40年のあゆみ 表紙 - 職業能力開発総合大学校

職業能力開発総合大学校東京校
40年のあゆみ
ごあいさつ
40年史の刊行にあたって
私ども職業能力開発総合大学校(以下「職業大」という。
)
は、
「職業能力開発総合大学校東京校40年史」
(以下「4
0年史」という。
)をここに刊行し、皆様にご紹介できま
すことをうれしく思っております。
また、これまで職業能力開発総合大学校東京校(以下「東
京校」という。
)の運営にあたり、多大なご支援、ご協力
をお寄せいただいた厚生労働省はじめ、小平市、関係機関、
関係事業主の皆様、そして高齢・障害・求職者雇用支援機
構に対し、職業大を代表して深甚なる感謝を申し上げます。
校 長 古川 勇二
東京校は、職業訓練大学校附属短期学部として、昭和4
9年4月 1 日小平の現在地(東京都小平市・小平キャンパ
ス)に設置され、正確に申しますと平成26年3月をもって満40年を迎える予定であり
ましたが、国の施策のもと平成25年4月神奈川県相模原市(相模原キャンパス)の全て
の機能を、奇しくもここ誕生の地小平キャンパスに移転・集約し職業能力開発総合大学校
となり、東京校は、ここにその機能を閉じました。ここに至るまでの経緯、経過の概要に
ついては、本40年史や「職業能力開発総合大学校50年史」でご覧になれます。
(職業大ホ-ムぺ-ジ URL:http://www.uitec.jeed.or.jp)
さて、東京校は、職業訓練大学校(当時)
(以下「訓大」という。
)の神奈川県相模原市
への移転にともない、その跡地を活用して訓大の附属総合高等職業訓練所(当時)で試行
されていた高卒者を対象とした訓練期間2年のレベルの高い訓練課程を設置し、実学融合
訓練を実践しておりました。その後設置根拠法である「職業訓練法」の法律改正や、昭和
60年10月「職業能力開発促進法」へ題名が改められたことにともなって、その名称も
昭和50年4月
「東京職業訓練短期大学校」
、
平成5年4月
「東京職業能力開発短期大学校」
、
平成11年4月「職業能力開発総合大学校東京校」へと改称され、訓練課程も「特別高等
訓練課程の養成訓練」
、
「専門課程の高度職業訓練」と変化してまいりました。
また、平成11年4月には、生産工程の構築・合理化や製品開発等に深く関与し、生産
現場でのリ-ダ-としての素地を身につけた高度な実践技術者の育成を目指して、短大卒
業者を対象とした「応用課程の高度職業訓練」が開始されるとともに、その役割、機能と
しての公共職業訓練等の円滑な実施に資する実証、検証のための先導的・モデル的訓練と
して行う高度職業訓練の充実が図られてまいりましたが、職業訓練の基本的理念である実
学融合の考え方は、いささかも変わりなく脈々と引き継がれてまいりました。
東京校は、このような人材育成目標と訓練の考え方をもって、これまでの間に専門課程
においては6,000名弱、応用課程の14年間では1,200名という有為な学生を社
会、産業界に送り出し、日本のものづくり分野を支える高度職業訓練実施機関として活躍
してまいりました。今後とも卒業生の皆さんのさらなる活躍を期待しているところです。
しかし、私ども東京校は、これまで専門課程や応用課程の高度職業訓練にだけ特化して
職業訓練を展開してきたわけでありません、時の経済社会や雇用失業情勢を受け国と一体
となって、職業訓練の実動部門として、再び就職を希望する離職者の方々に向けては、技
能を身につけていただく訓練を、或いは就職に悩む若者に対しては、企業実習と東京校が
行ってきた高度な専門課程の授業を組み合わせた訓練などを実施して、就職に結びつけて
いただくよう様々な支援を行ってまいりました。さらに、従業員の能力の開発や向上を図
りたいという事業主のご要望に対しては、私どもと事業主の皆様と協同してカリキュラム
を作成し、オ-ダ-メイド型の職業訓練(能力開発セミナ-)の取り組みや教員の専門性
と知見を活かした、受託研究や共同研究等に取り組むなど、一方では企業の技術革新や製
品開発にあたって抱える課題・問題の解決に向けた支援をさせていただいてまいりました。
このように展開してきた事業の数々は、決して目立つものではありませんが、職業訓練
の人づくり、ものづくりの考え方を大切にして、技能・技術の面から多くの人材を育み、
労働者の職業生活の向上や再構築を支援してまいりました。これらの事業の一つ一つが日
本の発展を支える重要かつ大きなものではなかったかと理解、認識しているところです。
東京校の歴史が40年にならんとしている今、あらためてこれまで東京校の歴史と役割
を振りかえってみますと、ここにその役目を終わらざるをえなかったことは断腸の思いが
あります。ついてはこの際これまでの東京校の発展の足跡を「職業能力開発総合大学校東
京校40年のあゆみ」として記録し、尽力いただいた関係各位や教職員の皆様のご苦労と
ご支援に感謝しつつ、今後の職業訓練の発展の資料として“40年のあゆみ”が末永く役
立つことを願うとともに、引き続いて職業能力開発総合大学校に対する熱いご支援を心よ
りお願い申し上げご挨拶といたします。
平成26年 2月
職業能力開発総合大学校
校 長 古川 勇二
はじめに
職業能力開発総合大学校東京校(以下「職業大東京校」という。
)は、その前身を昭和4
9年職業訓練大学校附属短期学部として、職業訓練大学校(当時)の神奈川県相模原市へ
の移転に伴い、土地、建物及び設備等を利用して開設されました。以来40年間(平成2
6年3月)その時々の社会・産業構造の変化、雇用失業情勢、技能・技術の進展或いは産
業界のニーズ等を反映し、カリキュラムや訓練コースのスクラップアンドビルドを繰り返
しながら、今日まで教育訓練に取り組み多くの有為な卒業生を産業界等に送り出してまい
りました。卒業生は、実学融合の教育理念から育まれた知識、技能・技術を活かして、生
産現場の即戦力として、生産現場のリーダー或いは中核的役割を担う労働者として存在感
を高めるとともに、ものづくり分野を中心として、様々な方面からその教育訓練システム
の成果に対して高い期待が寄せられていました。
一方、平成17年11月、総務省の「政策評価・独立行政法人評価委員会」が取りまと
めた当時の運営法人たる独立行政法人雇用・能力開発機構に関する「平成16年度におけ
る業務実績評価に対する意見」に端を発した職業能力開発総合大学校(相模原市)
(以下「職
業大」という。平成11年4月名称変更)が取り組んできた指導員養成事業に関する指摘
や意見に対する様々な議論、検討を経て、平成22年7月「相模原キャンパスで行ってい
る長期課程(指導員の養成訓練)
、再訓練の機能を東京校に移転、集約する。
」との結論に
取りまとめられました。
職業大東京校は、この結論を受けて職業大の機能を平成25年3月までに受け入れるべ
く、専門課程、応用課程をはじめとした今日まで取り組んできた能力開発事業について、
あらたな学生募集や受講生の受け入れを中止するほか、様々な準備業務行うこととなりま
した。特に準備業務を進めていく中で、在学生に対する授業環境の確保や教室、実習室等
の再配置及び改修等の検討並びに工事計画の策定等を教職員と学生一体となって進め、平
成25年3月に相模原キャンパスの全機能を遅滞なく小平キャンパスへ受け入れ、ここに
両キャンパスは移転、集約され職業大東京校の歴史に終止符が打たれました。
つきましては、この際小平キャンパスに東京校が開校して以来40年にならんとしてい
るその足跡と実績を
「職業能力開発総合大学校東京校40年のあゆみ」
として取りまとめ、
職業訓練関係者のみならず広く公表し、今後の職業訓練発展のための資料として末長く活
用していただくことを願い作成したものであります。
(お断り)
職業能力開発総合大学校東京校は、附属短期学部に始まり今日まで、設置根拠法の改正や変更及び
組織規程等により名称を改称してまいりましたが、本史では職業訓練大学校を「訓大」
、東京職業訓練
短期大学校及び東京職業能力開発短期大学校は「東京短大」
、職業能力開発総合大学校東京校は「職業
大東京校」で統一整理しております。
また、その他の整理としては、雇用促進事業団を「事業団」
、雇用・能力開発機構及び高齢・障害・
求職者雇用支援機構は「機構」並びに職業能力開発促進法を「能開法」と特別の表記がない限り統一
整理しております。
目
次
1.5.2 施設改修に当たっての基本方針 ··· 17
ごあいさつ ―40年史刊行にあたって―
職業能力開発総合大学校長
1.5.3 職業能力開発総合大学校東京校実験・
実習室等改修内訳 ·············· 18
古川 勇二
はじめに
第 2 部 教育訓練 ····················· 19
2.1 専門課程 ·························· 19
第1部 40年のあゆみ ················· 1
2.1.1 専門課程の変遷 ················ 19
1.1 沿革 ······························· 1
(1)創設期 ························ 19
1.2 職業訓練大学校附属短期学部の発足から
(2)東京職業訓練短期大学校から東京職業
東京職業訓練短期大学校へ ··········· 3
1.2.1 開設準備と理念 ················· 3
1.2.2 運営、管理 ····················· 4
1.3 東京職業能力開発短期大学校への改組 ··· 6
1.3.1 委員会制度の確立 ··············· 7
1.3.2 東京職業能力開発短期大学校推進
能力開発短期大学校へ ·········· 19
(3)職業能力開発総合大学校東京校時代
······························ 20
2.1.2 各科の変遷と訓練内容の特徴及び
まとめ ······················· 23
生産技術科 ················· 23
協議会 ························· 7
制御技術科 ················· 27
1.3.3 中国労働部職業訓練指導員養成センタ
電子技術科 ················· 31
ー運営プロジェクト技術協力 ····· 8
情報技術科 ·················· 35
1.3.4 事業主団体方式による積極的な業務
展開 ··························· 8
1.4 職業能力開発総合大学校東京校への改組
······························· 8
1.4.1 訓練科の再編整備
·············· 9
1.4.2 キャンパスの総合整備計画-第 1 期
······························· 9
1.4.3 キャンパスの総合整備計画-第2期
······························ 10
1.4.4 シンボルマ-クの制定
·········· 10
1.4.5 専門課程及び応用課程の運営 ···· 11
1.4.6 ポリテックビジョン in 東京の開催
······························ 12
1.4.7「魅力ある大学校プロジェクト」の
電子情報技術科 ·············· 39
建築科 ····················· 42
インテリア科 ··············· 46
環境化学科 ················· 50
産業デザイン科 ·············· 55
一般教養 ··················· 59
2.1.3 専門課程学科の変遷 ············ 61
2.1.4 平成24年度授業時間 ·········· 61
2.1.5 専門課程各学科別履修科目単位表
······························ 61
2.1.6 専門課程各学科別応募・入学状況
······························ 61
2.1.7 専門課程各学科別卒業者数・進路状況
······························ 61
取り組み ······················ 13
2.1.8 卒業者の資格について ·········· 61
1.4.8 その他 ························ 13
2.2 応用課程 ·························· 63
(1)「職業訓練指導員人材育成システム'
09」への取り組み ············ 13
(2)事業評価制度の導入 ············· 14
(3)東日本大震災について ··········· 14
1.5 職業能力開発総合大学校東京校への
2.2.1 応用課程の変遷 ················ 63
(1)創設期 ························ 63
(2)職業能力開発総合大学校東京校時代
······························ 65
2.2.2 各科の変遷と訓練内容の特徴及び
移転・集約 ························ 15
まとめ ······················· 68
1.5.1 経過及び対応等について ········· 15
生産機械システム技術科 ······ 68
生産電子システム技術科 ······ 73
生産情報システム技術科 ······ 77
生産電子情報システム技術科 ··· 81
3.4.1 産業技術支援東京校ステーション
····························· 109
(1)課題解決型訓練コ-ス(能力開発セミ
建築施工システム技術科 ······ 85
ナー) ························ 110
2.2.3 応用課程学科変遷 ·············· 89
3.4.2 人材高度化支援事業 ··········· 110
2.2.4 平成24年度授業時間 ·········· 89
3.5 国際技術協力 ····················· 111
2.2.5 応用課程各学科別履修科目単位表 ·· 89
3.6 金型グランプリ ··················· 112
2.2.6 応用課程各学科別応募・入学状況 ·· 89
2.2.7 応用課程年度別卒業者数・進路状況
···························· 89
第 4 部 研究事業 ···················· 116
4.1 受託研究及び共同研究 ············· 116
4.1.1 受託研究 ····················· 116
第3部
多様な職業訓練 ··············· 90
4.1.2 共同研究 ····················· 117
3.1 求職者への支援 ···················· 90
3.1.1 離職者訓練 ···················· 90
第 5 部 その他 ······················ 120
(1)離職者訓練実践例(機械系) ······· 91
5.1 学内施設 ························· 120
(2)離職者訓練実践例(電子系) ······· 92
5.1.1 図書館 ······················· 120
(3)離職者訓練実践例(建築系) ······· 93
5.1.2 学生ホ-ル及び食堂 ··········· 120
3.2 若年者等への支援 ·················· 95
5.1.3 学生寮 ······················ 121
3.2.1 日本版デュアルシステム ········· 95
5.1.4 その他施設 ··················· 122
(1)日本版デュアルシステム実践例
(住居環境科) ····················· 95
3.2.2 実践型人材養成システム(実習併用
職業訓練) ····················· 97
5.2 学生生活 ························· 122
5.2.1 学生自治会 ··················· 122
5.2.2 サークル活動 ················· 122
5.2.3 ウインターイルミネーション ··· 123
(1) 実践型人材養成システム実践例
(機械系) ······················· 98
(2)実践型人材養成システム実践例
(情報系) ······················· 99
3.3 在職者のための職業能力開発 ········ 103
3.3.1 在職者訓練(能力開発セミナ-) · 103
(1)総括報告 ······················ 103
1)能力開発セミナー実践例(機械系)
··························· 105
2)能力開発セミナー実践例(電子系)
··························· 106
3)能力開発セミナー実践例(建築系)
··························· 106
(2)企業人スク-ル(応用短期課程高度職業
第 6 部 資料編 ······················ 124
6.1 職業能力開発総合大学校東京校施設概要
································· 125
6.2 職業能力開発総合大学校東京校建物配置
図 ······························ 126
6.3 東京短大キャンパス全面再開発計画の実
践報告―10余年を要した実施計画の構
想スケッチを中心に―
実践教育 vol.11,№3(1996.5) 秋山恒夫著
································· 127
6.4 平成24年度委員会等構成図 ······· 139
6.5 職業能力開発総合大学校東京校実験・
実習室等改修内訳 ················ 140
訓練)の実施 ·················· 107
6.6 専門課程学科変遷 ················· 142
1)企業人スク-ル実践例(機械系)
6.7 専門課程各学科別履修科目単位表 ··· 143
··························· 108
2)企業人スク-ル実践例(電子系)
6.8 専門課程各学科別応募・入学状況 ··· 159
6.9 専門課程各学科別卒業者数・進路状況
··························· 108
································· 161
3.4 事業主支援のための事業 ··········· 109
6.10 応用課程学科変遷 ················ 163
6.11 応課程各学科別履修科目単位表 ····· 164
6.12 応用課程各学科別応募・入学状況···· 171
6.13 応用課程年度別卒業者数・進路状況
································· 172
6.14 離職者訓練年度別コ-ス別実施状況
································· 173
6.15 住居環境科(日本版デュアルシステム)
履修科目単位表 ··················· 175
6.16 生産技術科(実践型人材養成システム:
モールドデザインコ-ス)履修科目単位表
································· 177
6.17 情報技術科(実践型人材養成システム)
履修科目単位表 ··················· 179
6.18 能力開発セミナ-実施状況 ········ 180
6.19 平成24年度組織図 ·············· 197
6.20 職業能力開発総合大学校東京校年賦 ·· 198
第1部 40年のあゆみ
1.1 沿革
昭和36年 4月
昭和40年 2月
昭和49年 4月
昭和50年 4月
昭和60年10月
平成 5年 4月
平成11年 4月
平成11年10月
平成16年 3月
平成19年12月
平成20年12月
平成21年12月
平成22年 2月
平成22年 3月
平成22年 7月
中央職業訓練所発足
中央職業訓練所が職業訓練大学校に改称
職業訓練大学校附属短期学部発足(設置主体 雇用促進事業団)
東京職業訓練短期大学校開設
職業訓練法の一部改正により「職業訓練法」は、その題名が「職業能力
開発促進法」に改められる
「職業能力開発促進法」
(昭和44年法律第4号)の一部改正に伴い東
京職業訓練短期大学校は、東京職業能力開発短期大学校となる
組織規程の改正により、東京職業能力開発短期大学校は、職業能力開
発総合大学校と統合し職業能力開発総合大学校東京校となる
「雇用・能力開発機構法」
(平成11年法律20号)の施行により運営
主体が雇用・能力開発機構となる
「独立行政法人雇用・能力開発機構法」
(平成14年法律第170号)
の施行により運営主体が独立行政法人雇用・能力開発機構となる
閣議決定「独立行政法人整理合理化計画」において、
「職業訓練指導員
の養成の需要に応じて訓練科の再編や学生定員の削減などの組織の抜
本的見直しを図る。
」こととされる
閣議決定「雇用・能力開発機構の廃止について」において、
「独立行政
法人雇用・能力開発機構は廃止し、職業能力開発業務は、独立行政法
人高齢・障害・求職者雇用支援機構に移管、その他の業務は廃止又は
独立行政法人勤労者退職金共済機構へ移管する。
」こととされる
閣議決定「独立行政法人の抜本的見直しについて」において、
「主務
大臣が事業の廃止等によってどのような問題が生じるかを具体的かつ
明確に説明できない場合には、当該事業の廃止等を講じる。
」等のこと
とされる
長妻 昭厚生労働大臣が職業大東京校を視察
独立行政法人雇用・能力開発機構を廃止する法律案要綱が厚生労働省
労働政策審議会に諮問される
厚生労働省労働政策審議会職業能力開発分科会において「長期課程の
廃止、新たにハイレベル訓練(仮称)を創設して指導員の養成にあた
る。
」との厚生労働省案が了解される。このことにより神奈川県相模
原市(相模原キャンパス)の東京都小平市(小平キャンパス)への移転
・集約が事実上決定される
(1)専門課程学生募集の中止を決定する
平成23年度 制御技術科、インテリア科、環境化学科
産業デザイン科
平成24年度 生産技術科、電子情報技術科、建築科
(2)応用課程学生募集の中止を決定する
平成25年度 生産機械システム技術科、生産電子情報シ
ステム技術科、建築施工システム技術科
平成22年12月 「独立行政法人の事務・事業の見直し基本方針」が閣議決定される
平成23年10月 「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構法」
(平成14年法律
第165号)の施行により運営主体が独立行政法人高齢・障害・求職
者雇用支援機構となる
平成25年 3月 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構組織規程第6号により
職業能力開発総合大学校東京校の廃止及び施行を同年4月1日とする
改正が決定される
平成25年 3月 職業能力開発総合大学校の神奈川県相模原市(相模原キャンパス)から
東京都小平市(小平キャンパス)への移転・集約が終了する
1.2 職業訓練大学校附属短期学部の発足から東京職業訓練短期大学校へ
昭和36年中央職業訓練所が小平市の現在地に設置され、職業訓練指導員の養成訓練が
開始されることに合わせて、実務実習施設として東京総合職業訓練所(昭和37年「
(中央
職業訓練所附属総合職業訓練所(以下「附属総訓」という。
)」に改称される。
)が付設され、
昭和40年には中央職業訓練所は職業訓練大学校(以下「訓大」という。
)に、附属総訓は、
職業訓練大学校附属総合職業訓練所(以下「附属総訓」という。
)と改称され、長期訓練の
入学定員が120名に定員増とされるとともに、昭和41年度には企業の生産現場の技能
が優れた人々を受け入れ「生産技能講座」が開講されると同時に「生産技能相談室」が設
置され、中小企業からの技能相談に応じることとなった。さらに、あらたな事業として通
信講座方式による生産現場の労働者の訓練が開始され、担当する組織として「通信訓練部」
が設けられた。
このように訓大の業務、組織等が次第に大きくなるにつれて、将来の拡充を目指した校
地移転の問題は、具体的検討の段階に入った。昭和45年頃の訓大の移転拡充計画は、移
転用地を神奈川県相模原市に確保すること及び跡地、建物、設備等は、附属総訓が利用し
て、訓大から独立して時代の要請に応えられる養成訓練を先導的に試行する「附属短期学
部」の設置構想が明らかになった。これを受けて昭和48年4月附属総訓に附属短期学部
開設準備室が設置され、訓大から分離独立する体制が整えられたのと同時に、同年10月
訓大は、相模原市に確保された新キャンパスへと移転した。
なお、昭和48年8月労働省より附属短期学部の開校が報道機関に発表されたが、その
一部を抜粋すると次のようなものであった。
―近年における技術革新の著しい進展は、技能労働者に対する需要に質的変化をもたら
している。とくに、今後は、技術者と技能者との中間にあって、技術開発、品質管理、生
産管理、設備機械の整備保全等の分野で、直接、間接に技術者を補佐し、技術部門と生産
部門との間の連絡役をつとめる、いわゆるテクニシャンに対する需要が急増することが予
想される。
・・・・・・・・・、さらに、より高次の学理的素養と幅広い実技能力を持つテ
クニシャン階層の養成をも職業訓練に導入することが不可欠である。―
昭和49年4月1日には、技術革新の進展と高学歴化する社会に対応した技能者の養成
を目的に、高等学校卒業者を対象とした2年間のレベルの高い職業訓練を行う職業訓練大
学校附属短期学部(以下「附属短期学部」という。
)が設置された。
なお、附属短期学部は、昭和50年4月職業訓練法の一部改正(第14条 公共職業訓
練施設として専修職業訓練校、高等職業訓練校、職業訓練大学校及び身体障害者職業訓練
校に加え職業訓練短期大学校及び技能開発センタ-を設置すること)に伴い東京職業訓練
短期大学校と名称が改称され、特別高等訓練課程の養成訓練のほか、向上訓練、能力再開
発訓練及び再訓練ができることとなった。
(参考:都道府県においても労働大臣の認可を受けて職業訓練短期大学校の設置が可能とな
った。
)
1.2.1 開設準備と理念
(1)科の設定
科の設定は、学生の仕上がり像を明確にし、附属短期学部の具体的構想を展開
するための重要な柱となることの方針から、従来1科1職種であったが、テクニ
シャン養成(高等学校卒業者を対象として、特に高度の知識と技能の付与を目的
とする特別高等訓練課程の養成訓練)としては複数の種類とし、高等学校卒業者
に対して2年間の教育訓練を行うに相応しい内容を備えた科であることや就職後
のキャリアアップの道も開かれていて、卒業生等が在学していたことに誇りを持
ち得る科であること等の条件の下に討議され、附属総訓における既存13科を7
科にまとめ、新設科1科を加え8科の構成と、募集定員各科20名で発足するこ
ととなり、昭和48年8月に設立計画が労働省より発表された。
(2)カリキュラムの設定
カリキュラムの設定は、昭和48年4月教程作成委員会が設置され、三次案ま
で種々検討され翌年2月最終案がまとめられた。その内容としては、修業年限2
年間を4期に分けて各期20週の授業(平常授業18週、集中授業2週)
、1週4
0時間の授業とし2年間で3,200時間とした。
なお、このカリキュラム(案)の大綱は、職業訓練法施行規則に基準化された。
(3)施設設備及び機器の整備
施設設備は、新規の建物の整備は行わず既設建物の内部改修が行われた。主な
改修内容としては、環境化学科の実習施設、図書館、精密測定室、教室及び製図
室等の整備が実施された。
機器等の整備は、平成49年度の暫定措置としての整備に加え、昭和50年度
から5ケ年計画で実施された。
(4)教員体制及び研修
教員は、設置当初においては附属総訓より移行した教員49名と新規採用者2
名計51名の体制で発足した。併せて移行研修については、昭和48年度、49
年度にわたって実施され、研修場所は、訓大その他の大学での聴講、研究施設で
の研究等多様な形態で実施された。
(5)学生の募集活動等
学生の募集は、労働省の発表以後、募集要項、ポスター等を準備し、募集活動
に取り組み、入学試験は3月15日に東京、札幌、大阪及び福岡の4会場にて実
施された。
なお、平成49年度の第1回の募集活動の結果としては、応募総数117名、
内訳として①生産機械科9名、②金属成形科3名、③自動車科8名、④電気科1
1名、⑤電子科13名、⑥建築科34名、⑦室内造形科17名、⑧環境化学科2
2名という結果であった。
1.2.2 運営、管理
学生の募集活動は、学校の認知度を上げることを重点課題として、特別にテレビ・
ラジオの活用や駅中広告の利用と併せて関係行政機関の協力を得て展開したほか、
昭和55年からは近隣高等学校進路指導担当教員に対する見学説明会(現オープン
キャンパス)の開催など様々な方法をもって取り組みを行った。その取り組み結果
は、国公立大学の共通一次試験制度の導入により一時的に減少の変化が見られた時
期があたものの定員を大きく割るような状況とはならなかった。
さらに、優秀な学生を確実に確保するため昭和52年度は、工業高等学校と職業
訓練校を対象として、昭和56年度には、高等学校普通課程を対象とする推薦入学
制度を導入した。
一方、学生の進路状況、とりわけ民間企業への就職状況は、第1期生(昭和51
年3月卒業)から第4期生(昭和54年3月卒業)までは概ね70~80%の就職
率で推移し、その後は80~90%前半を維持してきた。これらは毎年の企業への
学校案内の送付や全学的な企業訪問等の地道な取り組みが、景気の拡大と相伴って
求人件数を押し上げ、学生に対してより多くの企業との出会いの場を提供すること
ができた結果によるものであった。その他事業運営においては、昭和53年度「開
かれた大学」を目指して、個人、企業の別なく聴講を希望する科目が用意され、関
係科の了解が得られれば聴講生を受け入れる聴講制度の導入や平成2年度からは在
職労働者の職業能力の開発、向上に向けて「専門短期課程の能力開発セミナー」の
取り組みが開始されるとともに、昭和54年度から昭和56年度にかけて海外技術
協力の一環としての短期専門家の派遣や海外研修生の受け入れが開始された。
昭和59年度には、東京短大発足10年目を迎え、学内では10年を一つの節目
として、キャンパスの総合整備計画、老朽施設の建替え計画及び既存施設の改修計
画等を検討、策定する「建設委員会」を、昭和60年には将来の発展を目指して、
そのあるべき姿を多角的に検討する場として「将来構想検討委員会」を立ち上げ、
その検討した内容及び構想は取りまとめられ、本部及び労働省に提出されるととも
に、その実現に向けて全学一体的な活動を展開した。
その結果、
キャンパスの総合整備計画等は、
最終的には以下に示すところとなり、
順次実行に移され平成7年度には完了することとなった。
なお、以下に示す総合整備計画概要は、整備計画等の立案で中心的役割を果たし
た 秋山恒夫氏(平成11年4月~平成25年3月・建築施行システム技術科教員)
の報告書から概要を抜粋した。
資料編P127 6.3
1)構
想 昭和59年~平成8年3月の12年
2)工事期間 昭和62年~平成8年3月の9年
3)特 異 性 平常授業の中での工事施行
のほか、目標として次のような項目が定められていた。
4)目
標 短大としての魅力的なキャンパスづくり、時代・社会に対応し
た教育訓練機能の拡充、開かれた職業能力の展開に向け、企業、地域社会に
も受け入れられる、親しみやすい施設づくりを実現するため
① 各建物機能の全面更新
② 校内環境の刷新
を具体的な実施計画として定め、現キャンパスの姿が整備されることとなった。
一方、将来構想検討委員会においては、
1)事業実績の分析及び改善事項の検討
2)実践教育を志向する大学への運営状況のヒアリング調査
3)企業・卒業生・高等学校への東京短大に対する評価、問題提起及び期待度
についてのアンケ-ト調査並びにヒアリング調査
4)技術開発課程(2+2)構想の提言
5)新大学校(4年制)
、技術大学校(仮称)
、技能大学校(仮称)の提言
などを検討の成果として報告書等を取りまとめた。とりわけ具体化に向けて取り組
んだ「情報処理科」の開設のための準備委員会の立ち上げは、昭和63年4月の「情
報処理科」の開設へと結実した。
また、昭和63年度、平成4年度は、東京短大として訓練科の再編整備が行われ
た時期であった。その再編整備は、次のようなものであった。
専門課程廃止科
専門課程新設科
(平成元年3月)
(平成元年4月)
1)金属成形科
生産機械科に併合
2)自動車科
エネルギー機械科(新設)
3)室内造形科
インテリア科(新設)
4)
制御機械科(新設)
さらに平成4年4月には、2回目の大きな再編が行われた。
専門課程廃止科
専門課程新設科
(平成4年3月)
(平成4年4月)
1)生産機械科
生産技術科(名称変更)
2)制御機械科
制御技術科(名称変更)
3)エネルギー機械科
産業機械科(名称変更)
4)電気科
電気技術科(名称変更)
5)電子科
電子技術科(名称変更)
この間昭和60年には、能開法の一部改正が行われ「職業訓練法」の題名が「職
業能力開発促進法」に改められた。
1.3 東京職業能力開発短期大学校への改組
平成5年4月能開法の一部改正により東京職業訓練短期大学校は東京職業能力開発短期
大学校に改称した。
能開法の改正の趣旨は、①構造的な労働力不足基調に対応、②技術革新・情報化等の進
展に柔軟に対応できる人材育成、③労働者の職業能力の開発及び向上の一層の促進、④技
能を尊重する社会の形成等の重要課題に対応することと説明された。
そのため職業能力開発施設は、職業訓練の実施のほか、職業能力の開発及び向上に関す
る情報提供、相談、援助等の業務を行うよう努めなければならないとされ、さらに職業能
力開発短期大学校にあっては、長期間の訓練課程(専門課程)の高度職業訓練の実施及び
短期間の訓練課程(専門短期課程)の高度職業訓練を行う職業能力開発施設として設置さ
れるものであるとされた。
その後平成9年金融危機の到来に端を発したいわゆるバブル崩壊は、雇用失業情勢に深
刻な影響を与え、国は次々に経済対策と併せ雇用対策を実施した。そのような社会経済情
勢の中で東京短大は、高度職業訓練とは別に平成11年3月「離職者訓練(アビリティコ
-ス)
」を開始するほか、社会問題化していたフリーター、二ート対策としての「日本版デ
ュアルシステム」及び平成16年度には一定の雇用関係にある若者を対象として座学と企
業実習を組み込んだ「実践型人材養成システム(実習併用職業訓練)
」の実施というあらた
な職業訓練コースを開始した。
この間平成11年度には、地域における職業能力開発に関する総合センタ-として、地
域の事業主、労働者に対して積極的にその機能を果たすため事務組織を改組し、あらたに
総務課、学生課及び学務課を設置するほか、地域の事業主、労働者等の職業能力の開発及
び向上に関する援助を行う組織として開発援助課を設置した。
開発援助課の設置は、平成8年度に「人材高度化支援事業」
(国内産業の高付加価値化を
進めるとともに新分野への展開を図っていくため事業主や事業主団体に対して教育訓練、
職業能力開発に関する支援を行う)
をもとにオーダーメード型訓練の展開をはじめとして、
事業主団体研究開発事業(F 方式=共同研究)や企業人スクール(応用短期課程の高度職業
訓練コース=60時間(10日間)~120時間(20日間)の在職者訓練=能力開発セミ
ナー)の平成12年度の開始へと支援事業の拡大が行われた。
また、平成5年1月には、職業訓練施設における教育訓練に直接携わる者の指導技法の
向上及び人材の確保、並びに教育訓練の指導施設の充実を図るため、教授、助教授、講師
の職位制が制定された。
1.3.1 委員会制度の確立
施設の適正かつ円滑な運営と効果・効率的な業務展開を図るため、平成4年3月
委員会制度を定め、運営会議、教務委員会等7つの常設会議・委員会、特別委員会
として建設委員会、将来構想検討委員会、電子計算機等運営委員会の3委員会のほ
か、職員会議、安全衛生会議等を設けるなどして、施設の抱える課題、問題につい
て施設全体で活発な議論を行いその成果が施設運営に反映される体制が確立される
こととなった。
この委員会制度は、その後見直しや改廃がなされたものの基本的考え方、流れは
維持され、施設の運営にあたり全学的意思疎通を図る最も有効な手段となった。
資料編P139 6.4
1.3.2 東京職業能力開発短期大学校推進協議会
平成5年4月東京都における事業団(当時)が実施する雇用促進事業の円滑な業
務運営の推進を目的として、学識経験者、経済団体や労働組合等の代表等が参加す
る「東京都雇用促進事業団運営協議会」
(以下「運営協議会」という。
)が設置され
るとともに、東京短大には「東京職業能力開発短期大学校推進協議会」
(以下「推進
協議会」という。
)が設置された。
特に推進協議会は、
「職業能力開発施設が展開する職業能力開発事業の円滑な推進
を図るため外部委員が参加した検討の場を設け、議論された意見を踏まえて地域の
二ーズに則した事業運営を行うこと。
」を目的として設置されたもので、委員には運
営協議会と同様、地域における各界の有識者に委員を委嘱するとともに、初代会長
として委員の互選により学習院大学経済学部教授が選出され、1年2回の割合で開
催してきた。
その後事業団が行う職業訓練は、
「官から民へ」の時代の大きな流れに沿って、東
京短大を含めて能力開発施設が行う職業訓練、特に離職者訓練や在職者訓練(以下
「能力開発セミナー」という。
)については、施設での実施計画策定段階で推進協
議会への説明、報告が義務付けられた。当該推進協議会は、各訓練コースの実施に
向けた正当性、妥当性及び有効性等を判断することが求められ、その判断によって
は、その訓練コースの実施そのものを左右しかねないという、極めて重要な位置づ
けを与えられるとともに、その協議の内容は説明責任を果たすためホームぺージに
て広く情報公開されることとなった。なお、平成20年4月推進協議会の名称は、
「職業能力開発総合大学校東京校ものづくり人材育成推進協議会」と変更され、座
長として法政大学教授が就任し、それまでと同様に推進協議会を運営した。
一方、訓練コースを設定するにあたっての基準としては、①人材育成ニーズを的
確に踏まえたコース設定がなされているか、能力開発セミナーについては、加えて
②中小企業を主として対象とし、ものづくり分野を中心とした訓練であることや③
真に高度な訓練(
「職業能力開発に関するレベル表示では「3」に該当すること」
)
であること、さらに④地方公共団体や民間教育訓練機関との競合がないコースを設
定していること等の視点から取り組むものとされた。
1.3.3 中国労働部職業訓練指導員養成センター運営プロジェクト技術協力
平成4年度中国政府は、天津市に設置する指導員養成施設「中国労働部職業訓練
指導員養成センター」
の運営にかかるプロジェクト支援を日本に対して求めてきた。
事業団(当時)は、労働省を通じて国際協力の一環としてプロジェクト支援に取
り組むことを決定し、東京短大と職業能力開発大学校(当時)が協力して支援にあ
たることとなった。
具体的には、平成6年度から平成10年度までの5年間に、生産技術・制御技術・
電子技術・情報技術及び自動車整備技術の5分野を対象に、東京短大は、生産技術、
電子技術の2分野を主担当に、派遣専門家として長期専門家5名、短期専門家14
名及び調査団の団員として5名を派遣したほか、研修員13名をカウンターパート
として受け入れるなど中国の職業訓練の発展に大いに貢献した。
1.3.4 事業主団体方式による積極的な業務展開
平成4年以前の能開法は、その雇用する労働者の職業能力の開発及び向上は「本
来事業主の責務である。
(事業主は、その雇用する労働者に対し、必要な訓練を行う
とともに、その労働者が職業訓練又は技能検定を受けることを容易にするために必
要な援助を行うよう努める)
(昭和53年改正法第4条)
」としていた。
平成4年6月の能開法の一部改正では、
「技術革新・情報化等が急速に進展する中
で、経済社会に柔軟に対応できる人材を育成し労働者の職業の安定を図るためには、
労働者の職業能力の開発向上を一層促進する必要がある。
」との認識から、国及び都
道府県による職業能力開発促進の措置をまとめ、公共職業能力開発施設の援助機能を
強化して、援助業務を職業訓練の実施と並ぶ公共の措置として明確に位置づけられた。
東京短大では、
「事業主が自から行う職業能力開発については、その事業効率の観
点から事業主団体を通じて、職業能力開発に関する専門分野を積極的に支援する必
要がある。
」とする考えに基づき、平成2年度から取り組んできた能力開発セミナー
の取り組み方法を「事業主団体方式」とすることとして、平成6年10月から取り
組みを開始した。以降東京短大が取り組む各事業については、原則事業主団体方式
を活用して事業を推進してきた。
1.4 職業能力開発総合大学校東京校への改組
平成11年4月組織規程改正により東京短大は、職業能力開発総合大学校東京校と改称
した。その背景には、産業構造の急激な変化の中で、企業は製品等の高付加価値化や新分
野への取り組みが喫緊の課題となり、早期の展開が求められていた。そのためには高度な
知識、技能・技術及び企画・開発能力、応用能力を併せもつ高度、かつ多様な人材の育成
が急務とされ、その役目を事業団(当時)が担うこととされ職業能力開発施設の体制整備
が行われた。
大学校関係においては、職業能力開発大学校を改組した職業能力開発総合大学校、職業
能力開発短期大学校の職業能力開発大学校化と附属職業能力開発短期大学校へと再編が進
み、東京短大は、
「先導的な高度職業訓練の実施機能と試行検証施設としての位置づけ」が
明確となるとともに、事務組織も見直され「開発援助課」から「援助計画課」への改組と、
調査役が配置された。
一方、訓練部門においては、各職業能力開発大学校と同様に設置する専門課程の再編と
専門課程卒業者に対して、専門課程で習得した専門知識・技能をさらにステップアップさ
せ、地域の産業界で必要とされている生産現場のリ-ダ-として、ふさわしい素地を身に
付けさせることを目標として、あらたに訓練期間2年間の高度職業訓練として「応用課程」
が設けられた。以下に訓練科の再編及び施設整備の内容を示す。
1.4.1 訓練科の再編整備
応用課程新設科
(平成11年4月)
(1)生産機械システム技術科(新設)
(2)生産電子システム技術科(新設)
(3)生産情報システム技術科(新設)
(4)建築施工システム技術科(新設)
専門課程廃止科
(平成12年3月)
(1)産業機械科
(2)電気技術科
専門課程新設科
(平成11年4月)
産業デザイン科(新設)
1.4.2 キャンパスの総合整備計画 第1期
昭和59年度に設置された施設建設実行委員会
(昭和61年3月建設委員会)
は、
職業訓練短期大学校にふさわしい教育環境の整備を中心とした魅力ある施設づくり
を目指して、検討を重ね昭和60年4月「キャンパス総合整備計画」
(以下「総合整
備計画」という。
)を策定し、事業団本部(当時)との協議を経て順次実行に移された。
その総合整備計画内容は、前掲の秋山恒夫先生の実践報告から再度示すと以下の
とおりであった。その中でも最も核となる基本計画としては、既存銀杏並木を活か
した「モール」を基本骨格に、東西に広場を配置するとともに、次の(1)~(5)
の項目
(1)機能的ゾーニングの実現
(2)動線の歩車分離の実現
(3)駅側正門の新設
(4)既存樹木の保存活用
(5)供給処理施設の更新
を計画プランに盛り込み、平常授業が行われている中で、既存建物を撤去しながら
建替えを進めるという大きく、かつ困難な課題を抱え、授業への影響を最小限に止
めるため、事前に様々なシュミレーションに取り組みながら工事を進め平成8年3
月までに第一期工事を完了した。
第1期工事で実施した年度別建替等実施状況は、以下に示すとおりである。
(1)建築系実験実習棟
昭和63年 1 月竣工・建替
(2)機械系実験実習棟
平成元年 3月竣工・建替
(3)電子・化学系実験実習棟
平成元年 9月竣工・建替
(4)学生寮・グラウンド
平成2年 3月竣工・建替
(5)学生ホ-ル・体育館
平成4年 7月竣工・建替
(6)教室・製図棟
平成5年11月竣工・建替
(7)管理棟
平成7年 3月竣工・建替
(8)グリーンホール(学生ホール) 平成6年
改修
(9)図書館
平成6年
改修
(10)東正門(外構工事)
平成5年
改修
(11)銀杏並木モ―ル(外構工事) 平成6年
改修
(12)東西広場(外構工事)
平成5~7年
改修
なお、平成14年度ポリテックビジョンの開催以降の各建物の表記については、
使用目的をイメージした名称から各棟に番号を附した単純呼称に変更した。
(1)管理棟
1号館
(2)応用課程棟
2号館
(3)教室・製図棟
3号館
(4)電子・化学系実験・実習棟 4号館
(5)電気系実験・実習棟
5号館
(6)機械系実験・実習棟
6号館
(7)建築系実験・実習棟
7号館
(8)産業デザイン科実験・実習棟8号館
(9)学生ホール・食堂
9号館
図 1.4.2-1 中央通路
1.4.3 キャンパスの総合整備計画 第2期
平成11年4月の応用課程の新設及び専門課程の再編は、あらたな施設整備が必
要となり、応用課程棟の建設と専門課程新設科である産業デザイン科実験実習棟の
建設が行われた。
このことにより昭和48年までに建築した訓大時代の建物は、全て取り壊わされ、
現行のキャンパスの施設建物の配置がほぼ確定することとなった。
(1)応用課程棟
平成11年3月竣工・建替
(2)産業デザイン科実験実習棟
平成11年3月竣工・新築
1.4.4 シンボルマークの制定
平成11年4月の組織規定の改正により職業能力開発総合大学校、職業能力開発
総合大学校東京校、職業能力開発大学校、附属職業能力開発短期大学校及び職業能
力開発短期大学校(以下「能開大等」という。
)が設置されことに伴い、事業団本部
(当時)は、各能開大等が一体感をもって「ものづくり」を中心とした高度な職業
訓練等を展開していくためシンボルマークを制定することとした。そのため全国か
ら作品を募り選定の結果、平成12年5月に次のとおり選定し、学校案内パンフレ
ット等広報用印刷物及び学生証等に関するものに使用し、能開大等のイメージを社
会に浸透させ、効果的に業務が推進されるよう指示が行われた。
シンボルマ-クの意図
「技能」
、
「技術」
、
「科学」という3つの教育訓練の基本理念を発展的に変化さ
せたものであり、能力開発の軸である「生涯職業能力開発」に「ひとづくり」
、
「ものづくり」を融合し、又、その支援を行うことを表現し、背景の楕円は能開
大等のネットワーク化による拡大をイメージしている。
[東京校シンボルマ-ク]
なお、
「NOKAIDAI」の呼称は、現行「SYOKUGYODAI」に変更し
た。
1.4.5 専門課程及び応用課程の運営
平成11年4月の職業大東京校への改組は、高等教育訓練機関としての知名度と
地元産業界の期待が高まるとともに、応用課程の授業において主として使用する実
験実習棟の建設や訓練機器の整備が実行され、施設設備のさらなる拡充と充実を果
たし、教員の指導体制の強化(1科6名体制)へと進んだ。
また、専門課程のカリキュラムについては、平成5年度に続き平成13年度に学
生の教育訓練水準を維持するため全国統一カリキュラムを基本的システムとして導
入し、注実学融合の教育訓練システムのさらなる充実と高度実践技術者の育成に向
けた教育環境の整備が進められた。
一方、応用課程の開設は、専門課程に学ぶ学生にとってさらなるステップアップ
を目指して、勉学に勤しむ意欲を一層掻き立てる機会を与えるおおきな節目となっ
た。これ以降実学融合の教育訓練システムは、教職員等による学校訪問や事業主等
との交流の場面等で説明、周知され、高等学校や企業に着実に浸透し、全国からの
応募者の確保や求人の拡大に強い影響を与えた。
注 実学融合訓練の基本的システム
(1)製品の企画開発から制作までの具体的な‘ものづくり’の課題学習
(2)
‘ものづくり’の現場を想定した実習と知識による実学融合
(3)各人が専門性を発揮して共通課題に取り組むワーキンググループ方
式で構成され、生産現場のリーダーを養成する面においては、極め
て有効とされている。
さらに、平成15年度には、専門課程及び応用課程学生を対象として、生産現場
を直接体験する機会を与えることにより、企業等における最新知識、技能・技術の
動向を把握させ、高い職業観を養うことを目的として、原則2週間を実施期間とし
た企業委託実習(以下「インターンシップ」という。
)が開始された。
インターンシップは、専門及び応用課程いずれにおいても必須科目、単位として
カウントされ、訓練の進捗状況を考慮しながら、年間を通じて能力開発等において
協力、支援等関係にある事業主団体や企業と協議、調整を経て効果的と判断される
時期に実施してきた。
インターンシップの協力企業としては、例として平成24年度専門課程生産技術
科では、小平市 1社、八王子市 1社、入間市 1社、さいたま市 1団体、狭
山市 2社のほか、応用課程生産機械システム技術科では、羽村市 1社、川崎市
1社、多摩市 1 社、立川市 1社、横浜市 1社などの協力企業を得た。これ
ら協力企業にあっては、学生の人となりを見極める貴重な機会を得ることとなり、
企業の採用意欲を喚起するきっかけともなり就職に結びつく事例が少なからずあた
った。
一方、これら企業の開拓にあたっては、キャアリア・就職支援センターの職員と
教員の連携のもと、
ありとあらゆる交流の機会を利用して活動したまものであった。
1.4.6 ポリテックビジョン in 東京の開催
ポリテックビジョンは、職業能力開発大学校及び職業能力開発短期大学校をはじ
めとする職業能力開発施設の事業全般の理解の促進と地域に開かれた施設運営をア
ピールする総合的なイベントとして開催された。
従来は、全国統一会場での開催であっ
たが、平成14年度からブロック開催と
なり、その第1回開催は職業大東京校を
会場として、関東及び東海ブロックの各
職業能力開発短期大学校等の学生及び受
講生が「科学・技術・技能を融合させた
ものづくりの実践」をテーマとして、作
品の展示・発表を行うとともに、企業関
係者や地域の一般の方々にも広く参加を
募り、来校者に東京校の存在感を強くア
1.4.6-1 第 11 回ポリテックビジョン
ピールした。
しかし、合同開催については、各校の
授業日程等の調整が難しく、結果として
職業大東京校の単独開催となり、
「ポリ
テックビジョン in 東京」として平成2
4年度第17回を開催しその歴史に幕を
おろした。
なお、開催プログラムは、研究発表会
や研究成果等の展示に加え、学生が学外
の社会情勢や技能・技術及び企業動向等
1.4.6-2 第 13 回ポリテックビジョン
に疎くならないよう外部から特別に講師
展示作品
を招聘して、直近の話題について講演会
を開催するなど工夫を図りながら実施してきた。
1.4.7 「魅力ある大学校プロジェクト」の取り組み
平成14年から平成17年度頃の職業大東京校は、離職者訓練や在職者訓練の増
加と少子化時代の到来に伴う学生数の減少という事態にいかに対応すべきかという
う事態について問題提起がなされていた時期であった。当時の職業大東京校には、
校長、副校長、能力開発統括部長、課長等管理職全員と各科の代表教員で構成され
る「運営会議」という職業大東京校における最高意思決定機関が存在した。その役
割は、運営会議において方針を決定し、各委員会の決定を尊重しながら民主的に施
設を運営するというものであった。
しかし、平成17年度に校長から、施設運営に関する3点の指摘があった。その
1.運営会議は、長い間にわたって管理職と科代表教員で運営をしているため思考が
硬直化していること。2.職員と学生の希望や不満が管理職や教員に伝わっていない
こと。3.施設運営を的確に進めるための企画を担当する部署が明確でないこと及び
そのような状況に対しては、運営会議に新たに企画機能を附置することの指摘がな
され、運営会議に新たに企画機能を付与した「企画・運営会議」が組織された。
その構成は、従前の構成員に加え組合代表も参加するものであり、このことによ
り管理職と教員、そして労使が一体で施設運営を進める体制が整備された。これと
時を同じくして校長からは、
「全ての業務、すべての施設利用者を一切差別すること
なく責任をもって取り組んでほしい。
」との方針が出された。このことは在職者訓練
及び離職者訓練各受講者、専門課程及び応用課程各学生、日本版デュアルシステム
参加学生に対して最高の訓練環境を提供するために、現状にとらわれない実習場の
見直し等を通して職員、教員に意識改革と責任が求められると同時に委員会組織の
改編も行った。
さらに、校長をトップとして経験の浅い若手教員及び一般職員に自主参加を求め
て「魅力ある大学校プロジェクト」がスタートした。このプロジェクトは、管理職
の発言を控え、プロジェクトから誕生した若手教員及び一般職員の提案を、管理職
会議で実施するための問題点を整理する形で進められ、実施項目としては、90件
以上が採択された。
その実施項目の中にあって「系・コース制」の取り組みは、特筆すべきものであ
った。具体的には、訓練科に属している教員を数グル-プに分け、同一グループ内
はもちろん、他のグループ教員の協力を当然として授業を進めるものであり、併せ
て学生募集にあっては、訓練科の下にコースを設定して、コースが目指す訓練の仕
上がり像を応募者に対してアピールすることも目的としていた。この手法は、仕上
がり像が明確なために結果として学生のミスマッチは減少することとなった。
そのほか、学生一人一人の個性の重視と面倒みを実践する「チューター制度」の
導入、数学・物理のフォロー教育、クラブ活動の推奨等の他、入学後の転科制度の
導入、入試制度改革等についてもこのプロジェクトでの提案、議論を契機として実
施された。特に入試制度改革では、応用課程の入試において管理職員が参加すると
いうものであった。その考え方は、学生を教員任せにすることなく教職員全員で育
てていくという理念の現れであった。
1.4.8 その他
(1)
「職業訓練指導員人材育成システム'09」への取り組み
雇用・能力開発機構(当時)は、能力開発の信頼性と品質の鍵を握る職業訓練
指導員(以下「指導員」という。
)の能力の向上と最大限の発揮を促進する取り組
みを目指して、従来「指導員人材育成プログラム'99」
(平成21年度をもって
廃止)
により、
リーダー制を中心として OJT による人材育成の推進を図ってきた。
一方、指導員が担う役割は、職業訓練指導が中心であることは変わりがないが
中小企業への人材育成及び労働者のキャリア開発等の重要性の高まりに伴って、
指導員の業務も労働者や事業主等への能力開発等に関する相談及び支援など多岐
にわたってきた。そのため雇用・能力開発機構は、
「職業訓練指導員人材育成プロ
グラム'99」が目指したリーダー制の考え方を踏襲しつつ、それぞれの指導員の
強みを最大限に引き出し、その強みを活かした働き方を尊重し、組織の目標達成
のためにやりがいを持って働くことのできる環境づくりを目的として、
新たな
「職
業訓練指導員人材育成システム'09」の試行への取り組みについて、職業大を除
き職業大東京校を含む全施設を対象に開始され、2年間の試行期間を経て平成2
3年度から本格実施となった。
(2)事業評価制度の導入
平成16年3月雇用・能力開発機構(当時)は、独立行政法人へ移行した。そ
のねらいとするところは、
「弾力的・効果的な業務運営を通じて、業務の効率性の
向上、質の向上及び透明性の向上により国民の求める成果を得る。
」こととされ、
平成16年3月~平成19年3月が第1期中期計画期間として設定された。
また、
各施設は、機構本部から示される中期計画を確実に達成すべく、当該中期計画期
間内の毎年度1年間の都道府県計画(都道府県等の区域を単位として、各事業の
実施規模及び達成すべき目標を定めた計画)を策定し、都道府県計画に示された
実施規模及び目標値の達成並びに運営費の削減や安全衛生特に受講生等の事故防
止等に向けて、各都道府県施設が独自の創意・工夫をもって事業を展開すること
となった。
なお、当該年度計画1年間の業務実績は、法人全体で集計され独立行政法人通
則法(平成11年法律第103号第32条第2項)に基づき「厚生労働省独立行
政法人評価委員会」による評価を受け、
「評価結果は公表される。
」というもので
あった。
(3)東日本大震災について
平成23年3月11日(金曜日)14時46分発生した宮城県沖を震源とする
東日本大震災は、関東地方においても強い揺れを観測した。職業大東京校は、当
日は平成22年度の授業終了日にあたり、午後の授業中の者、午前の授業をもっ
て、すべての授業を修了した者等校内は閑散とした雰囲気が漂っていた。そんな
雰囲気・状況の中での強烈な揺れであった。校内に居る学生、教職員に対しては、
かねてより万一の場合には、避難場所としていたグランドへの集合を指示し、集
合後直ちに安否確認と負傷者の有無の確認を行ったが全員異常がなかった。その
後、教職員は、校内の2次災害の防止措置や被害状況の確認を行い、2号館6階
図書舘の書架のほとんどが倒れたことによる図書の散乱や机上のパソコンの落下
及び一部窓ガラス等の破損を確認したほか、施設全体に対する大規模な被害の確
認は無かった。ただし、図書館の現状復旧及び再開は、学生、教職員の応援を受
け書架の立て直しや散乱図書の整理等の現状復旧には正味2ヶ月程度を要した。
一方、当日の寮生を除く帰宅困難となった学生100名余に対しては、3号館
教室に集合を指示し、交通機関の不通情報を説明し、当面校内に留まるよう指導
するとともに、夜間の寒さ対策用として小平市から提供を受けた災害用毛布と学
生食堂で準備したおにぎりを配膳するなどして当日の緊急事態に対応した。翌3
月12日(土曜日)には、交通機関の復旧に併せて残留学生を帰宅させるととも
に、安否確認のできていない者の安否の確認を順次行い、全学生、全教職員の安
全が確認された。その後、あらためて施設の詳細な被害調査を実施し、緊急に補
修等行う必要がある箇所等については、補修を実施して平成23年度の新学期を
迎えた。
1.5 職業能力開発総合大学校東京校への移転・集約
1.5.1 経過及び対応等について
平成19年12月に閣議決定された「独立行政法人整理合理化計画」は、機構(当
時)に対しても厳しい見直しが求められた。
職業大東京校は、
「本部の指示、指導のもと対応する。
」とし、職業大は、学内に
古川校長(平成20年10月1日就任:第6代校長)をトップとする検討の場「緊
急2カ年計画実施本部」を立ち上げ将来計画が検討された。
一方、平成16年3月の特殊法人から独立行政法人への移行は、法人の事業達成
度合いが評価され、評価結果がその後の事業の見直し、廃止及び継続等の判断が行
われる制度導入であった。
平成17年総務省「政策評価・独立行政法人評価委員会」は、
「16年度における
独立行政法人の業務実績評価に対する意見」で、
「職業大卒業生の指導員の就職状況
を把握・分析・評価し、今後のあり方の検討に資する評価を行うべき。
」との意見を
述べた。時を同じくして平成19年9月会計検査院は、
「特殊法人等から移行した独
立行政法人の業務運営の状況について」で、職業大については「業務の見直しに当
たり、社会的二―ズ等を十分考慮して学校施設の規模等の在り方を検討することが
必要」との報告書を公表した。
さらに平成19年12月閣議決定「独立行政法人整理合理化計画」においても「運
営の在り方を抜本的に見直す。
」との決定、平成20年9月政府の「行政減量・効率
化有識者会議」は、雇用・能力開発機構の存廃と職業大のあり方について検討し「職
業大は廃止ないしは民営化(学校法人化)するべし。
」との意見をまとめた。関連し
て設置された厚生労働省の検討委員会は「職業訓練における国の役割、責任の範囲
を明確にする。
」との結論を経て、平成20年12月「独立行政法人雇用・能力開発
機構の廃止について」の閣議決定がなされた。その後政権は交代するも職業大を取
り巻く環境は、依然として好転することはなかった。
廃止の議論は、職業大の「敷地の一部売却、職業大東京校との統合を含め、さら
なる検討を行う。
」
との厚生労働大臣の意見表明と平成22年2月同大臣の職業大東
京校の現地視察を経て、同年3月独立行政法人雇用・能力開発機構廃止法案の労働
政策審議会の諮問へと経過した。労働政策審議会の結論では、
「指導員の養成訓練や
再訓練等を的確に実施していくべきである。
」との労働政策審議会職業能力開発分科
会意見が了解され、同年7月の労働政策審議会職業能力開発分科会での「長期課程
と再訓練の見直し」という厚生労働省の制度改革案が了解された。
その制度改革案の最大のポイントは、専門課程については、平成23年度入校生
の修了をもって廃止(平成25年3月末廃止)及び応用課程については、平成25
年度入校生の修了をもって廃止(平成27年3月末廃止)が事実上決定されるとと
もに、職業大の敷地の売却と平成24年度中の職業大東京校への全ての機能の移転
・集約が併せて決定された。
、
平成23年度の職業大東京校は、職業大の受け入れに向けた体制の整備を図るた
め、第10代校長として古川校長が平成23年4月1日付けをもって就任(職業大
校長兼務)し、総務課を中心に職業大東京校としての課題、問題点(長期課程学生
の移転及び住居の確保等に関する業務を除く。
)を集約し、協議・調整する場を立ち
上げ、各部門、各立場から様々な意見を求めた。その中での課題事項としては、教
職員及び在学生のモチべ-ションの確保や不断の授業環境の維持及び受け入れに向
けた準備業務に対する学内の協力体制の構築等を早期に解決すべき事項として関係
方面との協議、調整が急がれた。
平成24年度は、組織規程の一部改正(23高障求総発第171号総務部長通達
「組織規程の一部改正及び組織規程の一部改正に伴う関係達を整理する件の制定に
ついて」
)が行われ職業大と職業大東京校を一元化し、呼称をそれぞれ「職業大相模
原キャンパス(神奈川県相模原市)
」及び「職業大小平キャンパス(東京都小平市)
」
に統一するほか、移転・集約業務を両キャンパス一体的に推進する体制は、古川校
長の非常に多忙な状況が予想されたため、小平キャンパスにあっては、宮田能力開
発担当副校長が常駐し、校長不在の間の対応(相模原キャンパスにあっては猪狩管
理担当副校長)にあたった。一方、小平キャンパスにおいては、具体的移転計画の
立案や全体の進捗管理及び受け入れに向けた様々な協議・調整等を行うための機能
強化が求められ、管理部を立ち上げ管理課及び企画調整課の2課体制として、企画
調整課がもっぱら移転・集約等業務を担うこととなった。さらに訓練部門について
は、能力開発統括部長を廃止し、高度技能者養成課程部長を配置し、応用課程(1,
2年生)
、専門課程(23年度入学生:2年生)及び平成24年度運営を開始した総
合課程(1年生)を担当する他、学生課、教務課を配置し、従前の学務業務に対応
するほか、企画調整課と連携して教員や学生との窓口となり移転・集約業務を円滑
に進める体制を整備した。
小平キャンパスの受け入れに向けた移転・集約業務は、平成23年度には総務課
を窓口として、全体のスケジュ-ルの検討と並行して、現況の建物、設備の配置に
基づいて、当面の利用推計及び平成27年度の平準化したあとの施設利用のシュミ
