 分1 与しない) リン酸オセルタ タミフル 中 外 ミビル ? はデータなし 透析性 ○ある程度あり △透析膜による ×ほとんどなし 濃度測定 ○濃度測定しながらの投与が望ましい (○)必要であれば濃度測定は可能である (どの薬剤も推奨される量,間隔が変更になる可能性があるので,常に新しい資料を確認するのが望ましい) *薬剤投与量で/day の記載のないものは原則 1 日の投与量を表示 *同グループの薬は原則として 50 音順 *本付表は腎臓内科レジデントマニュアル改訂第 4 版,2007,診断と治療社より引用,改変 監修:日本腎と薬剤研究会(平田純生,長谷川功,田中章郎) 102 透析 濃度 性 測定 ○ ○ ○ × × ○
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