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E D I T O R I A L
E N G I N E E R I N G
松岡正剛
方法 と編集
T O
松 岡 正 剛 事 務 所
MATSUOKA & ASSOCIATES
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の方法と構想
知識を編集するのではなく、
編集を知識にするべきである。
編集とは、
「方法の自由」と
「関係の発見」
にかかわるためのものである。
◎方法の時代のための構想
松岡正剛は「21 世紀は、主題ではなく、方法の時代である」と語る。今日、国際社会にお
いても日本においても、経済・社会・文化・科学のあらゆる分野について、テーマやコンセ
プトはほとんど出尽くしている。これからは「方法」こそがコンセプトとなり、コンテンツ
になるのだという。
松岡正剛の考える
「方法」
の骨格をつくっているのは
「編集工学」
である。
『知の編集工学』
『知の編集術』
、さらには[ISIS 編集学校]などを通して松岡が提唱してきた「編集工学」は、
とりわけコンピュータ・ネットワーク時代を生き抜くための有効なスキルとして、多くの
大学授業や企業現場や地域社会に採り入れられてきた。
しかし、
「編集」はたんなる知の技法ではない。松岡正剛はいま、古今東西の知のアーカ
イブを総点検し、そこから新たな 21 世紀の知の遺産を創出するための構想に取り組み始
めている。
◎[千夜千冊]と図書街構想
2000 年 2 月から、松岡正剛は編集工学研究所が 運営する実験サイト 「ISIS」 で [千夜千冊] の連載を 開
始した。毎夜 1 冊ずつの本を取り上げ、2004 年 7 月 7 日
1000 冊達成。そのカバーする領域の広さ、平均 5000
字近い濃密な内容は、ブックガイドとしてのみならず、あら
千夜千冊 http://www.isis.ne.jp
ゆる WEB サイト中、他の追随を許さぬコンテンツとして、
300 万アクセスを誇るまでになっている (2009 年 8 月現在)。2006 年には求龍堂から全 7 巻の
全集が出版された。装幀は福原義春氏。十文字美信氏が各巻の世界観にあわせて本の写真を
撮りおろした。
松岡正剛による ISIS 図書街のスケッチ
[千夜千冊] とともに松岡正剛が進めているのが、Web上に古今東西の 600 万冊の書物を収
蔵する [図書街] をつくるという壮大な構想である。松岡正剛の編集的世界観を反映させた絶妙
な書列と、連想的キーワードによる検索リンクなどによって、めくるめく知の世界旅行を可能にする
“知都” である。まさに 21 世紀型アレキサンドリア ・ プロジェクトである。
◎[イシス編集学校]と師範代育成
松岡正剛は、研究母胎である編集工学研究所と活動母胎である松岡正剛事務所ともに、
ISIS 図書街 (3D)
学校教育、生涯学習、企業研修など、あらゆる教育の現場で「編集工学」によるカリキュラ
ムおよびプログラム設計、ソフト開発に携わってきた。
2000 年 6 月には[イシス編集学校]を創始、これまで 3000 人もの生徒に編集工学を伝
授し、
200 人を超える
「師範・師範代」
(編集コーチ)
を生み出した。世界で初めてのインター
ネット上の学校としても、その成果が注目されている。
◎松丸本舗と[ISIS本座]
2009 年 8 月現在、松岡正剛は、さらに編集工学と書物の世界を重ねた新規プロジェクト
を立ち上げつつある。ひとつは、丸善とのコラボレーションによってつくる、ユニークな
企画展開型書店「松丸本舗」である(2009 年 10 月、丸の内オアゾビルにオープン予定)
。も
うひとつは、膨大なブックアーカイブを兼ね備えたSNS(ソーシャル・ネットワーキン
グ・システム)型のブック・コミュニティ [ ISIS本座 ] である。
「ISIS」
(イシス)とは、もともと「Interactive system of Inter Score」
(相互記譜型イ
ンタラクティブシステム)という編集工学研究所のIT事業の基本コンセプトの略語であ
る。松丸書店および [ ISIS本座 ] は、このコンセプトに基づいて、相互編集的な「知」の
交換を可能とする新しい書籍空間づくりをめざしている。
イシス編集学校 [ 離 ] ポスター
撮影 : 十文字美信
MATSUOKA & ASSOCIATES
編集工学の入り口
ややこしい
「情報の海」
に
まず句読点を打ってみること、
そこから「編集工学」
の第一歩がはじまる
◎難問解決の方法─関係性の発見
松岡正剛は、編集の入口は「関係性の発見」にあるとする。分野がちがうと思われている
もの、一見似ていないと思われるもの、時間的・空間的に隔たりがあり、とうてい関係があ
るとは考えにくいもの。そこに新たに関係性の軸を設定し、結び付けていくことが、編集
工学の第 1 歩になっている。
松岡正剛が取り組んできた編集は、1 冊の本に始まり、雑誌・年表・美術全集といったさ
まざまな紙メディアはもちろんのこと、ミュージアムやパビリオンや商店街などの空間開
発、祭礼やイベント・国際会議などの演出、企業の商品戦略や CI 計画・人材開発、映像・マ
ルチメディアソフト開発まで、多岐にわたる。そのような多様な題材やテーマを前に、松
岡正剛がまず始めに取り組むこと、それが「関係性の発見」である。
◎編集工学の8つのプロセス
1 冊の本、1 つのミュージアム、1 つの企業。松岡正剛はそれらを意味情報の場ととらえ
てみる。そこに集まってくる情報の様相を見抜き、新たな意味のつながりを見つけ、関係
の発見をおこす。
その、編集のプロセスを、松岡は、
『知の編集工学』や『知の編集術』において、8 つの段
階に分けて紹介している。
1) 区別をする (distinction) ────情報単位を発生させる
2) 相互に指し示す (indication) ────情報を比較検討する
3) 方向をおこす (direction) ────情報的自他の系列化
4) 構えをとる (posture) ────解釈過程を呼び出す
5) 見当をつける (conjecture) ────意味単位のネットワーク化
6) 適当と妥当 (relevance) ────編集的対称性の発見
7) 含意を導入する (metaphor) ────対称性の動揺と新しい文脈の獲得
8) 語り手を突出させる (evocation) ────自己編集性を発動させる
◎方法のためのガイドライン
もうひとつ、松岡正剛が編集を発動するための基盤としているのが、次の 6 つのガイド
ラインである。これらは、いわば「編集工学」のための“道具立て”であるが、それぞれにつ
いて松岡正剛が培ってきた研究は、専門領域の研究者たちに大きな刺激と影響を与えてき
神
経世
絶対知
(競争) 互換関係 (系列)
た。松岡正剛がしばしば“博覧強記”と言われる由縁がここにある。
①コミュニケーションそのものの編集。記憶・思考・再生・記録の方法をつなぎ、システ
ムとフローを同時に構想する。
普遍知
交換・価値
②編集素材の奥にひそむ情報の母集団の発見。さまざまな現象・資料・動向に生きてい
るメタプログラムおよびメタゲームを発見する。
③すでに表現された世界像の再編集。文字・記号・図像・言語・科学体系・機械・建築・都市・
個別知
共同知
世界知
祭祀・芸能などが発している情報の、多様な変容にかかわる。
④「生きている情報」のメカニズムを工学的に応用する。生物の遺伝情報や人間の脳神
臨場知
提供・享受
(差異) 相互関係 (相同)
経および免疫システムにひそむ情報編集方法を他の領域に応用する。
⑤歴史的な情報文化技術の現在的適用。世界のコミュニケーションとメディアの歴史に
かかわり、新たな研究開発に寄与させる。
⑥自律的なエディトリアリティの発見と創造。さまざまな知覚活動や社会活動の場面を
暗黙知
共存・共生
無意識
済民
モデル化し、入れ替え自在の編集世界像を設定する。
松岡正剛による 「知」 の階層
MATSUOKA & ASSOCIATES
編集工学の出口
日本には
「日本数寄」とでもいってみるしかないような、
一種のプロセッシング・メソッドがある。
◎「目利き」と作品世界
松岡正剛の編集では、写真やタイポグラフィはもちろんのこと、照明・音楽・衣裳、さら
には花や書や茶碗ひとつにいたるまで、つねに最高の一点、最高の一瞬が選ばれていく。
松岡正剛のもつ東西の文化・意匠に通じた知識データベースに加え、
「目利き」としての
ディレクション力には、多くのクリエイターからの厚い信頼が寄せられている。
