参考資料 基本計画における各機能の考え方 大ホール系機能 小ホール系機能 ・大型の舞台芸術の上演機能を備え、可動式音 響反射板を設置し生音の響きを活かすことので 考 きる多目的なホールを目指す。 え ・多くの市民が優れた芸術文化を身近に鑑賞す 方 ることを主たる目的とする一方で、市民の芸術 文化活動の発表の場としても機能する。 ・多くの市民が自ら芸術文化活動の成果を発 表・上演するとともに、優れた公演を鑑賞する 考 ことのできるホールを目指す。 え ・可動式音響反射板を設置した時には、生音の 方 響きを十分に活かすことのできるホールとして 計画する。 ○クラシック音楽・ポピュラー音楽などの音楽 芸術やオペラ・バレエ・ミュージカル・演劇・ 歌舞伎等の舞台芸術など各ジャンルの公演、市 民による各種芸術文化活動の発表、市民集会、 学校や事業所の式典、大規模大会などの用途が 想定される。 ○生音の響きが求められるオーケストラによる 音楽利用から、本格的な舞台芸術作品の上演ま で、多様な演目に対応することのできる多目的 型とする。 ・可動式音響反射板を備えることで、生音の響 舞 きを活かす音楽利用にも十分に対応できる機能 台 を備える。 ・本格的な舞台芸術作品の上演に対応できる充 実した舞台設備を備える。 ・プロセニアム形式の舞台を持つホールを基本 とする。 ・十分な広さの側舞台を確保する。 ○大型搬入車両(ガルウイングにも対応)によ る荷捌きが可能な搬入口を備える。 ○舞台に隣接して楽器庫、十分な広さを備えた 舞台備品倉庫などを計画する。 ○クラシック音楽・ポピュラー音楽などの音楽 芸術やミュージカル・演劇等の舞台芸術、伝統 芸能など各ジャンルの公演、バレエやピアノな どをはじめとする市民による各種芸術文化活動 の発表、市民集会、講演会、映像作品の上映な どの用途が想定される。 ○生音の響きが求められる音楽利用から、舞台 芸術作品の上演まで、多様な演目に対応する多 目的型とする。 ・可動式音響反射板を備え、生音の響きを活か す音楽利用にも十分に対応できる機能を備え 舞 る。 台 ・舞台芸術作品の上演に対応できる舞台設備を 備える。 ○大型搬入車両(ガルウイングにも対応)によ る荷捌きが可能な搬出入口を備える。 ○舞台に隣接して楽器庫、十分な広さの舞台備 品倉庫などを計画する。 ○客席は1,200 席程度とする。 ○多層バルコニー席を備え、1 階席のみを利用 した700 席から800 席程度の場合でも空席感を 感じることがない計画とし、大小ホールの中間 的な規模のホールとしての利用ができるように 配慮する。 ○舞台からの視距離を極力短くするとともに、 客席の配置について考慮し、どの席からも十分 な鑑賞環境を確保する。 ○舞台上から発せられた音を客席全体に有効に 響かせることができる客席形状を工夫する。 ○客席の快適性にも配慮した計画とする。 ○固定客席を基本として、オーケストラピット など一部可動する機能を備える。 ○車いすでの鑑賞には、介助者も含め、十分な 鑑賞環境を確保するよう配慮する。 ○客席後部に各種調整室、多目的室を配置す る。 ○ホワイエには、バーカウンター、トイレ(女 性数に配慮・みんなのトイレを含む)、主催者 事務室や客席係控室、クローク(一部ロッカー での対応も検討)、付随する倉庫などを計画す る。 ○楽屋は、十分な設備を備えた大・中・小楽屋 を不足のないように計画し、防音にも配慮す る。 ○楽屋エリアには、舞台技術スタッフ控室、 アーティストラウンジ、給湯室、トイレ(みん なのトイレを含む)、シャワー、洗濯・乾燥機 スペース、楽屋事務所(楽屋口に隣接)などを 計画する。 ○300 席程度の段床式の固定席とする。 ○張出舞台が容易に設置できるように、一部取 外し可能な席を計画する。 ○どの席からも十分な鑑賞条件を確保するよ う、客席の配置に配慮する。 ○車いすでの鑑賞には、介助者も含め、十分な 鑑賞環境を確保するよう配慮する。 ○客席後部には、各種調整室及び多目的室を配 客 置する。 席 客 席 付 随 機 能 付 随 機 能 1 ○ホワイエには、バーカウンター、トイレ(女 性数に配慮・みんなのトイレを含む)、主催者 事務室や客席係控室、クローク(一部ロッカー での対応も検討)、付随する倉庫などを計画す る。 ○楽屋は、必要な設備を備えた大・中・小楽屋 を不足のないように計画し、防音にも配慮す る。 ○楽屋エリアには、舞台技術スタッフ控室、 アーティストラウンジ、給湯室、トイレ(みんな のトイレを含む)、シャワー、楽屋事務所(楽屋 口に隣接)などを計画する。 参考資料 基本計画における各機能の考え方 展示系機能 ・平面作品だけでなく、多様な表現を持つ現代 の芸術作品、立体作品や工芸作品の展示に対応 できる計画とする。 考 ・多様化するアートシーンに対応できるよう、 え 創造系機能諸室などと連携した利用が可能な計 方 画とするほか、パフォーマンスなど幅広い利用 への対応ができるように検討する。 ギ ャ ラ リ ー ○大型の作品を展示できるように、4m程度の有 効天井高さを備え、350 ㎡程度の展示空間を確 保する。四周を展示壁面としますが、可動展示 パネルにより、展示壁面長を補うと共に、小展 示空間に分ける区画としても活用し、それぞれ が単独利用できる自由度の高い展示空間を作れ るようにする。 ○床仕上げは、フローリングの床を基本とす る。 ○平面作品だけでなく立体展示や生け花など多 様な展示に対応できる計画とする。 ○展示利用以外にも、関連するワークショップ や講演などの利用を計画する。 ○継続した展示を行うことで、市民が恒常的に 集い、にぎわいの創出に寄与するとともに、そ のにぎわいがギャラリーの外にもあふれ出るよ うな配置計画とする。 ○音楽とのコラボレーションなど多様なアート シーンに対応する設備を備える。 ○大スタジオやワークショップルームとの連携 を考慮するとともに、にぎわいの創出につなげ ることのできる配置とする。 ○有料での企画にも対応できる施設計画とす る。 ○演出を伴うような多彩な事業に対応できる演 出照明や音響などを計画する。 ○展示のための準備を行うための機能を、ギャ ラリーに隣接して計画する。 ○様々な展示に配慮するため、水場や作業台な 準 どに加えて必要な備品庫などを整備する。 備 室 備 品 庫 ・ 収 納 他 ○展示台や展示照明、脚立や高所作業台、その 他必要な備品を収納しておくための室を付属さ せる。 ○展示系機能のために専用で使用できる搬入口 を計画する。 創造系・支援系機能 ・市民が芸術文化の創造活動を行う場として、 また、その日常的な活動を支援するための機能 を備えた諸室と、その活動を支えるための備品 考 などを納めるのに十分な広さを備えた倉庫を計 え 画する。ただし、他の機能と併用できる備品に 方 ついては共有化を図る。 大 ス タ ジ オ 中 ス タ ジ オ 小 ス タ ジ オ ワ ー ク シ ョ ッ プ ル ー 2ム ○芸術文化創造活動の公演、練習やリハーサ ル、展示などに利用できる室とする。 ○大ホールの主舞台に準じる広さを備え、練習 やリハーサルに必要な広さと演出家やデザイ ナー、スタッフが控えるためのスペースを確保 した面積とする。また、舞台芸術の創造を支え る演出設備や機能を備え、大道具などを仮仕込 みした状態での練習やリハーサルも行えるよう に計画する。 ○小規模な公演や試演会などが行えるよう、必 要な建築条件を満たすとともに、演出設備や機 能を備える。 ○平土間とすることで、任意の位置に舞台や客 席が配置でき、舞台芸術や音楽芸術の公演だけ ではない、自由な発想での利用を支援できる計 画とする。そのために必要な遮音や静音性など 建築音響性能を備える。 ○催し物の内容によって、ホールの楽屋、展 示、懇親会会場としても利用できる機能を備 え、ここに至る動線にも配慮する。