国際観光都市・大阪における 観光バス整備に関する検討 ~現状ニーズ・他都市状況・今後の方策~ 平成25年2月28日 大阪市ゆとりとみどり振興局・公益財団法人大阪観光コンベンション協会 はじめに 国際観光都市・大阪では、かつて交通局の定期観光バス「にじ」号 が運行され、ある一定程度の集客を実現したものの、車両老朽化に 伴う更新費用をまかなえるほどの収益には至らず、平成20年、他の 公共交通へ機能移転する形で終了した。 しかし そ 後 大阪市内 観光案内所やイ タ ネ ト上等 は しかし、その後、大阪市内の観光案内所やインターネット上等では、 大阪での観光バスを切望する声が多数あるなど、ニーズは高い状況 である。 国内の主要各都市では 海外の大都市同様 ル プバスも含めて 国内の主要各都市では、海外の大都市同様、ループバスも含めて、 観光バスの整備が進んでいる一方、大阪府・市全体として、外国人 旅行者数を平成23年の158万人から平成32年には650万人まで 引き上げる目標を掲げる中 いま一度 国際観光都市で アジアの 引き上げる目標を掲げる中、いま一度、国際観光都市で、アジアの 玄関口を目指す大阪として観光バス整備について検討する時期に 来ているものと考えられる。 ついては 観光バスへのニーズ ついては、観光バスへのニ ズ、試乗乗車を含む他都市の状況、 試乗乗車を含む他都市の状況 今後の方策について、公益財団法人大阪観光コンベンション協会が 大阪市と共に、以下のとおり、検討・分析を行った。 要旨①(推進可能な体制と方向性の検討) 諸検討要素 国内海外主要都市 のほとんどが導入 市場ニーズ の高まり 来阪外国人 大幅増に向けた 行政の戦略 経済界からも 要望 民間事業者単独 での運行は たいへん厳しい にじ号の 経験 自治体・経済界・協会が共通認識のもとに一体となり 持続可能な「オール大阪」での体制なら継続が可能か 経営資源(ヒト・モノ・カネ)が ある程度、揃っていることを前提に ある程度 揃 る とを前提 リスク分散のための協議会方式による運営組織 ・市交通局などの協力を得た既存のバス停の活用 ・観光スポット周辺の無料駐車スペースの確保検討 ・低料金でユニークなコース設定 ・乗車人員少なくても採算取れる運営スキーム ・周遊パスと観光バスの組み合わせなど双方のメリットをいかしたコース設定 ・各事業者に行政からやらされてる感のない事業スキーム 外国人中心 若 高額な観光バ 若干高額な観光バスの運行が考えられる 運行が考えられる 要-1 日本人中心 低額な 低額なループバスの運行が考えられる プバ 運行が考えられる 要旨②(具体的シミュレーションと先行事例) 定期観光バスシミュレーション ループバス先行事例 「うめきた」街開きに合わせ 梅田のまちをつなぐループバス 「UMEGLE-BUS(うめぐるバス)」 が運行開始 ①大人4,700円、小人4,300円 平均乗車人員20人/日 (大人16人、小人4人)を想定 若干(年約5.5万円)の利益だが、 高額すぎる ②大人2,500円、小人2,000円を想定 平均乗車人員20人/日 (大人16人、小人4人)を想定 手ごろな価格だが 大きな赤字(年▲約1,600万円)を抱える ③大人2,500円、小人2,000円を想定 平均乗車人員39人/日 (大人31人、小人8人) 手ごろな価格、年約45万円の利益確保だが、 手ごろな価格 年約45万円の利益確保だが 集客ハードルが高すぎる <条件> ※いずれも食事や観劇等を含まない 要-2 運行距離:約4km(1周約30 分) 停留所数:12 か所 運行時間:10 時~21 時(10 分間隔で運行) 利用料金:100 円(小人50 円)、1 日乗車券200 円 (小人100 円) (小型35人乗りノンステップバス×3台で運行予定) 要旨③(行政の打ち手) 民間事業者単独での運行はたいへん厳しいという意見の中、 行政での実行が考えられること ①協議会への金銭的補填 ②停留所等の駐車スペース確保のための公共投資 ③新規路線開設は見送り 既存路線の広報等による支援 ③新規路線開設は見送り、既存路線の広報等による支援 など しかし、… 予算等の関係から 行政による金銭的補填、公共投資は難しい 民間事業者単独での運行は たいへん厳しい のであれば、… 当面、既存の ・水上バス ・大阪ダックツアー ・中之島ループバス「ふらら」 ・「大阪周遊パス」 ・「うめぐるバス」 の広報支援を行っていくことが得策ではないか 要ー3 目 次 ・はじめに ・要旨…………………………………………………………………………………… 要-1~要-3 ・目次 ・観光バス検討への3つの要素…………………………………………………… 1 ・行政の戦略 ・行政の戦略…………………………………………………… ………………… 2 ・他市の状況……………………………………………………………………… 3 4 ・市場の動向…………………………………………………………………………… ・(仮説)観光バス導入の効果………………………………………………………… 7 ・ワーキンググループによる検討……………………………………………………… ワ キンググル による検討 8 ・観光バスに関する実態調査………………………………………………………… 11 ・経済界からも要望………………………………………………………………… 35 36 ・推進可能な体制検討……………………………………………………………… ・推進に向けた方向性………………………………………………………………… 38 ・行政での実行が考えられること……………………………………………………… 40 ・<観光観光バス>具体的シミュレーション………………………………………… 41 ・<ループバス先行事例>…………………………………………………………………… 44 ・<既存インフラ活用例>……………………………………………………………… 45 新規路線は見送った場合の行政の打ち手…………………………………………… 46 ・新規路線は見送った場合の行政の打ち手 <資料編> 観光バス検討への3つの要素 市場の動向 ◆個人旅行が多く、移動の 回遊性・利便性向上が必要 ◆観光バスを求めるニーズの 多さと、旅行形態の多様化 行政の戦略 他市 状況 他市の状況 ◆国内・海外主要都市では ほとんどの都市が 観光バスを導入 ◆世界の都市間競争に 打ち勝つ都市魅力を 創造・発信 ◆来阪外国人 旅行者数を大幅増加 あらためて大阪での観光バスを検討する機会にあるのでは? 1 ①行政の戦略 大阪都市魅力戦略 世界的な創造都市に向けた観光・国際交流・文化・スポーツの各施策の上位概念 となる府市共通の戦略 これらの戦略のもと 世界が憧れる都市魅力を創造し となる府市共通の戦略。これらの戦略のもと、世界が憧れる都市魅力を創造し、 世界中から人、モノ、投資等を呼び込む。 大阪の観光戦略 大阪府市の観光施策展開のマスタープランとして事業展開の方向性を定める 大阪を「関西の観光インバウンド拠点」に 関 観光 拠 」 ◆来阪外国人旅行者数を大幅増加させる 158万人(平成23年)→450万人(中間目標平成28年)→650万人(平成32年) ◆外国人延べ宿泊者数を大幅増加させる 237万人(平成23年)→600万人(中間目標平成28年)→900万人(平成32年) 多くの来阪ビジターを迎え入れるために、受入サービス向上が必要 2 ②他市の状況 国内政令指定都市 都市名 海外主要観光都市 観光ループ 定観バス 大阪市 △ △ 東京都 ○ 札幌市 都市名 観光ループ 定観バス 香港 ○ ○ ○ シンガポール ○ ○ ◆大阪の定観バスでは、水陸両用バス「ダック ツアー」があるが、下車観光できない ○ ○ ロンドン ○ ○ 横浜市 ○ ○ ニューヨーク ○ ○ ◆ループバスでは、中之島ループバス「ふらら」 があるが、エリアが限定的で、巡回スポットに 観光施設が少ない 名古屋市 ○ ○ パリ ○ ○ 京都市 △ ○ 上海 × ○ 神戸市 ○ ○ 釜山 ○ ○ 福岡市 ○ ○ <凡例>○:運行している、×:運行していない △:運行しているが観光要素があるかどうか不明 ※平成24年10月 大阪観光コンベンション協会調べ 国内外の主要各都市では ループバス・定期観光バスともに整備が進んでいる 3 ③-1市場の動向 約45%が「観光バス(定観orループ)があれば良い」と回答 <調査概要> ◆平成24年8月に市内3ヶ所で対面聴き取り方式で大阪の観光に関する調査を実施。 ◆有効回答数1134。 ◆「大阪にあれば良いな!」と思うサービスを、下記から選択(複数回答可)。 ①無料WI FIスポ ト ②全ての交通機関が利用可能なお得な乗車券 ③人力車 ①無料WI-FIスポット ④観光タクシー ⑤定期観光バス ⑥ループバス ⑦地元グルメの案内所 ⑧その他(自由回答) <国内>宿泊観光旅行の申込はフリー系商品が多く、旅行が多様化している 2006年 年 2007年 年 2008年 年 2009年 年 2010年 年 団体パッケージ 32.7 6.6 7.6 8.6 8.6 フリー系商品 67.3 93.5 92.4 91.3 91.4 フリープラン 27.4 11 12.2 13.1 11.6 パッケージ利用なし 39.9 82.5 80.2 78.2 79.8 出典:(財)日本交通公社「旅行者動向」 (単位:%) 4 ③-2市場の動向 <インバウンド>JNTOの重点15市場の訪日旅行形態では、個人旅行が圧倒的に多い 2008年 個人 団体 2009年 その他 個人 団体 2010年 その他 個人 団体 その他 英国 85.4 10.5 4.1 89.6 8.6 1.8 93.4 5.2 1.4 ドイツ 19.2 74.4 6.4 86.5 12.4 1.1 85.7 12.3 1.9 フランス 86.7 8.6 4.8 90.4 7.2 2.4 85 10.3 4.7 ロシア 71.4 28.6 0 82.1 17.9 0 84.4 12.5 3.1 米国 74.1 20.2 5.7 78.4 16 5.6 87.5 10.5 2 カナダ 76.8 16.9 6.3 86.1 11.7 2.2 83.4 15.7 0.9 豪州 87.6 6.2 6.2 92.7 3.8 3.4 90.5 7.2 2.3 韓国 61.6 37.9 1.2 76.7 20.5 2.8 66.6 32 1.4 台湾 47 52.3 0.9 44.2 55 0.7 47.1 50.9 0.8 中国 15.7 82.6 1.7 22.2 76.7 1.1 15.2 80.9 3.8 香港 66.6 32.7 0.7 71.4 27.4 1.3 67.2 31.8 0.9 タイ 48.5 50.5 1 58.7 39.2 2.1 66.5 32.9 0.6 シンガポ ル シンガポール 52 7 52.7 45 2 45.2 21 2.1 61 1 61.1 36 6 36.6 23 2.3 69 6 69.6 28 5 28.5 19 1.9 インド 87.5 12.5 0 81.8 9.1 9.1 64.7 23.5 11.8 35 58.3 6.7 48 48 4 34.8 63.8 1.4 マレーシア 出典:日本政府観光局 主要訪日旅行市場の基礎データ 5 (単位:%) ③-3市場の動向 <国内>旅行市場の構造は、圧倒的に個人旅行が多い 2003年 個人旅行 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 89 5 89.5 89 1 89.1 90 6 90.6 89 1 89.1 89 1 89.1 90 3 90.3 83 3 83.3 85 1 85.1 個人観光旅行(パック・個人旅行) 76.4 73.0 77.8 74.9 72.4 76.2 69.6 69.0 出張や業務旅行 13.1 16.1 12.8 14.2 16.7 14.1 13.7 16.1 8.4 9.1 7.4 8.2 8.8 8.1 10.5 6.5 組織が募集する団体旅行 5.1 5.5 4.5 5.1 5.2 4.9 6.0 3.8 会社がらみの団体旅行 3.3 3.6 2.9 3.1 3.6 3.2 4.5 2.7 団体旅行 出典:(財)日本交通公社「旅行者動向」 (単位:%) 3-①~3-③をまとめると 多くのニーズがあり、多様化する市場構造にも適っている 6 (仮説)観光バス導入の効果 ①利用者の回遊性・利便性が向上する ◆大阪に不慣れな来阪ビジターが、バスに乗るだけで大阪を観光することができる ◆点在する観光スポットをつなぐことで、顧客ニーズに沿ったコース開発ができる ◆観光スポットにより近い地点にバス停を設置することで、よりスムーズに観光が楽しめる ②宿泊のきっかけとすることができる ◆夜のコースを開発することで、大阪での宿泊が増加することが期待できる ◆夜 を開発する と 大阪 宿泊が増加する とが期待 きる ◆宿泊が増加すれば、大阪での消費額増加が期待できる ③大阪の魅力を訴求することができる ◆魅力あるスポットをコ ス途中に盛り込むことで、多くの人に大阪の魅力を知っていただける ◆魅力あるスポットをコース途中に盛り込むことで 多くの人に大阪の魅力を知っていただける ◆鉄道(地下鉄)では楽しめない、車窓からの景色を楽しむことができる ◆ガイドを通じて、地元の言葉・人柄などの、より深い大阪の魅力を楽しんでいただける 7 ワーキンググループによる検討① 大阪における観光バスワーキング 