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アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
2014/9/30(火)
JCCP M株式会社
© 2014 JCCP M Co.,Ltd. All rights reserved.
1
1. ルワンダの現在
2. アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
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2
1.ルワンダの現在 – 基本情報
ルワンダは東アフリカに位置しウガンダ,タンザニア,ブルンジ,コンゴ民主
共和国と国境を接する内陸国。
基本情報
• 国土面積:2.63万㎢
• 首都:キガリ
ウガンダ
ルワンダ
• 人口:1176万人(内 キガリ:113万人)
ケニア
• 言語:英語、仏語、キニアルワンダ語
ブルンジ
コンゴ民主
共和国
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タンザニア
インド洋
• GDP:74.5億USD(約7990億円)
• 主要産業: ※()内は対GDP比
• 農林業(33%)
• 小売(13%)
• 建設(9%)
• 不動産業(7%)
• 製造業(6%)
※ World Bank 2013 及び National Institute of Statistics of Rwandaデータより弊社作成
3
※ $1 = ¥107.26
1.ルワンダの現在 – GDP成長率
1994年のジェノサイド後,ルワンダは国を挙げてビジネス環境の整備に努め
「アフリカの奇跡」といわれる復活を遂げた。2005年以降のGDP成長率は平
均7.8%で他の新興国と比較しても高い値。
GDP成長率 2005~2013平均*
12.0%
10.1%
10.0%
7.8%
8.0%
7.1%
6.8%
6.0%
4.7%
4.0%
3.0%
3.5%
3.3%
2.0%
0.0%
ケニア ナイジェ 南
ルワンダ
リア アフリカ
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ブラジル ロシア
インド
中国
BRIC
※IMF, World Economic Outlook Database April 2014 より弊社作成
Gross domestic product, constant prices(National currency)
4
1.ルワンダの現在 – 一人当たりGDP
現在の一人当たりのGDPは$633(2013年)であり,日本企業がこぞって進出を
開始した1990年中国のすでに2倍であり,1962年の日本と同規模。
一人当たりGDP*
US$
600
400
$634
$633
200
$314
0
ルワンダ
2013年
中国
1990年
日本
1962年
※World Bankデータより弊社作成
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1.ルワンダの現在 – ビジネス環境
2010年に2020年までの成長戦略「Vision 2020」を策定し,ビジネス環境の整
備に努めている。「ビジネスのしやすさ」ランキングでは中国(96位),ベ
トナム(99位)を遥かに凌ぐ32位。
「ビジネスのしやすさ」ランキング(2014年)*
Ranking
国名
1
シンガポール
4
米国
20
モーリシャス
27
日本
32
ルワンダ
41
南アフリカ
96
中国
99
ベトナム
※World Bank, Doing Business 2014 より弊社作成
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1. ルワンダの現在
2. アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- アフリカ市場進出の考え方①
アフリカは大きく3つのブロックに分けて考えられる。中でも上部サブサハ
ラは人口・GDPとも最も大きいが,民族や言語が多様な地域。
国数
北
部
サ
ブ上
サ部
ハ
ラ
サ
ブ南
サ部
ハ
ラ
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人口
総GDP
公用語
民族
アラブ人,
ベルベル
人,モール
人 他
6
アラビア
語,仏語,
1億7千万 $6145億
(除 リビア) ベルベル
語
36
英語,仏語,
ポルトガ
ル語,アラ
300を超
7億6千万 $9244億 ビア語,そ
の他40を える民族
超す現地
語
12
英語,仏語,
ポルトガ 約100の
1億5千万 $5916億 ル語,その
民族
他20を超
す現地語
※World Bank 及び 外務省 データより弊社作成 8
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- アフリカ市場進出の考え方②
これらのブロックに進出するには足掛かりとなる国(=橋頭堡)から展開す
る戦略が必要である。ルワンダは上部サブサハラ地域における橋頭堡の最適
地。
欧州/中近東から
ルワンダから
南アから
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 橋頭堡の役割
橋頭堡としての役割にはテストマーケットとしてビジネスの試行を行うこと
,及び進出後に地域統括機能を持つことの2種類。
橋頭堡としての役割
テストマーケット
自社の商品/サービスをアフリカ市場に
合わせてカスタマイズする際の試行地
地域統括機能
マーケティング、商品開発、法務、人
事・労務管理、人材育成、金融・財務
