皆が同じ情報を共有し 集中して会議ができるという メリット感が非常に

ペーパ ーレス会議用インフラ
トルネ ードディスプレイ 導入事例
ペーパーレス会議用インフラ
トルネードディスプレイ導入事例
Ⓡ 三菱東京 UFJ 銀行 システム部様
また、上司に報告する際も、細かい
質問があると、その場で共有ファイル
サーバー上のエビデンス(動作検証な
どのテスト結果)を開いて説明できる
ため、会議終了後に確認して再報告す
る必要もなくなりました」
既存の製品では満足できない
ことからユーザの声を反映し
てトルネードディスプレイⓇ
が開発され、改良を重ね続け
ています。
環境は、
どのようなものになっていく
のでしょうか。
「少人数のチームの場合、オフィス
の自席でちょっと振り向いたら、すぐ
に トルネード で会議や打ち合わせ
2005 年の導入開始以来、ユーザー
が始められるのがいいかもしれませ
さらに、既存の TV 会議や、遠隔間
の意見を取り入れ、改良が重ねられて
ん。そのためには、簡単にモニタが移
で資料共有が可能なシステムと ト
きた トルネード には、さらなる進
動できること、と同時にオフィスのフ
ルネード を組み合わせることで、多
化が期待されています。
ロア設計の検討も必要になるでしょ
(髙原調査役)
「ペーパーレス会議システムの開発
う」
(村林部長)
に、当初は既存の製品が使えないかと
「今後、トルネード を使ったさま
「万単位の人が関わり、完了までに
検討しましたが、既存のものでは満足
ざまなスタイルの新しい執務形態が
3 年 以 上 の 月 日 を 要 し た Day2 プ ロ
できないことがわかり、大和ビジネス
考えられます。まず一つは、フリーア
ジェクトでは、会議が頻繁に行われ、
サ ポ ー ト(YBS)に ア ド バ イ ス を も
ドレス制の自席に小型 トルネード
他拠点で大勢の人が集まり、同時に同
らっていました。最初はコンサルタン
をたくさん設置し、トルネード 同士
じ資料を見る必要がありました。会議
ト的な役割でしたが、結局、YBS にシ
を連結させる仕組み、または4人程
の直前まで変更が入ることも多く、紙
ステム製造を依頼し、その後、共同で
度、30 人程度など自由に結合できる
を使っていたら準備と運営にかかる
トルネード の開発を進めてきまし
アメーバー型 トルネード といった
時間は相当に増えていたと思います。
た。YBS のきめ細かなメンテナンス
ものも考えています。二つ目は、トル
トルネード は Day 2において不可
で問題点を解決することができ、現在
ネード に TV 会議を装備して気軽に
欠なインフラの一つであったと言え
は Ver.10 くらいまで改良を重ねてき
遠隔会議ができる環境を付加するこ
ます」
(中武上席調査役)
ました」
(千貫部長)
とで、在宅勤務、パンデミック対応、
くの拠点から参加する会議も円滑に
行うことができました。
皆が同じ情報を共有し
集中して会議ができるという
メリット感が非常にあります
これからのオフィスにおける会議
執行役員 システム部長 村林 聡様
オフショアとの協業につながってい
三菱東京UFJ銀行システム部では、2005年よりペーパーレス会議用のインフラとして、三菱UFJイン
く可能性もあります。三つ目は、iPad
フォメーションテクノロジー
(株)
と
(株)
大和ビジネスサポートが共同開発したトルネードディスプレイⓇ
のようなポータブルデバイスと トル
ネード を連携させることによって、
を展開しています。 日本最大 と言われたシステム統合プロジェクト
(Day2)
においても、システム
共有画面と自分の画面を使い分ける
部門の会議インフラとして活用されました。現在、
東名阪を中心とした十数拠点、200以上の会議場所
ニーズをカバーできるのではないか
にトルネードディスプレイⓇが設置され、6,000人を越えるシステム部関係者が使用しています。概算
と考えています」
(千貫部長)
