P4S8Xアップデート(日本語)

5.1
OS
のインストール
OSのインストール
本マザーボードは Windows 98/ME/NT/2000/XP および OS/2 に対応し
ています。ハードウェアの最新機能を利用するには、各OSは最新バージョ
ンのものを用いてください。
5.1.1 最初に
Windows を起動した時に
最初にWindows
マザーボードをセットアップしたあと最初にWindowsを起動した時に、
新しいハード
Windowsはプラグアンドプレイデバイスを検出します。「新しいハード
ウェアの追加
ウェアの追加」ウィザードに従って必要なドライバをインストールします。
いいえ
「再起動しますか?」に対して「いいえ
いいえ」を選択して、次章からの手順に従
いセットアップを行います。
注意
注意!! マザーボードの設定やオプション、拡張カードには様々な種類が
あります。次章からの説明は一般的な例で、お使いのシステムと異なる
場合があります。
5.2
サポート
CD
について
サポートCD
CDについて
添付のサポートCDには、本マザーボードに必要なドライバ、ソフトウェア
およびユーティリティが含まれています。OSのインストール後に、必ずイ
ンストールしてください。
注意
注意!! サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
最新情報についてはASUSのWEBサイトをご覧ください。
5.2.1 サポート
CD
の起動方法
サポートCD
CDの起動方法
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。イン
ストールメニューが自動起動します。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
79
5.3
P4S8X
マザーボード サポート
CD
P4S8Xマザーボード
サポートCD
注: サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。インス
トールメニューが自動起動します。メニューが起動しない場合は、 D :
¥ASSETUP.EXE (CD-ROMドライブがD:の場合)を実行します。
5.3.1 インストール手順
各ドライバおよびプログラム名をクリックするとインストールがはじまりま
す。各画面の説明に従ってインストールしてください。インストールは自動
で行われます。
5.3.2 インストールメニュー
ドライバ
ドライバ::
・ SiS(R) Mini IDE Driver: IDEサ
ポートドライバをインストール
します。
・ Promise(R) FastTrak376
Driver: Promise ATA/RAID
IDEコントローラドライバをイン
ストールします。
・ SiS(R) AGP Driver: SiSチップ
セット用AGPドライバをインストールします。
・ C-Media(R) Audio Driver and Application: C-Mediaオーディオド
ライバおよびソフトウェアをインストールします。
・ SiS(R) PCI LAN Driver: PCI LAN ドライバをインストールします。
・ USB 2.0 Driver: 最新の USB 2.0 ドライバをインストールします。
USB 2.0 ドライバは、Windows2000およびXPでのみサポートされて
います。
80
第 5 章: サポートソフトウェア
ユーティリティ
ユーティリティ::
・ Winbond Voice Editor: POST
音声メッセージを編集するアプ
リケーションです。
・ Winbond Smart Manager
Application: Smart Card 管理
用アプリケーションです。
・ ASUS PC Probe Vx.xx
Vx.xx:: コン
ピュータのファン回転数・温度・
電圧を監視する「Smart」ユー
ティリティです。
・ Install ASUS Update Vx.xx: インターネット上から最新バージョン
のBIOSをダウロードするサポートユーティリティです。
・ Microsoft(R) DirectX Driver: サウンドとビデオ用のドライバです。
・ PC-Cillin 2002: PC-cillinアンチウィルスソフトウェアをインストー
ルします。詳しくは、オンラインヘルプを参照してください。
・ ADOBE Acrobat Reader: PDF形式のマニュアルを見るのに必要な
Adobe Acrobat Reader をインストールします。最新および他言語
のマニュアルが、PDF形式でASUSのサイトにあります。
・ ASUS Screen Saver: ASUS特製スクリーンセーバーです。
・ E-Color 3Deep: CRT および LCD 用のカラー調整アプリケーション
です。
サポートCDの各項目はお使いの環境に適合したものが自動で表示され
ます。Winbond Smart Manager は Advanced BIOS の I/O Device
Configuration サブメニューの UART2 項目が Smart Card Read.