等の機能を持つアフリカ進出時の拠点
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- テストマーケティングの重要性
アフリカの多種多様な顧客のニーズに合った商品/サービスを展開するには
テストマーケティングを実施し顧客のニーズに合わせてカスタマイズした商
品を展開することが重要。
テストマーケティング
商品/サービスの
カスタマイズ
商品/サービスのテストマーケ
ティングを実施し顧客からの
フィードバックを収集
顧客ニーズに合わせた機能,
価格,パッケージング等の作
りこみを実施
マーケットへの展開
同様の傾向を持つマーケット
へ展開
機能/
デザイン
価格
設定
A地域
B地域
F地域
宗教/
文化へ
の対応
テスト市場
E地域
C地域
量
パッケー
ジ
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D地域
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- テストマーケットの要件
人口構成,収入,社会環境の面でアフリカ各国の多様性をカバーし,かつ規模
が大きすぎないルワンダはテストマーケットとして適している。
凡例
適合する
適合しない対象が一部存在
適合しない対象がある程度存在
まったく適合しない
マーケティングで考慮すべき環境属性
ルワンダと
上部サブサハラ諸国の比較
EAC諸国*
それ以外
年齢別人口構成
若年層が多いピラ
ミッド型
若年層が多いピラ
ミッド型
所得水準、所得分布
家計支出額はほぼ
同じ
一部の裕福な国を除
けば大きく異ならない
社会環境
宗教、家族構成、文化
環境
キリスト教徒が大
部分を占める状
況と一致
イスラム教徒は少な
い
自然環境
気温/降水量等の気候、
環境に対する見方
サバンナ気候帯
に属し気温/降水
量の傾向は一致
ソマリアやサハラ
砂漠近隣の砂漠
気候帯とは異なる
技術環境
普及している技術、
その変化の傾向
携帯電話,インター
ネットが急速に普及
する状況は一致
携帯電話,インター
ネットが急速に普及
する状況は一致
人口構成
経済環境
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※EAC:東アフリカ共同体。ケニア/タンザニア/ウガンダ/ブルンジ/ルワンダの5か国が加盟 12
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 人口構成
年齢別人口構成は若年層が多いピラミッド型。国の状況によって多少人数の
少ない世代はあるもののこの傾向は共通。
ルワンダ
80 +
75 - 79
70 - 74
65 - 69
60 - 64
55 - 59
50 - 54
45 - 49
40 - 44
35 - 39
30 - 34
25 - 29
20 - 24
15 - 19
10 - 14
5-9
0-4
男性
1,000
EAC諸国
500
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女性
500
80 +
75 - 79
70 - 74
65 - 69
60 - 64
55 - 59
50 - 54
45 - 49
40 - 44
35 - 39
30 - 34
25 - 29
20 - 24
15 - 19
10 - 14
5-9
0-4
男性
1,000
4,000
2,000
女性
2,000
※United Nations,
World Population Prospects: The 2012 Revisionより弊社作成
4,000
13
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 経済環境
ルワンダの一人当たりの実質家計消費支出額はEAC諸国の平均値と近く,購買
力はほぼ等しい。他のサブサハラ諸国についてもセーシェルのような一部の
裕福な国を除けば同様の傾向がみられる。
一人当たり実質家計消費支出(RAND)
6000.0
5000.0
4000.0
3000.0
4388.4
5068.7
5333.9
ルワンダ
EAC諸国
平均
上部サブサハラ
平均
2000.0
1000.0
0.0
1RAND = 9.82円(2014年9月6日現在)
※African Development Bank Group, A Comparison of Real Household Consumption Expenditures and Price Levels in Africa 2012より弊社作成
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 社会環境
アフリカでは一般的に北部と東部沿岸部でイスラム教徒の割合が高く,それ
以外でキリスト教と伝統宗教の割合が高い。ルワンダはキリスト教徒が多く
他のEAC諸国と同様の傾向を持つ。
アフリカの宗教分布*1
EAC各国の宗教*2
タンザニアを除くEAC諸国はキリスト教徒の割
合が大きい
キリスト教 イスラム教
その他
セネガル
マリ ニジェール
チャド スーダン
ナイジェリア
イスラム教徒が多い
ルワンダ
ルワンダ
93.4%
1.8%
4.8%
ケニア
82.5%
11.1%
6.4%
タンザニ
ア
30.0%
35.0%
35.0%
ウガンダ
83.9%
12.1%
4.0%
ブルンジ
86.0%
2.5%
11.5%
ソマリア
どちらでもない
キリスト教徒が多い
※1 Pew Research Center’s Forum on Religion & Public
Life, Tolerance and Tension: Islam and Christianity in
Sub-Saharan Africa, April 2010