昨今のニーズに対応し、あたらめて大阪に観光バスができないかいう仮説のもと、 勉強会を立ち上げ ⇒近畿運輸局の賛同も得て、バス事業者に声掛け ⇒6つのバス事業者を含む11団体が勉強会に参加し、定期観光バス及びループバスについて検討 ⇒6つのバス事業者を含む11団体が勉強会に参加し 定期観光バス及びル プバスについて検討 <構成員> (敬称略) 近畿運輸局 梅染昭子課長、村上信 一郎専門官、川村昌光 郎専門官 川村昌光 係長 大阪市ゆとりとみどり振 興局 大谷みゆき課長、花澤隆 博課長(代理 田中錦之 博課長(代理:田中錦之 助課長代理) 西日本旅客鉄道 川村聡課長、谷本匡弘 課長代理 大阪府 府民文化部都市 魅力創造局 一坂浩志課長補佐(代 理:上村英司氏) 阪急バス 野澤俊弘課長 大阪商工会議所 堤成光部長 近鉄バス 前田博人課長 京阪バス 吉村昌巳課長、松竹淳 二課長 大阪観光コンベンション 協会 飯田俊子常務取締役、 西迫登部長、梅阪雅雄 部長、窪田匡男次長 阪神バス 佐藤周作部長 南海バス 松平康一課長 西日本ジェイアールバス 西日本シ イア ル 平川英彦リーダー 平川英彦リ ダ 8 ワーキンググループによる検討② 大阪における観光バスワーキング ◎第1回目(平成24年8月7日) ・コスト・採算の面で消極的な意見が大勢を占めた ・ある程度の条件整備と行政のバックアップがないと事業者が主体的にやることは考えられない ある程度の条件整備と行政の ックアップがないと事業者が主体的にやることは考えられない ・採算面やバス停の問題など条件整備をしてくれれば、運行面でなら関わる社も考えられる ◎第2回目(平成24年9月5日) ・事務局から各地の観光バス運営の調査結果の中間報告 ・どことも厳しい運営状態であるという結果であった どことも厳しい運営状態であるという結果であった ・事業者単独では難しいという意見が大勢を占めた ・大阪市からの赤字補填はできないという状況説明があった ・どういった形が望ましいのか各社に持ち帰り、具体的な検討が必要な課題について、 各社個別に事務局と協議する 9 ワーキンググループによる検討③ 大阪における観光バスワーキング 【勉強会で出てきた課題】 ①バス停(発着場)設置場所の確保 ②観 ②観光スポット周辺の駐車場確保 ポ 駐車 確保 ③コース設定の難しさ (地下鉄・路線バスで早く安く行ける所に観光バスルートを創っても売れない。 料金設定 採算の関係から魅力のないものになる) 料金設定、採算の関係から魅力のないものになる) ④採算ラインの確保 (参加事業社の平均的ペイライン30人のハードルは高く、施設見学料を積み上げる と割高感ある) ⑤運営主体 (単独事業者での実施はリスクが大きい。事業者が主体的にやるためには条件 整備が必須) ⑥行政による収益補助や規制緩和等のバックアップがないと、民間事業社単独では とても難しい 10 観光 観光バスに関する実態調査 関する実態調査 【以下の各方法により、実態調査を実施】 (1)ニーズ調査 ① 部委 ①外部委託調査(インターネットでのアンケート調査) 査 査 ②ボランティアガイドによる聞き取り調査 ③観光案内所における聞き取り調査 (2)バス事業者へのヒアリング調査 (3)バス実地調査(全国の定期観光バス及びループバス) 11 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査~ (1)バス会社へのヒアリング調査 (1)バス会社へのヒアリング調査(バス会社及び行政) ●実施日:平成24年7月29日~平成25年1月23日 ●実施対象:大阪のベンチマークとなるような全国主要都市の 定期観光バス事業者及びループバス事業者 (バス会社および行政) ●サンプル数:定期観光バス7社、ル プバス9社 ●サンプル数:定期観光バス7社、ループバス9社 ●調査内容:商品(コース)、採算性、行政との関係性などについて ヒアリング調査を実施 詳細は、資料編へ (※個社の具体的な経営状況や、要望も含まれるため、社名は非公表) 12 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) <定期観光バス> ヒアリング総評 <事業形態> 民間企業が事業主体のケースが多い 民間企業が事業主体のケ スが多い <コースの更新> 定番コースは基本的に変更は少なく永く運行を継続しながら、一方で 定期的な見直しを行い新陳代謝を図っている <ガイド> 各事業者とも工夫を凝らし、エリア色等を打ち出している <代理店販売> 代理店委託をしている社が多い <採算ライン> キャパシティに違いはあるものの概ね15~20名(定員の半分程度) <自治体、観光協会、監督官庁との関わり> 行政からの補助がない場合が多いが、理念で継続(経営状況は逼迫)しており、 補助を求めている社が多い 多 13 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> ヒアリング総評 <事業形態> ループバスは民間だけでなく、行政が事業主体となっているケースもいくつか ル プバスは民間だけでなく 行政が事業主体とな ているケ スもいくつか 見受けられる <コースの更新> 観光地が限られていることもあるため、基本的には、更新をしない事業者 が多い <ガイド> ガイドがいないケースが多いが、ボランティアガイドと組み、限定的な案内を行う といった工夫が見られる <代理店販売> 定期観光バスとは違って、代理店委託は少ない <採算ライン> 多くの事業者で採算割れや、補助金による補填 <自治体 観光協会 監督官庁との関わり> 多くの事業者で「補助金が必要」と切望 <自治体、観光協会、監督官庁との関わり> 多く 事業者 「補助金が必要 と切望 <ループバス運行の経緯> 近年では、定期観光バスでは利用者が見込めないとの判断から ループバスに移行した事業者がいくつか見られる ル フ ハ スに移行した事業者がいくつか見られる 14 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス・ループバス)~ <大阪に取り入れられそうな点(主要事例)> <定期観光バス> ●東京B社 食事・入場料抜きで2,980円。低価格低品質の食事を組み込むより、自由に美味しいものを 食べていただくため、観光マップを配布。大手に太刀打ちできないので、コスト削減のため、 パンフレットは作成しない(ネットのみ) ●福岡A社 車体購入費(約1億円)の70%が補助金。市役所内にある受付窓口の賃料無料化 <ループバス> ●神奈川A社 車両購入・車両運営コストに、国(たからくじ)の補助が投入されている ●愛知A社 車両購入コストに、国(たからくじ)の補助が投入されている ●京都B社 地元市→観光協会→運行会社のルートで補助金が入っている(運行会社は、今後、観光協会 が事業主体になることで、コース作りも行い、運行会社は運行に専念する形を希望)。乗車証は かまぼこ板がモチーフ ●石川A社 広告料収入として、会員企業から1社5,000円を徴収し、パンフレットに掲載 ●兵庫A社 3~9月土曜の工場夜景ツアー(45名)は、毎回、ほぼ満席 ●鳥取A社 県と市から補助金あり。県では全員外国人のグループを対象に、3時間以内1,000円で利用 できる観光タクシーの制度あり 15 観光バスに関する実態調査 ~(2)バス試乗調査~ (2)バス試乗調査(全国の定期観光バス及びループバス) ●実施日:平成24年7月28日~平成25年1月18日 ●実施対象:大阪のベンチマークとなるような全国主要都市の 定期観光バス及びループバス (インバウンド対応コースは除く) ●サンプル数:定期観光バス7社・15コース ル プバス11社 12コ ス ループバス11社・12コース ●調査内容:実際に乗車して、コースの内容やガイドの演出などを 調査した。 詳細は、資料編へ 16 観光バスに関する実態調査 ~(2)バス試乗調査(定期観光バス) (2) ス試乗調査(定期観光 ス) ~ <定期観光バス> バス試乗調査総評 <価格> 食事なしは概ね1,500円~4,000円以内、食事ありは概ね4,000円台~1万円超 <チケット予約>概ね、(申込み)電話のほか、ネット・FAX、代理店も可。 (支払い)現地払・振込払・代理店払。(予約)原則、要予約 <観光スポットへのアクセス>コースの魅力に大きく関わるためか、駐車場はできる限り 分かりやすく便利な場所に確保する努力、またそのための行政への要望が多い <地域資産の活用・演出等>概ね、コース内に地域の特性を盛り込んでいる。また、 乗車時のちょっとしたプレゼントや、ガイドによるエンタテインメント性の追求といった 努力が見られる <車両>ハイデッカーや2階建て、地域に根付いたキャラクターのラッピングや目立 つカラーリング、覚えやすいナンバーといった工夫が見られる 17 観光バスに関する実態調査 ~(2)バス試乗調査(ループバス) ( ) 試乗調査(ル )~ <ループバス> バス試乗調査総評 <価格>100円か200円がほとんどだが、250円や300円の路線もある <チケット予約>ほとんどは予約不要、支払いは現金。 予約 予約 要、支払 現 。 1日乗車券を設けている路線もある。(IC等のカードは意外と少ない。) <観光スポットへのアクセス>停留所は極力便利な場所に確保する努力が見られ、 <観光スホ ット のアクセス>停留所は極力便利な場所に確保する努力が見られ、 目立つ標識にしている路線もある。一方、東京等の大都市部は分かりづらいところも ある。概して整備のための行政への要望は多い <地域資産の活用・演出等>停留所をできるだけ文化施設に近く設置、モニターも 含めた英語によるガイダンス、ガイドによるエンタテインメント性の追求といった努力 が見られる <車両>中型~小型で、レトロバスや地域に根付いたキャラクターのラッピング ・目立つカラーリングといった工夫が見られる 18 観光バスに関する実態調査 ~(2)バス試乗調査(定期観光バス・ループバス)~ ( ) 試乗調査(定期観光 ル ) <大阪に取り入れられそうな点(主要事例)> <定期観光バス> ●はとバス ・待合所として高架下スペース等を有効に活用 ・主要都市らしく、タワーからの夜景や船との組合せ ・14時台着便でも昼食なしの選択を可能にしているコースもある ・築地市場や日本橋老舗めぐりではバスガイドとは別に現地案内人を用意 ●北陸鉄道(金沢) 兼六園等では入場料を含まないことで割安感を出しつつ、これら追加分は団体割引で入場 ●京都定期観光バス 食事処の多い場所であえて食事を設定せず食べ歩きを促すことで街への経済効果やバス料金の 割安感を創出 ●福岡オープントップバス(西鉄) ガイドは「バスアナ」と呼ばれ、車内をイベント空間として盛り上げている <ループバス> ●横浜市交通局・姫路城周辺観光バス(神姫バス) 横浜の街並みに合う車両デザイン ●新潟市観光循環バス 1日乗車券は乗車の年・月・日をコインで削る ●金沢ライトアップバス実行委員会 コースの一部を「金沢ボランティアガイド まいどさん」が案内。ライトアップスポットを巡るルート ●博多にわか・グリーンバス(西鉄) 車両に芸能一団が乗り込んでの伝統芸能の披露 19 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 ①外部委託調査 ①外部委託調査~ (3)ニ ズ調査 (3)ニーズ調査 ①外部委託調査(インターネットでのアンケート調査) ●実施日:平成24年8月23日~8月24日 ●実施対象:調査会社「マクロミル」に登録している全国の18歳以上の 男女 (※予備調査により、旅行業、その他観光関連業、調査行、広告 代 業 従事 代理業に従事している人は除外し、大阪への旅行に関心がある、 る 除外 、大阪 旅行 関 ある、 やや関心がある人を対象) ●サンプル数:549サンプル ●調査内容:定期観光バスやル プバスを求める声がどの程度 ●調査内容:定期観光バスやループバスを求める声がどの程度 あるかや、バスで巡りたいスポット、バス利用時の価格 の許容範囲などをネットアンケート形式で調査 20 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 ②ボランティアガイドによる聞き取り調査~ (3)ニーズ調査 ズ 査 ②ボランティアガイドによる聞き取り調査 ●実施日:平成24年8月6日~8月24日 ●実施対象 調査期間中に大阪城天守閣にてVGを利用者した観光客 ●実施対象:調査期間中に大阪城天守閣にてVGを利用者した観光客 ●サンプル数:335サンプル ●調査内容:外部委託調査と同じ質問を対面聞き取り方式で調査 21 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 ③観光案内所における聞き取り調査~ (3)ニ ズ調査 (3)ニーズ調査 ③観光案内所における聞き取り調査 ● 実施日:平成24年8月9日~8月22日 ●実施対象:調査期間中にVICを訪問した利用者。 ●サンプル数:250サンプル ●調査内容:外部委託調査と同じ質問を対面聞き取り方式で調査 22 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 「大阪の観光に関するアンケ 「大阪の観光に関するアンケート」調査項目~ ト」調査項目 (3)ニーズ調査 【「大阪の観光に関するアンケート」調査項目 インタ ネット・ボランティアガイド・観光案内所共通】 インターネット・ホ ランティアカ イト ・観光案内所共通】 <お客様についてお伺いします> Q1:お住いは?