社会 - 日立化成株式会社

38
社会
労働安全衛生の推進
2015 年度の取り組み
ルで安全衛生マネジメントシステム
(OSH-MS)
を導入・運用し、安全で快適な職
■ 労働災害度数率/労働災害強度率
度数率
0.34
強度率
場づくりに取り組んでいます。製造事業所におけるOHSAS18001認証取得につ
日立化成の特長
日立化成は
「安全と健康を守ることは全てに優先する」
を基本理念とし、グローバ
0.25
いては、国内ではすべて、海外では約40%で取得済みです。
2015年度は、従業員が自ら実践する安全行動を
「私の安全宣言」
として宣言し、
身近なリスクを全員が共有できる取り組みを開始しました。休業災害は国内連結
で2件、海外製造会社で23件発生しました。
引き続き安全衛生マネジメントシステムを運用し、安全な職場づくりに取り組み
ます。類似災害再発防止のために3カ国語で全拠点に情報配信する
「事故・災害報
告書管理システム」
や、海外の製造事業所への「安全マイスター」派遣などにより、
労働災害の発生を防止していきます。
0.09
0.10
0.009
0.011
0.003
0.001
0.005
2011
2012
2013
2014
2015
(年度)
※度数率は100万延実労働時間当たりの労働災害に
よる死傷者数で、休業災害発生の頻度を表します。
※強度率は1,000 延実労働時間当たりの労働損失日
数で、災害の重さの程度を表します。
※国内連結
安全マイスター
海 外 の 製 造 事 業 所における安 全レベ ル
を国内水準に引き上げるため、同分野の
製造に携わっている者を安全マイスター
として海外製造事業所に派遣し、安全指
導を行っています。
下、労働災害強度率0.0005以下、作業環境第Ⅲ管理区分職場ゼロをめざして
労働安全衛生への取り組みの詳細は
日立化成ウェブサイト▶日立化成につ
いて▶CSR情報▶社会性報告▶従業
員とともに▶労働安全衛生の推進より
ご覧いただけます。
Our Strategy│戦略
2018年度終了時点での目標として、重篤災害ゼロ、労働災害度数率0.05以
います。
At a Glance
2016 年度の計画
0.15
│
品質マネジメントの強化
日立化成は
「品質保証活動理念」
に基づき、品質マネジメントシステム
(QMS)
による各種プロセスの監視と改善活動を継続的に実施し、品質確保に努めていま
化学物質管理システム
化 学 物 質 の 安 全 性 情 報と取り扱 い 情 報
を一元的に管理するために当社が2011
年度に構築したシステムです。
査把握し、これを製品の品質向上対策に反映させています。2015年度は、細分
■ 化学物質管理システム構築済み
会社数
化するニーズや多様化する用途展開で明らかになった課題を、より正確に伝達で
きるよう、様式の見直しや事業分野ごとの課題区分の規定を追加し、標準化しまし
(翌年4月より利用開始)
(社)
38
た。また、生産に携わる従業員への製造物責任啓発教育を行い、約2,300人が受
講しました。さらに、化学物質管理に必要な専門知識と最新の法規制動向を習得
するための各種社内研修を、合計11回開催し、延べ約400人が参加しました。
2016 年度の計画
16
1
1
1
2011
2012
2013
2014
2015
(年度)
重大な品質事故を発生させないために、品質事故の振り返り活動を確実に実行
していきます。2011年度に構築した化学物質管理システムを利用し、日本、韓国、
台湾などの法令に対応していますが、このシステムが使用できる拠点を拡大して
いきます。
品質マネジメントの強化の詳細は日立
化成ウェブサイト▶日立化成について
▶CSR情報▶社会性報告▶お客さま・
お取引先とともに▶安全で使いやすい
製品の提供よりご覧いただけます。
Annual Report 2016
│
す。また、お客さまに納入した製品の評価や、今後の用途展開などへの意向を調
Our Initiatives│挑戦
2015 年度の取り組み
39
Our Initiatives ─挑戦─ ESGマネジメント
ダイバーシティの推進
2015 年度の取り組み
日立化成は、ダイバーシティ推進を、競争優位を築くための経営戦略の一つと
ダイバーシティマインドに
関するウェブアンケート
2015年3月に国内グループ社員約7,000
人を対象として実施しました。
トで、さまざまな施策に取り組んでいます。また、ダイバーシティマインドに関する
■ 女性管理職数/女性プレ管理職数/
女性管理職比率
女性管理職数 ( 人 )
女性管理職比率(%)
女性プレ管理職数 ( 人 )
1.1
9
6
2011
2.7
2.0
1.9
1.8
10
13
14
2012
2013
2014
※当社単独
18
21
15
11
位置付け、執行役全員がオーナーとして参画するダイバーシティ推進プロジェク
ウェブアンケートの結果をもとに、働き方改革や、女性向けキャリア開発研修の導