に設定されている場合にのみ表示されます。
サポート情報
サポート情報::
・ 技術サポートに関する 住所・電話
番号・WEBサイトの情報です。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
81
5.4 RAID 0 or 1 の使用方法
P4S8X には、Promise(R) PDC20376チップが搭載されており、ハイパ
フォーマンスな RAID(Redundant Array of Independent Disks)シス
テムを構築できます。UltraDMA-133/100/66/33、FastATA-2 または
Serial ATA ハードディスク(以下 HDD)が使用可能です。2台のHDDを
接続するだけで「FastTrack376TM Lite firmware BIOS」が自動でRAID
0 または 1を構成します。さらに、サポートCDを使用すれば、お使いの
ハードウェア・OSにあった独自の設定も可能です。RAIDをセットアップす
る前に、本章よく読み内容を理解してから作業を行ってください。
RAID 0 は「ストライピング」と呼ばれ、2台のHDDを1台のHDDのよ
うに取り扱いデータの読み書きを行います。これにより、H D D 1台の時
に比べ、データのアクセス速度が約2倍に向上します。RAID 0 は、主に
HDDのスピード向上のために用いられます。FAT32 および NTFSを用い
ると、RAIDシステム全体を1つの巨大なHDDパーティションとして扱う
ことができます。
RAID 1 は「ミラーリング」と呼ばれ、2台のHDDに対し同じデータを同
時に書き込みます。全く同じデータが書き込まれたHDDが2台存在するこ
とになります。これにより、1台のHDDが故障した場合でも、データを簡
単に復旧することができます。RAID 1 は、主にHDDの信頼性向上のため
に用いられます。
重要
重要!! RAIDシステムを構築する前に、各HDDのベリファイを行ってく
ださい。RAID 0を構築するとHDD上のデータはすべて消去されます。
既存のHDDを使用する場合には、バックアップをとってください。
RAID 0の場合は、新しいHDDが2台以上必要です。RAID 1の場合は、
既存のHDDと新しいHDDを1台ずつ使用できます。この場合、既存の
HDDのデータはそのまま残ります。また、RAID 1では2台以上の新し
いHDDを使用することもできます。同機種・同容量のHDDを用いた場合
に最高のパフォーマンスを得ることができます。
82
第 5 章: サポートソフトウェア
5.4.1 ハードディスクの接続
RAID 0 システムを構築するには、2台の新しいHDDを用意しOSを新規
にインストールする必要があります。RAID 1 の場合は、既存のHDD1台
に加え新しいHDD1台を用意するか、2台の新しいHDDを用意してくださ
い。Promise PDC20376チップセットにより、2つの Serial ATAポート
(PRI_SATA、SEC_SATA)と 1つの Parallel IDE ATA133ポート
(PRI_ATA133 IDE)を RAID 0 または 1 として使用できます。
1. RAIDアレイ用の HDDを接続します。RAID 0 または 1アレイを構築
するには、以下の3つの接続方法があります:
a) PRI_ATA133ポートに 1台の Parallel HDDを、Serial ATAポー
トのどちらかに 1台のSerial ATA IDE HDDを、それぞれ別の
Parallel ATAケーブルと Serial ATAケーブルで接続する。
b) 2つのSerial ATAポートのそれぞれに別のSerial ATA IDE HDD
を1台ずつ、それぞれ別の Serial ATAケーブルで接続する。
c) PRI_ATA133ポートに 1台の Serial ATA HDD を、Serial ATA
ポートのどちらかに 1台のSerial ATA IDE HDDを、それぞれ別
の Parallel ATAケーブルと Serial ATAケーブルで接続する。
2. 各HDDに電源コネクタを接続します。
3. PCを起動し、BIOSセットアップのAdvanced: PCI Configuration の
「Onboard ATA Device」項目が [Enabled] になっていることを確
認し、次に「Onboard ATA Device」項目を [Yes] に設定します。
Boot メニューの「Other Boot Device field」を [SCSI/Onboard
ATA Boot Device] に設定します。
4. 設定を保存して終了し、PCを再起動します。
重要
重要!! Promise PDC20376 コントローラは、PRI_ATA133 Parallel IDE
チャンネルに1台のマスターHDDのみサポートします。PRI_ATA133 に
は、スレーブに設定したHDDを接続しないでください。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
83
5.4.2 FastTrak376TM BIOS および FastBuild Utility
1. コンピュータを再起動します。2台のHDDが正しく接続されていれば、
以下のMBFastTrak376(R) Lite BIOS画面が表示されます。
2.