展示につい ては、ギャラリーとの連携を考慮する。 ○公演利用に際しては、更衣室や控室としても 転用できる諸室を計画していく。また、多数の 備品が必要になるため、適切な規模の倉庫を計 画する。 ○小規模の練習やリハーサルが行える室とす る。 ○公演利用に際しては、楽屋や控え室として利 用することも想定する。 ○中スタジオは小ホールの主舞台に準じる広さ を備えるものとする。 ○上記の他に、より小規模な室の設置も検討す る。 ○個人や小人数での練習やリハーサルなどが行 える室として、中スタジオより小規模なスタジ オを複数計画する。 ○肉声や生音の楽器の練習に適したスタジオ と、電気楽器を使用できる吸音性能と遮音性能 を備えたスタジオを整備する。 ○ピアノやドラムセットを常設する室を設ける ことも検討する。 ○ワークショップや会議、小規模のレクチャー などが行える室とし、必要な機能や設備を備え る。 ○ワークショップルームは複数計画し、必要に 応じて隣室と一体利用ができるなど、利用に よって室の大きさが可変できるようにする。た だし、隣室間では、一定の遮音性能を備える必 要がある。 参考資料 基本計画における各機能の考え方 創造系・支援系機能 創 造 ス タ ッ フ 室 ○積極的に市民参加活動を行なっていこうとす る市民(あるいは団体)の活動拠点となる室と する。 ○打合わせや印刷などの作業に加えて、市民活 動を支える機能や設備を備える。 ○市民団体間の交流の場となることも想定す る。 ○各スタジオで必要な更衣室を男女別に整備す る。また、併設してシャワー室やトイレなども 計画する。 更 ○各スタジオを利用するために手荷物を預ける 衣 ことのできるロッカーを計画する。 室 ○各スタジオで使用するピアノや楽器等を収納 するための楽器庫を整備する。 楽 器 庫 ○音響や映像などの録音、編集、製作などの作 業が行える設備を備えた、音響映像作業室など そ も検討する。 の 他 交流系機能 考 え 方 オ ー プ ン ロ ビ ー レ ス ト ラ ン ・ カ フ ェ ○“施設の顔”となる機能として、オープンロ ビーを計画します。全ての来館者の主たる出入 口であるとともに、インフォメーション、情報 コーナー、チケットカウンターなどの機能を備 える。 ○施設来館者の全てが利用できるトイレ(多目 的トイレを含む)、ロッカーを計画する。 ○レストランやカフェとして、飲食が可能な設 備と厨房を計画する。 ○外部空間とのつながりを考慮し、芸術文化創 造センター諸施設を利用する市民だけではな く、利用しない市民も気軽に立ち寄ることので きる動線を備えた計画とする。 ○子ども連れの方が、鑑賞や活動などの間、一 時的に子どもを預けることのできる託児機能を 託 備え、多目的に利用できる室を計画する。 児 ○子どものための更衣や手洗い、トイレなどを 室 備える。 管理系機能・その他 考 芸術文化創造センターを管理運営していくため え に必要な機能として、以下の諸室を計画する。 方 ○施設全体の管理運営を行うために20~30 名程 度の職員が執務できる事務室を計画し、施設全 管 体を管理するのにふさわしい位置に配置する。 理 ○この部屋には付随して、応接室・会議室・技 事 術者控室・更衣室(ロッカー室を兼ねる)、利 務 用者カウンター・チケットカウンターなども計 室 画する。 倉 庫 機 械 室 そ の 他 の 諸 室 ・市民が日常的に集い、交流する、にぎわいづ くりの場として、気軽に訪れ、利用のできるス ペースとして計画する。 ○必要な倉庫を整備する。 ○電気、衛生、空調、その他、施設に必要な機 械室を適宜整備する。 ○清掃・維持管理職員などの控室を計画する。 ○防災センターなど監視機能を備える。 ○救護、授乳など多目的に利用できる場所を、 複数計画する。 3
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