【PDFファイルダウンロード】 (一括 1219KB)

厚生科学研究研究費補助金
21世紀型医療開拓推進研究事業
わが国における看護共通言語体系
構築に関する研究
平成13年度 総括・分担研究報告書
主任研究者
上鶴 重美
平成14(2002)年3月
目
Ⅰ
次
総括研究報告書
上鶴重美 -----------------------
1
---------------------------------------------------------------------
51
わが国における看護共通言語体系構築に関する研究
Ⅱ
資料1
調査願い書
資料2
ICNP®妥当性検討調査用紙
------------------------------------------------
52
資料3
ICNP®妥当性検討作業手順
------------------------------------------------
60
資料4
平成 13 年度版 ICNP®ベータバージョン翻訳
------------------------
61
資料5
国際看護師協会ユーザー契約書---------------------------------------------
244
分担研究報告書
1. 看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護現象A軸:看護実践の焦点」基礎看護学・成人看護学領域該当部分に
関する検討 数間恵子 -------------------------------------------------------------------------
249
2. 看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護現象A軸:看護実践の焦点」老年看護学・精神看護学領域該当部分に関
する検討
岡谷恵子
---------------------------------------------------------------------------
269
3. 看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護現象A軸:看護実践の焦点」小児看護学・母性看護学・地域在宅看護学
該当部分に関する検討
飯村直子------------------------------------------------------------
283
4. 看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護行為A軸:行為のタイプ」に関する検討
松木光子--------------------------
305
5. 看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護行為B軸:行為の標的」に関する検討
6.
太田喜久子-----------------------------
321
インターネットを活用した看護実践国際分類(ICNP®)の妥当性検討調査に
関する研究
宇都由美子、柳田征宏 -------------------------------------------------------
347
7.看護実践国際分類(ICNP®)に対する各国の取り組みに関する研究
輪湖史子
--------------------------------------------------------------------------------------------
355
Ⅰ. 総括研究報告書
厚生科学研究費補助金(21世紀型医療開拓推進研究事業)
総括研究報告書
わが国における看護共通言語体系構築に関する研究
主任研究者
研究要旨
上鶴
重美
国立看護大学校教授
本研究では、根拠に基づく看護(EBN)の推進に寄与することを目指し、国内の看
護情報の集積・再利用に不可欠な言語体系を整備するとともに、国際的看護言語体系の構築に貢
献することを目的としている。昨年度は岡谷らが厚生科学研究補助金を受け看護実践国際分類
(ICNP®)の妥当性と普及に関する研究を行っている。本年度は岡谷らの研究成果を踏まえ、
ICNP®のさらなる検討・修正・洗練作業を臨床と教育からエキスパートの協力を得て行った。焦
点を当てたのは、訳語の妥当性検討、分類構造の妥当性検討、追加すべき用語の検討、同義語の
明確化である。また、昨年度より着手した ICNP®の妥当性を検討するための妥当性検討支援シス
テムの開発を継続し、インターネットを活用した調査実施に向けての準備を整えた。エキスパー
トによる ICNP®検討で、ICNP®日本語版をより実践に即した表現に修正することができた。しか
し、看護領域は多様であり、より多くの意見を反映させるよう修正を続ける必要がある。また、
わが国の実践に必要でも ICNP®にまだ分類されていない用語を明らかにすることもできた。国際
的な看護言語体系構築に向け、日本の看護用語も ICNP®に追加されるよう ICN に働きかける必
要があることが示唆された。
分担研究者:飯村
直子
日本赤十字看護大学助教授
宇都
由美子
鹿児島大学医学部保健学科助教授
太田
喜久子
慶應義塾大学看護医療学部教授
岡谷
恵子
日本看護協会専務理事
数間
恵子
東京大学大学院医学系研究科教授
松木
光子
日本赤十字北海道看護大学学長
柳田
征宏
日本看護協会調査情報管理部
輪湖
史子
日本看護協会国際部部長
研究協力者:小山田
恭子
日本看護協会
A. はじめに
版されている。看護用語の標準化・体系化作
業の遅れていた日本では、アルファバージ
わが国を含め世界各国で医療の適正化に
ョンの翻訳版4)は出版されたものの、国内
向けた様々な取り組みが始まっている。取
の看護実践を反映する用語が ICNP®に含ま
り組みの最たるものが「根拠に基づく医療
れているのかどうかといった妥当性の検討
(EBM)」による医療サービスの均質化・
は充分に行われなかった。そのため、現在
適正化であり、看護領域おいても「根拠に
の ICNP®ベータバージョンに日本からのイ
基づく看護(EBN)」推進を目指した様々
ンプットはない。したがって、現状のまま
な研究が始まっている。一方、情報管理部門
の ICNP®で日本の看護実践が全て表現でき
へのコンピュータ導入により、医療情報の
るとは考えにくい。
電子化に拍車がかかり、大量の情報の集積
ICNP®ベータバージョンには看護現象
も可能になってきた。集積された情報の研
(Nursing Phenomena)と看護行為
究的再利用に関しては、各分野からの期待
(Nursing Actions)という二つの分類体系
が集まっている。看護情報の電子化もその
が含まれている。看護現象は看護診断を表
必要性が叫ばれている。しかし、国内での
現する用語であり、A 軸・看護実践の焦点
進展はスムーズであるとは言いがたい。障
focus of nursing practice (685 語)、B 軸・
壁となっているのが共通言語体系構築の遅
判断 judgment(343 語)、C 軸・頻度
れ、つまり看護を表す用語の標準化・コー
frequency(8 語)、D 軸・持続時間 duration
ド化・体系化の発展不足であろう。
(2 語)、E 軸・位相 topology(31 語)、F
国際看護師協会(ICN:International
軸・身体部位 body site(134 語)、G 軸・
Council of Nurses)では、看護実践のすべ
見込み likelihood(12 語)H 軸・該当者
てを言語化・定義し、世界規模の用語分類
bearer(8 語)の8軸で構成され、合計 1223
の構築を目指すプロジェクトを 1991 年に
語がリストされている。看護行為は看護介
開始した1)。このプロジェクトが成功すれ
入を表現する用語であり、A 軸・行為のタ
ば、国や人種、時や場を越え、世界のあら
イプ action type(170 語)、B 軸・行為の
ゆるところで提供される看護ケアが共有・
標的 target(552 語)、C 軸・手段 means
比較できるようになる。プロジェクトでは
(262 語)、D 軸・時間 time(22 語)、E 軸・
まず、既に看護用語の標準化・体系化の進
位相 topology(30 語)、F 軸・位置 location
んでいた国々から集めた用語リストを分析
(190 語)G 軸・経路 routes(48 語)、H
した。その作業の成果として「看護実践国
軸・ケアの受け手 beneficiary(8 語)の8
際分類(ICNP®:International
軸で構成され、1282 語がリストされている。
Classification for Nursing Practice)
」アル
それぞれの用語は軸を表すアルファベット
ファバージョン
が 1996 年に出版された。
2)
と数字による分類コードを持ち、看護現象
アルファバージョンには 17 カ国がフィー
の「看護実践の焦点」
「判断」
「頻度」
「持続
ドバックを寄せ、それを盛り込んだ形の改
時間」
「見込み」
「該当者」、看護行為の「行
訂版のベータバージョン3)が 1999 年に出
為のタイプ」
「ケアの受け手」は定義づけが
準備する
されている。
岡谷らは、平成 12 年度厚生科学研究補助
⑤ ICNP® に含まれている用語の同義
金を受け「わが国における看護実践国際分
類(ICNP®)の妥当性と普及に関する研究」
語リストを作成する
⑥ ICNP® の妥当性検討を進めるプロ
を行った。その結果 ICNP®ベータバージ
5)
グラム(以下、検討支援システム)
ョンは、特定の理論的背景を持たずに構築
を開発する
された言語体系であり、様々なシステムや
⑦ 検討支援システムをWebに載せ、
他の用語体系との共存が可能であり、わが
インターネットを活用した全国規
国における看護の共通言語体系の構築に大
模の検討を行う準備をする
きく貢献するものであることが確認されて
⑧ 看護記録を電子化する際の ICNP®
活用の可能性を検討する
いる。
医療分野での情報化が進む中、根拠に基
⑨ ICNP® ベータバージョンに関する
づく看護(EBN)を推進する前提として、
国際的な動向をさぐる
看護用語の標準化・コード化は不可欠であ
る。看護用語の標準化作業が遅れているわ
C. 研究方法
が国にとって、ICNP®を足掛りに看護共通
言語体系構築を試みることは、有効な方策
本研究は主任研究者と8名の分担研究者
のひとつであろう。ICNP®ベータバージョ
の全 9 名で遂行した。上記した研究目的の
ンは約 2500 語を含む大規模な用語分類で
①から⑨の全般を上鶴が、②から④を飯村、
あり、昨年度の岡谷らの研究では翻訳作業
太田、岡谷、数間、松木が、⑥から⑧を宇
が一応終了している。ICNP®をさらに検
都、柳田が、そして⑨を輪湖が担当してい
討・修正・洗練することで、わが国独自の
る。
看護用語を明らかにすることができると同
ICNP®ベータバージョンの検討・修正・
時に、わが国の看護用語の標準化を推進し、
洗練には、2つの研究方法を用いる計画を
国際的な看護用語の標準化にも貢献できる
立てた。第一の方法は、臨床と教育のエキ
と考えられる。
スパートの協力を得て行うもので、本稿の
以下「エキスパート対象の妥当性検討調査」
B. 研究目的
で詳細を記している。この調査データの分
析のうち、特に ICNP®看護現象A軸に不足
本研究の具体的な目的は以下のとおり。
している用語に関しては数間、岡谷、飯村
① ICNP® ベータバージョンの訳語の
が、ICNP®看護行為A軸に不足している用
妥当性を検討し修正する
② ICNP®の用語の妥当性を検討し、追
加すべき日本語を明らかにする
③ ICNP®の構造、用語の位置付けの妥
当性を検討する
④ ICN へのフィードバックに向けて
語に関しては松木が、ICNP®看護行為B軸
に不足している用語に関しては太田がそれ
ぞれの分担研究報告書で述べている。
ICNP®ベータバージョンの検討・修正・
洗練を行う第二の方法は、昨年度より開発
を続けてきた妥当性検討支援システムを活
用するもので、宇都、柳田が分担研究報告
は実践の向上にも学問の発展にも関係する
書「インターネットを活用した看護実践国
ものであるため、臨床的視点と学術的視点
際分類(ICNP®)の妥当性検討調査」の中
の両方から検討すること。第三に、研究の
で詳細を報告している。ICNP®ベータバー
経済性・効率性を考え、会場に近い東京都
ジョンの翻訳・修正に予想外の時間を費や
内で協力者を探すこと。
したため、システム開発にも影響し、実際
その結果、基礎看護、成人看護、老年看
の検討調査を実施するのは来年度となる。
護、精神看護、母性看護、小児看護、地域
ICNP®の国際的動向に関しては、輪湖が
在宅看護の 7 領域について、看護用語に関
分担研究報告書で詳細を報告している。
心を持つ臨床のエキスパート 2 名、大学等
に所属する教育・研究者 2 名を任意で選出
エキスパート対象の妥当性検討調査
し、研究への協力を依頼した(資料 1)。今
回の研究協力者は28名(表1)で、東京
ICNP®ベータバージョンに含まれている
近辺の協力者が中心となったが、一部の看
用語のわが国における妥当性、および訳語
護領域では遠方からの協力を得ることがで
の妥当性を検討すべく、研究協力者を集め
きた。
た検討会を開催した。ICNP®ベータバージ
ョンには約 2500 語が含まれるが、軸によっ
ては他の軸に含まれる用語との重複も多い。
3) ツール
検討会で使用するツールとして「ICNP®
そこで、本年度の検討対象としたのは
妥当性検討調査用紙」
(資料 2)を作成した。
ICNP®ベータバージョンの主要部分である
「ICNP®妥当性検討調査用紙」は看護現象
看護現象の2つの軸「A軸・看護実践の焦
A軸・看護実践の焦点(42 頁)、看護現象
点」と「B軸・判断」、それに看護行為の2
B軸・判断(13 頁)、看護行為A軸・行為
つの軸「A軸・行為のタイプ」と「B軸・
のタイプ(9 頁)、看護行為B軸・行為の標
行為の標的」とした。
的(29 頁)の全 93 頁で構成されている。
検討会当日は参考資料として、該当部分の
1) 日時と場所
調査を行ったのは 2001 年 8 月 25 日(土)
の午前9時から午後5時までで、日本看護
定義をつけ、ICNP®の全体構造の理解を助
けるために、全軸の用語および定義もツー
ルに添えた。資料部分は 142 頁であった。
協会 3 階会議室(東京都渋谷区神宮前
5-8-2)を会場とした。
4) 方法
7 つの看護専門領域それぞれの研究協力
2) 協力者
者4名で議論しながら作業を進められるよ
研究協力者選択に際し考慮したのは次の
うに、会場にはテーブルを7台用意した。
三点であった。第一に、看護には様々な実
研究者のひとりが最初に ICNP®の概要を解
践領域があるため、できるだけ多くの領域
説し、検討作業の手順を具体的に説明した
で ICNP®の妥当性を検討できるようにする
(資料 3)。限られた時間内で多くの用語を
こと。第二に、看護用語の標準化・体系化
検討する必要があるため、慣れてきたら2
表1
研 究 協 力 者
(50 音順)
板谷
裕美
安芸地区医師会訪問看護ステーション
伊藤
愛子
国立看護大学校
入江
暁子
北里大学病院
上澤
悦子
北里大学看護学部
遠藤
久美
静岡県病院局がんセンター開設総室
長田
暁子
横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター
鹿渡
登史子
日本大学医学部附属板橋病院ホームケア相談室
香春
知永
聖路加看護大学
神谷
整子
みずき助産院
桑田
美代子
青梅慶友病院
佐々木
美奈子
東京大学大学院医学系研究科
陣田
泰子
聖マリアンナ医科大学病院
瀬野
佳代
国立看護大学校
曽根原
純子
NTT東日本関東病院
中山
康子
日本看護協会看護研修学校
西田
文子
山梨医科大学
二宮
二宮
彩子
啓子
東京医科歯科大学
濱田
由紀
東京女子医科大学
平林
優子
聖路加看護大学
別所
遊子
福井医科大学
堀内
ふき
茨城県立医療大学
水野
恵理子
聖路加看護大学
宮澤
広恵
日本赤十字看護大学大学院
矢部
弘子
老人保健施設蓮根ひまわり苑
山地
のぶ子
東京大学医学部附属病院
湯浅
美千代
千葉大学看護学部
綿貫
恵美子
北里大学看護学部
神戸市看護大学
名ずつで作業してもよいことを伝え、最終
あればその言葉と分類上の位置付けを
結果は領域毎に「ICNP®妥当性検討調査用
コード番号で記入する。
紙」にまとめて提出してもらった。研究者
定義の妥当性検討も事前には予定していた
7名が終始テーブルを廻り、作業中の協力
が、時間的に困難であると判断されたため、
者の質問に答えたり作業を補助したりした。
当日は行わなかった。
「看護現象A軸・看護実践の焦点」にリス
トされている用語は 685 語と用語数が最も
6) 分析方法
多く、特定の領域にのみ関係する用語もあ
7領域それぞれから提出された「ICNP®
るため、看護現象A軸の用語を三分割して
妥当性検討調査用紙」に記入されている上
分担作業を行った(表 2)。分担部分でも他領
記①から④をそれぞれの集計用のシートに
域との比較検討が可能なように、基礎看護
まとめ、数値のわかるものは計算し、内容
と成人看護領域、老年看護と精神看護領域、
については個別に必要な分析をした。
母性看護と小児看護と地域在宅看護領域が
同じ箇所を担当するようにした。
D. 妥当性検討調査の結果
5) 作業内容
(1) 訳の妥当性
研究協力者に依頼したのは以下の4点で
検討会で出された訳語修正案を表 3 から
あった。
表 8 に示している。妥当性検討会の後日、
① 訳の妥当性検討:看護現象A軸(分担箇
出された修正案を踏まえて本研究の研究者
所のみ)、看護現象B軸、看護行為A軸、
9名で話し合い、最終的な訳語を決定した。
看護行為B軸の用語に記されている訳
各表の最も右側の列には、本研究で最終的
語について、日本語表現として自然か・
に採用した訳語を掲載している。妥当性検
実践で使いやすい言葉かを検討し、修正
討会後に訂正・修正した訳語は網掛けで示
案があれば記入する。
している。
② 位置付けの妥当性検討:看護現象A軸と
看護行為A軸について、用語の意味・抽
現象A軸・看護実践の焦点
象度を考え、分類上の位置付け・前後関
看護現象A軸・看護実践の焦点の訳語に
係が適切かどうかを検討し、修正案があ
ついては、全 685 語中の 13.9%に当たる 95
れば記入する。
語に対して修正案が出され、74 語を修正し
③ 同義語の提案:看護現象A軸(分担箇所
た。
のみ)、看護現象B軸、看護行為A軸、
表3は基礎看護領域と成人看護領域の分
看護行為B軸の用語について、同じよう
担箇所から出された 26 語に対する修正案
な意味を持つ日本語表現はないか検討
を示している。基礎看護領域からは 9 語に、
し、あれば該当欄に記入する。
成人看護領域からは 22 語に修正案が出た。
④ ICNP®に含むべき日本語とその位置付
二領域ともに修正案があったのは 5 語に対
けの検討:日本の看護実践で使う用語で
してで、「Speech/スピーチ」の修正案は
ICNP®に含まれていないものを検討し、
二領域とも「発語」と一致していた。最終
表2
看護現象A軸・看護実践の焦点
基礎・成人領域
老年・精神領域
1A.1.
1A.1.1.2
人間 Human Being
1A.1.1
個人 Individual
1A.1.1.1
行為者 Person
1A.1.1.2.1
生命維持機能 Function
分担
1A.1.1.2.1.1
行為の理由 Reason for Action
自己認識 Self-Awareness
1A.1.1.1.1
呼吸 Respiration
1A.1.1.2.1.1.1
安寧/幸福 Well-being
1A.1.1.1.2
循環 Circulation
1A.1.1.2.1.1.2
認知 Cognition
1A.1.1.1.3
体温 Body Temperature
1A.1.1.2.1.1.3
学習 Learning
1A.1.1.1.4
栄養 Nutrition
1A.1.1.2.1.1.4
記憶 Memory
1A.1.1.1.5
消化 Digestion
1A.1.1.2.1.1.5
情緒 Emotion
1A.1.1.1.6
代謝 Metabolism
1A.1.1.2.1.1.6
意志の力(意欲) Will Power (Volition)
1A.1.1.1.7
体液量 Fluid Volume
1A.1.1.2.1.1.7
意思決定 Decision Making
1A.1.1.1.8
分泌 Secretion
1A.1.1.2.1.1.8
適応 Adaptation
1A.1.1.1.9
排泄 Elimination
1A.1.1.2.1.1.9
エネルギー Energy
1A.1.1.1.10
外皮 Integument
1A.1.1.1.11
回復 Restoration
1A.1.1.1.12
運動 Motor Activity
1A.1.1.2.1.2
自己概念 Self Concept
1A.1.1.1.13
感覚 Sensation
1A.1.1.2.2.1
自己に依存する行為Self Reliant Action
1A.1.1.1.14
免疫系 Immune System
1A.1.1.2.2.1.1
セルフケア Self Care
1A.1.1.1.15
生殖 Reproduction
1A.1.1.2.2.1.2
日常生活の維持 Domestic Care
1A.1.1.1.16
身体発達 Physical
1A.1.1.2.2.1.3
ライフスタイル活動 Life Style Activity
Development
1A.1.2
集団 Group
1A.1.1.2.1.1.10
1A.1.1.2.2.2
信念 Belief
相互依存行為 Interdependent Action
1A.1.1.2.2.2.1
社会的相互作用 Social Interaction
1A.1.1.2.2.2.2
役割相互作用 Role Interaction
1A.1.2.1
家族 Family
1A.1.1.2.2.2.3
ケア実施 Caretaking
1A.1.2.2
コミュニティ Community
1A.1.1.2.2.2.4
性的相互作用 Sexual Interaction
1A.1.1.2.2.2.5
コミュニケーション Communication
1A.2
環境 Environment
母性・小児・地域在宅領域
的には両領域からの修正案を参考に 22 語
対して修正案が出された。4 領域以上から
を修正している。
修正案が出されたのは「Compromised/危
表 4 は老年看護領域と精神看護領域の分
ない」と「Not Healed/治らない」の 2 語
担箇所から出た 20 語に対する修正案を示
に対してであった。「Not Adequate/不適
している。老年看護領域からは 16 語に、精
切 」「 Not Attained / 未 到 達 」「 Not
神看護領域からは 8 語に修正案が出た。う
Compromised/危なくない」「No Conflict
ち 4 語に対しては二領域とも修正案を出し
/対立なし」
「No Resource/資源なし」の
ていたが、修正案は一致していなかった。
5 語に対しては 3 領域から修正案が出され
最終的には修正案を参考に 16 語を修正し
ていた。
ている。
表 5 は母性看護領域と小児看護領域と域
行為A軸・行為のタイプ
在宅看護領域の三領域が分担した箇所から
表 7 は看護行為A軸・行為のタイプに出
出た 49 語に対する修正案を示している。母
された 7 領域からの訳語の修正案を示した
性看護領域からは 5 語に、小児看護領域か
もので、全 170 語中の 25.9%に相当する 44
らは 28 語に、域在宅看護領域からは 25 に
語に対して提案があり、23 語を修正した。
修正案が出た。三領域とも修正案を出した
基礎看護領域からは 11 語に対して、成人
用語はゼロで、9 語に対しては二領域が修
看護領域からは 10 語に対して、老年看護領
正案を出し、修正案が一致しているのは 4
域からは 16 語に対して、精神看護領域から
語あった。「Fertility/生殖力」「Female
は 5 語に対して、母性看護領域からは 3 語
Fertility/女性生殖力」「Male Fertility/
に対して、小児看護領域からは 4 語に対し
男性生殖力」
「Community Health/コミュ
て、地域在宅看護領域からは 7 語に対して
ニティ保健」をそれぞれ「生殖能力」
「女性
修正案が出された。4 領域以上から修正案
生殖能力」「男性生殖能力」「コミュニティ
が出されたのは「Compressing/押し付け
ヘルス」に修正するよう二つの領域が提案
る」「Setting up/置する」「Presencing/
していた。最終的には修正案を参考に 38 語
共在する」の 3 語に対してであった。
を修正している。
行為B軸・行為の標的
現象B軸・判断
表 8 は看護行為B軸・行為の標的に出さ
表 6 は看護現象B軸・判断に出された7
れた 7 領域からの訳語の修正案を示したも
領域からの訳語の修正案を示したもので、
ので、全 552 語中の 15%に相当する 83 語
全 343 語中の 16.9%に当たる 58 語に対し
に対して提案があり、63 語を修正している。
て提案があり、38 語を修正した。
基礎看護領域からは 47 語に対して、成人
基礎看護領域からは 31 語に、成人看護領
看護領域からは 25 語に対して、老年看護領
域からは 14 語に、老年看護領域からは 6
域からは 1 語に対して、精神看護領域から
語に、精神看護領域からは 2 語に、母性看
の提案はゼロで、母性看護領域からは 4 語
護領域からは 13 語に、小児看護領域からは
に対して、小児看護領域からは 23 語に対し
14 語に、地域・在宅看護領域からは 4 語に
て、地域在宅看護領域からは 9 語に対して
表3.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基
礎
成
表3-1
人
修正後
1A.1.1.1
Function
生命維持機能
身体機能
生命維持機能
1A.1.1.1.3.1
Thermoregulation
温度調節
体温調節
体温調節
1A.1.1.1.3.1.2
Heat Exhaustion
熱疲弊(熱ばて)
熱疲弊
熱疲弊
1A.1.1.1.4.2.1
Thriving
生長
身体的発育
身体的発育
1A.1.1.1.7.3
Fluid Retention
水分貯留
体液貯留
体液貯留
1A.1.1.1.10.1.7
Cradle Cap
新生児頭部皮膚炎
ふけ
ふけ
1A.1.1.1.10.3.4
Maceration
浸軟(ふやけ)
浸軟
浸軟
1A.1.1.1.10.3.6.2
Traumatic Wound
外傷創
外傷
外傷創
1A.1.1.1.10.3.6.2.2 Contusion
挫傷
挫創
挫創
1A.1.1.1.10.4.1.1.1 Caked Breast
ケーキ状乳房
スポンジ状乳房、うっ帯性乳腺炎 うっ帯性乳腺炎
1A.1.1.1.11.1.1
Napping
昼寝/仮眠
仮眠
仮眠
1A.1.1.1.12.3
Psychomotoric Activity
精神運動活動
精神運動性活動
精神運動性活動
1A.1.1.1.12.3.1.2
Hypoactivity
寡動/運動減少
活動低下
寡動
低活動
1A.1.1.1.12.4
Speech
スピーチ
発語
発語
発語
1A.1.1.1.12.4.1.1
Impressive Aphasia
感覚失語
感覚性失語
感覚失語
1A.1.1.1.12.4.1.1.1 Dyslexia
不全失読
読字障害
読字障害
1A.1.1.1.12.4.2
Slurred Speech
不明瞭な発語
呂律の低下
呂律の低下
1A.1.1.1.12.4.3
Stammering
吃音
難発性吃音
難発性吃音
1A.1.1.1.12.4.4
Stuttering
吃音
連発性吃音
連発性吃音
1A.1.1.1.13.1.2
Cutaneous Pain
皮膚痛覚
表皮痛
表皮膚
皮膚の痛み
表3.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基
礎
1A.1.1.1.13.1.3
Musculoskeletal Pain
筋肉関節痛
1A.1.1.1.13.1.3.2
Arthritis Pain
関節炎痛
関節炎による痛み
1A.1.1.1.13.6
Dyspepsia
消化不良
胃もたれ
1A.1.1.1.13.7
Dizziness
めまい
眩暈
1A.1.1.1.13.8
Itching
かゆみ
掻痒
1A.1.1.1.13.9
Hot Flush
顔面紅潮(ほてり)
全276
成
筋関節痛
表3-2
人
修正後
筋関節痛
関節炎痛
胃部不快
胃部不快
眩暈
9
掻痒感
掻痒感
顔面紅潮
顔面紅潮
22
修正22/26
表4.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
老
年
表4-1
精
神
修正後
1A.1.1.2
Person
行為者
パーソン
人
1A.1.1.2.1.1.2.1.3
Magical Thinking
魔法的思考
呪術的思考
非現実的思考
1A.1.1.2.1.1.2.2.1
Illusion
誤認
錯覚
錯覚
1A.1.1.2.1.1.2.2.4
Unilateral Neglect
一側性無視
一側性知覚障害
片側無視
1A.1.1.2.1.1.5.14.1.1 Dignified Dying
尊厳のある死
尊厳死
尊厳死
1A.1.1.2.1.1.5.19.1
Guilt Work
罪悪感の解消
ギルトワーク、罪悪感回復過程
罪悪感の解消
Self Control: Bowel
Continence
Self Control: Urinary
Incontinence
Health Belief:
Orientation
Delusion (False
Belief)
セルフ・コントロール:便コン
チネンス
セルフ・コントロール:尿コン
チネンス
セルフ・コントロール:排
便
セルフ・コントロール:排
セルフ・コントロール: 尿失禁
尿
セルフ・コントロール:便
コンチネンス
セルフ・コントロール:尿
コンチネンス
1A.1.1.2.1.2.4
1A.1.1.2.1.1.8.2.8
1A.1.1.2.1.1.8.2.9
セルフ・コントロール: 便失禁
健康信念:オリエンテーション 健康信念:健康志向
健康信念:健康志向
妄想(誤った信念)
思い込み(誤った信念)
妄想(誤った信念)
Personal Identity
個としてのアイデンティティ
パーソナル・アイデンティティ
パーソナル・アイデンティ
ティ
1A.1.1.2.2.1
Self Reliant Action
自己に依存する行為
自分に依拠する行為
自分に依拠する行為
1A.1.1.2.2.1.1.1.2
Self Care: Washing
セルフ・ケア:洗うこと
セルフ・ケア:体を洗うこと
セルフ・ケア:体を洗うこと
1A.1.1.2.2.1.1.3
Self Care: Feeding
セルフ・ケア:食事
セルフ・ケア:食べること
セルフ・ケア:摂食
1A.1.1.2.2.1.1.4
Self Care: Drinking
セルフ・ケア:飲
セルフケア:飲むこと
1A.1.1.2.2.1.1.8.2
Sitting
起座
すわること
すわること
1A.1.1.2.2.1.1.8.4
Turning of own body
寝返り
体の向きを変える
体の向きを変える
1A.1.1.2.2.1.1.8.6
Lifting of own Body
立ち上がり
体をもちあげる
体をもちあげること
1A.1.1.2.1.1.10.1.5
1A.1.1.2.1.1.10.7
セルフケア:飲水
セルフ・ケア:飲水
表4.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
老
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.1
Crawling
はいはい
這う
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.3
Self Medication
自己投薬
薬の自己管理
全181
年
表4-2
精
神
修正後
這うこと
服薬自己管理
16
8
服薬自己管理
修正16/20
表5.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
母
性
小
児
表5‑1
地域・在宅
修正後
1A.1.1.1.15.1
Fertility
生殖力
生殖能力
生殖能力
生殖能力
1A.1.1.1.15.1.1
Female Fertility
女性生殖力
女性生殖能力
女性生殖能力
女性生殖能力
1A.1.1.1.15.1.2
Male Fertility
男性生殖力
男性生殖能力
男性生殖能力
男性生殖能力
1A.1.1.1.15.1.2.1
Virility
性的能力(男性の)
精力
精力
1A.1.1.1.16
Physical Development
身体発達
身体の発達
身体発達
1A.1.1.1.16.1.1
Foetus Development
胎児発達
胎児発育
胎児発達
1A.1.1.1.16.1.2
Child Development
小児発達
小児の発達
小児発達
1A.1.1.1.16.1.3.1
Female Maturing
女性の成熟
女性としての成熟
女性性成熟
1A.1.1.1.16.1.3.2
Male Maturing
Provision of
Necessities
男性の成熟
男性としての成熟
男性性成熟
1A.1.1.2.2.1.3
Life Style Activity
ライフスタイル活動
1A.1.1.2.2.1.3.1
Substance Use
物質使用
有害物質常用
有害物質常用
1A.1.1.2.2.1.3.1.3
Drug Use
薬物使用
薬物常用
薬物常用
1A.1.1.2.2.2.1.2
Supporting
支え合い
1A.1.1.2.2.2.1.3
Involving
参画
まきこみ
参画
1A.1.1.2.2.2.1.4
Relating
関係付け
かかわりあい
関り合い
1A.1.1.2.2.2.1.7
Social Solidarity
社会的連帯
結束
社会的結束
1A.1.1.2.2.2.1.8
Social Alliance
社会的同盟
社会的結合
連合、結びつき
社会的結びつき
1A.1.1.2.2.2.1.11.5
Infanticide
乳幼児殺害(間引き)
間引き
1A.1.1.2.2.1.2.1
日常必要品の供給
習慣性
日常必需品の調達
日常必需品の調達
ライフスタイル
ライフスタイル活動
サポート
支え合い
間引き
表5.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
母
性
小
児
表5‑2
地域・在宅
社会役割
修正後
1A.1.1.2.2.2.2.3
Work Role
仕事役割
仕事役割
1A.1.1.2.2.2.3
Caretaking
ケア遂行
1A.1.1.2.2.2.5.2.1
Listening
聞く
聴く
聴くこと
1A.1.2.1.1.4.1
Bonding
愛着
結びつき
結びつき
1A.1.2.1.3
Family Size
家族規模
家族人数
家族人数
1A.1.2.2.1.1
Community Management
コミュニティマネジメント
コミュニティプロセス
コミュニティマネジメン
ト
1A.1.2.2.2
Community Composition
コミュニティ構成
コミュニティの構成
コミュニティ構成
1A.1.2.2.2.1
Level of Wealth
富裕度
裕福度
富裕度
1A.1.2.2.2.4
Community Health
コミュニティ保健
1A.1.2.2.2.4.1
Disease Rate
疾病発生率
1A.1.2.2.2.4.2.1
Infant Death Rate
乳幼児死亡率
乳児死亡率
乳児死亡率
1A.1.2.2.2.4.2.2
Maternal Death Rate
母体死亡率
妊産婦死亡率
妊産婦死亡率
1A.2.1.1.3
Sunlight
陽光
太陽光
太陽光
1A.2.2.1
Infrastructure
インフラストラクチャー
基本的設備
基本的設備
1A.2.2.1.2.3
Public Building
公共建造物
公共施設
公共施設
1A.2.2.1.2.3.3
Prison
監獄
刑務所
刑務所
1A.2.2.3.2.9
Electricity Service
電気供給
1A.2.2.4.1.1
Sexism
セクシズム(性的差別)
性的差別
性的差別
1A.2.2.4.1.3
Ageism
エイジズム(年齢差別)
年齢差別
年齢差別
ケアの提供
ケアの提供
地域保健、コミュ
コミュニティヘルス
ニティヘルス
コミュニティ保健
罹患率
刑務所
電力供給
罹患率
電力供給
表5.現象A軸・看護実践の焦点:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
Stigma
Labour Market
Regulation
スティグマ
1A.2.2.5.1.1.2
Child Labour Law
若年労働法規
1A.2.2.5.1.1.3
System of Agreement
合意形成システム
1A.2.2.5.1.1.4
Industrial Conflict
1A.2.2.5.1.1.5
1A.2.2.4.1.4
1A.2.2.5.1.1
1A.2.2.5.2
1A.2.2.5.2.1
1A.2.2.5.2.2
性
小
児
地域・在宅
不名誉な印
労働市場法規
修正後
不名誉な印
労働法規
労働法規
年少者労働法規(法
例)
年少者労働法規
産業闘争
(労働間の)協定のシ
ステム
労使間闘争
労使対立
労使間闘争
Industrial Peace
産業講和
労使間合意
労使間協定
労使間合意
Law Making Process
法策定プロセス
法制化プロセス
法制化プロセス
法策定プロセス:アクセス
法制化プロセス:アク 法制化プロセス:アク
セス
セス
法策定プロセス:参加
法制化プロセス:参加 法制化プロセス:参加
市民の不服従運動
Law Making Process:
Access
Law Making Process:
Participation
1A.2.2.5. 3.1
Civil Disobedience
市民の抵抗
1A.2.2.5.4
Law Offence
法違反
全228
母
表5‑3
協定のシステム
法律違反
5
市民の不服従運動
法律違反
28
25
修正38/49
表6.現象B軸・判断:訳の修正案
コード番号
英
語
ツール上
基
礎
成
人
老
年 精
神
表6-1
母
性
小
児
地域・在宅
修正後
1B.4
Adequacy
適切さ
充足
充足
1B.4.1
Adequate
適切な
十分な
充足した
1B.4.1.1
Adequate, to a lesser
degree
少し適切な
少し十分な
1B.4.1.2
Adequate, to some degree
ある程度適切な
ある程度十
分な
1B.4.1.3
Adequate, to a high degree かなり適切な
かなり十分な
1B.4.1.4
Adequate, to a very high
degree
非常に適切な
非常に十分
な
1B.4.2
Not Adequate
不適切
1B.5
Alteration
変更
1B.5.1
Altered
変更した
変更された
1B.5.2
Not Altered
1B.6.2
不適切な
不十分
充足した、少
し
充足した、あ
る程度
充足した、か
なり
充足した、非
常に
充足していな
い
適切でない
変調
変調
変調あり
変調あり
変更なし
変更しなかっ
変調なし
た
変調なし
Not Attained
未到達
到達してない
1B.7
Compromise
被害
1B.7.1
Compromised
危ない
1B.7.1.1
1B.7.1.2
1B.7.2
Compromised, to a lesser
degree
Compromised, to some
degree
Not Compromised
被害を受け
やすい
到達していな
い
未到達
危うさ
妥協
危険性
危ない
妥協する
危険あり
少し妥協す
る
ある程度妥
協する
危険あり、少
し
危険あり、あ
る程度
妥協しない
危険なし
到達してない
危険
少し危ない
ある程度危ない
危なくない
被害をうけや
すくない
危うくな
い
表6.現象B軸・判断:訳の修正案
コード番号
英
語
ツール上
基
礎
成
人
老
年 精
神
表6-2
母
性
葛藤した
小
児
地域・在宅
葛藤した
修正後
1B.8.1
Conflict
対立した
葛藤あり
1B.8.2
No Conflict
対立なし
葛藤がない
1B.9.1
Contaminated
汚染した
汚染された
不潔な
1B.9.2
Not Contaminated
汚染なし
OK
不潔ではな
い
1B.10
Decrease
減少(縮小)
1B.10.1
Decreased
減った
減少した
減少した
1B.10.2
Not Decreased
減っていない
減少してない
減少なし
1B.11
Difficulty
難しさ
1B.13.1
Demonstrated
示された
提示された
提示あり
1B.14.1
Dependent
依存的
依存する
依存的
1B.14.2
Not Dependent
依存的でない
依存しない
依存的でな
い
1B.16
Deprivation
欠乏
1B.16.2
Not deprived
欠乏なし
1B.19
Disability
障害
1B.20.1
Disordered
不調あり
不調である
不調あり
1B.20.2
Not Disordered
不調なし
不調でない
不調なし
1B.21.1
Disorganised
乱れている
1B.21.2
Not Disorganised
乱れなし
葛藤はない 葛藤しない
葛藤なし
減少
減少
困難
困難性
剥脱
欠乏していな
い
剥奪なし
能力障害
無秩序であ
る
無秩序では
ない
剥奪
障害
乱れあり
乱れていな
い
乱れなし
表6.現象B軸・判断:訳の修正案
コード番号
英
語
ツール上
基
礎
成
人
老
年 精
神
表6-3
母
性
有効ではな
い
小
児
地域・在宅
修正後
有効ではな
い
1B.26.2
Not Effective
効果なし
有効でない
1B.27
Endangerment
危険性
1B.27.1
Endangered
危険な
1B.27.2
Not Endangered
危険なし
1B.28
Endurance
耐久性
忍耐
1B.28.1
Enduring
耐久性あり
耐えている
耐性あり
1B.28.2
Not Enduring
耐久性なし
耐えていな
い
耐性なし
1B.31
Healing
治癒
1B.31.1
Healed
癒えた
1B.31.2
Not Healed
治らない
1B.37
Insufficiency
不十分
不足
不十分性
1B.37.1
Insufficient
不十分な
不足
不十分な
1B.37.2
Not Insufficient
不十分ではない
足りて
いる
不十分では
ない
1B.38.1
Limited
制限あり
制限された
制限あり
1B.38.2
Not Limited
制限なし
制限されな
い
制限なし
1B.42.1
Obstructed
閉塞あり
閉塞している
障害される
閉塞あり
1B.42.2
Not Obstructed
閉塞なし
閉塞していな
い
障害されな
い
閉塞なし
易危険性
易危険性
危険にさらさ
れた
危険にさらさ
れてない
易危険性あり
危険ではな
い
易危険性な
し
持久性
癒える
治癒し
た
治癒し
治癒しない
ない
癒えない
耐性
治癒
治癒した
癒えない
治癒しない
表6.現象B軸・判断:訳の修正案
コード番号
英
語
ツール上
基
礎
成
人
老
年 精
神
表6-4
母
性
小
児
地域・在宅
修正後
1B.44
Pollution
汚れ
汚染
汚染
1B.44.1
Polluted
汚い
汚染された
汚染あり
1B.44.2
Not Polluted
汚くない
汚染されな
い
汚染なし
1B.46
Resource
資源
1B.46.2
No Resource
資源なし
1B.48.1
Strengthened
強まる
1B.48.2
Not Strengthened
強まらない
全343
資源がある
資源にならな
い
強められる、
強化される
強められな
い、強化され
ない
31
資源
資源にならな
資源がない
い
資源にならな
い
強まる
強まらない
14
6
2
13
14
4
修正38/58
表7.行為A軸・行為のタイプ:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
精 神
母 性
表7-1
小 児
地域・
在宅
修正後
2A.1.1
Identifying
明確化する
固定する
2A.1.1.1
Tracing
探索する
追跡する
2A.1.1.2
Profiling
全体像を描く
2A.1.2.4
Checking
チェックする
2A.1.3.1
Monitoring
モニタリングを行う
監視する
2A.1.3.3
Supervising
監視する
監督する
2A.2.1
Organizing
組織化する
2A.2.1.1.1.1.1
Triaging
トリアージを行う
2A.2.1.1.2
Arranging
整える
2A.2.1.2
Controlling
制御する
2A.2.1.2.1.2.2
Optimizing
最善の状態になる
2A.2.1.2.2.1
Restricting
限定する
2A.2.1.2.2.1.1
Area Restricting 区域を制限する
2A.2.2.4
Providing
供給する
2A.3.1
Cleaning
洗浄する
ニーズの体
系化
全体像を描く
確認する
チェックする
監視する
監督する
監督する 監督する
組織する
選別する、
緊張の度合
いをつける
選別する
アレンジす
る
調整する
整える
コントロール
する
最善の状態
にする
選別する
最善の状態
にする
制御する
最善の状 最善の状態にす
態にする る
抑制する
限定する
制限区域 制限区域を設け
をもうける る
支給する
清浄する
洗浄する
表7.行為A軸・行為のタイプ:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
精 神
母 性
表7-2
小 児
地域・
在宅
修正後
2A.3.1.5
Suctioning
サクションする
吸引する
サクションする
2A.3.2
Grooming
整容する
身だしな
みを整え
る
整容する
2A.3.2.2
Combing
くしを入れる
整髪する
くしを入れる
2A.3.3
Bathing
入浴させる
入浴介助
入浴させる
2A.3.3.1
Soaking
浸す
つかる
浸す
2A.3.4.1
Clothing
着衣させる
着衣介助
着衣させる
2A.3.4.2
Dressing
更衣させる
更衣介助
更衣させる
2A.3.4.3
Draping
カバーを掛ける
2A.3.5
Feeding
食べさせる
2A.3.6.1
Elevating
挙上する
2A.3.6.4
Transferring
移動させる
2A.3.7
Manipulating
手を使う
2A.3.7.3
Milking
搾乳する
2A.3.7.4
Compressing
押し付ける
圧力をかけ
る
2A.3.17.1
Setting Up
置する
設置する
2A.4.1
Assisting
介助する
補助、助け
る
掛ける
食事介助
食べさせる
持ち上げる
移動介助
移動させる
手で操作する
しごく
圧迫する
設置する
設置する
圧迫する
搾乳する
圧迫する 圧迫する
設置する
設置する 設置する 設置する
介助する
表7.行為A軸・行為のタイプ:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
精 神
母 性
小 児
地域・
在宅
容易に行い
やすくする
修正後
2A.4.1.1
Facilitating
容易にする
2A.4.1.2
Supporting
支援する
2A.4.1.3.2
Motivating
動機付けをする
2A.4.1.3.4
Empowering
エンパワーする
力を発揮させる
2A.4.2
Treating
処置する
手当てする
2A.4.2.3
Restoring
回復させる
復活させる
回復を促す
回復させる
2A.4.4
Relating
関係を結ぶ
関係をもつ
関わる
関わる
2A.4.4.1
Communicating
意思疎通を図る
コミュニケー コミュニケー
ションを図る ションをとる
2A.4.4.2
Presencing
共在する
そばにいる 共にいる
2A.4.4.3
Collaborating
共働する
協働する
共働する
2A.4.4.5
Praising
賞賛する
称賛する
賞賛する
2A.5.1.1
Instructing
方法について教える
2A.5.2
Guiding
指導する
全170
助長する
老 年
表7-3
助長する
支える
動機付ける
動機付ける
コミュニケーショ
ンを図る
?共にいる
共にいる
共に居る
共にいる
方法を教
方法を教える
える
導く
指導する
11
10
16
5
3
4
7
修正23/44
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基礎
成人
老年
表8-1
精神
母性
小児
地域・
在宅
修正後
その他の
焦点
その他の
対象
2B.2
Other Target
その他の対象
2B.2.1
Things
物質
事物
2B.2.1.1
Natural Things
自然の物質
自然の事物
2B.2.1.1.1.1.1
Human
人間の
人間
2B.2.1.1.1.1.1.1.17
Stepmother
義理の母
義母
義母
継母
2B.2.1.1.1.1.1.1.18
Stepfather
義理の父
義父
義父
継父
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.2
Amputation Stump
断端
切断端
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3.4
Laryngeal Cavity
咽頭腔
喉頭腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.4
Chest
胸(胸郭の前壁)
胸
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.3
Extremity
四肢
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.4
Eye
目
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.4
Flank
脇腹
側腹
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.6
Forehead
額
前額
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
Hair
体毛
毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.1
Hairof Scalp
頭皮の毛
毛髪
事物
自然の事
物
人間
義母
義父
切断端
喉頭腔
胸
先端部/末
端
末端
眼
眼
側腹部
側腹
前頭
体毛
頭皮の毛
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基礎
成人
Hairof Trunk
胴体の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.5
Hairof Pubis
恥骨の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.1.2
Nail of Toe
足肢の爪
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.5
Nipple
乳首
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.1
Colostomy
結腸瘻(結腸ストー
マ)
コロストミー
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.2
Ileostomy
回腸瘻(回腸ストー
マ)
イレオストミー
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.4
Urostomy
ウロストミー
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.4.2
Body Tissue
体組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.8
Trunk
胴体
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.2
Umbilicus
臍帯
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.3
2B.2.1.1.1.1.1.2.2
Non Bodypart
人体以外の部分
体幹の毛
足趾の爪
母性
小児
地域・
在宅
修正後
体幹の毛
体幹の毛
恥骨の毛
足趾の爪
足趾の爪
乳頭
乳頭
結腸瘻
(結腸ス
トーマ)
回腸瘻
(回腸ス
トーマ)
尿路瘻
尿路ろう
身体組織?
体幹
体幹
体組織
体幹
臍
臍
身体部位
以外
人体以外
脊髄腔カテーテル
2B.2.1.2.4.4
Interperitonal
Catheter
腹膜腔カテーテル
腹膜カテーテ
ル
2B.2.1.2.5.1
Bed Pan
差し込み便器
便器
Intraspinal Catheter
精神
恥毛
脊髄カテーテ
ル
2B.2.1.2.4.3
老年
表8-2
脊髄カ
テーテル
腹腔カテー
テル
腹膜カ
テーテル
便器
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基礎
成人
老年
表8-3
精神
母性
小児
地域・
在宅
ポータブ
ルトイレ
チェンバー
ポット?
2B.2.1.2.5.2
Bed Pan Chair
ポータブルトイレ
2B.2.1.2.5.4
Chamber Pot
寝室用便器(ポータブ
ルトイレ)
2B.2.1.2.7.26
Syringe
注射筒
2B.2.1.2.7.33
Pill Box
ピルボックス
2B.2.1.2.8.4
Clothes
寝具
2B.2.1.2.8.8
Feather Bed Cover
羽毛掛け布団
2B.2.1.2.8.9
Lead Gown
リード線付ガウン
放射線プロテ
クター
2B.2.1.2.8.18
Wet Sheet
濡れシーツ
防水シーツ
防水シーツ
防水シー
ツ?
2B.2.1.2.10
Cleaner
洗顔料
洗剤
洗剤
洗浄剤?
2B.2.1.2.10.5
Nail‑Polish
マニキュア
爪みがき
2B.2.1.2.11.3
Fan
換気扇
ファン
2B.2.1.2.12
Material
教材
2B.2.1.2.12.8
Reading Material
読み物
教育用具
パンフレッ
ト?
2B.2.1.2.13.3
Meal
料理
食事
差し込み
便器
差し込み便
器
シリンジ
修正後
シリンジ
シリンジ
ピルケー
ス
ピルケース
寝衣
寝衣
羽毛掛け
布団
羽毛ベッドカ
バー
ひも付ガ
ウン
防水シー
ツ
洗剤
爪マニ
キュア
換気扇
教材
読み物
食事
食事
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基礎
成人
老年
表8-4
精神
母性
小児
地域・
在宅
修正後
医薬品
2B.2.1.2.14
Remedy
治療薬
医薬品
2B.2.2.1.2.16
Hyperglycaemia
血糖
高血糖
2B.2.2.1.3
Responsiveness
反応性
易反応性
2B.2.2.1.3.1
Responsivenessto
Asthesia
麻酔に対する易反応
性
麻酔に対す
る反応性?
麻酔に対
する反応
性
2B.2.2.1.3.2
Responsivenessto
Medication
薬剤に対する易反応
性
薬剤に対す
る反応性?
薬剤に対
する反応
性
2B.2.2.1.3.3
Responsivenessto
Oxygen
酸素に対する易反応
性
酸素に対す
る反応性?
酸素に対
する反応
性
2B.2.2.1.3.4
Responsivenessto
Parenteral Nutrition
非経口的栄養法への
易反応性
非経口的栄
養法への反
応性?
非経口的
栄養法へ
の反応性
2B.2.2.1.3.5
輸血に対する易反応
Responsivenessto Blood 性
輸血に対す
る反応性?
輸血に対
する反応
性
2B.2.2.1.3.6
Responsivenessto Blood 血液製剤に対する易
Product
反応性
血液製剤に
対する反応
性?
血液製剤
に対する
反応性
高血
糖
高血糖
高血糖
高血糖
反応性
2B.2.3.1
Patient Activity
患者活動
患者の活動
2B.2.3.1.1.10
Mobility Habit
動作習慣
動作の癖? 行動?
患者の活
動
動作習慣
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
2B.2.3.1.1.12
英語
Sexual Activity Habit
ツール上
性的活動習慣
基礎
成人
性生活
老年
表8-5
精神
母性
小児
地域・
在宅
修正後
性習慣
性習慣
愛着パ
ターン
2B.2.3.1.2.2
Assertiveness Pattern
アタッチメント
愛着パターン
のパターン
アサーション
(?)のパター
自己主張のパターン ン
2B.2.3.2.1.2
Home Visit
在宅訪問
家庭訪問
2B.2.3.2.3
Treatments
治療法
処置
2B.2.3.2.3.4
Amputation
四肢切断
切断
2B.2.3.2.4.4
Alcoholic Life Style
Prevention
アルコール依存的な
生活の予防
アルコール
依存の予防
アルコー
ル依存生
活の予防
2B.2.3.2.4.5
Social Isolating Life
Style Prevention
社会的に孤立した生
活の予防
社会的孤立
の予定
社会的孤
立生活の
予防
2B.2.3.2.5
Therapy
セラピー
療法
2B.2.3.2.5.5
Intravenous Therapy
静脈注射療法
輸液療法
2B.2.3.2.5.8
Activity Therapy
活動療法
運動療法
運動療法
2B.2.3.2.5.9
Chest Therapy
胸部理学療法
肺理学療法
肺理学療法
2B.2.3.2.5.11
Animal Assisted
Therapy
動物補助療法
アニマルセラ アニマルセラ
ピー
ピー
2B.2.3.1.2.1
Attachment Pattern
自己主張
のパター
ン
家庭訪問
処置
切断
療法
療法
輸液療法
運動療法
肺理学療
法
動物療法
アニマル
セラピー
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
英語
2B.2.3.2.5.18
Reality Orientation
Therapy
2B.2.3.2.5.23
Fluid Therapy
ツール上
基礎
成人
老年
表8-6
精神
母性
小児
地域・
在宅
修正後
現実指向療法
リアリティオリ
エンテーショ 現実志向療
ンセラピー
法
リアリティ
オリエン
テーショ
ンセラ
ピー
体液管理
輸液管理
輸液管理
ポジショ
ニング法
2B.2.3.2.6.2
Positioning Technique
ポジショニング技術
ポジショニン
グ法
2B.2.3.2.6.3
Transfer Technique
移動技術
移動法
2B.2.3.2.6.8
Injection Technique
注射技術
注射法
2B.2.3.2.6.9
Inhalation Technique
吸入技術
吸入法
2B.2.3.2.6.10
Bowel Training
Technique
排便トレーニ
排便トレーニング技術 ング法
排便ト
レーニン
グ法
2B.2.3.2.6.11
Bladder Training
Technique
排尿トレーニ
排尿トレーニング技術 ング法
排尿ト
レーニン
グ法
2B.2.3.2.6.12
Incontinence Training
Technique
失禁トレーニ
失禁トレーニング技術 ング法
2B.2.3.2.6.13.1
Bio‑Feed‑Back
Technique
生体自己制御技法
バイオフィー
ドバック技法
移動法
注射法
吸入法
失禁ト
レーニン
グ法
バイオ
フィード
バック技
法
表8.行為B軸・行為の標的:訳の修正案
コード番号
英語
ツール上
基礎
成人
老年
表8-7
精神
母性
小児
地域・
在宅
修正後
Ambulation Technique
歩行技術
歩行(援
助?)技術
離床技術
2B.2.3.2.6.20
Swallowing Technique
嚥下技術
嚥下(援
助?)技術
嚥下技術
2B.2.3.2.6.21
哺食技術
摂食(援
助?)技術
2B.2.3.2.6.22
2B.2.3.2.7.1
2B.2.3.2.7.2
2B.2.3.2.7.4
全552
Feeding Technique
Nursing Service
Medical Service
Social Worker Service
看護サービス
看護職の
サービス
医学的サービス
医師のサー
ビス
看護サー
ビス
医学サー
ビス
ソーシャルワークサー
ビス
47
摂食介助
技術
25
1
0
4
23
ソーシャ
ルワーク
ソーシャル
サービス
ワーク
修正
9
63/83
修正案が出された。
月経痛」のみ同義語が「生理痛」と指摘が
一致していた。
(2) 位置付けの妥当性
用語の位置付けが不適切との指摘のあっ
表 10 は老年看護領域と精神看護領域の
分担箇所から出た 27 語に対する同義語を
たのは、看護現象A軸・看護実践の焦点で
示している。老年看護領域からは 26 語に、
3 箇所、看護行為A軸・行為のタイプで 4
精神看護領域からは 4 語に同義語が提案さ
箇所であった。
れた。二領域とも同義語を提案していたの
は 3 語あったが、「Self Esteem/セルフ・
(3) ICNP®に含むべき日本語とその位置付
エスティーム」のみ「自尊感情・自尊心」
け
と同義語の指摘が一致していた。
今回の検討範囲で追加すべき用語として
表 11 は母性看護領域と小児看護領域と
提案のあったのは、188 語であった。看護
域在宅看護領域の三領域が分担した箇所か
現象A軸・看護実践の焦点で 99 語、看護行
ら出た 43 語に対する同義語を示している。
為A軸・行為のタイプで 22 語、看護行為B
母性看護領域からは 8 語に、小児看護領域
軸・標的 67 語である。提案された用語の分
からは 23 語に、域在宅看護領域からは 16
析および考察の詳細は数間、岡谷、飯村、
語に同義語が提案された。三領域とも同義
松木、太田が分担研究報告書に報告してい
語を提案した用語はゼロで、3 語に対して
る。
は二領域が同義語を提案していたが、案は
一致していなかった。
(4) 同義語
同義語の提案結果を表 9 から表 11 に示し
看護現象B軸・判断
ている。各表の最も右側の列は、本研究の
表 12 は看護現象B軸・判断に提案された
最終的な訳語であり、妥当性検討会を経て
7領域からの同義語を示したもので、全
修正した訳語は網掛けで示している。同義
343 語中の 5.2%に当たる 18 語に対して提
語は、ツール上の訳語を基に提案があった
案があった。成人看護領域からは 3 語に対
ため、最終的には訳語として採用されてい
して、老年看護領域からは 12 語に対して、
る場合もある。
精神看護領域からは 3 語に対して、地域・
在宅看護領域からは 5 語に対して同義語案
看護現象A軸・看護実践の焦点
看護現象A軸・看護実践の焦点の用語つ
が出され、基礎看護領域、母性看護領域、
小児看護領域からの指摘はなかった。
いては、全 685 語中の 16.8%に当たる 115
語に対して同義語が提案された。
行為A軸・行為のタイプ
表 9 は基礎看護領域と成人看護領域の分
表 13 は看護行為A軸・行為に出された 7
担箇所から出された 45 語に対する同義語
領域からの同義語案を示したもので、全
を示している。基礎看護領域からは 22 語に、
170 語中の 26.5%に相当する 45 語に対して
成人看護領域からは 29 語に同義語の提案
提案があった。基礎看護領域からは 16 語に
があり、二領域とも「Menstrual Cramp/
対して、成人看護領域からは 13 語に対して、
表9.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基
礎
成
表9-1
人
修正後
1A.1.1.1.1.2.1
Functional Dyspnea
機能的呼吸困難
労作時呼吸困難
1A.1.1.1.1.4.1
Expectoration
喀痰排出
喀痰、喀出
1A.1.1.1.3.1.2
Heat Exhaustion
熱疲弊(熱ばて)
うつ熱
熱疲弊
1A.1.1.1.3.1.3
Heat Stroke
熱射病
熱中症
熱射病
1A.1.1.1.4.2.1
Thriving
生長
成長
身体的発育
1A.1.1.1.4.2.2
Overweight
体重過剰
1A.1.1.1.4.2.3
Starvation
飢餓
1A.1.1.1.4.2.4
Emaciation
るいそう
1A.1.1.1.4.2.5
Malnutrition
低栄養
1A.1.1.1.5.5.1
Burping
げっぷ
1A.1.1.1.6
Metabolism
代謝
1A.1.1.1.7.3.1
Oedema
浮腫
むくみ
浮腫
1A.1.1.1.10.1.1
Dry Skin
皮膚乾燥
乾燥肌
乾燥皮膚
1A.1.1.1.10.1.3.2
Heat Rash
紅色汗疹
あせも
紅色汗疹
1A.1.1.1.10.1.6
Acne
にきび
尋常性 瘡
1A.1.1.1.10.2.2
Thrush
鵞口瘡
口腔内カンジタ
1A.1.1.1.10.3.4
Maceration
浸軟(ふやけ)
皮膚の湿潤
ふやけ
浸軟
1A.1.1.1.10.3.5.3
Pressure Ulcer
褥そう(床ずれ)
Bed sore
床ずれ
褥そう
きりきず
切創
1A.1.1.1.10.3.6.2.4 Cut
切創
1A.1.1.1.10 4.1.1
乳房腫脹
Breast Engorgement
機能的呼吸困難
排痰
過体重
拒食
体重過剰
飢餓
やせ
栄養不良
るいそう
低栄養
気
異化
緊満乳房
喀痰排出
げっぷ
代謝
瘡
にきび
鵞口瘡
乳房腫脹
表9.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基
礎
表9-2
成 人
修正後
スポンジ状乳房、うっ帯性乳腺
うっ帯性乳腺炎
炎
1A.1.1.1.10.4.1.1.1 Caked Breast
ケーキ状乳房
1A.1.1.1.11.2
Rest
休息
1A.1.1.1.11.2.1
Fatigue
疲労
1A.1.1.1.12.1.1.2
Shiver
震え
1A.1.1.1.12.1.1.4
Spasticity
痙性
スパスム、れん縮
痙性
1A.1.1.1.12.1.1.7
Uterine Expulsion
子宮娩出
出産
娩出
不全麻痺
片麻痺
不全麻痺
深部腱反射
運動反射機能
反射異常
反射不全
1A.1.1.1.12.1.1.8.1 Paresis
安息
倦怠感、だるさ
休息
疲労
シバリング
震え
1A.1.1.1.12.1.5
Motor Reflex Function 運動反射機能
1A.1.1.1.12.1.5.1
Dysreflexia
反射不全
1A.1.1.1.12.3.1
Hyperactivity
多動
活動亢進
多動
1A.1.1.1.12.3.1.2
Hypoactivity
寡動/運動減少
活動低下、運動低下
活動低下
1A.1.1.1.12.4
Speech
スピーチ
(訳を発語とした場合)スピーチ 発語
1A.1.1.1.12.4.3
Stammering
吃音
どもり
難発性吃音
1A.1.1.1.13.1.2.1
Wound Pain
創痛
創部痛
創痛
1A.1.1.1.13.1.4.2
Menstrual Cramp
月経痛
生理痛
月経痛
1A.1.1.1.13.1.7
Labour Pain
分娩痛
陣痛
分娩痛
1A.1.1.1.13.5
Nausea
嘔気
はきけ
嘔気
1A.1.1.1.13.6
Dyspepsia
消化不良
胃もたれ、胸やけ
消化不良
1A.1.1.1.13.7
Dizziness
めまい
眩暈
眩暈
生理痛
悪心
表9.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基
礎
成
表9-3
人
修正後
1A.1.1.1.13.8
Itching
かゆみ
(訳を掻痒感とした場合)かゆみ 掻痒感
1A.1.1.1.13.9
Hot Flush
顔面紅潮(ほてり)
ほてり
顔面紅潮
1A.1.1.1.13.11
Comfort
安楽
快適
安楽
1A.1.1.1.13.17
Kinaesthetic
運動感覚
運動覚
運動感覚
1A.1.1.1.13.18
Consciousness
意識
1A.1.1.1.13.18.1
Fainting
失神
45/全276
見当識
意識
きぜつ
22
失神
29
表10.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
老
年
表10-1
精 神
修正後
1A.1.1.2.1.1.2.1.3
Magical Thinking
魔法的思考
非現実的思考
非現実的思考
1A.1.1.2.1.1.2.1.4
Preoccupation
こだわり
固執
固執
1A.1.1.2.1.1.2.2.4
Unilateral Neglect
一側性無視
半側失認、半側無視
片側無視
1A.1.1.2.1.1.3.2
Skill Learning
スキル学習
技術学習
技術学習
1A.1.1.2.1.1.3.3
Illiteracy
非識字
文盲?
非識字
1A.1.1.2.1.1.5.9
Insecurity
安全感欠如
自信喪失、存在不安 安心感欠如
自信喪失
1A.1.1.2.1.1.5.14.1 Mourning (Grief Work)
グリーフワーク
1A.1.1.2.1.1.5.20
Shame
恥辱
自己嫌悪、羞恥心
恥辱
1A.1.1.2.1.1.8.1
Coping
コーピング
対処
コーピング
1A.1.1.2.1.1.8.1.2 Acceptance
1A.1.1.2.1.1.8.1.3.
1
Trauma Reaction
受容
受け入れ、引き受け
受容
トラウマ反応
心的外傷反応
トラウマ反応
1A.1.1.2.1.1.8.1.6
Caregiver Stress
介護ストレス
介護負担
介護ストレス
1A.1.1.2.1.1.9.2.1
Activity Intolerance
活動不耐性
体力のなさ
活動不耐性
Health Belief
Health Belief: Ability to
1A.1.1.2.1.1.10.1.1 Perform
健康信念
健康観
健康信念:遂行能力
保健行動
健康信念:遂行能力
1A.1.1.2.1.1.10.1.2 Health Belief: Control
健康信念:コントロール
健康管理
健康信念:コントロール
1A.1.1.2.1.1.10.1
喪の仕事
ヘルス・ビリーフ
グリーフワーク
健康信念
表10.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
老
年
表10-2
精 神
修正後
1A.1.1.2.1.1.10.1.3 Health Belief: Resource
健康信念:資源
手段
健康信念:資源
1A.1.1.2.1.1.10.1.4 Health Belief: Threat
健康信念:脅威
健康不安
健康信念:脅威
1A.1.1.2.1.2.1
Self Consciousness
自己意識
自己像
自己意識
1A.1.1.2.1.2.2
Self Esteem
セルフ・エスティーム
自尊感情、自尊心
1A.1.1.2.1.2.3
Body Image
ボティ・イメージ
身体像
ボティ・イメージ
1A.1.1.2.1.2.4.2
Personality
パーソナリティ
個性、性格
パーソナリティ
1A.1.1.2.1.2.4.2.1
Extrovert Personality
外向的パーソナリティ
外向性
外向的パーソナリティ
1A.1.1.2.1.2.4.2.2
Introvert Personality
内向的パーソナリティ
内向性
内向的パーソナリティ
1A.1.1.2.1.2.4.2.5
Labile Personality
不安定なパーソナリティー
不安定なパーソナリティー
1A.1.1.2.2.1.1.8.4
Turning of own body
寝返り
情緒不安定
(訳を体の向きを変え
るとした場合)寝返り
1A.1.1.2.2.1.1.8.5
Standing
起立
立ち上がり
起立
27/全181
26
自尊感情、自尊心 セルフ・エスティーム
体の向きを変える
4
表11.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
1A.1.1.1.15.3.1
Aborting
妊娠中絶
1A.1.1.1.16
Physical Development
身体発達
母 性
小 児
表11-1
地域・在宅
流産
修正後
妊娠中絶
身体発育
身体の発達
第2次成長、思春
期
1A.1.1.1.16.1.3
Maturing
成熟
成熟
1A.1.1.1.16.2
Ageing
加齢
1A.1.1.1.16.2.1
Female Ageing
女性の加齢
老化
女性の加齢
1A.1.1.1.16.2.2
Male Ageing
男性の加齢
老化
男性の加齢
1A.1.1.2.2.1.2
1A.1.1.2.2.1.2.1
.2
1A.1.1.2.2.1.2.1
.3
1A.1.1.2.2.1.2.3
.1
Domestic Care
日常生活の維持
Fishing
漁獲
漁業
漁獲
Farming
農耕
農業
農耕
Cooking
調理
料理
調理
1A.1.1.2.2.1.3
Life Style Activity
ライフスタイル活動
生活習慣
ライフスタイル活動
1A.1.1.2.2.2
Interdependent Action
相互依存行為
相互依存
相互依存行為
1A.1.1.2.2.2.1.1 Networking
ネットワーキング
ネットワーク
ネットワーキング
1A.1.1.2.2.2.1.2 Supporting
支え合い
助け合い
1A.1.1.2.2.2.1.4 Relating
1A.1.1.2.2.2.1.1
1.3.3.2
Rape
関係付け
関り合い
レイプ
強姦
年をとること
日常生活
加齢
日常生活の維持
サポートする
支え合い
関り合い
強姦
レイプ
表11.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
1A.1.1.2.2.2.2.4 Gender Role
ジェンダー役割
1A.1.1.2.2.2.3
1A.1.1.2.2.2.5.1
.1
1A.1.1.2.2.2.5.1
.2
1A.1.1.2.2.2.5.1
.3
1A.1.1.2.2.2.5.2
.1
ケア遂行
Caretaking
母 性
小 児
表11-2
地域・在宅
性役割
修正後
ジェンダー役割
ケア提供
ケアの提供
Contacting
接触
連絡、交渉、コンタ
クトをとる
Lying
虚言
うそをつく
虚言
Crying
泣く
さけぶ
泣くこと
Listening
聞く
傾聴する
1A.1.2
Group
集団
グループ
集団
1A.1.2.1
Family
家族
家族
1A.1.2.1.1
Family Process
家族過程
家庭、家
家族形成過程、家
族発達過程
1A.1.2.1.1.1
Marital Satisfaction
結婚生活に対する満足
夫婦円満
結婚生活に対する満足
1A.1.2.1.1.2.4
Termination of Pregnancy
妊娠の終結
人工妊娠中絶
妊娠の終結
1A.1.2.1.1.4.1
Bonding
愛着
1A.1.2.1.1.4.3
Child Rearing
子育て
1A.1.2.1.1.4.3.1 Child Gender Preference
子供の性別の好み
1A.1.2.1.3
家族規模
1A.1.2.2.1
Family Size
Community Process
コミュニティ過程
傾聴
接触
聴くこと
家族過程
きずな
育児
結びつき
子育て
子供の性別の偏重 子供の性別の好み
家族員数
コミュニティ形成過
程
家族人数
コミュニティ過程
表11.現象A軸・看護実践の焦点:同義語案
コード番号
英語
ツール上
1A.1.2.2.2
Community Composition
コミュニティ構成
1A.1.2.2.2.2
Illiteracy Rate
非識字率
母 性
小 児
表11-3
地域・在宅
修正後
コミュニティ組成
コミュニティ構成
文盲率
非識字率
1A.2.1.1.2.1
Wind
風
対流、大気、病室
内の風の流れ
1A.2.1.1.3.1
Radiation
放射線
紫外線含む
1A.2.1.1.4
Weather
天候
1A.2.2.1
Infrastructure
インフラストラクチャー
公共設備
1A.2.2.1.2.3.3
Prison
監獄
留置所
1A.2.2.3.1.3
Famine
飢饉
食料不足
飢饉
1A.2.2.4.1.4
Stigma
スティグマ
烙印、汚名
不名誉な印
1A.2.2.5.1.1.4
Industrial Conflict
産業闘争
1A.2.2.5. 3.1
Civil Disobedience
市民の抵抗
43/全228
天気、気候
放射線
天候
基本的設備
刑務所
刑務所
労使紛争
デモ
8
風
労使間闘争
市民の不服従運動
23
16
表12.現象B軸・判断:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基礎
成人
老年
精神
母性 小児
地域・在宅
修正後
ぜい弱さ、傷つき
やすさ、もろさ
危険性
(危うい感じ)
減少
1B.7
Compromise
被害
1B.10
Decrease
減少(縮小)
1B.11
Difficulty
難しさ
困難
1B.11.1
Difficult
難しい
困難である
難しい
1B.11.2
Not Difficult
難しくない
困難でない
難しくない
1B.15
Depletion
消耗
枯渇
枯渇
1B.28
Endurance
耐久性
耐容性
耐性
1B.29
Enhancement
増強
1B.31
Healing
治癒
癒し
治癒
治癒した
治癒しない
縮小
困難
困難性
増進、強化
増強
1B.31.1
Healed
癒えた
(訳が治癒した
治った、癒された の場合)癒えた
1B.31.2
Not Healed
治らない
癒されない
1B.42
Obstruction
閉塞
狭窄
1B.42.1
閉塞あり
狭窄している
閉塞あり
1B.42.1.1
Obstructed
Obstructed, to a lesser
degree
少し閉塞している
少し狭窄
閉塞あり、少し
1B.42.2
Not Obstructed
閉塞なし
狭窄なし
閉塞なし
1B.44
Pollution
汚れ
1B.44.1
Polluted
汚い
汚れている
汚染あり
1B.44.2
Not Polluted
汚くない
汚れていない
汚染なし
18/ 全343
癒えない
妨害
閉塞
不潔
0
汚染
3
12
3
0
0
5
表13.行為A軸・行為のタイプ:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
精 神
表13-1
母 性
小 児
地域・
在宅
修正後
2A.1.1
Identifying
明確化する
確認する
固定する
2A.1.1.1
Tracing
探索する
見極める、つ
きとめる
区別する
追跡する
2A.1.1.2
Profiling
全体像を描く
プロファイリン
グ
全体像を描く
2A.1.2.2
Testing
テストする
検査する
テストする
2A.1.2.6.1
Weighing
2A.1.3
Surveying
重さを量る
定期調査を行
う
サーベイ
2A.1.3.3
Supervising
監視する
計量する
重さを量る
調査を行う
見守る
定期調査を行う
監督する
整理する、分
類する、系統
立てる、構造
化する
組織する
2A.2.1
Organizing
組織化する
2A.2.1.1.1.1.1
Triaging
トリアージを行
う
2A.2.1.1.2
Arranging
整える
2A.2.1.2
Controlling
制御する
コントロール
する
制御する
2A.2.1.2.1.1.4.2
Suppressing
抑える
抑制する
抑える
2A.2.1.2.2.1.2
Immobilizing 固定する
緊急性の度
合いをつける
体動制限
緊急度をつ
ける
アレンジす
る
抑制する
選別する
整える
固定する
表13.行為A軸・行為のタイプ:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
精 神
表13-2
母 性
小 児
地域・
在宅
イリゲーション
修正後
灌流する
2A.3.1.1.2
Irrigating
灌流する
2A.3.1.1.3
Flushing
フラッシュする
2A.3.1.3
Scrubbing
こすり落とす
スクラブ
2A.3.2
Grooming
整容する
身だしなみを 身づくろいを
整える
する
2A.3.2.2
Combing
くしを入れる
2A.3.3
Bathing
入浴させる
シャワー浴
入浴させる
2A.3.4
Covering
覆う
カバーする
覆う
2A.3.5
Feeding
食べさせる
2A.3.6
Positioning
位置を定める 体位変換
2A.3.6.4
Transferring 移動させる
2A.3.7.3
Milking
2A.3.7.4
2A.3.9.1
Compressing 押し付ける
Defibrillati
ng
除細動を行う
2A.3.10.1
Shaving
2A.3.17.1
Setting Up
洗い流す
フラッシュする
こすり落とす
くしですく
整容する
髪を梳かす、
結髪、髪を結
う
髪をとかす くしを入れる
飲ませる
ポジショニン
グ、良肢肢
食べさせる
ポジショニ
ング
移送、移乗
位置を定める
移動させる
ミルキング
搾乳する
搾乳する
圧迫する
圧迫する
タッピング
除細動を行う
剃る
剃毛する
剃る
置する
留置する
設置する
表13.行為A軸・行為のタイプ:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
精 神
表13-3
母 性
小 児
地域・
在宅
処理する
修正後
除去する
2A.3.18
Removing
除去する
2A.3.18.1
Drawing
吸い出す
採血する
吸い出す
2A.3.18.2
Disposing
処分する
廃棄する
処分する
2A.4.1
Assisting
介助する
援助する
介助する
手助けする、
(訳を助長す やりやすくす
るとした場合) る、やりやす
容易にする く整える
助長する
2A.4.1.1
Facilitating 容易にする
2A.4.1.2.3
Advocating
擁護する
代弁する
擁護する
2A.4.1.3.3
Enhancing
高める
増強する
高める
2A.4.2.3.2
Rehabilitati リハビリテー
ng
ションを行う
2A.4.3.2
Avoiding
回避する
2A.4.4
Relating
関係を結ぶ
2A.4.4.2
2A.4.4.3
Presencing
共在する
Collaboratin
g
共働する
2A.4.4.4.1.1
Cultural
Brokerage
文化的な仲介
をする
2A.4.4.5
Praising
賞賛する
機能回復訓
練を行う
リハビリテーショ
ンを行う
避ける
関わる
そばにいる
協働する
回避する
関わる
共生する
共にいる
協働
共働する
異文化の橋 文化的な仲介を
渡し
する
ほめる
ほめる
賞賛する
表13.行為A軸・行為のタイプ:同義語案
コード番号
英語
ツール上
2A.4.4.7
Touching
触れる
2A.5.2
Guiding
指導する
2A.5.4
Interviewing 面接する
45/全170
基 礎
成 人
老 年
精 神
表13-4
母 性
小 児
地域・
在宅
タッチング
触れる
導く
指導する
問診、インタ
ビューする
16
修正後
面接する
13
9
1
4
6
9
老年看護領域からは 9 語に対して、精神看
ないかとの懸念があった経緯や、既に看護
護領域からは 1 語に対して、母性看護領域
実践国際分類という表現が邦訳として定着
からは 4 語に対して、小児看護領域からは
しつつあること、さらに、WHO 国際障害
6 語に対して、地域・在宅看護領域からは 9
分類が「生活機能と障害の国際分類」6)と必
語に対して同義語が提案された。
ずしも「国際」を最初に置いていないこと
などをふまえて「看護実践国際分類」を引
行為B軸・行為の標的
き続き邦訳とすることに決定した。
表 14 は看護行為B軸・行為の標的に出さ
れた 7 領域からの同義語案を示したもので、
軸名の訳語の修正
全 552 語中の 12.7%に相当する 70 語に対
現象 H 軸と行為 B 軸の2つの名称も修正
して提案があった。基礎看護領域からは 19
を行った。現象 H 軸・bearer はこれまで「担
語に対して、成人看護領域からは 31 語に対
い手」としてきたが、この表現では看護ケ
して、老年看護領域からは 30 語に対して、
アを必要としている対象というよりも、看
精神看護領域からの提案はゼロで、母性看
護ケアの「担い手」というイメージが強い
護領域からは 3 語に対して、小児看護領域
との研究班内での指摘から、
「該当者」に変
からは 3 語に対して、地域・在宅看護領域
更した。また、行為 B 軸・target はこれま
からは 11 語に対して同義語が提案された。
で「行為の焦点」としていた。target は、
現象 A 軸・focus of nursing practice「看護
E. 考察
実践の焦点」の focus とは英語が異なるの
に同じ「焦点」としたのでは混同しやすい
(1) ICNP®ベータバージョンの日本語訳
との指摘がエキスパートから出された。
修正の主眼は分類されている用語に置い
Target はカタカナで「ターゲット」とする
ていたが、本年度は「看護実践国際分類」
ほうが理解しやすいとも考えられたが、カ
の表現や各軸名の邦訳も含めて研究班では
タカナ語を極力避けるのが ICNP®邦訳上の
検討し修正を行った。
取り決めであるため、訳語は「標的」と変
更した。target の訳語候補には他に「的(ま
看護実践国際分類(ICNP®)
International Classification for
Nursing Practice(ICNP®)は「国際看護
と)」もあったが、漢字一文字では「てき」
と読み違えやすいのため、あえて堅苦しい
言葉に思われたが「標的」を採用した。
実践分類」か「看護実践国際分類」とすべ
きかで議論した。英語の語順や他の医療系
平成 13 年度 ICNP®ベータバージョン邦訳
国際分類(国際疾病分類など)の日本語表
検討会からの訳語修正案をもとに、本研
現を考慮すると、国際看護実践分類として
究の研究者9名で話し合い修正した訳語は、
「国際」を強調したほうがよいのではない
看護現象A軸・看護実践の焦点で 80 語、看
かという意見もあった。しかし、ICNP®ア
護現象B軸・判断で 37 語、看護行為A軸・
ルファバージョンの日本語版発刊時に、
「国
行為のタイプで 23 語、看護行為B軸・行為
際看護」領域の用語分類と混同するのでは
の標的で 63 語であり、検討の対象となった
表14.行為B軸・行為の標的:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
表14-1
精 神
母 性
小 児
地域・
在宅
修正後
2B.2.1.1.1
Organic
有機的
オーガニック
有機体
2B.2.1.1.1.1.1.1.4
Toddler
幼児
幼児前期児
幼児
2B.2.1.1.1.1.1.1.5
Preschool Child
就学前の子供
幼児後期児
就学前の子供
2B.2.1.1.1.1.1.1.9
Elderly
高齢者
2B.2.1.1.1.1.1.1.17
Stepmother
義理の母
義母
養母
養母
義母
2B.2.1.1.1.1.1.1.18
Stepfather
義理の父
義父
養父
養父
義父
2B.2.1.1.1.1.1.1.23
Client
クライエント
相談者 クライエント
2B.2.1.1.1.1.1.1.27
Expanded Family
Unit
拡大的な家族単位
拡大家 拡大的な家族
単位
族
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.2
Amputation Stump
断端
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.1
Back
背
背中
背
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.8
Breast
乳房
胸部
乳房
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.10
Buttock
臀部
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.6
Chin
おとがい
あご
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.4
Flank
脇腹
脇腹
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.6
Forehead
額
額
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.7
Foreskin of Penis
陰茎の包皮
包皮
高齢者
老人
切断端
断端
しり
尻
臀部
おとがい
側腹
側腹部
側腹
前額部
前頭
陰茎の包皮
表14.行為B軸・行為の標的:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
表14-2
精 神
母 性
小 児
地域・
在宅
修正後
体幹の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.3
Hairof Trunk
胴体の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.4
腋窩の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8.2
Hairof Axilla
Intercranial
Arachonoid
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.2
Leg
脚
下肢
脚
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.2
Neck
首
頸部
首
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.5
Nipple
乳首
頭蓋内クモ膜
躯幹の毛
わき毛
腋窩の毛
頭蓋内クモ膜
クモ膜
乳首
乳頭
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.1 Colostomy
結腸瘻(結腸ストー
マ)
コロストミー
結腸痩
結腸瘻(結腸
ストーマ)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.2 Ileostomy
回腸瘻(回腸ストー
マ)
イレオストミー 回腸痩
回腸瘻(回腸
ストーマ)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.4 Urostomy
ウロストミー
ウロストミー
尿路瘻
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.8
Trunk
胴体
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21.1
Wrist
手首
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.2
Menstruation
月経
2B.2.1.2.1.1
Cold Pack
冷湿布
2B.2.1.2.1.3
Ice Bag
氷枕
2B.2.1.2.1.5
Heat Wrapping
温熱ラッピング
膀胱痩
躯幹
生理
体幹
体幹
手関節
手首
生理
生理
冷湿布
冷罨法
氷頚、
氷のう
氷のう、氷頚
温罨法
月経
氷枕
温熱ラッピン
グ
表14.行為B軸・行為の標的:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
表14-3
精 神
母 性
小 児
地域・
在宅
修正後
2B.2.1.2.4.7
Urinal Catheter
尿道カテーテル
膀胱留置カ
テーテル
尿道カテーテ
ル
2B.2.1.2.5.1
Bed Pan
差し込み便器
ベットパン
便器
2B.2.1.2.5.3
Urine Bottle
尿器
しびん
尿器
副子(スプリン
ト)
2B.2.1.2.7.17
Splint
副子(スプリント)
スプリント、そ
え木
2B.2.1.2.7.33
Pill Box
ピルボックス
薬箱
2B.2.1.2.8.6
Draw Sheet
横シーツ
防水シーツ
横シーツ
2B.2.1.2.8.13
Hot Mattress
ホットマット
電気敷き毛布
ホットマット
2B.2.1.2.8.17
Warm Stocking
保温ストッキング
タイツ
保温ストッキン
グ
2B.2.1.2.10
Cleaner
洗顔料
クリーナー
洗剤
2B.2.1.2.10.2
Foam
フォーム
泡
フォーム
2B.2.1.2.11.12
Contraction Monitor 子宮収縮モニター
2B.2.1.2.12.3
Questionnaire
質問紙
2B.2.1.2.12.9
Toy
玩具
2B.2.1.2.13.5
Meals‑On‑Wheels
給食サービス
2B.2.2.1.1.1
Vital Sign
バイタルサイン
薬箱
子宮収縮モニ
ター
分娩監
視装置
質問紙
調査表
おも
ちゃ
配食サービス
生命徴候
ピルケース
玩具
給食サービス
バイタルサイ
ン
表14.行為B軸・行為の標的:同義語案
コード番号
英語
ツール上
基 礎
成 人
老 年
表14-4
精 神
母 性
小 児
地域・
在宅
修正後
脈
脈拍
脈
2B.2.2.1.1.6
Pulse
Intracranial
Pressure
脳圧
頭蓋内圧
脳圧
2B.2.2.1.3
Responsiveness
反応性
敏感性
2B.2.2.1.3.1
Responsivenessto
Asthesia
麻酔に対する易反応
性
麻酔に対する 麻酔に対する
過敏性
感受性
2B.2.2.1.3.2
Responsivenessto
Medication
薬剤に対する易反応
性
薬剤に対する 薬剤に対する
過敏性
感受性
2B.2.2.1.3.3
Responsivenessto
Oxygen
酸素に対する易反応
性
酸素に対する 酸素に対する
過敏性
感受性
2B.2.2.1.3.4
Responsivenessto
Parenteral
Nutrition
非経口的栄養法へ
の易反応性
非経口的栄養 非経口的栄養
法に対する過 法に対する感
受性
敏性
2B.2.2.1.3.5
Responsivenessto
Blood
輸血に対する易反応
性
輸血に対する 輸血に対する
過敏性
感受性
2B.2.2.1.3.6
Responsivenessto
Blood Product
血液製剤に対する易
反応性
2B.2.3.2.1
Encounter
出会い
血液製剤に対
する過敏性
エンカウン
ター
2B.2.3.2.1.2
Home Visit
在宅訪問
家庭訪問
2B.2.3.2.2
Examination
診査
2B.2.2.1.1.2
感受性
血液製剤に対
する感受性
エンカウン
ター
反応性
麻酔に対する
反応性
薬剤に対する
反応性
酸素に対する
反応性
非経口的栄養
法への反応性
輸血に対する
反応性
血液製剤に対
する反応性
出会い
家庭訪問
健康診査
診査
表14.行為B軸・行為の標的:同義語案
コード番号
英語
ツール上
2B.2.3.2.3.4
Amputation
四肢切断
2B.2.3.2.5
Therapy
セラピー
2B.2.3.2.5.9
Chest Therapy
基 礎
成 人
老 年
表14-5
精 神
母 性
小 児
地域・
在宅
修正後
切断
アンプタ
療法
療法
肺理学療法、
呼吸理学療法
肺理学療法
胸部理学療法
2B.2.3.2.5.11
Animal Assisted
Therapy
動物補助療法
アニマルセラ
ピー
2B.2.3.2.5.15
Play Therapy
プレイセラピー
遊戯療法
プレイセラ
ピー
リアリティオリ
エンテーショ
ン療法
リアリティオリ
エンテーショ
ンセラピー
転地療法
環境療法
治療、療法
アニマ
ルセラ
ピー
アニマ
ルセラ
ピー
アニマルセラ
ピー
2B.2.3.2.5.18
Reality Orientation
Therapy
現実指向療法
2B.2.3.2.5.20
Milieu Therapy
環境療法
2B.2.3.2.5.23
Fluid Therapy
体液管理
排尿トレーニング技
術
2B.2.3.2.6.21
Bladder Training
Technique
Swallowing
Technique
嚥下技術
嚥下訓練
嚥下技術
2B.2.3.2.6.22
Feeding Technique
哺食技術
食事介助技術
摂食介助技術
2B.2.3.2.6.24
Guided Imagery
Technique
2B.2.3.2.6.11
70/全552
輸液管理
輸液療法
排尿トレーニ
ング法
膀胱トレーニ
ング
イメージ イメージ誘導
技法
療法
イメージ誘導技法
19
31
30
0
3
3
11
用語全 1750 語のうちの 11.5%を修正した
いことが推測されてきた。それが今回、
ことになる。ICNP®用語がより実践的な用
ICNP®に追加すべき用語として 188 語の指
語で表現されるように、今後も多くの看護
摘があったことで裏付けされた。ICNP®は
者からの意見を取り入れて修正を継続的に
まだ開発途上にあり、日本からも積極的に
行う必要があろう。
用語提案をしてゆくことが国際的看護用語
今回「Dyspepsia/消化不良」を基礎看
護領域では「胃もたれ」
、成人看護領域では
体系の構築にとっても意義あることであろ
う。
「胃部不快」と修正案を指摘していた。こ
本年度の研究では、個々の定義の妥当性
のように用語によっては領域毎に異なる表
までは検討することができなかった。
現を使っている可能性もあり、訳語だけで
ICNP®に分類されている用語の中には、概
なく看護用語統一の難しさを痛感する。し
念的な区別が明確でないために、定義があ
かしこれはまた、ICNP®を国内で普及・活
いまいになっているものがある。独立した
用するためには同義語(シソーラス)リス
用語として分類されるべきか、それとも同
トを充実させ、既存の用語と ICNP®に分類
義語として位置付けられるべきなのか、定
されている用語の照らし合わせが容易にで
義の検討を通じて明らかにしてゆく必要が
きるようなシステムの開発の必要性を意味
あろう。
しているのかもしれない。
平成 13 年度版 ICNP®ベータバージョン
(3) 同義語リスト
翻訳(資料 4)は、オリジナルをできるだ
ICNP®をわが国の臨床で取り入れてゆく
け忠実に翻訳・表現したものである。ICNP®
ためには、既存の看護用語とのギャップを
についての国際看護師協会ユーザー契約書
埋める必要がある。それを可能にするのが
(資料 5)に従い、明らかに編集上の誤り
同義語(シソーラス)リストの充実である。
と思われる箇所も今回はあえて訂正せずに
今回のエキスパートの指摘からも数多い同
そのまま訳してある。ICN が 2001 年末に
義語が明らかになってきたが、同義語リス
ICNP®ベータバージョン2を発表したこと
トの作成を加速できるのがインターネット
7)。ICNP®ベータバ
上の支援システムを活用した大規模な妥当
ージョン2は主にユーザーから指摘のあっ
性の検討である。本年度ではインターネッ
た誤字・脱字等の印刷ミスを修正したもの
トで支援システムを稼動する準備を整える
であり、ホームページの正誤表で ICNP®ベ
ことができたので、実際の同義語リスト作
ータバージョンの修正箇所を知ることがで
成が今後の課題である。
が最近明らかにされた
きる
8)。本研究でも、ICNP®ベータバージ
ョン2の修正箇所を反映する日本語版作成
F. 結論
に早急に着手する必要がある。
医療における情報化、特に電子カルテの
(2) ICNP®のわが国における妥当性
ICNP®はその開発経緯からして、現在の
ままでは日本の看護を完全には反映しえな
普及が急速に進んでいる。看護の情報だけ
が電子化から取り残されることがないよう、
わが国でも看護用語の標準化・コード化を
早急に進めてゆく必要があるが、国内での
12 年度
取り組みはようやく始まったばかりである。
6) WHO(WHO 国際障害分類日本協力センタ
国際的な看護用語の標準化を目指す ICNP®
ー訳)
:WHO 国際障害分類第2版ベータ2案、
をこの時期に活用することは、わが国にお
生活機能と障害の国際分類、WHO 国際障害
ける看護共通言語体系構築への近道とも考
分類日本協力センター、2000.
えられるが、発展途上という ICNP®の特徴
7) ICNP® Bulletin 2(Dec): 2001.
を理解した上での活用が不可欠である。
8) http://www.icn.ch/icnp.htm
実際の臨床では、特に電子カルテの中で
は ICNP®をどのように活用してゆけばよい
のか。看護情報を電子化する際に求められ
ている枠組みを明らかにしつつ、ICNP®の
具体的活用方法を検討する必要がある。ま
た、わが国の現状では、看護用語の標準化・
コード化の必要性が充分に理解されている
とはいいがたい。ICNP®の普及と併せて教
育方法の開発も必要である。
引用文献
1) Clark, J., & Lang, N.: Nursing's next
advance: An international
classification for nursing practice,
International Nursing Review, 39 (4),
109‑111, 128, 1992.
2) ICN: The International Classification
for Nursing Practice: A unifying
framework, The Alpha Version, ICN, 1996.
3) ICNP®: The International
Classification for Nursing Practice Beta,
ICN, 1999
4) 特集、看護の共通言語を構築する、看護
実践国際分類(ICNP)/アルファバージョ
ン、インターナショナルナーシングレビュ
ー、20(3), 1997.
5) 岡谷恵子:厚生科学研究費補助金
技術評価事業
医療
わが国における看護実践国
際分類の妥当性と普及に関する研究
平成
総括・分担研究報告書、2001.
