パソコンのフォルダ&ファイル管理 第3版 補足集 2015.11.02 渡邉 一男 1.パソコン内のフォルダやファイルの管理は、エクスプローラを利用しよう SDカードからPCに写真を取り込む場合など、自動で行わず、エクスプローラで行う と、PC内のドライブやフォルダの名称や位置が分かり、PC内部が見慣れてくる。 2.自分データは、Dドライブに保存しよう Dドライブが無いパソコンは、パーティション作成プログラムで作成可能である。 ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックなどは、Cドライブに属している。 Cドライブは、プログラムが動作する時に、一時的に使用されるので、十分な空きエリ アを確保しておくこと。 また、プログラムの動作がおかしくなった場合など、Cドライブ単独のリカバリーを 行うことで、PCの正常化が可能であるが、リカバリーを行うと上記のドキュメント、 ピクチャ、ビデオ、ミュージックなども購入した状態に戻ってしまい、保存していた 自分データは、クリアされてしまう。Dドライブ内は、元のまま保存されている。 3.ファイルの種類毎に分別しよう 自分データは、種類別のフォルダを作り(写真、ビデオ、音楽、文書、イラストなど) 分別し保存することで、利用しやすくなる。 4.自分データは定期的にバックアップしよう パソコンの不慮の事故に備え、自分データは、パソコン以外のHD(ハードディスク) やDVDなどに定期的にバックアップ保存しておくと良い。 パソコンはお金で買えるが、自分データは買えない。 5.写真は「撮影日」「撮影場所」毎に保存し、アクセスしやすくしておこう カメラのSDカードからPCに写真を取り込む時は、PC内に、その写真の撮影日と撮 影場所またはイベント名などを付けたフォルダを作成し、そこに取り込むと良い。 撮影日は西暦の8桁を必ず付ける。 例えば1~9月の場合でも、01~09と2桁 付ける。 このようにフォルダ名の形式を統一することで、複数のフォルダを年月日の 順に並べることができ、アクセスしやすくなる。 決めたルールは必ず守り、気まぐれなフォルダ名の付与は行わない。 写真や文書などのファイルは、保存する時が勝負であり、少し手間をかけてもキチント したルールで保存すると、その後のファイルのアクセスが楽で効率的になる。 6.写真の名前も「撮影日」「撮影場所」でリネームしておこう 写真は、カメラが付けた名前のままとせず、上記第5項でフォルダに付けた名前でリネ ームしておくと良い。 例えばメールなどで他人に送った場合、相手の方に、いつの何 の写真か分かり、写真が一人歩きしても、撮影日・場所などの明確さがキープされる。 7.名勝地などの複数場所で写真撮影した時は、その場所ごとに写真を保存しよう 写真撮影に行ったエリアは一か所(例えば鎌倉)でも、複数の寺院や庭園などを撮影し てきた場合は、まず「20141206 鎌倉散策」というフォルダを作り、そのフォルダの下 に、寺院名や庭園名のフォルダを作成し、その場所ごとに保存しておくと便利である。 1 8.他人から頂いた写真は、人名フォルダを作成し保存しよう 他人からメールなどで頂いた写真は、頂いた人の名前を付けたフォルダを作り、日付と 撮影場所などを付けたフォルダを作り保存しておくと、メールフォルダー内を探さなく てもすぐにアクセスできて便利である。 9.インターネットから取得した写真も、種類ごとに保存しよう インターネットから取得した写真は、種類毎のフォルダを作成し、分けて保存しておく と、参考用に便利である。 定点カメラなどのライブ写真は、撮影年月日や時間、撮影場所を付与して保存しておく と、季節なども分かり参考用として便利である。 10.古い写真の整理には、撮影情報を活用しよう 古い写真の整理などで、いつ撮影したか分からない場合は、Exif情報を見る。 写真の修正などをして、Exif情報が無くなっている場合もあるので注意する。 Exif情報を見る一例 写真の上で右クリック → ウィンドウが表示される → プロパティをクリック → 詳細タグをクリック 撮影日、カメラ型番、シャッター速度、絞り値、ホワイトバランス、焦点距離、ISO 感度、露出補正値などが表示される。 