近年は、自身が書画や詩文を手がける機会も多く、結構と布置を知りぬいた松岡ならで
はの大胆で緻密な作品が、話題を呼んでいる。
左/作品 「骰子一擲」
右/作品 「物語の出現 2 母と子」
◎ 「日本という方法」 へ
松岡正剛は日本文化の解説者としても広
く知られてきたが、とくに近年は「日本という方法」
にこだわり、デザイン、映像、電子メディアなどで、その考え方を実践、展開している。と
りわけ、自治体が手がける IT 事業の先駆となった [ 京都デジタルアーカイブ ] や、MIT やパ
リで発表され反響を呼んだ [ZENetic Computer] など、日本のイメージ連想法や言語構造
を生かしたコンピュータシステムが注目を集めている。
また、
「あわせ」
「かさね」
「きそい」といった平安王朝の情報編集、茶道文化が育んだコ
ミュニケーション技術としての「もてなし」
「しつらい」
「ふるまい」など、感性的な編集工
学のメソッドとして確立している日本的方法も数多い。
◎日本的方法を伝授する
松岡正剛の日本研究の視点には、学校教育やデザイン教育、さらには企業の人材教育の
現場からも、大きな期待が寄せられている。これまで「桑沢デザイン塾」
「六翔塾」( 積水化
学 ) などの場で連続講義を行ってきたほか、自身も [ 時塾 ][ 半塾 ][ 際塾 ][ 上方伝法塾 ][ 幹
塾 ] などの私塾を開き、日本の方法の魂を伝授してきた。近年は、企業や自治体からの依頼
で、経済文化と日本文化を重ねた独自のプログラムによるセミナーや研修会のモデレー
ションも多く手掛けている。
◎[連塾]と才能ネットワーク
松岡正剛の活動では、豊富な人材・才能ネットワークとのコラボレーションを重視して
きた。2003 年 9 月から始まった [ 連塾 ] はその集大成であり、
「日本という方法」を各界の
リーダーに伝承することを目的として、これまでのべ 50 時間による松岡正剛のソロ講義
や、多様なアーティストをゲストに招いてのライブイベントを実施してきた。資生堂名誉
会長の福原義春氏が運営機関である中間法人「連志連衆会」の代表理事をつとめている。
また、2008 年には [ 連塾 ] を母体として、職人とのコラボレーションによって新しいモ
ノづくりを提案する合同会社 [ 品組 ] が発足された(代表・新宅
正明氏)
。
品組 「組子手文庫」
左/ SUKIYA
右/ RANGA
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
左 / 遊 1002 号 ( 第 2 期 )
右 / 遊 1025( 第 3 期 )
×
◆ 『遊』(1971–82/工作舎)
松岡正剛が設立した出版工房「工作舎」と、松岡正剛自
身の名前を世に知らしめた、
前衛的オブジェマガジン。
「少
年と観音」
「呼吸と歌謡曲」
「科学と神道」といった、2 つの対極するテーマを出会わせていく知識編集の
方法と、数多くの写真家やアーチストを起用したビジュアルによって、先鋭的な「知のグラフィズム」を
提案、メディア界や知識人、アーティストたちに多大な影響を与えた。
「相互編集世界」を実現していた『遊』は、まさにインターネット時代を予見するものでもあった。96
年に、松岡正剛の活動紹介を主軸に制作された NHK 番組「未来潮流 ~ インターネット・ルネッサンス」で
は、
『遊』をインターネットを先取りしていた先駆的メディアとして取り上げている。
『遊』 創刊号
×
◆ ルーブル装飾美術館「間」展(1978)
日本文化における
「間」
の概念を、
日本のトップクリエイターたちが表現した、
伝説的な展覧会。
磯崎新・
武満徹・三宅一生・倉俣史郎らとともに、松岡正剛はエディトリアル・ディレクターとして、
「間」をめぐ
るコンセプト構築および特別カタログの編集を担当した。
×
◆ アート・ジャパネスク(全18巻/1980–83/講談社)
松岡正剛が編集企画・制作をした、いわゆる美術史的な美術全集とはまったくおもむきのちがう、真の
日本理解のための日本文化美術全集。
「王朝と浄土」
「絵巻と物語」
「雅のルネッサンス」
「江戸メディア・
「間」 展カタログ
アート」
といった時代のダイナミズムをあらわす切り口によって各巻を構成。
図版、
ダイヤグラム、
スケー
ルを駆使した誌面構成は、マルチウィンドウ型の電子メディアを先取りしている。
×
◆ 筑波博テクノコスモス館(1985)
京セラほかベンチャー企業6社の共同出展によるパビリオン。松岡正剛は、6社のもつ技術力を駆使し
た数々のスペクタクルを構成演出した。特に「ゆらぎ」をつかったマルチビジョン「1/f 劇場」では、1 万
枚を超える生命科学の映像資料を「相似律」によって編集、大友克洋起用の風神雷神、横尾忠則とリサ・
ライオンを起用した大観覧車とともに話題を集めた。
×
◆ 情報文化研究フォーラム(1984–96)
NTTの分割民営化のために、情報文化と情報技術の統合を、多角的に討議する場として開催。松岡正剛
が座長をつとめ、編集工学研究所が運営事務局となり、100 人を超える諸分野の研究者をネットワーク
アート ・ ジャパネスク
した。vv の成果として、86 年に『情報と文化』
、92 年には『情報文化問題集』を編集、出版している (NTT
×
◆ 日本の組織(全16巻/1986–89/第一法規)
省庁から金融、宗教、多国籍企業そのほか、日本のあらゆる組織の機構と戦略を紹介するエンサイクロ
ペディア。松岡正剛は、多くの企業の機構改革の相談を受ける中で、編集工学そのものを、情報組織体と
しての企業の再編集にも適用可能な方法として精緻化してきた。本書の編集方針や企画・構成において
も、随所でその視点が使われている。
×
◆ テレビ東京ネット「極める」(1987–95)
松岡正剛の総合監修により、一貫して「日本人とはなにか」という視点から日本美術を紹介し続けた長
寿番組。美術史的な視点よりも、日本人の観念技術にせまる文化コンセプトの抽出を重視、大胆なテーマ
設定と丁寧な映像造りによって、多くのファンを獲得、番組終了後も、日本文化の貴重な映像データベー
スとして注目され続けている。
×
◆ NTT企業キャンペーン(1987–1993)
テクノコスモス館
左/ 「びっくりホール」
右/ 「風神 ・ 雷神」 コンテ (大友克洋)
NTT グループ・キャンペーンの総合ディレクターとなった松岡正剛は、
「情報は生きている」というコ
ピーワークとともに、5 本の CF を制作。生物進化をテーマとする「進化篇」ではカンヌ映画祭のクリオ賞
を受賞、また生物の擬態をテーマとする「木の葉虫篇」
「花かまきり篇」
、さらに日本文化をテーマとした
「舞う篇」
「打つ篇」を展開した。92年には、
「図書館篇」を制作、
再びカンヌ映画祭ブロンズ賞を受賞した。
NTTCF 「進化篇」
NTTCF 「図書館篇」
×
◆ 福岡ダイエーホークスCI (1988)
プロ野球チーム・福岡ダイエーホークスの CI プロジェクト。松岡正剛は、マスタープランナーとして
球団歌に阿久悠、ユニフォームデザインに三宅一生を起用。また、ディズニーのキャラクターデザイナー
『日本の組織』 第 2 巻 ・ 第 14 巻
であるボブ・ムーア氏の起用とともに、チームキャラクター「ホーマー・ホーク」に家族を設定したこと
などが話題となった。
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
×
◆ 『情報の歴史』(1990/NTT出版)
象形文字から人工知能にいたるまで、人類のコミュ
ニケーション技術の壮大な歴史を編集構成した世界
同時年表。編集工学を駆使した情報構造の組立と、松
岡正剛による解説やダイヤグラムによって、
「関係の
発見」が連続的に喚起される仕組みになっている。96
年に増補改訂版を、97 年には松岡正剛の千葉大学で
の講義をもとに構成した『情報の歴史を読む』が刊行
情報の歴史
された。
情報の歴史
また、94 年には本書の情報構造をもとに、NTT と共同で歴史探検のエンタテイメント要素も加味し
たマルチメディアソフト「エディトリアル・シンラ」を制作、さらにその後、慶応大学と共同で WEB上で
利用可能な「クロノス・システム」を開発、実用化にむけた研究が進んでいる。
×
◆ The OPERA Project (1990–93)
情報の「物語性」と、物語の「マルチメディア性」に注目した松岡正剛が、総合的な情報文化技術を開発
する目的で発足したプロジェクト。情報工学の専門家や技術者、物語研究者らとともに、3 年間にわたり
調査研究を行った。その活動成果は、編集工学研究所における知識編集システム研究開発に継承されて
いる。
×
◆ 『レジュメクス』(1990–93/ワークデザイン研究所)