資
料
研究調査願い書
調査者氏名:看護実践国際分類の妥当性と普及に関する研究
主任研究員 上鶴重美
所属:国立看護大学校
下記の内容で研究調査にご協力願いたく、よろしくお願い申し上げます。
1.研究テーマ
わが国における看護実践国際分類(ICNP)の妥当性と普及に関する研究
2.研究の背景
国際看護婦協会(ICN)では世界中で提供される看護ケアを共有・比較できるように看護実践のすべて
を定義し、世界共通の言語を構築しようという計画を 1989 年に発表した。その計画およびその結果生み
出される「看護実践分類」をともに【ICNP】と命名した。ICN では 1996 年のアルファバージョンに続
き、1999 年にはその改正版であるベータバージョンを発表した。日本看護協会では ICN の会員国として
ICNP に賛同し、協力する意向を持っている。その協力の一環として、当研究班では厚生科学研究費の補
助を受け、ICNP ベータバージョンの日本における妥当性の検討を行い ICN にフィードバックしたいと
考え翻訳および検討を進めている。
3.本調査の目的
ICNP ベータバージョンに収録された用語、定義およびその翻訳語について、表面妥当性を検討する
4.調査方法
基礎看護、成人看護、老年看護、精神看護、母性看護、小児看護、地域看護の 7 領域から臨床のエキ
スパート 2 名、大学の研究者 2 名を任意で選出し、分担研究者とともに割り当てられた箇所の表現が臨
床での使用に適ったものか、用語の過不足はないか、などの視点から妥当性を検討していただく。調査
は全領域いっせいに実施する。
5.調査日および場所
日時:2001 年 8 月 25 日(土) 9:00〜17:00
場所:日本看護協会 3 階会議室(東京都渋谷区神宮前 5-8-2)
以上よろしくご検討、ご協力いただきますようにお願い申し上げます。
なお、この件につきましてお問い合わせなどがございましたら、下記までご連絡ください。
国立看護大学校
〒204-8575 東京都清瀬市梅園1-2-1
電話 0424-95-2343(研究室直通)
FAX 0424-95-2637(研究室直通)
E-mail: [email protected]
コード番号
英語
[現象Aー1]
看護現象A軸・看護実践の焦点
ICNP妥当性検討調査用紙
日本語訳(案)
1A
Nursing Phenomena
看護現象
1A.1
Human Being
人間
1A.1.1
Individual
個人
1A.1.1.1
Function
生命維持機能
1A.1.1.1.1
Respiration
呼吸
1A.1.1.1.1.1
Ventilation
換気
1A.1.1.1.1.1.1
Hyperventilation
過換気
1A.1.1.1.1.1.2
Hypoventilation
低換気
1A.1.1.1.1.2
Dyspnea
呼吸困難
1A.1.1.1.1.2.1
Functional Dyspnea
機能的呼吸困難
1A.1.1.1.1.2.2
Rest Dyspnea
安静時呼吸困難
1A.1.1.1.1.2.2.1
Orthopnea
起座呼吸
1A.1.1.1.1.2.3
Other
その他
1A.1.1.1.1.3
Gas Exchange
ガス交換
1A.1.1.1.1.3.1
Hypoxia
低酸素
1A.1.1.1.1.3.2
Other
その他
1A.1.1.1.1.4
Airway Clearance
気道クリアランス
1A.1.1.1.1.4.1
Expectoration
喀痰排出
1A.1.1.1.1.4.2
Cough
咳嗽
1A.1.1.1.1.4.3
Suffocation
窒息
1A.1.1.1.1.4.4
Aspiration
誤嚥
1A.1.1.1.1.5
Other
その他
1.訳の妥当性
2.定義の妥当性 3.位置付けの妥当性
4.同意語
5.ICNPに含むべき日本語とその位置付け
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
英語
[現象Aー2]
看護現象A軸・看護実践の焦点
ICNP妥当性検討調査用紙
日本語訳(案)
1A.1.1.1.2
Circulation
循環
1A.1.1.1.2.1
Cardiac Function
心機能
1A.1.1.1.2.1.1
Cardiac Output
心拍出量
1A.1.1.1.2.1.2
Arrhythmia
不整脈
1A.1.1.1.2.2
Vascular Function
血管機能
1A.1.1.1.2.2.1
Blood Pressure
血圧
1A.1.1.1.2.2.1.1
Hypertension
高血圧
1A.1.1.1.2.2.1.2
Hypotension
低血圧
1A.1.1.1.2.2.2
Tissue Perfusion
組織潅流
1A.1.1.1.2.2.2.1
Shock
1A.1.1.1.2.2.2.1.1
Anaphylactic Shock
ショック
アナフィラキシー
ショック
1A.1.1.1.2.2.2.1.2
Cardiac Shock
心原性ショック
1A.1.1.1.2.2.2.1.3
Vasogenic Shock
血管原性ショック
1A.1.1.1.2.2.2.1.4
Neurogenic Shock
神経原性ショック
1A.1.1.1.2.2.3
Bleeding
出血
1A.1.1.1.2.2.3.1
Haemorrhaging
大出血
1A.1.1.1.2.2.3.2
Hematoma
血腫
1A.1.1.1.2.2.3.3
Other
その他
1A.1.1.1.2.3
Other
その他
1.訳の妥当性
2.定義の妥当性 3.位置付けの妥当性
4.同意語
5.ICNPに含むべき日本語とその位置付け
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
1B.1
Yes/No
英語
1B.1.1
1B.1.1.1
1B.1.1.2
1B.1.1.3
1B.1.1.4
1B.1.2
Yes
Yes,
Yes,
Yes,
Yes,
No
1B.2
1B.2.1
1B.2.1.1
1B.2.1.2
1B.2.1.3
1B.2.1.4
1B.2.2
Achievement
Achieved
Achieved, to
Achieved, to
Achieved, to
Achieved, to
Not Achieved
1B.3
1B.3.1
1B.3.1.1
1B.3.1.2
1B.3.1.3
1B.3.1.4
1B.3.2
Acquirement
Acquired
Acquired, to
Acquired, to
Acquired, to
Acquired, to
Not Acquired
1B.4
1B.4.1
1B.4.1.1
1B.4.1.2
1B.4.1.3
1B.4.1.4
1B.4.2
Adequacy
Adequate
Adequate, to
Adequate, to
Adequate, to
Adequate, to
Not Adequate
to
to
to
to
[現象B−1]
看護現象B軸・判断
ICNP妥当性検討調査用紙
a lesser degree
some degree
a high degree
a very high degree
a lesser degree
some degree
a high degree
a very high degree
a lesser degree
some degree
a high degree
a very high degree
a lesser degree
some degree
a high degree
a very high degree
日本語訳(案)
有/無
1.訳の妥当性
2.定義の妥当性
4.同意語
ある
少しある
ある程度ある
かなりある
非常にある
無し
達成
達成した
少し達成した
ある程度達成した
かなり達成した
非常に達成した
達成していない
獲得
獲得した
少し獲得した
ある程度獲得した
かなり獲得した
非常に獲得した
獲得していない
適切さ
適切な
少し適切な
ある程度適切な
かなり適切な
非常に適切な
不適切
5.ICNPに含むべき日本語
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
[現象B−2]
看護現象B軸・判断
ICNP妥当性検討調査用紙
英語
日本語訳(案)
1B.5
1B.5.1
1B.5.1.1
1B.5.1.2
1B.5.1.3
1B.5.1.4
1B.5.2
Alteration
Altered
Altered, to
Altered, to
Altered, to
Altered, to
Not Altered
1B.6
1B.6.1
1B.6.1.1
1B.6.1.2
1B.6.1.3
1B.6.1.4
1B.6.2
Attainment
Attained
Attained, to
Attained, to
Attained, to
Attained, to
Not Attained
1B.7
1B.7.1
1B.7.1.1
1B.7.1.2
1B.7.1.3
1B.7.1.4
1B.7.2
Compromise
Compromised
Compromised, to a lesser degree
Compromised, to some degree
Compromised to a high degree
Compromised, to a very high degree
Not Compromised
被害
危ない
少し危ない
ある程度危ない
かなり危ない
非常に危ない
危なくない
1B.8
1B.8.1
1B.8.1.1
1B.8.1.2
1B.8.1.3
1B.8.1.4
1B.8.2
Conflict
Conflict
Conflict, to a lesser degree
Conflict, to some degree
Conflict, to a high degree
Conflict, to a very high degree
No Conflict
葛藤
対立した
少し対立した
ある程度対立した
かなり対立した
非常に対立した
対立なし
a lesser degree
some degree
a high degree
a very high degree
a lesser degree
some degree
a high degree
a very high degree
1.訳の妥当性
2.定義の妥当性
4.同意語
変更
変更した
少し変更した
ある程度変更した
かなり変更した
非常に変更した
変更なし
到達
到達した
少し達した
ある程度達した
かなり達した
非常に達した
未到達
5.ICNPに含むべき日本語
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
英語
[行為A-1]
看護行為A軸・行為のタイプ
ICNP妥当性検討調査用紙
日本語訳(案)
2A.1
Observing
観察する
2A.1.1
Identifying
明確化する
2A.1.1.1
Tracing
探索する
2A.1.1.2
Profiling
全体像を描く
2A.1.2
Determining
判定する
2A.1.2.1
Examining
診査する
2A.1.2.1.1
Auscultating
聴診する
2A.1.2.1.2
Palpating
触診する
2A.1.2.1.3
Percussing
打診する
2A.1.2.1.4
Screening
スクリーニングを行う
2A.1.2.2
Testing
テストする
2A.1.2.3
Analyzing
分析する
2A.1.2.4
Checking
チェックする
2A.1.2.5
Verifying
立証する
2A.1.2.6
Measuring
測定する
2A.1.2.6.1
Weighing
重さを量る
2A.1.2.7
Calculating
計算する
2A.1.3
Surveying
定期調査を行う
2A.1.3.1
Monitoring
モニタリングを行う
2A.1.3.2
Inspecting
精査する
2A.1.3.3
Supervising
監視する
2A.1.4
Assessing
査定する
1.訳の妥当性
2.定義の妥当性
3.位置付けの妥当性
4.同意語
2A.1.4.1
Interpreting
解釈する
5.ICNPに含むべき日本語とその位置付け
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
英語
[行為A-2]
看護行為A軸・行為のタイプ
ICNP妥当性検討調査用紙
日本語訳(案)
2A.2
Managing
管理する
2A.2.1
Organizing
組織化する
2A.2.1.1
Coordinating
コーディネートする
2A.2.1.1.1
Planning
計画する
2A.2.1.1.1.1
Prioritizing
優先順位をつける
2A.2.1.1.1.1.1
Triaging
トリアージを行う
2A.2.1.1.1.2
Scheduling
スケジュールを立てる
2A.2.1.1.2
Arranging
整える
2A.2.1.1.3
Requesting
依頼する
2A.2.1.1.4
Referring
照会する
2A.2.1.2
Controlling
制御する
2A.2.1.2.1
Regulating
調節する
2A.2.1.2.1.1
Altering
変更する
2A.2.1.2.1.1.1
Initiating
開始する
2A.2.1.2.1.1.2
Increasing
増やす
2A.2.1.2.1.1.3
Decreasing
減らす
2A.2.1.2.1.1.4
Interrupting
中断する
2A.2.1.2.1.1.4.1
Weaning
離脱する
2A.2.1.2.1.1.4.2
Suppressing
抑える
2A.2.1.2.1.2
Maintaining
維持する
2A.2.1.2.1.2.1
Stabilizing
安定させる
2A.2.1.2.1.2.2
Optimizing
最善の状態になる
1.訳の妥当性
2.定義の妥当性
3.位置付けの妥当性
4.同意語
次ページへ続く
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
[行為B軸-1]
看護行為B軸・行為の焦点
ICNP妥当性検討調査用紙
英語
日本語訳(案)
2B.1
Phenomenon
現象
2B.2
Other Target
その他の対象
2B.2.1
Things
物質
2B.2.1.1
Natural Things
自然の物質
2B.2.1.1.1
Organic
有機的
2B.2.1.1.1.1
Animal
動物
2B.2.1.1.1.1.1
Human
人間の
2B.2.1.1.1.1.1.1
Person
人
2B.2.1.1.1.1.1.1.1
Neonate
新生児
2B.2.1.1.1.1.1.1.2
New Born
生まれたばかりの新生児
2B.2.1.1.1.1.1.1.3
Infant
乳児
2B.2.1.1.1.1.1.1.4
Toddler
幼児
2B.2.1.1.1.1.1.1.5
Preschool Child
就学前の子供
2B.2.1.1.1.1.1.1.6
School Child
学童
2B.2.1.1.1.1.1.1.7
Adolescence
青年
2B.2.1.1.1.1.1.1.8
Adult
成人
2B.2.1.1.1.1.1.1.9
Elderly
高齢者
2B.2.1.1.1.1.1.1.10
Caregiver
介護者
2B.2.1.1.1.1.1.1.11
Sibling
同胞
2B.2.1.1.1.1.1.1.12
Sister
姉妹
2B.2.1.1.1.1.1.1.13
Brother
兄弟
1.訳の妥当性
4.同意語
次ページへ続く
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
コード番号
[行為B軸-2]
看護行為B軸・行為の焦点
ICNP妥当性検討調査用紙
英語
日本語訳(案)
2B.2.1.1.1.1.1.1.14
Parent
両親
2B.2.1.1.1.1.1.1.15
Mother
母親
2B.2.1.1.1.1.1.1.16
Father
父親
2B.2.1.1.1.1.1.1.17
Stepmother
義理の母
2B.2.1.1.1.1.1.1.18
Stepfather
義理の父
2B.2.1.1.1.1.1.1.19
Grandmother
祖母
2B.2.1.1.1.1.1.1.20
Grandfather
祖父
2B.2.1.1.1.1.1.1.21
Care Provider
ケア提供者
2B.2.1.1.1.1.1.1.22
Patient
患者
2B.2.1.1.1.1.1.1.23
Client
クライエント
2B.2.1.1.1.1.1.1.24
Spouse
配偶者
2B.2.1.1.1.1.1.1.25
Marriage
結婚
2B.2.1.1.1.1.1.1.26
Childbearing Family
子供を育てる家族
2B.2.1.1.1.1.1.1.27
Expanded Family Unit
拡大的な家族単位
1.訳の妥当性
4.同意語
5.ICNPに含むべき日本語
(基礎
成人
老年
精神
母性
小児
在宅地域)
資料
看護実践国際分類(ICNP®)の妥当性検討調査
作 業 手 順
1. 「看護現象A軸・看護実践の焦点」の割り当て分、「看護現象B軸・判断」「看護行為
A軸・行為のタイプ」「看護行為B軸・行為の焦点」について妥当性を検討する。
2. 各領域(基礎、成人、老年、精神、母性、小児、在宅地域)4名のグループで作業する。
時間が限られているので、慣れたら2名ずつの分担作業も可。
3. 以下の5点を検討し、領域毎に ICNP 妥当性検討調査用紙にまとめる。
(1) 訳の妥当性
日本語訳(案)は見直し済み。今回は特に日本語表現として自然か・実践で使いやす
い言葉かを検討。代替案があれば該当欄に記入。
(2) 定義の妥当性(看護現象A・B軸、看護行為A軸)
同じ言葉でも異なった意味で使う場合がある。定義に示された意味でその用語を使っ
ているのかを検討。定義の代替案があれば該当欄に記入。
(3) 位置付けの妥当性(看護現象A軸と看護行為A軸)
用語の意味・抽象度を考え、分類上の位置付け・前後関係が適切かどうかを検討。位
置付けの代替案があれば該当欄にコード番号で記入。
(4) 同意語
同じような意味を持つ日本語表現はないか検討。あれば該当欄に記入。
(5) ICNP に含むべき日本語とその位置付け
ブロック毎(用紙毎)に、日本で使う用語で ICNP に含まれていないものを検討。あれ
ばその言葉と分類上の位置付けをコード番号で記入。
3
資料
4
平成 13 年度版 ICNP®ベータバージョン翻訳
「国際看護師協会が 1999 年に全ての権利を取得し、全ての権利を保有
する。国際看護師協会の書面による許可を得ることなく、本資料をコピ
ー機の使用をはじめとするさまざまな手段で複製したり、情報検索シス
テムを使って保存したり、伝送したり、販売してはならない。
(300 語以
下の)短い引用の場合には、資料元を明記することによって、許可を得
ずに複製してもよい」
"©1999 International Council of Nurses-All rights reserved. No part of this
work may be reproduced in print, by photostatic means or in any other manner,
or stored in a retrieval system, or transmitted in any form, or sold without the
express written permission of the International Council of Nurses. Short
excerpts (under 300 words) may be reproduced without authorisation, on
condition that the source is indicated."
1
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1
Nursing Phenomena
看護現象
カンゴゲンショウ
看護現象とは、健康状態に影響を及ぼす要因の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:健康の諸側面のうち看護実践に関連するもの。
1A.1
Human Being
人間
ニンゲン
人間とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護の範囲で
取り扱う人間の特質。
1A.1.1
Individual
個人
コジン
1A.1.1.1
Function
生命維持機能
セイメイイジキノウ
個人とは、人間の一つで、次のような固有の特徴をもつ:一人の人間に内在
する特徴的な特質。他の人間と区別されるもの、あるいはグループ内の他の
人間と区別されるもの。
生命維持機能とは、個人に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:身体プロセスおよび不随意的な働きで、生命をもっともよく維持し
促進することに関連するもの。
1A.1.1.1.1
Respiration
呼吸
コキュウ
呼吸とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:肺での酸
素と二酸化炭素の分子交換から、細胞への酸素供給に至るまでの一連のプ
ロセスのこと。脳の呼吸中枢および気管・大動脈の呼吸受容体によって調節
されている。また、拡散作用によっても調節されている。
1A.1.1.1.1.1
Ventilation
換気
カンキ
換気とは、呼吸の一つで、次のような固有の特徴をもつ:一定の回数、リズ
ム、吸気深度、呼気強度で、肺に空気を出入りさせること。
1A.1.1.1.1.1.1
Hyperventilation
過換気
カカンキ
過換気とは、換気の一つで、次のような固有の特徴をもつ:呼吸回数の増
加、吸気深度ならびに呼気強度の増加、換気量の増加により、低二酸化炭
素血症と呼吸性アルカローシスを生じ、めまいや失神、手指・足趾のしびれ
感を伴う。
1A.1.1.1.1.1.2
Hypoventilation
低換気
テイカンキ
低換気とは、換気の一つで、次のような固有の特徴をもつ:呼吸回数の減
少、呼吸深度・強度の減少により、チアノーゼや二酸化炭素の増加と血圧上
昇を生じる。
コキュウコンナン
呼吸困難とは、呼吸の一つで、次のような固有の特徴をもつ:血中の酸素不
足に関連した肺に空気を出入りさせるための労作。不快感や努力増大、息
切れならびに鼻翼呼吸、吸気深度の変化、異常な呼吸音、喘鳴、水泡音、ラ
音、叩打時共鳴音、呼吸補助筋の動き、陥没呼吸、口すぼめ呼吸、振とう音
と不快感を伴う。
1A.1.1.1.1.2
Dyspnea
呼吸困難
2
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.1.2.1
Functional Dyspnea 機能的呼吸困難
キノウテキコキュウコ 機能的呼吸困難とは、呼吸困難の一つで、次のような固有の特徴をもつ:運
ンナン
動や歩行などの身体活動に伴う息切れ。
1A.1.1.1.1.2.2
Rest Dyspnea
安静時呼吸困難
アンセイジコキュウコ 安静時呼吸困難とは、呼吸困難の一つで、次のような固有の特徴をもつ:安
ンナン
楽な姿勢で安静にしている際に生じる息切れ。
1A.1.1.1.1.2.2.1
Orthopnea
起坐呼吸
キザコキュウ
1A.1.1.1.1.2.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.1.3
Gas Exchange
ガス交換
ガスコウカン
1A.1.1.1.1.3.1
Hypoxia
低酸素
テイサンソ
1A.1.1.1.1.3.2
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.1.4
Airway Clearance
気道浄化
キドウジョウカ
1A.1.1.1.1.4.1
Expectoration
痰喀出
タンカクシュツ
1A.1.1.1.1.4.2
Cough
咳嗽
ガイソウ
1A.1.1.1.1.4.3
Suffocation
窒息
チッソク
窒息とは、気道浄化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:空気が肺に入
ることを妨げることで、呼吸の停止と仮死となる。
1A.1.1.1.1.4.4
Aspiration
誤嚥
ゴエン
誤嚥とは、気道浄化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体外の物質ま
たは胃内容物を下部気道に吸い込むこと。
1A.1.1.1.1.5
Other
その他
ソノタ
起坐呼吸とは、呼吸困難の一つで、次のような固有の特徴をもつ:仰臥ある
いは横臥すると生じる息切れのことで、それにより、起坐をとる。
ガス交換とは、呼吸の一つで、次のような固有の特徴をもつ:肺胞における酸
素と二酸化炭素の交換のことで、換気灌流のバランスが呼吸や皮膚の色、エ
ネルギー・レベルに影響する。
低酸素とは、ガス交換の一つで、次のような固有の特徴をもつ:細胞内酸素
分圧の低下のことで、チアノーゼおよび瀕脈、末梢血管れん縮、呼吸音減
弱、めまい、精神的混乱などを伴う。
気道浄化とは、呼吸の一つで、次のような固有の特徴をもつ:口、気管、気管
支、肺の経路の開存性を保ち空気が流れるようにする過程のことで、気道か
ら分泌物や閉塞物を取り除き、気道の開存性を維持する能力。
痰喀出とは、気道浄化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:粘液、痰、液
体を、気管または気管支、肺から、咳嗽により、あるいは唾液吐出様に排出
すること。
咳嗽とは、気道浄化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:深吸気と声門
の閉鎖に引き続き、肺から勢いよく空気を排出し、気道の異物を排泄しようと
する保護的な反射のことで、気道の刺激と関連する。
3
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.2
Circulation
循環
ジュンカン
循環とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心臓およ
び大血管、末梢血管などの心血管系の中を血液が動くこと。
1A.1.1.1.2.1
Cardiac Function
心機能
シンキノウ
心機能とは、循環の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心臓を通過して
血液を拍出すること。
1A.1.1.1.2.1.1
Cardiac Output
心拍出量
心拍出量とは、心機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:左心室から
駆出される1分間あたりの血液量のことで、全身の還流圧を維持する。末梢で
シンハクシュツリョウ
脈拍を正常に触知できること、正常なリズム、心音、頸静脈の充満。活動耐
性と活動レベルに関連する。
1A.1.1.1.2.1.2
Arrhythmia
不整脈
フセイミャク
不整脈とは、心機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心房および心
室の正常な範囲の心筋収縮の変動のことで、洞房結節のペースメーカー機
能と関連する。
1A.1.1.1.2.2
Vascular Function
血管機能
ケッカンキノウ
血管機能とは、循環の一つで、次のような固有の特徴をもつ:大血管(動・静
脈)と末梢毛細血管を通過して血液を送り出すこと。
1A.1.1.1.2.2.1
Blood Pressure
血圧
ケツアツ
血圧とは、血管機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:循環血液が全
身、および肺、心臓の血管壁に及ぼす圧。
1A.1.1.1.2.2.1.1
Hypertension
高血圧
コウケツアツ
高血圧とは、血圧の一つで、次のような固有の特徴をもつ:血液が正常を超
える圧で血管内へ拍出されること。
1A.1.1.1.2.2.1.2
Hypotension
低血圧
テイケツアツ
1A.1.1.1.2.2.2
Tissue Perfusion
組織灌流
ソシキカンリュウ
1A.1.1.1.2.2.2.1
Shock
ショック
ショック
低血圧とは、血圧の一つで、次のような固有の特徴をもつ:血液が正常を下
回る圧で血管内へ拍出されること。
組織灌流とは、血管機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:酸素、水
分、栄養分を細胞レベルで供給するための、末梢組織への血液の動きのこ
とで、皮膚温や皮膚の色、動脈拍動の消失、動脈圧の変化、創の治癒、毛
髪の成長に関連する。
ショックとは、組織灌流の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心臓への静
脈還流の低下による循環不全であり、心拍出量の減少および血流の不足、
循環量低下、生命に関わる細胞機能不全を招くもので、強い不安、虚脱、発
汗、息切れ、低血圧、不整脈、 喉頭浮腫、吐き気、下痢、急激な血圧低下、
皮膚温低下、瀕脈、乏尿に関連する。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
アナフィラキシーショックとは、ショックの一つで、次のような固有の特徴をも
アナフィラキシー
つ:血清あるいはタンパク質、薬物、ワクチン、食物、化学物質、昆虫やヘビ
ショック
の毒などに対するアレルギー反応、または過敏性により生じる急速な末梢循
環不全。
心原性ショックとは、ショックの一つで、次のような固有の特徴をもつ:心拍出
シンゲンセイショック
量減少に対する反応として生じる急速な末梢循環不全。
1A.1.1.1.2.2.2.1.1
Anaphylactic Shock
アナフィラキシー
ショック
1A.1.1.1.2.2.2.1.2
Cardiac Shock
心原性ショック
1A.1.1.1.2.2.2.1.3
Vasogenic Shock
血管原性ショック
ケッカンゲンセイ
ショック
血管原性ショックとは、ショックの一つで、次のような固有の特徴をもつ:著し
い血管拡張に対する反応として生じる急速な末梢循環不全。
1A.1.1.1.2.2.2.1.4
Neurogenic Shock
神経原性ショック
シンケイゲンセイ
ショック
1A.1.1.1.2.2.3
Bleeding
出血
シュッケツ
1A.1.1.1.2.2.3.1
Haemorrhaging
大出血
ダイシュッケツ
1A.1.1.1.2.2.3.2
Hematoma
血腫
ケッシュ
神経原性ショックとは、ショックの一つで、次のような固有の特徴をもつ:神経
系の作用による血管拡張に対する反応として生じる急速な末梢循環不全。
出血とは、血管機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:1つ以上の血
管の損傷に関連して血管系から血液が失われることで、開放創や皮膚損傷
部から体外あるいは体内(腔内、器官内、組織間)へと血液が流出することに
関連する。
大出血とは、出血の一つで、次のような固有の特徴をもつ:動脈出血、静脈
出血、末梢血管出血に関連して、大量の血液が短時間のうちに、体外また
は体内(腔内、器官内、組織間)へと失われれること。
血腫とは、出血の一つで、次のような固有の特徴をもつ:外傷や術後の止血
不全に関連して、組織や皮膚、器官に血液が蓄積・貯留すること。腫瘤の触
知があり、触ると痛い。痛みを伴い、青黒く、黄色っぽく変色した皮膚となる。
1A.1.1.1.2.2.3.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.2.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.3
Body Temperature
体温
タイオン
1A.1.1.1.3.1
Thermoregulation
体温調節
タイオンチョウセツ
体温とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体の代
謝に関連して、一定レベルに維持される身体の熱のことで、睡眠中および休
息中に比べると日中はやや高い。
体温調節とは、体温の一つで、次のような固有の特徴をもつ:視床下部およ
び皮膚、体温により活性化される生理的機序による、熱産生と熱放出のコン
トロール。
4
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
1A.1.1.1.3.1.1
Hyperthermia
高体温
コウタイオン
1A.1.1.1.3.1.2
Heat Exhaustion
熱疲弊
ネツヒヘイ
1A.1.1.1.3.1.3
Heat Stroke
熱射病
ネッシャビョウ
1A.1.1.1.3.1.4
Hypothermia
低体温
テイタイオン
1A.1.1.1.3.1.5
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.3.2
Fever
発熱
定 義
高体温とは、体温調節の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体内サーモ
スタットを変化させる能力の減少で、体温上昇および暖かく乾いた皮膚、眠
気、頭痛を伴う。中枢神経系や内分泌系、熱中症、あるいは治療目的で人
為的に体温を上昇させる場合などに関連する。
熱疲弊とは、体温調節の一つで、次のような固有の特徴をもつ:強い熱に曝
露されたときに生じる体内サーモスタットを変化させる能力の減少によって熱
に適応できないことで、めまい、皮膚温低下、皮膚湿潤、皮膚蒼白、筋けい
れんを起こし、体温はほぼ平常だが、低血圧(臥床により正常化)、体液およ
び電解質の喪失による意識消失と虚脱となる。
熱射病とは、体温調節の一つで、次のような固有の特徴をもつ:太陽または
高温に長時間曝露されたときに生じる体内サーモスタットの調節不全のこと
で、発汗の減少・停止、著しい高体温、頻脈、熱をもち乾いた皮膚、頭痛、混
乱、意識消失、虚脱となる。
低体温とは、体温調節の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体内サーモ
スタットを切り替える能力の低下によって体温が低下することで、冷たく蒼白
で乾燥した皮膚、震え、毛細血管の再充満遅延、頻脈、爪床色チアノーゼ、
高血圧、長時間の寒冷曝露による立毛、中枢神経系または内分泌系の機能
低下となる。寒冷条件または治療目的で人為的に通常外の低体温にした場
合に生じる。
ハツネツ
発熱とは、体温の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体温の異常な上昇
のことで、体内サーモスタットのセットポイントの変化によって、呼吸回数の増
加や代謝亢進、頻脈(拍動性または微弱)、不穏、頭痛または混乱と関連し、
急激な発熱に伴い、振戦や戦慄、悪寒、蒼白で乾燥した皮膚が見られる。熱
の分利または下降時には、暖かく紅潮した皮膚と発汗が見られる。
寒冷ストレスとは、体温の一つで、次のような固有の特徴をもつ:凍てつくよう
な寒冷環境に長時間曝露されたり治療目的で人為的に低温状態に長時間
おかれることによる異常な低体温のことで、冷感、著しく冷たく蒼白な皮膚、
チアノーゼ、筋固縮、浅くゆっくりとした呼吸、呂律の低下、無関心、健忘、微
弱でゆっくりとした心拍、不整脈、混乱、ふらつき、見当識障害を伴う。
1A.1.1.1.3.3
Cold Stress
寒冷ストレス
カンレイストレス
1A.1.1.1.3.4
Other
その他
ソノタ
5
6
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
エイヨウ
栄養とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:栄養摂取
による身体の成長と栄養状態に含まれる身体過程と作用の総体。身体の細
胞の維持と修復(とくに、栄養素の取り入れ、食物の代謝と利用に直接的に
含まれる過程)に関連する。
Nutritional Intake 栄養摂取
エイヨウセッシュ
栄養摂取とは、栄養の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体の栄養過
程と代謝過程に影響を及ぼし生命を維持する栄養素を供給する必須の食物
または栄養素を取り入れる過程。
Fluid Intake
水分摂取
スイブンセッシュ
水分摂取とは、栄養摂取の一つで、次のような固有の特徴をもつ:成長およ
び生命の正常機能と維持に必要な養分を含む液体と水分を取り入れること。
1A.1.1.1.4.1.2
Food Intake
食物摂取
ショクモツセッシュ
食物摂取とは、栄養摂取の一つで、次のような固有の特徴をもつ:成長およ
び生命の正常機能と維持に必要なタンパク質、ミネラル、炭水化物、脂質、
ビタミンなどの栄養素を取り入れること。
1A.1.1.1.4.1.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.4.2
Nutritional Status 栄養状態
1A.1.1.1.4.2.1
Thriving
1A.1.1.1.4
Nutrition
1A.1.1.1.4.1
1A.1.1.1.4.1.1
1A.1.1.1.4.2.2
1A.1.1.1.4.2.2.1
Overweight
Obesity
栄養
身体発育
体重過剰
肥満
エイヨウジョウタイ
シンタイハツイク
栄養状態とは、栄養の一つで、次のような固有の特徴をもつ:栄養および栄
養素の摂取に関連した体重と身体容積のことで、身長および体格、年齢から
推測される。
身体発育とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:とくに子ど
もにおいて、正常な体重増加と成長が示される状態。必須栄養素が十分で、
栄養状態と身体のフィットネスが良好なこと。
タイジュウカジョウ
体重過剰とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体重が通
常の理想体重の10%を超えるボディ・マスの状態で、栄養の摂取過剰や過
食、運動不足に関連して主として内臓と皮下の脂肪細胞の割合が増えるこ
と。
ヒマン
肥満とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体重が通常の
理想体重の10〜20%を超える状態で、長期にわたる栄養の摂取過剰や継
続摂取、過食、運動不足に関連して、主として内臓と皮下の脂肪細胞の割合
が異常に増えること。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
1A.1.1.1.4.2.3
Starvation
飢餓
キガ
1A.1.1.1.4.2.4
Emaciation
るいそう
ルイソウ
1A.1.1.1.4.2.5
Malnutrition
低栄養
テイエイヨウ
1A.1.1.1.4.2.5.1
Cachexia
悪液質
アクエキシツ
1A.1.1.1.4.2.5.2
Kwashiorkor
クワシオルコル
クワシオルコル
1A.1.1.1.4.2.5.3
Marasmus
マラスムス
マラスムス
1A.1.1.1.4.2.6
Hypervitaminosis
ビタミン過剰
ビタミンカジョウ
1A.1.1.1.4.2.7
Hypovitaminosis
ビタミン欠乏
ビタミンケツボウ
1A.1.1.1.4.2.8
Other
その他
ソノタ
定 義
飢餓とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:必須栄養素の
摂取が欠乏していること。または、長期間にわたって摂食を拒否しているこ
と。極度の空腹感、体重減少、筋けいれん、骨痛、脂肪便、貧血、虚弱、疲
労感を伴う。
るいそうとは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:栄養素の欠
乏、極度の食事制限、飢餓、極度の運動、食物や栄養素の活用に影響を及
ぼすような疾病などに関連して生じる、極度にやせた状態。
低栄養とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:貧弱な食餌
に関連してバランスがとれた質の高い栄養素を取り入れられないことで、栄
養状態が悪いこと。食物や栄養素の活用に影響を及ぼす疾病に関連して生
じる。吸収の障害と関連する。
悪液質とは、低栄養の一つで、次のような固有の特徴をもつ:やせた状態、
筋肉喪失、力が出ないこと。るいそうや、通常は全身状態の不良やがんや結
核などの疾病に関連して生じる。
クワシオルコルとは、低栄養の一つで、次のような固有の特徴をもつ:主とし
て子どもに見られる、カロリー欠乏を伴わない重度のタンパク欠乏状態。著名
な体重減少を伴わない成長遅滞で、皮膚や頭髪色素の変化、下痢、食欲低
下、神経過敏、易刺激性、浮腫、貧血、皮膚炎、ビタミン欠乏症などを伴う。
マラスムスとは、低栄養の一つで、次のような固有の特徴をもつ:主として子
どもに見られる重度の栄養不良と飢餓の状態。重度のタンパク・カロリー欠乏
状態で、組織と筋肉の重度の喪失、脱水、皮下脂肪の喪失、活気の低下、
成長遅滞などを伴う。
ビタミン過剰とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ビタミン
A、D、E、Kの長期にわたる過剰摂取により、1種類または数種類のビタミン
が中毒量を上回って体内に蓄積した状態。水溶性ビタミンであるビタミンB、
Cでは起こりにくい。
ビタミン欠乏とは、栄養状態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:1種類
または数種類の必須ビタミンが食餌中に欠乏している状態。
7
8
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
消化とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食物を、
機械的および化学的に細かくして、身体が栄養として吸収・同化できる物質
に変換する過程。
吸啜とは、消化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:口唇の筋肉と舌を
用いて、液体を口腔内に吸うこと。たとえば、乳房から乳汁を吸うことや哺乳
瓶の乳首から液体を吸うこと。
1A.1.1.1.5
Digestion
消化
ショウカ
1A.1.1.1.5.1
Sucking
吸啜
キュウテツ
1A.1.1.1.5.2
Drinking
飲むこと
ノムコト
飲むこととは、消化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:口唇の筋肉と舌
を用いて、液体を口腔内に吸うこと。
1A.1.1.1.5.3
Chewing
咀嚼
ソシャク
咀嚼とは、消化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:歯の噛み合わせと
舌の動きにより、口腔内で食物を機械的に砕くこと。
1A.1.1.1.5.4
Swallowing
嚥下
エンゲ
嚥下とは、消化の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:舌と筋肉の動き
を用いて、液体や粉々になった食物を口腔から食道を経て胃へと通過させる
こと。
1A.1.1.1.5.5
Absorption
吸収
キュウシュウ
吸収とは、消化の一つで、次のような固有の特徴をもつ:消化によって分子
に分解された食物と栄養素を、消化管の組織内へ取り込むこと。
1A.1.1.1.5.5.1
Burping
げっぷ
ゲップ
げっぷとは、吸収の一つで、次のような固有の特徴をもつ:分子に分解され
た食物または少量の液体、空気などを口から戻すこと。
1A.1.1.1.5.5.2
Vomiting
嘔吐
オウト
嘔吐とは、吸収の一つで、次のような固有の特徴をもつ:変形した食物または
胃内容物を、食道から口を経て、吐き出すまたは吐き戻すこと。
1A.1.1.1.5.5.3
Regurgitation
逆流
ギャクリュウ
1A.1.1.1.5.5.4
Rumination
反芻
ハンスウ
1A.1.1.1.5.5.5
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.5.6
Other
その他
ソノタ
逆流とは、吸収の一つで、次のような固有の特徴をもつ:飲み込まれた食物
が、口腔内へと戻ってくること。胃から気道への物体の逆流を抑えられず、胃
内容物が気道に吸い込まれてしまうこと。
反芻とは、吸収の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食物が逆流するこ
と。通常、低刺激下におかれた乳幼児に見られ、毎食後生じる。食物の一部
は嘔吐され、残りは嚥下される。
9
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.6
Metabolism
代謝
タイシャ
代謝とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:化学的過
程の総和で、成長やエネルギー生産、老廃物の排泄、身体機能の調節など
をもたらす。消化後の栄養素を血液中に供給することや、運動時に代謝率を
高めること、体温やホルモン活動、消化の向上に関連する。
1A.1.1.1.6.1
Energy Metabolism
エネルギー代謝
エネルギータイシャ
エネルギー代謝とは、代謝の一つで、次のような固有の特徴をもつ:栄養素
が細胞エネルギーを供給する程度。スタミナや持久力、組織治癒、感染防御
などを伴う。
1A.1.1.1.6.2
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.7
Fluid Volume
体液量
タイエキリョウ
1A.1.1.1.7.1
Hydration
体液維持
1A.1.1.1.7.1.1
Isotonic Over
Hydration
等張性体液過剰
1A.1.1.1.7.1.2
Hypertonic Over
Hydration
高張性体液過剰
1A.1.1.1.7.1.3
Hypotonic Over
Hydration
低張性体液過剰
1A.1.1.1.7.1.4
Other
その他
体液量とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体液の
維持および排泄の調節に関する身体の恒常性維持機構の過程の総和で、
たとえば身体の細胞内の水・電解質の量とバランスを保つことなど。
体液維持とは、体液量の一つで、次のような固有の特徴をもつ:水分補給量
と体液量のバランスがとれている状態。体重は一定し、皮膚はみずみずしく
タイエキイジ
正常な緊張感を保ち、粘膜は湿潤し、血圧は正常範囲にある。末梢での脈
拍触知と関連する。
等張性体液過剰とは、体液維持の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体
トウチョウセイタイエ 液と同じ電解質濃度である等張液の過剰負荷した状態。血圧上昇、体重増
キカジョウ
加、頸部と手の静脈拡張、呼吸困難、肺水腫による呼吸時聴診音を伴う。急
激な静脈内輸液投与や腎不全に関連する。
高張性体液過剰とは、体液維持の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体
液よりも電解質濃度が濃い高張性液体を過剰負荷した状態で、稀な状態。
コウチョウセイタイエ 強い口渇、紅潮し乾燥した温暖な皮膚、混乱や幻覚、傾眠、けいれんを伴
キカジョウ
う。意識不明の患者への高張輸液の静脈投与ミス、人工ミルクを糖液で溶解
すべきところを塩水で溶解した投与ミス、船難事故時に海水を飲むことなど
で生じる。
低張性体液過剰とは、体液維持の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体
液よりも電解質濃度の低い低張液の過剰負荷の状態。たとえば、嘔吐や下
テイチョウセイタイエ
痢、発汗多量などによる体液喪失を補おうとして、単なる水分だけを投与した
キカジョウ
場合の水中毒などで生じる。吐き気、嘔吐、無力、意識低下、筋スパズム、痙
攣などを伴う。
ソノタ
10
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.7.2
Dehydration
脱水
ダッスイ
脱水とは、体液量の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体液量の不均衡
状態または体液喪失の状態。尿量減少、濃縮尿、電解質組成の変化、皮膚
の緊張感の低下、紅潮・乾燥・灰色の肌、粘膜乾燥、舌苔、体温上昇、血圧
上昇、速く微弱な脈(末梢)、呼吸数増加、眼球陥没、泉門の陥没、易刺激
性、混乱などを伴う。
1A.1.1.1.7.2.1
Isotonic
Dehydration
等張性脱水
トウチョウセイダッスイ
等張性脱水とは、脱水の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体液の喪失
状態で、電解質濃度は体液と同等に保たれる。口渇を伴わない。
高張性脱水
高張性脱水とは、脱水の一つで、次のような固有の特徴をもつ:水分喪失が
電解質喪失を上回る体液喪失状態、または、電解質投与が水分投与を上回
るような体液喪失状態。人工ミルクあるいは経口栄養剤を過少量の水分で溶
コウチョウセイダッス
解した投与ミス、タンパクの過量摂取などで生じる。強い口渇があり、皮膚の
イ
張りはあるが、灰色・乾燥・ひび割れた皮膚、口唇の荒れ、皮膚の水分喪
失、粘膜乾燥、涙や唾液の分泌低下、易刺激性、混乱、高度の易刺激性を
伴う倦怠感などの症状がある。
1A.1.1.1.7.2.2
Hypertonic
Dehydration
1A.1.1.1.7.2.3
Hypotonic
Dehydration
低張性脱水
低張性脱水とは、脱水の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体組織か
らの電解質喪失が、水分喪失を上回るタイプの体液喪失状態。創傷からの
テイチョウセイダッス 分泌物多量喪失や嘔吐などによる体液喪失による。口渇を伴わない。皮膚
イ
はねっとりと冷たく、緊張感が著しく低下する。粘膜はやや湿潤。体温はいく
らか正常に満たない。脈拍数・呼吸数減少などが見られ、倦怠や昏睡に進
行する。
1A.1.1.1.7.2.4
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.7.3
Fluid Retention
体液貯留
タイエキチョリュウ
体液貯留とは、体液量の一つで、次のような固有の特徴をもつ:細胞間隙に
体液が貯留した状態。電解質バランスの変化し、身体組織の浮腫、滲出液、
体重増加、息切れ、落ち着きのなさ、精神状態の変化を伴う。
フシュ
浮腫とは、体液貯留の一つで、次のような固有の特徴をもつ:細胞間隙に体
液が多量に集積した状態で、体液が貯留して下半身に浮腫が生じること(起
座位のときには下肢の末梢組織が腫脹し、仰臥位のときに殿部組織が腫脹
する)。中枢性浮腫では、息切れ、呼吸パターンの変化、呼吸音の異常を伴
う。
1A.1.1.1.7.3.1
Oedema
浮腫
11
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
腹水とは、体液貯留の一つで、次のような固有の特徴をもつ:タンパク質と電
解質を含む多量の体液が腹腔内に集積する異常な状態。腹部膨隆、浮腫、
尿量減少が見られる。肝硬変、心不全、寄生虫などの疾患に関連する。
1A.1.1.1.7.3.2
Ascites
腹水
フクスイ
1A.1.1.1.7.3.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.8
Secretion
分泌
ブンピツ
分泌とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:特定
の目的のために、ホルモンあるいは化学物質、液体などが腺から体腔や器
官、血液、皮膚表面などへと排出されること。
1A.1.1.1.9
Elimination
排泄
ハイセツ
排泄とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:老廃物を
移動させ排泄物として排出すること。
1A.1.1.1.9.1
Bowel Elimination
排便
ハイベン
排便とは、排泄の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:便を移動させ
て、排便行為によって排出すること。通常、1日1回、軟らかい形状の便が排
泄される。
1A.1.1.1.9.1.1
Bowel Incontinence 便失禁
ベンシッキン
便失禁とは、排便の一つで、次のような固有の特徴をもつ:抑制がきかず不
随意に便が排出されること。不適切な弛緩、運動不足、栄養不良、仕事によ
る緊張、神経筋および筋骨格の障害や疾患に関連して生じる。
1A.1.1.1.9.1.2
Encopresis
遺糞
イフン
遺糞とは、排便の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自発的で不適切な
便の排出で、器質的な障害や疾患によるのではない便失禁。
1A.1.1.1.9.1.3
Diarrhoea
下痢
ゲリ
下痢とは、排便の一つで、次のような固有の特徴をもつ:緩く液状で形のない
便を通過させ、排出すること。排便頻度の増加、腸音の亢進、腸の痙攣、便
意切迫を伴う。
1A.1.1.1.9.1.4
Constipation
便秘
ベンピ
便秘とは、排便の一つで、次のような固有の特徴をもつ:硬い有形便の排出
で、排泄頻度の減少、あるいは便の量の減少による。腸音の低下、腹痛が
あったり、腹部の張りや、腹部に固体を触知することもある。排便時の努責、
吐き気、頭痛や食欲低下を伴う。
1A.1.1.1.9.1.4.1
Impaction
宿便
シュクベン
宿便とは、便秘の一つで、次のような固有の特徴をもつ:便通がないことで、
排便時の疼痛、直腸圧迫感・充満感、直腸に固体を触知、または、直腸に硬
い便が集積する。
1A.1.1.1.9.1.4.2
Other
その他
ソノタ
12
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
排ガスとは、排便の一つで、次のような固有の特徴をもつ:消化管で産生さ
れたガスが直腸または人工肛門から排出されること。通常の食餌摂取状況で
は、1日(昼夜を通じて)12〜14回。
鼓腸とは、排ガスの一つで、次のような固有の特徴をもつ:胃腸に多量の空
気またはガスがあること。排ガスの増加、腹部の膨満、諸器官の膨満と軽度
から中等度の疼痛を伴う。
1A.1.1.1.9.1.5
Flatus
排ガス
ハイガス
1A.1.1.1.9.1.5.1
Flatulence
鼓腸
コチョウ
1A.1.1.1.9.1.5.2
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.9.1.6
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.9.2
Urinary
Elimination
排尿
ハイニョウ
排尿とは、排泄の一つで、次のような固有の特徴をもつ:排尿行為によって
尿を排出すること。通常、1日に4〜6回で、普通の食餌摂取状況では、24時
間あたり1,000〜2,000ml。
1A.1.1.1.9.2.1
Urinary
Incontinence
尿失禁
ニョウシッキン
尿失禁とは、排尿の一つで、次のような固有の特徴をもつ:不随意に尿が排
出されることで、膀胱と尿道括約筋を随意に抑制できないことから生じる。
1A.1.1.1.9.2.1.1
Stress
Incontinence
腹圧性尿失禁
フクアツセイニョウ
シッキン
1A.1.1.1.9.2.1.2
Reflex
Incontinence
反射性尿失禁
ハンシャセイニョウ
シッキン
1A.1.1.1.9.2.1.3
Urge Incontinence
切迫性尿失禁
セッパクセイニョウ
シッキン
1A.1.1.1.9.2.1.4
Functional
Incontinence
機能性尿失禁
キノウセイニョウシッ 機能的尿失禁とは、尿失禁の一つで、次のような固有の特徴をもつ:適切な
キン
排泄場所に到着する前に膀胱収縮が起こって尿が出てしまうこと。
1A.1.1.1.9.2.1.5
Enuresis
遺尿症
イニョウショウ
1A.1.1.1.9.2.1.6
Other
その他
ソノタ
腹圧性尿失禁とは、尿失禁の一つで、次のような固有の特徴をもつ:少量の
尿が不随意に漏れること。くしゃみをしたときや笑ったとき、重いものを持ち上
げたときや跳び上がったとき、走ったとき、運動をしたときになどに起こる。
反射性尿失禁とは、尿失禁の一つで、次のような固有の特徴をもつ:膀胱の
内容量が一定に達したときに少量の尿が不随意に漏れること。ある程度、一
定の間隔で生じる。
切迫性尿失禁とは、尿失禁の一つで、次のような固有の特徴をもつ:強い尿
意を感じた直後に不随意に尿が漏れること。
遺尿症とは、尿失禁の一つで、次のような固有の特徴をもつ:夜間、睡眠中
に不随意に尿が出てしまうこと。
13
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
1A.1.1.1.9.2.2
Urinary Retention
尿閉
ニョウヘイ
1A.1.1.1.9.2.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.9.3
Perspiration
発汗
ハッカン
1A.1.1.1.9.4
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.10
Integument
外皮
ガイヒ
定
義
尿閉とは、排尿の一つで、次のような固有の特徴をもつ:膀胱内に不随意に
尿が貯まり、膀胱が完全に空にならないこと。膀胱の筋機能の低下、麻酔薬
副作用、膀胱の傷害などに関連して生じる。
発汗とは、排泄の一つで、次のような固有の特徴をもつ:排出と体温調節の
仕組みとして、皮膚の湿潤面および呼吸器系から水分が蒸発によって排泄
されること。分泌腺から汗が出ること。
外皮とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体表面を
覆うもので、皮膚、外部表皮、粘膜、組織、つまり、内部の結合層、汗腺と皮
脂腺を含む皮膚、頭髪、爪のこと。体温維持、その下の組織を物理的損傷や
細菌の侵入、脱水、紫外線から守る、体温上昇時には身体を冷やす、感覚
器によって温度や触感、圧・疼痛などの刺激を感知する、排泄器官によって
水分や塩分、身体器官の化合物を排出する、汗や皮脂を分泌する、ビタミン
Dを合成する、免疫成分を合成するなどの機能をもつ。
1A.1.1.1.10.1
Skin
皮膚
ヒフ
皮膚とは、外皮の一つで、次のような固有の特徴をもつ: 自然の身体の最表
面のことで、柔軟性があり丈夫である。弾性やきめ、厚みに関連する機能をも
ち、ケラチン被覆層を維持する。水分を含み、滑らかで、極度の熱感や冷感
がない。
1A.1.1.1.10.1.1
Dry Skin
乾燥皮膚
カンソウヒフ
乾燥皮膚とは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:湿潤性が低く、
荒れて、がさがさして粉をふいた外皮のこと。手足あるいは肘や膝など骨が
突出している部分ではひび割れの恐れがある。
1A.1.1.1.10.1.2
Humid Skin
湿潤皮膚
シツジュンヒフ
湿潤皮膚とは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:湿気を帯び、
湿潤して、赤くなった表皮のこと。皮膚が重なり合った部分では、ふやける恐
れがある。
1A.1.1.1.10.1.3
Rash
発疹
ホッシン
発疹とは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:様々な色と突出具
合の発赤疹のことで、局所の浮腫、蕁麻疹、小水疱、かゆみを伴う。
14
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.10.1.3.1
Diaper Rash
おむつかぶれ
オムツカブレ
おむつかぶれは、発疹の一つで、次のような固有の特徴をもつ:主としてお
むつを着用している人に見られる赤みを伴った皮膚の発疹のこと。おむつに
覆われおむつと接触する部位に限局して起こる。皮膚の重なった箇所に多く
見られ、尿やおむつの素材などによる刺激に関連する。
1A.1.1.1.10.1.3.2
Heat Rash
紅色汗疹
コウショクカンシン
紅色汗疹とは、発疹の一つで、次のような固有の特徴をもつ:赤みを帯びた
皮膚の発疹。きつくて暖かい服に覆われた部位や、温暖・熱にさらされた部
位に限局して見られる。
1A.1.1.1.10.1.4
Exanthema
皮疹
ヒシン
皮診とは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:様々な色調の赤み
をもつ皮膚のできもの。結節のこと。熱感、かゆみ、痛みを伴う。水痘やはし
か、風疹に関連する。
1A.1.1.1.10.1.5
Eczema
湿疹
シッシン
湿疹とは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:皮膚表層のできもの
で、膿やかゆみ、発赤を伴う丘疹や小水疱。浮腫性、または、かさつき、うろ
こ状、肥厚性、苔状の皮膚となる。
1A.1.1.1.10.1.6
Acne
にきび
ニキビ
にきびとは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:炎症性の膿丘疹。
顔や首、肩、上背部の皮脂腺内、またはその近隣に生じる。
1A.1.1.1.10.1.7
Cradle Cap
ふけ
フケ
1A.1.1.1.10.2
Mucous Membrane
粘膜
ネンマク
1A.1.1.1.10.2.1
Dry Mucous
Membrane
乾燥粘膜
カンソウネンマク
乾燥粘膜とは、粘膜の一つで、次のような固有の特徴をもつ:湿潤の程度が
少なく、乾燥している粘膜のこと。分泌の低下、表面の摩擦やひび割れの恐
れがある。
1A.1.1.1.10.2.2
Thrush
鵞口瘡
ガコウソウ
鵞口瘡とは、粘膜の一つで、次のような固有の特徴をもつ:真菌感染による
白っぽい被覆物で、白っぽいできもの。浅い潰瘍となる。
1A.1.1.1.10.3
Tissue
組織
ソシキ
組織とは、外皮の一つで、次のような固有の特徴をもつ:特定の機能を果た
す同種の細胞の集合。表皮やその付属器官、腺(汗腺、乳腺、皮脂腺な
ど)。
ふけとは、皮膚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:皮膚表面を覆う、湿
潤・乾燥性の脂性のうろこ状物質。黄色の粉状である。とくに頭皮に生じる。
粘膜とは、外皮の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体の内表面を覆
うケラチンを含まない層で、体腔や管の覆い、外部に開いている部分(口、
鼻、膣、消化管、気道、膣・尿道など)の覆いのこと。下部構造を保護し、関
連する構造を潤滑にする粘液を分泌し、水分や塩分、溶解物を吸収する。
15
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.10.3.1
Tissue Compression 組織圧迫
ソシキアッパク
組織圧迫とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:圧迫された組
織。骨や関節などの突起部に起こりやすい。赤みや青みなど圧痕をもつ。圧
を除去しても圧痕は元に戻ったり消えたりしない。皮膚損傷は見られない(組
織圧迫は、褥そう第1段階と考えられる)。
1A.1.1.1.10.3.2
Scar Tissue
瘢痕組織
ハンコンソシキ
瘢痕組織とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体表面にある
拘縮して硬くなった血管をもたない蒼白組織。皮膚弾性は低下し、先行する
皮膚の損傷と治癒に関連する。
1A.1.1.1.10.3.3
Fissure
亀裂
キレツ
亀裂とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体表面を覆う組
織のひび割れ、あるいは裂け目。皮膚の弾性や伸張性の低下を伴う。赤み
を帯びた裂け目から、皮膚の内部組織が見える。
1A.1.1.1.10.3.4
Maceration
浸軟
シンナン
1A.1.1.1.10.3.5
Ulcer
潰瘍
1A.1.1.1.10.3.5.1
Venous Ulcer
静脈性潰瘍
1A.1.1.1.10.3.5.2
Arterial Ulcer
動脈性潰瘍
浸軟とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体表皮が広範に
むけた状態。持続的に皮膚に湿度が加わって、皮膚が濡れた状態であること
に関連する。
潰瘍とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:開放創または開放
した損傷部などで深部組織が失われ、損傷のような円形のクレーター状にな
カイヨウ
り、当該部位への血液供給が低下し、赤い顆粒状の組織、黄色脂肪壊死と
なった状態。創臭、創周辺のひりひりした痛み、疼痛、炎症を起こした壊死組
織の脱落を伴う。炎症性の感染や悪性の過程に関連する。
静脈性潰瘍とは、潰瘍の一つで、次のような固有の特徴をもつ:損傷のような
円形のクレーター状の創で、通常は、踝より上の下肢にできる。創周辺の浮
ジョウミャクセイカイヨ
腫が見られたり、創周辺の皮膚が乾燥し、鱗状になり茶色くなる。脂肪結節、
ウ
皮膚萎縮、皮疹、疼痛、創痛を伴う。慢性の静脈機能不全、静脈便の障害、
下肢から体幹への静脈還流の減少に関連する。
動脈性潰瘍とは、潰瘍の一つで、次のような固有の特徴をもつ:損傷のような
円形のクレーター状の創で、通常は足底や踵、つま先にできる。創周辺の皮
ドウミャクセイカイヨウ 膚は蒼白か暗紫色となり、黄色と黒色の壊死を伴う漿液性の潰瘍となり、乾
いた腱が露出する。足の冷感、歩行時も安静時も強い創痛・疼痛を伴う。動
脈機能不全に関連する。
16
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.10.3.5.3
1A.1.1.1.10.3.6
1A.1.1.1.10.3.6.1
1A.1.1.1.10.3.6.2
英語
Pressure Ulcer
Wound
Surgical Wound
Traumatic Wound
訳
褥そう
創
術創
外傷創
カナ
定
義
ジョクソウ
褥そうとは、潰瘍の一つで、次のような固有の特徴をもつ:皮膚が、接触面と
骨の間で圧迫され、こすれることによって、骨突出部に生じた炎症または創
傷。重症度に応じて段階が設けられている。組織圧迫の状態(第1段階)か
ら、皮膚表面に傷がついたり、剥離したり、ひび割れている段階(第2段階)、
皮膚に傷がつき、組織の従来の厚みが失われ、漿液または血液が染み出し
ている段階(第3段階)、深いクレーター状の潰瘍、筋膜や結合組織、骨、筋
が露出している段階(第4段階)。
ソウ
創とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:通常は、物理的・機械
的損傷に関連する組織の損傷のこと。組織の脱落から穿孔まで、重症度に
応じて段階が設けられている。漿液性または血性、膿性の染み出し、皮膚発
赤、創周辺の発赤と浮腫、周辺皮膚の水泡やふやけ・異常、皮膚温の上
昇、創臭、創周辺のひりひりと疼痛、赤い顆粒状の組織、黄色脂肪壊死、壊
死による黒色の創。
ジュツソウ
術創とは、創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体内や器官に到達す
るための入り口を作るために、鋭利な外科手術器具によって作られた組織の
切創。血清と血液が浸み出すが、清潔と考えられる(感染や化膿の兆候がな
い)。
ガイショウソウ
外傷創とは、創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:怪我や事故による
機械的ダメージに関連する身体表面の組織の予期されない傷害。皮膚や粘
膜、組織への不規則なダメージのこと。痛みとひりひりする組織で、血清と血
液が浸出し失われる。不潔で汚れ感染した組織に関連する。
1A.1.1.1.10.3.6.2.1
Excoriation
擦過傷
サッカショウ
1A.1.1.1.10.3.6.2.2
Contusion
挫創
ザソウ
擦過傷とは、外傷創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体表面の一
ケ所の組織の剥離で、血清性の痂皮に覆われるまでは痛みがあり、ひりひり
する。外傷による物理的損傷に関連する。たとえば、硬いものに擦りつけるこ
とや、化学物質によるやけど。
挫創とは、外傷創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:開放創で、皮下
の組織も損傷を受けている、不規則でギザギザの組織損傷のこと。外皮の色
調変化は、黒、青、緑、黄色と進行する。打撲や転落など物理的損傷に関連
する。
17
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
1A.1.1.1.10.3.6.2.3
Laceration
裂傷
レッショウ
1A.1.1.1.10.3.6.2.4
Cut
切創
セッソウ
1A.1.1.1.10.3.6.2.5
Burn
熱傷
ネッショウ
1A.1.1.1.10.3.6.2.6
Frost Bite
凍傷
トウショウ
1A.1.1.1.10.3.6.2.7
Necrosis
壊死
エシ
定
義
裂傷とは、外傷創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:引き裂かれてず
たずたになった創。強度の、ときには致命的な組織ダメージと失血(血液・血
清の喪失)に関連する。ショックの危険性を伴う。
切創とは、外傷創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ナイフなどの鋭利
な道具による切り傷、小さな裂け目。
熱傷とは、外傷創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:温度、化学物質、
電気、放射線などに曝露されることにより身体表面の組織の外部または深部
に熱損傷が及び、これらが傷害されたり失われること。細胞内のタンパク質の
凝固、代謝亢進が見られ、筋および脂肪細胞に蓄えられた栄養素が破壊さ
れる。タンパク質と窒素の喪失、激しい疼痛と不快とストレス、致命的なショッ
クの危険性、組織壊死、創感染、拘縮、周辺の肥厚と硬結および著明な変
形を伴う萎縮性瘢痕形成などを伴う。重傷度に応じて段階が設けられてい
る。皮膚表面が傷害され発赤が生じ、神経末端が侵されるために痛みが生じ
る(第1度)、組織に対する重大なダメージ、発赤または蒼白、水泡形成と痛
みを伴う(第2度)、組織が破壊され、皮膚は茶色、白色、黒色になる、神経
のダメージにより感覚喪失と疼痛が起こる(第3度)。
凍傷とは、外傷創の一つで、次のような固有の特徴をもつ:寒冷条件に長時
間曝露され、組織毛細血管の血栓および細胞外液が凍結し、身体表面の組
織の外部または深部が傷害されたり失われること。とくに組織還流が少ない
部位(指など)に起こる。曝露時間と寒冷の程度により、重傷度に応じて段階
が設けられている。皮膚表面のダメージ、白斑、ちりちりする感じ、表皮神経
のダメージによる強い疼痛に至る(第1度)。組織に大きな傷害が及び、皮膚
は凍りついて硬く白くなるが、下部組織に対して可動性は保たれており、神
経のダメージにより感覚喪失と疼痛が生じる(第2度)。組織が破壊され壊死
状態となり皮膚が黒くなり、神経のダメージにより感覚喪失と疼痛が生じ、創
感染や四肢末端(足趾や手指)喪失のリスクが高まる(第3度)。
壊死とは、組織の一つで、次のような固有の特徴をもつ:局所の炎症、感染、
悪性過程または機械的な組織ダメージにより生じる組織の死。組織への酸素
供給途絶の持続期間に関連して、重傷度が分けられている。表皮神経への
影響による疼痛を伴う皮膚蒼白、神経のダメージによる感覚喪失と疼痛を伴
う青黒い皮膚で創感染のリスクを伴う、ダメージを受けた組織および身体部
位の喪失。
18
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.10.3.6.2.8
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.10.4
Gland
腺
セン
腺とは、外皮の一つで、次のような固有の特徴をもつ:器官内に同種の特殊
な細胞が集り、通常の代謝過程に関連しない物質を分泌または排出する。
ニュウセン
乳腺とは、腺の一つで、次のような固有の特徴をもつ:2つある円板状半球形
の腺で、成熟した女性の胸部にある。男性においては発育不全の形で存在
し、女児では未発達状態である。乳幼児の栄養となる人乳を分泌する機能が
ある。また、女性の胸部は、通常、女性のセクシュアリティの一部と考えられて
いる。
1A.1.1.1.10.4.1
1A.1.1.1.10 4.1.1
Mammary Gland
乳腺
Breast Engorgement 乳房腫脹
乳房腫脹とは、乳腺の一つで、次のような固有の特徴をもつ:乳房が腫れる
ことで、乳房の重苦感、出産に関連して分泌腺に乳汁が貯留することに関連
ニュウボウシュチョウ する。
1A.1.1.1.10.4.1.1.1
Caked Breast
うっ帯性乳腺炎
うっ帯性乳腺炎とは、乳房腫脹の一つで、次のような固有の特徴をもつ:痛
ウッタイセイニュウセ みを伴ううっ滞で、乳房組織の異常な腫脹と硬化が見られる。乳房に限局す
ンエン
る持続性の疼痛、極度の硬結、乳房の重苦感を伴う。乳房の分泌腺に乳汁
が貯留することよる感染に関連する。
1A.1.1.1.10.4.1.2
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.10.4.2
Salivary Gland
唾液腺
ダエキセン
1A.1.1.1.10.4.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.10.5
1A.1.1.1.10.6
Hair
Nail
毛髪
爪
唾液腺とは、腺の一つで、次のような固有の特徴をもつ:消化の一環として口
腔内に血漿性の液体と粘液分泌物を出す3組ある腺。
モウハツ
毛髪とは、外皮の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体表面から生えて
いる細い糸状体のことで、たとえば、頭髪、ひげなどの顔の毛、体毛。1本1
本の毛はケラチンのフィラメントで、表皮にある特殊な嚢で作られる毛根と幹
をもつ。とくに頭と顔の毛の健康さと機能は、弾力性、きめの細かさ、太さ、長
さ、色、外見(清潔さ、毛髪の有無)に関連する。
ツメ/ソウ
爪は、外皮の一つで、次のような固有の特徴をもつ:手指または足趾の先端
にあり、蜂蜜色の平らで弾性のある構造。根と本体、遠位先端から成る。手指
と足趾の先端を保護し、小さな物体をつまむのを助ける。爪の健康さと機能
は、色調、長さ、厚さ、外見(色、清潔さ)に関連する。
19
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.10.7
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.11
Restoration
復元行動
フクゲンコウドウ
復元行動とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心身
の復活のために、身体活動を繰り返し低下させること。
1A.1.1.1.11.1
Sleep
睡眠
スイミン
睡眠とは、復元行動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:意識の減少を
特徴とする繰り返し起こる身体活動の低下。覚醒していない、意識がない、
代謝の抑制、不動姿勢、身体活動の減少、外部刺激に対する鋭敏さが低下
するという状態であるが、容易に戻る。
1A.1.1.1.11.1.1
Napping
仮眠
カミン
仮眠とは、睡眠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:短時間の軽い睡
眠、または、うたた寝。年齢にもよるが、数分から1〜2時間。通常は、日中ま
たは夕方にとられる。
1A.1.1.1.11.1.2
Falling Asleep
入眠
ニュウミン
入眠とは、睡眠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体活動の減少に
入ることをいう。落ち着きのなさが見られない、寝つきの困難がない、適切な
姿勢になったときには、眠れないことがない。
1A.1.1.1.11.1.3
Hypersomnia
睡眠過剰
スイミンカジョウ
睡眠過剰とは、睡眠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:異常に長時間
の睡眠、または、極度に深い睡眠。覚醒時に混乱を伴う。極度の眠気、倦怠
感があるが、身体的要因よりも心理的要因に関連する。
1A.1.1.1.11.1.4
Insomnia
不眠
フミン
不眠は、睡眠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:眠れないこと、また
は、適切な環境で快適な姿勢をとっても、夜間あるいは一定時間、眠り続け
ることができない状態が慢性に続くこと。覚醒、睡眠不足、情動ストレスや不
安、疼痛、不快、緊張、大脳機能の障害、薬物乱用などの身体的、心理的
要因に関連する。
1A.1.1.1.11.1.5
Nightmare
悪夢
アクム
悪夢とは、睡眠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:急速眼球運動を伴
う睡眠時に夢を見ること。強く逃れがたい恐怖感や苦悩、極度の不安が生ま
れ、通常、目がさめてしまう。
ムユウ
夢遊は、睡眠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:睡眠中の運動活動
で、通常、当該の人は起き上がって眠りながら歩き回る。数分から半時間ほ
ど続くが、当該の人は覚醒時にはそのことを覚えていない。疲労やストレス、
不安などに関連して生じる。
1A.1.1.1.11.1.6
Sleep Walking
夢遊
20
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.11.2
1A.1.1.1.11.2.1
1A.1.1.1.11.2.2
英語
Rest
Fatigue
Exhaustion
訳
安静
疲労
疲弊
カナ
定
義
アンセイ
安静とは、復元行動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:覚醒して意識
がある状態で、繰り返し起こる身体活動の低下。覚醒して意識がある状態で
不動姿勢をとること(動かないでいること)。
ヒロウ
疲労とは、安静の一つで、次のような固有の特徴をもつ:力あるいは耐久力
が低下した状態で、疲れを感じること。疲労感があり、頻回にあくびが出たり
して、活気がなく、十分に休息をとった感じがしない状態で、刺激に反応して
正常な筋収縮を起こす能力が低下していること。力を使う身体活動や心理的
重圧と関連することが多い。
ヒヘイ
疲弊とは、安静の一つで、次のような固有の特徴をもつ:力や耐久力の喪失
の状態で、疲れ切った感じがして、易刺激性が増強し、力がまったく枯渇し
ている状態。刺激に反応して正常な筋収縮を起こす能力が低下しているこ
と。力を使う身体活動や心理的重圧に関連している。
1A.1.1.1.11.2.3
Joint Contracture
関節拘縮
カンセツコウシュク
関節拘縮とは、関節運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:関節がね
じれて反転している状態で、関節嚢の結合組織の線維化により、手や指、
肘、肩、踝、膝、足趾の正常な可動性が妨げられること。運動の制限または
不可能、関節の配列異常、自動・他動関節運動の欠如による筋線維の萎縮
や短縮化に関連する。または、関節周囲に広範に瘢痕化が生じることによる
皮膚弾性の低下に関連する。
1A.1.1.1.12
Motor Activity
運動
ウンドウ
運動とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体器官
の運動性と動き。脳機能によって促進・誘導される運動に含まれる。
1A.1.1.1.12.1
Body Movement
身体運動
シンタイウンドウ
身体運動とは、運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自発的まはた
無意識、不随意の筋肉、関節、骨の動き、運動性機能も含む。
1A.1.1.1.12.1.1
Muscle Movement
筋肉運動
キンニクウンドウ
1A.1.1.1.12.1.1.1
Muscle Twisting
筋けいれん
キンケイレン
筋肉運動とは、身体運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体装置
の動きに含まれる横紋筋の随意的収縮と、身体器官の動きに含まれる平滑
筋の不随意収縮。動きのスピード、確実性、コントロールは、筋力、収縮力、
筋の緊張力、筋量に関係する。
筋けいれんとは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:1つまた
は一群の筋が不随意に収縮することで、痛みを伴う。力を使う身体活動や一
つまたは複数の筋肉の使いすぎに関連する。たとえば、転倒を避けようとして
体の姿勢を保ったときなど。
21
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.12.1.1.2
1A.1.1.1.12.1.1.3
英語
Shiver
Tremor
訳
カナ
定
義
フルエ
震えとは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:筋収縮または
筋けいれんを伴い不随意に震えること。体温が正常範囲以下に下降した際
の寒冷感、麻酔薬の副作用、発熱の悪寒時に関連する。
振戦
シンセン
振戦とは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:リズムのある無
目的な揺れ、震えのことで、拮抗する骨格筋が不随意に交互に収縮と弛緩
を繰り返すことによって起こる。高齢者が有目的運動を行っている際に震え
が増強することと関連する。変性性神経疾患の遺伝性向と関連していること
もある。
震え
1A.1.1.1.12.1.1.3.1
Senile Tremor
老年性振戦
老年性振戦とは、振戦の一つで、次のような固有の特徴をもつ:主として高齢
者に見られる細かく速く揺れる震えで、とくに手に起こる。また、リズミックな頭
ロウネンセイシンセン
のうなずき運動を伴う場合もある。通常、有目的運動の際に震えが増強す
る。不安や興奮、自意識によっても増強される。
1A.1.1.1.12.1.1.4
Spasticity
痙性
ケイセイ
1A.1.1.1.12.1.1.5
Convulsion
けいれん
1A.1.1.1.12.1.1.6
Uterine
Contraction
子宮収縮
1A.1.1.1.12.1.1.7
Uterine Expulsion
娩出
痙性とは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:骨格筋の無制
御な収縮、筋トーヌスの増強のことで、筋が硬直し、不器用な動きとなる。
けいれんとは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:一群の筋
が、突然の激しい不随意の収縮を起こすこと。てんかんなどのけいれん性疾
ケイレン
患に関連する発作性・単発性のもの、脳震盪などに関連する一過性・急性の
ものがある。
子宮収縮とは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:出産中に
起こる子宮上部の筋群の規則的で疼痛を伴う引き締まり。穏やかに始まり分
シキュウシュウシュク 娩後期には非常に強くなる。2分間隔で生じ、1分以上持続するようになり、
産道を広げ、子宮を縮め、子宮口を完全に広げ、産道を通じて胎児を移動さ
せる機能がある。
娩出とは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子宮と腹部の
ベンシュツ
筋肉の収縮。児と胎盤、膜を、産道を通じて、分娩中に排出し、児が完全に
娩出され、胎盤と膜が排出されるまで続く。
22
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.12.1.1.8
Paralysis
麻痺
マヒ
麻痺とは、筋肉運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:筋機能の喪失
と感覚の喪失で、片一方の場合もあれば両者を伴う場合もある。全身または
身体各部位を動かす能力の喪失を特徴とする異常な状態で、膀胱や直腸、
呼吸の障害を伴う。怪我や神経・筋の損傷、脊髄損傷などの外傷、疾患、中
毒などに関連する。
1A.1.1.1.12.1.1.8.1
Paresis
不全麻痺
フゼンマヒ
不全麻痺とは、麻痺の一つで、次のような固有の特徴をもつ:部分的または
全面的な麻痺で、口や喉、眼瞼などの身体部位を動かす能力を完全に、あ
るいは一部、喪失すること。
1A.1.1.1.12.1.2
Joint Movement
関節運動
カンセツウンドウ
関節運動とは、身体運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体各器
官を動かす際に付随して生じる可動関節の動き。筋収縮により、関節の前後
左右運動、回転、捻転、屈曲を起こすこと。
1A.1.1.1.12.1.2.1
Active Joint
Movement
自動関節運動
ジドウカンセツウンド 自動関節運動とは、関節運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自発
ウ
的な関節運動。他からの介助なしに自分から関節運動を開始すること。
1A.1.1.1.12.1.2.2
Passive Joint
Movement
他動関節運動
タドウカンセツウンド 他動関節運動とは、関節運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:介助
ウ
により関節運動を行うこと。
1A.1.1.1.12.1.2.4
Footdrop
尖足
センソク
1A.1.1.1.12.1.2.5
Sprain
捻挫
ネンザ
1A.1.1.1.12.1.3
Fracture
骨折
コッセツ
1A.1.1.1.12.1.4
Amputation Stump
切断端
セツダンタン
尖足とは、関節運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:足の底屈。足
踝関節が足底の方向に屈曲し、足底が下方に下がる。歩行時に足をひきず
る。また、足底が地面につかないので、爪先歩きになる。足を正常の背屈位
に保つことができない。適切な関節配列を保持しない状態で長期に臥床し、
寝具の重みが足にかかることに関連する。
捻挫とは、関節運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:関節の外傷
で、疼痛と障害、関節運動の低下、関節運動時の疼痛、圧痛、筋けいれん、
関節腫脹、皮膚変色、機能障害を引き起こす。外傷および関節周囲の結合
組織の断裂に関連する。
骨折とは、身体運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:骨の外傷に関
連して身体器官の運動が失われる。つまり、骨組織の連続性が失われるこ
と。骨折の重症度は、骨の構造および部位、骨折の性質に関連する。
切断端とは、身体運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体部位の
外科的切除によって生じる、変形・短縮化した四肢末端。運動低下と可動性
低下を伴う。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
1A.1.1.1.12.1.5
Motor Reflex
Function
運動反射機能
1A.1.1.1.12.1.5.1
Dysreflexia
反射不全
1A.1.1.1.12.2
Mobility
可動性
カナ
定 義
運動反射機能とは、身体運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:特定
ウンドウハンシャキノ
の刺激によって生じる身体部位または身体器官の不随意運動。刺激の直後
ウ
に生じ、意思や意識を伴わない。
反射不全とは、運動反射機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:有害
ハンシャフゼン
刺激に対して正常時とは異なる異常な運動反応をもたらす神経筋系の致命
的状態。T7より高位の脊髄損傷に関連する。
可動性とは、運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体器官の随意
カドウセイ
の精神神経運動。筋肉と関節運動の協調、ならびに平衡維持、姿勢保持と
歩行を含む。
1A.1.1.1.12.2.1
Body Balance
身体バランス
シンタイバランス
身体バランスとは、可動性の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体の安
定性、および、筋と骨、関節の協調により、運動ができるように身体全体また
は身体器官の一部を安定させること。頭位保持、立位保持、座位保持など。
身体バランス保持能力は、年齢に関係する。
1A.1.1.1.12.2.2
Body Position
体位
タイイ
体位とは、可動性の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体を動かし、何
らかの姿勢をとること。
1A.1.1.1.12.2.3
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.1.12.3
Psychomotoric
Activity
精神運動性活動
精神運動性活動とは、運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:意識的
セイシンウンドウセイ
な精神活動において運動を調節すること。自発的に身体器官を動かす方法
カツドウ
で、ある程度の神経筋の協調を必要とする。
1A.1.1.1.12.3.1
Hyperactivity
多動
タドウ
多動とは、精神運動性活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体器
官の活動が異常に増大した状態。振戦、落ち着きのなさ、一つの場所にじっ
としていられないなどの状態が見られる。甲状腺機能亢進症や精神疾患など
に関連する。
1A.1.1.1.12.3.1.1
Agitation
興奮
コウフン
興奮とは、多動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:無目的に精神運動
系が興奮している状態。落ち着きのない行動、歩き回ること、神経系の緊張
の解放などの状態が見られる。不安や恐怖、精神的ストレスに関連する。
1A.1.1.1.12.3.1.2
Hypoactivity
低活動
テイカツドウ
低活動とは、精神運動性活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体
運動の異常な低下で、緩慢な動き、筋の硬直、固い表情を伴う。神経疾患や
精神疾患と関連する。
23
24
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.12.3.1.2.1
Disuse Syndrome
廃用性症候群
廃用性症候群とは、低活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:筋骨格
ハイヨウセイショウコ
系の活動低下で、身体諸システムの消耗を招く。身体を動かさない状態(機
ウグン
械的理由や安静処方による)や、激痛、意識レベルの変化などに関連する。
1A.1.1.1.12.3.1.2.2
Catatonia
緊張病
キンチョウビョウ
緊張病とは、低活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:一見してそれと
わかる運動障害で、通常、極度の筋固縮を伴う不動状態や極度に衝動的な
運動として表れる。精神分裂病などの精神疾患と関連する。
1A.1.1.1.12.4
Speech
発語
ハツゴ
発語とは、運動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:構音に関わる器官
の筋と神経の複雑な協調を伴い、言語を生み出す能力。正常な発語におい
ては、発語の炸裂や不明瞭、断裂は見られない。
1A.1.1.1.12.4.1
Aphasia
失語
シツゴ
失語とは、発語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:語を使用し理解す
る言語機能の欠損または喪失。重度の頭部外傷や脳卒中、遷延性低酸素、
心血管系疾患などにより、脳の一定部位に生じた損傷に関連する。
1A.1.1.1.12.4.1.1
Impressive Aphasia 感覚失語
カンカクシツゴ
感覚失語とは、失語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:話された語お
よび言語の理解の障害。理解の障害は全面的または部分的で、語の表出は
障害されない場合もある。
1A.1.1.1.12.4.1.1.1
Dyslexia
読字障害
ドクジショウガイ
読字障害とは、感覚失語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:読む能力
の障害または欠損。書かれた文字や単語が裏返しに見える、あるいは書字
における文字のつながりを認識できない、左右の区別が困難などの状態が
見られる。読字障害は、必ずしも失読ではない。
1A.1.1.1.12.4.1.1.2
Alexia
失読
シツドク
失読とは、感覚性失語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:書き文字が
理解できない。
1A.1.1.1.12.4.1.2
Expressive Aphasia 運動失語
ウンドウシツゴ
運動失語とは、失語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:口頭または書
き文字で語を形成できず、語の表出が全面的に、または部分的にできない。
必ずしも感覚失語(語や言語の理解の障害)を伴わない。
1A.1.1.1.12.4.1.2.1
Dysphasia
構語障害
コウゴショウガイ
構語障害とは、運動失語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:語の表出
の障害で、口頭で語を形成・表出することができない。構語障害は、必ずしも
失書を伴わない。
1A.1.1.1.12.4.1.2.2
Dysgraphia
失書
シッショ
失書とは、運動失語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:書き文字の障
害で、語や文章を書けない。失書は、必ずしも発語障害を伴わない。
25
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.12.4.2
英語
Slurred Speech
1A.1.1.1.12.4.3
Stammering
1A.1.1.1.12.4.4
Stuttering
1A.1.1.1.13
1A.1.1.1.13.1
Sensation
Pain
訳
カナ
定
義
呂律の低下とは、発語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:不明瞭な発
語のことで、発語が不完全だったり、言葉がもつれたり、言葉の一部が欠落
する。発音に関わる筋の筋力低下や神経系の障害、薬物使用、発音時の注
意散漫などに関連する。
呂律の低下
ロレツノテイカ
難発性吃音
難発性吃音とは、発語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:発音の誤り
ナンパツセイキツオ で、どもり、炸裂するような話し方、または呂律の低下や語音の断裂を伴う話
ン
し方、言いよどみや中断が見られる。大脳や神経筋の障害、あるいは感情と
関連する。
連発性吃音
連発性吃音とは、発語の一つで、次のような固有の特徴をもつ:引きつったよ
うな(痙性の)発語。極度の発語開始困難、言い間違い、同音節の反復、音
レンパツセイキツオン
の引き延ばしなどを伴う。構音に関する器官の障害や大脳・神経筋の障害、
あるいは感情などに関連する。
感覚
疼痛
カンカク
感覚とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体の状
態に関する主観的な感じ。感覚受容部位への刺激や、神経インパルスが求
心性神経線維を経由して脳に到達すること、外部刺激の有無にかかわらず
発生する精神状態などから生じる。
トウツウ
疼痛とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体諸部位からの
感覚刺激の増大で、通常、主観的に強度の苦痛を感じる。苦痛表情、よどん
で活気のない目つき、打ちひしがれた様子、表情喪失または歪んだ表情、し
かめ面、筋緊張の変化(ぐったり〜緊張)、自己防衛行動、注意が向く範囲の
狭窄、時間感覚の変化、社会的引きこもり、思考過程の障害、人相手あるい
は行為によって気を紛らわせようとする(うめく、叫ぶ、歩き回る、落ち着きが
ない)などが見られる。疼痛感覚は疼痛持続期間に関係する。急性の組織損
傷による急激な疼痛の発生時は、自動性反応が生じる(血圧上昇、脈拍数
増加、呼吸数増加、発汗、冷汗、立毛、筋緊張を伴う顔面蒼白、食欲低下、
不安など)。急性の疼痛感覚には自己規制があり、主体を疼痛の原因から遠
ざけさらなる危害から守るという点で保護的に働く。急性疼痛は通常、「切り
つけられたような」「撃たれたような」「引き裂かれるような」と表現される。継続
反復する疼痛は、自動性反応を伴わない。慢性疼痛は、通常、「鈍い」「重苦
しい」「圧迫されるような」「恐ろしい」「耐え難い」痛みと表現され、睡眠障害や
焦燥感、抑うつ、孤独感、絶望感、無力感などと関連する。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.13.1.1
1A.1.1.1.13.1.2
英語
Cancer Pain
Cutaneous Pain
訳
がん性疼痛
表皮痛
創痛
カナ
ガンセイトウツウ
定 義
がん性疼痛とは、疼痛の一つで、 次のような固有の特徴をもつ:身体にがん
細胞が浸潤することにより感じる疼痛で、様々に異なる強さの急性・慢性疼痛
を同時に感じる。化学療法などのがん治療の結果として生じるもの、創痛な
ど、がんに関連した状態から生じるものがある。がん性疼痛は通常、「鈍い」
「重苦しい」「圧迫されるような」「恐ろしい」「耐え難い」痛みと表現され、ときに
強度の疼痛が加わるとされる。睡眠障害や焦燥感、抑うつ、孤独感、絶望
感、無力感などを伴う。
ヒョウヒツウ
表皮痛とは、疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体を覆う皮膚
組織から生じる疼痛感覚。炎症や火傷、外傷、皮膚疾患などに関連する。皮
膚組織の疼痛は通常、限局的な急性疼痛で、「鋭い」「ひっかかれるような」
「うずうずする」「切りつけられたような」「焼けるような」痛みと表現され、自動
性反応や他部位への放散は見られない。
ソウツウ
創痛とは、表皮痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:創または創周囲
から生じる疼痛感覚。創の性質によって、「鋭い」「切りつけられたような」「切
り刻まれるような」「鈍い」「ずきずきする」「跳び上がるような」痛みと表現され
る。損傷によって神経端末が傷害されると疼痛感覚は生じない。
1A.1.1.1.13.1.2.1
Wound Pain
1A.1.1.1.13.1.3
Musculoskeletal
Pain
筋関節痛
キンカンセツツウ
筋関節痛とは、疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:筋肉あるいは
関節、歯から生じる疼痛感覚。通常、「深いところの」「ずしっとした」「圧迫さ
れる」痛みと表現される。全身あるいは身体諸部位を動かしたときに生じる
が、安静時にも生じる。
1A.1.1.1.13.1.3.1
Bone Pain
骨痛
コッツウ
骨痛は、筋関節痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:骨膜から生じる
疼痛感覚。圧迫骨折による。通常、「深いところの」「圧迫されるような」痛みと
表現される。安静時および不動時も突き刺すような痛みがある。
1A.1.1.1.13.1.3.1.1
Fracture Pain
コッセツツウ
骨折痛とは、骨痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:骨折の急性期に
生じる疼痛感覚。通常、「鋭い」「切りつけられるような」「むずむずと熱い」「刺
すような」痛みと表現され、骨折部を動かすことによって増悪する。安静時お
よび不動状態時には発生しない。
骨折痛
26
27
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.13.1.3.2
英語
Arthritis Pain
訳
関節炎痛
カナ
カンセツエンツウ
定
義
関節炎痛とは、筋関節痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:関節の炎
症と腫脹による痛み。通常、「強くなったり弱くなったりする」「間欠的な」「圧迫
されるような」「拍動性の鋭い」痛みと表現され、活動時および安静時、不動時
(身体を動かせない状態)を問わず発生する。
筋肉痛とは、筋関節痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:筋緊張や捻
挫から生じる疼痛感覚。運動や感染、筋骨格系疾患に関連する。通常、「け
いれんのような」「絞られるような」「脈打つような」痛みと表現され、放散するこ
とが多い。
内臓痛とは、疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心膜や骨膜、胸
膜、小腸粘膜などの内部器官から生じる疼痛感覚。内臓痛は、ある程度、限
局性であるが、実際に損傷を受けている範囲よりも広い範囲から生じている
ように感じられる。通常、「深いところの」「ずしっとした」「引きちぎられるよう
な」「ずきずきする」「ぎゅっと締めつけられるような」痛みと表現される。吐き気
や窒息しそうな感じと関連する。
疝痛とは、内臓痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:小腸や腎臓、胆
管など、腹腔内器官の平滑筋から生じる疼痛。通常、「繰り返し起こる」「締め
つけられるような」「引きつれるような」「絞られるような」「引き裂かれるような」
「切り刻まれるような」痛みと表現される。
1A.1.1.1.13.1.3.3
Muscle Pain
筋肉痛
キンニクツウ
1A.1.1.1.13.1.4
Visceral Pain
内臓痛
ナイゾウツウ
1A.1.1.1.13.1.4.1
Colic
疝痛
センツウ
1A.1.1.1.13.1.4.2
Menstrual Cramp
月経痛
ゲッケイツウ
1A.1.1.1.13.1.4.3
Pre‑Menstrual
Tension
月経前緊張症
月経前緊張症とは、内臓痛の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:月
ゲッケイゼンキンチョ 経周期の終盤数日間に見られる月経開始のしるし。月経開始前の神経の緊
ウショウ
張、いらいら、体重増加、浮腫、頭痛、乳房痛、不機嫌、集中力低下などの
症状は、月経開始後1〜2日で消える。
1A.1.1.1.13.1.4.4
Dyspareunia
性交痛
セイコウツウ
月経痛とは、内臓痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子宮筋のれん
縮から生じる疼痛感覚。通常、「激しく締めつけられるようなひきつれ感」「脈
打つような感じ」「腹部と腰背部の違和感」と表現される。
性交痛とは、内臓痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:性交に伴う疼
痛。強制的な性交、性的励起の不完全、外陰部損傷(疾病、出産や女児割
礼による外陰部および周辺部位の潰瘍)に関連する。
28
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.13.1.5
英語
Neurogenic Pain
訳
神経原性疼痛
1A.1.1.1.13.1.5.1
Phantom Pain
幻肢痛
1A.1.1.1.13.1.6
Vascular Pain
血管性疼痛
1A.1.1.1.13.1.6.1
Migraine
偏頭痛
1A.1.1.1.13.1.6.2
Ischemic Pain
虚血性疼痛
1A.1.1.1.13.1.7
Labour Pain
分娩痛
カナ
定
義
神経原性疼痛とは、疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもの:末梢神経
の損傷によって生じる疼痛感覚。通常、「うずうずする」「ひっかかれたような」
シンケイゲンセイトウ 痛みと表現され、触覚の障害を伴う。また、太い神経の損傷による神経原性
ツウ
疼痛は、外科手術や脳損傷などに関連する。通常、「刺すような」「突き刺す
ような」「切りつけられるような」「燃えるような」「責苦のような」「引き裂かれるよ
うな」痛みと表現される。
ゲンシツウ
幻肢痛とは、神経原性疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:切断な
どにより切除された身体部位・器官の疼痛感覚。切除前の疼痛感覚が切除
後の疼痛につながる。通常、「かゆいような」「突き刺すような」「ひきつれるよう
な」「責苦のような」「引き裂かれるような」「耐え難い」痛みと表現される。
血管性疼痛とは、疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:血管拡張や
ケッカンセイトウツウ 血管病変の結果、血管系から生じる疼痛感覚。通常、「圧迫されるような」「拍
動するような」「絞られるような」痛みと表現される。
偏頭痛とは、血管性疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:繰り返し
起こる偏側性の血管性頭痛から生じる疼痛感覚。光や音、臭気などの外部
刺激や、食物アレルギー、ストレス、その他の疼痛などの外部刺激が引き金
ヘンズツウ
になる。疼痛に先立って、閃光や異常感覚などの前駆症状が見られることが
ある。通常、片側が「圧迫されるような」「粉々になるような」「拍動するような」
「割れるような」「責苦のような」痛みと表現され、吐き気や嘔吐、喉の渇き、気
分の変化などを伴う。
虚血性疼痛とは、血管性疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:末梢
への血液供給が減少することによって生じる疼痛感覚。末梢血管疾患や、ギ
キョケツセイトウツウ
プス等の固定具による血流減少、閉塞性動脈疾患や外科手術による血流不
全などに関連する。通常、「極度の、責苦のような」痛みと表現される。
ブンベンツウ
分娩痛とは、疼痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:分娩時の強さと発
生頻度が増大する疼痛感覚。分娩中の子宮収縮と子宮口開大に関連する。
29
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.1.13.1.7.1
1A.1.1.1.13.1.7.2
英語
Cervical Dilation
Pain
Bearing Down Pain
訳
カナ
定
義
子宮頸部開大時
疼痛
子宮頸部開大時疼痛とは、分娩痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
分娩第1期の疼痛感覚。子宮収縮に関連する。急に始まり、当初は背部中
シキュウケイブカイダ
央付近に限局する。10〜15分間隔で生じ、1〜3分持続する。「体内の深いと
イジトウツウ
ころで感じる」「軽度のひきつれるような」「徐々に強くなっていく」痛みと表現
されることが多い。
産道通過時疼痛
産道通過時疼痛とは、分娩痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:分娩
サンドウツウカジトウ 第2期の疼痛感覚。疼痛は前腹部全体に及ぶ。子宮口の全開大により疼痛
ツウ
は持続的となる。「非常に強く、収縮するような」「絶えず責苦にあっているよう
な」痛みと表現されることが多い。
仮性陣痛とは、分娩痛の一つで、次のような固有の特徴をもつ:当初は分娩
痛と思われる腹部に限局する感覚。消退および子宮口開大を伴わない非効
果的な疼痛。間欠的で持続時間の短い経度の疼痛。背部から腹部前面へ
の放散がない。「深いところで生じている」「ひきつるような」「軽度の、増強し
ない」痛みと表現されることが多い。
口渇とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:水などの飲料に対
する欲求の感覚。口や喉の感覚として生じる。口と喉の粘膜の乾燥を伴う。
1A.1.1.1.13.1.7.3
False Pain
仮性陣痛
カセイジンツウ
1A.1.1.1.13.2
Thirst
口渇
コウカツ
1A.1.1.1.13.3
Hunger
空腹感
クウフクカン
1A.1.1.1.13.4
Appetite
食欲
ショクヨク
1A.1.1.1.13.4.1
Craving
渇望
カツボウ
1A.1.1.1.13.4.2
Pica
異食
イショク
異食とは、食欲の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食物として不自然な
ものを強く欲する感覚。妊娠や栄養不良、ヒステリーなどに関連する食欲の
喪失と関連する。
1A.1.1.1.13.5
Nausea
嘔気
オウキ/オウケ
嘔気とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:嘔吐につながるよう
な不快な感覚で、心窩部から腹部に生じる漠然とした不快感。味を見たり匂
いを嗅いだりすると不快になる。
空腹感とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食物に対する強
い欲求の感覚。口や胃の感覚として生じる。疼痛、不快、食物の欠乏による
消耗状態を伴う。
食欲とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:栄養素または特定
の食物に対する身体的ニーズを満たそうという欲求の感覚。口や喉の感覚と
して生じる。
渇望とは、食欲の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食物や薬物、刺激
物を摂取したいという抗いがたい衝動。
30
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.13.6
Dyspepsia
胃部不快
イブフカイ
胃部不快とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食後、心窩部
に生じる漠然とした不快感。消化時や満腹時に不快を感じる。胸焼け、吐き
気、食欲の低下を伴う。
1A.1.1.1.13.7
Dizziness
眩暈
ゲンウン
眩暈とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:気が遠くなるような
感覚。立位や座位を保てないという感じ。混乱や吐き気、虚脱に関連する。
1A.1.1.1.13.8
Itching
掻痒感
ソウヨウカン
掻痒感とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:むずむずするよう
な不快な皮膚感覚。皮膚あるいは頭皮を掻きたいという衝動を伴う。
1A.1.1.1.13.9
Hot Flush
顔面紅潮
ガンメンコウチョウ
顔面紅潮とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:上半身に生じ
る突然の熱感。突然の血管拡張と発汗を伴う。ホルモン分泌の変調や閉経
開始と関連する。
1A.1.1.1.13.10
Restlessness
不穏
フオン
不穏とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:不快、疲労感、およ
び筋肉内部のむずむずする感覚。ときに、筋のひきつれやちくちくする痛み
と関連する。
1A.1.1.1.13.11
Comfort
安楽
アンラク
安楽とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体的に安らかで、
かつ良好な状態にあるという感覚。
1A.1.1.1.13.12
Vision
視覚
シカク
視覚とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:視覚器官からの刺
激に対する反応によってものを見る作用。視能。
1A.1.1.1.13.13
Hearing
聴覚
チョウカク
聴覚とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:聴覚器官からの刺
激に対する反応によってものを聞く作用。聴能。
1A.1.1.1.13.14
Feeling
触覚
ショッカク
触覚とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:触覚器官からの刺
激に対する反応によって、触感を得る作用。皮膚触覚器官への接触や圧迫
によって適応する能力。
1A.1.1.1.13.15
Taste
味覚
ミカク
味覚とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:味覚器官からの刺
激に対する反応によって、味を感じる作用。食物や飲料の味を感じる能力。
1A.1.1.1.13.16
Smell
嗅覚
キュウカク
嗅覚とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:嗅覚器官からの刺
激に対する反応によって、においを感じる作用。臭気をかぐ能力。
1A.1.1.1.13.17
Kinaesthetic
運動感覚
ウンドウカンカク
運動感覚とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:筋肉と関節の
感覚神経への刺激に対する反応によって、身体の位置と運動を認識する作
用。
31
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.13.18
Consciousness
意識
イシキ
意識とは、感覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:様々ま感覚の組み
合わせによって形成された印象に対して、精神が反応すること。精神の覚醒
を保ち、外界を感知することを目的とする。
1A.1.1.1.13.18.1
Fainting
失神
シッシン
失神とは、意識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:顔面蒼白と虚脱感
に引き続き、突然、意識を失うこと。
1A.1.1.1.13.18.2
Somnolence
傾眠
ケイミン
傾眠とは、意識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:重度の眠気、不自
然な入眠傾向。
1A.1.1.1.13.18.3
Stupor
昏迷
コンメイ
昏迷とは、意識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:深い睡眠状態。疼
痛反応は保たれている。
1A.1.1.1.13.18.4
Coma
昏睡
コンスイ
昏睡とは、意識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:極度に意識が低下
した状態。疼痛反応をはじめとする生理的反応は見られない。
1A.1.1.1.14
Immune System
免疫系
メンエキケイ
免疫系とは、機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:局所的なバリア形
成および炎症反応によって、病原体や異物から身体を守る生化学的な複合
作用。体液性の免疫反応は、細菌およびウィルスの侵入に対して非常に効
果的。
1A.1.1.1.14.1
Infection
感染
カンセン
感染とは、免疫系の機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:局所の細
胞傷害や毒素産生、抗原抗体反応を通じて疾患を引き起こし、体内で繁殖
する病原性微生物が、身体内に侵入すること。
1A.1.1.1.14.1.1
Infection
Susceptibility
易感染性
イカンセンセイ
易感染性とは、免疫系の機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体
の正常な感染防御力が低下していること。疲労や疲弊、最近の感染経験、
低栄養、脱水、不適切な衛生習慣などに関連する。
1A.1.1.1.15
Reproduction
生殖
セイショク
生殖とは、機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:女性と男性が子ども
をつくること。女性と男性の生殖能力を前提とする。正常な生殖機能をもつ女
性と男性の性交または、様々な方法の人工授精による。
1A.1.1.1.15.1
Fertility
生殖能力
セイショクノウリョク
生殖能力とは、生殖の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子どもをつくり
産むことに参加する能力。
1A.1.1.1.15.1.1
Female Fertility
女性生殖能力
女性生殖能力とは、生殖能力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:月経
ジョセイセイショクノウ
が見られ卵子と性ホルモン産生のある生殖年齢の女性の生殖力。受精し妊
リョク
娠する能力に関係する。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
月経とは、女性生殖能力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子宮内膜
の剥奪および再生・増殖が繰り返されるサイクル。平均月経サイクル(月経初
日から、次の月経初日までの日数)は、28日である。1回の月経持続期間や
月経の状況には個人差がある。月経は、初潮に始まり、閉経で終わる。
初潮とは、月経の一つで、次のような固有の特徴をもつ:月経機能の開始。
通常、9〜17歳の間に生じる。
1A.1.1.1.15.1.1.1
Menstruating
月経
ゲッケイ
1A.1.1.1.15.1.1.2
Menarche
初潮
ショチョウ
1A.1.1.1.15.1.1.3
Menopause
閉経
ヘイケイ
1A.1.1.1.15.1.2
Male Fertility
男性生殖能力
男性生殖能力とは、生殖能力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:精子
ダンセイセイショクノ
と性ホルモンの産生がある生殖年齢の男性の生殖力。授精し女性を妊娠さ
ウリョク
せる能力に関係する。
1A.1.1.1.15.1.2.1
Virility
精力
セイリョク
精力とは、男性の生殖能力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:男性の
性機能に関連する力や活力、エネルギーを保持・提示すること。
閉経とは、月経の一つで、次のような固有の特徴をもつ:月経サイクルとホル
モン産生の終了によって、更年期に女性の生殖能力が終了すること。通常、
45〜60歳の間に生じるが、病気あるいは子宮摘出や両側卵巣摘出により、
それより早期のこともある。
1A.1.1.1.15.1.2.1.1
Impotence
インポテンス
インポテンス
インポテンスとは、精力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ペニスの勃
起が得られないこと、または頻度は少ないが、勃起しても射精できないこと。
年齢や疲労、健康状態の不良、薬物使用、疾患など、身体的・精神的要因
に関連する。
1A.1.1.1.15.2
Sexual Function
性機能
セイキノウ
性機能とは、生殖の一つで、次のような固有の特徴をもつ:性交を行う能力。
男性の場合、射精する能力。
1A.1.1.1.15.3
Pregnancy
妊娠
ニンシン
妊娠とは、生殖の一つで、次のような固有の特徴をもつ:受胎日から出産日
まで約266日間、胎内で育つ胎児を養育する状態。妊娠は正常で健康な事
態であるが、身体機能の急激な変化が不可避である。妊娠の開始は月経停
止、朝方の気分不快、乳房腫脹、乳輪の着色などによって示される。
1A.1.1.1.15.3.1
Aborting
妊娠中絶
ニンシンチュウゼツ
妊娠中絶は、妊娠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:生きていない胎
児を娩出すること。流産。
1A.1.1.1.15.3.2
Labour
分娩
ブンベン
分娩とは、妊娠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:周産期における身
体過程の進行。子宮口開大から胎盤娩出までの期間。
32
33
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.1.15.3.3
Child Birth
出産
シュッサン
出産とは、妊娠の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子どもを産み出し、
新たな人間を世の中に送り出すこと。
1A.1.1.1.16
Physical
Development
身体発達
シンタイハッタツ
身体発達とは、生命維持機能の一つで、次のような固有の特徴をもつ:生涯
を通じて生命を維持する身体過程の進行。
セイチョウ
成長とは、身体発達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体発達の正
常な進行。乳幼児期から成人期にかけては、段階的で正常な増加と融合の
プロセスの結果、おおよその年齢に応じて、顕著な身体的変化が生じる。成
長の段階は、新生児期、乳児期、幼児期(歩き始め、入学前)、小児期、青
年期に分けられ、さらに、思春期の最初の12ヶ月とその後の数ヶ月という2つ
の急速な成長期がある。
タイジハッタツ
胎児発達とは、成長の一つで、次のような固有の特徴をもつ:女性の胎内で
新たな個体生命が成長する正常過程。おおよその週数と発達段階に応じ
て、受胎期、胎芽期、胎生期を経て出生に至る。
ショウニハッタツ
小児発達とは、成長の一つで、次のような固有の特徴をもつ:おおよその年
齢と成長段階に応じた、正常で進行性の身体発達過程。誕生から小児期、
成人期へと至る。
成熟とは、成長の一つで、次のような固有の特徴をもつ:おおよその年齢と成
長段階に応じて、小児期から成人期へと至る、正常な進行性の身体発達。
思春期の発達で、9〜16歳に生じる。骨線の閉鎖、声変わり、性毛の発育、
筋容積の増加、体脂肪の減少、皮脂分泌と発汗の増加を伴う。
成長
1A.1.1.1.16.1
Growth
1A.1.1.1.16.1.1
Foetus Development 胎児発達
1A.1.1.1.16.1.2
Child Development
小児発達
1A.1.1.1.16.1.3
Maturing
成熟
セイジュク
1A.1.1.1.16.1.3.1
Female Maturing
女性性成熟
女性性成熟とは、成熟の一つで、次のような固有の特徴をもつ:女性が完全
ジョセイセイセイジュ
な身体的成長・発達を獲得するという、性別に特有の過程。小児期から成人
ク
期への移行で、乳房の発達と月経の開始を伴う。
1A.1.1.1.16.1.3.2
Male Maturing
男性性成熟
男性性成熟とは、成熟の一つで、次のような固有の特徴をもつ:男性が完全
ダンセイセイセイジュ
な身体的成長・発達を獲得するという、性別に特有の過程。小児期から成人
ク
期への移行で、精巣の下降およびペニスの成長、初めての射精を伴う。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
加齢とは、身体発達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:おおよその年
齢と発達段階に従って成人期から老年期へ移行するという、正常で進行性
の身体発達。細胞組織の再生力低下や筋容積の減少、筋協調の低下、精
神運動機能の低下などによる身体過程の衰退を伴う。
女性性老化とは、加齢の一つで、次のような固有の特徴をもつ:女性が成人
期から老年期へと高齢化する際の、身体の衰退を伴う性別に特有の過程。
卵巣活動の低下およびエストロゲン欠乏、更年期の閉経、骨密度の低下に
よる骨の脆弱化を伴う。
男性性老化とは、加齢の一つで、次のような固有の特徴をもつ:男性が成人
期から老年期へと高齢化する際の、身体の衰退を伴う性別に特有の過程。
アンドロゲン分泌の低下、男性性機能の低下、前立腺肥大による尿閉や夜
間頻尿を伴う。
死にゆくこととは、身体発達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:生命の
途絶。徐々にあるいは突然に身体機能が低下し、生命維持のための身体過
程が停止する。生命の途絶は、心拍および呼吸、脳活動が認められないこと
によって確認される。
1A.1.1.1.16.2
Ageing
加齢
カレイ
1A.1.1.1.16.2.1
Female Ageing
女性性老化
ジョセイセイロウカ
1A.1.1.1.16.2.2
Male Ageing
男性性老化
ダンセイセイロウカ
1A.1.1.1.16.3
Dying
死にゆくこと
シニユクコト
1A.1.1.1.17
Other
その他
ソノタ
1A.1.1.2
Person
人
ヒト
人とは、個人に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:意
図をもった行為者として、一人の人間としての信念と欲求に基づき、理性に
よって動機づけられ行為を行う個体。合理性。
1A.1.1.2.1
Reason for Action
行為の理由
コウイノリユウ
行為の理由とは、人に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:人の行為を理解し説明するための拠りどころ。
