どこかで会った人: …ふふふふ。 待っていたよ、勇者殿。 そう、私の愛しい

どこかで会
どこかで会った人
った人:
…ふふふふ。
待っていたよ、勇者殿。
そう、私の愛しい協力者よ!
Person Met Before
Before:
ore:
Ha ha ha. I've been waiting
for you, Miss Hero.
You darling instigator, you!
前に会った人
った人:
ふふふ。
待っていたよ、勇者殿。
愛しい扇動者よ!
ロザリー:
ロザリー:
は? …あの、どなたか存じま
せんが、道を開けていただけ
ません?
Rosalyn:
Rosalyn:
Huh? Excuse me, sir, whoever
you are, will you let me pass,
please?
ロザリン:
ロザリン:
は? すみませんが、どなたか
存じませんが通していただけ
ます?
どこかで会
どこかで会った人
った人:
ふははは!
女勇者殿、さあ行こうではな
いか、大いなる探求の旅へ!
このグッテン・キスリングと
共に!
Person Met Before:
Before:
Ho ho ha ha!
Miss Hero, come, let us go on
a journey, a great quest!
Come along with me, Gutten
Kisling!
前に会った人
った人:
ふははは!
勇者殿、行こうではないか、
大いなる探索へと!
このグッテン・キスリングと
共に!
ロザリー:
ロザリー:
あのー…。 もしもし?
Rosalyn:
Rosalyn:
Umm… Excuse me?
ロザリン:
ロザリン:
えーと… もしもし?
キスリングと
キスリングと名乗る
名乗る男:
私の鋭敏な頭脳が、告げてい
るのだ!
すなわち、キミこそが、その
娯楽性とその不運において比
類ない素質を持ち、
各種の特異例を引き起こすト
リガーとして機能する生体機
械であると!
Man Calling Himself Kisling:
Kisling:
My keen, intelligent brains
tell me that you are the one!
The one who is unparalleled in
her entertainment ability and
her misfortunes.
A biological machine that
functions as a trigger to
generate various singular
phenomena!
キスリングと
キスリングと名乗る
名乗る男:
私の鋭敏で知的な脳が告げて
いるのだ!
キミこそが娯楽性と不運にお
いて無比であり。
様々な珍現象を引き起こすト
リガーとして機能している生
体機械であると!
ロザリー:
ロザリー:
…なにを言ってるのかしら、
この人?
Rosalyn:
Rosalyn:
What's he talking about?
ロザリン:
ロザリン:
何言ってるの、この人?
スタン:
スタン:
…このオヤジは、要するにお
まえがおもしろそうだからつ
いて来たいと言っておるのだ。
わはは! さすがは大根足女!
あやしいオヤジにもてるよう
だな!
Stan:
Stan:
This old man, in effect, is
saying that he's curious
about you and wants to follow
you around. Hwa ha ha! Atta
girl, fat legs! Attracting
suspicious, old men!
スタン:
スタン:
要するに、このジジイはおま
えが奇妙だからついて来たい
といっておるのだ。
ウハハ! さすがは大根足!
怪しいジジイにもてるようだ
な!
Kisling:
Kisling:
Ho ha ha ha! You are right!
The life work of yours truly,
Great Professor Kisling, is
the study of ghosts!
Miss Hero, my instincts tell
me that, with you, I will
experience a multitude of
encounters with ghosts!
キスリング:
キスリング:
ふははは! そのとおり!
偉大なキスリング教授の生涯
の仕事とは、オバケ!
勇者殿、私の本能が告げてい
る、君と一緒なら多くのオバ
ケと遭遇すると!
Rosalyn:
Rosalyn:
Knock it off!
ロザリン:
ロザリン:
いいかげんにしなさいよ!
キスリング
キスリング:
リング:
ふははは! まさにしかり!
偉大な学者であるこのキスリ
ングの一生のテーマこそ、オ
バケ!
女勇者殿、キミといっしょな
ら、まちがいなく豊富なオバ
ケとの遭遇があるだろうと、
私のカンが告げているのだ!
ロザリー:
ロザリー:
…冗談じゃないわよ!
このバカ影だけで手一杯だっ
てのに!
あっち行って! しっ、しっ!
I have my hands full as it is
with this stupid shadow!
Go away! Shoo! Shoo!
このバカ影で手が一杯だって
いうのに!
去りなさい! しっしっ!
キスリング
キスリング:
リング:
…ふっ、美しい女勇者殿。
私の本心を読みとってほしい
ものだ。
そう…。研究はただの口実。
可憐な貴女に魅せられてしま
った、と、こう言わねばなら
ないのかな?
Kisling:
Kisling:
Oh, My Beautiful Hero,
I wish you could feel my heart.
Yes. The research is but an
excuse.
Must I tell you that I was
swept
away
by
your
loveliness?
キスリング:
キスリング:
おお、私の美しい勇者殿よ。
私の心を感じて欲しいものだ。
そう、研究とはほんの口実。
君の可憐さに魅せられたから
と言わなければならないのか
な?
ロザリー:
ロザリー:
…あら、やだ、そんな…。
もー、こまっちゃうなー。
うふふ…。
ねえ、どうしようルカ君?
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh, my, you flatter me.
You silly boy, you…
What's a girl to do, Ari?
ロザリン:
ロザリン:
あら、やだ、お口が上手ね。
おばかさんね、あなた…
アリ君、女の子は何をしたら
いいのかしら?
>仲間にする
仲間にする
>仲間にしない
仲間にしない
>……
>Befriend him
>Don't befriend him
>Toy with his feelings.
>仲間にする
仲間にする
>仲間にしない
仲間にしない
>彼の意見を
意見を考えて
スタン:
スタン:
子分に聞かずに、この余に聞
け、洗面器女め!
…言っておくが、余は反対だ。
このオヤジはあやしすぎる
ぞ!
Stan:
Stan:
Don't ask the slave, ask moi,
you washbowl woman!
I'm telling you now, I
disapprove. This old man is
too suspicious!
スタン:
スタン:
子分に聞かずに余に聞け、こ
の洗面器女!
言っておくが、余は反対だ。
このジジイはあまりにも怪し
いぞ!
ロザリー:
ロザリー:
…そう、あんた反対なの。
じゃ、あたしは賛成ね。
…その、悪い人じゃないみた
いだし。
キスリングさん、いっしょに
行きましょ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh, so you disapprove?
Then, I approve!
He doesn't seem like a bad guy.
Come along with me, Prof.
Kisling!
ロザリン:
ロザリン:
あ、そう、反対なの?
じゃあ、あたしは賛成ね!
悪い人には見えないし。
キスリング教授、一緒に行き
ましょ!
スタン:
スタン:
…クッ、このバカ女が…。
甘い言葉に乗せられおって…。
Stan:
Stan:
Grrrr, stupid woman!
Swept away so easily by false
flattery.
スタン:
スタン:
グゥゥ、バカ女め!
甘い言葉に簡単に乗せられお
って。
キスリング
キスリング:
リング:
ふはは! よろしくたのむよ!
Kisling:
Kisling:
Ho ha ha ha! Well let's get
rolling, shall we?
キスリング:
キスリング:
ふははは!
よろしくたのむよ。
… 学者の
学者 のキスリングが
キスリング が仲間にな
仲間 にな
った!
った!
Professor Kisling became a
friend!
キスリング教授が仲間になっ
た!
キスリング
キスリング:
リング:
…おお、やはり私は正しかっ
た!
なんというオバケ出現率!
Kisling:
Kisling:
I was right! Miss Hero's
amazing bad luck has already
quadrupled the ghost
キスリング:
キスリング:
私は正しかった!
勇者殿の不運はすでにオバケ
遭遇確立を4倍にしている!
これも女勇者殿の不運のなせ
るワザか!
ああ…。オバケちゃん、ステ
キだ…。あのフワフワが、あ
のフワフワが…。ああ…。
appearance rate!
Ooh, what lovely ghosts.
Oh, so irresistibly ghostly…
Oh, my…
おお… 何という美しいオバ
ケだ。
ああ、なんて非の打ち所のな
いかすかさなんだ…
ああ…
ロザリー:
ロザリー:
……
Rosalyn:
Rosalyn:
……
ロザリン:
ロザリン:
……
スタン:
スタン:
…バカ女、おまえのせいだぞ。
こんなのを仲間にしおって!
Stan:
Stan:
Argghh! Woman, it's your fault!
You befriended this fool!
スタン:
スタン:
ウグググ! お前のせいだぞ!
こんな愚か者を助けおって!
スタン:
スタン:
ここがリシェロか?
…ふん。魚くさい町だな。
Stan:
Stan:
So, this is Rashelo?
Bleah, smells fishy!
スタン:
スタン:
ここがリシェロだと?
ふん、魚くさいな!
キスリング
キスリング:
リング:
ふむ、このリシェロという町
は漁業を主な産業とするとこ
ろだからね。
ここは、町ぜんたいが湖の上
にはり出した形になっていて、
建築学的に、たいへん興味深
いのだ!
そのうえ、港まで行けば「水
の遺跡」と呼ばれる古代遺跡
を観察することもできるよ。
Kisling:
Kisling:
Well, the town of Rashelo's
main industry is fishing.
This place is architecturally
interesting
because
the
entire town is built over the
lake!
In addition, when we visit the
port we can observe the
ancient ruin called the
"Aquatic Ruins".
キスリング:
キスリング:
ふむ、リシェロの主要産業は
漁業だからね。
町全体が湖の上に構築されて
いるため、建築上とても面白
いのだよ!
そのうえ、港までいけば「水
の遺跡」と呼ばれている古代
遺跡を見ることもできるよ。
ロザリー:
ロザリー:
「水の遺跡」か…。
湖にしずんでる、古い建物ね。
いつ建てられたものか、まっ
たくナゾの…。
Rosalyn:
Rosalyn:
"Aquatic Ruins"…
The old building sank under
the lake. Nobody knows when it
was built…
ロザリン:
ロザリン:
「水の遺跡」…
湖の底に沈んでいる古い建物
ね。 いつ建てられたのか、誰
も知らない…
スタン:
スタン:
…ふん。こわれた建物なぞど
うでもいい。
それより、魔王マップによれ
ばこの近くにニセ魔王がいる
という。
ふふふ、ふふふ!
さっそくこの町を征服し、そ
やつを狩り出してくれよう!
さあ、子分よ、さっそく邪悪
な征服計画を立案するのだ!
Stan:
Stan:
Grrr! What do I care for an old
wrecked building!?
According to the Map o'Evil
Kings, one of those fake Evil
Kings is nearby.
I have it!
Let's conquer this town and
hunt that imposter down!
Now slave, we formulate a
devious plan of conquest!
スタン:
スタン:
フン! 壊れた建物なんかを
好むのか!?
魔王マップによれば、この近
くにニセ魔王の一人がいると
いう。
こらしめてくれる!
この町を征服し、ニセモノを
追い詰めるのだ!
さあ子分よ、征服計画を立案
するぞ!
ロザリー:
ロザリー:
くっ、そうはさせないわ!
さあルカ君、あたしとこの町
の勇者協同組合に行って、
人々のお役に立つのよ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Ugh, I won't let you!
Come on, Ari. Let's go to the
Hero Association of this town
and help people!
ロザリン:
ロザリン:
くっ、そうはさせないわ!
行きましょ、アリ君。
この町の勇者協同組合に行き、
人々のお役に立つのよ!
スタン:
スタン:
Stan:
Stan:
スタン:
スタン:
ええい、だまっとれカンの虫
女! こいつは余の子分だ!
You shut up bug-eyed woman!
He's my slave!
黙っていろ出目女!
こいつは余の子分だ!
ロザリー:
ロザリー:
いいえ、そうはいかないわ
よ! ルカ君は、あたしが立派
に更正させてみせるわ!
Rosalyn:
Rosalyn:
No, I won't let him!
I
will
correct
beautifully!
>スタンにしたがう
スタンにしたがう
スタン:
:
スタン
…ふふん。わかったか?
余の威厳の前には、金ダライ
女など、風に吹かれるチリど
うぜんなのだ!
>Listen to
to Stan.
Stan:
Stan:
Aha ha!
Hear that belthead?
With my authority, a tub woman
means nothing but soot!
>スタンにしたがう
スタンにしたがう
スタン:
スタン:
フハハ!
聞いたかベルト頭女?
余の権威の前には洗面器女な
どチリ同然なのだ!
ロザリー:
ロザリー:
ルカ君! しっかりして!
悪の道にそまっちゃダメよ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Come on Ari!
Don't take the path of evil!
ロザリン:
ロザリン:
アリ君! しっかりして!
悪の道にそまらないで!
>ロザリーにしたがう
ロザリーにしたがう
スタン:
スタン:
!?
おまえは余の子分だと、いっ
ておるだろうがっ!
>Listen to Rosalyn.
Stan:
:
Stan
!!!!!!!
You are my servant, boy!
Don't be swayed by airheaded
tub women!!
>ロザリン
ロザリンにしたがう
スタン:
スタン:
!!!!!!!
おまえは余の子分だぞ!
からっぽ頭の洗面器女などに
扇動せれるでない!!
ロザリー:
ロザリー:
…ふふん。勝負あったわね。
魔王魔王っていばっちゃいて
も、ま、しょせんこんなもん
よね!ルカ君!
Rosalyn
Rosalyn:
alyn:
…Humph, I won. You brag about
being an Evil King but being
a bendy flapjack is your only
real ability! Ari!
ロザリン:
ロザリン:
…ふふん、勝ったわね。
魔王だって自慢してても、所
詮はこんなもんね、アリ君!
>事態を
事態を静観する
静観する
スタン:
スタン:
子分!
>Let them continue arguing.
Stan:
:
Stan
Slave!
>議論しつづけて
議論しつづけてもらう
しつづけてもらう
スタン:
スタン:
子分!
キスリング
キスリング:
リング:
…ふむ。不毛なケンカの間に
なにやら、あちらの方がさわ
がしくなっているようだぞ?
Kisling:
Kisling:
Well, this pointless argument
is interesting but look!
Something is going on over
there too, isn't it?
キスリング:
キスリング:
ふむ、この無意味な議論は興
味深いが、しかし見たまえ!
何かがあそこで起こっている
ようだが?
ロザリー:
ロザリー:
…え? あら、ほんとだわ。
なにかしら?
行ってみましょうよルカ君!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Heh? Oh, it's true.
I wonder what is going on?
Let's go Ari!
ロザリン:
ロザリン:
…え? あら、ほんとだわ。
何が起こってるのかしら?
ロザリー:
ロザリー:
どうしたのかしら?
こんなに人があつまって…。
そうそう、スタン!
あんた人前で勝手に動いたり、
Rosalyn:
Rosalyn:
I wonder what is going on?
There are so many people
here…
By the way, Stan!
ロザリン:
ロザリン:
何なのかしら?
こんなにたくさんの人が集ま
って…
そうそう、スタン!
Ari
ロザリン:
ロザリン:
いいえ、そうはさせないわ!
あたしはアリ君を立派に更正
させてみせるわ!
しゃべったりするんじゃない
わよ?
あんたみたいなのと、いっし
ょにいるって世間に知れたら、
私は勇者資格剥奪どころか、
お嫁にだって行けなくなりか
ねないわ!
Don't move and talk in front
of people, okay?
If people find out that I am
with you…
not only will my hero
qualification be revoked but
I also won't be able to marry!
動いたり喋ったりするんじゃ
ないわよ、わかった?
あんたと一緒にいるって知ら
れたら…
勇者資格剥奪どころか結婚す
らできなくなっちゃうんだか
ら!
スタン:
スタン:
くっくっく、笑わせてくれる
な割れた茶碗女。
どうせおまえなんかこのまま
独りさびしくババアになるに
きまっているのだ!
いまさら努力してもムダとい
うものだ!
クーックックック!
Stan:
Stan:
HA HA, don't make me laugh,
you, dishwater woman.
You're going to age all alone
anyway!
All of your efforts are in
vain!
Hahahahahaha!
スタン
スタン:
ハハ、笑わせるな食器洗い汚
れ水女。
おまえなんか一人で年老いて
いくのだ!
おまえの努力などすべて無駄
だ!
ハーッハッハッハッ!
ロザリー:
ロザリー:
…ルカ君!
ものすごくムカついたから
とりあえず死んでちょうだい!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Ari!
Again, you're mistaking me
for you, pancake shadow!
ロザリン:
ロザリン:
…アリ君!
また私とこのパンケーキ影を
間違えてるわよ!
キスリング
キスリング:
リング:
…うむ?
見たまえ、だれか出てきたぞ。
あれは…?
Kisling:
Kisling:
Hmm?
Look at that. Somebody came
out. Who is it?
キスリング
キスリング:
リング:
うむ?
見たまえ、誰か出てきたぞ。
誰だ?
町人:
町人:
おお、王女様…
王女マルレイン様だ…
Townsperson:
Townsperson:
Oh, Princess…
It's her Highness, Princess
Marlene…
町人:
町人:
おお、王女様…
王女マルレイン様だ…
スタン:
スタン:
…王女だと?
Stan:
Stan:
Princess?
スタン:
スタン:
王女だと?
ロザリー:
ロザリー:
しっ、だまってなさい!
Rosalyn:
Rosalyn:
Shh, be quiet!
ロザリン:
ロザリン:
しっ、黙ってて!
初老の
初老の男:
…王女マルレイン様はこれよ
り出る船でこの湖の象徴「水
の遺跡」に向かい、そこで重
要な儀式を行われる!
村人たちよ、姫様の祈りがさ
またげられぬよう、儀式が終
了するまでの2日間湖に船を
出すことを禁ずる!
Middle Aged Man:
Man:
Princess Marlene is taking a
boat to the symbol of the lake,
the "Aquatic Ruins".
The "Aquatic Ruins" is the
place for an important
ceremony! The villagers are
prohibited to take a boat on
the lake for 2 days.
This is so as not to disturb
the Princess' prayers until
the ceremony is over.
初老の
初老の男:
王女マルレイン様はこの湖の
シンボル「水の遺跡」にむか
う船に乗ってらっしゃる。
「水の遺跡」は重要な儀式の
ための場所である!
村民たちには二日間、湖に船
を出すことを禁じる。
これは儀式が終わるまで、王
女様の祈りを妨げないように
するためである。
長老らしい
長老らしい老人
らしい老人:
老人:
あ、あの…。
Old Man Who Seems to be the Elder:
Elder:
Is something wrong…?
長老らしい
長老らしい老人
らしい老人:
老人:
何があったのでしょうか…
なにかあったのでしょうか…。
水の遺跡は、だれも立ち入ら
ぬ廃墟でございますが…。
The Aquatic Ruins are ruins
that nobody goes in…
水の遺跡は誰も立ち寄らぬ廃
墟でございますが…
初老の
初老の男:
おまえたちには関係ないこと
だ。 よいな?
湖に船を出すことと、水の遺
跡に近づくことはあいなら
ん!
Middle Aged Man:
Man:
It's not your concern, ok?
You shall not take any boat on
the lake and approach the
Aquatic Ruins!