レ-ション等様々な状況の検討とこれまでの会計検査院をはじめとした外部の指摘
等を踏まえて、施設運営や施設整備の必要性等に係る検討と調整を学内外の関係者、
関係機関や機構本部(当時)と実施した。その結果最も大きな課題とされた当面の
収容能力の確保については、建物の新設は行わず、平準化するまでの間は仮設建物
をもって対応するとの結論に至った。
以上のような小平キャンパスにおける新体制と移転・集約に関する基本方針の決
定を受けて準備業務は、企画調整課を窓口に教室、実験研究室等の再配置及び改修
計画等の検討、調整が急ピッチで実施され、具体化して決定した内容は直ちに設計
に反映され、教職員や学生の協力を得ながら順次工事が実施されていった。
相模原キャンパスにおいては、これと並行して移設訓練用機器の選定、実習室、
図書館蔵書或いは教職員等の荷物等搬出日程等を含めた全体の移転計画が調整・策
定され、そのスケジュールに沿って、平成25年1月末までには全ての授業を終了
し、移転に向けた機運が高まる中で、基盤整備センター(旧能力開発研究センター)
を皮切りに同年1月末から本格的移転が開始され、3月末には移転作業を完了した。
機構本部は、これら移転・集約の進捗状況を踏まえ、職業大を東京都小平市に置
くための組織規程の改正を平成25年3月28日規程第6号で、施行を同年4月1
日とする改正を行い、規程の上でも手続きが完了し、相模原キャンパスの名称が規
程から削除された。
1.5.2 施設改修等に当たっての基本方針
職業大の見直しに係る検討・準備を進めるに当たっては、平成22年12月
に本部、職業大、職業大東京校の役職員により構成する「職業大改革プロジェ
クト推進会議」が設置され、その下に課題ごとに5つの専門プロジェクトが設
置された。職業大東京校の施設改修等については「小平への移転集約に係る専
門プロジェクト」が検討を担当し、さらに具体的な検討課題ごとに相模原・小
平の教職員を中心とする以下の6つのワーキンググループ(WG)が設置され、
検討が行われた。
(1)移設機器リスト及び教室・実習場等使用計画の作成(WG)
(2)施設改修計画の作成(WG)
(3)校内の情報システム、ネットワークシステムの移設・統合に向けた
検討(WG)
(4)図書館の統合・集約(WG)
(5)相模原・小平の機器・備品等の実態調査(WG)
(6)所要経費の積算(WG)
各WGでの検討に当たり、同プロジェクトにおいて「施設・設備の移転集約
に係る基本的指針(ガイドライン)」が策定された。その概要は次のとおりであ
った。
施設・設備の移転集約に係る基本的指針(ガイドライン)
(抜粋)
1 移転計画作成の前提条件
小平キャンパスに実習場等の新設を行わないという厚生労働省の方針を
踏まえ、相模原キャンパスの機能等を小平キャンパスに移転集約する計画
(以下「移転計画」という。)の作成に当たっては、小平キャンパスの施
設・設備等の最大限有効活用等を図るため、原則として次の事項を遵守す
る。
(1)教室、実習場等は、訓練の課程ごとに占有しないこと。
(2)機械、電気、電子情報及び建築の4分野ごとに、使用する実習場等
を整備すること。
(3)長期課程等(専門課程、応用研究課程及び研修課程を含む、以下同
じ。
)の訓練及び専門・応用課程(総合課程を含む。
)の訓練の実施に
当たっては、可能な限り実習場等を共用すること。
4 小平キャンパスの施設整備方針について
(1)現有施設・設備の活用の原則
小平キャンパスにおける長期課程等の実施に当たっては、現有の教
室・実習場等を活用することを原則とする。
(2)教員研究スペース等の確保
学位授与機構の課程認定を得るため、専任教員が研究に専念できる
環境を確保する。また、事務職員の増加にも配慮する。
(4)福利厚生施設の整備
食堂等学生の福利厚生施設については、現有の施設の中で、訓練規
模に対応した整備を行う。ただし、学生寮については、現有施設での
対応が困難な場合は近隣での借り上げ等を検討する。
(5)研究開発業務の執務スペース
小平キャンパスの中に、研究開発業務(能研センター)の実施スペ
ースの確保が困難な場合については、近隣の賃貸事務所の借り上げ等
を検討する。
(6)コストパフォーマンスの向上
指導員養成訓練の減等コストパフォーマンスの向上を図る観点から、
平成27年度までに両キャンパスの統合効果を生ずるように、効率的
な施設・設備の整備を行う。
6 その他
(1)施設・機器等の処分
小平キャンパスへの移転後の相模原キャンパスの処分(売却)並び
に両キャンパスの機器の処分、管理換については、別途、処分等計画
を作成する。
なお、小平キャンパスにおける廃止科の機器の処分や実習室の改修
に当たっては、総合課程及びスキルアップ訓練(仮称)の実施に必要
となる機器や実験・実習室に十分留意する。
(2)訓練機器等以外の移設物
小平キャンパスへの移設物には、収容可能な範囲で、相模原キャン
パスの歴史と伝統を表した記念品(卒業生の植樹やOBからの贈呈品
等)の一部を含める。
このガイドラインに基づき各WGで検討を行い、まず移設する機器、システム等
が選定され、それに基づき小平キャンパスにおける教室・実習場等使用計画(案)
の作成と並行して、移設スケジュール及び移設経費がとりまとめられるとともに、
教室・実習場の改修計画(案)が作成された。
1.5.3 職業能力開発総合大学校東京校実験・実習室等改修内訳
資料編P140 6.5
第2部 教育訓練
2.1 専門課程
2.1.1 専門課程の変遷
(1)創設期
昭和49年4月発足した附属短期学部は、技術革新の進展と高学歴化に対応し
て、高等学校卒業者を対象とする2年間のあらたな養成訓練を目的とした専門訓
練課程として発足した。
この新しい職業訓練(養成訓練)の1つの方向を実現するため、昭和48年訓
大中村常郎教授(初代校長)を迎え、多賀谷副校長の参加を得て「教程等作成準
備委員会」
(事務局 教務課)を開設準備室とする体制が整えられた。
設置科は、8科(生産機械科・金属成形科・自動車科・電気科・電子科・建築
科・室内造形科・環境化学科)を設定し、一般教養科目を含め、各科ごとの専門
科目、単位計算法及び週間、期間、年間の授業時間(単位)の設定等実施案を取
りまとめ、関係者の了解を得た。
なお、準備されたカリキュラム等の内容は、つぎの通りであった。
1)専門科目は、各科とも学科と実習に大別し、学科、実習のそれぞれにつ
いて対応する形で主要科目を設定した。特に電気科は、他科に先駆けて国
家資格の電気主任技術者資格の取得に乗り出し、卒業後実務経験2年以上
で第3種、
同様に5年以上で第2種の資格が申請により取得可能となった。
2)一般教養科目は、教育基本法に基づく短期大学の設置基準を満たすよう
全科共通として、自然科学系数学及び物理学には、基礎科目と位置づけ基
準を上回る単位を充て、一般・専門合わせた2年間の学科に対する実習の
総時間比は、科に応じて4対6、5対5とした。
3)平常授業としては、2年間を4期に区分し、1期を18週とした年間3
6週を設定した他、各学年の夏期、冬期にそれぞれ2週間の集中授業を準
備した。
(2)東京職業訓練短期大学校時代から東京職業能力開発短期大学校へ
昭和50年4月雇用保険法の施行に伴い「東京職業訓練短期大学校」と改称し
た。また昭和56年には、自然科学系科目について、科目選択制が検討され、自
然科学系科目3科10単位(数学Ⅰ、Ⅱ及び物理)に2科目(一般化学、科学技
術史)を加え5科目14単位から10単位を科で選択するもので、昭和57度か
ら導入された。
昭和59年に卒業生及び就職先企業に対し、アンケート調査を実施した結果、
実践的教育訓練は、全体としてほぼ80%が肯定された。企業の要望としては、
「基礎能力を身に付けた卒業生を」との声が多く、学科・実技の両面で基礎能力
を充実する教育訓練の必要性が検討された。
一方、職業訓練法は、昭和60年職業訓練法の一部改正(昭和60年法律第5
6号)により、題名が「職業能力開発促進法」
(以下「能開法」という。
)となり、
「専門訓練課程」は「専門課程」となった。
昭和60年の東京短大は、発足以来10年を節目に将来のさらなる発展・充実
に向けて、未来構想検討会(後に未来構想企画委員会)を立ち上げ、昭和61年
同検討会は、技術の進展に対応した教育訓練内容の充実、生涯訓練の拡大、第3
次産業への拡大、国際協力等の事項について検討し科の増設、訓練定員の拡充及
び科から系による訓練の実施等の考え方を示した。
昭和62年未来構想企画委員会は、前年度示された指針に基づいた具体的実現
を図るため教科の見直しと基準の改定案を取りまとめるに至った。科目の増設は
情報処理科の増設を課題とした準備委員会の設置と取り組みの結果、昭和63年
4月「情報処理科」が開設された。
また、併せて取り組んだ共通基礎科目の充実と再編計画に伴うカリキュラムの
見直しは、全科共通の専門基礎科目の新たな設定へと成果がつながった。
平成元年は、
東京短大における初めての大幅な科の再編を経験する年となった。
再編内容は、急激な産業構造の変化や地域ニーズに対応した人材の育成と未来構
想企画委員会の検討経過等を踏まえ、金属成形科と生産機械科との統合、制御機
械科の新設、自動車科のエネルギー機械科及び室内造形化のインテリア科への改
編であった。さらに基礎能力を養うことを目的とした全科共通科目「工学基礎実
験」の新設は、
「電子計算機実習」と合わせて設定することとなり科を越えた教員
組織の編成につながった。この結果全学生は、基礎的実験を行い、各種装置の原
理と取り扱い、実験方法・実験結果及び考察の報告書の作成という一連の基礎能
力を学ぶことが可能となった。
平成4年4月の全国の専門課程にかかる訓練科の名称統一化は、生産機械科を
生産技術科、制御機械科を制御技術科、エネルギー機械科を産業機械科及び電子
科を電子技術科の名称に統一し、平成5年4月には電気科は電気技術科となった。
その後東京短大の名称は、平成5年4月能開法の一部改正により、
「東京職業訓
練短期大学校」から「東京職業能力開発短期大学校」へと改称した。併せて事業
団(当時)は、能開法の改正に伴う専門課程職業訓練基準の見直しを受けて「職
業訓練短期大学校運営検討作業部会」を設けカリキュラム編成についての審議、
検討を開始し、その検討の結果は「専門課程標準カリキュラム集」として、全国
の職業訓練短期大学校に配布され、東京短大においてもカリキュラムの一部改定
を行った。これ以降全国の職業訓練短期大学校においては、この標準カリキュラ
ムで訓練が実施されることとなった。
(3)職業能力開発総合大学校東京校時代
平成11年4月事業団組織規程の改正により東京短大は「職業大東京校」に改
称され、併せて専門課程の再編が実施され平成11年度をもって産業機械科、電
気技術科の廃止、情報処理科の情報技術科への改編と産業デザイン科及び応用課
程が新たに設けられた。
また、併せて職業大東京校は、先導的な高度職業訓練を行うそのノウハウを他
の職業能力開発大学校への波及に配慮した中核施設として位置づけられるもので
あった。
平成13年度には、高度で多様な職業能力を有する人材育成ニーズに対応する
こと及び応用課程等の新設に伴う学生の専門性に基づいた教育訓練水準の維持向
上に応えるとともに、専門課程と応用課程の相互連携を図るため「専門課程標準
カリキュラム集」の一部改定に伴い、既存カリキュラムの見直しと新たなカリキ
ュラムのもとで訓練の試行・検証を行い、成果を作業部会に報告するなど、先導
的高度職業訓練実施機能を発揮し、平成15年度にはあらためて専門課程のシラ
バスを作成した。
また、時期を同じくして専門課程の学生の就職意識の喚起とスムーズな就職を
支援するため、原則2週間を実施期間としたインタ-ンシップの実施が通達され
たが、当該制度実施にあたり大きな課題とされた受入企業の確保については、小
平市を中心に多摩地域、東京都下、埼玉及び神奈川県下の事業主等支援事業等に
おいて関係のある企業を候補企業として、企業訪問を通じた説明と理解を得なが
ら確保するほか、近隣都道府県センター等からの情報提供の協力を得て拡充を図
ってきた。
一方、平成16年度には、社会問題化していた若年層における失業率の上昇、
無業者・フリーターの増加などに対応して、若者の社会参加を積極的に支援する
ため、平成15年6月政府により取りまとめられた「若者自立・挑戦プラン」を
受けて、厚生労働省は「施設内訓練の座学と企業内実習訓練を組み合わせた就業
支援プラン」として「日本版デュアルシステム」の実施を発表し、職業大東京校
では「専門課程活用型訓練=訓練期間2年間」として、平成16年10月開講の1
コースの取り組みを開始するほか、平成18年度には、企業と一定の雇用関係の
下で事業主が行う OJT と教育訓練施設が行う OFF-JT を組み合わせた
「実践型人材
養成システム=実習併用職業訓練」の実施が指示され、平成19年4月には日本版
デュアルシステムと同様「専門課程活用型訓練=訓練期間 1 年間」1コースを開講
した。当該訓練は、専門課程のカリキュラムと企業で実際に仕事をしながら技能・
技術を習得する実学融合による訓練コースであるとともに、訓練終了時には企業
が受講生の習得した能力について適切に評価することが大きな特徴であった。
これら喫緊の雇用失業情勢に対処するための訓練が取り組まれている一方で、
平成21年4月には、社会変化に対応した技術習得力、製品開発力及び熟練技能
を継承した複合型技能技術者へのニーズに応えるため、従来の電子技術と情報技
術が融合された分野の専門領域を強化するため、既存の電気・電子システム系と
は異なる、東京校においては最も新しい科として、電子情報制御システム系:電
子情報技術科:定員30名が開講され、既設の電子技術科及び情報技術科が平成
22年3月をもって廃止された。これまで専門課程においては、その時々の様々
なニーズや技能技術的変化を捉え、生産現場の技能労働者として有為な人材の育
成や技能向上を目的として、実学融合の教育訓練システムのもと訓練を推進して
きたことについては、就職先企業のみならず技能向上や産学連携の研究事業に参
加した企業、事業主団体等からも高い評価を受けるなど、能力開発事業の発展・
普及に大きく貢献してきた。しかし、全学的な取り組みが行われている過程にお
いても、行財政改革の動きは、とどまることなく第1部「1.5 職業能力開発
総合大学校東京校への移転・集約」に記載する状況が経過していく中で厚生労働
省、機構本部等関係者や関係機関との協議を経て以下の結果に至った。
[専門課程]
[平成23年度募集停止]
(1)制御技術科
定員20名 (3)環境化学科
定員20名
(2)インテリア科 定員20名 (4)産業デザイン科 定員20名
(注 科、定員は、募集停止年度の前年度分である。
)
[平成24年度募集停止]
(1)生産技術科
定員20名 (3)建築科
定員20名
(2)電子情報技術科 定員30名
(注 科、定員は、募集停止年度の前年度分である。
)
なお、平成25年3月の卒業生の卒業時点をもって、高度職業訓練専門課程の
すべての機能は停止し、同31日付けをもって廃止された。
2.1.2 各科の変遷と訓練内容の特徴及びまとめ
生 産 技 術 科
(1)設立当初
昭和49年の附属短期学部発足時の機械系は、高度成長期の製造業を支える基
盤技術と、世界をリードする高度なものづくり技術を修得した実践技術者養成を
目的として、機械加工・精密加工を中心とした「生産機械科」
、鋳造・鍛造・塑性
加工を中心とした「金属成形科」
、自動車整備を中心とした「自動車科」の3科、
教員12名体制で開設された。
(2)変遷
その後機械系は、人事異動等により担当教員に変化はあるものの、3科体制に
はしばらく変更はなかった。昭和59年に「東京短大全面建替特別委員会」(施設
建設実行委員会)が設置され、全学的な討議を踏まえた建替構想案が事業団本部
(当時)の承認を受け、昭和62年第一期工事が着手された。検討最終案では、
生産機械科、金属成形科4,556m2を2,400m2に縮小し、東京短大全体
の環境整備に重点を置き平成元年に6号館(機械系実験・実習棟)が完成した。
また、時を同じく再編整備により機械系は、
「金属成形科」が廃止され、
「生産
機械科」に塑性加工の要素を含める形で再編されるとともに、新科として「制御
技術科」の前身である「制御機械科」が新設されたほか、平成4年度に「生産機
械科」は「生産技術科」に改称され、教員の異動による人的変化は依然として続
くものの科の体制が整った。
生産技術科は、平成16年度以降の、製造業の現場で積極的な導入が進んだN
C工作機械や最新の CAD/CAM システムなどを導入整備しつつ、製造現場のニーズ
をカリキュラムに反映させるなどして訓練の高度化に取り組んできた。その取り
組みは、平成18年度には CAD/CAM 関連科目の時間数増加に対応して、最新のラ
ピッドプロトタイピングなどの試作技術を習得する「デジタルモックアップ」や
ものづくりの基盤技術である金型技術について習得する「型工学」などの授業科
目を新設するものであった。さらに、授業の実施体制は、教員の定数が削減され
る中で、効率的な授業の実施を目指し「生産技術科」と「制御技術科」との合同
授業も導入、実施した。
大学全入時代を迎え、
かつ応募倍率が徐々に低下する中で、
平成19年度には、
受験生にとって魅力ある職業大東京校とする観点から、特色あるコ-スを複数設
定した「系コース制」を他科に先駆けて導入するとともに、平成20年度の募集
にあたっては、入学後のミスマッチを防止するため、生産技術科のコース制によ
る募集の取り組みで大幅な受験生の増加成果を受けて、平成21年度及び22年
度の募集は、系での募集とし、それまで「生産技術科」
・
「制御技術科」の定員各
20名を「機械システム系」定員40名とし、機械系生産技術科内に「精密機械
コース」
、
「モールドデザインコース」を、制御技術科内に「メカニカルコントロ
ールコース」
、
「機械設計保全コース」の計4コ-スを設け募集を行った。
生産技術科の「精密機械コース」では、従来の生産技術科カリキュラムをベ
ースに、精密加工・組立課題として技能五輪課題などに取り組み、若年者ものづ
くり競技大会などに学生を出場させることができた年もあった。
「モールドデザインコース」では、金型業界から要望されていた実践的な金型
技術者養成のため、射出成形を中心とした金型の設計・製作を行うカリキュラム
に取り組み、金型工業会が主催する金型グランプリに出場するなどして、学生の
技術・技能の向上を図るとともに、実践型人材養成システム(専門課程活用型)
の実施対象コ-スとして学生を受け入れ、成果として金型業界傘下事業所への就
職先開拓を果たすことができた。なお、本コースは、実践型人材養成システムを
正式に開始するため、平成19年度生産技術科内にコースを立ち上げ、訓練を開
始した。
(3)まとめ
日本の製造業は、グローバル化や技術革新に伴い、これまで以上に高付加価値
化、短期納期化及び低コスト化が求められている。このような状況の中で、生産
の自動化、IT化の進展等に伴い技術者が果たす役割も変化している。これら変
化に対応するためには、機械・制御に関する応用、さらには創意工夫ができる技
能・技術を備えた人材が求められている。
生産技術科では、これらの要求に応えるべく、ものづくりの原点である基本的
な加工技術に加えて、新たな技術革新に対応できる最新の設計、加工技術にも柔
軟に対応できる技能と技術を兼ね備えた、創造性豊かな実践技術者の育成を教育
訓練目標として、生産技術科専門教育科目の構成は、機械基礎、加工技術、設計・
製図、計測制御に関する理論だけでなく、実験・実習を中心としたカリキュラム
構成としてきた。
1)
「精密機械コース」の訓練目標は、ものづくりの原点である創造的な設計
能力と加工能力に重点を置いて訓練を実施し、設計から生産に至る一連の技
能と技術を兼ね備え、かつ最新の精密加工システム技術、高度化する生産シ
ステムや生産様式の変革にも柔軟に対応できる実践技術者を育成することで
あった。
さらに、技術の習得だけでなく技能の向上を図るため、在学中に機械加工
及び CAD に係わる技能検定等の資格取得を目指すとともに、製作実習におい
ては、図 2.1.2-1 に示すロールチャックの製作に取り組み、精密加工と組立
調整技術の修得を目指した課題実習に取り組んできた。
図 2.1.2-1
図 2.1.2-2
精密加工・組立課題(精密機械コース)
金型設計・製作課題(モールドデザインコース)
2)
「モールドデザインコース」では、力学や材料、機械製図、機械設計、機
械加工技術など工学の基本的な知識に加え、CAD/CAM/CAE を活用したプラス
チック製品の設計・デザインから試作、解析シミュレーションなどの検証を
経て、金型設計・金型製作から射出成形に至るまでの一連の技術・技能を習
得し、業界が求める高度な技術・技能を有する実践技術者を育成してきた。
カリキュラムには、標準カリキュラムにない金型関連科目として、金型設
計や射出成形実習、樹脂流動解析実習などを準備し、現場ニーズに沿ったコ
ースの特色を出している。製作実習においては、図 2.1.2-2 に示すようなカ
ップ製品を成形する金型の設計・製作・成形までを他の科目と連携して実施
した。
3)科のコース制を実施するにあたっては、教員の業務負荷が増大することが
予想され、その対応として、コース独自の科目を26単位程度(能開法別表
6及び技能検定要件の順守)までとし、さらに独自コースでも共通で実施で
きる授業は極力合同で実施した。また、専門性ごとに教員のグループ制を敷
き、それを活用して応用課程の教員が専門課程の専門科目を担当するなど柔
軟な取り組みを行った。
これらの取り組みは、専門課程2科、応用課程1科、合計3科の教員約1
7名と、各教員の専門性バランスが合致して、初めて取り組みが可能であっ
て、専門性を考慮した教員配置が必要である。
さらに学生のコース選択には、希望にばらつきがあるため、各コースのバ
ランスを考慮して選択配分すると、結局ミスマッチの問題が発生した。この
問題は、各コースが学生にとって、より魅力あるコースであるための切磋琢
磨をしていく好材料となるとともに、成績順にコースを選択させるため学生
がより上位の成績を求めるようにはなるが、希望にそぐわない学生が出た場
合の配慮なども検討する必要があった。
4)生産技術科の主な実験・実習機器としては、汎用工作機械(旋盤、フライ
ス盤、平面研削盤、円筒研削盤、ボール盤、歯切盤等)
、NC工作機械(マシ
ニングセンタ、ターニングセンタ、レーザー加工機、形彫放電加工機、ワイヤー
カット放電加工機)
、三次元 CAD/CAM/CAE システム、光造形システム、三次元測
定機、真円度測定機、油空圧実習システム、制御実習装置、各種実験装置、
実習機器などさまざまな機器が整備され、
これらの実験・実習機器を駆使し、
実際に“ものづくり”を行うことにより、加工原理や加工機器の操作、加工
ノウハウの修得が可能となった。
図 2.1.2-3 機械加工実習場
図 2.1.2-4 30 周年記念樹(ユズリハ)H25 現在
5)総合制作実習(卒業研究)においては、学生はこれらの機器を駆使して、
各種歯車装置や Pick&Place 装置、逐次成形やプレス金型、プラスチック成
形金型、訓練教材・実験装置などの設計・製作に取り組み“ものづくり”を
実践してきた。
学生は、2年間という短い期間の中で、これらのカリキュラムや設備、教
員の熱意ある指導のもと、学生自身が実践技術者としての自信と自覚を持っ
て卒業、就職することができた。
生産技術科は、
製造業にとって不可欠な技術を修得することが可能であり、
就職に強みがあるのが特徴である。そのことから学生の進路は、就職氷河期
であるにもかかわらず就職率毎年ほぼ100%を達成している。
また、平成11年度に応用課程が開設され、進学を希望する専門課程生産
技術科卒業生の多くは、生産現場のリーダーとなるべく、より実践的な技術・
技能の習得を目指して進学している。
専門課程生産技術科を巣立った学生が世界の製造業を支える実践技術者と
して今後とも活躍されることを切に望むところである。
制 御 技 術 科
(1)設立当初
制御技術科は、機械制御と電子制御の統合技術としてメカトロニクス化が進ん
だ産業ニーズに順応できる実践技術者を養成することを目的とし、平成元年の機
械系の再編にともない金属成形科と生産機械科が合併し、新たに制御機械科が創
設されたのが始まりである。発足当初の教育訓練目標は、マイコンを中心とした
機械の自動化及びメカトロニクス化に対応できる技術者の養成であった。このた
め、
カリキュラムは、
従来の生産機械科の授業に制御分野を付加した構成とした。
具体的には、機械工学基礎として、材料、力学、機械工学実験、設計製図とし
て、図学、機械要素、製図、設計、CAD の学科と実習、加工技術として、汎用工
作機、NC 工作機による加工、CAD/CAM、特殊加工、溶接の各実習に加えて、制御
として、回路、センサ、マイコン、シーケンス、情報の学科及び実習、総合実習
として、卒業研究が設定された。約2年間の準備期間を経て、平成元年4月に制
御機械科 1 期生の入学を迎えた。制御機械科 1 期生から3期生までの卒業研究テ
ーマを見ると、CAD/CAM による自動車、航空機、建造物のスケールモデルの製作、
小型 NC 旋盤、小型 NC フライス盤、三次元測定器、ハンドリングロボット、自動
倉庫の設計製作、相撲ロボット、二足歩行機、全方向移動車の設計製作、遠隔操
作システムの開発、歯車減速機の設計製作システム、小型 NC フライスによる対話
型加工システムの開発、空調用自動制御設備等の故障解析、幕張メッセにおける
保全体制調査等になっており、多岐にわたっている。
図 2.1.2-5 機械加工実習の風景(平成16年)
(2)変遷
平成4年4月からは、本部あり方検討委員会の方針により全国的に科名を統一
することになり、制御技術科への科名変更となると同時に、新たに教育訓練目標
が設定され、標準カリキュラムに基づいた訓練が展開された。
あらたな教育訓練目標は、
「機械的制御とコンピュータ等による制御により、効
率的、かつ知能的な機械システムの知識と設計製作能力を持った実践技術者の育
成」とした。また、あらたな標準カリキュラムは、制御回路、コンピュータ制御
実習、メカトロニクス、インターフェース実習、メカトロニクス実習、センサ工
学、電気・電子計測、電気・電子工学概論等が取り入れられ、メカトロニクス化
に対応できるカリキュラム編成となった他、これまでの卒業研究に代わって、総
合制作実習が設定され、よりものづくりを意識したカリキュラムとして展開され
た。
平成12年3月には、再編整備にともない産業機械科及び電気技術科がそれぞ
れ廃止になった。これにともない、平成12年4月3名の教員を受け入れ、専門
性を拡大することで、訓練生の就職窓口の拡大と産業分野のシステム化が図られ
た。
平成15年時点における教員は栗山、米谷、中島、有田、鈴木、佐藤の6名体
制となった。
図 2.1.2-6 ダンシングロボット(平成15年)
この時期は雇用情勢の悪化が一段と進み、平成14年度から離職者訓練として
12ケ月訓練コース「機械・電気保全技術科」を開設した。その後もあらたな人材
ニーズに基づいたコース開発やカリキュラム内容の見直し、変更をしながら平成
19年度まで実施した。
このように新たな離職者訓練の開始と在職者訓練の継続実施など、訓練の多様
化が進む中でも専門課程の基本的な教育訓練指針は、一部専門科目において生産
技術科と横断的に対応したほか変更されることがなかった。そのことは、結果と
して学生の就職において、制御、CAD、加工、メンテナンス、自動車、電気・電子
等各分野における設計・開発職種への高い就職率が得られた。
平成19年度は、本格的なインターンシップ(企業実習)が開始されることに合
わせ、訓練内容の見直しが行われた。これにともない、職業大東京校のありかた
委員会は、全国に先駆けた職業大東京校独自の専門課程、応用課程の系単位での
一貫教育体制の議論が交わされ、その指針に基づいてカリキュラム等の変更が大
きく行われた。
図 2.1.2-7 無線 LAN を用いた制御機器(平成18年)
この指針に基づいて機械系では、制御技術科、生産技術科、生産機械システ技
術科による効率的な施設の運用方法が定められ、実習室の配置転換や改修、教員
の専門性に基づく担当の決定と就職先のニーズに応じたコース制を新設すること
とした。この間に米谷、鈴木は異動した。これらの職業大東京校挙げての努力の
結果、平成21年の学生募集は、全国で初めて専門課程:機械系を40名の一括
募集として実施した。
さらにその目指す一貫教育体制は、一年次に共通の教育をさせて、二年次に生
産技術科(モールドデザインコース、生産技術コース)
、制御技術科(メカニカル
コントロールコース、電気保全コース)について、学生にコースを選択させ、応
用課程でも同様な教育ができる教育訓練体制を確立した。制御技術科においては、
以下の教育訓練を中心に担当した。
1)メカニカルコントロールコース
ロボットや電子機器などの設計、制御ができる人材を目標として、電子・
電気回路を中心に学ぶコース
2)電気保全コース
設備の保全マンを目指して、機械の機構や電動機の構造などを理解して、
修理するためのトラブルシューティングを中心に学ぶコース
しかし、平成22年に制御技術科は、22期の入学をもって廃止となることが
急遽決定され、教員の総入れ替えが生じた。
(3)まとめ
制御技術科は、職業訓練制度の度重なる改革、変化のなかで、教員の異動を大
きく伴いながら、学生を主体に社会的ニーズに合致したカリキュラム展開による
より高度な知識や技能・技術を修得した学生を社会に送り出すことができたと自
負している。
一方、制御技術科の学生が積極的に参加していた電気工事士サークル、情報通
信研究会、省エネルギー研究会等の課外活動のサークルが多く存在していたこと
は、授業とは異なった環境の中で専門知識を幅広く発揮し、積極性、コミニュケ
ーション能力或いは協調性等を養える機会を得る絶好の場として幸いであったと
思っている。
その他、在職者訓練として
の能力開発セミナーや事業内
援助などへの取り組みは、企
業との連携を深めながら展開
したことにより、制御技術科
本来の教育訓練目標である
「機械及び電子制御による高
効率化に対応できる実践技術
者の養成」を継承しつつ、よ
り柔軟な専門性の取りり組み
を目指すことができ、結果と
して企業及び産業の発展に貢
図 2.1.2-8 エコラン大会出場(平成20年)
献した。
最後に、国内の生産拠点が海外に移転され、国内のものづくり産業の空洞化が
危惧されている現在、高付加価値のものづくりには制御技術が必要であることは
言うまでもなく、これが日本の技術の世界におけるアドバンテージである。今後
は総合課程の各専攻で、職業大東京校制御技術科のノウハウが生き続けていくこ
とを願うものである。
電 子 技 術 科
(1)設立当初
昭和49年発足当初は、電子科として電子機器の開発設計・製作保守ならびに
電子計算機のソフトウェアにおける実践技術者の養成を教育目標に、カリキュラ
ムの基本を「情報の伝達」に置くとともに、その情報伝達手段としての「電子基
礎」
、
「パルス機器」
、
「情報機器」を3本柱としてカリキュラムの構成を行った。
さらに創立時からの理念である「実学融合訓練」の考えを基に、各科目の学科と
関連する実験・実習については、同一の教員が担当することを原則として訓練を
開始した。
(2)変遷
昭和54年以降の社会は、マイクロコンピュータの普及が急速に進み、カリキ
ュラムの3本柱を「電子基礎」
、
「電子機器」
、
「コンピュータ機器」に見直した。
このマイクロコンピュータの普及は、従来行っていたミニコンピュータに加え、
マイクロコンピュータ及びインターフェース回路分野の強化が図られ、各期の集
中実習では、機械系と連携した金属加工実習、電子機器組立実習及び情報処理実
習等が行われた。
昭和63年度の情報処理科の新設
に伴いあらためてカリキュラムの大
幅な見直しが行われ3本柱を「電子
基礎」
、
「エレクトロニクス」
、
「電子
通信」とした。この見直しの結果、
エレクトロニクス分野では、プリン
ト基板作成時に必要なパターン原図
作成実習におけるランドとテープの
手張りの実習が、電子 CAD システム
の導入に合わせ、自動配線の利用な
図 2.1.2-9 電子機器組み立て実習風景
ど先端的なアートワーク技法を活用
することになった。
さらに電子通信分野においては、アナログ通信技術に、パケット通信等のディ
ジタル通信技術分野を付加して、時代の流れに即した訓練内容の導入を進めたが、
ディジタル通信機器の整備状況から、マイクロ波実験と組み合わせた実習となっ
た。
平成4年度には、事業団立の短期大学校は23校となり、短期大学校の標準カ
リキュラム制が導入されると同時に、東京短大においては、科の再編が行われ電
子科は電子技術科となったことに続き、平成11年度には、応用課程開設に伴う
あらたな再編整備により、電気技術科が平成12年3月をもって廃止された。
このことは、電気・電子系として対応してきたカリキュラムや学生の卒業後の
進路及び就職対策について、主に電気分野を希望する学生と電子分野を希望する
学生に対応したカリキュラムの再構築と選択科目制の実施へとつながった。その
後2~3年間は、電気技術科で教鞭を執っていた教員も複数人いたことが幸いし
て、いずれの学生に対しても細やかな指導が可能であったことから、順調に滑り
出したと思われたが、年度が変わる度に教員の配置数や専門科目の授業内容の変
更等から、選択科目制の実施が困難となり再度大幅なカリキュラムの見直しが行
われた。その見直し内容は、設立当初から実施してきた“ものづくり教育”の原
点とも言うべき電子機器組立実習の内容に関して、より充実・発展させるもので
あった。
前掲の図 2.1.2-9 は、電子機器組立実習風景の一例を示し、課題実習を終え、
実習の目的・内容を習得した学生による、未習得学生への伝達指導の一場面であ
る。その他の教科目については、カリキュラムの内容を精査し、電子技術科とし
て「電子基礎」
「電気電子応用」
、
「制御・通信」を3本柱に、最低限必要である電
気関係の科目を付け加えた。実験・実習科目は、平成13年に通信システムのリ
ース更新が行われ、ISDN ディジタル電話における伝送プロトコルの習得や、ネッ
トワークシステム構築として欠くことのできないルーターやサーバーの設定が行
える実習内容を付加して、通信関係の技術革新に対応できる内容としたほか、電
気機器や制御分野では、PLC を用いたシーケンス制御から、新たに購入した教育
用小形モータにおける PID 制御までの一連のカリキュラムを構築し実験・実習の
充実を図った。
平成15年には、CAD システムがリース更新され、従前の班別の訓練も 1 人 1
台の CAD 操作が可能となったほか、
CAD システムの操作習得が効果的に
実施できる環境が整った。そのよう
な経過をたどる一方で、2年間の授
業の成果を総括し、テーマごとに具
体的に“ものづくり”の形で学んだ
ことを示すため「総合応用実習」の
科目名も「卒業研究」更に「総合制
作実習」に変更され、その成果は、
発表会の場において、OHP やプロジ
ェクタ等の発表用機器を学生自ら操
作し、発表する機会を設けて、プレ
図 2.1.2-10 総合制作実習発表会
ゼンテーション技術の習得とさらな
る向上に向けた環境が整えられた。図 2.1.2-10 は、総合制作実習の発表の一例
で、実習内容を説明している場面である。
一方、電子技術科においても、学生に対する教育訓練に限らず能力開発セミナ
ーや離職者訓練の多様な訓練を担当することとなった。とりわけ離職者訓練の実
施にあたっては、担当教員の配置や時間割の組み立てに相当困難がある中で取り
組んだ。結果は特に学生に対するきめの細かな指導が難しく、授業時間割が週毎
に変更となる状況は離職者訓練が終了する平成18年まで続いたが、その後専門
課程と応用課程の実習棟及び訓練用機器の効率的な利用に配慮した配置替えが実
施されたこともあって、電気・電子系は、従来の専門課程、応用課程の枠を超え
た、各教員の専門性を生かした授業の担当が可能となり、学生に対してはよりき
め細かな対応が取れるようになった。
平成19年度は、本格的な「インターンシップ(企業実習)訓練」が開始された
ことから、カリキュラムの見直しが必要となったが、3本柱に関しては、
「電子基
礎」
、
「電気電子応用」及び「制御・通信」を堅持し、より高度化している技能・
技術に対応した“ものづくり”に根ざした教育訓練を行うことができる内容とし
た。具体的には、実技科目に“ものづくり”を行う実習科目を多く設定したカリ
キュラム構成として、基礎学科及び専門学科を実験・実習と密接に関連付けるこ
とにより、2年間の学習体系の更なる充実を図ると同時に、専門課程と応用課程
の2+2の枠組みを堅持し、4年間の一貫した教育訓練を意識し、応用課程への
進学をも考慮したカリキュラム内容に改訂した。この改訂の結果は、電子技術関
連分野はもとより、産業界でより幅広く活躍できる実践技術者の養成を目指す環
境の充実に繋がった。
情報通信技術の進歩は、目覚ましく、世界最先端のブロードバンドネットワー
クをはじめとした、ITを利用するためのインフラ整備を促し、
「いつでも・どこ
でも・だれでも」
利用できる本格的なユビキタスネットワーク社会を目指す時代が
到来した。
そのことは、従来の電子技術者や情報技術者ばかりでなく、ハードウェアとソ
フトウェアを複合した分野の技術者ニーズの高まりとともに、平成21年度には、
電気・電子技術と情報技術の主な専門領域を複合化し、あらたなものづくり現場
で活躍できる人材を育成するため「電子情報技術科」が新設されたことに伴い、
電子技術科は、平成21年度(平成22年3月)をもって廃止された。このよう
に電子技術科では、その時々の情報通信技術分野における技術動向を斟酌し、実
践技術者を育成するための教育訓練を展開してきたほか、昭和62年度からは、
施設開放とともに在職者向けに論理回路の基礎編から応用編までをまとめ、
「ディ
ジタル回路入門」を題目に公開講座を開講した。
この公開講座は、この後もより内容等を充実させて、時代のニーズを先取りし
た在職者向けに能力開発セミナーとして、従来のレディメードから利用者である
企業や団体と協働してニーズを踏まえたオーダーメードを意識したカリキュラム
開発やコ-ス開発に取り組み、
「ディジタル回路設計」
、
「アナログ回路設計」等の
電子回路分野に加え、
「PLC 応用技術」
「PLC 応用通信技術」
、
「実装とノイズ対策」
、
「電子機器の実装と熱設計」などコースの拡充等を行いながら実施してきた。
さらに、平成11年3月からは、離職者対策の一環として実施している離職者
訓練6ヶ月コースを生産システム科「電気制御コース」としてスタートした。そ
の後平成16年度には、生産電子システム技術科と協同で「ブロードバンドネッ
トワーク科」の12ヶ月訓練コース、平成17年度には訓練期間6ヶ月の「ブロ
ードバンドネットワーク科」として実施した。
また、国際技術協力としては、昭和60年度にブラジルの研修生2名、平成元
年度にはメキシコの研修生1名の受け入れを行うとともに、平成4年から東京校
が全学あげて取り組んだ「中国職業技術師範学院」
(中国労働部職業訓練指導員養
成センター)への支援として、当時在籍していた全ての教員が順次長期及び短期
専門家として派遣となる一方で、平成8年には中国側研修生4名を受け入れ技術
協力を行った。
これらの取り組みのほか、電子
技術科は、学生が学んでいる電気
・電子の要素を活かし、職業大東
京校の知名度を上げることと地域
の活性化を支援するため、冬期の
集中実習等の中で、ものづくり教
育実習の一環としてイルミネ-シ
ョン用のLEDの製作を行い、建
築施工システム技術科と協同して、
イルミネ-ション電飾に取り組ん
だ。イルミネーションは、多くの
図 2.1.2-11 イルミネーションの製作風景
近隣住民の訪問を招き、LEDの
製作に携わった学生の“ものづくり”への達成感と喜びを満足させる他、職業大
東京校の知名度・存在をアピ-ルすることに大きく貢献したものと考ている。
平成20年度以降のイルミネーションの実施は、学生自治会が主体となって取
り組んできた。
(3)まとめ
近年の情報化社会の進展は、
「いつでもどこでも・だれでも」
利用できる本格的なユビキタス
ネットワーク社会を目指す時代
を招来したと説明されて久しい
が、今日までそのインフラ基盤
を支え、ものづくり現場にその
有効性と利便性を持ち込み、実
現に向けてアピールと流れを作
ってきた一つの立役者は、電子
図 2.1.2-12 平成19年イルミネーション
技術者や情報技術者ではないか
と思っている。そのような人材を育成し、産業界に送り出してきた電子技術科の
意義は、大きなものであったと自負している。それは、これまでの求人募集や就
職状況を見ても、その期待がいかに強く、大きいいか見てとれる思う。
是非卒業生には、このような期待と初心を忘れず今後とも一層の活躍を願うも
のである。
情 報 技 術 科
(1)設立当初
情報技術科の前身である情報処理科は、時代の要請を受け 9 番目の科として昭
和63年度に発足した。発足に際しては、昭和61年度から、電子科教員吉沢を
中心とした「情報処理科発足の為の委員会」が学内に作られ、カリキュラム、施
設等のフレーム作りの議論がなされるとともに、平成62年度には、李と後藤が
開設準備に向け着任し実施案について検討が重ねられた。
しかし、この時期は、東京校が「実践技術者の養成」を目指し2年制工科系短
大として昭和49年に発足してから10年を経た再編化の模索の時でもあった。
このような背景から、情報処理科の発足やその後の発展も個別的対応でなく大学
校全体としての情報システム化の発想を基本に据えて考えること、すなわち情報
処理科の健全な発展が学内情報化と密接な連携の下で成立することが重要との考
えであった。したがって、情報処理科の位置付けも、情報工学をコアに、
「物」に
根ざしている既存学科との連携下で存続させるべきとの結論に達した。
このような結論を踏まえてカリキュラムや就職面における学生の仕上がり像は、
「1種情報処理技術者」
合格レベルのソフトウェアに関する基礎知識を身につけ、
卒業後も長く活躍できるだけの適応力・基礎力を持っていること及びカリキュラ
ムの編成からは、ソフトウェア制作における物の見方等の方法論の習得、対象の
モデル化手法等の獲得、計算機ハードウェア周りの訓練及び、まとまりのある情
報システムの構築体験ができていることなどに重きを置いて考えられた。
平成2年3月には、1期生を無事送り出した。当時の産業界が好景気という追
風もあり全員の就職が決定した。
就職先業種としては、
コンピュータメーカー系、
独立ソフトウェア系等の主流のサービス業に限らず電気機械器具製造業、通信業
等と仕上がり像に近い多彩な業種であった。
施設設備や実習用機器は、情報処理科のカリキュラムを効率よく実習する計算
機システムでもあり、学内の情報工学関連の教育訓練なりその他業務にも活用が
図れる全校共有の情報システムであるということの前提に立って、汎用機による
ホスト計算機システムを導入することで意見の一致をみた。開設後しばらくは、
情報処理科の実験・実習室もなく旧3号館の教室を改修しての学習状態であった
が、平成元年 8 月末には待望の情報処理科の実験・実習棟が完成し本格的な訓練
の場が整備された。
教員の体制は、発足の昭和63年4月伊東と鈴木(秀)が着任し、吉沢、李、
後藤と合わせ常勤5名となり、1期生24名(内女子6名)の学生を迎えた。翌
平成元年4月には武田が着任し6名体制となった。
(2)変遷
平成3年度に全国の事業団立職業訓練短期大学校において「情報系」コースが
設置されるに及んで、カリキュラムや就職面から情報系カリキュラムの整合性を
図るため事業団本部(当時)の指導の下、いくつかの教科目の改廃が行われた。
また、
平成4年度のⅢ期夏期集中実習での企業への企業委託実習制度の導入は、
情報処理技術者として巣立つ学生が企業の生産現場での実務体験を通して、職業
意識の向上を高める意味で、大きな効果が期待された。その期待は、実際に実習
前後の学生の職業観意識に関して大きな差として現れ、就職指導においてその点
を十分に意識した指導が教員に求められることとなった。
さらに、専門課程に学ぶ学生に対する教育訓練に加えこの時代は、在職者に対
する支援の拡大も喫緊の課題となり、
「養成訓練中心」の教育訓練体制にとどまら
ず「生涯教育」の視点からの教育訓練の在り方と体制作りが情処理科の大きな課
題として浮上することとなった。
教員の指導体制面では、情報処理科発足の指導的役割を果たした吉澤が平成4
年3月退職し、後任に同年4月鈴木(郁)が着任した。
さらに平成5年3月には、計算機システ
ムの2回目のリース契約の更新と機器の取
替えを実施した。併せて電子計算機等利用
委員会においては、学内情報システムの構
築に向けた議論が行われ、CAD システムも
含めて統一システムの構築を目指すことに
なった。
その結果は、学内情報システムにセンタ
ー・マシーンとしての役割を担わせるため、
学内LAN及びグローバルIPアドレスの整備
図 2.1.2-13 養成訓練の実習風景
や取得を行うとともに学内システムの運用
を UNIX 系 OS で統一し、異機種間連携を重
要なポイントとして、
「生涯を通じた職業能力開発」にも応えられる情報システム
を構築したことが特徴的であった。一方、システム構築と並行して運営体制を整
えるため、情報処理科教員を中心に他科の教員も含めて、学内に運営の要となる
組織(
「技術局」
)を設けて、操作マニュアル類の発行等ができる運用体制を整え
た。
平成11年4月には、職業大東京校は実質的に4年制(専門課程2年+応用課
程2年)へ組織改変した。これを機に、
「情報処理科」は「情報技術科」に改称す
ると同時に、情報分野の急激な技術革新に対応できるように学生の仕上がり像を
見直した。具体的には、
「生産領域のもの作りと情報の複合」分野で、将来とも高
度情報処理技術者として成長していけるように配慮した仕上がり像とともに、選
びぬかれた情報工学の基礎技術を修め、2年間の実技実習の成果を“ものづくり”
の視点に立って示す場である総合制作実習での体験を経て、生産領域の情報化に
向けた実践的な技術・技能を身に着けることを人材育成目標に掲げ、併せてカリ
キュラムでは、ネットワーク分野や生産画像分野の教科目を追加、改廃した。こ
のような見直しが行われた一方で、専
門課程卒業後の学生の進路は、8、9
割が応用課程に進学するようになり、
直ちに就職する学生は数名という、専
門課程の学生の進路決定に大きな変化
ををもたらすこととなった。
さらに、在職労働者に対する支援事
業は、一層拡充され、平成8年度以降
専門短期課程の高度職業訓練として事
業主団体を活用した「能力開発セミナ
図 2.1.2-14 在職者訓練の実習風景
ー」を、平成11年度からは応用短期
(
「IT 企業支援科」
)
課程の高度職業訓練(企業人スク-ル)
を併せて展開した。この実施事業のうち、企業人スクールは、情報技術科が廃止
となる平成21年度まで続いた。
その他、平成14年4月から平成17年7月までは、6ケ月の緊急離職者訓練
(
「IT 起業支援科」
)を実施するなど、養成訓練、在職者訓練、離職者訓練の異な
る訓練についてバランスをとりながら運営した。
平成19年度は、
「日本ソフトウェア産業協
会」
を対象とした実践型人材養成システム
「も
のづくり SE コース」に取り組んだ。合同説明
会には、日本ソフトウェア産業協会(NSA)か
ら3社、他協会から1社の企業が参加し、2
名の受講希望者の参加の下、本システムの利
用意思が確認された後、2年次から企業に雇
用され、職業大東京校での講義と企業での
OJT を受けた。引き続いて、平成20年度も
7社の企業参加と学生6名が参加したが、両
者の希望が合わず訓練実施に至らなかった。
図 2.1.2-15 面接風景
教員体制面では、応用課程研修や交流人事な
(
「ものづくりSE コ-ス」
)
どの異動が続き、平成21年の科の廃止まで、
その都度新しいメンバーとあらたな訓練体制
を構築し訓練に取り組んできた。
施設、設備面は、平成9年3月計算機システムの3回目の更新を実施した。一
方、それに併せて引き続き学内情報システムの構築化の方針に沿ってインターネ
ットや学内情報システム環境の強化整備を図った。さらに平成11年4月には、
応用課程の開設や大学校化の組織改変を受けて学内 LAN の再整備と在職者訓練事
業等の拡大化から、科の実験・実習端末室の大幅改修を行った点が特徴的であっ
た。
その後、平成13年3月に4回目、平成18年3月に最後の5回目となるシス
テムの更新を行った。このシステム更新と同時に情報技術科は4号館3階から2
号館3階~5階に移転した。これにより応用課程の生産情報システム技術科と1
ヵ所に集約され、系会議の実施や授業での交流など情報系としてまとまって業務
を行う機会が増えた。
企業名
S社
A社
I社
N社
所在地
東京都
〃
〃
〃
備
考
日本ソフトウェア産業協会会員
〃
〃
情報サ-ビス産業協会会員
図 2.1.2-16 平成19年度実践型人材養成システム参加企業
(3)まとめ
情報技術科は、平成22年3月に廃止となったが、平成21年4月からは電子
技術科と情報技術科の要素を合わせもつ電子情報技術科がスタートしていた。
情報技術科は、前身である情報処理科時代も含めて、22年間で500名ほど
の学生を社会に送り出した。その学生たちは、現在それぞれの職場で中堅技術者
として部下の指導或いは、生産現場の一員として日々学んだ知識や技能、技術を
生かして職場の期待を受けながらものづくりにいそしんでいるのだろうと思いを
めぐらしている。いろいろな変遷があったが、彼らこそ我々のそして職業大東京
校の財産なのだと改めて強く思う。
今は情報技術科時代の教員は、異動や退職でばらばらになっているが、卒業生
には東京校の情報技術科で学んだことに自信をもって生きて行ってほしいと願っ
ている。
電 子 情 報 技 術 科
(1)設立当初
デジタルカメラや携帯電話などの家電製品をはじめ、自動車や各種ロボットな
どの工業製品、さらに医療機器や交通システムなどには、ハードウェアとソフト
ウェアの密接な連携に基づく「組込み技術」が活用されている。
電子情報技術科は、電気・電子技術と情報技術の主な専門領域を複合化し、も
のづくり現場で活躍できる組込み技術者の育成を目的として、平成21年度に定
員30名の科として新設された。学生募集は、省令の改正(平成20年4月)以降
の募集開始であったため、応募者は僅少ではないかと危惧されたが、98名の応
募者と1期生として31名の入学があった。
教員体制は、電子技術科から菊池(達)、情報技術科より鈴木(秀)の配置と初年
度においては、電子技術科(2年生)および情報技術科(2年生)の併設に伴って、
それぞれ所属の教員が、電子情報技術科授業担当兼務として運営のサポートを行
った。
1)カリキュラム
平成20年度には、電子技術科、情報技術科および制御技術科の代表教員に
よってカリキュラム、使用機器等の構成、選択を行い、
「エレクトロニクス」
、
「通信ネットワーク」
、
「情報制御」をカリキュラムの3本柱として、以下のよ
うな構成とした。
① 一般教養科目としては、キャリア形成論、法学、職業社会論、基礎数学、
数学Ⅰ、数学Ⅱ、物理、基礎英語Ⅰ、基礎英語Ⅱ、体育
② 専門学科目としては、電気数学、電磁気学、電気回路、電子工学、電子
回路、情報システム概論、情報通信工学、データ構造・アルゴリズム、組
込みシステム工学、環境エネルギー概論、生産工学、安全衛生工学、アナ
ログ回路技術、高周波回路技術、ディジタル回路技術、マイクロコンピュ
ータ工学、組込みオペレーティングシステム、計測制御技術、センサ工学、
組込みソフトウェア応用技術、ファームウェア技術、インターフェース技
術、ネットワーク技術、移動体通信技術
③ 専門実習科目としては、電気電子工学実験、アナログ回路基礎実習、デ
ィジタル回路基礎実習、情報基礎実習、情報通信工学実習、データ構造・
アルゴリズム実習、組込みソフトウェア基礎実習、機械工作実習、アナロ
グ回路実習、ディジタル回路実習、マイクロコンピュータ工学実習Ⅰ、マ
イクロコンピュータ工学実習Ⅱ、
計測技術応用実習、
電子機器組立て実習、
電子回路設計製作実習、インターフェース製作実習、組込みソフトウェア
応用実習Ⅰ、組込みソフトウェア応用実習Ⅱ、ファームウェア実習、ネッ
トワーク技術応用実習Ⅰ、ネットワーク技術応用実習Ⅱ、組込み機器製作
実習Ⅰ、組込み機器製作実習Ⅱ、総合制作実習、企業体験実習
2)組込み機器製作実習
「仕様→部品の選定→設計→製作→制御→評価」の一連のものづくりの流れ
を理解し、ハードウェア、ソフトウェアから生じる問題を解決する能力習得を
目標に、組込み機器製作実習Ⅰ・Ⅱの科目が設定されたことが特徴的である。
組込み機器製作実習Ⅰではマイコンを利用したライントレースカーを製作し、
回路設計、基板製作、マイコンプログラミングの技術を複合的に習得する。
(図 2.1.2-17)
組込み機器製作実習Ⅱでは、Ⅰで製作した車に近距離無線モジュールを追加
し、ラジコンカーへ機能を拡張する。この実習をとおしてパーソナルネットワ
ーク、センサネットワークなどで利用される近距離無線の技術を習得する。
3)技能照査
学科問題、実技問題を新規に作成し実施した。実技問題は、組込み機器製作
実習で扱ったライントレースカーの製作を課題とし、下記の2要素で構成した。
① 制御回路、センサ回路プリント基板の組み立て作業 (図 2.1.2-18)
② ライントレースのプログラミング作業
図 2.1.2-17 ライントレ-スカー
図 2.1.2-18 技能照査(基盤組み立て作業)
4)電子情報技術科関東ブロック連絡会
電子情報技術科は全国の能開大等で同時に新設されたため、近隣 2 校(関東能
開大、千葉短大)の電子情報技術科担当者をメンバーとして「電子情報技術科関
東ブロック連絡会」を発足させた。連絡会では、学生募集、カリキュラム検討、
総合制作実習テーマ、就職などの問題・課題を共有し6回にわたり検討、情報
交換を行った。
(2)変遷
平成22年度は、情報技術科(平成22年度募集停止)から大村、制御技術科か
ら佐藤が異動となり、早川、宇野の2名の転入により、6名の教員体制となった。
他方、第 1 期生(平成21年度入学生)の卒業年度でもあった。
職業大東京校は、全国の能開大に先行して、平成23年度に応用課程生産電子
情報システム技術科を新設することに伴い、応用課程生産電子システム技術科お
よび生産情報システム技術科の募集を停止した。このことに伴い、電子情報技術
科 1 期生は、卒業生30名中、27名の学生が応用課程生産電子情報システム技
術科へ進学することとなった。また、訓練が 1 サイクル終わり、カリキュラムの
精査を行い、下記の通り科目単位数の変更・調整を行った。
1)ファームウェア実習
(旧)4単位 → (新)2単位
2)総合制作実習 (旧)12単位
→ (新)14単位
平成23年度は、小林が移籍、菊池(達)、鈴木(秀)の転出、窪田の転入により、
前年度同様6名の教員体制で授業に取り組み、2期生は卒業生30名中、27名
が応用課程:生産電子情報システム技術科へ進学した。
平成24年度相模原キャンパスとの集約に向けて電子情報技術科は、募集停止
となり学生の募集は、新課程の総合課程の募集に引き継がれるとともに、小林、
早川、宇野、窪田の転出により2名の教員体制となったが、応用課程教員の協力
を得て授業の実施となった。その情報技術科3期生の進路は、卒業生28名中、
25名が応用課程へ進学(内3名は他能開大)することとなった。
(3)まとめ
情報技術科3年間を通して約9割の学生が応用課程へ進学した。就職を希望す
る学生(毎年3名程度)は、
法人向け情報化支援事業企業、
ソフトウェア開発企業、
電子情報通信システム・開発・販売企業、家電量販店などへ就職し、就職率は1
00%であった。
専門課程:電子情報技術科は、開設3年でその歴史の幕を降ろすこととなった
が、短い訓練の過程で培われたノウハウは、特定専門課程:電子情報専攻へと引
き継がれ、全国の職業能力開発大学校において“ものづくり”現場のリーダー育成
の先導的訓練が展開されることを期待するものである。
建
築
科
(1)設立当初
建築科は、昭和49年4月に前身の附属総訓建築科を引き継ぎ、
「職業訓練大学
校附属短期学部」として発足した。発足当初は施設・設備とも不十分の中、猪狩・
寺島・伊藤の3名の専任教員と非常勤講師により1期生 17 名でスタートした。
(2)変遷
1)20周年頃までの安定期
昭和50年4月の「東京短大」への改称時には、教員体制、施設、設備も順
次整備され、建築科の運営が軌道に乗った時期である。カリキュラムも、現在
に引き継がれる「計画系」「構造系」
「施工系」の3系を軸とする通称「3本柱」
が確立し、実験・実習を重視した実践技術者の養成を目指すことになった。ま
た、昭和51年には、建築技術者にとって重要な資格である一級建築士及び二
級建築士の受験資格が、猪狩らの奔走により建築科卒業生に認定された。
昭和51年4月に松浦が、昭和52年4月に深沢が、昭和54年4月に西森
が新たに着任し、建築科発足5年目にしてようやく3本柱の各系2名ずつの6
名体制(計画系:松浦・深沢、構造系:伊藤・西森、施工系:猪狩・寺島)が
整い、その後の人事異動を経て昭和58年度の教員体制(計画系:松浦・秋山、
構造系:伊藤・西森、施工系:寺島・福島)が6年間続き、充実した教育訓練
が行われた。
設立10年を越えた昭和59年頃より、全国に多くの短大と同系の科が生ま
れたが、東京短大の建築科は居住系の先導役として着実な実績を示すとともに、
在職者訓練など、事業団の業務拡大に伴って新たな試行が始まった。
昭和59年1月には、附属総訓時代からの老朽化施設の全面改修計画が持ち
上がり、特別委員会(施設建設実行委員会)が組織され、秋山・福島が専門委員
となって企画立案が行われた。昭和63年2月には、実習棟建替えの第一号と
して「建築系実習棟」
(現7号館)が完成し、新たな建物での実習が開始された。
平成元年3月に但木が、平成2年3月には初の女性教員として高橋が着任し
て構造を担当した。この時期の学生募集では、毎年校内一の応募者数となり定
員の10倍を超える年もあった。女子学生が過半数を占めるようになったのも
この時期である。一方、平成4年3月の人事異動では後任補充がなされず、教
員は5人体制となった。
平成5年11月には、
「教室・製図棟」
(現3号館)が竣工し、製図授業が新
しい環境のもとでスタートした。こうして平成8年3月に約10年間にわたる
キャンパスの全面再開発が完了した。なお、設備面では、平成5年に100ト
ン万能試験機と建築CADシステムが整備された。また、この頃より在職者訓
練への業務拡大が必須となり、平成4年からは多様な「能力開発セミナー」が
始まった。
2)平成8年頃からの激動期
平成8年以降は、建築科の人事異動が頻繁に行われた。また、平成8年には
職業大との人事交流が始まり、同年4月に西森が職業大兼務となった。補充と
して古澤が着任し、併せて鈴木も着任して計画系を担当した。平成9年4月に
は秋山が転出し、田島が着任した。
平成10年4月に職業大より金井が兼務で着任するとともに、小松が着任し
て計画系を担当した。さら同年には、応用課程開設に向けた「応用課程研修」
が職業大で始まった。建築科からは、松浦、田島が 1 年間の研修を受講し、平
成11年2月、研修を終えた秋山(千葉短大所属)と松浦が新設の建築施工シ
ステム技術科に配属となり、田島は転出した。
平成11年4月の組織規程改正により「職業大東京校」に名称が改称されると
同時に、応用課程が開設された。同年4月に馬場が着任、施工系を担当した。
平成12年4月に鈴木が転出し、大西が着任した。平成13年4月に安藤が転
出し、保田が着任した。
平成14年4月に徳富が着任し、職業大での応用課程研修を受けて、翌年4
月より建築科で施工系を担当したが、平成16年4月に当校応用課程に配属替
えとなった。また、平成15年4月に藤野が、平成16年4月に吉田が着任し、
あらためて6名体制となった。
設立30周年を迎えた平成16年当時、
「ものづくり」という言葉が盛んに使
われた。授業ではこの「ものづくり」
を重視し、
「施工実習」では枠組壁構
法による原寸建物の制作や、RC 造の
鉄筋加工・組立てを実施している。
図 2.1.2-19 は、発足以来続けてい
る在来軸組構法による木造住宅の組
立て実習の状況である。また、
「CAD
実習」にも多くの時間を注いだ。
なお、この間には景気の影響を受
けた企業が、経営の合理化を進めて
図 2.1.2-19 建築施工実習Ⅰ(木造)
希望退職者の募集や採用を手控えた
ため、離職者や若年者の無就業者が増加した。これに対応して新たな離職者訓
練等の実施や、技術革新による新分野展開及び製品の高付加価値化を目指した
従業員教育のための在職者訓練への取り組み、さらに産業技術支援東京校ステ
ーションの設置等の新たな業務が加わり、東京校初期の20年間とは大きく様
変わりした時期でもあった。
3)30周年以降の完成期
平成16年10月には、日本版デュアルシステムの一環として「住居環境科」
(2年課程)がスタートした。担当教員として江藤があらたに着任し、既設の
建築科及びインテリア科の各教員と協力して担当することとなった。
住居環境科は、校内における教育訓練が1年半、その後に企業体験実習(イ
ンターンシップ)が半年間に及ぶもので、学生の希望と企業のニーズが一致す
れば卒業後に採用となる仕組みであった。
また、同科は、卒業と同時に二級建築士の受験資格が得られ、かつ応用課程
への進学も可能な課程であることから、建築科とほぼ同様の科目構成となって
いた。したがって、建築科・インテリア科の教員が住居環境科も含めて、3科
を分担することとなり、教員の負担も増大した。
平成18年4月に小松(計画系)が転出し、後任として西澤が着任した。西
澤の専門分野は施工系であり、建築科の教員の専門分野が構造系・施工系に偏
る状況となったため、各教員が建築科・インテリア科・住居環境科の教科目を
横断的に担当することで、専門分
野の偏りを補った。こうした横断
的な取組みは、その後に応用課程
との間でも一部の教科目で実施さ
れ、教員の専門分野を生かした講
義の充実を目指した。職業大東京
校では、新入生が入学するとガイ
ダンスを含めて数日間の導入授業
を実施してきた。建築科では、毎
年2年生と合同で「ものづくり」
を体験するテーマを設定し、新入
図 2.1.2-20 導入授業
生及び2年生の混合による班編成
を組み、具体的な作業は2年生が1年生を指導するかたちで進め、大スパン構
造物の構築実習を行った。
(図 2.1.2-20)
平成17年度からは、専門課程においても企業体験実習(インターンシップ)
が必修科目となり、
建築科では1年生の春休み又は2年生の夏休みに9日間
(4
単位)の日程で実施した。この企業体験実習は、学生全員の企業実習委託先を
探すことが難しい時期もあったが、学生にとっては希望する職業を実際に体験
できる貴重な機会であったほか、教員と企業の接点ができ、卒業後の就職先と
なったり、在職者訓練の受講へと繋がるなどの波及効果も見られた。
総合制作実習(12単位)の実施にあたっては、学生が建築科・インテリア
科・建築施工システム技術科(応用課程)から自らの指導教員を横断的に選択
でき、かつ自らが希望する専門分野に関するテーマを設定できるように配慮し
た。その成果については、年度末に実施する「ポリテックビジョン」において
作品展示やプレゼンテーションにより発表する機会を設けた。