入などを進めています。
性別・国籍を問わない優秀な人財の採用・登用を進めており、女性管理職比率
も年々向上し、2015年度は2.7%(単独)
となりました。また、2015年度入社の
新入社員のうち、外国籍従業員の比率は約6%(単独)を占めました。障がいを持
つ従業員の職域拡大も実施しています。
22
2015
(年度)
2016 年度の計画
2016 年度も、働き方改革に重点を置き、多様なバックグラウンドを持つ人財
がその能力・発想・価値観を発揮し、イノベーションを起こし、ソリューションを生
ダイバーシティの推進の詳細は日立化
成ウェブサイト▶日立化成について▶
CSR情報▶社会性報告▶従業員とと
もによりご覧いただけます。
み出し続ける環境をつくっていきます。また、「2018 中期経営計画」の中で、45
歳未満の女性管理職比率などの数値目標を設定し、目標達成のためのさまざま
な施策に取り組んでいきます。
グローバルな人財育成・評価
グローバル・コーチングプログラム
対話を目的に2012年度から開始したプ
ログラム。コーチングスキルを学びなが
ら、社内コーチが、他部署を中心とした5
人のステークホルダーにコーチングを実
践。約8カ月継 続し、新たな気 付きや挑
戦意識拡大をめざしています。
2,370
を掲げています。その一環として、グローバル・コーチングプログラムを展開してい
ます。2015年度は、12の国・地域の社内コーチを250人新たに育成し、延べ1,250
人財評価を行うために、人事基盤の共通化を進めました。
■ 人財育成のシナリオ
2,394
1,752
日立化成は人財育成のビジョンとして、
「World Class Professional (WCP)」
人のステークホルダーがコーチングを経験しました。また、日立化成全体で公正な
■ グローバル・コーチング
プログラム参加者数
(人)
2015 年度の取り組み
対話の
スキル活性化
1,506
人事基盤
共通化
2012
2013
2014
2015
(年度)
■
グローバル・コーチングプログラム
■
KT 法
■
Global Talent Standard
■
日立化成グループ・ビジョンに基づく「人の評価」
■
■
■
英語
Hitachi Global Grading
MBO(Management By Objectives)
World Class
Professional の
育成による
創造性と生産性の向上
2016 年度の計画
2016年度も継続して社内コーチを育成するとともに、日立化成全体で
「対話と挑
グローバルな人財育成・評価の詳細は
日立化成ウェブサイト▶日立化成につ
いて▶CSR情報▶社会性報告▶従業
員とともによりご覧いただけます。
Annual Report 2016
戦する組織」
への変革に一層取り組んでいきます。また、人事基盤の共通化につい
ても、海外グループ会社にも順次展開を行い、グローバルベースでの人財配置や人
財の登用を行っていきます。
40
サプライチェーンマネジメント
2015 年度の取り組み
欠であるため、技術・経営面ともに優れ、安定供給が可能なお取引先をグローバル
な視点で探索し、強固なサプライチェーンの構築に努めています。特に近年力を
入れているのは、一社生産品のリスク対策と、新興国を中心とした新規お取引先
■ サプライヤー監査数
日立化成の特長
品質・納期・価格および先進技術への対応が可能な資材を調達することが不可
(社)
137
96
89
73
の開拓です。
高品質の資材を安定的に提供していただける体制を確認するため、2015年度
は137社を監査しました。
2012
2013
2015
2014
※当社単独
(年度)
う上で重要な評価事項になります。そのため、監査やアンケートなどでお取引先の
CSR経営度を把握し、社会的責任意識を共有しています。紛争鉱物については、お
客さまの要請する鉱物に関する調査を、サプライチェーンを遡って実施しています。
2016 年度の計画
拓を進めていきます。
また、サプライチェーンCSR推進ガイドブックの配布や監査により当社の調達
方針をお伝えし、お取引先との相互理解をいっそう深めていきます。
■ 社会貢献活動費用
156
(百万円)
2015 年度の取り組み
日立化成は、
「日立化成グループ社会貢献ポリシー」
に則って、グループ各社とそ
111
90
103
107
2013
2014
の従業員が連携し、日立化成が事業を展開する地域社会の課題解決に取り組んで
かかわるさまざまなプログラムへ7,290人の方にご参加いただきました。また、地
│
います。2015年度は1,031人の従業員がボランティアとして参加し、環境や教育に
2011
2012
域社会の活性化をめざして、
(一社)
さくらカフェまちづくりプロジェクトを2015年
度に立ち上げました。
グループ全体の社会貢献活動の実態と費用についても毎年取りまとめており、
