2JCRT-1616H-01

安全上の要点
■各部の名称
■接続端子
電源用端子台
形 2JCRT-1616H-01
MEMS非接触温度センサ内蔵型人感センサ
取扱説明書
以下に示すような項目は安全を確保する上で必要なことですので
必ず守ってください。
・引火性、爆発性ガスの環境では使用しないでください。
・本製品を分解して修理や改造をしないでください。
・配線径は指定サイズのものをご使用ください。
・配線終了後、端子台保護カバーを装着してからご使用ください。
・電源電圧は仕様電圧内でご使用ください。
黄色LED
(人体検知で点灯)
緑色LED
(電源投入で点灯)
端子台保護カバー
© OMRON Corporation 2016 All Rights Reserved.
1607117-4
安全上のご注意
●警告表示の意味
警告
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、
軽傷・中程度の障害を負ったり、万一の場合に
は重傷や死亡に至る恐れがあります。また、同
様に重大な物的損害をもたらす恐れがあります。
注意
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、
時に軽傷・中程度の障害を負ったり、あるいは
物的損害をもたらす恐れがあります。
●警告表示
警告
!
通電中は、端子に触れないでください。
感電の恐れがあります。
内容
1
VDC
電源
2
GND
電源GND
3
VDC
電源
4
GND
電源GND
入力
赤外線集光レンズ
RS-485用 オープンコレクタ
端子台
出力用端子台
RS-485用端子台
No.
記号
内容
1
TRD+
RS-485 TRD(+)
2
TRD-
RS-485 TRD(-)
3
SG
RS-485 GND
4
TRD+
RS-485 TRD(+)
5
TRD-
RS-485 TRD(-)
6
SG
RS-485 GND
!
送り
オープンコレクタ出力用端子台
端子台保護カバーをはずした状態
■外形寸法
電源用
端子台
DIPスイッチ
No.
記号
内容
1
OUT
オープンコレクタ出力
2
GND
オープンコレクタ出力GND
■適合電線
・φ0.9~1.2mmの銅単線
・信号線にはツイストペアを使用(FCPEVまたはCPEVケーブル
(シールド付き)を推奨)
■DIPスイッチの設定
・DIPスイッチの1~4でセンサアドレスを設定します(4bitの正数値
に1を足したものがセンサアドレスになります)。
・同一バス上には同じアドレスのセンサが存在しないように設定し
てください(同一バス上には最大16台まで接続可能)。
・センサアドレスはセンサ起動時に設定されますので、動作中は変
更できません。センサアドレス設定の変更は、電源をOFFにした状
態で行ってください。
・DIPスイッチの5は使用しません。
・DIPスイッチの6で終端抵抗(120Ω)のON/OFFを設定します。
・伝送路の終端のセンサでは終端抵抗をONにして使用してくださ
い。
ON
OFF
センサアドレス1
センサアドレス2
センサアドレス16
1 2 3 4 5 6
センサアドレス
注意
配線の際には、端子説明を十分に確認し、誤接続しないで
ください。接続を誤ると、異常動作をする恐れがあります。
入力
~
電源端子にAC100Vを接続しないでください。万一の場合、
発火やセンサおよび接続機器の破損につながる恐れが
あります。
使用上のご注意
・ノートPCやモニタ等の熱源を検知する場合があります。離席の
際は、スリープ設定や電源をOFFにすることを推奨します。
・ノートPCやモニタ等の複数の熱源が近接して存在する場合、熱
源を人と検知する場合があります。
・検知範囲の外周付近では、人を検知しない場合があります。
・本センサは、人と周囲との温度差を検出します。日射や空調設
定による周囲温度の上昇時には、人を検知しにくくなる場合があり
ます。周囲温度上昇の影響を受けるエリアが限定される場合は、
あらかじめ非検知エリアに設定することを推奨します。