( )都・府・県 )都 府 県 Q2:性別・年齢 ①男 ②女 /①10代 ②20代 ③30代 ④40代 ⑤50代 ⑥60代 ⑦70代以上 Q3:ご職業は? ①学生 ②会社員 ③専業主婦 ④自営業 ⑤その他( ) <観光地としての大阪に求められるサービスについてお伺いします> Q4:大阪の観光に「あれば良いな!」と思うサービスはどれですか?(複数回答可) ①無料WI-FIスポット ①無料 ポット ②全ての交通機関が利用可能なお得な乗車券 ③人力車 ④観光タクシー ⑤定期観光バス ⑥ループバス ⑦地元グルメの案内所 ⑧その他( 23 ) 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 「大阪の観光に関するアンケ 「大阪の観光に関するアンケート」調査項目~ ト」調査項目 (3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 【「大阪の観光に関するアンケート」調査項目 インターネット・ボランティアガイド・観光案内所共通】 <ガイドの案内で観光スポットを巡る「定期観光バス」についてお伺いします(前半)> Q5:1日市内観光する場合、どの程度の価格帯なら定期観光バスを利用しますか? ①1万円以上 ②5千~1万円 ③3千~5千円 ④1千~3千円 ⑤利用しない Q 大阪で定期観光バ を利用する場合どんな ポ トを巡りたいですか (複数回答可) Q6:大阪で定期観光バスを利用する場合どんなスポットを巡りたいですか?(複数回答可) ①定番観光スポット(大阪城、通天閣、海遊館、空中庭園、道頓堀) ②天王寺動物園や植物園 ③神社・仏閣 ④商店街やデパート ⑤アウトレットモール ⑥風光明媚な自然スポット ⑦博物館・美術館 ⑦博物館 美術館 ⑧工場見学 ⑨温泉 ⑩遊覧船 ⑪劇場(お笑いライブ) ⑫高級 ⑫高級・老舗料亭 老舗料亭 ⑬B級グルメ ⑭夜景 ⑮スポーツ観戦や競技場のバックヤード等 ⑯その他( ) Q7:定期観光バスにどんな魅力があれば利用しょうと思いますか?(複数回答3つまで可) ①魅力的な訪問地 ②定期観光バス限定 美味しい食事 ③多彩なコース ④価格の安さ ⑤バス乗り場の多さ ⑥特別なガイド(楽しいガイド、モデル事務所所属ガイド等) ⑥特別なガイド(楽しいガイド モデル事務所所属ガイド等) ⑦快適な車両空間 ⑧二階だてオープン観光バスなどの特徴的な車両 ⑨事前予約不要などの利用し易さ ⑩お土産等の特典付き ⑪その他( ペット同乗可や自転車持込可など ット同乗可や自転車持込可など ) 24 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 「大阪の観光に関するアンケ 「大阪の観光に関するアンケート」調査項目~ ト」調査項目 (3)ニーズ調査 【「大阪の観光に関するアンケート」調査項目 インタ ネ ト ボランテ アガイド 観光案内所共通】 インターネット・ボランティアガイド・観光案内所共通】 <ガイドの案内で観光スポットを巡る「定期観光バス」についてお伺いします(後半)> Q8:どんなときに定期観光 スを利用したいと思いますか?(複数回答可) Q8:どんなときに定期観光バスを利用したいと思いますか?(複数回答可) ①効率よく大阪を観光するため ②大阪のどこを観光するか迷った時や電車が苦手で土地勘がない時(空港や新幹線駅から) ③待ち時間などの空いた時 ④大阪に宿泊し、翌日時間のある(観光する)とき ⑤利用しない ⑥その他( ) Q9:定期観光バスについて、どこから乗車(利用)したいですか。 ①新大阪駅(新幹線) ②大阪駅 ③なんば駅 ④天王寺駅 ⑤空港 Q Q10:1日コース(7時間程度)、半日コース(4時間程度)、ショートコース(2時間程度)の内、 日 ( 時間程度)、半日 ( 時間程度)、ショ ト ( 時間程度)の内、 どれが最適ですか。 ①1日コース ②半日(午前・午後)コース ③2時間程度コース ④分からない ⑤利用しない 25 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 「大阪の観光に関するアンケ 「大阪の観光に関するアンケート」調査項目~ ト」調査項目 (3)ニーズ調査 【「大阪の観光に関するアンケ ト」調査項目 【「大阪の観光に関するアンケート」調査項目 インターネット・ボランティアガイド・観光案内所共通】 <ガイドが添乗せず観光スポット近くのバス停を結ぶ イ 添乗 ず観光 ポッ 近く 停を結ぶ 「観光ループバス」についてお伺いします> Q11:1日乗車券を購入し市内観光する場合、どの程度の価格帯までなら観光ループバス を利用しますか? ①千円以上 ②千円~500円まで ②千円 500円まで ③500円以下 ④利用しない Q12:初めて大阪を観光するにあたり、同じコースで、価格がある程度する定期観光バス (ガイド添乗付き)と安価な観光ループバス(ガイド添乗なし)であれば、あなたはどちらを 利用しますか。 ①定期観光バス ②観光ループバス 26 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 まとめ Q1:お住まいは? Q2:性別(サンプル数) 600 7 30 その他 1 .2 % 九州・沖 縄 10.0% 北海道・ 東北地方 8.9% 500 72 7 77 59 不明 70代以上 60代 50代 40代 30代 20代 代 10代 400 中国・四 国, 9.8% 72 関東 23.7% 300 大阪府以 外近畿 14.5% 108 82 105 200 大阪府 19 5% 19.5% 中部 ・北陸 12.4% 100 92 70 50 0 37 男性 487 27 124 79 59 12 8 12 854 女性 584 不明 63 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 まとめ Q3:ご職業は?(サンプル数) Q4:大阪の観光に「あれば良いな!」と思うサービスは どれですか?(サンプル数、複数回答可) 600 68 24 500 121 400 242 59 300 6 その他・不明 自営業者 専業主婦 会社員 学生 200 248 144 100 106 53 0 男性 487 8 女性 58 584 Wi-Fi 乗車券 人力車 タクシー 定期観光バス ループバス クグルメ案内所 ルメ案内所 その他・不明 0 25 8 24 6 不明 63 200 400 600 800 ●「定期観光バス」、「ループバス」を合わせると、回答者の約50% が何らかの形でバスを希望している 28 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 まとめ<定期観光バス関連> <定期観光バスに関連する質問> Q6:大阪で定期観光バスを利用する場合どんなスポットを 巡りたいですか? Q5:1日市内を観光する場合、どの程度の価格帯なら 定期観光バスを利用しますか? 定番 ポ ト 定番スポット 1万円 動物園・植物園 以上 神社・仏閣 2.9% 商店街・デパート 商店街 テ 利用なし・ 不明 7.0% アウトレット 自然スポット 5千 ~1万円 16.5% 博物館・美術館 工場見学 場見学 温泉 遊覧船 1~3千円 37.6% 劇場 高級・老舗料亭 3~5千円 36.0% B級グルメ 夜景 スポーツ観戦 ポ 観戦 その他・不明 0 29 200 400 600 800 1000 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3) ズ調査 まとめ<定期観光バス関連> <定期観光バスに関連する質問> Q8:どんなときに定期観光バスを利用したいと思いますか? Q7:定期観光バスにどんな魅力があれば利用しようと思い ますか? 効率のよい観光 訪問地 食事 土地勘がない時 多彩なコース 空いた時間 価格の安さ 乗り場の多さ 宿泊の翌日 特別なガイド 車両空間 利用しない 特徴的車両 予約不要 その他・不明 特典付き 0 その他・不明 0 100 200 300 400 500 600 30 700 100 200 300 400 500 600 700 800 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3) ズ調査 まとめ<定期観光バス関連> <定期観光バスに関連する質問> Q9-2:定期観光バスについて、どこから乗車(利用)したい ですか?(サンプル数、居住地域別) Q9:定期観光バスについて、どこから乗車(利用)したい ですか? 不明 1.9% 180 160 新大阪駅 140 大阪駅 なんば駅 120 天王寺駅 100 空港 80 新大阪駅 32.7% 不明 60 なんば駅 13 1% 13.1% 40 20 大阪駅 35.8% 31 明 縄 ・不 ・沖 そ の 他 州 九 中 外 以 府 阪 国 近 ・四 畿 国 府 阪 大 陸 ・北 部 中 大 北 海 道 ・東 北 東 0 関 天王寺駅 5.2% 空港 11.3% 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 ( ) 調査 まとめ<定期観光 まとめ<定期観光バス関連> 関連> <定期観光バスに関連する質問> Q10:1日コース(7時間程度)、半日コース(4時間程度)、 ショートコース(2時間程度)の内 ショ トコ ス(2時間程度)の内、どれが最適ですか? どれが最適ですか? 利用しな い 1.2% ●「定期観光バス」では、「半日コース(4時間程度)を選択した 回答者が圧倒的に多く、効率的に観光したい思いが表れて いる。 分から ない 3.9% ショートコース 11.7% 1日コース 20 4% 20.4% 半日コース 半日コ ス 62.8% 32 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 まとめ<観光ル まとめ<観光ループバス関連> プバス関連> <観光ループバスに関連する質問> Q11:1日乗車券を購入し市内観光する場合、どの程度 の価格帯までなら観光ル プバスを利用しますか? の価格帯までなら観光ループバスを利用しますか? 利用 不明 しない 1.1% 2.6% 500円 以下 16.5% ●500円~1千円を選択した回答者が約67%と圧倒的に多く、 低価格志向が強い(Q5の定期観光バスで価格許容範囲が分散 したことと比べると、ループバスの志向は明確である) した とと比 ると、ル プ スの志向は明確である) 1千円 以上 13.2% 回答の中心増は 大阪府在住・40 代・女性 500 ~1千円 66.6% 33 観光バスに関する実態調査 ~(3)ニーズ調査 (3)ニ ズ調査 まとめ Q12:初めて大阪を観光するにあたり、同じコースで、価格 がある程度する定期観光バス(ガイド添乗付き)と安価な ループバス(ガイド添乗なし)であれば、あなたはどちらを プバ (ガ ド添乗な ) あれば あなた どちらを 利用しますか) ●30代・40代は「ループバス」を選択した方が多く、それ以外の 年代(とりわけ70代以上)は「定期観光バス」の比率が高いと いう結果となった 不明 1 6 観光ルー プ バス 601 定期 観光 バス 5 1 7 34 経済界からも要望 府・市に対する「平成25年度予算・税制等への要望」 ◆平成24年9月5日付けで、大阪商工会議所が、松井一郎府知事および橋下徹市長へ建議 ◆「千客万来都市OSAKAプラン※」の推進のために、大阪・関西全体の戦略プロジェクトとして ◆インバウンドによる消費拡大に向けた環境整備が必要 ※千客万来都市OSAKAプランとは? ・今後の事業運営の基本となる新しいビジョンで、平成23年から3年かけて取り組む ・アジアをはじめとする振興国から大阪・関西への集客と投資導入を図る ・大阪・関西で新たなビジネスを創出して、海外へ発信し、集客と投資導入につなげる ・インバウンドとアウトバウンドの好循環を、企業、市民、行政、経済団体等の全員参加で実現する 「中国をはじめとするアジアからのインバウンドによる消費拡大に 向け 外国語のサイン表示 観光バスの駐停車場 観光に便利な 向け、外国語のサイン表示、観光バスの駐停車場、観光に便利な ループバスなどの整備を行われたい。」