[DBMoto 9] クィックスタートガイド

[DBMoto 9]
クィックスタートガイド
株式会社クライム
作成日: 2016/12/08(木)
ドキュメントバージョン: 1.0
[Infinio Accelerator]オペレーションガイド
目次
1 はじめに.................................................................................................................. 3
1.1 本ドキュメントに関して ............................................................................................ 3
1.2 DBMoto 9 の新機能 ........................................................................................... 3
2 DBMoto Management Center のユーザーインタフェース .................................................... 4
2.1 主なツールバーとメニューバー .................................................................................... 4
2.2 Metadata Explorer .......................................................................................... 5
2.3 タブペインのツール ................................................................................................ 6
3 レプリケーション設定 .................................................................................................... 7
3.1 リフレッシュモード .................................................................................................. 9
3.2 片方向ミラーリングによるレプリケーション ..................................................................... 23
3.3 双方向シンクロナイゼーションによるレプリケーション ......................................................... 38
4 環境の設定 ........................................................................................................... 54
4.1 システム要件 .................................................................................................... 54
4.2 インストール ..................................................................................................... 55
4.3 アップグレード ................................................................................................... 57
4.4 データベースとの接続 ........................................................................................... 58
5 更新履歴 .............................................................................................................. 60
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1 はじめに

本ドキュメントに記載されたイラスト、写真、文章の一部またはすべてを無断で複製、転載することを禁止します。

本ドキュメントは製品を購入されたお客様、評価版をご使用のお客様向けに株式会社クライムが提供しております。

本ドキュメントに関して
本ドキュメントは異種 DB 間レプリケーションソフト、DBMoto のクィックスタートガイドです。評価や検証を簡単に行うた
めのものですので、詳細は各マニュアルをご参照ください。
DBMoto 9 を活用するために、まず以下の作業からはじめましょう。各項目をクリックすると、該当するトピックに移
動します。

DBMoto をインストール

サポートされるデータプロバイダを確認(HiT ソフトウェア ウェブサイト参照)

データベースとの接続を確立

レプリケーションを設定

DBMoto 8 から DBMoto 9 へのアップグレード

DBMoto 9 の新機能と変更事項

DBMoto Management Center からの管理
対象バージョン
本ドキュメントは、以下の製品のバージョンに対応しております。

[DBMoto] Ver. 9.0.x
DBMoto 9 の新機能
DBMoto 9 の主な新機能は以下の通りです。
1. Management Center の新デザイン:アイコンとウィンドウタブの新デザイン
2. テラデータのサポート:テラデータデータベースに対するリフレッシュとトランザクション レプリケーションに対応
3. Hadoop のサポート:Apache Hadoop 分散処理およびデータストレージに対するリレーショナル データのレ
プリケーションをサポート
4. Oracle データベースからのレプリケーション機能強化:ミラーリング レプリケーションでの Oracle ログ読み取り
の強化と Oracle LOB フィールド レプリケーションのサポート
5. MySQL データベースからのレプリケーション機能強化:ミラーリング レプリケーションでの MySQL ログ読み取
りの強化
6. DBMoto Verifier のサポート強化:レプリケーション結果検証のための Verifier 実行のスケジュール管理
7. LOB データタイプのレプリケーション サポート:IBM i および他のプラットフォームにおける LOB データタイプのレ
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プリケーションをサポート
8. トランザクション レプリケーションの強化:トランザクションをレプリケーションするときのレコードに対するコミット管
理、ソースデータベースでコミットされたトランザクションにもとづいて単一コマンドのコミットまたはロールバック
2 DBMoto Management Center のユーザーインタフェース
レプリケーションの設定、実行、評価などに必要なすべての機能が DBMoto Management Center によっ
て提供されます。
主なツールバーとメニューバー
作業環境を管理するためのオプションや機能にアク
セスするためのメニューやアイコン
Metadata Explorer(メタデータ エクスプローラ)
Management Center ウィンドウに Metadata Explorer ペインを追加します(同ペインをま
だ開いていない場合)。
Property Window(プロパティ ウィンドウ)
Property Window を開きます(同ウィンドウをまだ開いていない場合)。
Object Browser(オブジェクト ブラウザ)
Management Center ウィンドウに Object Browser タブを追加します(同タブをまだ開いて
いない場合)。Object Browser は Metadata Explorer で選択された項目に関する情報
を表示します。例えば、データベースツリーでソーステーブルを選択した場合はテーブル列名やその情
報が表示されます。
Replication Browser(レプリケーション ブラウザ)
Management Center ウィンドウに Replication Browser タブを追加します(同タブをまだ
開いていない場合)。Replication Browser は選択されたメタデータのレプリケーションとその概
要を表示します。
Replication Monitor(レプリケーション モニター)
Management Center ウィンドウに Replication Monitor タブを追加します(同タブをまだ
開いていない場合)。Replication Monitor は Metadata Explorer で選択されたメタデー
タに定義された全レプリケーションのステータス情報を表示します。
Toolbox(ツールボックス)
Management Center に拡張可能なタブを追加し、ターゲット接続やソース接続、テーブル、レ
プリケーション、レプリケーショングループを作成するウィザードへのアクセスを容易にします。
Help(ヘルプ)
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Help ウィンドウを開き、DBMoto User’s Guide のトピックへのアクセスを提供します。
Metadata Explorer
DBMoto Management Center の Metadata
Explorer では以下の作業が可能です。