1A.1.1.2.1.1
Self‑Awareness
自己認識
ジコニンシキ
自己認識とは、行為の理由の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ある行
為を実施するかしないかについてのその人の意向を実感することで、第一の
行為の理由。
アンネイ
安寧とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:幸せである、均
衡がとれている、満足している、愛情や楽しさに満ちているなどといった精神
的なイメージ。通常は、リラックスしている状態で、他者に対して心を開く、自
主性があることに満足するなどで表現される。
1A.1.1.2.1.1.1
Well‑being
安寧
34
35
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.1.1
Physical Well‑
Being
身体的安寧
身体的安寧とは、安寧の一つで、次のような固有の特徴をもつ:良好な身体
シンタイテキアンネイ 的状態または身体的満足度に関する精神的なイメージで、疼痛などの症状
をコントロールでき、物理的な環境に満足していること。
1A.1.1.2.1.1.1.2
Psychological
Well‑Being
心理的安寧
シンリテキアンネイ
1A.1.1.2.1.1.1.3
Emotional Well‑
Being
情緒的安寧
情緒的安寧とは、安寧の一つで、次のような固有の特徴をもつ:感情のおも
ジョウチョテキアンネ
むくままにしているという精神的なイメージで、自己の内的感情との調和がと
イ
れており、それを表現できることに満足していること。
1A.1.1.2.1.1.1.4
Spiritual Well‑
Being
魂の安寧
タマシイノアンネイ
魂の安寧とは、安寧の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間の生物学
的・心理社会的な性質を統合したすべての生物にみなぎる超越する生命の
根源に接しているという精神的なイメージ。
1A.1.1.2.1.1.2
Cognition
認知
ニンチ
認知とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:知識を踏まえ
たうえで行為を実施または放棄しようとする意向で、知覚、思考、推論、記憶
などのあらゆる側面を含む知的プロセス。
1A.1.1.2.1.1.2.1
Thought
思考
シコウ
思考とは、認知の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人の心に精神的な
イメージや概念が発生すること。概念化と関連する。
1A.1.1.2.1.1.2.1.1
Thought Process
(Thinking)
思考過程(考える
こと)
思考過程(考えること)とは、思考の一つで、次のような固有の特徴をもつ:思
シコウカテイ(カンガ
考を区分け、整理、分類し、論理的に考え、言葉によってそれを表現する過
エルコト)
程。目標指向型との関連があり、概念形成や頭の切り換えが行われる。
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.1
Syncretic Thinking 未分化思考
ミブンカシコウ
心理的安寧とは、安寧の一つで、次のような固有の特徴をもつ:良好な心理
的状態にあるという精神的なイメージで、ストレスや苦悩をコントロールでき、
それに満足していること。
未分化思考とは、思考過程(考えること)の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:この段階での思考は、知覚または経験したことのみに基づくもので、観
察可能な事柄を超える推論、帰納、一般化はまだできない。2〜7歳の子ども
の認知的思考過程の発達段階の一つ。
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
具体的思考とは、思考過程(考えること)の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:この段階での思考は、事実を区分け、整理、分類する能力に見られる
ように論理的かつ明晰になるが、一般化や抽象化を行うことはまだできない。
グタイテキシコウ
問題の解決は、知覚した事柄に基づき、言葉の文字どおりの意味に従い、か
つ、種の全体ではなく特定の例に言葉をあてはめながら、具体的かつ体系
的な方法で行われる。7〜11歳の子どもの認知的思考過程の発達段階の一
つ。
抽象的思考とは、思考過程(考えること)の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:この段階での思考は応用可能かつ柔軟であり、概念の使用や一般化も
チュウショウテキシコ
行われる。問題の解決は、観察した一連の事柄から、仮説を立て検証する際
ウ
の、論理的な結論の引き出しによって行われる。12〜15歳の子どもの認知的
思考過程の最終的な発達段階。
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.2
Concrete Thinking
具体的思考
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.3
Abstract Thinking
抽象的思考
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4
Information
Processing
情報処理
ジョウホウショリ
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4.1
Concentration
集中
シュウチュウ
覚醒度
カクセイド
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4.1.1 Alertness
情報処理とは、思考過程(考えること)の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:情報を収集、編成して、正しく使用し、共通の目標を識別し、一貫性のあ
るメッセージを読み取り、理解し、言葉によって表現し、体系的な思考過程を
示し、2つの事柄の類似性や非類似性を説明する能力。
集中とは、情報処理の一つで、次のような固有の特徴をもつ:知識を記憶し、
想起するための注意力と精神。
覚醒度とは、集中の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かに対し注意
を喚起した状態で、行動をとる用意ができていること。
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.5
Obsession
強迫
キョウハク
強迫とは、思考過程(考えること)の一つで、次のような固有の特徴をもつ:無
意識のうちに心を常に支配する執拗な思考、不合理な行為を示唆する思
考、反復的な思考、関連性のない詳細に関する思考、現実的な根拠を欠く
不合理な考えなどで、論理や合理性では排除できず、衝動的な行為を伴うも
の。
1A.1.1.2.1.1.2.1.2
Knowledge
知識
チシキ
知識とは、思考の一つで、次のような固有の特徴をもつ:取得した知恵、学習
した情報やスキル、情報の認知もしくは認識に基づく具体的な思考内容。
1A.1.1.2.1.1.2.1.3
Magical Thinking
非現実的思考
非現実的思考とは、思考の一つで、次のような固有の特徴をもつ:幻想的な
ヒゲンジツテキシコウ 思考、白日夢、願望、あるいはそれらに伴う思い込みで、通常は可逆的であ
り、混乱した思考を伴わないもの。
36
37
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.2.1.4
Preoccupation
固執
コシツ
固執とは、思考の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心があることに支配
されてほかのことが考えられず、精神を統一できないこと。
1A.1.1.2.1.1.2.2
Perception
知覚
チカク
知覚とは、認知の一つで、次のような固有の特徴をもつ:感覚的刺激を意識
して心に記録すること。感覚器官を通して物体やデータを認識すること。
1A.1.1.2.1.1.2.2.1
Illusion
錯覚
サッカク
錯覚とは、知覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:記録された感覚的
刺激を誤って解釈すること。外部の物体や刺激を誤解すること。
1A.1.1.2.1.1.2.2.2
Hallucination
幻覚
ゲンカク
幻覚とは、知覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:実際には存在しな
い感覚的刺激を、感覚器官に従って分類し、記録すること。これには、視覚
的、聴覚的、嗅覚的、味覚的、触覚的な幻覚がある。
シツニン
失認とは、知覚の一つで、次のような固有の特徴をもつ:脳を損傷していず
れかの感覚器官が影響を受けたために、既知の物体や人間を感覚的刺激
を通して認識する能力の全部または一部を喪失すること。これには、視覚
的、聴覚的、嗅覚的、味覚的、触覚的な失認がある。
カタガワムシ/ヘン
ソクムシ
片側無視とは、知覚の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:身体の片
側を認知する能力を喪失すること。あるいは身体の片側の認識力が欠如す
ること。
ガクシュウ
学習とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:体系的な勉
強、指導、実践、訓練、経験などによって知識や能力を習得する過程。
ニンチガクシュウ
認知学習とは、学習の一つで、次のような固有の特徴をもつ:知性や意識的
思考をもとに問題解決能力を獲得すること。
失認
1A.1.1.2.1.1.2.2.3
Agnosia
1A.1.1.2.1.1.2.2.4
Unilateral Neglect 片側無視
1A.1.1.2.1.1.3
Learning
1A.1.1.2.1.1.3.1
Cognitive Learning 認知学習
1A.1.1.2.1.1.3.2
Skill Learning
技能学習
ギノウガクシュウ
技能学習とは、学習の一つで、次のような固有の特徴をもつ:訓練、演習、経
験をもとに実践的な能力を獲得すること。
1A.1.1.2.1.1.3.3
Illiteracy
非識字
ヒシキジ
非識字とは、学習の一つで、次のような固有の特徴をもつ:教育を受けてい
ないために字が読めないこと。
1A.1.1.2.1.1.4
Memory
記憶
キオク
記憶とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:感覚、印象、ア
イデアなどを保存し、想起するための精神的な行為。過去の経験、知識、ア
イデア、感覚、思考などを精神的に記録・保存し、想起すること。
学習
38
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.4.1
Orientation
見当識
ケントウシキ
見当識とは、記憶の一つで、次のような固有の特徴をもつ:年、季節、月、
日、時刻などの時間的なつながり、国、州(県)、都市、職場、家庭など特定
の時点における場所とのつながり、年齢や誕生日など自分自身のアイデン
ティティ、あるいは周囲の人々の認知に基づき、自分と環境との関係を確認
すること。
1A.1.1.2.1.1.4.2
Confusion
混乱
コンラン
混乱とは、見当識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:時間、場所、人な
どに関する誤認、一貫性のない話、落ち着きのなさ、方向感覚の欠如などを
伴う記憶障害。
1A.1.1.2.1.1.4.3
Amnesia
健忘
ケンボウ
健忘とは、記憶の一つで、次のような固有の特徴をもつ:脳の損傷や情緒的
な危機を原因とする記憶の喪失。
1A.1.1.2.1.1.4.4
Short‑term Memory
短期記憶
タンキキオク
短期記憶とは、記憶の一つで、次のような固有の特徴をもつ:最近の出来事
や経験を思い出す能力。
1A.1.1.2.1.1.4.5
Long‑term Memory
長期記憶
チョウキキオク
長期記憶とは、記憶の一つで、次のような固有の特徴をもつ:過去の出来事
や経験を思い出す能力。
ジョウチョ
情緒とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:喜びまたは苦
痛といった感情を踏まえたうえで、行為を実施または放棄しようとする意向。
感情には意識的なものと無意識なもの、表現されるものと表現されないもの
がある。基本的な感情は、通常、精神的な障害や疾病という大きなストレスの
あるときや、人生における様々な過渡的段階に多く発生する。
カイ
快とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:喉が乾いたときに飲み
物を飲み、お腹がすいたときに食べ物を食べ、泣いているときに慰められる
など、基本的なニーズが満たされることによって、本能的に満足したという感
じを得ることで、通常は安楽さを表す言葉で表現される。
1A.1.1.2.1.1.5
1A.1.1.2.1.1.5.1
Emotion
Pleasure
情緒
快
1A.1.1.2.1.1.5.2
Hope
希望
キボウ
希望とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:可能性があるという
感じ、他者や未来に対する信頼、生きる熱意、生存理由や生きる意欲の表
現、心の平安、楽観的なものの見方などで、目標の設定やエネルギーの使
用に関連する。
1A.1.1.2.1.1.5.3
Trustful
信頼感
シンライカン
信頼感とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:他者の善、強さ、
信用度などを信じ、頼みにすることができるという感じ。
39
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.5.4
Pride
自負心
ジフシン
自負心とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:達成した事柄や
自分の優れた資質などに関する得意感や満足感、および自分の価値や重
要性に関する考え。
1A.1.1.2.1.1.5.4.1
Community Pride
帰属意識
キゾクイシキ
帰属意識とは、自負心の一つで、次のような固有の特徴をもつ:コミュニティ
の一員であることの満足感や快感。
1A.1.1.2.1.1.5.5
Euphoria
多幸感
タコウカン
多幸感とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:得意感。身体的
および情緒的な安寧を誇張して感じ取ることで、通常は、現実や真実に基づ
かず、これといった根拠がなく、状況に対する不適切で極端な喜び、楽観的
なものの見方、自己満足といった形で表現される。双極性障害や薬物の使
用など精神的な障害の躁段階に関連する。
1A.1.1.2.1.1.5.6
Nervousness
神経過敏
シンケイカビン
神経過敏とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体の震え、
手の震え、顔面紅潮などを伴う過度の興奮感。
フアン
不安とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:原因不明の脅迫
感、危険感、苦悩感で、パニック、自信の低下、緊張の高まり、心拍数増加、
呼吸回数増加、顔面蒼白、発汗量増加、手掌の発汗、瞳孔拡大、声の震え
などを伴う。
ブンリフアン
分離不安とは、不安の一つで、次のような固有の特徴をもつ:なれ親しんだ
環境や大事な人から引き離される恐怖感や危惧感(たとえば、母親から引き
離された子ども)で、悲嘆、涙、悲しみ、感情表現の欠如、隔絶感、否定的な
あきらめを伴う。
恐怖とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:原因不明の脅迫
感、危機感、苦悩で、注意喚起状態、恐怖源に対する集中、目を大きく開い
た攻撃的な姿勢、恐怖源からの逃避などを伴う。
不安
1A.1.1.2.1.1.5.7
Anxiety
1A.1.1.2.1.1.5.7.1
Separation Anxiety 分離不安
1A.1.1.2.1.1.5.8
Fear
恐怖
キョウフ
1A.1.1.2.1.1.5.9
Insecurity
自信欠如
ジシンケツジョ
1A.1.1.2.1.1.5.10
Mood
気分
キブン
自信欠如とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:不安感、自信
のなさ、不足感、気おくれを伴い、ぎこちない行動や、他者と意見が対立する
と屈服してしまうか意見を変えたりする態度をとる。
気分とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:感情や情緒的調子
のレベル。
40
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.1.1.5.11
英語
Sadness
訳
悲哀
カナ
定
義
ヒアイ
悲哀とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:気分が沈んだり憂
鬱になることで、エネルギーの欠如に関連する。
孤独感とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:仲間がいないと
いう感じ、情緒的な孤立感、のけものにされているという感じで、憂鬱感、悲
哀感となる。仲間、共感、友情などの欠如に関連し、無意味感、空虚感、自
閉感、セルフ・エスティームの低下、相互的な関係を構築したり孤立感を克
服する試みの失敗を伴う。
1A.1.1.2.1.1.5.12
Loneliness
孤独感
コドクカン
1A.1.1.2.1.1.5.13
Desolation
心細さ
ココロボソサ
1A.1.1.2.1.1.5.14
Grief
悲嘆
ヒタン
1A.1.1.2.1.1.5.14.1
Mourning (Grief
Work)
グリーフワーク
グリーフワーク
心細さとは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:見捨てられて一人
ぼっちになったという感じで、絶望感、鬱的な行動、苦悩的な行動、極端な
不安、孤立感などを伴う。
悲嘆とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:極端な悲しみを感じ
ること。予想されるか実際に起きた重大な損失、死亡、ショック、不信感などか
ら、喉や胸を締めつけられる感じ。窒息感、呼吸困難、腹痛、茫然自失状
態、消耗感、極端な疲労感と倦怠感、精神的苦痛などの症状を伴う。肉親を
失ったときの悲しみ、泣きじゃくりのような形で表現されることもある。不信感に
対する警戒心から生まれる喪失感や否定的な怒り(反応段階)を調整・受容
し、新たに方向づけする、あるいは明らかな喪失感、損失を現実として受容
することによって、身体的
グリーフワークとは、悲嘆の一つで、次のような固有の特徴をもつ:悲嘆や個
人的な損失を克服するための情緒的反応。極端な悲しみ、肉親を失ったとき
の喪失感などによる悲嘆反応や情緒とともに作用する。
1A.1.1.2.1.1.5.14.1.1
Dignified Dying
尊厳死
ソンゲンシ
尊厳死とは、グリーフワークの一つで、次のような固有の特徴を:自分の死が
差し迫っていることによる悲しみ、悲嘆、生きることに関心を失った状態で、悲
嘆反応や情緒、喪失感の表明、死の受容、損失を他者と分かち合う行為、差
し迫った死に対する期待表明とともに作用する。
1A.1.1.2.1.1.5.15
Distress
苦悩
クノウ
苦悩とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:大きな苦痛、悲し
み、苦しみの感じ。
41
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.1.1.5.15.1
1A.1.1.2.1.1.5.16
英語
訳
Spiritual Distress 魂の苦悩
Frustration
カナ
タマシイノクノウ
定
義
魂の苦悩とは、苦悩の一つで、次のような固有の特徴をもつ:生きることに関
する信念や生命の意味に対する疑問が砕け散ることで、悩みに対する迷い、
宗教的・文化的な絆からの断絶、信念や価値感の変化、大きな苦しみ、神に
対する怒りなどを伴う。
フラストレーション フラストレーション
フラストレーションとは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:外的な
制限があったり、外的な支援がなかったりして、自分の望みをかなえられない
不満感。他者による抵抗、または不正な、不名誉な、愚かな行動となって表
れる。フラストレーションは自分自身ではなく他者に向けられる。
1A.1.1.2.1.1.5.17
Suffering
苦痛
クツウ
苦痛とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:受難感や過酷な条
件に耐える必要性に関連した長引く悲しみ。たとえば、痛み、不快感、損傷と
いった慢性的な身体的症状や、慢性的な精神的ストレス、悪い評判、不公平
感などによる。
1A.1.1.2.1.1.5.18
Despair
絶望
ゼツボウ
絶望とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:深い孤立感、落胆、
無用感、空虚感。
1A.1.1.2.1.1.5.19
Guilt
罪悪感
ザイアクカン
罪悪感とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:悪いことをしたり、
自分が本来あるべき姿より下位だと感じたりするときの葛藤や緊張感。罪悪
感は他者ではなく自分に向けられる。
1A.1.1.2.1.1.5.19.1
Guilt Work
罪悪感の解消
ザイアクカンのカイ
ショウ
罪悪感の解消とは、罪悪感の一つで、次のような固有の特徴をもつ:悪いこと
をしたという感じを解消するプロセスで、責任は自分にあるという苦痛を伴う。
1A.1.1.2.1.1.5.20
Shame
恥辱
チジョク
恥辱とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分自身の不正
な、不名誉なまたは愚かな行動を原因とする自尊心の喪失。恥辱は他者で
はなく自分に向けられる。
1A.1.1.2.1.1.5.21
Faint‑heartedness
臆病
オクビョウ
臆病とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:勇気や根性がない
と感じること。
1A.1.1.2.1.1.5.22
Envy
羨望
センボウ
羨望とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:他者の幸福によっ
て刺激される不満感や怒りで、自分が幸福になれないのは運命や社会のせ
いであると感じること。
42
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.1.1.5.23
1A.1.1.2.1.1.5.24
英語
Jealousy
Anger
訳
嫉妬
怒り
カナ
定
義
シット
嫉妬とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:恋愛や愛情のライ
バルに対する疑惑や怒り。嫉妬感は自分自身ではなく他者に向けられる。た
とえば、兄弟間の嫉妬。
イカリ
怒りとは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:心の内に生じる(また
は防御メカニズムとして生じる)極度の不満感、激高感、憤慨感、憎悪感、フ
ラストレーション、敵意で、自分自身または他者に向けられた建設的または破
壊的な行為という形をとる。
1A.1.1.2.1.1.5.25
Helplessness
孤立感
コリツカン
孤立感とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:助けを借りなけれ
ば一人で行動できないという感じや無力感で、コーピング能力の消失や学習
した孤立感を伴う。介護者など権威のある者に服従し、仮病癖という形をとる
ことがある。
1A.1.1.2.1.1.5.26
Powerlessness
無力感
ムリョクカン
無力感とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:現在の状況や事
態を把握できないという感じ。選択能力が低下し、自分の行為はたいした影
響力がないと考えて行動できなくなること。
1A.1.1.2.1.1.5.27
Suspiciousness
疑惑
ギワク
疑惑とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴をもつ:実際には存在しな
い何かがあるという印象をもつこと。明確な根拠のないことが多い。感情的に
非難したり、真実がまぎれもないものかどうかを疑う傾向がある。
1A.1.1.2.1.1.6
Will Power
(Volition)
意志の力(意欲)
意志の力(意欲)とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:意
イシノチカラ(イヨク) 志、意図、意向を踏まえたうえで衝動を制御、または制御せずに、行為を実
施または放棄すること。
生きる意欲
1A.1.1.2.1.1.6.1
Will to Live
1A.1.1.2.1.1.6.2
Learning Readiness 学習のレディネス
イキルイヨク
生きる意欲とは、意志の力(意欲)の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
困難な状況にもかかわらず生き続けようとする思考と希望。生きようとする強
い衝動、自分の命を長続きさせようとする行為によって、意志が影響を受ける
こと。
学習のレディネスとは、意志の力(意欲)の一つで、次のような固有の特徴を
ガクシュウノレディネ
もつ:知識や技術を習得し、体系的な学習、指導、実践、訓練、経験に参加
ス
しようとする意欲、気力、願望。
43
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.7
Decision Making
意思決定
イシケッテイ
意思決定とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分の判
断、および関連情報、様々な代案がもたらす結果、支援資源や自分の望み
との整合性などを見極めることによって、2つまたはそれ以上の代案の中から
選択を行う能力を踏まえたうえで、行為を実施または放棄すること。自分自身
と他者に影響を及ぼす選択を行うこと。
1A.1.1.2.1.1.7.1
Self Initiative
主体性
シュタイセイ
主体性とは、意思決定の一つで、次のような固有の特徴をもつ:行為を実施
し、アイデアを導入し、あるいは意思を決定し、それに従って行動すること。
1A.1.1.2.1.1.8
Adaptation
適応
テキオウ
適応とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:新しい状況や
問題を管理すること。
コーピング
コーピングとは、適応の一つで、次のような固有の特徴をもつ:生命のニーズ
や役割を満たすのに必要な個人的な資源に対抗するストレスを管理するこ
と。知覚された脅威から身を守るための自己防御パターン。制御感、ストレス
の増大、状況の受容を言葉によって表現すること、心理的な快感の増加など
を伴う。
1A.1.1.2.1.1.8.1
Coping
コーピング
1A.1.1.2.1.1.8.1.1
Denial
否認
ヒニン
否認とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:意識的に耐え
られない思考、感情、欲求、衝動、外的事実を、無意識のうちに拒否すること
によって、不安や葛藤を最小限に抑えるため、出来事またはその意味を回避
もしくは無視すること。
1A.1.1.2.1.1.8.1.2
Acceptance
受容
ジュヨウ
受容とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:長期的なスト
レスを管理・制御し、不安感や緊張感を除去または軽減し、破壊的な行動を
抑制すること。
1A.1.1.2.1.1.8.1.2.1
Acceptance: Health
受容:健康状態
Status
1A.1.1.2.1.1.8.1.3
Crisis
危機
ジュヨウ:ケンコウジョ 受容:健康状態とは、受容の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分の
ウタイ
健康状態を受け入れること。
キキ
危機とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:喪失やストレ
ス、一時的な不均衡状態、緊張、非効率的なコミュニケーション、問題を解決
するうえでの困難などに遭遇したときに、変化や資源を認識し、外部の支援
網を認識もしくは利用するために、(よい方向または悪い方向への)転機を管
理すること。死亡や離婚などによる喪失やストレスに関連する。
44
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.1.1.8.1.3.1
英語
Trauma Reaction
訳
トラウマ反応
カナ
定
義
トラウマハンノウ
トラウマ反応とは、危機の一つで、次のような固有の特徴をもつ:偶発的な傷
害や暴力的な攻撃を受けたときに、(よい方向または悪い方向への)転機を
管理すること。
1A.1.1.2.1.1.8.1.3.1.1
Rape Trauma
レイプ・トラウマ
レイプ・トラウマ
レイプ・トラウマとは、トラウマ反応の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自
分の意思に反した強制的な性的暴行を受けたときに、(よい方向または悪い
方向への)転機を管理すること。生活様式の乱れや、長期的生活様式の再
編過程に関連する。
1A.1.1.2.1.1.8.1.4
Recovery
回復
カイフク
回復とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:活力を取り戻
し、健康で正常な生活に戻ること。
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1
Abuse Recovery
虐待からの回復
ギャクタイカラノカイ
フク
虐待からの回復とは、回復の一つで、次のような固有の特徴をもつ:虐待を
受けた後、活力を取り戻し、健康で正常な生活に戻ること。
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.1
Abuse Recovery:
Emotional
虐待からの回復:
情緒的
ギャクタイカラノカイ
フク:ジョウチョテキ
虐待からの回復:情緒的とは、虐待からの回復の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:虐待を受けた後、心に受けた傷やダメージを治すこと。
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.2
Abuse Recovery:
Physical
虐待からの回復:
身体的
ギャクタイカラのカイ 虐待からの回復:身体的とは、虐待からの回復の一つで、次のような固有の
フク:シンタイテキ
特徴をもつ:虐待を受けた後、身体に受けた傷を治すこと。
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.3
Abuse Recovery:
Sexual
虐待からの回復:
性的
ギャクタイカラノカイ
フク:セイテキ
虐待からの回復:性的とは、虐待からの回復の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:性的な虐待を受けた後、身体の傷や心のダメージを治すこと。
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.4
Abuse Recovery:
Financial
虐待からの回復:
経済的
ギャクタイカラノカイ
フク:ケイザイテキ
虐待からの回復:経済的とは、虐待からの回復の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:賭博で負けたり経済的な搾取を受けたりした後、金銭的・法的な
コントロールや利益を取り戻すこと。
1A.1.1.2.1.1.8.1.5
Relocation Stress
転居ストレス
テンキョストレス
転居ストレスとは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:ある環
境から別の環境に移ったことを原因とする生理的、心理的な混乱を管理する
こと。
1A.1.1.2.1.1.8.1.6
Caregiver Stress
カイゴストレス
介護ストレスとは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:長期
間にわたって家族または他者の面倒を見る介護者にかかる生理的、心理的
な負担や、介護者が少ないために問題を解決することができにくい状態を管
理すること。
介護ストレス
45
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.8.2
Self Control
セルフ・コントロールとは、適応の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分
セルフ・コントロー
セルフ・コントロール 自身を維持し存続させるために必要なケアを行い、個人の基本的なニーズ
ル
を満たし、生活上のニーズや活動に対処すること。
1A.1.1.2.1.1.8.2.1
Self Control:
Impulse
セルフ・コントロール:衝動とは、セルフ・コントロールの一つで、次のような固
セルフ・コントロー セルフコントロール: 有の特徴をもつ:衝動的な行動につながる感情、およびそれがどういう結果
ル:衝動
ショウドウ
を招くかを見極めることによって、強制的または衝動的な行動を自己抑制す
ること。
1A.1.1.2.1.1.8.2.2
Self Control:
Anxiety
セルフ・コントロール:不安とは、セルフ・コントロールの一つで、次のような固
セルフ・コントロー セルフコントロール:
有の特徴をもつ:原因不明の緊張を取り除いたり軽減したりすることによっ
ル:不安
フアン
て、不安感を自己抑制すること。
1A.1.1.2.1.1.8.2.3
Self Control: Fear
1A.1.1.2.1.1.8.2.4
Self Control:
Aggression
1A.1.1.2.1.1.8.2.5
Self Control:
Abusive Behaviour
1A.1.1.2.1.1.8.2.6
Self Control:
セルフ・コントロー
Distorted Thoughts ル:歪んだ思考
1A.1.1.2.1.1.8.2.7
Self Control:
Infection
セルフ・コントロール:感染とは、セルフ・コントロールの一つで、次のような固
セルフ・コントロー セルフコントロール: 有の特徴をもつ:感染を減らす活動を推進したり、感染の徴候や症状を検査
ル:感染
カンセン
またはモニターしたり、あるいは感染症の治療を受けたりして、感染のもととな
る行動を自己抑制すること。
1A.1.1.2.1.1.8.2.8
Self Control:
Bowel Continence
セルフ・コントロール:便コンチネンスとは、セルフ・コントロールの一つで、次
セルフ・コントロー セルフコントロール:
のような固有の特徴をも:腸からの便通のコントロールを自己抑制または推進
ル:便コンチネンス ベンコンチネンス
すること。
セルフ・コントロール:恐怖とは、セルフ・コントロールの一つで、次のような固
セルフ・コントロー セルフコントロール:
有の特徴をもつ:恐怖の予兆や原因を除去することによって、はっきりとした
ル:恐怖
キョウフ
原因からくる警戒心を自己抑制すること。
セルフ・コントロール:攻撃性とは、セルフ・コントロールの一つで、次のような
セルフ・コントロー セルフコントロール:
固有の特徴をもつ:他者に対する攻撃的、戦闘的、破壊的な行為を自己抑
ル:攻撃性
コウゲキセイ
制すること。
セルフ・コントロール:虐待行動とは、セルフ・コントロールの一つで、次のよう
セルフ・コントロー セルフコントロール:
な固有の特徴をもつ:他者に対する虐待や軽視を避けるために、自分の行
ル:虐待行動
ギャクタイコウドウ
動を自己抑制、管理すること。
セルフ・コントロール:歪んだ思考とは、セルフ・コントロールの一つで、次のよ
セルフコントロール:
うな固有の特徴をもつ:知覚過程や思考過程における混乱を自己抑制する
ユガンダシコウ
こと。
46
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.8.2.9
Self Control:
Urinary
Incontinence
セルフ・コントロール:尿コンチネンスとは、セルフ・コントロールの一つで、次
セルフ・コントロー セルフコントロール:
のような固有の特徴をもつ:尿の排出のコントロールを自己抑制または推進
ル:尿コンチネンス ニョウコンチネンス
すること。
1A.1.1.2.1.1.9
Energy
エネルギー
エネルギー
エネルギーとは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:行為を
実施したり、働いたり、力強い活動を行ったりする能力と意欲を示すこと。
1A.1.1.2.1.1.9.1
Energy
Conservation
エネルギー保存
エネルギーホゾン
エネルギー保存とは、エネルギーの一つで、次のような固有の特徴をもつ:
活動を開始し、それを持続するためのエネルギーを積極的に管理すること。
1A.1.1.2.1.1.9.2
Endurance
耐久力
タイキュウリョク
耐久力とは、エネルギーの一つで、次のような固有の特徴をもつ:エネル
ギーを長時間にわたって維持、集中、回復し、長期的な重圧に耐えること。
1A.1.1.2.1.1.9.2.1
Activity
Intolerance
活動不耐性
カツドウフタイセイ
活動不耐性とは、耐久力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:エネル
ギーを持続する能力の欠如。必要もしくは望ましい日常活動を持続したり完
了したりする生理的または精神的なエネルギーが不十分なこと。体力を消耗
してすぐに疲れること。
1A.1.1.2.1.1.9.2.2
Burn Out Syndrome
もえつき症候群
もえつき症候群とは、耐久力の一つで、次のような固有の特徴をもつ:長期
モエツキショウコウグ 間にわたる慢性的なストレス、孤立無縁、尊敬の念に満ちた関係の欠如、外
ン
圧、現実と期待との間の葛藤などからくるエネルギーの枯渇で、身体的な疾
病を伴う。
1A.1.1.2.1.1.10
Belief
信念
シンネン
信念とは、自己認識の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人の意見を踏
まえたうえで、行為を実施または放棄すること。
1A.1.1.2.1.1.10.1
Health Belief
健康信念
ケンコウシンネン
健康信念とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:健康行動に影
響を及ぼす個人的確信。
1A.1.1.2.1.1.10.1.1
Health Belief:
健康信念:遂行能 ケンコウシンネン:ス 健康信念:遂行能力とは、健康信念の一つで、次のような固有の特徴をも
Ability to Perform 力
イコウノウリョク
つ:特定の健康行動を遂行できるという個人的確信。
1A.1.1.2.1.1.10.1.2
Health Belief:
Control
健康信念:コント
ロール
健康信念:コントロールとは、健康信念の一つで、次のような固有の特徴をも
ケンコウシンネン:コ
つ:健康行動を遂行し、健康状態に影響を及ぼすための十分な手段を備え
ントロール
ているという個人的確信。
47
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.1.10.1.3
Health Belief:
Resource
健康信念:資源
ケンコウシンネン:シ 健康信念:資源とは、健康信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:健
ゲン
康行動を遂行するための十分な手段を備えているという個人的確信。
1A.1.1.2.1.1.10.1.4
Health Belief:
Threat
健康信念:脅威
ケンコウシンネン:
キョウイ
1A.1.1.2.1.1.10.1.5
Health Belief:
Orientation
健康信念:健康志 ケンコウシンネン:ケ 健康信念:健康志向とは、健康信念の一つで、次のような固有の特徴をも
向
ンコウシコウ
つ:健康と健康行動が何よりも大切なものであるという個人的見解。
1A.1.1.2.1.1.10.2
Value Belief
(Values)
価値信念(価値
観)
健康信念:脅威とは、健康信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:深
刻な健康問題を抱えており、それが生活様式に悪影響を及ぼす可能性があ
るという個人的確信。
カチシンネン(カチカ 価値信念(価値観)とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:善悪
ン)
についての自分の意見を踏まえたうえで、行為を実施または放棄すること。
1A.1.1.2.1.1.10.3
Religious Belief
信仰
シンコウ
信仰とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分の宗教的な意
見や原則、および自分の生物学的・心理社会的なあり方を支配・統合・超越
する宗教的な信念を踏まえたうえで、行為を実施または放棄する個人的な確
信と性向。
1A.1.1.2.1.1.10.4
Spiritual Belief
霊的信念
レイテキシンネン
霊的信念とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分の生物学
的・心理社会的なあり方を支配、統合、超越する宗教的な信念を踏まえたう
えで、行為を実施または放棄する個人的な確信と性向。
1A.1.1.2.1.1.10.5
Cultural Belief
文化的信念
ブンカテキシンネン
文化的信念とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分自身の
文化を踏まえたうえで、行為を実施または放棄する個人的な確信と性向。
1A.1.1.2.1.1.10.6
Reality Belief
現実に関する信念
ゲンジツニカンスル
シンネン
現実に関する信念とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:社会
と自然界の仕組みに関する個人的な信念。
1A.1.1.2.1.1.10.7
Delusion (False
Belief)
妄想(誤った信念)とは、信念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:適切
な外部刺激がないままにもたらされる固定的な誤った信念で、自分自身の知
モウソウ(アヤマッタ
妄想(誤った信念)
識や経験との整合性がないもの。社会と自然界の仕組みに関する個人的な
シンネン)
信念で、道理、議論、説得、自分自身の感覚から得た証拠などによって是正
できないもの。
1A.1.1.2.1.2
Self Concept
自己概念
ジコガイネン
自己概念とは、行為の理由の一つで、次のような固有の特徴をもつ:長期的
に態度を維持または放棄すること。第二の行為の理由。
48
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.1.2.1
英語
訳
Self Consciousness 自己意識
カナ
ジコイシキ
定
義
自己意識とは、自己概念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分が他
者とは別の独立した存在であり、個人的な境界をもちながら、経験したり、欲
求を抱いたり、行動したりするものであるという意見。
1A.1.1.2.1.2.2
Self Esteem
セルフ・エスティームとは、自己概念の一つで、次のような固有の特徴をも
セルフ・エスティー
つ:自分自身およびその価値と能力に関する意見。自分自身に関する信念
セルフ・エスティーム
ム
を言葉に表すこと。自己受容と自己制限を言葉に表すこと。自分自身の否定
的なイメージに対抗すること。称賛、激励、建設的な批評を受容すること。
1A.1.1.2.1.2.3
Body Image
ボティ・イメージ
1A.1.1.2.1.2.4
パーソナル・アイデンティティとは、自己概念の一つで、次のような固有の特
パーソナル・アイデ
パーソナル・アイデン
徴をもつ:自分自身のアイデンティティ、価値観、能力、限界、他者の意見、
Personal Identity
ンティティ
ティティ
および、本質的・性格的・質的に同一であるという状態などに関する考え、感
情、態度の複合体。
1A.1.1.2.1.2.4.1
Gender Identity
1A.1.1.2.1.2.4.2
Personality
ボディ・イメージ
ボディ・イメージとは、自己概念の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自
分自身の身体全体、あるいは部分や、外観に関する精神的なイメージ。
ジェンダー・アイデンティティとは、パーソナル・アイデンティティの一つで、次
ジェンダー・アイデ ジェンダー・アイデン
のような固有の特徴をもつ:自分自身の性別に関する考え、感情、態度の複
ンティティ
ティティ
合体。
パーソナリティ
パーソナリティ
パーソナリティとは、パーソナル・アイデンティティの一つで、次のような固有
の特徴をもつ:人が個人として認知されるための行動の特徴や態度の複合
体で、本質的・性格的・質的に時間を経ても変わらないもの。順応性のない
性格障害に関連する。
1A.1.1.2.1.2.4.2.1
Extrovert
Personality
外向的パーソナリ ガイコウテキパーソ
ティ
ナリティ
外交的パーソナリティとは、パーソナリティの一つで、次のような固有の特徴
をもつ:外面的な特徴や態度の複合体で、心の中の感情や思考ではなく、主
として外部の現実や環境に関係するもの。社交的、行動的、断定的、エネル
ギッシュ、熱心、衝動的などといった性格を伴い、感情を伴った表現や話し
方をさす。
1A.1.1.2.1.2.4.2.2
Introvert
Personality
内向的パーソナリ ナイコウテキパーソ
ティ
ナリティ
内向的パーソナリティとは、パーソナリティの一つで、次のような固有の特徴
をもつ:内面的な特徴や態度の複合体で、受動的、内気、控えめ、自己陶酔
的な性格を伴う。
49
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.1.2.4.2.3
Genuineness
純粋
ジュンスイ
純粋とは、パーソナリティの一つで、次のような固有の特徴をもつ:愛情豊
か、温かい、寛容、愛想がよい、親切、思いやりがある、誠実、信頼できる、懐
疑的でも批判的でもない、などの特徴と態度の複合体。
1A.1.1.2.1.2.4.2.4
Integrity
誠実
セイジツ
誠実とは、パーソナリティの一つで、次のような固有の特徴をもつ:正直、道
徳的、円満、健全、責任感がある、素直に感謝する、自己中心的ではない、
などの特徴と態度の複合体。
1A.1.1.2.1.2.4.2.5
Labile Personality
不安定なパーソナ フアンテイナパーソ
リティ
ナリティ
不安定なパーソナリティとは、パーソナリティの一つで、次のような固有の特
徴をもつ:うつろいやすい、不安定、気まぐれなどの特徴と態度の複合体。情
緒的に不安定で、気分が揺れ動く傾向を伴う。
1A.1.1.2.2
Action
行為
行為とは、人に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人
が何かを遂行したり、誰かを介護したり、または行動したりするときのやり方
で、理由があり、それによって説明、理解することができるもの。
1A.1.1.2.2.1
Self Reliant
Action
自己に依拠する行為とは、行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自
自分に依拠する行 ジブンニイキョスルコ
己依拠的な行為または行動で、一人でできるにもかかわらず、必ずしも単独
為
ウイ
でするとは限らないもの。
1A.1.1.2.2.1.1
Self Care
セルフ・ケア
1A.1.1.2.2.1.1.1
セルフ・ケア:清潔保持とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴を
セルフ・ケア:清潔
セルフ・ケア:セイケ
もつ:清潔を保つための継続的な基準を守り、清潔を維持するための原則に
Self Care: Hygiene
保持
ツホジ
従うこと。体を清潔に保って十分に身支度する、体臭をなくす、定期的に手を
洗う、耳、鼻、肛門周囲をきれいにする、滑らかな肌を保つなど。
1A.1.1.2.2.1.1.1.1
セルフ・ケア:入浴とは、セルフ・ケア:清潔保持の一つで、次のような固有の
セルフ・ケア:ニュウヨ
特徴をもつ:たとえばバスタブに出入りすることにより、体の全部または一部を
Self Care: Bathing セルフ・ケア:入浴
ク
水ですすぎ、入浴に必要なアイテムをすべて集め、水栓を開き、体を洗って
乾燥させること。
1A.1.1.2.2.1.1.1.2
セルフ・ケア:体を洗うこととは、セルフ・ケア:清潔保持の一つで、次のような
セルフ・ケア:体を
セルフ・ケア:カラダ
固有の特徴をもつ:水と石鹸を使って全身または体の一部の皮膚を順次こ
Self Care: Washing
洗うこと
ヲアラウコト
すって洗うこと。入浴に必要なものを揃える、水栓を開いて湯を注ぐ、洗桶ま
たはその他の容器を使って体をすすぐ、乾かすなど。
コウイ
セルフ・ケア
セルフ・ケアとは、自分に依拠する行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:自分自身を維持し存続させるため、個人の基本的なニーズを満たしたり、
生活上のニーズや活動に対処するために、必要なケアを行うこと。
50
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.2.1.1.1.3
Self Care:
Grooming
セルフ・ケア:整容とは、セルフ・ケア:清潔保持の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:身だしなみを整えること。ひげ、顔の毛の手入れをする、ひげを
セルフ・ケア:整容 セルフ・ケア:セイヨウ 剃る、髪を櫛やブラシでとかしたりカールをかけたりする、爪をきれいに切っ
て磨く、デオドラントをつける、化粧品などでメーキャップをする、衣服を清潔
で臭わない状態に保つ、容姿を鏡でチェックするなど。
1A.1.1.2.2.1.1.2
Self Care:
Dressing
セルフ・ケア:更衣 セルフ・ケア:コウイ
1A.1.1.2.2.1.1.2.1
Self Care: Putting
セルフ・ケア:チャク
セルフ・ケア:着衣
On Clothes
イ
1A.1.1.2.2.1.1.2.2
Self Care: Taking
Off Clothes
1A.1.1.2.2.1.1.3
セルフ・ケア:摂食とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴をも
セルフ・ケア:セッショ
つ:健康的な食事という形で食物を摂取すること。食物を食べやすい大きさ
Self Care: Feeding セルフ・ケア:摂食
ク
に切る、口まで運ぶ、唇、筋肉、舌を動かして口の中に入れる、および満腹
するまで食べることなど。
1A.1.1.2.2.1.1.4
Self Care:
Drinking
セルフ・ケア:インス
セルフ・ケア:飲水
イ
1A.1.1.2.2.1.1.5
Self Care:
Toiletting
セルフ・ケア:排泄
セルフ・ケア:更衣とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴をも
つ:服装に関する慣習を考えに入れたうえで、状況に合った衣服や履物を、
適切な方法かつ正しい順序で着たり脱いだりすること。
セルフ・ケア:着衣とは、セルフ・ケア:更衣の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:衣服を選んで身につけること。上半身と下半身の衣服のボタンをかけ
る、ファスナー、ジッパーをしめる、靴下、ストッキング、靴、ブーツなどを履く
など。
セルフ・ケア:脱衣とは、セルフ・ケア:更衣の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:上半身と下半身の衣服のボタンをはずしたり、ファスナー、ジッパーを
セルフ・ケア:脱衣 セルフ・ケア:ダツイ
開いたりして、衣服を脱ぐこと。靴下、ストッキング、靴を脱ぐ、衣服をたたむ、
ハンガーにかける、引き出しやクローゼットにしまうなど。
セルフ・ケア:飲水とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴をも
つ:食事中あるいは喉が渇いたときに、適時、流体を摂取すること。液体を
コップまたはグラスから飲む、唇、筋肉、舌を動かして液体を口の中に注ぐ、
渇きがいえるまで飲むことなど。
セルフ・ケア:排泄とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴をも
セルフ・ケア:ハイセ
つ:衛生的に排泄行為を行い、排尿または排便後に排泄器官を拭き、環境
ツ
を保護し感染を防ぐ適切な方法で排泄物を流すこと。
51
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.2.1.1.6
1A.1.1.2.2.1.1.7
1A.1.1.2.2.1.1.7.1
1A.1.1.2.2.1.1.8
1A.1.1.2.2.1.1.8.1
1A.1.1.2.2.1.1.8.2
1A.1.1.2.2.1.1.8.3
英語
Self Care: Sleep‑
Rest Behaviour
Self Care:
Diversional
Activity
Self Care:Leisure
Activity
訳
カナ
定
義
セルフ・ケア:睡眠−休息行動とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有
セルフ・ケア:睡眠 セルフ・ケア:スイミン
の特徴をもつ:眠ったり休息したりするニーズを満たし、睡眠のための機会と
−休息行動
−キュウソクコウドウ
場所を確保し、睡眠・休息時間の計画を立てること。
セルフ・ケア:気分 セルフ・ケア:キブン セルフ・ケア:気分転換とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴を
転換
テンカン
もつ:娯楽、気分転換、刺激、リラックスを目的とする活動を行うこと。
セルフ・ケア:余暇 セルフ・ケア:ヨカカ
活動
ツドウ
セルフ・ケア:余暇活動とは、セルフ・ケア:気分転換の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ゲームやレクリエーション活動を行うこと。
セルフ・ケア:身体活動とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴を
Self Care:
セルフ・ケア:身体 セルフ・ケア:シンタ
もつ:日常生活の中でエクササイズの場所と機会を確保し、身体活動を行うこ
Physical Activity 活動
イカツドウ
と。
エクササイズとは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴
Exercising
エクササイズ
エクササイズ
をもつ:フィットネスや運動能力と健康の維持を目的として、身体活動やエク
ササイズ・プログラムを実施すること。
座ることとは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴をも
Sitting
座ること
スワルコト
つ:横になった状態または立っている状態から、体を動かしてまっすぐに座る
こと。
Transfer of own
移乗とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
移乗
イジョウ
body
ベッドと椅子の間で体を動かして移動すること。
1A.1.1.2.2.1.1.8.4
Turning of own
body
体の向きを変える カラダノムキヲカエル
「体の向きを変える」とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:体を回転させ向きを変えること。
1A.1.1.2.2.1.1.8.5
Standing
起立
起立とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
体を動かしてまっすぐに立つこと。
1A.1.1.2.2.1.1.8.6
Lifting of own
Body
1A.1.1.2.2.1.1.8.7
Pressing
体を持ち上げるこ カラダヲモチアゲル 「体を持ち上げること」とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固
と
コト
有の特徴をもつ:上肢、下肢、頭部を含む体の各部を上に上げること。
「押すこと」とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴を
押すこと
オスコト
もつ:指や手を使って何かに圧力をかけること。手を使って物体に圧力を加
える能力。
キリツ
52
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
1A.1.1.2.2.1.1.8.8
Falling
転倒
テントウ
1A.1.1.2.2.1.1.8.9
Ambulation
移動
イドウ
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.1
Crawling
這うこと
ハウコト
義
転倒とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
体のバランスが崩れたため、または様々な姿勢で体重を支える力が低下した
ために、体が高い位置から低い位置へと急速に落ちること。
移動とは、セルフ・ケア:身体活動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
体をある場所から別の場所へ移動させること。
「這うこと」とは、移動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:手と膝を動か
すことにより、地面に近い位置で体をある場所から別の場所へゆっくり移動さ
せること。
歩行とは、移動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:両足を交互に動か
すことにより、体をある場所から別の場所へ移動すること。体を支え、ゆっくり
した、普通の、あるいは速いペースで歩いたり、階段や坂道を上り下りする能
力。
Walking
歩行
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.2.1
Walking Using
Device
補助具使用による歩行とは、歩行の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
矯正靴、跛行矯正具、杖、添え木、松葉杖、回転器などを使い、両足を交互
補助具使用による ホジョグシヨウニヨル
に動かすことにより、体をある場所から別の場所へ移動すること。体を支え、
歩行
ホコウ
ゆっくりした、普通の、あるいは速いペースで歩いたり、階段や坂道を上り下
りする能力。
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.3
Moving by using a
Wheel Chair
車椅子移動
クルマイスイドウ
1A.1.1.2.2.1.1.9
Health Seeking
Behaviour
保健探索行動
保健探索行動とは、セルフ・ケアの一つで、次のような固有の特徴をもつ:ヘ
ホケンタンサクコウド
ルスケア資源を識別、使用、管理、確保するための予想可能な方法、他者の
ウ
支援を要請、獲得するための容認可能な方法に関する期待。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1
Adherence
Behaviour
アドヒアランス行動とは、保健探索行動の一つで、次のような固有の特徴をも
アドヒアランス行動 アドヒアランスコウドウ つ:一連の行為または行動についての指示に従って、健康を増進し、回復や
リハビリを推進しようとする自主的な行為。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1
Precaution
注意を払うこと
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.2
ホコウ
定
チュウイヲハラウコト
車椅子移動とは、移動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:車椅子に
乗って体をある場所から別の場所へ移動すること。車椅子に乗り降りし、ゆっ
くりした、普通の、あるいは速いペースで車椅子を安全に動かし、縁石、出入
り口、坂道、その他の障害をクリアすること。
「注意を払うこと」とは、アドヒアランス行動の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:何かから自分を守ること。
53
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.1
英語
訳
カナ
アンゼンニカンスル
Safety Precaution 安全に関する注意
チュウイ
定
義
安全に関する注意とは、注意を払うことの一つで、次のような固有の特徴をも
つ:事故および損傷や傷害の原因になるとして知られている危険性を避ける
ための活動や、環境を安全に保つための活動を行うこと。手袋やヘルメットな
ど防護用具の使用を伴う。
避妊具の使用とは、安全に関する注意の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:妊娠しない性行為を可能にする医薬品やコンドームを使用したり、生殖
過程の1つまたはそれ以上を遮断もしくは変更する外科処置を施すことによ
り、妊娠や性感染症を防ぐこと。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.1.1 Contraceptive Use
避妊具の使用
ヒニングノシヨウ
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.2
Abuse Precaution
虐待に関する注意
ギャクタイニカンスル 虐待に関する注意とは、注意を払うことの一つで、次のような固有の特徴をも
チュウイ
つ:身体的、精神的、性的な虐待を防ぐ活動を行うこと。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.2
Self Screening
自己スクリーニング ジコスクリーニング
自己スクリーニングとは、アドヒアランス行動の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:リスク要因を避けるため、あるいは健康問題や疾病に関する初期の
徴候を識別するために、自己検査を行うこと。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.3
Self Medication
服薬自己管理
フクヤクジコカンリ
服薬自己管理とは、アドヒアランス行動の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:医薬品を入手し、安全に保管し、処方どおりに服用し、投薬量を調整し、
処方どおりに用い、適切に処分すること。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.4
Immunisation
Behaviour
予防接種行動
予防接種行動とは、アドヒアランス行動の一つで、次のような固有の特徴をも
ヨボウセッシュコウド
つ:年齢、疾病の種類、旅行先などに応じて、予防可能な伝染病に対する免
ウ
疫を得ること。
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.5
Management of
治療的行動の管
Therapeutic Regime 理
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.5.1
Compliance
1A.1.1.2.2.1.1.9.2
Self Harm
チリョウテキコウドウ
のカンリ
治療的行動の管理とは、アドヒアランス行動の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:特定の健康目標を満たすことのできる疾病療養行動計画を立て、
治療的活動や予防的活動を日常生活に組み込むこと。
コンプライアンス
コンプライアンス
コンプライアンスとは、治療的行動の管理の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:介護者または介護提供者が定めた治療計画に従って、治療要件やヘ
ルスケア要件を満たすための活動を行うこと。
自己危害
ジコキガイ
自己危害とは、保健探索行動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分
自身に危害または損傷を与えることを目的として、意図的な行動を行うこと。
54
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.1
Self Mutilation
自傷
ジショウ
自傷とは、自己危害の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分自身を傷
つけるため、または不安から逃れるために、切り傷や火傷など、組織を損傷
するが致命的ではない危害を自分自身に加えること。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.2
Suicide Attempt
自殺企図
ジサツキト
自殺企図とは、自己危害の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分自身
を殺するため、または自殺をするといって脅すために、自己破壊につながる
行動を意図的に行うこと。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.3
Suicide
自殺
ジサツ
自殺とは、自己危害の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分自身に死
をもたらす致命的な行動を行うこと。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.4
Drug Use: Overdose
薬物使用:過剰摂取とは、自己危害の一つで、次のような固有の特徴をも
薬物使用:過剰摂 ヤクブツシヨウ:カジョ
つ:致命的な量の薬物を意図的に摂取すること。薬物中毒、習慣的な薬物
取
ウセッシュ
使用などに関連する。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.5
Compulsive
Behaviour
強迫行動
キョウハクコウドウ
強迫行動とは、自己危害の一つで、次のような固有の特徴をもつ:日常的な
機能を妨げる反復的な行動や、不安や脅迫観念を軽減するための反復的な
行為。反復的な手洗い、計算、分類などに関連する。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.5 1
Compulsive Eating
強迫的摂食
キョウハクテキセッ
シュ
強迫的摂食とは、強迫行動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:反復的
摂食。空腹でないにもかかわらず食べたいという抵抗不可能な欲求からくる
行動で、不安を軽減するために食べ物を摂取することに関連する。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.5.2
Bulimia
過食
1A.1.1.2.2.1.2
Domestic Care
日常生活の維持
1A.1.1.2.2.1.2.1
Provision of
Necessities
日常必需品の調
達
1A.1.1.2.2.1.2.1.1
Hunting
狩猟
過食とは、強迫行動の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食べ物に対す
る底なしの渇望、過度の食欲、大食いなどに関連した行動で、食後は意図的
な嘔吐を行う。鬱状態や自己剥奪などに関連する。
日常生活の維持とは、自分に依拠する行為の一つで、次のような固有の特
ニチジョウセイカツノ 徴をもつ:自分の住まいの環境を整え、必要品を揃えること。生活の場として
イジ
の家や家庭のケアをすること。日常的な活動のために、家や家庭を維持する
こと。
日常必需品の調達とは、日常生活の維持の一つで、次のような固有の特徴
ニチジョウヒツジュヒ
をもつ:取引、買い物、採取、製造、狩猟、漁獲、農耕、作物の栽培などに
ンノチョウタツ
よって、日常生活を維持するために必要なものを調達すること。
狩猟とは、日常必需品の調達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:狩猟
シュリョウ
によって獲物を手に入れ、日常生活を維持するために必要な食料を調達す
ること。
カショク
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
1A.1.1.2.2.1.2.1.2
Fishing
漁獲
ギョカク
1A.1.1.2.2.1.2.1.3
Farming
農耕
ノウコウ
1A.1.1.2.2.1.2.1.4
Shopping
買い物
カイモノ
定 義
漁獲とは、日常必需品の調達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:漁獲
によって獲物を手に入れ、日常生活を維持するために必要な食料を調達す
ること。
農耕とは、日常必需品の調達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:農作
業や作物の栽培をして、日常生活を維持するために必要な食糧を調達する
こと。
買い物とは、日常必需品の調達の一つで、次のような固有の特徴をもつ:日
常生活を維持するために必要なものを買うこと。家庭で必要なものの購入、
交易、交換を行うこと。
1A.1.1.2.2.1.2.2
Homemaking
家庭環境の整備
家庭環境の整備とは、日常生活の維持の一つで、次のような固有の特徴をも
カテイカンキョウのセ つ:環境や住居を快適で居心地よいものに整えたり、適切な配慮をすること。
イビ
自分自身や他者がくつろげるようにすること。安全で管理の行き届いた家庭
にすること。
1A.1.1.2.2.1.2.3
Housekeeping
家事
カジ
家事とは、日常生活の維持の一つで、次のような固有の特徴をもつ:住居や
家を管理すること。掃除や調理に関連する。
1A.1.1.2.2.1.2.3.1
Cooking
調理
チョウリ
調理とは、家事の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食べ物や食事を提
供すること(質・量ともに)。食事の準備をし、食料を貯え、日常生活を維持す
るために必要な食べ物を提供・配分すること。
1A.1.1.2.2.1.2.3.2
Cleaning
掃除
ソウジ
掃除とは、家事の一つで、次のような固有の特徴をもつ:部屋、家具、家庭内
備品、環境の埃取り、洗浄、清掃を行うこと。汚れ物やゴミを処分すること。
1A.1.1.2.2.1.2.3.3
Laundering
洗濯
センタク
洗濯とは、家事の一つで、次のような固有の特徴をもつ:衣服の洗浄し、乾燥
させ、アイロンをかけたり整頓したりすること。
1A.1.1.2.2.1.2.3.4
Home Maintenance
住居の修繕
ジュウキョノシュウゼ 住居の修繕とは、家事の一つで、次のような固有の特徴をもつ:家庭内の修
ン
理、および家や住居の保守を行うこと。
1A.1.1.2.2.1.2.3.5
Finance
家計
カケイ
家計とは、家事の一つで、次のような固有の特徴をもつ:家庭の経済を管理
し、金銭的な事柄や問題を扱うこと。
55
56
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
収入とは、家計の一つで、次のような固有の特徴をもつ:家庭の定期的な財
源である金銭またはその同等品を管理すること。週、月、年単位での獲得が
予測される家計資源。安定や安全を確保し、基本的なニーズを満たすため
に、労働やサービスの対価として定期的に金銭を受け取ること。
1A.1.1.2.2.1.2.3.5.1
Income
収入
シュウニュウ
1A.1.1.2.2.1.3
Life Style
Activity
ライフスタイル活動
ライフスタイル活動とは、自分に依拠する行為の一つで、次のような固有の特
ライフスタイルカツド
徴をもつ:長期的に健康に影響を及ぼすことが明らかな活動を繰り返し行うこ
ウ
とで、ライフスタイル・パターンとして習慣化しているもの。
1A.1.1.2.2.1.3.1
Substance Use
有害物質常用
有害物質常用とは、ライフスタイル活動の一つで、次のような固有の特徴をも
ユウガイブッシツジョ
つ:健康に有害だったり、中毒の恐れがある物質を、治療以外の目的で定期
ウヨウ
的に使用すること。
1A.1.1.2.2.1.3.1.1
Tobacco Use
喫煙
キツエン
喫煙とは、有害物質常用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:シガレッ
ト、葉巻、パイプタバコ、噛みタバコ、嗅ぎタバコなどを、刺激剤として定期的
に使用すること。
1A.1.1.2.2.1.3.1.2
Alcohol Use
飲酒
インシュ
飲酒とは、有害物質常用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ワイン、
ビール、蒸留酒などを刺激剤として日常的に飲むこと。
1A.1.1.2.2.1.3.1.3
Drug Use
薬物常用
ヤクブツジョウヨウ
薬物常用とは、有害物質常用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:麻薬
などの薬や薬物を、治療以外の目的で日常的に使用すること。
1A.1.1.2.2.2
Interdependent
Action
相互依存行為
ソウゴイゾンコウイ
相互依存行為とは、行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自分自身
ならびに他者に依存する行為。
1A.1.1.2.2.2.1
Social Interaction 社会的相互作用
1A.1.1.2.2.2.1.1
Networking
ネットワーキング
ネットワーキング
ネットワーキングとは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:個人間で情報の中継や伝達、連絡、経験の共有を行うために、相互結合
システムを用いて支援網を構築すること。
1A.1.1.2.2.2.1.2
Supporting
支え合い
ササエアイ
支え合いとは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人
の安寧を推進する行為で、手助け、頼りになる援助、信頼、接触時間、労働
力、材料、商品などを提供すること。
1A.1.1.2.2.2.1.3
Involving
参画
サンカク
参画とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:他者と
関わり、他者に関心をもち、他者を進んで助ける気持ちを示すこと。
シャカイテキソウゴサ 社会的相互作用とは、相互依存行為の一つで、次のような固有の特徴をも
ヨウ
つ:個人間や集団間の相互的・社会的な交流、参加、交換。
57
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.2.2.1.4
1A.1.1.2.2.2.1.4.1
英語
Relating
Energized
Relationship
訳
カナ
定
義
関わり合いとは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:1
人またはそれ以上の個人との安定した(または変化のある)関係を確立もしく
は継続する行為。
関わり合い
カカワリアイ
関係の活性化
関係の活性化とは、関わり合いの一つで、次のような固有の特徴をもつ:柔
軟性のある役割分担、感じたことや感情の自由な表現、人々の間のオープン
カンケイのカッセイカ な愛情、調和のとれた目標などから生まれる行為。ともにレジャーを楽しむこ
とや、ほかの社会集団との有意義な関係をもったり、責任、価値観、信念、伝
統を共有すること。
社会化とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:個人
が、集団や社会の期待と規範に従って生活することを学ぶプロセス。模倣、
家族間の相互作用、教育制度を通して、信念、習慣、価値観、認められた行
動様式などを学ぶこと。社会が個人を統合するプロセス。
1A.1.1.2.2.2.1.5
Socialisation
社会化
シャカイカ
1A.1.1.2.2.2.1.6
Social Harmony
社会的調和
社会的調和とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
シャカイテキチョウワ 個人間または集団間の平和で快適な状態。2人またはそれ以上の人の間で
の合意、および同じ場所に帰属するという意識。
1A.1.1.2.2.2.1.7
Social Solidarity
社会的結束
シャカイテキケッソク
社会的結束とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
2人またはそれ以上の人が、感情、態度、振る舞いを同じようにすること。
1A.1.1.2.2.2.1.8
Social Alliance
社会的結びつき
社会的結びつきとは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をも
シャカイテキムスビツ つ:共通の目的または目標のために、他者と緊密な関係や合意を築いたり、
キ
共通の目的をもつこと。結婚やその他の家庭的絆(宗教や民族主義)を通し
た関係と関連する。
1A.1.1.2.2.2.1.9
Social Conflict
社会的不和
シャカイテキフワ
社会的不和とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
意見の不一致を原因とする対立または抗争。
1A.1.1.2.2.2.1.9.1
Intergenerational
Conflict
世代間葛藤
セダイカンカットウ
世代間葛藤とは、社会的不和の一つで、次のような固有の特徴をもつ:世代
間の対立で、思考、アイデア、目標についての世代間の対立や不一致に関
連するもの。
58
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
義
攻撃性とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:生来
の気質または防御メカニズムを原因とした、身体、口頭、あるいは象徴的な表
現を用いた強い自己主張や態度。自分自身または他者に対する建設的また
は破壊的な行為という形をとる。
1A.1.1.2.2.2.1.10
Aggression
攻撃性
1A.1.1.2.2.2.1.11
Violence
(Violence:
Directed at
Others)
暴力(他者への暴力)とは、社会的相互作用の一つで、次のような固有の特
暴力(他者への暴 ボウリョク(タシャヘノ 徴をもつ:傷害、虐待、攻撃を目的として、強制的な示威行為をしたり、力も
力)
ボウリョク)
しくは権限を不正に行使すること。他者に対する暴力的な、攻撃的な、有害
な、違法な、または文化的に禁止された行為。権力抗争または紛争の状態。
1A.1.1.2.2.2.1.11.1
Hostility
敵意
1A.1.1.2.2.2.1.11.2
Intrusiveness
プライバシーの侵 プライバシーノシンガ プライバシーの侵害とは、暴力(他者への暴力)の一つで、次のような固有の
害
イ
特徴をもつ:他者のプライバシー領域を犯す行為。
1A.1.1.2.2.2.1.11.3
Abuse
虐待
ギャクタイ
虐待とは、暴力(他者への暴力)の一つで、次のような固有の特徴をもつ:暴
行やいじめを目的として身体的または精神的な攻撃を加えること。
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.1
Child Abuse
小児虐待
ショウニギャクタイ
小児虐待とは、虐待の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子どもに、暴
行、攻撃、虐待を加える行為で、家庭内の虐待、違法行為または文化的に
禁じられた行為に関連する。
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.2
Spouse Abuse
配偶者虐待
配偶者虐待とは、虐待の一つで、次のような固有の特徴をもつ:配偶者に暴
ハイグウシャギャクタ
行、攻撃、虐待を加える行為で、違法行為または文化的に禁じられた行為に
イ
関連する。
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.3
Sexual Abuse
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.3.1 Incest
コウゲキセイ
定
テキイ
敵意とは、暴力(他者への暴力)の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
苦々しさや憎しみを抱くこと。および、他者を脅迫したり危害を加えること。
性的虐待
セイテキギャクタイ
性的虐待とは、虐待の一つで、次のような固有の特徴をもつ:性的な虐待、
攻撃、愛玩、または性的な行為を強要すること。違法行為または文化的に禁
じられた行為に関連する。法的な定義は文化や国によって異なるが、性的虐
待は違法行為または文化的に禁じられた行為とみなされている。
近親相姦
キンシンソウカン
近親相姦とは、性的虐待の一つで、次のような固有の特徴をもつ:血縁者と
性的な関係をもつこと。家族をはじめとする近親者による暴力犯罪。小児虐
待に関連する。
59
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.3.2 Rape
1A.1.1.2.2.2.1.11.4
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.1
Mutilation
訳
レイプ
身体への危害
Genital Mutilation 割礼
Female Genital
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.1.1
Mutilation
女性器割礼
カナ
定
義
レイプ
レイプとは、性的虐待の一つで、次のような固有の特徴をもつ:性的な関係
や行為を強要することによる攻撃で、暴力による威嚇の下で行われる犯罪。
シンタイヘノキガイ
身体への危害とは、暴力(他者への暴力)の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:手足を切断したり、皮膚や器官に火傷を負わせることにより、体を部
分的に破壊したり、損傷を与えたり負傷させたりすること。衝動的な行為、意
図的または計画的な拷問、文化的な習慣や宗教的な信念などに関連する。
カツレイ
割礼とは、身体への危害の一つで、次のような固有の特徴をもつ:男性また
は女性の幼児、小児、成人の外部生殖器の一部または全部を切除すること。
人生における通過儀礼として文化的な習慣や宗教的な信念によって正当化
されている場合もある。
ジョセイキカツレイ
女性器割礼とは、割礼の一つで、次のような固有の特徴をもつ:女性の外部
生殖器の一部または全部を切除すること。女性の幼児、小児、成人の生殖
器を切除または損傷すること。それによって、成長後の性的機能、妊娠、分
娩を妨げること。人生における通過儀礼として文化的な習慣や宗教的な信念
によって正当化されている場合もある。
Male Genital
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.1.2
Mutilation
男性器割礼
ダンセイキカツレイ
男性器割礼とは、割礼の一つで、次のような固有の特徴をもつ:男性の幼
児、小児、成人の外部生殖器の一部または全部を切除すること。人生におけ
る通過儀礼として文化的な習慣や宗教的な信念によって正当化されている
場合もある。ただし、男性器の包皮切除は除かれる。
1A.1.1.2.2.2.1.11.5
Infanticide
間引き
マビキ
間引きとは、暴力(他者への暴力)の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
胎児または乳幼児を殺すこと。一部の社会では、家族の構成員数を適正に
するために、出生直後の乳幼児を殺す伝統的な習慣がある。
1A.1.1.2.2.2.2
Role Interaction
役割相互作用
ヤクワリソウゴサヨウ
役割相互作用とは、相互依存行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
他者から求められる暗示的または明示的な期待、役割、行動基準に従って
相互作用を行うこと。
ヤクワリスイコウ
役割遂行とは、役割相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:自然
発生的または組織的な活動において相互作用を行うこと。ゲームに参加する
こと、娯楽に専念することなどの場面で見られる。主に子どもの発達段階に関
係する。
1A.1.1.2.2.2.2.1
Play Role
役割遂行
60
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.1.2.2.2.2.2
1A.1.1.2.2.2.2.3
1A.1.1.2.2.2.2.4
1A.1.1.2.2.2.2.5
英語
Student Role
Work Role
Gender Role
Caregiver Role
1A.1.1.2.2.2.2.6
Parental Role
1A.1.1.2.2.2.2.6.1
Maternal Role
訳
学生役割
仕事役割
ジェンダー役割
介護者役割
親役割
母親役割
カナ
定
義
ガクセイヤクワリ
学生役割とは、役割相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:学生
であるというアイデンティティと責任に従って相互作用を行うこと。学校に在籍
していたり、教育を受けていることに対して期待される行動。主に青年期の知
的発達と人格の発達に関係する。
シゴトヤクワリ
仕事役割とは、役割相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:業務
上の義務という責任に従って相互作用を行うこと。被雇用者は労働要件を
守って行動するものであるという期待。適切または不適切な仕事役割行動に
関して、雇用者、被雇用者、同僚、組織、社会がもつ期待の内在化。
ジェンダーヤクワリ
ジェンダー役割とは、役割相互作用の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:男性または女性であるというアイデンティティに従って相互作用を行うこ
と。男性あるいは女性としての適切または不適切な役割行動に関して、個人
と社会がもつ期待を内在化し、そうした期待を行動や価値観として表現する
こと。
カイゴシャヤクワリ
介護者役割とは、役割相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:誰
かを介護するという責任に従って相互作用を行うこと。介護者としての適切ま
たは不適切な役割行動に関して、保健機関、保健専門家、家族、社会がも
つ期待を内在化し、そうした期待を行動や価値観として表現すること。主に扶
養家族の介護に関係する。
オヤヤクワリ
親役割とは、役割相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:親であ
るという責任に従って相互作用を行うこと。親としての適切または不適切な役
割行動に関して、家族構成員、友人、社会がもつ期待を内在化し、そうした
期待を行動や価値観として表現すること。主に扶養児童の最適な成長や発
達の促進に関係する。
ハハオヤヤクワリ
母親役割とは、親役割の一つで、次のような固有の特徴をもつ:母親であると
いう責任に従って相互作用を行うこと。妊婦あるいは母親としての適切または
不適切な役割行動に関して、家族構成員、友人、社会がもつ期待を内在化
すること。
61
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
義
父親役割とは、親役割の一つで、次のような固有の特徴をもつ:父親であると
いう責任に従って相互作用を行うこと。父親としての適切または不適切な役
割行動に関して、家族構成員、友人、社会がもつ期待を内在化すること。
1A.1.1.2.2.2.2.6.2
Paternal Role
父親役割
1A.1.1.2.2.2.3
Caretaking
ケアの提供
1A.1.1.2.2.2.4
Sexual Interaction 性的相互作用
1A.1.1.2.2.2.4.1
Sexual Intercourse 性交
1A.1.1.2.2.2.4.2
Promiscuity
1A.1.1.2.2.2.4.3
セクシュアル・ハラスメントとは、性的相互作用の一つで、次のような固有の特
セクシュアル・ハラ
セクシュアル・ハラス
徴をもつ:性的な動機の下に、1人またはそれ以上の他者に、身体的または
Sexual Harassment
スメント
メント
言葉による暴行を加えること。権力を行使して、均等な機会、プライバシー、
暴行からの自由に関する被害者の権利を剥奪すること。
1A.1.1.2.2.2.4.4
公然猥褻とは、性的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:性的
な動機の下に、他者のプライバシーを犯し、他者の品位を汚し、権力を行使
し、自分自身の性的な感情を高めるために、1人またはそれ以上の他者の前
で性器を露出すること。
1A.1.1.2.2.2.5
Indecent Exposure
Communication
乱交
公然猥褻
チチオヤヤクワリ
定
ケアの提供とは、相互依存行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:必
要とされるときにケアを提供すること。あらゆる年齢層の基本的なニーズを支
援すること。養育、激励、扶養などと関連することが多い。
性的相互作用とは、相互依存行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
セイテキソウゴサヨウ 個人間における性的な欲求、価値観、態度、活動を、行動として表現するこ
と。
性交とは、性的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:通常は2
セイコウ
人の異性の間の性的な行為。相互の興奮とオルガスムを目的とする性的な
結合。
ケアのテイキョウ
ランコウ
コウゼンワイセツ
コミュニケーション コミュニケーション
乱交とは、性的相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:無差別に
または多くのパートナーと性行為を行うこと。性感染症が広まるリスクを伴う。
コミュニケーションとは、相互作用の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人
および集団の間で、言語・非言語行動、対面での会話、電子メールや電話な
どの遠隔通信手段により、情報、メッセージ、感情、思考を伝達または交換
する行為。
62
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.1.2.2.2.5.1
Expressive
Communication
表出的コミュニ
ケーション
表出的コミュニケーションとは、コミュニケーションの一つで、次のような固有
ヒョウシュツテキコミュ
の特徴をもつ:言語・非言語メッセージを表出し、解釈し、発する行為と能
ニケーション
力。書き文字、話し言葉、ボディ・ランゲージを使うこと。
1A.1.1.2.2.2.5.1.1
Contacting
接触
セッショク
接触とは、表出的コミュニケーションの一つで、次のような固有の特徴をもつ:
情報の収集および関係やネットワークの構築を目的として、他者とコミュニ
ケーションをとる行為と能力。
1A.1.1.2.2.2.5.1.2
Lying
虚言
キョゲン
虚言とは、表出的コミュニケーションの一つで、次のような固有の特徴をもつ:
対立とその結末を避けるため、あるいは責任を回避するため、または他者を
傷つけるのを避けるために、意図的に虚偽の説明を行う行為。
1A.1.1.2.2.2.5.1.3
Crying
泣くこと
ナクコト
泣くこととは、表出的コミュニケーションの一つで、次のような固有の特徴をも
つ:苦痛や恐れに対する任意の行為、または無意識の発声。あるいは驚きに
対する反射的な作用。または憂鬱さや悲嘆に対する情緒的な反応。
1A.1.1.2.2.2.5.2
Receptive
Communication
受容的コミュニ
ケーション
受容的コミュニケーションとは、コミュニケーションの一つで、次のような固有
ジュヨウテキコミュニ
の特徴をもつ:書き文字、話し言葉、ボディ・ランゲージによって、言語・非言
ケーション
語メッセージや印象を受け取ったり、解釈したり、認識する行為と能力。
1A.1.1.2.2.2.5.2.1
Listening
聴くこと
キクコト
聴くこととは、受容的コミュニケーションの一つで、次のような固有の特徴をも
つ:他者の話を聞くための努力をすること。他者が言うことを注意深く聞くこ
と。他者の話を聞いてそれに答えること。
1A.1.2
Group
シュウダン
集団とは、人間に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
社会的な単位または集合体とみなされる人間の集団。グループ全体から構
成される社会的な単位には、グループの一員である個人および個人間の関
係以外に何かがあるとみなされる。
カゾク
家族とは、集団に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
血縁関係あるいは情緒的または法的な関係(重要他者)によって結ばれた構
成員からなる社会的な単位または集合体。社会的単位としての家族は、それ
を構成する個人(重要他者も含む)およびその個人同士の血縁、縁戚関係、
情緒的・法的関係の総和以上のものである。
1A.1.2.1
Family
集団
家族
63
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
カゾクカテイ
定
義
家族過程とは、家族に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:家族構成員の間の関係を作り出す継続的かつ積極的もしくは消極的な
相互作用およびパターン。
1A.1.2.1.1
Family Process
家族過程
1A.1.2.1.1.1
Marital
Satisfaction
結婚生活に対する満足とは、家族過程の一つで、次のような固有の特徴をも
結婚生活に対する ケッコンセイカツニタ
つ:夫婦間または家族内のカップル間での継続的な欲求の充足、情緒的な
満足
イスルマンゾク
満足、認め合い。
1A.1.2.1.1.2
Family Planning
家族計画
カゾクケイカク
家族計画とは、家族過程の一つで、次のような固有の特徴をもつ:慣習法、
家族内の理想的または容認可能な子どもと成人の数。男女の相対的な価値
観などを踏まえたうえで、家族の子どもの数と出産間隔を調整する行動過
程。
1A.1.2.1.1.2.1
Pregnancy
Promotion
受胎促進
ジュタイソクシン
受胎促進とは、家族計画の一つで、次のような固有の特徴をもつ:基礎体温
やその他の生理的指標を用いた排卵のモニタリングなど、受胎とその生理的
過程を促進する行為と行動過程。
1A .1.2.1.1.2.1.1
Pregnancy
Promotion:
Infertility
受胎促進:不妊
ジュタイソクシン:フ
ニン
受胎促進:不妊とは、受胎促進の一つで、次のような固有の特徴をもつ:検
査、不妊治療、生物学的な親になること以外の代替計画など、妊娠できない
場合にとる対策。
1A.1.2.1.1.2.1.2
Pregnancy
Promotion:
Abortion Risk
受胎促進:流産の ジュタイソクシン:リュ 受胎促進:流産のリスクとは、受胎促進の一つで、次のような固有の特徴をも
リスク
ウザンのリスク
つ:計画していた子どもを失うリスクがある場合にとる対策を計画すること。
1A.1.2.1.1.2.2
Unintended
Pregnancy
予定外の妊娠
ヨテイガイノニンシン
予定外の妊娠とは、家族計画の一つで、次のような固有の特徴をもつ:計画
外または予定外の妊娠や出産に関連してとる対策。
1A.1.2.1.1.2.3
Pregnancy
Prevention
避妊
ヒニン
避妊とは、家族計画の一つで、次のような固有の特徴をもつ:避妊法などの
採用によって、大家族になるのを防ぐ行為。
1A.1.2.1.1.2.4
Termination of
Pregnancy
妊娠の終結
妊娠の終結とは、家族計画の一つで、次のような固有の特徴をもつ:堕胎に
ニンシンのシュウケツ よって、計画外の妊娠、望まない妊娠、母体の生命を脅かす妊娠を終結させ
る行為。
1A.1.2.1.1.3
Child Bearing
出産
シュッサン
出産とは、家族過程の一つで、次のような固有の特徴をもつ:妊娠して親に
なる準備をするための行動。親としての適切または不適切な役割行動に関し
て、家族、友人、社会がもつ期待の内在化。
64
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.2.1.1.4
Parenting
ペアレンティング
ペアレンティング
ペアレンティングとは、家族過程の一つで、次のような固有の特徴をもつ:親
になるという責任を引き受けること。新生児を進んで家族の一員として受け入
れること。子どもの成長と発達がもっとも適切に図られるようにすること。親とし
ての適切または不適切な役割行動に関して、家族、友人、社会がもつ期待
の内在化。
1A.1.2.1.1.4.1
Bonding
結びつき
ムスビツキ
結びつきとは、ペアレンティングの一つで、次のような固有の特徴をもつ:乳
幼児と親の間のアタッチメント。愛の絆の形成。分娩時から小児期にかけて
徐々に消えていく。
1A.1.2.1.1.4.1.1
Mother Child
Attachment
母子アタッチメント ボシアタッチメント
母子アタッチメントとは、結びつきの一つで、次のような固有の特徴をもつ:分
娩時に母子の間に緊密な関係ができ、乳幼児と互いに目を合わせようとし、
乳幼児の指先に触れ、乳幼児を名前で呼ぶこと。
母乳栄養
ボニュウエイヨウ
母乳栄養とは、母子アタッチメントの一つで、次のような固有の特徴をもつ:
母親が乳児に対して適切なアタッチメントを形成して、乳児に声をかけながら
母乳を飲ませ、乳児と触れ合い、乳児の体調や空腹のサインを理解するこ
と。
1A.1.2.1.1.4.1.1.1
Breastfeeding
1A.1.2.1.1.4.1.1.1.1
Infant Sucking
吸啜
キュウテツ
吸啜とは、母乳栄養の一つで、次のような固有の特徴をもつ:乳幼児が母親
の乳を吸っているとき、コンタクトをするとき、母親の合図を理解し始めるとき、
乳首をうまく捕らえるとき、吸い方や舌の位置を直すとき、両方の乳首を少な
くとも5〜10分間、音をたてて吸うとき、満腹して乳首を離すときなどに、母親
との適切なアタッチメントを確立すること。
1A.1.2.1.1.4.2
Child Rearing
子育て
コソダテ
子育てとは、家族過程の一つで、次のような固有の特徴をもつ:子どもの基
本的かつ個人的なニーズを提供し、旧世代から新世代への文化と伝統の伝
達を支援する行動を遂行することにより、子どもの社会化と教育を行うこと。
1A.1.2.1.1.4.2.1
Child Gender
Preference
子どもの性別の好みとは、子育ての一つで、次のような固有の特徴をもつ:
子どもの性別の好 コドモノセイベツノコ
家庭において片方の性の子どもを他方の性の子どもより偏重し、子どもを性
み
ノミ
別によって差別すること。習慣やコミュニティの伝統に関連する。
1A.1.2.1.2
Family Composition 家族構成
カゾクコウセイ
家族構成とは、家族に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:慣習や法律に従った家族の構成。
65
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.1.2.1.3
1A.1.2.2
英語
Family Size
Community
訳
家族人数
コミュニティ
カナ
定
義
カゾクニンズウ
家族人数とは、家族に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:家族を構成する人の数。家族内の理想的または容認可能な子どもと成人
の数についての信念や態度に関連する。
コミュニティ
コミュニティとは、集団に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:社会的な単位または集合体とみなされる人間の集団で、土地や条件の
共有あるいは共通の利害によって結びついた構成員からなる。コミュニティ
全体から構成される社会的な単位には、グループの一員である個人および
それらが土地や条件を共有したり共通の利害をもっているという関係以外
に、何かがあるとみなされる。
コミュニティカテイ
コミュニティ過程とは、コミュニティに関する看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:区切られた地域の中でともに生活し、集合的な利害をもち、
共通の労働機関、教育機関、保健機関、公共サービス、自然条件、人為的
条件をもつコミュニティ構成員の間を関係づける継続的かつ積極的もしくは
消極的な相互作用およびパターン。
1A.1.2.2.1
Community Process
コミュニティ過程
1A.1.2.2.1.1
Community
Management
コミュニティマネージメントとは、コミュニティ過程の一つで、次のような固有の
コミュニティマネジ コミュニティマネジメ
特徴をもつ:コミュニティの問題を掌握、管理、調整、運営する過程または行
メント
ント
為。
1A.1.2.2.2
Community
Composition
コミュニティ構成
コミュニティコウセイ
コミュニティ構成とは、コミュニティに関する看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:慣習や法律に従ったコミュニティの構成。
1A.1.2.2.2.1
Level of Wealth
富裕度
フユウド
富裕度とは、コミュニティ構成の一つで、次のような固有の特徴をもつ:コミュ
ニティの構成員または合法的な実態であるコミュニティ自身の安寧。金銭的
な資源、所有物の相対的な割合。
1A.1.2.2.2.1.1
Tax Income
税収入
ゼイシュウニュウ
税収入とは、富裕度の一つで、次のような固有の特徴をもつ:税収入によっ
てコミュニティが所有する金銭で、コミュニティで生活する人々に安定と安全
を提供し、基本的なニーズを満たし、共通の利益を推進するために用いられ
るもの。
1A.1.2.2.2.1.2
Poverty Level
貧困度
ヒンコンド
貧困度とは、コミュニティ構成の一つで、次のような固有の特徴をもつ:コミュ
ニティまたは社会の構成員のうち、期待されるレベルの基本的ニーズを満た
すための金銭的または物質的な資源が欠乏している人の相対的な割合。
66
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.1.2.2.2.1.3
Unemployment Rate
失業率
シツギョウリツ
失業率とは、コミュニティ構成の一つで、次のような固有の特徴をもつ:収入
のある仕事を得ることのできない人の全体に占める割合。
1A.1.2.2.2.2
Illiteracy Rate
非識字率
ヒシキジリツ
非識字率とは、コミュニティ構成の一つで、次のような固有の特徴をもつ:コ
ミュニティまたはその地域の人口のうち、読み書きができない人の相対的な
割合。
1A.1.2.2.2.3
Crime Rate
犯罪発生率
ハンザイハッセイリツ
犯罪発生率とは、コミュニティ構成の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
コミュニティ内で発生する犯罪の相対的な割合。
1A.1.2.2.2.4
Community Health
コミュニティ保健
コミュニティホケン
コミュニティ保健とは、コミュニティ構成の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:コミュニティにおける健康の相対的な割合。相対的な健康率と疾病率に
関するコミュニティの状態または条件。
1A.1.2.2.2.4.1
Disease Rate
罹患率
リカンリツ
罹患率とは、コミュニティ保健の一つで、次のような固有の特徴をもつ:疾病
を患う人の全体に占める割合。
1A.1.2.2.2.4.2
Death Rate
死亡率
シボウリツ
死亡率とは、コミュニティ保健の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人の
死亡に関する相対的な割合。
1A.1.2.2.2.4.2.1
Infant Death Rate
乳児死亡率
ニュウジシボウリツ
乳児死亡率とは、死亡率の一つで、次のような固有の特徴をもつ:乳幼児の
死亡に関する相対的な割合。
1A.1.2.2.2.4.2.2
Maternal Death
Rate
妊産婦死亡率
ニンサンプシボウリツ
妊産婦死亡率とは、死亡率の一つで、次のような固有の特徴をもつ:出産時
に死亡する女性の相対的な割合。
1A.1.2.2.2.4.3
Immunisation Rate
予防接種実施率
ヨボウセッシュジッシ 予防接種実施率とは、コミュニティ保健の一つで、次のような固有の特徴をも
リツ
つ:特定の疾病について予防接種を受ける人の相対的な割合。
1A.2
Environment
環境
カンキョウ
環境とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間の生命や
発達を取り巻く条件、またはそれらに及ぶ影響。
1A.2.1
Nature
自然
シゼン
自然とは、環境の一つで、次のような固有の特徴をもつ:鉱物、植物、動物、
土地などを含む物質世界のあらゆる現象を引き起こし、人間の生命と発達に
影響を及ぼす物理的な力。
1A.2.1.1
Physical
Environment
物理的環境
ブツリテキカンキョウ
物理的環境とは、自然に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:無機物として分類されるものすべて。
67
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.1.1.1
Water
水
ミズ
水とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:水素と酸素からなる液体化合物。ほとんどの動植物の生命を維持するた
めに必須のものであり、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.1.1.1
Flood
洪水
コウズイ
洪水とは、水に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:大
地に水が溢れ、人間の生命や発達に影響を及ぼすこと。
1A.2.1.1.1.2
Drought
干ばつ
カンバツ
干ばつとは、水に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
長期的な乾燥状態、雨や水の欠如、あるいは大地に影響を及ぼして植物の
成長を妨げるような天候で、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.1.2
Air
空気
クウキ
空気とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:地球を取り巻く透明な気体で、ほとんどの動植物の存続にとって必要
なものであり、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.1.2.1
Wind
風
カゼ
風とは、空気に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:空
気の自然な動き。地表と平行して大気の中を流れる知覚可能な空気の流れ
で、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.1.2.1.1
Tornado
竜巻
タツマキ
竜巻とは、風に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:急
速に回転する漏斗状の雲を伴う破壊的な風で、通過路に沿ってあらゆる物を
破壊することが多く、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.1.2.1.2
Hurricane
ハリケーン
ハリケーン
1A.2.1.1.3
Sunlight
太陽光
タイヨウコウ
1A.2.1.1.3.1
Radiation
放射線
ホウシャノウ
1A.2.1.1.4
Weather
天候
テンコウ
ハリケーンとは、風に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:強風を伴う破壊的な暴風雨で、通常は雨や雷を伴い、人間の生命や発
達に影響を及ぼす。
太陽光とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:太陽系の光と活性エネルギー源で、人間の生命や発達に影響を
及ぼす。
放射線とは、太陽光に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:電磁波や運動する粒子としてエネルギーを放出し、人間の生命や発達に
影響を及ぼすもの。
天候とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:一定の時と場所における大気の状態。温度、気圧、湿度、雲の状
態、およびその他の気象条件の変化に関するもので、人間の生命や発達に
影響を及ぼす。
68
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.1.1.4.1
Cold Weather
寒冷天候
カンレイテンコウ
寒冷天候とは、天候の一つで、次のような固有の特徴をもつ:外気温が人体
の温度よりはるかに低くなるために、人間の生命や発達に影響を及ぼすこ
と。
1A.2.1.1.4.2
Hot Weather
熱暑天候
ネッショテンコウ
熱暑天候とは、天候の一つで、次のような固有の特徴をもつ:外気温が人体
の温度よりはるかに高くなるために、人間の生命や発達に影響を及ぼすこ
と。
1A.2.1.1.4.3
Moisture
湿気
シッケ/シッキ
湿気とは、天候の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間の生命や発達
に影響を及ぼす屋外の湿度や湿り気。
1A.2.1.1.5
Soil
土壌
ドジョウ
土壌とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:植物の生命を支える地球の表層で、人間の生命や発達に影響を及
ぼす。
1A.2.1.1.6
Noise
騒音
ソウオン
騒音とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:うるさいと感じられる音量や音の高さ。
1A.2.1.1.7
Foul Odour
臭気
シュウキ
臭気とは、物理的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:臭覚に不快感を与える悪臭。
1A.2.1.2
Biological
Environment
生物学的環境
セイブツガクテキカン 生物学的環境とは、自然に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
キョウ
徴をもつ:有機物からなる種のすべて。動植物を含む。
1A.2.1.2.1
Animal
動物
ドウブツ
動物とは、生物学的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:感覚能力と任意動作能力を持つ生命体または有機体で、人間の
生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.2.1.1
Microorganism
微生物
ビセイブツ
微生物とは、動物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間の生命や発
達に影響を及ぼす微小な有機体。
1A.2.1.2.1.2
Parasite
寄生虫
キセイチュウ
寄生虫とは、動物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:別の有機体の上
または内部に生息し、その有機体を犠牲にして利益を得る有機体で、人に
害を及ぼすことが多く、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
1A.2.1.2.1.3
Domestic Animal
家畜
カチク
家畜とは、動物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:所有者に帰属する
飼いならされた動物で、人間の生命や発達に影響を及ぼす。
69
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.2.1.2.1.4
英語
Wild Animal
訳
カナ
定
義
ヤセイドウブツ
野生動物とは、動物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:飼いならされて
おらず、家畜化しておらず、管理されていない動物で、人間の生命や発達に
影響を及ぼす。
植物
ショクブツ
植物とは、生物学的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:任意に動くことができず、感覚器官をもたず、一般に光合成によっ
て養分を作り出して成長する生命体で、人間の生命や発達に影響を及ぼ
す。
野生動物
1A.2.1.2.2
Plant
1A.2.2
Human‑Made
Environment
人為的環境
人為的環境とは、環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:人によって作られた人工的な建造物。特定目的のために作られる社
ジンイテキカンキョウ
会的建造物を含み、人間によって計画、設計、創造、建造、交換、再構成さ
れるもの。
1A.2.2.1
Infrastructure
基本的設備
キホンテキセツビ
基本的設備とは、人為的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:道路、橋梁、下水などのような基本的設備で、社会の経済基
盤とみなされるもの。
1A.2.2.1.1
Transportation
Route
交通経路
コウツウケイロ
交通経路とは、基本的設備の一つで、次のような固有の特徴をもつ:陸上、
水上、空中で、人と物を運ぶシステム。たとえば、鉄道、道路、空港、航路、
ドック、港湾、運河など。
1A.2.2.1.1.1
Road
道路
ドウロ
道路とは、交通経路の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人と自動車が
通行する走行路または通路。
1A.2.2.1.1.2
Bridge
橋
ハシ
橋とは、交通経路の一つで、次のような固有の特徴をもつ:道路、通路、鉄道
などを支える構造物で、川、峡谷、道路、鉄道などを横断するもの。
1A.2.2.1.1.3
Railway
鉄道
テツドウ
鉄道とは、交通経路の一つで、次のような固有の特徴をもつ:鉄道線路と駅
からなるシステム。
1A.2.2.1.1.4
Airport
空港
クウコウ
空港とは、交通経路の一つで、次のような固有の特徴をもつ:航空機が離着
陸するスペースを提供する施設。
1A.2.2.1.1.5
Harbour
港湾
コウワン
港湾とは、交通経路の一つで、次のような固有の特徴をもつ:船舶用のス
ペースと避難所を提供する施設。
1A.2.2.1.2
Building
建造物
ケンゾウブツ
建造物とは、基本的設備の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人が使用
するために設計、建設される構造物。
70
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.2.1.2.1
Residential
Building
住宅
ジュウタク
住宅とは、建造物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間に保護とス
ペースを提供する住まい。住居、家庭、あるいは避難所として設計、建設され
る構造物。
1A.2.2.1.2.1.1
Overcrowding
密集
ミッシュウ
密集とは、住宅の一つで、次のような固有の特徴をもつ:安楽さ、安全、プラ
イバシーなどを守るには多すぎる人が居住地を占有したり、そこに住んだりす
ること。プライバシーの欠如や伝染病の危険に関連することが多い。
1A.2.2.1.2.2
Commercial
Building
商業用ビルディン ショウギョウヨウビル
グ
ディング
商業用ビルディングとは、建造物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:商
品の販売、交換、ビジネス・ベンチャー、企業設立などを目的として、営利事
業または商業のために設計、建設される構造物。
1A.2.2.1.2.3
Public Building
公共施設
コウキョウシセツ
公共施設とは、建造物の一つで、次のような固有の特徴をもつ:政府、教育、
保健施設、運輸、通信、市民保護などの公共の基本的設備や、そのシステ
ムを支援するために設計、建設される構造物。
1A.2.2.1.2.3.1
School
学校
ガッコウ
学校とは、公共施設の一つで、次のような固有の特徴をもつ:教育・訓練のた
めに設計、建設される構造物。
1A.2.2.1.2.3.2
Health Care
Facility
医療保健施設
医療保健施設とは、公共施設の一つで、次のような固有の特徴をもつ:医療
イリョウホケンシセツ 保健サービスの提供を支援するために設計、建設される構造物で、病院やク
リニックに関連することが多い。
1A.2.2.1.2.3.3
Prison
刑務所
ケイムショ
刑務所とは、公共施設の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:囚人を
収容するために設計、建設される構造物。被告や罪人を監禁する場所。
1A.2.2.2
Land Development
土地開発
トチカイハツ
土地開発とは、人為的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:人が使用するために土地を設計または再構成すること。
1A.2.2.2.1
Residential
Development
住宅開発
ジュウタクカイハツ
住宅開発とは、土地開発の一つで、次のような固有の特徴をもつ:家の建設
に用いられる土地、および人間の住まい、集合住宅、都市住宅、郊外住宅な
どのための構造物を設計または再構成すること。
1A.2.2.2.2
Agricultural
Development
農地開発
ノウチカイハツ
農地開発とは、土地開発の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食物の栽
培や農耕に用いられる土地を設計または再構成すること。土壌栽培、作物生
産、家畜飼育に関連することが多い。
71
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.2.2.3
Recreational
Development
レクリエーション施設開発とは、土地開発の一つで、次のような固有の特徴を
レクリエーション施 レクリエーションシセ
もつ:公衆のレクリエーションやスポーツに用いられる土地を設計または再構
設開発
ツカイハツ
成すること。
1A.2.2.2.4
Industrial
Development
産業地域開発
産業地域開発とは、土地開発の一つで、次のような固有の特徴をもつ:鉱
サンギョウチイキカイ
業、製造業、貯蔵業、商品流通業に用いられる土地を設計または再構成す
ハツ
ること。
1A.2.2.3
Supply System
供給システム
供給システムとは、人為的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有
キョウキュウシステム の特徴をもつ:人々の生活を支えるために必要な基本的物資やサービスを、
手ごろな価格で提供する供給源と流通。
1A.2.2.3.1
Basic Supply
基本的供給
基本的供給とは、供給システムの一つで、次のような固有の特徴をもつ:
キホンテキキョウキュ
人々の生活を支えるために必要な食料や水を、手ごろな価格で提供する供
ウ
給源と流通。
1A.2.2.3.1.1
Food Supply
食料供給
ショクリョウキョウキュ 食料供給とは、基本的供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間の
ウ
栄養分として使うことのできる手ごろな価格の液体と固体の利用可能性。
1A.2.2.3.1.2
Water Supply
飲料水供給
インリョウスイキョウ
キュウ
飲料水供給とは、基本的供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人間
の生活を支えるために必要な手ごろな価格の純粋な水の利用可能性。
1A.2.2.3.1.3
Famine
飢饉
キガ
飢饉とは、基本的供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:食料全体の
深刻な不足。広い地域に住む人々を養うための食料が不足すること。
1A.2.2.3.2
Service Supply
サービス供給
サービス供給とは、供給システムの一つで、次のような固有の特徴をもつ:公
サービスキョウキュウ 衆のニーズや人々の共通の便益を支えるシステムの利用可能性、割当て、
流通。
1A.2.2.3.2.1
Education and
Training
教育と訓練
キョウイクトクンレン
教育と訓練とは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:教育
および知識、専門知識、職業的能力、芸術的能力の、習得、維持、向上に
関するサービスや事業の提供。
1A.2.2.3.2.2
Work and
Employment
シゴトトコヨウ
仕事と雇用とは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人々
を経済的に支えるために必要な賃金や給与を受給できる仕事、ビジネス、
パートナーシップ、企業取引、専門的な雇用、ベンチャー、事業などを提供
すること。
仕事と雇用
72
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
1A.2.2.3.2.3
英語
Health Service
訳
カナ
定
義
保健医療サービス
保健医療サービスとは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をも
ホケンイリョウサービ
つ:疾病の予防と治療および健康の維持と増進を任務とするクリニック、病
ス
院、有資格職員を提供すること。
1A.2.2.3.2.4
Emergency Service
緊急時サービス
緊急時サービスとは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
火災、洪水、傷害など、緊急対応を必要とする予期せぬ突然の事態が発生
キンキュウジサービス した場合に、適切かつ有用なサービスを提供すること。および、災害や事故
が発生した場合などに、疾病や傷害の予防、治療、抑制を任務とする有資格
職員を提供すること。
1A.2.2.3.2.5
Housing Service
住宅サービス
ジュウタクサービス
住宅サービスとは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:公
衆のニーズを支えるために必要な、適切な避難所、住まい、集合住宅、家を
提供すること。
1A.2.2.3.2.6
Waste Service
廃棄物処理
ハイキブツショリ
廃棄物処理とは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:公
衆のニーズを支えるために必要な、不要なゴミや廃棄物の処理サービスを提
供すること。
1A.2.2.3.2.7
Water Filtration
Service
浄水サービス