初老の
初老の男:
それはおまえたちの心配する
ことではない、よいな?
湖に船を出すことと、水の遺
跡に近づいてはならんぞ!
長老らしい
長老らしい老人
らしい老人:
老人:
し、しかと、うけたまわりま
した。
この町に王女様をおむかえで
き、たいへんなよろこびでご
ざいます。
儀式がとどこおりなく終了し
ますよう町の者一同お祈りし
ております。 一同、礼!
Old Man Who Seems to be the Elder:
Elder:
Of course, of course.
It is a great pleasure to have
her Highness in this town.
We townspeople are praying
for the ceremony's success.
長老らしい
長老らしい老人
らしい老人:
老人:
り、了解いたしました。
この町に王女様をお迎えでき、
大変な喜びです。
町民一同、儀式の成功を祈っ
ております。
ロザリー:
ロザリー:
王女様…。 ああ、こんなには
やく王女様に会えるなんて!
よーし、こうしちゃいられな
いわ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Princess… I'm so glad we
found her so quickly!
Now, we gotta go meet her!
ロザリン:
ロザリン:
王女様… こんなに早く会え
るなんて幸運だわ!
さあ、会いにいかなくちゃ!
スタン:
スタン:
王女か…。
くだらん、くだらんな。
小娘ではないか、ククク…。
おおかた、そこの量産型ヤラ
レ勇者はこの機会になんとか
王女の役に立って…
ちょっとは有名になろうとか
そういう俗なことを考えてい
るのだろうがな!
Stan:
Stan:
Princess…
Silly. This is silly.
She's just some snob girl.
I suppose the assembly line
loser hero over there wants to
help the Princess. To take
advantage of the situation
and get her fame and glory. Oh
what a beast human vanity is!
スタン:
スタン:
王女か…
ばかげているな。
ただの成り上がりの小娘では
ないか。
そこの量産型ヤラレ勇者は王
女を助けて、その状況を利用
して名声や成功を得ろうとし
とるのだろう。
俗物の虚構だな!
ロザリー:
ロザリー:
うるさいわね!
そんなんじゃないわよ!
あたしはただ、王女様にたの
んであんたを…あ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Shut up!
It's not that!
I just want to ask the
Princess if you… oops!
ロザリン:
ロザリン:
黙ってなさい!
そうじゃないわよ!
あたしはただ、王女様に頼ん
であんたを…あ!
スタン:
スタン:
…余を?
Stan:
Stan:
??? Me?
スタン:
スタン:
??? 余を?
ロザリー:
ロザリー:
…な、なんでもないわよ。
Rosalyn:
Rosalyn:
…No, nothing, um, la-la-lah
ロザリン:
ロザリン:
…な、何でもないわよ、うん。
スタン:
スタン:
…ふん。まあいい。
それより、行くぞ、蛍光ピン
ク女。
Stan:
Stan:
Bah, whatever.
Anyway
let's
go,
fluorescent pink brat.
スタン:
スタン:
ふん、まあいい。
とにかく行くぞ、蛍光ピンク
女。
you
王女に会いに行くのだろう?
You want to meet the Princess
right?
王女に会いたいのだろう?
ロザリー:
ロザリー:
…やけに協力的じゃない。
あんたこそ、また何か…
Rosalyn:
Rosalyn:
…You
are
suspiciously
cooperative. You've got to be
up to something!
ロザリン:
ロザリン:
…怪しいぐらいに協力的じゃ
ない。
何たくらんでるのよ!
スタン:
スタン:
…んー、なんのことだ?
まだ、余はなにもしておらん
ぞ。
Stan:
Stan:
Eh?
What are you talking about?
I didn't do anything yet.
スタン:
スタン:
ん?
何言っておるのだ?
余はまだ何もしとらんぞ。
ロザリー:
ロザリー:
……「まだ」?
「まだ」ってなに? え?
…あやしい、あやしいわよ
あんた。
Rosalyn:
Rosalyn:
……"yet"?
What do mean "yet", huh?
…You are really suspicious.
ロザリン:
ロザリン:
……「まだ」?
どういう意味よ、
「まだ」って?
…あんた、あやしいわよ。
スタン:
スタン:
…おまえこそ、あやしいでは
ないか。
王女になにをたのむつもりな
のだ、え?
Stan:
Stan:
You're more suspicious. An
umbrella in broad daylight!?
What do you need to see her
bratty Highness for?
スタン:
スタン:
おまえこそあやしいではない
か。
何のために色白王女に会う必
要があるのだ、え?
ロザリー:
ロザリー:
……
Rosalyn:
Rosalyn:
……
ロザリン:
ロザリン:
……
スタン:
スタン:
……
Stan:
Stan:
……
スタン:
スタン:
……
キスリング
キスリング:
リング:
まあまあ、お2人とも…。
それよりも、はやく王女に会
いに行こうじゃないか!
このグッテン・キスリング4
5歳は王女なる存在に、たい
へん深い学問的興味をいだい
ているのだよ!
Kisling:
Kisling:
What, you're stopping?
Oh well.
Anyway, let's just go and see
the Princess.
I, scholar Gutten Kisling,
have a deep academic interest
in the Princess!
キスリング
キスリング:
リング:
何止まっているのだね?
まあまあ。
それよりも、早く王女に会い
にいこうじゃないか。
私、学者グッテン・キスリン
グは王女に深い学問的興味を
いだいているのだよ!
ロザリー:
ロザリー:
…そうね。ここでバカ魔王と
腹のさぐりあいをしてても
しかたないわね…。
Rosalyn:
Rosalyn:
…I agree.
I'm glad you're here to keep
us focused, Prof.
Kisling. Unlike stupid no
attention-span Stan!
ロザリン:
ロザリン:
…そうね。
あたしたちに注意してくれて
うれしいわ、キスリング教授。
注意する気のないバカスタン
と違ってね!
キスリ
キスリング:
ング:
…まずは血液検査だな。
解剖してみるのもいいかもし
れない!
うふふ、王女のなかみは、ど
んなかな?
Kisling:
Kisling:
I'll have to start with a
blood test.
Then other diagnostic exams.
I wonder what the results will
be?
キスリング:
キスリング:
まず血液検査だな。
それから他の診断を試すか。
どんな結果になるだろうな?
ロザリー:
ロザリー:
……ま、まあいいわ。
Rosalyn:
Rosalyn:
…Whatever.
ロザリン:
ロザリン:
…まあいいわ。
とにかく!
せっかくだから、王女様に
お会いしにいきましょう!
Anyway!
This is a special occasion.
Let's go see the Princess!
とにかく!
これはいい機会だわ。 王女様
にお会いしにいきましょう!
ロザリー:
ロザリー:
ああ、王女様が行っちゃう…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh no. The Princess is leaving…
ロザリン:
ロザリン:
ああ、王女様が行っちゃう…。
水の遺跡の
遺跡の門番:
門番:
…なんだ、おまえらは? 王
女様が向こうの「水の遺跡」
から出てこられるまで、船は
出せんぞ。
だからここは立ち入り禁止だ。
Gatekeeper of the Aquatic Ruins:
Ruins:
Who are you? You cannot take
a boat to the Aquatic Ruins
until the Princess returns.
Sorry but you must come
back later.
水の遺跡の
遺跡の門番:
門番:
何だ、おまえらは?
王女様が戻られるまで水の遺
跡にボートで行くことはでき
んぞ。
すまんが出直してきてくれ。
ロザリー:
ロザリー:
はあ…。ざんねん。
これからどうしよう…。
Rosalyn
Rosalyn:
salyn:
Oh… Bummer.
What are we going to do…
ロザリン:
ロザリン:
はあ…。ざんねん。
これからどうしよう…。
スタン:
スタン:
ククククク…ざんねんだった
な、小ジワ女。
ま、王女の船が遺跡とやらか
ら出てくるのをせいぜいボケ
ーと待つことだ。
…まあ、余には好都合だ。
おっと…いまのは独りごとだ。
ククククク…
さあて、子分よ、我々はこれ
より村を偵察し、征服計画を
練ることにするぞ。
Stan:
Stan:
Hee hee hee. Too bad twit.
Well, we can just wait here
until the Princess' boat
returns from the ruins. No?
Well, that plan works for me.
Oh, I guess it only works for
me.
I have better things to do
anyway. Slave, let's go scout
the village so we can properly
plan the conquest.
スタン:
スタン:
ヒヒヒ、残念だったな。
さて、王女のボートが遺跡か
ら出てくるまで、ここで待つ
つもりか?
まあ、余には好都合だ。
おっと…いまのは独りごとだ。
とにかく、余にはやるべきこ
とがある。
子分よ、正しい征服計画のた
めに村を偵察するぞ。
キスリング
キスリング:
リング:
私は、この近辺のオバケ分布
をまとめなくては。
では。
Kisling:
Kisling:
I have to create a ghost
distribution table for this
area. So long.
キスリング:
キスリング:
私は、このエリアのオバケ分
布表を作成しなければ。
では。
ロザリー:
ロザリー:
…私は、勇者協同組合に顔出
さなきゃ。
はああ…。 がっかり…。
Rosalyn:
Rosalyn:
…I guess I'll go to the
Hero's Association.
(Sigh)… I'm disappointed…
ロザリン:
ロザリン:
…私は、勇者協同組合に行か
なくちゃ。
はああ… がっかり…
スタン:
スタン:
…ククク、子分よ。これは好
機だ。 ククク、アーッハッハ
ハハハハ!
さあ、いでよ、ジェームス!
Stan:
Stan:
Heh heh. Slave, now's our
chance. Hee hee. Haaaa ha ha
ha ha! James come out, show
yourself!
スタン:
スタン:
ハッハッハッ。 子分よ、今が
チャンスだ。 フフ、ハーッハ
ハッハッ! いでよジェーム
ス、その力を示すのだ!
ジェームス:
ジェームス:
…んんん、アリスちゃん。
おじさんが、おじさんが…
…はっ?
…これは坊っちゃま!
James:
James:
Oh, but dear I can…
Shall we…
Eh?
Oh, Master!
ジェームス:
ジェームス:
おお、だが愛しい人よ…
一緒に…
はっ?
おお、御主人様!
このジェームス、お呼び出し
を今か今かと待っておりまし
たぞ!
I, James, your humble servant
of evil, have been eagerly
awaiting your call!
この邪悪で謙虚な執事、ジェ
ームスはあなたのお呼び出し
をお待ちしておりましたぞ!
スタン:
スタン:
…本当か?
まあよい、ジェームスよ、よ
く聞け。 新たなる悪の計画が
できたのだ。
名づけて「王女にいろいろし
て世界を思うがまま計画」だ
っ!
Stan:
Stan:
Really?
Anyway, James listen.
I have been formulating new
dastardly designs.
I call them…
"Woo the Princess, win the
world"!
スタン:
スタン:
本当か?
まあいい、聞け、ジェームス。
新たなる悪の計画ができたの
だ。
名づけて…
「王女を口説いて世界を勝ち
取ろう」!
ジェームス:
ジェームス:
おおお! さすがですぞ坊っ
ちゃま!
このジェームス、あまりの感
激に熱い涙を禁じえません
ぞ!
James:
James:
Ohhh! That's my master!
I, James, am so moved that I
cannot help but cry heartfelt
tears!
ジェームス:
ジェームス:
おおお! さすがは御主人様!
このジェームス、あまりの感
動に熱い涙をながさざるをえ
ませんぞ!
スタン:
スタン:
ふふふ。感動するのはこれか
らだ。 これより、作戦内容を
説明する!
いままで隠していたが、余は
下水道魔王とかいうニセ者を
倒し、新たなる魔力を手に入
れた!
その力を使えば、人間の魂を
支配し、思うがままにあやつ
ることができる!
Stan:
Stan:
Ha ha, you'll be more moved by
this. Now, let me explain my
strategy!
I didn't tell you before,
but… I defeated a fake called
the Sewer Evil King and
obtained a new magical
ability! Using this new power,
I can control and manipulate
human souls!
スタン:
スタン:
ハハハ、感動するのはこれか
らだ。
さて、余の作戦を説明する。
黙っていたが…余は下水道魔
王とかいう偽者を倒し、新た
な魔力を手に入れたのだ!
この力を使えば、余は人間の
魂を支配し操ることができ
る!
ジェームス:
ジェームス:
おおお、すばらしいですぞ!
偉大なるかな坊っちゃま!
James:
James:
Splendid, master!
I, I'm so proud and honored
and…
ジェームス:
ジェームス:
すばらしいですぞ御主人様!
このジェームス、とても誇り
高く光栄で…
スタン:
スタン:
フハハハ、まあ落ちつけジェ
ームス。
余の今回の計画は、この力を
使い王女とかいう小娘を洗脳
することだ。
どうやら、王女というものに
人間どもは弱いようだからな。
ククク…。
あの小娘をあやつり、魔王ス
タンに服従するよう命令させ
るのだ。
ハハハ! 世界征服などたや
すいことよ!
Stan:
Stan:
Ha ha ha, calm down, James.
My plan is to use this power
and brainwash the brat
Princess.
It seems that humans will do
anything for the little twit.
Heh, heh.
All I have to do is control the
girl and I'll control these
fool humans.
Ha ha ha!
World Conquest is cake!
スタン:
スタン:
ハハハ、落ち着けジェームス。
余の計画は、この力を使い王
女とかいう小娘を洗脳するこ
とだ。
どうやら人間は王女のためな
ら何でもするそうだからな。
ククク。
余はこの小娘をコントロール
し、愚かな人間どもを支配す
るのだ。
ハハハ!
世界征服などたやすいこと
よ!
ジェームス:
ジェームス:
…おおおお! なんという邪悪
な! グレート! ファンタステ
ィック!
James:
James:
Ohhh! How exceptionally evil!
How meticulously malevolent!
Your evil inspires me so,
ジェームス:
ジェームス:
おおお! なんという邪悪!
なんとセコくて悪意に満ちて
いることか! 御主人様の邪悪
よっ、にくいよこのっ!
master!
はこの私を鼓舞させますぞ!
スタン:
スタン:
フハハハハハ!
さすがは余だな!
さて手下どもよ、この計画を
実行するにはひとつだけ、問
題がある。
それは、洗脳術を用いるには、
王女のすぐそばまで行かねば
ならぬということだ。
そうだな、息がかかるほどの
距離だ。
そこで、ルカ!
とうぜん、おまえの役目は、
なんとかして王女のすぐ近く
に行くことだ。
Stan:
Stan:
Ha ha ha!
Yes, I am great!
Now, my minions, there is only
one potential problem…
That is, to brainwash the
Princess, we have to get close
to her.
Within a breath of her,
actually.
So, Ari, naturally your task
is to get as close to the
Princess as possible.
スタン:
スタン:
フハハハ!
ウム、余は偉大だな!
さて手下どもよ、一つだけ問
題がある…
すなわち、王女を洗脳するた
めに、我々は接近していなけ
ればならないということだ。
そう、息がかかるぐらいにだ。
そこでアリ、当然おまえの仕
事は王女にできるだけ接近す
ることだ!
>わかったよ!
わかったよ!
スタン:
スタン:
よし。
しくじったらゆるさんぞ。
>Okay!
Stan:
Stan:
Fine, do not fail.
>わかったよ!
わかったよ!
スタン:
スタン:
よし、失敗するなよ。
>…どうやって?
どうやって?
スタン:
:
スタン
それを考えるのがおまえの役
目だ! このグズ子分め子分
め子分め!
>How?
Stan:
Stan:
It's your task to find it out!
Must I do everything myself!?
>どうやって?
どうやって?
スタン:
スタン:
それを見つけ出すのがおまえ
の仕事だ! 余が全部やらね
ばならんのか?
>ぜったい
ぜったいムリだよ
ムリだよ
スタン:
スタン:
ええい、そんなことでどうす
る! 死んでもいいからや
れ! いいか!
>I'll do my best.
Stan:
Stan:
That's the spirit, slave!
Give it your all for the team!
>最善はつくすよ
最善はつくすよ
スタン:
スタン:
その精神だ、子分!
おまえのすべてを捧げるの
だ!
スタン:
スタン:
…そして、ジェームス!
Stan:
Stan:
And James!
スタン:
スタン:
そしてジェームス!
ジェームス:
ジェームス:
…ははーっ。なにもおっしゃ
らずともこのジェームス、お
のが役目はきっちり心得てお
りますぞ!
James:
James:
Yes master,
I, James understand my task
completely.
ジェームス:
ジェームス:
はい御主人様!
このジェームス、おのが役目
は完全に理解しております。
スタン:
スタン:
…おお、ジェームス。
おまえというやつは…。
ルカ! おまえも見習え!
Stan
Stan:
an:
Oh, James. Ari!
Follow James' example!
Unquestioning loyalty and
worship! A fine portrait!
スタン:
スタン:
おお、ジェームス。 アリよ!
ジェームスを見習え!
疑うことのない忠誠と崇拝!
素晴らしい見本だ!
ジェームス:
ジェームス:
…ええ。もちろん、このジェ
ームス、今回も坊っちゃまを、
遠くから熱く熱く応援いたし
James:
James:
Yes, of course.
I, James will provide my most
dedicated support from far
ジェームス:
ジェームス:
ええ。もちろんです。
このジェームス、今回も御主
人様をはるか遠くから応援し
ますぞ!
away as always!
ておりますぞ!
スタン:
スタン:
…え? おいジェームス、ちが
うぞ。 おいこら、ちがうのだ
ジェームス!
仕事があるのだジェームス!
Stan:
Stan:
No, no James, not that.
You will have your own mission
to carry out.
スタン:
スタン:
違う、違うぞジェームス、そ
うじゃない!
やるべき仕事があるのだ。
ジェームス:
ジェームス:
アリスちゃん、いま行くよー。
はあああああっ!
James:
James:
Perfect! Darling, I'm coming
now! Haaaaa!
ジェームス:
ジェームス:
完璧だ! 愛しい人、いま行く
よ! はあああああっ!
スタン:
スタン:
…ま、まあよい。
ジェームスには後で話そう。
さて、子分よ、王女が出てく
るまでとりあえずはやること
もない。
町を回り、情報を集めるのだ。
出来れば、洗脳術の実験もし
たいものだな。
ククク…。
Stan:
Stan:
Uhh… Fine.
I'll tell him later.
Now slave, there is not much
to do until the Princess
arrives. Run around town and
gather info.
Also, I want to test my
brainwashing technique.
Hee hee…
スタン:
スタン:
むむ… まあいい。
奴にはあとで話そう。
さあ子分よ、王女が来るまで
やるべきことはそんなに無い。
町を回って、情報を集めるの
だ。
それに、洗脳術のテストもし
たいしな。
ククク…
スタン:
スタン:
む? なにかさわがしい。
なにか起こったのか?
まん中の広場のあたりのよう
だな。 子分ルカ。調べてみろ。
Stan:
Stan:
Eh?
It seems something's going on
at the plaza in the center.
Ari, go check it out.
スタン:
スタン:
む?
広場の真ん中で何か起こって
いるようだな。
アリ、確かめにいくぞ。
ロザリー:
ロザリー:
ルカ君!