DBMoto へのユーザーサクセスの設定

DBMoto リモートインストール(サーバ)の表示
追加または削除

Metadata Explorer にリストされた各サーバの
プロパティ管理

レプリケーションプロジェクト管理のための
DBMoto Metadata 作成

ソースおよびターゲットテーブルの接続を追加

レプリケーションおよびレプリケーショングループの作
成
DBMoto の 標 準 イ ン ス ト ー ル で は 、 左 図 の よ う に
local の設定内容を表すツリー構造が表示されます。
また、DBMoto に付属して配布される Microsoft
SQL Server CE DBMS を用いたデフォルトのメタデ
ータも作成されます。同メタデータにソース接続とターゲ
ット接続を作成し、レプリケーションを作成・実行するこ
とができます。あるいは、必要に応じ、他の RDBMS に
メタデータを作成することも可能です。
Toolbar
New Metadata(新規メタデータ)
Metadata Connection ウィザードを開き、新規のメタデータ データベースへの接続を可能にし
ます。
Change Login(ログイン変更)
DBMoto Login ダイアログを開き、DBMoto サーバへ接続するためのログイン情報の入力を可能
にします。
Manage Users(ユーザ管理)
User Settings ダイアログを開き、DBMoto ユーザのアクセス制御を可能にします。
Data Replicator Options(データレプリケーターオプション)
Data Replicator Options ダイアログを開き、Data Replicator の実行方法のオプション
(ログ、トレース、E メール通知の設定などの)選択を可能にします。
New SQL Command(新規 SQL コマンド)
Metadata Explorer で選択された項目に接続する SQL Query タブを開きます。例えば、ソ
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ース接続を選択していれば、ソース接続に対してクエリを実行できるようになります。
Global Script(グローバルスクリプト)
Global Script Editor を開き、メタデータのすべてのレプリケーションで利用可能なスクリプトの記
述を可能にします。
View Log(ログ表示)
Log Viewer タブを開き、DBMoto ログの内容を確認可能にします。DBMoto ログにはレプリケ
ーションの進捗状況や結果、問題箇所などの情報が含まれます。ただし、選択されたメタデータがリ
モートでインストールされている DBMoto の場合、ファイルベースのログは閲覧できません。View
Log オプションはローカルファイルシステムのログのみ閲覧可能にします。
タブペインのツール
DBMoto Management Center のタブには、レプリケーションの作成やモニターに必要なツールやビューア
があります。デフォルトのタブは下記の通りです。
Start Page(スタートページ)
ヘルプトピックや DBMoto をはじめるに当たって有益な情報へアクセスできます。
Object Browser(オブジェクトブラウザ)
Metadata Explorer で選択された項目に関する情報を表示します。例えば、データベースツリーで source
table を選択した場合はテーブル列名やその情報が表示されます。
Replication Browser(レプリケーションブラウザ)
選択されたメタデータのレプリケーションとその概要を表示します。
Replication Monitor(レプリケーションモニター)
Metadata Explorer で選択されたメタデータに定義された全レプリケーションのステータス情報を表示します。
タブの管理
タブの幅は固定されています。多数のタブを開いている場合、View All Tabs アイコン
を使って他のタブを
見ることができます。
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Properties Pane(プロパティ ペイン)
Metadata Explorer で選択された項目のプロパティを表示しま
す。リスト中のプロパティを選択すると、リストの下にプロパティの詳細
が表示されます。このペインにおいて、プロパティは更新できません。ツ
ールバーの Show Properties アイコン
をクリックすれば、別の
更新可能な Properties Window を開くことができます。
Status Bar(ステータスバー)
Metadata、Server Agent、
Data Replicator の現在のス
テータスを表示します。
3 レプリケーション設定
DBMoto では、ほんの数ステップの手順を踏むだけで、テストレプリケーションの設定を完了することができます。す
べての作業を行えば、各種オプションも試すことができます。例えば、複数レプリケーションの同時設定、複数システ
ム間のシンクロナイゼーション、マッピングやスクリプトの選択によるレプリケーションのカスタマイズなどが可能です。
以下が、最初に行うべき作業です。
1. レプリケーション タイプの決定
Refresh
ソースからターゲットへすべてのデータセットを1回だけ複製
Continuous Refresh
ソースからターゲットへすべてのデータセットをスケジュールにもとづ
いて複製
One-way mirroring(初期リフレッ
最初にソースからターゲットへすべてのデータセットを複製し、その
シュの後、またはリフレッシュなしで)
後はスケジュールにもとづいて、変更のみを複製。変更データ取
得法
Synchronization(初期リフレッシュ
最初にすべてのデータをシステムから他のシステムへ複製し、その
の後、またはリフレッシュなしで)
後はスケジュールにもとづいて両方のデータベースの変更を互い
に同期
2. DBMoto Management Center を用いて、ソースデータベースへの接続を作成
3. ターゲットデータベースへの接続を作成
4. Replication ウィザードあるいは Multiple Replication ウィザードを用いて、レプリケーション プロパティを設
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定
5. レプリケーションを実行可能に
6. Windows 通知領域(タスクトレイ)の DBMoto Service Monitor を用いて、Data Replicator を起
動
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リフレッシュモード
データベース接続の設定
→ ターゲットテーブルの作成
→ レプリケーションの定義
→ レプリケーションの実行
リフレッシュとは、ソーステーブルからターゲットテーブルへの1度だけ行われる完全なレプリケーションです。レプリケー
ション設定とスクリプトによってリフレッシュを指定することができます。いつレプリケーションを実行するか、対象となる
列(カラム)の指定、レプリケーション中におけるデータ変換スクリプトの追加などが指定できます。ソースとターゲッ
トのデータベースは同一のサーバ/プラットフォームであっても、異なるサーバ/プラットフォームであっても構いませ
ん。例えば、IBM DB2 for i (iSeries/AS400)のテーブルをOracleデータベースにレプリケーション、あるいは
SQL ServerテーブルをDB2 for i にレプリケーションなど、多様な組み合わせが可能です。
1. データベース接続の設定
1. ソースとターゲットのデータベーステーブルに対し、.NETデータプロバイダによるデータベース接続があることを確
認します。
2. DBMoto Management Centerを起動します。
DBMotoは、DBMotoメタデータの保存先としてデフォルトデータベース(Microsoft SQL Server CE)を
提供し、これをレプリケーション設定に必要となる情報を保存するために使用します
3. Metadata Explorer でメタデータノードを開き、Sources と Targets のノードを確認します。
4. Sources ノードを選択します。
5. マウス右クリックの表示メニューから Add New Connection を選択します。
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6. Source Connection Wizardの手順にしたがって、接続文字列を作成し、データベースへの接続をテス
トします。Assemblyフィールドに入力する前にHiT Software Knowledge Baseのデータベースプロバイダを
確認してください。
7. レプリケーション元のテーブルを選択します。
8. ウィザードを完了します。
9. Targetsノードを選択します。
10. マウス右クリックの表示メニューからAdd New Connectionを選択します。
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11. Target Connection Wizardの手順従い、接続文字列を作成し、データベースへの接続をテストしま
す。Assemblyフィールドに入力する前にHiT Software Knowledge Baseのデータベースプロバイダを確認し
てください。
12. レプリケーション先のテーブルを選択します。テーブルが存在しない場合は選択せずに、次の画面に進んでくださ
い。ウィザード完了後にターゲットテーブルを作成します。
13. ウィザードを完了します。
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2. ターゲットテーブルの作成
ターゲットテーブルが存在しない状況で、データベースのレプリケーションを行う場合、レプリケーションを定義する前に
ターゲットテーブルを作成する必要があります。レプリケーション先のデータベースにターゲットテーブルがすでに存在す
る場合は、レプリケーションの定義に進んでください。
1. Metadata Explorerツリーを開き、レプリケーションを実行したいデータを含むテーブルを表示します。
2. テーブルを選択し、Target Connection名にドラッグして、Create Target Tableウィザードを開きま
す。
3. Select Source Connection 画面において、正しい接続が表示されているかどうかを確認します。ソース
の Connection Name と Table Name はドロップダウンリストから変更することができます。
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4. 先に進む前にテーブルに関する詳しい情報が必要な場合は Open Table..をクリックします。
5. Next をクリックし、Target Connection 画面に進みます。
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6. ターゲットの Connection Name をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには DBMoto で
作成したすべての Target Connection が含まれています。
7. ターゲットデータベースに該当する値を選択します。
8. ターゲットデータベースに作成するテーブルの名前を必要に応じて更新します。このテーブルにレプリケーションさ
れたデータが格納されます。
9. Next をクリックして、Define Columns 画面に進みます。
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10. ターゲットテーブルに作成される列(カラム)名を確認します。列の追加・削除、および単一あるいは複数列
を主キーとして指定することが可能です。
11. ターゲットテーブル列名を更新し終えたら、Next をクリックして SQL Script 画面へ進みます。
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12. 必要に応じて、テーブル生成の SQL スクリプトを更新します。
13. Next をクリックして、Summary 画面のウィザード設定を確認します。
14. さらにほかのテーブルを追加するには、Create Another Table のオプションをチェックします。このオプション
を選択すると、ウィザード完了後に Create Target Table ウィザードが開きます。
15. ウィザード完了後に直接レプリケーション作成に移るには、 Proceed with the Definition of a
Replicationのオプションをチェックします。
このオプションを選択すると、Create Target Tableウィザード完了後にReplicationウィザードが開きま
す。
16. ターゲットテーブルの作成を完了するには Finish をクリックします。
17. Metadata Explorer のターゲットテーブルリストに新しく作成されたテーブルを追加するには、新規作成テ
ーブルのリスト追加オプションに対し Yes をクリックします。No を選択した場合、作成されたテーブルは
Metadata Explorer に自動的には表示されないので注意してください。
3. レプリケーションの定義
1. Metadata Explorer を開き、レプリケーションを実行するデータを含むテーブルを表示します。
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2. テーブルを選択します。
3. 右クリックメニューから Replication を選択し、次に Create New Replication..を選択します。
4. Define Replication Type 画面でレプリケーションの名称を入力します。
5. 任意で、レプリケーションの説明も記入することが可能です。
6. Replication Mode で Refresh を選択します。(1 度のみの片方向レプリケーション)
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7. Next をクリックし、Select Source Connection 画面に進みます。
8. ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト か ら ソ ー ス 名 を 選 択 し ま す 。 ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト に は 、 作 成 し た す べ て の Source
Connection が含まれています。
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9. ドロップダウンリストからレプリケーションを実行したいテーブルを選択します。
10. 先に進む前に、テーブルについてのさらに詳しい情報が必要な場合は、Open Table..をクリックします。
11. Next をクリックし、Select Target Connection 画面に進みます。
12. ターゲットデータベース名をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには DBMoto で作成したす
べての Target Connection が含まれています。
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13. レプリケーション先のテーブルをドロップダウンリストから選択します。テーブルがリストされていない場合、ウィザー
ドを閉じ、新しいテーブルを追加/作成する必要があります。
14. 先に進む前に、テーブルについてのさらに詳しい情報が必要な場合は、Open Table..をクリックします。
15. Next をクリックし、Set Mapping Info 画面に進みます。
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ソースとターゲットの同じ列名は自動的に相互割り当て(マップ)されます。ターゲット列をドラッグし、ソース列
にドロップすることによって手動でマップすることも可能です。また、列を式にマップすることもできます。マッピングに
ついてのさらに詳しい情報は、Replication Wizard ヘルプトピックを参照してください。別の方法として、ス
クリプトを作成することにより、ランタイムでのマッピングを設定することもできます。
16. Next をクリックして、Scheduling 画面に進みます。
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17. Enable Replication がチェックされていることを確認します。(レプリケーション設定後、即座に有効化され
ます。)
18. レプリケーションの開始時間を指定します。(Start Time フィールドに Data Replicator の開始日時を
セットします)
19. レプリケーションの実行方法を指定します。