ジョウスイサービス
浄水サービスとは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:水
の汚染物を除去して、飲用に適したものにするサービスを提供すること。
1A.2.2.3.2.8
Transportation
Service
交通サービス
コウツウサービス
交通サービスとは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
人々の交通ニーズを満たすために、手ごろな価格で利用できるサービスを提
供すること。
1A.2.2.3.2.9
Electricity
Service
電力供給
デンリョクキョウキュウ
電力供給とは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人々
のニーズを支えるために必要な、加熱用、照明用の電力を提供すること。
1A.2.2.3.2.10
Communication
Service
通信
ツウシン
通信とは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:メッセージ
を送るための電気的、機械的な手段を提供すること。
1A.2.2.3.2.11
Police Service
警察
ケイサツ
警察とは、サービス供給の一つで、次のような固有の特徴をもつ:市民を保
護し、市民を傷害や危険から守り、犯罪を発見、防止する任務を負う機関と
その職員。
1A.2.2.4
Norms and
Attitudes
規範と態度
キハントタイド
規範と態度とは、人為的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:基準や手本および認められた性向と意見。
73
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.2.4.1
Discrimination
差別
サベツ
差別とは、規範と態度に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:処遇において差をつける習俗。共通の属性を有する集団に対して偏愛
や偏見を示すことで、他者は自分とは違う存在であるという認識に関連するこ
とが多い。
1A.2.2.4.1.1
Sexism
性的差別
セイテキサベツ
性的差別とは、差別の一つで、次のような固有の特徴をもつ:性別に基づい
て処遇に差をつけたり、偏愛や偏見を示したりする習俗。
1A.2.2.4.1.2
Racism
人種差別
ジンシュサベツ
人種差別とは、差別の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人種に基づい
て処遇に差をつけたり、偏愛や偏見を示したりする習俗。
1A.2.2.4.1.3
Ageism
年齢差別
ネンレイサベツ
年齢差別とは、差別の一つで、次のような固有の特徴をもつ:年齢に基づい
て処遇に差をつけたり、偏愛や偏見を示したりする習俗。
1A.2.2.4.1.4
Stigma
不名誉な印
フメイヨナシルシ
不名誉な印とは、差別の一つで、次のような固有の特徴をもつ:特徴的な要
因があるという理由で、他者に不名誉の印や恥辱を負わせること。精神病、
身体障害、宗教、犯罪歴などに関連することが多い。
1A.2.2.4.1.5
Taboo
タブー
タブー
1A.2.2.4.1.6
Ethnicity
民族性
ミンゾクセイ
1A.2.2.4.2
Culture
文化
ブンカ
1A.2.2.4.3
Tradition
伝統
デントウ
伝統とは、態度と規範の一つで、次のような固有の特徴をもつ:口依や習慣
によって伝えられる慣習、信条、ルール、儀礼、象徴、神話で、時代や歴史
を超えた統合の手段として機能するもの。
1A.2.2.4.3.1
Rite of Passage
通過儀礼
ツウカギレイ
通過儀礼とは、伝統の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人生のある段
階から次の段階への移行を認めるために慣習的に行われる儀式。
1A.2.2.5
Polity
政治形態
セイジケイタイ
政治形態とは、人為的環境に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:組織された国家としての社会。
タブーとは、差別に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:ある物の使用やそれに対する言及、あるいはそれとの関わりを禁ずるこ
と。特定の食べ物や行動の禁忌に関係することが多い。
民族性とは、規範と態度に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:個人の国籍、継承物、習慣、言語によって、個人を記録または分類
すること。
文化とは、規範と態度に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:人が容認可能な方法で行動するために知っておくべきこと、または信
ずるべきこと。
74
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.2.5.1
Law and Regulation 法律と規則
ホウリツトキソク
法律と規則とは、政治形態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:社会生
活の一部の側面に関して、国家機関、公務員、国民に適用される法的な
ルール、ガイドライン、命令を管轄当局が布告すること。
1A.2.2.5.1.1
Labour Market
Regulation
労働法規
ロウドウホウキ
労働法規とは、法律と規則の一つで、次のような固有の特徴をもつ:労使関
係を導くために存在する原則。
1A.2.2.5.1.1.1
Occupational
Safety Law
職業安全法規
ショクギョウアンゼン 職業安全法規は、労働法規の一つで、次のような固有の特徴をもつもの:法
ホウキ
律によって許可された職場の安全のために存在する基準。
1A.2.2.5.1.1.2
Child Labour Law
年少者労働法規
ネンショウシャロウド 年少者労働法規とは、労働法規の一つで、次のような固有の特徴をもつ:雇
ウホウキ
用可能な最小年齢と未成年の労働条件を定めた基準の存在。
1A.2.2.5.1.1.3
System of
Agreement
協定のシステム
キョウテイノシステム
協定のシステムとは、労働法規の一つで、次のような固有の特徴をもつ:解
雇予告や賃金を調整するための行為に関して、労使間で定めた取り決め。
1A.2.2.5.1.1.4
Industrial
Conflict
労使間闘争
ロウシカントウソウ
労使間闘争とは、労働法規の一つで、次のような固有の特徴をもつ:労働条
件(解雇予告や賃金を含む)に関する労使間の対立。
1A.2.2.5.1.1.4.1
Official Strike
公式ストライキ
コウテキストライキ
公式ストライキとは、労使間闘争の一つで、次のような固有の特徴をもつ:より
よい労働条件の獲得を目的とする、合意形成システムに従った闘争で、通常
は労働の継続を拒否することによって行われる。
1A.2.2.5.1.1.4.2
Unofficial Strike
(Wild Strike)
非公式ストライキ
(山猫ストライキ)
非公式ストライキ(山猫ストライキ)とは、労使間闘争の一つで、次のような固
非公式ストライキ(ヤ
有の特徴をもつ:よりよい労働条件の獲得を目的とする、合意形成システム
マネコストライキ)
に従わない闘争で、通常は労働の継続を拒否することによって行われる。
1A.2.2.5.1.1.5
Industrial Peace
労使間合意
ロウシカンゴウイ
労使間合意とは、労働法規の一つで、次のような固有の特徴をもつ:労働条
件(解雇予告や賃金を含む)に関する労使間の合意。
1A.2.2.5.2
Law Making Process 法制化プロセス
ホウセイカプロセス
法制化プロセスとは、政治形態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:政
府のプロセス。
1A.2.2.5.2.1
Law Making
Process: Access
法制化プロセス:ア ホウセイカプロセス: 法制化プロセス:アクセスとは、法制化プロセスの一つで、次のような固有の
クセス
アクセス
特徴をもつ:市民に、政府の政治プロセスへの参画が許されること。
75
現象A軸・看護実践の焦点
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1A.2.2.5.2.2
Law Making
Process:
Participation
法制化プロセス:
参加
ホウセイカプロセス: 法制化プロセス:参加とは、法制化プロセスの一つで、次のような固有の特徴
サンカ
をもつ:市民が、政府の政治プロセスに積極的に参加すること。
1A.2.2.5.3
Law Dissent
法への異議
ホウヘノイギ
法への異議とは、政治形態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:法律に
関する意見の対立。
1A.2.2.5. 3.1
Civil Disobedience
市民の不服従運
動
シミンノフフクジュウ
ウンドウ
市民の不服従運動とは、法への異議の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:良心に従って遵法を拒否することにより、非暴力的な方法で法律に反対
すること。
1A.2.2.5.3.2
Militant Action
軍事行為
グンジコウイ
軍事行為とは、法への異議の一つで、次のような固有の特徴をもつ:政治的
な理由で遵法を拒否することにより、暴力的または攻撃的な方法で法律に反
対すること。
1A.2.2.5.3.3
Resistance
抵抗運動
テイコウウンドウ
抵抗運動とは、法への異議の一つで、次のような固有の特徴をもつ:とくに被
征服国において、良心に従ってまたは政治的な理由で、遵法を拒否すること
により、暴力的または非暴力的な方法で権力に対抗すること。
1A.2.2.5.4
Law Offence
法律違反
ホウリツイハン
法律違反とは、政治形態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:違法行
為。
1A.2.2.5.4.1
Crime
犯罪
ハンザイ
犯罪とは、法律違反の一つで、次のような固有の特徴をもつ:法によって処
罰される違法行為。
1A.2.2.5.4.2
Vandalism
暴力行為
ボウリョクコウイ
暴力行為とは、法律違反の一つで、次のような固有の特徴をもつ:公共建物
やその他の公共財産に対して不要な損害を意図的に加えること、またはそれ
らを破壊すること。
A.2.2.5.5
Warfare
戦争
センソウ
戦争とは、政治形態の一つで、次のような固有の特徴をもつ:集団または国
家の間で公然と行われる武力紛争。政治的な紛争は武力以外の手段で行
われる。
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「有/無」に関して判断される看護現象は、次のような固有の特徴をもつ:その看
護現象の存在あるいは欠如が確認されること。
1B.1
Yes/No
有/無
アリ/ナシ / ウ/ム
1B.1.1
Yes
ある
アル
「ある」と判断される看護現象は、「有/無」に関して判断された看護現象の一つ
で、次のような固有の特徴をもつ:その看護現象の存在が確認されること。
1B.1.1.1
Yes, to a lesser
degree
ある、少し
アル、スコシ
「ある、少し」とは、「ある」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:その看護現象の存在が確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度
とみなされること。
1B.1.1.2
Yes, to some degree
ある、ある程度
アル、アルテイド
「ある、ある程度」とは、「ある」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:その看護現象の存在が確認され、関連する臨床的特性の現れは中
程度とみなされること。
1B.1.1.3
Yes, to a high degree ある、かなり
アル、カナリ
「ある、かなり」とは、「ある」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:その看護現象の存在が確認され、関連する臨床的特性の現れは高度
とみなされること。
1B.1.1.4
Yes, to a very high
degree
ある、非常に
アル、ヒジョウニ
「ある、非常に」とは、「ある」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:その看護現象の存在が確認され、関連する臨床的特性の現れは極
度とみなされること。
1B.1.2
No
なし
ナシ
「なし」とは、「有/無」に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:その看護現象の欠如が確認されること。
1B.2
Achievement
達成
タッセイ
達成とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:仕事の完成あるい
は成就。
1B.2.1
Achieved
達成した
タッセイシタ
「達成した」とは、達成と判断された看護現象の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:ある仕事の完成あるいは成就が確認されること。
1B.2.1.1
Achieved, to a lesser
達成した、少し
degree
タッセイシタ、スコシ
「達成した、少し」とは、「達成した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:完成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特性の現れ
は軽度とみなされること。
1B.2.1.2
Achieved, to some
degree
タッセイシタ、アルテイド
「達成した、ある程度」とは、「達成した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:完成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特性の
現れは中程度とみなされること。
達成した、ある程
度
1
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「達成した、かなり」とは、「達成した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:完成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特性の現れ
は高度とみなされること。
1B.2.1.3
Achieved, to a high
degree
達成した、かなり
1B.2.1.4
Achieved, to a very
high degree
達成した、非常に タッセイシタ、ヒジョウニ
「達成した、非常に」とは、「達成した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:完成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特性の現
れは極度とみなされること。
1B.2.2
Not Achieved
達成していない
タッセイシテイナイ
「達成していない」とは、「達成」に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある仕事の完成あるいは成就の欠如が確認されること。
1B.3
Acquirement
獲得
カクトク
獲得とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ある知識や技術を
手に入れる、身につける、あるいは知的に得ること。
1B.3.1
Acquired
獲得した
カクトクシタ
「獲得した」とは、獲得に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある知識や技術が身についた、入手した、あるいは知的に到達した
ことが確認されること。
1B.3.1.1
Acquired, to a lesser
獲得した、少し
degree
1B.3.1.2
Acquired, to some
degree
獲得した、ある程
度
カクトクシタ、アルテイド
1B.3.1.3
Acquired, to a high
degree
獲得した、かなり
カクトクシタ、カナリ
1B.3.1.4
Acquired, to a very
high degree
獲得した、非常に カクトクシタ、ヒジョウニ
「獲得した、非常に」とは、「獲得した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある知識や技術が身についた、入手した、あるいは知的に
到達したことが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.3.2
Not Acquired
獲得していない
「獲得していない」とは、獲得に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある知識や技術が身についた、入手した、あるいは知的に
到達したことが否定されること。
タッセイシタ、カナリ
カクトクシタ、スコシ
カクトクシテイナイ
「獲得した、少し」とは、「獲得した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある知識や技術が身についた、入手した、あるいは知的に到
達したことが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
「獲得した、ある程度」とは、「獲得した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をも:ある知識や技術が身についた、入手した、あるいは知的に
到達したことが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされるこ
と。
「獲得した、かなり」とは、「獲得した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある知識や技術が身についた、入手した、あるいは知的に到
達したことが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
2
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
充足とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ある事柄、またはあ
る人を充足あるいは満足させること。
1B.4
Adequacy
充足
ジュウソク
1B.4.1
Adequate
充足した
ジュウソクシタ
「充足した」とは、充足に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:その充足あるいは満足が確認されること。
1B.4.1.1
Adequate, to a lesser
充足した、少し
degree
ジュウソクシタ、スコシ
「充足した、少し」とは、「充足した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:その充足あるいは満足が確認され、関連する臨床的特性の
現れは軽度とみなされること。
1B.4.1.2
Adequate, to some
degree
充足した、ある程
度
「充足した、ある程度」とは、「充足した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
ジュウソクシタ、アルテイド うな固有の特徴をもつ:その充足あるいは満足が確認され、関連する臨床的特
性の現れは中程度とみなされること。
1B.4.1.3
Adequate, to a high
degree
充足した、かなり
ジュウソクシタ、カナリ
1B.4.1.4
Adequate, to a very
high degree
充足した、非常に ジュウソクシタ、ヒジョウニ
「充足した、非常に」とは、「充足した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:その充足あるいは満足が確認され、関連する臨床的特性
の現れは極度とみなされること。
1B.4.2
Not Adequate
充足していない
ジュウソクシテイナイ
「充足していない」とは、充足に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:その充足あるいは満足が否定されること。
1B.5
Alteration
変調
ヘンチョウ
変調とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが変化、変
容、あるいは調整された状態。
1B.5.1
Altered
変調あり
ヘンチョウアリ
「変調あり」とは、変調に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かが変化、変容、あるいは調整されたことが確認されること。
1B.5.1.1
Altered, to a lesser
degree
変調あり、少し
ヘンチョウアリ、スコシ
「変調あり、少し」とは、「変調あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:何かが変化、変容、あるいは調整されたことが確認され、関連
する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.5.1.2
Altered, to some
degree
「変調あり、ある程度」とは、「変調あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
変調あり、ある程度 ヘンチョウアリ、アルテイド な固有の特徴をもつ:何かが変化、変容、あるいは調整されたことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
「充足した、かなり」とは、「充足した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:その充足あるいは満足が確認され、関連する臨床的特性の
現れは高度とみなされること。
3
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「変調あり、かなり」とは、「変調あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何かが変化、変容、あるいは調整されたことが確認され、関
連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.5.1.3
Altered, to a high
degree
変調あり、かなり
ヘンチョウアリ、カナリ
1B.5.1.4
Altered, to a very
high degree
変調あり、非常に
ヘンチョウアリ、ヒジョウニ
「変調あり、非常に」とは、「変調あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:何かが変化、変容、あるいは調整されたことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.5.2
Not Altered
変調なし
ヘンチョウナシ
「変調なし」とは、変調に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かの変化、変容、あるいは調整が否定されること。
1B.6
Attainment
到達
トウタツ
到達とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かの達成あるい
は成就。
1B.6.1
Attained
到達した
トウタツシタ
「到達した」とは、到達に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かの達成あるいは成就が確認されること。
1B.6.1.1
Attained, to a lesser
到達した、少し
degree
トウタツシタ、スコシ
「到達した、少し」とは、「到達した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何かの達成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特性
の現れは軽度とみなされること。
1B.6.1.2
Attained, to some
degree
到達した、ある程
度
トウタツシタ、アルテイド
「到達した、ある程度」とは、「到達した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:何かの達成あるいは成就が確認され、関連する臨床的
特性の現れは中程度とみなされること。
1B.6.1.3
Attained, to a high
degree
到達した、かなり
トウタツシタ、カナリ
「到達した、かなり」とは、「到達した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何かの達成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特性
の現れは高度とみなされること。
1B.6.1.4
Attained, to a very
high degree
到達した、非常に トウタツシタ、ヒジョウニ
「到達した、非常に」とは、「到達した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:何かの達成あるいは成就が確認され、関連する臨床的特
性の現れは極度とみなされること。
1B.6.2
Not Attained
未到達
ミトウタツ
「未到達」とは、到達に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かの達成あるいは成就が否定されること。
1B.7
Compromise
危険性
キケンセイ
危険性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:危害にあうある
いは危険にさらされること。
4
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「危険あり」とは、危険性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が危害にあうあるいは危険にさらされることが確認さ
れること。
1B.7.1
Compromised
危険あり
キケンアリ
1B.7.1.1
Compromised, to a
lesser degree
危険あり、少し
キケンアリ、スコシ
1B.7.1.2
Compromised, to some
degree
危険あり、ある程度 キケンアリ、アルテイド
1B.7.1.3
Compromised to a high
危険あり、かなり
degree
キケンアリ、カナリ
「危険あり、かなり」とは、「危険あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が危害にあうあるいは危険にさらされるのが確
認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.7.1.4
Compromised, to a
very high degree
危険あり、非常に
キケンアリ、ヒジョウニ
「危険あり、非常に」とは、「危険あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が危害にあうあるいは危険にさらされるのが
確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.7.2
Not Compromised
危険なし
キケンナシ
「危険なし」とは、危険性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が危害にあうあるいは危険にさらされることが否定さ
れること。
1B.8
Conflict
葛藤
カットウ
葛藤とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:相反するあるいは
異なる心理的力が働いていること。
1B.8.1
Conflict
葛藤あり
カットウアリ
「葛藤あり」とは、葛藤を引き起こしていると判断される看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:相反するあるいは異なる心理的力が働いていることが
確認されること。
1B.8.1.1
Conflict, to a lesser
葛藤あり、少し
degree
カットウアリ、スコシ
「葛藤あり、少し」とは、「葛藤あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:相反するあるいは異なる心理的力が働いていると確認され、関
連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.8.1.2
Conflict, to some
degree
葛藤あり、ある程度 カットウアリ、アルテイド
「危険あり、少し」とは、「危険あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が危害にあうあるいは危険にさらされるのが確認
され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
「危険あり、ある程度」とは、「危険あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が危害にあうあるいは危険にさらされるのが
確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
「葛藤あり、ある程度」とは、「葛藤あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:相反するあるいは異なる心理的勢力が働いていると確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
5
現象B軸・判断
コード番号
英語
1B.8.1.3
Conflict,
degree
1B.8.1.4
to a high
訳
カナ
定 義
「葛藤あり、かなり」とは、「葛藤あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:相反するあるいは異なる心理的力が働いていると確認され、
関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
葛藤あり、かなり
カットウアリ、カナリ
Conflict, to a very
high degree
葛藤あり、非常に
カットウアリ、ヒジョウニ
「葛藤あり、非常に」とは、「葛藤あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:相反するあるいは異なる心理的勢力が働いていると確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.8.2
No Conflict
葛藤なし
カットウナシ
「葛藤なし」とは、葛藤を引き起こしていると判断される看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:相反するあるいは異なる心理的力が働いていることが
否定されること。
1B.9
Contamination
不潔
フケツ
不潔とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:汚れたあるいは有
害な物質の混入。
1B.9.1
Contaminated
不潔な
フケツナ
「不潔な」とは、不潔に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:汚れたあるいは有害な物質がある看護現象に混入していることが確
認されること。
1B.9.1.1
Contaminated, to a
lesser degree
不潔な、少し
フケツナ、スコシ
「不潔な、少し」とは、「不潔な」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:汚れたあるいは有害な物質がある看護現象に混入していることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.9.1.2
Contaminated, to some
不潔な、ある程度
degree
フケツナ、アルテイド
「不潔な、ある程度」とは、「不潔な」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:汚れたあるいは有害な物質がある看護現象に混入している
ことが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.9.1.3
Contaminated, to a
high degree
不潔な、かなり
フケツナ、カナリ
「不潔な、かなり」とは、「不潔な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:汚れたあるいは有害な物質がある看護現象に混入していること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.9.1.4
Contaminated, to a
very high degree
不潔な、非常に
フケツナ、ヒジョウニ
「不潔な、非常に」とは、「不潔な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:汚れたあるいは有害な物質がある看護現象に混入していること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.9.2
Not Contaminated
不潔ではない
フケツデハナイ
「不潔ではない」とは、不潔に関して判断された看護現象の一つで、次のような
特徴をもつ:汚れたあるいは有害な物質がある看護現象に混入していることが否
定されること。
6
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
減少とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:大きさ、量、度合い
が減ること。
1B.10
Decrease
減少
ゲンショウ
1B.10.1
Decreased
減少した
ゲンショウシタ
「減少した」とは、減少に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の大きさ、量、度合いが減ったことが確認されること。
1B.10.1.1
Decreased, to a
lesser degree
減少した、少し
ゲンショウシタ、スコシ
「減少した、少し」とは、「減少した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさ、量、度合いが減ったと確認され、関
連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.10.1.2
Decreased, to some
degree
減少した、ある程
度
「減少した、ある程度」とは、「減少した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
ゲンショウシタ、アルテイド うな固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさ、量、度合いが減ったと確認され、
関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.10.1.3
Decreased, to a high
degree
減少した、かなり
ゲンショウシタ、カナリ
1B.10.1.4
Decreased, to a very
high degree
減少した、非常に ゲンショウシタ、ヒジョウニ
「減少した、非常に」とは、「減少した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさ、量、度合いが減ったと確認され、
関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.10.2
Not Decreased
減少なし
ゲンショウナシ
「減少なし」とは、減少に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の大きさ、量、度合いが減ったことが否定されること。
1B.11
Difficulty
困難性
コンナンセイ
困難性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:めんどう、問題、
容易でないこと、妨害。
1B.11.1
Difficult
難しい
ムズカシイ
「難しい」とは、困難性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かがめんどう、容易でない、問題、妨害であると確認されること。
1B.11.1.1
Difficult, to a
lesser degree
難しい、少し
ムズカシイ、スコシ
「難しい、少し」とは、「難しい」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象がめんどう、容易でない、問題、妨害であると確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
「減少した、かなり」とは、「減少した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさ、量、度合いが減ったと確認され、関
連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
7
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「難しい、ある程度」とは、「難しい」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象がめんどう、容易でない、問題、妨害であると
確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.11.1.2
Difficult, to some
degree
難しい、ある程度
ムズカシイ、アルテイド
1B.11.1.3
Difficult, to a high
degree
難しい、かなり
ムズカシイ、カナリ
「難しい、かなり」とは、「難しい」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象がめんどう、容易でない、問題、妨害であると確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.11.1.4
Difficult, to a very
high degree
難しい、非常に
ムズカシイ、ヒジョウニ
「難しい、非常に」とは、「難しい」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象がめんどう、容易でない、問題、妨害であると確
認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.11.2
Not Difficult
難しくない
ムズカシクナイ
「難しくない」とは、困難性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が、めんどう、容易でない、問題、妨害であるとい
うことが否定されること。
1B.12
Deficiency
不足
フソク
不足とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:量、質、程度が欠
けていて、不備、不十分、不完全なこと。
1B.12.1
Deficient
不足した
フソクシタ
1B.12.1.1
Deficient, to a
lesser degree
不足した、少し
フソクシタ、スコシ
1B.12.1.2
Deficient, to some
degree
不足した、ある程
度
フソクシタ、アルテイド
1B.12.1.3
Deficient, to a high
degree
不足した、かなり
フソクシタ、カナリ
「不足した」とは、不足について判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象の量、質、程度が欠けていて、不備、不十分、不完
全であることが確認されること。
「不足した、少し」とは、「不足した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の量、質、程度が欠けていて、不備、不十分、
不完全であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされるこ
と。
「不足した、ある程度」とは、「不足した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象の量、質、程度が欠けていて、不備、不十
分、不完全であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなさ
れること。
「不足した、かなり」とは、「不足した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の量、質、程度が欠けていて、不備、不十分、
不完全であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされるこ
と。
8
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「不足した、非常に」とは、「不足した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の量、質、程度が欠けていて、不備、不十
分、不完全であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされ
ること。
「不足していない」とは、不足に関して判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の量、質、程度が欠けておらず、不備、不十
分、不完全ではないこと。
1B.12.1.4
Deficient, to a very
high degree
不足した、非常に フソクシタ、ヒジョウニ
1B.12.2
Not Deficient
不足していない
フソクシテイナイ
1B.13
Demonstration
提示
テイジ
提示とは、看護現象の一つで、は次のような固有の特徴をもつ:誰が見てもわか
るような行動で示されること。
1B.13.1
Demonstrated
提示あり
テイジアリ
「提示あり」とは、提示に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が誰が見てもわかるような行動で示されることが確認さ
れること。
1B.13.1.1
Demonstrated, to a
lesser degree
提示あり、少し
テイジアリ、スコシ
「提示あり、少し」とは、「提示あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が誰が見てもわかるような行動で示されることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.13.1.2
Demonstrated, to some
提示あり、ある程度 テイジアリ、アルテイド
degree
「提示あり、ある程度」とは、「提示あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が誰が見てもわかるような行動で示されること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.13.1.3
Demonstrated, to a
high degree
提示あり、かなり
テイジアリ、カナリ
「提示あり、かなり」とは、「提示あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が誰が見てもわかるような行動で示されること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.13.1.4
Demonstrated, to a
very high degree
提示あり、非常に
テイジアリ、ヒジョウニ
「提示あり、非常に」とは、「提示あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が誰が見てもわかるような行動で示されること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.13.2
Not Demonstrated
提示なし
テイジナシ
「提示なし」とは、提示に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が誰が見てもわかるような行動で示されないこと。
1B.14
Dependency
依存性
イゾンセイ
依存性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:誰かや何かの援
助や支援をあてにしている状態。
9
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
依存的とは、依存性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある人が誰かや何かの援助や支援をあてにしていることが確認され
ること。
1B.14.1
Dependent
依存的
イゾンテキ
1B.14.1.1
Dependent, to a
lesser degree
依存的、少し
イゾンテキ、スコシ
1B.14.1.2
Dependent, to some
degree
依存的、ある程度 イゾンテキ、アルテイド
「依存的、ある程度」とは、依存的と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある人が誰かや何かの援助や支援をあてにしていることが確認
され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.14.1.3
Dependent, to a high
degree
依存的、かなり
イゾンテキ、カナリ
「依存的、かなり」とは、依存的と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある人が誰かや何かの援助や支援をあてにしていることが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.14.1.4
Dependent, to a very
high degree
依存的、非常に
イゾンテキ、ヒジョウニ
「依存的、非常に」とは、依存的と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある人が誰かや何かの援助や支援をあてにしていることが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.14.2
Not Dependent
依存的でない
イゾンテキデナイ
「依存的でない」とは、依存性に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある人が誰かや何かの援助や支援をあてにしていることが
否定されること。
1B.15
Depletion
枯渇
コカツ
枯渇とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かや誰かが疲労
した、あるいは空になること。
1B.15.1
Depleted
枯渇した
コカツシタ
「枯渇した」とは、枯渇に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かや誰かが疲労した、あるいは空になったことが確認されること。
1B.15.1.1
Depleted, to a lesser
枯渇した、少し
degree
コカツシタ、スコシ
「枯渇した、少し」とは、「枯渇した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何かや誰かが疲労した、あるいは空になったことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.15.1.2
Depleted, to some
degree
コカツシタ、アルテイド
「枯渇した、ある程度」とは、「枯渇した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:何かや誰かが疲労した、あるいは空になったことが確認
され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
枯渇した、ある程
度
「依存的、少し」とは、依存的と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある人が誰かや何かの援助や支援をあてにしていることが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
10
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「枯渇した、かなり」とは、「枯渇した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何かや誰かが疲労した、あるいは空になったことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.15.1.3
Depleted, to a high
degree
枯渇した、かなり
1B.15.1.4
Depleted, to a very
high degree
枯渇した、非常に コカツシタ、ヒジョウニ
「枯渇した、非常に」とは、「枯渇した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:何かや誰かが疲労した、あるいは空になったことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.15.2
Not Depleted
枯渇していない
コカツシテイナイ
「枯渇していない」とは、枯渇に関して判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何かや誰かが疲労した、あるいは空になったことが否定され
ること。
1B.16
Deprivation
剥奪
ハクダツ
剥奪とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何か貴重あるいは
必要とみなされるものが取り去られる、またはその入手が拒否されること。
1B.16.1
Deprived
剥奪あり
ハクダツアリ
「剥奪あり」とは、剥奪に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:貴重あるいは必要とみなされるものが取り去られている、またはその
入手が拒否されていることが確認されること。
1B.16.1.1
Deprived, to a lesser
剥奪あり、少し
degree
ハクダツアリ、スコシ
「剥奪あり、少し」とは、「剥奪あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:貴重あるいは必要とみなされるものが取り去られている、または
その入手が拒否されていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度
とみなされること。
1B.16.1.2
Deprived, to some
degree
1B.16.1.3
Deprived, to a high
degree
コカツシタ、カナリ
剥奪あり、ある程度 ハクダツアリ、アルテイド
「剥奪あり、ある程度」とは、「剥奪あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:貴重あるいは必要とみなされるものが取り去られている、ま
たはその入手が拒否されていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは
中程度とみなされること。
剥奪あり、かなり
「剥奪あり、かなり」とは、「剥奪あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:貴重あるいは必要とみなされるものが取り去られている、また
はその入手が拒否されていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高
度とみなされること。
ハクダツアリ、カナリ
11
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「剥奪あり、非常に」とは、「剥奪あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:貴重あるいは必要とみなされるものが取り去られている、ま
たはその入手が拒否されていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは
極度とみなされること。
1B.16.1.4
Deprived, to a very
high degree
剥奪あり、非常に
ハクダツアリ、ヒジョウニ
1B.16.2
Not deprived
剥奪なし
ハクダツナシ
「剥奪なし」とは、剥奪について判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:貴重あるいは必要とみなされるものが取り去られていないこと、ま
たはその入手が拒否されていることが否定されること。
1B.17
Desirability
望ましさ
ノゾマシサ
望ましさとは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:誰かや何かが、
持つまたは行う価値があること。
1B.17.1
Desirable
望ましい
ノゾマシイ
「望ましい」とは、望ましさに関して判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:誰かや何かが、持つまたは行う価値があると確認されること。
1B.17.1.1
Desirable, to a
lesser degree
望ましい、少し
ノゾマシイ、スコシ
「望ましい、少し」とは、「望ましい」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:誰かや何かが、持つまたは行う価値があると確認され、関連す
る臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.17.1.2
Desirable, to some
degree
望ましい、ある程度 ノゾマシイ、アルテイド
「望ましい、ある程度」とは、「望ましい」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:誰かや何かが、持つまたは行う価値があると確認され、関
連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.17.1.3
Desirable, to a high
degree
望ましい、かなり
ノゾマシイ、カナリ
「望ましい、かなり」とは、「望ましい」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:誰かや何かが、持つまたは行う価値があると確認され、関連
する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.17.1.4
Desirable, to a very
high degree
望ましい、非常に
ノゾマシイ、ヒジョウニ
「望ましい、非常に」とは、「望ましい」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:誰かや何かが、持つまたは行う価値があると確認され、関
連する臨床的特性の現れは極度だとみなされること。
1B.17.2
Not Desirable
望ましくない
ノゾマシクナイ
「望ましくない」とは、望ましさに関して判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:誰かや何かが、持つまたは行う価値があることが否定される
こと。
1B.18
Deviation
逸脱
イツダツ
逸脱とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何らかの標準ある
いは正規の基準とみなされることから離れていること。
12
現象B軸・判断
コード番号
英語
1B.18.1
Deviant
1B.18.1.1
Deviant, to a lesser
degree
1B.18.1.2
Deviant, to some
degree
1B.18.1.3
Deviant, to a high
degree
1B.18.1.4
Deviant, to a very
high degree
1B.18.2
1B.19
1B.19.1
訳
逸脱あり
逸脱あり、少し
カナ
イツダツアリ
イツダツアリ、スコシ
定 義
「逸脱あり」とは、逸脱に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が何らかの標準あるいは正規の基準とみなされること
から離れていることが確認されること。
「逸脱あり、少し」とは、「逸脱あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が何らかの標準あるいは正規の基準とみなされる
ことから離れていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなさ
れること。
逸脱あり、ある程度 イツダツアリ、アルテイド
「逸脱あり、ある程度」とは、「逸脱あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が何らかの標準あるいは正規の基準とみな
されることから離れていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度
とみなされること。
逸脱あり、かなり
イツダツアリ、カナリ
「逸脱あり、かなり」とは、「逸脱あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が何らかの標準あるいは正規の基準とみなさ
れることから離れていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみ
なされること。
逸脱あり、非常に
イツダツアリ、ヒジョウニ
「逸脱あり、非常に」とは、「逸脱あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が何らかの標準あるいは正規の基準とみな
されることから離れていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度と
みなされること。
Not Deviant
逸脱なし
イツダツナシ
「逸脱なし」とは、逸脱に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が何らかの標準あるいは正規の基準とみなされること
から離れていることが否定されること。
Disability
障害
ショウガイ
障害とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:観察可能で測定
可能な身体的あるいは精神的健康が失われたり、欠けていたりすること。あるい
は身体的または精神的な能力の欠如。
ショウガイアリ
「障害あり」とは、障害に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:身体的または精神的能力が失われたり、欠けていたり、あるいは損
なわれていることが、あるいは誰かが身体的または精神的能力を欠いていること
が確認されること。
Disable
障害あり
13
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「障害あり、少し」とは、「障害あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:身体的または精神的能力が失われたり、欠けていたり、あるい
は損なわれていることが、あるいは誰かが身体的または精神的能力を欠いてい
ることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.19.1.1
Disable, to a lesser
degree
1B.19.1.2
Disable, to some
degree
1B.19.1.3
Disable, to a high
degree
障害あり、かなり
ショウガイアリ、カナリ
1B.19.1.4
Disable, to a very
high degree
障害あり、非常に
ショウガイアリ、ヒジョウニ
1B.19.2
Not Disable
障害なし
ショウガイナシ
1B.20
Disorder
不調
フチョウ
1B.20.1
Disordered
不調あり
フチョウアリ
「不調あり」とは、不調に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:身体または精神の一部が適切に働いていないことが確認されるこ
と。
1B.20.1.1
Disordered, to a
lesser degree
不調あり、少し
フチョウアリ、スコシ
「不調あり、少し」とは、「不調あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:身体または精神の一部が適切に働いていないことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
障害あり、少し
ショウガイアリ、スコシ
障害あり、ある程度 ショウガイアリ、アルテイド
「障害あり、ある程度」とは、「障害あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:身体的または精神的能力が失われたり、欠けていたり、あ
るいは損なわれていることが、あるいは誰かが身体的または精神的能力を欠い
ていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
「障害あり、かなり」とは、「障害あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:身体的または精神的能力が失われたり、欠けていたり、ある
いは損なわれていることが、あるいは誰かが身体的または精神的能力を欠いて
いることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
「障害あり、非常に」とは、「障害あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:身体的または精神的能力が失われたり、欠けていたり、あ
るいは損なわれていることが、あるいは誰かが身体的または精神的能力を欠い
ていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
「障害なし」とは、障害に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:身体的または精神的能力が失われていたり、欠けていたり、あるい
は損なわれていることが、あるいは誰かが身体的または精神的能力を欠いてい
ることが否定されること。
不調とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:身体または精神の
一部が適切に働かないこと。
14
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「不調あり、ある程度」とは、「不調あり」の看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:身体または精神の一部が適切に働いていないことが確認され、関
連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.20.1.2
Disordered, to some
degree
1B.20.1.3
Disordered, to a high
不調あり、かなり
degree
フチョウアリ、カナリ
「不調あり、かなり」とは、「不調あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:身体または精神の一部が適切に働いていないことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.20.1.4
Disordered, to a very
不調あり、非常に
high degree
フチョウアリ、ヒジョウニ
「不調あり、非常に」とは、「不調あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:身体または精神の一部が適切に働いていないことが確認
され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.20.2
Not Disordered
不調なし
フチョウナシ
「不調なし」とは、不調に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:身体または精神の一部が適切に働いていないことが否定されるこ
と。
1B.21
Disorganisation
乱れ
ミダレ
乱れとは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かに秩序立った
構造がないこと。
1B.21.1
Disorganised
乱れあり
ミダレアリ
「乱れあり」とは、乱れに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象に秩序立った構造がないことが確認されること。
1B.21.1.1
Disorganised, to a
lesser degree
乱れあり、少し
ミダレアリ、スコシ
「乱れあり、少し」とは、「乱れあり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象に秩序立った構造がないことが確認され、関連す
る臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.21.1.2
Disorganised, to some
乱れあり、ある程度 ミダレアリ、アルテイド
degree
「乱れあり、ある程度」とは、「乱れあり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をも:ある看護現象に秩序立った構造がないことが確認され、関連
する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.21.1.3
Disorganised, to a
high degree
乱れあり、かなり
ミダレアリ、カナリ
「乱れあり、かなり」とは、「乱れあり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象に秩序立った構造がないことが確認され、関連
する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.21.1.4
Disorganised, to a
very high degree
乱れあり、非常に
ミダレアリ、ヒジョウニ
「乱れあり、非常に」とは、「乱れあり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象に秩序立った構造がないことが確認され、関連
する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
不調あり、ある程度 フチョウアリ、アルテイド
15
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「乱れなし」とは、乱れに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象に秩序立った構造がないことが否定されること。
1B.21.2
Not Disorganised
乱れなし
ミダレナシ
1B.22
Disruption
中断
チュウダン
中断とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:ものの流れあるい
は連続性が妨害されること。
1B.22.1
Disrupted
中断あり
チュウダンアリ
「中断あり」とは、中断に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の流れあるいは連続性が妨害されていることが確認さ
れること。
1B.22.1.1
Disrupted, to a
lesser degree
中断あり、少し
チュウダンアリ、スコシ
「中断あり、少し」とは、「中断あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象の流れあるいは連続性が妨害されていることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.22.1.2
Disrupted, to some
degree
「中断あり、ある程度」とは、「中断あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
中断あり、ある程度 チュウダンアリ、アルテイド な固有の特徴をもつ:ある看護現象の流れあるいは連続性が妨害されていること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.22.1.3
Disrupted, to a high
degree
中断あり、かなり
チュウダンアリ、カナリ
「中断あり、かなり」とは、「中断あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の流れあるいは連続性が妨害されていることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.22.1.4
Disrupted, to a very
high degree
中断あり、非常に
チュウダンアリ、ヒジョウニ
「中断あり、非常に」とは、「中断あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の流れあるいは連続性が妨害されていること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.22.2
Not Disrupted
中断なし
チュウダンナシ
「中断なし」とは、中断に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の流れあるいは連続性が妨害されていることが否定さ
れること。
1B.23
Distortion
歪み
ユガミ
歪みとは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:曲がったり、不鮮
明になったり、不正確になったりすること。
1B.23.1
Distorted
歪みあり
ユガミアリ
「歪みあり」とは、歪みに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の姿や形状が曲がったり、不鮮明になったり、不正確
になったりしていることが確認されること。
16
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「歪みあり、少し」とは、「歪みあり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象の姿や形状が曲がったり、不鮮明になったり、不
正確になったりしていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみ
なされること。
「歪みあり、ある程度」とは、「歪みあり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の姿や形状が曲がったり、不鮮明になった
り、不正確になったりしていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中
程度とみなされること。
「歪みあり、かなり」とは、「歪みあり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の姿や形状が曲がったり、不鮮明になったり、
不正確になったりしていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度と
みなされること。
「歪みあり、非常に」とは、「歪みあり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の姿や形状が曲がったり、不鮮明になった
り、不正確になったりしていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極
度とみなされること。
「歪みなし」とは、歪みに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の姿や形状が曲がったり、不鮮明になったり、不正確
になったりしていることが否定されること。
1B.23.1.1
Distorted, to a
lesser degree
歪みあり、少し
1B.23.1.2
Distorted, to some
degree
歪みあり、ある程度 ユガミアリ、アルテイド
1B.23.1.3
Distorted, to a high
degree
歪みあり、かなり
ユガミアリ、カナリ
1B.23.1.4
Distorted, to a very
high degree
歪みあり、非常に
ユガミアリ、ヒジョウニ
1B.23.2
Not Distorted
歪みなし
ユガミナシ
1B.24
Disturbance
混乱
コンラン
混乱とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かがバラバラに
なる、乱れる、あるいは順序が狂うこと。
1B.24.1
Disturbed
混乱あり
コンランアリ
「混乱あり」とは、混乱に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象がバラバラになる、乱れる、あるいは順序が狂っている
ことが確認されること。
1B.24.1.1
Disturbed, to a
lesser degree
混乱あり、少し
コンランアリ、スコシ
「混乱あり、少し」とは、「混乱あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象がバラバラになる、乱れる、あるいは順序が狂っ
ていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
ユガミアリ、スコシ
17
現象B軸・判断
コード番号
英語
1B.24.1.2
Disturbed, to some
degree
1B.24.1.3
Disturbed, to a high
degree
1B.24.1.4
Disturbed, to a very
high degree
1B.24.2
訳
カナ
混乱あり、ある程度 コンランアリ、アルテイド
定 義
「混乱あり、ある程度」とは、「混乱あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象がバラバラになる、乱れる、あるいは順序が
狂っていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされるこ
と。
コンランアリ、カナリ
「混乱あり、かなり」とは、「混乱あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象がバラバラになる、乱れる、あるいは順序が
狂っていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされるこ
と。
混乱あり、非常に
コンランアリ、ヒジョウニ
「混乱あり、非常に」とは、「混乱あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象がバラバラになる、乱れる、あるいは順序が
狂っていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされるこ
と。
Not Disturbed
混乱なし
コンランナシ
「混乱なし」とは、混乱に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象がバラバラになる、乱れる、あるいは順序が狂っている
ことが否定されること。
1B.25
Dysfunction
機能失調
キノウシッチョウ
機能失調とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが正常に
あるいは完全に機能できないこと。
1B.25.1
Dysfunctional
機能失調あり
キノウシッチョウアリ
「機能失調あり」とは、機能失調について判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:何かが正常にあるいは完全に機能できないことが確認さ
れること。
1B.25.1.1
Dysfunctional, to a
lesser degree
機能失調あり、少
し
「機能失調あり、少し」とは、「機能失調あり」と判断された看護現象の一つで、次
キノウシッチョウアリ、スコシ のような固有の特徴をもつ:何かが正常にあるいは完全に機能できないことが確
認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.25.1.2
Dysfunctional, to
some degree
機能失調あり、ある キノウシッチョウアリ、アル
程度
テイド
1B.25.1.3
Dysfunctional, to a
high degree
機能失調あり、か
なり
混乱あり、かなり
「機能失調あり、ある程度」とは、「機能失調あり」と判断された看護現象の一つ
で、次のような固有の特徴をもつ:何かが正常にあるいは完全に機能できないこ
とが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
「機能失調あり、かなり」とは、「機能失調あり」と判断された看護現象の一つで、
キノウシッチョウアリ、カナリ 次のような固有の特徴をもつ:何かが正常にあるいは完全に機能できないことが
確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
18
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「機能失調あり、非常に」とは、「機能失調あり」と判断された看護現象の一つで、
キノウシッチョウアリ、ヒジョ
次のような固有の特徴をもつ:何かが正常にあるいは完全に機能できないことが
ウニ
確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.25.1.4
Dysfunctional, to a
very high degree
機能失調あり、非
常に
1B.25.2
Not Dysfunctional
機能失調なし
キノウシッチョウナシ
「機能失調なし」とは、機能失調に関して判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:何かが正常にあるいは完全に機能できないことが否定さ
れること。
1B.26
Effectiveness
有効性
ユウコウセイ
有効性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:望みどおりの結
果を引き起こす力があり成功すること。
1B.26.1
Effective
有効な
ユウコウナ
「有効な」とは、有効性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:望みどおりの結果が大いにうまく引き起こされていることが確認さ
れること。
1B.26.1.1
Effective, to a
lesser degree
有効な、少し
ユウコウナ、スコシ
「有効な、少し」とは、「有効な」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:望みどおりの結果が大いにうまく引き起こされていることが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.26.1.2
Effective, to some
degree
有効な、ある程度 ユウコウナ、アルテイド
「有効な、ある程度」とは、「有効な」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:望みどおりの結果が大いにうまく引き起こされていることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.26.1.3
Effective, to a high
degree
有効な、かなり
ユウコウナ、カナリ
「有効な、かなり」とは、「有効な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:望みどおりの結果が大いにうまく引き起こされていることが確認
され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.26.1.4
Effective, to a very
high degree
有効な、非常に
ユウコウナ、ヒジョウニ
「有効な、非常に」とは、「有効な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:望みどおりの結果が大いにうまく引き起こされていることが確認
され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.26.2
Not Effective
有効ではない
ユウコウデナイ
「有効ではない」とは、有効性に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:望みどおりの結果が大いにうまく引き起こされていることが
否定されること。
1B.27
Endangerment
易危険性
イキケンセイ
易危険性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが危険や
危害にさらされること。
19
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「易危険性あり」とは、易危険性について判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が危険や危害にさらされることが確認され
ること
1B.27.1
Endangered
易危険性あり
イキケンセイアリ
1B.27.1.1
Endangered, to a
lesser degree
易危険性あり、少
し
イキケンセイアリ、スコシ
1B.27.1.2
Endangered, to some
degree
「易危険性あり、ある程度」とは、「易危険性あり」と判断された看護現象の一つ
易危険性あり、ある イキケンセイアリ、アルテイ
で、次のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が危険や危害にさらされることが
程度
ド
確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.27.1.3
Endangered, to a high 易危険性あり、か
degree
なり
イキケンセイアリ、カナリ
1B.27.1.4
Endangered, to a very 易危険性あり、非
high degree
常に
「易危険性あり、非常に」とは、「易危険性あり」と判断された看護現象の一つで、
イキケンセイアリ、ヒジョウニ 次のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が危険や危害にさらされることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.27.2
Not Endangered
易危険性なし
イキケンセイナシ
「易危険性なし」とは、易危険性について判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が危険や危害にさらされることが否定され
ること。
1B.28
Endurance
耐性
タイセイ
耐性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:誰かあるいは何か
が長びく負担に抗している、または我慢していること。
1B.28.1
Enduring
耐性あり
タイセイアリ
「耐性あり」とは、耐性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:誰かあるいは何かが長びく負担に抗している、または我慢しているこ
とが確認されること。
1B.28.1.1
Enduring, to a lesser 耐性あり、少し
1B.28.1.2
Enduring, to some
degree
タイセイアリ、スコシ
耐性あり、ある程度 タイセイアリ、アルテイド
「易危険性あり、少し」とは、「易危険性あり」と判断された看護現象の一つで、次
のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が危険や危害にさらされることが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
「易危険性あり、かなり」とは、「易危険性あり」と判断された看護現象の一つで、
次のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が危険や危害にさらされることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
「耐性あり、少し」とは、「耐性あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:誰かあるいは何かが長びく負担に抗している、または我慢して
いることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
「耐久性あり、ある程度」とは、「耐性あり」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:誰かあるいは何かが長びく負担に抗している、または
我慢していることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされる
こと。
20
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「耐性あり、かなり」とは、「耐性あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:誰かあるいは何かが長びく負担に抗している、または我慢し
ていることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.28.1.3
Enduring, to a high
耐性あり、かなり
タイセイアリ、カナリ
1B.28.1.4
Enduring, to a very
high degree
耐性あり、非常に
タイセイアリ、ヒジョウニ
「耐性あり、非常に」とは、「耐性あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:誰かあるいは何かが長びく負担に抗している、または我慢
していることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.28.2
Not Enduring
耐性なし
タイセイナシ
「耐性なし」とは、耐性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:誰かあるいは何かが長びく負担に抗しているまたは我慢しているこ
とが否定されること。
1B.29
Enhancement
増強
ゾウキョウ
増強とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:すでに好ましいとさ
れていることの増加あるいは強化。
1B.29.1
Enhanced
増強あり
ゾウキョウアリ
「増強あり」とは、増強に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:すでに好ましいとされているある看護現象の増加あるいは強化が確
認されること。
1B.29.1.1
Enhanced ,to a lesser
増強あり、少し
degree
ゾウキョウアリ、スコシ
「増強あり、少し」とは、「増強あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:すでに好ましいとされているある看護現象の増加あるいは強化
が確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.29.1.2
Enhanced ,to some
degree
増強あり、ある程度 ゾウキョウアリ、アルテイド
「増強あり、ある程度」とは、「増強あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:すでに好ましいとされているある看護現象の増加あるいは
強化が確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.29.1.3
Enhanced, to a high
degree
増強あり、かなり
ゾウキョウアリ、カナリ
「増強あり、かなり」とは、「増強あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:すでに好ましいとされているある看護現象の増加あるいは強
化が確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.29.1.4
Enhanced, to a very
high degree
増強あり、非常に
ゾウキョウアリ、ヒジョウニ
「増強あり、非常に」とは、「増強あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:すでに好ましいとされているある看護現象の増加あるいは
強化が確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.29.2
Not Enhanced
増強なし
ゾウキョウナシ
「増強なし」とは、増強に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:すでに好ましいとされている看護現象の増加あるいは強化が否定さ
れること。
21
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
過剰性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:量や数が必要
以上に、あるいは望ましい以上に、または役立つ以上にあること。
1B.30
Excessiveness
過剰性
カジョウセイ
1B.30.1
Excess
過剰あり
カジョウアリ
「過剰あり」とは、過剰性について判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象の量や数が必要以上に、あるいは望ましい以上に、
または役立つ以上にあることが確認されること。
1B.30.1.1
Excess, to a lesser
degree
カジョウアリ、スコシ
「過剰あり、少し」とは、「過剰あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象の量や数が必要以上に、あるいは望ましい以上
に、または役立つ以上にあることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽
度とみなされること。
1B.30.1.2
Excess, to some
degree
1B.30.1.3
Excess, to a high
degree
1B.30.1.4
Excess, to a very
high degree
1B.30.2
過剰あり、少し
過剰あり、ある程度 カジョウアリ、アルテイド
「過剰あり、ある程度」とは、「過剰あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の量や数が必要以上に、あるいは望ましい
以上に、または役立つ以上にあることが確認され、関連する臨床的特性の現れ
は中程度とみなされること。
過剰あり、かなり
カジョウアリ、カナリ
「過剰あり、かなり」とは、「過剰あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の量や数が必要以上に、あるいは望ましい以
上に、または役立つ以上にあることが確認され、関連する臨床的特性の現れは
高度とみなされること。
過剰あり、非常に
カジョウアリ、ヒジョウニ
「過剰あり、非常に」とは、「過剰あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の量や数が必要以上に、あるいは望ましい
以上に、または役立つ以上にあることが確認され、関連する臨床的特性の現れ
は極度とみなされること。
No Excess
過剰なし
カジョウナシ
「過剰なし」とは、過剰性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:看護現象の量や数が必要以上に、あるいは望ましい以上に、また
は役立つ以上にあることが否定されること。
1B.31
Healing
治癒
チユ
治癒とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:再び正常や健康
になってくる、あるいはなること。
1B.31.1
Healed
治癒した
チユシタ
「治癒した」とは、治癒に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かが再び正常や健康になってくる、あるいはなることが確認される
こと。
22
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「治癒した、少し」とは、「治癒した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:看護現象が再び正常や健康になってくる、あるいはなること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.31.1.1
Healed, to a lesser
degree
治癒した、少し
チユシタ、スコシ
1B.31.1.2
Healed, to some
degree
治癒した、ある程
度
チユシタ、アルテイド
「治癒した、ある程度」とは、「治癒した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:看護現象が再び正常や健康になってくる、あるいはなる
ことが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.31.1.3
Healed, to a high
degree
治癒した、かなり
チユシタ、カナリ
「治癒した、かなり」とは、「治癒した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:看護現象が再び正常や健康になってくる、あるいはなること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.31.1.4
Healed, to a very
high degree
治癒した、非常に チユシタ、ヒジョウニ
「治癒した、非常に」とは、「治癒した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:看護現象が再び正常や健康になってくる、あるいはなるこ
とが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.31.2
Not Healed
治癒しない
チユシナイ
「治癒しない」とは、治癒に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:何かが再び正常や健康になってくる、あるいはなることが否定され
ること。
1B.32
High
高いこと
タカイコト
高いこととは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが平均以
上、あるいは、通常の量以上、意図以上、または強さ以上であること。
1B.32.1
High
高い
タカイ
「高い」とは、高いことに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が測定されて、平均以上、あるいは、通常の量以上、
意図以上、または強さ以上であることが確認されること。
1B.32.1.1
High, to a lesser
degree
タカイ、スコシ
「少し高い」とは、「高い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:ある看護現象が測定されて、平均以上、あるいは、通常の量以上、意図
以上、または強さ以上だと評価されることが確認され、関連する臨床的特性の現
れは軽度とみなされること。
タカイ、アルテイド
「高い、ある程度」とは、「高い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が測定されて、平均以上、あるいは、通常の量以
上、意図以上、または強さ以上だと評価されることが確認され、、関連する臨床
的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.32.1.2
High, to some degree
高い、少し
高い、ある程度
23
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「高い、かなり」とは、「高い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が測定されて、平均以上、あるいは、通常の量以上、
意図以上、または強さ以上だと評価されることが確認され、関連する臨床的特性
の現れは高度とみなされること。
1B.32.1.3
High, to a high
degree
1B.32.1.4
High, to a very high
degree
高い、非常に
タカイ、ヒジョウニ
1B.32.2
Not High
高くない
タカクナイ
1B.33
Impairment
損傷
ソンショウ
1B.33.1
Impaired
損傷あり
ソンショウアリ
「損傷あり」とは、損傷に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が弱まった、あるいは傷ついたことが確認されること。
1B.33.1.1
Impaired, to a lesser
損傷あり、少し
degree
ソンショウアリ、スコシ
「損傷あり、少し」とは、「損傷あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が弱まった、あるいは傷ついたことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.33.1.2
Impaired, to some
degree
損傷あり、ある程度 ソンショウアリ、アルテイド
「損傷あり、ある程度」とは、「損傷あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が弱まった、あるいは傷ついたことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.33.1.3
Impaired, to a high
degree
損傷あり、かなり
ソンショウアリ、カナリ
「損傷あり、かなり」とは、「損傷あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が弱まった、あるいは傷ついたことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.33.1.4
Impaired, to a very
high degree
損傷あり、非常に
ソンショウアリ、ヒジョウニ
「損傷あり、非常に」とは、「損傷あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が弱まった、あるいは傷ついたことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
高い、かなり
タカイ、カナリ
「高い、非常に」とは、「高い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が測定されて、平均以上、あるいは、通常の量以上、
意図以上、または強さ以上だと評価されることが確認され、関連する臨床的特性
の現れは極度とみなされること。
「高くない」とは、高いことに関して判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が測定されて、平均以上、あるいは、通常の量以
上、意図以上、または強さ以上であることが否定されること。
損傷とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが弱まる、ある
いは傷つくこと。
24
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「損傷なし」とは、損傷に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が悪くなった、弱まった、あるいは傷ついたことが否定
されること。
1B.33.2
Not Impaired
損傷なし
ソンショウナシ
1B.34
Improvement
改善
カイゼン
改善とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かがよりよくな
る、あるいは価値が加わって変わること。
1B.34.1
Improved
改善あり
カイゼンアリ
「改善あり」とは、改善に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象がよりよくなった、あるいは価値を加えて変わったこと
が確認されること。
1B.34.1.1
Improved, to a lesser
改善あり、少し
degree
カイゼンアリ、スコシ
「改善あり、少し」とは、「改善あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象がよりよくなった、あるいは価値が加わって変わっ
たことが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.34.1.2
Improved, to some
degree
改善あり、ある程度 カイゼンアリ、アルテイド
「改善あり、ある程度」とは、「改善あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象がよりよくなった、あるいは価値が加わって変
わったことが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.34.1.3
Improved, to a high
degree
改善あり、かなり
カイゼンアリ、カナリ
「改善あり、かなり」とは、「改善あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象がよりよくなった、あるいは価値が加わって変
わったことが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.34.1.4
Improved, to a very
high degree
改善あり、非常に
カイゼンアリ、ヒジョウニ
「改善あり、非常に」とは、「改善あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象がよりよくなった、あるいは価値が加わって変
わったことが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.34.2
Not Improved
改善なし
カイゼンナシ
「改善なし」とは、改善に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象がよりよくなった、あるいは価値が加わって変わったこ
とが否定されること。
1B.35
Increase
増加
ゾウカ
増加とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かの大きさが伸
びている、大きくなる、あるいは拡張していること。
1B.35.1
Increased
増加あり
ゾウカアリ
「増加あり」とは、増加について判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の大きさが伸びている、大きくなる、あるいは拡張して
いることが確認されること。
25
26
現象B軸・判断
コード番号
英語
1B.35.1.1
Increased, to a
lesser degree
1B.35.1.2
Increased, to some
degree
1B.35.1.3
Increased, to a high
degree
1B.35.1.4
Increased, to a very
high degree
1B.35.2
訳
増加あり、少し
カナ
ゾウカアリ、スコシ
定 義
「増加あり、少し」とは、「増加あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさが伸びている、大きくなる、あるいは拡張
していることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
増加あり、ある程度 ゾウカアリ、アルテイド
「増加あり、ある程度」とは、「増加あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさが伸びている、大きくなる、あるいは
拡張していることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされる
こと。
増加あり、かなり
ゾウカアリ、カナリ
「増加あり、かなり」とは、「増加あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさが伸びている、大きくなる、あるいは拡
張していることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされるこ
と。
増加あり、非常に
ゾウカアリ、ヒジョウニ
「増加あり、非常に」とは、「増加あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象の大きさが伸びている、大きくなる、あるいは
拡張していることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされるこ
と。
Not Increased
増加なし
ゾウカナシ
「増加なし」とは、増加に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象の大きさが伸びている、大きくなる、あるいは拡張して
いることが否定されること。
1B.36
Ineffectiveness
無効性
ムコウセイ
無効性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが弱まり、
望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないこと。
1B.36.1
Ineffective
無効な
ムコウナ
「無効な」とは、無効性に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないことが確認されるこ
と。
1B.36.1.1
Ineffective, to a
lesser degree
無効な、少し
ムコウナ、スコシ
「無効な、少し」とは、「無効な」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないことが確認され、関
連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「無効な、ある程度」とは、「無効な」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.36.1.2
Ineffective, to some
degree
無効な、ある程度 ムコウナ、アルテイド
1B.36.1.3
Ineffective ,to a
high degree
無効な、かなり
ムコウナ、カナリ
「無効な、かなり」とは、「無効な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.36.1.4
Ineffective, to a
very high degree
無効な、非常に
ムコウナ、ヒジョウニ
「無効な、非常に」とは、「無効な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.36.2
Not Ineffective
無効ではない
ムコウデナイ
「無効ではない」とは、無効性に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:望みどおりの結果が首尾よく引き起こされないことが否定さ
れること。
1B.37
Insufficiency
不十分性
フジュウブンセイ
不十分性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが十分で
ないこと。
1B.37.1
Insufficient
不十分な
フジュウブンナ
「不十分な」とは、不十分性に関して判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が十分ではないことが確認されること。
1B.37.1.1
Insufficient, to a
lesser degree
不十分な、少し
フジュウブンナ、スコシ
「不十分な、少し」とは、「不十分な」と判断される看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が十分ではないことが確認され、関連する臨床
的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.37.1.2
Insufficient, to some 不十分な、ある程
degree
度
「不十分な、ある程度」とは、「不十分な」と判断される看護現象の一つで、次のよ
フジュウブンナ、アルテイド うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が十分ではないことが確認され、関連する
臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.37.1.3
Insufficient, to a
high degree
不十分な、かなり
フジュウブンナ、カナリ
1B.37.1.4
Insufficient, to a
very high degree
「不十分な、非常に」とは、「不十分な」と判断される看護現象の一つで、次のよう
不十分な、非常に フジュウブンナ、ヒジョウニ な固有の特徴をもつ:ある看護現象が十分ではないことが確認され、関連する臨
床的特性の現れは極度とみなされること。
「不十分な、かなり」とは、「不十分な」し判断される看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が十分ではないことが確認され、関連する臨
床的特性の現れは高度とみなされること。
27
28
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
1B.37.2
Not Insufficient
不十分ではない
フジュウブンデハナイ
「不十分ではない」とは、不十分性について判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が十分ではないことが否定されること。
1B.38
Limitation
制限
セイゲン
制限とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かがある点ある
いは水準に限られていること。
1B.38.1
Limited
制限あり
セイゲンアリ
「制限あり」とは、制限に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、ある点あるいは水準に限られていることが確認さ
れること。
1B.38.1.1
Limited, to a lesser
degree
制限あり、少し
セイゲンアリ、スコシ
「制限あり、少し」とは、「制限あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が、ある点あるいは水準に限られていることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.38.1.2
Limited, to some
degree
制限あり、ある程度 セイゲンアリ、アルテイド
「制限あり、ある程度」とは、「制限あり」と判断される看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ある点あるいは水準に限られていること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.38.1.3
Limited, to a high
degree
制限あり、かなり
セイゲンアリ、カナリ
「制限あり、かなり」とは、「制限あり」と判断される看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ある点あるいは水準に限られていることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.38.1.4
Limited, to a very
high degree
制限あり、非常に
セイゲンアリ、ヒジョウニ
「制限あり、非常に」とは、「制限あり」と判断される看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ある点あるいは水準に限られていることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.38.2
Not Limited
制限なし
セイゲンナシ
「制限なし」とは、制限に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、ある点あるいは水準に限られていることが否定さ
れること。
1B.39
Low
低いこと
ヒクイコト
低いこととは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが、平均
以下、あるいは通常の量以下、または強さ以下であること。
1B.39.1
Low
低い
ヒクイ
「低い」とは、低いことについて判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、平均以下、あるいは通常の量以下、または強さ以
下であることが確認されること。
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「低い、少し」とは、「低い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある看護現象が、平均以下、あるいは通常の量以下、または強さ以下
であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
「低い、ある程度」とは、「低い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が、平均以下、あるいは通常の量以下、または強さ
以下であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされるこ
と。
「低い、かなり」とは、「低い」し判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、平均以下、あるいは通常の量以下、または強さ以
下であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.39.1.1
Low, to a lesser
degree
低い、少し
ヒクイ、スコシ
1B.39.1.2
Low, to some degree
低い、ある程度
ヒクイ、アルテイド
1B.39.1.3
Low, to a high degree 低い、かなり
ヒクイ、カナリ
1B.39.1.4
Low, to a very high
degree
低い、非常に
ヒクイ、ヒジョウニ
「低い、非常に」とは、「低い」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、平均以下、あるいは通常の量以下、または強さ以
下であることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.39.2
Not Low
低くない
ヒククナイ
「低くない」とは、低いことに関して判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が、平均以下、あるいは通常の量以下、または強
さ以下であることが否定されること。
1B.40
Maintenance
維持
イジ
維持とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが継続または
保存されること。
1B.40.1
Maintained
維持された
イジサレタ
「維持された」とは、維持に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が継続または保存されていることが確認されること。
1B.40.1.1
Maintained, to a
lesser degree
維持された、少し
イジサレタ、スコシ
「維持された、少し」とは、「維持された」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が継続または保存されていることが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.40.1.2
Maintained, to some
degree
維持された、ある
程度
イジサレタ、アルテイド
「維持された、ある程度」とは、「維持された」と判断された看護現象の一つで、次
のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が継続または保存されていることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
29
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「維持された、かなり」とは、「維持された」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が継続または保存されていることが確認
され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.40.1.3
Maintained, to a high
維持された、かなり イジサレタ、カナリ
degree
1B.40.1.4
Maintained, to a very 維持された、非常
イジサレタ、ヒジョウニ
high degree
に
「維持された、非常に」とは、「維持された」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が継続または保存されていることが確認
され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.40.2
Not Maintained
維持されてない
イジサレテナイ
「維持されてない」とは、維持について判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が継続または保存されていることが否定される
こと。
1B.41
Neglect
無視
ムシ
無視とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かがほとんど注
目されないこと。
1B.41.1
Neglected
無視された
ムシサレタ
「無視された」とは、無視に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が、ほとんど注目されないことが確認されること。
1B.41.1.1
Neglected, to a
lesser degree
無視された、少し
ムシサレタ、スコシ
「無視された、少し」とは、「無視された」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ほとんど注目されないことが確認され、
関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.41.1.2
Neglected, to some
degree
無視された、ある
程度
ムシサレタ、アルテイド
「無視された、ある程度」とは、「無視された」と判断された看護現象の一つで、次
のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ほとんど注目されないことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.41.1.3
Neglected, to a high
degree
無視された、かなり ムシサレタ、カナリ
「無視された、かなり」とは、「無視された」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ほとんど注目されないことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.41.1.4
Neglected, to a very
high degree
無視された、非常
ムシサレタ、ヒジョウニ
に
「無視された、非常に」とは、「無視された」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ほとんど注目されないことが確認さ
れ、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.41.2
Not Neglected
無視されていない ムシサレテイナイ
「無視されていない」とは、無視に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が、ほとんど注目されないことが否定されるこ
と。
30
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
閉塞とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何か障害がある、
あるいは詰まっていること。
1B.42
Obstruction
閉塞
ヘイソク
1B.42.1
Obstructed
閉塞あり
ヘイソクアリ
「閉塞あり」とは、閉塞に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何か障害がある、あるいは詰まっていることが確認されること。
1B.42.1.1
Obstructed, to a
lesser degree
閉塞あり、少し
ヘイソクアリ、スコシ
「閉塞あり、少し」とは、「閉塞あり」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:何か障害がある、あるいは詰まっていることが確認され、関連す
る臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.42.1.2
Obstructed, to some
degree
閉塞あり、ある程度 ヘイソクアリ、アルテイド
1B.42.1.3
Obstructed, to a high
閉塞あり、かなり
degree
ヘイソクアリ、カナリ
「閉塞あり、かなり」とは、「閉塞あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:何か障害がある、あるいは詰まっていることが確認され、関連
する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.42.1.4
Obstructed, to a very
閉塞あり、非常に
high degree
ヘイソクアリ、ヒジョウニ
「閉塞あり、非常に」とは、「閉塞あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:何か障害がある、あるいは詰まっていることが確認され、関
連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.42.2
Not Obstructed
閉塞なし
ヘイソクナシ
「閉塞なし」とは、閉塞に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かの経路に困難なものが加わっていることが否定されること。
1B.43
Perception
知覚
チカク
知覚とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが患者やクラ
イアントに気づかれること。
1B.43.1
Perceived
知覚された
チカクサレタ
「知覚された」とは、知覚に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が患者やクライアントに気づかれることが確認される
こと。
1B.43.1.1
Perceived ,to a
lesser degree
知覚された、少し
チカクサレタ、スコシ
「知覚された、少し」とは、「知覚された」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が患者やクライアントに気づかれることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.43.1.2
