作成日:2014 年 3 月 15 日 MSDS(Material Safety Data Sheet) 製品安全データシート 1.製品および会社情報 (1) 製品名 : ラビ APTT-N(製品コード APN-24) ラビ APTT-L(製品コード APN-24) 用途 : 体外診断薬 対象化学物質 : フェノール(240mg/L=0.024%) (2) 会社情報 : 株式会社レイデックス 🏣654-0025 神戸市須磨区寺田町 1-1-16 電話番号 078-766-5070 Fax 078-766-5070 Mail [email protected] 2. 危険有害性の要約 GHS 分類 物理化学的危険性 可燃性固体 区分外 自然発火性固体 区分外 金属腐食性物質 区分外 健康に対する有害性:急性毒性(経口) 区分4 急性毒性(経皮) 区分3 皮膚腐食性・刺激性 区分1A-1C 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分1 皮膚感作性 区分外 生殖細胞変異原性 区分1B 発がん性 区分外 生殖毒性 区分1B 特定標的臓器毒性,単回ばく露 区分1(呼吸器,心血管系,腎臓,神経系) 特定標的臓器毒性,反復ばく露 区分1(心血管系,肝臓,消化管,血液系,腎臓, 脾臓,胸腺,中枢神経系) 環境に対する有害性:水生環境有害性(急性) 水生環境有害性(長期間) 区分2 区分外 ※記載のないものは「分類対象外」または「分類できない」 。 3. 組成・成分情報 単一製品/混合物の区別 : 混合物 1/4 一般名 :医薬用外毒物 成分および分量 成分(危険有害物質):アジ化ナトリウム 含有量:0.024% 化学式:NaN3 Cas No.:26628-22-8 労働安全衛生法:指定化学物質(御荘を通知すべき有害物) 毒物および劇物取締法:毒物指定物質 化学物質排出管理促進法:第一種指定化学物質 4. 応急措置 吸入した場合 :新鮮な空気のところへ移す。多量の水でよくうがいをする。 皮膚に付着した場合 :多量の水でよく洗い流す。 目に入った場合 :15 分以上多量の水で洗い流した後、医師の診察を受ける。 飲み込んだ場合 :水でよく口の中をすすぎ、多量の水を飲ませる。医師の診察を受ける。 5. 火災時の措置 消火剤 :散水、噴霧水、泡、粉末消火薬剤。 使ってはならない消化剤 :情報なし 6. 漏出時の措置 人体に対する注意事項 :暴露防止のため保護具(手袋、マスク、保護衣、ゴーグル等)を着用して作業 を行い、接触を防止する。 環境に対する注意事項 :下水道や河川への漏出を防ぐ。 7. 取扱及び保管上の注意 取扱い :飲み込まない。接触しないよう保護具を着用する。 局所排気・全体換気 :通常取り扱う場合は必要なし。 保管 :遮光して冷蔵(2~8℃)で保存。凍結禁止。 安全な容器包装材料 :当社の容器包装材料を使用すること。やむを得ない場合は密封できる容器を使 用すること。 8. 暴露防止及び保護措置 設備対策 :特に必要なし。局所排気があればなお良い。 管理濃度 :設定されていない。 許容濃度 :設定なし。 保護具 :保護手袋、保護眼鏡、保護服、等。 9. 物理的及び化学的性質 外観 :ガラスびんに8mL の液体が密封されている。 2/4 物理的形状 :液体 色 :無色~白濁 臭い :なし pH :中性(pH7.0~7.5) 融点/凝固点/沸点 :水と同等 引火点 :引火性なし 自然発火温度 :発火性なし 蒸気圧 :データなし 蒸気密度 :データなし 比重/密度/粘度 :水と同等 10. 安定性及び反応性 安定性/反応性 :加熱(300℃)により分解。 重金属との混触により発熱・発火することがある。 混触危険物質 :酸によって有毒で爆発性を有するアジ化水素酸を発生することがある。 危険有害反応可能性 :燃焼により水酸化ナトリウムのヒュームを発生する。 避けるべき条件 :乾燥・固化 11. 有害性情報 本品では確認していないが、含有されるアジ化ナトリウムには以下の有害情報が報告されている。 急性毒性 (50%致死量) 経口→LD50(ラット) >45 mg/kg 経皮→LD50(ウサギ) >45 mg/kg 吸入→LC50(ラット) >37 mg/m3 皮膚刺激性(ウサギ:0.5g) :1時間では刺激性なし。4時間で腐食性。3/6匹が死亡。 眼に対する重篤な損傷/刺激性(ウサギ) :皮膚刺激性の結果より重篤な損傷が想定される。 呼吸器感作性/皮膚感作性 :情報なし 生殖細胞変異原性(変異原性) :情報なし 生殖毒性 :情報なし 発がん性(AMES 試験) :分類できない 吸引性呼吸器有害性 :情報なし その他のデータ 12. 環境影響情報 生態毒性 :魚類(ブルーギル)の 96 時間 LC50=0.7mg/L から区分 1 とされる。 *区分 1 は水中生物に非常に強い毒性がある。 残留性/分解性 :直接測定により分解度は1%以下。長期的には強い毒性があると推定される。 13. 廃棄上の注意 本品の残りは、患者検体と同様に廃棄処分する。 3/4 容器は水洗いした後、地方自治体の基準に従って廃棄すること。 14. 輸送上の注意 取扱いおよび保管上の注意事項に従って取り扱うこと。 容器の破損・漏れのないことを確かめること。 転倒・落下・損傷のないように取り扱うこと。また荷崩れのないようにすること。 15. 適用法令 労働安全衛生法 :適用外(1%以下) 毒物及び劇物取締法 :適用外(1%以下) 化学物質排出把握管理促進法(PRTR) :適用外(0.1%以下) 消防法 :適用外 船舶安全法 :非該当 航空法 :非該当 16. その他の情報 本製品安全データシートは現時点で入手できた情報に基づいて作成しておりますが、構成成分やデータ・評 価内容を保証するものではありません。危険・有害性の評価は必ずしも充分ではないので、取扱いには十分 ご注意ください。また、内容を当社の許可なく一方的に改定・使用され、何らかの事故が発生した場合は、 当社はその責任を負いかねますのでご了承ください。 4/4
© Copyright 2024 Paperzz