対日理解促進交流プログラム 対日理解促進交流プログラム

対日理解促進交流プログラムJENESYS2015
対日理解促進交流プログラムJENESYS2015マレーシア
JENESYS2015マレーシア参加について
マレーシア参加について
【期間・派遣国】2016 年 3 月 15 日から 3 月 22 日・マレーシア・クアラルンプール
【内容】在マレーシア日本国大使館やマレーシア科学技術革新省を表敬訪問し、日本とマレーシア
の関係について理解を深めたり、マラッカにあるホンダマレーシアの工場を視察し、グローバルに
ビジネスを展開する日本企業の視察を行った。
【全体参加者総数】23 名(引率 2 名)大阪市立大学、大阪大学、金沢大学、信州大学、徳島大学、
東北工業大学、中央大学大学院、中央大学、八戸工業大学、兵庫県立大学
【東北工業大学参加者名】全員SD学科 3 年 今川可南子、加藤早紀、小林由佳、佐藤真美子、鈴
木瑞葉
一般財団法人 日本国際協力センター(JICE/ジャイス)
http://sv2.jice.org/exchange/2016/04/je15omalaysia.htm
東北工業大学トピックス
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/04/35jenesys2015.html
「国際交流をしてみて次に挑戦したいこと」
安心安全生活デザイン学科 3 年 今川可南子
マレーシア派遣プログラムでは、日本以外の文化に触れ、実感することができました。海外渡航が初めて
ということもあり、多少の不安はありました。マレーシアに着いてから、完全に英語圏に入ったのだと思いまし
てそれはもう、戸惑いや緊張のしすぎで、しゃべることがなかなかできませんでした。けれども今では、話し方
のコツを覚え、留学生との交流を積極的にしています!
マレーシアでは、環境省やホンダの訪問など、毎日が充実したスケジュールでした。室内のほとんどはクー
ラーが効いていて寒く、室外に出れば気温が40度近くで蒸し暑く、夏バテ状態でした。食事が喉を通らない
日が続きましたが、ホームステイに行ったら復活しました。ホームステイ先のお母さんの手料理は本当に美味
しくて、再度マレーシアに行く機会があれば、また会いに行きたいです。一日しか滞在しなかったのに、別れ
際に涙が出そうになりました。そして、家族っていいなぁと思います。
マレーシア日本国際工科院(MJIIT)・プトラ大学訪問では、英語でプレゼンテーションをしました。「日本の
木材資源と伝統構法」というテーマを自らで考え、内容を一から作りました。また英語への翻訳は難しく、得
た知識は大きいです。発表は緊張するどころか楽しく感じ、もっと他国でも発表したいと思っています。宗教、
人種、習慣、流行などを知ることができてとても勉強になり、向こうの学生も日本の文化を知っていて嬉しか
ったです。
マレーシアの日本大使館を訪問した際、国際事情を聞かされました。政治の授業でも聞いていた通り、国
内情勢よりもはるかに複雑な問題があることに納得できました。マレーシアはイスラム教信仰者が多い国です。
気候が蒸し暑い中で、女性はスカーフやローブを着て過ごす方もいて「大変です」という声を多くの人から聞
きました。この大変さは、やってみないとわかりません。同じ服装でモスク(クーラーがありません)を見学した
とき、大変さを実感しました。こうした苦労は、日本ではなかなかできないので、ぜひマレーシアに行ってみ
てください!また、マレーシアは、アジア圏においても英語が話せる国のトップにいます。日本は、下位のほ
うにいます。私たちも英語を話せるようになればすごく楽しいと思います!国によって同じ年の人でも考え方
が違うので、新しい発見ができます。
今回のプログラムでたくさんのい
い経験ができました。機会があれ
ば何度でも海外に行って、挑戦し
たいです。ありがとうございました!
