カタログ

下水道管内形状を精密に計測します。
● TVカメラに装着したレーザー照射デバイスは管内壁の凹凸や変形を描き出す
レーザーリングを生成します。
このレーザーリングをTVカメラで観察し、PCソフトで360°方向の管径を
精密計測します。
● 計測データはデータベースに蓄積し、管の変形、腐食、破損の解析に利用します。
また、PCソフトには管の形状の3D表示、変形、管径などの
報告書作成機能があります。
レーザー照射デバイスとTVカメラ
左の写真は弊社の標準的なVCM561カメラヘッドにレーザー照射デバイスを
取り付けました。
TVカメラの仕様をPCソフトに登録(調整)すれば、一般的な下水管カメラであれば
使用できます。
レーザー照射デバイスはカメラの形状に合わせ製作できます。
また、大口径管用に強力レーザー・デバイスも用意しています。
インターフェース
専用ソフトウェアー(プロファイラー・ソフト)はPCモニターに管内映像を
表示します。
右のウィンドウには計測したデータや管内情報をグラフ表示します。
下部のコントロールボタンでは、いろいろなグラフ表示、画像比較、3D表示、
報告書の作成・プリントを選べます。
プロファイラー・ソフトの表示例
■ 計測表示
計測地点の正常の管径と計測結果を図示します。
右に計測数値を表示します。
True
計測スパン間の平均管径
変形率
Ovality
100×(最大管径-平均管径)/平均管径
Horizontai
水平管径
Vertical
垂直管径
Capacity
平均管径に対しての断面積
Max
最大管径
Min
最小管径
※各項目の下記数値は平均管径に対しての比率(%)
■ 画像比較レポート
任意の箇所で直視画像、プロファイラ画像、継続画像を並べて
表示できるので、管内の状況が視覚的にわかりやすいレポートを
作成できます。
■ 展開表示
連続したデータを取り込み、スパン間(調査区間)全体のグラフを
作成できます。計測した数値から展開画像を作成します。
また、モニタに表示される展開画像の任意の箇所をクリックすると、
その箇所のTV画像が表示されます。
左図のグラフは平均管径のグラフです。
調査区間の管径変化が一目瞭然です。
下図は展開画像で、赤色は平均管径より大きい部分、
青色は平均管径より小さい部分を表しています。中央部分が管頂、
上下部が管底で、管の形状が立体的・連続的に読み取れます。
さらに、3D画像による表示もできます。
■ グラフ表示
連続したデータは、「最大径・最小径」、「水平径・垂直径」、「平均内径」、
「変形率」、「断面積」を比率、mmの単位でグラフ化し、これを基に腐食、
変形の状態を簡単に判断できます。
左図は「水平径・垂直径」のグラフで、青線が水平径、赤線が垂直径です。
■ 3D表示
管の内面の状態を3D表示します。
■ 変形(断面図)レポート
管の変形を断面図と、数値でレポートします。
■ 水平・垂直管径レポート
スパン間の管径の変化を水平・垂直の管径で表したグラフです。