見て、あの広場の屋根の上!
Rosalyn:
Rosalyn:
Ari! Look!
On the roof of the plaza!
ロザリン:
ロザリン:
アリ君! 見て!
広場の屋根の上!
へんなの:
へんなの:
…えー、オレは数いる魔王の
ひとり、水泡魔王である!
わがアジトにふみこんだ、命
知らずな王女はあずかった!
えー、まあ、とにかくあずか
ったのである!
ははははっは!
………
なにしろ女はあずかった!
この女の命がおしければ…。
あの、なんだ。 おしければ…
…ははははっは
では、さらばだ!
Weirdo:
Weirdo:
(Glug, glug) I am the Bubble
Evil King! Master of all
bubble-blowing evilness!
I am holding the daredevil
Princess who snuck into my
hideout! Um, anyway.
I am holding her! She's mine!
Ha ha ha ha! Well, um, um…
Yes, ha ha ha!
Anyway, I am keeping the girl!
If you want to save the girl's
life… Um, well. If you want
to save her… You know where
to find me! Ha ha ha ha ha.
See you, fools!
へんなの:
へんなの:
(ブクブク)オレは水泡魔王!
全ての泡吹く悪の主である!
わが隠れ家に入り込んだ命知
らずな王女はあずかった!
えー、とにかく。
王女はあずかったのだ!
ははははっは!
えーと、んーと…
そう、ハッハッハッ!
とにかく、娘はあずかった!
娘の命が惜しくば…んと、え
ーと。
娘を返してほしくばオレを見
つけてみろ!
ハーッハッハッハッ!
また会おう、愚か者どもよ!
スタン:
スタン:
くそっ! 先をこされた!
ゆるせん、ゆるせんぞ!
Stan:
Stan:
Blast!
He beat us to the prize!
Unforgivable, unforgivable!
スタン:
スタン:
くそっ!
ヤツに目標をとられた!
ゆるせん、ゆるせんぞ!
ロザリー:
ロザリー:
…なによ。
その「先をこされた」って。
…やっぱりね。
どうなの、ルカ君?
このバカ、なにかたくらんで
るんでしょ?
Rosalyn:
Rosalyn:
…What do mean?
He "beat" us.
…I knew it.
What do you know, Ari?
'Fess up! Stan is planning
something!
ロザリン:
ロザリン:
…どういう意味よ?
その「目標」って。
…やっぱりね。
アリ君、何を知ってるの?
教えなさい!
スタンは何か企んでるの!
>はい、
はい、企んでます!
んでます!
ロザリー:
ロザリー:
…ルカ君、あんたねえ
そんなさわやかに言い放たれ
ても…。
おねーさん、悲しいわ。
>Yes, he is planning to…!
to…!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Ari,
Why are you giving up so
easily…
I feel sad for you.
>はい、
はい、企んでます!
んでます!
ロザリン:
ロザリン:
…アリ君、何でそんなに簡単
に白状するのよ…
おねーさん、悲しいわ。
>…さあ、
さあ、なんのことだか
ロザリー:
ロザリー:
…ルカ君、キミ、すっかりス
タンの影響を受けちゃって…。
おねーさん、悲しいわよ。
>I have no idea.
Rosalyn:
Rosalyn:
…Ari. You are completely
under Stan's influence.
I am sad for you.
>何も企んでませんよ
ロザリン:
ロザリン:
…アリ君。 キミ、すっかり
スタンに影響されちゃって…
おねーさん、悲しいわ。
>……
ロザリー:
ロザリー:
…うーむ。
黙秘…。
あやしい…。
>No comment.
Rosalyn:
:
Rosalyn
…Hmmm. Silence, eh?
And what was the strange thing
the dog did in the night?
>ノーコメント
ロザリン:
ロザリン:
…うーむ、黙ってるつもり?
このキチガイ犬は何しようと
してたの?
スタン:
スタン:
ええい、うるさいわ!
くそ! あのニセ魔王め
会ったらボテクリこかしてや
る! 刃物女と汚れ学者は、こ
こで毛布にくるまってふるえ
てろ!
余は行くぞ、水の遺跡へ!
Stan:
Stan:
Arrgghh, shut up! Curses!
That fake Evil King!
He'll be battered fried and on
my plate next to some potatoes
when I'm through with him!
The jackal girl and scholar
geek can go cower in a corner!
I'm going to go to the Aquatic
Ruins!
スタン:
スタン:
ウググ、黙れ! いまいましい!
あの偽魔王め!
今度会ったらジャガイモのご
とく揚げて打ちすえてくれ
る!
下働き勇者とオタク学者は隅
っこで震えていろ!
余は行くぞ、水の遺跡へ!
キスリング
キスリング:
リング:
いやいや、私もお供するよ。
なにせ、王女のお体をくわし
く調査するのはこの私に決ま
っているのだからね!
Kisling
Kisling:
ing:
Well, let me go with you.
Only I can examine the
Princess with proper detail.
キスリング
キスリング:
リング:
いや、私も一緒にいくよ。
私だけが、くわしく王女を診
察することができるのだから
ね。
ロザリー:
ロザリー:
…とても、こんなヤツらだけ
で行動させるわけにはいかな
いわね。
わかったわ。
Rosalyn:
Rosalyn:
…I cannot let you guys go
alone.
I got it.
Let's go to the Mayor's house
ロザリン:
ロザリン:
…あんたたちだけを行かせる
訳にはいかないわね。
わかったわ。
村長の家にいってくわしい
とにかく村長の家にくわしい
話を聞きにいきましょう!
and get the details of the
story!
話を聞きましょう!
副村長:
副村長:
…やっぱりここは地元の勇者
でいくべきじゃろ?
ワシの甥っ子のボブでどうじ
ゃ?
Assistant Mayor:
Mayor:
I think this time,
we should use a local hero.
How about my nephew, Bob?
副村長:
副村長:
こういうときはやはり、地元
の勇者を使うべきだろう。
ワシの甥のボブならどうじ
ゃ?
村長:
村長:
いやいやここは、ワシの娘ム
コのチャーリーじゃ!
Mayor:
Mayor:
No, no. We should use my
son-in-law, Charlie!
村長:
村長:
いやいや、ワシの義理ムスコ
のチャーリーじゃ!
村長の
村長の娘婿:
娘婿:
お、お義父さん…。
ボクは通信教育で資格を取っ
たペーパー勇者ですよ…。
Mayor's SonSon-inin-law:
law:
Fa-father… I'm just a booktrained hero who got my
certificate
through
a
correspondence course…
村長の
村長の義理息子:
義理息子:
お、お父さん…
ボクは通信教育で資格を取っ
たペーパー勇者ですよ…
副村長:
副村長:
ほれみろ! ボブは3ヶ月も
勇者やっとるんじゃ!
決まりじゃ!
Assistant Mayor:
Mayor:
See! Bob has been doing actual
hero work for 3 months! It's
decided!
副村長:
副村長:
それ見ろ! ボブは三ヶ月も
勇者の仕事をしとるんじゃ!
決まりじゃな!
村長:
村長:
なに言っとる! おまえの甥
っ子は、いまだに馬にも乗れ
んそうじゃないか!
Mayor:
Mayor:
What are you talking about!
I heard your nephew can't even
ride a horse!
村長:
村長:
何いっとるんじゃ!
おまえの甥は馬にさえ乗れん
ときいたぞ!
副村長:
副村長:
ペーパー勇者よりマシじゃ!
Assistant Mayor:
Mayor:
It's better than
trained hero!
副村長:
副村長:
ペーパー勇者よりマシじゃ!
ロザリー:
ロザリー:
ふう…。ダメだわこれは。
しばらくは、村長さんには会
えそうもないわね。
Rosalyn:
Rosalyn:
Ouf… Oh well.
I think the mayor will be busy
for a while.
some book-
ロザリン:
ロザリン:
ふう… あーあ。
しばらく村長さんは忙しいみ
たいね。
初老の
初老の男:
…おお、もしやあなたは!
勇者ロザリー殿ですかな?
MiddleMiddle-Aged Man:
Man:
…Oh, you must be!
Hero Rosalyn?
初老の
初老の男:
…おお、もしやあなたは!
勇者ロザリン殿ですかな?
ロザリー:
ロザリー:
は、はい…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Yes I am…
ロザリン:
ロザリン:
ええ…
初老の
初老の男:
おお、これぞ天の助け!
<光速のレイピア使い>と呼ば
れる勇名高き勇者殿に出会え
るとは!
MiddleMiddle-Aged Man:
Man:
Oh, this is such an honor!
This is a famous hero, the
"Master of the Lightning
Rapier"!
We're so lucky you've come!
To have such a mighty hero
here in our time of need!
初老の
初老の男:
おお、なんと光栄なのだ!
かの高名な「雷光のレイピア
使い」とは!
あなたが来てくださったとは
幸運だ!
これほど強力な勇者が必要と
する時にいるなんて!
ロザリー:
ロザリー:
いえ、そんな、私など…。
お恥ずかしゅうございますわ。
うふふふふふふふふ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh, stop it…
It's embarrassing.
(Giggle)…!
ロザリン:
ロザリン:
あら、やめてくださいませ…
お恥ずかしゅうございますわ。
うふふふふふふふふ!
キスリング
キスリング:
リング:
そして、私が、世界一のオバ
ケ学者、グッテン・キスリン
グ45歳ですぞ!
ははは!
Kisling:
Kisling:
And I am the world's No.1
Ghost Scholar Gutten Kisling!
Ha ha ha!
キスリング
キスリング:
リング:
そして私が世界一のオバケ学
者グッテン・キスリングです
ぞ!
ははは!
初老の
初老の男:
おお、それはそれは…。
わたくしは、ベーロンと申し
まして王女マルレイン様づき
の侍従長でございます。
…じつは、おりいってお話が
ございます。
聞いていただけませんでしょ
うか。
MiddleMiddle-Aged Man:
Man:
Oh… good…
My name is Beiloune.
I am the chamberlain of
Princess Marlene.
In fact, I have a special
favor to ask of you.
Could you please listen?
初老の
初老の男:
おお…それは…
わたくしは、ベーロン。
マルレイン王女の侍従でござ
います。
実は、あなたに特別にお願い
したいこたがありまして。
聞いていただけませんでしょ
うか。
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
王女様の救出は、国家的なレ
ベルの大問題。
一刻を争うのです。
しかし、町の者たちがあの調
子では…。
そこで、わたくし個人からの
おねがいになるのですが…。
Chamberlain Beiloune:
Beiloune:
The rescue of the Princess is
a national issue.
Not a moment is to be lost.
As townspeople tend to be,
well, townspeople…
I have a personal favor to
ask.
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
王女様の救出は、国家レベル
の問題。
一刻を争うのです。
ですが町人はあの調子で…
そこでわたくし個人からのお
願いがあるのです。
ロザリー:
ロザリー:
わかりました。
みなまでおっしゃらなくても
けっこうです。
…私も勇者のはしくれ。
高貴なる王女様はかならず救
い出してみせましょう!
Rosalyn:
Rosalyn:
I see.
You needn't say more.
…I'm a professional hero!
I will rescue her Highness the
crown Princess!
ロザリン:
ロザリン:
わかりました。
それ以上おっしゃる必要はご
ざいません。
…私は一流の勇者です!
高貴なる王女様は救ってみせ
ます!
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
おお、さすがですな!
Chamberlain Beiloune:
Beiloune:
Oh, now there's a real hero!
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
おお、さすがは真の勇者!
やってくださるか!
…もちろん、王女様救出のの
ちは、王女様じきじきより褒
賞をくださるでしょう。
…む。 ところで、そこにいる
少年は?
You'll do it for me!
…Of course once you rescue
the Princess,
she'll personally honor you.
…Hm. By the way, who is the
boy over there?
やってくださるとは!
…もちろん、王女様を救出し
ていただければ、じきじきに
褒賞をくださるでしょう。
…む、ところで、そこにいる
少年は?
ロザリー:
ロザリー:
ああ…。この子は…。
そう、私の弟子でございます。
ほほほ…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh… This boy is…
Yes, he is my protege.
Ha ha ha…
ロザリン:
ロザリン:
あ… この子は…
そう、私の弟子でございます。
ほほほ…。
ベーロン:
ベーロン:
ふーむ。
…見たところ…でもないよう
だ。
危険はあるまい。…ふむ。
それもまた一興か…。
Beiloune:
Beiloune:
Hmmm.
…It doesn't seem
…is not like that.
Won't it be dangerous… Hm.
It'll be fun…
ベーロン:
ベーロン:
ふーむ。
…には見えん
…でもないし
危険ではないようだ… ふむ。
それもまた一興か…。
ロザリー:
ロザリー:
あ、あの、ベーロン殿?
この子がなにか?
Rosalyn:
Rosalyn:
Um, excuse me Beiloune?
Is there anything wrong
with this boy?
ロザリン:
ロザリン:
あの、どうかなされましたか
ベーロン殿?
この子が何か?
ベーロン:
ベーロン:
…あー、いやいや。
なかなか利発そうな少年です
な。 さて!
では、なにとぞ、おねがいい
たします!
船は、私の方で用意いたしま
すので、どうか港にお急ぎく
ださい!
Beiloune:
Beiloune:
…Hm. well.
He looks pretty bright.
Well!
Now, thank you very much!
I will prepare a boat for you.
Please hurry to the port!
ベーロン:
ベーロン:
…え、いやいや。
なかなかかしこそうな少年で
すな。 さて!
では、よろしくお願いします!
あなた方のために船を用意し
ます。
港に急いでください!
船頭:
船頭:
おう、あんたが勇者さんか
い?
侍従のじいさんから聞いてる
ぜ。 さ、さっさと乗りな。
Boatman:
Boatman:
Ahoy, you're the hero, eh.
I
heard
it
from
the
chamberlain.
Jump on board!
船頭:
船頭:
おーい、あんた勇者かい。
侍従さんから聞いてるぜ。
船に乗りな。
>乗 る
船頭:
船頭:
よしっ!
それじゃいくぞ!
>Take the boat.
Boatman:
Boatman:
Aye lad!
Cast off!
>乗る
船頭:
:
船頭
よし若造!
行くぞ!
>乗らない
>……
船頭:
船頭:
なんだ、まだ行かねーのか?
>Don't take the boat.
>Irritatingly procrastinate.
Boatman:
Boatman:
Oh, you're not leaving yet,
are ya?
>乗らない
>気長に
気長に待ってて
船頭:
船頭:
おや、まだ出ないのかい?
スタン
スタン:
さーて、クソナマイキなエセ
Stan:
Stan:
Well, where is the cheeky fake
スタン:
スタン:
さーて、どこにナマイキな
魔王はどのへんにいるのだ?
またプチッと退治してくれよ
うぞ。
Evil King?
I'll squash him flat.
偽魔王はいるのだ?
ペチャンコに潰してくれる。
ロザリー:
ロザリー:
慎重にね、ルカ君。
Rosalyn:
Rosalyn:
Be careful, Ari.
ロザリン:
ロザリン:
注意してね、アリ君。
水泡魔王:
水泡魔王:
あー、やっと来たな!
やれやれ…。
Bubble Evil King:
King:
Oh, finally!
You've finally made it…
水泡魔王:
水泡魔王:
あー、やっとか!
とうとう来た…
ロザリー:
ロザリー:
水泡魔王とやら、邪悪なるた
くらみのために高貴なる王女
様をさらった罪、ゆるしがた
いわ!
この勇者ロザリーが、貴様を
倒し、王女様を救い出してみ
せる! さあ、来なさい!
Rosalyn:
Rosalyn:
Bubble Evil King.
It's unforgivable to abduct
her Highness the Princess for
your evil plan!
I, the Hero Rosalyn will
defeat you and rescue the
Princess! Come on!
ロザリン:
ロザリン:
水泡魔王。
あんたの邪悪な企みのために
王女様を誘拐するなんて許せ
ないわ!
この勇者ロザリンが、貴様を
倒して王女様を救ってみせ
る! 来なさい!
水泡魔王:
水泡魔王:
…いやその、ちょっと事実と
ちがうというか。
王女とかいうのが俺んちに入
ってきたから、とりあえず捕
まえたんだけどさ。
オレも、こまってたんだよな。
Bubble Evil King:
King:
Well, it didn't quite happen
like that.
A girl claiming to be the
Princess came into my house
and I caught her.
Yet I'm in trouble.
水泡魔王:
水泡魔王:
いやその、そういうわけじゃ
ないんだけど。
王女とかいうのが俺ん家に入
ってきたから捕まえたんだ。
でも、こまってるんだよな。
ロザリー:
ロザリー:
卑劣なウソをつくんじゃない
わよ、この!
王女様を人質にとり、王家に
莫大な金銀財宝を要求するつ
もりだったにちがいないわ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Hah! Don't tell petty lies!
You were gonna hold the
Princess hostage & demand an
huge ransom from the royal
family!
ロザリン:
ロザリン:
ふん! くだらない嘘つくん
じゃないわよ!
王女様を捕まえて王家に莫大
な身代金を要求するつもりだ
ったにちがいないわ!
水泡魔王:
水泡魔王:
…あ。
その手があったのか。
気がつかなかった…。
Bubble Evil King:
King:
Oh.
That's right, I could do that.
I forgot. Thanks alot!
水泡魔王:
水泡魔王:
あ、そうか、そうすりゃよか
ったんだ。
忘れてたよ、ありがとなっ!
ロザリー:
ロザリー:
……
Rosalyn:
Rosalyn:
……
ロザリン:
ロザリン:
……
キスリング:
キスリング:
……
Kisling:
Kisling:
……
キスリング:
キスリング:
……
スタン:
スタン:
…おい。
水泡魔王とやら、ほんとうに
なにも考えずに捕まえただけ
なのか?
Stan:
Stan:
Hold on! Let me get this
straight. So you captured her
without even thinking about
what you could do!?
スタン:
スタン:
待て! 率直に聞きたい。
まさか何も考えずに王女を捕
らえたのか!?
水泡魔王:
水泡魔王:
うん。
Bubble Evil King:
King:
Yup.
水泡魔王:
水泡魔王:
ああ。
ていうか、捕まえてくれと言
わんばかりにここに倒れてた
んだ。
I mean she was lying there
like she was asking me to
catch her.
まるで捕まえてくれって言っ
てるように思えたんだけどね。
ロザリー:
ロザリー:
じゃあ、今朝の宣告は…?
Rosalyn:
Rosalyn:
Then what was the statement
you made this morning?
ロザリン:
ロザリン:
じゃあ、今朝の宣告は何だっ
たの?
水泡魔王:
水泡魔王:
だって、ハッタリぐらいカマ
しとかないとマズいじゃん?
ほらオレ、いちおう魔王だし。
Bubble Evil King:
King:
I thought I had to at least
act the part.
I'm an Evil King, you know.
水泡魔王:
水泡魔王:
だって、それぐらいは演じて
おかないと。
オレ、魔王だし。
スタン:
スタン:
…うおおおおお!
おいおまえ!
捕まえたらとりあえず悪い計
画ぐらい立てろ!