84
<Ctrl-F>を押すと FastBuildTM Utility Main Menu画面が表示されます。
第 5 章: サポートソフトウェア
5.4.3 RAID 0 アレイの構築
1. FastBuildTM Utility のMain Menu から「Auto Setup[1] 」を選択し
ます。以下の画面になります。Auto Setup Options Menu は、RAID
0 および RAID 1 の設定を行います。IDEコントローラに接続されて
いるHDDでRAIDシステムを構築できるものが表示されます。
2. 「Optimize Array for」-「Performance」を選択し、スペースキー
を押します。Mode項目に「Stripe」と表示されます。
3. 「Typical Application Menu」を選択します。これはパフォーマンス
を得るためのデータブロックの取り扱い方法に関する設定で「A / V
Editing」「DESKTOP」「Server」の3つの選択肢があります。「A/
V Editing」は、オーディオ・ビデオ用の設定で、大きなサイズのファイ
ルのデータ転送に向きます。「Server」は小さなサイズのファイルの
データ転送用で、「Desktop」はその中間の場合です。
4. <Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。
5. Press Any Key to Reboot と表示されたら何かキーを押してシステム
を再起動します。再起動後 FastTrack100TM Speed BIOS は新しい
RAIDシステムの状態を表示します。
6. 次にFDISK、フォーマットを行い新しいOSをインストールします。
(OSによって起動用フロッピーまたは起動可能なCDを用います。) OS
は通常の方法でインストールします。以上の設定とOSのインストール
が完了すれば、RAID 0 システムをいつでも1つのハードディスクのよ
うに扱えます。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
85
5.4.4 RAID 1 アレイの構築
1. FastBuildTM Utility のMain Menu から「Auto Setup[1] 」を選択し
ます。
2. 「Optimize Array for」-「Security」を選択し、スペースキーを押
します。Mode項目に「Mirror」と表示されます。
3. <Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。既存のHDDを用いる場合は、
<Y> を押し「Create and Duplicate」を選択します(4項へすすんで
ください)。2台の新しいHDDを用いる場合は、<N>を押し「Create
Only 」を選択します(6項へすすんでください)。
RAID
4. Create and Duplicate, の場合は、以下の画面が表示されます。
86
第 5 章: サポートソフトウェア
5. Please Select A Source Disk. プロンプトが表示されます。既存の
HDDを「source」に、新しく追加したHDDを「target」に選んでくだ
さい。<Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。<Y>を押すとデータのコ
ピーが始まります(<N>で中止します)。
6. Create Only; の場合は、次のメッセージが表示されます: Array has
been created... <Press Any Key to REBOOT>
7. 再起動するとRAID 1システムが有効になります。
RAID
8. Create and Duplicate, の場合は、既存のOSが新しいHDDにコピー
されシステムが起動します。Create Only; の場合は、新規にOSをイ
ンストールする必要があります。FDISK、フォーマットを行い新しい
OSをインストールします。(OSによって起動用フロッピーまたは起動
可能なCDを用います。) OSは通常の方法でインストールします。
RAID 1
システムのトラブルシューティング: 2台のHDDを Promise
1システムのトラブルシューティング:
Serial ポート(PRI_SATA、SEC_SATA)、 Parallel IDE ポート
(PRI_ATA133 IDE)にそれぞれ別のケーブルで接続した時が最もパ
フォーマンスがよくなります。「 T a r g e t 」に用いるH D D は、
「Source」HDDより 容量 が大きいか等しいものを用いてください。
(容量が足りな い場合は警告がでます。) Functional 画面で、RAIDシ
ステムのHDDの状態を見ることができます。 Critical という警告が表
示された場合は、1台以上のHDDに異常があるか、HDDが接続されて
いません。この場合は、HDDを交換してください。Offline という警告
が表示された場合は、RAIDシステムに異常があるか、RAIDシステムが
検出されません。この場合は、データのバックアップをとって、再度
RAIDを構築してください。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
87
5.4.5 FastBuild Utility
の他のコマンド
Utilityの他のコマンド
Main Menu の(3)∼(6)項は、RAIDシステムを構築する場合には必要あり
ませんが、RAIDシステムを削除したり、再構成したりする場合に用いま
す。
View Array (3): HDDの構成を表示します。
Delete Array (4): RAIDシステムを削除します。HDD内のデータは削除
されません。間違ってRAIDシステムを削除した場合は、直ちに Rebuild
Array (5) を行ってください。
Rebuild Array (5): RAID 1システムで異常が発見された場合のリカバー
を行います。以下の手順に従ってください。
1. 起動時にエラーメッセージが表示されます。
2. <Ctrl-F> を押します。
3. <3> を押し「View Array」を選択します。