で1日あたり1,000回を超える会議で利用され、ペーパーレス会議が定着、使用拡大を続けています。
こうしたペーパーレス会議導入がどのような効果をもたらし、
どのようにシステム部門の中で普及
導入による多くの効果を実感させ、
してきたのか、
キーマンの方々にお話をうかがいました。
さまざまな側面での効率化を実現し
ながら、進化を続けているトルネード
ディスプレイⓇ。究極のチームコラボ
レーション環境の実現を目指すペー
パーレス会議システムは、会議のクオ
リティをも変革しています。
(2010.9.7 インタビュー実施)
三菱 UFJ インフォメーションテクノロジー日本橋御幸ビル本社
そ の 場 で 修 正・変 更 が で き、
会議中に議論が完結していく
のでとても効率的です。
TornadoDisplay は三菱東京 UFJ インフォメーションテクノロジー株式会社の登録商標です。
(登録商標 5197200 号 登録標章 5268995 号)
URL : http://www.yabs.jp
2010.10
三菱東京UFJ銀行 プロフィール
して部長室に トルネード を導入し
ました。自席で準備したプレゼン資料
を会議室の トルネード に表示して、
社
名
株式会社三菱東京UFJ銀行
代表者氏名
頭取 永易 克典
本
金
17,119億円
(平成22年3月末、
単体)
立
日
1919年
(大正8年)
8月15日
三菱東京 UFJ 銀行 執行役員 シス
すぐに会議がスタートでき、もし不足
資
テム部の村林 聡部長は、自らも部長
資料があっても、その場で必要なファ
設
室にトルネードディスプレイⓇ(以下
イルを開くことができます。また、話
従業員数
34,902人
(平成22年3月末、
単体)
トルネード と 略 )
を導 入 されま し
し合いながら会議中に資料の修正・
支
国内772、
海外76
(平成22年3月末現在)
変更もできます。自席に戻って修正し
本店所在地
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
「ペーパーレス化が必要だと言いな
た紙の資料を再度コピーするといっ
U
http://www.bk.mufg.jp/
がら部員が紙の報告書を持ってくる
た、資源・手間・時間の無駄が省かれ、
た。
(上記写真)
●トルネードディスプレイおよび
ようではいけないということで、率先
店
R
等
L
三菱東京 UFJ 銀行 システム部様
ペーパーレス会議用インフラ
トルネードディスプレイ導入事例
ステム部の公式の会議はペーパーレ
るわかりやすさを重視し、
参加者の意
ス化が定着しています。
識が会議に集中することで議論自体を
「導入当初から会議のペーパーレス
活性化するというコンセプトで開発を
化を推進しましたが、どうしても説明
進めました」
(千貫部長)
が難しい場合に紙の資料を用意する
のは構わないということでスタート
しました。いきなり完全強制にするの
ではなく、自由度を持たせて抵抗感を
和 ら げ た こ と、実 際 に 各 自 が ト ル
ネード を使って効果を実感できた
三菱東京 UFJ 銀行 執行役員 システム部 村林 聡 部長
ことが大きかったですね。参加者全員
がその場で同じ情報を共有し、会議に
参加者全員に『これでいいですね』と
集中できることで会議自体の生産性
確認しながら会議中に議題が完結し
が向上しました。今では、30 分枠が基
ていくため非常に効率的です」
本だった会議の時間も 20 分枠に短縮
(村林部長)
し ま し た。ま た、会 議 資 料 の 紛 失 や
全てのディスプレイに同じ画面が
シュレッダーのかけ忘れといったセ
表示される トルネード の機能はシ
キュリティリスクがペーパーレス化
ンプルです。
でなくなり、情報セキュリティの上で
「まずは全員が同じ情報・説明をき
(村林部長)
し、説明が飛ばされたり、端折られた
場合、他にも同じように理解できてい
ない参加者がいるはずですから、その