余はなさけないぞ!
Stan:
Stan:
Whooooaa! You!
If you catch her, you should
at least have an evil plan!
You're pathetic!
スタン:
スタン:
…うおおおおお!
おいおまえ!
捕まえるのなら少なくとも悪
の計画ぐらい立てておけ!
余はなさけないぞ!
水泡魔王:
水泡魔王:
…ていうか、あんただれよ?
なんかエラそうだけどさ。
Bubble Evil King:
King:
But who are you? You're acting
like you're so important.
水泡魔王:
水泡魔王:
で、アンタ誰?
だいぶえらそうだけどさ。
スタン:
スタン:
…ふふふ、聞いておどろくな
この余こそ…。
Stan:
Stan:
Ha ha ha. Brace yourself.
I am the…
スタン:
スタン:
ハハハ、驚くなよ。
余こそ…
ロザリー:
ロザリー:
そんなことはどうでもいい
わ! 王女様は、どこなの!
Rosalyn:
Rosalyn:
It doesn't matter!
Where is the Princess?
ロザリン:
ロザリン:
そんなのはどうでもいいの!
王女様はどこ?
スタン:
スタン:
おいこらバカ女!
余がせっかく…
Stan:
Stan:
You, blowhole woman!
I am…
スタン:
スタン:
おい気泡女!
余が…
水泡魔王:
水泡魔王:
あ? あの女なら、この上の部
屋だよ。
いやなんか、もー、すっげー
ワガママな女でさあ。
まいっちゃったよ、オレ…。
Bubble Evil
Evil King:
King:
Oh, the girl is upstairs.
Anyone notice she's really
selfish?
I'm sick of her…
水泡魔王:
水泡魔王:
あ、あの女なら上の階だよ。
でも、すっげーワガママだぜ?
もー、うんざりしてるんだ…
ロザリー:
ロザリー:
この魔王め!
王女様にヘンなことしたんで
しょ? え?
Rosalyn:
Rosalyn:
You, Evil King!
You did something bad to the
Princess. Right?
ロザリン:
ロザリン:
この魔王め!
王女様にひどいことしたんで
しょ、え?
>ヘンなことって
ヘンなことって、
なことって、何?
>ヘンなことって
ヘンなことって、
なことって、何?
>「ひどい」
ひどい」ってどういうこと?
ってどういうこと?
>何について喋
について喋ってるの?
ってるの?
>ヘンなことって
ヘンなことって、
なことって、何?
>What do you mean by 'bad'?
>I have no idea what you're
talking about.
>I did 'bad' things!?
things!?
ロザリー:
ロザリー:
そ、それは…。
あれよ…。
Rosalyn:
Rosalyn:
You - you know…
That…
ロザリン:
ロザリン:
え、えーと…
それは…
>ボクが
ボクが「ひどい」
ひどい」ことをしたの?
ことをしたの?
いろいろよ…。
those things…
いろいろよ…
水泡魔王:
水泡魔王:
あのなあ…。
オレ、人間の女になんか興味
ないぜ。
だから、やることなくてこま
ってるんじゃん。
Bubble Evil King:
King:
Excuse me…
I'm not interested in female
humans.
That's why I have nothing to
do.
水泡魔王:
水泡魔王:
あのなあ…
オレ、人間の女になんか興味
ないぜ。
だから、やることないじゃん。
ロザリー:
ロザリー:
じゃあ、王女様を返しなさ
い!
Rosalyn:
Rosalyn:
Then return the Princess!
ロザリン:
ロザリン:
じゃあ、王女様を返しなさ
い!
水泡魔王:
水泡魔王:
いやだね。 せっかく、あんた
らが教えてくれたんだ。
あんたらを叩きのめして、身
代金ガッポリいただくことに
したよ!
いやー、助かったな!
Bubble Evil King:
King:
No way.
You gave me a good idea.
I'll beat you up and get the
ransom!
That was a good idea!
水泡魔王:
水泡魔王:
やだね。
いいこと教えてもらったよ。
あんたらを叩きのめして、身
代金をいただくことにする
よ!
こりゃいい考えだ!
ロザリー:
ロザリー:
くっ、こうなったら問答無用
ね! 行くわよ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Huh, don't waste my time!
Take this!
ロザリン:
ロザリン:
ふん、時間がもったいないわ
ね! やるわよ!
スタン:
スタン:
… お い こ ら 、 仕 切る な バ カ
女!
このニセ魔王を倒すのは余
だ!
Stan:
Stan:
Hey! Don't monopolize the
conversation!
It's me who's going to defeat
this fake Evil King!
スタン:
スタン:
おい! 話を仕切るな!
この偽魔王を倒すのは余だ!
元・水泡魔王:
水泡魔王:
…あーあ。
負けちゃった。
はああ、魔力がぬけてく…。
あんな女を捕まえたばっかり
に…。
ちぇっ、もうどうでもいいや。
煮るなり焼くなり好きにしや
がれ!
なーにが邪悪の道に導く開運
アイテムだ!
こんなものいらねーやい!
Former Bubble Evil King:
King:
Oh well.
I lost.
Oh no, my power is vanishing…
All because I caught some
human girl…
Whatever.
Do whatever you want!
A good luck item leading to an
evil road?
Huh?
I don't need this!
元・水泡魔王:
水泡魔王:
あーあ。
負けちゃった。
ああ、力が抜けていく…
ぜんぶ人間の女を捕まえたせ
いだ…
ちぇっ。
お望みのものをとっていきや
がれ!
邪悪に導く幸運のアイテムだ
と?
こんなものイラネーよ!
ルカの
ルカの アタマに
アタマに 「うずまきハリ
うずまき ハリ
ガネ」
ガネ」が当たった!
たった!
"Spiral Wire" hit Ari's
Ari's head!
アリの
アリの アタマに
アタマに 「うずまきハリ
うずまき ハリ
ガネ」
ガネ」が当たった!
たった!
ルカは
ルカは 「うずまきハリガネ
うずまきハリガネ」
ハリガネ 」 を
手に入れた!
れた!
Ari acquired "Spiral Wire"!
アリは
アリは 「うずまきハリガネ
うずまきハリガネ」
ハリガネ 」 を
手に入れた!
れた!
元・水泡魔王:
水泡魔王:
おら、酒持ってこいバーロー!
Former Bubble Evil King:
King:
Hey, bring me a drink!
元・水泡魔王:
水泡魔王:
おら、酒持って来い!
スタン:
スタン:
Stan:
Stan:
スタン:
スタン:
…ふふん。あわれな。
見よ子分、余の魔力がまた少
しもどってきたぞ!
完全復活も、そう遠くない
な! ウハハハハハ!
Oh it's pathetic.
Look slave, my power is
returning to me again!
My complete revival is
imminent! Ha ha ha ha ha!
ふん、哀れだな。
見ろ子分、余の力がまた戻っ
てきたぞ!
完全復活もそう遠くないな!
ウハハハハハ!
ロザリー:
ロザリー:
さあ、王女様を返しなさい!
Rosalyn:
Rosalyn:
Now, give the Princess back!
ロザリン:
ロザリン:
さあ、王女様を返しなさい!
元・水泡魔王:
水泡魔王:
いやー、あはは。
ホント、すんませんでしたっ!
オレ、カンチガイしてたみた
いです。
自分が世界でいちばんになら
なきゃって、思いこんじゃっ
たみたいです。
でも、変なんですよね…
なんで、そんなこと思ったん
だろ。
最強魔王になって、マドリル
下水道の奥へ行かなきゃっ!
って、思って…。
オレには、そこでだいじな仕
事がある、って。
そういう気持ちになってきち
ゃって。
そうしたら、もうその気持ち
が止まらなくなっちゃって。
強迫観念っていうんですかね
こういうの…。
なんか、必死にいいわけして
るみたいですっげーハズカシ
いんですけど。
でも、ようやく目がさめまし
たっ!
ホンットーに、すんませんで
したっ!
Former Bubble Evil King:
King:
Well, ha ha.
I'm really sorry!
I think I was wrong.
I believed that I had to be
the best in the world.
But it's strange…
Why did I think so?
I felt a strange yearning to
be the strongest Evil King and
go to the back of the Madril
Sewer…
I have something important to
do there.
At least I believed so.
And I couldn't stop thinking
that way.
I wonder if this is what they
call compulsive behavior…
I'm totally embarrassed.
I feel like I'm making up
excuses.
But at least I finally woke
up!
I'm really sorry!
元・水泡魔王:
水泡魔王:
いや、あはは。
ホント、すんませんでしたっ!
カンチガイしてたみたいです。
自分が世界で一番にならなき
ゃって、思い込んじゃってた
みたいです。
でもおかしいな…
何でそんなこと思ったんだろ。
最強魔王になって、マドリル
下水道の奥へ行かなきゃっ!
って、思って…。
オレには、そこでだいじな仕
事がある、って。
そうだって信じてたんですよ
ね。
そしたら、もうやめれなくな
っちゃって。
強迫観念っていうんですかね
わけわかんないや…
言い訳してるみたいですけど。
でも、よーやく目が覚めまし
た!
ホンットーに、すんませんで
したっ!
ロザリー:
ロザリー:
そんなことはどうでもいい
わ! 王女さまはどこなの!?
Rosalyn:
Rosalyn:
I don't care about that!
Where is the Princess!?
ロザリン:
ロザリン:
そんなことはどうでもいい
わ! 王女さまはどこなの!?
元・水泡魔王:
水泡魔王:
え、ああ、あの小ウルサイ女
ですか。
あーいやいや! これは失
言! あはは!
それならですね、この上の階
にある部屋の中ですよ。扉が
あったでしょ。
どーぞどーぞ、連れてっちゃ
ってくださいよ。
扉なら開くようにしときます
から。あはは。
Former
Former Bubble Evil King:
King:
Oh, that whining girl?
Oops, slipped my mind!
Ha ha ha!
Well, she's in the room
upstairs.
You saw a door, right?
Please, please, take her with
you.
I'll make the door open for
you.
Ha ha.
元・水泡魔王:
水泡魔王:
え、あの小うるさい娘ですか?
おっと、失礼しました!
あはは!
それなら、彼女は上の階の部
屋にいますよ。
扉があったでしょ?
どーぞどーぞ、つれて帰って
ください。
扉なら開けときますから。
あはは。
ロザリー:
ロザリー:
ちょーっと待った!
スタン、あんたは王女様にそ
れいじょう近づいちゃダメ
よ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Wait a minute!
Stan, keep your hands off of
her, you wannabe royal pain!
ロザリン:
ロザリン:
ちょっと待ちなさい!
スタン、手をふれないで!
この一流の苦痛の狂信者!
スタン:
スタン:
ふん…。
おまえこそ、王女にとりいっ
て点数かせぎか。
勇者というのは考えることが
セコいな。
Stan:
Stan:
That goes for you too!
You're trying to score points
by flattering the Princess.
Heroes have to schmooze too,
I guess. Ha ha ha ha!
スタン:
スタン:
おまえもそうだろうに!
王女に取り入って点数を稼ご
うとしとるのだろう。
勇者もくだらん話をするんだ
な、ハハハハ!
ロザリー:
ロザリー:
うるさい!
とにかく王女様にそれいじょ
う近づいたらルカ君の命はな
いわよ!
Rosalyn:
Rosalyn:
Shut up!
Anyway, don't go near the
Princess or I'll kill Ari!
ロザリン:
ロザリン:
黙りなさい!
とにかく、王女に近づいたら
アリ君を殺すわよ!
>や、やめてよ
>またこのパターン
またこのパターン?
パターン?
>……
>S, Stop it!
>This again?
>Excuse me children…
>や、やめてよ!
やめてよ!
>またこれ
またこれ?
これ?
>ねえキミ
ねえキミたち
キミたち…
たち…
スタン:
スタン:
まったく…。
いつもいつも同じ手を使いお
って。
脳みそがないのか頭蓋骨ザル
女!
この魔王スタンが、そんなお
どしにいつまでもビビると思
っているのか!
やれるものならやってみるが
いい!
Stan:
Stan:
I can't believe it…
Using that old swill.
You, brainless skull brat!
You believe I, Evil King Stan
can be frightened by such a
threat!?
Try if you can!
スタン:
スタン:
信じれんな…
またその手か。
脳ナシのズガイコツ娘!
この魔王スタンがそんな脅し
にビビるとでも信じているの
か!?
やれるものならやってみるが
いい!
ロザリー:
ロザリー:
…くっ
ごめんなさいルカ君。
正義のために死んでちょうだ
い!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Argh.
Sorry, Ari.
But you must die for justice!
ロザリン:
ロザリン:
…くっ
ごめんなさいルカ君。
正義のために死んでちょうだ
い!
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
…無礼者!
わらわの前で見苦しくさわぐ
でない!
Girl in a Dress:
Dress:
…You, offender!
You shall not make a fuss in
front of me!
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
…そこの無礼者!
わらわの前で騒ぐでない!
ロザリー:
ロザリー:
はっ…。
もうしわけございません…。
お、王女様、よくぞごぶじで
…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Yes, your Highness…
I am very sorry…
I am very glad you're safe,
Princess…
ロザリン:
ロザリン:
はっ、王女様…
もうしわけございません…。
ぞご無事で何よりですわ、王
女様…
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
うむ。おまえはだれじゃ?
Girl in a Dress:
Dress:
Yes. Who are you?
ドレスの
レスの少女:
少女:
うむ。おまえはだれじゃ?
ロザリー:
ロザリー:
Rosalyn:
Rosalyn:
ロザリン:
ロザリン:
はっ。侍従ベーロン殿より、
王女様の救出を命じられた
勇者ロザリーでございます!
Your Highness, I am the hero
Rosalyn who was ordered by
Chamberlain
Beiloune
to
rescue you!
王女様、侍従ベーロン殿より
王女様の救出を命じられた勇
者、ロザリンでございます!
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
…ふむ。
なるほどな。
これからいろいろ、よろしく
たのむぞ。
Girl in a Dress:
Dress:
…Hm.
I see.
I'll count on you from now on.
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
…ふむ。
なるほど。
これからもアテにしておるぞ。
ロザリー:
ロザリー:
…は?
それはどういう…。
Rosalyn:
Rosalyn:
…Yes?
What do you mean by…
ロザリン:
ロザリン:
…はい?
それはどういう意味で…
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
わらわは王女マルレインじゃ。
ロザリーとやら、役目、大儀
である。
Girl in a Dress:
Dress:
I am Princess Marlene.
Rosalyn, a job well done.
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
わらわは王女マルレインじゃ。
ロザリンとやら、よくぞやっ
たな。
ロザリー:
ロザリー:
ははっ。
ありがたきお言葉!
Rosalyn:
Rosalyn:
Yes, your Highness.
Thank you for your words of
praise!
ロザリン:
ロザリン:
はっ、王女様。
ありがたきお言葉!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
ふん…。
そこの子供、おまえは?
おまえはだれじゃ?
Princess Marlene:
Marlene:
Humph…
Boy, over there.
Who are you?
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
ふん…
そこの子供。
おまえはだれじゃ?
>名乗る
名乗る
マルレイン王女
王女:
マルレイン
王女:
ほほう、ルカというのか。
うすよごれた格好をしておる
のう。
おまえは、ここでなにをして
おるのじゃ?
>Tell her name
Princess Marlene:
Marlene:
I see. Ari.
You look dingy.
What are you doing here?
>名乗る
名乗る
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
そうか、アリというのか。
薄汚れておるのう。
ここでなにをしておるのじ
ゃ?
ロザリー:
ロザリー:
ルカは、私の弟子として私に
同行しているのでございます。
Rosalyn:
Rosalyn:
Ari is my protégé and is
accompanying me.
ロザリン:
ロザリン:
アリは、私の弟子として私に
同行しているのでございます。
>名乗らない
名乗らない
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
なんじゃ?
口がきけぬのか?
>Don't tell her name.
Princess Marlene:
Marlene:
What?
Are you a mute?
>名乗らない
名乗らない
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
なんじゃ?
口がきけぬのか?
ロザリー:
ロザリー:
ほ、ほほほ…。
これはご無礼を。
この子は、ルカともうしまし
て、私の弟子でございます。
Rosalyn:
Rosalyn:
(Chuckle)…
I am very sorry.
His name is Ari and he is my
protege.
ロザリン:
ロザリン:
ほほほ…。
これはご無礼を。
この子は、アリともうしまし
て、私の弟子でございます。
>投げキッスをする
キッスをする
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
>Throw a kiss.
Princess Marlene:
Marlene:
>投げキッスをする
キッスをする
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…???
いったいなにをしたいのじ
ゃ?
いまの仕草は、なんの意味じ
ゃ?
…???
What are you planning?
What's the meaning of this?
…???
なにをしたいのじゃ?
いまのはなんの意味じゃ?
ロザリー:
ロザリー:
ほ、ほほほ…。
これはご無礼を。
この子は、ルカともうしまし
て、私の弟子でございます。
Rosalyn:
Rosalyn:
(Chuckle)…
I am very sorry.
His name is Ari and he is my
protege.
ロザリン:
ロザリン:
ほほほ…。
これはご無礼を。
この子は、アリともうしまし
て、私の弟子でございます。
キスリング:
キスリング:
そして私が、世界一の大学者
グッテン・キスリングでござ
いますぞ。
Kislnig:
Kislnig:
And I am the world's No. 1
scholar, Gutten Kisling!
キスリング:
キスリング:
そして私が世界一の学者、グ
ッテン・キスリングでござい
ますぞ!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
そうか…。
もう1人、男がいたようじゃ
が…。
Princess Marlene:
Marlene:
I see…
I thought I saw one more man…
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
そうか…
もう1人、男がいたようじゃ
が…。
ロザリー:
ロザリー:
え? …いいいいいいええ!
お聞きちがえでしょう
そんなものはいませんわ、え
え!
Rosalyn:
Rosalyn:
What?… No, no, no!
Must've been a really loud
fish. Yes, of course, that's
all it was.
ロザリン:
ロザリン:
え? …いえいえいえ!
きっと大きな魚ですわ。
ええ、もちろん、これですべ
てですわ。
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
そうか、まあよい。
それよりおまえ、ルカとかも
うしたな。
のどがかわいた。紅茶を持
て!
Princess Marlene:
Marlene:
Well, fine.
Anyway, you, Ari!
I'm thirsty. Bring a cup of
tea!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
ふむ、まあよい。
それよりおまえ、アリ!
のどがかわいた。 紅茶を持
て!
>はあ?
はあ?
>…それはムリ
それはムリです
ムリです
>……
>Huh?
>It's impossible.
>We're in an underwater
dungeon.
>はあ?
はあ?
>それはムリ
それはムリです
ムリです
>ボクたちは
ボクたちは水中
たちは水中の
水中のダンジョン
にいるんだよ
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
おまえは、召使いなのだろ
う?
紅茶を用意しろと言っておる
のじゃ。
Princess Marlene:
Marlene:
You are a servant, are you
not?
I told you to prepare a cup of
tea.
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
おまえは召使いなのだろう、
違うか?