Perceived, to some
degree
知覚された、ある
程度
チカクサレタ、アルテイド
「知覚された、ある程度」とは、「知覚された」と判断された看護現象の一つで、次
のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が患者やクライアントに気づかれること
が確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
「閉塞あり、ある程度」とは、「閉塞あり」と判断される看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:何か障害がある、あるいは詰まっていることが確認され、関
連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
31
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「知覚された、かなり」とは、「知覚された」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が患者やクライアントに気づかれることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.43.1.3
Perceived, to a high
degree
知覚された、かなり チカクサレタ、カナリ
1B.43.1.4
Perceived, to a very
high degree
知覚された、非常
チカクサレタ、ヒジョウニ
に
「知覚された、非常に」とは、「知覚された」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が患者やクライアントに気づかれることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.43.2
Not Perceived
知覚されていない チカクサレテイナイ
「知覚されていない」とは、知覚に関して判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が患者やクライアントに気づかれることが否
定されること。
1B.44
Pollution
汚染
オセン
汚染とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かが不潔で汚い
こと。
1B.44.1
Polluted
汚染あり
オセンアリ
「汚染あり」とは、汚染に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、不純、不潔、あるいは生命に有害なことが確認さ
れること。
1B.44.1.1
Polluted, to a lesser
汚染あり、少し
degree
オセンアリ、スコシ
「汚染あり、少し」とは、「汚染あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が、不純、不潔、あるいは生命に有害なことが
確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.44.1.2
Polluted, to some
degree
汚染あり、ある程度 オセンアリ、アルテイド
「汚染あり、ある程度」とは、「汚染あり」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が、不純、不潔、あるいは生命に有害なこと
が確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.44.1.3
Polluted, to a high
degree
汚染あり、かなり
オセンアリ、カナリ
「汚染あり、かなり」とは、「汚染あり」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が、不純、不潔、あるいは生命に有害なことが
確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.44.1.4
Polluted, to a very
high degree
汚染あり、非常に
オセンアリ、ヒジョウニ
「汚染された、非常に」とは、「汚染あり」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が、不純、不潔、あるいは生命に有害なこと
が確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.44.2
Not Polluted
汚染なし
オセンナシ
「汚染なし」とは、汚染に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が、不純、不潔、あるいは生命に有害なことが否定さ
れること。
32
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
回復とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かを所有、使
用、あるいは制御することが、再びできるようになること。
1B.45
Recovery
回復
カイフク
1B.45.1
Recovered
回復した
カイフクシタ
「回復した」とは、回復に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象を所有、使用、あるいは制御することが、再びできるよ
うになることが確認されること。
1B.45.1.1
Recovered, to a
lesser degree
回復した、少し
カイフクシタ、スコシ
「回復した、少し」とは、「回復した」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象を所有、使用、あるいは制御することが、再び
できるようになることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされ
ること。
1B.45.1.2
Recovered, to some
degree
回復した、ある程
度
カイフクシタ、アルテイド
「回復した、ある程度」とは、「回復した」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象を所有、使用、あるいは制御することが、再
びできるようになることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみな
されること。
1B.45.1.3
Recovered, to a high
degree
カイフクシタ、カナリ
「回復した、かなり」とは、「回復した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象を所有、使用、あるいは制御することが、再
びできるようになることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなさ
れること。
1B.45.1.4
Recovered, to a very
high degree
回復した、非常に カイフクシタ、ヒジョウニ
「回復した、非常に」とは、「回復した」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象を所有、使用、あるいは制御することが再び
できるようになることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされ
ること。
1B.45.2
Not Recovered
回復してない
カイフクシテナイ
「回復してない」とは、回復に関して判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:何かを所有、使用、あるいは制御することが再びできるようにな
ることが否定されること。
1B.46
Resource
資源
シゲン
資源とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:安楽や援助の手
段、人が困難なときに頼りにする何か。
1B.46.1
Resource
資源になる
シゲンニナル
「資源になる」とは、資源に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が、安楽や援助の手段で、人が困難なときに頼りに
する何かであること。
回復した、かなり
33
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「資源になる、少し」とは、「資源になる」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が、安楽や援助の手段で、人が困難なとき
に頼りにする何かであることが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみ
なされること。
1B.46.1.1
Resource, to a lesser
資源になる、少し
degree
1B.46.1.2
Resource, to some
degree
1B.46.1.3
Resource, to a high
degree
資源になる、かなり シゲンニナル、カナリ
「資源になる、かなり」とは、「資源になる」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が、安楽や援助の手段で、人が困難なと
きに頼りにする何かであることが確認され、関連する臨床的特性の現れは高度と
みなされること。
1B.46.1.4
Resource, to a very
high degree
資源になる、非常
シゲンニナル、ヒジョウニ
に
「資源になる、非常に」とは、「資源になる」と判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が、安楽や援助の手段で、人が困難なと
きに頼りにする何かであることが確認され、関連する臨床的特性の現れは極度と
みなされること。
1B.46.2
No Resource
資源にならない
シゲンニナラナイ
「資源にならない」とは、資源に関して判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が、安楽や援助の手段で、人が困難なときに
頼りにする何かであることが否定されること。
1B.47
Security
安全
アンゼン
安全とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:安心感をもたらす
何か、不安や危険がないこと。
1B.47.1
Secured
安全な
アンゼンナ
「安全な」とは、安全に関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不安や危険がないことが確認さ
れること
1B.47.1.1
Secured, to a lesser
degree
安全な、少し
アンゼンナ、スコシ
「安全な、少し」とは、「安全な」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不安や危険がないことが確認
され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
資源になる、ある
程度
シゲンニナル、スコシ
シゲンニナル、アルテイド
「資源になる、ある程度」とは、「資源になる」と判断された看護現象の一つで、次
のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が、安楽や援助の手段で、人が困難な
ときに頼りにする何かであることが確認され、関連する臨床的特性の現れは中程
度とみなされること。
34
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「安全な、ある程度」とは、「安全な」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不安や危険がないことが
確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.47.1.2
Secured, to some
degree
安全な、ある程度 アンゼンナ、アルテイド
1B.47.1.3
Secured, to a high
degree
安全な、かなり
アンゼンナ、カナリ
「安全な、かなり」とは、「安全な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不安や危険がないことが確
認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.47.1.4
Secured, to a very
high degree
安全な、非常に
アンゼンナ、ヒジョウニ
「安全な、非常に」とは、「安全な」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不安や危険がないことが確
認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.47.2
Not Secured
安全でない
アンゼンデナイ
「安全でない」とは、安全に関して判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:安心感をもたらし、不安や危険がないことが否定されること。
1B.48
Strength
強さ
ツヨサ
強さとは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何かがより強く、
しっかり、耐えられるものになること。
1B.48.1
Strengthened
強まる
ツヨマル
「強まる」とは、強さに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある看護現象がより強く、しっかり、耐えられるものになること。
1B.48.1.1
Strengthened, to a
lesser degree
強まる、少し
ツヨマル、スコシ
「強まる、少し」とは、「強まる」と判断された看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある看護現象がより強く、しっかり、耐えられるものになることが確認
され、関連する臨床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.48.1.2
Strengthened,
some degree
強まる、ある程度
ツヨマル、アルテイド
「強まる、ある程度」とは、「強まる」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象がより強く、しっかり、耐えられるものになることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.48.1.3
Strengthened, to a
high degree
強まる、かなり
ツヨマル、カナリ
「強まる、かなり」とは、「強まる」と判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象がより強く、しっかり、耐えられるものになることが確
認され、関連する臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.48.1.4
Strengthened, to a
very high degree
強まる、非常に
ツヨマル、ヒジョウニ
「強まる、非常に」とは、「強まる」と判断された看護現象の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:ある看護現象がより強く、しっかり、耐えられるものになることが
確認され、関連する臨床的特性の現れは極度とみなされること。
to
35
現象B軸・判断
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「強まらない」とは、強さに関して判断された看護現象の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある看護現象がより強く、しっかり、耐えられるものになることが否
定されること。
1B.48.2
Not Strengthened
強まらない
ツヨマラナイ
1B.49
Unstableness
不安定性
フアンテイセイ
不安定性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:何か予測不
能であること。
1B.49.1
Unstable
不安定な
フアンテイナ
「不安定な」とは、不安定性に関して判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が予測不能であることが確認されること。
1B.49.1.1
Unstable, to a lesser
不安定な、少し
degree
フアンテイナ、スコシ
「不安定な、少し」とは、「不安定な」と判断された看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:ある看護現象が予測不能であることが確認され、関連する臨
床的特性の現れは軽度とみなされること。
1B.49.1.2
Unstable, to some
degree
不安定な、ある程
フアンテイナ、アルテイド
度
「不安定な、ある程度」とは、「不安定な」と判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が予測不能であることが確認され、関連す
る臨床的特性の現れは中程度とみなされること。
1B.49.1.3
Unstable, to a high
degree
不安定な、かなり
「不安定な、かなり」とは、「不安定な」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が予測不能であることが確認され、関連する
臨床的特性の現れは高度とみなされること。
1B.49.1.4
Unstable, to a very
high degree
不安定な、非常に フアンテイナ、ヒジョウニ
「不安定な、非常に」とは、「不安定な」と判断された看護現象の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:ある看護現象が予測不能であることが確認され、関連する
臨床的特性の現れは極度とみなされること。
1B.49.2
Not Unstable
不安定でない
「不安定でない」とは、不安定性に関して判断された看護現象の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:ある看護現象が予測不能であることが否定されること。
フアンテイナ、カナリ
フアンテイデナイ
36
現象C軸・頻度
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1C.1
Continuous
連続的
レンゾクテキ
連続的とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が間隔を置いて停止したり
休止したりせずに発生している状態。
1C.2
Intermittent
断続的
ダンゾクテキ
断続的とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が間隔を置いて停止したり
休止したりしている状態。
1C.2.1
Very often
非常に多い
ヒジョウニオオイ
「非常に多い」とは、断続的な看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が、ある時
間の間における反復が非常に多いということ。
1C.2.2
Often
しばしば
シバシバ
「しばしば」とは、断続的な看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が、ある時間
の間における反復が多いということ。
1C.2.3
Sometimes
ときどき
トキドキ
「ときどき」とは、断続的な看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が、ある時間の
間における反復は時折であるということ。
1C.2.4
Rarely
まれに
マレニ
「まれに」とは、断続的な看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が、ある時間の
間における反復は少ないということ。
1C.2.5
Very rarely
めったにない
メッタニナイ
「めったにない」とは、断続的な看護現象のひとつで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が、あ
る時間の間における反復は非常に少ないということ。
1C.2.6
Never
一度もない
イチドモナイ
「一度もない」とは、断続的な看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:看護現象が、ある時
間の間における反復はないということ。
現象D軸・持続期間
コード番号
英語
訳
急性
1D.1
Acute
1D.2
Chronic 慢性
カナ
定
義
キュウセイ
急性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:短時間の間に発生し、突然で思いがけない始まりの
こと。
マンセイ
慢性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:長い時間の間に発生し、長く存在すること。
現象E軸・位相
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
1E
Nursing Phenomenon
看護現象
カンゴゲンショウ
1E.4.2
Partial
部分的
ブブンテキ
1E.1
Horizontally
水平位置
スイヘイイチ
1E.5
Centrality
中心性
チュウシンセイ
1E.1.1
Upper
上部
ジョウブ
1E.5.1
Central
中心的
チュウシンテキ
1E.1.1.1
Upper right
右上部
ミギジョウブ
1E.5.2
Peripheral
末梢的
マッショウテキ
1E.1.1.2
Upper left
左上部
ヒダリジョウブ
1E.6
Whole/Part
全体/部分 ゼンタイ/ブブン
1E.1.2
Lower
下部
カブ
1E.6.1
Whole
全体
ゼンタイ
1E.1.2.1
Lower right
右下部
ミギカブ
1E.6.2
Part
部分
ブブン
1E.1.2.2
Lower left
左下部
ヒダリカブ
1E.7
In/Out
内/外
ウチ/ソト
ナイ/ガイ
1E.2
Verticality
垂直位置
スイチョクイチ
1E.7.1
Inner
内側
ウチガワ/ナイソク
1E.2.1
Right (side)
右(側)
ミギ(ガワ)/ウ(ソク)
1E.7.2
Outer
外側
ソトガワ/ガイソク
1E.2.2
Left (side)
左(側)
ヒダリ(ガワ)/サ(ソク)
1E.8
Back/Front
前/後
マエ/ウシロ
ゼン/ゴ
1E.3
Laterality
側性
ソクセイ
1E.8.1
Posterior
後方
コウホウ
1E.3.1
Unilateral
片側
カタガワ/ヘンソク
1E.8.2
Anterior
前方
ゼンポウ
1E.3.2
Bilateral
両側
リョウガワ/リョウソク
1E.4
Totality
完全性
カンゼンセイ
1E.4.1
Total
全体的
ゼンタイテキ
1E.4.1.1
All
全て
スベテ
1E.4.1.2
Both
両方
リョウホウ
1
現象F軸・身体部位
コード番号
英語
訳
1F.1
A
1F.1.1
Abdomen
腹
1F.1.2
Amputation Stump
1F.1.3
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
1F.2.7
Breast
乳房
ニュウボウ/チブサ
ハラ/フク
1F.2.7.1
Female Breast
女性乳房
ジョセイニュウボウ
切断端
セツダンタン
1F.2.8
Bronchi
気管支
キカンシ
Anal Sphincter
肛門括約筋
コウモンカツヤクキン
1F.2.9
Buttock
臀部
デンブ
1F.1.4
Ankle
足首
アシクビ
1F.3
C
1F.1.5
Anus
肛門
コウモン
1F.3.1
Cardiovascular
System
心臓血管系
シンゾウケッカンケイ
1F.1.6
Areola
乳輪
ニュウリン
1F.3.2
Capillary
毛細血管
モウサイケッカン
1F.1.7
Arm
腕
ウデ
1F.3.3.1
Nasal Cavity
鼻腔
ビクウ
1F.1.7.1
Forearm
前腕
ゼンワン/マエウデ
1F.3.3.2
Oral Cavity
口腔
コウクウ
1F.1.8
Artery
動脈
ドウミャク
1F.3.3.3
Cranial Cavity
頭蓋腔
ズガイクウ
1F.1.8.1
Pulmonary Artery
肺動脈
ハイドウミャク
1F.3.3.4
Laryngeal Cavity
喉頭腔
コウトウクウ
1F.1.9
Axilla
腋窩
エキカ
1F.3.3
Cavity
腔
クウ/コウ
1F.2
B
1F.3.4
Chest
胸
ムネ/キョウ
1F.2.1
Back
背
セ/ハイ
1F.3.5
Chest Wall
胸壁
キョウヘキ
1F.2.2
Beard
あごひげ
アゴヒゲ
1F.3.6
Chin
おとがい
オトガイ
1F.2.3
Body as a Whole
全身
ゼンシン
1F.3.7
Clitoris
陰核
インカク
1F.2.4
Body Tissue
身体組織
シンタイソシキ
1F.3.8
Conjunctiva
結膜
ケツマク
1F.2.5
Bowel
腸
チョウ
1F.3.9
Cornea
角膜
カクマク
1F.2.6
Brain
脳
ノウ
1F.4
E
2
現象F軸・身体部位
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
ダンセイセイショクキ
ケイ
1F.4.1
Ear
耳
ミミ/ジ
1F.6.2.2
Male Genital System 男性生殖器系
1F.4.3
Elbow
肘
ヒジ
1F.7
H
1F.4.4
Extremity
末端
マッタン
1F.7.1
Hair
体毛
タイモウ
1F.4.5
Eye
眼
メ/ガン
1F.7.1.1
Hair of Scalp
頭皮の毛
トウヒノケ
1F.4.6
Eyelid
眼瞼
ガンケン
1F.7.1.2
Hair of Face
顔面の毛
ガンメンノケ
1F.5
F
1F.7.1.3
Hair of Trunk
体幹の毛
タイカンノケ
1F.5.1
Face
顔
カオ
1F.7.1.4
Hair of Axilla
腋窩の毛
エキカノケ
1F.5.2
Fetus
胎児
タイジ
1F.7.1.5
Hair of Pubis
恥骨の毛
チコツノケ
1F.5.3
Finger
指
ユビ
1F.7.2
Hand
手
テ
1F.5.4
Flank
側腹
ソクフク/ワキバラ
1F.7.3
Head
頭
アタマ/トウ
1F.5.5
Foot
足
アシ
1F.7.4
Heart
心臓
シンゾウ
1F.5.6
Forehead
前頭
ゼントウ
1F.7.5
Heel
踵
カカト/ショウ
1F.5.7
Foreskin of Penis
陰茎の包皮
インケイノホウヒ
1F.7.6
Hip
腰
コシ/ヨウ
1F.6
G
1F.6.1
Gastrointestinal
Tract
1F.6.2
1F.6.2.1
Genital System
Female Genital
System
1F.8
I
胃腸管
イチョウカン
1F.8.1
生殖器系
セイショクキケイ
1F.8.2
Integumentary System 外皮
Intracranial
Arachnoid
頭蓋内クモ膜
女性生殖器系
ジョセイセイショクキケ
イ
1F.9
J
ガイヒ
ズガイナイクモマク
3
現象F軸・身体部位
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
1F.9.1
Jaw
顎
アゴ/ガク
1F.12.3.3
1F.9.2
Joint
関節
カンセツ
1F.12.3.4
1F.10
K
1F.10.1
Knee
1F.11
L
1F.11.1
Larynx
喉頭
1F.11.2
Leg
1F.11.3
英語
訳
カナ
1F.12.3.5
Oral Mucous Membrane 口腔粘膜
Tracheal Mucous
Membrane
気管粘膜
Vaginal Mucous
Membrane
膣粘膜
1F.12.4
Muscle
筋肉
キンニク
1F.12.5
Musculoskeletal
System
筋骨格系
キンコッカクケイ
コウトウ
1F.13
N
脚
アシ/キャク
1F.13.1
Nail
爪
ツメ/ソウ
Limb
四肢
シシ
1F.13.1.1
Nail of Finger
手指の爪
シュシノツメ
1F.11.4
Lip
口唇
コウシン
1F.13.1.2
Nail of Toe
足趾の爪
ソクシノツメ
1F.11.5
Lung
肺
ハイ
1F.13.2
Neck
首
クビ
1F.12
M
1F.13.3
Nerve
神経
シンケイ
1F.12.1
Mouth
口
クチ/コウ
1F.13.4
Nervous System
神経系
シンケイケイ
1F.12.2
Angle of Mouth
口角
コウカク
1F.13.5
Nipple
乳頭
ニュウトウ
1F.12.3
Mucous Membrane
粘膜
ネンマク
1F.13.6
Nose
鼻
ハナ
口唇粘膜
コウシンネンマク
1F.14
O
舌粘膜
ゼツネンマク
1F.14.1
Ovary
卵巣
ランソウ
1F.17.8
Stoma
ストーマ(孔)
ストーマ
1F.12.3.2
Mucous Membrane of
Lip
Mucous Membrane of
Tongue
1F.15
P
1F.12.3.1
膝
ヒザ/シツ
コウクウネンマク
キカンネンマク
チツネンマク
4
現象F軸・身体部位
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
1F.15.1
Pelvis
骨盤
コツバン
1F.17.8.1
Colostomy
結腸瘻(結腸ストー ケッチョウロウ(ケッ
マ)
チョウストーマ)
1F.15.2
Penis
陰茎
インケイ
1F.17.8.2
Ilestomy
回腸瘻(回腸ストー カイチョウロウ(カイ
マ)
チョウストーマ)
1F.15.3
Perineum
会陰
エイン
1F.17.8.3
Tracheostomy
気管切開
キカンセッカイ
1F.15.4
Pleura
胸膜
キョウマク
1F.17.8.4
Urostomy
尿路瘻
ニョウロロウ
1F.15.5
Prostate
前立腺
ゼンリツセン
1F.17.9
Stump
端
タン/ハシ
1F.16
R
1F.18
T
1F.16.1
Rectum
直腸
チョクチョウ
1F.18.1
Testis
睾丸
コウガン
1F.16.2
Rib
肋骨
ロッコツ
1F.18.2
Thigh
大腿
ダイタイ
1F.17
S
1F.18.3
Thorax
胸腔
キョウクウ
1F.17.1
Sacrum
仙骨
センコツ
1F.18.4
Tissue
組織
ソシキ
1F.17.2
Scrotum
陰嚢
インノウ
1F.18.4.1
Subcutaneous Tissue 皮下組織
1F.17.3
Skeletal Bones
骨格
コッカク
1F.18.4.2
Body Tissue
体組織
タイソシキ
1F.17.4
Skeletal System
骨格系
コッカクケイ
1F.18.4.3
Soft Tissues
軟部組織
ナンブソシキ
1F.17.5
Skin
皮膚
ヒフ
1F.18.4.4
Fatty tissue
脂肪組織
シボウソシキ
1F.17.6
Skull
頭蓋骨
ズガイコツ
1F.18.5
Toe
足趾
ソクシ
1F.17.7
Stomach
胃
イ
1F.18.6
Tooth
歯
ハ
1F.18.8
Trachea
気管
キカン
1F.18.9
Trunk
体幹
タイカン
1F.19
U
ヒカソシキ
5
現象F軸・身体部位
コード番号
英語
訳
カナ
1F.19.1
Ulcer
潰瘍
カイヨウ
1F.19.2
Umbilicus
臍
ヘソ/サイ
1F.19.3
Urethra
尿道
ニョウドウ
1F.19.4
膀胱
ボウコウ
1F.19.5
Urinary Bladder
Urinary Bladder
Muscular Sphincter
膀胱括約筋
ボウコウカツヤクキン
1F.19.6
Urogenital System
泌尿生殖器系
ヒニョウセイショクキケ
イ
1F.19.7
Uterus
子宮
シキュウ
1F.20
V
1F.20.1
Vagina
膣
チツ
1F.20.2
Vein
静脈
ジョウミャク
1F.20.3
Vulva
外陰
ガイイン
手首
テクビ
創傷
ソウショウ
1F.21
W
1F.21.1
Wrist
1F.21.2
Wound
コード番号
英語
訳
カナ
1
現象G軸・見込み
コード番号
英語
訳
カナ
キケンセイ
定
義
危険性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:一定の確
率で望ましくない看護現象が起こると推定されること。
1G.1
Risk for
危険性
1G.1.1
Very high risk for
非常に高い危険性 ヒジョウニタカイキケンセイ
非常に高い危険性とは、危険性に関する看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:80〜100%の確率で望ましくない看護現象が起こると
推定されること。
1G.1.2
High risk for
高い危険性
高い危険性とは、危険性に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:60〜80%の確率で望ましくない看護現象が起こると推定され
ること。
1G.1.3
Some risk for
ある程度の危険性 アルテイドノキケンセイ
ある程度の危険性とは、危険性に関する看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:40〜60%の確率で望ましくない看護現象が起こると推
定されること。
1G.1.4
Low risk for
低い危険性
低い危険性とは、危険性に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:20〜40%の確率で望ましくない看護現象が起こると推定され
ること。
1G.1.5
Very low risk for
非常に低い危険性 ヒジョウニヒクイキケンセイ
非常に低い危険性とは、危険性に関する看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:0〜20%の確率で望ましくない看護現象が起こると推
定されること。
1G.2
Chance for
可能性
可能性とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:一定の確
率で望ましい看護現象が起こると推定されること。
1G.2.1
Very Great chance for
非常に高い可能性 ヒジョウニタカイカノウセイ
非常に高い可能性とは、可能性に関する看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:80〜100%の確率で望ましい看護現象が起こると推定
されること。
1G.2.2
Great chance for
高い可能性
高い可能性とは、可能性に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:60〜80%の確率で望ましい看護現象が起こると推定されるこ
と。
タカイキケンセイ
ヒクイキケンセイ
カノウセイ
タカイカノウセイ
2
現象G軸・見込み
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
1G.2.3
Some chance for
ある程度の可能性 アルテイドノカノウセイ
ある程度の可能性とは、可能性に関する看護現象のひとで、次のような固
有の特徴をもつ:40〜60%の確率で望ましい看護現象が起こると推定さ
れること。
1G.2.4
Low chance for
低い可能性
低い可能性とは、可能性に関する看護現象の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:20〜40%の確率で望ましい看護現象が起こると推定されるこ
と。
1G.2.5
Very low chance for
非常に低い可能性 ヒジョウニヒクイカノウセイ
ヒクイカノウセイ
非常に低い可能性とは、可能性に関する看護現象の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:0〜20%の確率で望ましい看護現象が起こると推定さ
れること。
現象H軸・該当者
コード番号
英語
訳
カナ
1H.1
Individual
個人
コジン
1H.2
Group
集団
シュウダン
1H.2.1
Family
家族
カゾク
1H.2.1.1
Family (Distributively)
家族(単数的)
カゾク(タンスウテキ)
1H.2.1.2
Family (Collectively)
家族(集合的)
カゾク(シュウゴウテキ)
1H.2.2
Community
地域
チイキ
1H.2.2.1
Community (Distributively) 地域(単数的)
1H.2.2.2
Community (Collectively)
地域(集合的)
チイキ(タンスウテキ)
チイキ(シュウゴウテキ)
定
義
個人とは、該当者に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:一人の人間によってその看護現象が所有される。
集団とは、該当者に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:人間の集合体によってその看護現象が所有される。
家族とは、該当者に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:重要他者を含む血縁、親戚、情的または法的に相互関係のある人間の
集合体によってその看護現象が所有される。
家族(単数的)とは、家族に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:重要他者を含む血縁、親戚、情的または法的にお互いにつな
がっている、個人個人として考えられる人間の集合体にその看護現象が所
有される。
家族(集合的)とは、家族に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:重要他者を含む血縁、親戚、情的または法的にお互いにつな
がっているメンバーから構成された、社会的単位、あるいは統合体として考
えられる人間の集合体によってその看護現象が所有される。全体としての
家族によって構成される社会的単位は、集団の部分を形成している個人個
人とその間の関係の他の何かとして考えられる。
地域とは、集団に関する看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
共有した地理、共有した状況、あるいは共通した興味を通じてお互いに関
係している人間の集合体によってその看護現象が所有される。
地域(単数的)とは、地域に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:共有した地理、共有した状況、あるいは共通した興味を通じてお
互いに関係している、個々として考えられる人間の集合体にその看護現象
が所有される。
地域(集合的)とは、地域に関する看護現象の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:共有した地理、共有した状況、あるいは共通した興味によってお
互いにつながっているメンバーから構成された社会的単位あるいは統合体
として考えられる人間の集合体によってその看護現象が所有される。全体と
しての地域によって構成される社会的単位は、集団の部分を形成している
個々とその間の関係の他の何かとして考えられる。
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
看護行為とは、行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:実践の場における
看護師の行動。
2
Nursing Action
看護行為
カンゴコウイ
2A.1
Observing
観察する
カンサツスル
「観察する」とは、看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人や物事に
目を向けて注意深く見ること。
2A.1.1
Identifying
同定する
ドウテイスル
「同定する」とは、「観察する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事が何者、何事であるのかを体系的に確認すること。
2A.1.1.1
Tracing
追跡する
ツイセキスル
「追跡する」とは、「同定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:詳しく調べることにより、人や物事に関する形跡や徴候を発見し、見つ
け出し、観察すること。
2A.1.1.2
Profiling
全体像を描く
「全体像を描く」とは、「同定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
ゼンタイゾウヲエガ
の特徴をもつ:ある母集団の健康行動や健康上のニーズを体系的に明確化する
ク
こと。
2A.1.2
Determining
判定する
ハンテイスル
「判定する」とは、「観察する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある物事が存在することを見出す、または精密に確認すること。
2A.1.2.1
Examining
診査する
シンサスル
「診査する」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を調査したり、人や物事を詳しく分析的に調べることで、ある物事
が存在することを精密に確認すること。
2A.1.2.1.1
Auscultating
聴診する
チョウシンスル
「聴診する」とは、「診査する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:身体内部の音を聞き取ること。
2A.1.2.1.2
Palpating
触診する
ショクシンスル
「触診する」とは、「診査する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:手を使って身体部位を調べること。
2A.1.2.1.3
Percussing
打診する
ダシンスル
「打診する」とは、「診査する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:指や器具で身体部位を軽く叩いて調べること。
2A.1.2.1.4
Screening
スクリーニングを行う
「スクリーニングを行う」とは、「診査する」に関する看護行為の一つで、次のような
スクリーニングヲオ
固有の特徴をもつ:疾患やその他の現象により苦しんでいる人とそうではない人
コナウ
を見分けること。
1
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「テストする」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事を試したり試験をすること。
2A.1.2.2
Testing
テストする
テストスル
2A.1.2.3
Analyzing
分析する
ブンセキスル
「分析する」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事に関する情報を総合すること。
2A.1.2.4
Checking
チェックする
チェックスル
「チェックする」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:物事の正確さや質、状態を確認すること。
2A.1.2.5
Verifying
立証する
リッショウスル
「立証する」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事が真実であること、または正しいことを確認すること。
2A.1.2.6
Measuring
測定する
ソクテイスル
「測定する」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事の属性を表す数値を確かめること。
2A.1.2.6.1
Weighing
重さを量る
オモサヲハカル
「重さを量る」とは、「測定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物の重さを確かめ、それを数値で表現すること。
2A.1.2.7
Calculating
計算する
ケイサンスル
2A.1.3
Surveying
定期調査を行う
2A.1.3.1
Monitoring
監視する
2A.1.3.2
Inspecting
精査する
セイサスル
「精査する」とは、「観察する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事を綿密に、体系的な方法で見ること。
2A.1.3.3
Supervising
監督する
カントクスル
「監督する」とは、「観察する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事の推移を見守ること。
2A.1.4
Assessing
査定する
サテイスル
「査定する」とは、「観察する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事の大きさや質、意義などを推測すること。
「計算する」とは、「判定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:数えたり数式を用いるなどして確かめること。
「定期調査を行う」とは、「監視する」に関する看護行為の一つで、次のような固
テイキチョウサヲオ
有の特徴をもつ:人や物事を定期的に繰り返し調査し、これを長期にわたって続
コナウ
けること。
「監視する」とは、「観察する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
カンシスル
徴をもつ:人や物事を繰り返し、または定期的に見ること。
2
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「解釈する」とは、「査定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を理解する、あるいは説明すること。
2A.1.4.1
Interpreting
解釈する
カイシャクスル
2A.2
Managing
管理する
カンリスル
「管理する」とは、看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人や物事に
対する責任を引き受け、秩序をもたらすこと。
2A.2.1
Organizing
組織する
ソシキスル
「組織する」とは、「管理する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事に秩序のある構造を与える、つまり、物事を秩序づけること。
2A.2.1.1
Coordinating
コーディネートする
コーディネートスル
「コーディネートする」とは、「組織する」に関する看護行為の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:すなわち物事を適切に関連づけること。
2A.2.1.1.1
Planning
計画する
ケイカクスル
「計画する」とは、「コーディネートする」に関する監護行為の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:あらかじめ物事を検討し、指示し、取り決めておくこと。
2A.2.1.1.1.1
Prioritizing
優先順位をつける
2A.2.1.1.1.1.1
Triaging
2A.2.1.1.1.2
Scheduling
2A.2.1.1.2
Arranging
整える
トトノエル
「整える」とは、「コーディネートする」に関する看護行為の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:物事を要求されている秩序体系に当てはめること。
2A.2.1.1.3
Requesting
依頼する
イライスル
「依頼する」とは、「コーディネートする」に関する看護行為の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:人に何かをするように、または何かを指示するように頼むこ
と。
2A.2.1.1.4
Referring
照会する
ショウカイスル
「照会する」とは、「コーディネートする」に関する看護行為の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:誰かを誰かのもとに行かせたり何かに差し向けたりすること。
2A.2.1.2
Controlling
制御する
セイギョスル
「制御する」とは、「組織する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:機能や行為、反射作用を調節、維持すること。
ユウセンジュンイヲ 「優先順位をつける」とは、「計画する」に関する監護行為の一つで、次のような
ツケル
固有の特徴をもつ:物事を優先するものから順位づけること。
「選別する」とは、「優先順位をつける」に関する監護行為の一つで、次のような
選別する
センベツスル
固有の特徴をもつ:外傷や疾病などの処置順を決定するために、それぞれに緊
急の度合いをつけること。
スケジュールを立て スケジュールヲタテ 「スケジュールを立てる」とは、「計画する」に関する看護行為の一つで、次のよう
る
ル
な固有の特徴をもつ:スケジュール(日程表)を作成すること。
3
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「調節する」とは、「制御する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:期待する結果が得られるように、物事を合わせること。
2A.2.1.2.1
Regulating
調節する
チョウセツスル
2A.2.1.2.1.1
Altering
変更する
ヘンコウスル
「変更する」とは、「調節する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を変える、または物事を別のものにすること。
2A.2.1.2.1.1.1
Initiating
開始する
カイシスル
「開始する」とは、「変更する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を変え始める、または別のものにし始めること。
2A.2.1.2.1.1.2
Increasing
増やす
フヤス
「増やす」とは、「変更する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:望ましい結果(より高い状態)を得ることができるように物事を適合させる
こと。
2A.2.1.2.1.1.3
Decreasing
減らす
ヘラス
「減らす」とは、「変更する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:望ましい結果(より低い状態)を得ることができるように物事を適合させる
こと。
2A.2.1.2.1.1.4
Interrupting
中断する
チュウダンスル
「中断する」とは、「変更する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを行うために、あるいは物事を別の状態にするために途中で止め
ること。
2A.2.1.2.1.1.4.1
Weaning
離脱する
リダツスル
「離脱する」とは、「中断する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人が何かに依存している状態をやめさせること。
2A.2.1.2.1.1.4.2
Suppressing
抑える
オサエル
「抑える」とは、「中断する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:物事の活動やその存在をなくすこと。
2A.2.1.2.1.2
Maintaining
維持する
イジスル
「維持する」とは、「調節する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を保持する、あるいは物事を続行・継続させること。
2A.2.1.2.1.2.1
Stabilizing
安定させる
アンテイサセル
「安定させる」とは、「維持する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:物事が変化しないようにすること。
2A.2.1.2.1.2.2
Optimizing
最善の状態にする
サイゼンノジョウタ 「最善の状態にする」とは、「維持する」に関する看護行為の一つで、次のような
イニスル
固有の特徴をもつ:最良の結果を得ること。
2A.2.1.2.2
Restraining
制限する
セイゲンスル
「制限する」とは、「制御する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事を一定の限界にとどめること。
4
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「限定する」とは、「制限する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事を一定の物理的限界内にとどめること。
2A.2.1.2.2.1
Restricting
限定する
ゲンテイスル
2A.2.1.2.2.1.1
Area Restricting
制限区域を設ける
セイゲンクイキヲモ 「制限区域を設ける」とは、「限定する」に関する看護行為の一つで、次のような
ウケル
固有の特徴をもつ:人や物事を一定の地理的限界内にとどめておくこと。
2A.2.1.2.2.1.2
Immobilizing
固定する
コテイスル
「固定する」とは、「限定する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事の動きを限定すること
2A.2.1.2.2.2
Isolating
隔離する
カクリスル
「隔離する」とは、「制限する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある人と他の人々との間に隔たりをつくり、二者を分けること。
2A.2.1.2.2.3
Limit Setting
限界を設定する
「限界を設定する」とは、「制限する」に関する看護行為の一つで、次のような固
ゲンカイヲセッテイ
有の特徴をもつ:望ましい、または受け入れ可能な患者の行動の範囲を守らせ
スル
ること。
2A.2.1.2.3
Permitting
許可する
キョカスル
「許可する」とは、「制御する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:機会を認める、または与えること。
2A.2.2
Distributing
分配する
ブンパイスル
「分配する」とは、「管理する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を広げること、広く行き渡らせること。
2A.2.2.1
Administering
施行する
シコウスル
「施行する」とは、「分配する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:治療を行う、または適用すること。
2A.2.2.2
Applying
適用する
テキヨウスル
「適用する」とは、「分配する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを実際に用いること。
2A.2.2.3
Giving
与える
アタエル
「与える」とは、「分配する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:何かをどこかへ移動させること。
2A.2.2.4
Providing
支給する
シキュウスル
「支給する」とは、「分配する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:誰かのために物事を準備しておくこと。
2A.2.2.5
Offering
提供する
テイキョウスル
「提供する」とは、「分配する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:機会を与えること。
5
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「収集する」とは、「管理する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを寄せ集めること、集合させること。
2A.2.3
Collecting
収集する
シュウシュウスル
2A.3
Performing
実施する
ジッシスル
「実施する」とは、看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:専門的な技
術を要する作業を行うこと。
2A.3.1
Cleaning
洗浄する
センジョウスル
「洗浄する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:汚れや感染の原因となるものを除去すること。
2A.3.1.1
Washing
洗う
アラウ
「洗う」とは、「洗浄する」に関かる看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:何かを水やその他の液体と洗浄剤を用いてきれいにすること。
2A.3.1.1.1
Rinsing
すすぐ
ススグ
「すすぐ」とは、「洗う」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:不要物を除去するためにきれいな水やその他の液体で軽く洗うこと。
2A.3.1.1.2
Irrigating
灌流する
カンリュウスル
「灌流する」とは、「洗う」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:持続的に液体を流して、何かを洗い落とすこと。
2A.3.1.1.3
Flushing
フラッシュする
フラッシュスル
「フラッシュする」とは、「洗う」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:圧をかけた水を噴出させて、洗う、または清浄にすること。
2A.3.1.2
Cleansing
浄化する
ジョウカスル
「浄化する」とは、「洗浄にする」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かを徹底的にきれいにすること、あるいは純化すること。
2A.3.1.2.1
Disinfecting
消毒する
ショウドクスル
「消毒する」とは、「浄化する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:あるものから病原性微生物を取り除くこと。
2A.3.1.2.2
Sterilizing
滅菌する
メッキンスル
「滅菌する」とは、「浄化する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある物を一切微生物のない状態にすること。
2A.3.1.3
Scrubbing
こすり落とす
コスリオトス
「こすり落とす」とは、「洗浄する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:固いブラシを使って強くこすること。
2A.3.1.4
Shampooing
シャンプーする
シャンプースル
「シャンプーする」とは、「洗浄する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:きれいにしたり微生物を取り除くために、水と洗浄剤を用いて洗う
こと。
6
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「サクションする」とは、「洗浄する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:管腔内から空気や液体を取り除くことによって部分的な陰圧を作
り出し、それによってあるものを除去すること
「吸引する」とは、「サクションする」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:ある物質を吸い出す、または引き出すこと。
2A.3.1.5
Suctioning
サクションする
サクションスル
2A.3.1.5.1
Aspirating
吸引する
キュウインスル
2A.3.1.5.1.1
Manual Aspirating
手動吸引する
シュドウキュウイン
定義なし
スル
2A.3.1.5.1.2
Mechanical Aspirating
器械吸引する
キカイキュウインス
定義なし
ル
2A.3.1.6
Draining
排液する
ハイエキスル
「排液する」とは、「洗浄する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを流出させる、または排出させること。
2A.3.2
Grooming
整容する
セイヨウスル
「整容する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ブラッシングや他の方法で、頭髪や爪の手入れをし、きれいにするこ
と。
2A.3.2.1
Brushing
ブラッシングする
ブラッシングスル
「ブラッシングする」とは、「整容する」に関する看護行為の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:髪や肌をブラシでなでる、または歯をブラシで清潔にすること。
2A.3.2.2
Combing
くしを入れる
クシヲイレル
「くしを入れる」とは、「整容する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:髪をくしでなでること。
2A.3.3
Bathing
入浴させる
ニュウヨクサセル
「入浴させる」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かに水をかける、または、何かを水に浸したり水中に置いたりする
こと。
2A.3.3.1
Soaking
浸す
ヒタス
「浸す」とは、「入浴させる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:何かにできるだけ多く液体を吸収させること。
2A.3.4
Covering
覆う
オオウ
「覆う」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:身体の上や前面に何かを被せること。
7
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「着衣させる」とは、「覆う」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:誰かに衣服や覆うものを供給すること。
2A.3.4.1
Clothing
着衣させる
チャクイサセル
2A.3.4.2
Dressing
更衣させる
コウイサセル
「更衣させる」とは、「覆う」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴を
もつ:誰かに衣服を着せたり脱がせたりすること。
2A.3.4.3
Draping
掛ける
カケル
「掛ける」とは、「覆う」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:布などを被せること。
2A.3.5
Feeding
食べさせる
タベサセル
「食べさせる」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:誰かに食物を与えること。
2A.3.6
Positioning
位置を定める
イチヲサダメル
「位置を定める」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:人や物を特定の場所に置くこと。
2A.3.6.1
Elevating
持ち上げる
モチアゲル
「持ち上げる」とは、「位置を定める」に関する看護行為の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:全身あるいは身体の一部を持ち上げる、または高くすること。
2A.3.6.2
Lowering
下げる
サゲル
「下げる」とは、「位置を定める」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:全身あるいは身体の一部を低くすること。
2A.3.6.3
Turning
向きを変える
ムキヲカエル
「向きを変える」とは、「位置を定める」に関する看護行為の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:姿勢を変えて、違う方向を向くようにすること。
2A.3.6.4
Transferring
移動させる
イドウサセル
「移動させる」とは、「位置を定める」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:人や物をある場所から別の場所に移すこと。
2A.3.7
Manipulating
手で操作する
テデソウサスル
「手で操作する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:身体の一部を手で動かすこと。
2A.3.7.1
Massaging
マッサージを行う
マッサージヲオコ
ナウ
「マッサージを行う」とは、「手で操作する」に関する看護行為の一つで、次のよう
な固有の特徴をもつ:全身や身体の一部を強く押したりこすったりすること。
2A.3.7.2
Rubbing
こする
コスル
「こする」とは、「マッサージを行う」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:強い圧を加えながら、手や他の何かを身体表面上で動かすこと。
8
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「搾乳する」とは、「手で操作する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:乳房から乳汁を取り出すために、手で乳房に圧を加えてこするこ
と。
2A.3.7.3
Milking
搾乳する
サクニュウスル
2A.3.7.4
Compressing
圧迫する
アッパクスル
「圧迫する」とは、「手で操作する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:何かを合わせて圧力をかけること。
2A.3.8
Mobilizing
動くようにする
ウゴクヨウニスル
「動くようにする」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:何かを可動化すること。
2A.3.9
Stimulating
刺激する
シゲキスル
2A.3.9.1
Defibrillating
除細動を行う
2A.3.10
Cutting
切る
2A.3.10.1
Shaving
剃る
ソル
「剃る」とは、「切る」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:
髪やひげを切ること。
2A.3.10.2
Incising
切開する
セッカイスル
「切開する」とは、「切る」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:何かに切り込みを入れること。
2A.3.11
Suturing
縫合する
ホウゴウスル
「縫合する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:創を縫い合わせること。
2A.3.12
Clamping
クランプする
クランプスル
「クランプする」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:あるもの、たとえば組織や管を締める、結びつける、または圧迫する
こと。
2A.3.13
Ventilating
換気する
カンキスル
「換気する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:空気が自由に通り抜けるようにすること。
2A.3.14
Preparing
準備する
ジュンビスル
「準備する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事を用意ができた状態にする。
「刺激する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを生起させる、あるいは興奮させること。
「除細動を行う」とは、「刺激する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
ジョサイドウヲオコ
の特徴をもつ:致死的不整脈の発生時に、胸壁を介して心筋に除細動器で電気
ナウ
的ショックを与えること。
「切る」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
キル
つ:何かを短くする、あるいは取り除くこと。
9
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「膨らませる」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを物質で満たすこと。
2A.3.15
Inflating
膨らませる
フクラマセル
2A.3.15.1
Hyper inflating
過膨張させる
カボウチョウサセル
「過膨張させる」とは、「膨らませる」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:何かを物質で過剰に満たすこと
2A.3.16
Inserting
挿入する
ソウニュウスル
「挿入する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:身体の一部に何かを入れる、差し込む、あるいは留置すること。
2A.3.16.1
Injecting
注射する
チュウシャスル
「注射する」とは、「挿入する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:身体の一部に針を刺して、物質を体内に入れること。
2A.3.16.2
Puncturing
穿刺する
センシスル
2A.3.16.3
Catheterizing
カテーテルを挿入す カテーテルヲソウ
る
ニュウスル
2A.3.16.4
Intubating
挿管する
ソウカンスル
2A.3.16.5
Instilling
点滴する
テンテキスル
2A.3.17
Installing
取り付ける
トリツケル
「取り付ける」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある装置を使用する場所に置く、あるいは固定すること。
2A.3.17.1
Setting Up
設置する
セッチスル
「設置する」とは、「取り付ける」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを使用場所におくこと。
2A.3.17.2
Putting On/In
装着する
ソウチャクスル
「装着する」とは、「取り付ける」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:装置や備品などを使用場所に置く、つける、差し込むこと。
2A.3.18
Removing
除去する
ジョキョスル
「除去する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かをはずす、あるいは取り除くこと。
「穿刺する」とは、「挿入する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:血管や体腔に針を刺して物質を抜き出すこと。
「カテーテルを挿入する」とは、「挿入する」に関する看護行為の一つで、次のよ
うな固有の特徴をもつ:液体を注入または排出させるために、身体の一部にカ
テーテルを入れる、差し込む、または留置すること。
「挿管する」とは、「挿入する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:換気を図るために、気管内にチューブを入れる、差し込む、または留
置すること。
「点滴する」とは、「挿入する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある物の中に液体を滴下して徐々に入れること。
10
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「吸い出す」とは、「除去する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:液体を抜き取ること。
2A.3.18.1
Drawing
吸い出す
スイダス
2A.3.18.2
Disposing
処分する
ショブンスル
「処分する」とは、「除去する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを始末すること。
2A.3.19
Changing
交換する
コウカンスル
「交換する」とは、「実施する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:何かを別のものと取り替えること。
2A.4
Attending
世話をする
セワヲスル
2A.4.1
Assisting
介助する
カイジョスル
2A.4.1.1
Facilitating
助長する
ジョチョウスル
2A.4.1.2
Supporting
支える
ササエル
2A.4.1.2.1
Encouraging
励ます
ハゲマス
2A.4.1.2.2
Reinforcing
強化する
キョウカスル
「強化する」とは、「支える」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:物事や人を強くすること。
2A.4.1.2.3
Advocating
擁護する
ヨウゴスル
「擁護する」とは、「支える」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:人や物事を弁護すること。
2A.4.1.3
Promoting
促進する
ソクシンスル
「促進する」とは、「介助する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:誰かに代わって物事を始めたり進めたりするのを助けること。
2A.4.1.3.1
Inducing
誘発する
ユウハツスル
「誘発する」とは、「促進する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:物事を引き起こすようにすること。
「世話をする」とは、看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:人やある
物に関心を寄せる、対応する、あるいは面倒を見ること。
「介助する」とは、「世話をする」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:ある人に代わってその作業の一部を行う、あるいはある人が本来も
つ機能を発揮するよう助けること。
「助長する」とは、「介助する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:誰かにとって何かとやりやすくすること。
「支える」とは、「介助する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:人や物事がうまくいくように、社会的・心理的援助を与える、人や物事が
失敗しないようにすること。
「励ます」とは、「支える」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:誰かに自信や希望を与えること。
11
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
2A.4.1.3.2
Motivating
動機づける
2A.4.1.3.3
Enhancing
高める
2A.4.1.3.4
Empowering
力を発揮させる
2A.4.2
Treating
手当てする
2A.4.2.1
Alleviating
緩和する
2A.4.2.2
Relieving
軽減する
2A.4.2.3
Restoring
2A.4.2.3.1
Resuscitating
2A.4.2.3.2
Rehabilitating
2A.4.3
Preventing
カナ
定 義
「動機づける」とは、「促進する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
ドウキヅケル
特徴をもつ:誰かが特定の方法で行動するように、またはある活動に対する興味
を喚起するように仕向けること。
「高める」とは、「促進する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
タカメル
をもつ:もともと質のよいことをいっそう高度にする、あるいは強化する、増進する
こと
「力を発揮させる」とは、「促進する」に関する看護行為の一つで、次のような固
チカラヲハッキサセ
有の特徴をもつ:人々の選択能力を高め、自己の健康に影響する潜在能力に
ル
気づくようにすること。
「手当てする」とは、「世話をする」に関する看護行為の一つで、次のような固有
テアテスル
の特徴をもつ:物事を減らし、終わらせ、取り除き、回復させることでケアを行うこ
と。
カンワスル
「緩和する」とは、「手当てする」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かをより耐えやすいものにすること。
「軽減する」とは、「手当てする」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:何かを減らす、終わらす、あるいは取り除くこと。
「回復させる」とは、「手当てする」に関する看護行為の一つで、次のような固有
回復させる
カイフクサセル
の特徴をもつ:人や物事を再びよい状態、健全な状態、あるいは正常な状態に
すること。
「蘇生する」とは、「回復させる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
蘇生する
ソセイスル
特徴をもつ:人や物事を生き返らせること。
「リハビリテーションを行う」とは、「回復させる」に関する看護行為の一つで、次の
リハビリテーションを リハビリテーション
ような固有の特徴をもつ:とくに病気の後に、トレーニングを通じて効果的な機能
行う
ヲオコナウ
や正常な生活を取り戻すこと。
「予防する」とは、「世話をする」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
予防する
ヨボウスル
特徴をもつ:何かが起こることを抑える、または妨げること。
ケイゲンスル
12
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「保護する」とは、「予防する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:人や物事がある物から危害を受けないようにする、または物事に対し
て警戒すること。
「回避する」とは、「予防する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:ある物から遠ざかる、または近づかないこと。
2A.4.3.1
Protecting
保護する
ホゴスル
2A.4.3.2
Avoiding
回避する
カイヒスル
2A.4.4
Relating
関わる
カカワル
2A.4.4.1
Communicating
2A.4.4.1.1
Listening
2A.4.4.1.2
Establishing Report
With
2A.4.4.2
Presencing
2A.4.4.3
Collaborating
共働する
キョウドウスル
「共働する」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:誰かと共に働くこと。
2A.4.4.4
Contracting
契約する
ケイヤクスル
「契約する」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:誰かと合意を形成すること。
2A.4.4.4.1
Negotiating
交渉する
2A.4.4.4.1.1
Cultural Brokerage
「関わる」とは、「世話をする」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:誰かと関係をもつこと、関わりをもつこと。
「コミュニケーションを図る」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のよう
コミュニケーションを コミュニケーション
な固有の特徴をもつ:人から人へとメッセージを言語的・非言語的に伝えて、理
図る
ヲハカル
解を促すこと。
「聴く」とは、「コミュニケーションを図る」に関する看護行為の一つで、次のような
聴く
キク
固有の特徴をもつ:誰かの話に注意深く耳を傾けること。
「ラポールを形成する」とは、「コミュニケーションを図る」に関する看護行為の一
ラポールヲケイセイ
ラポールを形成する
つで、次のような固有の特徴をもつ:誰かと有用で調和のとれたコミュニケーショ
スル
ンを築くこと。
「共にいる」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
共にいる
トモニイル
をもつ:必要なときにそばにいること。
「交渉する」とは、「契約する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:妥協や合意を得るために誰かと協議すること。
「文化的な仲介をする」とは、「交渉する」に関する看護行為の一つで、次のよう
ブンカテキナチュ
文化的な仲介をする
な固有の特徴をもつ:異なる文化に属する患者・家族に対して、一般的なヘルス
ウカイヲスル
ケアシステムへの橋渡しをすること。
コウショウスル
13
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「賞賛する」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:人や物事に対して承認や尊敬の念を表すこと。
2A.4.4.5
Praising
賞賛する
ショウサンスル
2A.4.4.6
Comforting
慰める
ナグサメル
「慰める」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:必要なときに誰かを元気づけること。
2A.4.4.7
Touching
触れる
フレル
「触れる」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をも
つ:何らかの目的をもって、手による接触を行うこと。
2A.4.4.7.1
Holding Hand
手を握る
テヲニギル
「手を握る」とは、「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:好意のしるしとして、あるいは支援や案内をするために、相手の手をつか
むこと。
2A.4.4.7.2
Hugging
抱きしめる
ダキシメル
「抱きしめる」とは「関わる」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:両腕でしっかりと抱擁すること。
2A.5
Informing
情報を提供する
ジョウホウヲテイキョ 「情報を提供する」とは、看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:誰か
ウスル
に何かを知らせること。
2A.5.1
Teaching
教える
オシエル
「教える」とは、「情報を提供する」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:健康に関連した事柄について、誰かに体系的な情報を与えるこ
と。
2A.5.1.1
Instructing
方法を教える
ホウホウヲオシエル
「方法を教える」とは、「教える」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:物事のやり方について誰かに体系的な情報を与えること。
2A.5.1.1.1
Training
訓練する
クンレンスル
「訓練する」とは、「方法を教える」に関する看護行為の一つで、次のような固有
の特徴をもつ:誰かの技能や物事の機能を高めること。
2A.5.1.1.1.1
Autogenic Training
自律訓練を行う
ジリツクンレンヲオ 「自律訓練を行う」とは、「訓練する」に関する看護行為の一つで、次のような固
コナウ
有の特徴をもつ:リラクゼーションを図るための自己暗示に関して教えること。
2A.5.1.2
Educating
教育する
キョウイクスル
「教育する」とは、「教える」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:物事に関する知識を誰かに与えること。
2A.5.2
Guiding
指導する
シドウスル
「指導する」とは、「情報を提供する」に関する看護行為の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:誰かが健康に関する事柄に決定を下せるように導くこと。
14
行為A軸・行為のタイプ
コード番号
英語
訳
カナ
定 義
「事前に指導する」とは、「指導する」に関する看護行為の一つで、次のような固
ジゼンニシドウスル
有の特徴をもつ:健康に関する事柄について前もって誰かを導くこと。
2A.5.2.1
Anticipatory Guiding
事前に指導する
2A.5.2.2
Advising
助言する
ジョゲンスル
「助言する」とは、「指導する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:奨励された一連の行為をとるように提案すること。
2A.5.2.3
Counseling
カウンセリングする
カウンセリングスル
「カウンセリングする」とは、「指導する」に関する看護行為の一つで、次のような
固有の特徴をもつ:対話を通じて人が自分で決定できるようにすること。
2A.5.3
Describing
記述する
キジュツスル
「記述する」とは、「情報を提供する」に関する看護行為の一つで、次のような固
有の特徴をもつ:人や物事の特徴や様子などを口述あるいは記述すること。
2A.5.3.1
Recording
記録する
キロクスル
「記録する」とは、「記述する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:出来事や人の発言などを報告するために証拠や情報を示すこと。
2A.5.3.2
Documenting
文書化する
ブンショカスル
「文書化する」とは、「記述する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の
特徴をもつ:情報や収集された資料を蓄積、分類、普及させること。
2A.5.4
Interviewing
面接する
メンセツスル
「面接する」とは、「診査する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:質問をしたり言語的な反応を引き出したりすることによって診査するこ
と。
2A.5.5
Explaining
説明する
セツメイスル
「説明する」とは、「診査する」に関する看護行為の一つで、次のような固有の特
徴をもつ:誰かに何かをわかりやすくはっきり理解させること。
15
1
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.1
Phenomenon
現象
ゲンショウ
2B.2.1.1.1.1.1.1.11
Sibling
同胞
ドウホウ
2B.2
Other Target
その他の対象
ソノタノタイショウ
2B.2.1.1.1.1.1.1.12
Sister
姉妹
2B.2.1
Things
事物
ジブツ
2B.2.1.1.1.1.1.1.13
Brother
兄弟
2B.2.1.1
Natural Things
自然の事物
シゼンノジブツ
2B.2.1.1.1.1.1.1.14
Parent
親
オヤ
2B.2.1.1.1
Organic
有機体
ユウキタイ
2B.2.1.1.1.1.1.1.15
Mother
母親
ハハオヤ
2B.2.1.1.1.1
Animal
動物
ドウブツ
2B.2.1.1.1.1.1.1.16
Father
父親
チチオヤ
2B.2.1.1.1.1.1
Human
人間
ニンゲン
2B.2.1.1.1.1.1.1.17
Stepmother
義母
ギボ
2B.2.1.1.1.1.1.1
Person
人
ヒト
2B.2.1.1.1.1.1.1.18
Stepfather
義父
ギフ
2B.2.1.1.1.1.1.1.1
Neonate
新生児
シンセイジ
2B.2.1.1.1.1.1.1.19
Grandmother
祖母
ソボ
2B.2.1.1.1.1.1.1.2
New Born
生まれたばかりの ウマレタバカリノシ
新生児
ンセイジ
2B.2.1.1.1.1.1.1.20
Grandfather
祖父
ソフ
2B.2.1.1.1.1.1.1.3
Infant
乳児
ニュウジ
2B.2.1.1.1.1.1.1.21
Care Provider
ケア提供者
ケアテイキョウシャ
2B.2.1.1.1.1.1.1.4
Toddler
幼児
ヨウジ
2B.2.1.1.1.1.1.1.22
Patient
患者
カンジャ
2B.2.1.1.1.1.1.1.5
Preschool Child
就学前の子供
シュウガクゼンノコ
ドモ
2B.2.1.1.1.1.1.1.23
Client
クライエント
クライエント
2B.2.1.1.1.1.1.1.6
School Child
学童
ガクドウ
2B.2.1.1.1.1.1.1.24
Spouse
配偶者
ハイグウシャ
2B.2.1.1.1.1.1.1.7
Adolescence
青年
セイネン
2B.2.1.1.1.1.1.1.25
Marriage
結婚
ケッコン
2B.2.1.1.1.1.1.1.8
Adult
成人
セイジン
2B.2.1.1.1.1.1.1.26
2B.2.1.1.1.1.1.1.9
Elderly
高齢者
コウレイシャ
2B.2.1.1.1.1.1.1.27
Childbearing
Family
Expanded Family
Unit
子供を育てる家
族
拡大的な家族単
位
コドモヲソダテル
カゾク
カクダイテキナカ
ゾクタンイ
2B.2.1.1.1.1.1.1.10
Caregiver
介護者
カイゴシャ
2B.2.1.1.1.1.1.2
Body
身体
シンタイ
シマイ/アネイモ
ウト
キョウダイ/アニ
オトウト
2
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
2B.2.1.1.1.1.1.2.1
Body Part
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1
A
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.1 Abdomen
訳
身体部位
腹
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.2 Amputation Stump 切断端
カナ
シンタイブイ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.7 Brain
脳
ノウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.8 Breast
乳房
ニュウボウ/チブ
サ
ハラ/フク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.8
Female Breast
.1
女性乳房
ジョセイニュウボウ
セツダンタン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.9 Bronchi
気管支
キカンシ
臀部
デンブ
心臓血管系
シンゾウケッカン
ケイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.3 Anal Sphincter
肛門括約筋
コウモンカツヤク
キン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.1
Buttock
0
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.4 Ankle
足首
アシクビ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3
C
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.5 Anus
肛門
コウモン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.1
Cardiovascular
System
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.6 Areola
乳輪
ニュウリン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.2 Capillary
毛細血管
モウサイケッカン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.7 Arm
腕
ウデ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3 Cavity
腔
クウ/コウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.7.
Forearm
1
前腕
ゼンワン/マエウ
デ
NasalCavity
鼻腔
ビクウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.8 Artery
動脈
ドウミャク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3
.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3
.2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3
.3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3
.4
OralCavity
口腔
コウクウ
Cranial Cavity
頭蓋腔
ズガイクウ
Laryngeal Cavity
喉頭腔
コウトウクウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.4 Chest
胸
ムネ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.8.
Pulmonary Artery 肺動脈
1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.9 Axilla
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2
腋窩
ハイドウミャク
エキカ
B
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.1 Back
背
セ/ハイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.5 ChestWall
胸壁
キョウヘキ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.2 Beard
あごひげ
アゴヒゲ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.6 Chin
おとがい
オトガイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.3 Bodyasa Whole
全身
ゼンシン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.7 Clitoris
陰核
インカク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.5 Body Tissue
身体組織
シンタイソシキ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.8 Conjunctiva
結膜
ケツマク
3
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.6 Bowel
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4
訳
腸
カナ
チョウ
E
耳
ミミ/ジ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.2 Elbow
肘
ヒジ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.3 Extremity
末端
マッタン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.4 Eye
眼
メ/ガン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.5 Eyelid
眼瞼
ガンケン
F
英語
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
カナ
カクマク
体毛
タイモウ
Hair of Scalp
頭皮の毛
トウヒノケ
Hair of Face
顔面の毛
ガンメンノケ
Hair of Trunk
体幹の毛
タイカンノケ
Hair of Axilla
腋窩の毛
エキカノケ
Hair of Pubis
恥骨の毛
チコツノケ
H
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1 Hair
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
.2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
.3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
.4
訳
角膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.9 Cornea
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.1 Ear
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5
コード番号
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.1 Face
顔
カオ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.2 Hand
手
テ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.2 Fetus
胎児
タイジ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.3 Head
頭
アタマ/トウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.3 Finger
指
ユビ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.4 Heart
心臓
シンゾウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.4 Flank
側腹
ソクフク/ワキバラ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.5 Heel
踵
カカト/ショウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.5 Foot
足
アシ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.6 Hip
腰
コシ/ヨウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.6 Forehead
前頭
ゼントウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8
陰茎の包皮
インケイノホウヒ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8.1 Integumentary Skin 外皮
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.7
Foreskin of
Penis
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6
G
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.1
Gastrointestinal
胃腸管
Tract
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.2 Genital System
生殖器系
I
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8.2
Intercranial
Arachonoid
イチョウカン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.9
J
セイショクキケイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.9.1 Jaw
ガイヒ
頭蓋内クモ膜
ズガイナイクモマ
ク
顎
アゴ/ガク
4
行為B軸・行為の標的
コード番号
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.2.
1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.2.
2
英語
Female Genital
System
Male Genital
System
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.10.1 Knee
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11
訳
女性生殖器系
男性生殖器系
膝
カナ
ジョセイセイショク
キケイ
ダンセイセイショク
キケイ
ヒザ/シツ
L
英語
喉頭
コウトウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.2 Leg
脚
アシ/キャク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.3 Limb
四肢
シシ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.4 Lip
口唇
コウシン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.5 Lung
肺
ハイ
M
カンセツ
筋骨格系
キンコッカクケイ
Nail
爪
ツメ/ソウ
Nail of Finger
手指の爪
シュシノツメ
Nail of Toe
足趾の爪
ソクシノツメ
Neck
首
クビ
Nerve
神経
シンケイ
Nervous System
神経系
シンケイケイ
Nipple
乳頭
ニュウトウ
Nose
鼻
ハナ
卵巣
ランソウ
骨盤
コツバン
陰茎
インケイ
会陰
エイン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.10 K
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12. Musculoskeletal
5
System
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
1.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
1.2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
4
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
5
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.
6
口
クチ/コウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.2 Angel of Mouth
口角
コウカク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3 Mucous Membrane
粘膜
ネンマク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.14 O
口唇粘膜
コウシンネンマク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.14.
Ovary
1
舌粘膜
ゼツネンマク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15 P
口腔粘膜
コウクウネンマク
気管粘膜
キカンネンマク
膣粘膜
チツネンマク
Mucous Membrane
of Lip
Mucous Membrane
of Tongue
Oral Mucous
Membrane
Traceal Mucous
Membrane
Vaginal Mucous
Membrane
カナ
関節
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.9.2 Joint
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.1 Mouth
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3
.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3
.2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3
.3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3
.4
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3
.5
訳
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13 N
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.1 Larynx
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12
コード番号
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.
Pelvis
1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.
Penis
2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.
Perineum
3
5
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.4 Muscle
筋肉
キンニク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.5 Prostate
前立腺
ゼンリツセン
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.16
R
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.16.1 Rectum
直腸
チョクチョウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.16.2 Rib
肋骨
ロッコツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17
S
コード番号
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.
4
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
4
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
4.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
4.2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
4.3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
4.4
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
5
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
6
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
7
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.
8
英語
胸膜
キョウマク
Testis
睾丸
コウガン
Thigh
大腿
ダイタイ
Thorax
胸腔
キョウクウ
Tissue
組織
ソシキ
Subcutaneous
Tissue
皮下組織
ヒカソシキ
Body Tissue
体組織
タイソシキ
Soft Tissue
軟部組織
ナンブソシキ
Fatty Tissue
脂肪組織
シボウソシキ
Toe
足趾
ソクシ
Tooth
歯
ハ
Trachea
気管
キカン
Trunk
体幹
タイカン
Ulcer
潰瘍
カイヨウ
Umbilicus
臍
ヘソ/サイ
Urethra
尿道
ニョウドウ
Urinary Bladder
膀胱
ボウコウ
仙骨
センコツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.2 Scrotum
陰嚢
インノウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.3 Skeletal Bone
骨格
コッカク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.4 Skeletal System
骨格系
コッカクケイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.5 Skin
皮膚
ヒフ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.6 Skull
頭蓋骨
ズガイコツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.7 Stomach
胃
イ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8 Stoma
ストーマ(孔)
ストーマ(コウ)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19 U
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8
.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8
.2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8
.3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8
.4
結腸瘻(結腸ス
トーマ)
回腸瘻(回腸ス
トーマ)
ケッチョウロウ
(ケッチョウストー
カイチョウロウ(カ
イチョウストーマ)
Tracheostomy
気管切開
キカンセッカイ
Urostomy
尿路瘻
ニョウロロウ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.
1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.
2
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.
3
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.
4
Ileostomy
カナ
Pleura
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.1 Sacrum
Colostomy
訳
6
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.9 Stump
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18
カナ
端
ハシ/タン
子宮
シキュウ
T
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.7 Uterus
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20
訳
V
コード番号
英語
訳
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19. Urinary Bladder
膀胱括約筋
5
Muscular Sphincter
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.
Urogenital System 泌尿生殖器系
6
カナ
ボウコウカツヤク
キン
ヒニョウセイショク
キケイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.11 Blood
血液
ケツエキ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.12 Tissue
組織
ソシキ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20.1 Vagina
膣
チツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.13 Transplant
移殖
イショク
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20.2 Vein
静脈
ジョウミャク
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.14 Dead Body
死体
シタイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20.3 Vulva
外陰
ガイイン
2B.2.1.1.1.1.2
Non‑Human
人間以外
ニンゲンイガイ
2B.2.1.1.1.2
Vegetable
植物
ショクブツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21
W
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21.1 Wrist
手首
テクビ
2B.2.1.1.2
Mineral
鉱物
コウブツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21.2 Wound
創傷
ソウショウ
2B.2.1.2
Artifact
人工物
ジンコウブツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2
Non Bodypart
身体部位以外
シンタイブイイガ
イ
2B.2.1.2.1
Appliance
貼用物
チョウヨウブツ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.1
Foetus
胎児
タイジ
2B.2.1.2.1.1
Cold Pack
冷湿布
レイシップ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.2
Menstruation
月経
ゲッケイ
2B.2.1.2.1.2
Cold Wrapping
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.3
Urine
尿
ニョウ
2B.2.1.2.1.3
Ice Bag
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.4
Stool
便
ベン
2B.2.1.2.1.4
Hot Bag
温枕
オンチン
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.5
Expectorant
排痰
ハイタン
2B.2.1.2.1.5
Heat Wrapping
温熱ラッピング
オンネツラッピン
グ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.6
Perspiration
発汗
ハッカン
2B.2.1.2.2
Bandage
包帯
ホウタイ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.7
Sputum
痰
タン
2B.2.1.2.2.1
Dressing
ドレッシング材
ドレッシングザイ
コールドラッピン コールドラッピン
グ
グ
コオリマクラ/ヒョ
氷枕
ウチン
7
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.8
Secretion
分泌物
ブンピブツ/ブン
ピツブツ
2B.2.1.2.2.2
Mesh Gauze
ガーゼ
ガーゼ
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.9
Earwax
耳垢
ジコウ/ミミアカ
2B.2.1.2.2.3
Tampon
タンポン
タンポン
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.10
Gastric Content
胃内容物
イナイヨウブツ
2B.2.1.2.2.4
Linen Tog
包布
ホウフ
2B.2.1.2.2.5
Elastic Stocking 弾性ストッキング
ダンセイストッキン
グ
2B.2.1.2.4.5
Oxygen Catheter
酸素カテーテル サンソカテーテル
2B.2.1.2.2.6
Cast
ギプス
ギプス
2B.2.1.2.4.6
Rectum Catheter
直腸カテーテル
2B.2.1.2.3
Tube
チューブ
チューブ
2B.2.1.2.4.7
Urinal Catheter
2B.2.1.2.3.1
Chest Tube
胸腔チューブ
キョウクウチュー
ブ
2B.2.1.2.5
Utensil
排泄用具
ハイセツヨウグ
2B.2.1.2.3.2
Gastrointestinal
胃管
Tube
イカン
2B.2.1.2.5.1
Bed Pan
便器
ベンキ
2B.2.1.2.3.3
Intestinal Tube
腸管
チョウカン
2B.2.1.2.5.2
Bed Pan Chair
ポータブルトイレ ポータブルトイレ
2B.2.1.2.3.4
Lumbar Tube
腰椎チューブ
ヨウツイチューブ
2B.2.1.2.5.3
Urine Bottle
尿器
ニョウキ
2B.2.1.2.3.5
Tracheal Tube
気管チューブ
キカンチューブ
2B.2.1.2.5.4
Chamber Pot
差し込み便器
サシコミベンキ
2B.2.1.2.3.6
Ventricular Tube 脳室チューブ
ノウシツチューブ
2B.2.1.2.6
Waste Bag
廃棄物用バッグ
2B.2.1.2.3.7
Drainage Tube
ドレナージチュー ドレナージチュー
ブ
ブ
2B.2.1.2.6.1
Colostomy Bag
2B.2.1.2.4
Catheter
カテーテル
2B.2.1.2.6.2
Colostomy Plug
2B.2.1.2.4.1
Central Catheter
2B.2.1.2.6.3
Drain Bag
排液バッグ
ハイエキバッグ
2B.2.1.2.4.2
Venous Catheter
2B.2.1.2.6.4
Drip Bag
ドリップバッグ
ドリップバッグ
2B.2.1.2.6.5
Ileostomy Bag
イレオストミーバッ イレオストミーバッ
グ
グ
2B.2.1.2.6.6
Uridom
ユリドーム
2B.2.1.2.4.3
2B.2.1.2.4.4
Intraspinal
Catheter
Interperitonal
Catheter
カテーテル
中心静脈カテー チュウシンジョウ
テル
ミャクカテーテル
ジョウミャクカテー
静脈カテーテル
テル
セキズイカテーテ
脊髄カテーテル
ル
フクマクカテーテ
腹膜カテーテル
ル
チョクチョウカテー
テル
ニョウドウカテーテ
尿道カテーテル
ル
ハイキブツヨウ
バッグ
人工肛門用バッ ジンコウコウモンヨ
グ
ウバッグ
人工肛門用プラ ジンコウコウモンヨ
グ
ウプラグ
ユリドーム
8
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.1.2.6.7
Urine Bag
尿バッグ
ニョウバッグ
2B.2.1.2.7.16
Correction Shoe
矯正用靴
キョウセイヨウグツ
2B.2.1.2.6.8
Urine Plug
尿プラグ
ニョウプラグ
2B.2.1.2.7.17
Splint
副子(スプリント)
フクシ(スプリント)
2B.2.1.2.6.9
Diaper
オムツ
オムツ
2B.2.1.2.7.18
Long Leg Splint
長下肢用装具
チョウカシヨウソウ
グ
2B.2.1.2.6.10
Sanitary Towel
生理用ナプキン セイリヨウナプキン
2B.2.1.2.7.19
Short Leg Splint
短下肢用装具
タンカシヨウソウグ
2B.2.1.2.7
Equipment
備品
ビヒン
2B.2.1.2.7.20
Cane
杖
ツエ
2B.2.1.2.7.1
Brush
ブラシ
ブラシ
2B.2.1.2.7.21
Immobilizer
固定具
コテイグ
2B.2.1.2.7.2
Toothbrush
歯ブラシ
ハブラシ
2B.2.1.2.7.22
Surgical
Instrument
手術器具
シュジュツキグ
2B.2.1.2.7.3
Comb
くし
クシ
2B.2.1.2.7.23
Surturing Material 縫合材料
2B.2.1.2.7.4
Denture
義歯
ギシ
2B.2.1.2.7.24
Needle
2B.2.1.2.7.5
Tooth Brace
歯列矯正器
シレツキョウセイキ
2B.2.1.2.7.25
Intravenouscannula 静脈留置針
2B.2.1.2.7.6
Spoon
スプーン
スプーン
2B.2.1.2.7.26
Syringe
シリンジ
シリンジ
2B.2.1.2.7.7
Fork
フォーク
フォーク
2B.2.1.2.7.27
Pipette
ピペット
ピペット
2B.2.1.2.7.8
Knife
ナイフ
ナイフ
2B.2.1.2.7.28
Scissor
はさみ
ハサミ
2B.2.1.2.7.9
Feeding Bottle
哺乳瓶
ホニュウビン
2B.2.1.2.7.29
Clap
鉗子
カンシ
2B.2.1.2.7.10
Glasses
眼鏡
ガンキョウ/メガ
ネ
2B.2.1.2.7.30
Navel Clip
臍帯クリップ
サイタイクリップ
2B.2.1.2.7.11
Contact Lens
コンタクトレンズ
コンタクトレンズ
2B.2.1.2.7.31
Spray
スプレー
スプレー
2B.2.1.2.7.12
Glass Eye
義眼
ギガン
2B.2.1.2.7.32
Atomizer
噴霧器
フンムキ
2B.2.1.2.7.13
Wig
かつら
カツラ
2B.2.1.2.7.33
Pill Box
ピルケース
ピルケース
針
ホウゴウザイリョウ
ハリ
ジョウミャクリュウ
チシン
9
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.1.2.7.14
Hearing Aid
補聴器
ホチョウキ
2B.2.1.2.7.34
Oxygen Mask
酸素マスク
サンソマスク
2B.2.1.2.7.15
Artificial Limb
義肢
ギシ
2B.2.1.2.8
Bed Article
ベッド用品
ベッドヨウヒン
2B.2.1.2.8.1
Linen
リネン
リネン
2B.2.1.2.8.23
Hand Rail
てすり
テスリ
2B.2.1.2.8.2
Blanket
毛布
モウフ
2B.2.1.2.9
Ointment
軟膏
ナンコウ
2B.2.1.2.8.3
Electric Blanket 電気毛布
デンキモウフ
2B.2.1.2.9.1
Cream
クリーム
クリーム
2B.2.1.2.8.4
Clothes
寝衣
シンイ
2B.2.1.2.9.2
Oil
オイル
オイル
2B.2.1.2.8.5
Drape
ドレープ
ドレープ
2B.2.1.2.9.3
Liniment
塗布剤
トフザイ
2B.2.1.2.8.6
Draw Sheet
横シーツ
ヨコシーツ
2B.2.1.2.10
Cleaner
洗剤
センザイ
2B.2.1.2.8.7
Feather Bed
羽毛敷き布団
ウモウシキブトン
2B.2.1.2.10.1
Soap
石鹸
セッケン
2B.2.1.2.8.8
Feather Bed
Cover
羽毛掛け布団
ウモウカケブトン
2B.2.1.2.10.2
Foam
フォーム
フォーム
2B.2.1.2.8.9
Lead Gown
ひも付ガウン
ヒモツキガウン
2B.2.1.2.10.3
Water
水
ミズ
2B.2.1.2.8.10
Antiflame Linen
不燃性リネン
フネンセイリネン