The OPERA Project
物語データベースイメージ
リクルートのワークデザイン研究所との共同制作による、企業向け
の新しいメディア。本文はすべてレジュメのような簡潔かつ高密度の
情報により構成、また浅葉克己をアートディレクターに起用し、写真、
CG、イラストなど多様なヴィジュアルを展開。組織・仕事・時間・物語・
日本人・価値などのテーマによって、全7冊を制作した。
×
◆ 平安建都1200年「伝統と創生」フォーラム(1992–94)
3 回のプレフォーラム ( 知恩院・祇園歌舞練場・本能小学校で開催 ) と、京都国立国際会館におけるグ
ランドフォーラムを実施。松岡正剛は企画委員兼総合ディレクターとして、
「もてなし・ふるまい・しつ
伝統と創生フォーラム
上/川瀬敏郎
下/今岡徳夫
らい」を全体コンセプトに設定、各フォーラムセッションの構成および会場演出を担った。95 年には全
フォーラムを採録した集大成本を企画編集、淡交社から刊行された。
×
◆ 資生堂ミネルヴァ塾・文化伝承塾(1992–2000)
福原社長の企業文化戦略と、松岡正剛の知識編集のノウハウおよびプログラムを完全に融合させなが
ら実施した資生堂の企業文化研修会。部門長を対象とした「ミネルヴァ塾」
、若手リーダーを対象にした
「文化伝承塾」を計 8 年間実施した。ゲスト講師として、下河辺淳、岩田慶治、中村雄二郎、川勝平太ほか、
ゲストアーチストとして安藤忠雄、石岡瑛子、三宅一生、坂田栄一郎。藤本晴美が演出を、いとうせいこ
うが専任講師を担当。
×
◆ ボランタリー・エコノミー研究会(1994–98)
元東京海上研究所理事の下河辺淳氏・慶応大学の金子郁容教授とともに、自発的意志によって成立す
る経済システム、すなわち「ボランタリー経済」について研究会を発足。野沢 温泉郷、桐生、長浜などを
視察し、日本型経済モデルの抽出と分析を行った。その成果を 98 年に『ボランタリー経済の誕生』( 実業
の日本社)として出版した。
×
◆ The ORIBE Project (1994–2007)
『ボランタリー経済の誕生』
岐阜県に生まれた茶人古田織部の革新の精神に学び、地域の産業文化振興をおこしていく長期プロ
ジェクト。松岡正剛が総合プロデューサーとして全事業の推進にかかわっている。国際的な「織部賞」の
制定発表、特別展覧会、オリベブランドおこしなどのパイロットプロジェクトをかわきりに、数々のイベ
ント展開や、商品開発、さらには市町村における拠点づくり(多治見市オリベストリートほか)、地域情報
化システム構築などが進んでいる。
×
◆ 織部賞(1997–2007)
オリベプロジェクトのパイロット事業として、ジャンルも国籍も問わず勇気ある創造的活動をたたえ
ることを目的として制定された国際賞。松岡正剛が総合プロデューサーをつとめ、97年に第1回を実施、
以降隔年で実施している。受賞者の選考は、磯崎新氏を委員長とする、石井幹子、内田繁、加藤卓夫、熊倉
功夫、坂根厳夫、日比野克彦、アンドレア・ブランヅィ、松岡正剛の 9 人の選考委員会。受賞者の顔ぶれの
ユニークさとともに、毎回新しくデザインされるトロフィーや、祝祭空間として類のない授賞式の演出
The ORIBE Project ウェブサイト
構成が、話題を呼んできた。第1回~第6回の受賞者は次ページのとおり。
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
第1回織部賞(97年)
:グランプリ=エットレ・ソットサス、
織部賞=押井守、
蔡国強、
ジョン・ガリアーノ、
スウォッチ、野村万之丞、樂吉左衞門(岐阜市未来会館で授賞式開催)
第 2 回織部賞(99 年)
:グランプリ=中川幸夫、織部賞=荒木経惟、石山修武、矢野顕子、カッシーナ、土
取利行・桃山晴衣(土岐市文化プラザホールで授賞式開催)
第3回織部賞(2001年)
:グランプリ=大野一雄、
織部賞=石山篤、
井上ひさし、
鯉江良二、
津村耕佑、
ロン・
アラッド(高山市飛騨芸術堂で授賞式開催)
第4回織部賞(2003年)
:グランプリ=鈴木清順、
織部賞=内藤廣、
森村泰昌、
インゴ・マウラー、
無印良品、
加藤孝造(大垣市ソフトピアジャパンで授賞式開催)
第 5 回織部賞(2005 年)
:グランプリ=水木しげる、織部賞=杉浦康平、ジェフリー・ショー、山下洋輔、
第 6 回織部賞授賞式
深澤直人、加藤卓男(岐阜市未来会館で授賞式開催)
第6回織部賞(2007年)
:グランプリ=ワダエミ、織部賞=岩井俊雄、林屋晴三、高橋睦郎、山田脩二
(岐阜市未来会館で授賞式開催)
第 1 回織部賞授賞式
第 2 回織部賞授賞式
第 3 回織部賞授賞式
第 5 回織部賞授賞式
第 4 回織部賞授賞式
×
◆ 世界公園会議(1995)
愛知県主催。記念講演にアルビン・トフラー、基調講演に下河辺淳を迎え、オギュスタン・ベルク、野田
正彰、白幡洋三郎、柏木博、そのほか内外の都市計画家や公園の専門家によるパネルディスカッションを
2 日間にわたり開催。松岡正剛が、総合モデレーター兼総合ディレクターとして、企画構成、演出、進行の
すべてを統括。従来の都市計画的な視点からのみならず、文化、歴史、環境、科学などの幅広い切り口と、
人間の心のための公園という新鮮なサブテーマにより展開した。
「電子の放談」 金子郁容氏
×
◆ ネットワーク・イン「電子の放談」「ダーウィン・ダウンロード」
「エレクトロニックキャバレー・複雑系」(1996–1998)
ニフティ・ネットワーク・コミュニティ研究会の成果を披露する場として、3 年間開催。松岡正剛・金
子郁容がモデレーターをつとめた。毎回、研究者、アーティスト、伝統芸能人、タレント、スポーツ選手な
ど、30人を超える多彩なゲストがつぎつぎに登場し、研究発表や対談、芸談や実演を披露。その模様を同
時編集しインターネットにのせることによって、電子社会がどのように文化を生み出しうるかを、立体
的に見せるシンポジウムとして、大きな反響を呼んだ。
×
◆ マインドスケープ・ミュージアム(1996)
世界で初めての、
「心」をテーマとする岡崎市のミュージアム。松岡正剛は、エグゼクティブ・ディレク
エレクトロニックキャバレー ・ 複雑系
ターとして、ミュージアムのソフトのすべてを統括した。家康ゆかりの地である岡崎市の歴史性を世界
の美術と結ぶ視点として、
「東と西の出会い」
「16.5 世紀」をサブテーマとし、
オープニング企画展では「天
使と天女」展を実施。夕方から始まるオープニングセレモニーとともに、編集工学を駆使した展示企画手
法が、海外の美術館界でも大きな話題となった。
×
◆ 地域情報編集システム「コミュニティ・エディター」(1996–)
松岡正剛が総合ディレクター、金子郁容がコンセプトホルダーとなり、編集工学研究所が共同開発。イ
ンターネット上に、それぞれの地域の特性に合った電子コミュニティをつくり、住民参加によって共同
知を生成し再編集するための画期的な会議室システム。桐生市・淡路島での地域実験を経て、藤沢市が本
マインドスケープ ・ ミュージアム
格導入、以降全国の自治体で採用され、その成果が高く評価されている。
×
◆ 「システム花鳥風月」「お祭りニッポン」(1996–97)
松岡正剛の日本文化研究の成果を生かし、編集工学研が開発したマルチメディアソフト。
「システム花
鳥風月」は、デスクトップメタファーに変わるインターフェースとして「桂離宮」の構造を使い、従来の
意味のリンクではない、
日本文化モデルによる情報のリンクによって、
イメージをキャナライズ
(運河化)
EE Image Canalizer システム花鳥風月
していくというもの。
「お祭りニッポン」は、祭は日本文化のマルチメディアスクリーンであるという松岡正剛の考え方に基
づき、祭の多様な意匠などを入口として、イメージのリンクを楽しむことのできるツール。NTTデータの
マルチメディア・デモソフトとして開発した。
花鳥風月システム お祭りニッポン
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
×
◆ ときの探訪(1997–2009)
松岡正剛が監修、JR 東海提供、CBC(中部放送)で放映中の番組。東海三県および JR 東海沿線のさま
ざまな伝統文化や芸能、工芸、祭、歴史人物などを日本人の感性やイメージの起源に迫る視点で紹介す
る。2 分 30 秒というミニ番組ながら、充実した映像と情報量の番組として、毎回 15%を超える視聴率を
獲得。
×
◆ 色っぽい人々(1998)
87 年より、松岡正剛が 10 年にわたり 20 人のクリエイターたちと色をめぐる対談をしてきた、日本ペ