効果的な活動へつなげています。2015年度の社会貢献費用は約1.6億円となり
ました。
2015
(年度)
災害被災地支援
3.5%
社員の
参加・派遣
1.5%
自主
プログラム
経費
金銭寄付
2015 年度
1億 5,557万円
54.2%
34.2%
施設開放
2016 年度の計画
Our Initiatives│挑戦
地域社会への貢献
│
(一社)
さくらカフェまちづくりプロジェ
クトの詳細は、http://www.cafesakura.comよりご覧いただけます。
Our Strategy│戦略
引き続き、一社生産品のリスク対策と、新興国を中心とした新規お取引先の開
サプライチェーンマネジメントの詳細
は日立化成ウェブサイト▶日立化成に
ついて▶CSR情報▶社会性報告▶お
客さま・お取引先とともに▶お取引先
との公平な関係の構築よりご覧いただ
けます。
At a Glance
また、お取引先のコンプライアンス体制、環境保全への取り組みなども取引を行
6.1%
現物寄付
0.5%
地域の保育園や幼稚園、小学校で実施している出前授業
「子どもふれあい科学
教室」
や生態系保全にかかわる体験型プログラムなどを中心に、社員参加型のプ
ログラムなどを継続していきます。また、社会貢献活動の評価基準についても見
直しを行い、効果的なプログラムを実施していきます。
地域社会への貢献の詳細は日立化成
ウェブ サイト▶ 日 立 化 成につ い て ▶
CSR情報▶社会性報告▶社会ととも
に▶社会貢献活動の推進よりご覧い
ただけます。
Annual Report 2016
41
Our Initiatives ─挑戦─ ESGマネジメント
研究開発戦略
2015 年度の取り組み
日立化成は、技術革新をリードする新事業・新製品の創生、新規市場の開拓をめ
■ 研究開発費/
売上収益研究開発費比率
研究開発費
(億円)
売上収益研究開発費比率
(%)
5.4
5.5
5.4
5.1
5.1
257
255
262
269
278
ざして研究開発に取り組んでいます。これまでの、日立グループや他企業、国内
外の大学、研究機関との連携だけではなく、ベンチャーキャピタルや外部のビジネ
スマッチングなどを活用することでオープン・イノベーションを推進し、事業化の
スピードを加速しています。2015年度は、役員クラスの人財をリーダーとする技
術探索チームを米国に派遣し、将来パートナーとなり得る企業や価値ある技術を
発掘し、ライセンスの取得や共同開発に取り組みました。
日本基準
2011
2012
IFRS
2013
2014
2015
(年度)
ベンチャーキャピタルやビジネスマッチ
ングなどの外部機関
PCT LLC.、Research Frontiers Inc.、
Nanosys Inc.などと連携しています。
2016 年度の計画
2016年度も、技術ライセンスの取得、M&Aや共同開発、相互販売などの業務
提携を積極的に行い、事業化のスピードを加速していきます。また、2016年4月
に、新事業本部マーケティングセンタと事業部マーケティングセンタを統合、再編
して
「イノベーション推進センタ」を発足させました。ビジネスデザイン思考での
研究開発戦略の詳細は日立化成ウェ
ブサイト▶日立化成について▶CSR情
報▶社会性報告▶お客さま・お取引先
とともに▶お客さま満足の追求よりご
覧いただけます。
マーケティング活動を標準化し、新事業創出を加速させるとともに、成功確率の
向上をめざします。
知的財産戦略
3つのパテントポリシー
「技術・製品の優位性の確保」
「権利侵害へ
の毅然とした対応」
「他社特許権の尊重」
を掲げています。
日立化成は、知的財産を事業戦略推進に不可欠な重要な資産と位置付け、3つの
■ 特許出願件数/特許保有件数
(件)
3,430
2,205
2,040
2,582
2,174
2,406
2,999
2,518
841
727
727
801
816
724
665
651
2012
2013
2014
2011
保有件数(日本)
保有件数(日本以外)
出願件数(日本)
出願件数(日本以外)
パテントポリシーを掲げ、社内規程を整備するとともに、専任部署
(知的財産戦略
センタ)
を設けて活動しています。2015年度は、組織改革を行い、知的財産戦略セ
ンタが日立化成グループ全体の知的財産を一元的に管理することにしました。ま
2,983
2,371
2015 年度の取り組み
た、知的財産に関する意識向上を目的に、グループ会社を含めた従業員への教育
活動を積極的に行いました。2015年度の特許の保有件数は6,429件、出願件数は
917
576
(年度)
2015
1,493件となりました。
2016 年度の計画
知的財産部門と事業部門、研究開発部門が三位一体となって、事業戦略に対応し
た研究開発戦略に基づくグローバルな有効特許網の構築と活用を進めます。また、
自社の保有する知的財産と他社の保有する知的財産を緻密に分析し、ビジネスデザ