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※2 CIA Factbookより弊社作成
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 自然環境
上部サブサハラの多くはサバンナ気候帯に属する。ルワンダの気候には気温
が一定で乾季/雨季があるというサバンナ気候帯共通の特色がみられる。
アフリカの気候*1
EAC各国の平均気温/降水量*2
平均気温
℃
30
25
20
砂漠気候
15
Rwanda, Kigali
Kenya, Nairobi
Tanzania, Dal Es Salaam
Uganda, Entebbe
Brundi
10
サバンナ気候
5
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
300 mm
熱帯雨林気候
温帯気候
ステップ気候
250
11
12 月
降水量
200
150
100
50
※1 Africa Koppen Map
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0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 月
※Climatemps.comデータより弊社作成 16
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 技術環境
携帯電話はアフリカ大陸で急速に普及が進む。ルワンダでも多くのサブサハ
ラの国々と同様に2人に1人が携帯電話を持ち,モバイルマネーとしても利用
している。
携帯電話普及率(人口比)*
%
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
56.8%
55.2%
54.6%
ルワンダ
EAC平均
上部サブサハラ
平均
20.0
10.0
0.0
※World Bankデータより弊社作成
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 周辺国を理解する300万人の人々
紛争中に海外に避難し避難先の文化,言語,嗜好を理解し帰国した300万人の
人が存在。主な避難先はアフリカ41か国にのぼりアフリカ大陸の国々の約8
割をカバーする。
ルワンダ紛争中の避難先(アフリカ)*
モーリタニア
スーダン
ガンビア
ギニア・ビサウ
エリトリア
南スーダン
赤道ギニア
レソト
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※UNHCR, Population Statistics Reference Database, United Nations High Commissioner for
Refugees より10人以上の避難民が滞在した国を抜粋
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 橋頭堡の役割
橋頭堡としての役割にはテストマーケットとしてビジネスの試行を行うこと
,及び進出後に地域統括機能を持つことの2種類。
橋頭堡としての役割
テストマーケット
自社の商品/サービスをアフリカ市場に
合わせてカスタマイズする際の試行地
地域統括機能
マーケティング、商品開発、法務、人
事・労務管理、人材育成、金融・財務
等の機能を持つアフリカ進出時の拠点
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 地域統括会社の設立の要件
ルワンダのビジネス環境は外国企業に対して非常にオープンであり地域統括
凡例
他国と比べて優位
会社の設立に適している。
他国と同水準
他国の水準に劣る
地域統括会社設立検討時の評価項目
外国企業の
投資歓迎度
• 外資の参入が制限されている業種はあるか
• 外国企業の出資比率や出資金の制限はあるか
• 撤退時に関する規制はあるか
税制
• 法人税率,個人所得税はいくらか
• 進出時のインセンティブはあるか
インフラの
整備状況
• 電力,通信インフラの整備状況は
• 周辺国へのアクセスは容易か
人材
• 優秀な人材を確保できるか
カントリーリスク/ • 政治的に安定しているか
• 治安事情はどうか
治安
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ルワンダの状況
外国企業に対する業種や出
資比率の制限はない
法人税率は他のアフリカ諸
国と同水準。法人税免除な
どのインセンティブあり。
キガリにおいては電力/通信
とも安定して供給される
周辺国へのアクセスも空路/
陸路が提供
大学進学者は年々増加。
民間企業への就業を促進す
るための仕組みを提供。
キガリはアフリカでもっとも安
全で清潔な首都という評価
20
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 外国企業の投資歓迎度
ルワンダは外国企業に対してオープンなビジネス環境が準備されている。
 外国企業の参入が制限されている業種はあるか
・外国企業の参入が制限されている業種はない
・業種によってライセンスの取得が必要
・外国企業がライセンスの取得やその他の承認について公平に扱われることを
規定
 外国企業の出資比率や出資金の制限はあるか
・出資比率に対する制約はない
・資本金に対する外国企業に対する独自の制約はない
(現地企業に対する最低金額が適用される)
 撤退に関する規制はあるか
・基本的には必要な書類手続き及び手数料を支払えば解散できる
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 税制