紅茶を用意しろと命じたのじ
ゃ。
ロザリー:
ロザリー:
お、王女様…。
ここは危険な場所ですわ。
はやく地上におもどりになら
ないと…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Princess…
This place is dangerous.
We must return to
ground
level at once…
ロザリン:
ロザリン:
王女様…
ここは危険です。
すぐに地上におもどりになら
ないと…。
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…うむ。
たしかにここは、湿っぽくて
不快じゃ。
Princess Marlene:
Marlene:
Hmm…
This place is truly humid and
uncomfortable.
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
うむ…
たしかにここは湿気が多くて
不快じゃ。
いったん、外に出てやっても
よい。
Yes, it pleases me to leave.
うむ、外に出てやってもよい。
ロザリー:
ロザリー:
…ははっ。
それでは…
Rosalyn:
Rosalyn:
…Yes, your Highness.
Then…
ロザリン:
ロザリン:
…ははっ、王女様。
それでは…
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
だが、見よ、わらわの靴はす
っかりよごれてしもうた。
これでは歩けぬ。
…そうじゃ。ルカ。
わらわの靴をみがく栄誉をあ
たえよう。
ほれ、近うよれ。
Princess Marlene:
Marlene:
But look, my shoes are
completely dirty.
I cannot walk like that.
…Yes, Ari.
I give you the honor of
polishing my shoes.
Now, you may come closer.
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
しかし見よ、わらわの靴はす
っかりよごれてしもうた。
これでは歩けぬ。
…そうじゃ、アリ。
わらわの靴を磨く栄誉をあた
えよう。
ほれ、近うよれ。
ロザリー:
ロザリー:
…あの、おそれながら
その役目、私が…。
Rosalyn:
Rosalyn:
…Excuse me, your Highness.
I would like to take the
role…
ロザリン
ロザリン:
…おそれながら王女様。
その役目、私が…。
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
だまれ!
わらわはルカに命じておるの
じゃ。
Princess Marlene:
arlene:
Silence!
I am ordering this of
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
だまれ!
わらわはアリに命じておるの
じゃ。
>わかりました
スタン:
:
スタン
ふふふ、チャンスだぞ。
>Yes, your Highness.
Stan:
:
Stan
Hee hee, it's a chance.
>はい、
はい、王女様。
王女様。
スタン:
:
スタン
ふふふ、チャンスだぞ。
>イヤです
イヤです
>……
スタン:
スタン:
…このマヌケ! チャンスだ!
>I don't think hell's frozen
over yet.
>Well, um, your Highness…
Highness…
Stan:
Stan:
You idiot! It's our chance!
> 地獄の
地獄 の 極寒でもこれより
極寒 でもこれよりマシ
でもこれより マシ
だよ
>あの、
あの、えーと、王女様…
王女様…
スタン:
スタン:
このマヌケ! チャンスだ!
スタン:
スタン:
…おほん。
では、みがかせていただきま
すでございますです!
Stan:
Stan:
Ahem.
Allow me to polish your shoes,
your Highness!
スタン:
スタン:
おほん。
では、みがかせていただきま
す、王女様!
ロザリー:
ロザリー:
…あ! こら、スタン!
やめなさい! 王女様に近づ
くな!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Oh! Hey Stan!
Get away from the Princess or
–
ロザリン:
ロザリン:
…あ! こらスタン!
王女様に近づくな、さもない
と─
スタン:
スタン:
…ククク、もうおそいわ。
出番だジェームス!
この女を足止めせよ!
…………
……おいジェームス?
…ん、なんだこの紙は?
なになに…。
Stan:
Stan:
Hahaha!! Too late!
Come out James!
Stop this woman!
…………
……James?
Huh? What is this?
What…
スタン:
スタン:
ハハハ! もう遅いわ!
いでよジェームス!
この女を足止めせよ!
…………
……ジェームス?
ん? これは何だ?
何…
Ari.
「親戚の法事がありまして
有給休暇を取らせていただ
きます。
愛をこめて あなたのジェ
ームス」
……
"I have a family errand to do
and I'm taking a paid
vacation.
With love, James."
……
「家庭の用事があるので有給
休暇を取らせていただきま
す。
愛をこめて、ジェームスよ
り」
……
ロザリー:
ロザリー:
……ふふふ。
どうやら計画が狂ったようね。
さあ、そのまま動くんじゃな
いわよ!
Rosalyn:
Rosalyn:
……
Ha, your plan is foiled!
Now, don't move!
ロザリン:
ロザリン:
……
ハッ、あんたの計画は狂った
ようね!
さあ、動くんじゃないわよ!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…おまえたち、なにをさわい
でおるのじゃ?
その影はなんじゃ?
おもしろいのう。わらわによ
う見せい。
Princess Marlene:
Marlene:
…What are you doing?
What is that shadow?
It is interesting. Let me see
it.
マルレイン王
マルレイン王女:
…何をしておるのじゃ?
その影はなんじゃ?
おもしろいのう。わらわに見
せい。
ロザリー:
ロザリー:
あああ、いけません王女様!
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh no, Princess!
ロザリン:
ロザリン:
あああ、いけません王女様!
スタン:
スタン:
ククク、飛んで火に入る夏の
虫よ!
さあ、子分よ、王女に抱きつ
いて目をのぞきこめ!
Stan:
Stan:
Hee hee.
Like a moth to a flame!
Now, slave, hug the Princess
and look into her eyes!
スタン:
スタン:
ククク。
炎を好む蛾だな!
さあ子分、王女に抱きついて
目をのぞきこめ!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…!
Princess Marlene:
Marlene:
…!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…!
スタン:
スタン:
さあ小娘、余の催眠術にかか
るがよい。
…ふーっ、ふぬふぬふぬ、ふ
ーっ!
…あ? あー?
なんだこの娘は、魂が…。
おかしい、おかしいぞ!
Stan:
Stan:
Now, girl, let me hypnotize
you.
Hmmm…!
Eh? Ehh!?
What is this girl?
Her soul is…
Something's wrong with her!
スタン:
スタン:
さあ小娘、余の催眠術にかか
るがよい。
ふーっ!
ん? んんっ!?
何だこの娘は!?
魂が…
何かおかしいぞ!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
……はなせ。
Princess Marlene:
Marlene:
…Let me go.
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…はなせ。
スタン:
スタン:
…いやそんなはずはないのだ
が。
おかしい、妙だ、納得いかん!
Stan:
Stan:
No, this can't be.
This is strange.
I don't understand!
スタン:
スタン:
いや、そんなハズはないのだ
が。
おかしい、納得できん!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
……はなせと言っておるのだ
こ、こ、この無礼者がーっ!
Princess Marlene:
Marlene:
……I said let me go.
You - you offender!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
……はなせと言っておるのだ
こ、この無礼者がっ!
ロザリー:
ロザリー:
お、王女様…。
素晴らしいはり手ですわ…。
Rosalyn:
Rosalyn:
P-Princess…
It was an excellent slap…
ロザリン:
ロザリン:
お、王女様…
素晴らしいはり手ですわ…。
ナレーション:
ナレーション:
こうして…。
マルレイン王女の強烈なビン
タを浴びて…
あっさりKOされる情けない
ルカでありました…。
Narration:
And…
the bewildered Ari was
laid flat…
by the Princess'
regal palm…
ナレーション:
ナレーション:
こうして…。
王女様の強烈なビンタによっ
て…
のされる情けないアリであり
ました…
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
おお、マルレイン様!
ごぶじでなによりでした!
Chamberlain Beiloune:
Beiloune:
Oh, Princess Marlene!
I'm glad you are safe!
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
おお、王女マルレイン様!
ごぶじでなによりでした!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
うむ、爺には心配をかけた。
この通り、わらわはぶじじゃ。
…ひとり、無礼者がおったが
な。
…ふん!
Princess Marlene:
Marlene:
Yes, I worried you, Beiloune.
But I am fine now.
…Although there was an
offender.
…Humph!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
うむ、心配かけたな、ベーロ
ン。
この通り、わらわは無事じゃ。
…無礼者がおったがな。
…ふん!
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
…?
ともあれ、マルレイン様。
おつかれでございましょう。
ささ、村長の家へおもどりに
なりお食事とお風呂を…。
Chamberlain Beiloune:
Beiloune:
…?
Anyway, Princess Marlene, You
must be tired.
Now you should return to the
Mayor's House for a meal and
a bath…
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
…?
ともあれ、マルレイン様、お
疲れでございましょう。
村長の家へお戻りになってお
食事とお風呂を…
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
うむ。
…ロザリーとやら。
役目、大儀であった。
褒賞は、なにがよい?
なんでももうしてみよ。
Princess Marlene:
Marlene:
Yes.
…Rosalyn, our fair hero.
We cannot thank you enough.
What do you want in return?
You may ask me anything.
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
うむ。
…ロザリン、誠実な勇者よ。
感謝したりんぐらいじゃ。
褒賞は何がよい?
なんでももうしてみよ。
ロザリー:
ロザリー:
はい。
じつは、とあるところに、と
ても悪くて卑怯なオバケがお
りまして…。
そいつが、ある不幸な子供に
とりつき、その子ばかりか、
まわりの罪もない者たちに多
大な迷惑をかけているのです。
私も、勇者として最善をつく
しておりますが、力およばず
…。
どうか、王女様のご威光をも
ってその醜くて下劣で頭の悪
いオバケを裁いていただけな
いでしょうか?
Rosalyn:
Rosalyn:
Yes.
In fact, there is a very evil
and dastardly ghost…
And he is haunting an
unfortunate boy.
He brings suffering to the boy,
not to mention those around
him.
I am doing my best as a hero,
however, I am not enough…
I would like your Highness to
punish the ugly, dirty and
stupid ghost with your
authority?
ロザリン:
ロザリン:
はっ。
実は、とても邪悪で卑怯なオ
バケがいるのですが…
そいつが、不幸な少年にとり
つきまして。
その子ばかりか周囲にまで苦
痛を与えているのです。
私も勇者として最善をつくし
ていますが力及ばず…
どうか、王女様のご威光をも
って醜く汚くて頭の悪いオバ
ケを裁いていただけないでし
ょうか?
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
ほう?
そのオバケというのはどこに
おるのじゃ?
Princess Marlene:
Marlene:
Hmm?
And where is the ghost?
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
ほう?
そのオバケはどこじゃ?
ロザリー:
ロザリー:
はい! じつは…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Yes! He is, in fact…
ロザリン:
ロザリン:
はい! ヤツは実は…
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
……いや、待て、勇者ロザリ
ーよ。 いまは、その話をする
時ではない。
いずれ、ゆっくりと聞こう。
ゆっくりとな…。
Princess Marlene:
Marlene:
…No, hold on, Hero Rosalyn.
Now is not the time to talk
about it.
I will hear your case in time.
But not now.
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…いや、待て、勇者ロザリン
よ。 今はその話をする時では
ない。
いずれ聴こう。
いずれな。
ロザリー:
ロザリー:
…は?
はあ…。
し、しかし王女様…。
Rosalyn:
Rosalyn:
…Huh?
Huh…
B-But Princess…
ロザリン:
ロザリン:
…は?
はあ…
し、しかし王女様…。
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
…いやいやいや、ロザリー殿、
王女様はおつかれのご様子。
ここは、ひとまずお休みいた
だきましょう。
王女様救出の報酬は、のちほ
ど…。
では、王女様、まいりましょ
うか。
Chamberlain Beiloune:
Beiloune:
…Well, well, Ms. Rosalyn.
The Princess seems to be
fatigued.
Now let her have a rest.
We will talk about the reward
later…
Now, Princess.
Shall we.
侍従ベーロン
侍従ベーロン:
ベーロン:
…いやいや、ロザリン殿。
王女様はお疲れのご様子。
ひとまずお休みいただきまし
ょう。
褒賞についてはまた後ほど話
すということで…
さあ、王女様。
まいりましょうか。
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…ルカ。 わらわは忘れんぞ、
おまえの…
よいか。特別にゆるしてやる
が…
責任はとってもらうからの!
では、さらばじゃ!
Princess Marlene:
Marlene:
…Ari.
I will never forget your…
Do you understand?
I am forgiving you… But you
must take responsibility!
Now, farewell!
マルレイン王女
マルレイン王女:
王女:
…アリ。 わらわは忘れんぞ、
おまえの…
わかっておるのか?
わらわは許してやるが…
責任はとってもらうからの!
では、さらばじゃ!
キスリング:
キスリング:
…ううむ、水泡魔王のあの言
葉…。
「下水道へ行かねばならぬ気
がしていた」
とは、いったい…。
すりこまれた強迫観念?
だが、いったいだれが魔王に
そんなことを?
Kisling:
Kisling:
Hmm. The words of the Bubble
Evil King… "…and go to the
back of the Madril Sewer."
I wonder what it was…
An
implanted
compulsive
desire?
Who would've done that?
And to an Evil King, no less?
キスリング:
キスリング:
ううむ。 水泡魔王のあの言
葉…。
「そしてマドリル下水道に行
かねばならない」
いったい何だったのか…
すりこまれた強迫観念?
だが、いったいだれが?
魔王のようなものに?
ロザリー:
ロザリー:
…ふふふ。
やったわ、王女様とお近づき
になれたわ…。
これで、あたしも、君も幸せ
になれるわ、ルカ君!
うふふ、ふふふ‥‥。
あのバカを、あんなして、こ
んなして、もー、ぎったんぎ
ったんに…。
…ふふふふふふ…。
Rosalyn:
Rosalyn:
…(Chuckle)
Excellent. I am now close to
the Princess…
Now both you and I can be
happy, Ari!
Ha ha ha ha ha…
I will do this thing and that
thing to that idiot and he'll
be…
…Ha ha ha ha…
ロザリン:
ロザリン:
…ふふふ。
やったわ、王女様とお近づき
になれたわ…。
これであたしもアリ君も幸せ
になれるわ!
うふふふふふ…
あのバカにあんなことやこん
なことして…
…うふふふふふ。
スタン:
スタン:
…おかしい、ゼッタイにおか
しいぞ。
あの小娘、ただ者ではない…。
…なぜだ。
なぜ、王女には魂がないの
だ?
Stan:
Stan:
Strange.
This is very strange.
The girl is…
Why?
Why doesn't the Princess have
a soul?
スタン:
スタン:
おかしい。
非常におかしいぞ。
あの小娘は…
なぜだ?
なぜ王女には魂が無いのだ!?
ナレーション
ナレーション:
ーション:
こうして、王女誘拐事件はぶ
じに解決しましたが…。
それぞれの心に、いくつかの、
大きな疑問を残したのでした
…。
Narration:
The Princess' abduction was
resolved…
However, several questions
remained unanswered…
ナレーション:
ナレーション:
王女様誘拐事件はぶじ解決し
ました…
しかし、いくつもの疑問は解
決されないまま…
べーロン:
ーロン:
…おお、ロザリー殿。
お待ちしておりましたぞ。
Beiloune:
Beiloune:
…Oh, Ms. Rosalyn.
I have been waiting for you.
べーロン:
ーロン:
…おお、ロザリン殿。
お待ちしておりましたぞ。
ロザリー:
ロザリー:
…ベーロン殿。
なにかあったのですか?
Rosalyn:
Rosalyn:
…Beiloune.
Is anything wrong?
ロザリン:
ロザリン:
…ベーロン殿。
なにかあったのですか?
べーロン:
ーロン:
ええ、それが…。
じつは、マルレイン様が…
いなくなられたのです。
Beiloune:
Beiloune:
Um, well o tell you the truth,
Princess Marlene…
is missing.
べーロン:
ーロン:
ええ、実はといいますと。
マルレイン様を…
見失ったのです。
ロザリー:
ロザリー:
…ええ?
そ、それは大変ですわ。
も、もしや誘拐?
Rosalyn
Rosalyn:
lyn:
…What?
Oh, oh my god…
Is it an abduction?
ロザリン:
ロザリン:
…何ですって?
そ、そんな…
誘拐なのですか?
べーロン:
ーロン:
いや、それが…。
置き手紙がありまして…。
どうも、家出されたようで。
…王女様と私のあいだに、今
後のスケジュールの件でちと
行きちがいがありまして。
…で、ですな。
もうしあげにくいのですが
ぜひ、ロザリー殿に…
Beiloune:
Beiloune:
Well, in fact…
She left a letter…
It seems she ran away.
…There was a difference in
opinion between the Princess
and me regarding her future
schedule. …And I hate to ask
this but I would like to ask
Ms. Rosalyn…
べーロン:
ーロン:
いえ、実は…
手紙を残されまして…
家出されたようなのです。
…今後のスケジュールに関し
て王女様と私の間に行き違い
がありまして。
…で、もうしあげにくいので
すが、ぜひロザリン殿にお頼
みしたく…
ロザリー:
ロザリー:
ええ!
みなまでおっしゃらなくとも
わかっておりますわ。
この勇者ロザリー、王女様を
さがし出し、ぶじに保護する
ためさっそく出発いたしま
す!
Rosalyn:
Rosalyn:
Of course!
You needn't say anything
more.
I understand.
I, the Hero Rosalyn, will
leave right way to find the
Princess and bring her back
safely!
ロザリン:
ロザリン:
もちろんです!
それ以上おっしゃる必要はご
ざいませんわ。。
わかっております。
この勇者ロザリン、王女様を
見つけて無事に保護するため
さっそく出発いたします!
べーロン:
ーロン:
おお…。
勇者ロザリー殿、あなたこそ
真の勇者と呼ぶべきお方だ!
Beiloune:
Beiloune:
Oh…
Hero Rosalyn, you are really
a most valorous and true hero!
べーロン:
ーロン:
おお…。
勇者ロザリン殿、あなたこそ
真の勇敢な勇者だ!
ロザリー:
ロザリー:
いえいえ私など、いえいえそ
んな、ふふふふふふふふ。
そんな、お恥ずかしい、ふふ
ふふ。
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh, please, I am not…
(Giggle)
You embarrass me, so…
(giggle).
ロザリン:
ロザリン:
いえいえ、そんな…
ふふふふふ
おはずかしい…
ふふふふふふふ。
スタンの
スタンの声:
…ケッ、簡単に乗せられおっ
て。
ひび割れバケツ女が…。
Stan's Voice:
Voice:
Hmph, easily flattered.
Scatterbrain woman!
スタンの
スタンの声:
フン、簡単に乗せられおって。
うっかり女め!
べーロン:
ーロン:
…ん?
Beiloune:
Beiloune:
…Eh?
べーロン:
ーロン:
…ん?
ロザリー:
ロザリー:
…ほほほほほほほ!
では、さっそく捜索に向かい
ますですわ!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Ha ha ha ha ha!
I am heading out to search for
her right now!
ロザリン:
ロザリン:
…ほほほほほほほ!
ではさっそく捜索に向かいま
すわ!
べーロン:
ーロン:
よろしくおねがいいたします。
どうやら王女様は、町を出ら
れ、テネルの方へ向かわれた
ようで…。
お1人では、どんな目にあわ
れるか。
一刻もはやく、見つけてくだ
され。
おねがいいたします!