Run One Time Only(1 回のみ) ― 指定された日時に 1 回だけ実行されます

Run Recurrently(繰り返し) ― Schedule ボタンをクリックして Scheduler ダイアログを開き、
スケジュールを設定できます。この設定に従い、リフレッシュレプリケーションが繰り返し実行されます
20. Next をクリックして Summary 画面に進みます。
21. Finish をクリックしてウィザードを完了します。
4. レプリケーションの実行
DBMoto セットアップ時に DBMoto Data Replicator をサービスとしてインストールした場合は、Windows
通知領域(タスクトレイ)の DBMoto Service Monitor プログラム
によってサービスを起動することができ
ます。
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設 定 済 み の レ プ リ ケ ー シ ョ ン は 指 定 の 日 時 に 開 始 さ れ ま す 。 レ プ リ ケ ー シ ョ ン の 進 捗 状 況 は 、 DBMoto
Management Center の Replication Monitor タブから確認することができます。
DBMoto Replicator をサービスとしてインストールの場合:

Windows デスクトップのスタートメニューからプログラムを選択し、HiT Software DBMoto、次いで
Service Installer を選択します。

DBMoto Service Monitor プログラムでサービスを管理します。(DBMoto インストールフォルダか、
Windows スタート→プログラム→スタートアップメニューから開始できます)

DBMoto Management Center の Replication Monitor タブからレプリケーションの進捗状況
を確認します。
DBMoto Data Replicator を手動で起動する手順:

Windows 通知領域(タスクトレイ)で DBMoto Service Monitor アイコン
を選択します。

マ ウ ス 右 ク リ ッ ク 表 示 メ ニ ュ ー か ら DBMoto Data Replicator を 選 択 し 、 次 い で Start 、
Application を選択します。設定済みのレプリケーションは指定の日時に開始されます。