イントPR誌
「可視光」
の連載
「セイゴオ・カラローグ」
を、
1冊の本にまとめた。登場ゲストは、
山口小夜子、
ワダエミ、辻村ジュサブロー、藤原新也、安藤忠雄、楽吉左衛門、ツトムヤマシタ、杉浦康平、阿木耀子、石
岡瑛子、中村吉右衛門、萩尾望都、島田雅彦、美輪明宏ほか。松岡はホストとして、日本の現在を象徴する
格別な顔ぶれのそれぞれの創造の秘密を絶妙に引き出している。全ページオールカラー、図版 230 点も
京都デジタルアーカイブ 「The MIYAKO」
収録。
×
◆ 花鳥風月型連想検索システム「The MIYAKO」(1998)
伝統文化情報をデジタルアーカイブ化する京都市のプロジェクト。松岡正剛の構想によって、花鳥風
月型連想データベースを京都の空間構造上に展開し、ハイパーリンクを次々と起こす独自のシステムを
開発、話題を呼んだ。以降、このアーカイブのシステムをつかって、北海道・沖縄・岐阜県など各地で地域
情報データベース開発を進めている。
×
◆ 桑沢デザイン塾「日本文化とデザイン」(1998–2000)
内田繁塾頭によって、97 年よりスタート。初年度は松岡正剛の講義に加え、小林達雄・田中貴子・高橋
CRONOS
秀元・田中優子・柏木博各氏を講師に迎え、全 7 回を監修。続く 98 年は、松岡正剛のソロの講義を全 7 回
実施、古代の器物幻想から、江戸のバサラ・カブキまで、映像資料を駆使した渾身の語りが反響を呼んだ。
さらに 2000 年は、明治に生きた人物を取り上げながら、近代日本の思想と文化の流れを独自の構想に
よって語る、感動的な講義を展開した。
×
◆ パドックプロジェクト(1998–2000)
インターネットを使った新たな事業創出のためのプラットホームを開発、実験するプロジェクト。通
産省支援のもと、松岡正剛の構想と、編集工学研究所、インターアクティブ、イーシーワンの開発によっ
て、98年~99年に実験が行われた。共同研究会には三菱商事・NTT・全国信用金庫連合会・日本開発銀行・
住友信託銀行などが参画。
カプタリウム
×
◆ 歴象航行型教育学習システム「CRONOS」(1998–)
「関係性の発見」という新しい歴史観を提案した『情報の歴史』の構造を生かし、慶応大学と共同で、次
世代型のデータベース(クロノロジカル・データベース)および検索システムを開発。2000 年からは、慶
応幼稚舎、灘校など、全国の小・中・高校においてクロノスを利用した総合学習や情報学習の実験授業を
展開、教育関係者や教育ビジネス企業の注目を集めた。現在、インターネット上で利用可能な新バージョ
×
◆ 教育ソフト「カプタリウム」(1998–2000)
98 年から 99 年にかけて、子供たちの情報編集能力を高めるための教育ソフト「2 + 1」を開発、99 年
に東大付属小学校および慶応幼稚舎などで実験事業を実施した。その成果に着目した郵政省からの予算
を得て、
「カプタリウム」という名称でさらに開発を進め、2002 年から始まった総合学習のための教育
ソフトとして発表。全国の公立・私立の小・中・高校で実験授業を行った。
×
◆ ISIS 編集の国(1998–2000)
「関係の発見」と「方法の冒険」をエンタテイメントにす
るバーチャルカントリーを電子ネットワーク上につくる壮
大な実験プロジェクト。この国ではすべてのユーザーはク
上/ ISIS 編集の国ロゴ (仲條正義デザイン)
下/ ISIS 画面より、 セイゴオ ・ ブック OS
リエイターと呼ばれ、さまざまなサービスメニューを通し
て編集力を競い、相互編集コミュニケーションを楽しむ。ま
た、こうして蓄積される「知財」に対して投資や売買のため
の仕組みを用意し、最終的には「知の相場」を形成すること
をめざす。資生堂、ソニー・ミュージック・エンタテインメ
ント、凸版印刷、NTT ドコモ、アコム、日立ソフトなどの「建
国の父」たちの出資により、2000 年 1 月に開国、10 月まで
数々の実験を行い、多くの反響を呼んだ。
ISIS 専用ソフト
ESP の CD-ROM
この実験の成果は、現在松岡正剛が構想中の「ISIS図書街」
ISIS 編集の国建国イベント
大倉正之助
へと発展。
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
×
◆ 密教21フォーラム(1999–)
松岡正剛は、真言宗の僧侶たちのネットワーク組織「密教
21 フォーラム」を、設立当初から監修。99 年からは「母なる
空海」構想を展開、第一弾として、杉浦康平・夢枕獏・里中
満智子・内海清美氏らをゲストとするオープンフォーラム
花伝所ポスター
「六塵ことごとく文字」を開催。2001 年には、草月ホールで
「五大にみな響きあり」を開催。松長有慶・牧宥恵・藤原新也
氏らがゲスト出演し、炎太鼓と声明のコラボレーションが
感動を呼んだ。現在、空海デジタルアーカイブの構築にむけ
密教 21 フォーラム 松長有慶氏
て、さらなるプロジェクトの推進をはかっている。
×
◆ ISIS 編集学校(2000–)
世界で初めて、インターネット上に開校した編集の学校。
「守・破・離」の3つのコースで、松岡正剛の
編集術を基礎から応用まで、着実にマスターできるカリキュラム=編集稽古を開発。10 ~ 15 人ごとに
「教室」をつくり、
「師範代」
「師範」
(編集コーチ)が、
懇切丁寧な指導にあたる。開校以来、
企業人から学生、
主婦にいたるまで、
多様な人々が入学し、
マスコミやメディアでも取り上げられ、
大きな話題となった
(生
徒数は 2009 年現在 2000 人を突破)
。もちろん、松岡自らも「校長」として、指導にあたっている。また編
集コーチ育成のための「ISIS 花伝所」も創設。200 人近い師範・師範代がさまざまな企業塾などでも活躍
編集学校チラシ
している。
2008 年、新たに専門コース [ 遊 ] を開講。2009 年には企業を対象とした [ 業 ]、[ISIS 本座 ] で展開する
入門コース[序]を開講。
「小堀遠州の世界」
小堀宗実
「上田宗箇の世界」
上田宗嗣 ・ 熊倉功夫
花伝所入伝式
感門の盟
「離」 退院式
×
◆ 茶道文化を映像化する(NHK番組など/2000–2001)
松岡正剛は日本文化研究の第一人者として、さまざまな美術番組の企画監修や特別出演もしてきた。
近年は茶道や茶人をテーマとした番組の相談も多く、特別番組「織部のロマン」
(96)
、
「よみがえる上田
宗箇の世界」
(2000)
、
「新日曜美術館・大名茶人小堀遠州の世界」
(2001)
、
「国宝探訪・流転の名席・茶
席如庵」
(2001)などを監修するとともに、ナビゲーターとして出演した。
千夜千冊記念イベント 「これでだめなら日本は闇よ」
×
◆ 千夜千冊(2000–)
古今東西のあらゆるジャンルを網羅する空前絶後のブッ
クナビゲーション。2000年2月に中谷宇吉郎の『雪』からス
タート、2004 年 7 月に『良寛全集』で 1000 冊を達成。その
後も更新し続けている。ジャンルの広さはもちろんのこと、
1 冊ごとに表現もスタイルも変えていく松岡正剛の方法の
多様性が反響を呼び、300万アクセスを誇る(2009年)
。
500 冊を達成した 2002 年 3 月には記念トークを開催。
1000 冊達成記念イベント「これでだめなら日本は闇よ」で
は「千夜千冊」にとりあげた著者や田中泯・本條秀太郎・坂
時塾
千夜千冊記念イベント 「これでだめなら日本は闇よ」
田明らとコラボレーション、司会はいとうせいこう。
千夜千冊・放埓篇 第1夜~第1144夜(~2006年5月)
千夜千冊・遊蕩篇 第1145夜~(~現在)
×
◆ 時塾(2000–2001)
建築デザイナーの小沢かすみ氏の呼びかけによる連続塾。各界の次世代リーダーを対象に、松岡正剛
の編集知を学ぶことを目的として、
「風土とミーム」
「世界定め」
「ボランタリズムの将来」
「日本文化抄」
「ラ
ディカル・ノマドロジー」の全5回実施。
×
◆ 上方伝法塾「いろは日本」(2001–2002)
上方の新しい経済文化を考えるための全 10 回の特別連続塾。
「庭」
「神」
「歌」
「間」
「型」
「祭」
「芸」
「時」
上方伝法塾
「匠」
「遊」のテーマで月 1 回開催。毎回、映像を駆使した松岡正剛の熱心な講義を展開、大阪を中心に、西
日本や京都さらには東京からも塾生が参加した。
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
×
◆ 「六翔塾」(2001–2005)
積水化学住宅カンパニーのトップ営業マン 100 人を対象として開催している松岡正剛の日本文化塾。
