CSR報告書 - 株式会社マルエムPOP

CSR報告書
2015 年 12 月
株式会社マルエムPOP
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目次
第1章
目的
P3
第2章
体制
P4
第3章
コンプライアンス
P5
第4章
リスクマネジメント
P6
第5章
人間性の尊重
P7
第6章
環境への配慮
P8
第7章
品質への配慮
P11
第8章
安全・衛生への配慮
P12
第9章
社会貢献
P13
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第1章
目的
1.代表者ごあいさつ
当社は、1981 年の創業当時から東京都台東区に本社を構え、以降多くのお客様や地域社
会の皆様に支えられながら、広告宣伝用品・POP用品全般卸販売事業、商業施設ディスプ
レイの企画制作事業、宣伝・販売促進に関する企画制作事業を営んで参りました。
「CSR(社会的責任)
」という言葉が世の中に存在しなかった頃から、環境問題や労働環
境の問題など、企業を取り巻く種々の課題は、常に新聞やニュースを賑わせていました。私
は社長就任以来、当社はこのような課題を常に意識し、かつ積極的に取り組むことで、多く
の利害関係者の皆様に対する責任を果たせる企業でなければならないと思い続けて参りま
した。
この CSR 報告書には、2015 年度に当社が行った、多方面にわたる CSR 活動の結果・経
過が盛り込まれています。現時点で課題をクリアしている分野もあれば、継続中であるもの
もありますが、この報告書こそが、当社の現在の形を示しているものと申し上げても過言で
はありません。
今後も当社は、お客様、従業員、業務委託先や地域社会の皆様から信頼される企業を目指
して邁進いたします。この報告書を通じて、当社の現在、そして未来を感じ取って頂ければ
幸いです。
2015 年 12 月 1 日
株式会社マルエム POP
代表取締役 松丸 貴
2.基本方針
当社は、広告宣伝用品・POP用品全般卸販売事業、商業施設ディスプレイの企画制作事
業、宣伝・販売促進に関する企画制作事業における地域のリーディング・カンパニーを目指
して、以下の原則のもとに行動いたします。
(1) 法令を遵守し、差別や強制などの無い職場作りを通じて、人を大切にすること
(2) 環境、品質、安全などの仕組み作りを通じて、より信頼される製品・サービスを
提供すること
(3) 「わたしたちにできること」を常に考え、地域社会に貢献すること
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第2章
体制
<CSR 運営体制図>
社長
取締役会
CSR 委員会
営業部
役
割
経理部
業務部
営業推進部
担
当
任命者
CSR 委員長
営業部
林
CSR 委員
営業部
小柳 和貴
幸夫
社
長
CSR 管理責任者
CSR 委員会は CSR 管理責任者により組織され、毎月末に開催される委員会によって、各
部門における CSR 運営状況についての報告、改善、指導等が行われています。
CSR 委員会には、財務面における内部統制担当を置き、財務経理上の問題の有無や統制
状況を報告いたします。
また、毎年 10 月に開催される委員会において、本報告書に記載される内容の現状チェッ
クを行い、より具体的な改善、指導が行われています。
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第3章
コンプライアンス
1.会社法関連
当社は、定款への事業目的の記載、株主総会や取締役会における議題・議事の法令に基づ
く取扱いを遵守しております。
2.労働法関連
(1) 従業員の健康・安全について
当社では、従業員の健康管理、特に従業員のメンタルヘルスに関する状況の把握
や管理に力を入れ、特定のツールなどを活用したメンタルヘルスチェックを行っ
ております。また、安全・衛生に関する取り組みの詳細は、本報告書第 8 章に記
載されております。
(2) 賃金・就労について
当社では、就業規則や賃金規程が各種労働法令に違反しておらず、また実運用上
も法令違反の状態に無いことを確認しております。
2015 年度において、労働紛争及び訴訟は 1 件も発生しておりません。
3.独占禁止法関連
当社は、業務委託先に対して、委託契約上の優越的地位を濫用して、不当・不法な要求を行
う等の行為は発生しておりません。
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第4章
リスクマネジメント
(1) 情報公開
当社は、本 CSR 報告書を公式ホームページに掲載することで、利害関係者の皆様に有益
な情報提供を行うよう努めます。
(2) 機密情報保護対策