IT プロデュース部 千貫 素成 部長
も大きなメリットがあります」
ちんと共有することが大切です。も
りして内容を理解できない人がいた
三菱 UFJ インフォメーションテクノロジー株式会社
高品質、
わかりやすくシンプル
な操作性で議論を活性化させる
目的を重視して開発しました。
場で不明点をきちんと質問し、内容を
三菱東京 UFJ 銀行丸の内本館ビルシステム部会議室
会議のペーパーレス化で、
最低
でも1日のべ80時間短縮、
40
万円程度のコスト削減効果。
改善に取り組むことができました」
(中武上席調査役)
ロジェクト)にも、 トルネード が活
※1:シンクライアント
用されました。
メモリ、ディスクを持たず、サーバー上のデ
三 菱 東 京 UFJ 銀 行 システム 部 の
会議が頻繁な開発現場からは、
三菱
「会 議 で 話 し て い る こ と が 文 字 に
中武 浩史 上席調査役と、髙原啓調査
東 京 UFJ 銀 行 が 2009 年 か ら OA 端
なって画面に残り、その場で全員が記
スクトップ画面を表示する PC。起動が早く、
どの端末(PC)にログインしても、サーバー
から転送された自分のデスクトップ画面を素
理解した上で議論することで意味の
三菱 UFJ インフォメーションテク
役は、 トルネード の展開と活用で
末用として導入したシンクライアント※1
録内容を確認できますから、認識の齟
ある会議になります。ただ、自分より
ノロジー(株)IT プロデュース部の千
「会議が効率化するとともに質が変
と トルネード との組み合わせ効果
齬が防げるうえ、論点の明確化にもメ
も上役には上下関係を考慮して、
『前
貫素成部長は、
社内業務の生産性向上
も評価されています。
リットがありました。
さらに、会議中に
※2:Day2
に戻ってください』と言いにくいかも
を目的にペーパーレス会議システム、
「例えば、10 拠点、参加者 100 名を超
「シンクライアント導入以前は、会
入力した議事録を全員がその場で画
2008 年に完了した銀行のシステム統合プロ
しれません。特に紙を使った会議で
トルネード の開発に携わってきま
える週次の多拠点会議のペーパーレ
議室に持ち込んだ通常の PC の起動も
面で確認できますので、改めて議事録
ジェクト。開発工数は 10 万人月を超える。
を起こす時間も削減できます。
わった」と話します。
ス化で、事前に資料をコピーして会議
含めた準備に 10 分以上かかることも
初の頁を見て、ということになってし
「IT プロデュース部では、新技術を
室で配布する作業が不要になりまし
あり、すぐに会議を始めることができ
まいがちです。その点、トルネード
駆使して銀行のシステムをより先進的
た。資料のコピーに5分、社員とビジ
ませんでした。しかし、シンクライア
を使うと、画面上のポイントをマウス
なものにするなどの活動をしていま
ネ ス パ ー ト ナ ー 約 6,000 人 の う ち
ントを トルネード と組み合わせて
で的確に示しながら議論を進めてい
す。
『インフォメーションワーカーの
1,000人が会議に関わるとして、概算
使用してから、着席後すぐに起動して
くことができますし、皆が同じ情報を
ワークスタイル変革』
というプロジェ
で 1 日のべ 80 時間以上短縮できます
瞬時に自席の画面を表示し、用意した
共有し集中して会議ができるという
クトの中で、
ペーパーレス化への試行
が、1人あたりの年間コスト 1,000 万
資料を高解像度モニタに出力するこ
錯誤が始まりました。
画面上の資料の
円 と し て 1 時 間 単 価 は 約 5,000 円。大
とが可能になりました。
(髙原調査役)
文字が見えにくい、
操作しにくいとい
まかに計算して、最低でも毎日 5,000
う使用上のストレスを解消する仕組み
円 ×80 時間=40 万円程度はコスト削
として、
A3 実寸横を表示するディスプ
減効果が出ます。さらに、ペーパーレ