専門課程建築科の卒業生は、実務経験なしで二級建築士の受験資格が得られ
る。したがって、応用課程に進学した場合には在学中に受験が可能である。二
級建築士合格は就職活動において有利となることから、情報提供等の支援を行
った結果、学科試験の合格者がクラスの8割に達する年度もあった。
(例年の同
学科試験の全国合格率は、3~4割の難関である。
)
建築科の学生の卒業後の進路は、
応用課程への進学希望者が毎年
7~8割を占めていた。一方、
応用課程:建築施工システム技
術科は定員20名で、専門課程
の建築科、インテリア科、及び
住居環境科からの進学が可能で
あった。そこで全国の能開大へ
の進学を含めて学生の希望に対
応できるように進路指導を進め
た。
図 2.1.2-21 建築施工実習Ⅱ(RC 造)
就職希望者に対しては、すで
に採用実績のある企業やインターンシップの委託先企業をはじめ、毎年新規開
拓を進めて、学生が希望職種や希望企業に就職できるように努めた。在学中に
実務に近い実習(図 2.1.2-21)を体験しており、卒業見込学生に対する建設関
連企業の評価は高く、バブル崩壊後の「建設業冬の時代」といわれた時期にお
いても、特別な事情がない限り就職希望者の就職率はほぼ 100%を維持した。
進路指導にあたっては、
「チューター制度」が効果的であった。チューターとは、
学生生活の全般にわるアドバイザーであり、クラス担任とは別に各学生の希望によ
ってチューター教員を決めて様々な相談に応じた。進路指導もこのチューターが中
心となることで、きめ細かい相談援助が可能となった。
在職者訓練(能力開発セミナー)については、平成19年度だけ中断したものの、
平成2年度から継続して実施してきた。受講者の中には卒業生も含まれており、企
業で実務を経験した上で、もう 1 段のスキルアップを目指す場合などであり、在学
中を上回る熱意が感じられた。担当教員にとっても、卒業生の成長した姿に接する
ことは望外の喜びであった。
建築科の学生募集は、平成23年度の入学生が最後となった。彼らが平成24年
度末に卒業し、39年間にわたる専門課程建築科の教育訓練に幕が降りた。
平成19年以降の教員の異動については、但木が平成21年度末に定年退職とな
った。馬場は平成23年4月から人事交流で相模原校に派遣となった。大西は平成
22年4月に東北能開大に転出し、同時に応用課程研修を受講した。後任には秋田
短大より小林が着任した。藤野は平成23年度に応用課程研修を受講し、平成24
年4月から当校応用課程に配属替えとなった。
(3)まとめ
昭和49年の発足以来、平成24年まで一貫して存続し続けたのは建築科のみで
ある。この39年間に、844名の卒業生を輩出してきた。このうち女子学生は2
40名である。なお、平成7年から平成23年までの17年間の建築科の応募者数
は1717名に上る。この間、定員は一貫して20名であったから、定員の5倍の
応募者があった。数次にわたる改組・改称を経てきたが、東京短大・職業大東京校
が全国の能開大・短期大学校の先導的な役割を負ってきたことに変わりはなく、社
会・経済の変化に応じてその役割を果たすべく努力を積み重ねてきた。前述のよう
な、新たな取組みに挑戦して期待される成果を挙げて来たと考えている。
最後に、東京校建築科の卒業生と関係教職員の皆様の益々のご活躍を心より祈念
いたします。また、長年にわたってご支援をいただいた企業関係者の皆様に、心か
らお礼を申し上げます。
イ ン テ リ ア 科
(1)設立当初
昭和49年附属総訓校の木工科と塗装科の合併を契機に「室内造形科」として
発足した。その出発点は、元千葉大学教授の「今、建設省・通産省で工業化住宅
及びその関連産業の振興に力を入れている。工業生産住宅は、木工・塗装・建築・
電気・機械・化学を総合した住宅産業で前途有望であるが、それを教える学校が
無い。目標を住宅産業に置き、科名も住宅産業科とすれば工業高校インテリア科
卒の道も開かれ非常に期待が持てる。
」との意見であり、家具や住宅メーカーの生
産現場で活躍できる人材育成を室内造形科の教育訓練目標とした。具体的には、
造形(デッサン)、
木材加工(木取り~仕上げ)、
設計製図(家具原寸図)、
金属加工(ケ
ガキ~組み立て仕上げ)の4実習科目を1年次に習得させ、2年次に置いては2週
間の現場実習(内装施工企業)を体験させる方式を取り入れた。
当時の就職状況は、新設科であり知名度も低く各教員が就職先開拓に苦労した
時代でもあった。しかし、関係業界に積極的に働きかけた結果、初めての学生を
建築内装関連業種に6名、室内部品生産関連業種に2名、その他の関連業種に3
名を実社会に送り出すことができた。
第1期生の卒業後には、インテリア業界からの要望などを参考にして再度のカ
リキュラムの改善を行い、建築学科目の統合や学生自らの問題解決能力を高める
卒業研究の充実を図った。
昭和53年度以降の室内造形科の目指す方向は、インテリア産業界で活躍する
技術者や技能者の育成を目的とし、インテリアスペース及びエレメントに関する
企画・設計・施工・生産などの学科や実技(実習)を習得し、インテリアに関する
数々の知識を体得することであった。また、昭和53年度には、関係者の努力に
より、2級建築士の受験資格の認定を受け、第1期卒業生から受験資格(要実務
経験2年)を得ることができた。
(2)変遷
平成元年3月に第14期生を送り出したが、この頃から室内造形科の名称の検
討を始めた。色々な案の中から受験者や一般からも内容が把握しやすいというこ
とや就職を考慮に入れて「インテリア科」に名称変更した。そのためか女子の入
校率がこれ以降年々増加する傾向が見受けられた。科名変更に伴いカリキュラム
の再編成を実施し「インテリア基礎・インテリア計画・インテリア生産」を3本
柱に、それらの実技と学科を有機的に関連付ける実学融合をさらに追求した。さ
らには全国26短大に対する標準カリキュラム構想により時代の流れに沿った工
学基礎実験や電算機実習及びCAD実習等のコンピュータ利用の科目を多く組み
込むこととなった。
また、全国にある機構能力開発施設指導員を対象としたレベルアップの場とし
ての短期実践指導員研修を実施したほか、在職者対象の訓練の一環として能力開
発セミナーや事業内援助を実施した。加えて、平成 7 年度からは、能力開発セミ
ナー開講に事業主団体方式が導入され、企業との連携をより深く持つこととなっ
た。
平成11年度には、職業大東京校に応用課程建築施工システム技術科が新設さ
れ、建築系の他科(建築科および住居環境科)と同様にインテリア科の卒業生も
建築施工システム技術科への入学資格を得ることができた。その結果、以前にも
まして建築の基礎的な内容を網羅することが必要不可欠となり、平成12年度に
は、カリキュラムの大幅な見直しを行い、今日のカリキュラムの骨格が出来上が
った。具体的には、実習科目の最後のまとめとして行われた「家具製作実習」を
平成15年度からは、
「インテリア施工実習」に見直した。これに象徴されるよう
に、インテリア科の実技科目においては、木製品の加工に関する実習に比べて、
建築あるいは内装の施工に関する実習の割合が増加した。
(図 2.1.2-22、図 2.1.2-23)
実習科目の変遷
S51
造形・デザイン
S58
建築設計
建築施工
H2
内装施工
H9
家具製作
塗装
H15
卒業研究
H21
その他
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図 2.1.2-22 実習科目の変遷
図 2.1.2-23 内装施工実習
平成15年度には、企業実習インターンシップ制度(2週間)が導入され、さら
には専門課程に加えて、離職者訓練(アビリティ訓練)6ヶ月コースとして、
「イン
テリア施工科」あるいは「住宅マネジメント科」が開始され、平成16年10月
からは、専門課程に日本版デュアルシステムとして「住居環境科(訓練期間2年)
」
が新設され、運営に建築科とともに関わった。
居住システム系に建築科、インテリア科および住居環境科の3科が併存する中
で、平成18年度のカリキュラムでは、他の2科との相違を明確にする必要から
インテリア科の教育訓練目標を「建築生産現場におけるインテリア分野の管理・
運用等に携わることができる実践技術者の育成」とした。また、この頃には、応
用課程の入学生に占めるインテリア科出身者の割合が増加してきたので、応用課
程進学時における構造および施工分野のレベルを建築科のそれと揃える目的で、
インテリア科の授業科目の一部に選択制を導入した。すなわち、環境工学Ⅱ(2
単位)
、造形実習Ⅱ(2単位)
、コーディネート演習(2単位)および環境工学Ⅱ
(2単位)をまとめて選択群1とし、構造設計(2単位)および建築総合演習(6
単位)をまとめて選択群2とした上で、応用課程への進学希望者は選択群2を選
択することとし、その他の者はどちらの選択群を選んでも良いことにした。
平成17年の構造計算書偽造問題により建築士法が改正され、建築士の受験資
格要件は、
「所定の学科の課程を修めて卒業後所定の実務経験」から「国土交通大
臣が指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて所定の実務経験」に変更さ
れた。このことによりインテリア科の卒業生は、建築科と同様実務経験なしで二
級建築士を受験できる可能性が見えてきた。インテリア科では、応用課程への進
学者の増加に対応して、建築に関するカリキュラム科目の割合を少しずつ増やし
ていたので、ほとんどカリキュラムを変更することなく申請が認められて、平成
21年度の入学生から、卒業後実務経験なしで二級建築士を受験できることにな
った。
インテリア科からの応用課程への進学者は、徐々に増加し、応用課程設立当初
にはその割合が3割程度であったものが、平成22年からインテリア科最後の学
生が卒業するまでの3年間では、
その割合が6割に近い状態までになった。
また、
応用課程への進学の過程では、建築科とインテリア科の学生双方が学業の上で競
争をするという非常に良い状況も生じていた。
インテリア科の就職学生を見ると、応用課程進学者を除いた卒業生は、設立当
初から20期生まで建築関係、内装工事業、および木製品製造業にほぼ同じ割合
で就職していたが、応用課程進学という選択肢が増えると、建設業への就職者が
増加した。さらに応用課程に進学したインテリア科卒業生のうち6割以上は、建
設業に就職したことを合わせると、インテリア科を卒業した者のうち約6割は、
建設業に就職したことになり、就職先として建設業が大きな割合を占めるように
なった。これに伴って、居住系の中でのインテリア科の特徴をどのように打ち出
せるかが重要な課題として浮上した。一方、木製品製造に就職する学生は、一貫
してほぼ同じ割合で推移している。長い間木製品製造業は、インテリア科にとっ
て重要な就職先であったことがわかる。
(図 2.1.2-24)
卒業生の就職先の変遷
2~4期
建築関係
10~12期
内装工事業
木製品製造・販売
18~20期
住宅部品製造・販売
大道具関係
26~28期
応用課程進学
その他
35~37期
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図 2.1.2-24 卒業生の就職先の変遷
ところが、平成19年の「独立行政法人整理合理化」に始まる職業大の見直し
の動きは、平成22年10月職業大が持つ機能を職業大東京校に集約することで
一応の結論に達し、インテリア科も制御技術科、環境化学科および産業デザイン
科とともに募集停止となった。
居住システム系の中で重要な役割を果たしながら、
リノベーションやリフォームの分野において、その管理・運用等に携わることが
できる実践技術者の育成を目指すという新たな教育訓練目標を十分達成できない
ままに歴史を閉じてしまうことはとても残念であった。
(3)まとめ
平成11年度の応用課程建築施工システム技術科の開設は、インテリア科の所
属学生に対して、応用課程への進学の道を与えることとなり、このことがインテ
リア科に及ぼした影響は、計り知れないものがあった。さらに平成21年度入学
生からは、卒業と同時に実務経験なしで二級建築士試験を受験できるため、受験
勉強を通じたクラス全体のレベルアップに繋がった。さらに、応用課程2年間の
中で、建築科学生と同様に建築士受験に向けた準備が可能となり、建築系の全体
領域をさらに深めて学べる結果、学生個々人の進路を拡大することに大いに貢献
するところとなった。
しかし、学生にとって有利な方向だけに働くような事象は、極めてまれである
ことも考えておくべきである。むしろ、教員は、改革を進めるにあたって、科内
の意思統一の大切さをまず考えておくべきであることを、これまでの経験の過程
で感じている。このことが学生に対して悪い影響を及ぼし、場合によっては、学
生の進退までにつながりかねない重要なことであることを、自身の反省を込めて
考えておくべきであると思っている。
設立当初からインテリア科の歴史を閉じるまで、室内造形科及びインテリア科
に所属した教員、それに加えて建築科及び建築施工システム技術科、さらには多
くの非常勤の教員の協力を得て、昭和49年4月に入学した第 1 期生から平成2
4年3月に卒業した第37期生まで、38年の歴史をつないで757名の卒業生
を世に送り出すことができた。これまで室内造形科およびインテリア科を支えて
いただいた方々に深くお礼を申し上げる。
これらの卒業生が、
それぞれの分野で、
素晴らしい活躍を続けてくれていることがインテリア科に係わった教員の大いな
る歓びであり誇りである。
環 境 化 学 科
(1)設立当初
環境化学科は、附属短期学部の発足と同時に新設された科であった。この科名
は、当初環境公害科の仮称で呼称されていたが、環境化学科の創設準備にあたっ
た小瀬教授(2代目校長)の発案により、学生の将来の専門分野や就職を考慮し
て、
「環境公害科」よりも「化学を基調とした環境問題を取り扱う学科」という内
容を明確に示し得る「環境化学科」とすることになった。
環境化学科は、化学分析、水質調査・測定、大気調査・測定を教育訓練カリキ
ュラムの三本柱とし
た上で、化学系学科
に生物関係の科目を
取り入れ、生物のわ
かる注化学技術者と
いうユニ-クなカリ
キュラムを加え発足
した
一方、設立当初か
図 2.1.2-25 環境化学科発足当時の校舎
ら開始した夏の集中
実習では、1.2年生合同で常勤の教員が全員で付き添い秋川の上流まで水質測定
ここう校舎
に出かけ、自然と触れ合いながら、環境を守るために必要な環境調査の手法を学
ぶことができるカリキュラムを作成し、環境化学の礎を築くこととなった。その
2年後の後期からは、総合実習として卒業研究の試行にも取り組み、学生たちが
自ら考える力を醸成し、環境問題に化学技術者として向きあっていく素養を身に
つけるシステムづくりを行った。このシステムに基づきその後の分析、水質、大
気の分野における卒業研究の取り組みは、環境化学科が幕を閉じる平成23年度
(平成24年3月)まで揺らぐことなく続いた。
(2)変遷
1)実験・実習の充実
環境化学科の仕上がり像は、公害関係のみの狭い化学技術者ではなく「工業
生産と環境保全を両立できるような新しい化学技術者とし、化学関係の企業や
環境関係の分析センター等にも就職できる幅の広い化学技術者の養成に目標を
広げた。生物学的酸素要求量(BOD)
・化学的酸素要求量(COD)など滴定分析、
原子吸光光度法・蛍光X線分析法・X線回析法などを利用した金属分析・材料
分析、ガスクロマトグラフ・液体クロマトグラフなどによる分離分析、核磁気
共鳴分光法などによる有機汚染物質の同定法など、実験・実習の内容の充実が
図られた。
注 化学技術者(開発を除く)とは、日本標準職業分類によると「科学的・専門知識を応用して、
化学肥料・無機工業製品・有機工業製品 -中略- 石油製品・ゴム・合成繊維などの製造に関
する化学工程の生産の検討・生産準備・設備計画などの工程設計及び工程管理・品質管理、監
督、指導・分析・検査などの技術的な仕事に従事するものをいう。ただし、や(冶)金・食品
・染色整理・窯業技術者は含まれない。
2)作業環境測定士の試験免除
昭和50年に注「作業環境測定士」の国家資格制度の制定に伴い、昭和52
年から労働衛生工学、作業環境測定実習を新設した。環境化学科卒業生のうち
技能照査合格者に対しては、昭和55年労働基準法改正により、作業環境測定
士国家試験の試験科目の一部が免除されることとなった。
(作業環境測定法第1
5条の3)免除科目は、作業環境測定法施行規則第17条の13に規定されて
おり、第一種作業環境測定士における①特定化学物質のうち石綿と金属を除く
分野の試験科目(同法施行規則別表3)②鉛及び特定化学物質としての金属に
係る試験科目(同法施行規則別表4)③有機溶剤(法施行規則別表5)に係る
試験科目と第二種作業環境測定士の学科試験4科目のうち作業環境について行
う分析に関する概論であった。
3)カリキュラムの見直し(分析技術)
昭和59年の東京校創立10年を機に、これまでの10年間の学生応募、就
職状況及びカリキュラム等に関して、企業・卒業生に対してアンケ-ト調査を
実施した。その結果「基礎力の充実、思考力、想像力の涵養が求められている。
」
ことが明らかとなった。このことを踏まえ、昭和60年度から基礎科目「物理
化学特論」
、
「物理化学実験」を加え、昭和61年度は機器分析を充実するため、
機器分析を「機器分析Ⅰ(無機系分析)
」と「機器分析Ⅱ(有機系分析)
」に分
け、単位数も2単位から4単位に変更するとともに、機器分析実験(Ⅱ)を新
設した。新設した機器分
析実験(Ⅱ)は、赤外吸
収分析、質量分析、核磁
気共鳴分析を用いた有機
物質の同定実験を取り入
れたものであった。
また、平成元年には、
工学実験として環境・建
築系は、長さ、光、温度、
ヤング率の測定実験を新
設するなどしカリキュラ
ムの改善を行い、環境化
学科のカリキュラムの充
図 2.1.2-26 高速液体クロマトグラフィー実験
実が図られた。
4)カリキュラムの見直し(作業環境測定)
昭和59年頃から作業環境測定士の二―ズは、労働衛生管理意識の高まりと
ともに急速に拡大し、そのニーズに応えられる実践技術者の育成も重要度が高
まっていった。
注 作業環境測定士は、厚生労働大臣の登録を受け、指定作業場について作業環境測定の業務を行う
者とし、業務の概要としては、
「作業環境測定法」に基づいて労働作業者の職場環境に存在する有
害物質を調査するため、調査計画、試料採取、分析を行い、労働作業者の健康を守るとしている。
そのような時代の流れの中で、環境化学科は大きな転機を迎えることとなっ
た。平成5年4月の作業環境測定士有資格者の着任を機に、大幅な作業環境測
定関係学科・実習の充実を図り、環境分野のみならず労働衛生分野でも活躍で
きる実践技術者の育成に力を入れていくこととなった。
当時環境化学科の訓練目標は、環境分野で活躍できる化学分析技術者の育成
であったことから、分析化学・物理化学・無機化学・有機化学を4大科目とし
て、いずれの科目とも1年次4単位、2年次2単位の計6単位とするカリキュ
ラム構成であった。
一方、環境分野のみならず労働衛生分野でも活躍できる分析技術者の育成ニ
ーズの高まりは、4大科目の2年次受講分2単位分計8単位とサンプリング法
2単位を作業環境測定関連の科目に変更する要因となった。変更により新設し
た授業科目は、作業環境評価(4単位)
、デザイン・サンプリング演習(4単位)
、
デザイン・サンプリング実習(2単位)であり、すでに設定していた労働衛生
工学(2単位)
、サンプリング法(2単位)
、作業環境測定実習(4単位)と併
せ実に18単位以上の大きな科目群となった。また、作業環境評価とデザイン・
サンプリング演習は、内容等をより精査し、後に作業環境学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと体系
的に再編成した。
これら一連の作業環境測定関連科目の見直しは、学生の卒業後の資格取得に
向けた動機付けと資格取得による企業評価のアップという結果をもたらした。
また、作業環境測定士の資格取得は、その後の「注環境計量士」の資格取得を
目指す者の増加へとつながっていった。
注 環境計量士は、計量法に基づく、経済産業省所管の国家資格として、環境に関する汚染、濃
度、騒音並びに振動などについて正確に測定し、分析を行う専門知識と経験をもった技術者
5)入学志願者(応募者)の推移
昭和50年代の前半は、公害二ュースをマスコミが毎日のように取り上げた
ことも一因となり、環境化学科への入学志願者が急増し、例えば昭和53年定
員20名、応募者107名を数え、環境問題への関心の高さと分析技術の必要
性を確認した。
100
当時、公害防止管
90
理者などの国家試験
80
には、学生のほぼ全
70
60
員が受験し、在学中
50
の公害防止管理者試
40
験合格者が半数を超
30
20
す状況が生じる時も
10
あり、教員、学生と
0
H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22
もども、公害防止管
理者をはじめとして
図 2.1.2-27 応募者数の推移(H7以降)
国家資格の取得にか
なり力を入れたことが窺えた。そういう中で、環境化学科への志願者について
は、開設時を含み数年を除き50名を下まわることはなかった。
平成12年度以降は、それまでとは異なり50名を下まわり30名前後の志
願者で推移した。平成12年度は、言うまでもなく応用課程の設置2年目であ
り、社会的には少子化の進展や4年生大学への志向など時代の流れの中で、応
用課程の設置がかなわず取り残されたという意識とステップアップへの道筋が
できなかった気持が志願を躊躇させる心理的要因として働いたとの推察がなさ
れた。
その一方で、安全で、安心な社会づくりに向けた工業生産、環境保全及び労
働衛生管理ができる人材二―ズは、これ以後も依然として高く、社会的ニーズ
を意識し、目的意識を持った学生達は、高いモチベーションをもって、学びが
いのある闊達な学科を作り上げた。
6)目で見る化学
元号が改まり平成元年10月の学園祭は、高校生を対象とした「色いろいろ」
を、平成2年~4年には「目で見る化学」をテーマに実験で化学を体験する公
開講座を開催した。参加者は、毎年200名近くとたいへん好評を博した講座
となった。
また、公開講座の開催に際し高等学校に対する PR だけでなく、講座で使用す
るテキストは、大学入試問題(化学)を調査し、様々な角度から検討と出題頻
度が高い化学現象を実験の題材として取り上げ、大手進学校の注目を受けると
いう副産物も得た。このような取り組みは、環境化学科への志願者の確保だけ
でなく、高いモチべーションをもった学生を得る一要因となっていたと考えて
いる。
7)国際協力
国際協力ではJICAの依頼で、昭和63年11月から12月まで、大韓民
国企業技術訓練院鍍金科へ「原子吸光分析及び水質分析」の技術移転や平成5
年3月から平成7年3月までバレンシア湖浄化計画に専門家として技術協力し
た。
8)離職者訓練
近年の失業者の増加に伴って、平成14年3月より年3回(第1回3月~5
月、第2回6月~8月、第3回1月~3月)にわたって3ヶ月間の環境マネジ
メント科に関する離職者訓練を行うとともに、平成15年4月~9月、16年
4月~9月、17年4月~9月まで6ヶ月間の環境管理技術科に関する離職者
訓練を実施した。実施にあたっては、環境化学科の学生と離職者訓練の受講生
の共存を図るために、離職者訓練を15:00から21:00の時間帯で実施
した。この夜間コースでは、学生の実験・実習が行われる午後の時間帯(3,
4限目)を、受講生は座学を受けることとなるため、なんとか実習場や実習機
器のやり繰りをすることが出来た。
(3)まとめ
環境化学科の教育訓練目標は、化学を基本とした視点で環境問題について考え、
大気、水質などに関する分析技術や環境保全技術を、化学の基礎から体系的に学
ぶことと、
併せて労働衛生管理にも精通した実践技術者を育成することであった。
この目的の達成と環境化学科の存在意義は、学生たちを採用していただいた企業
などで活躍する卒業生たちが証明してくれている。
なお、最後に卒業生の主な就職先(卒業時)の例を紹介させていただく。
1)環境測定・作業環境測定
㈱環境管理センタ-、㈱上総環境調査センタ-
㈱住化分析センタ-、JFE テクノリサ-チ㈱、㈱三菱化学アナリテック他
2)材料分析等品質管理分析等
石福金属興業㈱、㈱共立理化学研究所、
神鋼溶接サ-ビス㈱、JFE 環境㈱、帝人㈱、東邦化研、東京化成工業㈱、
ダイキン工業㈱、㈱日本化薬東京、㈱日本乳化剤、㈱日本水処理技研、
㈱西原環境、富士化水工業㈱、三星化学工業、森永乳業㈱東京多摩工場他
産 業 デ ザ イ ン科
(1)設立当初
産業デザイン科は、平成11年職業大東京校としての改組時に、応用課程とと
もに発足し、専門課程では最も新しい科となった。それまで全国の職業能力開発
短期大学校のうち産業デザイン科は秋田、群馬、千葉、浜松、岐阜、大阪、高知、
岡山、北九州の 9 短期大学校にあったが、すべてを廃止するという方針が打ち出
され、その代わりに職業大東京校のみの新たな科として発足した。
1)教員の体制
平成10年11月産業デザイン科開設のために繁昌と辻野が配属され、カリ
キュラム作成、機器等整備、入学試験業務等に着手した。翌年4月に石川と黒
岩が加わり4名体制での訓練開始となった。1期生は3分の1が関東圏からの
学生で、その他北は北海道から南は鹿児島まで全国から集まり計20名でスタ
ートした。
また、平成13年4月に永田が着任し、CG・CAD分野をはじめとしたコ
ンピュータ教育分野を担当し、平成13年6月に有賀が着任し基礎デザイン等
を担当した。さらに平成14年4月に岡島が着任し、クラフトデザインやモデ
リングを担当し、教員陣の充実が図られた。
その後平成20年4月には坂口が着任しコンピュータ関連科目を担当、平成
21年4月には山崎が着任しモデリングや環境デザイン等を担当した。
2)カリキュラム
カリキュラムは、プロダクトデザインとグラフィックデザインの2つの分野
を柱とし、幅広い職域に対応できる発想力、企画力、表現力、造形力を養うこ
とを教育目標に掲げるとともに、豊かな感性、論理的なプロセスに基づく計画
力と設計力、的確に伝達できる表現力やプレゼンテーション力、工業材料・製
造技術の知識、モデル制作の技能技術、そして CG、DTP、CAD、マルチメディア
等のコンピュータ技術を養うためのカリキュラム構成とした。
図 2.1.2-28 グラフィックデザイン実習作品
図 2.1.2-29 CGデザイン実習作品
実習場は、応用課程棟7階(現行2号館)と産業デザイン科実習棟(現行8
号館)に別れ、グラフィックデザイン及びコンピュータ関連の授業は、応用課
程棟で行い、プロダクトデザイン及び造形関連の授業を産業デザイン科実習棟
で行った。教員、学生共々両棟間の距離が離れている点では、不便さを感じる
ところとなった。
平成13年2月には、社会的認知度の低い職業大東京校産業デザイン科を地
域住民、高校、各企業等へ向けて広報し、アピールすることを目的に、小平市
文化会館(ルネ小平)において産業デザイン科 1 期生の第 1 回卒業制作展(図
2.1.2-30)を開催した。
展示作品は、総合制作実習で半年間かけて制作した生活用品、遊具、ポスタ
ー、コンピュータグラフィックス、イラストレーション、インスタレーション
等バラエティに富んだ斬新な各デザインの作品が広い会場に所狭しと展示され、
会期3日間の入場者数は、210名と短期間ではあるものの、まずまずの成功
を収めた。
図 2.1.2-30 第 1 回卒業制作展
平成14年2月には、
2期生の第2回卒業制作展を同じルネ小平で開催した。
しかし、その後の卒業制作展の開催は取り止めとした。その理由は、
「ゼミ分け
された総合制作実習において、狭く深く探求していくよりも、領域の広いデザ
イン職種の中で、より幅広く就職先の間口を広げるため、デザイン開発力、コ
ンピュータ技術、制作技術等をはじめとした、幅広い専門技術や知識の習得が
必要ではないか。
」という考え方からであった。
(2)変遷
3期生の総合制作実習から他の通常授業と同様に一つのテーマに対して全員が
取り組む授業体制を取った。その頃から産業デザイン科と企業のつながりも広が
り、専門的な関わりが増えてきた中で、
「企業と連携した商品開発」のテーマを総
合制作実習の授業に取り入れることに積極的に取り組んだ。
(図 2.1.2-31)
商品開発の上では、マーケティングリサーチ等により顧客のニーズや満足度の
向上を求めた商品開発は大変重要である。それと共に生産現場と直結したデザイ
ンワークを学生に体験させることは、生産者側に立った視点を踏まえた商品開発
の考え方やプロセスを習得させることが出来る。
また、産業デザイン科2年生の20数名の若者の斬新な発想をバリエーション
広く提示することは、企業側にとっても今後の商品開発の手助けとなる等、学生
及び企業の双方にとって大変有益であると考え、プロダクトデザイン分野、デジ
タルデザイン分野、グラフィックデザイン分野等幅広く取り組んだ。
(図 2.1.2-32)
また、小平商工会の依頼により小平ブランドの活性化事業にも取り組む等、一
企業ばかりでなく地元との交流を深めるような形態にも多数取り組んだ。
図 2.1.2-31 企業の方を対象にしてのプレゼンテーション風景
その主な商品開発の事例を下記に記載する。
・トイレ自動洗浄機のデザイン開発(平成 13 年)
・LEDランプを活用した新商品開発(平成 14 年)
・ベビートーイの新商品開発(平成 15 年)
・昭和の懐かしい生活用品をモチーフにした新商品開発(平成 16 年)
・室内犬用ドッグハウスの新商品開発(平成 17 年)
・フェルトを使用した新商品開発(平成 17 年)
・オルゴールの新商品開発(平成 18 年)
・Web 技術を利用した人材確保の手法に関する研究(平成 18 年)
・業務用空気清浄機のデザイン開発(平成 19 年)
・地震計のデザイン開発(平成 20 年)
・錫を使用した新商品開発(平成 20 年)
・デジタルソースを活用した硝子成形技術教材の開発Ⅰ(平成 20 年)
・和かっぱのデザイン開発(平成 21 年)
・小平商工会ブルーベリーワイン及びブルーべリージュースのラベルデザイン
(平成 21 年)
・介護用ベッド離床前感知装置のデザイン開発(
(平成 21 年・平成 22 年)
・除菌脱臭装置のデザイン開発(平成 22 年)
・小平ブランドのシンボルマーク(平成 22 年)
・住空間におけるサーフェイスデザインのデザイン開発(平成 23 年)
・企業と連携した文具デザインの教育訓練事例(平成 23 年)
・人体モデルにおける可視化技術(平成 23 年)
図 2.1.2-32 総合制作実習(企業と連携した商品開発)の授業風景
(3)まとめ
平成12年度卒業の1期生から平成23年度卒業の12期生まで総数253名
(うち女性175名)が社会に羽ばたいた。雇用情勢の厳しいデザイン業界の中
で、3期生の頃から社会的な認知も徐々に広がり就職率も向上した。4期生から
は、より一層積極的な就職開拓によりほぼ毎年就職率100%となった。涙を流
しながらも就職活動を粘り強く行った学生達の姿が今でも目に浮かび敬意を表し
たい。
就職先は、自動車メーカーや家電メーカー等各種製造業、デザイン事務所、広
告会社、WEB関連会社、ゲーム会社、販売店、サービス業等であり、幅広いデ
ザイン分野から、その他デザイン分野以外まで多種多様であった。
キャンパスライフの中で、特に産業デザイン科の学生達が活躍したのが学園祭
である。産業デザイン科学生ならではの絵ごころやデザイン力を活かして、メイ
ンステージの舞台装飾、
学園祭パンフレット、
看板等を華やかに制作してくれた。
やはり学園祭、ウインターイルミネーション等各種校内イベントでは、産業デザ
イン科に限らず建築科、電子技術科、インテリア科、環境化学科等すべての科が
それぞれの持ち味を活かして、全校的連帯で運営がなされたことは、職業大東京
校の最大の武器で、魅力でもあった。
産業デザイン科の卒業生の交流は、卒業期を超えて現在も活発に行われている。
創造力と行動力を持った卒業生の熱き心は、今後も様々な形での交流を作り続け
ていくであろう。
一
般
教
養
(1)設立当初
昭和49年4月の東京短大の発足にあたり、資格その他の点で文科省工科系短
大と等価性を持たせる目的から、カリキュラムに一般教育科目を設けることとな
った。このことは、その後の中級公務員、電気主任技術者、建築士等の国家資格
の取得が円滑に進んだ要因の一つとなったとも言えよう。
発足時の一般教育科目並びに単位数は、
人文科学(心理学、
文学)4、
社会科学(法
学、統計学)4、自然科学(数学、物理学)10、英語4、保健体育4の計26単
位であった。この他に、生産工学4、安全工学2が、専門共通科目として設けら
れた。自然科学に化学を設けなかった理由は、設置された8学科の多くは物理系
の学科であることにあった。
担当教員には、専門学科教員の若林(統計学)、平川(物理学)、非常勤講師及び
訓大(相模原校)教員があたった。なお、教員の補充は、専門学科教員の補充を最
優先する方針であったので、一般教養・専任教員の補充は後にまわされることと
なった。
(2)変遷
昭和54年度からは、数学及び物理学を担当した荒川が昭和55年度に初めて
一般教養・専任教員として迎えられた。
昭和56年度までは、文学が倫理学になるなど、科目、講師等に若干の変更が
あったが、ほぼ発足時の26単位の状態が継続された。
昭和57年度より、自然科学に一般科学、科学技術史の2科目を加えて14単
位を設定し、この中の10単位を科による選択とした。
昭和58年3月、荒川の辞任に伴い、後任として飯島が着任し、解析学(全科)、
物理学Ⅰ(全科)、
物理学Ⅱ(科選択)を担当することになった。
英語Ⅰと英語Ⅱは、
東京校の発足当初より非常勤講師によって担当されてきたが、昭和60年に専任
教員として着任した伊藤が担当することになった。
平成4年8月、伊藤が訓大に異動となり、後任に高谷が着任した。
平成11年、職業能力開発総合大学校東京校と改められ、職業大との教員の人
事交流が活発となった。同年4月より高谷は東京校で専門課程の英語Ⅰ及び英語
Ⅱ、応用課程の工業技術英語を担当する傍ら、職業大兼務となり長期課程の必修
科目である英語講読Ⅰ、英語講読ⅡA、英語講読ⅡB、口語英語を担当すること
になった。
平成14年には、飯島の後任としての専任教員は補充されず、一般教養科目は
職業大兼務の高谷の一人体制となった。さらに同年4月より、キャリア形成論が
一般教育科目の中に組み込まれ、英語Ⅰ、英語Ⅱ、法学、倫理学、職業社会論、
生産環境学、数学Ⅰ、数学Ⅱ、物理学、体育とともに全科履修科目となった。
平成18年度は、
「魅力ある専門課程にするための会議」が開催され、学生間の
学力差の是正、特に基礎学力不足の学生に対して学力向上をどのように図るべき
かが検討された。その結果、学生の基礎学力の充実、入学後の授業に反映するた
めの入学者の学力把握などを目的として、推薦入試合格者に対しては、合格発表
後から入学迄の期間において、専門課程の各教員及び学務課の協力を得て課題提
出という形で事前教育が実施されてきた。
さらに基礎学力の充実を目指す一環として、一般教養科目に関しては、能力別
クラス編成が検討され、その検討の結果は専門課程の英語教育で取り組むことと
なった。その具体的取り組み内容は、応用課程の「工業技術英語」は、引き続き
専攻分野別のクラス編成ではあったが、専門課程では、平成18年4月より、
「英
語Ⅰ」
・
「英語Ⅱ」に加えて、基礎学力重視の「基礎英語Ⅰ」
・
「基礎英語Ⅱ」とい
うクラスを設けて、能力別クラス編成が実施された。同時に、
「実用英語」という
名目で、TOEFL・TOEIC・STEP などの資格試験受験希望者や大学院受験希望者を対
象にした通年上級クラスが5時限目に開設され、各種試験の過去問題集や英字新
聞を教材にした指導が行われた。当該クラスからは、毎年少数ではあるが、大学
院合格者や英検準1級・2級合格者が誕生した。
平成20年度に高谷が職業大に異動となり、一般教養科目は、同年4月に配属
された山見の1人体制となった。専門課程の基礎数学を担当することとなった山
見や川守田を始めとする専門課程の各教員の協力によって、能力別クラス編成が
難しい状況の中にあっても、実践技術者として最低限身につけておくべき学力を
明らかにした上で、学生全員がそのレベルに到達することを目的とした数学基礎
教育が実施された。その結果、学生の基礎学力の定着度が全体的に上がり、成果
物として「実践技術者のための基礎数学(3巻)」が山見や専門課程の教員の手に
よって作成された。
(詳細は「基礎数学教材開発と試行結果」職業能力開発報文誌
第 24 巻大 1 号 2012 参照)
(3)まとめ
人文科学、社会科学、自然科学などの多方面からの教育は、専門教育の成果を
最大に生かすものであり、また、生かすものでなければならない。専門教育の基
礎を成す一般教育科目の教育内容とレベルを低下させることのないよう、未来予
測に立ちながら、その位置づけは検討されるべきものであろう。
図 2.1.2-33 外国語授業
2.1.3 専門課程学科の変遷
資料編P142 6.6
2.1.4 平成24年度授業時間
1時限
8:50~10:30(100分)
2時限 10:35~12:15(100分)
3時限 13:00~14:40(100分)
4時限 14:45~16:25(100分)
2.1.5 専門課程各学科別履修科目単位表
資料編P143 6.7
2.1.6 専門課程各学科別応募・入学状況
資料編P159 6.8
2.1.7 専門課程各学科別卒業者数・進路状況
資料編P161 6.9
2.1.8 卒業者の資格について
高度職業訓練専門課程の卒業者については、以下に示す資格が得られた。
(1)国家公務員試験受験資格及び採用時の処遇
専門課程の卒業者にあっては、国家公務員試験受験資格及び採用時の処遇
について、学校教育法に定める2年制大学卒業者と同等の取り扱いをうける
べく、関係資料を添えて人事院と折衝を重ねた結果、人事院規則9―8によ
り学校教育法に定める2年制大学卒業者と同等の取り扱いをうけることとな
った。
(2)専門分野を専攻し、卒業後一定の実務経験等を経ることにより申請をもっ
て取得できる資格
1)職業訓練指導員免許(全科)
技能照査合格者で実務経験3年以上を有し、職業訓練指導員講習修了後
申請により取得できる。
(3)専門分野を専攻し(卒業後一定の実務経験を経ての場合もある。
)資格試験
の受験資格が認められ、試験に合格した後取得できる資格
1)技能検定(全科)
2級技能士は、
各専攻分野について卒業時受験資格が得られる。
ただし、
技能照査合格者は、学科試験が免除される。
1級技能士は、実務経験3年以上で受験資格が得られる。ただし、技能
照査合格者は、実務経験5年以上で学科試験が免除となる。
2)建築士(建築科・インテリア科)
2級建築士は、建築科卒業者にあっては卒業と同時に受験資格が得られ
る。
なお、インテリア科卒業者の受験資格は、平成21年度入学生から卒業
後実務経験を必要としなくなった。
1級建築士の受験資格は、建築科卒業者は実務経験4年以上とする。
3)インテリアプランナー(建築科・インテリア科)
インテリアプランナー受験資格は、両科の卒業者とも実務経験2年以上
とする。
4)作業環境測定士(環境化学科他)
作業環境測定士受験資格は、環境化学科卒業者は卒業時に受験資格が得
られる。ただし、技能照査合格者は試験の一部が免除される。環境化学科
以外の卒業者は実務経験1年以上とする。
5)甲種危険物取扱者(環境化学科)
環境化学科の卒業者は、卒業と同時に受験資格が得られる。
2.2 応用課程
2.2.1 応用課程の変遷
(1)創設期
平成7年度以前は、各職業能力開発短期大学校に将来構想委員会等が設置(東
京校は、
「未来構想委員会」として発足、後に「未来構想企画委員会」に変更)さ
れ、18歳人口の激減等を睨み、盛んに短期大学校の将来構想について議論がな
された。平成7年3月には、当時の労働省ヒアリングが「東京校」を中心に行わ
れ「全国に幾つかの現行専門課程2年に2年をプラスしたシステムが必要」とい
った意見が出されるとともに、同年9月労働省職業能力開発局内における公共職
業訓練関係の論点打ち合わせで、
1)短大卒業者の受け皿として2年課程の大学専門課程
2)スーパー技能者の養成及び最先端の在職者訓練
3)事業団立短期大学校と県立短期大学校との役割分担・差別化をどうするか
4)県立短期大学校の増加と事業団立短期大学校のあり方及び専門課程と高度
化課程(2年)
等が議論された。
また、平成8年2月の第6次職業能力開発基本計画の策定に向けた議論におい
ては、
「実践課程(仮称)
」が検討されるとともに、同基本計画においては、第3
部職業能力開発施策の基本的方向として、
1)高付加価値化・新分野展開を担う人材の育成、
2)公共職業訓練の高度化の推進「公共職業訓練のあり方に関する調査検討の
推進」の中で職業能力開発短期大学校のあり方を検討することとされた。
一方、第6次職業能力開発基本計画策定後の平成8年5月には、労働省と雇用
促進事業団の合同会議が数回にわたって開催され、同年7月~10月には、学識
経験者と産業界から11名の委員で構成された「産業社会の変化に対応した職業
訓練のビジョンを考える懇談会」
(以下「ビジョン懇談会」という。
)が数回にわ
たって開催された。同年10月には、ビジョン懇談会での議論の内容が「産業社
会の変化に対応した職業訓練のビジョンを考える懇談会」
報告書として作成され、
公開された。この報告書の副題は、
“産業構造の転換・技術革新に対応しうる「高
度実践技術者」を育成するために”と併記され、2年間程度の新たな訓練の課程
を創設することの提言とあらたな課程の分野として、①生産システム技術関係
②情報システム技術関係③建築生産システム技術関係 ④その他 となっていた。
なお、報告書の構成は、
(Ⅰ)検討の背景、
(Ⅱ)今後必要とされる職業能力、
(Ⅲ)国の職業能力開発施設の進むべき方向、
(Ⅳ)高度職業訓練の現状、
(Ⅴ)
公共職業訓練の高度化の5部で構成されている。
そのうちの項目(Ⅱ)及び(Ⅴ)については、次のように記載された。
(Ⅱ)今後必要とされる職業能力について
今後必要とされる職業能力については、
「産業技術の高度化に対応し、情報収
集能力や専門性が高く汎用性のある高度な知識及び技能・技術を有することに加
え、創造性や柔軟性のある企画・開発能力、応用能力、生産管理能力等が必要」
とし、
「情報化の進展等技術革新に対応した職業能力」を挙げている。
(Ⅴ)公共職業訓練の高度化について
公共職業訓練の高度化については、
「生産工程の構築・合理化や製品開発等に
深く関与していく人材、すなわち「高度実践技術者」
、その育成が産業構造の変
革の中で急務である。
」としている。その育成は、団立の職能短大の改組・充実
を図ることにより実施することが現実・具体的である。
と結んでいる。
また、高度実践技術者の育成のための教育訓練を実施するにあたり、現在の職
業能力開発短期大学校が行っている「少人数指導」
、
「実学融合」という実技重視
の訓練等の「ものづくり」に密着した施設運営の基本がかわらないようにするこ
とが重要であるとともに、従来の教育訓練方法と異なる手法、事例研究、課題対
応型訓練の活用、グループ方式での訓練等を提言している。そして新しい課程訓
練の結果が、資格等も含めて企業の内外で正当に評価されるための工夫を検討し
ていくことも重要であるとしている。
さらに報告書は、社会人受け入れを促進するための多様な訓練機会の検討や在
職者のための短期の高度職業訓練による人材育成の推進を提言している。加えて
報告書の中では、新たに登場した訓練手法、事例研究、
、課題対応型訓練について
は、次のように注釈されている。
1)事例研究:新製品の開発、生産工程の改善、その他事業所活動の改善に関
する好事例を活用すること
2)課題対応型訓練:例えば、次の2種類の方法を行うことによって、生産活
動全般に関する理解を深めるとともに、生産活動の中での各自
の特定の専門性を強化する
:① 課題制作を通じて、企画・開発・設計から生産工程の構築、製作、
試験、検査等の一連の生産活動を行わせること
:② 一連の生産活動のうち、各訓練生の希望等に基づく特定の専門分
野に合わせた実践的応用課題実習を行わせること
その後、この報告書により訓練課程の名称は「実践課程(仮称)
」から「応用課
程」と決定され、
「生産電子システム技術科」があらたに追加され、応用課程の基
本的骨子が方向づけられた。
平成9年に入り「雇用促進事業団能力開発専門部会」が開催され、新大学校等
のカリキュラム基本方針の決定と各職業能力開発短期大学校等から指導員が招集
され、
「大学校等カリキュラム作業部会」を組織し、応用課程カリキュラム及び課
題開発作業が行われた。同年5月には、一部改正能開法が公布され「職業能力開
発大学校は、高度職業訓練で職業能力開発短期大学校に掲げる訓練課程のもの並
びに高度職業訓練で専門的かつ応用的な職業能力を開発し、及び向上させるもの
として労働省令で定める長期間の訓練課程のものを行うための施設である。
」と定
められ、施行は平成11年4月1日とされた。
また、同法施行規則等の一部改正の省令は、平成10年4月に公布され、応用
課程が設置されることとなった。
一方、同年3月応用課程の基本的な内容ができあがりつつある中で、応用課程
を担当する教員に係る研修計画が発表され、第1期(平成10年度)~第4期(平
成13年度)まで約190名の予定者が指示され、約 1 年間の研修を職業大で受
けた後、全国の職業能力開発大学校へ配属された。
[応用課程成立の経緯]
平成8年
2月
第6次職業能力開発基本計画策定
7月
「産業社会の変化に対応した職業訓練のビジョンを考える懇談会」発足
9月
中央職業能力開発審議会第170回総会(制度改正について)
10月
「産業社会の変化に対応した職業訓練のビジョンを考える懇談会」報告書
平成9年
1月
中央職業能力開発審議会第171回総会(能開法一部改正諮問)
2月
能開法一部改正閣議決定
3月
平成8年度第2回能力開発専門部会(雇用促進事業団:カリキュラム基本方針決定)
4月
平成9年度第1回カリキュラム作業部会~7回
(雇用促進事業団:応用課程カリキュラム作成・課題開発)
5月
第140回通常国会 能開法一部改正成立公布
6月
中央職業能力開発審議会第85回職業訓練基準部会
(高度職業訓練における訓練課程の新設等について)
7月
中央職業能力開発審議会第86回職業訓練基準部会
(高度職業訓練における訓練課程の新設等について)
平成10年
4月
改正能開法の施行に係る施行規則等の一部改正 (労働省令公布)
6月
平成10年度第1回カリキュラム作業部会~7回
10月
労働省「応用課程運営方針」
平成11年
1月
応用課程カリキュラム編成方針、履修取扱等(雇用促進事業団通達)
4月
職業能力開発総合大学校東京校設置及び応用課程の設置
9月
企業人スク-ル(雇用促進事業団通達)
(参考)全国の職業能力開発大学校設置状況
平成11年 4月設置 近畿、九州、沖縄(運営主体:雇用促進事業団)
平成12年 4月設置 北海道、東北、北陸、四国(運営主体:雇用・能力開発機構)
平成13年 4月設置 関東、東海、中国(運営主体:同上)
引用文献
山見 豊: “職業能力開発大学校における応用課程の現状とその課題”
職業能力開発研究第20巻(2002 P34~38)を30年史の作成にあたり
寄稿いただいき掲載した内容を、再度40年史の原稿として再引用させていただき
ました。
(2)職業能力開発総合大学校東京校時代
平成11年4月職業大東京校発足と同時の応用課程の開講は、生産機械システ
ム技術科、生産電子システム技術科、生産情報システム技術科及び建築施行シス
テム技術科の4科の構成とし、各科第1期生定員20名、入学者数100名での
発足となった。
一方、授業の円滑な開始に向けて各科教員は、執務スぺースや実習場等の整備
が必ずしも完全と言えない中で、時間割、教材・資料の作成、専門課程との実習
場の使用調整、新規導入機器の搬入等のソフト、ハード両面にわたり相当の制約
を受けざるを得ない状況が続き、教員、学生にとっては、スムーズな授業開始と
はならなかった。
しかし、そういう難しい状況の下にあっても専門課程担当教員との協議・調整
を経て共通認識の基に相互に協力をしながら授業が開始された。
応用課程は、訓練を実践し、
‘ものづくり現場のリーダー的人材’としての素養
を備えることを人材育成目標に
1)製品の企画開発から制作までの具体的な‘ものづくり’の課題学習
2)
‘ものづくり’の現場を想定した実習と知識による実学融合のカリキュラム
3)各人が専門性を発揮して共通課題に取り組むワーキンググループ方式
の基本システムで構成された。
各科は、訓練の実施にあたり具体的な①課題設定と指導方法、②実習と基礎学
科のバランスと偏りのない基礎学力の付与方法及び、③グループ編成等これまで
にない課題に取り組みつつ、人材ニーズの変化や技術革新の進展、求人・就職状
況の変化等に直面しながら、カリキュラムの開発や開発課題に反映させることの
難しさを抱え議論を重ね訓練に取り組んできた。
また、平成23年4月には、従来の電子技術と情報技術が融合された分野の専
門領域の内容を強化するため、応用課程の新科として、生産電子情報システム技
術科が設置された。これに伴い生産電子システム技術科及び生産情報システム技
術科は、平成24年3月をもって廃止となった。
なお、担当教員は、生産電子情報システム技術科の授業と並行して、平成26
年度の全国展開の円滑な実施に向けて、職業大東京校、機構本部(当時)
、職業能
力開発研究センター(現基盤整備センター)の3者からなる調査研究プロジェク
トチーム(平成22年4月設置)の一員として参加し、チーム力を発揮して「授
業を進める過程で生じた課題、問題等の検証及び解決方法を探る。
」ための議論を
重ねた。
その議論と検証の成果は、平成25年3月基盤整備センタ―調査研究資料№1
35「新訓練科(高度職業訓練専門課程及び応用課程)の試行検証に関する調査
研究」として報告された。
しかし、このような取り組みが行われている中においても、職業大の見直しの
動きは、止まることなく第1部「1-5 職業能力開発総合大学校東京校への移
転・集約」に記載する経過と結論が出された。これを受けて職業大は、厚生労働
省、雇用・能力開発機構本部(当時)等に対して、在学生に対する教育環境の保
障を最優先課題として協議、折衝を重ね、応用課程の平成25年度生の学生募集
をもって募集の停止と平成27年3月(平成25年度入学生)の卒業生をまって
応用課程の役割を終えることとした。
なお、応用課程設置からの就職状況(平成24年度末時点)は、卒業生113
4名、うち民間企業等就職者1067人であった。
§ [専門課程から応用課程への進学対応科]
平成11年3月
専門課程
平成11年4月
応用課程
a 生産技術科
a 生産機械システム技術科
b 制御技術科
b 生産電子システム技術科
c 電子技術科
c 生産情報システム技術科
d 情報処理科
e 建築科
d 建築施工システム技術科
f インテリア科
環境化学科
専門課程
産業機械科
専門課程
電気技術科
専門課程
2.2.2 各科の変遷と訓練内容の特徴及びまとめ
生産機械システム技術科
(1)設立当初
平成11年4月全国の職業訓練短期大学校のうち4校(東京、近畿、九州、沖
縄)は、東京校を除く3短期大学校については職業能力開発大学校として、東京
校は職業能力開発総合大学校東京校となった。
職業大東京校の応用課程:生産機械システム技術科は、第1期生として定員
20名に対し全国から32名もの学生を迎えた。第 1 期生を迎えるため担当教員
として4名が平成11年3月に着任し、4月開設に向けた準備作業に当たった。
生産機械システム技術科の実習場は、再編により廃止となる専門課程:産業機械
科の実習場を改修して使用する計画であった為、最終学年の学生が卒業する平成
12年3月まで工事がかなわず実習スペースの不足や機械設備の未整備等による
不自由な環境下での出発であった。
第1期生は、北海道から沖縄までの全国各地から集まり、東京短大出身者より
も地方出身の学生が多く在籍するという状況にあった。その後全国に10校の職
業能力開発大学校が開設された2年後からは、地方出身者の比率は徐々に減少し、
近年では殆どが職業大東京校の専門課程出身者が在籍することとなった。
(2)変遷
平成11年4月に小平の地に開設された応用課程:生産機械システム技術科で
は、平成27年3月までの16年間に、364人の卒業生を社会に送り出すこと
になる(平成25年度、26年度の卒業予定者含)
。この中には大学院(九州工業
大学、金沢大学、上越教育大学、北陸先端大学院大学、日本大学、芝浦工業大学、
職業大)に進学した学生も十数人いる。
応用課程の教育訓練目標は、企画・開発能力、応用能力、実践的創造力をも
ち、ものづくりの実行力と生産現場のリーダー的資質を持つ人材育成を目標とし
た。教育訓練システムは①実学融合、②課題学習方式、そして③ワーキンググル
ープ学習方式による『ものづくり』を基本とし、社会や企業の現場のニーズに応
えられる『高度な実践技術者』の人材育成を目指す。この教育訓練の最大の特徴
は、企業における実務的な手法を取り入れ、生産現場を教育訓練現場に持ち込ん
だところにある。つまり集合教育である教育訓練の現場に、仮想工場(バーチャ
ルファクトリー)を取り込んだことにある。
実学融合訓練とは、実習と学科を一体的に行うことであり、当科のカリキュラ
ムでは、学科目に対し、実習科目が対となって多く配置されている。例えば、学
科目の「精密加工応用」には「精密加工応用実習」が、同じく「計測制御」には
「計測制御実習」が、「センシング」には「センシング応用実習」と言った具合
に座学と実技を融合して訓練することである。
次に課題学習(事例学習)とは、与えられた事例の課題解決に必要な技術を中心
に習得することであり、適切な課題をこなすことにより技能・技術を効果的に習
得しようとするものである。つまり、提示する課題に、習得させたい技術や技能
が要素として含まれていることにある。「ものづくり」現場では、製品をひとり
で開発・設計・製作することはあり得ない。多くの場合、新製品開発にはプロジ
ェクトを組み、研究開発部門や製造部門はもとより、専門性の異なる技術者がグ
ループを構成して開発にあたる。応用課程では、専門課程で身に付けた技能・技
術を更に高め、ワーキンググループを構成して「ものづくり」の実習を行う。3
年次に行う標準課題実習では、機械システムを専攻する学生同士でワーキンググ
ループを組み、また4年次に行う開発課題実習では、他の専攻の学生を交えてワ
ーキンググループを構成する。開発課題のねらいは、新規性や独創性のある製品
を開発することのみにあるのではなく、むしろ、今までに得た知識や能力を統合
し、全く専攻の異なる学生らと協調して製品開発を行う経験を体験することにあ
る。これが仮想工場の所以である。
設立当初から現在まで、生産機械システム技術科を取り巻く情勢の変化や変遷
について主だった事を述べることにする。なお文中に応用課程1年生を3年生、
2年生を4年生とあえて呼ばせて
もらったが、これは平成17年度に
東京校で取り組んだ「魅力ある大学
校づくりプロジェクト」のなかで、
本校だけで呼ぶようにした決定事項
であった。専門課程の1、2年生と
区別し、応用課程の学生自らが専門
課程の学生の先輩として自覚を持ち
続けるようにとの思いで、このよう
に呼ぶことにした。
図 2.2.2-1 実習風景
1)教員の系・グループ制
平成17年「魅力ある大学校づくりプロジェクト」を立ち上げた過程で、専
門課程の学生の系・コース制及び教員の系・グループ制について議論を交わし
た。そして機械系に於いても応用課程:生産機械システム技術科、専門課程:
生産技術科、制御技術科の教員を課程の担当に関係なく、専門性を基に4つの
グループ(精密機器 G、金型 G、制御機器 G、自動化機器 G)に分類した。基本的
に分類は、教員の意向を尊重して分類するとともに、専門課程の系・コース制
に対応し、在職者訓練(能力開発セミナー「企業人スクール」を含む。)や相
談援助業務に的確に対応できる体制を構築するためのものであった。
また、共同研究やグループ研究もこのグループを中心に実施するとともに、
機器等も個人で管理を行うものではなく、グループで管理を行うようにした。
この教員のグループ制は、職業大が移転・集約する平成25年3月末まで続いた。
2)標準課題
標準課題は、開発課題となら
び応用課程の最も特徴のある科
目の一つである。標準課題は、
精密機器製作課題実習(加工主
体180時間)と自動化機器製
作課題実習(制御主体180時
間)がある。
職業大東京校は、これらにつ
いて一連のテーマで設計製作に
図 2.2.2-2 標準課題
取り組み、最初に加工編で、機器(システム)の設計製作を行う。次に制御編
で、このシステムを制御する(動かす)と言うものである。職業大東京校は、開
校初年度から一貫して
「自動ワーク選別・組立装置の設計製作」
を行ってきた。
標準課題の設計製作にあたっては、機械単科の学生で 1 グループ(4~5人
構成)が担当し、開校当初から変わっていない主テ-マに対して、選別するワ
ークの形状や仕様を毎年変更して学生に提示する。学生たちは、与えられた仕
様に基づき、各グループ内で検討を重ね、ユニークな機構を考えて教員を驚か
せることがあった。これらの製作物は、一つとして同じものはなく、完成後は
全員の前で動作確認とプレゼンテ-ションを経て報告書を提出する。
3)開発課題
開発課題は、4年生に対して4月初旬に提示し、学生自らが選択する。その
テーマは、教員側から提示するテーマ、企業から相談されたテーマ、そして学
生自らが持ち込んだテーマがあり、教員は、これらのテーマについて、機械系
電子系、情報系の学生のテーマとして相応しいか、また実施可能であるかにつ
いて、十分に吟味し決定した。
平成18年度は、開発課題実習をⅠ、Ⅱの2区分とし、他専攻の学生同士
(3科)でグループ構成をして
設計製作に取り組んだ。しか
し、開校して数年が経過した頃
から、単独科で取り組むテーマ
やものづくりからかけ離れた研
究的要素に特化したテーマが氾
濫し始めた。
そこで、開発課題実習(50
単位)をⅠ(16単位)、Ⅱ(34
単位)に区分し、開発課題実習
Ⅰでは3専攻の学生を強制的に
図 2.2.2-3 開発課題(ハノイの塔)実習風景
8グループ程度に分け、共通テ
ーマを設定した。共通テーマは、
「注ハノイの塔の設計・製作」とし、基本仕様を与えた。
発表会は、動きの正確さ、時間、及び設計のアイデアを競わせた。開発課題
Ⅱは、最低2専攻の学生でグループを構成することを条件として課題設定を認
めた。
一方、平成22年には、応用
課程の各科の教員の減少、更に
は在職者訓練の拡充に対応する
ため開発課題を従来の方式に戻
し一本化した。このように、開
発課題一つを取っても、各科の
教員が試行錯誤し、議論を重
ね、理解と協力の下で実施した
歴史がある。そして教員側もグ
ループ指導を行ってきた。
図 2.2.2-4 開発課題(金型)
開発課題の実習風景と課題の一部を図 2.2.2-3~図 2.2.2-5 に示す。
注 ハノイの塔とは、ル-ルに従って、一つのポ-ルにランダムに積み上げられたコマを、別のポ-
ルに下から大、中、小の順番に並べる競技である。ル-ルは、
「1.1 回に 1 枚のコマしか移動できな
い、2.移動の途中で常に大きいコマが下になるよう積む、3.ポール以外のところにコマを置いては
ならない」とされている。
(3)
「生産機械システム技術科 電子コース」の開設
1)設立
全国の能開大等の科の再編により、応用課程の生産電子及び生産情報システ
ム技術科の統合により生産電子情報システム技術科が新しく設置されることと
なった。職業大東京校では、全国に先駆け平成23年3月2科は統合され、同
年4月生産電子情報システム技
術科が設置された。
応用課程の設置時から専門課
程の機械系「制御技術科」の進
学先としては、「生産機械シス
テム技術科」と「生産電子シス
テム技術科」であった。平成2
3年度「生産電子情報システム
技術科」の新設に伴い、「生産
機械システム技術科」のカリキ
ュラムを一部見直し、「生産電
図 2.2.2-5 開発課題(自動包装システム)
子システム技術科」の要素を付
加して、制御技術科に学ぶ学生の進学に対する熱意に応え、進学の場を確保す
るため「生産機械システム技術科:電子コース」を設けることになった。
このため平成21年10月に開設する為のプロジェクトチームを立ち上げ、
コースの仕上がり像、カリキュラム内容、定員増に伴う実習室と機器等の確
保、指導体制などについて議論・検討し、機構本部
(当時)
との調整を行った。
電子コースは「生産電子システム技術科」の要素を付加する「生産機械シス
テム技術科」の専攻コースであることから、能開法施行規則別表7に定められ
た教科及び訓練時間を逸脱しない範囲でカリキュラムの検討を行い、自動化機
器関連科目など専攻学科では8単位、専攻実技では標準課題Ⅱの10単位を含
め20単位を「電子コース」の科目とすることとした。
仕上がり像は、従来の機械技術に加えてマイコンや電子制御技術を習得する
ことにより、メカトロニクスや電子分野に精通した機械技術者とし、
「制御技術
科」のカリキュラムを踏まえ、専攻学科では「電子回路技術」
、
「電力変換」
、
「コ
ンピュータシステム技術」
、
「インタフェース技術」
、専攻実技では「電子 CAD
実習」
、
「制御装置設計製作実習」
、
「電力変換設計製作実習」
、
「マイコンシステ
ム設計製作実習」を新たな科目として設定した。また、標準課題「自動化機器
製作課題実習」を「マイコン制御装置設計製作課題実習」とし、標準課題「精
密機器製作課題実習」で科共通に設計製作した機器を、マイコンを用いて制御
する内容とすることで、電子コースの特徴付けを行った。ちなみに機械コース
の学生は、PLC で機器の制御を行っている。
電子コースは、平成23年度に10名、平成24年度に10名が入学した。一
方、制御技術科は、平成22年度入学生をもって廃止されたことに伴い、電子コ
ースは平成25年度末で終了することとなる。
(4)まとめ
平成11年4月設置された応用課程:生産機械システム技術科は平成27年3
月で16年の歴史の幕を閉じることになる。
職業大東京校は、機械系応用課程第1期校として、他の能開大にはない先導的
な高度職業訓練についての実証・検証機能を活用しつつ、責任と誇りを胸に頑張
ってきた。特に専門課程と応用課程の垣根を取り去る事を考え、教員のグループ
制に積極的に取り組むほか、実習場や機械設備の共有など、他の能開大には見ら
れない取り組みや創意・工夫をしながら、そのノウハウを全国の能開大に波及さ
せる役割を果たしつつ、円滑な職業訓練の展開に少なからず寄与してきたものと
自負し、その成果が今日の機械系を創り、発展させてきたものと確信している。
生産電子システム技術科
(1)設立当初
「第 6 次職業能力開発基本計画」において、
「各人の個性を活かしつつ変化への
的確な対応を図る職業能力開発の実現をめざして」
をねらいとして、
東京短大は、
平成11年4月「職業能力開発総合大学校東京校」に改称されると同時に、高度
実践技術者を養成することを目的とした応用課程:生産電子システム技術科が設
置された。
平成10年職業大においては、全国から生産システム技術系教員総勢51名、
生産電子システム技術科11名の教員が集められ1年間にわたり応用課程開設の
ための指導員研修が実施された。研修内容は、応用課程1年次に実施される標準
