RM300 UHF RFID Reader Module _Quick Start

UHF RFID リーダモジュール
- RM300 -
クイックスタートガイド
バージョン 1.01
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Copyright 2012 Unitech Electronics Co., Ltd. All rights reserved. Unitech is a registered trademark of Unitech Electronics Co., Ltd.
RM300 UHF RFID リーダモジュールの概要
Unitech RM300 は、Impinj R2000 チップをベースとした高性能 UHF RFID リーダです。EPC C1
Gen2 / ISO 18000-6C と FCC モジュール認可(Module Approval) に対応しています。
RM300 には、一つのバイスタティックアンテナあるいは二つのモノスタティックアンテナとして構成可
能な二つの (MMCX) アンテナコネクタがあります。また、密集読み取りモード(Dense Reader
Mode : DRM)、アンチコリジョン、そしてリスンビフォートーク(Listen-Before-Talk: LBT) 機能を持って
います。 RM300 は、出力を 30dBm に調整し、そして 6dBi アンテナを使用した場合に、読み取り距
離は最大 9 メートルです。
RM300 は小型 (76.5 mmx 50 mm x 4.2 mm) で、RFID ハンドヘルド PDA、ラベルプリンタ、そし
て固定型リーダなどの広範な製品やソリューションに UHF RFID の読み取り/書き込み機能を付加す
るのに理想的です。
RM300 は、外部プロセッサボードまたはホスト PC と接続するためにシリアルと USB インターフェー
スを持っています。
Unitech は、RM300 を使用した製品を速やかに、そして容易に設計できるようにスタータキットを提
供しています。このキットは、SDK、デモプログラム、ドライバ、そして説明書を含んでいます。この小さ
く、高性能で質の高い UHF RFID 技術を持つ RM300 は組み込み RFID アプリケーションのための
完全なソリューションです。
特徴

EPC C1 Gen2 / ISO 18000-6C と FCC モジュール認証要件に対応

密集読み取りモード(Dense Reader Mode:DRM) と LBT(Listen-Before-Talk)をサポート

各国認証取得: FCC (米), SRRC (中国), TELEC (日本), NCC (台湾)