マレーシア日本国際工科院(MJIIT)学生と交流
「海外で学んで、経験して…」
安心安全生活デザイン学科 3 年 加藤早紀
私は以前から、海外に興味を持っていました。異国の文化に触れ、その国の人々との交流から日本人に
はない柔軟な思考、視野が得られると思っていたからです。今回のプログラムで多くのことを経験し、特に印
象的だった3つのお話しがあります。
私は今まで英語を勉強してこなかったため、他の人よりもスタートが出遅れてしまいました。マレーシアの
方々は英語を話せる方が多くいます。「英語は当たり前でしょ?」というように流暢な英語で話しかけてきまし
た。留学前に英語の先生と参加メンバーと英会話の勉強を行っていたので、何とか返答することができまし
たが、勉強していかなかったらと考えると、ゾッとします。日本人の語学力のなさを痛感しました。
マレーシアは香辛料を使用する料理が多く、留学中のほとんどがスパイシーな食べ物を食していました。
主食は米ですが、品種が違い、ピラフに使われるパラパラとした触感のタイ米が毎日テーブルの上に置かれ
ていました。最初の頃は料理に慣れず、早く日本に帰りたい気持ちがありました。しかし、三日目あたりから
は美味しいと感じるようになり、最終日まで元気に過ごすことができました。
帰国する数日前、現地の日本食レストランで和食をいただきました。久しぶりの懐かしの味を口にして、私
はどれだけ日本食が恋しかったのかを実感しました。日本食レストランはどこのお店も賑わっており、日本食
の美味しさは万国共通だということが分かります。
ホームステイの当日、偶然婚活パーティーに遭遇しました。その中の一人の男性が kiroro の「未来へ」を日
本語で歌い、その歌につられるように、他の方も歌い始めました。マレーシアではこの歌はとても有名で誰も
が知っている曲だといいます。しかし、それ以外で知られている曲はあまりありません。曲やファッションなど
マレーシアで流通しているのは韓国のものが多く、それと比べると日本のものは国外での展開が弱いように
思います。
日本食といった誇れるものがあるのに対し、語学力、マーケティングと私たち日本人の今後の課題を知れ
ることができた留学でした。見て、聞いて学んだ経験を活
かし改善に取り組んでいきたいと考えています。
現地中華料理店にて(左:鈴木瑞葉 右:加藤早紀)
「JENESYS2015マレーシア派遣に行って」
JENESYS2015マレーシア派遣に行って」
安心安全生活デザイン学科3
安心安全生活デザイン学科3年 小林由佳
海外に行く機会があるなら…と軽い気持ちで応募したJENESYS2015マレーシア派遣。選考を二度通り実際
に行くことが決まると、荷造りや向こうの大学でのプレゼンの準備など、やることはたくさんありました。
プレゼンに関しては、苦手な英語をチームのメンバーに助けてもらいながら何度も練習したのが印象に残っ
ています。
現地では、在マレーシア日本大使館訪問、科学技術イノベーション省訪問、エネルギー・水・環境保全技術
省訪問、ホンダマレーシアマラッカ工場視察、モスク見学、プトラ大学(UPM)でのプレゼンテーションと学生
との交流、マレーシア日本国際工科院(Malaysia‐Japan International Institute of technology )でのプレゼン
テーションと学生との交流をしてきました。
特にマレーシア日本国際工科院と私たちの大学は学習や研究している内容が似ているので親近感も持て、
色々と情報交換することができました。
また、日本大使館の訪問時に、そこで働いている日本人の方からお話を聞くことができました。マレーシアと
日本は歴史的にも関係が深いこと、マレーシアより日本の技術の方が進んでいること、マレーシア人は日本
に対して良いイメージを持ってくれていることなど、様々な話をしていただき、日本とマレーシアの関係、世界
でみた日本のポジション、日本の進んでいる部分・足りない部分…日本がすべき今後の課題についても理
解できました。
またその方は女性でしたが、外務省に務めてからいろいろな国で働きながら結婚・子育てもしていると聞き、
素直にかっこいい…と思いました。そしてその方は、「これからの日本をつくっていくのは皆さんの世代です
よ。どんどん外に(海外に)出ていって海外で活躍できる人になってください。」と言っていました。日本の中
で国を動かす人も大事ですが、外で働く人になってみたいと思いました。
今回のマレーシア派遣で沢山貴重な経験ができ、学ぶこともありました。この経験を無駄にせず、これからに
繋げていきたいです。
「目標に向かうこと」
目標に向かうこと」
安全安心生活デザイン学科 3 年 鈴木瑞葉
私は今回のマレーシア派遣プロジェクトが初めての海外体験でした。行けると決まったときは、わくわくしま
したが、それと同時に不安もありました。私は昔から
ら英語が苦手で、学校のテストでもぎりぎりな点数を取って
しまうほどでした。そんな私がマレーシアに行って本当に大丈夫なのか、という不安がありました。プロジェク
