Integrated Management Module II (IMM2) 関連 FAQ Integrated Management Module II(以降、「IMM2」と表現します)とは、IBM System x、IBM Flex System、IBM BladeCenter、IBM System x iDataPlex および IBM NeXtScale System に搭載されているシステム管理プロセッ サーです。 システム管理プロセッサーとは、OS の稼働状況に関係なくサーバー内の各種コンポーネントを監視し続ける独 立したプロセッサーです。例えば、OS がハングアップしている場合やシャットダウンしている場合においても、サ ーバーの健康状態を監視します。 本 FAQ では、よくお問い合わせ頂くご質問について情報を Q&A の形でまとめています。 参考資料 IMM に関する Q&A に関しては「Integrated Management Module(IMM) 関連 FAQ」をご参照ください。 IMM2 に関する詳細な情報は製品マニュアルをご参照ください。 IMM2 の基本的な操作方法については「Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド」にてご紹介して います。 内容 Integrated Management Module II (IMM2) 関連 FAQ .......................................................................... 1 参考資料 ....................................................................................................................................................... 1 1. IMM2 とは何ですか? .................................................................................................................................................. 2 2. IMM2 の機能レベルをアップグレードする方法を教えてください。................................................................... 3 3. IMM2 が搭載されている System x サーバーを教えてください。 ....................................................................... 3 4. 機能レベルごとに提供される機能を教えてください。 ......................................................................................... 4 5. IMM2 のデフォルトのログイン ID とパスワードは何でしょうか。 ...................................................................... 4 6. Web インターフェースへアクセスするにあたり、必要とされる端末の要件を教えてください。 ................ 5 7. 稼働しているサーバーの機能レベルを確認する方法を教えてください。 ..................................................... 5 8. システム管理ポートに LAN ケーブルを接続し、uEFI の設定画面から IP アドレスを設定しましたが、 IMM2 との通信を行うことができません。考えられる原因はありますか。 ............................................................... 7 9. リモートコントロール機能のマルチユーザーモードでは、同時に何ユーザーまで接続可能ですか? .. 7 10. IMM2 がハードウェア障害を検知した際、管理者へメールを送信することを検討しています。SMTP 認証には対応していますか? ............................................................................................................................................. 7 11. MIB ファイルの入手方法を教えてください。 ...................................................................................................... 7 12. IMM2 Basic 機能レベルを持つサーバーを IMM2 Standard 機能レベルへアップグレードする方法を 教えてください。 ....................................................................................................................................................................... 8 13. ファームウェアの更新方法を教えてください。 .................................................................................................. 8 14. Web インターフェース上から更新可能なファームウェアの種類を教えてください。 ............................... 8 15. IMM2 のシステム管理ポートを「Shared」に設定し、OS 上で 1 番目(通常の Ethernet 用ポートと IMM2 用のポートを兼用)と 2 番目のポート(通常の Ethernet 用ポート)を「静的 Link Aggregation(IBM BNT StaticTrunk/Cisco 社 EtherChannel 互換)」による Acitve-Active の NIC チーミングの設定を行う予定なので すが、IMM2 へのアクセスに関して何か考慮点はありますか? ............................................................................... 9 16. サーバーにネットワークポートが複数ある場合、IMM2 はどのネットワークポートを使うのでしょう か? 10 17. IMM2 の設定を「Shared」に変更したら IMM2 にアクセスできなくなりました。........................................ 11 18. x3650 M4 に追加した Emulex Dual Port 10GbE(90Y6456)を IMM2 のポートとして使用可能ですか? 11 19. サーバー本体の USB ポートなどに取り付けていないリムーバブル・ディスク(Linux では IMM Virtual Media)が表示されます。IMM2 の機能によるものかと思われますが、削除する方法を教えてくださ い。 12 20. Remote Control 機能を起動しようとしたところ、Java に関するエラーが表示されました。回避策はあ りますか? ............................................................................................................................................................................... 14 21. IBM サポート・サイトへのハードウェア障害自動通報(コール・ホーム機能)は搭載されています か? 15 22. IMM2 のイベント・ログに記録される情報を、メールで管理者へ通知することを考えています。管理 者がメールを受信する際、事前に送信元メールアドレスを把握したいです。...................................................... 16 23. ハードウェア障害自動通報(コール・ホーム機能)を設定する際に使用されるポート番号は何番です か? 16 24. Windows 上から認識されているネットワークデバイスとして、「IBM USB Remote NDIS Network Device」というデバイスが存在します。オンボード NIC や追加オプションなどの NIC とは違うようですが、何 のためのデバイスでしょうか? .......................................................................................................................................... 16 25. IBM Java を導入している環境にて、IMM2 のリモート・コントロールの Virtual Media 機能を利用でき ません。どうすれば良いですか? .................................................................................................................................... 16 26. IMM2 のファームウェアを更新し、Web インターフェースからログインしなおしたが、すぐにログイン 画面に戻されてしまいます。 .............................................................................................................................................. 17 更新履歴 ...................................................................................................................................................................................... 17 免責 ............................................................................................................................................................................................... 18 1. IMM2 とは何ですか? IMM の第二世代目となる System x サーバー内蔵型のシステム管理プロセッサーです。 Basic 機能レベル、Standard 機能レベル、Advanced 機能レベルの 3 段階の管理レベルが提供されています。 機能レベルは必要に応じてアップグレードが可能です。 2. IMM2 の機能レベルをアップグレードする方法を教えてください。 従来の IMM では、Virtual Media Key と呼ばれるオプションをシステムボードへ搭載することでアップグレードを実 現しました。 