課題、2年次に実施される開発課題、応用短期課程(企業人スクール)の各課題
に関するものが主たるポイントであった。
応用課程の教育訓練理念は、
「一人で安全に作業ができること」であり、教育訓
練のコンセプトは、ものづくりに関する能力の向上と体験学習方式をとり入れた
実学融合教育が中心であった。その他、課題学習方式の導入、ワーキンググルー
プ学習方式、集団指導、学生に対する個別カウンセリングの導入であった。特に、
実験実習では、集中授業を基本に 4 期制を導入し、2年間をⅠ期からⅧ期に分け
編成された。
平成11年3月担当教員として、陣内、上田、中村(信)が着任した。生産電子
システム技術科の教育訓練目標は、電子回路の設計・製作を基本に、コンピュー
タシステムに関わるハードウェア・ソフトウェア活用技術、パワーエレクトロニ
クス活用技術、あるいは制御技術等の電子技術の応用に対応する能力を養い、製
品の企画・開発から生産工程の改良・改善・運用・管理等に対応できる高度な実
践技術者の育成であった。この目標に向かって、初年度は、情報処理実習室(パ
ソコン20台)
、組立調整室、CAD 室(パソコン10台)
、電子回路実習室の4教
室で実験実習、および講義が行われた。
生産電子システム技術科は、コンピュータ制御、電子回路、電気制御の3コー
スが設定された。職業大東京校では、議論・調整を経て電子回路コースを選択し
実施することとした。平成13年度には、卒業生の就職先として、コンピュータ
関連企業が多いため専攻を電子回路コースからコンピュータ制御コースに変更し
た。授業担当は、制御技術、CAD/CAM は陣内、ディジタル電子回路、コンピュー
タシステム技術、実装設計製作実習、コンピュータ応用実習は上田、電子回路技
術、電子装置設計製作実習、電子回路設計製作実習は中村の各教員が担当した。
その他、電子回路コース標準課題は、デュアルトラッキング電源の製作と温度
計測用注データロガーに決定したほか、コンピュータ制御コースでは、温度計測
用データロガーとデジタル入出力ボードの設計製作を実施した。
注 データロガーとは人間の目では判別しにくく、またデータ化が容易でない事象に対して機械的
に判断し、継続的に情報を保存する機能、機械である。人間では、計測が難しいものによく用い
られる。例えば、タコグラフによる瞬間速度や加速度等の一瞬の事象や刻々と変わる温湿度など
の事象計測である。記録方法は、紙だけでなく、電気的に記録するものもある。
その標準課題製作実習の製作作品を図 2.2.2-6~2.2.2.2-8 に示す。
図 2.2.2-6
図 2.2.2-7
図 2.2.2-8
左:デュアルトラキング電源
温度計測用データロガー
デジタル入出力ボード
右:初代温度計測用データロガー
また、生産電子システム技術科訓練展開概略に沿った構成で実施された。図
2.2.2-9 に示す。
図 2.2.2-9 生産電子システム技術科訓練展開概略図
(2)変遷
平成12年は、教員に福岡が着任し4名体制となり、ようやく授業が機動的に
運び始めた。平成13年度には、陣内、上田が転出し、安原、清野、菊池(拓)
が着任し総教員数が5名になった
平成14年度は、村岡が着任し6名体制になったが、同時に福岡が応用課程担
当者研修受講者に指名され、職業大で6ヶ月間の研修を命じられることとなった
ため、後任として平成14年1月平松が着任した。
平成15年度は、6名の体制が整え、この5年間は頻繁な教員の異動があった
が、ようやく落ち着きを見せ、本来の生産電子システム技術科の歩みができるよ
うになった。
図 2.2.2-10 開発課題実習風景
平成17年 4 月平松が転出し、田中が赴任した。その後、平成19年に村岡が
退職したが補充はなく、今日まで5名体制で科を運営してきた。この間の生産電
子システム技術科の運営状況を見てみると、平成11年4月第 1 期入学生から、
平成22年度第12期生を迎え入れた時点で募集停止となったが、当初から定員
20名に対し30名前後の応募者数を継続的に維持し、概ね定員に対する応募者
数の比率150%を続けたことは、教科目内容が応募者にとって希望する教科、
実習内容を揃えた学科であったことが伺える。
また、学生の男女内訳は、応募者総数は331名、うち女性9名、入学者総数
は280名、うち女性7名であった。特に、女子学生が少ない理由としては、生
産情報システム技術科が同時に設置されたため、生産情報システム技術科を希望
した者が少なからず存在していたようである。この時期からものづくりをベース
とした情報技術に興味を持つ女子学生が多くなったと言える。
一方、就職関連では、第 1 期生の授業が順調に運営された2年目に入って、就
職活動を本格的に進めている時期に、学生の就職がなかなか決まらないという問
題がもちあがり、応用課程生産系内に直ちに就職対策委員会を設置して就職指導
を行った。他科との情報交換等を頻繁に行いながら就職先開拓に努め、7月中に
ほぼ内定をとり付けたという苦しい経験もあったが、その後は、教員と学生間で
情報交換を常に行いながら就職活動を進め、就職を希望する学生の就職率100%
を達成してきた。
学生の卒業進路は、初期の希望としては進学、自営、公務員、民間企業の順で
あったが、結果は、応用課程全卒業生総数1134名の94%が民間企業に就職し
ている。また、大学院の進学率も2.5%であった。
(3)まとめ
生産電子システム技術科を運営するにあたって重要なポイントとしては、①機
器等の整備、②カリキュラムの実施と学生の就職、③技術革新の変化に対応すべ
き能力開発の3項目であった。
1)当時、機器等整備は、科の設置後、3年間にわたって基礎計測機器をはじ
めとした整備計画機器が整備された。
2)次に、カリキュラムの実施と学生の就職は、設立当初の生産機械、生産情
報、建築施工各システム技術科3科の担当教官数に比べ、生産電子システム
技術科は、初年度1名、翌年には2名の未補充を抱えたため、その未補充部
分の一部は外部講師に頼らざるを得なかった。そのためシラバスと外部講師
が担当する授業内容との整合を図るのが難しく、
「ものづくり」を主体とす
るカリキュラムを実施することが困難であった。
しかし、それにもかかわらず科内の連携、相互協力を図りながら授業を進
め、その成果として就職率100%を達成してきたことは評価されるべきも
のである。
3)教育訓練を行っていく上では、技術革新の変化に対応すべき能力開発とは
何か。また、変化に対応できる学生を育成するためには何が必要なのか。そ
の探求を引き続いて行っていくことが今後の課題である。
それには、産業技術の変化に対応しうる基礎的な技能と技術の向上を図る
教育訓練の内容と方法を検討し続けなければならない。この対応を怠るなら
ばその訓練は意味をもたない。特に、技術革新の進展による変化を見定める
ことが肝要であり、この見定めた結果は、実学融合訓練によって学生に与え
てやらなければならない。
この課題実現に向けては、一般大学の卒業研究に相当する開発課題がある。
開発課題は、専門課程で習得した専門的な技能・技術に関する知識を複合的
に活用し、企画・設計・製作から評価に至るまで「ものづくり」を通して体
験をする。卒業時には、応用力、問題解決能力、創造的能力、管理的能力(品
質)を付与する教育訓練を行い、職業人として必要な素養を研鑽することが必
要である。
最後に近年、一般的に工科系
大学生の基礎学力低下が叫ばれ
ているが、生産電子システム技
術科においてもその傾向が顕著
に見られ、
実学融合教育の中で、
実と学のバランスが検討されな
ければならない。
図 2.2.2-11 開発課題発表会
生産情報システム技術科
(1)設立当初
平成11年月東京短大から職業大東京校への改称とともに、高度実践技術者を
養成することを目的として応用課程:生産情報システム技術科が設置された。
応用課程の開設にあたり、平成10年4月から職業大において応用課程研修が
行われ、標準課題、開発課題、企業人スクールの課題開発が行われた。平成11
年3月職業大東京校応用課程生産情報システム技術科に 4 名の教員、
相澤、
槌谷、
小林、奥秋が着任するとともに、学生は、北海道、青森、秋田、山形、新潟、群
馬、茨城、神奈川、東京の各短期大学校から集まった。
生産情報システム技術科の教育訓練は、生産管理、ネットワーク、計測・制御
が主な柱である。生産管理を相澤、小林が、ネットワークを奥秋が、計測制御を
槌谷がおのおの担当した。
生産管理は、生産工程の効率化のために注 MRP を用いた部品の調達とその部品
をデータベースで管理する技術を教育することを目標にデータベースには Micro
soft 社製の SQL Server を採用し、MRP は Visual Basic でプログラミングした。
ネットワークは、インターネットと接続する技術であるルータの設定、インタ
ーネットサーバの構築、Web アプリケーションとインターネットで用いられるプ
ロトコル TCP/IP の教育である。OS は、フリーの UNIX である FreeBSD を採用し
た。
計測・制御は、リアルタイム制御と画像処理である。リアルタイム制御は、
Wind River System 社製の VxWorks
を用い、プロセスのスケジューリ
ング、同期、プロセス間通信等を
教育する。画像処理は、IP5000
を用いてバーコードの読み取り、
移動体追尾システムなどの課題を
通して技術を習得するものであっ
た。
標準課題は、開発課題への導入
の意味があり、生産管理とネット
ワークを課題とし、学生を4グル
図 2.2.2-12 計測・制御実習風景
ープに分け、与えられた課題に対
して、グループごとに討論して仕様を決め、その仕様に従って、共同でプログラ
ムを作成するものであった。また、最後には、発表会により成果を報告してきた。
一方、第 1 期生の就職活動は、平成12年2月ごろから始まったが、学校の知
名度は高くなく、
応用課程への理解も少ないため当初苦戦を強いられた。
しかし、
学生は面接会への出席や企業訪問等の就職活動に熱心に取り組むとともに、教員
も授業の間隙をぬって就職指導や就職先開拓に向け行動を起こし、平成12年9
月には全員が内定した。
注
MRP とは、別名資材所要量計画といわれ、生産管理に用いられる手法の一種で、生産計画に
基づいて必要となる資材などをあらかじめ算出する手法である
(2)変遷
平成12年以降の職業大東京校の入学生は、主として専門課程からの進学者で
あった。そのため、定員の確保については、非常に難しかったため、一般入試に
おいては、機構立及び県立の短期大学校に対しても力を注いで応募者を募った。
生産情報システム技術科の運営体制は設立当初、相澤、槌谷、小林、奥秋の4
名体制であったが、平成12年4月に三屋、河合が着任し6人体制となった。三
屋はネットワーク、河合は計測・制御を担当した。
平成13年には、相澤が転出し、福良が着任した。福良はネットワークを担当
し、三屋がネットワークから生産管理の担当となった。平成14年には、河合が
転出し、小野が着任した。小野は、計測・制御を担当した。さらに平成15年に
槌谷が転出し、渡辺が着任した。渡辺は計測・制御を担当した。その後、平成2
0年に三屋の転出と菊池の着任を経て、平成21年に菊池が転出し武川が着任し
た。
一方、標準課題は、当初生産管理とネットワークの2課題であったが、平成1
6年度から画像処理も標準課題として加わり3課題となった。これら3課題の実
施時期は、生産管理とネットワークが 1 年次、画像処理を2年次とした。
1)標準課題1「生産管理」は、部品の受発注システムを構築する課題であり、
発注する部品を最適化し、必要なときに必要な部品を調達するシステムであ
る。
このシステムを実現するためには、データベースの設計、部品展開、MRP
を用いることが必要であり、課題は毎年改良され、内容の充実が図られた。
また、この課題は、企業の業務をシステム化する業務ソフトの開発に応用
できるものであった。
2)標準課題2「ネットワーク」は、インターネットを用いた受発注管理シス
テムを作成する課題で、データベースの設計、Web アプリケーションの作成
など、インターネットの発展に合わせた内容となっていた。この課題も年ご
とに見直され、内容の充実が図られた。この標準課題2とネットワークの構
築実習は、ネットワークを構築・管理する企業の業務に応用できるものであ
った。
3)標準課題3「画像処理」は、物体を自動追尾する課題である。その自動追
尾の具体的内容としては、カメラから画像を取り込み、物体を認識し、物体
の動きに沿って、自動的に撮影位置を変えるシステムである。この画像処理
は、開発課題で応用され、製品の良否判別、バーコードの認識、監視等で多
く用いられたものである。
開発課題は、1年次と2年次の前半までに学習した内容の総まとめである。こ
の開発課題は、生産機械システム技術科、生産電子システム技術科、生産情報シ
ステム技術科の3科の学生が協同して、①企業から依頼されたテーマ、②学生が
提案したテーマ、③教員が提案したテーマを実施する。その目的は、ものづくり
の全工程を体験することであり、要求分析、設計、製作、テストまでの各工程を
グループで作業する。このグループ作業を通じて学生達は、リーダーシップ力、
コミュニケーション力、プレゼンテーション力を向上させる。
開発課題の取り組みは、平成12年度から開始し、平成18年からの4年間に
ついては2種類に分けて取り組んだ。その具体的実施にあたっては、3科合同で
行うことが原則であるが、3科でなく2科で行うことができるテーマも提案され
たので、平成18年から平成21年の間は、開発課題52単位を2種類の開発課
題(16単位)
、開発課題Ⅱ(36単位)に分け、開発課題では3科合同で同一の
テーマを、開発課題Ⅱでは従来の開発課題のテーマを実施した。
平成12年の初めての開発課題テーマは、次のとおりである。
1)生産管理システムの開発
2)Web サーバによる受発注システムの構築
3)遠隔監視システムの開発
4)ハイパーカンコロジーロボットシステムの開発
5)三次元スキャナの製作
開発課題、開発課題Ⅱは、年とと
もに新たなテーマが設定された。プ
ラスチック成形金型の温度分布を可
視化するシステム、2足で歩行する
ロボット(図 2.2.2-13)、凸凹な地面
の上で荷物を載せて移動できるロボ
ット、製品の傷を画像で検査し報告
するシステムなどである。また、時
代の要請とともに、ID タグを用いた
資源の再利用システムの提案、暗号
を用いたセキュリティを強化したネ
図 2.2.2-13 2足歩行ロボット
ットワーク構築などがある。
開発課題の発表会では、企業の方を招いて課題の意義、有用性、コストなど幅
広い観点から活発な質疑が行われた。
開発課題Ⅰは、
「ハノイの塔」を製作する課題であり、生産機械システム技術科
の学生が「ハノイの塔」の機構部、生産電子システム技術科の学生が機構部を制
御する電子回路及びプログラム、生産情報システム技術科の学生が駒を動かすア
ルゴリズム及び駒の動きを表示するプログラムの設計・制作を担当した。
(生産機
械システム技術科 図 2.2.2-3)
「ハノイの塔」の製作は、最初に基本仕様を提示し、より速く駒が動くようグ
ループごとに機構に工夫を凝らした。開発課題の発表会は、プレゼンテーション
だけでなく競技会を実施し、より速く駒を動かせたグループを表彰した。
生産情報システム技術科は、これら学生の教育訓練に加え、技術革新や新分野
展開等を目指す企業や時の雇用失業情勢に対応して、従来の能力開発セミナーと
ともに、応用短期課程の高度職業訓練(企業人スクール)や離職者訓練に取り組ん
だ。とりわけ企業人スクールは、一般の能力開発セミナーに比べ60時間(10
日間)と実施期間が長く、内容が高度かつボリュームが必要であった。企業人ス
クールのコースは、
「Web アプリケーション構築技術」と「UNIX システム管理」で
あり、生産情報システム技術科の授業・実習を基に、社会人向けに改良した内容
であった。
その後、不況による離職者の増加は、職業大東京校に対しても訓練実施の指示
があり、平成15年から平成17年まで企業人スクールに替えて6ヶ月間の離職
者訓練を実施した。離職者訓練のコース名は、
「情報ネットワーク技術」であり、
生産情報システム技術科で実施しているネットワークの内容を社会人コースに改
良したものである。
「情報ネットワーク技術」は、人気が高く、応募者が常に2倍
を超えていた。また、受講者の教育レベルも高く、約70%が大学・短大卒業以
上で、受講者の就職状況は、訓練修了後半年経過時で約70%を記録していた。
(3)まとめ
生産情報システム技術科は、平成11年度から平成23年度まで13年間に2
26名の卒業生を産業界に送り出した。当初は、職業大東京校の知名度の低さか
らか、就職先開拓、確保に非常に苦労した。
一方、卒業生の企業での評価の高まりや、学生の積極的な就職活動及び教員の
きめ細かな就職支援の取り組み等は、学生の“ものづくり”現場での即戦力とし
ての技能・技術や、現場のリーダーとしての素養に期待が集まり、就職先が徐々
に広がった。
学生の主な就職先分野は、企業の業務をシステム化する業務系ソフト開発、ネ
ットワークを導入するネットワーク管理、装置のシステムを開発する組込みソフ
ト開発等分野などである。どの分野においても生産情報システム技術科の授業、
実習で備わった知識、技能・技術が活用でき、企業からは即戦力として高い評価
が得られることとなり、年ごとに卒業生を受け入れる企業も多く出てきた。
しかし、情報技術は、進歩が速く、卒業時のスキルは時間の経過とともに急速
に低下する。卒業後、自己研鑽を怠れば企業で引き続き活躍することは難しい。
新たな技術・技能を自ら習得できる力を養うことが必要である。
応用課程のカリキュラムは、実学融合を目標としているが、理論に比べ実習の
割合が多く、基礎学力の不足が懸念される。そのため卒業後、新しい技術・技能
を自ら習得するため、英語、数学、情報技術の基礎理論などの基礎学力を如何に
充実させ、身につけるための手段、方法等について、あらためて議論することを
提案する。
生産電子情報システム技術科
(1)設立当初
職業大東京校は、平成26年4月から全国の能開大で実施される新訓練科
「生産電子情報システム技術科」(以下「新科」という。)の全国展開に先駆
け、訓練が円滑に実施されることを大きな目標として、平成22年度より試
行検証に関する調査研究プロジェクトを設置した。
平成23年4月には、第1期生として30名が入学し、全国で初めての応
用課程新科が開始された。指導教員の体制として、平成23年4月に清野、
安原(生産電子システム技術科兼務)
、奥秋、小野、武川(生産情報システム
技術科兼務)が新科の担当教員として着任した。平成23年10月に武川が
滋賀職業能力開発短期大学校に転出し、後任として職業能力開発総合大学校
より菊池が転入し、平成24年4月に小野が東北職業能力開発大学校に転出
し、中村(生産電子システム技術科)が着任し、奥秋、菊池、清野、中村、
安原の5名体制で新科の運営にあたった。
(2)変遷
1)生産電子情報システム技術科設置の目的と経緯
ユビキタスネットワーク(図 2.2.2-14)社会の実現に向け、電子技術、
情報技術が融合した分野を主として専門領域とする人材の育成を目的とし
て,平成21年度に専門課程:電子情報技術科が新設された。
一方、応用課程における新科は、電子情報技術科で養成された実践技術
者及び企業の在職技術者等を対象に“産業界で必要とされる生産現場、も
のづくり現場を担う将来のリーダー”として、産業界の発展に貢献できる
高度な実践技術者の養成を目的に平成23年4月より職業大東京校でパイ
ロット実施が始まった。
新科の標準カリキュラムは、大学校等カリキュラム検討委員会(以下「大
カリ」という。
)で、訓練目標や技術内容についての検討がなされ、大カリ
と連携を取りながら、訓練支援計画書(シラバス)を作成し、さらに機器
等や実習場についても検討し、問題点等を改訂しながら更なる評価検証を
行い試行・検証施設としての初期の目的を達成した。
図 2.2.2-14 ユビキタスネットワーク
2)教育訓練目標
通信ネットワーク技術、組込みシステム技術、電子回路技術、マイクロコン
ピュータ技術等の科目を通して、
通信プロトコル実装設計、
システム要求分析、
組込みシステム設計、複合電子回路設計、EMC 応用実習等の組込み関連のニー
ズに対応した“ものづくり”への適応技術を育成するとともに、企業の製品開
発・製作の活動を想定した実学融合を基本とした課題学習方式として標準課題
や開発課題が設定された。これらの課題学習でのワーキンググループ学習方式
を通して、
“ものづくり”に必要なチームワーク力、コミュニケーション力、リ
ーダーシップ力等の育成を訓練目標とする。
3)仕上がり像
仕上がり像は、ものづくり現場を担う将来のリーダーとして産業界の発展に
貢献できる高度な実践技術者の養成であるとともに、次の3つの専門技術・技
能を付与した人材とする。
① 高度な電子回路開発技術、アナログ回路設計とデジタル回路設計の複合
的な電子回路の設計製作技術を習得した技能者の養成
② 高度なリアルタイム・組込システム開発技術を習得した技能者の養成
③ 高度なネットワーク技術を習得した技能者の養成
4)標準課題
新科の標準課題は、2課題とし、①組込みシステム構築課題実習及び②電子
通信設計製作課題実習を課題実習(10単位180時間)として取組むこととす
る。
2つの標準課題の特徴は、①は、ハードウェアを取り入れ、ソフトウェアを
中心にした組込みシステムを構築して遠隔監視システムを作成することであり、
②は、無線機能をもつソフトウェアを含んだハードウェアを中心にしたデータ
ロガーを作成することにある。
① 組込みシステム構築課題実習
教育訓練目標としてデータ収集機能やセキュアなネットワーク機能を実現
した組込みシステムの構築による遠隔監視システムの設計・製作を通して、
組込みソフトウェア開発、センサ制御、負荷装置制御等の統合的な技術を習
得する。
図 2.2.2-15、図 2.2.2-16、図 2.2.2-17 にそれぞれ学生が製作した装置の
全体像、カメラ装置、雲台部及び表示装置を示す。
図 2.2.2-15
図 2.2.2-16
学生が製作した装置の全体像
カメラ装置及び雲台部
図 2.2.2-17 表示装置
② 電子通信機器設計製作課題実習
教育訓練目標として無線通信機器を有した温度・湿度計測データロガー装
置の設計・製作を通して、電子通信機器設計製作に必要な製品化技術を習得
する。
図 2.2.2-18、図 2.2.2-19、図 2.2.2-20 にそれぞれ学生が製作した装置、
データロガー本体、データロガー本体内部を示す。
図 2.2.2-18 学生が製作した装置
左:本体 1 台
図 2.2.2-19
図 2.2.2-20
右:センサ-モジュ-ル2台
データロガー本体
データロガー本体内部
新科第1期生の標準課題2課題の
発表会については、
「組込みシステム
構築課題実習:遠隔監視システムの
開発」を平成24年2月に、
「電子通
信機器設計製作課題実習:無線通信
機能を有した温度計測用データロガ
ーの設計製作」
(図 2.2.2-21)を平
成24年9月に実施した。また、職
業大での「職業能力開発研究発表講
演会」において平成24年11月に
2課題について2グループずつの4 図 2.2.2-21 「電子通信機器設計製作課題実習
グループの学生が発表した。
:無線通信機能を有した温度計測用
データロガーの設計製作」発表風景
5)開発課題
平成24年度以降、職業大で実施される開発課題(50単位900時間)
は、新科と生産機械システム技術科との2科による実習が実施されている。
他科との取り組みについては、平成26年度から各能開大で新科と生産
電気システム技術科が同時に開設されることから機械、電子情報、電気の
技術要素、連携に関わる課題内容等の検討が必要であると考えられる。
平成24年度の開発課題のテーマは以下のとおりである。
①
②
③
④
磁石を用いた鉄塔用昇降装置の開発
非接触吸着パットを用いた壁登り装置の開発
コンベア式洗浄機能付き魚焼グリル調理器の開発
パートナーロボットの開発
⑤ 多品種少量包装システムの開発
(図 2.2.2-22)
⑥ 自動歩行補助車の開発
⑦ 幼児を対象としたネットワーク監視シ
ステムの開発
第1期生の開発課題7課題の発表会は、平成
24年12月に職業大小平キャンパスで7課題
の発表を実施した。(図 2.2.2-23)
成績が優秀なグループ順に上位3グループ
(課題名:多品種少量包装システムの開発、課
題名:幼児を対象としたネットワーク監視シス
テムの開発、課題名:非接触吸着パットを用い
た壁登り装置の開発)が第17回ポリテックビ
ジョン in 東京(会場:ルネこだいら)において
発表を実施た。
図 2.2.2-22
多品種少量包装システムの外観
(3)まとめ
平成23年4月に始まった新科の
パイロット実施の結果、平成25年
3月に23名の第1期生が卒業した。
また、卒業生の全員は、自信を持
って就職することができた。この取
り組みは、能開大の“ものづくり”
の礎となり、大きな目標は達成でき
たと確信する。職業大の生産電子情
報システム技術科は、平成27年3
図 2.2.2-23 「開発課題」発表風景
月をもって廃止となるが、この4年
間の取り組み成果が平成26年度よ
り全国の各能開大で開始される新科運営の模範となり、訓練が円滑に実施される
ことを期待したい。
建築施工システム技術科
(1)設立当初
平成11年4月の建築施工システム技術科の設置に向けて、平成10年に職業
大で、標準課題、開発課題、社会人スク-ルを中心とした実施研修(応用課程研修)
が 1 年間に渡って行われた。研修を終えた教員4名は、東京校に配置されて、新
科の開始に向けた最終的な準備がスタートした。
当時は、応用課程担当教員は、全員教員室に入り実験・実習室の管理や授業の
進め方等について議論を重ねる一方で、実験室、実習室、CAD 室等の什器や機器
の導入も急ピッチで行われていたが、リース機器は、本格的に授業がスタートし
た4月には間に合わず夏休みから秋にかけて整備された。このため4月から 9 月
の間は、講義を中心に授業を展開し、10月以降に実習を集中的に行う状況とな
った。
学生と教員は、授業環境が十分に整わない中で、一体となって機器の配置や実
習場の使用方法など、手探りで授業を積み上げていった。特に、建築施工システ
ム技術科は、実物大の施工と施工管理に特化した訓練科であったために、学生の
安全確保を最優先に授業を展開していた。同時に、建築施工システム技術科を取
り巻く環境は、文部系4年制大学の建築学科とは、異なる学科であることを、第
三者から理解されることが科の存続の条件とされるような厳しい状況の中にあっ
て、学生が学んでいること、付与される能力に関して文部系大学との相違点につ
いて、常に考え、説明できる態勢を創りながら授業を進めていた。
そのキ-ワードとしては、
「施工現場のリーダーを養成する」
「ものづくりを通
して人を育てる」
「企業の OJT に相当する OFF-JT」等を意識していた。そういう
中にあっても、平成11年4月に入学した第 1 期生は、同年度の建築施工システ
ム技術科の開設が3校(職業大東京校、近畿能開大、九州能開大)であった関係
からか優秀な学生が集まっていた。
当初は、学生の出身校ごとにグループが作られたが、半年後の実習に取り組む
ようになると、出身校の垣根はなくなり全員が競い合って実習に取り組むことと
なった。
(2)変遷
1)カリキュラム
① 建築施工システム技術科は、施工現場のリーダーを施工管理技術者と位
置づけて、実物大の施工と施工管理に特化した訓練を展開していた。特に
重視されていたのが、学生が授業で身に付けた課題解決能力で、後にヒュ
ーマンスキル、コンセプチュアルスキル、テクニカルスキルと呼ばれる各
能力は、第三者を納得させることができる段階まで到達したか否かについ
てどのように評価するかが課題であった。
② また、
「企業実習(インターンシップ)
」は、企業現場の問題点や課題を
調査して、応用課題実習の取り組みとしてその解決に挑戦することを理念
とし、企業実習を修了した学生のたくましさは、当時から変わらないが、
平成14年には、職業大東京校において、企業実習を実施する上での問題
点やポイントをまとめ、全国の能開大等に対して情報として提供した。
職業大東京校の「企業実習」に関するこのような先導的な取り組みは、
職業大東京校の役割と存在感を認識させることや固定化されていた「企業
実習」の実施時期を、夏休み4週間にプラスして2週間を加えた6週間以
内であれば学生と企業間の双方の協議、了解を前提として実施可能とする
など、学生の折衝能力の向上、受入れ企業や学生の事情に則して弾力的に
実施期間が設定できる等実務実習制度の普及に多大の貢献をした。
③ カリキュラムの見直しの検討は、機構本部(当時)に設置された「大学
校等カリキュラム検討委員会及び同作業部会」で行われていた。職業大東
京校の教員は、職業大東京校の設置目的に鑑みて1科1名は必ず指名され
て参加していた。一方、応用課程スタート時は、全国標準カリキュラムで
訓練を実施していたが、地域ニーズ・企業ニーズに対応する必要があるた
め、施設の裁量による実施枠として12単位が認められたのは、4 年後で
あった。
また、建築系のカリキュラムは、施工に特化しすぎて、学生に考える時
間(ゆとりではなく思考の時間)をあまり付与していないとの反省から、開
発課題の括りを大きく、かつ標準課題の教科を限定するなどわかり易いカ
リキュラムへと改訂されていった。このことは、多様化する学生と企業の
ニーズに応える意味で、成功の第1事例であった。
④ さらに特記すべき取り組み事項は、機械系、電子系、情報系の合同3系
と建築系単独での開発課題に取り組むことを基準としたカリキュラムは、
建築系の学生も含めて4系で実施することについて、機構本部の承認を得
たことが第2の成功事例であり、いずれも特記すべき成功事例の実績であ
った。
2)就職と進路
一方、就職状況は、現状の応用課程卒業者と当時の第1期生を比較して思う
と辛い面があった。その理由は、①大学生の就職が超氷河期であったこと、②
就職戦線が一般大学の3年次10月頃からスタートしていたため、機器整備が
間に合わず実習のスタートと就職戦線のスタートの時期が重なり、応用課程の
特徴を十分に企業側にアピールできなかったことが考えられる。
その結果、就職企業の規模別では、現在のように大手企業・上場企業に就職
する学生が8割を超えるなどと言う状況にはなく、中小企業で将来性のある企
業を目指さざるを得なかった。
しかし、
この時期に就職した学生の評判は良く、
1期生、2期生、3期生等が開拓した企業からの求人は絶えることがなかった
一方で、その築かれた評価により現在の大手企業・上場企業に就職できる基礎
が築かれ、年度を経るにつれて大手建設会社や超大手建設会社への就職が実現
するなど学生の就職は堅調に推移した。
さらに職業大東京校の特徴としては、応用課程設置と同時に応用課程の受験
資格が認められた専門課程:インテリア科は、年度を重ねるにつれて進学する
学生が増えたことがあげられる。1期生当時は、1名であった進学者は、平成
23年度には12名と大幅に増えた。これには、学生の意識の変化に加えて後
述する指導体制(系コース制)の変化が大きく影響している。なお、応用課程後
半には、大学院進学者が見られるようになり、職業大研究課程はもとより、法
政大学、芝浦工業大学、宇都宮大学等の各大学院に進学実績があった。
3)系コース制
応用課程設立当初は、専門課程(建築科・インテリア科)担当教員と応用課程
(建築施工システム技術科)担当教員間での交流は少なかった。各教員は、担当
する学生の授業に加えて、在職者訓練、離職者訓練で別々の課題を抱えていた
ことで時間の余裕がなかったことが一要因であり、この雰囲気を払拭したのが
離職者訓練での共同実施、そして系コース制への移行であった。
その一つとしての離職者訓練の共同実施は、建築科・インテリア科・建築施
工システム技術科担当教員の一体感を醸成し、共通の悩みを議論して解決する
空気が出てきた。このことは建築系3科の教員は勿論、最大の受益者であるべ
き学生にとってもメリットが生じ、勉強、日々の生活、人生の悩み等の様々な
ことに関して、教員から学生に対して積極的に話しかける機会が増え、学生と
教員間のコミュニケーションがスムーズ運ぶ効果を生んだ。
二つ目には、平成16年度にスタートした校長をトップとした若手教員や一
般職員の参加した「魅力ある大学校プロジェクト」は、プロジェクトの成果の
1つとして「系コース制」の導入につながり、専門課程:建築系3科において
も導入された。
4)指導体制の変化と成果
応用課程では、一つの学生グループ(ワーキンググループ)を複数の教員で指
導することになっている。この為、指導する教員側には、意志疎通が明解なチ
ームとしての対応が求められた。今でいう「チームティーチング」である。
各教員には、建築系としての意識が高まり、それにつれて担当が専門課程或
いは応用課程であるというような議論は皆無となり、学生が希望することによ
り専門課程の総合制作実習から応用課程の応用課題実習までの指導を共同して
担当できるようになった。
一方、学生は、一つの事に特化して学びたいと希望すれば、2年次並びに4
年次の卒業研究に相当する教科について、一貫して学生が希望する教員に共同
で指導してもらえる道筋が出来上がった。このことは、学生に積極性を呼び起
こし、自発的に技能士の試験にチャレンジすることや家具製作等で卓越した能
力を表す学生も出てきた。
また、
一般の大学では考えられないことではあるが、
4年次に日本建築学会大会で座長を務める学生が現れるなど、学生のやる気を
起こさせる手法としてのチームティーチングの良い一面を感じた。
このようにチームティーチングは、技能の付与と養成が短期間では難しい現
実を考えると、最も現実に則した指導体制であると言える。
5)資格取得
応用課程卒業者には、一級建築士(修了後2年の実務経験)、一級建築施工管
理技術者(卒業後3年の実務経験)等の受験資格が法令で認められている。加え
て、専門課程:建築科卒業生は、実務経験無しで2級建築士を受験できるため、
一般大学では考えられない3年次に2級建築士免許を取得する学生が20名定
員の教室に10名近くいた。
また、一般大学のインテリア科卒業者は、2年の実務経験がないと2級建築
士を受験できないのであるが、平成12年度入学生から職業大東京校のインテ
リア科卒業者は、応用課程を卒業すれば実務経験無しで2級建築士を受験でき
た。これは応用課程が実務相当と認定されたため実現していた。さらに、平成
21年度からのインテリア科の入学生から、卒業後建築科と同様に実務経験無
しで2級建築士受験が可能となり、1級建築士試験も建築科と同じ扱いとなっ
た。カリキュラムの改善、実習内容の見直し等の努力が結実して、インテリア
科の卒業者が不利にならない体制ができた。
(3)まとめ
専門課程と応用課程が廃止となり小平の地に東京校の名は無くなった。しかし、
職業能力開発総合大学校総合課程がスタートしている。総合課程は省令で言う特
定専門課程・特定応用課程である。東京校の専門課程と応用課程の卒業生、転勤・
定年を迎えられた教員が残してくれた成果は息づいており、学士の取得もできる
ようになった。
職業能力開発総合大学校総合課程が立派に存続して、世間に認知され、さらな
る発展を実現することが今できる最善の道である。
図 2.2.2-24 RC 造竣工写真
図 2.2.2-26 S 造竣工写真
図 2.2.2-25
W造竣工写真
図 2.2.2-27
RC 構造施工・施工管理課題実習
2.2.3 応用課程学科変遷
資料編P163 6.10
2.2.4 平成24年度授業時間
1時限
8:50~10:30(100分)
2時限 10:35~12:15(100分)
3時限 13:00~14:40(100分)
4時限 14:45~16:25(100分)
2.2.5 応用課程各学科別履修科目単位表
資料編P164 6.11
2.2.6 応用課程各学科別応募・入学状況
資料編P171 6.12
2.2.7 応用課程年度別卒業者数・進路状況
資料編P172 6.13
第3部 多様な職業訓練
職業大東京校は、教員の高い知見と整備された教育訓練環境を活かし、バブル崩壊後の
雇用・失業情勢の急速な悪化を受け、平成10年度(平成11年3月)から訓練期間6カ
月で2科4コースの離職者訓練を開始するとともに、平成14年度にはあらたな教育訓練
システムとして、建築系の担当による専門課程活用型「日本版デュアルシステム(座学と
企業実習を組み合わせた教育訓練システム)
」:「住居環境科」及び平成19、20年度に
は、機械系の担当による(社)金型工業会や電子情報系が担当する(社)日本ソフトウェ
ア協会とそれぞれ連携し、訓練期間1年・
「実践型人材養成システム(一定の雇用関係の下
に座学と企業実習を組み合わせて行う教育訓練システムである実習併用職業訓練)
」
の取り
組みを開始したほか、引き続いて従来型の専門短期課程の高度職業訓練としての能力開発
セミナーの実施の取り組みと並行して応用短期課程の高度職業訓練として、新たな能力開
発セミナー「企業人スクール」を開始した。
また、地域における“ものづくり”等について課題、問題を抱える企業、事業主団体に
対しては、職業大東京校が行う各種支援を効果・効率的に進めるため、窓口を一本化した
「産業技術支援東京校ステーション」
(以下「東京校ステーション」という。
)を平成15
年9月に設置し、さらに積極的な交流と連携、協力関係を構築し、職業能力開発向上に関
する多様な職業訓練の場の提供や情報の提供を通じて、製品の高付加価値化や新分野展開
を担う人材の育成のため在職者訓練や受託研究、共同研究等を推進してきた。
3.1 求職者への支援
失業率 ( %)
修了者数 (人)
訓練コース数
3.1.1 離職者訓練
バブル崩壊以後の依然として厳しい雇用失業情勢を背景に、国の「雇用活性化総
合プランの実施について」により東京短大は、離職者の再就職に向けた離職者訓練
を学卒者訓練及び在職者訓練と並行して積極的に取り組むため、担当指導員や教室、
実習場等限られた条件のもと校内の協議・調整を経て、平成11年3月生産経営実
務科ほか 1 科全4コ-ス、訓練期間
コース数
6ケ月、入校者数61 名の訓練を開始
修了者数
14
250
6
失業率
した。その後、コース設定にあたっ
12
5
200
ては、地域ニーズの調査やハローワ
10
4
ークと連携をしながらPDCAサイ
150
8
3
クルを実践し訓練コースやカリキュ
6
100
2
ラムの見直を行いつつ、訓練期間6ケ
4
50
1
月を中心として3~12ケ月の訓練
2
0
0
0
コースを設定し、平成22年度(平
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
成19~20年度を除く)まで73
離職者訓練実施年度(平成)
コース、受講生総数1340人、修
了者数1119人、内就職者865人を達成した。
1)年度別離職者訓練実施状況
年度 コース数 入校者数 修了者数 就職者数 年度 コース数 入校者数 修了者数 就職者数
10
4
61
58
27
11
4
69
57
35
12
8
102
90
51
17
9
184
147
140
13
8
169
140
93
18
3
62
49
52
14
14
249
212
137
21
2
29
28
21
15
10
190
150
139
22
2
30
29
22
16
9
195
159
148
計
73
1340 1119
865
注1平成19年度~平成20年度及び平成23年度以降は、実施していない
2就職者数には、中退就職者を含む
3年度別コ-ス別実施状況
資料編P173 6.14
2)離職者訓練実施コース一覧
訓練コース名
生産経営実務科
生産システム科機械コース
生産システム科制御コース
生産システム科住居コース
C A D /C A M /N C コ ー ス
ITリーダーコース
住宅の総合技術コース
住宅のリフォームプランナー科
環境マネジメント科
IT起業支援科
建築施工管理リーダー科
ブロードバンドネットワーク科
機械・電気保全技術科
インテリアコーディネーション科
ビジネスプレゼンテーション科
建築リフォーム実務科
インテリア施工技術科
環境管理技術科
C A D /C A M /N C 科
プレゼンテーション技術科
住宅マネジメント科
機械制御技術科
情報ネットワーク技術科
インテリア施工科
デジタルプレゼンテーション科
ブロードバンドネットワーク科
メカトロニクス設計技術科
電 機 CAD科
ネットワークシステム構築科
訓練期間
10
11
12
13
実施期間 (平成)
14
15
16
17
18
19
20
21
22
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
3ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
12ヶ月
12ヶ月
3ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
12ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
6ヶ月
(1)離職者訓練実践例(機械系)
機械系においては、平成10年度から離職者訓練を始めた、機械系3科(生産
技術科、制御技術科、生産機械システム技術科)においては、加工系、制御系の
教員が在籍していたため、
「生産システム科機械コ-ス」及び「生産システム科制
御コ-ス」を各コ-スとも訓練期間6ヶ月、定員各20名として立ち上げ、平成
12年度まで実施した。
一方、平成13年度に入ると機械の職場においても IT 化の時代を迎え、設計・
加工分野においてもコンピュータが多用される職場環境にあることに鑑み、生産
システム科機械コ-ス及び生産システム科制御コ-スを「CAD/CAM/NC 科」にコー
スを変更した。このコ-スは、手書きによる設計、汎用機による加工技術を基礎
として、6ヶ月間の訓練期間で CAD による設計からコンピュータ制御による NC
加工までを訓練するものであった。この CAD/CAM/NC 科訓練コースは、従来のコー
スの入校率にかげりが感じられていた中で PDCA の手法を活用して、
あらたなコー
スを立ち上げたものであった。平成18年度までの取り組み期間の入校者数は、
平成15年度を除いて定員の20名を下回る年度はなかった。
また、平成14年度は、機械系制御コ-スとして「機械・電気保全技術科」を
新たに立ち上げた。この機械・電気保全技術科コースは、周辺企業のニーズ調査
に基づいてコース開発をしたものであったが、機械と電気の両分野の基礎から保
全までを習得する訓練目標としてカリキュラムを設定した。訓練期間は12ヶ月
と長期に渡り、就職のための中退者が少なからずいたため入校生に対する修了生
の比率は厳しいものであった。さらに、保全技術者は、各工場特有の機械に知悉
しなくてはならないという意見も踏まえ、平成15年度をもって終了し、平成1
6年度からは機械系制御技術
(自動化技術)
を主とする制御技術コースに改変し、
平成16年度及び17年度訓練期間12ヶ月訓練として対応した。
(2)離職者訓練実践例(電子系)
平成13年度離職者訓練コースとして、
「IT リーダーコース」が開始された。
当該コースは、全校的な取り組みの一貫として行われたが、当時は在職者訓練も
相当規模で計画され、規模の大きさで活発な議論が交わされた。結果としては、
電子技術科:6 カ月コースとして、
「IT リーダーコース」を行うこととなった。
平成14年度は、前年度の「IT リーダーコース」に代わり、職業能力のミスマ
ッチ解消に向けた訓練コースとして、
「ブロードバンドネットワーク科」を新設し
た。
当時は産業・業種を問わず IT 化を目指す企業が多く存在し、高度で専門的な能
力を有する人材へのニーズが高く、そのニーズの中にあっても特に電気回路設計、
機械設計、電気通信技術者及び制御系 SE への求人が高いことが判明していた。
また、このコースの特筆すべき特徴は、次に記すものであったが、当時は全国
的に実施されておらず、まさに先導的かつ実証・検証機能を備えた職業大東京校
ならではの画期的な取り組みとなるものであった。
1)訓練期間を 1 年に延長し、
より高度な専門性を習得できるようにしたこと。
2)受講者個々に対応したカリキュラムを構成し、それに対応した個別学習方
式を取り入れたことや課題学習方式を展開したこと。
3)訓練開始後10ヶ月目~12ヶ月目を目途として、対象職務関連事業主団
体や企業のニーズを踏まえて、より具体的で実践的な応用課題を10テーマ
程度設定し、オーダーメイド型グループ訓練(1 テーマあたり2名程度)と
して実施したこと。
4)応用課題の設定にあたっては、専門課程における総合制作実習、応用課程
における開発課題、受託研究等との相互乗り入れも行うとともに、専門課程
及び応用課程の講義・実習形式を講義の形態として、合同授業の実施やユニ
ットを分割した形での訓練を行ったこと。
5)教員は、担当テーマの指導とともに就職支
援を積極的に行ったこと。さらにコースの具
体的内容としては、光通信技術をはじめとす
る通信技術からネットワーク構築技術、Web
アプリケーション構築技術などブロードバ
ンドネットワーク技術者に必要な実践技術
を対象とした。
図 3.1.1-1 LAN施工実習
図3.1.1-1 には、
カリキュラムの1つであるLAN
施工実習の様子を示す。
この結果、平成14年度第1回目の開講にあた
っては、20名定員に対して、応募者数が100名を超え、入校者数24名とな
った。この12ヶ月コースは、平成16年度までの3年間継続し、平成17年度
の最終年度は、6ヶ月コースとして実施した。その実績は、各年度とも定員を大
幅に超える応募者数と就職実績を確保するなど極めて評価されるものであった。
これらの成果は、職業大東京校がこれまで培ってきた事業主団体や企業との繋が
りを利用して就職指導のノウハウを大いに活用したことが、その実績確保に大き
く貢献したものであった。さらに、当初の担当科は、電子技術科及び生産電子シ
ステム技術科であったが、全学的な連携のもと協力体制を組み、情報技術科、生
産情報システム技術科、産業デザイン科の教員にも支援を仰いだ。さらに、情報
技術科は、独自のコースとして、平成14年度から6ヶ月コースの「IT 起業支援
科」を平成17年度まで計5回実施した。
平成21年度から2年間にわたり、全国に先駆けて「不特定就労者等訓練」と
して「ネットワークシステム構築科」を新設し、当時社会問題となっていたネッ
トカフェ難民やフリーターに対する社会参加を職業訓練を通じて支援するもので、
事前の検討においてその実施の困難性を認識した上での取り組みであった。その
想定にたがわず、受講生の募集、訓練修了後の就職支援は、非常に困難なもので
あったが、受講生の確保、就職者の実績では、相当の実績を確保できた。
(3)離職者訓練実践例(建築系)
建築系は、平成10年度から18年度までの9年間を通じて離職者訓練を実施
した。まず、平成10年度から平成12年度はインテリア科と建築科の教員が中
心となり「生産システム科住居コース(6ヶ月)
」を実施した。訓練コースの内容
は、住宅の設計やインテリアに関したカリキュラム内容で、町場の工務店、住宅
メーカーや設計事務所などへの就職を視野に入れた訓練であった。当時は失業率
が5%弱、企業の求人意欲が低く、訓練終了時の就職率は、50~60%程度であ
った。
平成13年度には、求人ニーズのさらなる詳細な検証と分析を踏まえ、訓練コ
ースの内容を住宅の設計にシフトさせ、
「住宅の総合技術コース(6ヶ月)
」とし
てリニューアルを行って2コースの訓練を実施した。加えて、平成13年度から
14年度は、失業率の一層の悪化に対応して、訓練コースのさらなる充実と受講
者の就職機会を拡大するため、平成13年度末にインテリア科と協力して新たに
「住宅のリフォームプランナー科(3ヶ月)
」を立ち上げ、住宅リフォーム業界へ
の就職機会の拡大を目指すとともに、平成14年度からは、応用課程建築施工シ
ステム技術科が RC 造や鉄骨造の施工管理技術者としての就職を目的とした
「建築
施工管理リーダー科(6ヶ月)
」を、インテリア科がインテリアコーディネーター
としての就職を目的とした「インテリアコーディネーション科(3ヶ月,年2コ
ース)
」を、建築科が住宅のリフォーム業界への就職を目的とした「建築リフォー
ム実務科(6ヶ月)
」を、産業デザイン科がプレゼンスキルを高めるための「ビジ
ネスプレゼンテーション科(3ヶ月)
」をそれぞれ立ち上げるなど、各科の専門分
野を生かした多様な訓練コースを開設した。
「建築施工管理リーダー科」は、訓練コースの立ち上げ期間が短く、ハローワ
ークを通じた広報が遅れ、受講者数が10名を切ってのスタートとならざるをえ
なかったが、授業では、受講生と指導員の距離が近く、和やかな雰囲気の中にあ
っても緊張感を持ちながら行われた。その授業成果は設計コンペに図面を応募す
るレベルまでに達する者が生まれるなど短期間のうちに受講生の技能は確かなも
のとなり、就職においても満足のいく成果を上げた。
また、
「インテリアコーディネーション科」は、女性の受講生の割合が高かった
が、インテリア業界の景況が低迷し、就職先の確保が極めて難しかった。そんな
中受講生達は、授業に対して興味、関心が高く、授業終了後も大勢の者が教室に
残って、就職活動時に使うであろうインテリアのプレゼンテーションボードの作
成に取り組んでいた。
「建築リフォーム実務科」では、
住宅の構造とリフォームの基礎を
学ぶために、訓練の約2ヶ月間、
実習場において木造住宅の模擬家
屋の製作を行った。
受講生は、大工道具を手に軸組
の加工から内外装およびサッシュ
の取り付けまでを行った。実習訓
練に取り組む姿勢はとてもまじめ
で、真剣で、一刻も早く技能・技
術を身につけたいという雰囲気が
図 3.1.1-2 模擬家屋製作実習風景
ひしひしと感じられる一方で、建
物が完成するまでの各過程で達成感、満足感を感じているようであった。
これらの離職者訓練は、平成16年10月の日本版デュアルシステム「住居環
境科(専門課程2年制)
」の立ち上げに伴い順次訓練コース数が縮小されることと
なり、平成18年度の産業デザイン科が実施した「デジタルプレゼンテーション
科(6ヶ月)
」を最後に、建築系の離職者訓練は閉講された。また、この頃には、
失業率も4%前半に回復し、経済も徐々にではあるが回復基調にあった。
職業大東京校の離職者訓練は、授業が終了しても受講生は教室や実習場に残っ
て実習の課題に取り組む者、授業後に図書館を利用する者も相当数いるなど、学
ぶ環境としては十分であった。さらに、教員と受講生達との距離が近く、教員が
就職活動の問題点などについて親身になって相談や指導に取り組む姿があちこち
に見られたり、就職未内定の受講生に対しては、定期的に電話連絡を行い、求人
票の紹介や履歴書の書き方の指導を行っていた。
一方、教員は、訓練の1ユニットを3日とするシステム・ユニット訓練を取り
入れていたことから、1ユニットを展開するためには3日間にわたって授業に拘
束され、専門課程の授業と重複することになり、やむなく専門課程の授業時間割
を変更して対応する状況が発生するなど、専門課程の学生達から不満が漏れ聞こ
えてくることもあった。教員は、日々の学卒訓練は当然のこととして、離職者訓
練についても就職率の目標値の達成に向けて使命感を持って取り組んでいた。担
当教員は、訓練が後半に差し掛かる頃、援助計画課の職員と連携して、受講生と
の面接、就職活動の指導や模擬面接の実施等に取り組み、就職指導には終りがな
かったように思っていたが、訓練修了前に就職が内定して退校していく受講生か
ら挨拶を受けると、学生達が卒業していく時と一種異なった嬉しさを感じた。
3.2 若年者等への支援
3.2.1 日本版デュアルシステム
企業実習
社会問題として顕在化していたニート、
企業委託型・就労型実習
フリーターの社会参加や若年層の早期離職
建 鉄ト 木 建 建
構 構
対策として、平成15年6月「若者自立・
築 筋施 質 築 築
造 造
挑戦プラン」の施策に基づいて、座学と施
材 コ工 構 計 計
力 設
設内実習訓練に加え、企業現場における実
料 ン 造 画 画
学 計 2
習を組み合わせた訓練システムとして、企
・ ク 施 ・ Ⅰ
・ Ⅰ 年
業が求める人材ニーズに即応し、訓練修了
施 リ 工 施 ・
設 ・ 間
後の正規雇用への円滑な移行が期待できる
工| Ⅱ 工 Ⅱ
計 Ⅱ
とともに、訓練修了後の能力評価によって
一般教養
実践力が保証される訓練コ-スとして制度
法学・数学・物理学・英語
化された。
職業大東京校は、訓練期間2年、専門課
図 3.2.1-1 カリキュラム構成図
程のカリキュラムを活用した座学と企業内
での実習訓練を組み合わせた専門課程活用型「日本版デュアルシステム」として
取り組みを行った。取り組みは、平成16年10月開講を第1回として、
「建築系:
住居環境科」1コ―ス、訓練期間2年間、定員20及び15名(平成20年度以
降)として、平成21年度入校生までに6コース、入校者延108名、修了者7
8名、就職者67名の内実習先企業51名の実績を確保した。
(1)日本版デュアルシステム実践例(住居環境科)
1)設立当初
平成16年若年者の職業的自立を目的に、具体的施策として「日本版デュアル
システム」による訓練の実施要請が職業大東京校にあった。このシステムは、企
業における実習訓練と教育訓練機関における学科・実技訓練を一体的に組み合わ
せ、実践的な技能・技術を若年者に身につけてもらい職業人に育て上げることを
特徴とする人材育成方法であった。
訓練の開始は、平成16年10月1日を予定し、この訓練を担う住居環境科の
立ち上げ準備が慌ただしく始まった。
当初は、専任教員として1年目に2名,翌年度に2名が配置される予定であっ
たが,諸々の事情により教員の配置が不可能となり,急遽江藤が配置され、イン
ターンシップと就職先の開拓を担当することとなった。そのため住居環境科の訓
練は、建築科とインテリア科の教員が兼務して行うこととなった。しかし、居住
系全体の教員は、建築科で小松,但木,馬場,吉田,藤野,大西,インテリア科
で小笠原,得丸,加島,小川,和田(初)と計11名であり、3科を担当するた
めには専任の教員が少ないことから,他科を含む学校全体の協力の下に取り組み
がなされることとなった。
一方、訓練を実施する体制は出来上がったものの,訓練生を募集する期間
が2ヶ月間と短い期間であったため,訓練生の応募人数が危惧されたが、関
係者のたいへんな努力の結果、応募者14名に達しそのうち訓練生として1
1名を迎え入れた。同年10月1日から訓練が開始されたが、入校生は、年
齢,経歴等が多種多彩であり、当初は緊張があったものの、すぐに学園祭が
開催されたことや実習を行うことによりそれらの壁を越えて打ち解けたよう
であった。
図 3.2.1-2 は,鉄筋コンク
リート実習風景である。
2)変遷
前述のように,デュアルシ
ステムの第1回は、平成16
年に定員20名に対して、1
1名の訓練生をもって開始さ
れた。第2回は、平成17年
10月に入校生30名,第3
図 3.2.1-2 鉄筋コンクリート実習風景
回平成18年には入校生18
名を迎えた。第4回平成20年からは定員を15名に変更して平成21年度
入学生まで継続して訓練を終えた。この間の企業実習の受け入れ先や就職先
の開拓などは,まだまだ続く厳しい経済状況や経験のない訓練システムへの
取り組みなど、訓練に携わった関係者の苦労は、並々ならぬものがあった。
そういう厳しい状況にも関わらず就職率は、初年度(平成16年度入校生)
66.7%と低かったが、その後2回目83.3%,3回目81.8%,4
回目90.9%と高水準を達成し,平成20年度第5回就職率は100%を
記録した。最終平成21年度の修了者就職率は83.3%であった。
3)まとめ
当時、若年者を取り巻く雇用環境は、厳しく高い失業率を記録し、フリー
ターが増加した。このままだと経済基盤に重大な影響を及ぼす可能性がある
ため、若年者の職業的自立を促すための施策として「日本版デュアルシステ
ム」が平成16年から7年間にわたり行われた。
今後、卒業率と就職率をより向上させるためには、このような通常訓練の
ほか、技能・技術の訓練に対するきめ細かい相談や生活面を含めた内面のサ
ポ-トを手厚くする体制を構築することが肝要であろう。
① 実
績
年度
入校
修了
人数 内就職者
者
就職者
備考
入校
修了
16
18
11
5
0
6
4
3
17
19
30
6
1
23
19
14
18
20
18
7
1
10
8
7
19
21
18
3
0
11
10
9
20
22
18
3
0
17
17
13
21
23
13
4
1
11
9
5
108
28
3
78
67
51
計
者
中退者
就職者 内実習先就職者
注 中途退校就職者のうち実習先就職者は、0である。
② 実施コース ア.コ-ス数 1コース(専門課程活用型)
イ.コ-ス名 建築系「住居環境科」
ウ.訓練期間 2年
エ. 履修科目単位表
③ 実 習 先 例
実習先 実習事業所所在地
社
資料編P175 6.15
業種
就職者数
備
考
建築設計事務所
14
12
〃
A
東京都
訓練修了前に就職内定
B
〃
建設会社
C
〃
建築設計事務所
3
〃
D
〃
建設会社
1
〃
E
〃
建設会社
1
〃
3.2.2 実践型人材養成システム(実習併用職業訓練)
企業が主体となり、企業と一定の雇用関係の下にある新規学卒者を中心とする
若年者を対象として、現場を支える実践的な技能を備えた職業人を育成すること
を目指し、企業実習(ojt)と職業大東京校での座学(off-jt)を組み合わせた専
門課程活用型の実践型人材養成システムとして取り組みを行った。
(図 3.2.2-1)
職業大東京校の取組みは、独自のコ-スとして、機械系及び情報系から①機械
系「モ-ルドデザインコ-ス」
、②情報系「ものづくりSE コ-ス」を立ち上げ平
成19年4月を開講初年度として取り組みを行った。その結果、平成23年3月
の終了までに訓練期間1年の2科2コース、入学者延べ9名、卒業者延べ9名、
就職者8名の実績とした。
図 3.2.2-1 実践型人材養成システム(実習併用職業訓練)概念図
① 1 年間コ-ス
中目を
訓
厚
東
校
練
生
京
内
実
労
で
施
の
計
確度企
学
保活業
習
核指希
人し望
材、す
の制る
を用
(専門課程1年次)
雇実実
現的
校
用習施
場人
校
内
企│
に材
働
学
で
業能
必の
大
生
の
で力
要確
画
臣
の
学
の評
な保
策
認
募
習
就価
中
定
定
集
業の
核
(off-jt) 1年間(専門課程2年次)(ojt・6ケ月間)
図 3.2.2-2 実践型人材養成システム(実習併用職業訓練)職業大東京校構成
② 2年間コ-ス
中目を
訓
厚
核指希
練
生
人し望
実
労
材、す
施
働
の制る
計
大
確度企
画
臣
保活業
策
認
を用
定
定
雇実実
現的
校
用習施
場人
内
企│
に材
で
業能
必の
の
で力
要確
学
の評
な保
習
就価
中
業の
核
社処
員遇
の改
新変
規更
採
用
(off-jt) 2年間(専門課程) (ojt・6ケ月間)
図 3.2.2-3 実践型人材養成システム(実習併用職業訓練)職業大東京校構成図
(1)実践型人材養成システム実践例(機械系)
平成18年10月の能開法の改正により、新たな職業訓練システムの取り組
みとして、実践型人材養成システムの導入が検討された。なお、法律の正式名
称は「実習併用職業訓練」という。実施期間は6ヶ月から2年間と定められて
いる。
専門課程の系・コース制の導入に併せ、職業大東京校機械系は、専門課程活
用型による本システムの導入を決定した。全国に先駆けて専門課程の生産技術
科(モールドデザインコース)の一部に本システムを取り入れることにし、平成
20年度から平成22年度までの3年間、実践型人材養成システムを実施した。
この制度は、現場の中核となる実践的技能・技術を備えた職業人を育成する
ため、企業(事業主・事業主団体)が主体的となって、
「自らの企業における雇用
関係の下での実習(OJT)」と「教育訓練機関における自社のニーズに即した学習
[学科、演習、実技等](OFF-JT)」を組み合わせた教育訓練システムである。
平成19年度当初、厚生労働省、機構本部(当時)からの要請もあり事業主
団体である(社)日本金型工業会(以下「工業会」という。
)との連携の下、導
入の計画を議論した。職業大東京校側から援助計画課員1名と機械系教員2名、
工業会側から事務局長を含む傘下企業16名の計19名の構成員からなる「実
践型人材養成システム普及のための地域モデル事業推進委員会」
(以下「推進委
員会」という。
)を発足させ、幾度となく協議を重ねた。その中で、カリキュラ
ム作成(資料編P177 6.16 履修科目単位表)
、OJT 履修評価基準表の
作成、更には募集パンフレット、そして申請書類の手引き(資料一覧)
、金型技
術教育マニュアル等の作成に当たった。
また、検討する過程で主に配慮した事項としては、専門課程活用型を前提と
して卒業時点においては、専門課程の卒業資格が取得できるようにしたこと。
さらに能開法施行規則別表6を遵守の上で、2年次後半において実習先企業で
OJT が行えるように必修科目の配置においてはカリキュラムを調整するととも
に、時間割を工夫したことであった。このことは専門課程2年間で行う殆どの
カリキュラム内容を約1年6ヵ月の期間で実施することが可能となると同時に、
本システムを利用しない大多数の学生に対しては、できるだけ影響を及ぼさな
いようにしたこと等であった。
さらにコースの種別としては、入学した1年生の当初から開始する2年コース
と、在学2年生から開始する1年コースを用意した。実施した平成20年度から
22年度の3年間で、1年コースを修了した学生は5名、2年コースを修了した
学生は1名の延7名であった。(表 3.2.2-1)
平成23年度以降は、職業大の移転集約の計画が進み、専門課程の募集停止が
決定したため、本システムの実施は見送ったが、系・コース制の「モールドデザ
インコース」については、専門課程終了年度まで実施した。
表 3.2.2-1 実践型人材養成システムの実施(機械系)一覧
実施年度
学生氏名
実施企業
企業所在地
備
考
1
20
A( 1年コース )
P社
埼玉県東松山市
2
〃
B(
〃
)
N社
神奈川県川崎市
3
〃
C(
〃
)
S社
神奈川県横浜市
4
〃
D(
〃
)
S社
神奈川県横浜市
5
〃
E( 1年コース )
K社
6
21
E(
)
K社
神奈川県川崎市 5 と 6 は、同一
5 と 6 は同一会社 学生
7
22
F( 1年コース )
N社
神奈川県川崎市
〃
(2)実践型人材養成システム実践例(情報系)
情報系(専門課程情報技術科)における実践型人材養成システム(以下「実践型
システム」という。
)は、平成19年度から始まった。日本ソフトウェア産業協会
(NSA)の意向を受けて、協会傘下の企業を対象に「ものづくり SE コース」を設
定し、平成19年度および20年度入学の 1 年次生を対象として募集した。
1)カリキュラム(資料編P179 6.17 履修科目単位表)
1 年次には、情報技術の中核となる 4 分野の基礎知識や技術を学習し、それ
をベースとして2年次に「ものづくり」に関連する科目を学習するカリキュラ
ム構成とした。
図 3.2.2-4 にカリキュラム構成を示す。
図 3.2.2-4 の2.から4.