・本センサは、人の動きによる温度変化を検出します。犬や猫等
の動物、ロボット掃除機、加湿器の水蒸気、プリンタの用紙排出等、
動きのある熱源を人として検知する場合があります。その事象が
発生するエリアが限定される場合は、あらかじめ非検知エリアに
設定することを推奨します。
・振動や衝撃により、センサ本体が揺れる場所へは設置しないでく
ださい。人以外の熱源が動いていると認識し、人として検知する場
合があります。
・人の体勢、体格、着衣(帽子等含む)によって、検知しない場合
があります。
・人がパーティションの影やデスクの下等に入ってしまう場合は、
検知しません。
・他の電子機器からのノイズにより、人を検知しにくくなる場合があ
ります。他の電子機器からできるだけ離すことを推奨します。
・屋内専用です。屋外では使用しないでください。
・防災、防犯等の安全管理用途には使用しないでください。
・エアコンの吹き出し口、ヒーター、白熱灯等、熱を発生する器具
の近くや対向する場所には設置しないでください。
・大理石等、太陽光や室内の照明などを強く反射する床面のある
場所には設置しないでください。
・ガラス越しでの使用はお避け下さい。また、センサ部をカバーで
覆わないでください。
・壁やパーティションまたは大きなデスク等、広い面積の表面が温
まると人と検知する場合があります。
・複数の人もしくは熱源と人が近接して存在している場合、人数カ
ウント値の誤差が大きくなる可能性があります。
・レンズに塵埃、油分などが付着しやすい場所ではご使用になら
ないでください。誤検知や温度が正しく測定できない場合がありま
す。
・センサ設置時に、直接レンズに手を触れないようご注意ください。
・センサの清掃時は、乾いた柔らかい布で表面を軽く拭くようにし
てください。また、センサに直接洗浄液を吹きかけたりしないでくだ
さい。
・精密機器につき、落下衝撃を加えないでください。
・塵埃、腐食性ガス(特に硫化ガス、アンモニアガスなど)のある所
では保管しないでください。
・センサのご使用に際し、実際の設置場所におけるセンサの使用
可否を事前に十分ご確認ください。
記号
送り
照度センサ
取付バネ
このたびは、本製品をお買い上げいただきまして、まことに
ありがとうございます。
ご使用に際しては、次の内容をお守りください。
・電気の知識を有する専門家がお取扱いください。
・この取扱説明書をよくお読みになり、十分にご理解の上、
正しくご使用ください。
・この取扱説明書はいつでも参照できるように大切に保管し
てください。
No.
No.
終端抵抗
記号
設定内容
備考
1
Addr.1
センサアドレス
LSB
2
Addr.2
センサアドレス
3
Addr.3
センサアドレス
4
Addr.4
センサアドレス
5
N.C
未使用
6
TRM
終端抵抗
MSB
120Ω、ON:入/OFF:切
■配線
■検知範囲
・端子台保護カバーの両端を矢印の方向に軽くつまみ、センサから
端子台保護カバーを取り外します。
■定格、性能
項目
Min.
Typ.
Max.
単位
電源電圧
10.8
-
26.4
VDC
消費電流
-
-
100
mA
使用温度範囲
0
-
50
℃
氷結および結露なきこと
使用湿度範囲
-
-
85
%RH
氷結および結露なきこと
保存温度範囲
-10
-
60
℃
氷結および結露なきこと
保存湿度範囲
-
-
85
%RH
氷結および結露なきこと
・検知範囲:3.6mX3.6m(天井から2m位置)
・設置高さ:2.7~3m
人感センサ
検知範囲
天井
2m
2.7~3m
・センサ裏面に表示されているストリップゲージに合わせて電線の
被覆を剥き(10±1mm)、端子の穴へ突き当たるまで確実に差し込
んでください。
・センサ裏面の端子図を参照し、接続箇所を間違えないようご注意
ください。
・電線を取り外す場合、解除穴に工具(小型のマイナスドライバー)
を挿入し、電線を引き抜いてください。
設置場所
天井埋め込み
-
取付穴φ107±2mm、天井厚さ9.5~15mm
検知範囲
3.6 x 3.6
m
センサから2mの位置、設置高さ2.7~3m
人の在/不在