と要望 35 推進可能な体制検討① ま と め 市場ニーズ の高まり 国内海外主要都市 のほとんどが導入 来阪外国人 大幅増に向けた 行政の戦略 経済界からも 要望 民間事業者単独 での運行は たいへん厳しい にじ号の 経験 自治体・経済界・協会が共通認識のもとに一体となり 持続可能な「オール大阪」での体制なら継続が可能か 36 推進可能な体制検討② 持続可能な「オール大阪」での体制 (経営資源(ヒト・モノ・カネ)がある程度 揃 ていることを前提に) 揃っていることを前提に) リスク分散のための 協議会方式による運営組織 ・市交通局などの協力を得た既存のバス停の活用 ・観光スポット周辺の無料駐車スペースの確保検討 ・低料金でユニークなコース設定 ・乗車人員少なくても採算取れる運営スキーム 乗車人員少なくても採算取れる運営スキ ム ・周遊パスと観光バスの組み合わせなど双方のメリットを いかしたコース設定 ・各事業者に行政からやらされてる感のない事業スキーム ・各事業者に行政からやらされてる感のない事業スキ ム 43 37 推進に向けた方向性(打ち手)① 持続可能な「オール大阪」での体制 持続可能な「オ ル大阪」での体制 リスク分散のため協議会方式による運営組織 <メインターゲットは外国人> <メインターゲットは日本人> 海外インバウンド旅行客を中心 食も組み合わせた若干高額な観光バスの運行 国内旅行客を中心 低額なループ方式路線バスの運行 44 38 推進に向けた方向性(打ち手)② ~交通局「にじ号」の例を踏まえたマーケティングの4P~ 交通局 にじ号」の例を踏まえたマ ケティングの4P PLACE PRICE PROMOTION PRODUCT (場所 →すなわちコース設定) (価格 →すなわち乗車料金) (販売促進 →すなわちPR) (品質 →すなわち商品コンテンツ) 周遊するルート(乗降場所 も含む)は 現状と合わ も含む)は、現状と合わせ て、利用者に魅力的なも のか? 料金は、利用者にとって 使 勝手 よ も か 使い勝手のよいものか? コストパフォーマンスとして 見合うものか? まずは知っていただくこと (存在 認知度)が大切 (存在の認知度)が大切 PRをやりすぎて、 やりすぎることはない 乗車時間は、日本や大阪の 魅力を求める利用者に 満足いただけるものか? また、コストパフォーマンス として見合うものか? 使い勝手の 公営単独では よい乗車料金 運送原価が の設定 掛かりすぎ? +お得な企画 →オール大阪 乗車券 でも民営並み とのリンク の運送原価 を維持 45 39 行政での実行が考えられること 行政での実行が考えられること ①協議会への金銭的補填 ②停留所等の駐車スペース確保のため の公共投資 ③新規路線開設は見送り、既存路線の 広報等による支援 など 46 40 <定期観光バス> 具体的シミュレーション(単年度)① 項目 収入 単位(1日当たり、円) 食事や観劇等なしの設定 運行台数、人数 運行日数 運行回数/日 金額(円) 運賃収入(大人) (想定)4,700 16 365 1 27,448,000 運賃収入(小人) (想定)4,300 4 365 1 6,278,000 33,726,000 20 小計 支出 平均乗車人員20人 大人16人:小人4人(8:2で想定) 平日1回運行 247日 土日祝1回運行 118日 実運行バス台数(平日) 1回 実運行バス台数(週末祝日) 1回 条件 365 1 15,622,000 1,800 365 1 657,000 29,700 365 1 10,840,500 車両修繕費 6,800 365 1 2,482,000 税金・保険 1,100 365 1 401,500 その他経費 5,500 365 1 2,007,500 一般管理費 4,400 365 1 1,606,000 営業外費用 150 365 1 54,750 人件費 燃料油脂費 車両償却費(5年償却) 21,400 2 小計 33,671,250 利益 54,750 若干の黒字となるものの、食事や観劇等のない高価格設定なので、集客にかなりの努力を強いられる 41 <定期観光バス> 具体的シミュレーション(単年度)② 項目 収入 平均乗車人員20人 大人16人:小人4人(8:2で想定) 平日1回運行 247日 土日祝1回運行 118日 実運行バス台数(平日) 1回 実運行バス台数(週末祝日) 1回 条件 単位(1日当たり、円) 価格を手の届きやすい大人2,500円、小人 , 2,000円(食事や観劇等なし)で設定 運行台数、人数 運行日数 運行回数/日 運賃収入(大人) (想定)2,500 16 365 1 14,600,000 運賃収入(小人) (想定)2,000 4 365 1 2,920,000 17,520,000 20 小計 支出 金額(円) 365 1 15,622,000 1,800 365 1 657,000 29,700 365 1 10,840,500 車両修繕費 6,800 365 1 2,482,000 税金・保険 1,100 365 1 401,500 その他経費 5,500 365 1 2,007,500 一般管理費 4,400 365 1 1,606,000 営業外費用 150 365 1 54,750 人件費 燃料油脂費 車両償却費(5年償却) 21,400 2 小計 33,671,250 利益 ▲16,151,250 手ごろな価格である一方、単年度でも大きな赤字を抱えてしまう 42 <定期観光バス> 具体的シミュレーション(単年度)③ 項目 収入 単位(1日当たり、円) 手ごろな価格を維持(食事や観劇等なし) するために必要な集客をシミュレーション 運行台数、人数 運行日数 運行回数/日 金額(円) 運賃収入(大人) (想定)2,500 31 365 1 28,287,500 運賃収入(小人) (想定)2,000 8 365 1 5,840,000 34,127,500 39 小計 支出 平均乗車人員39人 大人31人:小人8人(8:2で想定) 平日1回運行 247日 土日祝1回運行 118日 実運行バス台数(平日) 1回 実運行バス台数(週末祝日) 1回 条件 365 1 15,622,000 1,800 365 1 657,000 29,700 365 1 10,840,500 車両修繕費 6,800 365 1 2,482,000 税金・保険 1,100 365 1 401,500 その他経費 5,500 365 1 2,007,500 一般管理費 4,400 365 1 1,606,000 営業外費用 150 365 1 54,750 人件費 燃料油脂費 車両償却費(5年償却) 21,400 2 小計 33,671,250 利益 456,250 黒字は確保できるが、平均乗車人員39名は他地域に比べてもかなり多く、集客にかなりの努力を強いられる 43 <ループバス先行事例> 「うめきた」街開きに合わせ、梅田にループバス運行開始 うめきた」街開き 合わせ、梅田 ル 運行開始 「うめきた」(グランフロント大阪)の街開き(平成25年4月26日 予定)に合わせて、『うめだ、ぐるっと、めぐる=UMEGLE (うめぐる)』をコンセプトとした 「エリア巡回バス」「レンタサイクル」「駐車場連携」の3つの新たな 交通サービスを開始し、梅田地区全体の回遊性向上、梅田地区 全体の活性化を目指す 梅田のまちをつなぐエリア巡回バス 「UMEGLE-BUS(うめぐるバス)」が運行開始 ● 梅田地区内での運行実績のある阪急バスが実施し、 梅 地 内 運行実績 ある阪急バ が実施 「 「UMEGLE」の ロゴマーク、カラーリングを配したスタイリッシュなデザインのバスが、 梅田地区の東西南北12地点を繋ぐ ●バス車体のラッピング広告やバス車内のデジタルサイネージ広告等、梅田 を ぐる新 な ディ 媒体 活用も積極 図 のまちをめぐる新たなメディア媒体としての活用も積極的に図っていく ●阪急バス「開発事業者で構成する一般社団法人(TMO)と一緒に事業を 維持していきたい。今後、協賛企業も得ていきたい」 (※現在、路線免許申請中であり、今後変更となる場合あり) 運行距離:約4km(1周約30 運行距離 約4km(1周約30 分) 停留所数:12 か所 運行時間:10 時~21 時(10 分間隔で運行) 利用料金:100 円(小人50 円)、1 日乗車券200 円(小人100 円) (小型35人乗りノンステップバス×3台で運行予定) 50 44 <既存インフラ活用例> 「大阪周遊パス」等、既存企画乗車券とのリンクによる顧客利便性 の向上 顧客利便性を考慮し、需要の高まっている企画乗車券「大阪周遊パス」のインフラ活用を 検討することは可能 <メインターゲットは外国人> 海外インバウンド旅行客を中心 食も組み合わせた若干高額な観光バスの運行 <例> 「大阪周遊パス」2日券等の提示で 割引乗車可能 (※ただし、事前予約は必要? また、バス事業料金収受のため、 「大阪周遊パス」2日券を若干値上げ?) <メインターゲットは日本人> 国内旅行客を中心 低額なループ方式路線バスの運行 <例> 「大阪周遊パス」1日券等の提示で 自由に乗降可能 (※ただし、バス事業料金収受のため、 (※ただし バス事業料金収受のため 「大阪周遊パス」1日券を若干値上げ?) 51 45 新規路線は見送った場合の行政の打ち手 予算等の関係から 行政による金銭的補填、 公共投資は難しい 民間事業者単独での運行は たいへん厳しい 当面、既存の ・水上バス 水上バス ・大阪ダックツアー ・中之島ループバス「ふらら」 ・「大阪周遊パス」 「大阪周遊パス」 ・「うめぐるバス」 の広報支援を行っていくことが得策ではないか 52 46 「大阪ダックツアー」のSWOT分析 <Strength(強み)> ●希少価値の高い水陸両用車 ● 河川運行上、吹きさらしの形状 なので、気候も快適な時期に強く、 GWの乗車率は100% 桜シ ズ GWの乗車率は100%、桜シーズ ンの乗車率は80% ●大阪らしい笑いを重視したガイド <Opportunity(機会)> ●オンシーズンのナイト時間運行 ●オンシ ズンのナイト時間運行 の認知度向上による利用促進 ●海外インバウンドでの認知度向 上による利用促進 ●車内販売グッズの名物化等、付 帯収入部分の認知度向上 <Weakness(弱み)> ●お客様は、雨・風時の観光が厳 し (雨 時は車内 傘を差すか しい(雨天時は車内で傘を差すか、 カッパを着るか) ●オンシーズンとオフシーズンの 集客の差が大きい <Threat(脅威)> ●梅田のループバス「うめぐる」等 の登場 ●長梅雨や冷夏等の悪天候 この部分を 伸張(広報 支援)して いく 53 47 中之島ループバス「ふらら」のSWOT分析 <Strength(強み)> ●淀屋橋から中之島のオフィス街 や美術館、科学館、ホテル、会議 場、病院等を回遊 ●日中1時間に4便運行 ●大人1乗車200円 ●鮮やかなピンク色の目立つ車体 <Opportunity(機会)> ● (海外インバウンドも含めた)認 知度向上を図り、とりわけ観光要 素強化による利用促進 <Weakness(弱み)> ●起点となる淀屋橋等の乗り場が 分かりづらい ●現状、通勤・通院客がほとんど になっており、観光ツールとしての 認知度が低い <Threat(脅威)> ●京阪中之島線やリーガロイヤル ホテルシャトルバス等とはバッティ ングする関係 ●中之島の街としてのポテンシャ ル低下 この部分を 伸張(広報 支援)して いく 54 48 「うめぐるバス」のSWOT分析 <Strength(強み)> ●「うめきた」の街開きに合わせて ● うめきた」の街開きに合わせて 運行を開始し、梅田の東西南北を 回遊 ●日中10分間隔で運行 ●大人1乗車100円 ●鮮やかな黄緑色の目立つ車体 <Opportunity(機会)> ● (海外インバウンドも含めた)認 知度向上による利用促進 ●(梅田におけるパーク&ライドシ ステムの一環であるため)環境意 ステムの 環であるため)環境意 識の高揚 ●広告出稿も含めた付帯スポン サ の獲得 サーの獲得 この部分を 伸張(広報 支援)して いく <Weakness(弱み)> <Threat(脅威)> ●低価格のため、相当の利用客が ●渋滞 ないと収益性低 ●新規事業社の参入 55 49 国際観光都市・大阪における観光バス整備への布石 ~現状ニーズ・他都市状況・今後の方策~ <資料編> 平成25年2月28日 大阪市ゆとりとみどり振興局・公益財団法人大阪観光コンベンション協会 国際観光都市・大阪における観光バス整備への布石 ~現状ニーズ・他都市状況・今後の方策~<資料編> 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社への ヒアリング調査(定期観光バ ) ヒアリング調査(定期観光バス)~ 資ー1 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) <定期観光バス> 東京A社 ⑥採算ラ イン ①運行 実施形 態 東京A社が事業主体 ②コース ・半日コースが人気で、短時 気 間で3,000円程度の安めの価 格設定 ・年々価格は低下傾向 ③コース の更新 採算性の悪いものは年一度 の改変期に見直すが、何十 年も継続している人気コース もある ④ガイド 基本的には歴史案内等はせ ず、ツアー内の案内は最小限 としている ⑤代理 店販売 の有無 あり 資-2 コストをどこまで含めるかにもよるが、 一乗車20名が目安 ⑦自治体、 ・補助金等はない 観光協会、 ・発着場所を整備してほしい 監督官庁 との関わ り ⑧課題や 今後の展 望 乗り場のインフラ整備(乗り場を確保し てほしい)と、駐車場(8か所借りてい てほし )と、駐車場( か所借りて る)の賃料負担が大きい ⑨その他 特記事項 ・平成24年はスカイツリーの開業効果 成 年 リ 開業効果 もあり、定期観光バス事業の収支は何 とかトントンの状態だが、それまでの20 年は赤字で、基本的に儲かる事業と捉 えていない(スカイツリー以外のコース な ( イ リ 以外 は前年比80%程度) ・賃貸業やホテル業等、その他の事業 で収益を補っている 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) ⑥採算ラ イン <定期観光バス> 東京B社 ①運行実 施形態 東京B社が事業主体 ②コース ・食事・入場料抜きで2,980円。 