が2年次に学習する科目であり、特に2.の一部と3.、4.が「実践型システム」
を意識して企業ニーズに基づくコース選択とした部分である。
2.の「ものづくり関連技術」では、
「ものづくり」の基礎となる「信号処理
実習」や「計算機命令実習」などの実習を設定した。また、
「ものづくり」分野
の諸問題に対応できる能力習得を目的とし、
「工業材料」の材料物性などの他分
野も含めた基礎知識や技術について学ぶ科目を設定した。そして、
「コンピュー
タ制御」をはじめとした実習を通して深く実践的技術を学び、課題解決能力お
よび創造性を養う教育訓練カリキュラムとした。
3.の「高度専門技術」では、企業ニーズにより今回は「生産通信システムの
専攻分野」を設定した。通信プロトコルなどの基礎理論を学習した後、目的に
合わせて通信システムの基盤を設計・構築・評価する課題解決型の実習を行う
こととした。設計・構築・評価を総合的に包括した教育訓練は、想定される実
習環境の充実・多様化への対応を企業ニーズの必須条件とすると、民間では実
習設備などの点から考えて実施が難しい分野である。特に、構築・評価時に発
生する障害対応は実践的なノウハウを構築する上で教育上不可欠であり、これ
らの実習を通して体験することによって、技術刷新の速い分野でも充分に対応
できるような高度で実践的な技術力を身につけることを目標とした。
1.情報基礎技術(1 年)
ソフトウェア、ネットワーク、データベース、ハードウェアの4分野の
科目および一般教養科目(情報技術科共通)
2.ものづくり関連技術(2 年前期)
情報分野においてものづくりに必要となる実践技術や、ものづくりの諸
問題に対応するための他分野の知識や技術を学習する科目
3.高度専門技術(2 年前期)
ネットワークの構築、評価の実践的な実習を行い、ネットワークに関す
る高度な専門的知識を身につける科目
4.総合実習(2 年後期)
実際の現場において企業実習を行い、業務に必要な知識や技術を実践的
に学習する科目(OJT)
図 3.2.2-4 カリキュラム構成
4月
1 年次
入学
2)スケジュール
スケジュールは、以下のよう
情報技術科
○学生のコース選択
に設定した。入学後1年次は、
10 月 カリキュラム
○企業見学(9 月~)
(当校)
○採用試験実施(2 月まで*)
情報技術科のカリキュラムを通
○委託先企業決定(2 月まで*)
○申請書類提出(企業,2 月まで*)
常通り実施する。2年次4月か
○学生・企業間で仮雇用契約締結(2 月まで*)
実践型人材養成システム開始(5 名以内)
ら実践型システムの開始となり
4月
2 年次前期
仮雇用契約期間(1 年間)開始
企業との雇用契約期間に入る。
実践型コース
カリキュラム
OFF-JT
2年次前期は、当校で実践型コ
(当校)
10 月
2 年次後期
ースカリキュラム(OFF-JT)を実
企業実習 OJT
施する。2年次後期は、企業で
(有給)
○能力評価(当校で 2 月末 1 週間実施)
実習(OJT)を実施する。
3月
卒業
実践型システムを始めるにあ
就職(本採用)
たり、企業側にこのようなスケ
ジュールを理解してもらう必要
があったが、実践型システム自
図 3.2.2-5 実践型人材養成システムの展開図
体が複雑な上に、説明する項目
が多岐にわたる。そこで、説明用資料(図 3.2.2-5)を独自に作成し、説明会に
おいて活用した。
*助成金を申請する場合は
早くなります
注:仮雇用契約の内容によって給与額,支払期間等は異なります.
注:企業実習(OJT)は,社外,夜間,休日の実施や超過勤務を行
うこともあります.
注:期間中(OJT 期間も)雇用保険に加入しない場合があります.
注:期間終了後は本採用が原則ですが,企業または学生の事情に
より本採用にならない場合があります.
3)平成19年度実施状況
平成19年度は、4名の学生が実践型システムに興味を持ち、学内面談、企
業面接を経て、2名の学生が「ものづくり SE」コースへ進み、卒業後仮雇用契
約企業へ本採用となった。
① ジョブ・カード
「実践型人材養成システムに係る訓練実施計画の厚生労働大臣認定を受け
た事業主に対するジョブ・
カード制度の実施に伴う制
度見直し」により、ジョブ・
カード様式6(評価シート)
作成支援を行った。
評価シートの作成は以下
の要件で行った。図 3.2.2
-6 にジョブ・カード(評価様
式)を示す。
イ.「企業実習・OJT 期間内にお
ける職務内容」
評価項目に対応する実習(O
JT) の内容を具体的に記載
ロ.
「職務遂行のための基本的能
力」
ジョブ・カード様式6に示
されている評価項目をそのま
ま設定
ハ.「技能・技術に関する能力」
a.基本的事項
ジョブ・カード様式6に
図 3.2.2-6 ジョブ・カード
示された事務・サービス、
技能または技術の評価項目
群から選択して設定
b.専門的事項
職業能力開発促進法第 21 条に規定されている技能照査を活用
② Off-JT
「ものづくり SE」コースでは、5期・6期が Off-JT 期間となり、以下の
科目を設定した。[( )内は単位数]
イ.通信信号処理(2)
ロ.生産システム工学Ⅰ(2)
ハ.生産システム工学Ⅱ(2)
二.実践型通信システム(6)
ホ.生産システム工学実習(4)
ヘ.生産通信システム実習Ⅰ(4)
ト.生産通信システム実習Ⅱ(4)
実践型通信システム、生産通信システム実習Ⅰ、Ⅱの授業に Cisco Networking
Academy の Web コンテンツを利用した。資格取得が Off-JT の目的ではないが、
アカデミーを利用することにより、学生とともに教員側も細分された範囲で習
得度をチェックでき、効果的に授業を進めることができた。
4)平成20年度実施状況
平成20年度入学者のうち就職希望者に実践型システムの説明を行い、9名
の学生が興味を示した。
① OB 説明会
企業との面接会に先立ち、平成19年度実践型システムに参加している2
名の学生に依頼し、
実践型システム希望の 9 名の学生に対し説明会を行った。
現在行っている OJT の仕事内容や前期の授業について、実践型システムを選
んだ経緯などについて話して
もらった。まだ OJT が始まっ
て1ヶ月に満たない時期であ
ったが、学校にいた時とは違
い、「社会は厳しく、給料を
もらえるからというだけの気
持で実践型システムを選んで
はいけない。」というアドバ
イスが耳に残った。
② 企業説明会および学生と
の面接会
平成20年11月にアビリ
ティーガーデンにおいて、
(社)
日本ソフトウェア産業協会(N
図 3.2.2-7 企業説明会の面接風景
SA)傘下の企業を対象とした
企業説明会と学生との面接会を行った。NSA からは7社が参加し、職業大東
京校側からは援助計画課の職員2名、情報技術科教員3名が参加した。学生
は OB 説明会終了後再度面接を行い、
実践型システムに関心があると答えた6
名の参加となった。
③ 企業訪問と試験
面接会終了後に、参加した学生に対して2名の教員が面接を行った。説明
会に参加した6名のうち5名が会社訪問を希望し、12月初旬からの一週間
で3社を訪問した。しかし、学生と企業の希望がなかなか一致しないことや
1年生が適性検査や面接に不慣れだったことなどから、実践型システムにお
ける採用は0名の結果となった。前年度は、試験が1月以降であったため、
就職試験の準備をすることができたが平成20年度は準備期間が取れなかった。
5)まとめ
平成19年度の実践型システムは、順調に実施され、参加した2名の学生が
修了後本採用となった。平成20年度の実践型システムは、平成19年度の状
況を踏まえて、NSA 事務局に積極的に傘下の企業に広報をしていただき、当校
では学生に OB 説明会を行うなど、両者がよりスムーズに出会えるよう努力した。
しかし、企業と学生の希望に偏りが見られ結果は得られなかった。このことか
ら企業、学生をよく知り、理解した上での橋渡し役となるコーディネータの役
割について如何に大切であるかを痛感した。
また、
専門課程情報技術科は、
平成20年度の入学を最後に募集停止となった
ことから、
情報系の実践型システムの取組みは平成20年度をもって終了となった。
表 3.2.2-2 実践型人材養成システムの実施(情報系)一覧
実施年度
学生氏名
実施企業
1
19
A(1 年コース)
C社
東京都品川区
ソフト開発
2
〃
B(
C社
東京都品川区
ソフト開発
〃
)
企業所在地
備
考
注 平成20年度については、制度利用希望学生5名、企業7社の参加をもって試験に臨ん
だが、結果は合格者0名であった。
3.3 在職者のための職業能力開発
3.3.1 在職者訓練(能力開発セミナー)
産業界の第一線で活躍する在職労働者に対して、東京短大は、平成2年度から職
業に必要な専門知識、技能・技術を追加して習得させるため、12時間(2日間)
以上の専門課程レベルの短期間コースの高度職業訓練を「能力開発セミナー」とし
て取り組んできた。
また、平成5年の能開法の一部改正は、労働者の職業能力の開発及び向上を一層
促進するため「国及び都道府県による職業能力開発促進の措置」が規定され、東京
短大においては、
「開発援助課」が設置された。
その後平成11年度の雇用・能力開発機構の組織改正で開発援助課は、
「在職労働
者に対する能力開発サ-ビスを提供する」とされると同時に、時期を同じくして設
置された「応用課程」での在職者訓練の実施が計画され、応用短期課程の高度職業
訓練として、訓練時間60時間(10日間)~120時間(20日間)程度の「企
業人スクール」が開講された。
一方、第7次職業能力開発基本計画(平成13年度から平成17年度)では、事
業主の積極的な支援の重要性と国の支援のみならず事業主団体や労働組合の自主的
取り組みを容易にすることの重要性に言及され、普段から職業生活の節目毎に職業
能力開発を行うため段階的、体系的なコースや高度で先導的な専門知識や技能・技
術の習得を目的とするコースの開発や訓練の実施を求めていた。
このような動きを受けて職業大東京校は、自身のもつ施設設備、機器及び高い知
見と技能・技術力を活用し、地域の企業・事業主と積極的に連携・交流を図り、地
域に開かれた大学校を目指して、平成15年度にその推進組織として「産業技術支
援東京校ステーション」
(以下「東京ステーション」という。
)を設置し、支援窓口
の一本化を図り、併せて受託研究や共同研究及び課題解決型訓練コースの一層の拡
大を目指して活動を開始した。なお、課題解決型訓練コースは、事業主に対する事
業主支援の一面を備えるものであるとともに、一方では、その雇用する従業員の職
業に必要な専門知識、技能・技術を追加して習得させる能力開発セミナーとしての
性格を併せ持つものであることからその実績は能力開発セミナーとしてカウントさ
れた。
(1)総括報告
在職者訓練は、平成2年度から「専門短期課程」の高度職業訓練、訓練期間を
2日間12時間以上の訓練としてスタートした。平成2年度から平成6年度まで
の5年間は、206コース、訓練時間3476時間を実施している。この間は、
受講者と指導員が良好かつ密接な関係を持つ地域密着型の訓練として展開された。
さらに平成7年度以降について見ると年間の総訓練時間のピークは、平成10
年度の4974時間であり、コース数と受講者数のピークは、平成17年度の2
41コース、2007人である。
この間には、二つの大きな改革があった。その一つとして平成11年度には、
専門課程2年+応用課程2年の実質的な4年制大学校が実現し、校名も職業大東
京校に改称され、
「応用短期課程」の高度職業訓練を「企業人スクール」として、
訓練期間60時間(10日間)以上のコースが新たに開始された。
一方、東京校においては、平成10年度にすでに1コース当たりの訓練時間が
46.1時間の長時間に渡る「在職者訓練」の試行に取り組み、かつその成果を
検証し、確認している。この事実・経験がなければ「企業人スクール」の全国的
な取り組みを実現できなかったと考えている。加えて平成10年度には、改革の
その2として旧図書館棟を解体し、現在の2号館新築工事を実施するなど改革の
年でもあった。
また、企業人スクールの導入は、在職者訓練のその実施方法と評価方法に変化
が伴うものであった。その実施方法の変化とは、
「企業人スクール」を応用課程担
当教員が担当し、
「専門短期課程」は専門課程担当教員が実施すること及び企業人
スクールの評価方法は、その求める算式を「修了者数に受講時間を掛ける。
」もの
であった。この考え方は、応用課程の認知を高める方策の一つであったが、平成
16年度には、
「企業人スクール」の実施目標数が撤廃され、全ての在職者訓練の
呼称を「能力開発セミナー」に統一し、修了者数で評価することになったが、こ
れは長引く不況感で、企業側のロングタイムの研修を受講する体力が失われてい
ることに対する策であった。この結果は、事務処理や広報等の業務量増大を意味
したが、全学的な創意・工夫に基づいた取り組みにより平成17年度の241コ
ース、2007人の成果を得た。
そんな中、離職者訓練及び能力開発セミナーの受講者の増加に反して、少子化
に伴う高度職業訓練課程の受験者の減少が校内で議論の的となり、平成16年度
からスタートした「魅力ある大学校プロジェクト」の議論としては、当時どのよ
うにしたら在校生・高校生に魅力を感じてもらえるか或いは、社会に職業大東京
校の存在をいかに認知してもらえるかについて、具体策とアクションプログラム
を策定して実施した。このアクションプログラムは、量(実施人数)よりも質(技能
と技術のレベル向上)を高めることに大きくシフトする内容であったため、
平成1
8年度からの能力開発セミナーのコース数が減少に転じるとともに、機構業務と
しての有無について議論が提起され、一時能力開発セミナーの全廃方針が打ち出
され、その議論を受け平成19年度実績はゼロとなる中で、引き続き大学校に於
ける全廃方針に関する議論・検討がなされたが、平成20年度にその方針は撤回
され、支援を必要とする企業や事業主団体に対しては、直ちに能力開発セミナー
を再開した。
しかし、平成20年度から平成24年度までの5年間の訓練時間・コース数の
実績は、平成17年度と比較するといずれも1/3以下となっていた。この教訓
は、理由の如何を問わず一度失った信頼を取り戻すことの困難さを痛いほど知る
ことであった。なお、同5年間の1コース当たりの修了者数は、平成22年度を
除いて10名を超え、ニーズに沿った能力開発セミナーが実施されていたことが
伺われた。
平成24年度の移転・集約の完了は、同時に能力開発セミナーの終焉をむかえ
たが、能力開発セミナーを介して培ってきた企業・事業主団体と東京短大、職業
業大東京校との関係は、その支援を必要とする限りにおいては近隣の職業能力開
発施設を紹介するなどして、
「ものづくり」と「人づくり」に貢献することに終わ
りはないと考えられる。
コース数の推移
1コース当たりの訓練時間の 推移
(訓練時間)/(コース数)
300
コース数
250
200
150
100
50
0
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
年度
17
18
19
20
21
22
23
50.0
45.0
40.0
35.0
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
24
7
4,000
3,000
2,000
1,000
0
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
年度
(平成7年から平成24年)
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
(平成7年から平成24年)
1コース当たりの修了者数 の 推移
((修了者数)/(コース数)
訓練時間
5,000
8
9
年度
訓練時間の推移
6,000
7
8
(平成7年から平成24年)
15.0
10.0
5.0
0.0
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
年度
(平成7年から平成24年)
修了者数の推移
修了者数
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
年度
(平成7年から平成24年)
1)能力開発セミナー実践例(機械系)
機械系の能力開発セミナーについては、機械系教員の企業訪問による二ーズの
開拓により徐々に実績を伸ばしてきた。
セミナーを継続していく過程にあっては、平成19年のように学生中心の大学
校運営という機構(当時)の方針から職業大東京校においても能力開発セミナー
を中止せざるを得ない時期もあった。
機械系においては、これまで培ってきた企業との関係を学生の就職或いは近隣
企業との友好交流という視点などに鑑み、能力開発セミナーと同等のものを支援
事業として維持すべきと考える者が多く、この期間においても事業内援助という
形にて訓練を継続した。その事業内援助として支援を継続した成果は、翌平成2
0年度の能力開発セミナーを再開した年度においても、数値的にはなんら実績が
落ち込むことなく経過した。また、業務以外での交流を続けていく中で長年の懸
案であった近隣の大手メーカーの教育事業部との連携を果たす等順調に拡大した。
その結果、ここ数年は、常に目標数を十分に達成し、量と質の両面から良好な
結果を得ることができた。そのことは、機械系教員のここ10年の頻繁な異動に
もかかわらず、各教員が常日頃の企業との交流成果を十二分に達成し、その成果
を後に残った教員がすべて引き継いだたまものと考えている。
能力開発セミナーの終了にあたって、仕事の質保証に対して日頃から気配りを
することは当然のこととと思うが、やはり多分に仕事は、受講者と教員のお互い
の信頼関係等に基づくものである。それは何らかの状況の変更で、それまでとは
異なる対応をせざるを得ない場合が生じたとしても、ルール等に反しない範囲で
お互いに誠意をもって対応することによって、おのずと成果が生まれるものと考
える。
2)能力開発セミナー実践例(電子系)
電子系:電子技術科及び生産電子システム技術科は、専門短期課程の高度職業
訓練として「能力開発セミナー」及び応用短期課程の高度職業訓練として「企業
人スクール」を実施してきた。
専門短期課程の高度職業訓練レディメード型のコースとしては、
「アナログ回路
の設計と評価」
「有接点リレーシーケンスと PLC 回路」
「マイクロ波回路」など、
基本コースを実施しこれまで多数の実績を上げてきた一方、㈳日本包装機械工業
会、㈳配電盤工業会、㈳全日本電気工事業協同組合連合会、東京都電気工事組合
など多くの事業主団体や数十社の企業と連携したオーダーメイド型セミナーに取
り組んできた。この中から、オーダーメイド型セミナーとして取り組んだ㈳日本
包装機械工業会と大手電機メーカーT 社との取り組みを紹介する。
① ㈳日本包装機械工業会との取り組みについて
㈳日本包装機械工業会は、包装機械、包装材料、関連機器のメーカー、販売
会社127社(平成25年3月時点)で構成する業界団体である。
㈳日本包装機械工業会に対する支援は、電子技術科の企画員が中心となり援
助計画課の支援のもと、人材高度化事業を始めとする各種事業を団体方式に則
り実施してきた。その取り組みの過程で、能力開発に関する要望が多数寄せら
れその要望に対しては、オーダーメイド型セミナーとして制御関連セミナーを
実施した。
また、職業大東京校が事業主支援のために事業主団体と共同して実施した研
究開発事業(F 方式)や共同研究事業で得た成果は、これを団体傘下の企業に
普及し、企業に働く在職労働者の能力の開発と向上を支援するため能力開発セ
ミナーを実施した。さらに、当該工業会が独自に設立した「包装学校」
(団体傘
下の企業に働く従業員を包装スペシャリストとして教育訓練する機関)が実施
する実習訓練の一部については、平成15年度より、職業大東京校がもつ専門
的かつ高度なノウハウをもって能力開発セミナーとして位置づけて支援をして
きた。
② T 社との取り組みについて
職業大東京校と T 社は、定期的な交流を通じて要望のあった内容をオーダー
メイド型セミナーとして企画実施した。また、コースの企画にあたっては、新
入社員段階から生涯職業能力開発体系として企業と共同して作成し、その体系
に基づいて能力開発セミナーを毎年実施し高い評価を受けてきた。
3)能力開発セミナー実践例(建築系)
建築系の在職者訓練は、中小建設業及び建築設計事務所・構造設計事務所、家
具製作企業等を対象として展開された。対象とする業界は、法令で縛られ技術開
発の意欲が高くなく、コストダウンの手法がダンピングに近いため、能力開発セ
ミナーを実施しにくい面が多々あった。この為、企業を絞り込み束ねて団体を設
立し、事務局を自らが引き受けながら能力開発セミナーを実施するなど能力開発
セミナーを軌道に乗せるまで苦労が絶えなかった。
建築系の能力開発セミナーの特徴と傾向は、振り返ってまとめると下記のとお
りであった。
① 能力開発を積極的に実施するには企業側にも一定の企業規模が要求される。
この為、ある程度以上の規模を有するハウスメーカー等を対象とした技術開
発型の実験検証をともなった訓練コースが多く存在した。
② 新しい技術を求める零細な設計事務所等に対しては、品質確保法、環境評
価、CAD 等を内容とする訓練コースが多かった。また、さらに零細な構造設
計事務所に対しては、振動解析、耐震判断、免震構造等の訓練コースが多か
った。
③ 木材加工や大工等の技能伝承を目的とした訓練コースも、多くなかったが
最後まで継続した。
④ 受講者の評価は総じて好評であった。
能力開発セミナーは、企業の在職者と職業大東京校との接点の機能を果たした
だけでなく、建築系学生の堅調な就職先確保の役割を果たした。そして雇用保険
が原資であることの意味と社会貢献を常に意識して在職者訓練の中心業務である
能力開発セミナーに取り組んだのは事実である。
表 3.3.1-1 能力開発セミナー実績
修了者数 年 度 コ-ス数 訓練時間数
修了者数
2~6
年 度 コ-ス数 訓練時間数
206
3476
1221
16
129
3689
1132
7
119
2087
697
17
241
4329
2007
8
127
3114
1214
18
99
2760
965
9
89
3014
682
19
10
108
4974
669
20
38
180
290
11
104
3992
1018
21
57
1280
668
12
125
4769
1131
22
59
1405
522
13
125
4176
1267
23
65
1184
663
14
96
3373
984
24
49
864
577
15
88
3431
785
合計
1924
―
―
―
52097 16492
注1 上記実績には、企業人スクール及び東京ステーションの各計画に基づいて実施した
実績を含んでいること。
2 平成2年度から平成6年度実績については、合算して計上した。
3 能力開発セミナ-実施状況
資料編P180 6.18
(2)企業人スクール(応用短期課程高度職業訓練)の実施
企業人スクールは、高度で、生産現場に即した課題学習方式による製品等の企
画から製作までの創造的・実践的な知識及び技能・技術をものづくりの流れに力
点をおいて、複合的に技能・技術を習得するコースとして、平成11年度から取
り組みを開始した。
その対象とする者は、人材の高度化を図り一層の事業発展を目指す企業に働く
在職者に対して、応用短期課程の高度職業訓練として、訓練時間は60時間(1
0日間)から120時間(20日間)程度としている。
また、企業人スクールを担当する教員は、その実施計画の作成にあたり、その
開講テーマがより具体的な内容を含み、訓練期間が長期間に及ぶことから、受講
者の勤務状況や自ら担当するカリキュラム等との調整を入念に図りつつ実施した。
表 3.3.1-2 企業人スク-ル実績 (能力開発セミナ-実績の内数)
実施年度
実施コ-ス数
実施人数
実施年度
実施コ-ス数
16
23
231
21
9
106
17
40
415
22
11
127
18
23
274
23
4
37
5
97
19
20
24
計
実施人数
3
33
118
1320
[コ-ス事例]
① IT支援によるプラスチック金型の設計と射出成型・CAE技術
1 コース 訓練時間60時間
② ものづくりのための精密加工
1 コース 訓練時間60時間
③ RISCチップマイコン PIC 利用技術
1 コース 訓練時間60時間
④ VerilogHDLによるディジタル回路設計」
1 コース 訓練時間60時間
1)企業人スク-ル実践例(機械系)
企業人スクールは、一般の能力開発セミナーの比較的短期のセミナーと異なり60
時間以上(10日間)を基本とするコ
ースである。
高度技能・技術者の養成ニーズに応
えるべく、職業大東京校においては、
金型技能・技術者のコースや近隣の工
場技能者を対象とするコースから始ま
った。その後、専門課程の教員も加わ
りCAE技術や若手技術者養成のコー
スなどを拡大していった。特に金型コ
ースは好評で、日程的にも、技術的な
要望からも2回連続の120時間(2
0日間)コースとなり受講希望者が定
図 3.3.1-1 企業人スクール風景
員を上回ることも少なからずあった。
企業人スクールは、60時間以上(10日間)にわたるため、その実施にあたっ
ては、
系の教員の連携なくしては実現不可能であることも十分に感じたところである。
2)企業人スク-ル実践例(電子系)
企業人スクールは、60時間(10日間)から120時間(20日間)程度の
応用課程レベルのコースで、生産現場に即した課題学習方式による製品の企画・
開発から製作までの創造的・実践的な知識及び技能・技術を複合的に習得するコ
ースである。生産電子システム技術科は、
「RISC チップマイコン PIC 利用技術」
「VerilogHDL によるディジタル回路設計」
「電子回路設計・製作技術(ものづく
り研修)
」などを実施してきた。特にこれらの実施コースの中で「マイクロオプテ
ィクス実装技術」に関する取り組みを紹介する。このコースは、平成14年度か
ら実施したもので、職業大東京校が中心となり企業等の要望を考慮し、東京・田
町に所在(当時)する「起業・新分野展開支援センター(創業サポートセンター)
」
をセミナー会場とし活用した「マイクロ
オプティクス実装コンソーシアム」から
のオーダーメイド型コースであった。
このコンソーシアムは、創設趣旨に
興味と賛同をする企業が各企業の特徴
をいかして連合・連携することにより
超低価格光部品を製作する上で必要な
共通プラットフォーム(実質的なデフ
ァクト標準)を提案することを目標と
した自主的な研究会であって、コンソ
ーシアム創設にあたっては、平成14
図 3.3.1-2. マイクロオプティクス実装
年6月に職業大東京校を会場として、
コンソーシアム創設式
厚生労働省、職業大東京校関係者及び
コンソーシアム企業関係者の出席のもと創設された。
(図 3.3.1-2)
コンソーシアムは、企業人スクールとして「光学システムに関する課題」及び
「実装組立システムに関する課題」の基礎研修に取り組み延べ200人の受講生
が参加する大きなセミナーへと発展した。その後は、職業大東京校との共同研究
により新製品開発が行われた。
3.4 事業主等支援のための事業
3.4.1 産業技術支援東京校ステーション
平成15年度から職業大東京校における事業主団体や企業との窓口は、産業技術
支援東京校ステーション(以下「東京ステーション」という。
)が担うこととした。
そのため各種支援事業を展開する過程において、それぞれの専門分野を越えて生じ
た課題・問題等の解決、対応については、他の分野の専門的技能・技術等を集め対
応するため、学内の連絡・調整や外部の専門機関の紹介など、支援事業がスムーズ
かつ全学的に取り組まれるよう事業を展開した。また、支援活動によって生まれた
成果は、それぞれ支援団体や企業の事業活動に活用され、事業の活性化と発展に少
なからず寄与するほか、支援事業が終了した後においても培われた良好な関係は、
時によっては学生の就職先としての2次的成果を得るところとなった。
東京ステーションの具体的事業としては、
① 課題解決型訓練コース(能力開発セミナー)の実施
企業のものづくりに関する課題を解決するため、能力開発セミナー形式を
活用した人材育成コース
② 受託研究の実施(第4部 研究事業で再掲)
民間から委託を受けて行う研究
③ 共同研究の実施(第4部 研究事業で再掲)
大学校と民間機関において共通の課題について、共同又は分担して行う研
究のほか、能力開発に関する各種情報を提供してきた。
(1)課題解決型訓練コース(能力開発セミナー)
製品の新たな高付加価値化や新分野展開を目指して、人材の高度化という課題
を解決する必要がある事業主団体や企業に対して職業大東京校は、独自の生涯職
業能力開発体系を協同して作成し、高度職業訓練の課題解決型訓練コースのオー
ダーメイド型セミナーとして能力開発セミナーを実施した。
表 3.4.1-1 東京ステーション実績 (能力開発セミナーの内数)
実施年度
実施コ-ス数
実施人数
実施年度
実施コ-ス数
実施人数
16
26
116
21
4
12
17
17
73
22
1
3
18
4
15
23
5
38
24
0
0
計
62
267
19
20
5
10
[事例コ-ス]
① マイクロ波回路
② 在来軸組構法柱軸力を直接地盤に伝達する構法の開発(設計と検証実験)
③ 無筋コンクリート布基礎を対象とした鋼板接着耐震補強技術の開発
④ 電子メ-ルサービスシステムの基本モデルの構築とその評価
⑤ 有接点リレーシーケンスと PLC の実務
ほか
3.4.2 人材高度化支援事業
技術革新の進展、企業活動の海外シフト等の大きな産業構造の変化が見込まれる
中で、国内産業の高付加価値化を進めるとともに、新分野への展開を図っていくこ
とが重要であり、高付加価値化や新分野展開を担える高度な人材の育成―人材高度
化―が必要であるとの認識から、平成8年度から東京校は、これら人材高度化を目
指す事業主や事業主団体と共同して独自の生涯職業能力開発体系を作成し、当該体
系に基づいて能力開発セミナーを実施するほか、職業能力開発に関する相談や情報
提供を行った。
表 3.4.2-1 支援団体一覧(平成8年度から平成11年度)
日本ソフトウェア産業協会(中央区) ㈳日本広告制作協会(中央区)
小平商工会工業部会(小平市)
㈳東京都金属プレス工業会(すみだ区)
東京屋外広告美術協同組合(墨田区) ㈳日本包装機械工業会関東支部(中央区)
東京都電機卸商業協同組合(文京区) 大森工業協同組合(大田区)
東京室内装飾事業協同組合(港区)
大田工業協同組合(大田区)
東京配電盤工業協同組合(港区)
日本システムハウス協会東京支部(中央区)
日本ダイカスト工業協同組合(港区) 荏原製作所協力業者協同組合
マルチコントラクタ-協同組合(新宿区) 大田区異業種交流会 RAF
㈳日本金型工業会東部支部(文京区) ㈳東京都金属プレス工業会城西支部
3.5 国際技術協力
職業能力開発分野における国際技術協力は、開発途上国に我が国の高い技術・技能を移
転、定着させることにより、国づくりの基礎である人づくりに貢献することを目的とした
ものである。この国際協力は、開発途上国の経済社会開発に寄与し、日本と開発途上国と
の相互繁栄の基盤形成に資するとともに、信頼関係、友好関係を維持促進していく上で極
めて重要なものであった。そのため労働省(現厚生労働省)と雇用促進事業団(当時)は、
開発途上国における①指導協力、②機関に対する職業能力開発指導者の派遣、③行政官、
職業能力開発指導員等の研修受け入れ、④留学生受け入れ、⑤海外派遣専門家の養成、教
材開発、⑥技能研修生の受け入れ等幅広い分野・事業に及んでいた。
東京校は、このうち機関への長の派遣、短期専門家の派遣、研修員の受け入れ等におい
て国際技術協力の一端を担った。特に指導協力分野においては、
「1-3東京職業能力開発
短期大学校への改組(3)中国労働部職業訓練指導員養成センター運営プロジェクトへの
支援」で説明しているとおり、職業能力開発大学校(現職業能力開発総合大学校)と共同
で平成4年11月~平成9年2月の期間「特定施設対応方式海外技術協力」として、専門
家の派遣、研修員の受け入れ等を実施したことが特筆されるものである。
なお、東京校から技術協力の目的をもって調査団、長期・短期専門家として海外に派遣
の実績及び研修生等で受け入れた実績は、以下のとおりである。
表 3.5-1 国際技術協力の実績(派 遣)
派遣国
マレ―シア
人数
派
遣
目
的
5 CIAST(マレーシア職業訓練指導員・上級技能訓練センタ-)
・第二次予備調査団
・実施協議
・長期派遣専門家 3名
シンガ
2 日本・シンガポ-ル技術学院
ポール
セネガル
・予備調査団
・短期派遣専門家
1 セネガル共和国における職業訓練施設調査
1 セネガル職業訓練センタ-拡充計画短期派遣専門家
中華人民
共和国
24 中国労働部職業訓練指導員養成
センタ-
・各調査団員
・短期派遣専門家 16名
・長期派遣専門家
メキシコ
3名
5名
1 日・墨技術教育センタ-短期派遣専門家
2 メキシコ職業訓練センタ-局
タイ
1 APSDEP 専門家会議
1 東北タイ南部職業訓練センタ-長期調査
2 タイ・ウボン職業訓練センタ-
・計画打ち合わせ調査
・短期派遣専門家
大韓民国
3 韓国技術訓練院
・短期派遣専門家 2名
・プロジェクト終了時評価調査
アルゼンチン
1 リトラル大学石油化学触媒研究所
パナマ
1 日本・パナマ職業訓練センタ-施設改修専門家
ドイツ
2 企業内職業訓練指導者派遣団 団長及び幹事
フランス
1 企業内職業訓練指導者派遣団 幹事
バルバドス
1 自動車整備短期専門家
ベネズエラ
1 環境天然資源省湖浄化計画長期派遣専門家
インドネシア
1 チビノン国立障害者リハビリテ-ションセンタ-
表 3.5-2 国際技術協力の実績(受入れ)
受入期間
昭
国名・所属
人数
研修内容等
54.10~54.12
フィリピン工大講師
1 旋盤実技、NC 旋盤実技他
56.4~56.5
ブラジル SENAI 電気電子
4 1.シーケンス制御学科・実験
職業訓練センタ-
2.電気制御学科・実験
3.IC 回路、電子回路、電子機器
組立て
和
58.9~58,11
マレ-シア CIAST
3 鍛造、熱処理
63.2~63.3
パレスチナ KVTC
1 建築(コンクリ-ト)工学
1.5~1.8
韓国企業技術訓練院
1 メッキ技術
1.10~2.3
日墨技術教育センタ-
1 電子制御
ジョルダンカランディア
1 コンピュ-タ言語
平 2.4~2.6
訓練センタ-
2.6~2.9
インドネシア CEVEST
1 機械(CAD/CAM、工作機械、工具研削)
2.10~2.12
台湾北区・中区職業訓練センタ-
5 CAD/CAM
2.3~3.4
ブラジル SENAI/SP 製造
1 CAD/CAM
オートメ-ションセンタ-
3.8~3.12
韓国企業技術訓練院
1 材料分析、真空コ―ティング
3.9~3.12
台湾泰山青年職訓練センタ-
4 CAD/CAM
6.3~6.4
ベネズエラバレンシア
1 水質管理
成
湖浄化計画 C/P
7.6~11.6
中国労働部職業訓練指導員 13 運営管理、生産技術、電子分野
養成センタ-
3.6 金型グランプリ
(1)学生金型グランプリとは
金型グランプリ(以下「グランプリ」という。
)は,社団法人日本金型工業会主
催のもと開催される、金型の世界的な展示会である「INTERMOLD」において,金型
について学ぶ日本・中国・韓国の大学生が同一課題で設計・製作を行い,その成
果を展示・発表をするものである。
グランプリは、金型産業の重要性の理解と金型技術の向上を目的とし,金型産
業の裾野を広げる取り組みの一環として、平成21年4月に第1回が日本で開催
された。プログラムは、プラスチック用金型部門とプレス用金型部門の2部門か
らなり、課題図面が前年10月頃に事務局より提示され、翌年度4月頃に展示・
発表を行ない、報告書の提示と成形品数百個程度(展示会場での配布分等)など
が要求されている。
(2)出場校及び展示・学生発表
出場校は、各国金型関連団体から推薦された金型関連の授業・研究を行ってい
る大学等が出場している。例年、4月に開催され日本からは5校、中国から2~
4校、韓国から3~4校程度が出場する。
第1回および第5回の出場校を図 3.6-1 に示す。
第1回出場校
日
本
中
国
韓
国
第5回出場校
職業能力開発総合大学校東京校
職業能力開発総合大学校
岩手大学
岩手大学
岐阜大学
岐阜大学
九州工業大学
九州工業大学
日本工業大学(参考出品)
大分県立工科短期大学校
大連工業大学
大連工業大学
大連理工大学
大連市軽工業学校
大連経済技術開発区中等職業技術専業学校
柳韓大学
柳韓大学
韓国ソウル産業大学
公州大学校
韓国ポリテク仁川大学
ソウル科学技術大学校
図 3.6-1 出場校一覧
展示ブースは、
「INTERMOLD」の展示会場内に、毎年金型工業会による図 3.6-2
のような展示ブースが用意されその場所が提供されている。毎年、各大学の作品
が展示される他、職業大東京校においては学校案内、学生募集及び能力開発セミ
ナーの広報を併せて実施した。さらに会期中の各大学は、金型部門ごとに金型に
関する取り組みについて、発表時間15分程度(通訳、質疑時間含む)の学生に
よる発表会を実施している(図 3.6-3)
。
発表会は、一般来場者を含む金型関係者の多くの聴講がある他、国内外の学生
間の交流や一般来場者との質疑応答が行われるなど、学生には良い経験となった。
また、金型グランプリ開催期間中には、全国の金型関連企業、工業高校の先生
などからの問い合わせもあり、東京校のアピールにもつながっている。
図 3.6-2 展示ブース
図 3.6-3 学生発表
他方、中国や韓国でのグランプリ開催となった場合は、種々の事情から東京校
の出場の可否について危惧をしていたが、第五回まではすべて日本国内での開催
となり、進学した学生は授業の一環として参加し、就職した学生は、就職先企業
の配慮により参加してきた。
(3)課題内容、指導体制と教育効果
実施課題の内容は、金型工業会において検討され、学生が取組む課題としては
難しすぎず、面白みとやりがいのある内容が毎年検討されている。課題名の一覧
及び展示発表会場と会期の一覧を図 3.6-4 に示す。展示金型は、出場各校の展示
インテリアや展示会場のスペースの都合から大きくは出来ないため、基本的には
成形品は小物となり、金型製作は微小工具を用いる加工が必要となるが、課題の
一例を第二回のロボット模型の製品図を図3.6-5に、
その金型を図3.6-6に示す。
展示・発表会場
会
期
課
題
名
第一回
東京ビックサイト
平成 21 年(2009)4 月 8 日~11 日
コインケース
第二回
インテックス大阪
平成 22 年(2010)4 月 14 日~17 日
ロボット模型
第三回
ポートメッセなごや
平成 23 年(2011)9 月 29 日~10 月 2 日
SDカードケース
第四回
インテックス大阪
平成 24 年(2012)4 月 18 日~21 日
連結小物入れ
第五回
東京ビックサイト
平成 25 年(2013)4 月 17 日~20 日
手をつなぐ動物
図 3.6-4 プラスチック部門課題、展示・発表会場及び会期一覧
図 3.6-5 ロボット模型製品図
図 3.6-6 ロボット模型金型
職業大東京校では、このグランプリ課題を専門課程の総合制作実習として
取組み、他大学の参加者が4年生や大学院生を主体に取組んでいることから
すると、早い段階から金型技術を習得できていると言える。これは、職業大
東京校が取組んだコース制である金型専攻の「モールドデザインコース」を
立ち上げた成果であるといえる。
また、併せて取り組んだ教員のグループ制は、応用課程教員とも連携した
取組みが可能となり、学生指導の充実や器工具の共有、出展・発表の準備作
業などにおいて、各教員が振り分けて担当することが可能となるなどして、
学生指導がやりやすい環境を構築することもできた。
さらに、グランプリに参加することで、主催している金型工業会との連携
強化につながり、能力開発セミナー・企業人スクールの広報や学生の就職、
「実践型人材養成システム」の活用などにおいて緊密な連携がとれたことも
メリットであった。グランプリ後には、学生の取組みを日本金型工業会プラ
スチック部会において、特別講演として発表する機会を得て、学生発表と職
業大東京校のPRを行うことができた。
最後に総括としてグランプリへの取組みに対する学生の印象は、国内外の
大学との競争や成果の発表が課せられていることなど興味も高く、加えて学
生が持つ金型の設計技術や各種加工技術を駆使することが必要となり、学生
にとっては学ぶことの多い取組みであった。しかし、スケジュール的には、
厳しく、学生の負担が大きかったことが感想として挙がっており、教員の適
切なサポートと、作業量軽減のための取り組み体制を整える必要性を感じる
とともに、今後も職業大の技能レベルをアピ-ルするため、グランプリへの
出場を期待する。
第4部 研究事業
4.1 受託研究及び共同研究
事業主団体や企業等が技術開発等の課題に対し、受託研究や共同研究を通じて、
解決の糸口の探求や解決策を見出すとともに、その過程で得た様々な知識、成果を
企業のみならず職業能力開発に関する教育訓練及び研究等に活用し、もって地域の
産業界に貢献することを目的に取り組むもので、成果については、事業主団体との
研究成果発表の報告会が開催されるとともに、その研究概要はホームぺージや紀要
に掲載し公開してきた。
なお、各研究の実施及び受託の可否は、校内に設けられた研究成果審査会におい
て研究目的、研究期間、成果、経費及び能力開発に対する影響等の視点から十分な
事前審査を行い、承認が得られた研究テーマについて研究に着手した。
4.1.1 受託研究
産業界から要望が有り、職業訓練の実施及び教育、研究に意義があり、かつ職業
訓練の発展に資する研究
表 4.1.1-1 年度別研究件数
年度 件 数 備
考
7
1
11
1
12
3
13
5
14
1
18
1
年度
19
20
21
22
23
件 数
1
2
1
1
1
備
表 4.1.1-2 受託研究課題及び担当
研究課題
分
番号
(平成11年度)
1 トイレ用自動洗浄器の無線化技術開発
に関する基礎研究
(平成12年度)
1 製品の小型化・高性能化のための電子回路
設計に関する基礎研究
2 介護用可変ストレッチャ-式車椅子の評価
研究
3 往復運動メカニズムにおける省エネルギー
の実験的分析
(平成13年度)
1 噴射ノズルクラツク検査アルゴリズムの
開発
2 介護用可変ストレチャー式車椅子の
評価と実用化
考
野
電気・電子
システム系
電気・電子
システム系
機械
システム科
機械
システム科
電気・電子
システム系
機械
システム系
備
考
3 軟包装のシール不良検出のアルゴリズム
の研究
4 ヒートシールヘッド(ヒートシールバー)
の温度特性の調査研究
5 トルク補償カム装置による入力軸トルク
平潤化ならびに省エネルギー化の調査研究
(平成14年度)
1 軟包装のシール不良検出のアルゴリズム
の実用化
(平成18年度)
1 Web技術を利用した人材確保の手法
に関する研究
(平成19年度)
1 デジタルソースを活用した硝子成形技
術教材の開発
電気・電子
システム系
機械
システム系
機械
システム系
電気・電子
システム系
生産情報
システム技術科
デザイン系
生産情報
システム技術科
(平成20年度)
1 木質系耐力壁に設ける制震装置に対す
建築系
る構造評価法の研究
2 全自動麻雀卓の(エイジング)試験
機械系
装置の設計・制作
(平成21年度)
1 孟宗竹を利用した構造物の部材接続部
建築系
の強度
(平成22年度)
1 集成材壁柱脚部の曲げ性能評価
建築系
(平成23年度)
1 短いくぎを使用した耐力壁の面材くぎ
建築系
1本あたりの耐力の推定
注 平成11年度以降で公表の同意を得られた課題のみを掲載しているため、
研究件数と必ずしも一致しない。
4.1.2 共同研究
職業大東京校の先端的技術及び研究機能を活かし、製品の高付加価値化や新分野
展開を目指して事業主団体と共同して共通の課題について研究を行い、併せて人材
育成の支援を行う。
年度 件 数
7
3
8
4
9
3
10
1
表 4.1.2-1 年度別研究件数
備
考
年度 件 数
11
2
12
2
13
2
14
1
備
考
15
16
17
18
19
2
1
―
2
2
20
21
22
23
24
3
3
4
4
1
表 4.1.2-2 共同研究課題(F研究)及び担当
番号
研究課題
分
野
(平成10年度)
1 高強度材料を用いた超高層鉄筋コンク
居住システム系
リート造建物の開発
(平成11年度)
1 包装機械におけるヒートシール検査
機械システム系
装置の開発
2 カム機構によるトルク改善機器の開発
機械システム系
(平成12年度)
1 包装機械におけるシールバーの最適化
電気・電子
と制御方式の開発
システム系
2 耐震補強金物(グレートホルダー)を用
居住システム系
いた木質構造の耐震性に関する研究開発
(平成13年度)
1 小型構造部材の非破壊検査装置の開発
機械システム系
2 IT 化に対応した携帯端末による自動機械
電気・電子
用遠隔管理システムの開発と能力開発支援 システム系
(平成14年度)
1 高精度位置決め用特殊電動機構の開発
機械システム系
(平成15年度)
1 RC 構造物の補修・補強技術の開発
居住システム系
2 逆浸透膜を用いた蛍光X線による水中
一般教養系
の微量元素分析装置の開発
(平成16年度)
1 マイナスイオン発生塗料の住居環境へ
居住システム系
およぼす効果と性能評価技術の開発
(平成18年度)
1 粉体噴射撹拌工法用添加剤含有土壌の
建築系
軸方向膨張率の評価
2 教育的観点による配線システムの施工
電気・電子系
検証とトラブルシュートに関する研究
(平成19年度)
1 業務用空気清浄機の新商品デザイン開
デザイン系
発とモデル制作の研究
2 2軸サーボ制御システムの開発
電気・電子系
機械系
備
考
(平成20年度)
1 錫を使用した新商品デザイン開発とモ
デル制作の研究
2 高性能ブラシレスモータ制御用組み込
みマイコンの研究
3 2軸サーボ制御システムの開発
(累積誤差の修正等)
(平成21年度)
1 高性能ブラシレスモータ制御用組み込
みマイコンの研究(その4)
2 介護福祉用補助機器(動作感知装置)の
新商品デザイン開発とモデル制作の研究
3 家具転倒防止用(直付け不動王)及び産業用
デザイン系
電気・電子系
電気・電子系
機械系
電子・情報系
デザイン系
機械系
耐震器具開発に関する耐震性能評価の研究
(平成22年度)
1 樹脂成形技術を用いた文具商品の提案
デザイン系
2 大型リユースタイヤの製造用ジグの製
機械系
作手法技術に関する研究
3 弱酸性次亜塩素酸水ミスト発生器(除
デザイン系
菌脱臭機)の新商品デザイン開発とモ
デル制作の研究
4 複写機の地震転倒防止技術の開発
建築系
(平成23年度)
1 情報ネットワーク施工技術の国際標準
電子情報系
化に関する研究
2 住空間に利用されるサーフィスデザイン
デザイン系
(模様・デスク・チェア・色彩)の開発研究
(平成24年度)
1 木造住宅の長スパン梁の接合部の研究
建築系
注 平成11年度以降で公表の同意を得られた課題のみを掲載しているため、
研究件数と必ずしも一致しない。
第5部 その他
5.1 学内施設
5.1.1 図書館
図書館は、昭和49年に旧管理棟の 1 階 1 室を暫定図書室として、蔵書数200
冊、雑誌0冊と十分ではない中で、閲覧も昼休時間の限定つきでスタ-トした。そ
の後 1 号館1階へ移転し、本格的図書館業務が開始されると同時に、円滑な図書館
運営と利用促進を目指し、各科より選出された教員で構成される図書委員会(昭和
(53年度~平成3年度)を立ち
上げた。平成6年3月には、蔵書
の増加に伴い手狭となった中で、
総合整備計画が実行され、1号館
の取り壊しと並行して、旧2号館
1階に移転し、図書館棟として閲
覧室に木製閲覧テーブルの設置や
雑誌コーナーの整備等を行い、総
床面積が従来の2倍強と図書館の
充実が図られた。
また、平成11年度開始された
図 5.1.1-1 図書館風景
第2期総合整備計画(応用課程の
新設)の実施計画では、図書館棟を取り壊し、応用課程棟(現2号館)の建設が計
画されることに伴い、図書館は応用課程棟6階に移設、整備されるとともに、業務
の効率化を図るため一部電子システムの導入が行われ、利用時間は、平日 9:3
0~17:00とし、土曜日、日曜日、国民の祝日・休日、年末年等は休館日とし
図書・雑誌類の貸し出し期間は、最大2週間とされていた。
一方、相模原キャンパスとの移転・集約は、相模原キャンパスの図書館蔵書の移
設により収蔵数が一気に増えることとなりその収容規模の拡大と確保のため、学内
の教員室、実験・実習室等の再配置を検討する中で、従来と同様2号館6階に規模
を拡大した図書収蔵室を配置し、あらたに7階に閲覧室を設けた。
なお、平成24年度末「図書館蔵書数」状況は以下のとおりであった。
表 5.1.1-1 図書館蔵書数一覧表
区分 分 野
総
冊 数
平成25年3月31日現在
備 考 区分 分 野
冊
数
記 2,329
一 産
業
一 哲
学
664
般 芸
術 2,064
般 歴
史
670
図 語
学
685
図 社会科学 2,273
書 文
学
1,362
書 自然科学 5,078
工
学 23,566
参考図書
計
備
考
693
1,376
40,769
5.1.2 学生ホ-ル及び食堂
学生の福利厚生施設としては、学生ホールを配置し、学生同士の交流・談話等に
利用するカフェテリア施設として、42席を配し、9:00~21:00の利用時間
内に自動販売機による飲料水等の提供を行ってきた。
また、食堂は、154席を配置するとともに、食事の提供業務を外部に委託し、
営業時間11:30~13:30の間に学生に対して昼食を提供してきた。また、職
員は、学生の昼食に影響しない範囲で利用していた。
なお、同施設は、平成6年に全面改修を行い施設の一新を図った。
図 5.1.2-1 食
堂
図 5.1.2-2 カフェテリア
5.1.3 学生寮
一般的に遠隔地出身の学生にとっては、経済的負担等から学校の周辺で、かつ低
廉な家賃で生活の場を得ることができるか否かが、その後の学生生活の充実に大き
く影響するとされている。
職業大東京校にあっては、中央職
業訓練所(当時)から引き継いだ校
内学生寮(青雲寮)を使用し、1室
2名、80室、定員120名と寮管
理人(舎監常駐7:00~22:00)
1名を配し、入居率80%と高い入居
率を維持してきた。その後、生活様
式の変化や建物の老朽化に対応する
という理由等から、平成2年3月 RC
4階建に建て替えが実施されると同
図 5.1.3-1 学生寮全景
時に居室の個室化が図られ、1室9
㎡・147戸、収容定員(男)147名と居住環境の改善が図られた。また、平成
11年には全室冷暖房設備の設置に続き、インターネット接続可能な光ファイバー
を敷設するとともに、女子学生の進学増加と障害を持つ学生に対応して、男子12
0室、女子22室、身体障害者用1室を配置した。
表 5.1.3-1 平成20年度~平成24年度入居状況
年 度 入居可能数 入居者数 入居率
20
21
22
部屋
143
(4月現在)
年 度 入居可能数 入居者数 入居率
%
140 97.9
23
143部屋 124 86.7%
132 92.3
24
133 93.0
139 97.2
注 入居率=入居者数/入居可能数×100
5.1.4 その他施設
体育施設は、体育館、グランド(サ
ッカーコート 1 面)及びテニスコート
(2面)を一般教育科目の「体育」で
利用するほか、学生に対しては、月曜
日から土曜日をサークル活動等の利用
のために開放してきた。原則日曜日は、
地域住民への開放日として利用を制限
してきた。
なお、サークル活動等に際しての学
生の利用は、事前許可制のもと、平日
の使用時間は、以下のとおり許可して
いた。
① 体育館
9:00~18:00まで
② グランド(サッカ-コート1面含)
9:00~18:00まで
③ テニスコート(2面)
9:00~20:00まで
5.2 学生生活
図 5.1.4-1 体育館
図 5.1.4-2 グランド
図 5.1.4-3 テニスコート
5.2.1 学生自治会
人間として幅広い知識及び教養を身につけるため学生の自発的な活動により、自
らの責任と行動のもと結集したもので、体育・文化両面において活動している。そ
の一般的活動は、学校との学校生活の向上、改善等に関する窓口となるほかスポー
ツ大会、学園祭(ポリテクフェスタ)の実施、各サークル活動への支援、新入生と
の交流会の開催等に取り組んできた。
また、学生の自主的課外活動として結成されている各種スポーツサークル、文化
サークルに関する統括の役目も果たしている。
5.2.2 サークル活動
学生の課外活動としては、サークル活動が主なものであるが、学生の卒業ととも
に、活動が衰退し休止となったサークルも多々あった。
これまで、省エネルギー研究会、オートスポ―ツ、軟式野球、サッカー、テニス、
バスケットボール、バドミントン、サイクリング、軽音楽、美術研究会等数多く活
動していたが、平成24年度活動している公認サークルは、省エネルギー研究会、
バスケットボール部、硬式野球部、軟式野球部、バレーボール部,フットサークル
部、バドミントン部、サイクリング部、金型倶楽部、軽音楽部、ガーデニングサー
クルが活動している。
5.2.3 ウインターイルミネ-ション(地域との交流)
地域住民や近隣の高校生に対する知名度の向上と地域の活性化に貢献することを
目的として,当時の校長の発想を基に平成17年から LED を使用したウインターイ
ルミネーションを実施している。
イルミネーションを開始した平成17年は,校内の築山に高さ約6mの青色 LED
によるツリーを製作し,周辺の樹木やベンチにも電飾を施した。イルミネーション
を形成するポールやワイヤーの設置は,建築施工システム技術科の学生が中心とな
って行った。使用した電飾用 LED は市販品の他に,電子技術科の学生が作製した駆
動回路やタイマー回路を使用した電飾用 LED も使用した。この年に使用した LED は
6000個程であった。平成18年は,学生自治会が積極的に参加し,電飾の範囲を
本館,守衛室周辺まで拡張したことで,使用した LED は18600個程となった。
その後,平成19年からは4号館東側の壁面に,幅8m 高さ12m のネットに3000
個程の白色 LED 等を取り付けた壁文字による電飾を行っている。ちなみにこれまでの文
字としては、
「輝」
(平成19年度)にはじまり、
「夢」
(平成20年度)
,
「愛」
(平成21
年度)
,
「絆」(平成22年度),
「祈」
(平成23年度)
,
「新」
(平成24年度)
、
「和」
(平
成25年度)としてきた。また,平成22年には,ツリーのポールを固定するコンクリ
ート製の基礎,ポールを支えるワイヤーを固定するコンクリート製の基礎を設けたこと
で,イルミネーションの全高は約14.5m,使用する LED は3600個となっている。
さらに,平成24年からは、校内に設置されたソーラーハウスの発電電力をイルミネ
ーションに併用しており,イルミネーションで消費される電力の大部分はこの電力を使
用している。
点灯期間は,節電を意識し11月下旬あるいは12月初旬から12月25日までとな
っており,毎年の点灯初日に行われる点灯式には,下校途中の高校生や親子連れの近隣
住民などが多数参加するほか、全国紙の地方版(2回)やタウン誌(2回)にもイルミ
ネーションの記事が掲載された。
最近では,最寄り駅の小川駅東口や企業でも年末のイルミネーションが開始され地元
小川町の年末の風物詩となるとともに、住民に温かな雰囲気やはなやかさを醸し出すな
ど教育機関の文化的な一面を発揮し存在感を示した。
図 5.2.3-1 平成 23 年度イルミネーション 図 5.2.3-2 平成 22 年度イルミネーション
第6部 資
料
編
資
料
6.1 職業能力開発総合大学校東京校施設概要
(1)土
地
区 分
校
面
地
積
41,952.81
所
㎡
在
地
小平市小川西町2―32―1
(所有地)
811.96 ㎡
職員宿舎
(所有地)
合計
(2)建
区
1,140.82
㎡
43,905.59
㎡
所沢市山口2824
所沢市上山口1932―5
物
分
構
1号館
造
RC4階
延床面積
主 な 設 置 室
1,664.80
㎡
5,772.59
㎡
3,008.78
㎡
3,848.73
㎡
179.35
㎡
校長室、会議室、事務室他
S7階
2号館
一部S1階
建築・居住系実験室、実習室、実習場、製図室、
情報系実習室、演習室、各端末室、
組立て実験室、デザイン室、撮影室、図書館他
3号館
RC3 階
教室、CAD室、製図室、視聴覚教室他
一部S
RC4階
4号館
一部S
生産電子システム開発課題室、制御系実習室
CAD/CAM室、電子・情報系実習室
環境化学系実験室・分析室他
5号館
6号館
RC2階
開発課題室、受電室
3,624.06 ㎡ 生産技術・制御系実習室、実験室、課題室
一部S1階
7・8
号館
体育館
学生ホ-ル
学生寮
RC2階
実習場他
2,716.81
㎡
1,783.10
㎡
建築・居住・インテリア系実習室、実習場、
一部S
実験室、産業デザイン系実習室他
RC2階
体育館、ホ-ル、食堂、談話室他
一部S
RC4階
2,996.54 ㎡
居室、食堂、談話室、洗面、選択室、浴室他
その他
301.31 ㎡
附属建物
合計
25,896.07
守衛室、油脂庫、倉庫、車庫、器具庫他
㎡
(3)職員宿舎
宿舎名
構 造
戸 数
敷地面積
延床面積
㎡
460.20 ㎡
山口宿舎
RC2階
8戸
811.96
狭山宿舎
RC2階
8戸
1,140.82 ㎡
615.96 ㎡
16戸
1,952.78 ㎡
1,076.16 ㎡
合 計
平成24年7月現在
資
料
6.2 職業能力開発総合大学校東京校 建物配置図
⑫学生寮
⑪テニスコ―ト
⑩グランド
⑨体育館・学生食堂
⑧8号館
⑦7号館
⑥6号館
⑤5号館
④4号館
③3号館・階段教室
②2号館・図書館
①1号館 事務棟
北正門
東正門(小川駅側)
資
料
6.4 平成24年度委員会等構成図
職
員
会
議
教 員 会 議
―
キ
ャ
セリ
ンア
タ・
就
運職
営支
会援
議
社
会
人
能
力
開
発
委
員
会
教
学
務
生
委
委
員
員
会
会
入
学
セ
ン
タ
懲
戒
委
員
会
-
安
全
衛
生
委
員
会
運
営
会
議
電
子
計
算
機
委
員
会
施
設
・
設
備
整
備
委
員
会
研
究
審
査
委
員
会
物
品
出
納
員
会
議
広
報
委
員
会
企
画
・
運
営
会
議
勤
務
時
間
検管
討理
委
員
会
個
人
情
報
管
理
委
員
会
資 料
6.5 職業能力開発総合大学校東京校実験・実習室等改修内訳
号館 階数
改修前
建築・居住系実験室
1
階
改修後
号館 階数
建築製図室
建築構造・施工実験室
建築系準備室2/資料室
開発課題室/実験研究室1
建築・居住系実験室
土質実験・設備実習室
建築CAD室1
開発課題室/実験研究室2
準備室
開発課題室/実験研究室2
モデリング室
建築CAD室2
建築・居住系工具庫
工具庫
更衣室男子(1)
2-1男子更衣室
建築系準備室1
更衣室女子(1)
2-1女子更衣室
建築系準備室3
実習場
建築実習場
インテリア製図室
教室(2)
3
号
館
3
階
2
号
館
準備室
5
階
1
階
環境実験室
環境・省エネルギ-実験室2
機械系制御準備室
倉庫1
生産システム開発課題室1 開発課題室/実験研究室1
生産システム開発課題室2 開発課題室/実験研究室2
電気機器実験室2
通信情報ネットワ-ク実習室
組立調整室
機械系CAD室
電力設備実験室
情報系準備室
教員研究室2
電気・電子系第1CAD室
電気設備実験室
更衣室男子(2)
2-3男子更衣室1
工作室
工作室
更衣室女子(2)
2-3女子更衣室2
暗室
WS端末室
電子情報CAD室1
倉庫2
PC端末室
コンピュ-タ実習室
情報系倉庫
会議・コピ-室
情報系サ-バ-室
倉庫1
2
階
計測器収容室1
準備室
第5実習室
計測器収容室1
電子情報CAD室2
エッチング室
倉庫1
教員研究室1
開発課題室/実験研究室4
第1実験実習室
情報系準備室2
教員研究室3
ノイズ製図室
情報システム実習室
組立調整室2
第2実験実習室
開発課題室
開発課題室/実験研究室5
第3実験実習室
電気・電子系基礎実験室
情報系倉庫2
倉庫2
電気・電子系第2CAD室
電気・電子情報系CAD室
試作組立調整・実験室
高周波実験室
第4実験実習室
教員研究室2
計測制御実習室
開発課題室/実験研究室6
セミナ-室
開発課題室/実験研究室5
情報系準備室4
電波暗室
倉庫3
電気実験室
学生相談室
開発課題室/実験研究室6
準備室
教員研究室3
クリ-ンル-ム
更衣室1
4-3更衣室1
暗室
更衣室2
4-3更衣室2
図書館
第6実験実習室
情報系準備室3
デザインPC2
デザインPC1
印刷・準備室
サ-バ-管理室・準備室
開発課題室/実験研究室7
4
号
館
3
階
第7実験実習室
図書閲覧室
撮影室
1/7教室
1/8教室
コンピュ-タ制御実習室
第8実験実習室
電気・電子系基礎実験室2
図書館事務室
微生物実験室
倉庫3
開発課題室/実験研究室8
水質実験室
情報処理実験室
開発課題室/実験研究室9
ロッカ-室(男)
有機化学実験室
1/1~1/6教室
倉庫1
建築CAD実習室
機械CAD/CAM室
2/4教室
AV準備室
倉庫
高分子化学実験室
視聴覚教室
就職支援室
プログラミング実習室
印刷室
教員研究室4
分光分析室
1/7~1/8教室
倉庫
2/3教室
FAシステム実習室
電気・電子系第3CAD室
準備室
1/1~1/6教室
組立調整室3
図書館事務室
倉庫
2
階
環境・省エネルギ-実験室1
暗室
電気機器実験室1
6階 図書館
3
号
館
自動化制御実習室
CAD/CAM室
生産管理工学実験室
1
階
教員研究室2
CAM室
応用情報システム演習室
開発課題室/実験研究室4
教員研究室1
建築CAD室1
総合製作室2
7
階
開発課題室/実験研究室3
建築CAD室2
建築・居住系情報処理実習室
総合製作室1
4
階
教員研究室1
教室(3)
建築・居住系製図室
3
階
改修後
建築製図室
教室(1)
2
階
改修前
開発課題室/実験研究室1
化学分析室
4
階
教員研究室5
X線分析室
生物実験室
無機化学実験室
電子計算機室1
:LL教室
大気実験室
電子計算機室2
有機機器分析実験室
通信基礎研究室
ロッカ-室
共通製図室
天秤室
2/1教室
2/1教室
倉庫
開発課題室/実験研究室7
2/2教室
2/2教室
基礎化学実験室
物理・化学実験室
基礎分析実験室
物理実験室
階数
1
階
改修前
生産システム系開発課題室Ⅳ
高圧実験室
インテリア準備室(1)
受電室
受電室
インテリア準備室(2)
改修後
自然エネルギ-実験室2
開発課題室/実験研究室3
測量器具庫
測量器具庫
清掃用具庫
清掃用具庫
開発課題室/実験研究室2
材料庫
材料庫
機械加工実習場Ⅱ
機械加工実習場2
コンプレッサ-室
コンプレッサ-室
グラインダ-室
グラインダ-室
材料実験室
開発課題室/実験研究室4
工具庫
工具庫
建築系施工実習室
木造建て方実習室
イ ン テリア加工・施工実習室
建築施工実習場
工具室(3)
工具室(1)
機械加工実習場Ⅰ
レ-ザ-加工実験室
機械加工実習場Ⅲ
総合製作実習場Ⅳ
開発課題室/実験研究室1
工具室(1)
放電・レ-ザ-加工実秀室
倉庫
総合製作実習室Ⅰ
製作実習室1
機械器具教員室Ⅰ
製作実習室2
標準課題室
1
階
機械加工実習場1
倉庫