2B.2.1.2.10.4
Make‑Up
化粧品
ケショウヒン
2B.2.1.2.8.11
Mattress
マットレス
マットレス
2B.2.1.2.10.5
Nail‑Polish
爪マニキュア
ツメマニキュア
2B.2.1.2.8.12
Water Mattress
ウォーターマット ウォーターマット
2B.2.1.2.11
Devices
装置
ソウチ
2B.2.1.2.8.13
Hot Mattress
ホットマット
ホットマット
2B.2.1.2.11.1
Traction
牽引装置
ケンインソウチ
2B.2.1.2.8.14
Pillow
枕
マクラ
2B.2.1.2.11.2
Suction Apparatus 吸引器具
キュウインキグ
2B.2.1.2.8.15
Pillow Case
枕カバー
マクラカバー
2B.2.1.2.11.3
Fan
換気扇
カンキセン
2B.2.1.2.8.16
Quilt
掛け布団
カケブトン
2B.2.1.2.11.4
Heating Lamp
温熱ランプ
オンネツランプ
10
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.1.2.8.17
Warm Stocking
保温ストッキング ホオンストッキング
2B.2.1.2.11.5
Humidifier
加湿器
カシツキ
2B.2.1.2.8.18
Wet Sheet
防水シーツ
ボウスイシーツ
2B.2.1.2.11.6
Vapor Inhalator
ネブライザー
ネブライザー
2B.2.1.2.8.19
Linen Clothe
リネン布
リネンヌノ
2B.2.1.2.11.7
Oxygen Tent
酸素テント
サンソテント
2B.2.1.2.8.20
Air Ring
円座
エンザ
2B.2.1.2.11.8
Incubator
保育器
ホイクキ
2B.2.1.2.8.21
Belt
ベルト
ベルト
2B.2.1.2.11.9
Respirator
人工呼吸器
ジンコウコキュウキ
2B.2.1.2.8.22
Bed Rail
ベッド柵
ベッドサク
2B.2.1.2.11.10
血圧計
ケツアツケイ
2B.2.1.2.11.11
Cardiac Monitor
心電図モニター
レクリエーション
用具
レクリエーションヨ
ウグ
2B.2.1.2.11.12
Contraction
Monitor
子宮収縮モニ
ター
シンデンズモニ
ター
シキュウシュウ
シュクモニター
2B.2.1.2.11.13
Pacemaker
ペースメーカー
ペースメーカー
2B.2.1.2.11.14
2B.2.1.2.11.15
Electric Milk
Pump
Surface Neuro
Stimulator
デンドウチュウ
ニュウポンプ
表面神経刺激装 ヒョウメンシンケイ
置
シゲキソウチ
電動注入ポンプ
2B.2.1.2.12.7
Vasopneumatic
Device
Recreation
Material
2B.2.1.2.12.8
Reading Material
読み物
ヨミモノ
2B.2.1.2.12.9
Toy
玩具
ガング
2B.2.1.2.13
Nutrient
栄養物
エイヨウブツ
2B.2.1.2.13.1
Fluid
飲料
インリョウ
2B.2.1.2.11.16
Wheelchair
車椅子
クルマイス
2B.2.1.2.13.2
Food
食糧
ショクリョウ
2B.2.1.2.11.17
Bicycle
自転車
ジドウシャ
2B.2.1.2.13.3
Meal
食事
ショクジ
2B.2.1.2.11.18
Bed Bicycle
ベッドバイシクル ベッドバイシクル
2B.2.1.2.13.4
Diet
治療食
チリョウショク
2B.2.1.2.11.19
Lifting
Apparatus
リフト
リフト
2B.2.1.2.13.5
Meals‑On‑Wheels
給食サービス
キュウショクサー
ビス
2B.2.1.2.11.20
Call System
ナースコール
ナースコール
2B.2.1.2.14
Remedy
医薬品
イヤクヒン
2B.2.1.2.11.21
Alarm System
警報装置
ケイホウソウチ
2B.2.1.2.14.1
Medicine
薬剤
ヤクザイ
2B.2.1.2.12
Material
教材
キョウザイ
2B.2.1.2.14.2
Insulin
インスリン
インスリン
11
行為B軸・行為の標的
コード番号
2B.2.1.2.12.1
2B.2.1.2.12.2
英語
Instruction
Material
Learning
Material
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
指導教材
シドウキョウザイ
2B.2.1.2.14.3
Analgesic
鎮痛剤
チンツウザイ
学習教材
ガクシュウキョウザ
イ
2B.2.1.2.14.4
Anesthesia
麻酔薬
マスイヤク
2B.2.1.2.12.3
Questionnaire
質問紙
シツモンシ
2B.2.1.2.14.5
Antibiotic
抗生剤
コウセイザイ
2B.2.1.2.12.4
Telephone
電話
デンワ
2B.2.1.2.14.6
Vitamin B12
ビタミンB12
ビタミンビージュウ
ニ
2B.2.1.2.12.5
Television
テレビ
テレビ
2B.2.1.2.14.7
Solution
溶液
ヨウエキ
2B.2.1.2.12.6
Computer
コンピューター
コンピューター
2B.2.1.2.14.8
Dialysis Solution 透析液
トウセキエキ
2B.2.1.2.14.9
Injection
注射液
チュウシャエキ
2B.2.2.1.1.6
Intracranial
Pressure
脳圧
ノウアツ
2B.2.1.2.14.10
Infusion
輸液剤
ユエキザイ
2B.2.2.1.1.7
Heart Rate
心拍数
シンパクスウ
2B.2.1.2.14.11
Blood
血液
ケツエキ
2B.2.2.1.1.8
Heart
Contractility
心収縮力
シンシュウシュク
リョク
2B.2.1.2.14.12
Blood Product
血液製剤
ケツエキセイザイ
2B.2.2.1.1.9
Cardiac Rhythm
心拍リズム
シンパクリズム
2B.2.1.2.14.13
Aerosol
エアロゾル
エアロゾル
2B.2.2.1.1.10
Temperature
体温
タイオン
2B.2.1.2.14.14
Vaccine
ワクチン
ワクチン
2B.2.2.1.2
Fluid‑and
Electrolyte
体液・電解液
2B.2.1.2.14.15
Sensitizer
感作物質
カンサブッシツ
2B.2.2.1.2.1
Metabolic Acidosis
2B.2.2
Condition
状態
ジョウタイ
2B.2.2.1.2.2
2B.2.2.1
Patient
Condition
患者の状態
カンジャノジョウタ
イ
2B.2.2.1.2.3
2B.2.2.1.1
Sign
徴候
チョウコウ
2B.2.2.1.2.4
2B.2.2.1.1.1
Vital Sign
バイタルサイン
バイタルサイン
2B.2.2.1.2.5
Hypercalcemia
2B.2.2.1.1.2
Pulse
脈
ミャク
2B.2.2.1.2.6
Hyperkalemia
Metabolic
Alkalosis
Respiratory
Acidosis
Respiratory
Alkalosis
代謝性アシドー
シス
代謝性アルカ
ローシス
呼吸性アシドー
シス
呼吸性アルカ
ローシス
高カルシウム血
症
高カリウム血症
タイエキ・デンカイ
エキ
タイシャセイアシ
ドーシス
タイシャセイアル
カローシス
コキュウセイアシ
ドーシス
コキュウセイアル
カローシス
コウカルシウム
ケッショウ
コウカリウムケッ
ショウ
12
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
高マグネシウム血 コウマグネシウム
症
ケッショウ
コウナトリウムケッ
高ナトリウム血症
ショウ
2B.2.2.1.1.3
Respiration Rate 呼吸数
コキュウスウ
2B.2.2.1.2.7
Hypermagnesia
2B.2.2.1.1.4
Respiration
Rhythm
呼吸リズム
コキュウリズム
2B.2.2.1.2.8
Hypernatrmia
2B.2.2.1.1.5
Blood Pressure
血圧
ケツアツ
2B.2.2.1.2.9
Hyperphosphatemia 高リン血症
2B.2.2.1.2.10
Hypocalcemia
低カルシウム血
症
テイカルシウム
ケッショウ
2B.2.2.1.3.5
Responsiveness to 輸血に対する反
Blood
応性
2B.2.2.1.2.11
Hypomagnesia
低マグネシウム血 テイマグネシウム
症
ケッショウ
2B.2.2.1.2.12
Hyponatremia
低ナトリウム血症
2B.2.2.1.2.13
Hypophosphatemia 低リン血症
2B.2.2.1.2.14
Hypokalemia
2B.2.2.1.2.15
2B.2.2.1.3.6
カナ
コウリンケッショウ
ユケツニタイスル
ハンノウセイ
Responsiveness to 血液製剤に対す ケツエキセイザイ
ニタイスルハンノ
Blood Product
る反応性
ウセイ
チリョウコウイショ
Treatment Sequelum 治療後遺症
ウ
テイナトリウムケッ
ショウ
2B.2.2.1.3.6.1
テイリンケッショウ
2B.2.2.1.4
Allergy
アレルギー
低カリウム血症
テイカリウムケッ
ショウ
2B.2.2.1.4.1
Food Allergy
食物アレルギー
Hypoglycaemia
低血糖
テイケットウ
2B.2.2.1.4.2
Medication Allergy 薬剤アレルギー
2B.2.2.1.2.16
Hyperglycaemia
高血糖
コウケットウ
2B.2.2.1.4.3
Insect Bite
Allergy
2B.2.2.1.3
Responsiveness
反応性
ハンノウセイ
2B.2.2.1.4.4
Snake Bite Allergy 蛇毒アレルギー
Responsiveness
to Asthesia
Responsiveness
to Medication
Responsiveness
to Oxygen
Responsiveness
to Parenteral
Nutrition
麻酔に対する反
応性
薬剤に対する反
応性
酸素に対する反
応性
2B.2.2.1.5
Disease
疾病
シッペイ
2B.2.2.1.5.1
Infection
感染
カンセン
2B.2.2.1.5.2
Inflammation
炎症
エンショウ
2B.2.2.1.5.3
Mentally Disturbed 精神障害
Delirium
譫妄
2B.2.2.1.12.5
Body Percent Fat
体脂肪率
タイシボウリツ
2B.2.2.2
Health Care
Structure
ヘルスケア構造
ヘルスケアコウゾ
ウ
2B.2.2.1.3.1
2B.2.2.1.3.2
2B.2.2.1.3.3
2B.2.2.1.3.4
2B.2.2.1.5.4
2B.2.2.1.5.5
Cataract
マスイニタイスル
ハンノウセイ
ヤクザイニタイス
ルハンノウセイ
サンソニタイスル
ハンノウセイ
ヒケイコウテキエイ
非経口的栄養法
ヨウホウヘノハンノ
への反応性
ウセイ
白内障
センモウ
ハクナイショウ
昆虫毒アレル
ギー
アレルギー
ショクモツアレル
ギー
ヤクザイアレル
ギー
コンチュウドクアレ
ルギー
ジャドクアレル
ギー
セイシンショウガイ
13
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2B.2.2.1.5.6
Diabetes
糖尿病
トウニョウビョウ
2B.2.3
Activity
活動
カツドウ
2B.2.2.1.6
Complication
合併症
ガッペイショウ
2B.2.3.1
Patient Activity
患者の活動
カンジャノカツドウ
2B.2.2.1.7
Injury
外傷
ガイショウ
2B.2.3.1.1
Habit
習慣
シュウカン
2B.2.2.1.8
Impairment
機能障害
キノウショウガイ
2B.2.3.1.1.1
Health Habit
健康上の習慣
ケンコウジョウノ
シュウカン
2B.2.2.1.9
Disability
能力障害
ノウリョクショウガイ
2B.2.3.1.1.2
Eating Habit
食習慣
ショクシュウカン
2B.2.2.1.10
Handicap
ハンディキャップ ハンディキャップ
2B.2.3.1.1.3
Nutritional Intake
栄養摂取習慣
Habit
エイヨウセッシュ
シュウカン
2B.2.2.1.11
Reflex
反射
ハンシャ
2B.2.3.1.1.4
Fluid Intake Habit 飲水習慣
インスイシュウカン
2B.2.2.1.11.1
Pupillary Reflex 瞳孔反射
ドウコウハンシャ
2B.2.3.1.1.5
Sleeping Habit
睡眠習慣
スイミンシュウカン
2B.2.2.1.11.2
Sucking Reflex
吸啜反射
キュウテツハン
シャ
2B.2.3.1.1.6
Resting Habit
休息習慣
2B.2.2.1.12
Measure
測定
ソクテイ
2B.2.3.1.1.7
Elimination Habit 排泄習慣
2B.2.2.1.12.1
Body Size
身体サイズ
シンタイサイズ
2B.2.3.1.1.8
Voiding Habit
排尿習慣
2B.2.2.1.12.2
Body Weight
体重
タイジュウ
2B.2.3.1.1.9
Defecation Habit
排便習慣
2B.2.2.1.12.3
Body Length
体長
タイチョウ
2B.2.3.1.1.10
Mobility Habit
動作習慣
ドウサシュウカン
2B.2.2.1.12.4
Body Height
身長
シンチョウ
2B.2.3.1.1.11
Exercising Habit
運動習慣
ウンドウシュウカン
性習慣
セイシュウカン
2B.2.3.2.3.7
Tracheotomy
気管切開
キカンセッカイ
母乳栄養習慣
ボニュウエイヨウ
シュウカン
2B.2.3.2.4
Prevention
予防
ヨボウ
暴力防止
ボウリョクボウシ
汚染防止
オセンボウシ
2B.2.3.1.1.12
2B.2.3.1.1.13
Sexual Activity
Habit
Breast Feeding
Habit
2B.2.3.1.2
Pattern
パターン
パターン
2B.2.3.2.4.1
2B.2.3.1.2.1
Attachment
Pattern
愛着パターン
アイチャクパター
ン
2B.2.3.2.4.2
Violence
Prevention
Contamination
Prevention
キュウソクシュウカ
ン
ハイセツシュウカ
ン
ハイニョウシュウカ
ン
ハイベンシュウカ
ン
14
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
Assertiveness
Pattern
Health Care
Service
自己主張のパ
ジコシュチョウノパ
ターン
ターン
ヘルスケアサービ ヘルスケアサービ
ス
ス
2B.2.3.2.1
Encounter
出会い
デアイ
2B.2.3.2.4.5
2B.2.3.2.1.1
Appointment
予約
ヨヤク
2B.2.3.2.1.2
Home Visit
家庭訪問
2B.2.3.2.2
Examination
2B.2.3.2.3
英語
訳
カナ
Fall Prevention
転倒予防
テントウヨボウ
Alcoholic Life
Style Prevention
Social Isolating
Life Style
アルコール依存
生活の予防
社会的孤立生活
の予防
アルコールイゾン
セイカツノヨボウ
シャカイテキコリツ
セイカツノヨボウ
2B.2.3.2.4.6
Safety Measures
安全対策
アンゼンタイサク
カテイホウモン
2B.2.3.2.5
Therapy
療法
リョウホウ
診査
シンサ
2B.2.3.2.5.1
Oxygen Therapy
酸素療法
サンソリョウホウ
Treatments
処置
ショチ
2B.2.3.2.5.2
Chemotherapy
化学療法
カガクリョウホウ
2B.2.3.2.3.1
Hemodialysis
血液透析
ケツエキトウセキ
2B.2.3.2.5.3
Blood Therapy
輸血療法
ユケツリョウホウ
2B.2.3.2.3.2
Peritoneal
Dialysis
腹膜透析
フクマクトウセキ
2B.2.3.2.5.4
Radiation Therapy 放射線療法
ホウシャセンリョウ
ホウ
2B.2.3.2.3.3
Surgery
手術
シュジュツ
2B.2.3.2.5.5
Intravenous
Therapy
ユエキリョウホウ
2B.2.3.2.3.4
Amputation
切断
セツダン
2B.2.3.2.5.6
Medication Regime 薬物治療管理
ヤクブツチリョウカ
ンリ
2B.2.3.2.3.5
Cesarean Section 帝王切開
テイオウセッカイ
2B.2.3.2.5.7
Nutrition Therapy 食事療法
ショクジリョウホウ
2B.2.3.2.3.6
Ostomy
人工肛門
ジンコウコウモン
2B.2.3.2.5.8
Activity Therapy
運動療法
ウンドウリョウホウ
2B.2.3.2.5.9
Chest Therapy
肺理学療法
2B.2.3.2.5.25
Infusion Therapy
輸液療法
ユエキリョウホウ
Simple
Relaxation
Animal Assisted
Therapy
簡易リラクゼー
ション療法
2B.2.3.2.5.26
Humor Therapy
ユーモアセラピー ユーモアセラピー
アニマルセラピー アニマルセラピー
2B.2.3.2.5.27
Hypnosis
催眠
サイミン
2B.2.3.2.5.12
Art Therapy
絵画療法
カイガリョウホウ
2B.2.3.2.5.28
Meditation
瞑想
メイソウ
2B.2.3.2.5.13
Bibio Therapy
読書療法
ドクショリョウホウ
2B.2.3.2.6
Technique
技術
ギジュツ
2B.2.3.1.2.2
2B.2.3.2
2B.2.3.2.5.10
2B.2.3.2.5.11
ハイリガクリョウホ
ウ
カンイリラクゼー
ションリョウホウ
2B.2.3.2.4.3
2B.2.3.2.4.4
輸液療法
15
行為B軸・行為の標的
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
Breathing
Technique
Positioning
Technique
訳
カナ
2B.2.3.2.5.14
Music Therapy
音楽療法
オンガクリョウホウ
2B.2.3.2.6.1
2B.2.3.2.5.15
Play Therapy
プレイセラピー
プレイセラピー
2B.2.3.2.6.2
2B.2.3.2.5.16
Family Therapy
家族療法
カゾクリョウホウ
2B.2.3.2.6.3
Transfer Technique 移動法
イドウホウ
2B.2.3.2.5.17
Group Therapy
集団療法
2B.2.3.2.6.4
Bopart positioning ボパール体位
ボパールタイイ
2B.2.3.2.5.18
Reality
Orientation
Therapy
シュウダンリョウホ
ウ
リアリティオリエン リアリティオリエン
テーションセラ
テーションセラ
ピー
ピー
2B.2.3.2.6.5
Trendelenburg
Positioning
トレンデレンブル トレンデレンブル
グ体位
グタイイ
2B.2.3.2.5.19
Crisis Therapy
危機療法
キキリョウホウ
2B.2.3.2.6.6
NATO Positioning
NATO体位
環境療法
カンキョウリョウホ
ウ
2B.2.3.2.6.7
カイソウリョウホウ
2B.2.3.2.6.8
ホジョソウチリョウ
ホウ
2B.2.3.2.6.9
ユエキカンリ
2B.2.3.2.6.10
2B.2.3.2.5.20
2B.2.3.2.5.21
2B.2.3.2.5.22
2B.2.3.2.5.23
2B.2.3.2.5.24
2B.2.3.2.6.12
2B.2.3.2.6.13
2B.2.3.2.6.13.1
2B.2.3.2.6.14
2B.2.3.2.6.15
2B.2.3.2.6.16
Milieu Therapy
Reminiscence
回想療法
Therapy
Assistive Device
補助装置療法
Therapy
Fluid Therapy
Inhalation
Therapy
Incontinence
Training
Feed‑Back
Technique
Bio‑Feed‑Back
Technique
Calming
Technique
Speech training
Technique
Memory Training
Technique
輸液管理
キュウニュウリョウ
ホウ
失禁トレーニング シッキントレーニ
法
ングホウ
フィードバック技 フィードバックギホ
法
ウ
バイオフィード
バイオフィード
バック技法
バックギホウ
吸入療法
鎮静技法
言語訓練技術
記憶訓練技術
チンセイギホウ
ゲンゴクンレンギ
ジュツ
キオククンレンギ
ジュツ
2B.2.3.2.6.11
2B.2.3.2.6.24
呼吸技術
コキュウギジュツ
ポジショニング法
ポジショニングホ
ウ
Muscle and Joints 筋・関節運動技
Exercise Technique 術
Injection
注射法
Technique
Inhalation
吸入法
Technique
Bowel Training
排便トレーニング
Technique
法
Bladder Training 排尿トレーニング
Technique
法
Guided Imagery
イメージ誘導技法
Technique
ナト−タイイ
キン・カンセツウン
ドウギジュツ
チュウシャホウ
キュウニュウホウ
ハイベントレーニ
ングホウ
ハイニョウトレーニ
ングホウ
イメージユウドウギ
ホウ
2B.2.3.2.7
Profession
専門分野
センモンブンヤ
2B.2.3.2.7.1
Nursing Service
看護サービス
カンゴサービス
2B.2.3.2.7.2
Medical Service
医学サービス
イガクサービス
Physiotherapist
Service
Social Worker
Service
理学療法士の
サービス
ソーシャルワーク
サービス
リガクリョウホウシ
ノサービス
ソーシャルワーク
サービス
2B.2.3.2.7.3
2B.2.3.2.7.4
16
行為B軸・行為の標的
コード番号
2B.2.3.2.6.17
2B.2.3.2.6.18
2B.2.3.2.6.19
2B.2.3.2.6.20
2B.2.3.2.6.21
2B.2.3.2.6.22
2B.2.3.2.6.23
英語
Interaction
Technique
Distraction
Technique
Relaxation
Technique
Ambulation
Technique
Swallowing
Technique
Feeding
Technique
Invasive
Insertion
訳
相互作用技法
カナ
ソウゴサヨウギホウ
コード番号
在宅ケアサービ
ス
ザイタクケアサー
ビス
2B.2.3.2.7.6
Legal Service
法的サービス
ホウテキサービス
離床技術
リショウギジュツ
2B.2.3.2.7.8
嚥下技術
エンゲギジュツ
2B.2.3.2.7.9
セッショクカイジョ
ギジュツ
シンシュウテキソ
侵襲的挿入技術
ウニュウギジュツ
2B.2.3.2.8.1
Safety Measure
安全対策
アンゼンタイサク
2B.2.3.2.8.2
First Aid
応急処置
オウキュウショチ
カナ
Home Care Service
リラクゼーション
技法
摂食介助技術
訳
2B.2.3.2.7.5
キブンテンカンギ
ホウ
リラクゼーションギ
ホウ
気分転換技法
英語
2B.2.3.2.7.7
2B.2.3.2.7.10
2B.2.3.2.8
シュウキョウテキ
サービス
葬儀関連サービ ソウギカンレン
Funeral Service
ス
サービス
Nutritionist
栄養士のサービ エイヨウシノサー
Service
ス
ビス
Occupational
作業療法士の
サギョウリョウホウ
Therapist Service サービス
シノサービス
Religious Service 宗教的サービス
Emergency
緊急事態
キンキュウジタイ
1
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2.C.1
Instrument
器具
キグ
2.C.1.3.4
Lumbar Tube
腰椎チューブ
ヨウツイチューブ
2.C.1.1
Appliances
貼用物
チョウヨウブツ
2.C.1.3.5
Tracheal Tube
気管チューブ
キカンチューブ
2.C.1.1.1
Cold Pack
冷湿布
レイシップ
2.C.1.3.6
Ventricular Tube
脳室チューブ
ノウシツチューブ
2.C.1.1.2
Cold Wrapping
コールドラッピン
コールドラッピング
グ
2.C.1.3.7
Drainage Tube
ドレナージ
チューブ
ドレナージチューブ
2.C.1.1.3
Ice Bag
氷枕
コオリマクラ/ヒョウチン
2.C.1.4
Catheter
カテーテル
カテーテル
2C.1.1.4
Hot Pack
温枕
オンチン
2.C.1.4.1
Central Catheter
中心静脈カテー チュウシンジョウミャクカ
テル
テーテル
2.C.1.1.5
Heat Wrapping
温熱ラッピング
オンネツラッピング
2.C.1.4.2
Venous Catheter
静脈カテーテル ジョウミャクカテーテル
2.C.1.2
Bandage
包帯
ホウタイ
2.C.1.4.3
Intraspinal Catheter
脊髄カテーテル セキズイカテーテル
2.C.1.2.1
Wound Dressing
ドレッシング材
ドレッシングザイ
2.C.1.4.4
Interperitonal
Catheter
腹膜カテーテル フクマクカテーテル
2.C.1.2.2
Mesh Gauze
ガーゼ
ガーゼ
2.C.1.4.5
Oxygen Catheter
酸素カテーテル サンソカテーテル
2.C.1.2.3
Tampon
タンポン
タンポン
2.C.1.4.6
Rectum Catheter
直腸カテーテル チョクチョウカテーテル
2.C.1.2.4
Linen Tog
包布
ホウフ
2.C.1.4.7
Urinal Catheter
尿道カテーテル ニョウドウカテーテル
2.C.1.2.5
Elastic Stocking
弾性ストッキング ダンセイストッキング
2.C.1.5
Utensil
排泄用具
ハイセツヨウグ
2.C.1.2.6
Cast
ギプス
ギプス
2.C.1.5.1
Bed Pan
便器
ベンキ
2.C.1.3
Tube
チューブ
チューブ
2.C.1.5.2
Bed Pan Chair
ポータブルトイレ ポータブルトイレ
2.C.1.3.1
Chest Tube
胸腔チューブ
キョウクウチューブ
2.C.1.5.3
Urine Bottle
尿器
ニョウキ
2
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
2.C.1.3.2
Gastrointestinal Tube 胃管
2.C.1.3.3
Intestinal Tube
2.C.1.6.1
Colostomy Bag
2.C.1.6.2
Colostomy Plug
2.C.1.6.3
Drain Bag
排液バッグ
2.C.1.6.4
Drip Bag
2.C.1.6.5
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
イカン
2.C.1.5.4
ChamberPot
差し込み便器
チョウカン
2.C.1.6
Waste Bag
廃棄物用バッグ ハイキブツヨウバッグ
2.C.1.7.9
Feeding Bottle
哺乳瓶
ホニュウビン
2.C.1.7.10 Glasses
眼鏡
ガンキョウ/メガネ
ハイエキバッグ
2.C.1.7.11 Contact Lens
コンタクトレンズ コンタクトレンズ
ドリップバッグ
ドリップバッグ
2.C.1.7.12 Glass Eye
義眼
ギガン
Ileostomy Bag
イレオストミー
バッグ
イレオストミーバッグ
2.C.1.7.13 Wig
かつら
カツラ
2.C.1.6.6
Uridom
ユリドーム
ユリドーム
2.C.1.7.14 Hearing Aid
補聴器
ホチョウキ
2.C.1.6.7
Urine Bag
尿バッグ
ニョウバッグ
2.C.1.7.15 Artificial Limb
義肢
ギシ
2.C.1.6.8
Urethral Plug
尿プラグ
ニョウプラグ
2.C.1.7.16 Correction Shoe
矯正用靴
キョウセイヨウグツ
2.C.1.6.9
Diaper
オムツ
オムツ
2.C.1.7.17 Splint
副子(スプリント) フクシ(スプリント)
腸管
人工肛門用バッ
ジンコウコウモンヨウバッグ
グ
人工肛門用プラ
ジンコウコウモンヨウプラグ
グ
サシコミベンキ
2.C.1.6.10 Sanitary Towel
生理用ナプキン セイリヨウナプキン
2.C.1.7.18 Long Leg Splint
長下肢用装具
チョウカシヨウソウグ
2.C.1.7
Equipment
備品
ビヒン
2.C.1.7.19 Short Leg Splint
短下肢用装具
タンカシヨウソウグ
2.C.1.7.1
Brush
ブラシ
ブラシ
2.C.1.7.20 Cane
杖
ツエ
2.C.1.7.2
Toothbrush
歯ブラシ
ハブラシ
2.C.1.7.21 Immobilizer
固定具
コテイグ
2.C.1.7.3
Comb
くし
クシ
2.C.1.7.22 Surgical Instrument
手術器具
シュジュツキグ
3
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2.C.1.7.4
Denture
義歯
ギシ
2.C.1.7.23 Suturing Material
縫合材料
ホウゴウザイリョウ
2.C.1.7.5
Tooth Brace
歯列矯正器
シレツキョウセイキ
2.C.1.7.24 Needle
針
ハリ
2.C.1.7.6
Spoon
スプーン
スプーン
2.C.1.7.25 Intravenous Canula
静脈留置針
ジョウミャクリュウチバリ
2.C.1.7.7
Fork
フォーク
フォーク
2.C.1.7.26 Syringe
シリンジ
シリンジ
2.C.1.7.8
Knife
ナイフ
ナイフ
2.C.1.7.27 Pipette
ピペット
ピペット
2.C.1.7.28 Scissors
はさみ
ハサミ
2.C.1.8.14 Pillow
枕
マクラ
2.C.1.7.29 Clap
鉗子
カンシ
2.C.1.8.15 Pillow Case
枕カバー
マクラカバー
2.C.1.7.30 Navel Clip
臍帯クリップ
サイタイクリップ
2.C.1.8.16 Quilt
掛け布団
カケブトン
2.C.1.7.31 Spray
スプレー
スプレー
2.C.1.8.17 Warm Stocking
保温ストッキング ホオンストッキング
2.C.1.7.32 Atomizer
噴霧器
フンムキ
2.C.1.8.18 Wet Sheet
防水シーツ
ボウスイシーツ
2.C.1.7.33 Pill Box
ピルケース
ピルケース
2.C.1.8.19 Linen Clothe
リネン布
リネンヌノ
2.C.1.7.34 Oxygen Mask
酸素マスク
サンソマスク
2.C.1.8.20 Air Ring
円座
エンザ
2.C.1.8
Bed Article
ベッド用品
ベッドヨウヒン
2.C.1.8.21 Belt
ベルト
ベルト
2.C.1.8.1
Linen
リネン
リネン
2.C.1.8.22 Bed Rail
ベッド柵
ベッドサク
2.C.1.8.2
Blanket
毛布
モウフ
2C.1.8.23
Hand Rail
てすり
テスリ
2.C.1.8.3
Electric Blanket
電気毛布
デンキモウフ
2.C.1.9
Ointment
軟膏
ナンコウ
4
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2.C.1.8.4
Clothes
寝衣
シンイ
2.C.1.9.1
Cream
クリーム
クリーム
2.C.1.8.5
Drape
ドレープ
ドレープ
2.C.1.9.2
Oil
オイル
オイル
2.C.1.8.6
Draw Sheet
横シーツ
ヨコシーツ
2.C.1.9.3
Liniment
塗布剤
トフザイ
2.C.1.8.7
Feather Bed
羽毛敷き布団
ウモウシキブトン
2C.1.10
Cleaner
洗剤
センザイ
2.C.1.8.8
Feather Bed Cover
羽毛掛け布団
ウモウカケブトン
2.C.1.10.1 Soap
石鹸
セッケン
2.C.1.8.9
Lead Gown
ひも付ガウン
ヒモツキガウン
2.C.1.10.2 Foam
フォーム
フォーム
2.C.1.8.10 Anti‑flammable Linen
不燃性リネン
フネンセイリネン
2.C.1.10.3 Water
水
ミズ
2.C.1.8.11 Mattress
マットレス
マットレス
2.C.1.10.4 Make‑Up
化粧品
ケショウヒン
2.C.1.8.12 Water Mattress
ウォーターマット ウォーターマット
2.C.1.10.5 Nail‑Polish
爪マニキュア
ツメマニキュア
2.C.1.8.13 Hot Mattress
ホットマット
ホットマット
2.C.1.11
装置
ソウチ
2.C.1.11.1 Traction
牽引装置
ケンインソウチ
リフト
リフト
2.C.1.11.2 Suction Apparatus
吸引器具
キュウインキグ
ナースコール
ナースコール
2.C.1.11.3 Fan
換気扇
カンキセン
警報装置
ケイホウソウチ
2.C.1.11.4 Heating Lamp
温熱ランプ
オンネツランプ
2.C.1.12
教材
キョウザイ
2.C.1.11.5 Humidifier
加湿器
カシツキ
2.C.1.12.1 Instruction Material
指導教材
シドウキョウザイ
2.C.1.11.6 Vapor Inhalator
ネブライザー
ネブライザー
2.C.1.12.2 Learning Material
学習教材
ガクシュウキョウザイ
Devices
2.C.1.11.1
Lifting Apparatus
9
2.C.1.11.2
Call System
0
2.C.1.11.2
Alarm System
1
Materials
5
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2.C.1.11.7 Oxygen Tent
酸素テント
サンソテント
2.C.1.12.3 Questionnaire
質問紙
シツモンシ
2.C.1.11.8 Incubator
保育器
ホイクキ
2.C.1.12.4 Telephone
電話
デンワ
2.C.1.11.9 Respirator
人工呼吸器
ジンコウコキュウキ
2.C.1.12.5 Television
テレビ
テレビ
Vasopneumatic Device
血圧計
ケツアツケイ
2.C.1.12.6 Computer
コンピューター
コンピューター
Cardiac Monitor
心電図モニター シンデンズモニター
2.C.1.12.7 Recreation Material
レクリエーション
レクリエーションヨウグ
用具
Contraction Monitor
子宮収縮モニ
ター
2.C.1.12.8 Reading Material
読み物
ヨミモノ
Pacemaker
ペースメーカー ペースメーカー
2.C.1.12.9 Toy
玩具
ガング
Electric Milk Pump
電動注入ポンプ
2.C.1.13
栄養物
エイヨウブツ
Surface Neuro
Stimulator
表面神経刺激
装置
デンドウチュウニュウポン
プ
ヒョウメンシンケイシゲキソ
ウチ
2.C.1.13.1 Fluid
飲料
インリョウ
Wheelchair
車椅子
クルマイス
2.C.1.13.2 Food
食糧
ショクリョウ
Bicycle
自転車
ジテンシャ
2.C.1.13.3 Meal
食事
ショクジ
Bed Bicycle
ベッドバイシクル ベッドバイシクル
2.C.1.13.4 Diet
治療食
チリョウショク
給食サービス
キュウショクサービス
2C.2.1.1
Appointment
予約
ヨヤク
2.C.1.11.1
0
2.C.1.11.1
1
2.C.1.11.1
2
2.C.1.11.1
3
2.C.1.11.1
4
2.C.1.11.1
5
2.C.1.11.1
6
2.C.1.11.1
7
2.C.1.11.1
8
2.C.1.13.5
Meals‑On‑Wheels
シキュウシュウシュクモニ
ター
Nutrient
2C.1.14
Remedy
医薬品
イヤクヒン
2C.2.1.2
Home Visit
家庭訪問
カテイホウモン
2C.1.14.1
Medicine
薬剤
ヤクザイ
2C.2.2
Examination
診査
シンサ
2C.1.14.2
Insulin
インスリン
インスリン
2C.2.3
Treatments
処置
ショチ
6
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2C.1.14.3
Analgesic
鎮痛剤
チンツウザイ
2C.2.3.1
Hemodialysis
血液透析
ケツエキトウセキ
2C.1.14.4
Anesthesia
麻酔薬
マスイヤク
2C.2.3.2
Peritoneal dialysis
腹膜透析
フクマクトウセキ
2C.1.14.5
Antibiotic
抗生剤
コウセイザイ
2C.2.3.3
Surgery
手術
シュジュツ
2C.1.14.6
Vitamin b12
ビタミンB12
ビタミンビージュウニ
2C.2.3.4
Amputation
切断
セツダン
2C.1.14.7
Solution
溶液
ヨウエキ
2C.2.3.5
Cesarean Section
帝王切開
テイオウセッカイ
2C.1.14.8
Dialysis Solution
透析液
トウセキエキ
2C.2.3.6
Ostomy
人工肛門
ジンコウコウモン
2C.1.14.9
Injection
注射液
チュウシャエキ
2C.2.3.7
Tracheotomy
気管切開
キカンセッカイ
2C.1.14.10 Infusion
輸液剤
ユエキザイ
2C.2.4
Prevention
予防
ヨボウ
2C.1.14.11 Blood
血液
ケツエキ
2C.2.4.1
Violence Prevention
暴力防止
ボウリョクボウシ
2C.1.14.12 Blood Product
血液製剤
ケツエキセイザイ
2C.2.4.2
Contamination
Prevention
汚染防止
オセンボウシ
2C.1.14.13 Aerosol
エアロゾル
エアロゾル
2C.2.4.3
Fall Prevention
転倒予防
テントウヨボウ
2C.1.14.14 Vaccine
ワクチン
ワクチン
2C.2.4.4
2C.1.14.15 Sensitizer
感作物質
カンサブッシツ
2C.2.4.5
Alcoholic Life Style
Prevention
Social Isolating Life
Style Prevention
アルコール依存
生活の予防
社会的孤立生
活の予防
アルコールイゾンセイカツ
ノヨボウ
シャカイテキコリツセイカツ
ノヨボウ
2C.2
Human Resources
人的資源
ジンテキシゲン
2C.2.4.6
Safety Measures
安全対策
アンゼンタイサク
2C.2.1
Encounter
出会い
デアイ
2C.2.5
Therapy
セラピー
セラピー
7
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2C.2.5.1
Oxygen Therapy
酸素療法
サンソリョウホウ
2C.2.5.18
Reality Orientation
Therapy
リアリティオリエ
リアリティオリエンテーショ
ンテーションセラ
ンセラピー
ピー
2C.2.5.2
Chemotherapy
化学療法
カガクリョウホウ
2C.2.5.19
Crisis Therapy
危機療法
キキリョウホウ
2C.2.5.3
Blood Therapy
輸血療法
ユケツリョウホウ
2C.2.5.20
Milieu Therapy
環境療法
カンキョウリョウホウ
2C.2.5.4
Radiation Therapy
放射線療法
ホウシャセンリョウホウ
2C.2.5.21
Reminiscence Therapy
回想療法
カイソウリョウホウ
2C.2.5.5
Intravenous Therapy
輸液療法
ユエキリョウホウ
2C.2.5.22
Assistive Device
Therapy
補助装置療法
ホジョソウチリョウホウ
2C.2.5.6
Medication Regime
薬物治療管理
ヤクブツチリョウカンリ
2C.2.5.23
Fluid Therapy
輸液管理
ユエキカンリ
2C.2.5.7
Nutrition Therapy
食事療法
ショクジリョウホウ
2C.2.5.24
Inhalation Therapy
吸入療法
キュウニュウリョウホウ
2C.2.5.8
Activity Therapy
運動療法
ウンドウリョウホウ
2C.2.5.25
Infusion Therapy
輸液療法
ユエキリョウホウ
2C.2.5.9
Chest Therapy
肺理学療法
ハイリガクリョウホウ
2C.2.5.26
Humor Therapy
ユーモアセラ
ピー
ユーモアセラピー
Simple Relaxation
Therapy
Animal Assisted
Therapy
簡易リラクゼー
ション療法
アニマルセラ
ピー
カンイリラクゼーションリョウ
ホウ
2C.2.5.27
Hypnosis
催眠
サイミン
アニマルセラピー
2C.2.5.28
Meditation
瞑想
メイソウ
2C.2.5.12
Art Therapy
絵画療法
カイガリョウホウ
2C.2.6
Technique
技術
ギジュツ
2C.2.5.13
Bibliotherapy
読書療法
ドクショリョウホウ
2C.2.6.1
Breathing Technique
呼吸技術
コキュウギジュツ
2C.2.5.14
Music Therapy
音楽療法
オンガクリョウホウ
2C.2.6.2
Positioning Technique
ポジショニング
法
ポジショニングホウ
2C.2.5.15
Play Therapy
プレイセラピー
プレイセラピー
2C.2.6.3
Transfer Technique
移動法
イドウホウ
2C.2.5.10
2C.2.5.11
8
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2C.2.5.16
Family Therapy
家族療法
カゾクリョウホウ
2C.2.6.4
Bopart positioning
ボパール体位
2C.2.5.17
Group Therapy
集団療法
シュウダンリョウホウ
2C.2.6.5
Trendelenburg
Positioning
2C.2.6.6
NATO Positioning
ナト−タイイ
2C.2.6.19
Relaxation Technique
トレンデレンブ
トレンデレンブルグタイイ
ルグ体位
リラクゼーション
リラクゼーションギホウ
技法
2C.2.6.7
Muscle and Joints
Exercise Technique
筋・関節運動技 キン・カンセツウンドウギ
術
ジュツ
2C.2.6.20
Ambulation Technique
離床技術
リショウギジュツ
2C.2.6.8
Injection Technique
注射法
チュウシャホウ
2C.2.6.21
Swallowing Technique
嚥下技術
エンゲギジュツ
2C.2.6.9
Inhalation Technique
吸入法
キュウニュウホウ
2C.2.6.22
Feeding Technique
摂食介助技術
セッショクカイジョギジュツ
Bowel Training
Technique
Bladder Training
Technique
Incontinence Training
Technique
ハイベントレーニングホウ
2C.2.6.23
ハイニョウトレーニングホウ
2C.2.6.24
Invasive Insertion
Technique
Guided Imagery
Technique
侵襲的挿入技 シンシュウテキソウニュウギ
術
ジュツ
イメージ誘導技
イメージユウドウギホウ
法
シッキントレーニングホウ
2C.2.7
Profession
専門分野
センモンブンヤ
フィードバックギホウ
2C.2.7.1
Nursing Service
看護サービス
カンゴサービス
2C.2.6.13. Bio‑Feed‑Back
1
Technique
排便トレーニン
グ法
排尿トレーニン
グ法
失禁トレーニン
グ法
フィードバック技
法
バイオフィード
バック技法
バイオフィードバックギホウ
2C.2.7.2
Medical Service
医学サービス
イガクサービス
2C.2.6.14
鎮静技法
チンセイギホウ
2C.2.7.3
Physiotherapist
Service
言語訓練技術
ゲンゴクンレンギジュツ
2C.2.7.4
記憶訓練技術
キオククンレンギジュツ
2C.2.7.5
2C.2.6.10
2C.2.6.11
2C.2.6.12
2C.2.6.13
2C.2.6.15
2C.2.6.16
Feed‑Back Technique
Calming Technique
Speech training
Technique
Memory Training
Technique
NATO体位
理学療法士の
サービス
ソーシャルワー
Social Worker Service
クサービス
在宅ケアサービ
Home Service
ス
ボパールタイイ
リガクリョウホウシノサービ
ス
ソーシャルワークサービス
ザイタクケアサービス
2C.2.6.17
Interaction Technique 相互作用技法
ソウゴサヨウギホウ
2C.2.7.6
Legal Service
法的サービス
ホウテキサービス
2C.2.6.18
Distraction Technique 気分転換技法
キブンテンカンギホウ
2C.2.7.7
Religious Service
宗教的サービス シュウキョウテキサービス
9
行為C軸・手段
コード番号
英語
訳
葬儀関連サービ
ス
栄養士のサービ
2C.2.7.9
Nutritionist Service
ス
Occupational Therapist 作業療法士の
2C.2.7.10
Service
サービス
2C.2.7.8
Funeral Service
カナ
ソウギカンレンサービス
エイヨウシノサービス
サギョウリョウホウシノサー
ビス
2C.2.8
Emergency
緊急事態
キンキュウジタイ
2C.2.8.1
Safety Measure
安全対策
アンゼンタイサク
2C.2.8.2
First Aid
応急処置
オウキュウショチ
2C.2.9
Approach
手引き
テビキ
2C.2.9.1
Procedure
手順
テジュン
2C.2.9.2
Protocol
プロトコール
プロトコール
2C.2.9.3
Guideline
ガイドライン
ガイドライン
コード番号
英語
訳
カナ
行為D軸・時間
コード番号
2D.1
英語
At
訳
カナ
〜の時点 〜ノジテン
2D.1.1
At Admission
入院時
ニュウインジ
2D.1.2
At Discharge
退院時
タイインジ
2D.2
Before
〜の前
〜ノマエ
2D.2.1
Pre Natal
出生前
シュッセイマエ/シュッショウゼン
2D.2.2
Pre Partum
分娩前
ブンベンマエ/ブンベンゼン
2D.2.3
Pre Operative
術前
ジュツゼン
2D.2.4
Before Admission
入院前
ニュウインマエ/ニュウインゼン
2D.2.5
Before Discharge
退院前
タイインマエ/タイインゼン
2D.2.6
Before Treatment
治療前
チリョウマエ/チリョウゼン
2D.3
During
〜の際中 〜ノサイチュウ
2D.3.1
Intra Natal
出生中
シュッセイチュウ
2D.3.2
Intra Partum
分娩中
ブンベンチュウ
2D.3.3
Intra Operative
術中
ジュツチュウ
2D.3.4
During Visit
訪問中
ホウモンチュウ
2D.3.5
During
Hospitalization
入院中
ニュウインチュウ
2D.4
After
〜の後
〜ノアト
2D.4.1
Post Natal
出生後
シュッセイゴ/シュッショウゴ
2D.4.2
Post Partum
分娩後
ブンベンゴ
2D.4.3
Post Operative
術後
ジュツゴ
2D.4.4
After Admission
入院後
ニュウインゴ
2D.4.5
After Discharge
退院後
タイインゴ
行為E軸・位相
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2E.1
Horizontally
水平位置
スイヘイイチ
2E.6
Whole/Part
全体/部分
ゼンタイ/ブブン
2E.1.1
Upper
上部
ジョウブ
2E.6.1
Whole
全体
ゼンタイ
2E.1.1.1
Upper right
右上部
ミギジョウブ
2E.6.2
Part
部分
ブブン
2E.1.1.2
Upper left
左上部
ヒダリジョウブ
2E.7
In/Out
内/外
ウチ/ソト / ナイ/ガイ
2E.1.2
Lower
下部の
カブノ
2E.7.1
Inner
内側
ウチガワ/ナイソク
2E.1.2.1
Lower right
右下部
ミギカブ
2E.7.2
Outer
外側
ソトガワ/ガイソク
2E.1.2.2
Lower left
左下部
ヒダリカブ
2E.8
Back/Front
前/後
マエ/ウシロ / ゼン/ゴ
2E.2
Verticality
垂直位置
スイチョクイチ
2E.8.1
Posterior
後方
コウホウ
2E.2.1
Right (side)
右(側)
ミギ(ガワ)/ウ(ソク)
2E.8.2
Anterior
前方
ゼンポウ
2E.2.2
Left (side)
左(側)
ヒダリ(ガワ)/サ(ソク)
2E.3
Laterality
側性
ソクセイ
2E.3.1
Unilateral
片側
カタガワ/ヘンソク
2E.3.2
Bilateral
両側
リョウガワ/リョウソク
2E.4
Totality
完全性
カンゼンセイ
2E.4.1
Total
全体的
ゼンタイテキ
2E.4.1.1
All
すべて
スベテ
2E.4.1.2
Both
両方
リョウホウ
2E.4.2
Partial
部分的
ブブンテキ
2E.5
Centrality
中心性
チュウシンセイ
2E.5.1
Central
中心的
チュウシンテキ
2E.5.2
Peripheral
末梢的
マッショウテキ
1
行為F軸・位置
コード番号
英語
訳
身体部位
2F.1
Body site
2F.1.1
A
2F.1.1.1
Abdomen
腹
2F.1.1.2
Amputation Stump
2F.1.1.3
カナ
シンタイブイ
コード番号
英語
訳
カナ
2F.1.3
C
2F.1.3.1
Cardiovascular
System
心臓血管系
シンゾウケッカンケイ
ハラ/フク
2F.1.3.2
Capillary
毛細血管
モウサイケッカン
切断端
セツダンタン
2F.1.3.3
Cavity
腔
クウ/コウ
Anal Sphincter
肛門括約筋
コウモンカツヤクキン
2F.1.3.3.1
Nasal Cavity
鼻腔
ビクウ
2F.1.1.4
Ankle
足首
アシクビ
2F.1.3.3.2
Oral Cavity
口腔
コウクウ
2F.1.1.5
Anus
肛門
コウモン
2F.1.3.3.3
Cranial Cavity
頭蓋腔
ズカイクウ
2F.1.1.6
Areola
乳輪
ニュウリン
2F.1.3.3.4
Laryngeal Cavity
喉頭腔
コウトウクウ
2F.1.1.7
Arm
腕
ウデ
2F.1.3.4
Chest
胸
ムネ/キョウ
2F.1.1.7.1
Forearm
前腕
ゼンワン/マエウデ
2F.1.3.5
Chest Wall
胸壁
キョウヘキ
2F.1.1.8
Artery
動脈
ドウミャク
2F.1.3.6
Chin
おとがい
オトガイ
2F.1.1.8.1
Pulmonary Artery
肺動脈
ハイドウミャク
2F.1.3.7
Clitoris
陰核
インカク
2F.1.1.9
Axilla
腋窩
エキカ
2F.1.3.8
Conjunctiva
結膜
ケツマク
2F.1.2
B
2F.1.3.9
Cornea
角膜
カクマク
2F.1.2.1
Back
背
セ/ハイ
2F.1.4
E
2F.1.2.2
Beard
あごひげ
アゴヒゲ
2F.1.4.1
Ear
耳
ミミ/ジ
2F.1.2.3
Body as a Whole
全身
ゼンシン
2F.1.4.2
Elbow
肘
ヒジ
2F.1.2.4
Body Tissue
身体組織
シンタイソシキ
2F.1.4.3
Extremity
末端
マッタン
2F.1.2.5
Bowel
腸
チョウ
2F.1.4.4
Eye
眼
メ/ガン
2
行為F軸・位置
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
2F.1.2.6
Brain
脳
ノウ
2F.1.4.5
Eyelid
2F.1.2.7
Breast
乳房
ニュウボウ/チブサ
2F.1.5
F
2F.1.2.7.1
Female Breast
女性乳房
ジョセイニュウボウ
2F.1.5.1
2F.1.2.8
Bronchi
気管支
キカンシ
2F.1.2.9
Buttock
臀部
2F.1.5.4
Flank
2F.1.5.5
訳
カナ
眼瞼
ガンケン
Face
顔
カオ
2F.1.5.2
Fetus
胎児
タイジ
デンブ
2F.1.5.3
Finger
指
ユビ
側腹
ソクフク/ワキバラ
2F.1.8
I
Foot
足
アシ
2F.1.8.1
Integumentary System 外皮
ガイヒ
2F.1.5.6
Forehead
前頭
ゼントウ
2F.1.8.2
Intracranial
Arachnoid
頭蓋内クモ膜
ズカイナイクモマク
2F.1.5.7
Foreskin of Penis
陰茎の包皮
インケイノホウヒ
2F.1.9
J
2F.1.6
G
2F.1.9.1
Jaw
顎
アゴ/ガク
2F.1.6.1
Gastrointestinal
Tract
胃腸管
イチョウカン
2F.1.9.2
Joint
関節
カンセツ
2F.1.6.2
Genital System
生殖器系
セイショクキケイ
2F.1.10
K
2F.1.6.2.1
Female Genital
System
女性生殖器系
2F.1.10.1
Knee
膝
ヒザ/シツ
2F.1.6.2.2
Male Genital System
男性生殖器系
2F.1.11
L
2F.1.7
H
2F.1.11.1
Larynx
喉頭
コウトウ
2F.1.7.1
Hair
体毛
タイモウ
2F.1.11.2
Leg
脚
アシ/キャク
2F.1.7.1.1
Hair of Scalp
頭皮の毛
トウヒノケ
2F.1.11.3
Limb
四肢
シシ
2F.1.7.1.2
Hair of Face
顔面の毛
ガンメンノケ
2F.1.11.4
Lip
口唇
コウシン
2F.1.7.1.3
Hair of Trunk
体幹の毛
タイカンノケ
2F.1.11.5
Lung
肺
ハイ
ジョセイセイショクキ
ケイ
ダンセイセイショクキ
ケイ
3
行為F軸・位置
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2F.1.7.1.4
Hair of Axilla
腋窩の毛
エキカノケ
2F.1.12
M
2F.1.7.1.5
Hair of Pubis
恥骨の毛
チコツノケ
2F.1.12.1
Mouth
口
クチ/コウ
2F.1.7.2
Hand
手
テ
2F.1.12.2
Angle of Mouth
口角
コウカク
頭
アタマ/トウ
2F.1.12.3
Mucous Membrane
粘膜
ネンマク
口唇粘膜
コウシンネンマク
舌粘膜
ゼツネンマク
2F.1.7.3
Head
心臓
シンゾウ
2F.1.12.3.1
Heel
踵
カカト/ショウ
2F.1.12.3.2
Hip
腰
コシ/ヨウ
2F.1.12.3.3
Oral Mucous Membrane 口腔粘膜
気管粘膜
キカンネンマク
2F.1.15.4
Pleura
胸膜
キョウマク
膣粘膜
チツネンマク
2F.1.15.5
Prostate
前立腺
ゼンリツセン
2F.1.7.4
Heart
2F.1.7.5
2F.1.7.6
2F.1.12.3.4
2F.1.12.3.5
Mucous Membrane of
Lip
Mucous Membrane of
Tongue
Tracheal Mucous
Membrane
Vaginal Mucous
Membrane
コウクウネンマク
2F.1.12.4
Muscle
筋肉
キンニク
2F.1.16
R
2F.1.12.5
Musculoskeletal
System
筋骨格系
キンコッカクケイ
2F.1.16.1
Rectum
直腸
チョクチョウ
2F.1.13
N
2F.1.16.2
Rib
肋骨
ロッコツ
2F.1.13.1
Nail
爪
ツメ/ソウ
2F.1.17
S
2F.1.13.1.1
Nail of Finger
手指の爪
シュシノツメ
2F.1.17.1
Sacrum
仙骨
センコツ
2F.1.13.1.2
Nail of Toe
足趾の爪
ソクシノツメ
2F.1.17.2
Scrotum
陰嚢
インノウ
2F.1.13.2
Neck
首
クビ
2F.1.17.3
Skeletal Bones
骨格
コッカク
2F.1.13.3
Nerve
神経
シンケイ
2F.1.17.4
Skeletal System
骨格系
コッカクケイ
2F.1.13.4
Nervous System
神経系
シンケイケイ
2F.1.17.5
Skin
皮膚
ヒフ
2F.1.13.5
Nipple
乳頭
ニュウトウ
2F.1.17.6
Skull
頭蓋骨
ズガイコツ
4
行為F軸・位置
コード番号
英語
訳
鼻
カナ
英語
訳
カナ
2F.1.17.7
Stomach
胃
イ
2F.1.17.8
Stoma
ストーマ(孔)
ストーマ(コウ)
2F.1.17.8.1
Colostomy
結腸瘻(結腸ストーマ)
2F.1.17.8.2
Ilestomy
コツバン
2F.1.17.8.3
Tracheostomy
気管切開
キカンセッカイ
陰茎
インケイ
2F.1.17.8.4
Urostomy
尿路瘻
ニョウロロウ
Perineum
会陰
エイン
2F.1.17.9
Stump
端
ハシ/タン
2F.1.18.2
Thigh
大腿
ダイタイ
2F.1.18
T
2F.1.18.3
Thorax
胸腔
キョウクウ
2F.1.18.1
Testis
睾丸
コウガン
2F.1.18.2
Thigh
大腿
ダイタイ
2F.1.20.3
Vulva
外陰
ガイイン
2F.1.18.3
Thorax
胸腔
キョウクウ
2F.1.21
W
2F.1.18.4
Tissue
組織
ソシキ
2F.1.21.1
手首
テクビ
2F.1.18.4.1
Subcutaneous Tissue
皮下組織
ヒカソシキ
2F.1.21.2
Wound
創傷
ソウショウ
2F.1.18.4.2
Body Tissue
体組織
タイソシキ
2F.2
Place
場所
バショ
2F.1.18.4.3
Soft Tissues
軟部組織
ナンブソシキ
2F.2.1
Diagnostic
Department
診断部門
シンダンブモン
2F.1.18.4.4
Fatty tissue
脂肪組織
シボウソシキ
2F.2.1.1
Radiology Department 放射線部門
2F.1.18.5
Toe
足趾
ソクシ
2F.2.2
Hospital Ward
病棟
ビョウトウ
2F.1.18.6
Tooth
歯
ハ
2F.2.2.1
Intensive Ward
急性期病棟
キュウセイキビョウト
ウ
2F.1.18.8
Trachea
気管
キカン
2F.2.2.2
Emergency Department 救急部門
2F.1.13.6
Nose
2F.1.14
O
2F.1.14.1
Ovary
2F.1.15
P
2F.1.15.1
Pelvis
骨盤
2F.1.15.2
Penis
2F.1.15.3
卵巣
ハナ
コード番号
ランソウ
Wrist
ケッチョウロウ(ケッ
チョウストーマ)
カイチョウロウ(カイ
回腸瘻(回腸ストーマ)
チョウストーマ)
ホウシャセンブモン
キュウキュウブモン
5
行為F軸・位置
コード番号
英語
訳
体幹
2F.1.18.9
Trunk
2F.1.19
U
2F.1.19.1
Ulcer
潰瘍
2F.1.19.2
Umbilicus
2F.1.19.3
カナ
タイカン
コード番号
英語
訳
回復期病棟
カナ
カイフクキビョウトウ
2F.2.2.3
Recovery Ward
2F.2.3
Treatment Department 治療部門
カイヨウ
2F.2.3.1
Operation Theater
手術室
シュジュツシツ
臍
ヘソ/サイ
2F.2.4
Out Patient
Department
外来部門
ガイライブモン
Urethra
尿道
ニョウドウ
2F.2.5
Ambulance
救急車
キュウキュウシャ
2F.1.19.4
Urinary Bladder
膀胱
ボウコウ
2F.2.6
Scene of Accident
事故現場
ジコゲンバ
2F.1.19.5
Urinary Bladder
Muscular Sphincter
膀胱括約筋
ボウコウカツヤクキン
2F.2.7
Health Center
ヘルスセンター
ヘルスセンター
2F.1.19.6
Urogenital System
泌尿生殖器系
ヒニョウセイショクキ
ケイ
2F.2.7.1
Day‑Care Center
デイケアセンター
デイケアセンター
2F.1.19.7
Uterus
子宮
シキュウ
2F.2.8
Nursing Clinic
看護クリニック
カンゴクリニック
2F.1.20
V
2F.2.9
Physiotherapy Clinic 理学療法クリニック
2F.1.20.1
Vagina
膣
チツ
2F.2.10
Midwifery Clinic
助産所
ジョサンジョ
2F.1.20.2
Vein
静脈
ジョウミャク
2F.2.11
General Practice
全科診療
ゼンカシンリョウ
2F.2.12
Dental Clinic
歯科クリニック
シカクリニック
2F.2.13
Home
居宅
キョタク
2F.2.13.1
Nursing Home
介護施設
カイゴシセツ
2F.2.13.2
Sheltered Housing
保護施設
ホゴシセツ
2F.14
Day Institution
デイケア施設
デイケアシセツ
2F.14.1
Day Center for
Children
子 供 用 デ イ ケ ア セ ン コドモヨウデイケアセ
ター
ンター
2F.14.1.1
Nursery
託児所
タクジショ
チリョウブモン
リガクリョウホウクリ
ニック
6
行為F軸・位置
コード番号
英語
訳
カナ
Day Center for
Adults
Day Center for
Elderly
成 人 用 デ イ ケ ア セ ン セイジンヨウデイケア
ター
センター
高齢者用デイケアセン コウレイシャヨウデイ
ター
ケアセンター
2F.15
School
学校
ガッコウ
2F.15.1
Kindergarten
幼稚園
ヨウチエン
2F.15.2
High School
中学校、高校
チュウガッコウ、コウ
コウ
2F.16
University
大学
ダイガク
2F.17
Work Place
職場
ショクバ
2F.17.1
Sheltered Work Place 避難的職場
2F.18
Neighborhood
2F.14.2
2F.14.3
近隣
ヒナンテキショクバ
キンリン
コード番号
英語
訳
カナ
1
行為G軸・経路
コード番号
英語
訳
カナ
コード番号
英語
訳
カナ
2G.1
Epidural
硬膜外
コウマクガイ
2G.21
Rectal (R)
直腸
チョクチョウ
2G.2
Intrathecal
クモ膜内
クモマクナイ
2G.22
Colostomy
回腸瘻(回腸ストー カイチョウロウ(カイチョ
マ)
ウストーマ)
2G.3
Perineural
会陰部
エインブ
2G.23
Ileostomy
結腸瘻(結腸ストー ケッチョウロウ(ケッチョ
マ)
ウストーマ)
2G.4
Ocular
接眼
セツガン
2G.24
Intraperitoneal
腹腔内
フククウナイ
2G.5
Intraocular
眼内
ガンナイ
2G.25
Urethral
尿道
ニョウドウ
2G.6
Retrobulbar
眼球後
ガンキュウコウ
2G.26
Urostomy
尿路瘻
ニョウロロウ
2G.7
Subcutaneous
皮下
ヒカ
2G.27
Intravesical
膀胱内
ボウコウナイ
2G.8
Nasal (N)
経鼻
ケイビ
2G.28
Vaginal (V)
経膣
ケイチツ
2G.9
Auricular
外耳
ガイジ
2G.29
Intrauterine
子宮内
シキュウナイ
2G.10
Endosinusial
洞内
トウナイ
2G.30
Endocervical
頚管内
ケイカンナイ
2G.11
Oral (O)
経口
ケイコウ
2G.31
Intraamnional
羊膜内
ヨウマクナイ
2G.12
Sublingual (SL)
舌下
ゼッカ
2G.32
Intracervical
頚内
ケイナイ
2G.13
Dental
歯
ハ
2G.33
Extra‑amnional
羊膜外
ヨウマクナイ
2G.14
Gingival
歯肉
シニク
2G.34
Intramuscular
筋肉内
キンニクナイ
2G.15
Intracardiac
心内
シンナイ
2G.35
Intra‑articular
関節内
カンセツナイ
2G.16
Intracoronary
冠状動脈内
カンジョウドウミャクナイ
2G.36
Periarticular
関節周囲
カンセツシュウイ
2G.17
Airway (Inhal.)
気道(吸入)
キドウ(キュウニュウ)
2G.37
Intrabuccal
頬部内
キョウブナイ
2G.18
Tracheostoma
気管支瘻
キカンシロウ
2G.38
Intraductal
導管内
ドウカンナイ
2G.19
Gastrointestinal
胃腸
イチョウ
2G.39
Intrasternal
胸骨内
キョウコツナイ
2G.20
Parenteral (P)
非経口的
ヒケイコウテキ
2G.40
Intravenous
静脈内
ジョウミャクナイ
2G.41
Intra‑arterial
動脈内
ドウミャクナイ
2
行為G軸・経路
コード番号
英語
訳
カナ
2G.42
Intraluminal
管腔内
カンクウナイ
2G.43
Intracutaneous
皮内
ヒナイ
2G.44
Subcutanious
皮下
ヒカ
2G.45
Cutaneous
皮膚
ヒフ
2G.46
Transdermal (TD)
経皮
ケイヒ
2G.47
Intracavitary
腔内
クウナイ
2G.48
Intralesion
病変内
ビョウヘンナイ
コード番号
英語
訳
カナ
行為H軸・ケアの受け手
コード番号
英語
訳
カナ
定
義
2H.1
Individual
個人
コジン
個人とは、ケアの受け手に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が一人の人間の役にたつ。
2H.2
Group
集団
シュウダン
集団とは、ケアの受け手に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が人間の集合体の役にたつ。
2H.2.1
Family
家族
カゾク
家族とは、ケアの受け手に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が重要他者を含む血縁、親戚、情的または法的に相互
関係のある人間の集合体の役にたつ。
2H.2.1.1
Family
(Distributively)
家族(単数的)
カゾク(タンスウテキ)
2H.2.1.2
Family (Collectively)
家族(集合的)
カゾク(シュウゴウテキ)
2H.2.2
Community
地域
チイキ
2H.2.2.1
Community
(Distributively)
地域(単数的)
チイキ(タンスウテキ)
2H.2.2.2
Community
(Collectively)
地域(集合的)
チイキ(シュウゴウテキ)
家族(単数的)とは、家族に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が重要他者を含む血縁、親戚、情的または法的にお互
いにつながっている、個人個人として考えられる人間の集合体の役にたつ。
家族(集合的)とは、家族に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が重要他者を含む血縁、親戚、情的または法的にお互
いにつながっているメンバーから構成された、社会的単位、あるいは統合体と
して考えられる人間の集合体の役にたつ。全体としての家族によって構成され
る社会的単位は、集団の部分を形成している個人個人とその間の関係の他の
何かとして考えられる。
地域とは、集団に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴をもつ:そ
の看護行為が共有した地理、共有した状況、あるいは共通した興味を通じて
お互いに関係している人間の集合体の役にたつ。
地域(単数的)とは、地域に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が共有した地理、共有した状況、あるいは共通した興味
を通じてお互いに関係している、個々として考えられる人間の集合体の役にた
つ。
地域(集合的)とは、地域に関する看護行為の一つで、次のような固有の特徴
をもつ:その看護行為が共有した地理、共有した状況、あるいは共通した興味
によってお互いにつながっているメンバーから構成された社会的単位あるいは
統合体として考えられる人間の集合体の役にたつ。全体としての地域によって
構成される社会的単位は、集団の部分を形成している個々とその間の関係の
他の何かとして考えられる。
資料
5
国際看護師協会
ユーザー契約書
本契約書(以下、
「契約書」という)は、3, pl. Jean-Marteau, 1201 Geneva, Switzerland
に本部を置く国際的な非営利、非政府組織である国際看護師協会(以下、
「INC」
という)と、[ユーザーの住所]に本部を置く[ユーザー名](以下、
「ユーザー」と
いう)との間で、[日付]に締結された。契約書は、ユーザーが添付書類に明記さ
れている研究・評価プロジェクトを推進するに当たって ICN から提供される素
材を使用する際の両当事者の関係に適用される。
I.
ICNP®
契約書にもとづいて使用される ICNP®とは、ICNP®の 1999 年ベータバージ
ョンの印刷物あるいはオンラインバージョン、およびそのコンテンツ全て
(例:データ、テキスト、数字、ビジュアル、アイディア、コンセプト、そ
の他素材、及びこれらに添付される素材)を指す。
II.
知的所有権と知的所有権の使用許可
ユーザーは ICN が ICNP®の著作権や版権を保有、維持することを認める。
ユーザーはまた、ICNP®には ICN が保有する情報が含まれることを認める。
ユーザーは、ICNP®に関する権利や ICNP®に関してユーザーが行う推薦や提
言を含め、契約書にもとづいて開発され、創作され、使用される知的所有権
は全て ICN が保有し、ICN が単独で保有する資産となることを認め、合意
する。ユーザーはまた、ICNP®、ICN のロゴ、活動に関する全ての権利は ICN
が単独で保有することを認め、合意する。ユーザーは契約書を締結した・し
ないにかかわらず、ICN や ICNP®が持つ権利、肩書き、利益などを自分のも
のだと主張することはできない。
契約書の有効期間中、ICN はユーザーがユーザーの組織やプロジェクトチー
ムのなかでのみ、非営利的調査や評価活動のためだけに、ICNP®を見、調べ、
コピーし、配布するのを認める。ユーザーは、ICNP®やその派生物を委譲し
たり、その使用権を供与したり、貸し出したり、営利目的で利用したりでき
ないことを認める。
資料
5
免責条項(保証の否認)
III.
ユーザーは ICNP®が「ありのまま」提供されることを認める。この件につい
ての明確な保証はなく、ICN は商品性や特定の目的への適応性などに関する
保証を含め、一切の保証はしないものとする。ICN は、ICNP®がユーザーの
ニーズを満たしたり、ユーザーが決める組み合わせで作動したり、欠陥や問
題がなかったり、コンテンツやデータが正確であるなどの保証は一切しない。
ICN では、あらかじめ予想がつくもの、ICNP®の使用によって生じたもの、
ICNP®に関連するもの、ICNP®を使用できたり使用できなかったりする能力
が理由となって発生するものなどを含め、直接的や間接的に発生する被害、
結果として生じる被害、特別な被害、付随的な被害(例:利益、データ、ク
ライアントの売上の喪失など)などの責任は一切負わない。たとえこのよう
な被害が、あらかじめ予想できたもの、ICNP®から生じたもの、ICNP®に関
連して発生したもの、ICNP® を活用する能力の有無によって生じたもの
(例:ICN ではオンラインが一時的に使用不可になる可能性があることをあ
らかじめ通知されていた場合でも、そのために発生した被害)だとしても、
ICN は一切責任を負わない。ICN は主張の内容に関係なく、ユーザーや第 3
者が被る被害に対して責任は一切負わない。
ユーザーが果たすべき義務
IV.
1.
プロジェクトレポートの提出。契約書の成立から 1 年後、およびその後
12 ヵ月ごとにユーザーは ICN に対して実施したプロジェクトに関する
詳細な報告書を作成し、ICN に提出する。報告書にはユーザーの見解や
ICN に対する提言を盛り込む。ユーザーは ICN からの要請があった場合
には要請に応じて、研究結果や提言などを提出する。
2.
ユーザーは契約書に署名捺印する前に ICN に対して、添付の ICNP®研
究・評価プロジェクト用紙に必要事項を記入し、提出する。契約書は添
付用紙に明記されたプロジェクトだけに適応する。プロジェクトの名称
は下記の通りである。
3.
上記第 I 項に明記されている通り、ユーザーからの ICNP®に関する文書
資料
5
や提言、ICNP®に含めるべくユーザーから提供される素材、著作権や版
権を含む全ての権利は速やかに ICN の所有となる。したがって、ユーザ
ーは、ICN が ICNP®や ICN に提供される提言や素材をユーザーの許可を
得ることなく編集、修正、改正、削除、変更することを認める。
V.
4.
ユーザーは、ユーザーの代表者、社員、ICNP®に関する仕事をしている
第 3 者を含め、誰も ICNP®に関する権利を保有することはできず、ICNP®
に関する権利が発生した場合には速やかに無条件で権利を放棄するか、
ICN に委譲することを約束する。ユーザーが契約書の内容を実行に移す
前に関係者がこのような条件を受け入れられない場合には、ユーザーは
その関係者を契約書にもとづいて行う活動から外す。
5.
ユーザーは、オンライン、オフラインに関係なく、ICNP®ベータバージ
ョンを部分的にでも含む素材を使用する場合には著作権に関する下記
の表現を明記する。
「国際看護師協会が 1999 年に全ての権利を取得し、全ての権利を保有
する。国際看護師協会の書面による許可を得ることなく、本資料をコピ
ー機の使用をはじめとするさまざまな手段で複製したり、情報検索シス
テムを使って保存したり、伝送したり、販売してはならない。
(300 語以
下の)短い引用の場合には、資料元を明記することによって、許可を得
ずに複製してもよい」
6.
ユーザーは、契約している・していないに関係なく、ユーザーが納入し
たあるいはオンラインでアクセスした ICNP®を第 3 者が使用することに
よって発生した損害賠償請求、要求、行動、責任、債務、被害、懲罰、
裁定、評価、損失、コスト、経費(弁護士費用を含む)などから ICN や
ICN の役員、社員、代理人、代表者、アドバイザー、継承者、譲受人な
どを守るとともに、必要な支払いは全額負担する。
ICN が果たすべき義務
要請があった場合には、ICN はユーザーに ICNP®1999 ベータバージョンを
印刷したものを 1 部提供する。それ以上の部数はユーザーが印刷費と配送費
を負担する条件で提供する。
VI.
承認
資料
5
ユーザーは、ICN がユーザーやユーザーの商品やサービスを推薦していると
述べてはならない。
契約書の締結は、当事者間のパートナーシップや合弁事業、フランチャイズ、
業主、代理店などの関係の成立を意味しない。いずれの当事者も契約書締結
後、他の当事者の代理として義務を発生させたり、行動を採ったりしてはな
らない。
VII.
契約書の有効期間と終了
契約書の有効期間は [
]
から
[
] までである。
ICN はユーザーが契約書に盛り込まれた内容を遵守していないと判断した
時にはいつでも本契約を解除することができる。
契約が解除された場合には、ユーザーは ICN から受理した全ての素材、ユ
ーザーが作成したすべての素材、終了していない評価などを全て ICN に返
却するとともに、コピーは全く手元にないことを書面にて確認する。
VIII. 管轄法、司法管区
契約書はスイスの法律にもとづいて解釈される。
契約書が理由で生じた紛争はスイス、ジュネーブ裁判所の裁定を受けて解決
を図る。
両当事者は仲裁を通して紛争を解決することもできる。その場合には、ジュ
ネーブ国際商工会議所の裁定ルールに従う。
国際看護師協会
チーフ・エグゼクティブ・オフィサー
ジュディス・オルトン
日付
署名者の氏名、役職、協会・団体名(もしあれば)
日付
資料
国際看護師協会
看護実践国際分類(ICNP®)
研究開発プロジェクト
日付:
研究やプロジェクトのタイトル:
プロジェクトの開始日 :
担当者
名前:
住所:
(通り名と番地)
通
州
国
郵便番号
Email:
契約書の締結に必要なため、
研究やプロジェクトの概要を説明した書類を添付してください。
この用紙の送り先
Amy Coenen, ICNP® Programme Director
Marquette University, College of Nursing
P.O. Box 1881
Milwaukee, WI
53201
USA
ファックス: 414 288 1939
電子メールアドレス: [email protected]
5
Ⅱ. 分担研究報告書
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護現象A軸:看護実践の焦点」
基礎看護学・成人看護学領域該当部分に関する検討
分担研究者
研究要旨
数間
恵子
東京大学大学院医学系研究科教授
本研究では、看護実践国際分類(ICNP®)の「看護現象A軸:看護実践の焦点」
の基礎看護学・成人看護学領域に該当する部分について、わが国の看護実践の特徴を考慮
し、不足している用語の検討、構造上の位置付けの検討、追加した用語の定義開発と既存
定義の修正の必要性を検討した。
A.はじめに
の特徴等を考慮し、以下の点について行っ
たもののうち、基礎看護学・成人看護学領
人々の健康問題やそれに伴って経験さ
域に該当する部分について報告するもの
れる生活上の困難は、人々の生活背景によ
である。
って様々に異なる可能性がある。すなわち、
①
不足している用語を指摘する
人々が生活する地域の地理的特徴や経済
②
新たに追加した用語を含め、全用語の
的状況、保健衛生状況などによる相違であ
構造上の位置付けが妥当かどうかを検
る。また、健康問題や困難に対する看護行
討する
為も、人々の文化的、経済的背景などの相
違によって異なる可能性がある。
国際看護師協会(International council
of nurses、以下、ICNという)は、国際
③
新たに追加した用語について、その定
義を行う
なお、ベータ・バージョンの構造の全容
は上鶴による別稿に詳述されている。
的な看護情報の共有化を目指し、看護を記
述する世界共通の用語体系の開発を「看護
実践国際分類、International
Classification of Nursing Practice、以下、
表1.基礎看護学・成人看護学
に該当する領域
ICNP®という」として進めてきている。こ
れまでにアルファ・バージョン 1)が開発さ
1A.1.
人間
れたが、現在、それとは全く構造の異なる
1A.1.1
個人
多軸構造からなるベータ・バージョンが提
1A.1.1.1
生命維持機能
示されている。 このベータ・バージョン
1A.1.1.1.1
呼吸
の開発には、ヨーロッパ、特に北欧の国々
1A.1.1.1.2
循環
の看護協会が中心となっている。したがっ
1A.1.1.1.3
体温
て、世界共通の用語体系という点では、前
1A.1.1.1.4
栄養
述のような健康問題や困難に関する地
1A.1.1.1.5
消化
域・経済特性などを考慮すると、ベータ・
1A.1.1.1.6
代謝
バージョンの開発の中心となった国々で
1A.1.1.1.7
体液量
経験されない事象については、必ずしも十
1A.1.1.1.8
分泌
分に網羅されているとは言えない可能性
1A.1.1.1.9
排泄
がある。そこで、ベータ・バージョンの改
1A.1.1.1.10
外皮系
訂に向けて、ICN参加各国の背景に基づ
1A.1.1.1.11
復元行動
いた反応と、参加各国での適用可能性につ
1A.1.1.1.12
運動
いての検討が求められている。日本看護協
1A.1.1.1.13
感覚
会においてもその検討作業が開始された。
1A.1.1.1.14
免疫系
本稿は、看護実践国際分類の「看護現象
A軸:看護実践の焦点」について、わが国
B.方法
以下、変更が提案された領域ごとに述べ
る。
昨年度に行われた翻訳 2)を用い、表1に
示した14領域を基礎看護学・成人看護学
1A.1.1.1.2
循環
該当部分として検討した。検討にあたって
この領域については、2点が検討された。
は、当該領域の看護学教育あるいは臨床実
一つには、
「うっ血」と「静脈瘤」が不
践に携わっている看護職者それぞれ4名
足しているとワーキンググループから指
からなるワーキンググループが形成され、
摘されたことである。これらを原案の構造
特に上記目的の1.と2.を中心に行った。
のどこに位置付けるかについて検討した
検討には、平成13年8月の1日を要した。
が、血管機能に関して原案で用いられてい
ワーキンググループにより検討された
る用語では、それらの上位に位置付けられ
結果をもとに、筆者が再度検討して整理し、
るものが見出だせなかった。そこで、静脈
最終案として提示した。
系の「うっ血」と動脈系の「充血」とをあ
わせた概念として「血流」を追加提案し、
C.結果と考察
位置付けは「血圧」と同じレベルとした。
そして「うっ血」の下に「静脈瘤」を位置
(1)
用語の追加と位置付けの変更の提案
付けた。
もう一点は、ショックに関してである。
表2に、ICNP®の原案と検討結果とを対
ICNP®の原案では「ショック」の下位は
比して示した。コ−ド番号の変更は、用語
「アナフィラキシ−ショック」「心原性シ
を追加したことに伴って自動的に修正が
ョック」
「血管原性ショック」
「神経原性シ
生じる場合と、原案での位置付け自体が適
ョック」の4項目となっている。不足して
切でないと考えられて変更を要する場合
いる用語として「敗血症性ショック」が指
とがある。
摘され、「循環血液量不足性ショック」も
用語の追加あるいは位置付けの変更の
どちらかが提案された領域は、1A.1.1.1.2
循環、1A.1.1.1.7 体液量、1A.1.1.1.8
不足していると考えられたため、あわせて
2項目の追加が提案された。
なお、ICNP®の定義では、「神経原性シ
分泌、1A.1.1.1.10 外皮、1A.1.1.1.13 感
ョック」は血管の拡張を惹起し、それによ
覚の計5領域であった。新たな用語の追加
ってショックを招来するとされている。ま
あるいは位置付けの変更のどちらも指摘
た、「血管原性ショック」は同様に、血管
されなかったのは、1A.1.1.1.1 呼吸、1
の拡張によって惹起される状態と定義さ
A.1.1.1.3 体温、1A.1.1.1.4 栄養、1
れている。原案における位置付けは、この
A.1.1.1.5 消化、1A.1.1.1.6 代謝、1
「血管原性ショック」と「神経原性ショッ
A.1.1.1.9 排泄、1A.1.1.1.11 復元行動、
ク」は並列な関係として示されている。し
1A.1.1.1.12 運動、1A.1.1.1.14 免疫系
かし、この2つの定義の内容から「血管原
の9領域であった。
性ショック」は「神経原性ショック」に包
含されるものとも考えられる。また、近年、
れない。また、
「乳汁分泌」
「唾液分泌」は、
ショックの分類については諸説があり、必
その正常な状態が乳汁や唾液という生成
ずしも統一した分類の見解がない 3)4)。した
物をある程度の量を維持して分泌するこ
がって、この2項目に関しては今後、位置
とであるが、
「膣分泌(自浄作用)」
「鼻腔
関係の検討が必要であろう。
分泌」「涙分泌」はいずれも、粘膜面や組
織面を湿潤させて円滑にする量があれば
1A.1.1.1.7
体液量
体液量の領域に関しては、原案では「体
よい。したがって、これら3項目は「乳汁
分泌」「唾液分泌」とはやや意味合いが異
液維持」の下位に「等張性体液過剰」「高
なる可能性はある。しかし、これら3項目
張性体液過剰」「低張性体液過剰」が挙げ
に関しては、それぞれ分泌の過剰、過少は
られている。しかし、これら3項目は「体
病的状態であり、看護の対象となる人々が
液維持」という概念とは異なるとの疑問が
もつ可能性がある看護現象として追加す
提出され、これら3項目をまとめる概念と
ることとした。
して新たに「体液過剰」が提案された。
このことにより、「体液」の下位は「体
液維持」「脱水」と、今回新たに提案され
1A.1.1.1.10 外皮
外皮では、
「粘膜」に関して「アフタ」
た「体液過剰」の計3項目で構成されるこ
と「舌苔」が提案された。「舌苔」は、粘
ととなった。
膜のみに関連した事象ではないが、他に適
「体液貯溜」に関して原案に具体的な部
切な位置がなかったため、ここに位置付け
位が挙げられていたのは「腹水」のみであ
た。 「組織」に関しては「びらん」を追
った。他に体液が貯溜する体腔スペース
加することが提案された。
(third space) としては胸腔があり、
「胸
「組織」の下位の「創」に関しては、
「外
水」を追加することが提案された。
傷創」の下位に「刺創」
「射創」の追加が
1A.1.1.1.8
提案された。この2項目は、原案では「外
分泌
分泌では、
「乳汁分泌」
「唾液分泌」
「そ
傷創」の「その他」に包含されると考えら
の他」が設定されていたのみであり、不足
れるが、伝統的な外傷学(Traumatology)
の用語として「膣分泌(自浄作用)」
「鼻腔
では具体的に列挙されていること、国際地
分泌」「涙分泌」の3項目が提案された。
域によっては、外傷の原因として無視でき
さらに「鼻腔分泌」の下位として「鼻汁(鼻
ないことから、提案するものである。国に
漏)」「後鼻漏」を、「涙分泌」の下位にと
よっては「射創」による外傷が人工肛門造
して「ドライアイ」
「涙流」
「その他」を追
設理由となっている 5)。
加した。
また、「壊死」は ICNP®原案では「外傷
「膣分泌(自浄作用)
」「鼻腔分泌」「涙
創」の下位の最後に位置付けられているが、
分泌」の3項目は、原案では「分泌」のう
「外傷創」の一形態というより、物理作用、
ちの「その他」に含め、具体的に用語を挙
化学作用、あるいは局所血行障害等による
げる必要がないとの判断があったかもし
組織変性の一つであるので、位置付けを変
更して「組織」の下位とするのが妥当と考
えられた。
表3に、今回の検討で提案された基礎看
したがって、「組織」は原案の「組織圧
護学・成人看護学領域の新たな用語23件
迫」
「瘢痕組織」
「亀裂」
「浸軟」
「潰瘍」
「創」
について、それぞれの定義を示した。いず
に加え、
「びらん」
「壊死」の計8項目の下
れの用語の定義も、ICNP®原案の他の用語
位で構成することが提案された。
の定義の記述を参考にして作成したもの
「腺」については、「乳腺」には下位に
である。
「乳房腫脹」
「うっ滞性乳腺炎」が設定さ
なお、ICNP®原案の用語で定義の修正を
れているが、
「唾液腺」には具体的な下位
要するものとして、1A.1.1.1.1 呼吸の領
の用語が示されていない。そこで、
「唾液
域のうちの1A.1.1.1.1.2.2.1
腺」の下位として「耳下腺腫脹」を設定す
「Orthopnea 」が挙げられた。
ることが提案された。この「耳下腺腫脹」
「Orthopnea 」は、「安静時呼吸困難」の
は、流行性耳下炎の特徴的症状である。わ
一つで、従来よりわが国では「起座呼吸」
が国では予防接種の普及により少なくな
と訳されている。原案の定義は「呼吸困難
っているものの、国際的には問題になる地
の一つで、次のような固有の特徴を持つも
域もある可能性があり、設定しておく必要
の:仰臥あるいは横になっている際に生じ
性があろう。
る息切れ」とされている。この定義は「起
座呼吸」を取らざるを得ない、もとの状態
1A.1.1.1.13 感覚
感覚の領域では、「内臓痛」の一つとし
て新たに「排尿時痛」が提案された。
ワーキンググループからは「腹痛」も追
加する案が出された。このことに関して
「疼痛」に関する
ICNP®の原案の考え方
を表現したものである。原案の定義の記述
から訳語を「体位性呼吸困難」とすること
も検討された。しかし、
「Orthopnea 」と
いう用語自体が「直立での呼吸」という意
味であり、むしろ、定義を修正する必要が
考えられた。すなわち、
「呼吸困難の一つ
を見てみると、身体部位別の提示ではなく、
で、次のような固有の特徴を持つもの:仰
身体構成器官別(表皮、骨、筋肉、内臓、
臥あるいは横になると息切れが生じるた
神経、血管)ならびに痛みの原因別(癌性
めに、起座をとること」である。
疼痛、分娩痛)に構成されている。このた
定義の問題は、事象の見方の相違が背景
め、今回「腹痛」だけを追加すると、原案
にあるとも考えられるが、「Orthopnea 」
の構成の考え方とは一致しないことにな
に関していえば、その意味を的確に伝える
る。また、「腹痛」は原案にある他の「内
「起座呼吸」は訳語として適切で、かつわ
臓痛」「疝痛」を用いて表現することが可
が国ではすでにその訳語で定着している。
能であり、今回は提案しないことにした。
新たな訳語の提案には慎重であるべきで
ある。したがって、「Orthopnea 」につい
(2) 新たに追加した用語の定義、ならびに
ては今回は「起座呼吸」とし、ICNP®の定
修正を要する定義の提案
義の変更を要請するほうが妥当であろう。
他に、ICNP®原案の定義自体が適切では
する研究
平成12年度
ないものがある可能性があるが、その検討
報告書,
2001.
は今後の課題にしたい。
3) 天羽敬祐:ICU重症患者の看護と治療,
総括・分担研究
第3版,金芳堂,p124,1991.
4) 武藤輝一,田辺達三監修,標準外科学,
D.まとめ
第8版,医学書院,p121-122,1998.
新たに設定することが提案された用語
5) Cezareti, I. U.R: Characterization of
は、5領域(循環、体液量、分泌、外皮、
the intestinal ostomy patients who
感覚)の計23語(血流、充血、うっ血、
recieved treatment at the colon-
静脈瘤、敗血症性ショック、循環血液量不
proctology out clinic of the Escola
足性ショック、体液過剰、胸水、膣分泌(自
Paulista
浄作用)、鼻腔分泌、鼻汁(鼻漏)、後鼻漏、
JANS, 2nd International Nursing
涙分泌、ドライアイ、涙流、アフタ、舌苔、
Research Conference,226-227,1995.
de Medicina- Sao Paulo-Brazil,
びらん、刺創、射創、耳下腺腫脹、排尿時
痛)であった。これらをそれぞれ、ICNP®
他に、以下を参考とした。
原案上のふさわしい位置に追加し、コ−ド
6) Japanese Association of Medical
番号の修正も行った。
Sciences Committee of Medical
新規の追加用語についてはその定義も
Terminology: JAPAN MEDICAL
あわせて提案した。また、原案の定義が不
TERMINOLOGY, ENGLISH-
適切と考えられた「Orthopnea 」について
JAPANESE, NANZANDO, 1991.
は、修正案を提示した。
7) 最新医学大辞典,第2版,医歯薬出版株
以上、看護実践国際分類の「看護現象A
式会社,1996.
軸:看護実践の焦点」のうちの基礎看護
8) 医学大辞典,18版,南山堂,1998.
学・成人看護学領域該当部分に関して、I
9) ステッドマン医学大辞典,改訂4版,メ
CNに追加あるいは修正を提案する用語
ジカルビュ−,1997.
と定義を中心として報告した。
文献
1) 看護の共通言語を構築する
看護実践
国際分類(ICNP®)/アルファバ−ジョン,
インターナショナルナ−シングレビュ−,
20(3),1997.
2) 岡谷恵子:厚生科学研究研究費補助金
医療技術評価研究事業
看護
わが国における
実践国際分類の妥当性と普及に関
表2.用語の不足と位置付けの検討結果 - 看護現象A軸;看護実践の焦点(基礎・成人看護学領域)
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A
Nursing Phenomena
看護現象
1A.1
Human Being
人間
1A.1.1
Individual
個人
1A.1.1.1
Function
生命維持機能
1A.1.1.1.1
Respiration
呼吸
1A.1.1.1.1.1
Ventilation
換気
1A.1.1.1.1.1.1
Hyperventilation
過換気
1A.1.1.1.1.1.2
Hypoventilation
低換気
1A.1.1.1.1.2
Dyspnea
呼吸困難
1A.1.1.1.1.2.1
Functional Dyspnea
機能的呼吸困難
1A.1.1.1.1.2.2
Rest Dyspnea
安静時呼吸困難
1A.1.1.1.1.2.2.1
Orthopnea
起座呼吸
1A.1.1.1.1.2.3
Other
その他
1A.1.1.1.1.3
Gas Exchange
ガス交換
1A.1.1.1.1.3.1
Hypoxia
低酸素
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.1.3.2
Other
その他
1A.1.1.1.1.4
Airway Clearance
気道浄化
1A.1.1.1.1.4.1
Expectoration
痰喀出
1A.1.1.1.1.4.2
Cough
咳嗽
1A.1.1.1.1.4.3
Suffocation
窒息
1A.1.1.1.1.4.4
Aspiration
誤嚥
1A.1.1.1.1.5
Other
その他
1A.1.1.1.2
Circulation
循環
1A.1.1.1.2.1
Cardiac Function
心機能
1A.1.1.1.2.1.1
Cardiac Output
心拍出量
1A.1.1.1.2.1.2
Arrhythmia
不整脈
1A.1.1.1.2.2
Vascular Function
血管機能
1A.1.1.1.2.2.1
Blood Pressure
血圧
1A.1.1.1.2.2.1.1
Hypertension
高血圧
1A.1.1.1.2.2.1.2
Hypotension
低血圧
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.2.2.2
英語
Blood Flow
訳
血流
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
英語
コード番号(変更部分のみ示す)
訳
1A.1.1.1.2.2.2.1
Hyperemia
充血
1A.1.1.1.2.2.2.2
Congestion
うっ血
1A.1.1.1.2.2.2.2.1
Varix
静脈瘤
1A.1.1.1.2.2.3.1.5
Septic Shock
敗血症性ショック
1A.1.1.1.2.2.3.1.6
Hypovolemic Shock
循環血液量不足性ショック
1A.1.1.1.2.2.2
Tissue Perfusion
組織潅流
1A.1.1.1.2.2.3
1A.1.1.1.2.2.2.1
Shock
ショック
1A.1.1.1.2.2.3.1
1A.1.1.1.2.2.2.1.1
Anaphylactic Shock
アナフィラキシーショック 1A.1.1.1.2.2.3.1.1
1A.1.1.1.2.2.2.1.2
Cardiac Shock
心原性ショック
1A.1.1.1.2.2.3.1.2
1A.1.1.1.2.2.2.1.3
Vasogenic Shock
血管原性ショック
1A.1.1.1.2.2.3.1.3
1A.1.1.1.2.2.2.1.4
Neurogenic Shock
神経原性ショック
1A.1.1.1.2.2.3.1.4
1A.1.1.1.2.2.3
Bleeding
出血
1A.1.1.1.2.2.4
1A.1.1.1.2.2.3.1
Haemorrhaging
大出血
1A.1.1.1.2.2.4.1
1A.1.1.1.2.2.3.2
Hematoma
血腫
1A.1.1.1.2.2.4.2
1A.1.1.1.2.2.3.3
Other
その他
1A.1.1.1.2.2.4.3
1A.1.1.1.2.3
Other
その他
1A.1.1.1.2.3
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.3
Body Temperature
体温
1A.1.1.1.3.1
Thermoregulation
体温調節
1A.1.1.1.3.1.1
Hyperthermia
高体温
1A.1.1.1.3.1.2
Heat Exhaustion
熱疲弊
1A.1.1.1.3.1.3
Heat Stroke
熱射病
1A.1.1.1.3.1.4
Hypothermia
低体温
1A.1.1.1.3.1.5
Other
その他
1A.1.1.1.3.2
Fever
発熱
1A.1.1.1.3.3
Cold Stress
寒冷ストレス
1A.1.1.1.3.4
Other
その他
1A.1.1.1.4
Nutrition
栄養
1A.1.1.1.4.1
Nutritional Intake
栄養摂取
1A.1.1.1.4.1.1
Fluid Intake
水分摂取
1A.1.1.1.4.1.2
Food Intake
食物摂取
1A.1.1.1.4.1.3
Other
その他
1A.1.1.1.4.2
Nutritional Status
栄養状態
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.4.2.1
Thriving
身体発育
1A.1.1.1.4.2.2
Overweight
体重過剰
1A.1.1.1.4.2.2.1
Obesity
肥満
1A.1.1.1.4.2.3
Starvation
飢餓
1A.1.1.1.4.2.4
Emaciation
るいそう
1A.1.1.1.4.2.5
Malnutrition
低栄養
1A.1.1.1.4.2.5.1
Cachexia
悪液質
1A.1.1.1.4.2.5.2
Kwashiorkor
クワシオルコル
1A.1.1.1.4.2.5.3
Marasmus
マラスムス
1A.1.1.1.4.2.6
Hypervitaminosis
ビタミン過剰
1A.1.1.1.4.2.7
Hypovitaminosis
ビタミン欠乏
1A.1.1.1.4.2.8
Other
その他
1A.1.1.1.5
Digestion
消化
1A.1.1.1.5.1
Sucking
吸啜
1A.1.1.1.5.2
Drinking
飲むこと
1A.1.1.1.5.3
Chewing
咀嚼
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.5.4
Swallowing
嚥下
1A.1.1.1.5.5
Absorption
吸収
1A.1.1.1.5.5.1
Burping
げっぷ
1A.1.1.1.5.5.2
Vomiting
嘔吐
1A.1.1.1.5.5.3
Regurgitation
逆流
1A.1.1.1.5.5.4
Rumination
反芻
1A.1.1.1.5.5.5
Other
その他
1A.1.1.1.5.6
Other
その他
1A.1.1.1.6
Metabolism
代謝
1A.1.1.1.6.1
Energy Metabolism
エネルギー代謝
1A.1.1.1.6.2
Other
その他
1A.1.1.1.7
Fluid Volume
体液量
1A.1.1.1.7.1
Hydration
体液維持
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.7.2
1A.1.1.1.7.1.1
Isotonic Over Hydration
等張性体液過剰
1A.1.1.1.7.2.1
1A.1.1.1.7.1.2
Hypertonic Over Hydration 高張性体液過剰
1A.1.1.1.7.2.2
英語
Over Hydration
訳
体液過剰
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.7.1.3
Hypotonic Over Hydration 低張性体液過剰
1A.1.1.1.7.1.4
Other
その他
1A.1.1.1.7.2.4
1A.1.1.1.7.2
Dehydration
脱水
1A.1.1.1.7.3
1A.1.1.1.7.2.1
Isotonic Dehydration
等張性脱水
1A.1.1.1.7.3.1
1A.1.1.1.7.2.2
Hypertonic Dehydration
高張性脱水
1A.1.1.1.7.3.2
1A.1.1.1.7.2.3
Hypotonic Dehydration
低張性脱水
1A.1.1.1.7.3.3
1A.1.1.1.7.2.4
Other
その他
1A.1.1.1.7.3.4
1A.1.1.1.7.3
Fluid Retention
体液貯留
1A.1.1.1.7.4
1A.1.1.1.7.3.1
Oedema
浮腫
1A.1.1.1.7.4.1
1A.1.1.1.7.3.2
Ascites
腹水
1A.1.1.1.7.4.2
Other
その他
1A.1.1.1.8
Secretion
分泌
1A.1.1.1.8.1
Lactation
乳汁分泌
1A.1.1.1.8.2
Salivation
唾液分泌
訳
1A.1.1.1.7.2.3
1A.1.1.1.7.4.3
1A.1.1.1.7.3.3
英語
Hydrothorax
胸水
1A.1.1.1.7.4.4
1A.1.1.1.8.3
Vaginal Autopurification 膣自浄作用
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.8.3
Other
その他
1A.1.1.1.9
Elimination
排泄
1A.1.1.1.9.1
Bowel Elimination
排便
1A.1.1.1.9.1.1
Bowel Incontinence
便失禁
1A.1.1.1.9.1.2
Encopresis
遺糞
1A.1.1.1.9.1.3
Diarrhoea
下痢
1A.1.1.1.9.1.4
Constipation
便秘
1A.1.1.1.9.1.4.1
Impaction
宿便
1A.1.1.1.9.1.4.2
Other
その他
英語
コード番号(変更部分のみ示す)
訳
1A.1.1.1.8.4
Nasal Secretion
鼻腔分泌
1A.1.1.1.8.4.1
Rhinorrhea
鼻汁(鼻漏)
1A.1.1.1.8.4.2
Postnasal Drip
後鼻漏
1A.1.1.1.8.5
Lacrimal Secretion
涙分泌
1A.1.1.1.8.5.1
Dry Eye
ドライアイ
1A.1.1.1.8.5.2
Lacrimation
流涙
1A.1.1.1.8.5.3
Other
その他
1A.1.1.1.8.6
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.9.1.5
Flatus
排ガス
1A.1.1.1.9.1.5.1
Flatulence
鼓腸
1A.1.1.1.9.1.5.2
Other
その他
1A.1.1.1.9.1.6
Other
その他
1A.1.1.1.9.2
Urinary Elimination
排尿
1A.1.1.1.9.2.1
Urinary Incontinence
尿失禁
1A.1.1.1.9.2.1.1
Stress Incontinence
腹圧性尿失禁
1A.1.1.1.9.2.1.2
Reflex Incontinence
反射性尿失禁
1A.1.1.1.9.2.1.3
Urge Incontinence
切迫性尿失禁
1A.1.1.1.9.2.1.4
Functional Incontinence
機能性尿失禁
1A.1.1.1.9.2.1.5
Enuresis
遺尿症
1A.1.1.1.9.2.1.6
Other
その他
1A.1.1.1.9.2.2
Urinary Retention
尿閉
1A.1.1.1.9.2.3
Other
その他
1A.1.1.1.9.3
Perspiration
発汗
1A.1.1.1.9.4
Other
その他
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.10
Integument
外皮
1A.1.1.1.10.1
Skin
皮膚
1A.1.1.1.10.1.1
Dry Skin
乾燥皮膚
1A.1.1.1.10.1.2
Humid Skin
湿潤皮膚
1A.1.1.1.10.1.3
Rash
発疹
1A.1.1.1.10.1.3.1
Diaper Rash
おむつかぶれ
1A.1.1.1.10.1.3.2
Heat Rash
紅色汗疹
1A.1.1.1.10.1.4
Exanthema
皮疹
1A.1.1.1.10.1.5
Eczema
湿疹
1A.1.1.1.10.1.6
Acne
にきび
1A.1.1.1.10.1.7
Cradle Cap
ふけ
1A.1.1.1.10.2
Mucous Membrane
粘膜
1A.1.1.1.10.2.1
Dry Mucous Membrane
乾燥粘膜
1A.1.1.1.10.2.2
Thrush
鵞口瘡
英語
コード番号(変更部分のみ示す)
訳
1A.1.1.1.10.2.3
Aphtha
アフタ
1A.1.1.1.10.2.4
Coat of the Tongue
舌苔
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.10.3
Tissue
組織
1A.1.1.1.10.3.1
Tissue Compression
組織圧迫
1A.1.1.1.10.3.2
Scar Tissue
瘢痕組織
1A.1.1.1.10.3.3
Fissure
亀裂
1A.1.1.1.10.3.4
Maceration
浸軟
英語
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.10.3.5
1A.1.1.1.10.3.5
Ulcer
潰瘍
1A.1.1.1.10.3.6
1A.1.1.1.10.3.5.1
Venous Ulcer
静脈性潰瘍
1A.1.1.1.10.3.6.1
1A.1.1.1.10.3.5.2
Arterial Ulcer
動脈性潰瘍
1A.1.1.1.10.3.6.2
1A.1.1.1.10.3.5.3
Pressure Ulcer
褥そう
1A.1.1.1.10.3.6.3
1A.1.1.1.10.3.6
Wound
創
1A.1.1.1.10.3.7
1A.1.1.1.10.3.6.1
Surgical Wound
術創
1A.1.1.1.10.3.7.1
1A.1.1.1.10.3.6.2
Traumatic Wound
外傷創
1A.1.1.1.10.3.7.2
1A.1.1.1.10.3.6.2.1
Excoriation
擦過傷
1A.1.1.1.10.3.7.2.1
1A.1.1.1.10.3.6.2.2
Contusion
挫傷
1A.1.1.1.10.3.7.2.2
1A.1.1.1.10.3.6.2.3
Laceration
裂傷
1A.1.1.1.10.3.7.2.3
Erosion
訳
びらん
ICNP®原案
コード番号
1A.1.1.1.10.3.6.2.4
追加用語*/位置の変更
英語
Cut
訳
切創
1A.1.1.1.10.3.7.2.5
Punctured Wound
刺創
1A.1.1.1.10.3.7.2.6
Gunshot Wound
射創
1A.1.1.1.10.3.8
Necrosis
壊死
1A.1.1.1.10.4.2.1
Parotid Gland Swelling
耳下腺腫脹
Burn
熱傷
1A.1.1.1.10.3.7.2.7
1A.1.1.1.10.3.6.2.6
Frost Bite
凍傷
1A.1.1.1.10.3.7.2.8
1A.1.1.1.10.3.6.2.7
Necrosis
壊死
1A.1.1.1.10.3.6.2.8
Other
その他
Gland
腺
1A.1.1.1.10.4.1
Mammary Gland
乳腺
1A.1.1.1.10 4.1.1
Breast Engorgement
乳房腫脹
1A.1.1.1.10.4.1.1.1
Caked Breast
うっ滞性乳腺炎
1A.1.1.1.10.4.1.2
Other
その他
1A.1.1.1.10.4.2
Salivary Gland
唾液腺
1A.1.1.1.10.4.3
Other
その他
訳
1A.1.1.1.10.3.7.2.4
1A.1.1.1.10.3.6.2.5
1A.1.1.1.10.4
英語
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.10.3.7.2.9
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.10.5
Hair
毛髪
1A.1.1.1.10.6
Nail
爪
1A.1.1.1.10.7
Other
その他
1A.1.1.1.11
Restoration
復元行動
1A.1.1.1.11.1
Sleep
睡眠
1A.1.1.1.11.1.1
Napping
仮眠
1A.1.1.1.11.1.2
Falling Asleep
入眠
1A.1.1.1.11.1.3
Hypersomnia
睡眠過剰
1A.1.1.1.11.1.4
Insomnia
不眠
1A.1.1.1.11.1.5
Nightmare
悪夢
1A.1.1.1.11.1.6
Sleep Walking
夢遊
1A.1.1.1.11.2
Rest
安静
1A.1.1.1.11.2.1
Fatigue
疲労
1A.1.1.1.11.2.2
Exhaustion
疲弊
1A.1.1.1.12
Motor Activity
運動
1A.1.1.1.12.1
Body Movement
身体運動
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.12.1.1
Muscle Movement
筋肉運動
1A.1.1.1.12.1.1.1
Muscle Twisting
筋けいれん
1A.1.1.1.12.1.1.2
Shiver
震え
1A.1.1.1.12.1.1.3
Tremor
振戦
1A.1.1.1.12.1.1.3.1
Senile Tremor
老年性振戦
1A.1.1.1.12.1.1.4
Spasticity
痙性
1A.1.1.1.12.1.1.5
Convulsion
けいれん
1A.1.1.1.12.1.1.6
Uterine Contraction
子宮収縮
1A.1.1.1.12.1.1.7
Uterine Expulsion
娩出
1A.1.1.1.12.1.1.8
Paralysis
麻痺
1A.1.1.1.12.1.1.8.1
Paresis
不全麻痺
1A.1.1.1.12.1.2
Joint Movement
関節運動
1A.1.1.1.12.1.2.1
Active Joint Movement
自動関節運動
1A.1.1.1.12.1.2.2
Passive Joint Movement
他動関節運動
1A.1.1.1.11.2.3
Joint Contracture
関節拘縮
1A.1.1.1.12.1.2.4
Footdrop
尖足
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.12.1.2.3
英語
原本が間違いか?
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.12.1.2.5
Sprain
捻挫
1A.1.1.1.12.1.3
Fracture
骨折
1A.1.1.1.12.1.4
Amputation Stump
切断端
1A.1.1.1.12.1.5
Motor Reflex Function
運動反射機能
1A.1.1.1.12.1.5.1
Dysreflexia
反射不全
1A.1.1.1.12.2
Mobility
可動性
1A.1.1.1.12.2.1
Body Balance
身体バランス
1A.1.1.1.12.2.2
Body Position
体位
1A.1.1.1.12.2.3
Other
その他
1A.1.1.1.12.3
Psychomotoric Activity
精神運動性活動
1A.1.1.1.12.3.1
Hyperactivity
多動
1A.1.1.1.12.3.1.1
Agitation
興奮
1A.1.1.1.12.3.1.2
Hypoactivity
低活動
1A.1.1.1.12.3.1.2.1
Disuse Syndrome
廃用性症候群
1A.1.1.1.12.3.1.2.2
Catatonia
緊張病
1A.1.1.1.12.4
Speech
発語
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.12.4.1
Aphasia
失語
1A.1.1.1.12.4.1.1
Impressive Aphasia
感覚失語
1A.1.1.1.12.4.1.1.1
Dyslexia
読字障害
1A.1.1.1.12.4.1.1.2
Alexia
失読
1A.1.1.1.12.4.1.2
Expressive Aphasia
運動失語
1A.1.1.1.12.4.1.2.1
Dysphasia
構語障害
1A.1.1.1.12.4.1.2.2
Dysgraphia
失書
1A.1.1.1.12.4.2
Slurred Speech
呂律の低下
1A.1.1.1.12.4.3
Stammering
難発性吃音
1A.1.1.1.12.4.4
Stuttering
連発性吃音
1A.1.1.1.13
Sensation
感覚
1A.1.1.1.13.1
Pain
疼痛
1A.1.1.1.13.1.1
Cancer Pain
がん性疼痛
1A.1.1.1.13.1.2
Cutaneous Pain
表皮痛
1A.1.1.1.13.1.2.1
Wound Pain
創痛
1A.1.1.1.13.1.3
Musculoskeletal Pain
筋関節痛
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.13.1.3.1
Bone Pain
骨痛
1A.1.1.1.13.1.3.1.1
Fracture Pain
骨折痛
1A.1.1.1.13.1.3.2
Arthritis Pain
関節炎痛
1A.1.1.1.13.1.3.3
Muscle Pain
筋肉痛
1A.1.1.1.13.1.4
Visceral Pain
内臓痛
1A.1.1.1.13.1.4.1
Colic
疝痛
1A.1.1.1.13.1.4.2
Menstrual Cramp
月経痛
1A.1.1.1.13.1.4.3
Pre‑Menstrual Tension
月経前緊張症
1A.1.1.1.13.1.4.4
Dyspareunia
性交痛
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.1.13.1.4.5
1A.1.1.1.13.1.5
Neurogenic Pain
神経原性疼痛
1A.1.1.1.13.1.5.1
Phantom Pain
幻肢痛
1A.1.1.1.13.1.6
Vascular Pain
血管性疼痛
1A.1.1.1.13.1.6.1
Migraine
偏頭痛
1A.1.1.1.13.1.6.2
Ischemic Pain
虚血性疼痛
1A.1.1.1.13.1.7
Labour Pain
分娩痛
英語
Pain on Urination
訳
排尿時痛
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.13.1.7.1
Cervical Dilation Pain
子宮頸部開大時疼痛
1A.1.1.1.13.1.7.2
Bearing Down Pain
産道通過時疼痛
1A.1.1.1.13.1.7.3
False Pain
仮性陣痛
1A.1.1.1.13.2
Thirst
口渇
1A.1.1.1.13.3
Hunger
空腹感
1A.1.1.1.13.4
Appetite
食欲
1A.1.1.1.13.4.1
Craving
渇望
1A.1.1.1.13.4.2
Pica
異食
1A.1.1.1.13.5
Nausea
嘔気
1A.1.1.1.13.6
Dyspepsia
胃部不快
1A.1.1.1.13.7
Dizziness
眩暈
1A.1.1.1.13.8
Itching
掻痒感
1A.1.1.1.13.9
Hot Flush
顔面紅潮
1A.1.1.1.13.10
Restlessness
不穏
1A.1.1.1.13.11
Comfort
安楽
1A.1.1.1.13.12
Vision
視覚
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.1.13.13
Hearing
聴覚
1A.1.1.1.13.14
Feeling
触覚
1A.1.1.1.13.15
Taste
味覚
1A.1.1.1.13.16
Smell
嗅覚
1A.1.1.1.13.17
Kinaesthetic
運動感覚
1A.1.1.1.13.18
Consciousness
意識
1A.1.1.1.13.18.1
Fainting
失神
1A.1.1.1.13.18.2
Somnolence
傾眠
1A.1.1.1.13.18.3
Stupor
昏迷
1A.1.1.1.13.18.4
Coma
昏睡
1A.1.1.1.14
Immune System
免疫系
1A.1.1.1.14.1
Infection
感染
1A.1.1.1.14.1.1
Infection Susceptibility 易感染性
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
表 3. 追加した用語の定義ならびに原案の定義の修正を要する用語と新定義
Ⅰ.追加した用語と定義
1A.1.1.1.2.2.2 血流 Blood Flow
血流とは、血管機能の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:血液が全身の組織内の
血管内を流れること
1A.1.1.1.2.2.2.1 充血 Hyperemia
充血とは、血流の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:ある局所組織の動脈内を流
れる血液の量が増加している状態
1A.1.1.1.2.2.2.2
うっ血 Congestion
うっ血とは、血流の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:ある局所組織の静脈内を
流れる血液の量が増加している状態
1A.1.1.1.2.2.2.2.1
静脈瘤 Varix
静脈瘤とは、血流の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:ある局所の静脈血管が数
を増し、迂曲し、内腔が拡張して血液が鬱滞している状態
1A.1.1.1.2.2.2.1.5
敗血症性ショック Septic Shock
敗血症性ショックとは、ショックの一つで、次のような固有の特徴を持つもの:化膿創と
菌血症を伴う重篤な全身感染症によって生じる急速な末梢循環不全
1A.1.1.1.2.2.2.1.6
循環血液量不足性ショック Hypovolemic Shock
循環血液量不足性ショックとは、ショックの一つで、次のような固有の特徴を持つもの:
出血や重度の脱水など、循環血液量の著しい現象に対する反応として生じる急速な末梢循
環不全
1A.1.1.1.7.2
体液過剰 Over Hydration
体液過剰とは、体液量の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:水分補給量と体液量
のバランスが崩れ、体液量が過剰になった状態
1A.1.1.1.7.4.3
胸水 Hydrothorax
胸水とは、体液貯溜の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:タンパク質と電解質を
含む体液が胸膜腔内に集積する異常な状態。増強すると呼吸困難がみられる。
1A.1.1.1.8.3 膣自浄作用 Vaginal Autopurification
膣自浄作用とは、分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:膣内の細菌によって、
膣の酸性が保持されている状態
1A.1.1.1.8.4
鼻腔分泌 Nasal Secretion
鼻腔分泌は、分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:鼻腔および副鼻腔の粘膜
からの分泌があること。通常は外鼻孔からの流出や咽頭への流入はない。
1A.1.1.1.8.4.1
鼻汁 Rhinorrhea
鼻汁は、鼻腔分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:鼻腔および副鼻腔の粘膜
からの分泌過剰によって、分泌物が鼻腔内に貯溜していたり外鼻孔から流出したりしたり
する状態
1A.1.1.1.8.4.2
後鼻漏 Postnasal Drip
後鼻漏は、鼻腔分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:鼻腔および副鼻腔の粘
膜からの分泌が過剰で、分泌物が後鼻孔から咽頭の側に流れている状態
1A.1.1.1.8.5
涙分泌 Lacrimal Secretion
涙分泌は、分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:涙腺から涙の分泌があるこ
と。通常は鼻涙管を通じて鼻腔に排出され、結膜嚢からあふれることはない。
1A.1.1.1.8.5.1
ドライアイ Dry Eye
ドライアイは、涙分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:涙の産生現象や、蒸
発による涙の消失によって両眼が乾燥状態になり、痛みや羞明感を感じる状態。
1A.1.1.1.8.5.2
流涙 Lacrimation
流涙は、涙分泌の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:涙が結膜嚢からあふれて流
れおちる状態で、種々の刺激による涙の分泌過剰によると場合と、排出管である鼻涙管の
閉塞による場合とがある
1A.1.1.1.8.5.3
1A.1.1.1.8.6
その他 Other
その他 Other
1A.1.1.1.10.2.3
アフタ Aphtha
アフタは、粘膜の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:直径1cm以内の円形ない
し楕円形の、周囲に発赤を伴う炎症で、潰瘍とは深さ、大きさ、あとに瘢痕を作らないこ
とで異なる。口腔や外陰部に好発する。
1A.1.1.1.10.2.4
舌苔 Coat of the Tongue
舌苔は、粘膜の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:舌の上の、リンパ球、上皮細
胞、食物残渣などからなる苔で、熱性疾患や上部消化管疾患で生じる。
1A.1.1.1.10.3.5
びらん Erosion
びらんは、組織の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:表皮が剥離し、皮膚乳頭が
露出した状態
1A.1.1.1.10.3.7.2.5 刺創 Punctured Wound
刺創は、外傷創の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:ピンや釘、槍、杭など先端
の鋭利なものが組織内に刺入して生じる創で、刺入口が小さいわりに創が深い
1A.1.1.1.10.3.7.2.6 射創 Gunshot Wound
射創は、外傷創の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:銃弾による創で、射入創、
射出創、射創管が区別される。射入創は、銃弾が発射された距離により、弾丸のみの作用、
火薬による熱傷など組織への影響がさまざまに異なる。また、銃弾が発射された距離との
関係や、飛弾の方向と身体の方向との関係により、銃弾は身体を貫通したり、身体内部に
とどまったり、身体表面を打撲したり、あるいは擦過したりする。
1A.1.1.1.10.4.2.1 耳下腺腫脹 Parotid Gland Swelling
耳下腺腫脹は、唾液腺の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:唾液腺のうちの耳下
腺が腫脹した状態で、流行性耳下腺炎の際に痛みを伴った腫脹がある。
1A.1.1.1.13.1.4.5
排尿時痛 Pain on Urination
排尿時痛は、内臓痛の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:排尿時に、尿道、膀胱
の部位に灼熱感を伴う痛みがあること。
Ⅱ.定義の修正を要する用語と新定義
1A.1.1.1.1.2.2.1
起座呼吸 Orthopnea
起座呼吸とは、安静時呼吸困難の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:仰臥位すな
わち横になると息切れが生じるために、起座をとること。
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護現象A軸:看護実践の焦点」
老年看護学・精神看護学領域該当部分に関する検討
分担研究者
研究要旨
岡谷 恵子 社団法人日本看護協会専務理事
本研究では、看護実践国際分類(ICNP®)の「看護現象A軸:看護実践の焦点」
の老年看護学・精神看護学領域に該当する部分について、わが国の看護実践の特徴を考慮
し、不足している用語の検討、構造上の位置付けの検討、追加した用語の定義開発を行っ
た。
A.