IMM2 では、Features on Demand という仕組みを利用し、アップグレードを行います。 これは、ファイルベースのアクティベーション・キーを IMM2 へ適用することでアップグレー度を実現するものです。 アップグレード・オプションをお求め頂いた際、お手元には Authorization Code の記載された書面が届けられま す。 Authorization Code とアップグレードを実施したいシステムとを Feature on Demand の Web サイトで紐付け、ア クティベーション・キーを入手します。 アクティベーション・キーを IMM2 へ適用することでアップグレードします。 具体的なアップグレード手順については、下記ガイドをご参照ください。 Features on Demand (FoD) ライセンス・アクティベーション・ガイド http://www.lenovojp-cms.com/cmscontents/gdfiles.php?md=133 3. IMM2 が搭載されている System x サーバーを教えてください。 2016 年 2 月 15 日現在、以下のサーバーに IMM2 が搭載されています。 最新の情報はシステム・ガイドをご参照ください。 Basic 機能レベルが搭載されているサーバー NeXtScale System nx360 M5 System x3100 M4 System x3250 M4 Standard 機能レベルが搭載されているサーバー System x3100 M5 System x3550 M4 System x3250 M5 System x3630 M4 System x3500 M5 System x3650 M4 System x3550 M5 System x3650 M4 HD System x3650 M5 System x3650 M4 BD System x3300 M4 iDataPlex dx360 M4 System x3500 M4 NeXtScale nx360 M4 System x3530 M4 Advanced 機能レベルが搭載されているサーバー System x3750 M4 System x3850 X6 Flex System x240 System x3950 X6 Flex System x240 M4 Flex System x220 Flex System x240 M5 Flex System x222 Flex System x440 Flex System x280/x480/x880 X6 BladeCenter HS23/HS23E 4. 機能レベルごとに提供される機能を教えてください。 Basic 機能レベル 基本的な IMM2 の機能を提供します。例えば、ハードウェア・コンポーネントに障害が発生した場合に LED を点 灯させ、ユーザーへお知らせしたり、リモートからの電源制御などが提供されます。その他には、次の機能が 提供されます。 IPMI (Intelligent Platform Management Interface) Version 2.0 Common Information Module (CIM) Predictive Failure Analysis (PFA) ヘルスモニタリング LAN over USB による IN-band 通信 サーバー画面のシリアル・リダイレクション Standard 機能レベル Basic 機能レベルで提供される機能に加え、Web インターフェースが提供されます。Basic 機能レベルで拡張さ れている電源制御機能が拡張され、スケジュール・ベースでの電源制御機能が提供されます。その他には、 次の機能が提供されます。 SNMPv1 および SNMPv3 スケジュール機能に対応した電源制御 イベント・ログの参照 システムの健康状態の確認 OS Watchdog LDAP 認証 E メール、Syslog サーバーなどへのアラート通知 NTP 時刻同期 シリアルコンソールリダイレクション Advanced 機能レベル Standard 機能レベルで提供される機能に加え、システムへのリモート制御機能などが提供されます。 リモート・コントロール ブルースクリーンキャプチャ機能 5. IMM2 のデフォルトのログイン ID とパスワードは何でしょうか。 デフォルトのユーザー名は「USERID」、パスワードは「PASSW0RD」(0 はゼロ)です。 6. Web インターフェースへアクセスするにあたり、必要とされる端末の要件を教えてください。 IMM2: 2016 年 2 月 15 日時点の最新ファームウェア v5.20 では、Microsoft Internet Explorer 8~10、Mozilla Firefox 3.6~20、もしくは Google Chrome 13~26 の Web ブラウザーをサポートします。 リモート・コントロール機能を使用する場合には、Java プラグイン 1.8 以降を必要とします。 ※v4.90 以降 IMM2.1 (x3550 M5/x3650 M5/x3500 M5 など、マニュアルで IMM2.1 と表記のあるもの) 2016 年 2 月 15 日時点の最新ファームウェア v1.98 では、Microsoft Internet Explorer 8~11、Mozilla Firefox 3.6~29、もしくは Google Chrome 13~25 の Web ブラウザーをサポートします。 リモート・コントロール機能を使用する場合には、Java プラグイン 1.8 以降を必要とします。 ※v1.60 以降 IMM2 Web インターフェースのログイン画面にこれらのサポートバージョンについて記載されておりますので、 実環境を確認可能な場合にはそちらをご確認ください。 7. 稼働しているサーバーの機能レベルを確認する方法を教えてください。 Preboot DSA を起動することで機能レベルの確認が可能です。 ※Preboot DSA Version 9.45 が適用済みの環境による操作例をご紹介します。 1. System x Server Firmware 画面が表示されているタイミングで、<F2>キーを押します。 2. IBM Memory Test 画面が表示されますので、[Quit] - [Quit to DSA] を選択します。 3. Preboot DSA の起動モードを選択する画面が表示されますので、 "gui" とタイプし、<Enter>キーを押しま す。 4. Lisence Agreement 画面が表示されますので、[I Accept] を選択します。 5. Welcome 画面が表示されますので、[Manage Activation Key] を選択します。 6. アクティベーション・キーの種類を選択します。"Manage Activation Key for LocalMachine" のラジオボタン を選択し、[Connect] を選択します。 7. アクティベーション・キーが何も適用されていない場合、そのシステムが標準で持つ機能の IMM 機能レベ ルとなります。 アクティベーション・キーがリストに存在する場合、それは追加されている機能になります。 例えば、標準で Basic 機能レベルの x3200 M4/x3250 M4 で Preboot DSA を実行し、次の画面が表示され た場合には Standard 機能レベルが適用されていることになります。 ※インターネット接続されている環境の場合には、適用可能な機能の一覧が表示され、Status 列で "valid" となっている機能については適用済みになります。 8. システム管理ポートに LAN ケーブルを接続し、uEFI の設定画面から IP アドレスを設定 しましたが、IMM2 との通信を行うことができません。考えられる原因はありますか。 IMM2 には、IMM 同様にシステム管理ポートを用いて IMM と通信を行う「Dedicated」方式と、OS 上で認識する Ethernet ポートと共用で IMM2 との通信を行う「Shared」方式があります。ファームウェアのバージョンによって 異なる可能性がありますが、デフォルトでは「Shared」になっている場合があります。この設定がどのように設定 されているかご確認されてみてはいかがでしょうか。 9. リモートコントロール機能のマルチユーザーモードでは、同時に何ユーザーまで接続可能 ですか? 最大 4 ユーザーからのアクセスが可能です。(ファームウェアバージョン 1.25 にて確認) 10. IMM2 がハードウェア障害を検知した際、管理者へメールを送信することを検討していま す。SMTP 認証には対応していますか? はい。Version 1.85(1AOO34Z)以降のファームウェアが適用された IMM2 では、SMTP 認証に対応しています。 11. MIB ファイルの入手方法を教えてください。 IMM2 のファームウェアを展開することで入手可能です。ダウンロードしたファームウェアの拡張子を uxz 形式か ら zip 形式に名前変更します。zip ファイルを展開することで、MIB ファイルを入手可能です。「imm.mib」および 「immalert.mib」が MIB ファイルとなります。 12. IMM2 Basic 機能レベルを持つサーバーを IMM2 Standard 機能レベルへアップグレード する方法を教えてください。 IBM の KMS Web サイト上でアクティベーション・キーを発行し、IMM2 の Web インターフェースにアクセスしてキ ーを適用します。具体的なアップグレード手順については、下記ガイドをご参照ください。 Features on Demand (FOD) ライセンス・アクティベーション・ガイド http://www.lenovojp.com/server/technical/docs/Fod_LicenceActivationGuide_v1.13.pdf 13. ファームウェアの更新方法を教えてください。 OS 導入前であれば Bootable Media Creator(BoMC)、OS 導入後であれば UpdateXpress を使用することでファ ームウェアの更新が可能です。 IMM2 の Web インターフェースから更新を実施することも可能ですが、リカバリー用の機能となりますので、通 常は上記ツールをご使用ください。 14. Web インターフェース上から更新可能なファームウェアの種類を教えてください。 uEFI、IMM2、Preboot DSA のファームウェア・アップデートが可能です。 しかしながら、Web インターフェースを使用してのファームウェアアップデートはリカバリー用の機能となります ので、IBM Bootable Media Creator(BoMC)または IBM UpdateXpress を用いたファームウェア・アップデートをお 勧めしています。 15. IMM2 のシステム管理ポートを「Shared」に設定し、OS 上で 1 番目(通常の Ethernet 用ポートと IMM2 用のポートを兼用)と 2 番目のポート(通常の Ethernet 用ポート)を 「静的 Link Aggregation(IBM BNT StaticTrunk/Cisco 社 EtherChannel 互換)」に よる Acitve-Active の NIC チーミングの設定を行う予定なのですが、IMM2 へのアクセス に関して何か考慮点はありますか? Active-Active の NIC チーミングで、「静的 Link Aggregation(IBM BNT StaticTrunk/Cisco 社 EtherChannel 互換)」、 または「動的 Link Aggregation(LACP IEEE802.3ad 標準規格)」を使用して設定した場合、接続する上位スイッチ 側でも設定が必要となります。