工具室(2)
構造実験室
7
号
館
資料製品倉庫
工具室(2)
木質構造実験室
塗装実習室
塗装実習室(前室)
インテリア施工実習室
開発課題室/実験研究室5
施工実習室
木造実習場
器具庫
住居環境科教室
開発課題室/実験研究室6
精密測定室前室
住居環境科ロッカ-室
共用分析室2
精密測定室入口
インテリア計画実験室
共用分析室倉庫
空調室
空調室
男子ロッカ-室
ラップ・レ-ザ-室
工具庫
清掃用具室
教材庫
ラップ室
放電加工室
実習用教室
総合製作実習室Ⅴ
外部講師室・コピ-室
共用室
NC実習室
NC機械加工実習室
資料室
ロッカ-室
6/1更衣室
RCグル-プ準備室
機械系研究室
教員研究室1
住居環境科教室
開発課題室/実験研究室10
総合製作実習室Ⅲ
精密加工室
ロッカ-室
ロッカ-室
総合製作実習室Ⅳ
製作実習室3
材料保管室2
材料実験室
材料実験室
精密機械教員室Ⅱ
教員研究室2
機械工学実験室
機械工学実験室
講義室
開発課題室/実験研究室3
制御機械グル-プ 教員室Ⅰ
教員研究室3
制御機械グル-プ 教員室Ⅱ
教員研究室4
自動化機器グル-プ 教員室Ⅰ
教員研究室5
開発課題室Ⅰ
器具庫
精密測定室
総合製作実習室
制御工学実験室
自動化機器グル-プ 教員室Ⅱ
標準課題室
教材庫
教材庫
ホ-ル(3)
6/2更衣室1
ロッカ-室
6/2更衣室2
CAE室
機械CAD/CAM/CAE室
回路実験室
プログラミング室
デザイン準備室
機械CAD室
自動化システム実習室
開発課題室/実験研究室1
デザイン室
デザイン室倉庫
8
号
館
1
階
共用分析室1
準備室
準備室
コピ-室
コピ-室
コンクリ-ト実験室
開発課題室/実験研究室2
倉庫
自然エネルギ-実験室1
建築科講義室
工房実習室
共用分析室3
開発課題室/実験研究室7
開発課題室/実験研究室8
開発課題室/実験研究室9
溶接・塑性加工実習場
造形実習室
材料保管室
機械加工実習場3
デザイン室
○共用棟
平成25年1月竣工
開発課題室/実験研究室3
1
階
教員研究室6
自動化システム実習室 メカトロニクス実習室
総合製作実習室Ⅶ
2
階
開発課題室/実験研究室4
油圧・空圧制御実験室 開発課題室/実験研究室5
1
階
改修前
木材倉庫
開発課題室Ⅲ
2
階
号館 階数
高圧実験操作室
金型グル-プ教員室
1
階
改修後
生産システム系開発課題室Ⅲ
倉庫1
倉庫2
教員研究室1
共
用
棟
教員研究室2
教員研究室3
2
階
教員研究室4
教員研究室5
教員研究室6
研修室
注 本表は、室の改修の他、単なる室名称の変更を含む
注
子
電
科
科
6
7
8
生
9
築
術
科
(
名
称
変
技
術
(
名
称
変
更
更
)
)
情 報 技 術 科(新設)
科
産業デザイン科(新設)
イ ン テ リ ア 科(新設)
科
子
電気技術科(名称変更)
電
技
制 御 技 術 科(名称変更)
産
生産技術科
電子情報技術科(新設)
ステム系
機械シ
(名称変更)
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
産業機械科(名称変更)
5
情 報 処 理 科
4
環 境 化 学 科
建
機械科
エネルギー
制御機械科
生産機械科
3
新設科や科名の変更は、年度当初とし、廃止年度は科の卒業生が卒業した後とする。
室 内 造 形 科
気
電
自 動 車 科
金 属 成 形 科
生 産 機 械 科
2
6.6 専 門 課 程 学 科 変 遷
49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 元
資 料
資
6.7 専門課程各学科別履修科目単位表
6.7.1
生産技術科
6.7.2
制御技術科
6.7.3
電子技術科
6.7.4
情報技術科
6.7.5
電子情報技術科
6.7.6
建築科
6.7.7
インテリア科
6.7.8
環境化学科
6.7.9
産業デザイン科
料
資 料
6.7.1 生産技術科(精密機械コース)履修科目単位表
履修科目単位
区 分
人文科学
社会科学
一
般 自然科学
教
育
科
目
外国語
コード
授業科目
MG011 キャリア形成論
MG012 法学
MG021
MG022
MG031
MG032
MG033
MG034
MG041
MG042
MG043
MG044
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
数学Ⅱ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
保健体育
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
MG051 体育
(小 計)
学 年 計 (時 間)
制御工学概論 M0101 機械制御
電気工学概論 M0201 電気工学概論
情報工学概論 M0301 コンピュータ基礎
材料工学
M0401 工業材料
M0501 機械数学
M0502 工業力学Ⅰ
力学
M0503 工業力学Ⅱ
M0504 材料力学Ⅰ
M0505 材料力学Ⅱ
基礎製図
M0601 基礎製図
生産工学
M0701 品質管理
安全衛生工学 M0801 安全衛生工学
系基礎学科計
基礎工学実験
M0901
基礎工学実験
M0902 機械工学実験
電気工学基礎実験
M1001 電気・電子工学実験
M1101 情報処理実習Ⅰ
情報処理実習
M1102 デジタル・モックアップ
安全衛生作業法
他実技科目に包括
機構学
機械加工学
数値制御
油 圧 ・空 圧 制 御
専
攻 シーケンス制御
学
科 測定法
機械設計
及び製図
1年次
系基礎実技計
M1201 メカニズム
M1301 機械工作
M1302 型工学
M1303 精密加工
M1401 数値制御
M1501 油圧・空圧制御
M1601 電子工学
M1602 シーケンス制御
M1701 精密測定
M1801 機械製図
M1802 機械要素設計
M1803 機械設計製図Ⅰ
MS001 機械設計製図Ⅱ
MS002 精密機械設計
専攻学科計
(小 計)
学 年 計(時 間)
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
6
2
6
2
1
4
1
4
1
1
2
2
2 (2)
2
0
2
0
2
2
4
2
1
1
2
2
1
0
1
(2) 2
0
0
4
2
1 1
2
◎
○
2
1
2
2
2
2
◎
○
○
◎
○
◎
◎ いずれか
◎選択
2
1
4 5 4 1 0 1 1
17 (306)
3 (54)
1 1 1
2
1
1
1 1 1
1 1
1 1
2
2
2
2
2
2 2
1 5 5 5
11 13 11 9
44
(792)
7
9
3
5
22
1 1
1 1
5 3
(396)
備
1
2
2
1
1
4
1
1
合計
2
20
20
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
24
4
4
2
2
2
14
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
28
66
66
考
○いずれか
○選択
○
(360)
◎
◎
◎集中
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎(情報処理実習Ⅱ)
◎
◎
◎集中(工業材料)
◎(機械加工)
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
(機械設計製図)
(1188)
履修科目単位
区 分
授業科目
M1901 機械工作実習
M1902 機械加工実習Ⅰ
M1903 機械加工実習Ⅱ
M1904 精密加工実習
機械加工実習 M1905 数値制御加工実習Ⅰ
MS003 数値制御加工実習Ⅱ
MS004 機械加工実験
M1906 技能向上実習
MS005 制作実習(精密機械)
専
攻
M2001 シーケンス制御実習Ⅰ
制御工学実習
実
M2002 シーケンス制御実習Ⅱ
技 測定実習
M2101 測定実習
M2201 CAD実習Ⅰ
設計及び
M2202 CAD実習Ⅱ
製図実習
MS006 CAD実習Ⅲ
M2203 CAD/CAM実習
M2301 機械ゼミ
総合制作
M2302 総合制作実習
インターンシップ
M2401 企業体験実習
専攻実技計
コード
(小 計)
学 年 計 (時 間)
総 合 計
時 間 計
1年次
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
4 (4)
(4) 4 4
15 13 19
52 (936)
77
1386
70
70 (1260)
156
2808
2
6
2
2
2
2
4
2
2 (2)
1
4
6
2
6
5
4
6 2 6
18 (324)
79
1422
5
◎
◎
◎集中
○
◎
◎集中(2)
◎
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎集中(2)
○
◎
◎集中
2
2 2
1 1 1
4 8
4
15 13 19
2
2
備
4
4
4
2
2
4
2
2
6
2
4
2
2
2
4
4
4
12
4
70
(2) 2
2
合計
考
資 料
6.7.2 制御技術科(機械設計保全コ-ス)履修科目単位表
1年次
履修科目単位
区 分
人文科学
社会科学
一
般 自然科学
教
育
科
目
外国語
保健体育
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
コード
授業科目
CG011 キャリア形成論
CG012 法学
CG021
CG022
CG031
CG032
CG033
CG034
CG041
CG042
CG043
CG044
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
数学Ⅱ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
CG051 体育
(小 計)
学 年 計 (時 間)
制御工学概論 C0101 機械制御
電気工学概論 C0201 電気工学概論
情報工学概論 C0301 コンピュータ基礎
材料工学
C0401 工業材料
C0501 機械数学
C0502 工業力学Ⅰ
力学
C0503 工業力学Ⅱ
C0504 材料力学Ⅰ
C0505 材料力学Ⅱ
基礎製図
C0601 基礎製図
生産工学
C0701 品質管理
安全衛生工学 C0801 安全衛生工学
系基礎学科計
C0901 基礎工学実験
基礎工学実験
C0902 機械工学実験
電気工学基礎実験
C1001 電気・電子工学実験
C1101 情報処理実習Ⅰ
情報処理実習
C1102 情報処理実習Ⅱ
他実技科目に包括
安全衛生作業法
系基礎実技計
C1201 機械工作
C1202 型工学
機械工学
C1203 機械製図
C1204 機械保全
メカトロニ
C1301 メカトロニクス工学
クス工学
C1302 産業ロボット工学
C1401 シーケンス制御
制御工学
C1402 油圧・空圧制御
C1403 数値制御
計測工学
C1501 センサ工学
C1601 電子工学
電子工学
C1602 デジタル回路
コンピュータ制御
C1701 組み込み制御
C1801 メカニズム
システム設計 C1802 機械要素設計
C1803 システム設計
専攻学科計
(小 計)
学 年 計 (時 間)
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期
7期
8期
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
6
2
6
2
4
1
1
4
1
4
1
1
2
2
2 (2)
2
2
2
1
2
2
2
2
0
0
0
0
2
2
2
2
2
2
2
2
2
◎
○
2
1
2
2
2
2
◎
○
○
◎
○
◎
◎ いずれか
◎選択
2
1
4 5 4 1 0 1 1
17 (306)
3 (54)
1 1 1
2
1
1
1 1 1
1 1
1 1
(2) 2
2
1 1
2
1 5 5 3
11 13 11 9
44
(792)
2
10 2
12 4
26
2
6 0
8 2
(468)
2
2
備 考
1
2
2
1
1
4
1
1
合計
2
20
20
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
24
4
4
2
2
2
14
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
32
70
70
○いずれか
○選択
○
(360)
◎
◎
◎集中
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎集中
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎(マイコン制御)
◎
◎
◎
(1260)
1年次
履修科目単位
区 分
コード
機械工学
実験・実習
メカトロニクス実習
制御工学実験
専 電子工学実験
攻
コンピュータ
実 制御実習
技
設計及び
製図実習
総合制作
インターンシップ
授業科目
C1901
C1902
C1903
CD001
C2001
C2101
C2102
C2201
CD002
C2301
C2302
C2401
C2402
C2403
C2404
C2501
C2502
C2601
機械工作実習
機械加工実習Ⅰ
機械保全実習
機械要素保全実習
メカトロニクス実習
シーケンス制御実習
油空圧制御実習
電子回路実習
電気機器実験実習
数値制御加工実習Ⅰ
制御工学実習
CAD実習Ⅰ
CAD実習Ⅱ
CAD実習Ⅲ
機械設計製図
機械ゼミ
総合制作実習
企業体験実習
専攻実技計
(小 計)
学 年 計 (時 間)
総 合 計
時 間 計
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
4 (4) (4) 4
4
16 11 15
16 11 15
46 (828)
75
1350
66
66 (1188)
156
2808
2
4
4
2
2
2
(2) 2 4
2 2 (2)
2
4 2
2
8
4
6
4
6 2 8
20 (360)
81
1458
4
4
備
4
4
2
4
4
2
4
2
4
2
4
2
2
2
4
4
12
4
66
合計
2
2
2
1
4
1
8
考
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎(シーケンス制御実習Ⅱ)
○ ◎
◎
○
◎
◎
◎
◎集中(2)
○
◎集中(4)
◎集中
資 料
6.7.3 電子技術科履修科目単位表
区
分
教科の科目
授業科目
キャリア形成論
法学
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
数学Ⅱ
物理学
英語Ⅰ
外国語
英語Ⅱ
保健体育
体育
一 般 教 育 科 目 計
人文科学
一
般 社会科学
教
育
科 自然科学
目
情報工学概論
系
電磁気学
基
礎
学 電気回路
科
電子工学
制御工学
生産工学
安全衛生工学
系 基
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
専
攻
実
技
電気工学基礎実験
電子工学基礎実験
電子回路基礎実験
情報工学基礎実験
安全衛生作業法
コンピュータ工学Ⅰ
電磁気学Ⅰ
電磁気学Ⅱ
電気回路Ⅰ
電気回路Ⅱ
電気数学
電子工学Ⅰ
電子工学Ⅱ
制御工学
品質管理
安全衛生工学
統計学
礎 学 科 計
電気工学基礎実験
電子工学実験
電子回路実験Ⅰ
コンピュータ基礎実習
他実技科目に包括
系 基 礎 実 技 計
電気電子計測Ⅰ
電気電子計測Ⅱ
電子回路Ⅰ
アナログ電子回路
電子回路Ⅱ
電子回路Ⅲ
デジタル電子回路
デジタル電子回路
電子デバイス
センサ工学
通信工学Ⅰ
通信工学
通信工学Ⅱ
コンピュータ工学
コンピュータ工学Ⅱ
専 攻 学 科 計
電子回路実験Ⅱ
アナログ電子回路実験
パワーエレクトロニクス実習
デジタル電子回路実験Ⅰ
デジタル電子回路実験
デジタル電子回路実験Ⅱ
通信工学実験実習
通信工学実験
通信設備実習
コンピュータ工学実習
コンピュータ工学実習
自動制御実習
電子製図実習
電子CAD実習
(電気機器実習)
電気機器実験
電気設備実習
ものづくり実習Ⅰ
ものづくり実習Ⅱ
ものづくり実習Ⅲ
ものづくり実習Ⅳ
ものづくり実習Ⅴ
総合制作
総合制作実習
企業体験実習
専 攻 実 技 計
一
般
教
育
科
目
計
系
基
礎
学
科
計
系
基
礎
実
技
計
専
攻
学
科
計
専
攻
実
技
計
合 計
電子計測
合計
単位
1
2
2
1
2
2
2
2
2
2
2
20
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
24
4
4
4
4
0
16
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
20
4
4
2
2
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
12
4
76
20
24
16
20
76
156
1 年次
2年次
前期
後期
前期
後期
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
4
3
5
4
1
1
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
4
4
4
4
3
3
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
6
1
1
2
6
1
2
2
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
1
5
2
2
1
5
2
2
1
1
0
2
1
1
1
2
1
2
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
2
3
4
6
2
2
17
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
2
2
2
2
6
2
4
6
14
1
1
0
1
14
17
18
1
1
0
1
18
21
(電気技術科)
(電気設備実習)
(制作実習)/集中
(制作実習)/集中
(制作実習)
(制作実習)
(制作実習)/集中
7
5
4
2
2
7
20
11
4
4
2
2
11
23
9
1
3
0
5
9
18
2
4
13
1
3
0
5
13
22
(統計学)
○
○
○
○
4
2
2
4
4
6
2
2
18
2
2
2
2
○
○
2
2
2
備 考
0
1
1
標
準
○
(インターンシップ)/集中
資 料
6.7.4 情報技術科履修科目単位表
区
分
教科の科目
授業科目
人文科学
キャリア形成論
法学
倫理学
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
物理学
外国語
英語Ⅰ
英語Ⅱ
保健体育
体育
一 般 教 育 科 目 計
電子工学概論
電気・電子工学概論
デジタル工学
情報数学
確率・統計
線形代数
数値解析
計算機工学
計算機工学
ソフトウェア工学
ソフトウェア生産工学
生産工学
生産工学
安全衛生工学
安全衛生工学
系 基 礎 学 科 計
情報数学演習
数値計算実習
ソフトウェア工学基本実習 ソフトウェア制作実習Ⅰ
計算機工学実習
計算機命令実習
デジタル工学実習
安全衛生作業法
他の授業科目に包括
系 基 礎 実 技 計
データ通信工学
情報通信工学
工場内ネットワーク
オペレーティングシステム
オペレーティングシステム
計測制御システム
システム工学
データ工学
データ構造アルゴリズム
生産データベース
図形処理工学
デジタル信号処理
図形処理工学
生産画像工学
ユーザインタフェース
システム分析設計技法
専 攻 学 科 計
ソフトウェア
工学実習 ソフトウェア制作実習Ⅱ
システム分析・設計実習
一
般 社会科学
教
育 自然科学
科
目
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
専
攻
実
技 情報工学
実習
データ構造・アルゴリズム実習
生産データベース実習
オペレーティングシステム実習
計測制御実習
制御プログラミング実習
SHE実習
データ通信実習
工場内ネットワーク実習
図形処理
実習
デジタル信号処理実習
図形処理実習
生産画像工学実習
データ処理工学実習
総合制作
総合制作実習Ⅰ
総合制作実習Ⅱ
企業体験実習
専 攻 実 技 計
一
般
教
育
科
目
計
系
基
礎
学
科
計
系
基
礎
実
技
計
専
攻
学
科
計
専
攻
実
技
計
合 計
合計
単位
1
2
2
2
1
2
2
2
2
2
2
20
2
2
2
2
2
2
4
2
2
20
4
4
2
4
0
14
2
4
2
2
2
4
4
2
2
2
2
6
34
4
4
4
4
4
4
4
4
4
2
2
4
4
12
4
4
68
20
20
14
34
68
156
1年次
2年次
前期
後期
前期
後期
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
4
3
4
3
2
2
1
1
2
2
2
1
1
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
3
5
5
5
1
1
0
0
2
2
2
2
2
2
2
0
0
2
2
2
6
6
2
2
0
0
標
準
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
0
2
○
○
○
○
1
○
○
2○
○
1○
2
2
2
(オペレーティングシステム)
2
2
2
8
6
0
0
3
9
2
3
5
4
(図形処理工学)
(図形処理工学)
3
3
○
○
○
○
○
○
4
2
2
2
2
2
2
4
4
4
2
2
2
2
2
2
6
4
4
3
0
8
4
19
4
3
5
0
6
4
18
4
4
5
6
0
4
19
8
3
5
6
0
8
22
2
2
1
2
9
2
16
備 考
4
14
2
1
0
5
14
22
14
1
0
0
3
14
18
(情報工学実習)
(情報工学実習)
○
○
○
2○
2
(図形処理実習)
6○
4○
○ (インターンシップ)
18
1
0
0
3
18
22
資 料
6 .7 .5 電子情報技術科履修科目単位表
区
分
教科の科目
合計
単位
授業科目
1年次
前期
2年次
後期
前期
標
準
後期
備 考
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
キャリア形成論
法学
職業社会論
基礎数学
数学Ⅰ
物理学
基礎英語Ⅰor英語Ⅰ
外国語
基礎英語Ⅱor英語Ⅱ
保健体育
保健体育
一 般 教 育 科 目 計
電気数学Ⅰ
電子情報数学
電気数学Ⅱ
電磁気学
電気回路
電気電子工学
電子工学
電子回路
情報システム概論
情報通信工学
情報通信工学
データ構造・アルゴリズム
組込みシステム工学
組込みシステム工学
環境・エネルギー概論 環境エネルギー概論
生産工学
生産工学
安全工学
安全衛生工学
系 基 礎 学 科 計
電気電子工学実験
電気電子工学実験
アナログ回路基礎実習
電子回路基礎実習
ディジタル回路基礎実習
情報基礎実習
情報通信工学基礎実習 情報通信工学実習
人文科学
一
般 社会科学
教
育 自然科学
科
目
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
データ構造・アルゴリズム実習
組込みソフトウェア基礎実習 組込みソフトウェア基礎実習
機械工作実習
機械工作実習
系 基 礎 実 技 計
アナログ回路技術
高周波回路技術
専 複合回路技術
ディジタル回路技術
攻
学 マイクロコンピュータ工学 マイクロコンピュータ工学
科
組込みオペレーティングシステム 組込みオペレーティングシステム
計測技術
ファームウェア技術
計測制御技術
センサ工学
組込みソフトウェア応用技術
ファームウェア技術
インターフェース技術
ネットワーク技術
情報端末・移動体通信技術
移動体通信技術
専 攻 学 科 計
アナログ回路実習
複合回路実習
ディジタル回路実習
専
インターフェース技術
攻 マイクロコンピュータ工学実習
実
技 計測技術実習
マイクロコンピュータ工学実習Ⅰ
マイクロコンピュータ工学実習Ⅱ
計測技術応用実習
電子機器組立て実習
電子回路設計製作実習
電子回路設計製作実習
インターフェース製作実習 インターフェース製作実習
組込みソフトウェア応用実習Ⅰ
ファームウェア製作実習 組込みソフトウェア応用実習Ⅱ
ファームウェア実習
情報端末・移動体通信技術実習
ネットワーク技術応用実習Ⅰ
ネットワーク技術応用実習Ⅱ
組込み機器製作実習Ⅰ
組込み機器製作実習Ⅱ
総合制作
総合制作実習
インターンシップ
企業体験実習
専 攻 実 技 計
一
般
教
育
科
目
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
専
攻
実
技
合 計
組込み機器製作実習
計
計
計
計
計
1
2
2
2
2
2
2
2
2
17
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
2
2
2
25
4
2
2
2
2
2
4
2
20
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
26
4
2
4
4
2
2
4
4
4
4
2
4
4
4
2
14
4
68
17
25
20
26
68
156
1
○
1
1
1
1
○
1
1
1
○
○
○
1
1
4
3
2
1
1
1
1
4
1
1
1
4
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
○
1
0
0
1
1
○
○
○
○
○
○
1
1
1
1
1
1
1
1
1
6
2
6
2
2
2
1
3
1
3
1
1
3
2
1
○
○
○
○
1 ○
○
1
○
○ 集中実習
○
2
2
2
2
6
10
2
1
2
1
1
0
2
2
3
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
7
7
2
2
0
1
1
1
1
5
2
3
2
2
2
2
○ 集中実習
○
○
○ 集中実習
1
1
1
2
2
2
2
2
2
1
2
1
2
2
1
0
4
6
10
2
0
22
6
4
3
1
5
6
19
10
3
3
3
3
10
22
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1 ○
1
○
○
○
1
集中実習
2
0
4
6
6
0
0
16
0
8
0
3
0
7
8
18
1
4
14
0
2
0
7
14
23
2
2
4
○
○
2 ○
2
○
2
○
2 ○ 集中実習
8 ○ (集中実習)
集中実習
13
1
1
0
1
13
16
17
1
1
0
1
17
20
資 料
6.7.6 建築科履修科目単位表
区 分
人文科学
系
基
礎
学
科
BG011
BG012
BG021
BG022
BG031
BG032
BG033
BG034
BG041
BG042
BG043
BG044
BG051
系
基
礎 情報処理実習 B1701
実 情報処理実習 B1702
技 安全衛生作業法
専
攻
学
科
1年次
2年次
履修単位科目
合計
授業科目
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
キャリア形成論
1
1 ◎
法学
1 1
2 ○
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
自然科学
数学Ⅱ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
外国語
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
保健体育
体育
(小 計)
学 年 計(時 間)
建築史
B0101
建築概論
建築数学
B0102
コンピュータ基礎
情報工学概論 B0201
環境工学Ⅰ
環境工学概論 B0301
構造力学Ⅰ
構造力学
B0401
建築計画Ⅰ
建築計画基礎 B0501
建築構法
建築構法
B0601
建築材料Ⅰ
建築材料基礎 B0701
建築設備
建築設備
B0801
仕様及び積算
仕様及び積算 B0901
生産工学
生産工学
B1001
安全衛生工学
安全衛生工学 B1101
建築法規
関係法規
B1201
統計学
調査分析手法
B1301
系基礎学科計
基礎工学実験
基礎工学実験 B1401
基礎製図
基礎製図
B1501
造形実習
造形実習
B1601
社会科学
一
般
教
育
科
目
コード
1
2
1
2
2
2
2
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
2
2 4 3
11 (198)
1 1
1
1
3
1
1
2 2 2
9 (162)
1
2
1
2
1
1
8
2
2
1
2
1
1
1
コンピュータ基礎実習Ⅰ
コンピュータ基礎実習Ⅱ
他実技科目に包括
系基礎実技計
住居論
B1801
建築計画Ⅱ
B1802
建築計画
B1803
建築計画演習
B1804
建築法規演習
構造設計Ⅰ
B1901
構造設計Ⅱ
B1902
建築構造
構造設計Ⅲ
B1903
B1904
建築構造演習
建築材料
建築材料Ⅱ
B2001
建築施工Ⅰ
B2101
建築施工Ⅱ
B2102
建築施工
施工管理
B2103
建築施工演習
B2104
建築測量
建築測量
B2201
構造力学Ⅱ
B2301
建築構造力学
構造力学Ⅲ
B2302
専攻学科計
(小 計)
学 年 計(時 間)
1
6
2
2
2
4
1
1
1
1
1
1
1
4
4
1
1
1
2
3
2
1
2
1
2
4
10
0
1
1
0
1
1
2
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
1
1
1
1
1
2
1
1
4
9
4
6
2
1 1 6 6
13 17 10 10
50
(900)
26
2
4 4
6 5
(468)
2
2
20
20
2
2
2
2
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
30
2
4
4
4
2
0
16
2
2
1
1
2
2
2
1
2
2
2
2
1
2
4
2
30
76
76
備
考
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎ いずれか
◎ 選択
○ いずれか
○ 選択
○
(360)
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎(集中)
◎
○
◎(集中含む)
◎
○
○
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
○
◎
◎
○
(1368)
履修単位科目
区 分
授業科目
建築材料実験
建築材料実験 B2401
B2501 建築設計実習Ⅰ
建築設計実習 B2502
建築設計実習Ⅱ
B2503 建築設計実習Ⅲ
B2601 建築施工実習Ⅰ
B2602 建築施工実習Ⅱ
建築施工実習 B2603
施工図実習Ⅰ
B2604 施工図実習Ⅱ
専
B2605 工法演習
攻
建築測量実習
建築測量実習 B2701
実
環境工学実験
環境工学実験 B2801
技
B2901 建築生産設計演習
B2902 建築施工計画演習
総合演習
B2903 建築設計管理演習
B2904 建築施工管理演習
B2905 建築総合演習
総合制作実習
総合制作実習 B3001
インターシップ B3101
企業体験実習
専攻実技計
コード
(小 計)
学 年 計(時 間)
総 合 計
時 間 計
1年次
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
2
2
4
4
2
2
2
2
4
2
2
2
2
1
1
1
(2)
<2>
4
4
4
4
4
8
4
4 4 8
20 (360)
81
1458
4
9
9
9 11
合計
4
4
4
4
4
4
2
2
4
2
1 2
(2)
<2>
(2) (2)
<2> <2>
4
8 12
4
11 60
9 11 11
40 (720)
75
1350
備
考
◎
◎
◎
◎
◎
◎(集中)
◎
◎
○
◎
◎
○ (集中)建築生産設計コース
○ (集中)建築施工管理コース
○ (集中)建築生産設計コース
○ (集中)建築施工管理コース
○
◎
◎(集中)
60
60 (1080)
156
2808
資 料
6.7.7 インテリア科履修科目単位表
履修科目単位
区 分
コード
人文科学
社会科学
一
般 自然科学
教
育
科
目
外国語
授業科目
1年次
IG011 キャリア形成論
IG012 法学
IG021
IG022
IG031
IG032
IG033
IG034
IG041
IG042
IG043
IG044
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
数学Ⅱ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
建築概論
情報工学概論
環境工学概論
構造力学
系
基
礎
学
科
建築計画基礎
建築構法
建築材料基礎
建築設備
仕様及び積算
生産工学
安全衛生工学
関係法規
統計学
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
I0101 建築史
I0102 建築数学
I0201 コンピュータ基礎
I0301 環境工学Ⅰ
I0401 構造力学Ⅰ
I0501 建築計画Ⅰ
I0601 建築構法
I0701 建築材料Ⅰ
I0801 建築設備
I0901 仕様及び積算
I1001 生産工学
I1101 安全衛生工学
I1201 建築法規
I1301 調査分析手法
系基礎学科計
基礎工学実験
基礎製図
I1501 基礎製図
情報処理実習 I1601 コンピュータ基礎実習
他実技科目に包括
安全衛生作業法
2
2 4 3
11 (198)
1 1
1 1
2
2
1
1
8
(小 計)(インテリア施工コース)
(小計)<インテリア施工管理コース>
学 年 計(時 間)
2
2
1
3
1
1
1
1
1
6
2
2
2
3
3
2
2
6
2
1
2
1
2
1
1
1
1
2
6
2
0
0
1
1
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1 1 5 5
1 1 5 5
11 13 10 10
11 13 10 10
44
(792)
1
1
7
7
9
9
2
2
8
8
24
備
1
2
◎
○
2
1
2
2
2
2
◎
○
○
◎
○
◎
◎ いずれか
◎選択
2
1
2 2 2
9 (162)
2
1
1
1
基礎工学実験 I1401
系基礎実技計
I1701
デザイン概論
デザイン概論
I1702 色彩学
I1802 インテリア計画
インテリア計画
I1805 インテリア計画Ⅱ
インテリア材料
I1901 インテリア材料
I2001 構造力学Ⅱ
建築構造
I2002 構造設計Ⅰ
力学
I2003 構造設計Ⅱ
インテリア加工
I2101 インテリア加工
I2201 建築施工Ⅰ
インテリア施工
I2202 建築施工Ⅱ
I2203 インテリア施工
人間工学
I2301 人間工学
専攻学科計(インテリア施工コース)
専攻学科計<インテリア施工管理コース>
1
1
保健体育
IG051 体育
(小 計)
学 年 計(時 間)
1
合計
2
2
20
20
2
2
2
1 1 2
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1 1
30
2
4
6
0
0 0
12
2
2
2
(2) (2)
2
4
2
<2> <2>
2
2
2
1 1
2
1
2
2 3
26
2 3
26
3 4
68
3 4
68
(432)
68
考
○いずれか
○選択
○
(360)
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎集中
◎
◎集中含む
◎
◎
◎
◎
○(インテリア施工コース)
◎
◎
○
○<インテリア施工管理コース>
◎集中含む
◎
◎
◎
(1224)
履修科目単位
区 分
コード
授業科目
1年次
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
I2401 建築材料実験
造形実習
2
I2601 建築設計実習Ⅰ
I2602 建築設計実習Ⅱ
インテリア
I2603 建築設計実習Ⅲ
設計実習
I2604 インテリア設計実
I2605 コーディネート演習
インテリア加工実習
I2701 インテリア加工実習
I2801 建築施工実習
3
インテリア
I2802 インテリア施工実習
施工実習
I2803 仕上実習
I2804 施工図実習
人間工学実験 I2901 人間工学実験
環境工学実験 I3001 環境工学実験
測量実習
I3101 建築測量実習
I3202 インテリア総合演習
総合演習
I3203 建築総合演習
総合制作実習 I3301 総合制作実習
インターンシップ
I3401 企業体験実習
専攻実技計(インテリア施工コース)
5
専攻実技計<インテリア施工管理コース>
5
2
インテリア材料実験
デザイン実習 I2501
専
攻
実
技
(小 計)(インテリア施工コース)
(小計)<インテリア施工管理コース>
学 年 計(時 間)
総 合 計
時 間 計
5
5
2
4
4
4
4
3
5
5
4
4
8
8
5 4 8
5 4 8
22 (396)
77
1386
4
10
10
10
10
2
合計
4
4
4
4
<2> <2>
<4>
4
(2)
(2)
4
6
2 2
4
2
2
2
2
1 1
2
1 1
2
2
2
(4) (2) (6)
<4>
<4>
6 6
12
4
9 14 13 68
9 16 11 68
9 14 13
9 16 11
46 (828)
79
1422
備
考
◎
○
◎
◎
○<インテリア施工管理コース>
◎
○(インテリア施工コース)
◎
◎
◎
○集中
○
◎
◎
○
(インテリア施工コース)
○<インテリア施工管理コース>
◎
◎集中
68
68
68 (1224)
156
2808
資 料
6.7.8 環境化学科履修科目単位表
履修科目単位
区 分
一
般
教
育
科
目
授業科目
EG011 キャリア形成論
人文科学
EG012 法学
EG013 倫理学
EG021 職業社会論
社会科学
EG022 生産環境学
EG031 数学Ⅰ
自然科学
EG032 物理学
EG041 基礎英語Ⅰ
EG042 英語Ⅰ
外国語
EG043 基礎英語Ⅱ
EG044 英語Ⅱ
保健体育
EG051 体育
(小 計)
学 年 計(時 間)
コード
E0101 物理化学
無機化学
E0201 無機化学
有機化学
E0301 有機化学
分析化学
E0401 分析化学
E0501 無機工業化学
工業化学
E0502 有機工業化学
E0503 化学工学
生産工学
E0601 生産工学
安全衛生工学 E0701 安全衛生工学
関係法規
E0801 化学関係法規
系基礎学科計
物理化学
系
基
礎
学
科
物理化学実験 E1001
無機化学実験 E1101
系
基
礎
実
技
物理化学実験
無機化学実験
有機化学実験
E1201 有機化学実験Ⅰ
E1301 定性分析実験
分析化学実験
E1302 定量分析実験Ⅰ
基礎工学実験
E1401 基礎工学実験
情報処理実習 E1501 情報処理実習
他実技科目に包括
安全衛生作業法
系基礎実技計
E1601
統計学
計量管理概論
E1602 サンプリング法
電気・電子工学概論
E1701 電気・電子工学概論
生物学
E1801 生物学
専 機器分析法
攻
学
科
環境化学
E1901 機器分析法Ⅰ
E1902 機器分析法Ⅱ
E2001 環境論
E2002 水質工学
E2004 大気工学
E2006 労働衛生工学
E2007 環境工学演習Ⅰ
E2008 環境工学演習Ⅱ
専攻学科計
(小 計)
学 年 計(時 間)
1年次
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
2
1
1
2
1
1
8
1
1
2
1
1
2
1
1
4 5 4
15 (270)
1 2 1
1 1 1
1 1 1
2 1 1
1
1
7
2
5
4
2
2
1 0 0
3 (54)
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
6
1
1
8
1
合計
0
1
1
1
2
1
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
1
6
8
1
1
1
6
8
24
0
0
1
1
1
1
1
1
1
2 2 5 5
16 17 10 11
54
(972)
1 1
1 1
2 2
4 4
(432)
2
18
18
6
4
4
6
2
2
2
2
2
2
32
2
2
2
2
4
2
2
16
2
2
2
4
2
2
2
2
2
2
4
4
30
78
78
備
考
◎
○
○
◎
○
◎
◎
◎ いずれか
◎選択
○いずれか
○選択
○
(324)
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎集中
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
○
○
(1404)
履修科目単位
区 分
コード
生物学実験
有機化学
応用実習
機器分析実習
水質工学実験
専 大気工学実験
攻
実
技
産業化学実験
総合制作
インターンシップ
授業科目
E2101 生物学実験
E2201 有機化学実験Ⅱ
E2202 定量分析実験Ⅱ
E2301 機器分析実験Ⅰ
E2302 機器分析実験Ⅱ
E2401 水質測定実験
E2403 水処理実験
E2501 大気測定実験
E2502 作業環境測定実習
E2503 デザイン・サンプリング実習
E2601 環境実習Ⅰ
E2602 環境実習Ⅱ
E2603 環境実習Ⅲ
E2604 化学情報処理実習Ⅰ
E2605 化学情報処理実習Ⅱ
E2701 総合制作実習Ⅰ
E2702 総合制作実習Ⅱ
E2801 企業体験実習
専攻実技計
(小 計)
学 年 計(時 間)
総 合 計
時 間 計
1年次
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
2
2
2
4
4
2
2
2
2
4
2
2
4
2
2
2
2
合計
2
2
2
2
2
4
2
2
4
2
2
備
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎集中2単位分
◎
○集中
○集中
○集中
○
○
◎
○
◎集中
0
2
4
4
12 18 14
2
2
12
6
4
58
0
2
6 4
12 (216)
81
1458
4
12 18 14
48 (864)
75
1350
58
60 (1080)
156
2808
6
4
6
2
6
6
考
資 料
6.7.9 産業デザイン科履修科目単位表
1年次
履修科目単位
区 分
人文科学
社会科学
一
般 自然科学
教
育
科 外国語
目
コード
DG011
DG012
DG013
DG021
DG022
DG031
DG032
DG041
DG042
DG043
DG044
授業科目
キャリア形成論
法学
倫理学
職業社会論
生産環境学
数学Ⅰ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
2年次
合計
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
1
2
2
2
1
2
2
2
1
1
DG051 体育
1 1
(小 計)
3 4 3 3
学 年 計(時 間)
13 (234)
D0101 デザイン概論
1 1
デザイン概論
D0102 工芸論
D0201 コンピュータ基礎Ⅰ
2
情報工学
D0202 コンピュータ基礎Ⅱ
2
概論
D0203 コンピュータリテラシー
1
1
造形論
D0301 造形論
2
色彩学
D0401 色彩学
1 1
デザイン材料 D0501 デザイン材料
2
デザイン史
D0601 デザイン史
1 1
生産工学
D0701 生産工学
安全衛生工学 D0801 安全衛生工学
1 1
関係法規
D0901 デザイン法規
系基礎学科計
8 7 1 2
D1001 造形実習Ⅰ
2 2
造形実習
D1002 造形実習Ⅱ
1 1
デッサン
D1101 素描実習
2 2
色彩実習
D1201 色彩実習Ⅰ・Ⅱ
2
2
設計及び製図 D1301 デザイン製図
2 2
情報処理実習 D1401 コンピュータ基礎実習
2 2
安全衛生作業法
他実技科目に包括
系基礎実技計
8 7 3 4
D1501
製品デザイン論
2
製品デザイン論
D1502 商品開発技術
D1601 視覚伝達デザインⅠ
2
視覚伝達
D1602 視覚伝達デザインⅡ
デザイン
D1603 DTP基礎
D1604 写真技術
1 1
製品計画論
D1701 製品計画
2
人間工学
D1801 人間工学概論
D1901 デザイン材料加工法Ⅰ
1 1
材料加工法
D1902 デザイン材料加工法Ⅱ
2
環境デザイン
D2001 環境デザイン
視覚伝達計画
D2101 視覚伝達計画
2
専攻学科計
0 2 4 8
(小 計)
16 16 8 14
学 年 計(時 間)
54
(972)
2
保健体育
系
基
礎
学
科
備
考
Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅴ期 Ⅵ期 Ⅶ期 Ⅷ期
2
1 1 1
5 (90)
1
1
1
1
0
0
1
1
2
3
1
0
0
2
2
2
2
1
6
7
2
3
16
1
1 1
4 2
(288)
2
18
18
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
24
4
2
4
4
4
4
22
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
24
70
70
◎
○
○
◎
○
◎
◎
◎ いずれか
◎選択
○いずれか
○選択
○
(324)
◎
◎
◎
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎ 集中含む
○
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
(1260)
1年次
履修科目単位
区 分
コード
授業科目
D2201 基礎デザイン実習
製品
D2202 製品デザイン実習
デザイン実習 D2203 プロダクトデザイン実習Ⅰ
D2204 プロダクトデザイン実習Ⅱ
D2301 グラフィックデザイン実習
D2302 グラフィックデザイン基礎実習
視覚伝達
専 デザイン実習 D2303 マルチメディアデザイン実習
D2304 CG・CAD実習Ⅰ
攻
D2305 CG・CAD実習Ⅱ
実
D2401 プレゼンテーション技法
技 製品デザインプレゼンテーション D2402 ポートフォリオ制作実習
モデル
D2501 モデル制作Ⅰ
制作実習
D2502 モデル制作Ⅱ
材料加工実習 D2601 工房実習
総合制作
D2701 総合制作実習
インターンシップ D2801 企業体験実習
専攻実技計
(小 計)
学 年 計(時 間)
総 合 計
時 間 計
2年次
合計
備
考
Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅴ期 Ⅵ期 Ⅶ期 Ⅷ期
2
2
2
2
2
2
2
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
4
4
2
0
2
6
2
2
4 4 4
4
10 18 12 14
0
2 6 6
14 (252)
81
1458
10 18 12 14
54 (972)
75
1350
6
4
4
4
4
4
2
4
4
4
4
4
4
2
4
12
4
68
68
68 (1224)
156
2808
◎
◎集中含む
◎集中含む
○集中含む
◎
○集中
○
◎
○
◎
○
◎
○
◎
◎
◎集中
資 料
6.8 専門課程各学科別応募・入学状況
区分 年度 昭和
科名
科生
産
技
術
20
科金
属
成
形
20
科制
御
技
術
20
自
動
車
科
20
―エ
機ネ
械ル
科ギ
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
26
18
36
27
34
37
61
19
17
17
20
20
29
30
22
3
4
8
4
14
13
21
16
24
25
27
89
2
28
1
48
48
13
51
1
21
64
8
42
1
24
56
3
39
1
16
3
6
10
12
19
13
16
19
22
23
23
36
2
24
1
40
1
23
49
応募数 9
定員 人数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
入学数
8
36
44
6
16
16
(女子)
入学数
41
1
20
55
49
50
50
54
74
19
19
15
21
24
25
(女子)
67
1
30
1
84
1
24
1
93
2
24
72
2
26
1
科電
子
技
術
20
科情
報
処
理
20
技電
術子
科情
報
30
建
築
科
20
4
5
41
51
25
22
28
23
42
3 平成4年度「生産
25 機械科」から名称変更
3
32
47
21
1
22
入学数
54
29
44
1
23
応募数
(女子)
入学数
(女子)
11
17
23
46
41
28
42
40
54
2
8
17
19
17
16
16
22
21
13
19
34
9
12
19
45
1
13
68
3
18
38
1
17
1
55
2
19
2
82
6
24
4
107
7
27
1
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
78
1
19
1
97
9
20
4
73
27
82
1
20
96
73
19
33
(女子)
入学数
(女子)
60
1
20
平成元年度新設
57
2
22
1
54
1
20
2
59
5
21
2
99
24
26
10
46
平成4年度「エネルギー機械科」
32 から名称変更
51
1
26
1
47
3
25
2
82
19
30
8
37
2
26
1
43
82
25
24
7
47
3
29
3
45
3
20
3
119
32
29
13
104 107 100
19 14 16
28 27 26
7
6
3
66 39
23 14
20 20
8
5
60
26
27
13
106 71 62
29 21 17
25 22 26
9
9
8
96
21
28
13
122 152 131
44 44 38
31 22 36
14
9
14
102 123 121 119
14 17 15 15
23 21 24 29
4
7
4
4
応募数
36
1 平成4度「制御機械科」から
28 名称変更
昭和63年度廃止
70
1
27
1
(女子)
応募数
42
5
26
3
28
(女子)
20
3
86
応募数
20
備 考
2
昭和63年度廃止
37
1
24
(女子)
応募数
科電
気
技
術
85
9
24
4
131
20
27
6
30
34
2
28
4
55
8
29
4
103
32
30
11
平成5年度「電気科」
から名称変更
平成4年度「電気科」から
名称変更
昭和63年度新設
応募数
(女子)
入学数
(女子)
34
1
入学数 17
応募数
(女子)
44
1
22
68
28
4
14
3
29
4
19
6
19
(女子)
科室
内
造
形
20
アイ
科ン
テ
リ
20
科環
境
化
学
20
17
3
入学数 13
(女子) 2
応募数
(女子)
92
7
19
1
28
1
17
3
99
5
29
3
34
2
21
2
80
5
19
2
28
6
21
4
96
6
16
2
32
3
19
2
86
8
23
5
36
8
24
8
56
10
25
5
53
10
24
8
73
11
27
6
53
16
23
7
83
11
30
4
56
16
24
7
84
12
25
7
44
19
26
13
87
10
21
2
73
24
24
9
応募数
(女子)
入学数
(女子)
22
3
入学数 9
(女子) 1
応募数
(女子)
56
6
23
4
70
16
20
5
72
11
21
4
107
14
24
5
63
9
20
1
50
9
22
7
55
13
25
8
63
16
27
9
86
14
18
6
75
23
28
11
68
16
19
4
99
23
23
7
昭和63年度廃止
44
23
26
17
49
10
21
8
49
23
30
18
59
15
24
10
51
20
24
11
80
23
28
12
65
34 平成元年度新設
26
11
63
26
27
12
応募数
20
(女子)
入学数
(女子)
応募数
20
(女子)
入学数
(女子)
応募数 117
計
25
1
(女子)
20
科情
報
技
術
18
1
応募数
科産
業
機
械
イ産
ン業
科デ
ザ
32
1
21
1
平成
元年
34
7
入学数 62
(女子) 3
(女子)
230 294 364 457 326 380 402 453 542 544 568 706 640 667 543 478 583 619 575
11 20 21 25 21 20 35 44 51 65 68 76 90 80 84 81 121 124 144
109 133 140 163 142 140 178 194 175 214 177 181 215 213 236 227 236 212 261
7
11
8
10
8
13 25 23 24 27 33 24 30 30 37 47 61 50 59
区分 年度
科名
定員 人数
科生
産
技
術
20
科金
属
成
形
20
科制
御
技
術
20
自
動
車
科
20
―
機
械
科
応募数
(女子)
入学数
(女子)
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
合計
46
3
19
3
40
0
20
0
17
1
22
3
27
1
26
1
40
2
26
0
39
2
25
2
32
0
24
0
15
0
18
1
31
0
24
0
30
0
22
0
19
0
22
2
27
0
23
0
28
3
24
3
47
1
25
0
77
3
43
2
62
2
47
1
40
2
20
2
1473
29
864
26
315
4
252
3
759
32
490
29
863
7
313
3
168
2
79
1
364
6
173
2
1247
13
533
14
1987
155
805
70
1197
295
296
103
251
18
97
7
3691
767
969
268
616
153
309
87
1178
568
544
301
2192
597
849
287
551
318
288
203
836
141
260
53
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
52
1
31
2
42
2
27
1
58
3
19
2
38
2
23
3
29
3
23
3
62
3
28
3
35
2
25
2
32
1
25
2
26
0
21
0
44
3
24
3
23
1
24
1
26
1
24
1
33
1
25
1
31
0
24
0
34
2
26
1
平成21、22年
度の実績は、
系で募集のた
め生産技術科
に一括計上
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
エ
ネ
ル
ギ
20
科産
業
機
械
20
科電
気
技
術
20
科電
子
技
術
20
科情
報
処
理
20
技電
術子
科情
報
30
建
築
科
20
科室
内
造
形
20
ア イ
科ン
テ
リ
20
科環
境
化
学
20
イ産
ン業
科デ
ザ
20
科情
報
技
術
20
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
50
1
28
1
65
1
31
1
59
5
29
2
88
20
24
6
70
0
21
0
70
0
23
0
63
6
29
2
138
38
31
13
69
1
23
0
56
0
23
0
56
5
23
3
130
22
27
9
39
1
27
0
37
0
27
1
37
4
22
3
115
37
22
8
33
1
20
0
32
0
24
0
29
1
28
2
110
26
26
12
67
2
30
2
51
1
23
2
35
1
27
0
34
2
23
2
29
2
23
0
28
1
23
1
20
1
17
1
40
1
29
1
27
1
24
1
55
4
31
2
応募数
(女子)
入学数
(女子)
180
55
入学数 36
(女子) 20
応募数
(女子)
183
45
29
10
224
53
29
13
159
50
20
9
124
36
26
10
113
35
27
10
100
33
23
7
99
23
30
13
105
27
30
9
73
15
35
7
90
20
28
11
62
13
25
6
78
16
22
8
39
6
26
6
81
12
28
7
98
10
31
3
85
18
23
5
86
3
36
3
61
13
20
6
67
5
30
1
41
14
22
8
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
79
38
26
14
76
26
23
13
66
40
25
17
74
34
20
12
66
31
23
17
92
41
23
13
92
56
21
17
85
34
26
14
48
23
27
16
51
19
27
9
応募数
(女子)
入学数
(女子)
応募数
(女子)
入学数
(女子)
675
148
入学数 252
(女子) 60
応募数
計
平成
6
26
1
24
1
(女子)
752
168
224
58
791
156
210
57
619
185
210
58
483
110
227
53
58
27
26
17
72
20
24
7
34
19
20
15
126
26
22
8
572
134
203
62
69
37
19
13
47
18
27
10
49
22
19
14
108
19
21
7
498
134
182
57
42
16
26
10
41
13
26
9
42
23
26
17
110
21
29
5
433
98
213
56
65
38
23
13
33
11
20
6
40
34
23
21
78
15
25
7
396
127
183
59
50
24
26
12
25
13
24
12
45
20
25
14
108
14
28
5
405
91
209
53
44
19
26
12
31
11
24
8
37
14
26
11
63
12
28
3
346
78
201
47
38
18
21
9
32
5
23
4
32
18
23
14
55
9
21
2
284
65
176
39
注 1.デュアルシステム訓練・住居環境科は除く 注 2.女子数は、うち数である
32
17
23
16
37
10
20
8
54
32
28
23
80
3
24
2
381
80
194
59
49
15
29
13
32
6
23
4
68
40
27
21
43
9
32
7
317
80
209
55
37
14
24
13
26
5
24
5
56
35
23
20
65
13
30
7
401
86
211
55
42
20
23
12
29
8
22
7
52
34
23
15
383
93
165
44
32
9
23
10
33
9
21
6
42
27
25
18
316
63
172
44
148
21
72
11
備 考
平成4年度「生産機械科」
から名称変更
平成21・22年度機械シ
ステム系に名称変更
平成23年度「生産技術
昭和63年度廃止
平成4度「制御機械科」から
名称変更
平成23年度廃止
昭和63年度廃止
平成元年度新設
平成4年度「エネルギー機械
科」から名称変更
平成5年度「電気科」から
名称変更
平成4年度「電気科」から
名称変更
平成20年度廃止
昭和63年度新設
平成21年度新設
昭和63年度廃止
平成元年度新設
平成11年度新設
平成11年度新設
平成20年度廃止
17688
3105
7121
1457 資 料
6.9 専門課程各学科別卒業者数
生産機械科
生産技術科
金属成形科
自動車科
制御機械科
制御技術科
エネルギー機械科
産業機械科
電 気 科
電気技術科
電 子 科
電子技術科
電子情報技術科
情報処理科
建 築 科
室内造形科
インテリア科
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
30
20
20
20
20
環境化学科
20
産業デザイン科
20
情報技術科
20
計
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63 元年 2
3
4
5
卒業生数
3
8
11
15
10
13
11
18
17
19
23
23
22
28
22
17
24
22
2
(女子)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
分 年度 50
区
6
7
0
卒業生数
20
22
22
(女子)
0
3
1
卒業生数
2
5
9
7
10
(女子)
0
0
卒業生数
5
13
(女子)
0
0
0
10
13
13
15
16
16
16
19
20
23
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
1
10
16
9
19
14
14
12
16
20
21
20
21
20
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
0
2
0
卒業生数
15
20
20
(女子)
0
1
0
1
0
卒業生数
24
19
33
(女子)
2
0
2
卒業生数
19
23
19
(女子)
0
0
0
1
0
卒業生数
18
25
22
(女子)
1
0
0
2
卒業生数
2
7
11
14
13
19
13
12
20
16
22
18
18
25
20
20
23
26
19
(女子)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
0
2
2
0
卒業生数
20
29
(女子)
2
0
卒業生数
15
27
23
(女子)
2
4
2
19
卒業生数
7
10
15
8
13
11
14
15
20
21
11
19
26
22