Beiloune:
Beiloune:
Please take care of the matter.
It seems that the Princess
left town and was headed for
Tenel…
I am worried that anything
should happen to her while
she's alone.
Please find her as soon as you
can!
べーロン:
ーロン:
よろしくおねがいいたします。
どうやら王女様は、町を出ら
れてテネルに向かわれたよう
で…
お一人ではどんな目にあわれ
るか。
なるべく早く見つけてくださ
れ!
ロザリー:
ロザリー:
おまかせください!
Rosalyn:
Rosalyn:
You can count on me! So long!
ロザリン
ロザリン:
おまかせください!
父:
…お?
おお、わが息子じゃないか!
うんうん、しばらく見ないう
ちにちょっとたくましくなっ
たねえ。
お父さん、うれしいよ!
おっと、そこのまばゆいばか
りに美しい人はどなただい?
Father:
Father:
Oh?
Oh, it's my son!
Well, you have grown since the
last time I saw you.
I am so proud!
Whoa, who is that dazzling
beauty over there?
父:
…お?
おや、わが息子よ!
うん、この前会った時よりも
成長しているねぇ。
お父さん、誇らしいよ!
おや、そこのまばゆいばかり
の美人さんは誰だい?
ロザリー:
ロザリー:
…え? あたし?
そんなー、お父さまったらも
う、お口がお上手ですわ!
わたくし、縁あってルカ君と
旅をしている勇者、ロザリー
Rosalyn:
Rosalyn:
…Who? Me?
Oh, dad, you are flattering
me!
I am the hero, Rosalyn
traveling with Ari.
ロザリ
ロザリン:
…え? あたし?
あら、お父様、お上手ですわ!
わたくし、アリ君と旅をして
いる勇者ロザリンと申します。
では!
では!
ともうします。
父:
おお、さすがにわが息子。
女性の好みもグッドだね。
このこの!
ところで、どうだい。
スタンの世界征服は順調か
い?
Father:
Father:
That's my son.
Excellent taste in women.
You lady-killer!
By the way, is Stan's world
conquest going well?
父:
さすがはわが息子。
すばらしい女性の好みだね。
この色男!
ところで、スタンの世界征服
はうまくいっているかい?
スタン:
スタン:
…ふん。まあまあだな。
そこの日傘女さえいなければ
もっと順調にいくのだがな。
Stan:
Stan:
Ahh well, you know.
It would be better if only
that creature with the
parasol wasn't with us.
スタン:
スタン:
ふん、まあまあだな。
そこの日傘の怪物がいなけれ
ばもっと順調なのだがな。
ロザリー:
ロザリー:
…ああら、お偉い魔王さまは
女ひとりにジャマされたぐら
いで世界征服もできないのか
しら?
Rosalyn:
Rosalyn:
Boy, I had no idea a great Evil
King wouldn't be able to
conquer the world because a
woman interrupted him…
ロザリ
ロザリン:
あら、偉大なる魔王さまは女
に邪魔されたぐらいで世界征
服もできないなんて思いもし
なかったわ…
スタン:
スタン:
……
Stan:
Stan:
……
スタン:
スタン:
……
ロザリー:
ロザリー:
……
Rosalyn:
Rosalyn:
……
ロザリン
ロザリン:
……
父:
はははははは!
うんうん、楽しいパーティだ
ねえ。
…ん? あなたは?
Father:
Father:
Ha ha ha ha ha!
Yes, isn't it an exciting
party?
…Uh? And you?
父:
はははははは!
うん、刺激的なパーティだね
え?
…ん? あなたは?
キスリング:
キスリング:
私は、世界一の学者、グッテ
ン・キスリング45歳だ。
Kisling:
Kisling:
I am the world's top scholar,
Gutten Kisling! How do you do.
キスリング:
キスリング:
私は、世界一の学者。
グッテン・キスリングだ。
父:
…むむ。
…あなた、そうとうデキます
な。
Father:
Father:
Hmm.
You are a true scholar.
I can tell.
父:
…むむ。
…あなた、真の学者ですな。
私には判りますよ。
キスリング:
キスリング:
…ふふふ、あなたこそ。
タダ者ではないとひと目見て
わかったよ。
Kisling:
Kisling:
Ha ha ha, you too.
I can tell in a glance that
you're no layman.
キスリング:
キスリング:
…ふふふ、あなたこそ。
シロートでないことは一目で
わかったよ。
父:
ふふ、おもしろいですな。
のちほど、ゆっくり勝負した
いものですな。
Father:
Father:
Ha ha ha, interesting.
We should exchange ideas
later.
父:
ふふ、おもしろいですな。
あとで意見交換するべきです
な。
キスリング:
キスリング:
承知した。
ふふふふ…。
Kisling:
Kisling:
Deal.
Ha ha ha ha…
キスリング:
キスリング:
そうしましょう.
ふふふふ…
父:
はははは! これはユカイだ!
さあさあ、どうぞみなさん
こちらへどうぞ!
あ、そうそう、ルカいま、か
わいいお客さんが来てるんだ
よ! だれだと思う?
Father:
Father:
Ha ha ha ha! Excellent!
Come on, everybody.
This way!
Oh, that reminds me, Ari You
have a pretty guest.
Who do you think it is?
父:
はははは! すばらしい!
さあ、みなさんどうぞ。
こちらへ!
あ、そうそう、アリ、かわい
いお客さんが来てるんだよ。
誰だと思う?
>アニーの
アニーの友だち?
だち?
>ひろってきたネコ
ひろってきたネコ?
ネコ?
>わからない
>Annie's friend?
>A stray cat?
>I dunno.
>アニーの
アニーの友だち?
だち?
>ノラネコ
ノラネコ?
ネコ?
>わからない
父:
ははは、まあすぐわかるさ。
さあさあ、みなさん!
Father:
Father:
Ha ha ha, you'll find out soon.
Now, everybody!
父:
ははは、まあすぐわかるさ。
さあさあ、みなさん!
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
…おお、ルカ。
ジャマしておるぞ。
Girl in a Dress:
Dress:
Oh, Ari. I'm visiting your
parents here.
ドレスの
ドレスの少女:
少女:
おお、ルカ。
ジャマしておるぞ。
ロザリー:
ロザリー:
…え? ええ?
ええーっ!
お、王女様! なぜここに!
Rosalyn:
Rosalyn:
What? What? Whaaaat!?
P-Princess!
Why are you here!?
ロザリン
ロザリン:
え? ええ? ええええっ!?
お、王女様!
なぜここに!?
マルレイン:
マルレイン:
うむ。散策を楽しんでおった
らボロボロの大きな家がある
ので、興味を引かれ立ち寄っ
たのじゃ。
しかし、ここは居心地がよい
のう。 なにやら、なつかしい
感じじゃ。
あの無礼者、ルカの家じゃと
聞いたときはおどろいたがの
う。
Marlene:
Marlene:
Mm. I was enjoying a stroll
when I saw a pathetic big
house, so I was interested and
dropped by.
Anyway, this house is cozy.
It is like an old shoe.
I was surprised that this is
the house of Ari, the offender,
though.
マルレイン:
マルレイン:
うむ。 散歩を楽しんでおる時
にボロボロの邸宅を見つけて
な、興味を引かれ立ち寄った
のじゃ。
しかし、この家は快適じゃの
う。 懐かしい感じじゃ。
無礼者のアリの家と聞いて驚
いたがのう。
母:
…ルカ。
王女様から聞いたわよ。
ケダモノのように、王女様に
おそいかかったってホントな
の?
Mother:
Mother:
Ari. I heard about everything
from the Princess.
You attacked the Princess
like a wild animal.
Is that true?
母:
アリ。
王女様から全部聞いたわよ。
ケダモノのように王女様をお
そったんですってね。
本当なの?
>うん、
うん、ホントだよ
ホントだよ…
だよ…
>いやそれにはワケ
いやそれにはワケが
ワケが…
>……
>Yes. It's true…
>No way!
>It wasn't like that…
>うん、
うん、ホントだよ
ホントだよ…
だよ…
>違うよ!
うよ!
>そうじゃなくて…
そうじゃなくて…
母:
ううん、なにも言わなくてい
いの!
ああ、おかーさんうれしい
わ!
あんなに弱気だった子が!
Mother:
Mother:
No, you don't need to say
anything!
I understand. You couldn't
resist. I'm so happy.
You were so timid before and
母:
ううん、何も言う必要ないわ!
わかってるわ、ガマンできな
かったのね。
おかーさんうれしいわ。
あんなに弱気だった子なのに。
そうよ、その意気よ、ルカ!
おとーさんなんてね、そりゃ
もう…
うふふふふ…。
look at you now. You've become
a strapping lad!
Actually, Ari, your father
used to be really…
(Giggle)…
しっかりした子になって!
アリ、おとーさんなんてもう
…
うふふふふ…。
ロザリー:
ロザリー:
…あのー、もしもし、おかあ
さま?
Rosalyn:
Rosalyn:
…Um, excuse me, mother?
ロザリン
ロザリン:
…あのー、えーと、お母様?
母:
でもねルカ、いきなりはダメ。
ちゃんと段取りをふまなきゃ
ね。 女の子はセンサイなんだ
から、ね!
それから…。
ちゃんと責任とるのよ?
Mother:
Mother:
But Ari, you shouldn't rush.
You have to go in steps.
Girls are sensitive, okay!
And be responsible, okay?
母:
でもねアリ、せかしちゃダメ。
順序よくいかなくちゃ。
女の子は繊細なんだからね、
ね!
それから責任はとるのよ、い
い?
マルレイン:
マルレイン:
うむ、そうじゃルカ。
責任、とってもらうぞよ。
Marlene:
Marlene:
That's right, Ari.
Take responsibility.
マルレイン:
マルレイン:
そうじゃアリ。
責任とってもらうぞよ。
ロザリー:
ロザリー:
あのー、王女様…。
責任って、いったい…。
ま、まさか…。
Rosalyn
Rosalyn:
yn:
Excuse me, Princess…
What is responsibility…
Oh, no…
ロザリン
ロザリン:
あのー、王女様…。
責任っていったい…。
ま、まさか…。
マルレイン:
マルレイン:
うむ。そうじゃ。
ルカとその同行者たちよ、わ
らわと旅をするのじゃ
Marlene:
Marlene:
Yes, it is.
Ari and friend, you shall
travel with me.
マルレイン:
マルレイン:
うむ。そうじゃ。
アリとその仲間たちよ、わら
わと旅をするのじゃ。
ロザリー:
ロザリー:
…え? ええ?
Rosalyn:
Rosalyn:
…What? What?
ロザリン
ロザリン:
…え? ええ?
マルレイン:
マルレイン:
まあ聞け、ロザリーとやら。
わらわは、決まりきった旅に
はもうあきあきしておるのじ
ゃ。
ベーロンの爺の言うとおりに
しておったらきっと、つまら
んものばかり見せられる。
夜ふかしもできんし、散歩も
村人と話すこともできん!
わらわは、つまらん!
で、こっそりぬけ出てきたの
じゃ。
そして、この村でよいことを
聞いたのじゃ。
Marlene:
Marlene:
Listen, Rosalyn.
I am sick and tired of the same
old journeys.
I only see boring things when
I listen to whatever Beiloune
says.
I cannot stay up late, I
cannot take a walk or talk to
people!
I am bored!
So, I snuck out.
And I heard good news in this
village.
マルレイン:
マルレイン:
聞くのじゃ、ロザリンとやら。
わらわは同じような旅は飽き
てうんざりしておるのじゃ。
ベーロンの言うことを聞いて
おったら、退屈なものばかり
見せられる。
遅くまで起きていられんし、
散歩することも、人々と話す
こともできん!
わらわは退屈じゃ!
で、抜け出してきたのじゃ。
そして、この村で良い事を聞
いたのじゃ。
ロザリー:
ロザリー:
はあ…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Uh-huh…
ロザリン
ロザリン:
はあ…。
マルレイン:
マルレイン:
聞けば、この世界には、いま
Marlene:
Marlene:
They say there are many Evil
マルレイン:
マルレイン:
彼らが言うには、今この世界
何人もの魔王がいるというで
はないか。 そこで、わらわは
決心したのじゃ。
わらわと、その手下どもで魔
王退治を行い、王女としての
つとめを果たすのじゃと!
Kings in this world now.
So I decided.
I and my servant will
subjugate Evil Kings and
discharge my duty as a
Princess!
には魔王が何人もいるという。
そこで決心したのじゃ。
わらわとその手下で魔王を討
伐し、王女としての義務をは
たすのじゃ!
ロザリー:
ロザリー:
いえ、王女様!
それはあぶのうございます!
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh no, Princess!
It is too dangerous!
ロザリン
ロザリン:
いえ、王女様!
それはあぶのうございます!
マルレイン:
マルレイン:
ええい、だまれだまれ!
そのために、おまえたちがお
るのじゃろう。
あぶなくないよう、わらわを
守るのじゃ!
Marlene:
Marlene:
Oh, silence!
That is why you exist.
You are to guard me from
danger!
マルレイン:
マルレイン:
ええい、だまれ!
そのためにおまえたちがおる
のじゃろう。
危なくないようわらわを守る
のじゃ!
ロザリー:
ロザリー:
…え? てことはなに?
手下どもって、あたしたちの
こと?
Rosalyn:
Rosalyn:
…Huh? Then what?
Are we your servants?
ロザリン
ロザリン:
…え? なに?
あたしたちが手下ってこと?
マルレイン:
マルレイン:
そうじゃ。そもそも、水の遺
跡にいたのは、わらわの護衛
をするものを選ぶためじゃ。
なんじゃ、爺は話さなかった
のか?
爺は、おまえを選んだのじゃ。
わかったか、ロザリー。
Marlene:
Marlene:
Yes, you are.
I was at the Aquatic Ruins
to select my guard.
Did Beiloune not tell you?
Beiloune chose you.
Do you understand, Rosalyn?
マルレイン:
マルレイン:
そうじゃ。
わらわは護衛を選ぶために水
の遺跡にいたのじゃ。
ベーロンめが話さんかった
か? ベーロンはおまえを選
んだのじゃ。
わかったか、ロザリン?
ロザリー:
ロザリー:
は、光栄でございます。
で、ですが王女様…。
ベーロン殿にお知らせしなく
ては…。
Rosalyn:
Rosalyn:
It is my privilege, your
Highness.
But Princess…
We should let Beiloune know…
ロザリン
ロザリン:
光栄であります、王女様。
ですか王女様…
ベーロン殿にお知らせしなく
ては…
マルレイン:
マルレイン:
よい。だいたい爺はうるさす
ぎる。
のう、ロザリー、これはわら
わの、王女としての義務なの
じゃ。 ロザリーよ、選ばれし
勇者として、わらわとともに
戦うのじゃ!
Marlene:
Marlene:
There is no need.
He is too wearisome.
Rosalyn, this is my duty as a
Princess.
Rosalyn, fight for me as my
chosen hero!
マルレイン:
マルレイン:
必要ない。
爺には飽き飽きしておる。
ロザリンよ、これは王女とし
ての義務なのじゃ。
ロザリン、選ばれし勇者とし
てわらわと共に戦うのじゃ!
ロザリー:
ロザリー:
…選ばれし勇者。
わかりました。ええ!
ああ、「選ばれし勇者」!
なんていい響きなのかしら!
…ごほん。失礼しました。
勇者ロザリー、これよりしば
らく王女様をお守りしましょ
う!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Chosen hero.
I understand, I got it!
Oh, "chosen hero"!
What a beautiful term!
…Ahem, excuse me.
I, Hero Rosalyn, will guard
your Highness for a while!
ロザリン
ロザリン:
…選ばれし勇者。
わかりました、ええ!
ああ、
「選ばれし勇者」!
なんていい響きなの!
…ごほん、失礼しました。
このロザリン、しばらくの間
王女様をお守りしましょう!
ただし…。あの…。
ルカ君を同行させるのはおや
めくださいませんでしょうか。
と、いうのは実は…。
However… Um…
Could you just not let Ari
accompany you?
Because actually…
ただし… あの…
アリ君を同行させることおや
め頂いてよいのでは?
というのも実は…
マルレイン:
マルレイン:
ならぬ! ぜったいにならぬ!
ルカ、話すことがある。
近うよれ!
…ルカ。
おまえは、王女たるわらわに
あのような…
あのようなマネをした以上、
もはや、タダではすまさん。
一生、わらわの召使いじゃ!
Marlene:
Marlene:
No way! Never!
Ari, I have something to tell
you. Come closer!
…Ari.
You did such a thing to me.
I, the Princess…
And I cannot forgive your
deed! You are my servant for
the rest of your life!
マルレイン:
マルレイン:
ならぬ! ぜったいにならぬ!
アリ、話がある。
近うよれ!
…アリ。
おまえはわらわにあのような
ことを、この王女に…
わらわはあの行為を許さぬ!
おまえは今後一生わらわの召
使いじゃ!
スタン:
スタン:
…ちょっと待てい!
小娘、王女だかなんだか知ら
んが調子に乗るのもたいがい
にしろ!
Stan:
Stan:
Wait a minute!
You girl or Princess or
whatever, don't push your
luck!
スタン:
スタン:
ちょっと待てい!
小娘だか王女だかしらんが、
調子に乗るな!
マルレイン:
マルレイン:
…む。ルカ。
前から聞きたかったのじゃが、
この無礼な影はなんじゃ?
Marlene:
Marlene:
…Humph. Ari. I have always
wanted to ask you.
What is this cheeky shadow?
マルレイン:
マルレイン:
…む、アリ。
聞きたかったのじゃが。
この生意気な影はなんじゃ?
スタン:
スタン:
…ふふふふふ!
小娘、聞いておどろくな!
余こそ、世界唯一の真の魔王。
すべての者の上に立つ至高の
存在、魔王スタン様だ!
そして、おまえがイバってい
るこのルカはな、余の忠実な
る子分なのだ!
Stan:
Stan:
Ha ha ha ha!
Let me educate you on the
nature of my being!
I am the one and only King of
Evil!
My reign over the evil of this
world is absolute.
I, Evil King Stan!
And this Ari you are bossing
around is my loyal slave!
スタン:
スタン:
ふふふふふ!
娘、余の正体を教えてやる!
余こそ唯一無二の魔王スタン
様だ!
そして、おまえが威張ってい
るこのアリは、余の忠実なる
子分なのだ!
マルレイン:
マルレイン:
ほう? そうなのか。
Marlene:
Marlene:
Oh? Really.
マルレイン:
マルレイン:
ほう? そうなのか。
スタン:
スタン:
なんだその反応は、この小娘
が!
よいか! このグズな子分を
好きに使えるのも、ニセ魔王
どもを退治するのもみんな、
余にだけゆるされた権利だ!
小娘が行楽気分で出しゃばる
な!
頭から喰らって排泄してやる
ぞ! わかったかこら!
Stan:
Stan:
Yes! Listen and keep this
well in mind!
It is my prerogative to use my
geeky servant to subjugate
this world's fake Evil Kings!
He's not a play thing for
little girls!