また、スイッチ機種により違いもありますが、スイッチ側で Hash 関数を使用して パケットの振り分けを行う事でロードバランシングを実現します。上図のように、IMM2 のシステム管理ポートを 「Shared」に設定し、1 番目(通常の Ethernet 用ポートと IMM2 用のポートを兼用)と 2 番目のポート(通常の Ethernet 用ポート)で Active-Active の設定を行った際は、スイッチ側でパケットの振り分けが行われ、1 番目と 2 番目のポートにアクセスする事になりますので、外部端末から IMM2 へのアクセスを行うと通信が不安定になっ てしまいます。 対応策としては、下記のどちらかの方法を検討ください。 A) 上位スイッチの設定に依存しないチーミングモードを選択する(例えば、Active-Standby の NIC チーミング) B) IMM2 用のポートを Active-Active の NIC チーミングのメンバーポートから外す。 16. サーバーにネットワークポートが複数ある場合、IMM2 はどのネットワークポートを使う のでしょうか? サーバーの機種により、専用のシステム管理ポートまたは通常のネットワークポートと共有(設定により IMM2 が占有)するものがあります。 IMM2 がどのネットワークポートを使用するかにつきましては、各機種のシステムガイドに「内部構成図」として 記載されておりますのでご確認ください。 設定手順の詳細につきましては、統合管理モジュール II ユーザーズ・ガイドをご参照ください。 Lenovo システム・ガイド http://www.lenovojp.com/server/systemguide/ 統合管理モジュール II ユーザーズ・ガイド http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd10.nsf/jtechinfo/SYM0-000C18D 参考:各 System x M4 サーバーで構成可能なシステム管理ポート(IMM2)の選択肢 Dedicated・・・IMM2 通信専用でポートを使用 Shared・・・データ通信と IMM2 通信でポートを共有して使用 サーバー IMM2 が使用するネットワーク・ポート ※デフォルト設定=■ x3750 M4 (8772/8733) ■Dedicated (システム管理専用ポート) □Shared (Ethernet ポート 1) x3650 M4 (7915) ■Dedicated (システム管理専用ポート) □Shared (Ethernet ポート 1) □Emulex Dual Port 10GbE SFP+ Embedded VFA III (Ethernet ポート 5) ※ x3630 M4 (7158) ■Dedicated (Ethernet ポート 2) □Shared (Ethernet ポート 1) x3550 M4 (7914) ■Dedicated (システム管理専用ポート) □Shared (Ethernet ポート 1) □Emulex Dual Port 10GbE SFP+ Embedded VFA III (Ethernet ポート 5) ※ x3530 M4 (7160) ■Dedicated (Ethernet ポート 2) □Shared (Ethernet ポート 1) x3500 M4 (7383) ■Dedicated (システム管理専用ポート) □Shared (Ethernet ポート 1) x3300 M4 (7382) ■Dedicated (Ethernet ポート 2) □Shared (Ethernet ポート 1) x3250 M4 (2583) ■Shared (Ethernet ポート 1) x3100 M4 (2582) ■Shared (Ethernet ポート 1) x3100 M5 (5457) ■Shared (Ethernet ポート 1) ※Emulex デュアルポート 10GbE SFP+ Embedded VFA III を搭載した場合のみ用意されるポートです。 17. IMM2 の設定を「Shared」に変更したら IMM2 にアクセスできなくなりました。 IMM2 専用のシステム管理ポートを持たない機種において、一部の機種では、標準で IMM2 が Ethernet ポート 2 を占有(Dedicated)する設定となっております。 このような機種で、通常の Ethernet と IMM2 が共有(Shared)する設定に変更した場合、物理的なポートが、占 有していた Ethernet ポート 2 ではなく、Ethernet ポート 1 に変更されるためご注意ください。 お使いの機種で、IMM2 がどのネットワークポートを使用するかにつきましては、各機種のシステムガイドに「内 部構成図」として記載されておりますのでご確認ください。 Lenovo システム・ガイド http://www.lenovojp.com/server/systemguide/ 18. x3650 M4 に追加した Emulex Dual Port 10GbE(90Y6456)を IMM2 のポートとして使 用可能ですか? 可能です。uEFI から IMM2 の設定を以下のように設定してください。物理的なポートとしては添付の図で赤丸の ポートを使用します。 また、ネットワークポートを IMM2 と NIC が共有する形となりますので、通常のネットワークポートとしても併用し てご利用いただけます。 1. System Settings > Integrated Management Module > Network Configuration > Network Interface port の 項目を<Shared>に設定します。 