これからの住宅メーカーに必要な、日本の歴史文化や風土に根ざした戦略づくりや人材育成を目的とし
ている。2002 年の第2期は、さまざまな分野の達人や匠をゲストとして招き、実演や実技もまじえたス
ZENetic Computer
タイルで開催。2003年からの第3~5期は、編集ワークショップを取り入れた参加型スタイルで実施。
×
◆ 「ZENetic Computer」(2002–)
MIT のコンピュータアーティスト土佐尚子氏と共同開発中の、東洋思想と日本文化に根ざした新感覚
のインタラクティブ・システム。3D システムの山水画の中を旅し、バーチャル禅問答を体験しながら、
ユーザーが無意識世界を発見していくというもの。2003 年にプロトタイプが MIT で公開されるなり評
判となった。
2004年には、
世界中のプロジェクトのなかから、
「ZENetic Computer」
がシーグラフのエマー
ジングテクノロジー部門に選出され、今後世界中で展開していくことになっている。
×
◆ デジタルアーカイブ「岐阜窓庫」(2003–2008)
高速歴史教室 XYZ 日本史
岐阜県の歴史・文化・自然リソースを、豊富な画像とテキス
トによってインターネット上で紹介するアーカイブシステム。
松岡正剛と編集工学研究所が蓄積してきた、編集・デザイン・
デジタル技術を駆使して、ゲーム感覚で楽しめるまったく新し
いアーカイブとなっている。
熱血歴史塾
新代表的日本人
×
◆ 歴史教育ビデオ「高速歴史教室・XYZ日本史」
「熱血歴史塾・新代表的日本人」(2003–2006)
岐阜窓庫
松岡正剛の語りによる2つの歴史教育ビデオシリーズ。中学生を対象とする「高速歴史教室・XYZ日本
史」は古代から現代までの歴史を扱う。各時代を象徴する3つのキーワードを軸にしながら、映像資料や
CG がテンポよく展開する画期的エデュテイメント型ソフトとなっている。高校生以上を対象とする「熱
血歴史塾・新代表的日本人」は明治維新以降の近代史を扱う。激動の時代を生き抜いた明治の日本人たち
の葛藤と情熱を伝える松岡の構成と語り口は、教育ビデオの概念を覆すものとなっている。
高速歴史教室
XYZ 日本史より
連塾 「JAPAN DEEP」 ポスター
熱血歴史塾
新代表的日本人より
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◆ 「連塾」と「連志連衆會」(2003–)
松岡正剛の培ってきた編集的世界観と「日本という方法」を、各界リーダーや次世代に伝承するために
連塾 第 1 期
スタートした、特別塾。発起人は新宅正明氏(元日本オラクル)
・黒澤保樹氏(元シスコシステムズ代表)
・
金子郁容氏(慶応大学)
、その運営母体である「連志連衆會」
(特定非営利活動法人)の代表理事は福原義
春氏。演出家に藤本晴美氏を迎え、照明・音響・映像を駆使した空前絶後のライブトークとして実施。こ
れまでスタイルを変えながら第 3 期まで展開しているが、スタート当初から 7 ~ 8 時間の長丁場という
スタイルは変えていない。受講者(連衆)は、2009年6月現在、のべ1500人に及んでいる。
第 1 期(2003 ~ 2005)は、全 8 回、のべ 50 時間におよぶ松岡正剛のソロ講義。映像資料を取り入れな
がら日本文化にひそむ方法を多様に取り出しつつ、近現代の問題にまで切り込む圧巻の講義。
第 2 期(2006 ~ 2007)は、
「絆走祭」と銘打って、毎回 5 ~ 6 人のゲストが登場し松岡とともにトーク
やパフォーマンスを繰り広げるという趣向で展開(ゲストは、小堀宗実・山口小夜子・十文字美信・柳家
連塾 第 2 期 山口小夜子
花緑・内藤廣・石山篤・大倉正之助・高橋睦郎・エヴァレット・ブラウン・田中泯・土佐尚子・坂井直樹・
森村泰昌・真行寺君枝・杉浦康平・矢萩春恵・内田繁・しりあがり寿・清水博・浅葉克己・植田いつ子・井
上鑑)
。
第 3 期(2008 ~ 2009)は、3人のゲストを迎えて「DEEP JAPAN」編を開催。日本の諸相をさらに深く
鋭くえぐるディープな対話が反響を呼んでいる(ゲストは、岡野弘彦・押井守・井上ひさし・いとうせい
こう・川崎和男・藤原新也・萩尾望都・松本健一・横尾忠則)
。
また 2007 年からは、
「連志連衆會」会員のために「椿座」を開催。北山ひとみ氏を幹事役に、福原義春
氏との対談形式で、日本文化をさまざまな視点で読み解いている。
連塾 第 3 期 井上ひさし
MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
×
◆ 「オリベ編集学校」(2003–2005)
「ISIS 編集学校」のカリキュラムとコーチングノウハウを生かして、岐阜県民を対象とする生涯学習事
業の柱として開講。岐阜県の歴史・文化・産業を題材としたユニークな編集稽古が好評。地域づくりのた
めの人材育成に大きく貢献している。
×
◆ マルチアーカイブビデオ「蘇える空海」(2004)
1984 年に出版された松岡正剛の『空海の夢』と、密教 21 フォーラムと開発中の「空海デジタルアーカ
マルチアーカイブビデオ 「蘇える空海」
イブ」をベースにつくられたビデオソフト。松岡正剛の構成・語りと、数々の映像資料、デジタル図解に
よって、空海密教の全貌がわかりやすく解説される。
マルチアーカイブビデオ
「蘇える空海」 より
×
◆ NIKIギャラリー「冊」と那須プロジェクト(2004–)
「冊」は九段の三井パークマンションにつくられたブック&アートギャ
NIKI ギャラリー 「冊」
ラリー。松岡の見立てによる日本文化の全集本や豆本コレクションとと
もに、現代工芸作家の作品を展示。オーナーは二期リゾート代表の北山ひ
とみ氏。内装・書架は建築家の内藤廣氏。
また同じく北山氏・内藤氏とともに、那須の二期倶楽部において、
「松
岡正剛の庵」をつくるプロジェクトが進んでいる。和泉正敏氏を起用し
「立床石」
「井筒石」
、
さらに世界にも類のない「七石舞台」を完成させ、
オー
プニングイベントを近藤等則・土取利行・桃山晴衣・安田登氏らをゲスト
に開催。
立床石
×
◆ 舞踏家たちとの共演―「赤光」と「越境するダンス」(2005)
七石舞台 [かがみ]
舞踏家・田中泯のソロ公演「赤光」のために、
「書」を揮毫。畳 1 畳の大きさの石州和紙 7 枚に斎藤茂吉
の歌をさまざまな書体で現した。新国立劇場での公演当日は、田中氏とともに、舞台で舞い踊る松岡の
「書」が話題となった。
また同じく新国立劇場で、文化庁舞台芸術国際フェスティバル特別企画として、シンポジウム「越境す
るダンス」をモデレート。出演は舞踏家の天児牛夫・木佐貫邦子・勅使川原三郎と能楽師の梅若六郎・音
楽家の高田みどり・空間演出家の毛利臣男。松岡の構成ならではの豪華の顔ぶれと、言葉と音のセッショ
ンによって満場を魅了した。
×
◆企業塾とハイパーコーポレートユニバーシティ[AIDA](2005-)
「越境するダンス」
「ISIS 編集学校」とともに、そのコーチングメソッドを生かしたさまざまな企業塾、企業セミナーを展
開。これまで千趣会・SONY・多摩大学ルネッサンスセンターなどで特別研修や講義を実施。積水化学住
宅カンパニーでは全国支店の営業マンを対象としたネットの編集講座「セキスイすみか編集塾」を特別
開講した。
また、三菱商事・リクルートほか数社の精鋭を対象に開講している次世代リーダー養成塾を立ち上げ。
「AIDA」をコンセプトに、今日の企業人に求められる「世界知」と、日本人に必要な「共同知」の「あいだ」
を編集する方法を伝授する。内田繁氏、猪野健治氏、平尾誠二氏、川勝平太氏、安田登氏、前田日明氏、姜
ハイパーコーポレート
ユニバーシティ
上/姜尚中 下/川勝平太
尚中氏など多彩なゲストを迎え、松岡正剛ならではの趣向を盛り込んだプログラムを展開している。
×
◆ 「博報堂大学」と「こどもごころ製作所)(2006–)
新規プロジェクト立案をめざす「博報堂大学」の設立にかかわり、これまでに次世代リーダーを養成す
る特別連続講座、
「こどもごころ製作所」の立ち上げとその活動へのアドバイザーなどをつとめている。
「こどもごころ」とは、五感や想像力を真の創造力へと結び付けていくためのキーコンセプト。
×
◆ 立正佼成会開祖記念館(2006)
立正佼成会開祖・庭野日敬の生誕 100 年を記念してつくられたミュージアム。松岡はマスタープラン
および総合プロデュースをつとめた。展示構成は丹青社。世界宗教者平和会議という偉業をなしとげた
現代の宗教者のおいたちとその業績を、昭和史の変遷とともに紹介する。松岡は開館以降も、記念館の運
営や企画展示への監修をつとめている。
立正佼成会 開祖記念館