DBMoto Management Center の Replication Monitor タブからレプリケーションの進捗状況
を確認します。
片方向ミラーリングによるレプリケーション
データベース接続の設定
→ ターゲットテーブルの作成
→ レプリケーションの定義
→ レプリケーションの実行
片方向ミラーリングでは、データベースサーバーログに記録されたソースデータベースへの変更に対し、レプリケーショ
ン先のテーブルを継続的に更新するレプリケーションです。通常、最初にリフレッシュによるレプリケーションを実行し、
ターゲットテーブルが設定されます。そして、レプリケーション設定によって、ソースデータベースのトランザクションログが
定期的に確認されます。その後、ログにもとづいて、ソースデータベースの変更がターゲットデータベースに適用されま
す。
1. データベース接続の設定
1. ソースとターゲットのデータベーステーブルに対し、.NETデータプロバイダによるデータベース接続があることを確
認します。
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2. DBMoto Management Centerを起動します。
DBMotoは、DBMotoメタデータの保存先としてデフォルトデータベース(Microsoft SQL Server CE)を
提供し、これをレプリケーション設定に必要となる情報を保存するために使用します
3. Metadata Explorer でメタデータノードを開き、Sources と Targets のノードを確認します。
4. Sources ノードを選択します。
5. マウス右クリックの表示メニューから Add New Connection を選択します。
6. Source Connection Wizardの手順にしたがって、接続文字列を作成し、データベースへの接続をテス
トします。Assemblyフィールドに入力する前にHiT Software Knowledge Baseのデータベースプロバイダを
確認してください。
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7. Setup Info画面でUse Transactional Replicationオプションをチェックし、ミラーリング レプリケーシ
ョンに必要な情報を入力します。下記の画面はIBM DB2 for iへの接続を示したものです。実際にはデータ
ベースによって異なるパラメータを必要とするので、表示画面もデータベースにより異なります。
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8. レプリケーション元のテーブルを選択します。
9. ウィザードを完了します。
10. Targetsノードを選択します。
11. マウス右クリックの表示メニューからAdd New Connectionを選択します。
12. Target Connection Wizardの手順従い、接続文字列を作成し、データベースへの接続をテストしま
す。Assemblyフィールドに入力する前にHiT Software Knowledge Baseのデータベースプロバイダを確認し
てください。
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13. レプリケーション先のテーブルを選択します。テーブルが存在しない場合は選択せずに、次の画面に進んでくださ
い。ウィザード完了後にターゲットテーブルを作成します。
14. ウィザードを完了します。
2. ターゲットテーブルの作成
ターゲットテーブルが存在しない状況で、データベースのレプリケーションを行う場合、レプリケーションを定義する前に
ターゲットテーブルを作成する必要があります。レプリケーション先のデータベースにターゲットテーブルがすでに存在す
る場合は、レプリケーションの定義に進んでください。
1. Metadata Explorerツリーを開き、レプリケーションを実行したいデータを含むテーブルを表示します。
2. テーブルを選択し、Target Connection名にドラッグして、Create Target Tableウィザードを開きま
す。
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3. Select Source Connection 画面において、正しい接続が表示されているかどうかを確認します。ソース
の Connection Name と Table Name はドロップダウンリストから変更することができます。
4. 先に進む前にテーブルに関する詳しい情報が必要な場合は Open Table..をクリックします。
5. Next をクリックし、Target Connection 画面に進みます。
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6. ターゲットの Connection Name をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには DBMoto で
作成したすべての Target Connection が含まれています。
7. ターゲットデータベースに該当する値を選択します。
8. ターゲットデータベースに作成するテーブルの名前を必要に応じて更新します。このテーブルにレプリケーションさ
れたデータが格納されます。
9. Next をクリックして、Define Columns 画面に進みます。
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10. ターゲットテーブルに作成される列(カラム)名を確認します。列の追加・削除、および単一あるいは複数列
を主キーとして指定することが可能です。
11. ターゲットテーブル列名を更新し終えたら、Next をクリックして SQL Script 画面へ進みます。
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12. 必要に応じて、テーブル生成の SQL スクリプトを更新します。
13. Next をクリックして、Summary 画面のウィザード設定を確認します。
14. さらにほかのテーブルを追加するには、Create Another Table のオプションをチェックします。このオプション
を選択すると、ウィザード完了後に Create Target Table ウィザードが開きます。
15. ウィザード完了後に直接レプリケーション作成に移るには、 Proceed with the Definition of a
Replicationのオプションをチェックします。このオプションを選択すると、Create Target Tableウィザード
完了後にReplicationウィザードが開きます。
16. ターゲットテーブルの作成を完了するには Finish をクリックします。
17. Metadata Explorer のターゲットテーブルリストに新しく作成されたテーブルを追加するには、新規作成テ
ーブルのリスト追加オプションに対し Yes をクリックします。No を選択した場合、作成されたテーブルは
Metadata Explorer に自動的には表示されないので注意してください。
3. レプリケーションの定義
1. Metadata Explorer を開き、レプリケーションを実行するデータを含むテーブルを表示します。
2. テーブルを選択します。
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3. 右クリックメニューから Replication を選択し、次に Create New Replication..を選択します。
4. Define Replication Type 画面でレプリケーションの名称を入力します。
5. 任意で、レプリケーションの説明も記入することが可能です。
6. Replication Mode で Continuous Mirroring を選択します。(継続的なミラーリング)
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7. Next をクリックし、Select Source Connection 画面に進みます。
8. ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト か ら ソ ー ス 名 を 選 択 し ま す 。 ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト に は 、 作 成 し た す べ て の Source
Connection が含まれています。
9. ドロップダウンリストからレプリケーションを実行したいテーブルを選択します。
10. 先に進む前に、テーブルについてのさらに詳しい情報が必要な場合は、Open Table..をクリックします
11. Next をクリックし、Source Log Info 画面に進みます。
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上記画面の最初の 2 フィールドの値は、使用するデータベースに拠ります。この説明では、IBM DB2 for i
(iSeries または AS/400)が使用されていると仮定します。ほかのデータベースについては、Replication
ウィザードのヘルプを参照してください。Journal フィールドは DB2 for i から情報を取得するときに自動的に
記入されます。Receiver フィールドは Transaction ID を設定した後に自動的に記入されます。これらの
フィールドは変更不要です。しかし、ソースとして指定したライブラリにジャーナルが適用されない場合は、システ
ム管理者にライブラリのジャーナルを依頼する必要があります。
12. Transaction ID フィールドの Read ボタンをクリックし、Read Point ダイアログを開きます。
13. 現在のトランザクションか、あるいは時間と日付にもとづくトランザクションかを選択します。
14. Source Log Info 画面に値を追加するために OK をクリックします。
15. Read Interval フィールドに、DBMoto がミラーリングすべき新しい変更の確認頻度(トランザクションログ
の確認頻度)を入力します。
16. Next をクリックし、Select Target Connection 画面に進みます。
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17. ターゲットデータベース名をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには DBMoto で作成したす
べての Target Connection が含まれています。
18. レプリケーション先のテーブルをドロップダウンリストから選択します。テーブルがリストされていない場合、ウィザー
ドを閉じ、新しいテーブルを追加/作成する必要があります。
19. 先に進む前に、テーブルについてのさらに詳しい情報が必要な場合は、Open Table..をクリックします。
20. Next をクリックし、Set Mapping Info 画面に進みます。
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ソースとターゲットの同じ列名は自動的に相互割り当て(マップ)されます。ターゲット列をドラッグし、ソース列
にドロップすることによって手動でマップすることも可能です。また、列を式にマップすることもできます。マッピングに
ついてのさらに詳しい情報は、Replication Wizard ヘルプトピックを参照してください。別の方法として、ス
クリプトを作成することにより、ランタイムでのマッピングを設定することもできます。
21. Next をクリックして、Scheduling 画面に進みます。
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22. Enable Replication がチェックされていることを確認します。(レプリケーション設定後、即座に有効化され
ます。)
23. レプリケーションの開始時間を指定します。(Start Time フィールドに Data Replicator の開始日時を
セットします)
24. 必要に応じて、Execute Initial Refresh オプションをチェックします。
このオプションを選択するとミラーリングが開始される前に、ソーステーブルからターゲットテーブルへ完全なレプリ
ケーションが 1 度実行されます。その後は、ミラーリングにより変更分だけのレプリケーションが実施されます。
25. Mirroring Schedule タブを開きます。
26. レプリケーションの実行方法を指定します。

