Impacts on the environment CFD2000 2000 年ヨーロッパカーフリーデー実施における環境への影響評価 《ADEM 提供資料より》 □大気汚染 ■最近の測定による道路交通が与える負荷 揮発性の有機化合物Û42% 窒素酸化物Û77% イオン酸化物Û13.5% 炭素酸化物Û60% カーフリーデーによる大気の質への直接的な影響を評価するため、参加都市がイベントの 実施前、実施中、実施後に同じ気候状態において測定を行った。 定着しているカーフリー地区では、明らかに 中心部の自動車交通が減少している。 図1自動車交通の減少都市 例 逆に、中心部から離れた地区では、非常に増 加した自動車交通により悪影響を受けている。 Karlstad は 95%程の自動車の減少を記録し た。 図2自動車交通の減少した都市例 通常の 60,000 台の交通流が 9 月 22 日は 3,000 台に減少した。アイルランドやドイツもまた、 全般的に自動車交通の減少を経験した。スペ インでは、平均 12%の交通流が減少した。 図2参加都市の大気汚染の減少 ローマやバルセロナ、アテネのような大きな 都市の郊外部に位置する都市では、交通量の 減少による放射物の減少は顕著であった。し かし、人口 13 万人の都市アミアンでは、大 気への影響は中心地区への車の乗り入れ禁止 により相当なものだった。しかし、この都市 の全般的な大気の質は普段とあまり変わらな かった。 c CarFreeDayJAPAN ○ □騒音 フランスでは、カーフリー地区で平均して 4 5dB、その周辺地区で 3dB 騒音が減少してい る。イタリアでは、75%の都市が他の平日の騒音レベルと比較して、少なくとも 10%減少 したと記録している。ポルトガルでは、実施した地区内で 40%程度減少した。 ギリシャ・アテネで、環境大学の音響の専門家が一日中実施した興味深い騒音調査がある が、この街の通りは特に騒音が激しく、自動車交通がこの問題の大きな原因となっていた。 しかし、通常の日で最大表示が 90dB を記録した時間帯に、当日は平均 10dB 減少した。 また、最も騒音が減少した都市は、22dB まで騒音レベルを減少させた Harandri や 17dB 減 少した Maroussi のような地区を持つアテネ市である。 c CarFreeDayJAPAN ○ Public opinion CFD2000 2000 年ヨーロッパカーフリーデーに行った市民意向調査結果 《ADEM 提供資料より》 □ヨーロッパ市民の意見 図3この活動をどう思いますか このイベントは、強い支援の合意のもとに 歓迎されている。右図のような満足度の高 い割合(81%)がこのことを見事に表して いる。 図4街の中で車の使用によって排出される 有害物質について関心がありますか ヨーロッパ人は自動車交通に非常に関心が 高い。関心が低いのはほんのわずかです。 図5カーフリーデーのような取組を、これから も自分の街で行いたいと思いますか 82%が、再びこのイベントを行うことに賛成している。 46%の人が、日常的にこのような経験をすることは構 わないと答えている。 c CarFreeDayJAPAN ○ 図6 街中での交通の改善には車の利用抑制が必 要です。あなたはどう思いますか。 ヨーロッパ市民は、街の中心部では自動 車交通の制限は必要であると大いに賛成 していると考察できる。 (賛成 90%) 図7 どんな人が、自動車の使用によって引き起こされる 問題を最も改善させることができると思いますか。 62%の人は、道路交通は主として、地元で の問題(29%)か、個人的な問題(33%) のどちらかだと考えている。 従って、地方自治体は、交通行動を変える ための施策展開に、市民と一緒に取り組む 必要がある。 c CarFreeDayJAPAN ○
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