20
19
17
26
(女子)
0
0
0
0
0
0
1
3
1
4
3
6
3
4
2
2
0
2
1
0
卒業生数
(女子)
卒業生数
25
27
23
24
25
24
(女子)
6
7
7
11
9
10
5
28
23
23
29
21
33
31
3
12
14
8
13
17
卒業生数
25
26
28
22
25
25
(女子)
11
16
17
10
11
14
卒業生数
15
20
17
12
26
16
11
16
18
22
24
24
20
18
(女子)
0
0
0
1
2
2
1
5
4
6
3
7
2
4
5
卒業生数
11
13
13
13
17
14
16
21
22
21
21
24
21
22
20
(女子)
2
2
4
2
1
2
2
8
6
7
7
12
8
9
5
卒業生数
7
20
17
18
17
18
15
20
18
18
26
15
21
25
22
21
18
22
29
22
21
(女子)
1
4
5
3
5
1
5
6
7
6
11
3
6
9
9
7
8
9
14
10
11
卒業生数
52
96 103 103 115 120 107 129 142 149 163 160 167 181 200 188 197 216 198 219 225
(女子)
3
6
9
6
8
51
52
53
54
卒業生数
(女子)
卒業生数
(女子)
5
9
22
18
24
25
29
21
27
28
31
44
55
48
53
52
59
60
61
62
63 元年 2
3
4
5
6
7
専門課程進路状況
区
卒業生数
分 年度 50
民間企業
公務員
自営
進学
その他
55
56
57
58
52
96 103 103 115 120 107 129 142 149 163 160 167 181 200 188 197 216 198 219 225
38
76
72
76
94 100 85 114 129 130 152 148 155 164 171 163 178 196 168 182 181
4
9
13
15
6
10
13
3
2
6
5
5
3
11
16
2
2
4
5
5
4
6
2
7
2
4
2
4
9
4
1
0
2
1
1
8
1
5
1
4
4
5
3
9
2
4
2
5
2
1
2
3
5
2
2
5
2
4
3
10
13
21
1
2
7
3
9
4
3
6
1
7
2
2
5
3
7
13
12
8
14
15
14
5
区
生産機械科
分 年度
20
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24 合 計 備 考
308
卒業生数
1
(女子)
生産技術科
金属成形科
自動車科
制御機械科
20
20
20
20
卒業生数
15
16
17
14
22
23
18
15
18
16
18
20
21
17
24
23
20
(女子)
3
0
2
0
0
2
0
1
0
0
1
0
2
0
2
0
2
エネルギー機械科
20
20
(女子)
3
卒業生数
232
(女子)
2
卒業生数
56
1
卒業生数
23
20
22
17
24
18
17
16
23
19
18
16
20
22
15
22
388
(女子)
1
2
3
2
3
2
2
0
2
0
1
0
0
1
0
1
24
62
卒業生数
0
(女子)
産業機械科
電 気 科
電気技術科
電 子 科
電子技術科
電子情報技術科
情報処理科
建 築 科
室内造形科
インテリア科
環境化学科
産業デザイン科
情報技術科
計
区
卒業生数
20
20
20
20
20
30
20
20
20
20
20
20
20
19
194
卒業生数
(女子)
制御技術科
381
卒業生数
18
17
19
16
(女子)
0
0
0
0
135
1
320
卒業生数
6
(女子)
卒業生数
20
19
16
24
(女子)
1
0
1
0
128
4
295
卒業生数
31
(女子)
卒業生数
20
17
14
19
23
18
16
22
18
19
11
24
16
25
(女子)
1
1
3
2
2
1
0
1
0
0
1
1
1
0
327
22
卒業生数
30
30
28
(女子)
3
5
1
卒業生数
22
22
19
22
1
88
9
253
(女子)
10
8
7
10
0
卒業生数
30
28
19
21
22
23
26
23
25
30
22
19
22
22
24
19
22
844
90
(女子)
11
13
9
9
7
7
12
7
5
12
4
8
4
5
5
5
8
240
269
卒業生数
77
(女子)
卒業生数
25
21
20
24
26
16
22
23
17
24
19
17
30
14
19
20
488
(女子)
16
16
16
16
17
11
10
13
11
10
9
11
13
4
11
8
271
卒業生数
17
21
22
21
20
21
20
16
14
19
18
21
18
22
14
20
714
(女子)
10
11
12
7
7
7
9
5
9
7
3
8
3
5
6
6
卒業生数
18
17
24
17
21
25
23
25
26
17
20
19
1
253
(女子)
13
12
16
14
11
12
13
21
20
14
13
15
1
175
卒業生数
19
19
23
24
22
20
21
20
30
28
226
(女子)
7
7
4
6
3
3
1
2
6
7
46
卒業生数
(女子)
分 年度
255
190 181 168 178 175 155 166 156 158 172 150 162 183 167 146 153 71 5961
53
51
53
46
56
49
53
47
41
44
33
51
49
36
40
40
12 1277
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24 合計 備 考
190 181 168 178 175 155 166 156 158 172 150 162 183 167 146 153 71 5961
民間企業
公務員
自営
進学
その他
165 151 106 83
88
79
75
81
82
91
75
83
88
59
44
63
9
4194
0
2
1
2
0
2
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
153
2
3
1
4
1
1
4
1
0
0
0
0
0
1
1
0
0
91
12
9
41
63
66
55
77
64
73
80
71
76
91
95
90
84
62 1214
11
16
19
26
20
18
10
10
3
1
4
3
3
11
11
6
0
309
12
13
14
17
18
19
20
生 産 機 械 シ ス テ ム 技 術 科
16
建 築 施 工 シ ス テ ム 技 術 科
生 産 情 報 シ ス テ ム 技 術 科
生 産 電 子 シ ス テ ム 技 術 科
15
注 新設科や科名の変更は、年度当初とし、廃止年度は科の卒業生が卒業した後とする。
11
21
22
23
6.10 応 用 課 程 学 科 変 遷
25
生産電子情報
システム技術科
電子コ-ス
24
26
資 料
6.11 応用課程各学科別履修科目単位表
6.11.1
生産機械システム技術科
6.11.2
生産電子システム技術科
6.11.3
生産情報システム技術科
6.11.4
生産電子情報システム技術科
6.11.5
建築施工システム技術科
資 料
区
分
専
攻
学
科
専
攻
実
技
6.11.1 生産機械システム技術科履修科目単位表
合計
1 年 次
2 年 次
教科の科目
授業科目
単位
前期
後期
前期
後期
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
技術英語
工業技術英語
1
1
2
生産管理
生産管理
1
2 1
品質管理
1
2 1
経営管理
経営管理
1
1
2
企画開発
創造的開発技法
2
2
4
工業法規
1
1
2
生涯職業能力開発体系論
1
1
2
機械設計応用
製品材料設計
1
2 1
精密機器設計
1
1
2
自動化機器設計
1
2 1
精密加工
精密加工応用
1
1
2
計測制御
計測制御
2
2
センシング
2
2
自動化機器
自動化機器
1
1
2
生産自動化システム
2
2
生産情報
通信ネットワーク
2
2
生産情報処理
1
1
安全衛生管理
安全衛生管理
1
1
2
0
専 攻 学 科 計
37
4
6
5
8
7
3
2
2
電気・電子機器実習
電気・電子機器実習
2
4 2
情報機器実習
情報機器実習
2
2
4
CAD/CAM応用実習
6
6
CAD/CAM/CAE実習
CAE実習
2
2
精密加工応用実習
10
10
精密加工応用実習
技能応用実習
2 2
計測制御応用実習
4
4
計測制御応用実習
センシング応用実習
2
2
安全衛生管理実習
他実技科目に包括
安全衛生作業
0
自動化機器応用
自動化機器応用実習
2
4 2
実習
生産自動化システム実習
4
4
通信ネットワーク実習
2
2
生産情報応用実習
生産情報処理実習
1
1
生産機械設計・製作実 精密機器製作課題実習
8
2
10
習(標準課題実習)
自動化機器製作課題実習
10
10
0
0
専 攻 実 技 計
65 16 14 14
9
4
4
4
0
精密機器設計
製作課題実習
金型設計
製作課題実習
用
自動化システム
運用構築課題実習
企業委託実習
専
専
応
自動化機器設計
製作課題実習
応 用 計
攻
学
科
攻
実
技
用
合 計
備 考
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
実践応用製品等企
画開発、生産工程
設計・製作等実習
応 (開発課題実習)
インターンシップ
標
準
計
計
計
50
8
12
12
18
○
○
○
4
0
0
54
37
65
54
156
集中実習
4
0
4
16
0
20
4
6
14
4
24
0
5
14
0
19
0
8
9
0
17
8
7
4
8
19
12
3
4
12
19
12
2
4
12
18
18
2
0
18
20
資 料
6.11.2 生産電子システム技術科履修科目単位表
履修単位科目
区分
授業科目
数学
専
攻
学
科
専
攻
実
技
専
攻
実
技
工業数学
英書講読
技術英語
工業技術英語
生産管理
生産管理
品質管理
経営管理
経営管理
創造的開発技法
企画開発
工業法規
生涯職業能力開発体系論
機械工学概論
機械工学概論
電子回路技術
応用電子回路
デジタル電子回路設計
センサ応用技術
制御技術
計測制御
自動計測
デジタル通信技術
情報通信
イントラネット構築技術
システムソフトウェア技術
計算機
コンピュータシステム技術
安全衛生管理
安全衛生管理
小 計
学 年 計 (時 間)
機械工作実習
機械工作・組立実習
情報機器実習
情報機器応用実習
実装設計応用実習 実装設計製作実習
電子装置
電子装置設計製作実習
設計応用実習
CAD/CAM
CAD/CAM応用実習
応用実習
制御技術応用実習 制御技術応用実習
通信技術応用実習
通信技術応用実習
イントラネット構築実習
コンピュータ応用実習
計算機応用実習
コンピュータシステム
設計製作実習
電子回路装置
設計製作課題実習
電子制御装置
設計・製作実習
コンピュータ制御装置
設計製作課題実習
安全衛生管理実習
1年次
2年次
合計
備考
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
2
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
2
2
2
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
2
2
1
1
2
8
6
5
5
6
4
3
3
40
24 (432)
16 (288)
40 (720)
4
4
2
2
4
4
4
4
2
2
企業委託実習
小 計
学 年 計(時間)
合 計
時 間 計
4
2
2
4
4
4
4
4
4
4
4
4
8
6
2
10
4
10
他実技科目に包括
安全衛生管理実習
小 計
学 年 計(時 間)
実践応用自動化機器等 コンピュータ制御システム
企画開発、生産システ 課題実習
ム設計・製作等実習
電子装置設計製作課題実習
応 (開発課題実習Ⅱ)
電気制御システム課題実習
用
4
12
インターンシップ
0
10 14 16
52 (936)
4
4
0
4 (72)
80
1440
0
2
2
4
0
8 (144)
10
16
10
16 10 16
52 (936)
76
1368
10
16
60
60 (1080)
52
4 (集中)
56
56 (1008)
156
2808
資 料
6 . 1 1 . 3 生産情報シ ステ ム 技術科履修科目単位
履修単位科目
1年次
2年次
合計
区 分
授業科目
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
技術英語
工業技術英語
1
1
2
生産管理
1
1
2
生産管理
品質管理
1
1
2
経営管理
経営管理
1
1
2
創造的開発技法
2
2
工業法規
1
1
2
企画開発
生涯職業能力開発体
1
1
2
系論
機械工学概論
1
1
2
専 機械工学概論
攻
ネットワークシステ
ネットワークシステム設計
2
1
1
4
学
ム設計
科
画像処理
2
2
4
計測制御システム設計
組込みシステム
2
1
1
4
統合生産管理システム
1
1
2
生産データベース分
生産管理システム
2
2
析設計
応用情報工学
1
1
2
安全衛生
安全衛生管理
1
1
2
小 計
8
7
6
5
0
2
4
4
36
学 年 計(時 間)
26 (504)
10 (180)
38 (684)
CAD/CAM実習
機械工作実習
2
2
4
インタフェース設計
電子機器製作実習
2
2
4
製作実習
ネットワークシステム構築応 ネットワークシステ
用実習
ム構築実習
2
画像計測システム構
計測制御システム構築 築実習
応用実習
組込みシステム構築
実習
専
生産管理システム構
攻
生産管理システム構築 築実習
実
応用実習
生産データベース構
技
築実習
生産管理・監視制
御システム設計製作実
習
(標準課題実習)
生産ネットワークシス
テム構築課題実習
2
2
4
生産データベースシス
テム構築課題実習
計測制御システム構
築課題実習
小 計
学 年 計(時 間)
1
3
1
4
4
3
6
2
4
2
4
6
4
2
10
1
8
6
9
11 13 18
50 (900)
10
6
4
0
8
6
0
0
14 (216)
10
64
62 (1116)
備考
実践応用自動化機器
等企画開発、生産シ
応 ステム設計・製作等
用 実習
(開発課題実習)
生産ネットワークシステム応用
課題実習
計測制御システム応用課
題実習
12
14
12
14
12
14 12 14
52 (936)
76
1368
52
統合生産管理システム応
用課題実習
インターンシップ
企業委託実習
小 計
学 年 計(時 間)
合 計
時 間 計
0
4
4
0
0
4 (72)
80
1440
4
56
56 (1008)
156
2808
資 料
区
分
教科の科目
技術英語
生産管理
経営管理
企画開発
専 機械工学概論
攻
学
科 複合電子回路設計
セキュア通信シス
テム設計
組込みシステム設
計
安全衛生管理
6.11.4 生産電子情報システム技術科履修科目単位表
合計
1年次
2年次
授業科目
単位
前期
後期
前期
後期
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
工業技術英語
1
1
2
生産管理
1
2 1
品質管理
1
2 1
経営管理
1
1
2
創造的開発技法
2
2
4
工業法規
1
1
2
生涯職業能力開発体系論
1
1
2
機械工学概論
1
1
2
アナログ電子回路設計
1
2 1
デジタルデバイス設計
1
1
2
センサ応用技術
1
2 1
複合電子回路技術
1
1
2
デジタル通信技術
1
1
2
通信プロトコル実装設計
1
1
2
セキュアシステム設計
1
2 1
組込みシステム設計
2
4 2
安全衛生管理
1
専 攻 学 科 計
機械工作実習
設計プロセス応用実習
複合電子回路設計
応用実習
専
攻
実
技
38
4
4
4
機械工作・組立実習
実装設計製作実習
EMC応用実習
複合電子回路設計
製作実習
電子装置設計製作実習
電子制御技術応用実習
セキュア通信シス
テム構築応用実習
通信プロトコル実装実習
組込みシステム構
築応用実習
組込みシステム構築実習
組込みデバイス設計実習
無線通信機器設計
製作応用実習
(標準課題実習)
安全衛生管理実習
セキュアシステム構築実習
電子通信機器設計
製作課題実習
用
7
1
6
6
組込みシステム構築
課題実習
10
0
64
安全衛生管理実習
4
4
2
2
2
2
4
○
○
○
2
4
○
2
2
2
2
2
2
2
2
○
○
○
○
○
○
4
6
○ 夏集中
2
2
○
4
他実技科目に包括
8
10
14
14
8
10
0
0
電子装置設計
製作応用課題実習
組込みシステム
応用課題実習
50
6
8
20
専
専
応
○
企業委託実習
応 用 計
攻
学
科
攻
実
技
用
合 計
夏集中
16
通信システム
応用課題実習
インターンシップ
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
2
6
備 考
2
4
2
10
専 攻 実 技 計
生産システム設
計・製作等実習
応 (開発課題実習)
6
4
4
4
4
6
4
7
標
準
4
計
計
計
54
38
64
54
156
4
0
7
8
0
15
4
7
10
4
21
0
6
14
0
20
0
6
14
0
20
6
4
8
6
18
8
4
10
8
22
20
2
0
20
22
16
2
0
16
18
資 料
区
分
教科の科目
工業技術英語
建築生産管理
経営管理
建設経営
6.11.5 建築施工システム技術科履修科目単位表
合計
1年次
2年次
授業科目
単位
前期
後期
前期
後期
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
工業技術英語
2
1
1
建築生産管理
2
2
住宅性能評価
4
4
建築経営
2
2
創造的開発技法
4
4
生涯職業能力開発
体系論
専 建築生産
攻
学 施工力学
科
2
2
4
2
2
2
2
2
2
2
2
38
4
建築生産論
応用構造力学
構造解析
免震構法
施工法詳論
設備施工管理
建築生産環境論
施工関係法規
維持保全
安全衛生管理
施工管理
建設環境
施工関係法規
維持管理
安全衛生管理
専 攻 学 科 計
施工法実習
内装施工実習
建築生産実務図面
作成実習
施工図書実習
施工管理実習
専
攻
実
技 施工管理
応用実習
施工図書実習Ⅰ
施工図書実習Ⅱ
建築生産図面演習
建築生産情報
処理実習
構造計画実習
施工実験
施工積算実習
建築解析実習
基礎構造物設計実習
山留め・構台
施工管理実習
鋼構造施工・施工
管理課題実習
安全衛生管理実習
安全衛生管理実習
専 攻 実 技 計
施工・施工管理総
応
合実習
用
専
専
応
総合施工・施工管理
課題実習
応用課題実習
企業実習
応 用 計
攻
学
科
攻
実
技
用
合 計
2
2
計
計
計
○
○
○
○
2
2
○
○
○
○
○
○
2
2
2
2
6
2
4
4
4
2
4
4
4
4
4
2
2
4
2
1
3
2
7
4
5
10
4
○
○
○
4
2
※選択
2
○
4
4
○
○
2
2
※選択
4
○
5
6
6
14
2
76
2
2
14
26
12
4
42
38
76
42
156
備 考
○
○
○
○
2
14
木質構造施工・施工
管理課題実習
1
2
4
鉄筋コンクリート施工・
施工管理課題実習
施工・施工
管理実習
1
標
準
0
6
14
0
20
4
○
9
○
○
6
6
18
19
0
2
18
0
20
0
1
19
0
20
○
○
17
0
3
17
0
20
4
4
0
7
9
10
7
7
4
7
18
4
13
5
4
13
22
10
10
0
10
20
0
○
12 ○
○ 夏集中
12
4
0
12
16
資 料
6.12 応用課程各学科別応募・入学状況
区分 年度
科名
定員 人数
技シ生
術ス産
科テ機
ム械
20
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
合計
応募数 40
33
30
20
34
28
29
26
26
22
26
33
32
35
20
434
19
378
(女子)
3
0
3
1
1
1
0
1
1
0
2
0
0
1
入学数 32
31
30
17
28
22
23
23
23
22
23
25
30
30
0
1
(女子)
技シ生
術ス産
科テ電
ム子
20
2
0
3
1
1
1
0
1
1
0
2
0
応募数 18
26
27
22
31
31
29
28
28
33
28
30
(女子)
技報生
術シ産
科ス電
テ子
ム情
技シ建
術ス築
科テ施
ム工
計
20
20
80
13
331
0
0
3
2
0
0
0
0
1
1
2
0
9
25
24
19
25
21
21
25
25
27
25
25
280
0
0
3
2
0
0
0
0
0
1
1
0
7
応募数 22
18
23
14
25
19
23
26
20
25
26
32
273
(女子)
3
3
1
3
6
1
4
3
1
1
3
6
35
入学数 21
17
23
14
20
20
19
22
22
25
22
26
251
(女子)
2
1
3
4
1
1
3
2
1
2
5
3
30
32
(女子)
3
2
入学数
30
32
応募数 33
26
27
26
29
34
(女子)
38
33
26
30
35
3
2
29
35
25
8
14
10
11
13
12
9
12
7
14
7
9
12
9
入学数 29
25
25
23
21
21
22
26
25
27
26
23
28
23
(女子)
13
8
11
12
10
7
11
6
13
5
7
10
9
応募数 113 103 107
82
119 112 119
113 100 110 115
124
97
92
(女子) 14
17
17
17
20
14
13
16
10
16
14
15
15
12
入学数 100
98
102
73
94
84
85
96
95
101
96
99
88
85
(女子) 13
15
15
17
17
12
8
15
9
15
10
12
13
12
注 女子数はうち数である。
8
平成22年度廃止
平成22年度廃止
28
応募数
(女子)
20
14
入学数 18
(女子)
技シ生
術ス産
科テ情
ム報
備 考
33
92
26
88
21
447
5
5
147
21
365
74
1580
66
1362
130
210
183
平成23年度新設
資 料
6.13 応用課程年度別卒業者数
区分 年度
科名
生産機械システ
ム技術科
20
生産電子システ
ム技術科
20
生産情報システ
ム技術科
20
生産電子情報シス
テム技術科
20
建築施工システ
ム技術科
20
計
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
合計
卒業生数 28
28
27
16
28
22
22
24
23
22
22
25
30
317
定員
人数
(女子)
0
0
2
1
1
1
0
1
1
0
2
0
0
9
卒業生数
17
23
24
18
25
18
19
22
25
25
23
21
3
263
(女子)
0
0
3
2
0
0
0
0
0
1
1
0
0
7
卒業生数
19
16
15
14
18
17
20
18
21
24
18
26
-
226
(女子)
3
2
0
3
4
1
0
2
1
1
2
4
-
23
卒業生数
23
23
(女子)
3
3
26
28
305
卒業生数
27
26
22
19
20
20
20
24
26
24
23
備 考
平成22年度廃止
平成22年度廃止
平成23年度新設
(女子)
7
13
6
10
13
10
7
9
7
12
5
7
10
116
卒業生数
91
93
88
67
91
77
81
88
95
95
86
98
84
1134
(女子)
10
15
11
16
18
12
7
12
9
14
10
11
13
158
注 女子数はうち数である。
資 料
6.13 応用課程進路状況
区分 年度 12
13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 合計
卒業生数
91
93
88
67
91
77
81
88
95
95
86
98
84
1134
民間企業
88
85
85
64
84
72
81
81
86
85
83
96
77
1067
公務員
0
3
0
0
1
0
0
1
0
0
0
0
1
6
自営
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
進学
1
0
0
0
3
5
0
6
4
3
1
1
4
28
その他
2
4
3
3
3
0
0
0
5
7
2
1
2
32
備 考
資 料
6.14 離職者訓練年度別コース別実施状況
年度 開始月
平成
10
平成
11
平成
12
平成
13
平成
14
平成
15
訓練期間
コ-ス名
入校
者数
生産経営実務科
22
生産システム科機械コ-ス
6
3月
6ケ月
生産システム科制御コ-ス
17
生産システム科住居コ-ス
16
計・合計
4コ-ス
61
生産経営実務科
20
生産システム科機械コ-ス
18
10月 6ケ月
生産システム科制御コ-ス
20
生産システム科住居コ-ス
11
計・合計
4コ-ス
69
生産経営実務科
19
生産システム科機械コ-ス
12
4月
6ケ月
生産システム科制御コ-ス
16
生産システム科住居コ-ス
8
計
4コ-ス
55
生産経営実務科
15
生産システム科機械コ-ス
13
10月 6ケ月
生産システム科制御コ-ス
9
生産システム科住居コ-ス
10
計
4コ-ス
47
合計
8コ-ス
102
CAD/CAM/NCコース
20
4月
6ケ月 ITリーダ-コ-ス
23
住宅の総合技術コ-ス
22
計
3コ-ス
65
CAD/CAM/NCコース
21
10月 6ケ月 ITリーダ-コ-ス
24
住宅の総合技術コ-ス
23
計
3 コ-ス
68
2月
3ケ月 住宅のリフォ-ムプランナ-科
21
計
1コ-ス
21
3月
3ケ月 環境マネジメント科
15
計
1コ-ス
15
合計
8コ-ス
169
CAD/CAM/NCコース
21
4月
6ケ月 IT起業支援科
22
建築施工管理リ-ダ-科
8
計
3コ-ス
51
ブロ-ドバンドネットワ-ク科 24
4月 12ケ月
機械・電気保全技術科
14
計
2コ-ス
38
環境マネジメント科
15
6月
3ケ月
インテリアコーディネ-ション科
16
計
2コース
31
環境マネジメント科
15
10月 3ケ月
ビジネスプレゼンテ-ション科 15
計
2コース
30
CAD/CAM/NCコース
21
10月 6ケ月 IT起業支援科
21
建築リフォ-ム実務科
20
計
3コース
62
環境マネジメント科
15
1月
3ケ月
インテリアコーディネ-ション科
22
計
2コース
37
合計
14コース
249
機械・電気保全技術科
17
4月 12ヶ月
ブロ-ドバンドネットワ-ク科 21
計
3コース
57
注 平成19年度~平成20年度は、実施していない
修了
者数
就職
者数
22
6
15
15
58
16
18
14
9
57
14
11
16
7
48
14
11
8
9
42
90
16
23
21
60
15
18
18
51
16
16
13
13
140
17
20
6
43
22
6
28
13
14
27
15
13
28
14
21
17
52
15
19
34
212
10
19
45
6
3
10
8
27
12
9
10
4
35
4
7
6
6
23
8
11
7
2
28
51
15
12
14
41
13
14
9
36
10
10
6
6
93
16
18
4
38
13
10
23
12
7
19
10
6
16
14
5
12
31
5
5
10
137
12
13
41
備
考
修了
者数
就職
者数
インテリア施工技術科
23
20
環境管理技術科
16
16
計
2コース
39
36
7月 6ヶ月 IT起業支援科
22
19
計
1コ-ス
22
19
CAD/CAM/NC科
17
14
8月 6ヶ月
建築リフォ-ム実務科
17
9
計
2コ-ス
34
23
プレゼンテ-ション技術科
15
10
10月 6ヶ月
住宅マネジメント科
23
17
計
2コ-ス
38
27
合計
10コ-ス
190 150
機械制御技術科
20
15
4月 12ヶ月
ブロ-ドバンドネットワ-ク科 21
15
計
2コ-ス
41
30
情報ネットワーク技術科
22
20
4月 6ヶ月 インテリア施工科
22
20
環境管理技術科
22
18
計
3コ-ス
66
58
IT起業支援科
22
20
7月 6ヶ月
CAD/CAM/NC科
22
19
計
2コ-ス
44
39
住宅マネジメント科
22
15
10月 6ヶ月
デジタルプレゼンテ-ション科 22
17
計
2コ-ス
44
32
合計
9コ-ス
195 159
4月 12ヶ月 機械制御技術科
21
11
計
1コ-ス
21
11
CAD/CAM/NC科
22
14
4月 6ヶ月 ブロ-ドバンドネットワ-ク科 21
18
環境管理技術科
21
19
計
3コ-ス
64
51
メカトロニクス設計技術科
11
7
7月 6ヶ月
IT起業支援科
22
18
計
2コ-ス
33
25
CAD/CAM/NC科
22
22
10月 6ヶ月 デジタルプレゼンテ-ション科 22
19
情報ネットワーク技術科
22
19
計
3コ-ス
66
60
合計
9コ-ス
184 147
電気CAD科
20
14
4月 6ヶ月
デジタルプレゼンテ-ション科 20
13
計
2コ-ス
40
27
7月 6ヶ月 CAD/CAM/NC科
22
22
計
1コ-ス
22
22
合計
3コ-ス
62
49
7月 6ヶ月 ネットワークシステム構築科
15
14
計
1コ-ス
15
14
1月 6ヶ月 ネットワークシステム構築科
14
14
計
1コ-ス
14
14
合計
2コ-ス
29
28
7月 6ヶ月 ネットワークシステム構築科
15
14
計
1コ-ス
15
14
1月 6ヶ月 ネットワークシステム構築科
15
15
計
1コ-ス
15
15
合計
2コ-ス
30
29
総計
コース数73コ-ス
1340 1119
注 平成19年度~平成20年度は、実施していない
17
13
30
17
17
13
12
25
10
16
26
139
18
18
36
16
22
14
52
17
17
34
16
10
26
148
15
15
19
18
19
56
8
14
22
20
18
9
47
140
13
17
30
22
22
52
10
10
11
11
21
10
10
12
12
22
865
年度 開始月 訓練期間
4月
平成
15
平成
16
平成
17
平成
18
平成
21
平成
22
6ヶ月
コ-ス名
入校
者数
備考
若年者訓練
若年者訓練
不特定就労者訓練
不特定就労者訓練
不特定就労者訓練
不特定就労者訓練
資 料
6.15 住居環境科履修科目単位表( 専門課程: 日本版デュアルシス テム訓練)
履修科目単位
区 分
コード
HG011
HG012
人文科学
社会科学
一
般 自然科学
教
育
科
目
外国語
授業科目
キャリア形成論
法学
HG021
HG022
職業社会論
生産環境学
HG032
HG033
HG034
HG041
HG042
HG043
HG044
数学Ⅰ
数学Ⅱ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
保健体育
HG051 体育
(小 計)
学 年 計(時 間)
建築概論
情報工学概論
環境工学概論
構造力学
系
基
礎
学
科
建築計画基礎
建築構法
建築材料基礎
建築設備
仕様及び積算
生産工学
安全衛生工学
関係法規
H0101 建築史
H0102 建築数学
H0201 コンピュータ基礎
H0301 環境工学Ⅰ
H0401 構造力学Ⅰ
H0501 建築計画Ⅰ
H0601 建築構法
H0701 建築材料Ⅰ
H0801 建築設備
H0901 仕様及び積算
H1001 生産工学
H1101 安全衛生工学
H1201 建築法規
系基礎学科計
基礎工学実験 H1301
系
基
礎
実
技
H1401
造形実習
H1501
情報処理実習 H1601
基礎製図
安全衛生作業法
基礎工学実験
基礎製図
造形実習
1年次
2年次
3期 4期 5期 6期 7期 8期 9期
1
1
1
合計
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
5
4
12 (216)
1
1
1
1
2
1
3
1
10
2
2
コンピュータ基礎実習
1
2
1
1
1
1
1
1
1
8
2
2 2
2
2
2
2
8
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
◎
○
2
1
◎
○
2
2
2
◎
○
◎
◎ いずれか
◎ 選択
2
3
0
0
6 (108)
1
2
1
1
1
1
2
2
1
1
1
1
1
3
3
1
0
備
考
10期
0
2
2
18
18
2
2
2
2
4
2
2
2
2
2
2
2
2
28
2
4
4
6
○ いずれか
○ 選択
○
(324)
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎集中
◎
○
◎
他実技科目に包括
系基礎実技計
H1701
居住プレゼンテーション
建築計画
H1702 住居論
環境工学
H1801 環境工学Ⅱ
建築材料
H1901 建築材料Ⅱ
H2001 建築施工Ⅰ
専 建築施工
H2002 建築施工Ⅱ
攻
住環境計画
H2101 インテリア計画
学
科 建築構造力学 H2201 構造力学Ⅱ
建築構造設計 H2301 構造設計Ⅰ
H2302 構造設計Ⅱ
専攻学科計
(小 計)
学 年 計(時 間)
4
1
0
2
0
2
1
1
0
0
1
2
2
1
1
6
6
15 17 10 10
52
(936)
5
8
5
8
16
0
0
0
0
(288)
16
4
2
2
2
2
2
2
4
2
2
24
68
68
◎
○
◎
○
◎
◎
◎
○
◎
◎
(1224)
履修科目単位
区 分
コード
授業科目
1年次
建築材料実験 H2601
環境工学実験 H2701
専
攻
実
技
建築材料実験
環境工学実験Ⅰ
H2801 建築設計実習Ⅰ
建築設計実習 H2802 建築設計実習Ⅱ
H2803 インテリア設計実習
H2901 建築施工実習Ⅰ
H2902 建築施工実習Ⅱ
建築施工実習
H2903 施工図実習Ⅰ
H2904 施工図実習Ⅱ
建築測量実習 H3001 建築測量実習
H3101 企業体験実習Ⅰ
インターンシップ
H3102 企業体験実習Ⅱ
H3202 建築総合演習Ⅰ
建築総合演習
H3203 建築総合演習Ⅱ
専攻実技計
(小 計)
学 年 計(時 間)
総 合 計
時 間 計
2年次
3期 4期 5期 6期 7期 8期 9期
2
1
2
1
2
2
合計
4
15
15
13 15 15
4
2
4
4
4
4
4
2
2
2
4
4
15
15
70
13 15 15
50 (900)
72
1296
70
70 (1260)
156
2808
4
4
2
2
4
2
2
2
4
2
2
8
8
7
2
2 8 8
20 (360)
84
1512
7
備
10期
◎
◎
◎
◎
◎
◎集中
○
◎
○
◎集中
◎
◎
◎集中
◎
考
資 料
6.16生産技術科履修科目単位表(専門課程:実践型人材養成システム:モールドデザインコース)
履修科目単位
区 分
人文科学
社会科学
一
般 自然科学
教
育
科
目
外国語
授業科目
MG011 キャリア形成論
MG012 法学
コード
MG021
MG022
MG031
MG032
MG033
MG034
MG041
MG042
MG043
MG044
職業社会論
生産環境学
基礎数学
数学Ⅰ
数学Ⅱ
物理学
基礎英語Ⅰ
英語Ⅰ
基礎英語Ⅱ
英語Ⅱ
保健体育
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
MG051 体育
(小 計)
学 年 計(時 間)
制御工学概論 M0101 機械制御
電気工学概論 M0201 電気工学概論
情報工学概論 M0301 コンピュータ基礎
材料工学
M0401 工業材料
M0501 機械数学
M0502 工業力学Ⅰ
力学
M0503 工業力学Ⅱ
M0504 材料力学Ⅰ
M0505 材料力学Ⅱ
基礎製図
M0601 基礎製図
生産工学
M0701 品質管理
安全衛生工学 M0801 安全衛生工学
系基礎学科計
M0901 基礎工学実験
基礎工学実験
M0902 機械工学実験
M1001 電気・電子工学実験
M1101 情報処理実習Ⅰ
情報処理実習
M1102 デジタル・モックアップ
他実技科目に包括
安全衛生作業法
1年次
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
6
2
2
1
2
1
1
2
2
1
0
1
(2) 2
0
0
4
2
1 1
2
1
1
2
2
2
2
2 2
1 5 4 8 5 3
11 13 10 12 6 4
46
(828)
18
0 0
5 3
(324)
備
1
2
◎
○☆
2
1
2
2
2
2
◎
○
○
◎
○
◎
◎ いずれか
◎選択
2
1
4 5 4 1 0 1 1
17 (306)
3 (54)
1 1 1
2
1
1
1
1 1
1 1
1 1
1 1
1 1
6 4 4 1 1 1 1
2
2 2
2 (2) 2
4
合計
2
1
1
4
1
1
1
機構学
専
攻
学
科
1
1
電気工学基礎実験
系基礎実技計
M1201 メカニズム
M1301 機械工作
機械加工学 M1302 型工学
M1303 精密加工
数値制御
M1401 数値制御
油 圧 ・空 圧 制 御 M1501 油圧・空圧制御
M1601 電子工学
シーケンス制御
M1602 シーケンス制御
測定法
M1701 精密測定
M1801 機械製図
M1802 機械要素設計
機械設計
及び製図
M1803 機械設計製図Ⅰ
MD001 金型要素設計
専攻学科計
(小 計)
学 年 計(時 間)
2年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
2
20
20
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
24
4
4
2
2
2
14
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
26
64
64
考
○いずれか
○選択
○
(360)
◎
◎
◎集中
◎
◎
◎
◎
◎
○☆
◎
◎
◎
◎
◎☆
◎
◎
◎☆(情報処理実習Ⅱ)
◎
◎
◎(工業材料)
◎(機械加工)
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎(機械設計製図)
(1152)
履修科目単位
区 分
コード
M1901
M1902
M1903
M1904
機械加工実習 M1905
MD002
MD003
M1906
MD004
M2001
専 制御工学実習
M2002
攻
測定実習
M2101
実
M2201
技
M2202
設計及び
M2203
製図実習
MD005
MD006
MD007
M2301
総合制作
M2302
インターンシップ
M2401
授業科目
機械工作実習
機械加工実習Ⅰ
機械加工実習Ⅱ
精密加工実習
1年次
1期 2期 3期 4期 5期 6期 7期 8期
4 (4)
(4) 4 4
2
数値制御加工実習Ⅰ
(2) 2
放電加工実習
射出成形実習
技能向上実習
制作実習(金型)
シーケンス制御実習Ⅰ
シーケンス制御実習Ⅱ
測定実習
CAD実習Ⅰ
CAD実習Ⅱ
CAD/CAM実習
金型設計
金型設計演習
樹脂流動解析実習
機械ゼミ
総合制作実習
企業体験実習
専攻実技計
2年次
1
1
2
2
6
2
4
2
2
2
4
2
2 (2)
2
1
4
6
2
6
2
1
4
1
4
1
8
12 18 11 13
合計
4
4
4
2
2
2
2
2
6
2
4
2
2
2
4
4
2
2
4
12
4
備
◎
◎
◎集中
○
◎
◎(数値制御加工実習Ⅱ)
◎(機械加工実験)
○
○
◎
◎☆
◎
◎
◎
◎
◎(CAD実習Ⅱ)
○☆
◎(機械加工実験)
○☆
◎☆集中(4)
◎☆集中
72
備考欄の☆マークのある科目については、
実践型人材養成システム活用者は、システ
ムのOJTの評価でその成績に替える
☆の総単位数:36単位
(小 計)
学 年 計 (時 間)
総 合 計
時 間 計
4
6 2 6
18 (324)
81
1458
12 18 11 13
54 (972)
75
1350
考
72
72 (1296)
156
2808
資 料
区
分
一
般
教
育
科
科
目
系
基
礎
学
科
系
基
礎
実
技
専
攻
学
科
専
攻
実
技
6.17 情報技術科履修科目単位表(専門課程:実践型人材養成システム)
合計
1年次
2年次
教科の科目
授業科目
単位
前期
後期
前期
後期
第1 第2 第3 第4 第5 第6 第7 第8
人文科学
キャリア形成論
1
1
社会科学
倫理学
2
1
1
職業社会論
2
1
1
自然科学
生産環境学
1
1
基礎数学
2
2
数学Ⅰ
2
1
1
物理学
2
1
1
外国語
英語Ⅰ
2
1
1
英語Ⅱ
2
1
1
保健体育
体育
2
1
1
一 般 教 育 科 目 計
18
4
3
4
3
2
2
0
0
電子工学概論
電気・電子工学概論
2
2
デジタル工学
2
2
情報数学
確率・統計
2
2
線形代数
2
1
1
数値解析
2
1
1
計算機工学
計算機工学
2
1
1
ソフトウェア工学
ソフトウェア生産工学
4
2
2
生産工学
生産工学
2
1
1
安全衛生工学
安全衛生工学
2
1
1
系 基 礎 学 科 計
20
3
5
5
5
1
1
0
0
情報数学演習
数値計算実習
4
2
2
ソフトウェア工学基本実習 ソフトウェア制作実習Ⅰ
4
2
2
計算機工学実習 計算機命令実習
2
2
デジタル工学実習
4
2
2
安全衛生作業法 他の授業科目に包括
0
系 基 礎 実 技 計
14
0
0
6
6
2
0
0
0
データ通信工学
情報通信工学
2
2
工場内ネットワーク
4
2
2
通信信号処理
2
オペレーティングシステム オペレーティングシステム
2
2
システム工学
2
2
データ工学
データ構造アルゴリズム
4
2
2
生産データベース
4
2
2
生産システム工学Ⅰ
2
2
生産システム工学Ⅱ
2
2
実践型通信システム
6
3
3
専 攻 学 科 計
30
8
6
0
0 11 5
0
0
ソフトウェア
工学実習
ソフトウェア制作演習
2
2
システム分析・設計実習
4
4
データ構造・アルゴリズム実習
4
2
2
生産データベース実習
4
2
2
情報工学
実習
オペレーティングシステム実習
4
2
2
生産システム工学実習
4
4
データ通信実習
工場内ネットワーク実習
4
2
2
生産通信システム実習Ⅰ
4
4
生産通信システム実習Ⅱ
4
4
図形処理
実習
デジタル信号処理実習
2
2
総合制作
情報総合演習Ⅰ
12
6
6
情報総合演習Ⅱ
24
12 12
情報総合演習Ⅲ
2
2
専 攻 実 技 計
74
4
4
4
8
0 14 20 20
一
般
教
育
科
目
計 18
4
3
4
3
2
2
0
0
系
基
礎
学
科
計 20
3
5
5
5
1
1
0
0
系
基
礎
実
技
計 14
0
0
6
6
2
0
0
0
専
攻
学
科
計 30
8
6
0
0 11 5
0
0
専
攻
実
技
計 74
4
4
4
8
0 14 20 20
合 計
156 19 18 19 22 16 22 20 20
標
準
備 考
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(データ通信工学)
○
(オペレ-ティン グ システム )
○
○
(図形処理工学)
(図形処理工学)
(工学システム)
○
○
○
○
○
(情報工学演習)
○
(データ通信実習)
(データ通信実習)
○
○
(総合制作)
(総合制作)
6.18 能力開発セミナー実施状況
6.18.1 能力開発セミナー実施状況総括表
6.18.2 平成 16 年度能力開発セミナー実施表
6.18.3 平成 17年度能力開発セミナー実施表
6.18.4 平成 18年度能力開発セミナー実施表
6.18.5 平成 20 年度能力開発セミナー実施表
6.18.6 平成 21 年度能力開発セミナー実施表
6.18.7 平成 22 年度能力開発セミナー実施表
6.18.8 平成 23 年度能力開発セミナー実施表
6.18.9 平成 24 年度能力開発セミナー実施表
資 料
6.18.1 能力開発セミナ-実施状況総括表
実施年度
コース数 訓練時間数(H) 修了者(人)
平成2年度~平成6年度
206
3,476
1,221
平成7年度
119
2,087
697
平成8年度
127
3,114
1,214
平成9年度
89
3,014
682
平成10年度
108
4,974
669
平成11年度
104
3,992
1,018
平成12年度
125
4,769
1,131
平成13年度
125
4,176
1,267
平成14年度
96
3,373
984
平成15年度
88
3,431
785
平成16年度
129
3,689
1,132
平成17年度
241
4,329
2,007
平成18年度
99
2,760
965
平成19年度
-
-
平成20年度
38
180
290
平成21年度
57
1,280
668
平成22年度
59
1,405
522
平成23年度
65
1,184
663
平成24年度
49
864
577
1,924
52,097
16,492
※平成11年度年度以降は、企業人スクールを含む。
備 考
- 実施していない。
6.18.2 平成16年度 能力開発セミナー実施表
開催月 コース番号 訓練時間
コース名
4
A0082
60
木質構造耐力壁の面内せん断試験・壁倍率評価
4
A0111
60
新工法機械式鉄筋継手の性能評価
4
D0041
12
ドロー系ソフト描画実践
5
D0042
12
ドロー系ソフト描画実践
5
E0061
30
アナログ回路の設計と評価
5
EF041
18
RISCチップマイコンPIC利用技術(C言語)
5
C0131
12
分析精度管理技術
5
EH011
30
電気設備CAD応用技術
5
H0031
18
木造床の鉛直振動評価法(総合編)
5
PI011
186 ものづくりのためのアルゴリズムとデータ構造の実践的技術
5
PI021
186 ものづくりのためのオブジェクト指向とネットワーク系技術
5
I0051
18
C++オブジェクト指向プログラミング
5
ZK011
21
冷却塔の地震応答評価
5
ZK021
24
免震建物応答評価法の検証と設計図書作成技術
6
I0061
18
VisualC++(ダイアログベース)
6
ZK041
12
振動方程式の数値解法とデーター加工技術
6
ID023
24
WWWでのコンテンツ制作技術(2次元編)
6
E0062
30
アナログ回路の設計と評価
6
D0121
24
新製品開発デザイン技術(企画編)
6
ZK051
18
免震工法建物の設計実務
6
H0041
18
木造床の鉛直振動評価法(実測編)
6
E0031
24
アナログ電子回路のノイズ対策
6
EF051
12
ネットワーク技術
6
ZK031
21
防振ユニット上設備機器の振動解析
6
EH012
30
電気設備CAD応用技術
6
E0011
18
計装データ処理技法
7
DB041
12
ドロー系ソフト描画実践
7
I0011
60
アルゴリズムとデータ構造の応用
7
B0031
18
建築CADマネジメント
7
E0032
24
アナログ電子回路のノイズ対策
7
KM011
84
エンジニアのための機械工作と機械部品の応用解析
7
H0051
18
木造床の鉛直振動評価法(応用編)
7
ZK007
24
新型接合材の開発と解析
7
ZK006
18
RC造建物の耐震解析と免振工法採用時の挙動解析
7
DB021
12
パステル画表現技法(A)
7
D0051
36
木工製品製作及び製品開発の為の実践技術と指導技法の習得
7
S0041
48
シーケンス制御の実務
7
A0081
60
木質構造耐力壁の面内せん断試験・壁倍率評価
7
K0032
60
レーザ加工技術
7
DB022
12
パステル画表現技法(B)
7
A0041
60
建築施工図の作成と建築情報管理
8
D0021
36
製品開発技術(デザインモデルの制作技術)
8
M0071
30
三次元CAD技術(ソリッドモデル編)
8
ZK081
18
CLB免震工法建物の地震時挙動の実験検証
8
ZM011
18
3次元CADと光造形システムによるデジタルマニュファクチュアリング技術
8
E0053
12
実装とノイズ対策
8
ID021
24
WWWでのコンテンツ制作技術(ホームページ作成)
8
D0071
24
実践的チラシ広告デザイン
8
A0011
60
住宅室内の空気環境の性能評価・検査技術
8
H0111
12
木造住宅の耐震診断と補強技術
8
ZC011
12
HPLCを用いたカフェイン分析法における迅速前処理法の検討
9
B0032
18
建築CADマネジメント2
9
ID031
12
WWWでのコンテンツ制作技術(応用実践編)
9
ZI001
20
生産管理情報システムの実装
9
F0041
60
VerilogHDLによるディジタル回路設計
9
K0021
60
物つくりのための有限要素法と実験解析技術
9
ID041
12
WWWでのコンテンツ制作技術(応用実践編)
9
S0051
30
有接点リレーシーケンスとPLCの実務
9
ZE001
18
マイクロ波回路
9
C0132
12
分析精度管理技術
9
D0131
24
新製品開発デザイン技術(制作編)
9
E0012
18
計装データ処理技法
9
ID022
24
WWWでのコンテンツ制作技術(ホームページ作成)
9
ZK091
18
パーシャルプレストレスコンクリート梁の実験検証
修了者数
8
10
3
4
9
3
16
7
10
9
21
8
6
5
7
5
2
10
6
5
10
7
6
6
18
8
8
6
10
7
4
10
4
5
6
4
8
12
10
10
20
6
6
3
5
3
6
5
10
21
4
4
4
3
9
5
4
19
14
7
6
13
8
4
備 考
企業人
企業人
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
企業人
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
企業人
東京ステ
東京ステ
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
開催月 コース番号 訓練時間
コース名
10
C0033
12
高速液体クロマトグラフィーを用いた実践分析
10
ZI003
18
信号処理システムへのオブジェクト指向技術の組み込みと評価
10
E0063
30
アナログ回路の設計と評価
10
B0063
15
建築CADマネジメント
10
B0062
24
建築CAD実践技術
10
DB011
24
パステルによる写実的表現方法
10
ZM021
18
非接触3D計測とPRのためのデータ作成技術
10
ZM031
12
射出成形金型の製品モデルチェンジ時における流用技術
10
E0013
18
計装データ処理技法
10
F0042
60
VerilogHDLによるディジタル回路設計
10
E0071
18
アナログ回路の設計と評価(トランジスタ編)
10
E0033
24
アナログ電子回路のノイズ対策
11
E0051
12
実装とノイズ対策
11
B0064
15
建築CADマネジメント
11
E0021
24
ディジタル回路設計(論理設計)
11
E0072
18
アナログ回路の設計と評価(トランジスタ編)
11
A0121
60
既存RC造建物の調査・診断・補強技術
11
C0032
12
高速液体クロマトグラフィーを用いた実践分析
11
C0051
12
蛍光X線分析法による環境試料の分析
11
E0052
12
実装とノイズ対策
11
E0081
18
アナログ回路の設計と評価(オペアンプ編)
11
P0081
60
Linuxシステム管理技術
11
E0041
12
ディジタル回路設計
11
ZD001
24
デザインサーベイとマーチャンダイジングに向けての具体的新商品開発技術
11
B0033
15
建築CADマネジメント
11
P0121
60
最新のソフトウェア開発方法論(設計から検証まで)
12
S0061
12
包装機械設計実務
12
H0113
12
木造住宅の耐震診断と補強技術
12
E0073
18
アナログ回路の設計と評価(トランジスタ編)
12
D0061
24
ペイント系ソフト応用技術
12
ZK111
18
制振装置を用いた建物の解析と検証
12
K0011
120 IT支援によるプラスチック金型の設計・製作と射出成形技術
12
ZI002
12
電子メールサービスシステムの基本モデルの構築とその評価
12
F0043
60
VerilogHDLによるディジタル回路設計
12
ZD003
12
メティエ加工に基づいたモックアップ制作技術
12
H0112
12
木造住宅の耐震診断と補強技術
12
ME012
18
PLCの応用通信技術
12
M0072
18
三次元CAD技術2(ソリッドモデル編)
12
F0061
72
ノイズ対策
12
EF021
18
光施工実践技術
12
D0052
36
木工製品製作及び製品開発の為の実践技術と指導技法の習得
12
A0091
60
木質系門形フレームの性能評価
12
ZK101
18
十字断面鉄筋コンクリート柱の強度検証と免震性能評価
12
ZS031
12
焼結金属部品のクラック及びワレのエレクトロニクス応用による検出方法
12
ZP011
18
多数サーボコントローラの開発と性能評価
1
ZK121
18
既存RC造建物の耐震補強と検証
1
EF001
12
FTTH配線技術
1
K0041
60
ものづくりのための精密加工
1
D0044
12
ドロー系ソフト描画実践
1
D0043
12
ドロー系ソフト描画実践
1
D0053
36
木工製品製作及び製品開発の為の実践技術と指導技法の習得
1
E0042
12
ディジタル回路設計
1
F0051
60
ネットワーク構築を用いたリアルタイム制御システムの開発
1
C0135
12
イオンクロマトグラフ法による分析技術
1
H0114
12
木造住宅の耐震診断と補強技術
1
EF012
12
FTTH配線技術
2
ZK131
12
鉄筋コンクリート造変断面部材の終局強度解析と検証
2
D0046
12
ドロー系ソフト描画実践
2
ZD002
24
人間工学的アプローチに基づいたプロトタイプモデルの制作技術
2
H0115
12
木造住宅の耐震診断と補強技術
3
A0021
60
微動測定による建築物の剛性評価
3
ZK141
12
塗料の腐食遅延効果測定実験
3
D0072
24
実践的チラシ広告デザイン
3
C0134
12
分析精度管理技術
合計
3689 129コース 内訳 一般コ-ス 80コ-ス 785名
企業人スク-ル 23コ-ス 231名 「企業人」と表示
東京ステ-ション 26コース 116名 「東京ステ」と表示
修了者数
4
1
7
18
3
3
2
4
9
9
10
7
7
20
7
12
22
5
4
8
10
3
8
6
14
12
19
13
5
4
4
18
3
4
4
42
9
4
4
75
5
8
3
4
3
5
12
10
6
6
7
8
7
3
13
50
5
5
6
13
10
3
3
7
1132
備 考
東京ステ
東京ステ
東京ステ
企業人
企業人
企業人
東京ステ
企業人
東京ステ
企業人
東京ステ
企業人
東京ステ
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
企業人
企業人
東京ステ
企業人
東京ステ
選択番号
A002
A005
A006
A007
A007
A008
A009
A01
A016
A017
A018
A019
A02
A020
A05
A06
A09
A13
A14
A15
A17
A19
A21
B001
B007
B009
B010
B013
B014
B015
C001
C005
C009
C010
C011
C012
C013
C014
C014
C015
C016
C017
D001
D004
D005
D007
D007
D008
D008
D009
D010
D011
D016
D016
D017
D018
コース番号
A0020
A0040
A0050
A0060
A0061
A0072
A0080
A01
A0071
HA051
A0031
A0073
A02
A0070
A05
A06
A09
A13
A14
A15
A17
A19
A21
B0010
B0070
B0090
B0100
B0011
B0091
B0092
C0010
C0050
C0090
ZC001
ZC002
C0100
C0110
C0120
C0121
C0130
C0140
C0150
D0011
D0040
D0050
D0070
D0071
D0080
D0081
D0090
D0100
D0110
D0160
D0161
D0171
D0180
訓練時間
60
60
60
60
60
60
60
12
60
12
60
60
12
60
12
12
12
12
12
12
12
12
12
24
15
15
36
24
15
12
12
18
12
12
12
12
12
12
12
12
12
12
12
18
18
12
12
12
12
12
12
12
12
12
12
12
6.18.3 平成17年度 能力開発セミナー実施表
コース名
既存RC造建物の耐震補強設計と性能評価技術
木質構造耐力壁の面内せん断試験・壁倍率評価
木質系門形フレームの性能評価
新工法機械式鉄筋継手の性能評価
新工法機械式鉄筋継手の性能評価
CADによる施工図作成・管理技術
建築施工図の作成と建築情報管理
「あの人の下で働きたい」と言わせるマネジメント
CADによる施工図作成・管理技術
木造住宅の精密耐震診断技法
微動測定による建築物の剛性評価
CADによる施工図作成・管理技術
工事課長の施工プロセス管理
CADによる施工図作成・管理技術
経理部門ができる 経審を活用した経営体質強化策
実践営業コーチング
リフォームマインドに基づく顧客満足経営
組織・風土改革のためのリーダー育成
警備業法改正に伴う警備員指導教育責任者が行うべき専門的かつ効果的な教育
創造的会議のマネジメント向上
企業価値創造をめざすプロジェクトマネジメント
経営層のための「ビジネス」に活かす知的財産
福祉住環境整備の新しい課題と実践的技術演習
建築CAD
パステル画表現技法
建築CAD実践技術
実践木材加工技術
建築CAD
建築CAD実践技術
建築CAD実践技術
高速液体クロマトグラフィーを用いた実践分析技術
ガスクロマトグラフを用いた分析技術
分析精度管理技術
高速液体クロマトグラフイーを用いたビスフェノールAの分析技術
ガスクロマトグラフにおける化学物質の分離条件の検討
化学分析操作の実践技術
ガスクロマトグラフ分析技術
高速液体クロマトグラフ分析技術-飲料中のカフェイン分析-
高速液体クロマトグラフ分析技術-飲料中のカフェイン分析-
ガスクロマトグラフ質量分析法
マススペクトルの解析技術
水質分析技術 (COD, BOD, TOCの測定法)
デザインモデルの制作技法(カーモデリング)
製品開発プロセスの実践(計画編)
製品開発プロセスの実践(プレゼンテーション編)
実践WEB情報デザイン
実践WEB情報デザイン
実践WEBアニメーション作成技術
実践WEBアニメーション作成技術
実践WEBサイトコンテンツ制作技術
WEBサイトコンテンツ再構築技術
広報資料作成技術/文字組編
ペイント系ソフト実践技術
ペイント系ソフト実践技術
ペイント系ソフト応用技術1(文字加工)
ペイント系ソフト応用技術(写真合成)
受講者数 修了者数 備 考
12
10
10
10
4
8
12
1
10
18
5
9
4
9
2
1
2
1
1
1
3
1
5
7
3
20
3
10
19
19
3
7
10
3
2
10
5
5
6
3
9
8
5
10
10
5
7
7
7
5
13
3
4
3
4
4
12
10
10
10
4
8
12
0
9
18
5
6
3
6
1
1
2
1
1
1
3
1
5
7
3
20
3
10
15
18
3
7
9
3
2
7
5
4
6
2
8
7
5
10
10
5
7
7
7
5
6
3
4
3
3
4
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
D018
D019
D019
D019
D020
D020
D020
D020
D020
D020
D020
D021
D022
D023
D023
D024
E001
E001
E001
E001
E002
E003
E003
E003
E003
E005
E006
E006
E006
E007
E007
E008
E008
E009
E010
E012
E013
E013
E014
F001
F002
F002
F004
F005
F005
F005
F010
F011
H002
H002
H003
H004
H008
H012
H013
I001
D0181
D0190
D0191
D0192
D0200
D0201
D0202
D0203
D0204
D0205
D0206
D0210
D0220
D0231
D0232
D0091
E0010
E0011
E0012
E0013
E0020
E0030
E0031
E0032
E0033
E0051
E0060
E0061
E0062
E0070
E0071
E0080
E0081
E0090
E0102
E0101
E0041
E0042
E0091
F0010
F0020
F0021
F0040
F0050
F0051
F0052
EF040
F0060
H0020
H0021
H0030
H0040
H0080
H0091
H0092
PI010
12
12
12
12
12
12
12
12
12
12
12
18
18
12
12
12
18
18
18
18
24
24
24
24
24
12
18
18
18
18
18
18
18
18
18
15
18
18
18
60
60
60
60
60
60
60
12
12
24
24
18
12
18
15
15
186
ペイント系ソフト応用技術(写真合成)
実践的チラシ広告デザイン
実践的チラシ広告デザイン
実践的チラシ広告デザイン