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MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の主な仕事
×
◆ 松岡正剛千夜千冊(2006)
2000 年からWEBに発表し続けている「千夜千冊」が、大幅な加筆・修筆によって、総頁数10178、総重
量 13kg の 7 巻仕立ての全集になった ( 求龍堂 )。2006 年 5 月までに書かれた 1144 冊までが収録されて
いる。装幀は福原義春氏、また各巻に十文字美信による巻頭写真「本貌」
、各本に小池純代氏による「千夜
短歌」が付されている。
松岡が構成にほぼ 2 年を費やした全 7 巻の部立は、第 1 巻「遠くからとどく声」
、第 2 巻「猫と量子が見
ている」第 3 巻「脳と心の編集学校」
、第 4 巻「神の戦争・仏法の鬼」
、第 5 巻「日本イデオロギーの森」
、第 6
巻「茶碗とピアノと山水屏風」
、第 7 巻「男と女の資本主義」となっている。また特別巻「書物たちの記譜」
には、
「ぼくの読書術」
、年譜「松岡正剛二万二千夜譜」
、人名・作品・キーワード索引を収録。
日本の出版文化史に残る偉業として、またWEBから生まれた全集書籍として、出版界・文化界・メディ
ア界で反響を呼んだ。
「松岡正剛千夜千冊 (求龍堂)」
×
◆ 和座・縁座(2006-)
「和座」
は、
シスコ・システムズの黒澤保樹代表の発案によりスタートした、
企業エグゼクティブ・フォー
ラム。松岡と呉善花氏が専任講師となって、2 年間にわたって北海道と宮崎で開催。その後、運営母体が
ネットワン・システムズに継承され、
松岡の総合監修による
「縁座」
として実施している。
ゲストに中谷巌・
田中優子氏。
×
◆ ASIMO開発研究会(2008-)
ホンダ技術研究所が進めているヒューマノイドロボット「ASIMO」の未来の価値創造のための研究会
ASIMO 開発研究会
を監修。編集工学がカバーする多様な研究テーマを応用するとともに、イシス編集学校のプログラムを
活用した「未来のものがたりづくり」も進行中。
×
◆ 品組(2008-)
「連塾」を主催する「連志連衆會」を母体として生まれた、モノづくりのための合同会社組織。松岡正剛
の「日本という方法」に根ざして、アーティストや職人とのコラボレーションによって、
「数寄」の逸品を
開発し、販売する。第一弾として秋田の木工職人・高階隆志氏とともに「組子手文庫」
、第二弾として京都
縁座 (ゲスト : 田中優子)
の印染職人・掛札英敬氏とともに「風呂敷 旬・色」を制作。
×
◆ 平城遷都1300年記念事業「弥勒プロジェクト」(2008-)
2010 年、平城遷都 1300 年を迎える奈良県の依頼で、日本と東アジアの歴史と未来を再編集する「弥
勒プロジェクト」のマスタープランを作成、また「日本と東アジアの未来を考える委員会」幹事長として、
委員会の運営とともに、
「弥勒プロジェクト」の諸事業を推進している。
2009 年には、その成果物として、平城遷都 1300 年記念書籍『NARASIA 日本と東アジアの潮流』を丸
善から刊行。オールカラー、オール見開き、多様な図版と大胆なコピーワークによって奈良・日本・東ア
品組 風呂敷 旬 ・ 色
ジアの歴史と現在を通覧できる本として反響を呼んでいる。
また、日経新聞との共催による「平城遷都1300年経済フォーラム」
、
「登大路セミナー」
、Webポータル
の開設などを、
「弥勒プロジェクト」の一環として進めている。
品組 組子手文庫 「SUKIYA」
『平城遷都 1300 年記念出版 NARASIA 日本と東アジアの潮流 これナラ本』
『平城遷都 1300 年記念経済フォーラム
松岡 ・ 中谷巌 ・ 武藤敏郎 ・ 小林陽太郎
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松岡正剛の全著作
■ 自著
□自然学曼陀羅(工作舎/1979)
□存在から存在学へ(工作舎/プラネタリーブックス1・1979)
□イメージの遊学(工作舎/プラネタリーブックス20・1979)
□眼の劇場(工作舎/1980)
□概念工事(工作舎/1980)
□空海の夢(春秋社/1984)※2005年新装版出版
□遊学-142人のノマドロジー(大和書房/1986)
□情報と文化(NTT出版/1986)
□遊行の博物学-主と客の構造(春秋社/1987)
□ルナティックス –月を遊学する(作品社/1993/斎藤緑雨賞受賞)※2005年中公文庫版出版
□外は、良寛。
(芸術新聞社/1994)
□花鳥風月の科学 –日本のソフトウェア(淡交社/1994)※2004年中公文庫版出版
□フラジャイル-弱さからの出発(筑摩書房/1995)※2005年ちくま学芸文庫文庫版出版
□孤客記-背中のない日本(作品社/1995)
□編集革命-創造的自己編集の技法(カタツムリ社/1995)
□知の編集工学(朝日新聞社/1996)※2001年朝日文庫版出版
□情報の歴史を読む(NTT出版社/1997)
□知の編集術(講談社現代新書/2000)
□日本流(朝日新聞社/2000)※2009年ちくま学芸文庫版出版予定
□日本数寄(春秋社/2000)※2007年ちくま学芸文庫版出版
□山水思想(五月書房/2003)※2008年ちくま学芸文庫版出版
□松岡正剛編集セカイ読本 低速「帝塚山講義」
(全5冊/デジタオ/2003)
□松岡正剛編集セカイ読本 中速「本の読み方」
(全5冊/デジタオ/2003)
□松岡正剛編集セカイ読本 高速「分母の消息」
(全5冊/デジタオ/2003)
□遊学I ・II(中央公論新社/2003)
□日本という方法(NHK 出版/2006)
□松岡正剛千夜千冊(全7巻+特別巻/求龍堂/2006)
□17歳のための世界と日本の見方(春秋社/2006)
□脳と日本人(文藝春秋/2007)
□誰も知らない世界と日本のまちがい(春秋社/2007)
□ちょっと本気な千夜千冊虎の巻(求龍堂/2007)
□白川静―漢字の世界観(平凡社新書/2008)
□連塾―方法日本1 神仏たちの秘密(春秋社/2008)
□多読術(ちくまプリマー新書/2009)
■ 共著
□二十一世紀精神(津島秀彦+松岡正剛/工作舎/1975)
□タルホ事典(潮出版社/1975)
□ヴィジュアル・コミュニケーション(構成・杉浦康平/講談社/1976)
□プラネタリーブックス(工作舎/1979~82)
2. ハレとケの民俗学(高橋秀元 + 松岡正剛)/ 3. 科学的愉快をめぐって(十川治江 + 松岡正剛)/ 4. 写真論と写心論(森永純 + 佐々木渉 + 松岡正剛)/ 5. 稲垣足穂さん(松岡正剛)/ 6. 神秘と冗談(高 橋克巳 + 松岡正剛)/ 7. 言語物質論 詩を読む(松岡正剛)/ 8. 身体・気象・言語(田中泯 + 松岡正剛)
/9.SFと気楽(山野浩一+荒俣宏+松岡正剛)/10.月と幻想文学(荒俣宏+松岡正剛)/ 11.気談
(高橋秀元+十川治江+松岡正剛)/12.言語物質論 経を読む(松岡正剛)/13. 古代金 属国家論
(内藤正敏+松岡正剛)/15.ソフトマシーン(真壁智治+永田陽一+松岡正剛)/17. 愛の傾向と対
策(タモリ+松岡正剛)/18. 写真の時間(奈良原一高+松岡正剛)
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MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の全著作
□間の本(レオ・レオーニ+松岡正剛/工作舎/1981)
□遊学の話(ロジェ・カイヨワ、ミッシェル・フーコー、マンディアルグ、JG・バラード、スーザン・ソン
タグほか/工作舎/1981)
□空海と密教宇宙(山折哲雄・金岡秀友ほか/朝日カルチャー叢書/1984)
□文字の宇宙(構成・杉浦康平/写研/1985)
□間と世界劇場(山口昌男・J.デリダ・荒俣宏・吉本隆明ほか/春秋社/1987)
□即身 - 高野山大学百年記念シンポジウム(ライアル・ワトソン、コリン・ウィルソン、松長有慶ほか /河出書房/1988)
□解釈の冒険(清水博・奥井一満・衛藤駿ほか/NTT出版/1988)
□日本の組織を読む(今井賢一、塩原勉ほか/第一法規/1988)
□日本の組織を読む・2(野中郁次郎ほか/第一法規/1989)
□電脳都市感覚(坂村健・石原恒和・中沢新一ほか/NTT出版/1989)
□日本のルネッサンス(熊倉功夫・守屋毅ほか/柏書房/1990)
□サイバーテクノロジー(月尾嘉男・武邑光裕ほか/NTT出版/1990)
□クラブとサロン(小林章夫・笠井潔・守屋毅・高山宏ほか/NTT出版/1991)