当社では、商品情報などの機密情報を保護する為、人的セキュリティ対策、物理的セキュ
リティ対策、論理的セキュリティ対策などを実施して、マネジメントシステム上において運
用状況を確認・改善しております。
この活動を通じて、2015 年度はセキュリティ事故報告が 1 件もございませんでした。
(3) 個人情報保護対策
当社では、従業員情報などの個人情報を保護する為、プライバシーマークの認証を取得し
(認定番号:17000716 号)
、人的セキュリティ対策、物理的セキュリティ対策、論理的セキ
ュリティ対策などを実施して、マネジメントシステム上において運用状況を確認・改善して
おります。
この活動を通じて、2015 年度は個人情報の漏えい等の事故報告が 1 件もございませんでし
た。
(4) 事業継続計画
当社では、当社の中心事業に対して、その事業が災害、情報システム停止、パンデミック
などの原因により停止した場合を想定し、目標復旧時間や必要なインフラ等を特定し、事業
継続計画を立案し、定期的に運用テストを実施しております。
2011 年には大きな災害があった為、この事業継続計画について大幅な見直しを行いまし
た。2015 年において実際に発動することはありませんでしたが、運用テストにおいて問題
無く運用できることを確認しております。
(5) 緊急時の対応
上記のようなリスクマネジメント上の緊急事態に備えて、
「緊急連絡網」を定め、社内に
設置した相談窓口を通じた連絡体制が整備されております。
2015 年度はこの相談窓口への連絡は発生いたしませんでした。
~緊急避難場所
【一時集合場所】下車坂町会防災団倉庫前
【避難所】忍岡中学校
【避難場所】上野公園一帯
~緊急連絡網~※別添
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第5章
人間性の尊重
(1) 児童労働の禁止
当社では、児童の健全な育成を、地域社会への貢献にも関連する大切な使命と考えており
ます。当社は労働基準法の定めに基づき、適法な労働者(15 歳に達した日以降の最初の 3
月 31 日が終了する日以降の者)のみを雇用し、年少者を就業させておりません。
(2) 差別、非人道的な扱いの禁止
当社は、性別、国籍などあらゆる原因に基づく差別(従業員間におけるセクシュアルハラ
スメント・パワーハラスメント行為を含む)その他の非人道的な扱いはあってはならないも
のと考え、従業員に対して啓蒙教育を行っております。
尚、当社相談窓口に対して差別やハラスメント行為についての報告が寄せられた事例は、
現在までのところございません。
(3) 強制的な労働の禁止
当社は、労働者の権利に適切な配慮を行い、自由意思に基づく労働の尊重こそ会社の責務
と考えております。当社では、労働基準法の定めに基づき、強制労働(暴行、脅迫、監禁そ
の他精神又は身体の自由 を不当に拘束する手段によって労働者の意志に反して労働を強
制すること)の事例は一切報告されておりません。
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第6章
環境への配慮
1.環境方針
当社では、以下の環境方針を定め、当社公式ホームページにて公表しております。
環 境 方 針
●基本理念
私たちは自分たちを育ててくれた、地球環境に感謝し、その気持ちを還元することを当社
事業活動の理念とし、その活動により地球環境と共存・共生できるようにします。
●基本方針
地球環境の保護と向上を最優先課題と位置付け、また後世に緑豊かな地球を継承していくた
め、次の通り環境方針を定めます。
1. リサイクル化を推進します。
2. 環境法令を遵守し、また可能な限り自主規制を設定し環境改善に寄与します。
3. 近隣地域と積極的なコミュニケーションを図り、地域と密着した活動に取組んでいき
ます。
4. 日常業務の中で、環境負荷低減及び汚染の予防のため、次の項目を重要課題として環
境目的・目標を定め活動を行います。またこれらの活動は定期的に見直しを行い、継続的
改善を図ります。
① 電力消費の削減(美しい大気を継承します)
② オフィスペーパー使用量の削減(美しい緑を守ります)
③ 役員及び従業員、その他当社施設内で働くすべての人に環境保護の重要性を認識させ
る教育の定期的な実施
5. この環境方針をはじめとする環境関連情報を、文書やホームページなどにより、お取
引企業や一般社会に公開します。
平成 24 年 8 月 1 日(制定)
株式会社マルエム POP
代表取締役
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松丸
貴
2.環境影響評価
地球環境への貢献の取り組みとして、
「環境影響評価表」などにより、当社事業に関連す
る環境影響を評価し、特に重要な環境側面として以下のものを取り上げました。