浅草等の定番スポットを巡る8.5 時間コース ・定番コースの方が販売好評。 また電車で行きづらいエリア(巣 鴨や柴又)の人気が高い ・低価格低品質の食事を組み 込むより、自由に美味しいもの を食べていただくため観光地周 辺マップを配布 辺マッフ を配布 ③コース の更新 販売状況次第では1か月で廃 止することもある ④ガイド 通訳案内士がガイドを担当 ⑤代理店 販売の有 無 なし(楽天・日本旅行でのWEB 販売あり) 資ー3 20名以上でないと適性利潤が得られ ない ⑦自治体、 ・補助金等はない 観光協会、 ・発着場所を整備してほしい 監督官庁 との関わ り ⑧課題や 今後の展 望 ・乗り場のインフラ整備(名古屋のよう に駅前にバス停を作ってほしい) ・カリスマガイドをうまく活用したい ・地元の方に乗っていただきたい。日 中のちょっとしたお出かけにも利用して いただきたい ⑨その他 特記事項 ・大手に太刀打ちできないので極限ま でコストを削減している。そのためパン フレットは制作しない 定期観光バス事業は収益全体の1割 ・定期観光バス事業は収益全体の1割 程度(貸切バス等の比率が高い) 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) ⑥採算ラ イン <定期観光バス> 神奈川A社 ①運行実 施形態 神奈川A社(市交通局)が事業 主体 ②コース ・車でないと行くことができない ベイブリッジをコースに含む ・午前中に乗客が観光スポット 下車した後は、午後コースを運 行する等して、コース設定を効 率化 ・定員45名中20名程度 ・観光バスで利益を上げるのは困難。 しかし継続的に運行されるべきもの しかし継続的に運行されるべきもの、 また公共交通機関としての観光サポー トであるという理念で継続している ⑦ ⑦自治体、 、 補助金等はなく、一般路線部門等から 、 線 観光協会、 赤字を補填 監督官庁 との関わ り ⑧課題や 今後の展 望 ③コース の更新 ④ガイド 横浜の歴史を詳しく伝える等、 ホスピタリティを重視 ⑤代理店 販売の有 無 あり 資ー4 ⑨その他 特記事項 若い世代をターゲットにしており、「2名 で5,000円以下」という価格設定にして いる 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) ⑥採算ラ イン <定期観光バス> 京都A社 ①運行実 施形態 京都A社が事業主体 ②コース ・金閣寺等の定番スポットを含む定 期コースのほか、特別拝観やイベン ト観光付の季節限定 ト観光付の季節限定コース等、バラ ス等 バラ エティに富んでいる ③コース の更新 ・定番コースは多少の変更は加わる ものの、概ね同じスポットを巡ってい る ・イベント観光付は季節ごとのイベン トに合わせて企画設定 ・パンフレット及びWEBの更新は、 春 夏 秋冬の年3回 春・夏・秋冬の年3回 ④ガイド ・浴衣を着用して案内することもあり ・観光スポットでは、寺の住職がガイ ドをすることもあり ⑤代理店 販売の有 無 なし 資-5 (非開示) ⑦自治体、 地元観光協会や保存協会との提携企 画 観光協会 観光協会、 監督官庁 との関わ り ⑧課題や 今後の展 望 ・外国人対応 ・未利用者の新規開拓 ⑨その他 特記事項 ・冬はイベント減少に伴い、夜コースの 運行が減少 ・お客様の動向を拝見するに、団体で 行動するという意識が希薄化してきて いるように感じられる 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) <定期観光バス> 福岡A社 ①運行実 施形態 福岡A社が事業主体 ②コース ・昼2コース、夜1コースの計3 コース。いずれも60から80分で、 コンパクトに福岡市を巡る ・昼と夜の客層に大きな違いは ないが、敢えて述べれば夜は 若年層が目立つ ③コース の更新 一部更新はしているが、大きな ものはない ④ガイド 「バスガイド」ではなく、「バスアナ」と 呼んでおり、観光案内を行うだけで はなく、イベントMCのように、雰囲 気を盛り上げている ⑤代理店 販売の有 無 あり 資-6 ⑥採算ラ イン 定員36名中16~17名程度 ⑦自治体、 観光協会、 監督官庁 との関わ り ・車体購入費(約1億円)の70%が補助 金 ・市役所内の受付窓口の賃料無料化 ・広報等でのフォローがほしい ⑧課題や 今後の展 望 オープントップバスなので、荒天時の取 オ プントップバスなので 荒天時の取 扱い(暑さ、寒さも含む) ⑨その他 特記事項 ・定期観光バス収益+ループバス収益 で1億円が目標 ・会社全体で見た場合、観光バス事業 の割合は非常に小さい。受入サービス の割合は非常に小さい。受入サ ビス という位置付けで運行している 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) ⑥採算ラ イン <定期観光バス> 大阪A社 最少催行人員2名だが、5名以上で黒 字 ①運行実 施形態 大阪A社(旅行会社)が事業主 体 ②コース ②コ ス インバウンド中心。現在、大阪 では、ウォーキングや公共交通、 食事等を交えて4コースを設定 ③コース の更新 大阪はアジアニーズが高く、そ の趣向に合わせて、様々な商 品開発を検討している ⑧課題や 今後の展 望 京都では欧米ターゲットの商品内容で あり、ニーズの異なる大阪では別ブラ ンドで展開している ④ガイド 通訳案内士が担当し、英語・中 国語・韓国語を選ぶことができ る ⑨その他 特記事項 数年前に、支援をもらって1年間ほど 運行したことはあったが、採算ベース に乗らず撤退していた ⑤代理店 販売の有 無 あり 資-7 ⑦自治体、 ない 観光協会 観光協会、 監督官庁 との関わ り 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(定期観光バス)~ ( ) 会社 の アリング調査(定期観光 ) <定期観光バス> 大阪B・C・D社 ①運行実 施形態 ⑥採算ラ イン (非公開) ただ乗車率は、GW100%・桜シーズン 80%の 方で 冬季等オフシ ズンは 80%の一方で、冬季等オフシーズンは 厳しく最小催行人員10名に満たず運 休する時もある ⑦ ⑦自治体、 、 観光協会、 監督官庁 との関わ り ない。周辺観光施設等からの受益者 観 負担もない (ただし、行政からは、公園道路の通行 や、河川入水スロープを使用させてい ただいている) ⑧課題や 今後の展 望 ・オンシーズンはあまり伸び代がない が、ナイト利用を強化したい ・オフシーズンはインバウンド等による 乗車率アップを図りたい プ ⑨その他 特記事項 車体側面に企業広告が入っているが、 あくまでラッピングスポンサー(車体の 様々なイラスト貼替費用を負担するの み)であり、多額な広告料収入を得て いるわけではない 水上運行をB社(NPO)、陸上運行 をC社(株式会社)、旅行企画・実施 をD社(株式会社)が担当 ②コース 冬季1コース、それ以外は3コース ③コース の更新 新 運行開始当初は、商工会議所発で あ たが クライマ クスの水上運行 あったが、クライマックスの水上運行 が冒頭に来てしまうことや、ターミナ ル駅の集客性、またガイドによるお 客様ニーズ収集の結果、大規模ター ミナル駅側発着に変更した ④ガイド コース環境から観光案内は少ない が、大阪らしく、笑いを交えながら、 雰囲気を盛り上げている ⑤代理店 販売の有 無 あり 資-8 国際観光都市・大阪における観光バス整備への布石 ~現状ニーズ・他都市状況・今後の方策~<資料編> 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社への ヒアリング調査( ヒアリング調査(ループバス)~ プバ ) 資-9 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 神奈川A社 ①運行実 施形態 神奈川A社(市交通局)が事業 主体 ②コース 当初1コースだったが、お客様の 声や運行の効率を考慮し、2 コースに分割した ③ガイド 土日祝の初便のみ、ホ ランティア 土日祝の初便のみ、ボランティア ガイドによる案内あり(ガイドの問 題点:レベルにバラツキあり、また 一旦導入すると変更しづらい) ④代理店 販売の有 無 あり ⑤採算ラ イン 結果的には1,600万円の黒字 結果的には1 600万円の黒字 だが、車両購入時に国(宝くじ) の補助が入っており、車両運営 コストも宝くじ補助金で処理 資-10 ⑥自治体、 別途、市からの補助金はない 観光協会、 監督官庁 との関わ り ⑦課題や 今後の展 望 ⑧その他 特記事項 ・レトロバス6台で運行中で、11月に更に1 台を追加投入 ・道路事情が悪い時は、一般路線バス をループバスに回して対応することもある ・運転手は募集も行っており、よりモチ ベーションの高い人材を登用している ⑨現在の 運行まで の経緯 当初は1つのコースを8の字で運行し 当初は1 の スを8の字で運行し ていたが、平成23年10月の予算編成 時に新コースを検討、平成24年7月から2 コースに変更した 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 京都B社 ①運行実 施形態 京都B社が事業主体 ②コース スタート当初からルート変更は なく、対象施設が増加傾向にあ るが、今後も大きく変わること はない ③ガイド 今は入っていない(現在、検討 中ではある) ④代理店 販売の有 無 なし ⑤採算ラ イン 満席でもペイは厳しい。1,500 円の料金を希望しているが 地 円の料金を希望しているが、地 元自治体の希望により1,000円 としている。 資-11 ⑥自治体、 観光協会、 監督官庁 との関わ り 地元市→観光協会→運行会社のルー トで補助金。運行会社は、観光協会が 事業主体になる(コース作りは観光協 会で行い、会社は運行に専念する)こ とを希望 ⑦課題や 今後の展 望 ・PR不足 ・乗車証「かまぼこ手形」をストラップに 変更したい ⑧その他 特記事項 乗車証がかまぼこをモチーフとしてい て特徴的。記念品となり、マスコミにも 多数取り上げられた ⑨現在の 運行まで の経緯 ・もともとJRとのタイアップで100円周 遊バスを運行していたが、タイアップが 終了したことやマイカー利用が増加し たこともあり、定期観光バスを開始した ・しかし、定期観光バスの利用はほと んどなく、再び周遊バスに戻した 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 愛知A社 ①運行実 施形態 行政(市民経済局)が主体で、 行政(市民経済局)が主体で 運行社局へ委託 ②コース 更新の予定はない ③ガイド ・ガイドはいないが、土日祝に一 部ボランティアガイドあり ・テレビモニターによる画像放映も あり ・「名古屋おもてなし武将隊」に よる車内放送あり ④代 店 ④代理店 販売の有 無 あり ⑤採算ラ イン 約900万円の赤字(平成23年 度)を 地元自治体が負担 度)を、地元自治体が負担 資ー12 ⑥自治体、 観光協会、 監督官庁 との関わ り 地元自治体負担+宝くじからの補助金 によって成り立っている (宝くじからの補助金でバス5台を購 入) ⑦課題や 今後の展 望 ・バス車両老朽化による更新費用の問 題もあり、プロポーザル(企画・提案) 型で運行事業者を募集したい 赤字削減のため、バス車体広告も検 ・赤字削減のため、バス車体広告も検 討中 ⑧その他 特記事項 ・駅前バスターミナル乗り場において、 路線バスとループバスの見分けが付く よう 待ち客用の白線レ ンが歩道に よう、待ち客用の白線レーンが歩道に 表示されている ・月曜日は、美術館等の休館が多いの で運休 ⑨現在の 運行まで の経緯 愛知万博の際に運行していたバス継 続希望の声が多く、再開したもの 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 石川A社 ①運行実 施形態 事業主体は石川A社(実行委 員会形式)で、地元民間事業者 へ運行を委託 ②コース 更新の予定はない ③ガイド 一部区間のみ、期間限定で、 部区間のみ、期間限定で、 観光ガイドの案内(約30分)あ り ④代理店 販売の有 無 なし ⑤採算ラ イン 運賃は大人200円であるが、実 際は500分のコストが発生 資-13 ⑥自治体、 行政からの補助金あり(補助金がない 観光協会、 と成り立たない状況で、運行事業社は 監督官庁 継続を希望) との関わ り ⑦課題や 今後の展 望 期間限定運行なので、年間を通してバ スを活用できていない ⑧その他 特記事項 広告料収入として、会員企業から1社 5,000円を徴収し、パンフレットに掲載 , 円を徴収 、 ッ 掲載 ⑨現在の 運行まで の経緯 観光客・宿泊客から夜に楽しめるもの がないかという要望が多く、従来より 行っていたライトアップスポットを結ぶ バスの運行を開始したもの 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) ⑥自治体、 観光協会、 監督官庁 との関わ り <ループバス> 福岡A社 ①運行実 施形態 福岡A社が事業主体 ②コース ②コ ス 一部変更した程度で継続運行 部変更した程度で継続運行 ③ガイド 一部区間のみ、期間限定で、 地元保存会の方々による無形 民族文化財を演じながら、沿線 の観光名所の案内も行ってい る ④代理店 販売の有 無 なし (ただし、地元主要ホテルでの 販売はあり) ⑤採算ラ イン 「採算ラインは設けず」 採算ラインは設けず」 資-14 ⑦課題や 今後の展 望 広報等で 、行政のフォローがほしい ⑧その他 特記事項 ・定期観光バス収益+ループバス収益 で1億円が目標 ・会社全体で見た場合、観光バス事業 の割合は非常に小さい。