大分県高等学校スクールカウンセラー配置事業実施要項 大分県教育委員会 （目的） 第１条 暴力行為、いじめ、不登校等の生徒の問題行動等の対応に当たっては、学校におけるカウンセ リング等の機能の充実を図ることが重要な課題となっている。このため生徒の臨床心理に関して高度 に専門的な知識及び経験を有するスクールカウンセラー等を学校に配置し、それらを活用する際の諸 課題について調査研究を行う。 （役割） 第２条 スクールカウンセラー等は、校長の指揮監督の下に、次の職務を行う。 （１） 生徒へのカウンセリング （２） カウンセリング等に関する教職員及び保護者に対する指導や援助 （３） 生徒のカウンセリング等に関する情報収集と提供 （４） その他、生徒のカウンセリング等に関し、各学校において適当と認められる事項 （調査研究課題の設定） 第３条 調査研究課題については、次の各号に掲げる調査研究の課題を参考として、学校等の実状に応 じ、スクールカウンセラー等を活用した生徒指導体制の充実及び教員の資質能力の向上等に関する課 題を設定するものとする。 （１） 生徒の問題行動等の状況に応じた効果的なスクールカウンセラー等の活用方法 （２） スクールカウンセラー等の効果的な生徒指導体制における位置付け、養護教諭等との役割分 担、教職員との連携、教職員に対する助言・援助の在り方 （３） 教員研修におけるスクールカウンセラー等の活用の在り方 （４） スクールカウンセラー等を活用した家庭、地域社会、関係機関との効果的な連携、保護者等 に対する助言・援助の在り方 （５） スクールカウンセラー等の守秘義務を踏まえた教職員との情報の共有の在り方 （６） スクールカウンセラー等の職務執行の在り方、職務執行ガイドラインの策定（職務執行マニ ュアル等の作成） （配置方式） 第４条 スクールカウンセラー等は、配置された当該校を担当するほかに、近隣の高等学校からの要請 に応じて、勤務時間の範囲内において相談活動を行うものとする。 （配置形態） 第５条 スクールカウンセラー等の配置形態は、原則として、高等学校１校当たり年３５週とし、週当 たりの配置時間は４時間とする。 （報酬及び費用弁償） 第６条 スクールカウンセラー等に支給する報酬及び費用弁償は、予算の範囲内で支給する。 （１） スクールカウンセラー等に支給する報酬の額は、スクールカウンセラーは１時間当たり３， ７７０円、スクールカウンセラーに準ずる者は１時間当たり２，４００円とする。 （２） スクールカウンセラーが通勤するために要する費用は、「非常勤講師の通勤費用弁償の支給 に関する要領（平成１４年３月２９日付け教委教一第８６０号教職員第一課長通知・平成１ ６年４月１日付け教委高第２３７号高校教育課給与企画室長一部改正通知・平成２０年３月 ３１日付け教委給企第７６０号給与企画室長一部改正通知）」に準じて行うものとする。 （３） 前三項の報酬及び費用弁償は、月の初日から末日までの分を翌月の２１日（その日が日曜日、 土曜日又は国民の祝日に関する法律第３条に規定する休日（以下「休日」という。）に当た るときは、その日以降において、その日に最も近い日曜日、土曜日又は休日でない日）に支 給する。 （秘密の保持） 第７条 スクールカウンセラー等は、その役割を遂行する上で知り得た秘密を漏らしてはならない。 （実施報告） 第８条 スクールカウンセラー等を派遣された学校は、大分県高等学校スクールカウンセラー配置事業 実績報告書（別紙様式）を作成し、事業終了後すみやかに、大分県教育委員会に提出するものとする。 附 則 １ この要項は、平成１３年４月２日から適用する。 ２ この要項は、平成１５年４月１日から適用する。 ３ この要項は、平成２３年４月１日から適用し、県立中学校にも準用する。 ４ この要項は、平成２８年 4 月 1 日から適用し、県立中学校にも準用する。
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