Run Continuously(継続的)― Set Log Info タブで指定した頻度にもとづいてトランザクショ
ンログが確認され、テーブルの変更がミラーリングされます

Schedule Interruptions ( 除 外 時 間 帯 設 定 ) ― Schedule ボ タ ン を ク リ ッ ク し て
Scheduler ダイアログを開くことによりスケジュールが設定でき、それにしたがってレプリケーションが実行
する時間帯、停止する時間帯を設定可能です。
27. Next をクリックして Summary 画面に進みます。
28. Finish をクリックしてウィザードを完了します。
4. レプリケーションの実行
DBMoto セットアップ時に DBMoto Data Replicator をサービスとしてインストールした場合は、Windows
通知領域(タスクトレイ)の DBMoto Service Monitor プログラム
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によってサービスを起動することができ
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ます。
設 定 済 み の レ プ リ ケ ー シ ョ ン は 指 定 の 日 時 に 開 始 さ れ ま す 。 レ プ リ ケ ー シ ョ ン の 進 捗 状 況 は 、 DBMoto
Management Center の Replication Monitor タブから確認することができます。
DBMoto Replicator をサービスとしてインストールの場合:

Windows デスクトップのスタートメニューからプログラムを選択し、HiT Software DBMoto、次いで
Service Installer を選択します。

DBMoto Service Monitor プログラムでサービスを管理します。(DBMoto インストールフォルダか、
Windows スタート→プログラム→スタートアップメニューから開始できます)

DBMoto Management Center の Replication Monitor タブからレプリケーションの進捗状況
を確認します。
DBMoto Data Replicator を手動で起動する手順:

Windows 通知領域(タスクトレイ)で DBMoto Service Monitor アイコン
を選択します。

マ ウ ス 右 ク リ ッ ク 表 示 メ ニ ュ ー か ら DBMoto Data Replicator を 選 択 し 、 次 い で Start 、
Application を選択します。設定済みのレプリケーションは指定の日時に開始されます。