ト参加に向けて英語の勉強をしようと意気込みましたが、実際アルバイトが忙しかったり課題があったり、趣
味を優先してしまったりと、英語の勉強はあまりしませんでした。
マレーシアでは、英語のプレゼンテーションがあり、私は東日本大震災についてのプレゼンを担当しました。
プレゼンは5分間で私が話をする時間は3分ほどでした。英語でプレゼンするのも初めてで、プレゼン練習
を始めた頃はカタコトで、単語一つ一つゆっくり、何回も噛みながらやっと読み終えるという感じでした。本当
に3分で読めるようになるのかと不安がありました。しかし、メンバーの皆が練習を手伝ってくれたおかげで、
時間内に読めるまで成長することが出来ました。私一人では上達出来なかったと思います。
そしてマレーシアに行き2日間2つの大学でプレゼンをしました。1日目は緊張からあまり前を向くことがで
きませんでしたが、プレゼン自体は時間内に終えることが出来ました。2日目は出来るだけ前を見て伝えるこ
とを意識してプレゼン出来ました。プレゼンを終えてから思ったことは、出来ないと思っていたことでも目標が
はっきりしていれば、努力次第でできるということです。実際に目標がしっかりとあったプレゼンは出来ました。
自分には無理、出来ないと諦めてしまうのは本当にもったいないことなのだと改めて実感しました。これから
は小さいことでも目標を明確にすることを意識していこうと思います。
マレーシアでは貴重な体験を沢山して、良い刺激をもらいました。自分を成長させる良いきっかけになった
と思います。これで終わらせないで次につながる活動をしていきたいです。
1 日目 MJIIT で発表
右:鈴木水葉
「マレーシア派遣を終えて」
安全安心生活デザイン学科 3 年 佐藤真美子
私が JENESYS2015 に応募したのは2つの理由があります。正直に言うと、毎日同じ大学生活に刺激が欲
しかったからです。2年生の夏休み前、このままでは何もしないまま大学生活が終わってしまうのではないか
という焦りを感じていました。学科事務室の前にあるパンフレットコーナーによく足を運ぶ私は、丁度他の資
料の後ろに隠れていた今回のプログラムの資料を見つけました。この時は本当にチャンスが来た!と思い、
直ちに5人のメンバーを集めて応募しました。もう1つの理由は、私には将来国際協力がしたいという夢があ
るからです。高校が英語科出身ということで、周りの友達より人一倍海外で何かしたいという気持ちが強く、
出来れば本学の友達も巻き込んで海外に興味を持たせたいと以前から思っていました。
マレーシア派遣プログラムに合格してからは、クック先生に英会話のレッスンをお願いし、マレーシアの大
学でプレゼンテーションする準備のために週に2回集まり、ミーティングをしました。私はチームのリーダーで
したが、今まで自分は先頭に立つタイプではなく、何をするにも苦労し、メンバーに支えられました。
私がマレーシアで最初に感じたことは、とにかく蒸し暑いこと、そして首都クアラルンプールの夜は様々なビ
ルの照明が煌びやかで、夜でも明るい街の1つだということです。初めて見る風景や建物に興奮し、写真を
撮る手が止まりませんでした。
プログラムの中で、在マレーシア日本国大使館、マレーシア科学技術イノベーション省、マレーシアエネル
ギー・水・環境保全技術省を表敬訪問する機会がありました。普段聞くことのできないお話を伺えて、貴重な
体験になりました。
プログラムの中でもいちばん力を入れたのは大学訪問です。日本の大学は5チームがそれぞれ独自の内
容のプレゼンをしました。私たちは日本の木材資源と伝統構法を紹介し、折り紙をマレーシアの大学生と一
緒に折りました。彼らが知らない日本について教えることが出来ました。また、マレーシアの学生にも私たち
に向けてプレゼンと実演をしてもらいました。初めて聴く楽器の音色やマレーシアの伝統的なゲームが印象
深かったです。同じ年頃の人々と交流し、最後に阿波踊りでつながることが出来たのでとても良い時間でし
た。
異文化を自分の目で見て、体感することは今後社会に出た時、グローバ
ルな視点から物事を捉える力をつけるための勉強にもなると感じます。だ
からこそ今回はコミュニケーションの取り方や英会話の勉強不足を痛い程
感じさせられました。マレーシア派遣ではたくさんの仲間と出会い、たくさん
笑い、考え、学ぶことがあり、成長することが出来ました。今後もマレーシア
についての情報を広くシェアしていこうと思うので、関心がある方はぜひお
話を聞いて下さい。
ホームステイ先にて
シャー・アラム視察 ブルーモスク(マレーシアで最も美しいモスク)にて
一番右:加藤早紀 右から二番目:鈴木瑞葉
マレーシア日本国際工科院(MJIIT)学生と交流
マレーシア・プトラ大学学生と交流
マレーシア・プトラ大学 学生との交流
マレーシアエネルギー・水・環境技術保全技術省表敬訪問
報告会(今回のプログラムから学んだことや帰国後活動案について、マレーシア関係者に報告)