-
4分割(2 x 2)、16分割(4 x 4)で選択可能
人数カウント
人
検知した人のカウント値(0~16人)
出力
3.6m
人体検知
3.6m
周囲温度
16
-
29
℃
検知する人体の周囲(背景)の温度
温度差
4
-
-
℃
人の温度が周囲温度より高いこと
移動速度
0.3
-
1
m/s
検出範囲
5
-
50
℃
精度
-3
-
3
℃
温度分解能(NETD)
-
0.45
-
℃
NETD:等価雑音温度差
検出範囲
10
-
2000
lx
センサ直下の照度
精度
-5
-
5
%FS
床面
温度
■設置上の注意事項
10±1mm
解除穴
端子挿入穴
・センサには検知エリアに対応した向きが決められています。セン
サを取り付ける前に検知エリアを確認し、センサを正しい向きに設
置してください。
・センサの取り付けが斜めに傾くと、検知範囲も斜めに傾きますの
で、ご注意ください。
LED、照度センサ側
備考
12~24V±10%
16分割(4 x 4)の各エリア毎
照度
オープンコレクタ出力
動作条件
非検知エリア
いずれかのエリアで人検知
-
非検知エリアの設定可能
-
16分割(4 x 4)の各エリア毎
■取り付け方
・天井にφ107±2mmの取付穴を設け、取付バネを図の矢印方向
に押さえながら取付穴に挿入し、ゆっくり確実に押し上げてください。
天井厚み
9.5~15mm
ストリップゲージ
端子図
フラット部側
取付穴:φ107±2mm
天井から見た検知エリア配置
(4分割出力の場合)
注意
センサ裏面
・センサ表面にはレンズを保護するための保護シールが貼られて
います。センサの取り付け完了後、必ず保護シールを剥がしてから
ご使用ください。剥がし忘れた場合、正しい温度出力が得られず、
人体が検知できない可能性があります。
端子台保護カバー
取付溝
レンズ保護シール
・配線が終わったら、端子台保護カバーの爪部をセンサの端子台
保護カバー取付溝に合わせて矢印の方向に軽く押し込み、端子台
保護カバーをセンサに取り付けてください。
天井から見た検知エリア配置
(16分割出力の場合)
■問い合わせ先
オムロン株式会社
事業開発本部
マイクロデバイス事業推進部 営業推進部
〒520-2363 滋賀県野洲市市三宅686-1
TEL:077-588-9200 FAX:077-588-9909
センサの向きのガイドライン
(LEDと照度センサの並び方向)
マイナスドライバー
フラット部
当社商品は、一般工業製品向けの汎用品として設計製造されて
います。従いまして、次に掲げる用途での使用は意図しておらず、
お客様が当社商品をこれらの用途に使用される際には、当社は当
社商品に対して一切保証をいたしません。ただし、次に掲げる用途
であっても、当社の意図した特別な商品用途の場合や特別の合意
がある場合は除きます。
(a) 高い安全性が必要とされる用途(例:原子力制御設備、燃焼設
備、航空・宇宙設備、鉄道設備、昇降設備、娯楽設備、医用機器、
安全装置、その他生命・身体に危険が及びうる用途)
(b) 高い信頼性が必要な用途(例:ガス・水道・電気等の供給システ
ム、24時間連続運転システム、決済システムほか権利・財産を取
扱う用途など)
(c) 厳しい条件または環境での用途(例:屋外に設置する設備、化
学的汚染を被る設備、電磁的妨害を被る設備、振動・衝撃を受け
る設備など)
(d) 「製品仕様書等」に記載のない条件や環境での用途
■取り外し方
・検知エリアは、LEDと照度センサの並び方向もしくはセンサ表面
に設けられたフラット部に対して平行に設定されています。
・これらをガイドにセンサの向きを正しい向きに設置してください。
センサの向きのガイドライン
(フラット部)
ご承諾事項
天井裏高さ
70mm以上
マイナスドライバー
・センサの取り外し溝にマイナスドライバーを両端から差し込み、
矢印の方向へ引き出してください。
・天井とセンサとの間に隙間ができたら、取付バネを押さえながら、
センサを取り外してください。
2016年6月
©OMRON Corporation All Rights Reserved.