DBMoto Management Center の Replication Monitor タブからレプリケーションの進捗状況
を確認します。
双方向シンクロナイゼーションによるレプリケーション
データベース接続の設定
→ ターゲットテーブルの作成
→ レプリケーションの定義
→ レプリケーションの実行
双方向シンクロナイゼーションでは、ソースデータベースとターゲットデータベースの双方でデータベースサーバーログに
記録された変更に対し、互いのレプリケーション先のテーブルを継続的に更新するレプリケーションです。通常、ソー
スからターゲットに片方向で最初にリフレッシュによるレプリケーションを実行し、ターゲットテーブルを構成します。そし
て、レプリケーション設定によって、ソース/ターゲットデータベースのトランザクションログが定期的に確認されます。そ
の後、ログにもとづいて、ソースデータベースの変更がターゲットデータベースに、ターゲットデータベースの変更がソー
スデータベースに適用されます。
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1. データベース接続の設定
1. ソースとターゲットのデータベーステーブルに対し、.NETデータプロバイダによるデータベース接続があることを確
認します。
2. DBMoto Management Centerを起動します。
DBMotoは、DBMotoメタデータの保存先としてデフォルトデータベース(Microsoft SQL Server CE)を
提供し、これをレプリケーション設定に必要となる情報を保存するために使用します
3. Metadata Explorer でメタデータノードを開き、Sources と Targets のノードを確認します。
シンクロナイゼーションでは、双方のテーブルがソースとターゲットの両方の役割を果たします。テーブル A(ソー
ス)への変更がテーブル B(ターゲット)に更新され、テーブル B(ソース)への変更がテーブル A(ターゲッ
ト)に更新されます。しかし、DBMoto にシンクロナイゼーションを定義するときは、一方をソース接続として、
他方をターゲット接続として設定しなければなりません。まだ作成されていないテーブルがレプリケーションに使わ
れる場合は、ターゲット接続として新規のテーブルを、ソース接続で定義されたテーブルにもとづいて作成する必
要があります。
4. Sources ノードを選択します。
5. マウス右クリックの表示メニューから Add New Connection を選択します。
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6. Source Connection Wizardの手順にしたがって、接続文字列を作成し、データベースへの接続をテス
トします。Assemblyフィールドに入力する前にHiT Software Knowledge Baseのデータベースプロバイダを
確認してください。
注:ログインユーザのIDはDBMoto固有のものでなければなりません。シンクロナイゼーション以外にもデータベース
のトランザクションで使用されるものであってはなりません。DBMotoは接続で指定されたユーザによるトランザクション
をレプリケーションしません。シンクロナイゼーションに使用されるユーザID以外のデータベースログをはDBMotoが読
み取とり、シンクロナイゼーションを実行するためです。接続で使用されているユーザIDと同一ユーザIDによるトラン
ザクションが存在する場合、そのデータはシンクロナイゼーションに含まれません。
7. Setup Info画面でUse Transactional Replicationオプションをチェックし、ミラーリング レプリケーシ
ョンに必要な情報を入力します。
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8. レプリケーション元のテーブルを選択します。
9. ウィザードを完了します。
10. Targetsノードを選択します。
11. マウス右クリックの表示メニューからAdd New Connectionを選択します。
12. Target Connection Wizardの手順従い、接続文字列を作成し、データベースへの接続をテストしま
す。Assemblyフィールドに入力する前にHiT Software Knowledge Baseのデータベースプロバイダを確認し
てください。
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注:ログインユーザのIDはDBMoto固有のものでなければなりません。シンクロナイゼーション以外にもデータベース
のトランザクションで使用されるものであってはなりません。DBMotoは接続で指定されたユーザによるトランザクション
をレプリケーションしません。シンクロナイゼーションに使用されるユーザID以外のデータベースログをはDBMotoが読
み取とり、シンクロナイゼーションを実行するためです。接続で使用されているユーザIDと同一ユーザIDによるトラン
ザクションが存在する場合、そのデータはシンクロナイゼーションに含まれません。
Setup Info画面でUse Transactional Replicationオプションをチェックし、シンクロナイゼーション レ
プリケーションに必要な情報を入力する
13. レプリケーション先のテーブルを選択します。テーブルが存在しない場合は選択せずに、次の画面に進んでくださ
い。ウィザード完了後にターゲットテーブルを作成します。
14. ウィザードを完了します。
2. ターゲットテーブルの作成
ターゲットテーブルが存在しない状況で、データベースのレプリケーションを行う場合、レプリケーションを定義する前に
ターゲットテーブルを作成する必要があります。レプリケーション先のデータベースにターゲットテーブルがすでに存在す
る場合は、レプリケーションの定義に進んでください。
1. Metadata Explorerツリーを開き、レプリケーションを実行したいデータを含むテーブルを表示します。
2. テーブルを選択し、Target Connection名にドラッグして、Create Target Tableウィザードを開きま
す。
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3. Select Source Connection 画面において、正しい接続が表示されているかどうかを確認します。ソース
の Connection Name と Table Name はドロップダウンリストから変更することができます。
4. 先に進む前にテーブルに関する詳しい情報が必要な場合は Open Table..をクリックします。
5. Next をクリックし、Target Connection 画面に進みます。
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6. ターゲットの Connection Name をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには DBMoto で
作成したすべての Target Connection が含まれています。
7. ターゲットデータベースに該当する値を選択します。
8. ターゲットデータベースに作成するテーブルの名前を必要に応じて更新します。このテーブルにレプリケーションさ
れたデータが格納されます。
9. Next をクリックして、Define Columns 画面に進みます。
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10. ターゲットテーブルに作成される列(カラム)名を確認します。列の追加・削除、および単一あるいは複数列
を主キーとして指定することが可能です。
11. ターゲットテーブル列名を更新し終えたら、Next をクリックして SQL Script 画面へ進みます。
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12. 必要に応じて、テーブル生成の SQL スクリプトを更新します。
13. Next をクリックして、Summary 画面のウィザード設定を確認します。
14. さらにほかのテーブルを追加するには、Create Another Table のオプションをチェックします。このオプション
を選択すると、ウィザード完了後に Create Target Table ウィザードが開きます。
15. ウィザード完了後に直接レプリケーション作成に移るには、 Proceed with the Definition of a
Replicationのオプションをチェックします。このオプションを選択すると、Create Target Tableウィザード
完了後にReplicationウィザードが開きます。
16. ターゲットテーブルの作成を完了するには Finish をクリックします。
17. Metadata Explorer のターゲットテーブルリストに新しく作成されたテーブルを追加するには、新規作成テ
ーブルのリスト追加オプションに対し Yes をクリックします。No を選択した場合、作成されたテーブルは
Metadata Explorer に自動的には表示されないので注意してください。
3. レプリケーションの定義
1. Metadata Explorer を開き、レプリケーションを実行するデータを含むテーブルを表示します。
2. テーブルを選択します。
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3. 右クリックメニューから Replication を選択し、次に Create New Replication..を選択します。
4. Define Replication Type 画面でレプリケーションの名称を入力します。
5. 任意で、レプリケーションの説明も記入することが可能です。
6. Replication Mode で Synchronization を選択します。(シンクロナイゼーション)
7. Next をクリックし、Select Source Connection 画面に進みます。
8. ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト か ら ソ ー ス 名 を 選 択 し ま す 。 ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト に は 、 作 成 し た す べ て の Source
Connection が含まれています。
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9. ドロップダウンリストからレプリケーションを実行したいテーブルを選択します。
10. 先に進む前に、テーブルについてのさらに詳しい情報が必要な場合は、Open Table..をクリックします
11. Next をクリックし、Source Log Info 画面に進みます。
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上記画面の最初の 2 フィールドの値は、使用するデータベースに拠ります。この説明では、IBM DB2 for i
(iSeries または AS/400)が使用されていると仮定します。ほかのデータベースについては、Replication
ウィザードのヘルプを参照してください。Journal フィールドは DB2 for i から情報を取得するときに自動的に
記入されます。Receiver フィールドは Transaction ID を設定した後に自動的に記入されます。これらの
フィールドは変更不要です。しかし、ソースとして指定したライブラリにジャーナルが適用されない場合は、システ
ム管理者にライブラリのジャーナルを依頼する必要があります。
12. Transaction ID フィールドの Read ボタンをクリックし、Read Point ダイアログを開きます。
13. 現在のトランザクションか、あるいは時間と日付にもとづくトランザクションかを選択します。
14. Source Log Info 画面に値を追加するために OK をクリックします。
15. Read Interval フィールドに、DBMoto がミラーリングすべき新しい変更の確認頻度(トランザクションログ
の確認頻度)を入力します。
16. Next をクリックし、Select Target Connection 画面に進みます。
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17. ターゲットデータベース名をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには DBMoto で作成したす
べての Target Connection が含まれています。
18. レプリケーション先のテーブルをドロップダウンリストから選択します。テーブルがリストされていない場合、ウィザー
ドを閉じ、新しいテーブルを追加/作成する必要があります。
19. 先に進む前に、テーブルについてのさらに詳しい情報が必要な場合は、Open Table..をクリックします。
20. Next をクリックし、Target Log Info 画面に進みます。
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注:この段階で接続エラーが生じた場合、ソースおよびターゲット接続で正しい ID が使用されているかどうか、
Connections Properties ダイアログで確認してください。SQL Server では、レプリケーションで使用する
ユーザ ID はシステム管理者である必要はありませんが、トランザクションログへのアクセスにはシステム管理者の
ユーザ ID によるログインが必要です。
21. Transaction ID フィールドの Read ボタンをクリックして、Read Point ダイアログを開きます。
22. 現行のトランザクションか、日時にもとづくトランザクションを選択します。
23. OK をクリックして、Target Log Info 画面に値を追加します。
24. Read Interval フィールドに、DBMoto がミラーリングすべき新しい変更の確認頻度(トランザクションログ
の確認頻度)を入力します。
25. Next をクリックし、Set Mapping Info 画面に進みます。
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ソースとターゲットの同じ列名は自動的に相互割り当て(マップ)されます。ターゲット列をドラッグし、ソース列
にドロップすることによって手動でマップすることも可能です。また、列を式にマップすることもできます。マッピングに
ついてのさらに詳しい情報は、Replication Wizard ヘルプトピックを参照してください。別の方法として、ス
クリプトを作成することにより、ランタイムでのマッピングを設定することもできます。
26. Next をクリックして、Scheduling 画面に進みます。
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27. Enable Replication がチェックされていることを確認します。(レプリケーション設定後、即座に有効化され
ます。)
28. レプリケーションの開始時間を指定します。(Start Time フィールドに Data Replicator の開始日時を
セットします)
29. 必要に応じて、Execute Initial Refresh オプションをチェックします。
このオプションを選択するとミラーリングが開始される前に、ソーステーブルからターゲットテーブルへ完全なレプリ
ケーションが 1 度実行されます。その後は、ミラーリングにより変更分だけのレプリケーションが実施されます。
30. Mirroring Schedule タブを開きます。
31. レプリケーションの実行方法を指定します。

