ウサギ 1 入荷時 動物実験計画承認・申請書を作成し承認を得る。 担当者との打ち合わせ(動物種・匹数・実験内容・収容能力・飼育期 間など)。 動物購入依頼書の提出。 動物導入の前日までに飼育スペースの確保・飼育器具・必要物品(管 理記録紙・ラベル等)の準備 。 2、3 検収時・収容時 入荷動物の収容 健康状態を確認のうえ直ちに飼育室に搬入し給水・給餌を行う。 納入された動物は輸送箱のラベルを照合し注文した系統、齢、性を確認する。 実験者に連絡する。 動物実験技術支援部門飼育室に搬入できる動物は、指定業者(SLC・チャー ルズリバー・日本クレア)より購入した動物および微生物学的検査で問題のな い動物であって、クリーン動物以上の品質の動物とする。 *原則として繁殖は行わないものとする。 検収後1週間動物を観察。 4 飼育管理 空調設備 作動状況を毎日点検する。 自記温湿度記録の設置 温 度 22~24℃ 湿 度 40~60% 照明制御(ライト コントロール) 点灯 AM7:00 消灯 PM7:00 飼育室の点検・管理 空調機、照明制御(ライト 毎日点検する。 コントロール)、排水溝の作動状況を 飼育室の利用 飼育室内では、飼育ケージへのラベル添付を行い、明確に区別ができ るものとする。 逸走防止策 前室有り。 作業中はドアーを閉じる。 施錠有り。 汚物処理対策 ビ ニ ー ル 袋 に 入 れ 汚 物 搬 出 室 へ 持 ち 込 む 。 飼育器具 飼育装置 4列3段 2台 ケージ アルミ製網底ケージを使用する。 ケージサイズ (W390×D520×H350):1 匹 最大収容数 24 匹 飼料 市販のウサギ用固形飼料を無滅菌で与える。 購入した飼料は外装に消毒薬を噴霧した後、収納・保管する。 購入時には、購入記録及び使用記録に月日、数量などの必要事項を記 入する。 飲料水 水道水 給餌方法 給餌量は通常、100~150g/1 匹/1 日を与える。 給餌は専用シャベルで行う。 給水方法 水道水を与える。 ポリカーボネート製ステンレス先管の給水瓶を用いる。 与えてあった給水瓶を他のケージに移してはいけない。 飼育ケージ交換 交換の頻度は通常 週1 回とする。ただし、汚れの目立つものはその 都度行う。 給餌器の汚れているものは清潔なものと交換して与える。 飼育を終了したケージに残った飼料は破棄する。 使用済みケージは必ず、1階洗浄滅菌室に返却する。 飼育入室順序 履物を替える。 飼育室への入室時には手指の洗浄・消毒を行い、専用衣・帽子・マス クを着用する。 動物の観察は入荷直後に毎回行う。(動物の様子、給水ビンの水の 減り具合、飼料の減り具合など) ケージの交換、飼育ラック・床の清掃は1回/週以上行い、汚れの 目立つものはその都度行う。汚れケージ等は所定の場所に置く。 消灯時入室者はタイマーのスイッチを手動で切り替え点灯した時、 退室時は必ずタイマーのスイッチを元に戻し消灯を確認し退室す る。 退室時には手指の洗浄・消毒を行う。 衛生管理 飼育室への入・退室時には手指の洗浄・消毒を行う。 専用の白衣、帽子、マスク、履物を使用する。 飼育装置の毛やほこりの付着、床の汚れなど週1回は清掃及び消毒 薬による拭き取りを行う。 5 処分・死体処理 動物の処分は苦痛を与えないように行う。 動物が死亡したら実験者に連絡しその指示に従う。死体が不要な場 合はビニール袋に入れフリーザーに廃棄、死体が必要な場合フリー ザーに保管、ホームページにある動物の死体等の取り扱い方法に従 い処理。 6 伝票・記録 「飼育数管理記録用紙」に使用日付・性別・匹数を記載し担当者が 1 ヵ月毎にする。 「動物実験技術支援部門利用申込書」は担当者が確認し記録・保管 する。 注意事項 飼育室内では麻酔を使用しない(前室で処理すること)。 使用した注射針等は持ち帰るか所定の容器に保管する。 飼育中の特食・特水・絶食・絶水は事前に通知とケージに表示するこ と。 停電時の入室はしない。 不明な点がございましたら各担当者へ御相談ください。
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