受入サービス という位置付けで運行している ⑨現在の 運行まで の経緯 定期観光バスは古いという印象が強い のか、乗客数も上がってこないため、 観光客対応の代替策としてループバス を開始 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 新潟A社 ①運行実 施形態 行政(地元自治体の文化観光 行政(地元自治体の文化観光・ スポーツ部)が事業主体で、地 元民間事業者へ運行を委託 ②コース 運行開始当初から、ほぼ同じ コ スで運行しているが 新施 コースで運行しているが、新施 設がオープンした際にルート変 更した経緯はある ③ガイド ・ガイドはいないが、「ガイドさん と町歩き」をパンフレットで紹介 し、タイアップしている ・ボランティアガイド養成講座受 講者による「新潟シティガイド」 講者による 新潟シティガイド」 を予約すると、バス停まで出迎 え、地元を案内 ⑥自治体、 観光協会、 監督官庁 との関わ り ・地元自治体からの補助金が、運営費 用の約50%を占める ・利用者が現状の2倍程度にならない 利用者が現状の2倍程度にならない と収支が合わない ⑦課題や 今後の展 望 ・バス車両の老朽化 ・現状1コース1台稼動を増車したいが、 予算が厳しい ・乗車券販売のチャネルを増やしたい (高速バスとのセット販売、ネットやコン ビニでの販売等) そ そ 見直 時期 (停留 ・そろそろコースの見直し時期か(停留 施設の取捨選択を熟慮する必要) ④代理店 販売の有 無 なし ⑧その他 特記事項 ⑤採算ラ イン 非公表 ⑨現在の 運行まで の経緯 資-15 観光地が点在している一方、徒歩やタ クシーで回るのは困難と考えられ、当 時、函館等のループバスが成功してい たことから検討、運行を開始した 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 兵庫A社 ⑥自治体、 1ルートのみ、地元自治体からの補助 観光協会、 金あり 監督官庁 との関わ り ①運行実 施形態 兵庫A社が事業主体 兵庫 社 事業 体 ②コース 観光エリアが1か所に集約して いるので あまり多種多様な いるので、あまり多種多様な コースは考えていない ③ガイド ⑦課題や 今後の展 望 ・乗車人数を増やすことよりも、サービ ス向上を考えている ・「観光はサービスの一環で、赤字覚 悟」と考えなければ、運行できない ⑧その他 特記事項 ・3~9月土曜運行の工場夜景のツ アールート(限定45名)は、毎回、ほぼ 満席 ・美術館等の回遊スポットの企画を充 実化すれば、自然とバス利用人数も増 加する傾向 音声ガイド ④代理店 販売の有 無 なし ⑤採算ラ イン 非公表 ⑨現在の 運行まで の経緯 資-16 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 鳥取A社 ①運行実 施形態 観光協会(県 市)が事業主体 観光協会(県・市)が事業主体 で、地元民間事業者へ運行を 委託 ② ②コース ス コース設定時に、観光協会の 設定時に 観光協会 会員から、停留先としての希望 があり、調整に苦慮した ③ガイド ・テレビモニターによるビデオ放 映 ・音声ガイド ④代理店 販売の有 無 なし ⑤採算ラ イン 1日あたり3.5万円の費用を 持ち出しており、補助金がない と成り立たない状況 資-17 ⑥自治体、 県と市からの補助金あり 観光協会、 監督官庁 との関わ り ⑦課題や 今後の展 望 「砂の美術館」常設展示開始のほか、 様々なイベントが開催されるようになり、 県外から多数の観光客を見込んでい る。これに伴い、期間限定で1日乗車 券割引や月曜運行も実施。また時刻表 のリニューアルや、駅バスターミナル乗り場の 案内告知改善を予定 ⑧その他 特記事項 県では全員外国人のグループを対象に、 3時間以内1 000円で利用できる観光タ 3時間以内1,000円で利用できる観光タ クシーの制度あり。今後は、宿泊客対象 にも同様のサービスが提供できないか検 討している ⑨現在の 運行まで の経緯 ループバス検討に際し、市報やマスコミ等を 通じて広く一般公募したところ、全国か ら2,852通もの応募があり、地元の麒 麟獅子を用いた愛称・装飾になった 麟獅子を用いた愛称 装飾になった 観光バスに関する実態調査 ~(1)バス会社へのヒアリング調査(ループバス)~ ( ) 会社 の アリング調査(ル ) <ループバス> 大阪A社 ①運行実 施形態 大阪A社が事業主体 大阪 社 事業 体 ②コース 主要な停留先である病院やテ ナントビル等にヒアリングを行 い、5か所であった停留所を、9 か所に増やすといった変更は 行っている ③ガイド 音声ガイド ④代理店 販売の有 無 なし ⑤採算ラ イン 1日の乗車人員400~500名以 日の乗車人員 名以 上ほしいところ、現状は平日 200名、土・日100名程度で赤 字(黒字の他路線から補填して いるような格好) る うな格好) 資-18 ⑥自治体、 観光協会、 監督官庁 との関わ り なし (大人200円のところ、100円運行への 変更も検討したが 市バスエリアが多 変更も検討したが、市バスエリアが多 分に絡むため断念) ⑦課題や 今後の展 望 ・利用者が通勤や通院に限られているので、 土日利用を増加するために、観光的要素を 絡めたい ・周辺に歴史的建造物が多いので、ボランティア ガイド等を利用できないか ・周辺区の赤バス廃止予定路線と絡めないか 周辺区の赤バス廃止予定路線と絡めないか ・ICカード化も検討したが車載機への投資額が 1億円見通しのため頓挫 ⑧その他 特記事項 会社としては、舞洲~南港間が黒字路線であ り、加えて桜島~舞洲に新路線ができる予定。 舞 路 が 舞洲~南港間に利用者から自転車を積むこ とができないかという要望もある ⑨現在の 運行まで の経緯 従来、ホテルが地下鉄駅との間で送迎ハ 従来 ホテルが地下鉄駅との間で送迎バ スを運行したが、私鉄の地下新線開通 とともにホテルが運行を廃止。しかし、周 辺施設からの要望により、A社独自で 運行を再開したもの 国際観光都市・大阪における観光バス整備への布石 ~現状ニーズ・他都市状況・今後の方策~<資料編> 観光バスに関する実態調査 ~(2)バス試乗調査 (定期観光バ ) (定期観光バス)~ 資-19 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス①~ コース名 称・価格 寅さんの故郷柴又とぶらり 都電の旅(大人8,900円) 試乗 試乗日 平成 年 月 平成24年7月31日 発着時間 10:10~16:50 (所要6時間40分 ) 発着場所 東京駅 コースの 概要 浅草・巣鴨の下町と路面電 車(都電)、川魚料理 チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込・現地払、原則予約要 資ー20 観光ス ポットへの アクセス バス乗降場から観光地までの距離は抜 群で、良い場所を確保。滞在時間もちょ うど良い。 地域資産 の活用 途中、都内唯一の路面電車(都電)に 乗車(ただし、乗車中のガイドはなし) 演出 地図冊子のほか、入浴剤サンプルの配 布あり 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 待合所として、高架下スペース等を有 効に活用 その他 <試乗者の感想>都電が組み込まれ ていることがアクセントとして良い。ガイ ドの下車案内が不足か。 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス②~ 観光ス ポットへの アクセス バス乗降場から観光スポットまでは分 かりやすい。滞在時間もちょうど良い。 地域資産 の活用 東京の醍醐味である夜景を存分に楽し むことができる 演出 指定ホテルでの宿泊者は、ホテルまで の送迎もあり コース名 称・価格 帝国ホテルバイキングと夜 景の東京タワー (大人9,900円) 試乗日 平成24年7月31日 発着時間 18:00~21:50 (所要3時間50分 ) 車両 特別車両の「はとまるくん」で運行。黄 色の車体は遠くからも視認でき、3桁の ナンバーも覚えやすい 発着場所 東京駅 コースの 概要 夜景、東京タワー、帝国ホ テルのバイキング テ キ グ 大阪に取 り入れら れそうな点 高速道路走行中のガイドによるビルの 紹介は楽しめた その他 <試乗者の感想>帝国ホテルのブッ フェ(通常7,900円)+観光なのでリーズ ナブル。夜景と言いながら、夏はまだ明 るいのがマイナス るいのがマイナス。 チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込・現地払、原則予約要 込 現地払、原則予約要 資-21 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス③~ コース名 称・価格 靖国神社と国会議事堂 (大人2,800円) 試乗日 平成24年8月1日 発着時間 10:10~13:00 (所要2時間50分 ) 発着場所 東京駅 コースの 概要 靖国神社、国会議事堂 チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込 現地払 原則予約要 込・現地払、原則予約要 資-22 観光ス ポットへの アクセス バス乗降場は、良い場所を確保。滞在 時間もちょうど良い。 地域資産 の活用 とりわけ国会議事堂を見学できるのは、 東京ならでは 演出 国会スタッフの案内は、ユニークなエピ ソードを交えた説明が非常に楽しい 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 政治(為政者)にまつわるコース設定 その他 <試乗者の感想>靖国神社はエピソー ドも多いはずだが、案内が少ない 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス④~ コース名 称・価格 東京摩天楼 (大人1,500円) 試乗日 平成24年8月8日 発着時間 14:00~15:00 (所要1時間) 発着場所 新宿駅 コースの 概要 1時間のショートコース、降 車なしで車窓のみ チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込 現地払 原則予約要 込・現地払、原則予約要 資-23 観光ス ポットへの アクセス 降車なし、車窓のみ 地域資産 の活用 高層ビル群ルートにオープンバスを利 用 演出 国会スタッフの案内は、ユニークなエピ ソードを交えた説明が非常に楽しい 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 政治(為政者)にまつわるコース設定 その他 <試乗者の感想>靖国神社はエピソー ドも多いはずだが、案内が少ない 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス⑤~ コース名 称・価格 江戸の風流 屋形船 (大人11,500円) 試乗日 平成24年8月8日 発着時間 18:40~21:40 (所要3時間) 発着場所 東京駅 コースの 概要 深川 屋形船「富士見」乗 船(食事付)、隅田川から の夜景 チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込・現地払 込 現地払、原則予約要 原則予約要 資-24 観光ス ポットへの アクセス バスから屋形船乗船場所まですぐ。乗 船時間もたっぷりあった 地域資産 の活用 船と夜景(スカイツリーやお台場)の組 合せ 演出 船にはデッキがあり、撮影スポットでの 停泊時に上がることが可能。お土産(生 ふりかけ)付き 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 船と夜景の組合せ その他 屋形船にもガイドが乗り込み説明 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス⑥~ コース名 称・価格 東京半日Aコース (大人5,500円) 試乗日 平成24年8月9日 発着時間 9:30~14:10 (所要4時間40分) 発着場所 東京駅 コースの 概要 皇居→浅草→東京タワー (降車あり)→東京スカイツ リー チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込・現地払 込 現地払、原則予約要 原則予約要 資-25 観光ス ポットへの アクセス バス乗降場は、良い場所を確保。