一つのバイスタティックアンテナあるいは二つのモノスタティックアンテナとして構成可能に二つの
(MMCX) アンテナコネクタ

5 dBm から 30 dBm まで 1 dB ステップで調整可能な送信出力コントロール

最大毎秒 100 タグ以上のタグ読み取り速度

6 dBi アンテナで最大 9m の読み取り距離

製品の開発時間を短縮するスタータキット
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仕様
プロトコル
RFID
EPCglobal Gen 2 (ISO 18000-6C), DRM
構成
RFID ASIC
IMPINJ R2000
CPU
ATMEL AT91SAM7S-256
電源
電圧
5VDC
消費電流
スキャンモード : 1.5 A (最大),
アイドルモード : 0.33 A (標準値)
インターフェース
コネクタ
50ピン (HRS-DF12 SMT コネクタ)
UART
転送速度: 115,200bps, 論理レベル: 3.3 / 5 V
USB
USB 2.0 フルスピード (12 Mbps)
GPIO
4 GPIO ピン, 論理レベル: 3.3 / 5 V
API インターフェース
Impinj
RF
アンテナコネクタ
2 MMCX コネクタ、 2個のモノスタティックアンテナ, または 1個
のバイスタティックアンテナをサポート, VSWR 2:1以下
周波数
FCC (米国) 902 - 928 MHz
SRRC (中国) 920.5 - 924.5 MHz
TELEC (日本) 916.8 - 923.4 MHz
NCC (台湾) 922 - 928 MHz
送信出力
5 dBm から 30 dBm @ +/-1 .0 dBm ステップで調整可能
周波数安定度
±20 ppm
ハーモニック
35.0dBc以下
変調度
90% 定格
データエンコード
FM0 またはミラーコード
ビット速度
最大640 Kbps のアップリンクデータ速度をサポート
性能
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タグ読み取り速度
100 タグ/秒以上
インベントリ信頼度
アンチコリジョンによる
タグ読み取り距離
9m、6 dBi アンテナの場合 (36 dBm EIRP)
認証
取得済み認証
FCC 47 CFR Ch. 1 Part 15 , SRRC, TELEC, NCC
環境条件
温度範囲
動作時: -20 から +60 ℃
保存時: -30 から + 85 ℃
湿度
10% ~ 85% , 結露ないこと
ESD
アンテナ取り付け状態で、アンテナ中心に10 KV
衝撃と振動
未定
形状
寸法
76.5mm L X 50mm W X 4.2 mm H
ソフトウェア
プラットフォーム
PC Windows OS および WinCE SDK
開発ツール
Visual studio、C#/C++/VB.NET
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パッケージの内容
RM300 を接続して動作させる前にパッケージの内容を確認して下さい。不足している物がありました
らお買い上げの代理店にご連絡下さい。
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RM300 UHF RFID リーダモジュール
電源アダプタ
インターフェースボード
USB ケーブル
アンテナ
RFID タグ
RS232 ケーブル
実装ガイド CD
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RM300 UHF RFID リーダモジュールの使い方
このセクションでは、インターフェースボードの主なコンポーネントと特徴を説明しています。
電源入力
Inlet
デバッグポート
UART ポート
Port
ミニ USB ポート
IndyTool のインストール
まず、インターフェースボードを PC に接続する前に、IndyTool をインストールします。標準のインスト
ールディレクトリ等のユニークなインストールパスを使用するので、複数のバージョンの IndyTool を一
つのシステムにインストールすることができます。
インストールの手順
1. IndyTool インストーラファイル IndyTool v2.4.2.msi をダブルクリックすると、インストールウイザー
ドが立ち上がります。
2. インストールしたいディレクトリを指定します。標準値は、 [Program Files]\IMPINJ\IndyTool
v2.4.2 です。
3. インストールには C++ ランタイムライブラリと IndyTool アプリケーションのデスクトップショートカ
ットの追加を含んでいます。
4. IndyTool アプリケーションの開始方法:
a. デスクトップショートカットをダブルクリック、もしくは
b. スタートメニューを使用します。例えば、標準のディレクトリにインストールした場合、
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スタート、すべてのプログラム、IMPINJ、Impinj IndyTool v2.4.2 をクリックし、そして
IndyTool をクリックします。
c. IndyTool インストールフォルダを開き、IndyTool.exe をダブルクリックします。
RM300 と PC の接続
RFID デバイスの開発のために Indy tool ソフトウェアの使用をする前に、 以下のステップで RM300
と PC を接続します。
1. Indy tool を PC にインストール。
2. UHF RFID モジュールをインターフェースボードに取り付けます。
ジャンパをセットします。ジャンパ設定は以下の通りです。
3. miniUSB(標準設定)または RS232 ケーブルを使用してインターフェースボードと PC を接続します。
それぞれオプション 3a と 3b で説明しています。
オプション 3a: miniUSB ケーブルを使用
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もしくは、
オプション 3b: RS232 ケーブルを使用
4. 電源プラグをインターフェースボードの電源ジャックに挿入します。そして電源アダプタをコンセント
に接続します。
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5. RM300 UHF RFID リーダモジュールの二つのアンテナポートの一つにアンテナのコネクタを挿入
します。同時に二つのアンテナを接続することができます。
標準アンテナポート
6. IndyTool を開きます。 RM300 UHF RFID リーダモジュールを使用して RFID タグをスキャンする
ために、Start をクリックします。
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ノート: GPIO 設定は、以下の図に示す通りハードウェアまたはソフトウェアによってオプションでオン
にすることができます。
ハードウェアでは、GPIO スイッチを左に倒します。
ソフトウェアでは、GPIO 設定をオンにするには IndyTool を使用します。General Purpose GPIO は
Input または Ouptut として設定することができ、そして対応する状態も反映されます。Refresh ボタ
ンは、入力して構成される GPIO の状態を更新するために使用されます。灰色の状態ボックスは、入
力状態を反映しています。GPO として構成された場合、状態はユーザ選択可能になります。
ARM GPO は ARM GPO コントロールボックスを通して Low と High にセットすることができます。
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