(1) 低炭素社会への取り組み
(2) 資源の有効利用
(3) 廃棄物の処理
(4) 化学物質管理と汚染防止
(5) 緊急時の対応手順
3.環境目標
地球環境への貢献の取り組みとして、2.によって特定した重要な環境側面に対して、以
下の目標を設定いたしました。
(1) 電力使用量の低減
(2) リサイクル資材の活用率向上(エコ骨うちわ・LED パネルなど)、商品の提案に
よるエコの実現(ディスプレイ広告によるチラシの低減)
(3) 法令に基づく廃棄物処理の遵守、マニフェスト伝票の発行・報告 100%
(4) ポリ塩化ビフェニル等の使用量の、指定商品への使用量ゼロ対応 100%
4.環境目標の進捗状況
2015 年 10 月に開催した CSR 委員会における総括により、環境目標の進捗が以下の状況
であることを確認いたしました。尚、この目標を踏まえた今年度の新たな目標は、2015 年
1 月に行われる CSR 委員会にて決定される予定です。
(1) リサイクル資材の活用率向上(エコ骨うちわ・LED パネルなど)、商品の提案に
よるエコの実現(ディスプレイ広告によるチラシの低減などによる節電)
=以下のような商品の販売を促進してまいりました。
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A 型電子看板
電子 POP
(2) 法令に基づく廃棄物処理の遵守、マニフェスト伝票の発行・報告 100%
=100%達成
(3) ポリ塩化ビフェニル等の使用量の、指定商品への使用量ゼロ対応 100%
=100%達成
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第7章
品質への配慮
1.業務委託先の管理
当社事業における納品物は、主に業務委託先にて制作されております。これらの業務委託
先が、適切に業務を管理し、お客様の要求する品質を満たす為の工程管理などを行っている
かどうかを、毎年 10 月に評価し、CSR 委員会にて報告を行っております。
2015 年度における報告では、取引停止の判断が必要な委託先などはございませんでした
が、お客様の要求する品質を保持するため、今後も継続して委託先の状況を監督して参りま
す。
2.検査・確認工程の徹底
当社では、入荷時・出荷時の検査・確認を徹底し、記録を残すことでお客様のお手元に確
実に良い品物が届くよう、努力しております。
3.不良品の処理、クレーム対応体制の構築
各種検査・確認工程において発見された不良品、及びお客様から返品されたクレーム品の
処理、及び再発防止などについては、営業部が窓口となってお客様に誠意ある対応を行って
おります。
4.品質改善の取り組み
当社では、CSR 委員会において不良品やクレームの状況を記録にまとめ、必要な処置や
改善策について決定し、指示し、改善を行っております。
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第8章
安全・衛生への配慮
1.労働安全・衛生ハザードの認識
当社では、工場作業などの肉体的な危険を伴う業務を行っていない為、労働災害・事故な
どの発生率は極めて低いものと考えております。その為、第 3 章で述べた「メンタルヘル
ス」に関する事項を労働安全・衛生上の重要なポイントと位置付けております。
2.労働安全・衛生ハザードに対する対策
当社ではメンタルヘルス対策として、従業員のメンタルヘルス状況を把握し、危険度が高
い場合には専門医への受診を勧める仕組みを構築しております。
3.緊急連絡体制の整備
メンタルヘルスを含む労働上の安全・衛生面について、相談・報告等がある場合は社内に
設けた相談窓口に連絡する仕組みになっております。
2015 年度において、当該安全・衛生面についての相談窓口への相談・報告は 1 件もござ
いませんでした。
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第9章
社会貢献
1.地域社会への貢献
当社は、広告宣伝用品・POP用品全般卸販売事業、商業施設ディスプレイの企画制作事
業、宣伝・販売促進に関する企画制作事業における地域のリーディング・カンパニーを目指
す立場から、台東区地域への貢献を重要な責務と考えております。当社では、地域社会への
貢献の一環として、下車坂町会にて行われる祭礼などへの寄付を行いました。
2.災害対策への支援
当社では、各地で発生した災害対策への支援も重要な社会貢献と考え、以下の寄付等を実
施いたしました。
(1)
常総市 鬼怒川水害義捐金
(2) その他、以下の寄付活動を実施いたしました。
・10/29=赤い羽根共同募金
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