滞在 時間も適度(40分~60分程度) 地域資産 の活用 東京下町文化を自由散策により堪能 演出 近隣店舗で使えるオリジナルクーポン シート(割引や提示によるプレゼントあ り)を配布 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 14時台着だが、昼食なしのコース選択 も可能(観光スポットで十分な滞在時間 あり) その他 基本的な観光地で、ガイドによる歴史 説明や童謡も盛り込んで、コンパクトに まとめられている 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス⑦~ コース名 称・価格 夜の浅草 老舗の味と笑 いの殿堂 (大人7,900円) 試乗日 平成24年8月9日 発着時間 17:00~21:40 (所要4時間40分) 発着場所 東京駅 コースの 概要 浅草演芸ホールで落語鑑 賞→老舗「米久」での食事 →東京タワー(夜景) チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込・現地払 込 現地払、原則予約要 原則予約要 資-26 観光ス ポットへの アクセス バス乗降場は、良い場所を確保。滞在 時間も適度(60分弱) 地域資産 の活用 浅草では、落語鑑賞と、老舗「米久」で の食事 演出 夜景を楽しめる時間に東京タワー見学 を組み込んでいる 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 タワーからの夜景見学 その他 浅草演芸ホールでは、メジャーな落語 家のブッキングであれば、よりベター か? 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(1)はとバス⑧~ コース名 称・価格 築地味めぐりと日本橋老舗 めぐり (大人8,400円) 試乗日 平成24年8月10日 発着時間 9:40~16:40 (所要7時間) 発着場所 東京駅 コースの 概要 築地場外市場散策→「すし ざんまい」(昼食)→日本橋 老舗めぐり→浅草散策 チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振 込・現地払 込 現地払、原則予約要 原則予約要 資-27 観光ス ポットへの アクセス バス乗降場は、良い場所を確保。滞在 時間も適度 地域資産 の活用 築地場外市場散策と、江戸文化の残る 日本橋老舗を堪能 演出 築地場外市場散策と、日本橋老舗めぐ りでは、それぞれ試食やお土産が多数 車両 黄色の車体は遠くからも視認でき、3桁 のナンバーも覚えやすい 大阪に取 り入れら れそうな点 築地場外市場散策と、日本橋老舗めぐ りでは、それぞれバスガイドとは別に、 現地案内人が説明 その他 特別なガイド(現地案内人)は、まちの 魅力説明に効果的 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(2)横浜市交通局~ (2)横浜市交通局 コース名 称・価格 ハーバービュー横浜Cコー ス「重慶」 (大人4,700円) 試乗日 平成24年8月9日 発着時間 14:05~17:00 (所要約3時間) 発着場所 横浜駅東口 コースの 概要 横浜観光名所3時間早回 り+中華街での食事付 チケット ・予約 申込は窓口・代理店・ネット・ 電話・ホテル、支払は当日現 地払、要予約だが空席あ れば当日でも可 資-28 観光ス ポットへの アクセス 各観光スポット近くでの乗降。早回りの ため滞在時間は20分程度 地域資産 の活用 横浜ベイブリッジが見せ場 演出 乗車時にかわいいデザインの缶バッジ プレゼント等 車両 ハイデッカーバス 大阪に取 り入れら れそうな点 ガイドや受付担当等のレベルの高いホ スピタリティ その他 中華街の食事では、手続きも含め、満 足度が下がる 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(3)北陸鉄道(金沢)~ (3)北陸鉄道(金沢) コース名 称・価格 Cコース「寛ぎと華やぎの 金沢一日めぐり」 (大人6,800円) 試乗日 平成24年8月9日 発着時間 9:45~17:00 (所要7時間15分) 発着場所 金沢駅東口 コースの 概要 兼六園、金沢21世紀美術 館、ひがし茶屋街等 チケット ・予約 申込は電話、支払は当日 現地払、要予約だが空席 あれば当日でも可 資-29 観光ス ポットへの アクセス 各観光スポット近くでの乗降。滞在時間 は30分~60分程度 地域資産 の活用 江戸時代の風情の残る「ひがし茶屋 街」など 演出 各観光スポットでの割引券配布や、車 中での冷たいお茶のサービス 車両 大型バス 大阪に取 り入れら れそうな点 バス料金に 兼六園」や 金沢21世紀美 バス料金に「兼六園」や「金沢21世紀美 術館」の入場料を含まないことで割安 感を出しつつ、上記施設に団体料金で 入場 その他 午前出発、午前遅め出発、午後出発、 午前出発 午前遅め出発 午後出発 1日コースとバリエーションが豊富 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(4)京都定期観光バス(京阪バス)①~ (4)京都定期観光バス(京阪バス)① コース名 称・価格 「京の七夕」イベントと東山 夜景 (大人3,400円~) 試乗日 平成24年8月6日 発着時間 17:40~ (所要4時間~5時間) 発着場所 JR京都駅烏丸口 コースの 概要 「神泉苑」での京料理、イ ベント「京の七夕」、東山山 頂での夜景展望 チケット ・予約 申込はネット・電話、支払は 当日現地払、要予約だが 空席あれば当日でも可 資-30 観光ス ポットへの アクセス 「神泉苑」や「将軍塚」はバス乗降場か らすぐだが、「京の七夕」堀川会場へは 片道約30分 地域資産 の活用 季節限定の人気イベント「京の七夕」を コースに組み込む 演出 平安京最古の庭園「神泉苑」での京料 理等。ガイドが浴衣・京風のはんなり言 葉 車両 赤・白2色で分かりやすい2階建てバス 大阪に取 大阪 り入れら れそうな点 夜景+食事+季節限定イベントのコー 夜景 食事 季節限定イベ スプランニング その他 個人ではアクセスしづらい場所を組ん だコース設定が良い 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(4)京都定期観光バス(京阪バス)②~ (4)京都定期観光バス(京阪バス)② 観光ス ポットへの アクセス それぞれ観光施設や土産物屋のバス 駐車場(分かりやすく便利な場所) 地域資産 の活用 京都観光で代表的な神社や寺、街並み をコース化 コース名 称・価格 「京の一日」 (大人3,400円~) 演出 あぶらとりがみや絵ハガキのプレゼント 試乗日 平成24年8月7日 車両 赤・白2色で分かりやすい2階建てバス 発着時間 10:00~ (所要6時間30分程度) 大阪に取 り れら り入れら れそうな 点 食事処の多い場所であえて食事を設定 ず食べ歩きを促す と 街 経 せず食べ歩きを促すことで、街への経 済効果や、バス料金の割安感を創出 その他 京都の観光バスはコ ス数やバリ 京都の観光バスはコース数やバリエー ションが多いため、京都滞在期間中に2 日連続して定期観光バスに参加する旅 客も見受けられる 発着場所 JR京都駅烏丸口 コースの 概要 京都観光で代表的な平安 神宮・嵐山・金閣寺・清水 寺を巡る チケット ・予約 申込はネット・電話、支払は 当日現地払、要予約だが 空席あれば当日でも可 資-31 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(5)福岡オープントップバス(西鉄)①~ (5)福岡オ プントップバス(西鉄)① コース名称・ 価格 福岡オープントップバス(FOTB) 福岡 きらめき夜景コース (大人1,500円) 試乗日 平成24年8月5日 発着時間 20:00~21:00 (所要60分程度) 発着場所 天神・福岡市役所 コースの 概要 博多駅、福岡タワー、シー ホークホテル チケット ・予約 電話、支払は当日現地払、 予約不要だが満席の場合 乗車不可 観光ス ポットへの アクセス クセ 原則、下車観光はなし(希望者は途中 下車可能) 地域資産 の活用 博多山笠を展示している神社の前を 通ったり、沿道の屋台についての説明 が入るなど 演出 乗車時にビールとポテトチップスを配布。バス チケット購入時にはウェットティッシュを配布(こ のバスチケットで市内のバスが乗車可能)。 降車時には特典ク ポン付の団扇を配布 降車時には特典クーホ ン付の団扇を配布。 車両 2階建て屋根なしバス(遠くからも視認で きる赤い車体) 大阪に取 り入れら れそうな 点 カ イト は「ハ スアナ」と呼ばれ、車内をイヘ ガイドは「バスアナ」と呼ばれ 車内をイベント ント 空間として、盛り上げている その他 福岡の名所をコンパクトに、2階出てオープン トップバスで巡るのは爽快。ただし、雨、強 風や直射日光は快適性を下げる。 資-32 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(5)福岡オープントップバス(西鉄)②~ (5)福岡オ プントップバス(西鉄)② 観光ス ポットへの アクセス 原則、下車観光はなし(希望者は途中 下車可能) 地域資産 の活用 博多山笠を展示している神社の前を 通ったり、沿道の屋台についての説明 が入るなど 演出 バスチケット購入時にはウェットティッシュを配布 (このバスチケットで市内のバスが乗車可 能) 降車時には特典クーポン付の団扇を 能)。降車時には特典ク ホ ン付の団扇を 配布。 コース名称・ 価格 福岡オープントップバス(FOTB) ベイサイド・博多まちなかコー ス (大人1,500円) 試乗日 平成24年8月5日 発着時間 12:00~13:00 (所要60分程度) 車両 2階建て屋根なしバス(遠くからも視認で きる赤い車体) 発着場所 天神・福岡市役所 コースの 概要 ベイサイドプレイス博多、博多駅、 櫛田神社 大阪に取 り入れら れそうな 点 ガイドは「バスアナ」と呼ばれ、車内をイベント 空間として、盛り上げている チケット ・予約 電話、支払は当日現地払、 予約不要だが満席の場合 乗車不可 その他 福岡の名所をコンパクトに、2階出てオープン トップバスで巡るのは爽快。ただし、雨、強 風や直射日光は快適性を下げる。 資-33 定期観光バスの試乗調査(具体的状況) ~(6)日本水陸両用車協会ほか(大阪ダックツアー)~ (6)日本水陸両用車協会ほか(大阪ダックツア ) 観光ス ポットへの アクセス 降車なしで車窓のみ 地域資産 の活用 大阪城の風景(陸路)や大川からの風 景(水上)をじっくり見せようという工夫 が感じられる コース名称・ 価格 大阪ダックツアー (大人3,600円) 演出 目玉である大川に入る瞬間を乗員はも ちろん車外スタッフ全員で盛り上げ 試乗日 平成25年1月18日 車両 発着時間 10:00~11:10 (所要70分程度) 水陸両用車(船として運行する車体規 制のため窓がなく冬季や雨に向かない) 大阪(他 社)に取り 入れられ そうな点 車内でのグッズ販売(ぬいぐるみ、缶 バッジ、CD) その他 冬季は寒い一方、降雨でない日は、旅 客全員にベンチコートが貸与される 発着場所 梅田・大阪新阪急ホテル コースの 概要 大阪の水上、天神橋筋商店 街横断 チケット ・予約 申込は代理店・ネット・FAX・ 電話、支払は代理店・振込・ 現地払、原則予約要 資ー34 国際観光都市・大阪における観光バス整備への布石 ~現状ニーズ・他都市状況・今後の方策~<資料編> 観光バスに関する実態調査 ~(2)バス試乗調査 ( (ループバス)~ プバ ) 資-35 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~東京都交通局~ 東京都交通局 観光ス ポットへの アクセス 上野松屋前は、JR上野駅からは分かり づらい 地域資産 の活用 車内モニターで近隣観光地の情報を紹 介 ルート・ 価格 上野松屋前→浅草→東京 スカイツリー→錦糸町 (大人200円) 演出 ホームページ上での「観光ループ」とい うコンセプトを前面に演出 試乗日 平成24年8月1日 車両 発着時間 約20分間隔 (所要15分程度) 後部車窓を丸くするなど、一般路線バス にないデザイン 大阪に取 り入れら れそうな 点 ホ ム ホームページが充実で、ネット上でのプ ジが充実で、ネット上でのプ ロモーションに長けている その他 選定ルートの影響か、実利用者は地元 の方が多いよう 発着場所 上野松屋前(土休日は東京 駅からも発車) コースの 概要 新旧の観光名所を結ぶ路 線バス チケット ・予約 予約不要、支払は現金また はPasmo 資-36 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~墨田区内循環バス(京成バス)~ 墨田区内循環バス(京成バス) 観光ス ポットへの アクセス 東京スカイツリーのすぐ下、駅前ターミ ナルから運行されており、分かりやすい 地域資産 の活用 車内モニターで細かい近隣観光地の情 報を紹介 ルート・ 価格 押上駅→押上駅 (大人100円) 演出 乗り放題チケットを東京スカイツリータウ ン内の墨田区PRブースでも販売 試乗日 平成24年8月1日 車両 発着時間 約15分間隔 (所要20分程度) 専用の小型ラッピングバス。