はじめに
表1.老年看護学・精神看護学に
該当する領域
本稿は、国際看護婦協会が進めている
「国際看護実践分類」
(ICNP®)のベータ
1A.1.1.2
行為者
バージョンについて、その用語の妥当性
1A.1.1.2.1
行為の理由
や日本の看護実践現場での適用可能性等
1A.1.1.2.1.1
自己認識
を探るための基礎的研究の一部である。
1A.1.1.2.1.1.1
安寧
ICNP®の「看護現象 A 軸:看護実践の焦点」
1A.1.1.2.1.1.2 認知
に分類されている用語について、わが国
1A.1.1.2.1.1.3 学習
の看護実践の特徴を考慮し、以下の点に
1A.1.1.2.1.1.4 記憶
ついて検討したもののうち、老年・精神看
1A.1.1.2.1.1.5
情緒
護学領域に該当する部分の結果をまとめ
1A.1.1.2.1.1.6
意思の力
たものである。検討した事項は、以下の
1A.1.1.2.1.1.7
意思決定
とおりである。
1A.1.1.2.1.1.8
適応
① 各用語の定義から見て日本語訳が適
1A.1.1.2.1.1.9
エネルギー
切かどうか検討する。
1A.1.1.2.1.1.10 信念
② 不足している用語を指摘する。
1A.1.1.2.1.2
自己概念
③ 新たに追加した用語を含め、全用語
1A.1.1.2.2
行為
の構造上の位置づけが妥当かどうか
1A.1.1.2.2.1
自分に依拠する行為
を検討する。
1A.1.1.2.2.1.1
セルフケア
④ 新たに追加した用語についてその定
義を行う。
C. 結果と考察
B.
方法
表2に、 ICNP®の原案と検討結果を対
昨年度に行われた翻訳1)を用い、表1
に示した領域を老年看護・精神看護領域
比して示した。以下、変更が提案された領
域について、検討課題に沿って述べる。
の該当部分として検討した。検討にあた
っては、当該領域の看護学教育あるいは
1.用語の日本語訳について
臨床実践に携わっている看護職者それぞ
れ4名からなるワーキンググループが結
訳語の修正は、1A.1.1.2「人」、1
成され、特に上記検討事項の1、2およ
A.1.1.2.1.1「自己認識」の下位項目であ
び3を中心に行った。検討には8月の1
る1A.1.1.2.1.1.2「認知」で4語、1
日を要した。
A.1.1.2.1.1.5「情緒」で1語、1
ワーキンググループの検討結果をもとに、
A.1.1.2.1.1.10「信念」で1語、1
筆者が再度検討して最終案として整理し、
A.1.1.2.1.2「自己概念」の下位項目であ
提示した。
る1A.1.1.2.1.2.1「自己意識」で
1語、1A.1.1.2.2.1「自分に依拠する行
Personal Identity を「個としてのアイデ
為」、その下位項目である 1A.1.1.2.2.1.1.
ンティティ」から「パーソナル・アイデン
「セルフケア」で10語の、合計19語あ
ティティ」に修正した。
った。
4)1A.1.1.2.2.1「自分に依拠する行為」
1) 1A.1.1.2「人」
と 1A.1.1.2.2.1.1.「セルフケア」
従来、Person を「行為者」と訳していた。
Self Reliant Action を「自己に依存する
しかし、分類の構造を見ると、1A.1 Human
行為」から「自分に依拠する行為」に変更
being「人間」の下位に 1A.1.1 Individual
した。
「個人」があり、その下位に 1A.1.1.1
「セルフケア」では、Washing は、Hygiene
Function「生命維持機能」と 1A.1.1.2
清潔保持の下位に位置づけられた用語で、
Person「行為者」がある。
「個人」の「生命
この場合は身体の清潔保持という意味が
維持機能」がどちらかといえば生物学的、
あるので単なる「洗うこと」から「体を洗
身体的機能を表わすと考えると、Person
うこと」に変更し、用語の意味をよりわか
は人格的、精神的、情緒的機能を表現する
りやすくした。Feeding を「食事」からより
ものと思われ、訳語として「人格」もしく
行為を表わす「摂食」に、Drinking を「飲
は「人」が適切ではないかと考えた。人格
むこと」から「飲水」に修正した。飲水は
は Personality の訳語として相応しく、
日常的に良く使われる看護用語である。
Person には「人」という訳語をあてること
「セルフケア:身体活動」の下位用語であ
にした。
る Sitting は状態を表わす「起座」から行
為を表わす「すわること」に変更した。
2)1A.1.1.2.1.1.2「認知」、1
Turning of own body を「寝返り」から「体
A.1.1.2.1.1.5「情緒」、1A.1.1.2.1.1.10
の向きを変える」、Lifting of own body
「信念」
を「立ち上がり」から「体をもちあげるこ
「認知」では、Magical Thinking を「魔
と」、Crawling を「ハイハイ」から「這うこ
法的思考」から「非現実的思考」に、
と」に修正した。Transfer of own body
Preoccupation を「こだわり」から「固執」
は「身体移動」と訳していたが、ベッドか
に、Illusion を「誤認」から「錯覚」へ、
ら車椅子のように違うものに移る場合に
Unilateral Neglect を「一側性無視」から
は「移乗」と呼ぶのが普通であるので「移
「片側無視」に修正した。「情緒」では、
乗」に変更した。
Dignified Dying を「尊厳のある死」から
「保健探索行動」の下位用語である
「尊厳死」に修正した。「信念」では、Health
Adherence Behavior を「遵守行動」から英
Belief:Orientation を「健康信念:オリ
語をそのまま使って「アドヒアランス行
エンテーション」から「健康信念:健康志
動」に修正した。遵守は Compliance の訳
向」に変更した。
語であるが、最近は「コンプライアンス」
とそのままカナ表記される事が多い。コ
3)1A.1.1.2.1.2.1「自己意識」
ンプライアンスとアドヒアランスを区別
して用いる必要がある。Self Medication
「Incoherence of thought
は服薬を自分自身で管理することを意味
および「Blocking of thought 思考途絶」
する「服薬自己管理」に修正、「自己投薬」
である。これらの用語を原案の構造のど
という用語はむしろ臨床では聞きなれな
こに位置づけるかということを検討した
い言葉である。Management of
結果、いずれも「思考」の下位概念に位
Therapeutic Regime を「治療計画の管理」
置づけることが妥当と考えた。「注意」は
から「治療的行動の管理」に変更した。
「情報処理」の「集中」の下位に「覚醒度」
Regimen をどう訳すかということである
と同じレベルで位置づけた。また、
「思考
が、養生とか摂生という意味があること
滅裂」「思考途絶」は思考過程の障害を表
を考えると、Therapeutic Regime は療養
す精神症状である。思考過程の異常は一
行動もしくは治療的行動といった意味に
般的に思路の異常のことで思考の進行が
とれる。また、治療計画というと医師の専
問題にされる。したがって、思考過程の
権的行為のようなイメージが強いので、
一つと考えて「強迫」と同じレベルで位
「治療的行動の管理」が妥当と考える。
置づけた。
2.用語の追加または位置づけの変更の
2)1A.1.1.2.1.1.3 「学習」
提案
思考滅裂」
この領域については、精神看護分野の
追加用語として「intelligence 知能」が
表2に、ICNP®の原案と検討結果とを対
提案された。知能の定義は研究者の間で
比して示した。不足している用語の追加
必ずしも一致していないが、本能、感情、
は15語であった。位置づけの変更はな
習慣、意思とは区別され、目的にかなっ
かった。
た学習活動や行動をもたらすことができ
用語の追加が提案された領域は、
る思考を中心にした問題解決能力と言わ
1A.1.1.2.1.1.2
「認知」、
れる2)。また、知能は環境適応能力、抽
1A.1.1.2.1.1.3
「学習」、
象的思考能力、学習能力の3種があり、
1A.1.1.2.1.1.4
「記憶」、
新しい状況に適応する能力と考えられて
1A.1.1.2.1.1.5
「情緒」、
「学
いる3)。このような考えに基づくと、
1A.1.1.2.1.1.8
「適応」、
習」の下位に位置づけられると考える。
1A.1.1.2.1.2
「自己概念」の合計6領
ワーキンググループでは、
域であった。
1A.1.1.2.1.1.4
「記憶」の領域の追加用
以下、用語の追加が提案された領域ごと
語として、
「dementia 痴呆」が提案され
に述べる。
た。一般的に「痴呆」は、一度発達した知
能が何らかの原因で低下した状態を言う。
1)1A.1.1.2.1.1.2
「認知」
確かに痴呆の状態では記銘減弱、記憶減
この領域については、精神看護分野のワ
退が起こるので、「記憶」に関連した用語
ーキンググループから3つの用語が不足
とも考えられるが、定義に従えば、「知能」
していると指摘された。「Attention 注意」、
の下位概念として位置づけるのが妥当と
ある否認が、
「コーピング」の下位の用語
思われる。
として分類されている。防衛機制とコー
3)1A.1.1.2.1.1.5
「情緒」
ここでは、「Depression 抑うつ状態」
「Manic state 躁状態」「Dependency 依存」
ピングは違うという議論もあるが、大き
く適応機制と考えると「否認」の下に同
じレベルで位置づけるのが妥当と考える。
「Amae 甘え」「Ambivalence 両価感情」
「Excitation 興奮」の6つの用語が不足
5)1A.1.1.2.1.2 「自己概念」
しているものとして提案された。これら
ワーキンググループからは、自己概念
の用語は、臨床場面でよく使われる、情
の下位に新たに「Ego state 自我状態」と
緒や感情を表すものである。特に、「甘え」
いう用語と、さらにその下位に「Ego
は日本人に特有な心理状態を表す用語で
boundary 自我境界」を追加する提案があ
あり、いまや世界的に認知されている。
った。しかし、自己概念と自我は異質の
「情緒」の下位概念として「疑惑」の下に
概念であり、提案された2つの用語を追
同レベルで位置づけた。
加するかどうかは今後さらに検討が必要
と考える。
4)1A.1.1.2.1.1.8 「適応」
「適応」の領域では、下位概念である
コーピングのさらに下位概念として
6)1A.1.1.2.2.1.1.9.2 「自己危害」
ICNP®の原案では「自己危害」の一つ
「Regression 退行」「Conversion 転換」
である「強迫的摂食」の下位に「過食」
「Dissociation 解離」の3つの用語が提
が分類されている。ワーキンググループ
案された。退行は防衛機制の一つで、一
では「過食」と同レベルで追加する用語と
度発達した精神がそれ以前の発達段階に
して「Sitiophobia
戻ることで無意識に行われる。
「転換」は
しかし、Sitiophobia は食事恐怖と訳すの
抑圧された無意識の衝動や葛藤が形を変
が適切で、拒食とは意味が違うと考える。
えて麻痺や感覚消失などの身体症状とし
拒食は、Refusal of food で、自己に対し
て表れることであり、一種の防衛機制で
て行う異常行動または危害の一つで、人
ある。
「解離」は人格から遊離して別の心
間の基本的欲求である食べることを拒絶
理的活動をし、そこで欲求を満たそうと
する行為である。拒食は妄想によるもの、
することで、最も典型的なものは二重人
自殺の目的のもの、混迷による場合があ
格、夢中歩行、自動書記などである。防
るが、神経症的なものとして無食欲症
衛機制が有効に機能しないと引き起こさ
Anorexia がある。精神の用語の分類では、
れる反応の一つである。これらの用語は
過食
いずれも心の安定を図り破局を避けるた
無食欲症 Anorexia となっている。「拒
めの適応規制である。神経症やヒステリ
食」を追加用語とするならば、過食の下
ー、心身症等の反応として精神科看護の
位に位置づけるよりも、
「自傷」と同レベ
臨床では日常的によく使われる用語であ
ルにして、1A.1.1.2.2.1.1.9.2.6 「拒食」
る。ICNP®の原案だと防衛機制の一つで
として位置づけることが妥当であると考
拒食」が提案された。
Bulimia に対比するものとしては
える。
2)同上3)
3)ステッドマン医学大辞典、改定 4 版、
D. まとめ
メジカルビュー、1977
4)心理学辞典、誠信書房、1981
新たに設定することが提案された用語
は、6領域(認知、学習、情緒、適応、自己危
害)の合計15語(注意、思考滅裂、思考途
絶、知能、痴呆、抑うつ状態、躁状態、依存、
甘え、両価感情、興奮、退行、転換、解離、拒
食)であった。これらをそれぞれ ICNP®原
案上の相応しい位置に追加し、コード番
号の修正も行った。新しく追加した用語
の定義もあわせて提示した。定義は原案
の表現に則って行った。
以上、国際看護実践分類の「看護現象 A
軸 : 看護実践の焦点」のうちの老年看
護学・精神看護学領域該当部分について、
ICN に追加あるいは修正を提案する用語
と定義を中心として報告した。
引用文献
1)岡谷恵子:厚生科学研究費補助金
療技術評価事業
医
わが国における看護実
践国際分類の妥当性と普及に関する研究
平成12年度
総括・分担研究報告書、2
001.
2)園原太郎・他監修:心理学辞典、p.259、
ミネルヴァ書房
3)加藤伸勝:小精神医学書、p.36、金
芳堂、1985
参考文献
1)同上2)
5)野嶋佐由美編集:明解看護学双書3
精神看護学、金芳堂、1997
表2.用語の不足と位置付けの検討結果 - 看護現象A軸;看護実践の焦点(老年・精神看護学領域)
ICNP®原案
コード番号
追加用語*/位置の変更
1A
1A.1.1.2
1A.1.1.2.1
1A.1.1.2.1.1
1A.1.1.2.1.1.1
1A.1.1.2.1.1.1.1
1A.1.1.2.1.1.1.2
1A.1.1.2.1.1.1.3
1A.1.1.2.1.1.1.4
1A.1.1.2.1.1.2
1A.1.1.2.1.1.2.1
1A.1.1.2.1.1.2.1.1
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.1
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.2
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.3
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4.1
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4.1.1
英語
Nursing Phenomena
Person
Reason for Action
Self‑Awareness
Well‑being
Physical Well‑Being
Psychological Well‑Being
Emotional Well‑Being
Spiritual Well‑Being
Cognition
Thought
Thought Process (Thinking)
Syncretic Thinking
Concrete Thinking
Abstract Thinking
Information Processing
Concentration
Alertness
訳
看護現象
行為者
行為の理由
自己認識
安寧/幸福
身体的安寧
心理的安寧
情緒的安寧
魂の安寧
認知
思考
思考過程(考えること)
未分化思考
具体的思考
抽象的思考
情報処理
集中
覚醒度
人
行為の理由
自己認識
安寧
身体的安寧
心理的安寧
情緒的安寧
魂の安寧
認知
思考
思考過程(考えること)
未分化思考
具体的思考
抽象的思考
情報処理
集中
覚醒度
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.5
1A.1.1.2.1.1.2.1.2
1A.1.1.2.1.1.2.1.3
1A.1.1.2.1.1.2.1.4
1A.1.1.2.1.1.2.1.5
Obsession
Knowledge
Magical Thinking
Preoccupation
Thought Insertion
強迫
知識
魔法的思考
こだわり
思考吹入
強迫
知識
非現実的思考
固執
思考吹入
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4.1.2( attention 注意(精)
1A.1.1.2.1.1.2.2
1A.1.1.2.1.1.2.2.1
1A.1.1.2.1.1.2.2.2
1A.1.1.2.1.1.2.2.3
1A.1.1.2.1.1.2.2.4
Perception
Illusion
Hallucination
Agnosia
Unilateral Neglect
知覚
誤認
幻覚
無視/失認
一側性無視
知覚
錯覚
幻覚
失認
片側無視
1A.1.1.2.1.1.3
Learning
学習
学習
1A.1.1.2.1.1.2.1.6(精)
incoherence of thought 思
考減裂(精)
1A.1.1.2.1.1.2.1.7(精)
Blocking of Thought 思考
逸絶(精)
ICNP®原案
コード番号
1A.1.1.2.1.1.3.1
1A.1.1.2.1.1.3.2
1A.1.1.2.1.1.3.3
英語
Cognitive Learning
Skill Learning
Illiteracy
追加用語*/位置の変更
訳
認知学習
スキル学習
非識字
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
認知学習
技能学習
非識字
1A.1.1.2.1.1.3.4(精)
1A.1.1.2.1.1.3.4.1(精)
1A.1.1.2.1.1.4
1A.1.1.2.1.1.4.1
1A.1.1.2.1.1.4.2
1A.1.1.2.1.1.4.3
1A.1.1.2.1.1.4.4
1A.1.1.2.1.1.4.5
Memory
Orientation
Confusion
Amnesia
Short‑term Memory
Long‑term Memory
記憶
見当識
混乱
健忘
短期記憶
長期記憶
記憶
見当識
混乱
健忘
短期記憶
長期記憶
1A.1.1.2.1.1.5
1A.1.1.2.1.1.5.1
1A.1.1.2.1.1.5.2
1A.1.1.2.1.1.5.3
1A.1.1.2.1.1.5.4
1A.1.1.2.1.1.5.4.1
Emotion
Pleasure
Hope
Trustful
Pride
Community Pride
情緒
快
希望
信頼感
プライド
コミュニティ・プライド
情緒
快
希望
信頼感
自負心
帰属意識
1A.1.1.2.1.1.5.5
1A.1.1.2.1.1.5.6
1A.1.1.2.1.1.5.7
1A.1.1.2.1.1.5.7.1
1A.1.1.2.1.1.5.8
1A.1.1.2.1.1.5.9
1A.1.1.2.1.1.5.10
1A.1.1.2.1.1.5.11
1A.1.1.2.1.1.5.12
1A.1.1.2.1.1.5.13
1A.1.1.2.1.1.5.14
1A.1.1.2.1.1.5.14.1
1A.1.1.2.1.1.5.14.1.1
1A.1.1.2.1.1.5.15
1A.1.1.2.1.1.5.15.1
1A.1.1.2.1.1.5.16
1A.1.1.2.1.1.5.17
1A.1.1.2.1.1.5.18
1A.1.1.2.1.1.5.19
Euphoria
Nervousness
Anxiety
Separation Anxiety
Fear
Insecurity
Mood
Sadness
Loneliness
Desolation
Grief
Mourning (Grief Work)
Dignified Dying
Distress
Spiritual Distress
Frustration
Suffering
Despair
Guilt
多幸感
神経過敏
不安
分離不安
恐怖
安全感欠如
気分
悲哀
孤独感
心細さ
悲嘆
グリーフワーク
尊厳のある死
苦悩
魂の苦悩
フラストレーション
苦痛
絶望
罪悪感
多幸感
神経過敏
不安
分離不安
恐怖
自信欠如
気分
悲哀
孤独感
心細さ
悲嘆
グリーフワーク
尊厳死
苦悩
魂の苦悩
フラストレーション
苦痛
絶望
罪悪感
intelligence 知能(精)
dementia 痴呆(精)
ICNP®原案
コード番号
1A.1.1.2.1.1.5.19.1
1A.1.1.2.1.1.5.20
1A.1.1.2.1.1.5.21
1A.1.1.2.1.1.5.22
1A.1.1.2.1.1.5.23
1A.1.1.2.1.1.5.24
1A.1.1.2.1.1.5.25
1A.1.1.2.1.1.5.26
1A.1.1.2.1.1.5.27
1A.1.1.2.1.1.6
1A.1.1.2.1.1.6.1
1A.1.1.2.1.1.6.2
1A.1.1.2.1.1.7
1A.1.1.2.1.1.7.1
1A.1.1.2.1.1.8
1A.1.1.2.1.1.8.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.2
1A.1.1.2.1.1.8.1.2.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.3
1A.1.1.2.1.1.8.1.3.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.3.1.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.4
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.1
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.2
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.3
1A.1.1.2.1.1.8.1.4.1.4
1A.1.1.2.1.1.8.1.5
1A.1.1.2.1.1.8.1.6
英語
Guilt Work
Shame
Faint‑heartedness
Envy
Jealousy
Anger
Helplessness
Powerlessness
Suspiciousness
Will Power (Volition)
Will to Live
Learning Readiness
Decision Making
Self Initiative
Adaptation
Coping
Denial
Acceptance
Acceptance: Health Status
Crisis
Trauma Reaction
Rape Trauma
Recovery
Abuse Recovery
Abuse Recovery: Emotional
Abuse Recovery: Physical
Abuse Recovery: Sexual
Abuse Recovery: Financial
Relocation Stress
Caregiver Stress
追加用語*/位置の変更
訳
罪悪感の解消
恥辱
臆病
羨望
嫉妬
怒り
孤立感
無力感
疑惑
意志の力(意欲)
生きる意欲
学習のレディネス
意思決定
主体性
適応
コーピング
否認
受容
受容:健康状態
危機
トラウマ反応
レイプ・トラウマ
回復
虐待からの回復
虐待からの回復:情緒的
虐待からの回復:身体的
虐待からの回復:性的
虐待からの回復:経済的
転居ストレス
介護ストレス
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
罪悪感の解消
恥辱
臆病
羨望
嫉妬
怒り
孤立感
無力感
疑惑
1A.1.1.2.1.1.5.28(精)
1A.1.1.2.1.1.5.29(精)
1A.1.1.2.1.1.5.30(精)
1A.1.1.2.1.1.5.31(精)
1A.1.1.2.1.1.5.32(精)
1A.1.1.2.1.1.5.33(精)
Depression 抑うつ状態(精)
Manic state 躁状態(精)
Dependency 依存(精)
Amae 甘え(精)
Ambivalence 両価感情(精)
Excitation 興奮(精)
1A.1.1.2.1.1.8.1.7(精)
Regression 退行(精)
意志の力(意欲)
生きる意欲
学習のレディネス
意思決定
主体性
適応
コーピング
否認
受容
受容:健康状態
危機
トラウマ反応
レイプ・トラウマ
回復
虐待からの回復
虐待からの回復:情緒的
虐待からの回復:身体的
虐待からの回復:性的
虐待からの回復:経済的
転居ストレス
介護ストレス
ICNP®原案
コード番号
英語
追加用語*/位置の変更
訳
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
1A.1.1.2.1.1.8.1.8(精)
1A.1.1.2.1.1.8.1.9(精)
1A.1.1.2.1.1.8.2
1A.1.1.2.1.1.8.2.1
1A.1.1.2.1.1.8.2.2
1A.1.1.2.1.1.8.2.3
1A.1.1.2.1.1.8.2.4
1A.1.1.2.1.1.8.2.5
1A.1.1.2.1.1.8.2.6
1A.1.1.2.1.1.8.2.7
Self
Self
Self
Self
Self
Self
Self
Self
1A.1.1.2.1.1.8.2.8
Self Control: Bowel Continence
1A.1.1.2.1.1.8.2.9
1A.1.1.2.1.1.9
1A.1.1.2.1.1.9.1
1A.1.1.2.1.1.9.2
1A.1.1.2.1.1.9.2.1
1A.1.1.2.1.1.9.2.2
1A.1.1.2.1.1.10
1A.1.1.2.1.1.10.1
1A.1.1.2.1.1.10.1.1
1A.1.1.2.1.1.10.1.2
1A.1.1.2.1.1.10.1.3
1A.1.1.2.1.1.10.1.4
1A.1.1.2.1.1.10.1.5
1A.1.1.2.1.1.10.2
1A.1.1.2.1.1.10.3
1A.1.1.2.1.1.10.4
1A.1.1.2.1.1.10.5
1A.1.1.2.1.1.10.6
1A.1.1.2.1.1.10.7
1A.1.1.2.1.2
1A.1.1.2.1.2.1
1A.1.1.2.1.2.2
Control
Control:
Control:
Control:
Control:
Control:
Control:
Control:
Impulse
Anxiety
Fear
Aggression
Abusive Behaviour
Distorted Thoughts
Infection
Self Control: Urinary
Incontinence
Energy
Energy Conservation
Endurance
Activity Intolerance
Burn Out Syndrome
Belief
Health Belief
Health Belief: Ability to
Perform
Health Belief: Control
Health Belief: Resource
Health Belief: Threat
Health Belief: Orientation
Value Belief (Values)
Religious Belief
Spiritual Belief
Cultural Belief
Reality Belief
Delusion (False Belief)
Self Concept
Self Consciousness
Self Esteem
セルフ・コントロール
セルフ・コントロール:衝動
セルフ・コントロール:不安
セルフ・コントロール:恐怖
セルフ・コントロール:攻撃性
セルフ・コントロール:虐待行動
セルフ・コントロール:歪んだ思考
セルフ・コントロール:感染
セルフ・コントロール
セルフ・コントロール:衝動
セルフ・コントロール:不安
セルフ・コントロール:恐怖
セルフ・コントロール:攻撃性
セルフ・コントロール:虐待行動
セルフ・コントロール:歪んだ思考
セルフ・コントロール:感染
セルフ・コントロール:便コンチネ
セルフ・コントロール:便コンチネンス ンス
セルフ・コントロール:尿コンチネ
セルフ・コントロール:尿コンチネンス ンス
エネルギー
エネルギー保存
耐久力
活動不耐性
バーンアウト症候群
信念
健康信念
エネルギー
エネルギー保存
耐久力
活動不耐性
もえつき症候群
信念
健康信念
健康信念:遂行能力
健康信念:遂行能力
健康信念:コントロール
健康信念:資源
健康信念:脅威
健康信念:オリエンテーション
価値信念(価値観)
信仰
霊的信念
文化的信念
現実に関する信念
妄想(誤った信念)
自己概念
自己意識
セルフ・エスティーム
健康信念:コントロール
健康信念:資源
健康信念:脅威
健康信念:健康志向
価値信念(価値観)
信仰
霊的信念
文化的信念
現実に関する信念
妄想(誤った信念)
自己概念
自己意識
セルフ・エスティーム
訳
Conversion 転換(精)
Dissociation 解離(精)
ICNP®原案
追加用語*/位置の変更
コード番号
1A.1.1.2.1.2.3
1A.1.1.2.1.2.4
1A.1.1.2.1.2.4.1
1A.1.1.2.1.2.4.2
1A.1.1.2.1.2.4.2.1
1A.1.1.2.1.2.4.2.2
1A.1.1.2.1.2.4.2.3
1A.1.1.2.1.2.4.2.4
1A.1.1.2.1.2.4.2.5
英語
Body Image
Personal Identity
Gender Identity
Personality
Extrovert Personality
Introvert Personality
Genuineness
Integrity
Labile Personality
訳
ボティ・イメージ
個としてのアイデンティティ
ジェンダー・アイデンディディ
パーソナリティ
外向的パーソナリティ
内向的パーソナリティ
真であること
誠実
不安定なパーソナリティー
ボティ・イメージ
パーソナル・アイデンティティ
ジェンダー・アイデンディディ
パーソナリティ
外向的パーソナリティ
内向的パーソナリティ
真であること
誠実
不安定なパーソナリティー
1A.1.1.2.2
1A.1.1.2.2.1
1A.1.1.2.2.1.1
1A.1.1.2.2.1.1.1
1A.1.1.2.2.1.1.1.1
1A.1.1.2.2.1.1.1.2
Action
Self Reliant Action
Self Care
Self Care: Hygiene
Self Care: Bathing
Self Care: Washing
行為
自己に依存する行為
セルフ・ケア
セルフ・ケア:清潔保持
セルフ・ケア:入浴
セルフ・ケア:洗うこと
行為
自分に依拠する行為
セルフ・ケア
セルフ・ケア:清潔保持
セルフ・ケア:入浴
セルフ・ケア:体を洗うこと
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.1.1.2.2.1.1.1.3
Self Care: Grooming
セルフ・ケア:整容
セルフ・ケア:整容
1A.1.1.2.2.1.1.2
1A.1.1.2.2.1.1.2.1
1A.1.1.2.2.1.1.2.2
1A.1.1.2.2.1.1.3
1A.1.1.2.2.1.1.4
1A.1.1.2.2.1.1.5
1A.1.1.2.2.1.1.6
1A.1.1.2.2.1.1.7
1A.1.1.2.2.1.1.7.1
1A.1.1.2.2.1.1.8
1A.1.1.2.2.1.1.8.1
1A.1.1.2.2.1.1.8.2
1A.1.1.2.2.1.1.8.3
1A.1.1.2.2.1.1.8.4
1A.1.1.2.2.1.1.8.5
1A.1.1.2.2.1.1.8.6
1A.1.1.2.2.1.1.8.7
1A.1.1.2.2.1.1.8.8
Self Care: Dressing
Self Care: Putting On Clothes
Self Care: Taking Off Clothes
Self Care: Feeding
Self Care: Drinking
Self Care: Toiletting
Self Care: Sleep‑Rest Behaviour
Self Care: Diversional Activity
Self Care:Leisure Activity
Self Care: Physical Activity
Exercising
Sitting
Transfer of own body
Turning of own body
Standing
Lifting of own Body
Pressing
Falling
セルフ・ケア:更衣
セルフ・ケア:着衣
セルフ・ケア:脱衣
セルフ・ケア:食事
セルフ・ケア:飲水
セルフ・ケア:排泄
セルフ・ケア:睡眠−休息行動
セルフ・ケア:気分転換
余暇活動
セルフ・ケア:身体活動
エクササイズ
起座
身体移動
寝返り
起立
立ち上がり
押すこと
転倒
セルフ・ケア:更衣
セルフ・ケア:着衣
セルフ・ケア:脱衣
セルフ・ケア:摂食
セルフ・ケア:飲水
セルフ・ケア:排泄
セルフ・ケア:睡眠−休息行動
セルフ・ケア:気分転換
セルフ・ケア:余暇活動
セルフ・ケア:身体活動
エクササイズ
すわること
身体移動
体の向きを変える
起立
体をもちあげること
押すこと
転倒
英語
訳
ICNP®原案
コード番号
1A.1.1.2.2.1.1.8.9
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.1
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.2
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.2.1
1A.1.1.2.2.1.1.8.9.3
1A.1.1.2.2.1.1.9
1A.1.1.2.2.1.1.9.1
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.1
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.1.1
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.2
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.2
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.3
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.4
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.5
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.5.1
1A.1.1.2.2.1.1.9.2
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.1
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.2
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.3
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.4
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.5
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.5 1
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.5.2
英語
Ambulation
Crawling
Walking
Walking Using Device
Moving by using a Wheel Chair
Health Seeking Behaviour
Adherence Behaviour
Precaution
Safety Precaution
Contraceptive Use
Abuse Precaution
Self Screening
Self Medication
Immunisation Behaviour
Management of Therapeutic Regime
Compliance
Self Harm
Self Mutilation
Suicide Attempt
Suicide
Drug Use: Overdose
Compulsive Behaviour
Compulsive Eating
Bulimia
追加用語*/位置の変更
訳
移動
はいはい
歩行
補助具使用による歩行
車椅子移動
保健探索行動
遵守行動
注意を払うこと
安全に関する注意
避妊具の使用
虐待に関する注意
自己スクリーニング
自己投薬
予防接種行動
治療計画の管理
コンプライアンス
自己危害
自傷
自殺企図
自殺
薬物使用:過剰摂取
強迫行動
強迫的摂食
過食
コード番号(変更部分のみ示す)
移動
這うこと
歩行
補助具使用による歩行
車椅子移動
保健探索行動
遵守行動
注意を払うこと
安全に関する注意
避妊具の使用
虐待に関する注意
自己スクリーニング
服薬自己管理
予防接種行動
治療計画の管理
コンプライアンス
自己危害
自傷
自殺企図
自殺
薬物使用:過剰摂取
強迫行動
強迫的摂食
過食
英語
訳
1A.1.1.2.2.1.1.10(老)
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.6(精)
Sitiophobia 拒食(精)
表3.追加した用語の定義
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.4.1.2.
注意
注意とは、集中の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:ある情報を選択的に受容し
同時に他の情報を抑制させるような選択的集中の状態
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.6 思考滅裂
思考滅裂とは、思考の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:相互に関連のない観念
が直接結びつき、文脈が失われて話のまとまりがなくなること
1A.1.1.2.1.1.2.1.1.7 思考途絶
思考途絶とは、思考の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:思考の進行が突然途中
で停止してしまう状態で、いわゆる話が途切れること
1A.1.1.2.1.1.3.4 知能
知能とは、学習の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:目的にかなった学習活動や
行動をもたらすことができる思考を中心とした問題解決能力のこと
1A.1.1.2.1.1.3.4.1 痴呆
痴呆とは、知能の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:後天的な脳の器質的変化に
よって起こる知能低下のこと
1A.1.1.2.1.1.5.28 抑うつ状態
抑うつ状態とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:気分が抑圧された状
態で、悲哀感、憂鬱、無気力、理解力・集中力の低下、罪業感などが起こり、また、食欲
不振、不眠、頭痛などの身体症状も呈する。
1A.1.1.2.1.1.5.29 躁状態
躁状態とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:不安を否認し気分の抑制
が取れ、朗らかで活気に満ちた感情状態。自我感情の亢進、充実感、気分爽快に加え、多
弁で過活動になり、精神運動興奮や観念奔逸などが起こる。
1A.1.1.2.1.1.5.30 依存
依存とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:自分の欲求を充足するため
に他者に助力を得ようとしたり、他者と関わりを持って他者からの保護や承認を得ること
によって満足を求めようとすること。
1A.1.1.2.1.1.5.31 甘え
甘えとは、情緒の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:日本人に特有な心理で、情
緒的に自分と他者が一体となることで、本来人間にはつきものの分離の事実を否定し、分
離の苦痛をなくそうとすること。甘えの心理は、日本の社会に特有な乳幼児期の母親との
関係に由来するもので、甘えとは乳児の精神がある程度発達をして、母親が自分とは別の
存在であることを知覚した後に、母親を求めることを指す。
1A.1.1.2.1.1.5.32 両価感情
両価感情とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:同一の対象に対して異
なった矛盾した正反対の感情が同時に起こること。
1A.1.1.2.1.1.5.33 興奮
興奮とは、情緒の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:何らかの刺激が加えられて
身体の動作が増加し、欲動の高揚が見られる状態。
1A.1.1.2.1.1.8.1.7 退行
退行とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴を持つもの:防衛機制の一種で、
一度発達した精神がそれ以前の発達段階に戻ることで、一種の逃避である。
1A.1.1.2.1.1.8.1.8 転換
転換とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴を持つもの:抑圧された無意識の
衝動や葛藤が形を変えて麻痺や感覚消失などの身体症状として表れること。
1A.1.1.2.1.1.8.1.9 解離
解離とは、コーピングの一つで、次のような固有の特徴を持つもの:人格から遊離して別
の心理的活動をし、そこで欲求を満たそうとすることで、最も典型的なものは二重人格、
夢中歩行、自動書記などである。
1A.1.1.2.2.1.1.9.2.6 拒食
拒食とは、事故危害の一つで、次のような固有の特徴を持つもの:人間の基本的欲求であ
る食べることを拒否する行為である。拒食は、妄想によるもの、自殺の目的のもの、混迷
による場合がある。
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護現象A軸:看護実践の焦点」
小児看護学・母性看護学・地域在宅看護学分野該当部分に関する検討
分担研究者
研究要旨
飯村
直子
日本赤十字看護大学助教授
本研究では、看護実践国際分類(ICNP®)の「看護現象A軸:看護実践の焦点」
の小児看護学・母性看護学・地域在宅看護学領域に該当する部分について、わが国の看護
実践の特徴を考慮し、不足している用語の検討、構造上の位置付けの検討、追加した用語
の定義開発を行った。
A.はじめに
域在宅看護学該当部分として検討した。そ
の内容は 1.A.1.1.1「生命維持機能」の下位
国際看護師協会(ICN: International
項目である 3 領域「生殖」、
「身体発達」、
「そ
Council of Nurses)は、1991 年から看護実
の他」、1A.1.1.2.「人」の下位項目である「行
践に関する用語を国際的に標準化しようと
為」の領域の 1A.1.1.2.2.1「自分に依拠する
するプロジェクトに着手し、1996 年 12 月
行為」に含まれる「日常生活の維持」と「ラ
にまず看護実践国際分類(ICNP®:
イフスタイル活動」の部分および
International Classification of Nursing
1A.1.1.2.2.2「相互依存行為」の全部、さら
Practice)の第1版アルファ・バージョン
に 1A.1.2.「集団」の全部、および 1A.2 の
を公表した。これに対し各国の看護協会や
「環境」の全部である。
個人のメンバーが意見を寄せ、改訂版であ
検討には、当該分野の看護教育あるいは臨
るベータ・バージョンが 1999 年に出版され
床実践に携わっている看護職者からなるワ
た。ベータ・バージョンは看護現象
ーキンググループを形成し、特に上記目的
(Nursing Phenomena)と看護行為
の 1 と 2 を中心に行った。検討には、平成
(Nursing Actions)の大きな2つの分類体
13 年 8 月の 1 日を要した。
系に分けられ、その各々が多軸分類(a
multi-axial classification)されている。
本稿では、看護実践国際分類の「看護現
ワーキンググル−プにより検討された結
果をもとに、筆者が再度検討して整理し、
最終案として提示した。
象A軸:看護実践の焦点」について、わが
国の特徴を考慮し、以下の点について検討
C.結果と考察
したもののうち、小児看護学・母性看護学・
地域在宅看護学分野に該当する部分につい
て報告するものである。
1. 用語の追加と位置付けの変更の提案
表 2 に ICNP®の原案と検討結果とを対比
① 不足している用語を指摘する
して示した。用語の追加あるいは位置づけ
② 新たに追加した用語を含め、全用語の構
の変更のどちらかが提案されたものは、以
造上の位置付けが妥当かどうかを検討
下の通りである。
する
③ 新たに追加した用語について、その定
を行う
なお、ベータ・バージョンの構造の全容
については、上鶴による別稿に詳述されて
いる。
1) 1.A.1.1.1「生命維持機能」の下位 3
項目について
1.A.1.1.1.15「生殖」
追加する用語として男性の性的能力を示
す「精力」に対して、
「性的能力(女性の)」
が必要なのではないかという提案がなされ
B.方法
た。
「妊娠」の下位概念の「妊娠中絶」の下に
昨年度に行われた翻訳 2)を用い、表1に
「流産」と「人工妊娠中絶」を付け加える
示した部分を小児看護学、母性看護学、地
ことが提案された。これは「妊娠中絶」が
表1.小児看護学、母性看護学、地域在宅看護学に
該当する領域(ゴチック体の部分)
1A.1
人間
1A.1.1
個人
1A.1.1.1
生命維持機能
1A.1.1.2
人
.
1A.1.1.2.1
行為の理由
.
1A.1.1.2.2
行為
.
1A.1.1.2.2.1
1A.1.1.1.15
生殖
.
1A.1.1.1.16
身体発達
.
1A.1.1.1.17
その他
.
1A.1
人間
1A.1.2
集団
1A.1.2.1
家族
1A.1.2.2
コミュニティ
1A.2
環境
自分に依拠する行為
1A.1.1.2.2.1.2
日常生活の維持
1A.1.1.2.2.1.3
ライフスタイル活動
1A.1.1.2.2.2
相互依存行為
1A.1.1.2.2.2.1
社会的相互作用
1A.1.1.2.2.2.2
役割相互作用
1A.1.1.2.2.2.3
ケアの提供
1A.1.1.2.2.2.4
性的相互作用
1A.1.1.2.2.2.5
コミュニケーション
ICNP®原案で「生きていない胎児を娩出す
ることが提案された。
ること」と定義されているが、それが自然
に起こる場合と人工的に引き起こされる場
1.A.1.1.2.2.1.3「ライフスタイル活動」
合があると考えたからである。
この項目の下位が「有害物質常用」のみで
あることにワーキンググループから疑問が
1.A.1.1.1.16「身体発達」および 1.A.1.1.1.17
出され、
「不規則な生活」
、
「運動不足」、
「睡
「その他」
眠不足」、「暴飲暴食」の 4 語を追加するこ
追加する必要がある用語は指摘されなか
った。
とが提案された。この 4 つはライフスタイ
ル活動の中で看護現象として取り扱う可能
性のある、健康を害するような活動として
2) 1A.1.1.2「人」の下位項目「行為」領域
認められると判断し、
「有害物質常用」と並
の「自分に依拠する行為」に含まれる 2 項
列してライフスタイル活動の下位に位置付
目について
けた。
1.A.1.1.2.2.1.2「日常生活の維持」
「日常必需品の調達」の下に「狩猟」、「漁
3) 1A.1.1.2「人」の下位項目「行為」領域
獲」、「農耕」と並べて「畜産」、「養殖」を
の「相互依存行為」に含まれる 5 項目につ
加えることが提案された。日常必需品の調
いて
達のために地域によって様々な手段が講じ
1.A.1.1.2.2.2.1「社会的相互作用」
られており、これら 2 つの用語を追加する
「暴力」の下位に「敵意」や「プライバ
ことは妥当であると思われる。また、
「家庭
シーの侵害」と並んで、
「無視」が挙げられ
環境の整備」の下に具体的な項目があがっ
るのではないかという提案があった。「無
ていないことにワーキンググループから疑
視」は、直接物理的に害を加える「暴力」
問が出された。ICNP®原案の定義によれば
行為ではないが、
「敵意」や「プライバシー
「家庭環境の整備」とは「環境や住居を快
の侵害」と同様に、精神的に他者を害する
適で居心地良いものに整えたり、適切な配
行為であると判断し、両者と並べて「暴力」
慮をすること。自分自身や他者がくつろげ
の下位に位置付けた。
るようにすること。安全で管理の行き届い
さらに、「虐待」には「小児虐待」「配偶者
た家庭にすること。」と定義づけられている
虐待」と並んで、
「高齢者虐待」を追加する
ので、その下位項目として「住宅改修」と
提案がなされた。また、
「親虐待」、
「介護者
「模様替え」が提案された。
「家事」の下位
虐待」、「被介護者虐待」
、さらに、「家庭内
にも「住居の修繕」という項目があるが、
暴力」を追加することが提案された。前の
家の修理や住居の保守だけでなく、住まい
4 語は高齢者が増加している国や地域で問
という生活環境を積極的に整備するという
題となっている事柄であり、必要とされる
観点から上記の 2 項目を「家庭環境の整備」
用語である。特に家庭内で親を介護する習
の下に位置付けた。また、
「家事」の下位項
慣がいまだ根強く残っている日本で主に家
目の「家計」のさらに下にある「収入」と
庭内で問題となっている事象を表現する用
並べて反対の概念である「支出」を追加す
語として必要とされると考えられる。しか
し、家庭外の施設などでも起こる可能性が
「接触」「虚言」「泣くこと」以外にあがっ
ある事象である。
「家庭内暴力」は、広く夫
ていなかった。ワーキンググループから「話
婦、同居の親子、その他の同居の親族など
すこと」、「叱ること」、
「褒めること」、「お
の間に起こる暴力と考えられ、現実に起こ
どすこと」、「おだてること」、「怒ること」、
っている家庭内の複雑な人間関係を表現す
「笑うこと」を加えることが提案された。
るものである。日本では、夫からの妻への
これらは必ずしも看護現象として取り上げ
暴力と並んで、思春期・青年期の子どもが
られるような病的な事柄ではないが、コミ
社会や大人への不満や鬱憤を暴力というゆ
ュニケーションの具体的な方法を表す用語
がんだ形で家庭において、主に親に対して
として取り上げておきたい。
爆発させるという現象が多く見られ、問題
視されている。この「家庭内暴力」という
4)「集団」の下位の 2 領域、
「家族」と「コ
語は並列した他の語と比較すると、より広
ミュニティー」について
い概念を示していると考えられるが、他の
1.A.1.2.1「 家族」
語の上に位置するものではないと判断し、
「暴力」の下位に置いた。
「母子アタッチメント」の下に「母乳栄
養」と並べて「人工栄養」を付け加えた。
これは母親が子どもに母乳を与えるときだ
1.A.1.1.2.2.2.2「役割相互作用」
け母子アタッチメントが確立されるわけで
「親役割」に並べて、
「祖父母役割」を追
はなく、ミルクを与える母と子の間にも母
加することがワーキンググループから提案
子アタッチメントは充分確立されると考え
された。これは、欧米に比べ日本では昔か
られるからである。
ら大家族主義が一般的であった。戦後核家
族化が進み、三世代の同居は少なくなって
1.A.1.2.2「コミュニティー」
きているが、まだ家族の中の祖父母の存在
「乳児死亡率」、「妊産婦死亡率」と並べて
は大きく、その役割も無視できない。一般
「周産期死亡率」を加えることが提案され
にアジアの国々では大家族主義をとるとこ
た。
ろが多く、小児、母性、地域の領域では生
「死亡率」と並列で「出生率」、
「高齢化率」
活に密着した用語が必要とされることから、
を追加することが提案された。コミュニテ
この用語を提案することはアジアの生活や
ィーの健康状態や生活の実態を表す指標と
文化を考慮すると意味があると考えられる。
していずれも重要な用語であるといえよう。
1.A.1.1.2.2.2.3「ケアの提供」と
5)「環境」の下位項目「自然」の下にある
1.A.1.1.2.2.2.4「性的相互作用」については
「物理的環境」に含まれる 7 領域について
追加する用語は提案されなかった。
追加用語、位置付けの変更が提案された
のは、
「水」
、
「空気」、
「太陽光」、
「天候」の
1.A.1.1.2.2.2.5「コミュニケーション」
「表出的コミュニケーション」の下位項
目として ICNP®原案には具体的な項目が
4 領域であった。
1A.2.1.1.1「水」
「水」の下位に、
「雨」を追加し、さらに「洪
水」、「干ばつ」と並んで「水質汚染」を加
位置付けの変更の提案はなかった。
えることが提案された。
「雨」は、最も一般
的な自然現象であり、人々の環境要因とし
6)「人為的環境」の下にある 5 領域につい
て重要である。
「水質汚染」は、他の項目の
て
ように自然に起こる現象ではないが、今や
追加用語、位置付けの変更が提案されたの
人々の生活する環境の中で避けることので
は、「基本的設備」、「供給システム」
、の 2
きないものであり、しかも人々の健康を害
領域であった。
する原因となるものであるので、無視する
1A.2.2.1「基本的設備」
ことはできない。
「住宅」の下に「密集」と並べて、反対の
概念である「過疎」を追加することが提案
1A.2.1.1.2「空気」
された。
「公共建造物」の下に、具体的なも
「風」と並べて「空気」の下位項目に前述
のとして「リクレーション施設」と「福祉
の「水質汚染」と同様な理由から「大気汚
施設」を加えることが提案された。
染」を加えることとした。また「風」の下
位に「竜巻」、
「ハリケーン」と並んで、
「台
1A.2.2.3「供給システム」
風」、「黄砂」の追加が提案された。これは
「供給システム」の下の「サービス供給」
地域によって気象事象が異なるため、アジ
に、電力と並んでガスを使用している地域
ア地区では必要な用語として、追加を提案
が多いので、
「ガスの供給」を追加すること
するものである。
が提案された。
1A.2.1.1.3.「 太陽光」
2. 新たに追加した用語の定義の提案
下位項目として「放射線」と並べて、人々
今回の検討で提案された用語について、
の健康に多大な影響を及ぼす「紫外線」を
ICNP®の他の用語の定義の記述を参考にし
追加することが提案された。
て、その定義を作成した。それぞれの定義
を表 3 に示した。
1A.2.1.1.4. 「天候」
「湿気」と並べて反対の状態を表す「乾燥」
D.まとめ
が必要であると考え、
「乾燥」を追加するこ
とが提案された。
新たに設定することが提案された用語は、
「生命維持機能」の下位項目「生殖」、
「人」
また、
「物理的環境」の下位項目として、新
の下位項目である「行為」の領域の「自分
たに「地震」
、「噴火」の2領域を加えるこ
に依拠する行為」に含まれる「日常生活の
とが提案された。これは、日本のような火
維持」と「ライフスタイル活動」の 2 項目、
山の覆い地域に置いては人々の生活を脅か
「相互依存行為」に含まれる「社会的相互
す大きな要因となるものである。
作用」、「役割相互作用」
、「コミュニケーシ
ョン」の 3 項目、さらに「集団」の下位の
「生物学的環境」については、追加用語、
2 領域「家族」と「コミュニティー」
、およ
び「環境」の下位項目「自然」の下にある
研究
「物理的環境」に含まれる「水」、「空気」、
2001.
平成 12 年度
総括・分担研究報告書,
「太陽光」、
「天候」の 4 領域、
「人為的環境」
の下にある「基本的設備」と「供給システ
他に、以下を参考とした。
ム」の 2 領域に含まれるものであった。
「物
3) 周産期医学編集委員会編:周産期医学
理的環境」の下にはさらに 2 領域を付け加
必修知識第 4 版.周産期医学 26 号.1996.
えた。提案された用語の合計は、43 語(性
4) 新村
的能力(女性の)、流産、人工妊娠中絶、畜
1993.
産、養殖、住宅改修、模様替え、支出、不
5) 小西友七他編:小学館ランダムハウス
規則な生活、運動不足、睡眠不足、暴飲暴
英和大辞典第 2 版.小学館.1994.
食、無視、高齢者虐待、親虐待、介護者虐
6) 樺島忠夫他編:福武国語辞典.福武書店.
待、被介護者虐待、家庭内暴力、祖父母役
1989.
割、話すこと、叱ること、褒めること、お
どすこと、おだてること、怒ること、笑う
こと、人工栄養、周産期死亡率、出生率、
高齢化率、雨、水質汚染、台風、黄砂、大
気汚染、紫外線、乾燥、地震、噴火、過疎、
リクレーション施設、福祉施設、ガスの供
給)であった。これらをそれぞれ、ICNP®
原案上のふさわしい位置に追加し、コード
番号の修正も行った。
新規の追加用語についてはその定義も併
せて提案した。
以上、看護実践国際分類の「看護現象 A
軸:看護実践の焦点」のうちの小児看護学・
母性看護学・地域在宅看護学該当部分に関
して、ICN に追加を提案する用語と定義を
中心として報告した。
文献
1) 看護の共通言語を構築する
看護実践
国際分類(ICNP®)/アルファバージョン, イ
ンターナショナルナーシングレビュー,
20(3), 1997.
2) 岡谷恵子:厚生科学研究費補助金
療技術評価総合研究事業
医
わが国における
看護実践国際分類の妥当性と普及に関する
出編:広辞苑第 4 版. 岩波書店.
表2.用語の不足と位置付けの検討結果 - 看護現象A軸;看護実践の焦点(母性・小児・地域在宅看護学領域)
コード番号
1A.1.1.1.15
1A.1.1.1.15.1
1A.1.1.1.15.1.1
1A.1.1.1.15.1.1.1
1A.1.1.1.15.1.1.2
1A.1.1.1.15.1.1.3
1A.1.1.1.15.1.2
1A.1.1.1.15.1.2.1
ICNP®原案
英語
Reproduction
Fertility
Female Fertility
Menstruating
Menarche
Menopause
Male Fertility
Virility
1A.1.1.1.15.1.2.1.1
1A.1.1.1.15.2
1A.1.1.1.15.3
1A.1.1.1.15.3.1
Impotence
Sexual Function
Pregnancy
Aborting
訳
コード番号(変更部分のみ示す)
追加用語*/位置の変更
英語
訳
生殖
生殖能力
女性生殖能力
月経
初潮
閉経
男性生殖能力
精力
1A.1.1.1.15.1.2.2
Femininity
性的能力<女性の>
1A.1.1.1.15.3.1.1
1A.1.1.1.15.3.1.2
Spontaneous Abortion
Induced Abortion
流産
人工妊娠中絶
インポテンス
性機能
妊娠
妊娠中絶
1A.1.1.1.15.3.2
1A.1.1.1.15.3.3
1A.1.1.1.16
1A.1.1.1.16.1
1A.1.1.1.16.1.1
1A.1.1.1.16.1.2
1A.1.1.1.16.1.3
1A.1.1.1.16.1.3.1
1A.1.1.1.16.1.3.2
1A.1.1.1.16.2
1A.1.1.1.16.2.1
1A.1.1.1.16.2.2
1A.1.1.1.16.3
1A.1.1.1.17
Labour
Child Birth
Physical
Growth
Foetus Development
Child Development
Maturing
Female Maturing
Male Maturing
Ageing
Female Ageing
Male Ageing
Dying
Other
分娩
出産
身体発達
成長
胎児発達
小児発達
成熟
女性性成熟
男性性成熟
加齢
女性の加齢
男性の加齢
死にゆくこと
その他
1A.1.1.2.2.1.2
Domestic Care
日常生活の維持
コード番号
1A.1.1.2.2.1.2.1
1A.1.1.2.2.1.2.1.1
1A.1.1.2.2.1.2.1.2
1A.1.1.2.2.1.2.1.3
1A.1.1.2.2.1.2.1.4
1A.1.1.2.2.1.2.2
ICNP®原案
英語
Provision of
Hunting
Fishing
Farming
Shopping
Homemaking
訳
日常必需品の調達
狩猟
漁獲
農耕
買い物
家庭環境の整備
1A.1.1.2.2.1.2.3
1A.1.1.2.2.1.2.3.1
1A.1.1.2.2.1.2.3.2
1A.1.1.2.2.1.2.3.3
1A.1.1.2.2.1.2.3.4
1A.1.1.2.2.1.2.3.5
1A.1.1.2.2.1.2.3.5.1
Housekeeping
Cooking
Cleaning
Laundering
Home Maintenance
Finance
Income
家事
調理
掃除
洗濯
住居の修繕
家計
収入
1A.1.1.2.2.1.3
1A.1.1.2.2.1.3.1
1A.1.1.2.2.1.3.1.1
1A.1.1.2.2.1.3.1.2
1A.1.1.2.2.1.3.1.3
Life Style Activity
Substance Use
Tobacco Use
Alcohol Use
Drug Use
ライフスタイル活動
有害物質常用
喫煙
飲酒
薬物常用
1A.1.1.2.2.2
1A.1.1.2.2.2.1
1A.1.1.2.2.2.1.1
1A.1.1.2.2.2.1.2
1A.1.1.2.2.2.1.3
Interdependent
Social Interaction
Networking
Supporting
Involving
相互依存行為
社会的相互作用
ネットワーキング
支え合い
参画
コード番号(変更部分のみ示す)
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.2.2.1.2.1.4
1A.1.1.2.2.1.2.1.5
1A.1.1.2.2.1.2.1.6
Stock Raising
Farm Raising
畜産
養殖
1A.1.1.2.2.1.2.2.1
1A.1.1.2.2.1.2.2.2
House Refoming
Remodel
住宅改修
模様がえ
1A.1.1.2.2.1.2.3.5.2
Expenditure
支出
1A.1.1.2.2.1.3.2
1A.1.1.2.2.1.3.3
1A.1.1.2.2.1.3.4
1A.1.1.2.2.1.3.5
Irregular Life
Lack of Exercise
Lack of Sleep
Overeat and Overdrink
不規則な生活
運動不足
睡眠不足
暴飲暴食
コード番号
1A.1.1.2.2.2.1.4
1A.1.1.2.2.2.1.4.1
1A.1.1.2.2.2.1.5
1A.1.1.2.2.2.1.6
1A.1.1.2.2.2.1.7
1A.1.1.2.2.2.1.8
1A.1.1.2.2.2.1.9
1A.1.1.2.2.2.1.9.1
1A.1.1.2.2.2.1.10
1A.1.1.2.2.2.1.11
1A.1.1.2.2.2.1.11.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.2
ICNP®原案
英語
Relating
Energized
Socialisation
Social Harmony
Social Solidarity
Social Alliance
Social Conflict
Intergenerational
Aggression
Violence (Violence:
Directed at Others)
Hostility
Intrusiveness
訳
関わり合い
関係の活性化
社会化
社会的調和
社会的結束
社会的結びつき
社会的不和
世代間葛藤
攻撃性
訳
敵意
プライバシーの侵害
虐待
小児虐待
配偶者虐待
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.3 Sexual Abuse
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.3. Incest
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.3. Rape
性的虐待
近親相姦
レイプ
Mutilation
Genital Mutilation
Female Genital
Male Genital
Infanticide
Role Interaction
Play Role
追加用語*/位置の変更
英語
暴力(他者への暴力)
1A.1.1.2.2.2.1.11.3
Abuse
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.1 Child Abuse
1A.1.1.2.2.2.1.11.3.2 Spouse Abuse
1A.1.1.2.2.2.1.11.4
1A.1.1.2.2.2.1.114.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.1.
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.1.
1A.1.1.2.2.2.1.11.5
1A.1.1.2.2.2.2
1A.1.1.2.2.2.2.1
コード番号(変更部分のみ示す)
身体への危害
割礼
女性器割礼
男性器割礼
間引き
役割相互作用
役割遂行
1A.1.1.2.2.2.1.11.3
1A.1.1.2.2.2.1.11.4
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.2
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.3
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.4
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.4.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.4.2
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.5
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.6
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.7
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.8
1A.1.1.2.2.2.1.11.5
1A.1.1.2.2.2.1.11.5.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.5.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.5.1
1A.1.1.2.2.2.1.11.6
Ignorance
無視
Aged Abuse
高齢者虐待
Parent Abuse
Cared People Abuse
Care People Abuse
Home Violence
親虐待
被介護者虐待
介護者虐待
家庭内暴力
コード番号
1A.1.1.2.2.2.2.2
1A.1.1.2.2.2.2.3
1A.1.1.2.2.2.2.4
1A.1.1.2.2.2.2.5
1A.1.1.2.2.2.2.6
1A.1.1.2.2.2.2.6.1
1A.1.1.2.2.2.2.6.2
1A.1.1.2.2.2.3
1A.1.1.2.2.2.4
1A.1.1.2.2.2.4.1
1A.1.1.2.2.2.4.2
1A.1.1.2.2.2.4.3
1A.1.1.2.2.2.4.4
1A.1.1.2.2.2.5
1A.1.1.2.2.2.5.1
1A.1.1.2.2.2.5.1.1
1A.1.1.2.2.2.5.1.2
1A.1.1.2.2.2.5.1.3
1A.1.1.2.2.2.5.2
1A.1.1.2.2.2.5.2.1
1A.1.2
1A.1.2.1
ICNP®原案
英語
Student Role
Work Role
Gender Role
Caregiver Role
Parental Role
Maternal Role
Paternal Role
訳
学生役割
仕事役割
ジェンダー役割
介護者役割
親役割
母親役割
父親役割
Caretaking
Sexual Interaction
Sexual Intercourse
Promiscuity
Sexual Harassment
Indecent Exposure
Communication
Expressive
Communication
ケアの提供
性的相互作用
性交
乱交
セクシャル・ハラスメント
公然猥褻
コミュニケーション
表出的コミュニケーショ
ン
Contacting
Lying
Crying
接触
虚言
泣くこと
Receptive
Communication
Listening
Group
Family
受容的コミュニケーショ
ン
聴くこと
集団
家族
コード番号(変更部分のみ示す)
追加用語*/位置の変更
英語
訳
1A.1.1.2.2.2.2.6.3
Grandparental Role
祖父母役割
1A.1.1.2.2.2.5.1.1
1A.1.1.2.2.2.5.1.2
1A.1.1.2.2.2.5.1.3
1A.1.1.2.2.2.5.1.4
1A.1.1.2.2.2.5.1.5
1A.1.1.2.2.2.5.1.6
1A.1.1.2.2.2.5.1.7
1A.1.1.2.2.2.5.1.8
1A.1.1.2.2.2.5.1.9
1A.1.1.2.2.2.5.1.10
Speaking
Scolding
Praising
Scaring
Flattery
Getting Angry
話すこと
叱ること
褒めること
おどすこと
おだてること
怒ること
Laughing
笑うこと
1A.1.2.1.1.2.2
1A.1.2.1.1.2.3
1A.1.2.1.1.2.4
1A.1.2.1.1.3
1A.1.2.1.1.4
1A.1.2.1.1.4.1
1A.1.2.1.1.4.1.1
1A.1.2.1.1.4.1.1.1
ICNP®原案
英語
Family Process
Marital
Family Planning
Pregnancy Promotion
Pregnancy
Promotion:
Pregnancy
Promotion: Abortion
Unintended
Pregnancy
Termination of
Child Bearing
Parenting
Bonding
Mother Child
Breastfeeding
1A.1.2.1.1.4.1.1.1.1
1A.1.2.1.1.4.3
1A.1.2.1.1.4.3.1
1A.1.2.1.2
1A.1.2.1.3
1A.1.2.2
1A.1.2.2.1
1A.1.2.2.1.1
1A.1.2.2.2
1A.1.2.2.2.1
1A.1.2.2.2.1.1
1A.1.2.2.2.1.2
1A.1.2.2.2.1.3
1A.1.2.2.2.2
1A.1.2.2.2.3
Infant Sucking
Child Rearing
Child Gender
Family Composition
Family Size
Community
Community Process
Community
Community
Level of Wealth
Tax Income
Poverty Level
Unemployment Rate
Illiteracy Rate
Crime Rate
コード番号
1A.1.2.1.1
1A.1.2.1.1.1
1A.1.2.1.1.2
1A.1.2.1.1.2.1
1A .1.2.1.1.2.1.1
1A.1.2.1.1.2.1.2
訳
家族過程
結婚生活に対する満足
家族計画
受胎促進
コード番号(変更部分のみ示す)
追加用語*/位置の変更
英語
訳
受胎促進:不妊
受胎促進:流産のリスク
予定外の妊娠
避妊
妊娠の終結
出産
ペアレンティング
結びつき
母子アタッチメント
母乳栄養
1A.1.2.1.1.4.1.1.2
吸啜
子育て
子供の性別の好み
家族構成
家族人数
コミュニティ
コミュニティ過程
コミュニティマネジメント
コミュニティ構成
富裕度
税収入
貧困度
失業率
非識字率
犯罪発生率
Bottlefeeding
人工栄養
コード番号
1A.1.2.2.2.4
1A.1.2.2.2.4.1
1A.1.2.2.2.4.2
1A.1.2.2.2.4.2.1
1A.1.2.2.2.4.2.2
ICNP®原案
英語
Community Health
Disease Rate
Death Rate
Infant Death Rate
Maternal Death Rate
訳
コミュニティ保健
罹患率
死亡率
乳児死亡率
妊産婦死亡率
コード番号(変更部分のみ示す)
予防接種実施率
環境
自然
物理的環境
水
Immunisation Rate
Environment
Nature
Physical
Water
1A.2.1.1.1.1
1A.2.1.1.1.2
Flood
Drought
洪水
干ばつ
1A.2.1.1.2
1A.2.1.1.2.1
1A.2.1.1.2.1.1
1A.2.1.1.2.1.2
Air
Wind
Tornado
Hurricane
空気
風
竜巻
ハリケーン
1A.2.1.1.3
1A.2.1.1.3.1
Sunlight
Radiation
太陽光
放射線
1A.2.1.1.4
1A.2.1.1.4.1
1A.2.1.1.4.2
1A.2.1.1.4.3
Weather
Cold Weather
Hot Weather
Moisture
天候
寒冷天候
熱署天候
湿気
訳
Perinatal Death Rate
Birth Rate
Rate of Aged
周産期死亡率
出生率
高齢化率
1A.2.1.1.1.1
1A.2.1.1.1.2
1A.2.1.1.1.3
Rain
雨
1A.2.1.1.1.4
Water Pollution
水質汚染
1A.2.1.1.2.1.3
1A.2.1.1.2.1.4
1A.2.1.1.2.2
Typhoon
Golden Sands
Air Pollution
台風
黄砂
大気汚染
1A.2.1.1.3.2
Ultraviolet Rays
紫外線
1A.2.1.1.4.4
Dryness
乾燥
1A.1.2.2.2.4.2.3
1A.1.2.2.2.4.3
1A.2
1A.2.1
1A.2.1.1
1A.2.1.1.1
追加用語*/位置の変更
英語
1A.1.2.2.2.4.3
1A.1.2.2.2.4.4
1A.1.2.2.2.4.5
コード番号
1A.2.1.1.5
1A.2.1.1.6
1A.2.1.1.7
1A.2.1.2
1A.2.1.2.1
1A.2.1.2.1.1
1A.2.1.2.1.2
1A.2.1.2.1.3
1A.2.1.2.1.4
1A.2.1.2.2
ICNP®原案
英語
Soil
Noise
Foul Odour
1A.2.2.1
1A.2.2.1.1
1A.2.2.1.1.1
1A.2.2.1.1.2
1A.2.2.1.1.3
1A.2.2.1.1.4
1A.2.2.1.1.5
1A.2.2.1.2
1A.2.2.1.2.1
1A.2.2.1.2.1.1
Biological
Animal
Microorganism
Parasite
Domestic Animal
Wild Animal
Plant
Human‑Made
Environment
Infrastructure
Transportation
Road
Bridge
Railway
Airport
Harbour
Building
Residential
Overcrowding
1A.2.2.1.2.2
1A.2.2.1.2.3
1A.2.2.1.2.3.1
1A.2.2.1.2.3.2
1A.2.2.1.2.3.3
Commercial Building
Public Building
School
Health Care
Prison
1A.2.2
訳
コード番号(変更部分のみ示す)
追加用語*/位置の変更
英語
訳
土壌
騒音
臭気
1A.2.1.1.8
1A.2.1.1.9
Earthquake
Eruption
地震
噴火
1A.2.2.1.2.1.2
Depopulation
過疎
1A.2.2.1.2.3.4
1A.2.2.1.2.3.4
Recreational
Welfare Facilities
リクリエーション施設
福祉施設
生物学的環境
動物
微生物
寄生虫
家畜
野生動物
植物
人為的環境
基本的設備
交通経路
道路
橋梁
鉄道
空港
港湾
建造物
住宅
密集
商業用ビルディング
公共施設
学校
医療保健施設
刑務所
1A.2.2.2.4
1A.2.2.3
1A.2.2.3.1
1A.2.2.3.1.1
1A.2.2.3.1.2
1A.2.2.3.1.3
1A.2.2.3.2
1A.2.2.3.2.1
1A.2.2.3.2.2
1A.2.2.3.2.3
1A.2.2.3.2.4
1A.2.2.3.2.5
1A.2.2.3.2.6
1A.2.2.3.2.7
1A.2.2.3.2.8
1A.2.2.3.2.9
1A.2.2.3.2.10
1A.2.2.3.2.11
ICNP®原案
英語
Land Development
Residential
Agricultural
Recreational
Development
Industrial
Supply System
Basic Supply
Food Supply
Water Supply
Famine
Service Supply
Education and
Work and Employment
Health Service
Emergency Service
Housing Service
Waste Service
Water Filtration
Transportation
Electricity Service
Communication
Police Service
訳
土地開発
住宅開発
農地開発
レクリエーション施設開
発
産業地域開発
供給システム
基本的供給
食糧供給
飲料水供給
飢饉
サービス供給
教育と訓練
仕事と雇用
保健医療サービス
緊急時サービス
住宅サービス
廃棄物処理
浄水サービス
交通サービス
電力供給
通信
警察
1A.2.2.4
1A.2.2.4.1
1A.2.2.4.1.1
1A.2.2.4.1.2
1A.2.2.4.1.3
1A.2.2.4.1.4
1A.2.2.4.1.5
1A.2.2.4.1.6
Norms and Attitudes
Discrimination
Sexism
Racism
Ageism
Stigma
Taboo
Ethnicity
規範と態度
差別
性的差別
人種差別
年齢差別
不名誉な印
タブー
民族性
コード番号
1A.2.2.2
1A.2.2.2.1
1A.2.2.2.2
1A.2.2.2.3
コード番号(変更部分のみ示す)
1A.2.2.3.2.12
追加用語*/位置の変更
英語
Gas Service
訳
ガスの供給
コード番号
1A.2.2.4.2
1A.2.2.4.3
1A.2.2.4.3.1
1A.2.2.5
1A.2.2.5.1
1A.2.2.5.1.1
1A.2.2.5.1.1.1
1A.2.2.5.1.1.2
1A.2.2.5.1.1.3
1A.2.2.5.1.1.4
1A.2.2.5.1.1.4.1
1A.2.2.5.1.1.4.2
1A.2.2.5.1.1.5
1A.2.2.5.2
1A.2.2.5.2.1
1A.2.2.5.2.2
1A.2.2.4.3
1A.2.2.5. 3.1
1A.2.2.5.3.2
1A.2.2.5.3.3
1A.2.2.5.4
1A.2.2.5.4.1
1A.2.2.5.4.2
A.2.2.5.5
ICNP®原案
英語
Culture
Tradition
Rite of Passage
Polity
Law and Regulation
Labour Market
Occupational Safety
Child Labour Law
System of Agreement
Industrial Conflict
Official Strike
Unofficial Strike
(Wild Strike)
Industrial Peace
Law Making Process
Law Making Process:
Access
Law Making Process:
Participation
Law Dissent
Civil Disobedience
Militant Action
Resistance
Law Offence
Crime
Vandalism
Warfare
訳
文化
伝統
通過儀礼
政治形態
法律と規則
労働法規
職業安全法規
年少者労働法規
協定のシステム
労使間闘争
公式ストライキ
非公式ストライキ(山猫ストラ
イキ)
労使間合意
法制化プロセス
法制化プロセス:アクセ
ス
法制化プロセス:参加
法への異議
市民の不服従運動
軍事行為
抵抗運動
法律違反
犯罪
暴力行為
戦争
コード番号(変更部分のみ示す)
追加用語*/位置の変更
英語
訳
表 3.
新しく追加する用語の定義
1A.1.1.1.15.1.2.2 性的能力(女性の):Femininity
性的能力(女性の)とは、女性の生殖能力のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの
:女性の性機能に関連する力や活力、エネルギーを保持・提示すること。
1A.1.1.1.15.3.1.1
流産
:Spontaneous Abortion
流産とは、妊娠中絶のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:妊娠第 22 週未満の胎
児が人工的操作を加えることなく母胎から娩出され、妊娠が中断すること。
1A.1.1.1.15.3.1.2
人工妊娠中絶
:Induced Abortion
人工妊娠中絶とは、妊娠中絶のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:人工的操作
により妊娠 22 週未満の妊娠を中断すること。
1A.1.1.2.2.1.2.1.4
畜産
:Stock Raising
畜産とは、日常必需品の調達のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:家畜を飼い、
肉・乳・卵などを生産して、日常生活を維持するために必要な食糧を調達すること。
1A.1.1.2.2.1.2.1.5
養殖
:Farm Raising
養殖とは、日常必需品の調達のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:魚・貝・海
草などを人工的に飼育し増やして、日常生活を維持するために必要な食糧を調達すること。
1.A.1.1.2.2.1.2.2.1 住宅改修
:House Reforming
住宅改修とは、家庭環境の整備のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:住居の不
十分なところに手を加えて住みやすいように作り直すこと。
1.A.1.1.2.2.1.2.2.2 模様替え
:Remodel
模様替えとは、家庭環境の整備のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:家具や調
度の配置等を必要に応じて替えること。
1A.1.1.2.2.1.2.3.5.2 支出
:Expenditure
支出とは、家計のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの。金銭や物品を支払うこと。
週、月、年単位での出ていくことが予想される家計の費用。
1A.1.1.2.2.1.3.2
不規則な生活
:Irregular Life
不規則な生活とは、ライフスタイル活動のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:
健康に有害な影響を及ぼすような一定の決まりを守らないような生活を送ること。
1A.1.1.2.2.1.3.3 運動不足
:Lack of Exercise
運動不足とは、ライフスタイル活動のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:日々
の生活の中で運動をすることが非常に少なく、健康に有害な影響を及ぼす程であること。
1A.1.1.2.2.1.3.4 睡眠不足
:Lack of Sleep
睡眠不足とは、ライフスタイル活動のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:日々
の生活の中での睡眠が非常に少なく、健康に有害な影響を及ぼす程であること。
1A.1.1.2.2.1.3.5 暴飲暴食
:Overeat and Overdrink
暴飲暴食とは、ライフスタイル活動のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:健康
に有害な影響を及ぼす程、酒などをむやみに飲んだり、食物をむやみに食べたりすること。
1A.1.1.2.2.2.1.11.3 無視
:Ignorance
無視とは、暴力のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:あるものを無いように扱
うことで、他者の存在や価値を認めないこと。
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.3 高齢者虐待
:Aged Abuse
高齢者虐待とは、虐待のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:高齢者に暴行、攻
撃、虐待を加える行為で、家庭内の虐待、違法行為または文化的に禁じられた行為に関連
する。
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.5 親虐待
:Parent Abuse
親虐待とは、虐待のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:親に暴行、攻撃、虐待
を加える行為で、家庭内の虐待、違法行為または文化的に禁じられた行為に関連する。
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.6 介護者虐待
:Care People Abuse
介護者虐待とは、虐待のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:介護者に暴行、攻
撃、虐待を加える行為で、家庭内の虐待、違法行為または文化的に禁じられた行為に関連
する。
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.7 被介護者虐待
:Cared People Abuse
被介護者虐待とは、虐待のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:被介護者に暴行、
攻撃、虐待を加える行為で、家庭内の虐待、違法行為または文化的に禁じられた行為に関
連する。
1A.1.1.2.2.2.1.11.4.8 家庭内暴力
:Home Violence
家庭内暴力とは、暴力のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:夫婦、同居の親子、
その他の同居の親族またはこれに準ずる関係にある者の間の暴力のこと。
1A.1.1.2.2.2.2.6.3
祖父母役割
:Grandparental Role
祖父母役割とは、役割相互作用のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:祖父母で
あるという責任にしたがって相互作用を行うこと。祖父母としての適切または不適切な役
割行動に関して家族構成員、友人、社会が持つ期待を内在化し、そうした期待を行動や価
値観として表現すること。主に孫の最適な成長や発達の促進に関係する。
1A.1.1.2.2.2.5.1.1
話すこと
:Speaking
話すとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:他
者に自分の思いや意見を言葉を用いて口頭で伝えること。
1A.1.1.2.2.2.5.1.2
叱ること
:Scolding
叱るとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:主
に目下の者に強い語気で相手の非を責めとがめること。
1A.1.1.2.2.2.5.1.3
褒めること
:Praising
褒めるとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:
相手をすぐれているとして良く言うこと。
1A.1.1.2.2.2.5.1.4
おどすこと
:Scaring
おどすとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:
相手に危害を加える様子を見せて、怖がらせること。
1A.1.1.2.2.2.5.1.5
おだてること
:Flattery
おだてるとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:
相手を盛んに褒めて得意にならせること。
1A.1.1.2.2.2.5.1.6
怒ること
:Getting Angry
怒るとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:相
手に対して腹を立てること。
1A.1.1.2.2.2.5.1.10
笑うこと
:Laughing
笑うとは、表出的コミュニケーションのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:嬉
しい、おかしい等の感情を顔面や声に出して表現すること。
1A.1.2.1.1.4.1.1.2 人工栄養
:Bottlefeeding
人工栄養とは、母子アタッチメントのひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:母親
が乳児に対して適切なアタッチメントを形成して、乳児に声をかけながら人工乳を飲ませ、
乳児とふれあい、乳児の体調や空腹のサインを理解すること。
1A.1.2.2.2.4.2.3 周産期死亡率
:Perinatal Death Rate
周産期死亡率とは、死亡率のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:周産期の死亡
(妊娠 28 週以降の死産と生後 1 週未満の早期新生児死亡を合わせたもの)に関する相対的
な割合。
1A.1.2.2.2.4.3
:Birth Rate
出生率
出生率とは、コミュニティー保健のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:人の出
生に関する相対的な割合。
1A.1.2.2.2.4.4
:Rate of Aged
高齢化率
高齢化率とは、コミュニティー保健のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:高齢
者の相対的な割合。
1A.2.1.1.1.1
:Rain
雨
雨とは、水に関する看護現象のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:上空の水蒸
気が高所で凝結し、水滴となって落ちてくるもの。
1A.2.1.1.1.4
:Water Pollution
水質汚染
水質汚染とは、水に関する看護現象のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:河川
の水が汚され、飲料や醸造原料などとしての水の性質が悪くなること。
1A.2.1.1.2.1.3
台風
:Typhoon
台風とは、風に関する看護現象のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:北太平洋
西部に発生する暴風雨。
1A.2.1.1.2.1.4
黄砂
:Golden Sands
黄砂とは、風に関する看護現象のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:モンゴル
や中国北部などで、春に砂埃が風に吹き上げられ、黄色く空を覆う現象。
1A.2.1.1.2.1.5
大気汚染
:Air Pollution
大気汚染とは、空気に関する看護現象のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:自
動車の排気ガス等に含まれる有害物質によって大気が汚されること。
1A.2.1.1.3.2
:Ultraviolet Rays
紫外線
紫外線とは、太陽光に関する看護現象のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:太
陽光のスペクトル分析で、紫の外側にある目に言えない輻射線。
1A.2.1.1.4.4
:Dryness
乾燥
乾燥とは、天候のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:人間の生命や発達に影響
を及ぼす空気中などの水分が無くなること。
1A.2.1.1.8
:Earthquake
地震
地震とは、天候のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:地殻の急激な変動により、
地球の表面が揺れ動くこと。
1A.2.1.1.9
:Eruption
噴火
噴火とは、天候のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:火山や溶岩、火山灰、水
蒸気などを吹き出すこと。
1A.2.2.1.2.1.2
過疎
:Depopulation
過疎とは、住宅のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:ある居住地を占有したり、
住んだりしている人が少なすぎること。
1A.2.2.1.2.3.4
:Recreation Facilities
リクレーション施設
リクレーション施設とは、公共施設のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:公衆
のリクレーションやスポーツに用いられる構造物。
1A.2.2.1.2.3.5
福祉施設
:Welfare Facilities
福祉施設とは、公共施設のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:乳児や児童、女
性、高齢者等の幸福な生活を保障するための構造物
1A.2.2.3.2.12
ガスの供給
:Gas Service
ガスの供給とは、サービス供給のひとつで、次のような固有の特徴を持つもの:人々のニ
ーズを支えるために必要な加熱用、照明用のガスを供給すること。
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護行為A軸:行為のタイプ」に関する検討 ―全分野
分担研究者
研究要旨
松木
光子 日本赤十字北海道看護大学教授
本研究では、看護実践国際分類(ICNP®)の「看護行為A軸:行為のタイプ」
について、わが国の看護実践の特徴を考慮し、邦訳の検討、不足している用語の検討、構
造上の位置付けの検討、追加した用語の定義開発を行った。
A.はじめに
看護は人類とともにあったという長い歴
B.方法
昨年度に行われた翻訳を用い,行為 A
史をもつが,看護の共通用語については,
軸:行為のタイプを専門分野のワーキング
医学用語を主として使用して近年にいたっ
グループにより上記目的を検討した。なお,
ているという経緯がある。しかしながら,
行為 nursing action のコード番号は2であ
看護学の発展と医療情報における電子化の
り,その A 軸:行為のタイプのコードは 2A
普及という2つの面から,1973 年の全米看
である。A 軸の分類枠(上位用語)はコード番
護診断分類会議(National Conference on
号 2A.1.~2A.5.にわたって整理されており,
the Classification of Nursing Diagnoses,
この5つの枠組みとなるコード番号と用語
第5回会議以後北米看護診断協会 North
を表1に示した。
American Nursing Diagnosis Association:
NANDA に発展) を皮切りに共通用語開発
が始まった。この運動はその後,1991 年に
表 1.行為 A 軸・行為のタイプ
枠組みとなる上位用語
始まる ICN の看護実践国際分類の開発を
促した。この ICN の看護実践国際分類は,
2A.1.
observing 観察する
看護の現象,行為,成果を含む国際的看護
2A.2.
managing 管理する
用語体系をめざしており,すでにβバージ
2A.3.
performing 実施する
ョンが提出されている。今回の研究はその
2A.4.
attending 世話をする
βバージョンのわが国における適応可能性
2A.5.
informing 情報を提供する
について検討するものである。
看護実践国際分類 βバージョンの全容に
ついてはすでに別稿が提出されており,ま
作業は基礎,成人,老年,精神,母性,
た邦訳の適切性についても上鶴が別稿で記
小児,地域看護と ICNP®委員の 8 グループを
述している。本稿は,その中の「看護行為
構成し,実施した。なお,各グループメン
A軸:行為のタイプ」について,その全分
バーは各分野において看護教育あるいは臨
野にわたってわが国の看護の視点から以下
床実践に携わっている看護職の4名で構成
の検討を行い報告するものである。
されたが,それら検討メンバーは総数 28 名
原案に示されている各用語について
であった。ワーキンググループの検討は平
その邦訳と定義を検討する
成 13 年8月の 1 日を要した。ICNP®委員
②
不足している用語を指摘する
のグループは全分野を詳細に検討した。そ
③
不足に対する新たな追加用語を含め,
の結果を参考に筆者が更に検討を加えたも
全用語の構造上の位置づけが妥当か
のをここに提示する。
①
どうか検討する
④
新たな追加用語について,その定義と
英語を提案する
C.結果
の4語が老人グループから不足語として提
案された。
1.
用語の邦訳提案と定義について
2A.3 performing 実施する
看護行為A軸:行為のタイプについての
この領域では基礎グループから「爪を切
訳語の適切性については,上鶴の別稿と資
る」の 1 語,老人グループから「手浴をす
料に提出されている。そのため,詳細は省
る」
「足浴をする」
「清拭する」
「脱衣介助を
くが,資料に示す通り全分野からの修正案
する」の 4 語,成人グループから「さする」
44 をさらに委員により検討し,23 を修正し
の 1 語,および委員会グループから「全身
た。
清拭をする」
「シャワー部分浴をする」「シャワー足
その定義については,定義に書かれてい
ることを了解した上で訳語を検討したとい
浴をする」「シャワー手浴をする」の 4 語,計
10 語が提案された。
う経緯がある。例えば,suctioning は現在
のわが国ではサクションといっているので,
2A.4 attending 世話をする
陰圧吸引をそのまま「サクションする」と
この領域においては,母性グループから
し,その下位語である原案の aspirating は
「見守る」の 1 語,成人グループから「承
定義記述が引き出すことなので,「吸引す
認する」の 1 語,老人グループから「誘導
る」としたなどである。定義をみてそれに
する」「信頼関係を築く」
「相互作用する」
あった適切訳語が提案されたということで
の 3 語,計5語が提案された。
ある。しかしながら,定義については,さ
らに検討を続ける必要があるので,次の課
題となっている。
2A.5 informing 情報を提供する
この領域については老人グループから
「啓蒙する」の 1 語,精神のグループから
2.不足用語について
「モデルになる」の 1 語,計 2 語が不足語
として指摘された。
ICNP® βバージョン行為のタイプに対し
て,不足語として指摘された総数は 21 語で
なお,提案された用語については,ICNP®
あった。そのうち 2A1 observing 観察する
βバージョン行為 A 軸:行為のタイプ原案
の領域については不足語の指摘はなかった
が英語では動名詞の形で動詞に ing をつけ
が,2A.2 以下に不足語としてあげられたも
た表現であり,邦訳も―――する というよ
のは,次の通りである。なお,不足語と用
うに動詞に統一しているので,筆者の考え
語の位置づけをまとめて表2に示した。
で追加語も英語は動名詞に,日本語のもの
は動詞の表現で統一した。
2A.2 managing 管理する
この領域では表2に示す通り,
「身体を拘
束する」
「改善する」
「改革する」
「推進する」
3.構造上における位置づけの妥当性
ICNP® βバージョン行為のタイプにおけ
位語として第3レベルに位置づけた
る構造上の位置づけについては,表2に示
す通り以下の 4 語を除き妥当とみなされた。
2A.4 attending 世話をする
変更提案は位置づけの入れ替えであり,両
見守る,誘導する:第2レベル「介助する」
者ともに老人グループから提案された。
の下位語として第3レベルに位置づけた
「2A1.3.surveying 定期調査を行う」 と
承認する,信頼関係を築く,相互作用する:
「2A.1.3.1. monitoring 監視する 」の入れ
第2レベル「関わる」の下位語として第3
替え
レベルに位置づけた
「2A.3.1.5suctioning サクションする 」と
「2A.3.1.5.1.aspirating 吸引する 」の入
2A.5 informing 情報を提供する
れ替え
モデルになる,啓蒙する:第2レベルとし
てそれぞれ 2A.5.6,2A.5.7.