4. コンピュータの電源を切り、異常のあるHDDを交換します。
5. 再起動し、 <Ctrl-F> を押します。
6. <5> を押し「Rebuild Array」を選択します。<Enter> を押します。
7. 交換したHDDを選択し、<Enter>を押します。
88
第 5 章: サポートソフトウェア
8. 新しいHDDにデータがコピーされます。
9. 再起動後、再構成したRAIDシステムが有効になります。
Controller Configuration (6)
(6): RAIDコントローラの設定をデフォルト
に戻します。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
89
5.5 IDE/RAIDドライバの手動インストール
サポートCDの「Promise」フォルダに、Windows, NetWare および
NT4.0用の IDE および RAID 0 / 1 ドライバがあります。Windows98お
よびWindows2000については以下の手順でインストールしてください。他
のOSの場合は、サポートCD内のドキュメントを参照してください。
5.5.1 Win9x-ME Promise(R) FastTrak376TM ドライバ
1. ドライブにサポートCDをセットして「スタート」ボタンをクリックし
ます。
2. 「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
3. 「システム」アイコンをダブルクリックします。
4. 「デバイスマネージャ」を選択します。
5. 「その他のデバイス」を選択します。
6. 「PCI Mass Storage Controller」を右クリックし「プロパティ」を
選択します。
7. 「一般」ページの「ドライバの再インストール」をクリックします。
8. 画面の指示に従ってつづけます。ドライバの場所は、
¥Promise¥Raid0or1¥Win9x-ME です。
5.5.2 Win2000 / XP Promise(R) FastTrak376TM ドライバ
1. 「マイコンピュータ」を右クリックし「プロパティ」を選択します。
2. 「ハードウェア」の「デバイスマネージャ」を選択します。
3. 「その他のデバイス」を選択します。
4. 「Mass Storage Controller」を右クリックします。
5. 「プロパティ」を選択します。
6. 「ドライバ」ページの「ドライバの再インストール」をクリックしま
す。
7. 「Upgrade Device Driver Wizard」の「NEXT」をクリックしま
す。
8. 「Select for a suitable driver for my device(recommended)」
を選択し「NEXT」をクリックします。
9. 「Specify a location」をクリックします。
10.「¥Promise¥Raid0or1¥Win2000」を指定して「OK」をクリック
します。
11.「NEXT」をクリックします。
12.「YES」をクリックします。
13.「Finish」をクリックします。
14. 再起動します。
90
第 5 章: サポートソフトウェア
5.5.3 Win NT Promise(R) FastTrak376TM ドライバ
1. 「スタート」ボタンをクリックします。
2. 「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
3. 「SCSI Adapters」アイコンをダブルクリックします。
4. 「ドライバ」ページを選択します。
5. 「追加」ボタンをクリックします。
6. 「List of Drivers」内の「Unlisted or Updated Driver」を選択しま
す。
7. パスを {CD-ROMドライブ}:¥Drivers¥Promise¥NT4 と指定します。
8. 「WinNT Promise FastTrak133 (tm) Lite Controller」を選択し
「OK」をクリックします。
9. システムを再起動します。
5.5.4 新規
Windows 2000 / XP への Promise(R)
新規Windows
FastTrak376TM ドライバのインストール
1. 別のPCにサポートCDをセットし「Browse Support CD」をクリッ
クします。
2. 「Driver」フォルダをクリックします。
3. 「Promise」フォルダをクリックします。
4. マザーボードで使用されている Promiseチップを選択します。
5. 例えば、Windows XPでRAID 0 を構築する場合を例にあげます。
P4S8Xの場合、Promise RAIDチップはPDC20376です。これに従っ
て正しい Promise Chip フォルダ:WinXP, FASTTRAK, README,
および TXTSETUP.OEM を選択します。この中の3つのファイルをフ
ロッピーディスクにコピーします。
6. RAID を組むマザーボードを用意します。
7. マザーボードに RAID_SWジャンパがある場合はこれを有効にします。
また、BIOSセットアップの該当項目を有効にします。
8. Windows 2000 または XP のインストールCDをセットします。
9. CD-ROMからコンピュータを起動します。
10.Windows 2000 または XP のインストールを開始します。
11. 「Press F6 if you want to install a third party SCSI or RAID
driver.」というメッセージが表示されます。
12. 「Press F6 if you want to install a third party SCSI or RAID
driver.」の表示中に F6キーを押します。
13. S を押し、RAIDコントローラをセットアップします。
14. 先に作成したフロッピーディスクをセットします。
15. WinXP Promise FastTrak376TM コントローラを選択します。
16. これでRAIDシステムが有効になりました。OSのインストールを続け
ます。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
91