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
漆塗装と木製品開発のための実践計画と指導技法
新製品開発デザイン技術(企画編)
新製品開発デザイン技術(制作編)
ドロー系ソフト描画実践
ドロー系ソフト描画実践
実践WEBサイトコンテンツ制作技術
計装データ処理技法
計装データ処理技法
計装データ処理技法
計装データ処理技法
ディジタル回路設計(論理設計)
アナログ電子回路のノイズ対策
アナログ電子回路のノイズ対策
アナログ電子回路のノイズ対策
アナログ電子回路のノイズ対策
実装とノイズ対策
アナログ回路の設計と評価(設計技術編)
アナログ回路の設計と評価(設計技術編)
アナログ回路の設計と評価(設計技術編)
アナログ回路の設計と評価(応用実践編)
アナログ回路の設計と評価(応用実践編)
アナログ回路の設計と評価(オペアンプ編)
アナログ回路の設計と評価(オペアンプ編)
電子機器の実装と熱設計
PLCの応用通信技術
PLCの応用通信技術
ディジタル回路設計(論理設計)
ディジタル回路設計(論理設計)
電子機器の実装と熱設計
RISCチップマイコンPIC利用技術
VerilogHDLによるディジタル回路設計
VerilogHDLによるディジタル回路設計
ネットワーク構築を用いたリアルタイム制御システムの開発
マイクロオプティクス実装技術
マイクロオプティクス実装技術
マイクロオプティクス実装技術
ネットワーク技術
リアルタイムOSと組込みシステム技術
電気設備CAD(応用)-建築図面作成編
電気設備CAD(応用)-建築図面作成編
電気設備CAD(応用)-配線図作成・演習編
木造住宅の耐震診断と補強技術
木造耐力壁の壁倍率評価法
構造物の弾・塑性解析技術(弾性編)
構造物の弾・塑性解析技術(塑性編)
ものづくりのためのアルゴリズムとデータ構造の実践的技術
5
5
3
7
5
7
12
3
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6
5
9
9
6
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企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
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M003
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M005
M006
M007
M008
M009
M009
P004
P006
P014
P020
P020
P020
P021
P021
P021
P021
P021
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P023
P023
P023
F010
F011
H002
H002
H003
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H008
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H013
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I002
I002
I003
I004
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I0030
I0040
I0050
I0070
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K0010
K0020
MK010
MK040
K0041
K0042
M0020
M0030
M0041
M0051
M0060
KM010
ZS001
M0021
M0022
P0040
P0060
IP010
IP060
IP061
IP062
IP070
IP071
IP072
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IP081
IP090
IP091
IP092
EF040
F0060
H0020
H0021
H0030
H0040
H0080
H0091
H0092
PI010
I0010
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15
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15
186
12
12
12
60
66
60
C++オブジェクト指向プログラミング
C++オブジェクト指向プログラミング
VC++.netによるアプリケーション開発
オブジェクト指向とネットワーク系技術(Javaプログラミング編)
オブジェクト指向とネットワーク系技術(Javaサーブレット編)
オブジェクト指向とネットワーク系技術(UML編)
TCP/IP構造と状態遷移
インターネット(システム環境構築)
ファイアウォールの構築技術
セキュリティポリシー設計技法
LAN障害解析
IT支援によるプラスチック金型の設計とCAD/CAM技術
IT支援によるプラスチック金型のCAEと射出成形技術
国際安全規格ISO12100の構築
生産現場の安全衛生教育(労安法第59条雇い入時の安全衛生教育)
ものづくりのための精密加工
ものづくりのための精密加工
マルチエンジニア育成セミナー
自動機械設計実務
三次元CAD技術(ソリッドモデル編)
3次元CAD応用技術
非接触3D計測とRP技術
エンジニアのための機械工作と機械部品の応力解析
天井吊下式機器の指向性を遠隔制御する制御システムの開発
マルチエンジニア育成セミナー(機械要素編)
マルチエンジニア育成セミナー(機械要素編)
最新のソフトウェア開発技法(UML・形式手法等による設計から検証まで)
Web-DB連携アプリケーション開発(ASP.NET編)
SQL実践(SQL操作編)
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
Linuxシステム管理技術実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
ネットワーク技術
リアルタイムOSと組込みシステム技術
電気設備CAD(応用)-建築図面作成編
電気設備CAD(応用)-建築図面作成編
電気設備CAD(応用)-配線図作成・演習編
木造住宅の耐震診断と補強技術
木造耐力壁の壁倍率評価法
構造物の弾・塑性解析技術(弾性編)
構造物の弾・塑性解析技術(塑性編)
ものづくりのためのアルゴリズムとデータ構造の実践的技術
C++オブジェクト指向プログラミング
C++オブジェクト指向プログラミング
VC++.netによるアプリケーション開発
オブジェクト指向とネットワーク系技術(Javaプログラミング編)
オブジェクト指向とネットワーク系技術(Javaサーブレット編)
オブジェクト指向とネットワーク系技術(UML編)
6
7
7
19
19
19
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4
3
3
6
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3
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企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
I008
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P020
P020
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P023
P023
P023
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S004
S004
S005
S005
S007
S008
S008
ZA01
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K0041
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M0020
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M0060
KM010
ZS001
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M0022
P0040
P0060
IP010
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S0032
ZA001
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12
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18
18
12
12
TCP/IP構造と状態遷移
インターネット(システム環境構築)
ファイアウォールの構築技術
セキュリティポリシー設計技法
LAN障害解析
IT支援によるプラスチック金型の設計とCAD/CAM技術
IT支援によるプラスチック金型のCAEと射出成形技術
国際安全規格ISO12100の構築
生産現場の安全衛生教育(労安法第59条雇い入時の安全衛生教育)
ものづくりのための精密加工
ものづくりのための精密加工
マルチエンジニア育成セミナー
自動機械設計実務
三次元CAD技術(ソリッドモデル編)
3次元CAD応用技術
非接触3D計測とRP技術
エンジニアのための機械工作と機械部品の応力解析
天井吊下式機器の指向性を遠隔制御する制御システムの開発
マルチエンジニア育成セミナー(機械要素編)
マルチエンジニア育成セミナー(機械要素編)
最新のソフトウェア開発技法(UML・形式手法等による設計から検証まで)
Web-DB連携アプリケーション開発(ASP.NET編)
SQL実践(SQL操作編)
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
製造業の情報化と業務改善実践編
Linuxシステム管理技術実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
最新のソフトウェア開発技法実践編
ネットワーク管理とセキュリティ技術実践編
ネットワーク管理とセキュリティ技術実践編
ネットワーク管理とセキュリティ技術実践編
ネットワーク管理とセキュリティ技術実践編
ネットワーク管理とセキュリティ技術実践編
PERLによるCGIプログラミング実践編
SQL実践(SQL操作編)
SQL実践(SQL操作編)
SQL実践(SQL操作編)
SQL実践(SQL操作編)
SQL実践(SQL操作編)
リレーシーケンス制御とPLC(制御機器編)
リレーシーケンス制御とPLC(制御機器編)
リレーシケンス制御とPLC(PLC活用編)
リレーシケンス制御とPLC(PLC活用編)
車椅子昇降機の耐久性能の検証
アナログ回路の設計と評価(トランジスタ編)
アナログ回路の設計と評価(トランジスタ編)
車椅子昇降機の耐振動性能の検証
車椅子昇降機の耐熱性能の検証
11
4
3
3
6
20
20
3
20
10
7
21
24
4
6
4
7
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6
6
5
3
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16
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12
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4
9
9
14
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10
12
12
12
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15
4
8
9
15
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5
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5
5
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3
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6
20
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2
20
10
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19
24
4
6
4
7
5
6
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3
2
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14
13
12
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8
8
14
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10
11
11
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4
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15
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5
12
9
11
9
5
9
12
5
5
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
ZA03
ZA04
ZA05
ZA06
ZA07
ZB01
ZH01
ZK01
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ZP02
ZS03
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ZS05
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ZA003
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ZA005
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ZA007
ZB001
ZH001
ZK001
ZM001
ZP001
ZP002
ZS003
ZS004
ZS005
ZS006
合計
12
12
60
18
18
18
12
12
12
12
18
12
12
12
12
4329
4
粘着耐震シートを用いた什器の耐震性の検証と評価
4
模擬地震動を用いたシステムパーティションの耐震性能の検証
5
半水石膏を用いた添加剤の粘土地盤における強度発現特性の検証
3
粘着耐震シートと各種仕上げ材の接着強度特性の検証と地震時挙動の評価技法
5
粉体噴射攪拌工法用新添加剤改良土壌の強度と地震時加速度増幅率の検証
5
機械のモニタリングとその表示方法についての検証
4
合成構造におけるせん断力分布の解明
3
マシニングセンター等における切削時工具振れの解析
5
高精度位置決め穴あけ治具の開発
3
各種ロボット用サーボモータに対応したコントローラ製作技術
3
部品表展開装置の製作と性能評価
5
フェルト繊維の温度特性の測定実験と検証
4
乳化燃料の製造及び利用技術に関する検討
5
感温繊維素材の人間工学的影響についての検証
5
中実軸の表面あらさによる摩擦係数の算出
241コ-ス
2105
内訳 一般コ-ス 184コ-ス 1519名
企業人スク-ル 40コ-ス 415名 「企業人」と表示
東京ステ-ション 17コース 73名 「東京ステ」と表示
4
4
5
3
5
5
4
3
5
3
3
5
4
5
5
2007
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
選択番号
A002
A003
A004
A005
A008
A009
A011
A012
A014
A015
A017
C001
C002
C003
C004
C005
C006
C007
C008
C009
C010
C051
D003
D004
D005
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D012
E001
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E004
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E006
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E009
E011
E012
E013
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E017
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E019
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E092
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F001
F002
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F005
F006
H003
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I002
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コース番号
A0060
A0070
A0071
A0080
A0100
A0101
A0110
A0111
A0180
A0181
A0020
C0010
C0011
C0020
C0021
C0030
C0040
C0050
C0060
C0061
C0070
C0051
D0020
D0021
D0030
D0040
D0012
E0010
E0011
E0012
E0013
E0020
E0021
E0022
E0031
E0040
E0041
E0042
E0043
E0050
E0051
E0052
E0060
E0061
E0062
E0070
E0080
E0091
E0100
E0023
E0044
E0045
E0046
E0047
E0063
E0064
E0092
E0093
F0010
F0011
F0012
F0030
F0040
H0030
I0010
I0020
I0030
訓練時間
60
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60
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18
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24
24
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12
12
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39
39
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18
12
18
18
18
18
24
24
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12
12
18
18
18
18
18
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18
18
18
18
24
12
12
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12
18
18
15
15
60
60
60
12
12
18
60
60
60
6.18.4 平成18年度 能力開発セミナー実施表
受講者数 修了者数 備 考
コース名
建築実務図面の作成と建築情報管理
8
8
企業人
木質構造耐力壁の面内せん断試験・壁倍率評価
10
10 企業人
木質構造耐力壁の面内せん断試験・壁倍率評価
8
8
企業人
木質系門形フレームの性能評価
10
10 企業人
総合的施工現場管理技術(施工管理と測量技術)
8
7
総合的施工現場管理技術(施工管理と測量技術)
8
8
総合的施工現場管理技術(コスト管理と施工図作成技術)
8
7
総合的施工現場管理技術(コスト管理と施工図作成技術)
8
6
総合的施工現場管理技術(施工管理における画像・CADソフトの活用技術) 8
8
総合的施工現場管理技術(施工管理における画像・CADソフトの活用技術) 8
4
免震工法・制振工法建物の振動解析と設計技術
10
10 企業人
高速液体クロマトグラフ分析技術
10
10
高速液体クロマトグラフ分析技術
9
7
ガスクロマトグラフ分析技術
4
4
ガスクロマトグラフ分析技術
5
5
ガスクロマトグラフ質量分析法
5
4
マススペクトルの解析技術
10
5
水質分析技術 -COD,BOD,TOCの測定法-
5
5
化学分析操作の実践技術
9
7
化学分析操作の実践技術
8
5
イオンクロマトグラフ法による分析技術
5
5
水質分析技術 -COD,BOD,TOCの測定法-
8
7
木工及び樹脂・クラフト製品開発実践技術
5
5
木工及び樹脂・クラフト製品開発実践技術
7
7
製品開発プロセスの実践(計画編)
6
6
製品開発プロセスの実践(プレゼンテーション編)
6
6
実践的チラシ広告デザイン
5
5
計装データ処理技法
11
11
計装データ処理技法
11
11
計装データ処理技法
11
11
計装データ処理技法
10
10
デジタル回路設計
11
11
デジタル回路設計
11
11
デジタル回路設計
12
12
ディジタル回路設計(論理設計)
11
9
実装とノイズ対策
9
9
実装とノイズ対策
10
10
実装とノイズ対策
9
9
実装とノイズ対策
12
12
アナログ回路の設計・製作と評価(設計技術編)
12
12
アナログ回路の設計・製作と評価(設計技術編)
11
11
アナログ回路の設計・製作と評価(設計技術編)
12
12
アナログ回路の設計・製作と評価(応用実践編)
9
9
アナログ回路の設計・製作と評価(応用実践編)
11
11
アナログ回路の設計・製作と評価(応用実践編)
11
11
アナログ回路の設計・製作と評価(トランジスタ編)
9
8
アナログ回路の設計・製作と評価(オペアンプ編)
8
8
電子機器の熱設計
7
7
PLCの応用通信技術
6
6
デジタル回路設計
10
10
実装とノイズ対策
10
10
実装とノイズ対策
16
16
実装とノイズ対策
16
16
実装とノイズ対策
23
21
アナログ回路の設計・製作と評価(応用実践編)
16
16
アナログ回路の設計・製作と評価(応用実践編)
13
13
電子機器の熱設計
14
14
電子機器の熱設計
16
16
電子回路設計・製作技術(ものづくり研修)
8
8
企業人
電子回路設計・製作技術(ものづくり研修)
10
10 企業人
電子回路設計・製作技術(ものづくり研修)
12
12 企業人
ネットワーク技術
6
6
リアルタイムOSと組込みシステム技術
6
6
木造住宅における構造性能評価技術
20
20
アルゴリズムと情報技術(計算機と実務編)
11
11 企業人
アルゴリズムと情報技術(アルゴリズム編)
11
10 企業人
アルゴリズムと情報技術(実践課題編)
11
10 企業人
I004
I005
I006
I007
I009
I013
I014
K001
K002
K006
K007
KM41
M002
M006
M006
M006
M021
M022
P001
P003
P007
P010
P011
P012
S001
S002
S003
S022
ZA01
ZA02
ZM01
ZS01
I0040
I0050
I0060
I0070
I0080
I0120
I0130
K0010
K0020
K0060
K0061
KM041
M0020
M0060
M0061
M0062
M0021
M0022
P0010
P0030
P0070
P0100
P0110
P0120
S0010
S0020
S0021
S0022
ZA001
ZA002
ZM001
ZS001
合計
60
60
60
48
48
12
12
60
60
60
60
18
12
60
60
60
12
12
60
60
24
18
12
12
12
30
30
30
24
18
18
30
2760
オブジェクト指向と情報技術(プログラミング編)
オブジェクト指向と情報技術(アルゴリズム編)
オブジェクト指向と情報技術(実践編)
C++実践技術
サーブレット実践技術
TCP/IP動作と利用
LANトラブルシュート
IT支援によるプラスチック金型の設計とCAD/CAM技術
IT支援によるプラスチック金型のCAEと射出成形技術
中堅設計技術者の機械加工及びCAE解析技術のスキルアップ
中堅設計技術者の機械加工及びCAE解析技術のスキルアップ
3次元CADのモデリング応用技術
現場に密着した設計製図実践技術
エンジニアのための機械加工と機械部品の応力解析
エンジニアのための機械加工と機械部品の応力解析
エンジニアのための機械加工と機械部品の応力解析
現場に密着した設計製図実践技術
現場に密着した設計製図実践技術
卸売・製造業の情報化と実践的業務システムの導入
ネットワーク管理とセキュリティ技術
Webアプリケーション開発(PHP編)
組込みソフトウェア設計技法(状態遷移、UML・形式手法等)
実践Webサイトデータ構造設計技法
企業内ネットワークの導入と運用管理実践編
包装機械設計実務
制御機器の実装技術と制御法
制御機器の実装技術と制御法
制御機器の実装技術と制御法
基礎補強金物の設計と検証
即硬性強度安定型泥土固化技術の検証と評価
環境型プリンタヘッドの再生技術
磁気装置周波数特性の流体挙動解析
99コ-ス
内訳 一般コ-ス 72コ-ス 676名
企業人スク-ル 23コ-ス 274名 「企業人」と表示
東京ステ-ション 4コース 15名 「東京ステ」と表示
21
21
21
9
10
8
7
20
20
6
10
6
18
16
16
15
23
23
5
4
5
4
6
5
18
8
10
6
5
3
2
5
1010
21
21
21
6
9
7
7
17
15
6
10
6
18
16
16
15
22
23
5
4
5
3
6
5
18
8
9
6
5
3
2
5
965
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
6.18.5 平成20年度 能力開発セミナー実施表
選択番号 コース番号 訓練時間
コース名
E001
E0010
66
電子回路設計・実装・評価実践技術
E001
E0011
66
電子回路設計・実装・評価実践技術
E002
E0020
12
生産現場におけるICタグの利用技術
E002
E0021
12
生産現場におけるICタグの利用技術
E003
E0030
12
組み込みシステムへのオブジェクト指向設計(UML)適用技術
E003
E0031
12
組み込みシステムへのオブジェクト指向設計(UML)適用技術
E004
E0040
12
実装とノイズ対策
E005
E0050
24
組込みシステム開発実践(通信編)
E006
E0060
18
電子機器の熱設計応用技術
E007
E0070
12
通信施工における通信制御実務(環境構築編)
E007
E0071
12
通信施工における通信制御実務(環境構築編)
E008
E0080
12
光ファイバ通信の理論と実際
H006
H0060
12
既存木造住宅の性能評価とリフォーム実践技術
H006
H0062
12
既存木造住宅の性能評価とリフォーム実践技術
H007
H0070
12
多質点系の弾塑性地震応答解析実践技術
H008
H0080
24
一質点系の建築振動解析ツール作成と評価技術
H009
H0090
12
木造住宅設計のための耐震精密診断実践技術
H010
H0100
12
既存木造住宅の現地調査法と耐震性能評価技術
H011
H0110
12
木造住宅の耐震精密診断技術
H011
H0111
12
木造住宅の耐震精密診断技術
H011
H0112
12
木造住宅の耐震精密診断技術
H012
H0120
12
天空率による形態制限緩和のための設計支援技術
H013
H0061
12
既存木造住宅の性能評価とリフォーム実践技術
H015
H0140
12
建設業におけるVEの活用技術
M001
M0010
12
被削材および工具材の見方・選び方
M001
M0011
12
被削材および工具材の見方・選び方
M002
M0020
12
エンジニアのためのものづくり技能検証実習
M002
M0021
12
エンジニアのためのものづくり技能検証実習
M003
M0030
60
エンジニアのための機械工作と機械部品の応力解析
M003
M0031
60
エンジニアのための機械工作と機械部品の応力解析
M004
M0040
60
IT支援によるプラスチック金型の設計と射出成形・CAE技術
M005
M0050
12
実践的CAE総合技術
M006
M0060
12
包装機械設計実務
ZA01
ZA001
24
エアーネイラーの過剰空気圧が及ぼす面材系耐力壁の耐力低下
ZA02
ZA002
18
無筋コンクリート基礎梁の部分繊維補強時構造特性の検証と評価
ZA03
ZA003
12
赤球セラミック溶液の誘電導電性の機能性評価
ZA04
ZA004
12
家具転倒防止用の直付け不動王に関する耐震性能評価
ZA05
ZA005
12
無筋コンクリート布基礎補強金物の開発(設計と検証実験)
合計
180
38コ-ス
内訳 一般コ-ス 28コ-ス 183名
企業人スクール 5コ-ス 97名 「企業人」と表示
東京ステ-ション
5コース 10名 「東京ステ」と表示
受講者数 修了者数 備 考
12
15
5
5
8
4
0
1
0
8
8
8
9
6
8
6
8
10
9
6
10
5
5
13
9
5
10
11
25
28
17
6
0
2
3
1
1
3
290
12
15
5
5
8
4
0
1
0
8
8
8
9
6
8
6
8
10
9
6
10
5
5
13
9
5
10
11
25
28
17
6
0
2
3
1
1
3
290
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
選択番号
013
C002
D001
E001
E002
E002
E003
E004
E005
E006
E007
E008
E009
E010
E011
E015
E016
E100
H001
H001
H002
H003
H004
H004
H005
H005
H006
H008
H010
H011
H012
H013
H070
M001
M001
M001
M001
M001
M001
M001
M002
M002
M004
M005
M006
M007
M008
M009
M009
M010
M012
M015
M016
ZA01
ZA02
ZA04
ZAO3
コース番号 訓練時間
E0130
C0020
D0010
E0010
E0020
E0021
E0030
E0040
E0050
E0060
E0070
E0080
E0090
E0100
E0110
E0150
E0160
E0011
H0010
H0011
H0020
H0030
H0041
H0042
H0050
H0051
H0060
H0080
H0100
H0110
H0120
H0130
H0070
M0011
M0012
M0013
M0014
M0015
M0016
M0017
M0020
M0021
M0040
M0050
M0060
M0070
M0080
M0090
M0091
M0100
M0120
M0150
M0160
ZA001
ZA002
ZA004
ZA003
合計
12
18
12
12
66
66
12
18
18
18
18
18
18
30
30
12
12
12
60
60
60
18
18
18
12
12
12
12
12
12
12
12
12
14
14
14
14
14
14
14
60
60
60
60
12
12
15
30
30
12
12
15
12
12
12
12
12
1280
6.18.6 平成21年度 能力開発セミナー実施表
コース名
LAN構築施工・評価技術
ガスクロマトグラフ-質量分析法
機械設計者のための企画開発実習(製品企画編)
実装とノイズ対策
電子回路設計・実装・評価実践技術
電子回路設計・実装・評価実践技術
組込みシステムにおけるプログラム開発技術
機械制御のためのマイコン実践技術
組込み制御システムのオブジェクト指向開発・実装技術
組込みシステムへのオブジェクト指向設計(デザインパターン)適用実践
音声信号処理の解析と雑音対策
LINUXによる組込みシステム開発
再利用性・保守性を重視した組込みシステム開発実践
計測制御技術(自動化編)
計測制御技術(システム構築編)
LINUX制御のためのデバイスドライバ開発技術
マイクロ波無線通信技術(ETC編)
実装とノイズ対策
各種構造等価壁倍率評価法
各種構造等価壁倍率評価法
新工法機械式せん断補強鉄筋継手の性能評価
既存木造住宅の性能評価によるリフォーム設計実践技術
実践木材加工技術における問題解決法と品質の向上
実践木材加工技術における問題解決法と品質の向上
木造住宅の耐震精密診断技術
木造住宅の耐震精密診断技術
建設業におけるVE(バリューエンジニアリング)の活用技術
木質系構造部材の接合部強度評価技術
木造耐力壁の壁倍率評価技術
振動解析技術と耐震設計
建設業の生産現場における法令遵守
制震構造の設計と解析
地域産材の活用技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
QCDを意識したものづくり実習
QCDを意識したものづくり実習
IT支援によるプラスチック金型の設計と射出成形・CAE技術
QCDを意識したものづくり実習
生産現場の機械保全実務
機械技術者のための実践計測技術
設計者のための機械構造解析技術
技能継承等インストラクター育成
技能継承等インストラクター育成
設計・開発段階におけるFMEA・FTAの活用法
実践生産設備のムダ取り改善
製品設計のための3次元検証技術(ソリッド編)
包装機械設計実務
耐震ストッパーの応答加速度におよぼす緩衝材の影響評価
経年変化後の木造住宅土台及び布基礎の補強方法の開発
ポリマーセメントモルタルによる布基礎仕上げ工法の開発
鉄筋コンクリート造T型柱及びL型柱のせん断耐力の検証
57コ-ス
内訳 一般コ-ス 44コ-ス 550名
企業スク-ル 9コース 106名 「企業人」と表示
東京ステ-ション 4コ-ス 12名 「東京ステ」と表示
受講者数 修了者数 備 考
8
2
6
10
11
14
20
20
20
20
20
20
20
20
20
2
7
12
4
8
3
5
2
2
10
10
12
8
7
7
11
5
10
18
16
17
16
15
17
23
28
28
6
7
7
7
4
27
28
6
4
4
27
3
3
3
3
673
8
2
6
10
11
13
20
20
20
20
20
20
20
20
20
2
7
12
4
8
3
5
2
2
10
10
12
8
7
7
11
5
10
18
16
17
16
15
17
23
28
28
4
7
7
7
4
27
26
6
4
4
27
3
3
3
3
668
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
選択番号
C001
C002
D001
E003
E501
E502
E503
E504
E505
E506
E507
E508
E509
E510
E511
E511
E511
E511
E511
E512
E512
E514
H001
H501
H502
H503
H505
H505
H506
H507
H509
H510
H510
H511
H512
H514
H515
H516
H517
H518
H519
H519
H519
H521
M001
M501
M501
M501
M501
M501
M502
M503
M503
M505
M507
M511
M512
M514
ZA01
6.18.7 平成22年度 能力開発セミナー実施表
コース番号 訓練時間
コース名
C0010
12
高速液体クロマトグラフィーを用いた実践分析技術
C0020
18
ガスクロマトグラフ-質量分析法
D0010
12
機械設計者のための企画開発実習(製品企画編)
E0031
12
マイクロ波無線通信技術(ETC編)
E5010
12
組込みシステムにおけるプログラム開発技術
E5020
18
機械制御のためのマイコン実践技術
E5030
18
ディジタル信号解析手法と信号処理への応用
E5040
18
音声信号処理の解析と雑音対策
E5050
18
組込み制御システムのオブジェクト指向開発・実装技術
E5060
18
組込みシステムへのオブジェクト指向設計(デザインパターン)適用実践
E5070
18
再利用性・保守性を重視した組込みシステム開発実践
E5080
18
Linuxによる組込みシステム開発
E5090
18
計測制御技術(RS-232C編)
E5100
24
マイコン制御システム開発実践技術
E5110
12
実装とノイズ対策
E5111
12
実装とノイズ対策
E5112
12
実装とノイズ対策
E5113
12
実装とノイズ対策
E5114
12
実装とノイズ対策
E5120
66
電子回路設計・実装・評価実践技術
E5121
66
電子回路設計・実装・評価実践技術
E5140
18
機械制御のためのマイコン実践技術
H0010
12
住宅の気密性能測定実践技術
H5010
60
各種構造等価壁倍率評価法
H5020
60
新工法機械式せん断補強鉄筋継手の性能評価
H5030
12
木質系構造部材の接合部強度評価技術
H5050
12
地域産材の活用技術
H5220
12
地域産材の活用技術
H5060
18
既存木造住宅の性能評価によるリフォーム設計実践技術
H5070
12
建設業におけるVE(バリューエンジニアリング)の活用技術
H5090
12
建設業の生産現場における法令遵守
H5100
60
新工法機械式せん断補強鉄筋継手の性能評価
H5101
60
新工法機械式せん断補強鉄筋継手の性能評価
H5110
24
在来木造軸組住宅設計実践技術
H5120
12
室内の温熱環境設計技術
H5140
60
各種構造等価壁倍率評価法
H5150
18
高齢者配慮住宅のリフォーム計画実践技術
H5160
12
建築物の環境配慮及びその評価技術
H5170
12
環境アセスメント実務
H5180
12
建設業におけるVE(バリューエンジニアリング)の活用技術
H5190
12
制震構造の設計と解析
H5191
12
制震構造の設計と解析
H5192
12
制震構造の設計と解析
H5210
12
振動測定技術
M0010
60
IT支援によるプラスチック金型の設計と射出成形・CAE技術
M5010
14
現場に密着した設計製図の実践技術
M5011
14
現場に密着した設計製図の実践技術
M5012
14
現場に密着した設計製図の実践技術
M5013
14
現場に密着した設計製図の実践技術
M5014
14
現場に密着した設計製図の実践技術
M5020
72
QCDを意識したものづくり実習
M5030
66
QCDを意識したものづくり実習
M5031
66
QCDを意識したものづくり実習
M5050
12
包装機械設計実務
M5070
18
フライス加工の高精度加工技術
M5110
18
機械保全実践技術(事例・解決編)
M5120
24
機械保全実践技術(スケッチによる診断・評価・改善技術)
M5140
15
PLC制御トラブル処理の実際
ZA001
12
開口のある鉄筋コンクリート布基礎補強金物の開発(設計と検証実験)
合計
1405
59コース
内訳 一般コース 47コ-ス 392名
企業人スクール 11コース 127名 「企業人」と表示
東京ステ-ション 1コース 3名 「東京ステ」と表示
受講者数 修了者数
3
3
6
10
9
7
7
7
7
7
7
7
7
7
15
12
9
10
9
7
11
2
9
10
8
6
7
10
7
7
8
15
15
7
7
15
7
6
6
18
5
7
2
7
7
15
7
23
11
22
6
17
16
26
7
8
7
4
3
537
0
3
6
9
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
15
11
8
10
8
7
11
2
9
10
8
6
7
10
7
6
7
15
15
7
7
15
7
5
3
18
5
7
2
7
7
15
7
23
11
22
6
17
16
26
7
8
7
4
3
522
備 考
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
企業人
東京ステ
選択番号
C001
C002
D001
E211
E211
E212
E212
E212
E223
E223
E224
E224
E225
E226
E226
H001
H301
H302
H304
H305
H306
H307
H308
H309
H310
H312
H313
H314
H315
H315
H315
H315
H316
H317
H318
H319
H320
H321
H322
M001
M101
M101
M101
M101
M101
M104
M105
M106
M108
M110
M111
M111
M112
M112
M113
M113
M114
M114
コース番号
C0010
C0020
D0010
E2110
E2111
E2120
E2121
E2122
E2230
E2231
E2240
E2241
E2250
E2260
E2261
H0010
H3010
H3020
H3040
H3050
H3060
H3070
H3080
H3090
H3100
H3120
H3130
H3140
H3150
H3151
H3152
H3153
H3160
H3170
H3180
H3190
H3200
H3210
H3220
M0010
M0030
M1010
M1011
M1012
M1013
M1040
M1050
M1060
M1080
M1100
M1110
M1111
M1120
M1121
M1130
M1131
M1140
M1141
訓練時間
12
18
12
66
66
12
12
12
15
15
12
12
12
12
12
18
60
12
12
12
12
12
12
24
12
12
12
18
12
12
12
12
12
24
12
12
18
12
12
60
14
14
14
14
14
12
24
15
28
12
12
12
18
18
12
12
12
12
6.18.8 平成23年度能力開発セミナー実施表
コース名
高速液体クロマトグラフィーを用いた実践分析技術
ガスクロマトグラフ-質量分析法
機械設計者のための企画開発実習(製品企画編)
電子回路設計・実装・評価実践技術
電子回路設計・実装・評価実践技術
実装とノイズ対策
実装とノイズ対策
実装とノイズ対策
Webを活用した生産支援システム構築技術
Webを活用した生産支援システム構築技術
LAN構築施工・評価技術
LAN構築施工・評価技術
LAN構築施工・評価技術
光ケーブル端末処理技術
光ケーブル端末処理技術
高齢者配慮住宅のリフォーム計画実践技術
新工法機械式せん断補強鉄筋継手の性能評価
木質系構造部材の接合部強度評価技術
地域産材の活用技術
環境アセスメント実務
建設業におけるVE(バリューエンジニアリング)の活用技術
木造耐力壁の壁倍率評価技術
建設業の生産現場におけるコンプライアンス
在来木造軸組住宅設計実践技術
室内の温熱環境設計技術
住宅基礎の構造設計実践技術
制震構造の設計と解析
木材加工技術における問題解決法と品質の向上
振動測定技術
振動測定技術
振動測定技術
振動測定技術
建築物の環境配慮及びその評価技術
建築計画実践技術
鉄骨構造物における構造計算技術
振動解析技術と耐震設計
バリアフリー住宅の設計実践技術
木質系構造部材の接合部強度評価技術
建築物の環境配慮及びその評価技術
IT支援によるプラスチック金型の設計と射出成形・CAE技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
現場に密着した設計製図の実践技術
包装機械設計実務
旋盤・フライス盤による複合加工実践技術
PLC制御トラブル処理の実際
機械保全実践技術(スケッチによる診断・評価・改善技術)
プラスチック射出成形技術の要点
機械設計者のための企画開発実習(機械設計編)
機械設計者のための企画開発実習(機械設計編)
開発・設計者に必須な工程設計ノウハウとコスト見積もりの実践
開発・設計者に必須な工程設計ノウハウとコスト見積もりの実践
旋盤加工におけるコスト低減
旋盤加工におけるコスト低減
エンジニアのためのものづくり技能検証実習
エンジニアのためのものづくり技能検証実習
受講者数 修了者数
2
2
3
14
10
11
9
5
4
4
24
6
8
5
3
3
3
15
7
2
2
10
2
4
10
3
10
2
10
10
10
10
2
1
10
10
1
7
4
10
3
22
21
18
20
25
6
3
4
24
25
23
25
23
25
23
25
23
2
0
3
14
10
10
6
5
4
3
24
6
8
5
3
3
3
15
7
1
2
10
2
4
10
3
10
2
10
10
10
10
1
1
10
10
1
7
3
10
3
22
21
18
19
25
6
3
4
24
25
23
25
23
25
23
25
23
備 考
企業人
企業人
企業人
企業人
M115
M116
ZA00
ZA01
ZA02
ZA03
ZA04
M1150
M1160
ZA001
ZA010
ZA020
ZA030
ZA040
合計
18
15
48
18
36
18
24
1184
製品設計のための3次元検証技術(ソリッド編)
実践フライス盤加工技術
カーボン繊維で補強したLVL梁と接合部の開発(設計と検証実験)
木造柱仕口金物の開発(強度実験)
在来軸組構法柱軸力を直接地盤に伝達する構法の開発(設計と検証実験)
発熱ガラスを利用した建具の開発(コールドドラフトと結露の検証実験)
無筋コンクリート布基礎を対象とした鋼板接着耐震補強技術の開発
65コ-ス
内訳 一般コ-ス 56コ-ス 588名
企業人スク-ル 4コース 37名 「企業人」と表示
東京ステ-ション 5コース 38名 「東京ステ」と表示
25
7
6
7
13
3
9
676
23
7
6
7
13
3
9
663
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
東京ステ
選択番号
E201
E202
E203
E204
E205
E206
E207
E208
E209
E210
E211
E212
E212
E213
E213
E213
E214
E214
E215
E217
H305
H306
H306
H307
H307
H307
H307
H309
H311
H312
H313
M001
M101
M101
M101
M101
M102
M102
M103
M103
M104
M104
M105
M105
M106
M106
M107
M108
M109
6.18.9 平成24年度 能力開発セミナー実施表
受講者数 修了者数 備 考
コース番号 訓練時間
コース名
E2010
18
組込みシステム開発(プログラミング実践編)
7
7
E2020
18
再利用性・保守性を重視した組込みシステム開発実践
7
7
E2030
18
Linuxによる組込みシステム開発
7
7
E2040
18
Linuxデバイスドライバ開発技術
7
7
E2050
18
Linuxデバイスドライバ開発技術応用(USB編)
7
7
E2060
18
Linuxによる通信制御システム構築
7
7
E2070
18
リアルタイムLinuxによる制御技術
7
7
E2080
18
組込みLinuxシステム開発技術
7
7
E2090
18
組込みLinuxデバイスドライバ開発技術
7
7
E2100
18
組込みLinuxのデバイスドライバ開発(キャラクタデバイス編)
7
7
E2110
18
組込みLinux実装技術
7
7
E2120
66
電子回路設計・実装・評価実践技術
15
15 企業人
E2121
66
電子回路設計・実装・評価実践技術
13
13 企業人
E2130
12
実装とノイズ対策
6
6
E2131
12
実装とノイズ対策
4
4
E2132
12
実装とノイズ対策
4
4
E2140
12
光ケーブル端末処理技術
6
6
E2141
12
光ケーブル端末処理技術
6
6
E2150
12
LAN構築施工・評価技術
12
12
E2170
15
PLC制御トラブル処理の実際
2
2
H3050
12
振動測定技術
9
9
H3060
12
制震構造の設計と解析
9
9
H3061
12
制震構造の設計と解析
10
10
H3070
12
木造耐力壁の壁倍率評価技術
10
10
H3071
12
木造耐力壁の壁倍率評価技術
4
4
H3072
12
木造耐力壁の壁倍率評価技術
6
6
H3073
12
木造耐力壁の壁倍率評価技術
7
7
H3090
12
構造設計技術(構造設計から見た施工監理実践編)
13
13
H3110
12
店舗照明設計の実践技術
11
11
H3120
18
鉄筋の加工・組立実践技術
10
10
H3130
18
コンクリート型枠施工の実践技術
10
10
M0010
60
IT支援によるプラスチック金型の設計と射出成形・CAE技術
5
5
企業人
M1010
15
現場に密着した設計製図の実践技術
23
23
M1011
15
現場に密着した設計製図の実践技術
23
23
M1012
15
現場に密着した設計製図の実践技術
24
24
M1013
15
現場に密着した設計製図の実践技術
21
21
M1020
12
機械設計者のための企画開発実習(機械設計編)
20
20
M1021
12
機械設計者のための企画開発実習(機械設計編)
20
20
M1030
18
開発・設計者に必須な工程設計ノウハウとコスト見積もりの実践
20
20
M1031
18
開発・設計者に必須な工程設計ノウハウとコスト見積もりの実践
20
20
M1040
12
旋盤加工におけるコスト低減
20
20
M1041
12
旋盤加工におけるコスト低減
20
20
M1050
12
切削加工におけるコストダウンの進め方
20
20
M1051
12
切削加工におけるコストダウンの進め方
20
20
M1060
12
エンジニアのためのものづくり技能検証実習
20
20
M1061
12
エンジニアのためのものづくり技能検証実習
20
20
M1070
24
旋盤・フライス盤による複合加工実践技術
2
2
M1080
12
包装機械設計実務
32
32
M1090
15
実践フライス盤加工技術
3
3
合計
864
49コース
577
577
内訳 一般コ-ス 46コ-ス 544名
企業人スク-ル 3コ-ス 33名「企業人」と表示
東京ステ-ション 0コ-ス 0名
資
料
6.19 平成24年度組織図
管理課
管理第一係
管理第二係
経理第一係
経理第二係
管理部
企画調整課
校 長
副校長
学生課
教務課
移転集約係
学生係
就職係
業務係
図書係
教務係
調査役
専門課程
高度技能者
養成課程部
応用課程
総合課程
生産技術科
電子情報技術科
建築科
生産機械システム技術科
生産電子情報システム
技術科
建築施工システム技術科
機械専攻
電気専攻
電子情報専攻
建築専攻
資
料
6.20 職業能力開発総合大学校東京校年賦
年月
記
事
47. 8 訓練会議に事業団本部の3類課程
「指導的技能労働者の養成」提示
48. 2 訓大調査研究部長より調査報告書「3
類課程のあり方と実施上の諸問題」に
ついて説明会が開催される
48. 4 中村校長、多賀谷副校長着任
「3類課程開設準備室が設置される
以上附属総訓関係
6 新訓練科8科開設について校内合意、
関係機関了承される
8 東京職業訓練短期大学校8科開設を
労働省より新聞社に発表(8月28日)
10 職業訓練大学校の相模原市への移転完
了 雇用保険法案は継続審議となる
49. 2 新科のカリキュラムとその他につい
て校内合意、関係機関了承される
4 雇用保険法継続審議のため、訓大附
属短期学部として開校(8科)
9 長谷川労働大臣視察
12 雇用保険法成立、公布
50. 1 東京職業訓練短期大学校の予算通過
する
4 雇用保険法施行
4 東京職業訓練短期大学校開校(8科)
4 短期学部学生の短大2年に編入される
5 養成訓練の特別高等訓練課程に係る
労働省令として訓練基準公告
6 東京職業訓練短期大学校開校式挙行
(6月18日)
8 第1回研究発表会(校内)開催される
51. 3 特別高等訓練課程訓練基準(改正)
告示(3月20日)
4 テクニシャン養成、実学融合当に関
する労働省局長通達発出される
51. 9 教官の海外派遣が開始される
年月
記
事
52. 1 工業高校、訓練校の推薦制度発足
53. 1 中央職業訓練審議会(総括部会)視察
1 電気主任技術者受験資格に係る施設
確認
4 聴講生制度が発足する
10 職業訓練法の一部改正(昭和53年
法律第40号)により職業訓練短期
大学校は、養成訓練の専門訓練課程
となる
54. 3 東京職業訓練短期大学校紀要第 1 号
創刊される
短大移行機器等整備5ヵ年計画終了
10 海外研修生受け入れが開始される
55. 1 第1回高校見学説明会が開催される
4 小瀬校長着任(第2代)
56. 1 普通高校推薦制度が開始される
57. 7 第 1 回職業訓練短期大学校長会議が
開催される
58. 4 雇用促進事業団理事長視察
6 訓大実務実習生の受け入れが開始
される
59. 1 施設設備検討委員会が設置される
3 講堂兼体育館の改修竣工
会計検査院検査官視察
60. 6 職業訓練法の改正により題目は職業
能力開発促進法となる
(昭和60年法律第56号)
専門訓練課程は専門課程となる
7 将来構想検討委員会(未来構想検討
委員会)が設置される
63. 1 建築系実験・実習棟竣工
4 専門課程 情報処理科が設置される
黒正校長着任(第3代)
元. 3 建築系 実験・実習棟竣工
4 再編により制御機械科を新設する
年月
記
事
元. 4 金属成形科・生産機械科が統合される
自動車整備科は、エネルギー科となる
室内造形科は、インテリア科となる
9 電子・化学系実験・実習棟竣工
2. 3 学生寮・グランド竣工
3. 4 大西校長着任(第4代)
7 東京短大将来構想を雇用促進事業団本
部び労働省へ提示する
4. 3 委員会制度が整備される
特別委員会:電子計算機等運営委員会
建設委員会、将来構想検討委員会
常設委員会:運営会議、教務委員会
学生委員会、向上訓練等委員会
の各委員会が設置される
7 学生ホ-ル・体育館竣工
5. 1 職業訓練指導員の職位制が制定される
(教授・助教授・講師)
4 職業能力開発促進法の一部改正(平
成4年法律第67号)により東京職業
能力開発短期大学校となる
組織の再編により庶務課は総務課、学
生課・教務課は学務課、あらたに開発
援助課が設置される
9 東京都雇用促進事業団運営協議会が設
置されるとともに、東京職業能力開発
短期大学校推進協議会が設置される
11 教室・製図棟竣工
12 第一回東京職業能力開発短期大学校
推進協議会が開催される
会長 学習院大学経済学部教授が選出
される
6. 4 戸田校長着任(第5代)
8 中国労働部職業訓練指導員養成センタ
ープロジェクトを5年間能開大と共同
して支援することが決定する
7. 2 中国労働部職業訓練指導員養成センタ
年月
3
4
8. 9
9. 1
9. 9
10. 3
5
11. 3
3
4
4
4
4
4
記
事
ーへ長期派遣専門家として宮澤教授
及び大野助教授が派遣(2年間)さ
れる
管理棟竣工
事業主団体研究開発事業(F方式)
が開始される
中国労働部職業訓練指導員養成セン
ターへ長期派遣専門家として山口助
教授が派遣(1年間)される
中国労働部職業訓練指導員養成セン
ーへ長期派遣専門家として田中教授
が派遣(1年6ケ月間)される
中国労働部職業訓練指導員養成セン
ーへ長期派遣専門家として菊池清明
教授派遣(2年間)される
離職者訓練(アビリティーコース)
が開始される
企業人スク-ル「機械系制御システ
ムコース」が開始される
総合整備計画ー第2期ーに基づく
応用課程棟竣工
産業デザイン科実験・実習棟竣工
産業機械科・電気技術科廃止される
小林校長着任(第6代)
雇用促進事業団組織規程の改正によ
り東京職業能力開発短期大学校は、
職業能力開発総合大学校東京校とな
る
応用課程が設置され2系4科が新設
される:生産機械システム技術科、
生産電子システム技術科、生産情報
システム技術科、建築施工システム
技術科
専門課程:情報処理科が情報技術科
に改編される
産業デザイン科が新設される
年月
記
事
11. 10 雇用促進事業団が廃止される
雇用・能力開発機構法(平成11年法
律20号)の施行に伴ない、設置運営
主体が雇用促進事業団から雇用・能力
開発機構に移管される
13. 4 福谷校長着任(第7代)
15. 2 関東・東海ブロックポリテックビジョ
ンが東京校で開催される
4 旧高圧実験室を研修室(現5号館)に
改修する
9 産業技術支援東京センタ-が設置さ
れる
16. 3 独立行政法人雇用・能力開発機構法の
施行に伴ない、設置・運営主体が雇用
・能力開発機構から独立行政法人雇用
・能力開発機構に移管される
3 研究生制度が導入される
10 日本版デュアルシステム訓練「住居環
境科」が新設される
17. 4 長 校長着任(第8代)
18. 9 香港特別行政区労働局調査団視察
10 ガーナ国視察団視察
10 エクアドル職業能力開発機構総裁視察
11 モンゴル社会福祉・労働大臣視察
12 厚生労働省東京労働局長視察
19. 2 スリランカ国訓練技術省次官視察
7 日本・アセアン人材協力事業研修員
視察
11 サウジアラビア視察団視察
11 ユニバ-サル技能五輪国際大会への教
員及び学生派遣
11 べルギー国大臣級視察
20. 4 佐藤校長着任(第9代)
9 厚生労働事務次官視察
21. 4 職業能力開発促進法施行規則が改正さ
れ「電子情報技術科」が新設される
年月
記
事
21. 10 オ―マン国カウンターパート視察
11 ジョルダン国視察
11 雇用・能力開発機構本部運営協議会
委員視察
11 長妻厚生労働大臣、細川厚生労働副
大臣、山井厚生労働政務官視察
4 応用課程:
「生産電子情報システム
技術科」が新設される
4 専門課程:3工学科及び応用課程3
工学科に再編される
10 雇用・能力開発機構本部運営協議会
委員視察
23. 4 古川校長着任(第 10 代:職業能力
開発総合大学校長兼務)
23.10 独立行政法人雇用・能力開発機構は
廃止され、職業能力開発業務につい
て独立行政法人高齢・障害・求職者
雇用支援機構へ移管される
11 平成24年度総合課程推薦入学試験
実施
24. 2 平成24年度総合課程一般入学試験
実施
4 組織規程の一部改正により、
職業能力
開発総合大学校及び職業能力開発総
合大学校東京校が一元化され、
事務所
を神奈川県相模原市(相模原キャンパ
ス)に置き、業務の一部を東京都小平
市(小平キャンパス)において実施す
ることとされる
職業能力開発促進法第27条第 1 項
により総合課程の高度職業訓練(機
械電気、電子情報及び建築各専攻)
が新設される
6 寺田参議院議員(みんなの党)視察
7 総合課程オープンキャンパス始まる
年月
記
事
25. 1 厚生労働省高齢・障害者雇用対策部
長視察
厚生労働省職業能力開発局長視察
3 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用
支援機構組織規程第6号により職業能
力開発総合大学校東京校の廃止及び施
行を同年4月1日とする改正が決定さ
れる
3 職業能力開発総合大学校は神奈川県相
模原市(相模原キャンパス)から東京
都小平市(小平キャンパス)へ移転、
集約される
年月
記
事
編
集
後
記
職業能力開発総合大学校東京校-40年のあゆみ-を、ここに刊行できますことを感謝いた
します。
顧みますと、相模原キャンパスの移転、集約の業務、手続き等が一応の完了を見ましたが、
旧相模原キャンパス、小平キャンパス双方のみなさんにとって、今更ながらたいへんな事柄で
あったのだと思っております。しかも、事故もなく無事完了したことは、あらためて教職員、
学生の皆さんの「移転・集約」という目標に向けた整然とした取り組み、行動に日本人の真面
目さ、誠実さを感じたところであります。
一方、移転後のあわただしさの余韻が学内のあちこちに残る中、懸案であった旧職業大東京
校の記録誌としての40年史の作成業務が開始されました。以来今日まで編集事務局の設置に
始まり編集委員会の立ち上げ、編集方針や執筆者の決定、執筆等について、実に多くの協力を
得ながら今日の日を迎えました。
執筆担当となった先生方の負担を懸念しておりましたが、多忙の中でもみなさん熱心に原稿
を執筆していただき、これまでの取組みへの熱い思いが詰まった原稿を多数いただいたおかげ
で、事務局も編集作業に力が入りました。全体を通して見ますと、長年地域の業界団体等と連
携した東京校の意欲的な実践が、全国の能開大の取組みの先駆けとなって来たことを改めて強
く実感しているところです。それらを記録したこの40年史が、何か少しでも関係者の役に立
てばと思います。
ここに協力をいただいた多くの皆様、とりわけ編集委員や執筆者として編集作成業務に参加
いただきました各位には、あらためて感謝を申し上げます。
委員長
委 員
執筆担当
事務局
「職業能力開発総合大学校東京校記念誌」編集委員会
管理部長 原 寛志
管理部企画調整課長 永野朝子 管理部総務課長補佐 伊藤丈人
学生部学生課長補佐 森田順司 教務部教務課長補佐 原 裕之
機械系 前田晃穂 電子情報系 奥秋清次 建築系 和田浩一
機械系
大田和良 佐藤崇志 前田晃穂 笹川宏之 田中 晃
電子情報系 古井英則 伊東久美子 大村光徳 中村信也 奥秋清次
安原雅彦 菊池拓男
建築系
西澤秀喜 小笠原和彦 繁昌孝二 横濱茂之 和田浩一
吉田競人 藤野栄一
環境化学科 前田みづほ(現東北能開大)
一般教養
高谷伴江 山見 豊(OB)
管理部企画調整課 鈴木肇 佐藤良一
(敬称略・順不動)
職業能力開発総合大学校東京校 ―40年のあゆみ―
平成26年3月発行
編集・発行 職業能力開発総合大学校
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