スカイツ リーを見るためか天井がポリカーボネイ ト板(透過性の高いプラスチック) 発着場所 押上駅 100円での運行は非常に魅力的 コースの 概要 墨田区内を運行、北東部 ルートと北西部ルートに分 かれる 大阪に取 り入れら れそうな 点 その他 選定ルートの影響か、実利用者は地元 の方が多いよう チケット ・予約 予約不要、支払は現金、 Pasmo、1日乗車券 資-37 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~横浜市交通局~ 横浜市交通局 観光ス ポットへの アクセス 観光地の側で停車、停留所デザインも 目立つ 地域資産 の活用 観光スポットをうまく組み合わせており、 どの停留所でも乗降が多い ルート・ 価格 「あかいくつ」 (大人100円) 演出 1日乗車券には、提携施設の特典サー ビスあり 試乗日 平成24年8月8日・9日 車両 発着時間 中華街元町15~20分間隔 (所要約65分)・みなとみら い30~40分間隔(所要約35 分) 路線バスより少し小型。横浜の街並み に合うレトロなデザイン 大阪に取 り入れら れそうな 点 100円での運行、観光地選定ルートの 良さ、そして横浜の街並みに合うデザイ ンは非常に目立つ その他 混雑状態を見て臨時便も出るなど臨機 応変な運行。ルートによって運行間隔が 大きく異なるのは分かりづらいか 発着場所 桜木町駅前起点 コースの コ スの 概要 中華街元町ルート・みなとみ 中華街元町ル ト みなとみ らいルートに分かれる チケット 予約 ・予約 予約不要、支払は現金、1 日乗車券 乗車券 資-38 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~新潟市観光循環バス~ 新潟市観光循環バス 観光ス ポットへの アクセス 停留所から歩いてすぐの観光スポットも あれば、5分歩いても標識も見当たらな いスポットもある 地域資産 の活用 旧来の地域文化に加えて、新潟独自の 漫画文化をうまく活用 演出 1日乗車券提示で各施設の割引サービ スあり 車両 小型バス。新潟出身の漫画家の作品を 車体に描いている 1周70分で市内を巡ることができる。1 日乗車券は乗車の年・月・日をコインで 削る 夏場は両号合わせて1時間に4便もある ので、非常に便利 ルート・ 価格 「ドカベン号」・「犬夜叉号」 (大人200円) 試乗 試乗日 平成 年 月 平成24年8月9日・10日 発着時間 1日8便(夏休みは14便) 所要70分程度 発着場所 新潟駅前バスターミナル コースの 概要 新潟市内の各観光スポット を結ぶ 大阪に取 り入れら れそうな 点 チケット ・予約 予約不要、支払は現金 その他 資-39 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~金沢ライトアップバス実行委員会~ 金沢ライトアップバス実行委員会 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまでは適度な 距離。各観光スポット間の所要時間は3 ~5分程度 地域資産 の活用 金沢市内のライトアップされたスポットを 巡り、ひがし茶屋街を散策 ルート・ 価格 金沢ライトアップバス (大人200円) 演出 橋場町停留所からひがし茶屋街停留所 までを観光ガイド「金沢ボランティアガイ ド まいどさん」が案内 試乗 試乗日 平成 年 月 平成24年7月28日 車両 中型のレトロバス 発着時間 週末土曜の夜(19:00~ 20:50) 所要32分 発着場所 金沢駅東口 観光ボランティアガイドの活用や、ライト 観光ボランティアガイドの活用や ライト アップスポットを巡る運行ルート コースの 概要 ひがし茶屋街散策 大阪に取 り入れら れそうな 点 チケット ・予約 予約不要、支払は北鉄駅前 センターカウンターで現金 その他 週末、土曜日のみの運行 資-40 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~手柄山ループ(神姫バス)~ 手柄山ル プ(神姫バス) ルート・ 価格 手柄山ループ (大人100円 降車場所に (大人100円、降車場所に よって170~200円) 試乗日 平成24年7月31日 発着時間 夏季毎時25 55分(通常は 夏季毎時25・55分(通常は 土日祝の運行) 所要20分 発着場所 JR姫路駅南 コ スの コースの 概要 文化センタ や公園、フ ル、遊 文化センターや公園、プール、遊 園地界隈のループ チケット ・予約 予約不要、支払は現金 資-41 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまでは徒歩2~ 3分程度と適度な距離 地域資産 の活用 姫路市の文化センターや公園、プール、遊 園地界隈を回る路線バス 演出 乗り降り自由 車両 路線バス 大阪に取 り入れら れそうな 点 停留所が市民向け施設の側 その他 路線バスの1ル トであり、姫路市も神 路線バスの1ルートであり 姫路市も神 姫バスも観光バスとして捉えていない ループバスの試乗調査(具体的状況) ~姫路城周辺観光ループ(神姫バス)~ 姫路城周辺観光ル プ(神姫バス) 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまでは0~5分 程度 地域資産 の活用 城周辺の文化的な観光スポット近くにバ ス停を設置することで、バス誘客のツー ルとしている ルート・ 価格 城周辺観光ループ (大人100円) 演出 日本語に加えて、英語の音声ガイダン ス 試乗 試乗日 平成 年 月 平成24年7月31日 車 車両 発着時間 平日日中は1時間に2本、土 日祝日中は1時間に4本 (所要20分) 小型(12席だが車椅子対応もあり)のレ トロバス。バス停もレトロ調のデザイン 大阪に取 り入れら れそうな 点 地域の雰囲気に合ったバスデザイン (バスの前で撮影する乗客も多い) その他 姫路の主な観光スポットを押さえ、低価 格なので旅行者も市民も利用しやすい 発着場所 JR姫路駅バスターミナル コースの 概要 姫路城と周辺の動物園、美 術館 博物館等を周遊 術館、博物館等を周遊 チケット ・予約 予約不要、支払は現金 資-42 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~なごや観光ルートバス(名古屋市交通局)~ なごや観光ル トバス(名古屋市交通局) 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまでは0~5分 程度 地域資産 の活用 城周辺の文化的な観光スポット近くにバ ス停を設置することで、バス誘客のツー ルとしている ルート・ 価格 なごや観光ルートバス「メー グル」 (大人200円) 演出 日本語に加えて、英語の音声ガイダン ス 試乗日 平成24年8月14日 車 車両 小型(12席だが車椅子対応もあり)のレ トロバス。バス停もレトロ調のデザイン 発着時間 平日は30~60分に2本、土 日祝日は20~30分に1本 (所要90分) 大阪に取 り入れら れそうな 点 地域の雰囲気に合ったバスデザイン (バスの前で撮影する乗客も多い) その他 姫路の主な観光スポットを押さえ、低価 格なので旅行者も市民も利用しやすい 発着場所 JR名古屋駅 コースの 概要 名古屋駅を起点に、産業技 術記念館、ンゴヤ チケット ・予約 予約不要、支払は現金 資-43 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~舞鶴周遊観光ループバス(京都交通)~ 舞鶴周遊観光ル プバス(京都交通) 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまではすぐ、ま たは視認可能な範囲 地域資産 の活用 重要文化財の赤れんが倉庫群や舞鶴 の海産物を食することができるとれとれ センターを巡るほか センタ を巡るほか、海軍ゆかりの遊覧船 海軍ゆかりの遊覧船 の割引なども含む 演出 入場無料施設3施設のほか、割引特典 あり。ガイドはなし ルート・ 価格 舞鶴周遊観光バス(まちな かループ、おおうらループ) (両ルートとも、大人200円) 試乗日 平成24年7月29日 発着時間 土日祝日とGWに1日5便ず つ(所要:まちなか95分、お おうら70分) 車両 路線バスと同様の車両だが、赤れんが のデザインペイント 発着場所 まちなかJR西舞鶴駅、おお まちなかJR西舞鶴駅 おお うらJR東舞鶴駅 両ルートそれぞれ、特徴が異なっており、 両 トそれぞれ 特徴が異な おり それぞれの面白さが楽しめる コースの 概要 まちなか:赤れんが博物館 やとれとれセンターなど、おお うら 舞鶴親海 園や るる うら:舞鶴親海公園やふるる ファームなど 大阪に取 り入れら れそうな 点 その他 まいづるベイプラザやJR東舞鶴駅が両 ルートの結節点となっており、乗り換え ることで両ルートを楽しむことができる チケット 予約 ・予約 予約不要(団体予約は希に あり)、支払は現金 資-44 ループバスの試乗調査(具体的状況) ~鳥取・ループ麒麟獅子(鳥取市観光コンベンション協会)~ 鳥取 ル フ 麒麟獅子(鳥取市観光コンヘ ンション協会) ル ト ルート・ 価格 鳥取 ル プ麒麟獅子 鳥取・ループ麒麟獅子 (大人300円) 試乗日 平成24年8月7日 発着時間 AコースとBコース、1日6便 ずつ(所要約90分) 発着場所 鳥取駅前バスタ ミナル 鳥取駅前バスターミナル コースの 概要 Aコース:鳥取砂丘→鳥取 港方向、Bコース:鳥取港→ 鳥取砂丘方向 チケット ・予約 予約不要、支払はバス車内 及び鳥取駅前バスターミナ ルで現金 現金 資-45 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまではすぐ 地域資産 の活用 砂丘と漁港を結ぶルート 演出 車内スタンプ押印で施設割引特典あり 車両 路線バスと同じ形状だが、因幡の麒麟 路線バスと同じ形状だが 因幡の麒麟 獅子をイメージした装飾 大阪に取 り入れら れそうな 点 1乗車ごとに300円は高いが、乗り放題 の1日乗車券があり600円(期間限定で 500円もあり) そ 他 その他 毎年12月開催の「鳥取砂丘イリュージョ 毎年 月開催 「鳥取砂丘イリ ジ ン」時は、砂丘イリュージョンバスとして 臨時運行もあり ループバスの試乗調査(具体的状況) ~博多にわか・グリーンバス(西鉄)~ 博多にわか グリ ンバス(西鉄) ル ト ルート・ 価格 博多にわか グリ ンバス 博多にわか・グリーンバス (大人250円) 試乗日 平成24年8月5日 発着時間 博多から2便、福岡タワーか ら2便の計4便 (所要約60分) 発着場所 博多バスターミナル、福岡タ 博多バスタ ミナル 福岡タ ワー南口 コースの 概要 福岡市内の観光地である博 多、天神、大壕公園、百道 多、 神、 壕 、 チケット ・予約 予約不要、支払は現金のほ か、FOTB乗車券などでも可 資-46 観光ス ポットへの アクセス 停留所から観光スポットまでは適度な 距離 地域資産 の活用 福岡の無形民族文化財である「博多に わか」を披露 演出 (通常のグリーンバスと同料金ながら、) 「博多にわか」一行が同乗し、クイズを 出題して、正解者には「にわか」に関す る景品を贈呈 車両 路線バスと同じ形状。車両に緑色の葉 のイラストをあしらっている 大阪に取 り入れら れら れそうな 点 車両に芸能一団が乗り込んでの伝統芸 能 披露 能の披露 その他 「博多にわか」一行は総勢7名程度。芸 「博多にわか」 行は総勢7名程度 芸 能披露や、乗客と上手なコミュニケーシ ョンを図りながらの走行は楽しい ループバスの試乗調査(具体的状況) ~大阪・中之島ループバス「ふらら」(北港観光バス)~ 大阪 中之島ル プバス「ふらら」(北港観光バス) ル ト ルート・ 価格 中之島ル プバス ふらら」 中之島ループバス「ふらら」 (大人200円) 試乗日 平成25年1月16日 発着時間 日中1時間に4便 (所要約25分) 発着場所 淀屋橋(住友ビル 淀屋橋(住友ヒ ル一号館前) 号館前) コースの 概要 淀屋橋から、中之島の美術 館、科学館、ホテル、会議場 館、科学館、 テ 、会議場 等を結ぶ チケット ・予約 予約不要、支払はバス車内 で現金か回数券 資-47 観光ス ポットへの アクセス 淀屋橋の停留所がすぐに分かりづらい。 各停留所から観光施設等は見える範囲。 住友病院通院者には遠回り 友 院通院者 地域資産 の活用 中之島西部の主要施設を結んでいる 演出 通常の回数券のほか、昼割の回数券も あり 車両 路線バスと同じ形状だが、前部が白色、。 路線バスと同じ形状だが 前部が白色 後部がピンク色の装飾車体は鮮やかで 目立つ 大阪(他 社)に取り 入れられ そうな点 乗降時は車体が傾くなどのバリアフリ 乗降時は車体が傾くなどのバリアフリー 車両。車内音声ガイドやディスプレイは 日本語+英語 その他 現状、通勤・通院客がほとんどになって おり、観光的な要素は低い
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