人とひと現在の遊び ●テレビゲームがしたいいまの子どもたちは、どうやって遊んでいるのでしょう。いまの子どもたちは、これまでのような屋外中心の遊び方ではありません。身近に安全に遊べる場所が無くなり、楽しく遊べる自然や動植物が失われたために、家の中で遊ぶ子どもが増えています。現在の遊びの代表は、テレビゲームです。テレビゲームは当初は高価な物でしたが、安価な家庭ゲーム機が登場すると、一気に普及しました。敵を打ち落とすものや格闘するものなど、どんどんソフトの種類も増え、小学校の高学年ともなると、すべての子がテレビゲームで遊んだ経験をもっています。学校テレビゲーム最大手の任天堂は、スーパーファミコンからNINTENDO64を発売。SONYのプレイステーション、 SEGAのSEGAサターンをまじえ、販売競争が激しく、パソコンにもソフトが移植されています。での話題が、新しいソフトのことや、攻略法についてになってしまうほどです。また、サッカーをして遊ぶ子も多くなりました。いまテレビゲームのソフトを販売したり、中古ソフトを扱の子どもたちにとってボールゲームは、遊びの基本です。う店もでき、コンビニエンスストアでも予約ができるな ●伝承される遊びしんとうど、町内でも浸透しています。なわとびやゴムとび、トランプや百人一首、竹馬、将ごっこ遊びでやっていたことがゲームの世界でできる棋、囲碁、コマ回し、凧あげなど形態や道具は変化してのは魅力ですが、心の成長はどうかと、とても心配してきても、いまでも遊んでいるものがあります。いる親も少なくないようです。多くは学校でまったく同じではなくても、日本の文化 ●ボールゲームにふれるものとして、取り組んでいます。「現在の子どもが完全にゲームっ子になってしまった」しかし、手作りの良さなどは伝えにくく家庭や地域でということはありません。学校で学習する体育の内容か伝承してあげてほしいものです。たこらドッジボールは、日常的にボー子どもの集まるところでは、遊ルさえあれば遊べる、手頃なボーびや地域の文化が伝承されていきルゲームです。スーパードッジやます。多くの寺院で行われているロックンなどルールをいろいろと日曜学校は、楽しく仏教を教えて変えながら楽しみます。もらうとともに、地域の文化を伝物と場所さえあれば、いろんなえるのに最適で、いままで子ども遊び方を考え出すのは、いまも昔の精神的な成長をも支えてきましも変わりませんね。た。百人一首大会（南小）ロックンをして遊ぶ子どもたち 84 凧あげ大会（東小・消防学校にて）人とひとスポーツ少年団 ●スポーツ少年団の誕生現在の子どもにとって、スポーツとのふれ合いは遊びの一部と考えていいようです。一輪車やローラースケート・インラインスケート・スケートボードなどで遊ぶ子どもが多くなりました。スポーツ少年団はスポーツを通して健全な青少年を育成するため、昭和 56年（1981）各学区に結成されました。当初は男子は野球、女子はバレーボールというのが中心でしたが、近年はミニバスケットボールやサッカーが町スポーツ少年団秋季大会女子バレーボールの試合。加わってきました。能登川町の大会として、春夏秋の３回の大会が開かれています。ブロック大会や練習試合などを含めると、１年を通して、活動をするようになりました。 ●各スポーツ少年団の構成（平成８年度）［能登川東スポーツ少年団］能登川東スポーツ少年団は、野球・サッカー・ミニバスケットボール・バレーボールの４部で男子 125 名、女子 59 名、指導者 21 名が所属しています。サッカー部は全国大会に出場しました。［能登川西スポーツ少年団］能登川西小学区のスポーツ少年団では、野球 25 名、指導者 3 名、ミニバスケットボール 23 名、指導者 2 名、バスポーツ少年団レクリエーション大会輪投げやドッジボールをして交流します。レーボール 27 名、指導者 4名と中学生複合 45 名、指導者 3 名が活動しています。［能登川南スポーツ少年団］部があります。男子28名、女子24名、指導者8名で構成されています。能登川南スポーツ少年団は、野球、サッカー、バレー人数は少なくても、学区の児童数に対する構成比率はボール、バトンの 4 部があります。男子 75 名、女子 45 名とても高く、多くの子どもたちが入部していると言えまと指導者 24 名で構成されています。す。バトン部は、町民運動会などでのアトラクションに出るなど、独特の活動をしています。［能登川北スポーツ少年団］能登川北スポーツ少年団は、野球とバレーボールの 2 ［柔道・剣道・空手］その他に、柔道スポーツ少年団 12 名、指導者 5 名、剣道スポーツ少年団 25 名、指導者 4 名、空手スポーツ少年団 18 名、指導者 3 名が結成されています。町スポーツ少年団夏季大会開会式行進の先頭は能登川南小バトン部。 85