Run Continuously(継続的)― Set Log Info タブで指定した頻度にもとづいてトランザクショ
ンログが確認され、テーブルの変更がミラーリングされます

Schedule Interruptions ( 除 外 時 間 帯 設 定 ) ― Schedule ボ タ ン を ク リ ッ ク し て
Scheduler ダイアログを開くことによりスケジュールが設定でき、それにしたがってレプリケーションが実行
する時間帯、停止する時間帯を設定可能です。
32. Next をクリックして Summary 画面に進みます。
33. Finish をクリックしてウィザードを完了します。
4. レプリケーションの実行
DBMoto セットアップ時に DBMoto Data Replicator をサービスとしてインストールした場合は、Windows
通知領域(タスクトレイ)の DBMoto Service Monitor プログラム
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によってサービスを起動することができ
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ます。
設 定 済 み の レ プ リ ケ ー シ ョ ン は 指 定 の 日 時 に 開 始 さ れ ま す 。 レ プ リ ケ ー シ ョ ン の 進 捗 状 況 は 、 DBMoto
Management Center の Replication Monitor タブから確認することができます。
DBMoto Replicator をサービスとしてインストールの場合:

Windows デスクトップのスタートメニューからプログラムを選択し、HiT Software DBMoto、次いで
Service Installer を選択します。

DBMoto Service Monitor プログラムでサービスを管理します。(DBMoto インストールフォルダか、
Windows スタート→プログラム→スタートアップメニューから開始できます)

DBMoto Management Center の Replication Monitor タブからレプリケーションの進捗状況
を確認します。
DBMoto Data Replicator を手動で起動する手順:

Windows 通知領域(タスクトレイ)で DBMoto Service Monitor アイコン
を選択します。

マ ウ ス 右 ク リ ッ ク 表 示 メ ニ ュ ー か ら DBMoto Data Replicator を 選 択 し 、 次 い で Start 、
Application を選択します。設定済みのレプリケーションは指定の日時に開始されます。

DBMoto Management Center の Replication Monitor タブからレプリケーションの進捗状況
を確認します。
4 環境の設定
このセクションでは DBMoto のシステム要件やデータベースとの接続作成方法を解説しています。
システム要件
DBMoto Data Replicator を使用する環境の最低要件の目安は以下の通りです。実際の要件は、使用され
る環境とデータ レプリケーション上のニーズにより異なります。

DBReplicator が稼動するシステムのプロセッサは最低 2GH が望ましいとされます。75 件未満のレプリ
ケーションを必要とする業務環境ではデュアルコアのプロセッサが、75 件以上の業務環境ではクアッドコア
のプロセッサが、それぞれ推奨されます。

DBMoto Data Replicator が稼動するシステムのメモリは最低 4GB、ハードディスクスペースは最低
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5GB が推奨されます。

.NET Framework 4.0 または 4.5 のインストールが必須です。

レプリケーションに使用するデータベースへの.NET 接続が必須です(ODBC ドライバがサポートされた
Netezza は例外です)。サポートされたドライバとプロバイダのリストは HiT Software のウェブサイトを参
照してください。

Oracle をソース、ターゲットまたはメタデータのデータベースとして使用する場合は、DBMoto が稼動する
システムに Oracle クライアントがインストールされていなければなりません。

トランザクションログからのミラーリングのソースに MySQL を使用する場合は、バージョン 5.1.5 かそれ以上
の MySQL を使用し、サポートから追加コンポーネントを入手する必要があります。