知的財産戦略の詳細は日立化成ウェ
ブサイト▶日立化成について▶CSR情
報▶ガバナンス報告とCSRの考え方▶
知的財産戦略よりご覧いただけます。
Annual Report 2016
インに合わせた適切なオープン・クローズ戦略を設計するとともに、事業の早期立
ち上げ、拡大に向けたオープン・イノベーション活動を推進していきます。
42
リスクマネジメントの強化
■ BCP幹部模擬訓練参加者数
(人)
日立化成は、リスクを特定するとともに、役員・従業員のリスク発生の未然防止
71
72
73
42
日立化成の特長
義務を定めています。特に経営に重要な影響を与える可能性があるリスクについ
77
ては、リスクアセスメントによって特定し執行役会および取締役会に報告するとと
もに、有価証券報告書で公表しています。リスクマネジメントセンタには内部監査
部門も含まれており、他部門から独立した社長直属の組織として監査委員会と密
接に連携し、ガバナンス体制のいっそうの向上に取り組んでいます。
2011 2012 2013 2014 2015
(年度)
BCP
Business Continuity Planning
(事業継続計画)
のことです。
また、お客さまと社会の信頼にお応えするため、事業継続マネジメントを強化し
ており、BCP模擬訓練などを通じて定期的にレベルアップを図っています。
コンプライアンスの徹底
日立化成は、法令遵守だけではなく、業界自主基準の遵守や従業員各自が企業
倫理・社会規範を守り高める行動を日常的に心掛けることも含めて
「コンプライア
日立化成グループ行動規範
ハンドブック
(日本語・英語・中国語(繁体字版・簡体字版))
Our Strategy│戦略
ンス」
と定義し、CSR活動の中核に位置付けています。行動の目安である日立化
成グループ行動規範を理解しやすいように解説したハンドブックをグループすべ
ての従業員に配布し、定期的に読み返し、記載事項を遵守するよう求めています。
コンプライアンスの強化に向けて、研修・監査も実施しています。2015年度は、
コンプライアンス担当部門が主催する研修に3,350人が参加したほか、日本国内
24
16
■ コンプライアンス研修実績
(人)
対象
内容
コンプライアンス全般※
新規
採用者
その他
合計
2,678
2,922
ハラスメント
–
33
33
独占禁止法
–
395
395
244
3,106
3,350
※独占禁止法、贈賄・反社会的・インサイダー取引防止、輸出管理などを含む総合的な研修
16
20
2011 2012 2013 2014 2015
(年度)
コンプライアンスの徹底の詳細は日立
化成ウェブサイト▶日立化成について
▶CSR情報▶ガバナンス報告とCSRの
考え方▶コンプライアンスよりご覧い
ただけます。
アルミ電解コンデンサに関する独占禁止法違反について
2016年3月、当社グループの日立エーアイシー株式会社が、過年度に
おけるアルミ電解コンデンサの取引に関して独占禁止法に違反する行為を
行っていた事実が公正取引委員会により確認されました (公正取引委員会
の調査に全面的に協力してきたことから、課徴金の支払いなどの処分は免
除)。また、当社は、当社グループが過去に行っていたアルミ電解コンデン
サおよびタンタル電解コンデンサに係る米国独占禁止法に違反する行為
について、米国司法省の調査を受けていましたところ、罰金の支払いなど
を内容とする司法取引契約を2016年4月、同省と締結しました。ステーク
ホルダーの皆さまには、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを深く
お詫び申し上げます。本件を厳粛に受け止め、右記をはじめとするコンプラ
イアンス体制の整備をさらに徹底し、今後の信頼回復に努めてまいります。
■ 各事業所およびグループ会社においてコンプライア
ンス責任者を任命するとともに、コンプライアンス委
員会を組織し、教育・啓発活動推進を強化
■ グループ各社が競争法遵守に関する規則を制定し、
従業員に対して徹底した遵法を求めるとともに、違反
者に対して解雇を含む厳罰を適用する旨を明確化
■ 同業他社との接触の機会を最小限に留めるべく、業
界団体や顧客主催の会合・行事などを確認し、
リスク
が高い会合・行事への参加を自粛。参加する場合は、
コンプライアンス情報記録ノートによる事前承認と
参加時の記録を徹底
Annual Report 2016
│
244
合計
34
Our Initiatives│挑戦
会社日本国内2社、海外11社で実施する計画です。
■ 通報・相談案件数
(件)
│
5社、海外7社で監査を行いました。監査は、2016年度も当社4事業所、グループ
At a Glance
リスクマネジメントの強化の詳細は日
立化成ウェブサイト▶日立化成につい
て▶CSR情報▶ガバナンス報告とCSR
の考え方▶リスクマネジメントよりご
覧いただけます。