11.家族や親戚の写真フォルダを作成しよう 個人、家族、親戚、友人などの写真は、一つのフォルダに保存しておくと、いざという ときにすぐに探せて便利である。 12.自分のお気に入り写真のフォルダを作成しよう 自分自身が撮影した写真で、気に入った写真を集めたフォルダを作っておくと、自分自 身の研鑽、他人への披露時などに便利である。 種類分けしておくと更に良い。 13.インターネット「お気に入りサイト情報」はバックアップしておこう パソコンの不慮の事故に備え「お気に入りサイト情報」をバックアップしておくと良い。 第2項でも述べたが、リカバリーを行うと購入した状態に戻ってしまう。 14.他人から送られてくる文書は種類ごとに保存し、アクセスしやすくしておこう 連盟から送られてくる資料や議事録などは、種類ごとのフォルダを作り、分類分けして 保存しておくと便利である。 資料や議事録などは、作成者が自由にファイル名を付け るので、統一した形式になっていないので、ファイル名の頭に年月日の8桁の数字を付 与することにより、年月日順に並びアクセスしやすくなる。 15.音楽データはジャンル・演奏者・歌手名などで整理して保存しておこう 音楽データはジャンル、演奏者、歌手名などで分けて保存しておくと便利である。 動画作成用にマッチしているものは、別のフォルダにコピーするか、曲名にマークを付 けておくと探しやすくなる。 16.写真は修正しても、元写真は捨てず保存しておこう 写真は修正すると、サイズが小さくなり、情報が削られるので、必ず元写真は保存して おき、再度修正する時は、元写真を利用すること。 2 17.自由に使えるフォルダ作りのお勧め SDカードから写真取り込み時や、パソコン内の写真の修正時など、一時的に自由に 使えるフォルダを作っておくと便利である。 (フォルダ名の例:WK0、WK1・・・WK9・・・) ・使用例1 カメラのSDカード内に複数の場所やイベントなどで撮り溜めた写真があり、それら をパソコンに取り込む際に、先ず自由に使えるフォルダ(WKn)に全てを取り込ん でしまい、その後、取り込んだフォルダ(WKn)内の写真を見て、同一場所または 同一イベントのものを選択し「切り取り」、その写真に対応する正式な格納フォルダ に「貼り付け」をする。この操作を繰り返し、取り込んだフォルダ(WKn)内の写 真が全てなくなれば仕分け格納が完了する。 「切り取り」「貼り付け」を繰り返すことで、同一写真の重複格納が避けられる。 ・使用例2 写真の修正(明るさ修正、画素数変更、トリミングなど)を行う場合、修正を行いた い写真(複数可)を予め自由に使えるフォルダ(WKn)にコピーしておき、写真修 正プログラムを起動してWKnフォルダ内の写真の修正を行う。 このように修正する写真のみ取り出しておくことで、写真アクセスの効率化、他の写 真の誤修正の防止、が図れる。 また、修正した写真を保存しておきたい場合は、ファイル名の最後尾に一文字のアル ファベットを付与し、元のフォルダに戻すと、修正前の写真の後隣りに並び修正前後 の写真の比較が容易になり、便利である。 18.フィルム写真のフィルムなどは電子化して保存しておこう フィルムカメラ時代のフィルムや、8mmムービーフィルムなどは、電子化して保存し ておこう。(フィルム類は経年変化で劣化していくので要注意) 写真フィルムは、プリンタによってはフィルムスキャン機能があり、スキャン可能な場 合もあるが、8mmムービーフィルム類は、専門のカメラ屋に依頼すると良い。 19.アルバム写真や大切な書類はスキャナーで電子化して保存しておこう アルバム写真や大切な書類で、紙でしか残っていないものは、スキャナーで電子化して 保存しておこう。電子化することで、変色などの劣化も無くなり、格納スペースも不要 となり、紛失も防げる。 20.磁気テープ類の大切なビデオは、DVDなどに変換し保存しておこう VHS、8mmなどの磁気テープ類のビデオで大切なものは、専門のカメラ屋に依頼し、 DVDなどアクセス可能な媒体に変換して保存しておこう。 また、万一の破損に備え、コピー複製しておくと良い。 以 上 3
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