2. System Settings > Integrated Management Module > Network Configuration > Shared NIC on の項目を <10Gb Mezz Card>に設定します。 図:IMM2 のポートに Emulex Dual Port 10GbE(90Y6456)を使う場合 19. サーバー本体の USB ポートなどに取り付けていないリムーバブル・ディスク(Linux で は IMM Virtual Media)が表示されます。IMM2 の機能によるものかと思われますが、 削除する方法を教えてください。 Linux 環境における画面例 Windows 環境における画面例 IMM2 の Virtual Media 機能により、CD/DVD デバイスの他、iso 形式や img 形式のイメージファイルをリモート から操作するシステムにマウントする事が可能です。イメージファイルによっては IMM2 のメモリーにアップロー ドが可能で、これにより、ディスクをサーバーにマウントした状態で残すことが可能になり、IMM2 Web インター フェース・セッションが終了した後でもディスクにアクセスすることができます。 IMM2 のメモリーには複数個のイメージファイルを合計 50MB までアップロードすることが可能で、Virtual Media 機能からアップロード可能なイメージファイルの「Map」欄にあるチェック・ボックスをオンにすると、アップロードの 確認画面が表示されます。 確認画面にて「はい」ボタンを押しますとアップロードするイメージファイルの名前入力画面が表示され、「Name」 欄に名前を入力して「OK」ボタンを押すことで IMM2 へのアップロードが開始されます。 アップロードを行う必要がない場合は確認画面にて「いいえ」ボタンを押してください。 アップロードしたイメージファイルは Virtual Media 画面を一度終了すると、それ以降 Virtual Media 画面の「Client View の」一覧に表示されなくなります。 また、アップロードしたイメージファイルは手動で削除するまでマウントされたままの状態です。 作業終了後は今後の作業ミスを防ぐために、次頁の手順にて削除をおこなってください。 アップロードしたイメージファイルのマウントを解除するためには Virtual Media 機能の「RDOC」ボタンを押し、 アップロードしたイメージの名前を選択して「Delete」ボタンを押してください。 20. Remote Control 機能を起動しようとしたところ、Java に関するエラーが表示されました。 回避策はありますか? Java Version 7 Update 51 以降で発生する場合があることを確認しており、Java コントロール・パネルから「例外 サイト」を追加する、もしくはセキュリティ・レベルを「中」に引き下げることで Remote Control によるアクセスが可 能になるかご確認ください。この事象に関する詳細は下記をご参照ください。 IMM、IMM2、RSA に搭載されている Remote Control 機能の起動に、Java セキュリティーの編集が必要になる場 合があります http://www.lenovojp.com/server/technical/docs/IMM_IMM2RSA_Remote%20Control_Java.pdf 21. IBM サポート・サイトへのハードウェア障害自動通報(コール・ホーム機能)は搭載され ていますか? はい、IMM2 のファームウェア・バージョン 3.50 以降が適用されたものにおいて、順次搭載機種が拡大しており ます。 2015 年 03 月 09 日時点では、下記の機種においてコール・ホーム機能が搭載されていることを実機確認でき ております。 x3250 M5 x3100 M5 x3100 M4 x3250 M4 x3300 M4 x3500 M4 x3530 M4 x3550 M4 x3550 M5 x3630 M4 x3650 M4 x3650 M5 x3850 X6 nx360 M5(IMM2 Firmware 1.51 (TCOO08K)で確認) 構成方法については下記の資料をご参照ください。 IBM へのハードウェア障害自動通知 (Call Home) のご紹介 http://www.lenovojp.com/server/technical/docs/Introduction_CallHome_v1.1.pdf 22. IMM2 のイベント・ログに記録される情報を、メールで管理者へ通知することを考えてい ます。管理者がメールを受信する際、事前に送信元メールアドレスを把握したいです。 「alertmgr@SMTP サーバーのアドレス」になります。 例えば、[IMM Management] - [Network] の設定内にある[SMTP]タブ上で設定した SMTP サーバーの IP アドレ スもしくはホスト名が「192.168.0.1」であれば、「[email protected]」となります。 ※IP アドレスではなくホスト名を指定した場合には、@から右側のドメイン部分はホスト名となります。 【参考】 DDNS をご利用いただける環境であれば@から右側のドメイン部分を任意のドメイン名に設定可能です。 <<DDNS 設定>> 1. IMM2 へ Web アクセス 2. [IMM Management] ⇒ [Network]と辿ります 3. [DDNS]タブを選択 4. [Enable DDNS]にチェックを入れます 5. [Use custom dpomain name]を選択 6. [Domain name]に任意のドメイン名を入力 23. ハードウェア障害自動通報(コール・ホーム機能)を設定する際に使用されるポート番号は 何番ですか? ハードウェア障害自動通報(コール・ホーム機能)にて使用されるポート番号は、80、443 になります。 24. Windows 上から認識されているネットワークデバイスとして、 「IBM USB Remote NDIS Network Device」というデバイスが存在します。