Fail to heed my words and I'll
gobble you whole, little
missy!
スタン:
スタン:
そう、覚えておけ!
よいか、偽魔王を征服するの
もグズ子分をこき使うのも余
の特権だ!
小娘に仕えるためではない!
気をつけないと、ガツガツ喰
ってしまうぞこの小娘!
ロザリー:
ロザリー:
こ、このバカ魔王!
Rosalyn:
Rosalyn:
How dare you, idiot Evil King!
ロザリン
ロザリン:
勇気あるわね、バカ魔王!
王女様になんて口のきき方し
てんのよ!
バカバカバカバカバカ魔王!
す、すみません王女様…。
もーこいつ、途方もなくバカ
なものですから…。
To talk her Highness like
that! You idiot idiot idiot
Evil King!
I am sorry your Highness…
He is just fathomlessly
stupid…
王女様になんてこと言うの
よ!
このバカバカバカ魔王!
すいません王女様…
こいつ、どーしようもなくバ
カなので…
マルレイン:
マルレイン:
…ロザリー。
なぜおまえがあやまるのだ?
Marlene:
Marlene:
…Rosalyn.
Why you are apologizing?
マルレイン:
マルレイン:
…ロザリン。
なぜおまえがあやまるのだ?
ロザリー:
ロザリー:
…あ。そ、そうですわね…。
それより、王女様、こいつで
すわ! こいつが、悪い魔物な
のです!
Rosalyn:
Rosalyn:
…Oh, that's right…
By the way, your Highness.
It's him!
He is the bad monster!
ロザリン
ロザリン:
…あ、そうですわね…。
それより、王女様。
こいつです!
こいつが悪い魔物なのです!
マルレイン:
マルレイン:
ふーむ。たしかにこの影はル
カとはべつの意志を持ってお
るようじゃな。
だがまあ、自称魔王などいく
らでもいることだし、わらわ
は気にせぬぞ、ルカ。
Marlene:
Marlene:
Hmmm, indeed it seems this
shadow has a mind of his own
separate from Ari.
Well, but there are many
self-proclaimed Evil Kings.
I don't mind, Ari.
マルレイン:
マルレイン:
ふーむ。 確かに、この影はア
リと別の意思を持っているよ
うに見えるな。
だが、自称魔王などいくらで
もおる。
気にせぬぞ、アリ。
ロザリー:
ロザリー:
そ、そんな…。
王女様、信じてください。
こいつはホントに、魔王なん
です!
Rosalyn:
Rosalyn:
It's true…
Your Highness, believe me.
He is really the Evil King!
ロザリン
ロザリン:
そ、そんな…。
王女様、信じてください。
コイツは本当に魔王なんで
す!
スタン:
スタン:
おい。「気にせんぞ」ではな
い! 少しはビビらんか、この
小娘が!
とにかくルカは余のものだ!
Stan:
Stan:
Hey, what is this "I don't
mind"! Shouldn't you be a
little scared?
Anyway, Ari is mine!
スタン:
スタン:
おい。
「気にせんぞ」とは何だ!
少しはビビらんか小娘。
とにかく、アリは余のものだ!
マルレイン:
マルレイン:
いいや、わらわのものじゃ。
Marlene:
Marlene:
No, he is mine.
マルレイン:
マルレイン:
いいや、わらわのものじゃ。
スタン:
スタン:
ふざけるのもたいがいにせん
と後悔するぞ? え?
Stan:
Stan:
Don't be silly, you little
twit, or you'll regret it!
スタン:
スタン:
ふざけるのもそれぐらいにせ
んと後悔するぞ!
マルレイン
マルレイン:
レイン:
わらわをだれだと思うておる。
そんなおどしには屈せぬぞ。
…ルカ。おまえに問う。
おまえを動かせるのは、だれ
じゃ。
おまえのご主人様は、だれじ
ゃ。
わらわか、この下品な影か?
よう考えるのじゃ。
わらわか?
それともこの影か?
Marlene:
Marlene:
Who do you think I am?
I do not buy such an empty
threat.
Ari, I ask you.
Who can use you?
Who is your master?
Is it me?
Or this vulgar shadow?
Think hard.
Is it me?
Or this shadow?
マルレイン:
マルレイン:
わらわをだれだと思うておる。
そんなおどしには屈せぬぞ。
…ルカ。おまえに問う。
おまえを使えるのは、誰じゃ。
おまえの主人は、誰じゃ。
わらわか?
この下品な影か?
よく考えるのじゃ。
わらわか?
それともこの影か?
>王女様です
王女様です
マルレイン:
マルレイン:
よう言うた!
さすがはわらわのルカじゃ!
というわけで、決定じゃ!
ルカはわらわの召使いじゃ!
>It's you your Highness.
Marlene:
Marlene:
Well said!
That's my man, Ari!
So everything is settled!
Ari is my servant!
>あなたです、
あなたです、王女様。
王女様。
マルレイン:
マルレイン:
よう言うた!
さすがはわらわのアリじゃ!
決定じゃな!
アリはわらわの召使いじゃ!
>スタンです
スタンです
スタン:
スタン:
…ふはははは!
勝負あったな小娘!
>It's Stan.
Stan:
Stan:
Dwa ha ha!
Game over baby!
>スタンです
スタンです
スタン:
スタン:
…ふはははは!
勝負あったな小娘!
マルレイン:
マルレイン:
…うっ。 ううっ…。
…のう、ルカ。
わらわの気持ち、わかってく
れぬのか。
あのとき…。 おまえに抱きし
められたとき…
わらわには、わかったのじゃ。
だいじなことが…。
のう、ルカ…。
もういちど、答えてくれぬか。
わらわか? この影か?
おねがいじゃ、ルカ…。
おまえの、大事な主人は…
Marlene:
Marlene:
…Oh. Oh no…
…You, Ari.
You don't understand my
feelings?
When… When you hugged me…
I
realized
something
important…
You, Ari…
Can you tell me once more?
Me? Or this shadow?
I bet you Ari…
your dearest master is…
マルレイン:
マルレイン:
…うっ。 ううっ…。
…のう、ルカ。
わらわの気持ちがわからんの
か?
あの時… おまえに抱きしめ
られた時…
わらわは大事なことに気づい
たのじゃ…
のう、アリ…
もういちど答えてくれぬか?
わらわか? この影か?
おねがいじゃアリ…
おまえの大事なご主人様は…
>…王女様です
王女様です
>王女様です
王女様です!
です!
>ええと、
ええと、王女様です
王女様です
>…you, your Highness.
>It's you, your Highness!
>Well, it's you, your Highness.
>…あなたです、
あなたです、王女様。
王女様。
>あなたです、
あなたです、王女様!
王女様!
>ええと、
ええと、あなたです王女様
あなたです王女様。
王女様。
マルレイン:
マルレイン:
よう言うた!
というわけで、決定じゃ!
ルカはわらわの召使いじゃ!
女の泣き落としは効果的じゃ
と聞いておったが、本当のよ
うじゃの!
Marlene:
Marlene:
Well said!
Now everything is settled!
Ari is my servant!
I heard the tears of a woman
are effective and indeed they
are!
マルレイン:
マルレイン:
よう言うた!
決定じゃな!
アリはわらわの召使いじゃ!
女の涙は有効じゃと聞いてお
ったわ!
スタン:
スタン:
…き、きさま…。
きたない手をつかいおって…。
Stan:
Stan:
You, you dare to…!
Underhanded tactics,
little brat!
スタン:
スタン:
きさま、なんということを…!
きたない手を使いおって、こ
の小娘め!
マルレイン:
マルレイン:
ふふふ、勝ちは勝ちじゃ!
Marlene:
Marlene:
Ha ha ha, a victory is a
victory!
マルレイン:
マルレイン:
ふふふ、勝ちは勝ちじゃ!
>ロザリーさんです
ロザリーさんです
ロザリー:
:
ロザリー
バ、バカ…。
なに言うのよ、ルカ君たら…。
ええと、王女様、あたしとル
カ君は、なにも…。
>It's Rosalyn.
Rosalyn:
Rosalyn:
I-Idiot…
What are you saying Ari…
Oh, your Highness.
There is nothing between
>ロザリン
ロザリンさんです
ロザリン
ロザリン:
リン:
バ、バカ…。
何言ってるのよ、アリ君…
ええと、王女様。
彼との間には何もありません
you
本当ですよ?
Ari and me, it's true.
から、本当ですよ。
マルレイン:
マルレイン:
…まあよい。
ルカ、今度は真剣に答えるの
じゃ。
Marlene:
Marlene:
…Fine.
Ari, Answer me seriously this
time.
マルレイン:
マルレイン:
…まあよい。
アリ、次は真面目に答えるの
じゃ。
スタン:
スタン:
ルカ…。
よくも裏切ったなー。
裏切ったなー。
ゆるさんぞー。
呪ってやるぞー。
Stan:
Stan:
Ari… What have I done that
you should betray me?
Haven't I been a good Evil
King to you!?
Grrr, this is unforgivable!!
スタン:
スタン:
アリ…。
余を裏切ったのか?
余はきさまの素晴らしい魔王
ではなかったのか!?
グググ、許さんぞ!!
マルレイン
マルレイン:
イン:
…やれやれ。
こまった自称魔王じゃ。
では、こうしよう。ルカは9
割がわらわのもの。
1割は、おまえのものじゃ。
Marlene:
arlene:
…Heavenly days. What a
helpless self-proclaimed Evil
King. Then how about this.
90% of Ari is mine.
And 10% of it is yours.
マルレイン:
マルレイン:
…やれやれ。
無力な魔王様じゃな。
ではこうしよう。
アリの 90%はわらわのもの。
10%はおまえのものじゃ。
ロザリー:
ロザリー:
ああああ…。
もう、なにがなんだ…
王女様ー!
Rosalyn:
Rosalyn:
Argh…
I don't know what is going
on… Your Highness!
ロザリン
ロザリン:
リン:
あああ…
どうなってるのよ…
王女様ー!
スタン:
スタン:
…なんだと?
ナメるなよ小娘。
最低でも半分は余のものだ!
Stan:
Stan:
What!?
That's highway banditry!
At least half is mine!
スタン:
スタン:
…なんだと?
高速強盗め!
最低でも半分は余のものだ!
マルレイン:
マルレイン:
いいや、勝ったのはわらわじ
ゃ。 4分の1以上はやれぬな。
Marlene:
Marlene:
No way. I won. I can't give you
more than a quarter.
マルレイン:
マルレイン:
いいや、わらわが勝ったのじ
ゃ。 4分の1以上はやれぬな。
スタン:
スタン:
…待て待て待て!
それはないだろう…。
せめて3分の1は!
Stan:
Stan:
Wait a minute!
This doesn't work!!
At least a third is mine!
スタン:
スタン:
ちょっと待て!
それはないだろう…。
せめて3分の1は!
マルレイン:
マルレイン:
…ほう。
ならば代わりにこういうのは
どうじゃ…。
Marlene:
Marlene:
…Fine.
Then
how
instead…
マルレイン:
マルレイン:
…ほう。
ならば代わりにこういうのは
どうじゃ…。
ナレーション:
ナレーション:
…と、自分の所有権をめぐる
よくわからない交渉を聞きな
がら…
ただ、無力に立ちつくすルカ
でありました…。
Narration:
While listening to the
nonsensical
negotiations
over his ownership…
The only thing Ari could do
was watch helplessly…
about
this,
ナレーション:
ナレーション:
彼の所有権についての無意味
な交渉を聞きながら…
ただ無力に見つめるアリでし
た…
母:
…そうそう。
煮立ったら、少しだけお酒を
入れるといいのよ。
Mother:
Mother:
That's right.
When it starts boiling, add a
small amount of wine.
母:
…そうそう。
煮立ったら、少量のワインを
入れるのよ。
マルレイン:
マルレイン:
ふむ。料理というものも奥が
ふかいものじゃ。
わらわは、なにも知らなんだ。
わらわには、
「母」と役を定め
られた者がいなかった。
次の冒険では、わらわにも
「母」がいるとよいな…
始まる場所にしてもそうじゃ。
お城ということで始めるより、
ふつうの家でも、ちゃんとホ
ントにある場所からの方がよ
いな。
Marlene:
Marlene:
Hmm, cooking is deep.
I did not realize it at all.
I did not have somebody called
"Mother" assigned.
I hope I have a "Mother" on my
next adventure…
A new starting point, too.
I would rather start from a
real ordinary house rather
than from a castle.
マルレイン:
マルレイン:
ふむ、料理とは奥深いのじゃ
な。
わらわはなにも知らなんだ。
わらわには、
「母」に割り当て
られた者がいなかった。
次の冒険では、わらわにも
「母」がいるとよいな…
始まる場所にしてもそうじゃ。
城からではなく、実際にある
家から出発したいのにな。
母:
…?????
…ええと、まぁ。無理もない
わ。 王女ですものね。
でも、少しずつおぼえるとい
いわよ。
あら? ごめんなさい王女さま。
こんな口のきき方をして…。
Mother:
Mother:
?????
Um, it's okay.
You are a Princess.
You can learn little by
little.
Oh, I'm sorry your Highness.
Talking to you like this…
母:
?????
まぁ、そうね。
王女様ですものね。
少しずつ覚えるといいわ。
あら、ごめんなさい王女様。
こんな風にお話して…
マルレイン:
マルレイン:
なぜじゃろう?
母上の場合、そのような口調
でも無礼だとは思わぬのじゃ。
それどころか、ほっとするよ
うじゃ…。
母上は、わらわの身分にまる
で頓着せぬのじゃな。
ふしぎじゃ…。
Marlene:
Marlene:
I do not know why…
But I do not mind being talked
to like that when it is you,
Mother.
Actually, it makes me relax…
Mother does not care about my
class at all.
Interesting…
マルレイン:
マルレイン:
なぜじゃろう?
母上の場合、そのような口調
でも気にせぬのじゃ。
それどころか、ほっとするよ
うな…
母上はわらわの身分にまった
く頓着せぬのじゃな。
不思議じゃ…
母:
ふふふ、王女さま…。
あなたは、わたしの息子のか
わいいガールフレンドだわ。
わたしは、平凡な母親だから
わたしにとっては、そのこと
が一番だいじなのね。
Mother:
Mother:
Hee, hee. Your Highness…
You are my son's pretty
girlfriend. I think that is
the most important thing for
me. Because I am an ordinary
mother.
母:
ふふふ、王女様…。
あなたは私の息子のかわいい
ガールフレンドだわ。
私は平凡な母親だから、私に
とってはそのことが一番大事
と思ってるのよね。
マルレイン:
マルレイン:
…ガールフレンドなどではな
い!
だって、まだ…
会ったばかりなのじゃ…。
Marlene:
Marlene:
…I am not his girlfriend!
I have just…
met him…
マルレイン:
マルレイン:
…ガールフレンドではない!
わらわはまだ…
会ったばかりなのじゃ…
母:
そう? でも…。
…あらあらあら、たいへん!
お鍋が吹いてるわ!
Mother:
Mother:
Really? But…
Oh boy oh boy, oh gosh!
The pot is boiling!
母:
そう? でも…。
…あらあら、たいへん!
お鍋が沸騰してるわ!
マルレイン:
マルレイン:
…あつっ!
これは大変じゃ、母上!
Marlene:
Marlene:
…Ouch!
Oh my god, Mother!
マルレイン:
マルレイン:
…あつっ!
大変じゃ、母上!
マルレイン:
マルレイン:
なんじゃ…ルカか。
こんな夜更けに、何をやって
おるのじゃ?
Marlene:
Marlene:
Oh, it's you… Ari.
What are you doing this late
at night?
マルレイン:
マルレイン:
なんじゃ…ルカか。
こんな夜更けに、何をやって
おるのじゃ?
スタン:
スタン:
キサマこそ何をしている?
この家には盗むものなど何も
ないぞ?
Stan:
Stan:
What are YOU doing here!?
There's nothing to steal from
this house.
スタン:
スタン:
キサマこそ何をしている!?
この家には盗むものなど無い
ぞ。
マルレイン:
マルレイン:
ひかえよ自称魔王!
わらわをそちといっしょにす
るでない!
Marlene:
Marlene:
That
is
enough
selfproclaimed Evil King!
Do not confuse me with you!
マルレイン:
マルレイン:
いいかげんにせよ自称魔王!
わらわとそちを一緒にするで
ない!
スタン:
スタン:
フン。どうだか。
Stan:
Stan:
Oh, that was clever, carrottop!
スタン:
スタン:
ふん、お利口さんだな、ニン
ジン頭
マルレイン:
マルレイン:
それにしても、なぜこんなに
もこの家を懐かしく感じるの
じゃろう…
わらわはほとんど城から出た
ことなどなかったというに。
こんなイナカまで来たことな
どないのに…
のうルカ。
わらわは、お前の母上に礼が
したい。
わらわに料理を教えてくれた
し、なぜだかとても優しい気
持ちにしてくれた。
その礼がしたいのじゃ。
王女たるもの、常に礼節を欠
いてはならぬとベーロンにも
言われていることであるしな。
ところで、ルカは『月光草』
というものを知っておるか?
Marlene:
Marlene:
But, why do I feel so
comfortable in this house?…
Despite having lived almost
never leaving my castle?
I have never visited such a
place…
Ari, I would like to show my
appreciation to your mother.
She taught me cooking and
somehow, she made me feel very
loved I would like to thank
her for that.
Beiloune says that a Princess
must always maintain her
honor.
By the way, Ari.
Have you heard of a thing
called "Moon Beam Grass"?
マルレイン:
マルレイン:
しかし、どうしてこの家をこ
んなにも懐かしく感じるのじ
ゃ…
城からほとんど出たことない
というのに?
こんなところを訪ねたことな
どないのに…
アリ、わらわはお前の母上に
礼がしたい。
わらわに料理を教えてくれた
し、なぜだかとても愛されて
おるようなのじゃ。
わらわはその礼がしたい。
ベーロンも、王女たるもの常
に礼儀を重んじなければなら
ぬと言っておる。
ところでアリ。
「月光草」というものを知っ
ておるか?
>知ってる
>何それ?
それ?
>……
>Sure have.
>What's that?
>Sounds groovy.
>知ってる
>何それ?
それ?
>いい響
いい響きだね
マルレイン:
マルレイン:
月の光に反応して、美しく光
るという花のことじゃ。
それを、母上にプレゼントした
いと思うのじゃ。
Marlene:
Marlene:
It is a flower that reflects
moon
beams
and
shines
beautifully.
I would like to give it to your
mother. I am going out to
マルレイン:
マルレイン:
月の光に反応し、美しく光る
花のことじゃ。
わらわはそれを母上にあげた
い。
それを探すため外に出てくる。
夜が明けぬうちにはもどるゆ
え後のことは頼んだぞ、ルカ。
search for it.
I will be back before dawn.
Take care of things, Ari.
夜明け前には戻ってくる。
あとは頼んだぞ、アリ。
ロザリー:
ロザリー:
ルカ君? いま、王女様が外に
出て行ったようだけど…
どうかしたの?
え? 花を探しに外へ? そん
な!