IBM DB2 for i(iSeries/AS400)を使用する場合、オペレーティングシステムのバージョンは V3R2
かそれ以上でなければなりません。

IBM DB2 をソースデータベースとして使用する場合、サポートされているのは以下のバージョンです。
o
DB2 UDB v.7.2 以上
o
DB2 for OS390 v6 以上
インストール
DBMoto はセットアップファイルとして配布され、システム要件を満たす Microsoft Windows システムにインスト
ー ル し ま す 。 イ ン ス ト ー ル 時 に は Standard Installation か Remote Management Center
Installation を選択でき、前者は DBMoto Management Center、DBMoto Replicator、Server
Agent を含む DBMoto 環境全体を、後者はレプリケーションをリモートで管理するためだけの DBMoto
Management Center のみをインストールします。また、DBMoto はソースデータベースが置かれているシステム
か、ターゲットデータベースが置かれているシステム、あるいは両方のシステムとネットワークでアクセスできる別個のシ
ステムにインストールすることが可能です。
DBMoto ファイルをインスールすると同時に、以下の作業も必要になります。
 ソース、ターゲット双方のデータベースへの接続のために.NET Data Provider のインストールとテスト
サポートされている全データベースの一覧は
https://www.climb.co.jp/soft/dbmoto/outline/db.html
を参照してください。
 ソース/ターゲットデータベース設定ガイドラインに基づいた、データベースへの正しい接続設定
DBMotoサーバのインストールとセットアップは以下の手順で行います。
1. DBMotoサーバをインストールするシステムがシステム要件を満たすことを確認します。
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2. DBMotoを使用するシステムにMicrosoft .NET framework 4または4.5がインストールされていることを確
認します。
3. DBMoto 9.xのライセンスキーファイルを用意します。
4. セットアップを実行します。
5. Setup Type画面で、Standard Installationを選択します。
6. Customer Information and Setup Options画面でImportをクリックし、Eメールで得たライセン
スファイルのパス(ディレクトリ)を指定します。
7. DBReplicatorをWindowsサービスとしてインストールする場合は、そのオプションをクリックします。
ただし、サービスは初期設定では自動的にスタートしないので注意が必要です。DBReplicatorをサービスと
してインストールすることの利点は、サーバがダウンし、再起動したとき、自動的にスタートするように設定変更
す る こ と が で き る 点 で す 。 DBReplicator サ ー ビ ス が な い 場 合 、 シ ス テ ム が 再 起 動 す る た び に
DBReplicatorを手動でスタートしなければなりません。
セットアッププログラムはDBMotoファイルのインストールに加え、以下の処理を行います。
• WindowsデスクトップのスタートメニューにHiT Software DBMoto V9を作成します。
• DBMoto Server Agentをスタートします。
• ローカルサーバー(DBMotoをインストールしたシステム)をDBMoto Management Centerの
サーバーリストに追加します。
• DBMServiceMonitorプログラムをWindows通知領域(タスクトレイ)に追加します。
DBMoto Management Centerにメタデータテーブル作成後、このプログラムから
DBReplicatorを起動することができます。
8. WindowsデスクトップからDBMoto Management Centerを以下のいずれかの方法で起動します。
• DBMoto Management Centerアイコン
をダブルクリックします。
• Windows通知領域(タスクトレイ)のDBMotoアイコン
を右クリックし、マウス右ボタンメニューか
らDBMoto Management Centerを選択します。
• Windowsのスタートメニューのすべてのプログラムから、HiT Software DBMoto V9選択し、
Management Centerを選択します。
9. DBMoto Management Centerからは以下の機能が実行可能:
• ほかのDBMotoサーバを追加し、監視、管理が可能です。
• DBMotoユーザのアカウントとセキュリティパーミッションを設定可能です。
• レプリケーションを作成できます。
詳しい方法は、以下のヘルプトピックを参照してください。
リフレッシュモードを使用したテーブルのレプリケーション
片方向ミラーリングによるレプリケーション
シンクロナイゼーションによるレプリケーション
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アップグレード
DBMoto の V7 あるいは V8 がすでにインストール済みの場合、V9 へのアップグレードには、セットアップファイルを
実行し、ライセンスキーを適用する必要があります。下記の手順にしがたってください。
それよりも前のバージョンからのアップグレードに関しては、サポートに問い合わせてください。
1. DBMoto 9 をダウンロードします。
2. インストールを開始する前に、新しいライセンスキーが取得済みであることを確認してください。ライセンスキーに
問題があれば、HiT Software の担当者に連絡してください。
3. setup.exe を実行します。
4. 既存の DBMoto の上に DBMoto 9 をインストールする場合、ダイアログが開き、下記のメッセージが表示さ
れます。
“An older version of DBMoto has been detected on this computer. Click YES to Upgrade
to the latest version.”
(旧バージョンの DBMoto が検出されました。最新バージョンにアップグレードするには YES をクリックします。
5. インストールを続けるには YES をクリックします。中止するには NO をクリックします。
6. 下記 2 通りのインストール方法から、Standard Installation を選択します。
Standard Installation:DBMoto Management Center 、 DBMoto Server Agent 、
DBMoto Replicator をインストール
Management Center Only: レプリケーション管理・モニターに必要な Management Center での
コンポーネントのみのインストール
7. 下記のダイアログが表示されたら、Run a metadata backup before upgrading のオプションをチェ
ックします(すでに最新の metadata バックアップ作成済みの場合は不要)。
8. Yes をクリックし、インストールを続けます。
9. DBMoto V9 ライセンスファイルがリクエストされたら、そのパスを入力します。
10. インストールを完了します。
11. 以上で DBMoto Management Center を使用する準備が完了しました。
12. ソース接続として IBM DB2 for i を使用している場合、下記のダイアログが表示される可能性があります。
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その場合は以下の手順が必要になります。

Management Center を起動し、IBM DB2 for i に接続する Connection Properties を参
照します。

Transaction Log Type フィールドをクリックし、Setup Info ダイアログを開きます。

DB2 サーバに新しいライブラリをインストールします。
データベースとの接続
DBMotoでは、レプリケーションで使用されるデータベースに.NETデータプロバイダ、OLE DBプロバイダ、もしくは
ODBCドライバによって接続することができます。
以下のデータベースへの接続が必要になります。
 メタデータ データベース(Microsoft SQL Server CEへの接続が初期設定)
レプリケーション プロセスの設定や情報を含むテーブルを格納するデータベース。SQL Server CEへの接続が
初期設定で提供されるため、同データベースへのメタデータ接続を作成する必要はありません。メタデータに他
のデータベースを使用するには、Metadata Explorerから
を選択し、Metadeta Connectionウィ
ザードにしたがってデータベース接続を作成してください。
 ソースデータベース
レプリケーション実行の元となるテーブルを含むデータベース
 ターゲットデータベース
レプリケーション結果の反映先となるテーブルを含むデータベース(テーブルは後から作成することも可能です)
レプリケーションを可能にするために必要なDBMotoの設定手順は以下の通りです。
1. レプリケーションで使用するすべてのデータベースに以下の作業が必要になります。
 サポートされているデータアクセス製品をインストールし、設定します。データアクセスプロバイダの一覧
は下記サイト参照してください。
http://www.hitsw.com/support/kbase/DBMoto/Providers_DBMoto.htm
 データアクセス製品からのデータベース接続をテストします。
 データアクセス製品とデータベースの接続ストリングを作成します。方法はデータアクセス製品のマニュア
ルを参照してください。
2. DBMoto Management CenterのMetadata Explorerを用いて、メタデータのノードを開き、
SourcesとTargetsのノードを確認します。
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3. ソースデータベースに対し、Source and Target Database Setup Guidelinesを参照して、接続を
正しく設定するためのすべての手順を確認します。
4. ソースノードを選択します。
5. マウス右クリックの表示メニューからAdd New Connectionを選択する
6. Source Connection Wizardの手順に従って、接続ストリングを追加し、データベースへの接続をテスト
します。
7. レプリケーション元のテーブルを選択します。
8. ウィザードを完了します。
9. ターゲットノードを選択します。
10. マウス右クリックの表示メニューからAdd New Connectionを選択します。
11. Target Connection Wizardの手順で、接続ストリングを追加し、データベースへの接続をテストします。
12. レプリケーション先のテーブルを選択します。
13. ウィザードを完了します。
14. レプリケーションの準備は完了です。ターゲットテーブルが存在しない場合は追加で作成できます。
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5 更新履歴
版
修正日
修正者
内容
0.3
2016/12/08(木)
Y.A
暫定版
1.0
2016/12/12(金)
Y.A
初版
- 60 -
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