法人税,個人に対する税とも他のアフリカ諸国と比べて同水準。
インセンティブとしては法人税の優遇,原材料や機器の輸入時の関税免除等
がある。
 法人税率,個人税率はいくらか
・法人税率 :
・個人源泉徴収税率:
30%
0%-30%(累進課税)
 進出時のインセンティブ(税務上の恩恵)はあるか
・外国企業の場合,資本金$250,000以上で投資優遇を申請することができる
・優遇の内容は以下(一部)
- 原材料や機器の輸入時の関税免除
- 新規/中古資産の40~50%の投資控除
- 研修及び研究費用の控除
・Free Trade Zoneの企業やルワンダに地域統括を設置する企業は以下の
優遇が適用される(一部)
- 法人税(30%)の免除
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- インフラ整備状況
ルワンダのインフラは成長戦略上の重要項目として整備が進められている。
 電力,通信インフラの整備状況は
・キガリ市内は1分程度の停電が発生することはあるが,最近は安定して電力
が供給されている。
・国営電力会社のEWSAは2017年までに全人口の70%に電力を供給する計
画を進めている。
・携帯電話のネットワーク対象範囲は人口の98%(2012年)をカバーする。
・インターネットは2014年10月よりキガリ市内でLTEのサービス(最大通信速
度 150Mbps)が開始。
 周辺国へのアクセスは容易か
・ルワンダにはルワンダ航空のほかケニア航空、カタール航空、エチオピア航
空等が乗り入れ、EAC諸国であれば3時間以内の直行便がある。ナイジェリ
ア、ガーナ、南アフリカ等についても直行便で4時間程度でアクセス可能。
・首都キガリから25キロ南のBugeseraにて新国際空港建設中。2017年オー
プン予定。
・ケニア最大の港があるモンバサからキガリまで,鉄道整備プロジェクトが実施
中。2018年開通予定。
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2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 人材
ルワンダ政府は人材育成にも力を入れており,大学まで通う学生の割合も
2002年から2012年で4倍以上となった。ルワンダ開発局は労働市場情報の提
供や企業ニーズと人材のマッチングを行っている。
 優秀な人材を確保できるか
・大学に在籍する学生は2012年時点で約76,000人。学部別には社会科学/ビ
ジネス/法律(約40,000人)、科学(約10,000人)、工学(約6000人)の順*
・カーネギーメロン大学(米)は2012年よりルワンダにICTに関する修士課程を
開講している。
・ルワンダ開発局には民間企業にスキルが高い人材を提供することを目的とし
た組織があり,労働市場情報の提供や企業のニーズとのマッチングサービス
を実施している。
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※ NISR, Statistical Yearbook, Rwanda 2013データより弊社作成 24
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
-カントリーリスク/治安
ルワンダは現在政治的に大きなリスクは見られず,世界でも有数の治安のよ
い国という評価を得ている。
 政治的に安定しているか
・2010年に再選されたカガメ大統領の強いリーダーシップにより,ルワンダは
開発政策を推し進め「アフリカの奇跡」と呼ばれる復活を遂げている。次回大
統領選(2017年)に向けての動向が注目される。
 治安事情はどうか
・ルワンダ政府は、治安維持対策に積極的に取り組んでおり、現在同国の治
安情勢は安定している。首都キガリはアフリカの中で最も清潔で安全な首都で
あるという評価を得ている。
・Gallupが行った調査では,ルワンダは世界で最も「安全に暮らしている」と考
える住民が多い国となった。*
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※Gallup, Inc. 2012, Global Status of Mindより抜粋
25
2.アフリカ市場の橋頭堡としてのルワンダ
- 進出に当たってのステップ
実際にテストマーケテイングを実施,あるいは地域統括会社を設立するにあ
たって必要なステップをJCCP Mはご支援。
ステップ
JCCP Mで支援できること
企画
テストマー
ケティング
の実施
実施
候補国評価
地域統括
会社設立
会社設立手続き
雇用/労務
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• 対象とする顧客,販売方法等,規模,収集する情報等のテ
ストマーケティング計画の立案
•
•
•
•
•
•
テストに従事する現地スタッフの手配/研修
対象店舗の訪問,販売状況のモニタリング
購入者へのインタビュー実施
調査結果分析
評価項目検討
フィージビリティスタディ計画策定,実施
• 設立形態の検討
• 必要な法令/税務関連手続き確認
• 法務/会計に関する現地専門家の紹介
•
•
•
•
従業員採用手順,就業規則等の検討
現地従業員教育プログラムの立案,実施
危機管理マニュアルの策定
駐在員に対する危機管理研修の企画,実施
26
お問い合わせ先
堺 夏七子
代表取締役
JCCP M株式会社
東京都文京区関口1-35-20
藤田ビル3F 〒112-0014
TEL:
03-5256-7563
FAX:
03-5297-7582
E-mail: [email protected]
www.jccpm.co.jp
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