□日本人のこころ-神と人のあいだ(五木寛之・田中優子ほか/角川書店/1993)
□コミック・メディア(香山リカ・布施英利・柏木博ほか/NTT 出版/1992)
□情報文化問題集(NTT 出版/1992)
□老年発見(中村雄二郎・埴谷雄高・白洲正子ほか/NTT出版/1993)
□共鳴する神々(ライアル・ワトソン・衛藤駿・鎌田東二ほか/みき書房/1994)
□複雑性の海へ(松島俊也・戒崎俊一・今井浩ほか/NTT出版/1994)
□インターネット・ストラテジー(金子郁容+吉村伸+松岡正剛/ダイヤモンド社/1995)
□未来からのモノづくり(坂井直樹+松岡正剛/かんき出版/1995)
□イメージとマネージ(平尾誠二+松岡正剛/集英社/1996)*1999年文庫版出版
□電縁交響主義(1997/NTT出版)
□ボランタリー経済の誕生(1998/実業之日本社)
□色っぽい人々(淡交社/1998)
□二十世紀の忘れもの(佐治晴夫/雲母書房/1999)
□工作舎アンソロジー:オデッセイ1971̶2001(工作舎/2001)
□内田繁+松岡正剛が開くデザイン12の扉(丸善/2001)
□松岡正剛のISIS編集学校直伝! プランニング編集術(イシス編集学校/東洋経済新報社/2003)
□脳と日本人(茂木健一郎/文藝春秋社/2007)
□物語編集力(イシス編集学校/ダイヤモンド社/2008)
■ 編集
□孤立者たちの対話(山梨シルクセンター出版部/1969)
□遊(工作舎/1971~82)
第1期 1号(71年)
、2・3・4号(72年)
、5・6・7号(73年)
、8号(74年)
、9号(76年)
、10号・ 足穂-抱影追悼号(77年)
第2期 1001~1004号(78年)
、1005~1010号(79年)
、1011~1013号(80年)
第3期 1014・1015号(80年)
、1016~1027号・臨時増刊ジャパネスク(81年)
、1028~1038号
(82年)
□キッチュ(ダイヤモンド社/1971)
□OFF(工作舎/1973)
□人間人形時代(稲垣足穂/工作舎/1975)
□キャンプ(范文雀写真集/工作舎1975)
□東京市電・東京都電(ダイヤモンド社/1976)
□スーパーレディ1009(工作舎/1977)
□全宇宙誌(工作舎/1979)
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MATSUOKA & ASSOCIATES
松岡正剛の全著作
□アート・ジャパネスク(全18巻/講談社/1980~83)
□ザ・グッド・バッド・ガール=横須賀功光写真集(講談社/1982)
□バツ~×の文化(工作舎/1982)
□花狩=山村雅昭写真集(アドバタイズ・コミュニケーション/1988)
□日本の組織(全16巻/第一法規/1986~89)
□ネットワーク時代の組織戦略1・2(第一法規/1988・89)
□生と死の境界線(岩井寛/講談社1988)
□情報選択の時代(リチャード・ワーマン/日本実業出版/1990)
□情報の歴史(NTT出版/1990、増補改訂版1996)
□レジュメクス(リクルート/1990~93)
□理解の秘密(リチャード・ワーマン/NTT出版/1993)
□平安建都1200年記念-伝統と創生フォーラム集成(淡交社/1995)
□情報文化の学校(NTT出版/1998)
□日本のタイポグラフィック・文字は黙っていない(田中一光・浅葉克己/ggg/1999)
□横須賀功光─光と鬼(d.勝井三雄/パルコ出版/2005)
□平城遷都1300年記念出版 NARASIA 日本と東アジアの潮流 これナラ本(奈良県・丸善/2009)
■ その他(松岡正剛の著述が収録されている出版物)
□吉本隆明対談集・難しい話題(青土社/1985)
□夢を視る、夢が視る(星雲社/1986)
□羊をめぐる十二の物語(新宿書房/1987)
□身体の現在形 ̶ 芸術はからだからだ(愛知芸術文化センター/1992)
□夜想EX・歌舞伎はともだち(ペヨトル工房/1992)
□オウム解読マニュアル(ダイヤモンド社/1995)
□岩波講座現代社会学 第5巻「知の社会学/言語の社会学」
(岩波書店/1996)
□埴谷雄高対談集・瞬發と残響(未来社/1996)
□本棚が見たい! 2 (ダイヤモンド社/1996)
□二〇二〇年からの警鐘(日本経済新聞社/1997)
□多田富雄編・日本の名随筆 ̶ 人間(作品社/1998)
□夢の本(光琳社/1998)
□大前研一編・新しい日本をつくるために私ができること(ダイヤモンド社/1999)
□茶道学体系第1巻・茶道文化論(淡交社/1999)
□小林達雄対談集・ミュージアムの思想(ミュゼ/1999)
□福島伸逸対談集・流体感覚(雲母書房/1999)
□藤原和博・情報編集力(筑摩書房/2000)
□日本のこころ・月の巻(講談社/2001)
□鏡リュウジ対談集・アニマの香り(雲母書房/2001)
□山口昌男対談集・はみ出しの文法 ̶ 敗者学をめぐって(平凡社/2001)
□素顔のイサム・ノグチ(四国新聞社/2002)
□ガンジー自伝 *解説執筆 (中公文庫/2004)
□夢枕獏編・空海曼陀羅(日本出版社/2004)
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MATSUOKA & ASSOCIATES
コラボレーション
◎ 『遊学の話』対談(1981)
ルイス・トマス、ジョン・ケージ、スーザン・ソンタグ、ナム・ジュン・パイク、フリッチョフ・カプラ、
ミルフォード・グレーブス、ピエール・ド・マンディアルグ、ロジェ・カイヨワ、J・G・バラード、フランシス・
イエイツ
◎ 「アート・ジャパネスク」編集委員・写真家(1980–83)
長廣敏雄、林屋辰三郎、衛藤駿、赤井達郎、秋岡芳夫、磯崎新、伊藤ていじ、今井潤一、岡本良一、切畑健、
熊倉功夫、小林達雄、白畑よし、杉山二郎、田中日佐夫、直木孝次郎、宮次男、村井康彦、村重寧、吉田光邦、
市川英夫、
小暮徹、
佐々木光、
篠山紀信、
十文字美信、
立木義浩、
内藤正敏、
奈良原一高、
藤原新也、
細江英公、
森永純、横須賀功光
◎ 「日本の組織」編集委員(1986–89)
長今井賢一、塩原勉、野中郁次郎、加護野忠男、奥村昭博、伊丹敬之、織畑基一、原田保、日置弘一郎、小野
『遊学の話』 より、
S ・ ソンタグ、 J ・ G ・ バラード、 ルイス ・ トマス
貴邦、陸正、佐藤旦、原田保、広崎膨太郎
◎ 情報文化研究フォーラム委員(1984–96)
長合田周平、相磯秀夫、荒俣宏、安西祐一郎、石井裕、石原恒和、伊住政和、伊丹敬之、いとうせいこう、伊
藤俊治、今井賢一、弥永信美、岩井克人、上野俊哉、衛藤駿、大澤真幸、奥井一満、柏木博、金井壽宏、金子
郁容、鎌田東二、熊倉功夫、黒崎政男、小松和彦、権田金治、坂村健、佐倉統、清水博、正慶孝、陣内秀信、下
情報文化研究フォーラム
今井賢一氏
條信輔、鈴木博之、高野孟、高村裕、田中優子、田中譲、津川雅彦、月尾嘉男、津田一郎、土屋恵一郎、戸田
ツトム、中沢新一、夏目房之助、西垣通、西山賢一、野中郁次郎、浜野保樹、原丈人、三宅理一、室井尚、森
谷正規、森本哲郎、山折哲雄、吉田光邦、吉見俊哉、吉村伸、ティモシー・リアリー、ブレンダ・ローレル、
リチャード・ワーマンほか
◎ 可視光「セイゴオ・カラローグ」対談(1987–2000)
情報文化研究フォーラム
山口小夜子、ワダエミ、藤原新也、辻村ジュサブロー、今井俊満、樂吉左衞門、安藤忠雄、ツトム・ヤマシタ、
柳町光男、杉浦康平、阿木燿子、奥村靫正、中東吉次、石岡瑛子、中村吉右衛門、安寿ミラ、萩尾望都、茂山
千作、島田雅彦、美輪明宏、緒川たまき、河合隼雄、浅井慎平、森村泰昌
◎ エルムウッド京都シンポジウム(1989)
アーネスト・カレンバック、J・ベアード・カリコット、フリッチョフ・カプラ、リアン・エイズラー、クレ
ア・グリーンズフェルダー、ヘイゼル・ヘンダーソン、フランシス・ムーア・ラペ、マーガレット・ロック、
ナンシー・モリタ、上田閑照、上野千鶴子、田中優子、津村喬、星川淳、吉福伸逸
◎ NHK 「日本人のこころ」(1990–94)
「可視光」 対談
上/萩尾望都
左/茂山千作
五木寛之、田中優子、門脇禎二、小松和彦、安藤忠雄、杉浦康平、赤坂憲雄、福永光司、土取利行、ワダエミ、
大倉正之助、中村吉右衛門
◎ 日米シンポジウム「21世紀の理想」(1991)
J・ビリントン、P・ギフォード、ネイサン・グレイサー、下河辺淳、今西正次郎、高坂正尭、入江昭、香西泰、
小島明、中村桂子、村上陽一郎
◎ 阪急ちゃやまちカウンセル委員(1991–92)
井上俊、麻生圭子、安藤忠雄、井上章一、今井祝雄、植条則夫、大石尚子、奥野卓司、金井壽宏、如月小春、