オンボード NIC や追加オプションなど の NIC とは違うようですが、何のためのデバイスでしょうか? 「IBM USB Remote NDIS Network Device」は、OS 上から IMM2 の内部アドレス (デフォルトでは 169.254.95.118) へ接続するためのデバイスです。 たとえば OS 上から IMM2 のファームウェアを更新する場合には、このネットワークデバイスを通じて IMM2 と通 信を行いファームウェアの適用を行います。反対に IMM2 側から OS に対しこの経路を使用する機能もあり、OS Watchdog 機能などがこれにあたります。 25. IBM Java を導入している環境にて、IMM2 のリモート・コントロールの Virtual Media 機能を利用できません。どうすれば良いですか? IBM Java 32bit 版をご利用ください。 その場合は、32bit 版の Web ブラウザーをご利用ください。 26. IMM2 のファームウェアを更新し、Web インターフェースからログインしなおしたが、す ぐにログイン画面に戻されてしまいます。 Web ブラウザーのキャッシュ情報をクリアすることで改善します。ファームウェアを更新しても、Web インターフ ェースへアクセスしているコンピューター内部のキャッシュ情報から表示しようとしている場合があり、このような 場合にログイン画面が再度表示されてしまう事象が確認されております。 IMM2 のファームウェアを更新した際、再ログインする前に Web ブラウザーのキャッシュ情報をクリアすることを 推奨します。 Integrated Management Module II User's Guide https://download.lenovo.com/servers_pdf/nn1jz_book.pdf P.6 Your internet browser's cache stores information about web pages that you visit so that they will load more quickly in the future. After a flash update of the IMM2 firmware, your browser may continue to use information from its cache instead of retrieving it from the IMM2. After updating the IMM2 firmware it is recommended that you clear the browser cache to ensure that web pages served by the IMM2 are displayed correctly. 更新履歴 2017/01/18 ファームウェア更新時にログイン画面に戻る事象について追記 2016/07/17 リンク先 URL 情報をはじめ、全体的に情報を整理 2016/06/25 項番 6 の内容を更新 2015/06/20 項番 6 の内容を更新 2015/03/27 項番 22 に機種を追加 2015/03/18 項番 26 を追加 2015/03/18 項番 17 を更新 2015/03/09 項番 22 を更新 2015/01/29 項番 25 を追加 2015/01/08 項番 22 の内容を更新、免責を更新 2014/08/21 項番 24 を追加 2014/06/12 項番 22 の内容を更新 2014/06/05 項番 23 を追加 2014/05/20 項番 7 の内容を更新 2014/04/02 項番 6 の内容を更新 2014/03/27 項番 22 を追加 2014/03/26 項番 22 を追加 2014/02/20 項番 21 を追加 2013/10/08 項番 20 を更新 2013/07/23 項番 20 を追加 2013/05/07 項番 10 を更新 2013/04/10 項番 19 を追加 2013/04/09 項番 18 を追加 2013/04/09 項番 17 を更新 2013/03/04 項番 6 の内容を更新 2012/11/21 項番 17 を追加 2012/11/16 項番 16 を追加 2012/10/22 項番 14 の文言を修正 2012/08/23 項番 15 を追加 2012/08/10 項番 13、14 を追加 2012/07/20 項番 11、12 を追加 2012/06/04 初版公開 免責 当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用することを目的として作成し ました。 詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。 当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES はその正 確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。 当技術資料の個々の項目は、LES にて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結 果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の 環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願い いたします。 Copyright 2017 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社
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