その他は不足語として提案されたものの
位置づけである。これら追加用語の位置と
これらの操作に伴い他の用語についても幾
位置の変更はまとめて表2に整理し提案し
分のコード番号の整理が必要であった。そ
ているが,それは以下の通りである。なお,
れらについては原案の英語と訳語,追加用
表 1.に示した上位用語を第1レベルの用語
語の英語と日本語,およびそれらの位置づ
とし,以下の下位用語についてはコ−ド番
けを表2にまとめて整理したので,表2を
号に応じ,第2レベル,第3レベルと表現
参照されたい。
していく。
(2)
追加用語の定義の提案
2A.2 managing 管理する
身体を拘束する:第2レベル「固定する」
の下位語として 2A.2.1.2.2.1.2.1
新たな追加用語 21 語の定義については
表3の通り提案する。
改善する,改革する,推進する:第2レ
ベルとしてそれぞれ2A.2.4, 2A.2.5,2
D. 考察
A.2.6
検討課題1.ICNP® βバージョン 行為 A
2A.3 performing 実施する
爪を切る,脱衣介助をする:第2レベルと
してそれぞれ 3A.3.3.,3A.3.4
軸・行為のタイプに対する邦訳原案につい
ては,44 語の修正案が出され,委員会グル
ープで検討の結果,23 語を修正した。定義
手浴をする,足浴をする,清拭する,シャワ
については,特に今回の作業では変更は指
ー部分浴をする,シャワー足浴をする,シャワー手浴
摘されてなく,行為のタイプについてはわ
をする:第2レベル 「入浴させる」の下位
が国であまり使用しないものでも国際的に
語として第3レベルに位置づけた
は使用するのであろうから,そのまま承認
さする:第2レベル「手で操作する」の下
してもよいのではとの認識に立っている。
しかし,さらに十分な検討を加える必要か
のタイプに対して,その妥当性を看護の専
ら次の課題となっている。
門分野で活躍されている方々が各専門分野
検討課題2.不足用語については,新た
のものを検討し,委員会メンバーは全体に
に追加用語が 21 語提案された。それらをみ
わたって検討という二重構造で全分野を検
ると,特に老人グループからそのうちの 10
討した。
語が提案されており,わが国の看護ケアと
その結果,検討の詳細は表2に全体的に
その言語的表現の細やかさを表しているよ
まとめて整理して提出した。邦訳原案につ
うに感じられる。これら提案用語はわが国
いては 23 語を修正した。定義については,
で極めて一般的に看護記録にみられるもの
今回は十分な検討ができてないので,次の
であり,追加用語として提案してよいもの
課題となっている。追加用語 21語と一部
と考える。
上位下位の構造上の変更を除き,ICNP® β
検討課題 3.構造上の位置づけについて
バージョン看護行為 A 軸・行為のタイプは
は,極一部の変更を除いては概ね原案が承
概ね承認できる用語体系である。したがっ
認されたといえよう。変更は「定期調査を
て,引き続き臨床適用を試みる必要があろ
行う」と「監視する」,
「サクションする」
う。また,構造の面からは,行為と現象や
と「吸引する」,という両者のコード番号上
成果への関連をどのように示していくかが
位下位の入れ替えである。わが国では定期
今後の課題となるであろう。
調査概念の方が監視概念より下位であり,
また吸引の方がサクションより上位に使用
文献
しているようである。各文化によって幾分
1) 看護の共通用語を構築する 看護実践国
の相違があるかもしれないが,このような
際分類(ICNP®)/アルファバージョン,
わが国の違和感を提案してもよいであろう。
インターナショナルナーシングレビュ
追加用語の位置づけは表2にまとめて整
理しているが,第2レベルと第3レベルに
ー,20(3),1997
2) 岡谷恵子,厚生科学研究研究費補助金
その多くを位置づけた。追加用語の位置づ
医療技術評価研究事業 わが国における
けのためにその他用語についてもコード番
看護実践国際分類の妥当性と普及に関
号の変更が必要であった。
する研究 平成 14 年 1 月 22 日年度 総
検討課題4.追加用語の定義と英語表示
括・分担研究報告書,2001
については,表3にわが国の新たな追加用
使用辞書
語の定義提案と英語表現も同時に提案した
1)小西友七編:ジーニアス和英辞典,大修
ので,検討されたい。なお,追加用語の表
現は原案に順じた表現に統一した。
館,1998
2)内薗耕二・小坂樹徳監修:看護学大辞
典第4版,メヂカルフレンド社,2001
E.おわりに
3)新村出編:広辞苑第5版,岩波書店,1998
4)増田綱主幹:新和英大辞典 4 版 33 刷,
ICNP® βバージョン看護行為
A 軸・行為
研究社,1996
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
表2-1
追加用語*/位置の変更
英語
訳
2A.1
Observing
観察する
2A.1.1
Identifying
固定する
2A.1.1.1
Tracing
追跡する
2A.1.1.2
Profiling
全体像を描く
2A.1.2
Determining
判定する
2A.1.2.1
Examining
診査する
2A.1.2.1.1
Auscultating
聴診する
2A.1.2.1.2
Palpating
触診する
2A.1.2.1.3
Percussing
打診する
2A.1.2.1.4
Screening
スクリーニングを行う
2A.1.2.2
Testing
テストする
2A.1.2.3
Analyzing
分析する
2A.1.2.4
Checking
チェックする
2A.1.2.5
Verifying
立証する
2A.1.2.6
Measuring
測定する
2A.1.2.6.1
Weighing
重さを量る
2A.1.2.7
Calculating
計算する
2A.1.3
Surveying
定期調査を行う
2A.1.3.1
Monitoring
監視する
2A.1.3.2
Inspecting
精査する
2A.1.3.3
Supervising
監督する
2A.1.4
Assessing
査定する
2A.1.4.1
Interpreting
解釈する
2A.2
Managing
管理する
2A.2.1
Organizing
組織する
2A.2.1.1
Coordinating
コーディネートする
2A.2.1.1.1
Planning
計画する
コード番号(変更部分のみ示す)
2A.1.3.1.
2A.1.3.
英語
訳
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
表2-2
追加用語*/位置の変更
英語
訳
2A.2.1.1.1.1
Prioritizing
優先順位をつける
2A.2.1.1.1.1.1
Triaging
選別する
2A.2.1.1.1.2
Scheduling
スケジュールを立てる
2A.2.1.1.2
Arranging
整える
2A.2.1.1.3
Requesting
依頼する
2A.2.1.1.4
Referring
照会する
2A.2.1.2
Controlling
制御する
2A.2.1.2.1
Regulating
調節する
2A.2.1.2.1.1
Altering
変更する
2A.2.1.2.1.1.1
Initiating
開始する
2A.2.1.2.1.1.2
Increasing
増やす
2A.2.1.2.1.1.3
Decreasing
減らす
2A.2.1.2.1.1.4
Interrupting
中断する
2A.2.1.2.1.1.4.1
Weaning
離脱する
2A.2.1.2.1.1.4.2
Suppressing
抑える
2A.2.1.2.1.2
Maintaining
維持する
2A.2.1.2.1.2.1
Stabilizing
安定させる
2A.2.1.2.1.2.2
Optimizing
最善の状態にする
2A.2.1.2.2
Restraining
制限する
2A.2.1.2.2.1
Restricting
限定する
2A.2.1.2.2.1.1
Area Restricting
制限区域を設ける
2A.2.1.2.2.1.2
Immobilizing
固定する
2A.2.1.2.2.2
Isolating
隔離する
2A.2.1.2.2.3
Limit Setting
限界を設定する
2A.2.1.2.3
Permitting
許可する
2A.2.2
Distributing
分配する
コード番号(変更部分のみ示す)
2A.2.1.2.2.1.2.1
英語
body restraining
訳
身体を拘束する
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
表2-3
追加用語*/位置の変更
英語
訳
2A.2.2.1
Administering
施行する
2A.2.2.2
Applying
適用する
2A.2.2.3
Giving
与える
2A.2.2.4
Providing
支給する
2A.2.2.5
Offering
提供する
2A.2.3
Collecting
収集する
コード番号(変更部分のみ示す)
2A.2.4.
2A.2.5.
2A.2.6.
2A.3
Performing
実施する
2A.3.1
Cleaning
洗浄する
2A.3.1.1
Washing
洗う
2A.3.1.1.1
Rinsing
すすぐ
2A.3.1.1.2
Irrigating
灌流する
2A.3.1.1.3
Flushing
フラッシュする
2A.3.1.2
Cleansing
浄化する
2A.3.1.2.1
Disinfecting
消毒する
2A.3.1.2.2
Sterilizing
滅菌する
2A.3.1.3
Scrubbing
こすり落とす
2A.3.1.4
Shampooing
シャンプーする
2A.3.1.5
Suctioning
サクションする
2A.3.1.5.1
Aspirating
吸引する
2A.3.1.5.1.1
Manual Aspirating
手動吸引する
2A.3.1.5.1.2
Mechanical Aspirating
器械吸引する
2A.3.1.6
Draining
排液する
2A.3.2
Grooming
整容する
2A.3.2.1
Brushing
ブラッシングする
2A.3.1.5.1.
2A.3.1.5.
英語
improving
reforming
promoting
訳
改善する
改革する
推進する
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
2A.3.2.2
追加用語*/位置の変更
英語
Combing
訳
Bathing
入浴させる
2A.3.3.1
Soaking
浸す
2A.3.4
Covering
覆う
2A.3.4.1
Clothing
着衣させる
2A.3.4.2
Dressing
更衣させる
2A.3.4.3
Draping
掛ける
2A.3.5
Feeding
食べさせる
2A.3.6
Positioning
位置を定める
2A.3.6.1
Elevating
持ち上げる
2A.3.6.2
Lowering
下げる
2A.3.6.3
Turning
向きを変える
2A.3.6.4
Transferring
移動させる
2A.3.7
Manipulating
手で操作する
2A.3.7.1
Massaging
マッサージを行う
2A.3.7.2
Rubbing
こする
Milking
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
くしを入れる
2A.3.3
2A.3.7.3
表2-4
搾乳する
2A.3.3.
2A.3.4.
2A.3.5.
2A.3.5.1
2A.3.5.2
2A.3.5.3
2A.3.5.4
2A.3.5.4.1.
2A.3.5.5.
2A.3.5.6.
2A.3.5.7.
2A.3.6.
2A.3.6.1.
2A.3.6.2.
2A.3.6.3.
2A.3.7.
2A.3.8.
2A.3.8.1
2A.3.8.2
2A.3.8.3
2A.3.8.4
2A.3.9.
2A.3.9.1.
2A.3.9.2.
2A.3.9.3.
2A.3.9.4.
nail cuting
爪を切る
assisting to undress脱衣介助をする
hand bathing
foot bathing
bed bathing
total bed bathing
partial showering
foot showering
hand showering
手浴をする
足浴をする
清拭する
全身清拭をする
シャワー部分浴をする
シャワー足浴をする
シャワー手浴をする
stroking
さする
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
表2-5
追加用語*/位置の変更
英語
訳
2A.3.7.4
Compressing
圧迫する
2A.3.8
Mobilizing
動くようにする
2A.3.9
Stimulating
刺激する
2A.3.9.1
Defibrillating
除細動を行う
2A.3.10
Cutting
切る
2A.3.10.1
Shaving
剃る
2A.3.10.2
Incising
切開する
2A.3.11
Suturing
縫合する
2A.3.12
Clamping
クランプする
2A.3.13
Ventilating
換気する
2A.3.14
Preparing
準備する
2A.3.15
Inflating
膨らませる
2A.3.15.1
Hyper inflating
過膨張させる
2A.3.16
Inserting
挿入する
2A.3.16.1
Injecting
注射する
2A.3.16.2
Puncturing
穿刺する
2A.3.16.3
Catheterizing
カテーテルを挿入する
2A.3.16.4
Intubating
挿管する
2A.3.16.5
Instilling
点滴する
2A.3.17
Installing
取り付ける
2A.3.17.1
Setting Up
設置する
2A.3.17.2
Putting On/In
装着する
2A.3.18
Removing
除去する
2A.3.18.1
Drawing
吸い出す
2A.3.18.2
Disposing
処分する
2A.3.19
Changing
交換する
2A.4
Attending
世話をする
コード番号(変更部分のみ示す)
2A.3.9.5.
2A.3.10
2A.3.11.
2A.3.11.1
2A.3.12
2A.3.12.1
2A.3.12.2
2A3.13
2A3.14
2A.3.15
2A.3.16
2A.3.17
2A.3.17.1
2A.3.18
2A.3.18.1
2A.3.18.2
2A.3.18.3.
2A.3.18.4.
2A.3.18.5.
2A.3.19
2A.3.19.1
2A.3.19.2
2A.3.20
2A.3.20.1.
2A.3.20.2
2A.3.21
英語
訳
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
表2-6
追加用語*/位置の変更
英語
訳
2A.4.1
Assisting
介助する
2A.4.1.1
Facilitating
助長する
2A.4.1.2
Supporting
支える
2A.4.1.2.1
Encouraging
励ます
2A.4.1.2.2
Reinforcing
強化する
2A.4.1.2.3
Advocating
擁護する
2A.4.1.3
Promoting
促進する
2A.4.1.3.1
Inducing
誘発する
2A.4.1.3.2
Motivating
動機付ける
2A.4.1.3.3
Enhancing
高める
2A.4.1.3.4
Empowering
力を発揮させる
2A.4.2
Treating
手当てする
2A.4.2.1
Alleviating
緩和する
2A.4.2.2
Relieving
軽減する
2A.4.2.3
2A.4.2.3.1
Restoring
Resuscitating
2A.4.2.3.2
Rehabilitating
回復させる
蘇生する
リハビリテーションを行う
2A.4.3
Preventing
予防する
2A.4.3.1
Protecting
保護する
2A.4.3.2
Avoiding
回避する
2A.4.4
Relating
関わる
2A.4.4.1
Communicating
コミュニケーションを図る
2A.4.4.1.1
Listening
聴く
2A.4.4.1.2.
Establishong Raport Withラポールを形成する
コード番号(変更部分のみ示す)
英語
訳
2A.4.1.3.
2A.4.1.4.
2A.4.1.5.
2A4.1.5.1.
2A.4.1.5.2.
2A.4.1.5.3.
2A.4.1.5.4.
watching
guiding
見守る
誘導する
2A.4.4.1
2A.4.4.2
2A.4.4.3.
2A.4.4.4.
2A.4.4.5.
relating mutual trus 信頼関係を築く
interacting
相互作用をする
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
表2-7
追加用語*/位置の変更
英語
訳
2A.4.4.2.
Presencing
共にいる
2A.4.4.3
Collaborating
共働する
2A.4.4.4
Contracting
契約する
2A.4.4.4.1
Negotiating
交渉する
2A.4.4.4.1.1
Cultural Brokerage
文化的な仲介をする
2A.4.4.5
Praising
賞賛する
2A.4.4.6
Comforting
慰める
2A.4.4.7
Touching
触れる
2A.4.4.7.1
Holding Hand
手を握る
2A.4.4.7.2
Hugging
抱きしめる
2A.5
Informing
情報を提供する
2A.5.1
Teaching
教える
2A.5.1.1
Instructing
方法を教える
2A.5.1.1.1
Training
訓練する
2A.5.1.1.1.1
Autogenic Training
自律訓練を行う
2A.5.1.2
Educating
教育する
2A.5.2
Guiding
指導する
2A.5.2.1
Anticipatory Guiding
事前に指導する
2A.5.2.2
Advising
助言する
2A.5.2.3
Counseling
カウンセリングする
2A.5.3
Describing
記述する
2A.5.3.1
Recording
記録する
2A.5.3.2
Documenting
文書化する
2A.5.4
Interviewing
面接する
2A.5.5
Explaining
説明する
コード番号(変更部分のみ示す)
2A.4.4.6.
2A.4.4.7.
2A.4.4.8.
2A.4.4.9.
2A.4.4.9.1.
2A.4.4.9.1.1.
2A.4.4.10.
2A.4.4.11.
2A.4.4.12.
2A.4.4.12.1
2A.4.4.12.2.
2A.5.6.
英語
訳
approving
承認する
modeling
モデルになる
表2.行為A軸・行為のタイプ 追加用語と用語の位置づけの検討結果
ICNP®原案
コード番号
英語
表2-8
追加用語*/位置の変更
訳
コード番号(変更部分のみ示す)
2A.5.7.
英語
enlighting
訳
啓蒙する
表3.行為 A 軸・行為のタイプ
新たな追加用語の定義の提案
2A.2.1.2.2.1.2 身体を拘束する body restraining
身体を拘束するとは、限定することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すな
わち,からだの行動の自由を制限、拘引して束縛すること。
2A.2.4. 改善する
improving
改善するとは、管理することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,
不都合や悪いところを改めてよくすること。
2A.2.5. 改革する
reforming
改革するとは、管理することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,
改めかえること。改まりかわること。
2A.2.6. 推進する
promoting
推進するとは、管理することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,
おし進めること。
2A.3.3 爪を切る
nail cutting
爪を切るとは、実施することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,
保清・安全のために、爪の長くのびた部分を切ること。
2A.3.4. 脱衣介助する
assisting to undress
脱衣介助するとは、実施することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわ
ち,服をぬぐことを手助けすること。
2A.3.5.2 手浴する
hand bathing
手浴とは、入浴させることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,手
を湯、水、薬液などに入れて洗ったり、温めたり、消毒したりすること。
2A.3.5.3 足浴する
foot bathing
足浴とは、入浴させることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,足
部を洗面器、または他の器の中に温湯を入れ,その中につけて洗うこと。
2A.3.5.4 清拭する bed bathing
清拭とは、入浴させることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,入
浴の出来ない場合に、床上で身体を清潔にする方法をいう。
2A.3.5.4.1.全身清拭をする
total bed bathing
全身全身とは、清拭することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。すなわち,
床上で全身を一度に清拭すること。
2A.3.5.5.シャワー 部分浴をする partial showering
シャワー 部分浴をするとは、入浴させることの1種で,次のような固有の特徴をもつであ
る。すなわち,シャワーを用いて部分浴を行うこと。
2A.3.5.6.シャワー 足浴をする
foot showering
シャワー足浴をするとは、入浴させることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。
シャワーを用いて足浴を行うこと。
2A.3.5.7.シャワー手浴をする
hand showering
シャワー手浴するとは、入浴させることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。
シャワーを用いて手浴を行うこと。
2A.3.9.3 さする
stroking
さするとは、手で操作することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。軽く身体
をこすること。
2A.4.1.3 見守る watching
見守るとは、介助することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。見て番をする
こと。事故が起こらないように注意して見ること。
2A.4.1.4誘導する guiding
誘導するとは、介助することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。目的に向か
っていざない導くこと。
2A.4.4.1.信頼関係を築く relating mutual trust
信頼関係を築くとは、関わることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。人間が
お互いを信じて頼る関係を築いていくこと。
2A.4.4.2. 相互作用する interacting
相互作用するとは、関わることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。お互いに
作用し合い影響を与えること。
2A.4.4.8.承認する approving
承認するとは、関わることの1種で,次のような固有の特徴をもつである。正当または事
実・真実と認めること。
2A.5.6.
モデルになる
modeling
モデルになるとは、情報提供することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。対
象のありかたによい影響を与えるような模範や手本になること。
2A.5.7 啓蒙する enlightening
啓蒙するとは、情報提供することの1種で,次のような固有の特徴をもつである。無知蒙
昧な状態を啓発して教え導くこと。
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
看護実践国際分類(ICNP®)のわが国における適用可能性に関する基礎的研究
「看護行為B軸:行為の標的」に関する検討
分担研究者
研究要旨
太田
喜久子
慶応義塾大学看護医療学部教授
本研究では、看護実践国際分類(ICNP®)の「看護行為B軸:行為の標的」に
ついて、わが国の看護実践の特徴を考慮し、不足している用語の検討、構造上の位置付け
の検討を行った。
表1-1
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.1
Phenomenon
現象
現象
2B.2
Other Target
その他の対象
その他の対象
2B.2.1
Things
物質
事物
2B.2.1.1
Natural Things
自然の物質
自然の事物
2B.2.1.1.1
Organic
有機的
有機体
2B.2.1.1.1.1
Animal
動物
動物
2B.2.1.1.1.1.1
Human
人間の
人間
2B.2.1.1.1.1.1.1
Person
人
人
2B.2.1.1.1.1.1.1.1
Neonate
新生児
新生児
2B.2.1.1.1.1.1.1.2
New Born
生まれたばかりの新生児
生まれたばかりの新生児
2B.2.1.1.1.1.1.1.3
Infant
乳児
乳児
2B.2.1.1.1.1.1.1.4
Toddler
幼児
幼児
2B.2.1.1.1.1.1.1.5
Preschool Child
就学前の子供
就学前の子供
2B.2.1.1.1.1.1.1.6
School Child
学童
学童
2B.2.1.1.1.1.1.1.7
Adolescence
青年
青年
2B.2.1.1.1.1.1.1.8
Adult
成人
成人
2B.2.1.1.1.1.1.1.9
Elderly
高齢者
高齢者
2B.2.1.1.1.1.1.1.10
Caregiver
介護者
介護者
2B.2.1.1.1.1.1.1.11
Sibling
同胞
同胞
2B.2.1.1.1.1.1.1.12
Sister
姉妹
姉妹
2B.2.1.1.1.1.1.1.13
Brother
兄弟
兄弟
2B.2.1.1.1.1.1.1.14
Parent
両親
親
2B.2.1.1.1.1.1.1.15
Mother
母親
母親
2B.2.1.1.1.1.1.1.16
Father
父親
父親
2B.2.1.1.1.1.1.1.17
Stepmother
義理の母
義母
Stepfather
義理の父
義父
2B.2.1.1.1.1.1.1.18
追加用語
mother-in-law しゅうとめ(老)
father-in-law しゅうと(老)
2B.2.1.1.1.1.1.1.19
Grandmother
祖母
祖母
表1-2
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.1.1.1.1.1.20
Grandfather
祖父
祖父
2B.2.1.1.1.1.1.1.21
Care Provider
ケア提供者
ケア提供者
2B.2.1.1.1.1.1.1.22
Patient
患者
患者
2B.2.1.1.1.1.1.1.23
Client
クライエント
クライエント
2B.2.1.1.1.1.1.1.24
Spouse
配偶者
配偶者
2B.2.1.1.1.1.1.1.25
Marriage
結婚
結婚
2B.2.1.1.1.1.1.1.26
Childbearing Family
子供を育てる家族
子供を育てる家族
2B.2.1.1.1.1.1.1.27
Expanded Family Unit
拡大的な家族単位
拡大的な家族単位
追加用語
widow 未亡人,寡婦、やもめ(老)
widower 男やもめ(老)
シングルマザー(老)
未婚の母(老)
孫(老)
めい(老)
おい(老)
曾祖父(老)
曾祖母(老)
後見人<成人後見人>(老)
Body
身体
身体
2B.2.1.1.1.1.1.2.1
Body Part
身体部位
身体部位
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1
A
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.1
Abdomen
腹
腹
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.2
Amputation Stump
断端
切断端
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.3
Anal Sphincter
肛門括約筋
肛門括約筋
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.4
Ankle
足首
足首
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.5
Anus
肛門
肛門
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.6
Areola
乳輪
乳輪
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.7
Arm
腕
腕
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.7.1
Forearm
前腕
前腕
2B.2.1.1.1.1.1.2
表1-3
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.8
Artery
動脈
動脈
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.8.1
Pulmonary Artery
肺動脈
肺動脈
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.1.9
Axilla
腋窩
腋窩
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2
B
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.1
Back
背
背
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.2
Beard
あごひげ
あごひげ
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.3
Bodyasa Whole
全身
全身
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.5
Body Tissue
身体組織
身体組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.6
Bowel
腸
腸
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.7
Brain
脳
脳
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.8
Breast
乳房
乳房
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.8.1
Female Breast
女性乳房
女性乳房
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.9
Bronchi
気管支
気管支
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.2.10
Buttock
臀部
臀部
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3
C
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.1
Cardiovascular System
心臓血管系
心臓血管系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.2
Capillary
毛細血管
毛細血管
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3
Cavity
腔
腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3.1
NasalCavity
鼻腔
鼻腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3.2
OralCavity
口腔
口腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3.3
Cranial Cavity
頭蓋腔
頭蓋腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.3.4
Laryngeal Cavity
咽頭腔
喉頭腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.4
Chest
胸(胸郭の前壁)
胸
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.5
ChestWall
胸壁
胸壁
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.6
Chin
おとがい
おとがい
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.7
Clitoris
陰核
陰核
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.8
Conjunctiva
結膜
結膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.3.9
Cornea
角膜
角膜
追加用語
男性乳房(母)
表1-4
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
追加用語
ほほ(在)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4
E
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.1
Ear
耳
耳
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.2
Elbow
肘
肘
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.3
Extremity
四肢
末端
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.4
Eye
目
眼
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.4.5
Eyelid
眼瞼
眼瞼
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5
F
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.1
Face
顔
顔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.2
Fetus
胎児
胎児
胎児付属物(母)
Finger
指
指
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.4
Flank
脇腹
側腹
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.5
Foot
足
足
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.6
Forehead
額
前頭
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.7
Foreskin of Penis
陰茎の包皮
陰茎の包皮
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.5.3
femur 大腿,大腿骨(在)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6
G
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.1
Gastrointestinal Tract
胃腸管
胃腸管
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.2
Genital System
生殖器系
生殖器系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.2.1
Female Genital System
女性生殖器系
女性生殖器系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.6.2.2
Male Genital System
男性生殖器系
男性生殖器系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7
H
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1
Hair
体毛
体毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.1
Hairof Scalp
頭皮の毛
頭皮の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.2
Hairof Face
顔面の毛
顔面の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.3
Hairof Trunk
胴体の毛
体幹の毛
Hairof Axilla
腋窩の毛
腋窩の毛
Hairof Pubis
恥骨の毛
恥骨の毛
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.4
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.1.5
表1-5
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.2
Hand
手
手
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.3
Head
頭
頭
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.4
Heart
心臓
心臓
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.5
Heel
踵
踵
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.7.6
Hip
腰
腰
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8
I
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8.1
Integumentary Skin
外皮
外皮
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.8.2
Intercranial Arachonoid
頭蓋内クモ膜
頭蓋内クモ膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.9
J
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.9.1
Jaw
顎
顎
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.9.2
Joint
関節
関節
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.10
K
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.10.1
Knee
膝
膝
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11
L
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.1
Larynx
喉頭
喉頭
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.2
Leg
脚
脚
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.3
Limb
四肢
四肢
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.4
Lip
口唇
口唇
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.11.5
Lung
肺
肺
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12
M
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.1
Mouth
口
口
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.2
Angel of Mouth
口角
口角
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3
Mucous Membrane
粘膜
粘膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3.1
Mucous Membrane of Lip
口唇粘膜
口唇粘膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3.2
Mucous Membrane of Tongue
舌粘膜
舌粘膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3.3
Oral Mucous Membrane
口腔粘膜
口腔粘膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3.4
Traceal Mucous Membrane
気管粘膜
気管粘膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.3.5
Vaginal Mucous Membrane
膣粘膜
膣粘膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.4
Muscle
筋肉
筋肉
追加用語
表1-6
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
筋骨格系
筋骨格系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.12.5
Musculoskeletal System
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13
N
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.1
Nail
爪
爪
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.1.1
Nail of Finger
手指の爪
手指の爪
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.1.2
Nail of Toe
足肢の爪
足趾の爪
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.2
Neck
首
首
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.3
Nerve
神経
神経
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.4
Nervous System
神経系
神経系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.5
Nipple
乳首
乳頭
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.13.6
Nose
鼻
鼻
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.14
O
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.14.1
Ovary
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15
P
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.1
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.2
追加用語
navel へそ(在)
卵巣
卵巣
Pelvis
骨盤
骨盤
Penis
陰茎
陰茎
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.3
Perineum
会陰
会陰
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.4
Pleura
胸膜
胸膜
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.15.5
Prostate
前立腺
前立腺
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.16
R
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.16.1
Rectum
直腸
直腸
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.16.2
Rib
肋骨
肋骨
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17
S
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.1
Sacrum
仙骨
仙骨
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.2
Scrotum
陰嚢
陰嚢
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.3
Skeletal Bone
骨格
骨格
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.4
Skeletal System
骨格系
骨格系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.5
Skin
皮膚
皮膚
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.6
Skull
頭蓋骨
頭蓋骨
表1-7
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.7
Stomach
胃
胃
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8
Stoma
ストーマ(孔)
ストーマ(孔)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.1
Colostomy
結腸瘻(結腸ストーマ)
結腸瘻(結腸ストーマ)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.2
Ileostomy
回腸瘻(回腸ストーマ)
回腸瘻(回腸ストーマ)
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.3
Tracheostomy
気管切開
気管切開
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.8.4
Urostomy
ウロストミー
尿路瘻
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.17.9
Stump
端
端
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18
T
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.1
Testis
睾丸
睾丸
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.2
Thigh
大腿
大腿
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.3
Thorax
胸腔
胸腔
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.4
Tissue
組織
組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.4.1
Subcutaneous Tissue
皮下組織
皮下組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.4.2
Body Tissue
体組織
体組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.4.3
Soft Tissue
軟部組織
軟部組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.4.4
Fatty Tissue
脂肪組織
脂肪組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.5
Toe
足趾
足趾
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.6
Tooth
歯
歯
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.7
Trachea
気管
気管
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.18.8
Trunk
胴体
体幹
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19
U
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.1
Ulcer
潰瘍
潰瘍
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.2
Umbilicus
臍帯
臍
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.3
Urethra
尿道
尿道
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.4
Urinary Bladder
膀胱
膀胱
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.5
Urinary Bladder Muscular Sphincter
膀胱括約筋
膀胱括約筋
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.6
Urogenital System
泌尿生殖器系
泌尿生殖器系
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.19.7
Uterus
子宮
子宮
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20
V
追加用語
表1-8
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20.1
Vagina
膣
膣
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20.2
Vein
静脈
静脈
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.20.3
Vulva
外陰
外陰
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21
W
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21.1
Wrist
手首
手首
2B.2.1.1.1.1.1.2.1.21.2
Wound
創傷
創傷
追加用語
咽頭(成)
Non Bodypart
人体以外の部分
身体部位以外
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.1
Foetus
胎児
胎児
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.2
Menstruation
月経
月経
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.3
Urine
尿
尿
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.4
Stool
便
便
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.5
Expectorant
排痰
排痰
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.6
Perspiration
発汗
発汗
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.7
Sputum
痰
痰
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.8
Secretion
分泌物
分泌物
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.9
Earwax
耳垢
耳垢
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.10
Gastric Content
胃内容物
胃内容物
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.11
Blood
血液
血液
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.12
Tissue
組織
組織
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.13
Transplant
移殖
移殖
2B.2.1.1.1.1.1.2.2.14
Dead Body
死体
死体
2B.2.1.1.1.1.2
Non‑Human
人間以外
人間以外
2B.2.1.1.1.2
Vegetable
植物
植物
2B.2.1.1.2
Mineral
鉱物
鉱物
2B.2.1.2
Artifact
人工物
人工物
2B.2.1.2.1
Appliance
貼用物
貼用物
2B.2.1.2.1.1
Cold Pack
冷湿布
冷湿布
2B.2.1.2.1.2
Cold Wrapping
コールドラッピング
コールドラッピング
2B.2.1.1.1.1.1.2.2
表1-9
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
2B.2.1.2.1.3
Ice Bag
氷枕
2B.2.1.2.1.4
Hot Bag
温枕
修正済み
氷枕
温枕
追加用語
hot pack 温湿布(成)
Heat Wrapping
温熱ラッピング
温熱ラッピング
2B.2.1.2.2
Bandage
包帯
包帯
2B.2.1.2.2.1
Dressing
ドレッシング材
ドレッシング材
2B.2.1.2.2.2
Mesh Gauze
ガーゼ
ガーゼ
2B.2.1.2.2.3
Tampon
タンポン
タンポン
2B.2.1.2.2.4
Linen Tog
包布
包布
2B.2.1.2.2.5
Elastic Stocking
弾性ストッキング
弾性ストッキング
2B.2.1.2.2.6
Cast
ギプス
ギプス
2B.2.1.2.3
Tube
チューブ
チューブ
2B.2.1.2.3.1
Chest Tube
胸腔チューブ
胸腔チューブ
2B.2.1.2.3.2
Gastrointestinal Tube
胃管
胃管
2B.2.1.2.3.3
Intestinal Tube
腸管
腸管
2B.2.1.2.3.4
Lumbar Tube
腰椎チューブ
腰椎チューブ
2B.2.1.2.3.5
Tracheal Tube
気管チューブ
気管チューブ
2B.2.1.2.3.6
Ventricular Tube
脳室チューブ
脳室チューブ
2B.2.1.2.3.7
Drainage Tube
ドレナージチューブ
ドレナージチューブ
2B.2.1.2.4
Catheter
カテーテル
カテーテル
2B.2.1.2.4.1
Central Catheter
中心静脈カテーテル
中心静脈カテーテル
2B.2.1.2.4.2
Venous Catheter
静脈カテーテル
静脈カテーテル
2B.2.1.2.4.3
Intraspinal Catheter
脊髄腔カテーテル
脊髄カテーテル
2B.2.1.2.4.4
Interperitonal Catheter
腹膜腔カテーテル
腹膜カテーテル
2B.2.1.2.4.5
Oxygen Catheter
酸素カテーテル
酸素カテーテル
2B.2.1.2.4.6
Rectum Catheter
直腸カテーテル
直腸カテーテル
2B.2.1.2.4.7
Urinal Catheter
尿道カテーテル
尿道カテーテル
2B.2.1.2.5
Utensil
排泄用具
排泄用具
2B.2.1.2.5.1
Bed Pan
差し込み便器
便器
2B.2.1.2.1.5
表1-10
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.2.5.2
Bed Pan Chair
ポータブルトイレ
2B.2.1.2.5.3
Urine Bottle
尿器
尿器
2B.2.1.2.5.4
Chamber Pot
寝室用便器(ポータブルトイレ)
差し込み便器
2B.2.1.2.6
Waste Bag
廃棄物用バッグ
廃棄物用バッグ
2B.2.1.2.6.1
Colostomy Bag
コロストミーバッグ
人工肛門用バッグ
2B.2.1.2.6.2
Colostomy Plug
コロストミープラグ
人工肛門用プラグ
2B.2.1.2.6.3
Drain Bag
排液バッグ
排液バッグ
2B.2.1.2.6.4
Drip Bag
ドリップバッグ
ドリップバッグ
2B.2.1.2.6.5
Ileostomy Bag
イレオストミーバッグ
イレオストミーバッグ
2B.2.1.2.6.6
Uridom
ユリドーム
ユリドーム
2B.2.1.2.6.7
Urine Bag
尿バッグ
尿バッグ
2B.2.1.2.6.8
Urine Plug
尿プラグ
尿プラグ
2B.2.1.2.6.9
Diaper
オムツ
オムツ
Sanitary Towel
生理用ナプキン
生理用ナプキン
2B.2.1.2.6.10
ポータブルトイレ
追加用語
尿取り用パット(老)
失禁パンツ(老)
Equipment
備品
備品
2B.2.1.2.7.1
Brush
ブラシ
ブラシ
2B.2.1.2.7.2
Toothbrush
歯ブラシ
歯ブラシ
2B.2.1.2.7.3
Comb
くし
くし
2B.2.1.2.7.4
Denture
義歯
義歯
2B.2.1.2.7.5
Tooth Brace
歯列矯正器
歯列矯正器
2B.2.1.2.7.6
Spoon
スプーン
スプーン
2B.2.1.2.7.7
Fork
フォーク
フォーク
2B.2.1.2.7.8
Knife
ナイフ
ナイフ
2B.2.1.2.7.9
Feeding Bottle
哺乳瓶
哺乳瓶
2B.2.1.2.7.10
Glasses
眼鏡
眼鏡
2B.2.1.2.7.11
Contact Lens
コンタクトレンズ
コンタクトレンズ
2B.2.1.2.7.12
Glass Eye
義眼
義眼
2B.2.1.2.7
表1-11
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.2.7.13
Wig
かつら
2B.2.1.2.7.14
Hearing Aid
補聴器
補聴器
2B.2.1.2.7.15
Artificial Limb
義肢
義肢
2B.2.1.2.7.16
Correction Shoe
矯正用靴
矯正用靴
2B.2.1.2.7.17
Splint
副子(スプリント)
副子(スプリント)
2B.2.1.2.7.18
Long Leg Splint
長下肢用装具
長下肢用装具
2B.2.1.2.7.19
Short Leg Splint
短下肢用装具
短下肢用装具
2B.2.1.2.7.20
Cane
杖
杖
2B.2.1.2.7.21
Immobilizer
固定具
固定具
2B.2.1.2.7.22
Surgical Instrument
手術器具・器械
手術器具・器械
2B.2.1.2.7.23
Surturing Material
縫合材料
縫合材料
2B.2.1.2.7.24
Needle
針
針
2B.2.1.2.7.25
Intravenouscannula
静脈留置針
静脈留置針
2B.2.1.2.7.26
Syringe
注射筒
シリンジ
2B.2.1.2.7.27
Pipette
ピペット
ピペット
2B.2.1.2.7.28
Scissor
はさみ
はさみ
2B.2.1.2.7.29
Clap
鉗子
鉗子
2B.2.1.2.7.30
Navel Clip
臍帯クリップ
臍帯クリップ
2B.2.1.2.7.31
Spray
スプレー
スプレー
2B.2.1.2.7.32
Atomizer
噴霧器
噴霧器
2B.2.1.2.7.33
Pill Box
ピルボックス
ピルケース
Oxygen Mask
酸素マスク
酸素マスク
2B.2.1.2.8
Bed Article
ベッド用品
ベッド用品
2B.2.1.2.8.1
Linen
リネン
リネン
2B.2.1.2.8.2
Blanket
毛布
毛布
2B.2.1.2.8.3
Electric Blanket
電気毛布
電気毛布
2B.2.1.2.8.4
Clothes
寝具
寝衣
2B.2.1.2.8.5
Drape
ドレープ
ドレープ
2B.2.1.2.7.34
かつら
追加用語
すいのみ(老)
表1-12
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.2.8.6
Draw Sheet
横シーツ
2B.2.1.2.8.7
Feather Bed
羽毛敷き布団
羽毛敷き布団
2B.2.1.2.8.8
Feather Bed Cover
羽毛掛け布団
羽毛掛け布団
2B.2.1.2.8.9
Lead Gown
リード線付ガウン
ひも付ガウン
2B.2.1.2.8.10
Antiflame Linen
不燃性リネン
不燃性リネン
2B.2.1.2.8.11
Mattress
マットレス
マットレス
2B.2.1.2.8.12
Water Mattress
ウォーターマット
ウォーターマット
2B.2.1.2.8.13
Hot Mattress
ホットマット
ホットマット
2B.2.1.2.8.14
Pillow
枕
枕
2B.2.1.2.8.15
Pillow Case
枕カバー
枕カバー
2B.2.1.2.8.16
Quilt
掛け布団
掛け布団
2B.2.1.2.8.17
Warm Stocking
保温ストッキング
保温ストッキング
2B.2.1.2.8.18
Wet Sheet
濡れシーツ
防水シーツ
2B.2.1.2.8.19
Linen Clothe
リネン布
リネン布
2B.2.1.2.8.20
Air Ring
円座
円座
2B.2.1.2.8.21
Belt
ベルト
ベルト
2B.2.1.2.8.22
Bed Rail
ベッド柵
ベッド柵
Hand Rail
てすり
てすり
2B.2.1.2.8.23
横シーツ
追加用語
エアマット(老)
air mat エアマット(精)
Ointment
軟膏
軟膏
2B.2.1.2.9.1
Cream
クリーム
クリーム
2B.2.1.2.9.2
Oil
オイル
オイル
2B.2.1.2.9.3
Liniment
塗布剤
塗布剤
2B.2.1.2.10
Cleaner
洗顔料
洗剤
2B.2.1.2.10.1
Soap
石鹸
石鹸
2B.2.1.2.10.2
Foam
フォーム
フォーム
2B.2.1.2.10.3
Water
水
水
2B.2.1.2.10.4
Make‑Up
化粧品
化粧品
2B.2.1.2.9
表1-13
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.2.10.5
Nail‑Polish
マニキュア
爪マニキュア
2B.2.1.2.11
Devices
装置
装置
2B.2.1.2.11.1
Traction
牽引装置
牽引装置
2B.2.1.2.11.2
Suction Apparatus
吸引器具
吸引器具
2B.2.1.2.11.3
Fan
換気扇
換気扇
2B.2.1.2.11.4
Heating Lamp
温熱ランプ
温熱ランプ
2B.2.1.2.11.5
Humidifier
加湿器
加湿器
2B.2.1.2.11.6
Vapor Inhalator
ネブライザー
ネブライザー
2B.2.1.2.11.7
Oxygen Tent
酸素テント
酸素テント
2B.2.1.2.11.8
Incubator
保育器
保育器
2B.2.1.2.11.9
Respirator
人工呼吸器
人工呼吸器
2B.2.1.2.11.10
Vasopneumatic Device
血圧計
血圧計
2B.2.1.2.11.11
Cardiac Monitor
心電図モニター
心電図モニター
2B.2.1.2.11.12
Contraction Monitor
子宮収縮モニター
子宮収縮モニター
2B.2.1.2.11.13
Pacemaker
ペースメーカー
ペースメーカー
2B.2.1.2.11.14
Electric Milk Pump
電動注入ポンプ
電動注入ポンプ
2B.2.1.2.11.15
Surface Neuro Stimulator
表面神経刺激装置
表面神経刺激装置
2B.2.1.2.11.16
Wheelchair
車椅子
車椅子
2B.2.1.2.11.17
Bicycle
自転車
自転車
2B.2.1.2.11.18
Bed Bicycle
ベッドバイシクル
ベッドバイシクル
2B.2.1.2.11.19
Lifting Apparatus
リフト
リフト
2B.2.1.2.11.20
Call System
ナースコール
ナースコール
Alarm System
警報装置
警報装置
追加用語
シャンプー(老)
2B.2.1.2.11.21
徘徊探知機(老)
restraining band 抑制帯(精)
離床センサー(精)
2B.2.1.2.12
Material
教材
教材
2B.2.1.2.12.1
Instruction Material
指導教材
指導教材
表1-14
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.2.12.2
Learning Material
学習教材
2B.2.1.2.12.3
Questionnaire
質問紙
質問紙
2B.2.1.2.12.4
Telephone
電話
電話
2B.2.1.2.12.5
Television
テレビ
テレビ
2B.2.1.2.12.6
Computer
コンピューター
コンピューター
2B.2.1.2.12.7
Recreation Material
レクリエーション用具
レクリエーション用具
2B.2.1.2.12.8
Reading Material
読み物
読み物
2B.2.1.2.12.9
Toy
玩具
玩具
2B.2.1.2.13
Nutrient
栄養物
栄養物
2B.2.1.2.13.1
Fluid
飲料
飲料
2B.2.1.2.13.2
Food
食糧
食糧
2B.2.1.2.13.3
Meal
料理
食事
2B.2.1.2.13.4
Diet
治療食
治療食
Meals‑On‑Wheels
給食サービス
給食サービス
2B.2.1.2.13.5
学習教材
追加用語
捕食(老)
間食(老)
snack 間食(精)
2B.2.1.2.14
Remedy
治療薬
医薬品
2B.2.1.2.14.1
Medicine
薬剤
薬剤
2B.2.1.2.14.2
Insulin
インスリン
インスリン
2B.2.1.2.14.3
Analgesic
鎮痛剤
鎮痛剤
2B.2.1.2.14.4
Anesthesia
麻酔薬
麻酔薬
2B.2.1.2.14.5
Antibiotic
抗生剤
抗生剤
2B.2.1.2.14.6
Vitamin B12
ビタミンB12
ビタミンB12
2B.2.1.2.14.7
Solution
溶液
溶液
2B.2.1.2.14.8
Dialysis Solution
透析液
透析液
2B.2.1.2.14.9
Injection
注射液
注射液
2B.2.1.2.14.10
Infusion
輸液剤
輸液剤
2B.2.1.2.14.11
Blood
血液
血液
表1-15
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.1.2.14.12
Blood Product
血液製剤
血液製剤
2B.2.1.2.14.13
Aerosol
エアロゾル
エアロゾル
2B.2.1.2.14.14
Vaccine
ワクチン
ワクチン
2B.2.1.2.14.15
Sensitizer
感作物質
感作物質
追加用語
antipsychotic drug 抗精神病薬(精)
antianxiety drug 抗不安薬(精)
antidepressive drug 抗うつ剤(精)
sleeping drug 睡眠薬(精)
laxatives 下剤(精)
2B.2.2
Condition
状態
状態
2B.2.2.1
Patient Condition
患者の状態
患者の状態
2B.2.2.1.1
Sign
徴候
徴候
2B.2.2.1.1.1
Vital Sign
バイタルサイン
バイタルサイン
2B.2.2.1.1.2
Pulse
脈
脈
2B.2.2.1.1.3
Respiration Rate
呼吸数
呼吸数
2B.2.2.1.1.4
Respiration Rhythm
呼吸リズム
呼吸リズム
2B.2.2.1.1.5
Blood Pressure
血圧
血圧
2B.2.2.1.1.6
Intracranial Pressure
脳圧
脳圧
2B.2.2.1.1.7
Heart Rate
心拍数
心拍数
2B.2.2.1.1.8
Heart Contractility
心収縮力
心収縮力
2B.2.2.1.1.9
Cardiac Rhythm
心拍リズム
心拍リズム
2B.2.2.1.1.10
Temperature
体温
体温
2B.2.2.1.2
Fluid‑and Electrolyte
体液・電解液
体液・電解液
2B.2.2.1.2.1
Metabolic Acidosis
代謝性アシドーシス
代謝性アシドーシス
2B.2.2.1.2.2
Metabolic Alkalosis
代謝性アルカローシス
代謝性アルカローシス
2B.2.2.1.2.3
Respiratory Acidosis
呼吸性アシドーシス
呼吸性アシドーシス
2B.2.2.1.2.4
Respiratory Alkalosis
呼吸性アルカローシス
呼吸性アルカローシス
2B.2.2.1.2.5
Hypercalcemia
高カルシウム血症
高カルシウム血症
2B.2.2.1.2.6
Hyperkalemia
高カリウム血症
高カリウム血症
表1-16
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.2.1.2.7
Hypermagnesia
高マグネシウム血症
高マグネシウム血症
2B.2.2.1.2.8
Hypernatrmia
高ナトリウム血症
高ナトリウム血症
2B.2.2.1.2.9
Hyperphosphatemia
高リン血症
高リン血症
2B.2.2.1.2.10
Hypocalcemia
低カルシウム血症
低カルシウム血症
2B.2.2.1.2.11
Hypomagnesia
低マグネシウム血症
低マグネシウム血症
2B.2.2.1.2.12
Hyponatremia
低ナトリウム血症
低ナトリウム血症
2B.2.2.1.2.13
Hypophosphatemia
低リン血症
低リン血症
2B.2.2.1.2.14
Hypokalemia
低カリウム血症
低カリウム血症
2B.2.2.1.2.15
Hypoglycaemia
低血糖
低血糖
2B.2.2.1.2.16
Hyperglycaemia
血糖
高血糖
2B.2.2.1.3
Responsiveness
反応性
反応性
2B.2.2.1.3.1
Responsivenessto Asthesia
麻酔に対する易反応性
麻酔に対する反応性
2B.2.2.1.3.2
Responsivenessto Medication
薬剤に対する易反応性
薬剤に対する反応性
2B.2.2.1.3.3
Responsivenessto Oxygen
酸素に対する易反応性
酸素に対する反応性
2B.2.2.1.3.4
Responsivenessto Parenteral Nutrition 非経口的栄養法への易反応性
非経口的栄養法への反応性
2B.2.2.1.3.5
Responsivenessto Blood
輸血に対する易反応性
2B.2.2.1.3.6
Responsivenessto Blood Product
血液製剤に対する易反応性
血液製剤に対する反応性
2B.2.2.1.3.6.1
Treatment Sequelum
治療後遺症
治療後遺症
2B.2.2.1.4
Allergy
アレルギー
アレルギー
2B.2.2.1.4.1
Food Allergy
食物アレルギー
食物アレルギー
2B.2.2.1.4.2
Medication Allergy
薬剤アレルギー
薬剤アレルギー
2B.2.2.1.4.3
Insect Bite Allergy
昆虫毒アレルギー
昆虫毒アレルギー
Snake Bite Allergy
蛇毒アレルギー
蛇毒アレルギー
2B.2.2.1.5
Disease
疾病
疾病
2B.2.2.1.5.1
Infection
感染
感染
2B.2.2.1.5.2
Inflammation
炎症
炎症
2B.2.2.1.5.3
Mentally Disturbed
精神障害
精神障害
Delirium
譫妄
譫妄
2B.2.2.1.4.4
追加用語
輸血に対する反応性
金属アレルギー(在)
2B.2.2.1.5.4
表1-17
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.2.1.5.5
Cataract
白内障
白内障
2B.2.2.1.5.6
Diabetes
糖尿病
糖尿病
2B.2.2.1.6
Complication
合併症
合併症
2B.2.2.1.7
Injury
外傷
外傷
2B.2.2.1.8
Impairment
機能障害
機能障害
2B.2.2.1.9
Disability
能力障害
能力障害
2B.2.2.1.10
Handicap
ハンディキャップ
ハンディキャップ
2B.2.2.1.11
Reflex
反射
反射
2B.2.2.1.11.1
Pupillary Reflex
瞳孔反射
瞳孔反射
2B.2.2.1.11.2
Sucking Reflex
吸啜反射
吸啜反射
追加用語
嚥下反射(母)
2B.2.2.1.12
Measure
測定
測定
2B.2.2.1.12.1
Body Size
身体サイズ
身体サイズ
2B.2.2.1.12.2
Body Weight
体重
体重
2B.2.2.1.12.3
Body Length
体長
体長
2B.2.2.1.12.4
Body Height
身長
身長
2B.2.2.1.12.5
Body Percent Fat
体脂肪率
体脂肪率
mental condition 精神状態(精)
body mass index BMI(在)
2B.2.2.2
Health Care Structure
ヘルスケア構造
ヘルスケア構造
2B.2.3
Activity
活動
活動
2B.2.3.1
Patient Activity
患者活動
患者の活動
2B.2.3.1.1
Habit
習慣
習慣
2B.2.3.1.1.1
Health Habit
健康上の習慣
健康上の習慣
2B.2.3.1.1.2
Eating Habit
食習慣
食習慣
2B.2.3.1.1.3
Nutritional Intake Habit
栄養摂取習慣
栄養摂取習慣
2B.2.3.1.1.4
Fluid Intake Habit
飲水習慣
飲水習慣
2B.2.3.1.1.5
Sleeping Habit
睡眠習慣
睡眠習慣
2B.2.3.1.1.6
Resting Habit
休息習慣
休息習慣
表1-18
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.3.1.1.7
Elimination Habit
排泄習慣
2B.2.3.1.1.8
Voiding Habit
排尿習慣
排尿習慣
2B.2.3.1.1.9
Defecation Habit
排便習慣
排便習慣
2B.2.3.1.1.10
Mobility Habit
動作習慣
動作習慣
2B.2.3.1.1.11
Exercising Habit
運動習慣
運動習慣
2B.2.3.1.1.12
Sexual Activity Habit
性的活動習慣
性習慣
2B.2.3.1.1.13
Breast Feeding Habit
母乳栄養習慣
母乳栄養習慣
2B.2.3.1.2
Pattern
パターン
パターン
2B.2.3.1.2.1
Attachment Pattern
愛着パターン
愛着パターン
2B.2.3.1.2.2
Assertiveness Pattern
自己主張のパターン
自己主張のパターン
2B.2.3.2
Health Care Service
ヘルスケアサービス
ヘルスケアサービス
2B.2.3.2.1
Encounter
出会い
出会い
2B.2.3.2.1.1
Appointment
予約
予約
2B.2.3.2.1.2
Home Visit
在宅訪問
家庭訪問
2B.2.3.2.2
Examination
診査
診査
2B.2.3.2.3
Treatments
治療法
処置
2B.2.3.2.3.1
Hemodialysis
血液透析
血液透析
2B.2.3.2.3.2
Peritoneal Dialysis
腹膜透析
腹膜透析
2B.2.3.2.3.3
Surgery
手術
手術
2B.2.3.2.3.4
Amputation
四肢切断
切断
2B.2.3.2.3.5
Cesarean Section
帝王切開
帝王切開
2B.2.3.2.3.6
Ostomy
人工肛門
人工肛門
Tracheotomy
気管切開
気管切開
2B.2.3.2.3.7
排泄習慣
追加用語
electroconvulsive therapy 無けいれん通電療
法(精)
2B.2.3.2.4
Prevention
予防
予防
2B.2.3.2.4.1
Violence Prevention
暴力防止
暴力防止
2B.2.3.2.4.2
Contamination Prevention
汚染防止
汚染防止
2B.2.3.2.4.3
Fall Prevention
転倒予防
転倒予防
感染予防(母)
表1-19
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
追加用語
盗難防止<新生児盗難、貴重品>(母)
患者取り違え防止(母)
誤薬(母)
アルコール依存的な生活の予防
2B.2.3.2.4.4
Alcoholic Life Style Prevention
2B.2.3.2.4.5
Social Isolating Life Style Prevention 社会的に孤立した生活の予防
アルコール依存生活の予防
社会的孤立生活の予防
閉じこもり(老)
ひきこもり(老)
2B.2.3.2.4.6
Safety Measures
安全対策
安全対策
2B.2.3.2.5
Therapy
セラピー
療法
2B.2.3.2.5.1
Oxygen Therapy
酸素療法
酸素療法
2B.2.3.2.5.2
Chemotherapy
化学療法
化学療法
2B.2.3.2.5.3
Blood Therapy
輸血療法
輸血療法
2B.2.3.2.5.4
Radiation Therapy
放射線療法
放射線療法
2B.2.3.2.5.5
Intravenous Therapy
静脈注射療法
輸液療法
2B.2.3.2.5.6
Medication Regime
薬物治療管理
薬物治療管理
2B.2.3.2.5.7
Nutrition Therapy
食事療法
食事療法
2B.2.3.2.5.8
Activity Therapy
活動療法
運動療法
2B.2.3.2.5.9
Chest Therapy
胸部理学療法
肺理学療法
2B.2.3.2.5.10
Simple Relaxation Therapy
簡易リラクゼーション療法
簡易リラクゼーション療法
2B.2.3.2.5.11
Animal Assisted Therapy
動物補助療法
アニマルセラピー
2B.2.3.2.5.12
Art Therapy
絵画療法
絵画療法
2B.2.3.2.5.13
Bibio Therapy
読書療法
読書療法
2B.2.3.2.5.14
Music Therapy
音楽療法
音楽療法
2B.2.3.2.5.15
Play Therapy
プレイセラピー
プレイセラピー
2B.2.3.2.5.16
Family Therapy
家族療法
家族療法
2B.2.3.2.5.17
2B.2.3.2.5.18
Group Therapy
Reality Orientation Therapy
集団療法
集団療法
現実指向療法
リアリティオリエンテーションセラピー
2B.2.3.2.5.19
Crisis Therapy
危機療法
危機療法
2B.2.3.2.5.20
Milieu Therapy
環境療法
環境療法
2B.2.3.2.5.21
Reminiscence Therapy
回想療法
回想療法
表1-20
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.3.2.5.22
Assistive Device Therapy
補助装置療法
補助装置療法
2B.2.3.2.5.23
Fluid Therapy
体液管理
輸液管理
2B.2.3.2.5.24
Inhalation Therapy
吸入療法
吸入療法
2B.2.3.2.5.25
Infusion Therapy
輸液療法
輸液療法
2B.2.3.2.5.26
Humor Therapy
ユーモアセラピー
ユーモアセラピー
2B.2.3.2.5.27
Hypnosis
催眠
催眠
2B.2.3.2.5.28
Meditation
瞑想
瞑想
追加用語
園芸療法(老)
occupational therapy 作業療法(精)
psychodrama サイコドラマ(精)
Morita therapy 森田療法(精)
Naikan therapy 内観療法(精)
psychotherapy 精神療法(精)
behavior therapy 行動療法(精)
cognitive therapy 認知療法(精)
social therapy 社会療法(精)
self help group セルフ・ヘルプ・グループ<自
助グループ>(精)
social skill training S.S.T(精)
アロマセラピー(在)
2B.2.3.2.6
Technique
技術
技術
2B.2.3.2.6.1
Breathing Technique
呼吸技術
呼吸技術
2B.2.3.2.6.2
Positioning Technique
ポジショニング技術
ポジショニング法
2B.2.3.2.6.3
Transfer Technique
移動技術
移動法
2B.2.3.2.6.4
Bopart positioning
ボパール体位
ボパール体位
2B.2.3.2.6.5
Trendelenburg Positioning
トレンデレンブルグ体位
トレンデレンブルグ体位
NATO体位
NATO体位
2B.2.3.2.6.6
NATO Positioning
2B.2.3.2.6.7
Muscle and Joints Exercise Technique
筋・関節運動技術
筋・関節運動技術
2B.2.3.2.6.8
Injection Technique
注射技術
注射法
Inhalation Technique
吸入技術
吸入法
2B.2.3.2.6.9
表1-21
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
英語
ツール上訳
修正済み
2B.2.3.2.6.10
Bowel Training Technique
排便トレーニング技術
排便トレーニング法
2B.2.3.2.6.11
Bladder Training Technique
排尿トレーニング技術
排尿トレーニング法
2B.2.3.2.6.12
Incontinence Training Technique
失禁トレーニング技術
失禁トレーニング法
2B.2.3.2.6.13
Feed‑Back Technique
フィードバック技法
フィードバック技法
生体自己制御技法
バイオフィードバック技法
2B.2.3.2.6.13.1
Bio‑Feed‑Back Technique
2B.2.3.2.6.14
Calming Technique
鎮静技法
鎮静技法
2B.2.3.2.6.15
Speech training Technique
言語訓練技術
言語訓練技術
2B.2.3.2.6.16
Memory Training Technique
記憶訓練技術
記憶訓練技術
2B.2.3.2.6.17
Interaction Technique
相互作用技法
相互作用技法
2B.2.3.2.6.18
Distraction Technique
気分転換技法
気分転換技法
2B.2.3.2.6.19
Relaxation Technique
リラクゼーション技法
リラクゼーション技法
2B.2.3.2.6.20
Ambulation Technique
歩行技術
離床技術
2B.2.3.2.6.21
Swallowing Technique
嚥下技術
嚥下技術
2B.2.3.2.6.22
Feeding Technique
哺食技術
摂食介助技術
2B.2.3.2.6.23
Invasive Insertion Technique
侵襲的挿入技術
侵襲的挿入技術
2B.2.3.2.6.24
Guided Imagery Technique
イメージ誘導技法
イメージ誘導技法
2B.2.3.2.7
Profession
専門分野
専門分野
2B.2.3.2.7.1
Nursing Service
看護サービス
看護サービス
2B.2.3.2.7.2
Medical Service
医学的サービス
医学サービス
2B.2.3.2.7.3
Physiotherapist Service
理学療法士のサービス
理学療法士のサービス
2B.2.3.2.7.4
Social Worker Service
ソーシャルワークサービス
ソーシャルワークサービス
2B.2.3.2.7.5
Home Care Service
在宅ケアサービス
在宅ケアサービス
2B.2.3.2.7.6
Legal Service
法的サービス
法的サービス
2B.2.3.2.7.7
Religious Service
宗教的サービス
宗教的サービス
2B.2.3.2.7.8
Funeral Service
葬儀関連サービス
葬儀関連サービス
2B.2.3.2.7.9
Nutritionist Service
栄養士のサービス
栄養士のサービス
2B.2.3.2.7.10
Occupational Therapist Service
作業療法士のサービス
作業療法士のサービス
2B.2.3.2.8
Emergency
緊急事態
緊急事態
Safety Measure
安全対策
安全対策
2B.2.3.2.8.1
追加用語
表1-22
表1 行為B軸・行為の標的 追加用語
コード番号
2B.2.3.2.8.2
英語
First Aid
ツール上訳
応急処置
修正済み
追加用語
応急処置
言語聴覚士のサービス(老)
臨床心理士のサービス(老)
ケアマネージャー(老)
介護職(老)
介護福祉士(老)
社会福祉士(老)
看護婦<士>(老)
准看護婦(老)
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
インターネットを活用した看護実践国際分類(ICNP®)の
妥当性検討調査に関する研究
研究要旨
分担研究者
宇都
由美子
分担研究者
柳田
征宏
鹿児島大学医学部保健学科助教授
日本看護協会調査情報管理部
本研究では、インターネットを活用して全国規模で看護実践国際分類(ICNP®)
の妥当性を調査する方法の検討、ならびにそれに必要なシステムの開発を行った。
A.はじめに
討支援システム」を運用し、フィードバッ
クを収集する。
本稿では、インターネットを活用した
ICNP® βバ ージョンの妥当性調査について
D.結果
報告する。
日本国内で看護職者から ICNP®の妥当性
調査への協力を得るために、前提として、
以下の1〜4を実施した。
調査協力者に ICNP®の概念と構造について
十分な理解がなされていることが重要であ
1.
Web 上にドメインの取得
ICNP®に関
2.
ICNP®に関する日本語による情報提供
る。しかし、これまで日本語で
する情報を容易に得られる方法がなかった
ため、まず、これを用意し、ICNP®に関す
システムの構築
3.
するシステムを構築
る十分な情報を集約して提供したうえで、
ICNP®の妥当性調査への協力が実現すると
ICNP®に関してフィードバックを収集
4.
考えられた。
「ICNP®妥当性検討支援システム」に
よるフィードバック収集のプランニン
①ICNP®に関した情報を一元的に集約す
グ
る場をつくり、②関連情報を継続的に提供
するシステムを構築、③そのうえで協力者
1.
Web 上にドメインの取得
からのフィードバックを収集し、④収集し
(ア) サイト名を「ICNP®(R)Japan オー
た情報を検証する、という段階で研究を展
プンサイト」とし、UMIN(大学
開した。
病院医療情報ネットワーク)のド
メ イ ン 上 に 取 得 。 URL <
http://ICNP®.umin.jp/ >
B. 研究目的
2.
1.
ICNP®βバ ージョンのわが国における
ICNP®に関する日本語による情報提供
システムの構築
(ア) 「ICNP®(R)オープンサイト」上に、
妥当性の検討を行う。
関連した情報の収集、整理、掲載
C.
方法
を行った。(表1:サイトマップ)
(イ) 関係する諸団体と、Web ページ上
1.
国内外の
ICNP®に関する情報を集約し、
でリンクを相互リンクを設定し位
日本語で公開する場(Web サイト)を設置
置づけを把握しやすくした。(図
する。
1:リレーショナルマップ)
2.
ICNP® の妥当性調査への協力者が、
(ウ) 情報の収集および提供のスケジュ
ICNP®の構造を理解し関連した情報を得や
すい情報収集と提供の仕組みを構築する。
3.
上記 Web サイト内で「ICNP®妥当性検
ーリングを行った。
3.
ICNP®に関してフィードバックを収集
するシステムの構築
データベースシステムは、ICNP®の構
ICNP®に関する動き、医療の他の共通言語
造をシンプルに表現できる方式を採用
体系に関する研究に関する事柄や、標準化
し、プラットフォームに依存しない汎
を推し進めている団体の動向を、Web サイ
用性の高いものとした。
トを通じて提供をしていくとともに、多数
(表2:データベーステーブル)
の協力者からの多くの ICNP®の妥当性に関
(図2:使用中の画面)
するフィードバックを収集し、収集した内
容について検証していくことが、本研究の
システム仕様
今後の中心課題となる。
1) 開発環境(OS): Linux(Ver2.2)
2) データベースシステム開発言語:
Perl(Ver5)
3) Web サーバソフトウエア:
Apache(Ver1.3)
---------------参考文献
1.
上鶴重美:看護実践国際分類(ICNP®)
ベータバージョンがめざすもの、第 21
回医療情報学連合大会(第 2 回日本医療
4.
「ICNP®妥当性検討支援システム」に
情報学会学術大会)オーガナイズドセッ
よるフィードバック収集のプランニン
ション「看護記録の電子化とその課題」、
グ
2001
フィードバックを効率的に収集するため
2.
の実施計画である(図3)。準備期間(協力
者への作業オリエンテーションの実施、操
UMIN 一般公開ホームページサービ
ス:
3.
http://umin.jp/square/
財団法人医療情報システム開発センタ
作マニュアル等の配布)
、フィードバック収
ー:「標準マスターのダウンロード」
集の作業機関、収集した情報の整理期間を
http://www.medis.or.jp/dl_form3.html
含めた約 6 週間〜8 週間の行程を計画して
いる。3月〜10 月の期間中で上記の実施計
画に基づき、複数の病院での協力を得て、
フィードバック収集を実施していく予定で
ある。
E.
おわりに
ICNP®Japan オープンサイトの開設直後
から多くの訪問者があり、看護職だけでな
く医療関連団体や民間企業にもニードと関
心の高さがあることをあらためて確認した。
表 1
サイトマップ
「ICNP-Japanオープンサイト」
サイトのコンセプト
○オープンサイト
○評価サイト
サイトマップ
メニュー
・ICNPについて
・文献(解説文献、参考文献)
・リンクサイト集
・検索表示システム
・プロジェクトメンバーリスト
#ICNPに関する情報の集約・集積をはかる。
#国内のICNPに関する研究者を把握する。
#ICNPへの理解を広める。
#ICNPβ日本語版を一般公開しフィードバックを得る。
#ICNP妥当性検討支援システムの提供。協力者からのフィードバックを得る。
ファイル形式
html (テキスト)
html、pdf (テキスト)
html (テキスト)
perl.CGI (プログラム)
html (テキスト)
perl.CGI (プログラム)
html、csv、xls (テキスト)
報告書、学会誌、商業誌に掲載の内容
国内外のICNPの情報に関連したサイトへのリンク
ICNPβ日本語版から任意のキーワードによる検索と表示
研究班氏名一覧
ICNPβ日本語版全データの提供。ダウンロードの際に利用者は、氏
名・メールアドレス・所属施設・ファイルの使用目的を登録する。
・アンケート
perl.CGI (プログラム)
サイト閲覧者を対象にしたアンケートページ
・評価サイト
perl.CGI (プログラム)
「ICNP妥当性検討支援システム」。要ユーザー認証。フィードバックを収
集。
・データダウンロードのページ
備考
図1
リレーショナル・マップ
「ICNP‑Japan オープンサイト」サイト相関図
・
Web 検索エンジンサイト
ICN
・
日本看護協会 公式ホームページ
本部
・
UMIN(大学病院医療情報ネットワーク)
・
JAHIS(保健医療福祉システム工業会)
・
MEDIS(医療情報システム開発センター)
・
その他
http://www.icn.ch/
サイトの利用
ICNP‑Japan
オープンサイト
他サイトからのリンク
他サイトへのリンク
ICNP 妥当性
検討支援システム
フィードバック
紙媒体(学会誌、商業誌などの書誌)の提供情報と連動。
サイト利用者・フィードバック協力者
紙媒体
学会誌、商業誌などの書誌
2001 年 12 月 8 日
作成
資料4
ICNP妥当性評価支援システム
1/2 ページ
[トップページ]
検索結果:13件
フィードバック用画面表示
検索語:
(種類を選択してください)
安全
分類用語検索
全文検索
キャンセル
表示
FB情報一覧表示
管理者用パスワード
上位語
下位語
関連語
(現象A軸・看護実践の焦点)看護現象>看護実践の焦点>人間>個人>人>
行為>自分に依拠する行為>セルフ・ケア>保健探索行動>アドヒアランス行
動>注意を払うこと>安全に関する注意
1A.1.1.2.2.1.1.9.1.1.1:安全に関する注意(アンゼンニカンスルチュ
ウイ):Safety Precaution
安全に関する注意とは、注意を払うことの一つで、次のような固有
の特徴をもつ:事故および損傷や傷害の原因になるとして知られ
ている危険性を避けるための活動や、環境を安全に保つための活
動を行うこと。手袋やヘルメットなど防護用具の使用を伴う。
上位語
関連語
(現象A軸・看護実践の焦点)看護現象>看護実践の焦点>環境 >人為的環
境 >政治形態>法律と規則>労働法規>職業安全法規
1A.2.2.5.1.1.1:職業安全法規(ショクギョウアンゼンホウキ):
Occupational Safety Law
職業安全法規は、労働法規の一つで、次のような固有の特徴をも
つもの:法律によって許可された職場の安全のために存在する基
準。
上位語
(現象B軸・判断)看護現象>判断>安全
下位語
関連語
1B.47:安全(アンゼン):Security
安全とは、看護現象の一つで、次のような固有の特徴をもつ:安心
感をもたらす何か、不安や危険がないこと。
上位語
(現象B軸・判断)看護現象>判断>安全>安全な
下位語
関連語
1B.47.1:安全な(アンゼンナ):Secured
「安全な」とは、安全に関して判断された看護現象の一つで、次の
ような固有の特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不安
や危険がないことが確認されること
上位語
(現象B軸・判断)看護現象>判断>安全>安全な>安全な、少し
関連語
1B.47.1.1:安全な、少し(アンゼンナ、スコシ):Secured, to a
lesser degree
「安全な、少し」とは、「安全な」と判断された看護現象の一つで、次
のような固有の特徴をもつ:ある看護現象が安心感をもたらし、不
安や危険がないことが確認され、関連する臨床的特性の現れは軽
度とみなされること。
http://www.icnpj.net/assessment/cgi-bin/search.cgi
2002/03/08
図 3
Who \ When
フィードバック収集計画(プラン)
-∞〜0thWeek
協力病院・病棟
協力スタッフ
1stWeek
2ndWeek
3rdWeek
4thWeek 5thWeek 6thWeek
オリエンテーションの実施検証開始(4W)
7thWeek
終了
・作業オリエンテーション
・マニュアルの配布
・フィードバックデータの集積
研究班分担メンバー・協力病院の決定
病棟の選定と依頼
協力スタッフの決定
・協力スタッフからの問合せ対応(作業内容等)
データクリーニング・集約
・検証作業日程の設定
協力スタッフ向けマ
システム運用委託先ニュアルの作成
システムの調整
研究班
パスワードの設定
システム監
視、エラー等
発生時の対応
終了
検討と評価
ICNP翻訳への反映の検討
厚生科学研究費補助金(21 世紀型医療開拓推進研究事業)
分担研究報告書
看護実践国際分類(ICNP®)に対する各国の取り組みに関する研究
分担研究者
研究要旨
輪湖
史子
日本看護協会国際部部長
本研究では、看護関係の文献等における報告に基づき、世界各国における看護
実践国際分類(ICNP®)に対する取り組みについて調査した。
A .ICNP ® ア ル フ ァ バ ー ジ ョ ン
からベータバージョンまで
「看護実践を定義して記述する言
ている。それらを大きく次のような
テーマに分けられる。つまり、
(1)
翻訳の妥当性検討
(2)
分類階層における用語の位置
語がないために、看護が科学として
に関する検討、および用語の定
も専門職としても確立されない」と
義に関する検討
の深い懸念に基づき、国際レベルで
(3)
新たな用語の提案
通用する用語を分類体系として提示
(4)
実際に臨床の場で使用されて
しようとのアイデアが採択されたの
いる用語との比較対照
が 、 1989 年 の こ と で あ る 。 そ の 後 、
(5)
国 際 看 護 師 協 会 ( ICN) の リ ー ダ ー
などである。
他の分類体系との比較対照
シップに基づく関係者の精力的な取
り 組 み ( 表 1 ) に よ り 、 1996 年 に
ICNP ® ア ル フ ァ バ ー ジ ョ ン が 発 刊
されるに至った。
(1)
翻訳の妥当性検討
da N’obrega NN た ち 2 ) は 、 ブ ラ
ジ ル に お い て 、 ICNP ® ア ル フ ァ バ ー
ジョンのポルトガル語訳に対して、
し か し 、ICNP ® ア ル フ ァ バ ー ジ ョ
バックトランスレーション技法を用
ンは発展途上のプロダクトであり、
いて翻訳の妥当性を検討した。その
さらなる付加・修正のための意見や
結果、それぞれの用語とその定義に
提言が世界の看護職に求められた。
関 し て は 、原 文 と 翻 訳 の 間 に 98% の
また、各国および国際レベルでのカ
一致が認められた。また、不一致で
ンファレンス等も活発に開催され、
あった2%分はコーピングに関連す
そ れ ら の 成 果 を 盛 り 込 ん で 、 ICNP ®
るいくつかの用語であることを示し
ベ ー タ バ ー ジ ョ ン が 2000 年 に 発 行
ている。
された。
ここでは、その間に、主として看
(2) 分 類 階 層 に お け る 用 語 の 位 置 に
護関係の文献等における報告に基づ
関する検討、および用語の定義に関
き 、 世 界 各 国 に お け る ICNP ® の 検
する検討
討・評価、活用への取り組みを概観
する。
Coler MS た ち 3 ) は 、 地 域 の デ イ
ケ ア ・セ ン タ ー で 学 童 を 対 象 に 観 察
法と面接法で調査を行い、看護現象
B . 文 献 に み る ICNP ® の 検 討 ・
活用に関する状況
「暴力」の要因を検討した。その結
果 、 ICNP ® ア ル フ ァ バ ー ジ ョ ン に お
いて「暴力」は「個人」に関する現
世界のさまざまな国々の看護師が、
象とされているが、むしろ「集団」
ICNP ® に 基 づ き 、 そ の 活 用 を 促 進 す
に 関 す る 現 象 と し て「 コ ミ ュ ニ テ ィ 」
るための研究を行い、成果を報告し
の下位に位置付けるべきことを提案
表1
ICNP® アルファバージョン開発経過1)
1989 年
国際看護師協会会員国代表者会議(ICN CNR)で ICNP® 開発の決議
1991年
文献調査、ICN 会員協会調査
各国で開発中あるいは活用されている分類システ
ムの調査
1992年
諮問委員会による見当:ICNP® の実施と適用の可能性について検討:6 カ国(イ
スラエル、ネパール、チリ、ケニア、ジャマイカ、日本)
1993年
用語リスト第1版(看護診断、看護介入、看護アウトカム)
ICN4年毎大会(マドリッド)で一般の関心を呼ぶ
1994年
「コミュニティ基盤のプライマリー・ヘルスケア看護を支援する情報ツール開発
諮問委員会」開催(メキシコで)。W.K.ケロッグ財団の後援。アフリカ、南米、
北米の9カ国のナースが参加。プライマリー・ヘルスケア領域における ICNP® の
有用性を検討
1995年
アジア太平洋諸国9カ国による上記に準ずる会議(台湾)
欧州連合の後援+デンマーク保健看護研究所
ICNP® 推進とアルファバージョ
ンのテスト
1996年
W.K.ケロッグ財団による支援:アフリカおよび南米数カ国における国レベルの
ICNP® 開発
アルファバージョン発刊
している。
域看護の場で実地調査を行い、定義
さ ら に Coler MS
4)
は、世界各国
の妥当性を確認した。彼らは、コン
から集まった精神保健を専門とする
プライアンスの定義として、1.処
看護師グループが看護現象「暴力」
方された薬剤に関する知識、2.処
について検討した経過を報告してい
方 通 り の 服 用 、3 .定 期 的 受 診 、4 .
る 。彼 ら は 、
「 暴 力 」と い う 概 念 の 内
治療終了時の服薬中止、5.家族か
容分析を行い、さらに、臨床データ
らの支援、という 5 項目を採用し、
と評価データの分析も行った結果、
高血圧、肺結核、喘息、てんかん、
「 暴 力 」は「 個
① 現 行 の ICNP ® で は 、
糖 尿 病 、 統 合 失 調 症 な ど の 患 者 78
人」に関わる現象として分類されて
名を対象に、これらの項目がどの程
い る が 、実 際 に は 、
「 集 団 」に お い て
度当てはまるかを検討したものであ
も見られる現象であること、②「暴
る。
力」は文化を超えて見られる現象だ
が、一方、国によって「暴力」に含
(4)
ま れ る 範 囲 が 異 な る こ と 、 ③ ICNP ®
の対照
においては、
「 暴 力 」と そ の 類 似 概 念
実際に使用されている用語と
Ruland CM 7 ) は 、 看 護 記 録 に 基
で あ る「 虐 待 」
「 攻 撃 」な ど の 定 義 が
づ い て 、 ICNP ® の 用 語 が 、 看 護 実 践
必ずしも明確に区別されていないこ
の場で実際に用いられている用語と
と、等の点を指摘している。
どの程度、重なっているかを検討し
た。
「 循 環 」お よ び「 排 泄 」関 連 す る
(3)
新たな用語の提案
Geyer N た ち
5)
は 、南 ア フ リ カ 国
記述を看護記録から抜粋し、そこで
用 い ら れ て い る 用 語 を ICNP ® の 用
内 の 2 地 域 に お い て 、ICNP ® に 掲 載
語と比較対照した結果、看護現象に
されている看護現象(用語と定義)
関する記述については、
「 循 環 」領 域
が実際に見られるかどうかを検討し
の 47% 、
「 排 泄 」領 域 の 69% の 用 語
た。また、それぞれの地域で優先度
が ICNP ® に 含 ま れ て い た 。ま た 、看
の高い看護現象の定義について、そ
護活動に関する記述については、
「循
の 妥 当 性 を 5 段 階 で 評 価 し た 。そ の
環 」領 域 の 27% 、
「 排 泄 」領 域 の 35%
う え で 、新 た な 看 護 現 象 用 語 と し て 、
の 用 語 が ICNP ® に 含 ま れ て い た 。ま
「子どものレイプ」
「地域社会の参画
たここでは、①患者の視点からの見
促 進 」「 イ ン フ ォ ー マ ル な 定 住 」「 セ
解・要望・行動を表現する用語の欠
ルフ・ヘルプ・グループ」の4つを
如 、 ② 症 状 ・兆 候 を 表 す 用 語 の 欠 如 、
提案している。
③用語のきめ細かさ、精確さ、概念
Feigna MM た ち
6)
は、
「治療への
的定義の必要性、④看護現象におけ
コンプライアンス」という看護現象
る時間を表す用語の必要性、⑤
を提案し、ボツワナ国内の3地区の
ICNP ® を 容 易 に 通 覧 ( ナ ビ ゲ ー ト )
プライマリー・ヘルスケアおよび地
できるシステムの必要性、などが指
た 。 そ の 結 果 、 ICNP ® お よ び
摘されている。
PCDS,HHCC の カ テ ゴ リ ー は 意 味
(5)
他の分類体系との比較対照
Hardiker NR た ち
8)
は、特定の
的な整合性をもっていることが示さ
れ た 。 ま た 、 PCDS、 HHCC の 看 護
言語処理プログラムを用いて、
行 為 の 項 は 、SNOMED RT の「 処 置 」
ICNP ® と い う 用 語 の 組 み 合 わ せ を
と意味的に重なる部分が大きいこと
基本とするターミノロジーから、北
が示された。
米 看 護 診 断 学 会 ( NANDA) タ キ ソ
Coenen A た ち
1 0 ) は 、看 護 の レ フ
ノミーという記述式分類を導き出せ
ァレンス・ターミノロジー(準拠タ
る か ど う か を 検 討 し て い る 。GRAIL
ー ミ ノ ロ ジ ー )の 構 築 に つ い て 述 べ 、
というターミノロジー生成プログラ
ICNP ® の 開 発 と 洗 練 に 際 し て は 、 既
ム に ICNP ® の 用 語 を 投 入 し 、そ こ か
存のインターフェース上で稼動が可
らのアウトプット(生成された階層
能であること、ヘルスケアのさまざ
構 造 )を NANDA タ キ ソ ノ ミ ー と 比
まな領域におけるターミノロジーと
較 し た 。 そ の 結 果 、 ① ICNP ® は
の互換性を確保するためにそれらの
NANDA タ キ ソ ノ ミ ー の 用 語 の
開発との協調が必要であること、ま
77% を カ バ ー し て い る 、② ICNP ® 看
た、保健医療情報システムに看護の
護 現 象 の 8 軸 の う ち 、 NANDA に 対
概念(を表すための用語)が組み込
応 し て い た の は 5 軸 の み (「 身 体 部
まれることが重要であると指摘して
位 」「 位 相 」「 頻 度 」 は 対 応 が な か っ
いる。
た)である、③階層性の点では、生
成 物 と NANDA に と も に 階 層 性 が 認
C.情報システムへの登用など
められたのが6例、生成物のみに階
先 に 述 べ た よ う に 、 ICNP ® は 、 電
層 性 が 認 め ら れ た の が 19 例 、
NANDA の み に 階 層 性 が 認 め ら れ ら
子保健医療情報システムにおいて看
た の が 23 例 、 ④ 生 成 物 と NANDA
護のデータを提供するためのツール
で と も に 頂 点 語 と な っ た も の は 60
という役割も負っている。そして、
語 で あ っ た 。 そ し て 、 ICNP ® の 用 語
この点でも、各国において様々な取
に 基 づ き 、 NANDA 表 記 へ の 的 確 な
り組みが展開されてきている。
変換を図るには、システムの一層の
ヨーロッパにおいては、欧州連合
洗練が必要であると指摘している。
( EU)の 支 援 の も と に 、シ ス テ ム 相
は 、 ICNP ® 看 護
互の互換性を重視した保健医療情報
Bakken S た ち
9)
行 為 分 類 と Patient Care Data Set
システム開発への取り組みとして、
( PCDS) お よ び Home Health
TeleNurse プ ロ ジ ェ ク ト が 実 施 さ れ
Care Classification
た
( HHCC) の
11 ) 。そ の 一 環 と し て 、ル ー マ ニ ア
用 語 の 関 連 性 お よ び 、 SNOMED RT
で は SysTerN が 開 発 さ れ た 。こ こ で
の「処置」項目との一致度を検討し
は 、 ICNP ® の ル ー マ ニ ア 語 翻 訳 版 の
妥当性が検討され、さらに、保健医
中 心 と な り 、 ICNP ® の 導 入 に 関 し て 、
療 情 報 シ ス テ ム の 中 に ICNP ® 看 護
看護専門領域別の団体および看護の
現象分類と看護行為分類を組み込む
規制に関わる団体、個々の看護師、
ことが試みられた。これには、ルー
情報科学に興味をもつ看護師グルー
マ ニ ア 保 健 省 保 健 情 報 ・医 療 記 録 セ
プ と の 合 意 を 図 り ,フ ィ ー ド バ ッ ク
ンターが関与した
1 2 , 1 3 ) 。ス ロ ベ ニ ア
を獲ようとしている
17)。
においても、保健医療のインフォー
米国では、アメリカ看護師協会
メ ー シ ョ ン ・シ ス テ ム 開 発 に 際 し て 、
( ANA)の 看 護 実 践 情 報 イ ン フ ラ 委
EU の シ ス テ ム と の 間 で 概 念 と 用 語
員 会 が 、 ICNP ® の ノ ー メ ン ク ラ チ ャ
のハーモナイゼーションを図るため
ーとしての適切性を承認する手続き
に 、 ICNP ® の 活 用 を 目 指 し た
を終えたところである
1 4 )。
ま た 、南 ア フ リ カ で は 、2005 年 目
18)。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、
標「よりよい生活をめざして健康を
国 際 赤 十 字 委 員 会 が ICNP ® を 当 地
守ろう」に即して、各地方の衛生部
の言語に翻訳し、それに基づき、そ
の 地 域 保 健 情 報 シ ス テ ム( PHIS)に
の活用可能性について検討するため
ICNP ® に 基 づ く シ ス テ ム を 登 用 す
のカンファレンスが開催された
る予定である。これには、各地域の
19)。
現在、進行している各国の取り組
6病院が参加し、そこで入力された
み は 、 ICNP ® Development and
ケアプラン上の患者情報をヨハネス
Evaluation Projects と し て 、 I
ブルク病院の中央情報室に集積し、
ICNP ® CNP®ホ ー ム ペ ー ジ 上 で 参 照
ICD-10 と の ク ロ ス マ ッ プ を 図 る 計
することができる
画とされている
20)。
15)。
タ イ で は 、タ イ 看 護 師 協 会 が 2001
D . ICN の 動 き
年 10 月 に ICNP ® タ イ 語 訳 を 完 成 さ
せ、その後、保健省看護課との共催
(1) ICNP ® 評 価 委 員 会 の 設 立
で ICNP ® ア ッ プ デ ー ト・カ ン フ ァ レ
ICN は 、ICNP ® ベ ー タ バ ー ジ ョ ン
ンスを開催した。同国では、保健政
の発刊後、その評価過程を支援し、
策の場において予算の配分・管理の
さらなる開発継続と定期的見直しを
際に標準化データが必要とされてお
促 進 し 、 ICNP ® の 改 訂 全 般 に 関 す る
り、保健省と看護師協会が協働して
相談と助言を果たす機関として、
ICNP ® の 保 健 電 子 情 報 シ ス テ ム へ
ICNP ® 評 価 委 員 会 を 設 立 し た
の導入を進めている。また、質保証
委 員 会 は 、2000 年 に ジ ュ ネ ー ブ で 初
プログラムの一環として臨床ガイド
回会合を開き、チリ、米国、スウェ
ラインの活用が推進されているが、
ー デ ン 、ボ ツ ワ ナ 、オ ラ ン ダ 、タ イ か
ケ ア 基 準 の 記 述 に ICNP ® の 用 語 が
ら 選 ば れ た 委 員 に ICN 担 当 者 が 加
採用されようとしている
16)。
カナダでは、カナダ看護師協会が
2 1 ) 。同
わ り 、 ICNP ® ベ ー タ バ ー ジ ョ ン の 定
義 と 目 的 を 見 直 し 、細 部 を 修 正 し た 。
さ ら に 、 ICNP ® レ ビ ュ ー ・ 修 正 プ ロ
セスを定め
2 2 ) 、 こ れ は 、 2002
E.終わりに
年を
迎 え た 先 ご ろ 、 ICNP ® Review
以 上 、 ICNP ® の 開 発 と 活 用 に 関
Process: How You Can Participate
す る 各 国 の 動 き を 概 観 し た 。 2005
として公開されるに到っている。
年の第 1 版出版を目指して、今後 3
同 時 に 、ICN で は 、全 世 界 の 看 護
年余はさらなる改編と洗練が加えら
師 に 呼 び か け 、 ICNP ® の 見 直 し を 援
れ る こ と に な る が 、日 本 に お い て も 、
助 す る エ キ ス パ ー ト ・グ ル ー プ を 組
本研究が示す成果に基づき、日本語
織 し た 。 20 カ 国 、 50 人 以 上 の 看 護
版 ICNP ® ベ ー タ バ ー ジ ョ ン を 看 護
師が呼びかけに応じ、彼らは、
実践の場で実際の活用に供すること
ICNP ® 看 護 実 践 エ キ ス パ ー ト と
により、新たな課題を発掘し、改善
ICNP®情 報 学 エ キ ス パ ー ト の 2 グ
に向けて具体的な提言と作業を遂行
ル ー プ に 分 か れ て 、 ICNP ® ベ ー タ バ
することが望まれよう。
ー ジ ョ ン に 寄 せ ら れ た 50 項 目 以 上
の提言を検討した。その成果に基づ
引用文献
き 、 2001 年 末 に ICNP ® ベ ー タ 第 2
1) イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル ナ ー シ ン グ
版 が 発 刊 さ れ て い る 。 今 後 、 2005
レ ビ ュ ー 20(3): 17, 1997.(The
年 を 目 標 に 、 ICNP ® 第 1 版 の 編 集 ・
International Classification for
発刊が進められる予定である
23)。
Nursing Practice: A Unifying
Framework. The Alpha Version.
(2)
他機関との連携
2000 年 3 月 、国 際 標 準 化 機 構( ISO)
(ed.)ICN, Geneva, 1996.
2) da N’obrega NN, de Gutierrez
の保健医療関連用語を検討するグル
MG. Semantic equivalence of
ー プ で あ る TC215 ワ ー キ ン グ グ ル
the Nursing Phenomena
ー プ は 、 ISO が 開 発 す る 保 健 医 療 関
Classification of ICNP®: Alpha
連用語の範疇に看護に関する用語を
Version in Brazilian Portuguese.
取 り 入 れ る こ と を 決 議 し た 。ICN は 、
INR 47(1):19-27, 2000.
国際医療情報学会看護特別関心グル
3) Coler MS, Ara’ujo Ldo C,
ー プ ( IMIA-NI) と 連 携 し な が ら 、
Co-elho AA, de Figueiredo TM,
この動きを推進してきた。今後は、
Freire MR, Moreira ME. Social
そこに採用される用語体系として
Violence: a case for
ICNP ® が 採 用 さ れ る よ う に 働 き か
classification as a
けてゆくことになるが、その流れの
sub-phenomenon of community
中で、各国レベルで看護師協会およ
in the ICNP ® . INR
び看護専門職が自国の標準化組織と
47(1):8-18,2000.
連携を強化することが望まれる
24,25)。
4) Coler MS. Building an
intercultural nursing
terminology bank for the
international perspectives. J
phenomenon, Violence, of the
Am Med Inform Assoc 8(3):
International Classification of
202-11, 2001.
Nursing Practice: a
11) ICNP ® in Europe:
methodological perspective.
TELENURSE. (ed.) Mortensen
INR 48(2); 93-101,2001.
RA. IOS Press, Amsterdam,
5) Geyer N, Uys E. South Africa –
1997.
ICNP ® Country Project. ICNP ®
12) Alecu
Bulletin 1, 2001
6) Feigna MM, Maapatsane K,
S, Moisil I, Jitaru E.
SysTerN. A nursing
terminology system based on
Nkaelang F, et al. Compliance
ICNP®. Stud Health Technol
with treatment, A validity
Inform 68:921-5,1999.
study.
ICNP ®
Bulletin
2(Nov.):2-6,2000.
7) Ruland CM. Evaluating the
13) Alecu CS, Jitaru E, Moisil I.
Integrated Internet based
tools for learning and
Beta version of the
evaluating the International
International Classification for
Classification of Nursing
Nursing Practice for domain
Practice. Stud Health Technol
completeness, applicability of
Inform 77: 583-7, 2000.
its axial structure and utility in
14) Leskovar R, Sustersic O,
clinical practice: a Norwegian
Rajkovic V. et al. The
project. INR 48(1): 9-16, 2001.
development and testing of
8) NR, Rector AL. Structural
information system for
validation of nursing
community nursing. Stud
terminologies. J Am Med
Health Technol Inform
Inform Assoc 8(3): 212-21,
68:930-4, 1999.
2001.
9) Bakken S, Parker J, Konicek D,
Campbell KE. An evaluation of
ICNP ® intervention axes as
15) Geyer N, Uys E. South Africa –
ICNP ® Country Project. ICNP ®
Bulletin 1(July):2-5, 2001.
16) Update on the ICNP ® from
terminology model comoponent.
Thailand. ICNP ® Bulletin
Proc AMIA Symp. 42-46, 2000.
2(Dec):3-4, 2001.
10) Coenen A, Marin HF, Prak HA,
17) Canada- Collecting Data to
Bakken S. Collaborative
Reflect Nursing Impact.
efforts for representing
ICNP ® Bulletin 2(Nov):5, 2000.
nursing concepts in
computer-based systems:
18) ICNP is Recognised by the
American Nurses Association
(ANA). ICNP ® Bulletin
2(Nov):5, 2000.
19) Bosnia-Herzegovina ICNP ®
Workshop. ICNP ® Bulletin
2(Dec):4-5, 2001.
20) http://www.icn.ch/database1.h
tm
21) ICNP ® Evaluation Committee.
ICNP ® Bulletin 2(Nov):1,
2000.
22) ICNP ® Evaluation Committee
Meeting December 2000.
ICNP ® Bulletin 1(July):1-2,
2001.
23) ICNP ® Review Process. ICNP ®
Bulletin 2(Dec):1-3, 2001.
24) ICN Collaboration with
IMIA-NI. ICNP ® Bulletin
2(Dec):5, 2001.
25) Saba VK. Nursing informatics:
yesterday, today and
tomorrow. INR 48(3): 177-187,
2001.