夜はオバケがたくさんいて危
険なのに!
王女様の身に何かあったら大
変だわ!
ルカ君、あたしちょっと王女
様を探してくる!
もしよかったら、ルカ君も手
伝って!
Rosalyn:
Rosalyn:
Ari? It seems that the
Princess went outside…
What's wrong?
What? To find a flower?
No way!
It's dangerous with lots of
ghosts out at night!
If anything happens to the
Princess!
Ari, I'm going to look for the
Princess!
If you like, you can help me
too, Ari!
ロザリン
ロザリン:
アリ君? 王女様が外に出て
行ったようだけど…
何かあったの?
え? 花を探しに?
そんな!
夜にはたくさんのオバケがい
て危険なのよ!
王女様の身に何かあったら!
アリ君、あたし王女様を探し
にいってくるわ!
よければアリ君も、手伝って
ちょうだい!
ロザリー:
ロザリー:
あ、ルカ君。
王女様はあそこにいらっしゃ
るわ。
危険だから帰りましょうって
言ったんだけど…
どうしても花を探すんだって
聞いてくれないのよ。
あたしはここでオバケとかが
来ないように見張ってるから。
ルカ君は王女様を手伝ってあ
げてくれる?
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh, Ari.
The Princess is over there.
I told her to go home because
it's not safe…
But she's not listening and
wants to look for the flower.
I am watching here in case
ghosts come, so why don't you
help the Princess, Ari?
ロザリン
ロザリン:
あ、アリ君。
王女様はあちらよ。
危険だから帰宅しましょうっ
て言ったんだけど…
でも、花を探すって聞いてく
れないのよ。
オバケが来ないようあたしが
見張ってるから、アリ君は王
女様を手伝ってくれる?
マルレイン:
マルレイン:
なんじゃ、ルカか。
探すのを手伝ってくれるの
か?
…すまんな。
このあたりはたいてい探した。
ルカはあっちのほうを頼む。
Marlene:
Marlene:
Oh, Ari.
Are you helping me to look for
it?
…Thank you.
I looked around most of here.
Please look over there, Ari.
マルレイン:
マルレイン:
おお、アリか。
探すのを手伝ってくれるの
か?
…ありがとう。
ここはほとんど探した。
アリはあそこを見てくれ。
ロザリー:
ロザリー:
王女様。
そろそろ夜が明けてまいりま
す。 もう、おもどりになりま
せんと…
Rosalyn:
Rosalyn:
Princess,
the dawn is breaking soon.
You must go home…
ロザリン
ロザリン:
王女様。
そろそろ夜明けです。
家にもどりませんと…
マルレイン:
マルレイン:
……そうか。
なさけないのう。
あれほど優しくしてくださっ
た母上に礼をすることもでき
んとは。
Marlene:
Marlene:
…I see.
I feel pathetic.
I cannot even show my
appreciation to a mother who
was so nice to me.
マルレイン:
マルレイン:
…そうか。
情けないのう。
あんなに親切だった母上に礼
もできんとは。
マルレイン:
マルレイン:
あれは…!
Marlene:
Marlene:
Oh, that is…!
マルレイン:
マルレイン:
おお、あれは…!
マルレイン:
マルレイン:
ルカ、ロザリー、大儀であっ
た。
そなたたちのおかげで、目的
のものをみごと手にすること
ができた。
Marlene:
Marlene:
Thank you Ari, Rosalyn.
Thanks to you, I was able to
find what I wanted.
マルレイン:
マルレイン:
アリ、ロザリン、すまんな。
そなたたちのおかげで、目的
のものを入手できた。
ロザリー:
ロザリー:
もったいないお言葉です、王
女様。
さあ、お手の汚れを落としま
せんと。
Rosalyn:
Rosalyn:
I do not deserve your kindness,
your Highness.
Now, please wash your hands.
ロザリン
ロザリン:
もったいないお言葉です、王
女様。
さあ、手を洗いになりません
と。
マルレイン:
マルレイン:
ん? ああそうか、ちいとも
気付かなんだ。
では、おのおの休むとしよう。
わらわは汚れを落としてくる。
Marlene:
Marlene:
Huh? Oh, I did not realize it.
Now, let us rest.
I will go and wash myself.
マルレイン:
マルレイン:
ん? おお、気づかなんだ。
さて、休むとしようか。
わらわは手を洗いにいこう。
ロザリー:
ロザリー:
フフ…お母さんにプレゼント
するためにあんなに一生懸命
になって…
なんだか見直しちゃったな。
じゃあ、ルカ君。
疲れたでしょうから、あなた
もお休みなさいな。
Rosalyn:
Rosalyn:
(Giggle)… She worked so hard
to give that to your mother…
I've re-thought my of opinion
her.
Well, Ari.
You must be tired too.
Why don't you take a rest?
ロザリン
ロザリン:
ふふふ… お母さんにプレゼ
ントするために一生懸命にな
っちゃって…
見直しちゃったな。
じゃあ、アリ君。
疲れたでしょう。
お休みなさいな?
スタン:
スタン:
おい子分、そろそろここらで
休んでおけ。
明日からまた余の爆進無敵街
道がはじまるのだからな。
こうやって自分の手下すら気
づかう余の優しさ。 どうだ
子分。 クソナマイキ女よりも
余のほうがナイスな主人であ
ることがわかったろう。
ハハハ!
Stan:
Stan:
Hey slave, take a break here.
We will resume our divine
expedition again tomorrow.
Am I not gentle and caring to
my eternal servants?
Surely you understand that I
am far more gracious than that
little red twit!
Ha ha ha!
スタン:
スタン:
おい子分、ここらで休んでお
け。
明日からまた神のごとき余の
進撃が始まるのだ。
余は永遠の子分に辛く、無常
に接しているか?
あの小さな赤巻き紙娘よりは
るかに親切だとわかったか!
ハハハ!
???:
???:
…ルカルカ!
???:
???:
…Ari Ari!
???:
???:
…アリアリ!
マルレイン:
マルレイン:
やっと目が覚めおったか。
いったい今何時だと思ってい
るのじゃ!?
さっさとしたくをしてロビー
に下りてこぬか。
もうみんな待っておるぞ
それと、わらわが母上に花を
差し上げるときには、おまえ
もかならずわらわのそばにい
るのじゃぞ! よいな?
Marlene:
Marlene:
Finally, you woke up.
What time do you think it is!?
Get ready and come down to the
lobby.
Everybody is waiting for you.
And when I present the flower
to your mom, you must be
accompanied by me!
Understood?
マルレイン:
マルレイン:
やっと起きたか。
今何時だと思っているのじ
ゃ!?
さっさとしたくしてロビーに
下りて来い。
皆おまえを待っておるぞ。
それと、わらわがおまえの母
上に花を差し上げる時は、そ
ばにいるのじゃぞ!
よいな?
マルレイン:
マルレイン:
母上…。
また、料理を習いに来てもよ
いか?
Marlene:
Marlene:
Mother…
Can I come to learn cooking
again?
マルレイン:
マルレイン:
母上…。
また料理を習いに来てもよい
か?
母:
まあ…。
もちろんだわ王女さま。
Mother:
Mother:
Oh dear… Well of course, your
Highness.
母:
まあ…。
もちろんよ、王女様。
マルレイン:
マルレイン:
そうか、ありがとう母上。
それと、これを…
Marlene:
Marlene:
Good. Thank you, Mother.
And please take this…
マルレイン:
マルレイン:
そうか、ありがとう母上。
それと、これをどうぞ…
母:
え? この花を私に?
あらあらまあまあ、どうしま
しょう。
ありがとう、王女様。
ホント、うれしいわ!
Mother:
Mother:
Oh my, these flowers are
beautiful.
Oh dear, I need some water and
a vase for them.
Thank you so much, your
Highness.
母:
あら、なんてキレイな花。
あらあら、花瓶とお水を用意
しなくちゃね。
本当にありがとう、王女様。
マルレイン:
マルレイン:
いや、わらわこそ本当に母上
には世話になった
Marlene:
Marlene:
You took really good care of
me.
マルレイン:
マルレイン:
母上は本当によく世話をして
くれた。
母:
いえいえ。どういたしまして。
本当にいつでも大歓迎よ!
ああ、でもこうやって見ると
王女さま、ほんとにお人形さ
んみたいにかわいいわ!
昔、地下室にあったあの人形
によく似てる…。
あれはほんとにかわいいお人
形さんだったわ…。
なつかしい…。
あらあらあら、いけない。
そうそうそう、そうだったわ
Mother:
Mother:
My pleasure.
You
are
welcome
here,
anytime!
Oh, look at you.
You are so pretty.
Just like a doll!
You look just like the doll we
had in our basement…
It was such a pretty doll…
Sometimes I really miss it…
Oh boy, oh boy, oh boy.
That reminds me.
母:
どういたしまして。
いつでも大歓迎よ!
ああ、こうやって見ると本当
にキレイね。
まるでお人形さんみたい!
地下室にあった人形とそっく
り…
あれはとてもかわいいお人形
だったわ…
いつか失くしてしまった…
あらあらあら。
そういえば。
いい、ルカ?
あとで王女さまに、あれをプ
レゼントするのよ?
Remember Ari?
Present that to her Highness
later, okay?
>わかったよ
母:
そうそう、旅立ちのとき、わ
たしたあれよ。
チャンスを逃さずプッシュプ
ッシュよ!
>Okay.
Okay.
Mother:
Mother:
Yes, the thing I gave you when
you departed for the journey.
Don't miss your chance, now!
>わかったよ
母:
そうそう、旅立ちのときに渡
したアレよ。
チャンスを逃しちゃだめよ!
>あれってなに?
あれってなに?
>……
母:
あらあら、ルカったら…。
旅立ちのときに、わたしたで
しょ?
チャンスを逃さずプッシュプ
ッシュよ!
>"that"?
>Okay?
Okay?
Mother:
Mother:
Oh, Ari I gave it to you when
you were leaving.
Don't miss your chance, now!
>「アレ」
アレ」?
>わかった?
わかった?
母:
あらアリ、旅立ちのときに渡
したアレよ。
チャンスを逃しちゃだめよ!
マルレイン:
マルレイン:
????????
Marlene:
Marlene:
????????
マルレイン:
マルレイン:
????????
母:
がんばるのよ、ルカ。
じゃ、行ってらっしゃい!
Mother:
Mother:
Go for it, Ari.
Good luck!
母:
がんばるのよ、ルカ。
行ってらっしゃい!
父:
おほん、それでは
そろそろ例のヤツを…。
お義父さん、どうぞ。
Father:
Father:
Ahem.
Now let's get started.
Father, please.
父:
おほん。
それではそろそろ。
お義父さん、どうぞ。
祖父:
祖父:
うむ、それでは。
みなさんの旅が幸多い旅にな
るよう願いをこめて…
せーの…
Grandfather:
Grandfather:
Um.
Now,wishing your journey to
be a happy one…
One two three…
祖父:
祖父:
うむ。
さあ、みなさんの旅が幸運な
旅であることを祈って…
1、2の、3…
家族全員:
家族全員:
いってらっしゃーい!
Whole Family:
Family:
Good luck!
家族全員:
家族全員:
いってらっしゃーい!
覚えてる、アリ?
後で王女様にアレを渡すのよ、
いい?
ナレーション:
ナレーション:
こうして、いつかと同じよう
に家族に見送られて自宅を後
にするルカ。
魔王に勇者に学者に王女さま
…。
わけのわからない混成軍にま
じり、あてもなく旅立つルカ。
しかも、あやしい交渉の結果
彼の立場は、3割が魔王の子
分、7割は王女の召使いとい
うことに…。
これから先…。
不幸な少年は、いったいどう
なってしまうのでしょうか?
Narration:
Once more Ari leaves his home,
after being seen off by his
family.
Ari departs on a journey
joining a strange group of
characters.
The Evil King, a Hero, a
Scholar and a Princess…
In addition, after haphazard
negotiations, 30% of him is
now a slave to the Evil King
and 70% of him is a servant to
the Princess…
After this…
Who knows what could happen
to this unfortunate boy?
ナレーション:
ナレーション:
再び家族に見守られて、アリ
は自宅を後にします。
文字通り奇妙な連中を連れて
の旅出。
魔王に勇者に学者に王女様…
しかも、あやしい交渉の結果、
彼の 30%は魔王の子分で、70%
は王女の召使いに…
これから先…
不幸な少年の身に何が起こる
のでしょうか?
マルレイン:
マルレイン:
…のう、ルカ。
どうも、先ほどの母上の言葉
が気にかかってならぬのじゃ。
母上が、別れぎわにおっしゃ
っていた…
「あれ」とはなんじゃ?
Marlene:
Marlene:
…Ari.
I am thinking about your
mother's words.
What is "that" your mother was
talking about when we were
leaving?
マルレイン:
マルレイン:
…アリ。
母上の言葉について考えてお
るのじゃが。
去るときに母上が言っていた
「アレ」とは何じゃ?
>オルゴール
ロザリー:
:
ロザリー
…これは、もしかして古代の
機械?
>It's a music box.
Rosalyn:
Rosalyn:
…Is this perhaps an ancient
device?
>オルゴール
ロザリン
ロザリン:
…これはもしかして古代の機
械?
マルレイン:
マルレイン:
なんと、きれいな音じゃ…。
なにやら、なつかしい…。
…もしかして、わらわにこれ
をくれるのか?
Marlene:
Marlene:
What a pretty sound it has…
As if it brings back my old
memories…
…Are you giving this to me?
マルレイン:
マルレイン:
なんときれいな音じゃ…
まるで昔の記憶が戻ってくる
ようじゃ…
…これをくれるのか?
>ボイスレコーダー
マルレイン:
:
マルレイン
…これはなんじゃ?
こわれた機械の部品など出し
て、いったい、なにをしよう
というのじゃ?
>It's a voice recorder.
Marlene:
:
Marlene
…What is this?
What are you going to do with
a part of a broken device?
>ボイスレコーダー
マルレイン:
マルレイン:
…これはなんじゃ?
壊れた機械の部品をどうする
つもりなのじゃ?
スタン:
スタン:
…おまえには記憶力がないの
か子分!
それは、教会で手に入れた余
の所有物だ!
余はなさけないぞ!
Stan:
Stan:
…Don't you have a memory,
slave?
It's what I got at the church
and its mine!
I can't believe you!
スタン:
スタン:
…おまえには記憶がないのか
子分!
それは教会で入手した余のも
のだ!
信じれん!
>わからない
スタン:
:
スタン
…おまえには記憶力がないの
か子分!
余はなさけないぞ!
>I don't know.
Stan:
Stan:
…Don't you have a memory,
slave?
I can't believe you!
>わからない
スタン:
スタン:
…おまえには記憶がないのか
子分!
信じれん!
>プレゼントする
プレゼントする
>プレゼントしない
プレゼントしない
>迷 う
>Give it to her.
>Do not give it to her.
>Hesitate.
>プレゼントする
プレゼントする。
する。
>プレゼントしない
プレゼントしない。
しない。
>躊躇する
躊躇する。
する。
(プレゼントする
プレゼントする)
する)
マルレイン:
マルレイン:
ほんとうか?
うれしいぞ、ルカ。
わらわはこの音が気に入った。
(Give it to her.)
her.)
Marlene:
Marlene:
Really?
I am glad, Ari.
I love this sound.
(プレゼントする
プレゼントする)
する)
マルレイン:
マルレイン:
ほんとうか?
うれしいぞ、アリ。
この音が好きになった。
ロザリー:
ロザリー:
ちょ、ちょっとルカ君
ちょっと待ちなさい。
アニーちゃんから聞いたんだ
けどそれ、お母さんから、好
きな子に贈るようにってわた
されたんでしょ?
まさかとは思うけど、キミ…。
それはいくらなんでも身分ち
がいよ?
Rosalyn:
Rosalyn:
Ho, hold on, Ari.
Just hold on.
I heard it from Annie but you
were given this by your mom to
give to someone you love,
right?
I don't want to think about it,
but… don't you think there is
a class difference?
ロザリン
ロザリン:
ま、待って、アリ君。
ちょっと待って。
アニーちゃんから聞いたけど、
好きな子に贈るようにってお
母さんからもらったんでし
ょ?
まさかとは思うけど、もしか
して… 身分違いだと思わな
いの?
マルレイン:
マルレイン:
ルカ…。
Marlene:
Marlene:
Ari…
マルレイン:
マルレイン:
アリ…。
>それでもプレゼント
それでもプレゼントする
プレゼントする
>やっぱりプレゼント
やっぱりプレゼントしない
プレゼントしない
>迷 う
>Give it to her anyway.
>Don't give it to her.
>Hesitate.
>それでもプレゼント
それでもプレゼントする
プレゼントする。
する。
>やっぱりプレゼント
やっぱりプレゼントしない
プレゼントしない。
しない。
>躊躇する
躊躇する。
する。
(それでもプレゼント
それでもプレゼントする
プレゼントする)
する)
マルレイン:
マルレイン:
ほんらい、王女たるわらわは
そのような特別の意味を持つ
贈り物をかるがるしく受け取
るわけにはいかぬ。
(Give it
Marlene:
Marlene:
I, the
take a
special
(それでもプレゼント
それでもプレゼントする
プレゼントする)
する)
マルレイン:
マルレイン:
王女たるわらわはそのような
特別な意味のあるものを軽々
しく受け取るわけにはいかぬ。
スタン:
スタン:
ならば余がもらおう。
Stan:
Stan:
Then I'll take it from you.
スタン:
スタン:
ならば余がもらおう。
ロザリー:
ロザリー:
だから、あんたは関係ないの
よ、バカ魔王!
Rosalyn:
Rosalyn:
Hello, it's nothing to do with
you, Idiot Evil King!
ロザリン
ロザリン:
もしもし、あんたには関係な
いのよ、バカ魔王!
マルレイン:
マルレイン:
…が、しかし。ルカはわらわ
の召使いじゃ。
よって、ルカのものはわらわ
のものじゃ。
Marlene:
Marlene:
…But Ari is my servant…
So Ari's property is my
property.
マルレイン:
マルレイン:
…しかしアリはわらわの召使
い…
よってアリのものはわらわの
ものじゃ。
to her anyway.)
anyway.)
Princess should not
present with such a
meaning so easily.
したがって、この機械を特別
にもらってやってもよい。
So, as an exception, I can
accept this device.
だから、例外としてこの機会
を受け取ることができる。
… ルカは
ルカ は「古 いオルゴール」
オルゴール」を
王女に
王女に献上した
献上した!
した!
…Ari presented
"Old Music Box" to Princess!
… アリは
アリ は「古 いオルゴール」
オルゴール」を
王女に
王女に献上した
献上した!
した!
マルレイン:
マルレイン:
さあ、ゆくぞ手下ども!
魔王退治に出発じゃ!
Marlene:
Marlene:
Now, shall we go, servants!
Off to subjugate Evil Kings!
マルレイン:
マルレイン:
さあ、ゆくぞ手下ども!
魔王退治に!
第3章
Chapter 3 END
第3章
終
終