白幡洋三郎、竹村真一、田中優子、久隆浩、三宅理一、佐藤恵子
◎ 「世界劇場」対談(1991–92)
コシノジュンコ、三枝成彰、五木寛之、楠田枝里子、島田雅彦、杉浦日向子、岩田慶治、若桑みどり、毛綱毅
曠、夢枕獏、岡野玲子、アガタ・モレシャン
◎ 平安建都1200年「伝統と創生フォーラム」(1992–94)
河合隼雄、筒井紘一、阿木耀子、高田公理、井上三千子、芳賀徹、いとうせいこう、井上章、日下公人、鷲田
清一、横山俊夫、市田ひろみ、中村昌生、森谷剋久、荒俣宏、石岡瑛子、日高敏隆、福原義春、白幡洋三郎、
堀場雅夫、ダン・ローゼン、熊倉功夫、夏剛、田中映男、田中貴子、柳原睦夫、金容雲、田中優子、山内昌之、
伊住政和、今岡徳夫、樂吉左衞門、川瀬敏郎、池坊美佳、藤本晴美ほか
◎ 資生堂ミネルヴァ塾・伝承文化塾(1992–99)
福原義春、藤本晴美、いとうせいこう、金井壽宏、金子郁容、清水博、岩田慶治、下河辺淳、中村雄二郎、秋
月龍泯、鎌田東二、安藤忠雄、伊住政和、天児牛大、坂田栄一郎、井上鑑、大森昭男、浅葉克己、木村尚三郎、
竹村牧男、鈴木清順、石岡瑛子、上田閑照、奥井一満、多田富雄、下條信輔、三宅一生、今井賢一、三枝誠、
日本人の心
杉浦康平/五木寛之/安藤忠雄/
田中優子/中村吉右衛門
十文字美信、小林秀紀、藤幡正樹、川勝平太、柳家花緑、炎太鼓
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MATSUOKA & ASSOCIATES
コラボレーション
◎ The ORIBE Project (1994–2007)
安藤優子、石井幹子、石津謙介、伊住政和、磯崎新、今井賢一、岩井俊雄、上田宗嗣、内田繁、大野一雄、大
江匡、大倉正之助・アレックス・カー、加藤幸兵衛、加藤卓男、川瀬敏郎、熊倉功夫、坂根厳夫、杉浦康平、
鈴木清順、高橋睦郎、田中一光、田中優子、竹内順一、アラン・チャン、内藤廣、中川幸夫、西松布咏、野村
万之丞、芳賀徹、林屋晴三、羽良多平吉、日比野克彦、藤本晴美、アンドレア・ブランヅィ、水木しげる、三
橋いく代、森村泰昌、山下洋輔、山田脩二、山田節子、山田美也子、樂吉左衞門、ワダエミほか
◎ 国際物語学会(1992–99)
浅葉克己、
飯沢耕太郎、
柏木博、
田中優子、
田中譲、
西松布咏、
ジョン前田、
塚本慶一郎、
シュティ・リヒター、
The ORIBE Project より
上/内田繁 下/上田宗嗣
石井裕、北野宏明、下條信輔、野村万之丞、美輪明宏、川勝平太、金子郁容、国領二郎、野田一夫、原丈人、
花田春兆、坂部明浩、吉見俊哉ほか
◎ 世界公園会議(1995)
アルビン・トフラー、下河辺淳、白幡洋三郎、田中優子、オギュスタン・ベルク、柏木博、野田正彰、武内和
彦、ケン・テイラーほか
◎ ネットワーク・イン(1995–97)
金子郁容、中村雄二郎、伊住政和、俵万智、村井純、吉村伸、室井尚、坂井直樹、岡田智雄、田中優子、香山
国際物語学会大会より
左/西松布咏 右/花田春兆 ・ 坂部明浩
リカ、柳家花緑、オーランド・カマーゴ、野村万之丞、ジョン・C・リリー、高野孟、森田正光、いとうせい
こう、
フリーマン・ダイソン、
竹村真一、
多田富雄、
大槻ケンヂ、
飯泉菜穂子、
鳩山由紀夫、
辛淑玉、
モーリー・
ロバートソン、千住真理子、宮田まゆみ、榊原英資、丸山茂雄、平尾誠二、田丸翔子、伊藤穰一、大江匡、中
村明一、丸山茂徳、田坂広志、竹中ナミ、大原まり子、明和電機、仲條正義、岡野玲子、高城剛、山咲千里、
洞口依子、清水ミチコ、ワダエミ、押井守ほか
◎ ISIS 編集の国(1999–2000)
金子郁容、川崎隆章、花田春兆、内田繁、桃山晴衣、富田勉、大倉正之助、仲條正義、いとうせいこう、柳家
花緑、室井尚、高城剛、田中譲ほか
◎ 密教21フォーラム(1999– 現在)
里中満智子、夢枕獏、杉浦康平、内海清美、綾部光洲、長柄行光、浅葉克己、長澤弘隆、松長有慶、牧宥恵、
藤原新也、炎太鼓
◎ 連塾(2003– 現在)
ネットワークインより
上/西村万之丞 下/大槻ケンジ ・ いとうせいこう
浅葉克己、石山篤、いとうせいこう、井上鑑、井上ひさし、内田繁、植田いつ子、エバレット・ブラウン、岡
野弘彦、大倉正之助、押井守、金子郁容、川崎和男、北山ひとみ、黒澤保樹、小堀宗実、坂井直樹、清水博、
十文字美信、しりあがり寿、真行寺君枝、新宅正明、杉浦康平、鈴木清順、鈴木寛、高野明彦、高橋睦郎、田
中泯、田中優子、土佐尚子、内藤廣、中道淳、中村明一、西松布咏、野田一夫、ハート・ララビー、萩尾望都、
福原義春、福光松太郎、藤本晴美、藤原新也、松本健一、矢萩春恵、柳家花緑、山口小夜子、山口昌男、山中
佑一郎、横尾忠則ほか
◎ その他
ライアル・ワトソン・鎌田東二・園田稔・毛綱毅曠・鈴鹿千代乃(全国神道青年大会)
佐治晴夫(匙塾)
、千住博・しりあがり寿・アントニオ猪木・高野進・黒岩彰(日本文化デザイン会議)
田中一光・浅葉克己・杉浦康平(日本のタイポグラフィック展)
ワダエミ・福原義春・前田日明・柳家花緑・美輪明宏(テント2001)
猪野健治・平尾誠二・安田登・隈研吾・合原一幸・中村明一・姜尚中ほか(ハイパーコーポレートユニバー
密教 21 フォーラムより 炎太鼓
シティ)
川勝平太・小林陽太郎・武藤敏郎・中谷巌・寺島実郎・福原義春・安田登(平城遷都1300年記念フォーラム)
連塾より
左上/山口小夜子
左下/十文字美信
右上/藤本晴美
鈴木清順
金子郁容 テント 2001 より
左上から/ワダエミ/柳家花緑/前田日明
福原義春/美輪明宏
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埒外案内
■ セイゴオ・ちゃんねる
松岡正剛事務所による松岡正剛公式ホームページ。講演やイベントなどの最新情報を紹介。
http://www.eel.co.jp/seigowchannel/
■ 未詳倶楽部
松岡正剛事務所が主催する会員制の倶楽部。松岡が腕によりをかけたプログラムで、春夏秋冬、全国で例
會を開催。毎回特別ゲストも参加。
未詳倶楽部 渋谷のクラブ 「P」 でのセッション
■ セイゴオ・ゲシュマック
松岡正剛の語りおろしビデオ。第1巻
「ハイパー・ノスタルジー」
は松岡の知のおいたちを、
第2巻
「ラディ
カル・ノマドロジー」では『遊』誕生の秘密を語っている。
■ 桑沢デザイン塾「日本文化とデザイン」全講義ビデオ
「器物幻想」
「結界と依代」から「数寄の構造」
「異風と逸格」まで、日本文化史のストリームに沿って、日
未詳倶楽部 熱海 森村泰昌
本のコンセプトと方法を解明する圧巻の講義。全7回。
■ ISIS 「千夜千冊」
編集工学研究所が運営する実験サイト
「ISIS」
(詳細は8ページ)
上に連載中の、
空前絶後のセイゴオ流ブッ
クナビゲーション。2000 年 2 月 23 日に連載開始、以降毎夜 1 冊の本を取り上げ続け、2004 年 7 月 7 日
1000冊達成。以降も更新中(2009年8月現在、1315夜)
。
「千夜千冊」のアドレスは、http://www.isis.ne.jp
■ ISIS 編集学校
セイゴオ ・ ゲシュマック
松岡正剛の編集術を基礎から応用まで、着実にマスターできる、世界初のインターネット上の学校。
2000 年 6 月に開校以来、企業人から学生、主婦にいたるまで多様な人々が、日夜「編集稽古」を楽しみな
がら学んでいる。コースは「守」
「破」
「離」
「遊」
「業」
「序」
。編集学校HPは、http://es.isis.ne.jp
■ 高速歴史教室・XYZ日本史
各時代を象徴する 3 つのキーワードを軸に、松岡正剛の語りと豊富な映像資料がテンポよく展開する画
期的な歴史教育ビデオ。中学生以上対象。
桑沢デザイン塾’99
■ 熱血歴史塾・新代表的日本人
日本の近代史を松岡正剛が感動的に語る、重厚な歴史教育ビデオ。明治・大正・昭和の激動の時代を生き
抜いた日本人たちの情熱と葛藤が描かれる。
■ マルチアーカイブビデオ「蘇える空海」(密教21フォーラム発行)
日本の近代史を松岡正剛が感動的に語る、重厚な歴史教育ビデオ。明治・大正・昭和の激動の時代を生き
抜いた日本人たちの情熱と葛藤が描かれる。
上記のお問い合わせ、お申込みは、松岡正剛事務所へどうぞ。
松岡正剛事務所
太田香保・和泉佳奈子・栃尾瞳
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-64
TEL:03-3568-2200 FAX:03-3568-2203
編集工学研究所 ホームページ「いと◎へん」
http://www.eel.co.jp
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