は、何枚目のどこを見て、もう一度、最
メリット感が非常にあります」
(村林部長)
会議の枠が30分から20分に
短縮。
紙を使わないので情報
セキュリティの上でも大きな
効果があります。
した。
レイの高解像度にこだわり、
操作性が
ス会議の定着によって、会議のそもそ
高いレーザーマウスを採用するなど、
もの設計について、無駄な会議を行っ
早く表示できる特徴を持つ。
Day2 に お い て ト ル ネ ー ド
ディスプレイ Ⓡ は欠くことがで
きないインフラの一つであっ
たと言えます。
あらゆるものを高品質にしました。
と
ていないか、参加者が多すぎないか、
導入後2∼3か月で週次の定例会
同時に、
いちいち使い方を説明しなく
アウトプットがはっきりしているか、
2008年12月に完了したDay2※2
議がペーパーレスに変わり、現在、シ
とも誰もが自分のパソコン同様に使え
など運営面の課題も見えてきたため、
(三菱東京 UFJ 銀行システム統合プ
左:三菱東京 UFJ 銀行 システム部 システム室 企画グループ 中武 浩史 上席調査役
右:三菱東京 UFJ 銀行 システム部 ダイレクトチャンネルグループ 髙原 啓 調査役
三菱東京 UFJ 銀行 システム部様
ペーパーレス会議用インフラ
トルネードディスプレイ導入事例
ステム部の公式の会議はペーパーレ
るわかりやすさを重視し、
参加者の意
ス化が定着しています。
識が会議に集中することで議論自体を
「導入当初から会議のペーパーレス
活性化するというコンセプトで開発を
化を推進しましたが、どうしても説明
進めました」
(千貫部長)
が難しい場合に紙の資料を用意する
のは構わないということでスタート
しました。いきなり完全強制にするの
ではなく、自由度を持たせて抵抗感を
和 ら げ た こ と、実 際 に 各 自 が ト ル
ネード を使って効果を実感できた
三菱東京 UFJ 銀行 執行役員 システム部 村林 聡 部長
ことが大きかったですね。参加者全員
がその場で同じ情報を共有し、会議に
参加者全員に『これでいいですね』と
集中できることで会議自体の生産性
確認しながら会議中に議題が完結し
が向上しました。今では、30 分枠が基
ていくため非常に効率的です」
本だった会議の時間も 20 分枠に短縮
(村林部長)
し ま し た。ま た、会 議 資 料 の 紛 失 や
全てのディスプレイに同じ画面が
シュレッダーのかけ忘れといったセ
表示される トルネード の機能はシ
キュリティリスクがペーパーレス化
ンプルです。
でなくなり、情報セキュリティの上で
「まずは全員が同じ情報・説明をき
(村林部長)
し、説明が飛ばされたり、端折られた
場合、他にも同じように理解できてい
ない参加者がいるはずですから、その
IT プロデュース部 千貫 素成 部長
も大きなメリットがあります」
ちんと共有することが大切です。も
りして内容を理解できない人がいた
三菱 UFJ インフォメーションテクノロジー株式会社
高品質、
わかりやすくシンプル
な操作性で議論を活性化させる
目的を重視して開発しました。
場で不明点をきちんと質問し、内容を
三菱東京 UFJ 銀行丸の内本館ビルシステム部会議室
会議のペーパーレス化で、
最低
でも1日のべ80時間短縮、
40
万円程度のコスト削減効果。
改善に取り組むことができました」
(中武上席調査役)
ロジェクト)にも、 トルネード が活
※1:シンクライアント
用されました。
メモリ、ディスクを持たず、サーバー上のデ
三 菱 東 京 UFJ 銀 行 システム 部 の
会議が頻繁な開発現場からは、
三菱
「会 議 で 話 し て い る こ と が 文 字 に
中武 浩史 上席調査役と、髙原啓調査
東 京 UFJ 銀 行 が 2009 年 か ら OA 端
なって画面に残り、その場で全員が記
スクトップ画面を表示する PC。起動が早く、
どの端末(PC)にログインしても、サーバー
から転送された自分のデスクトップ画面を素
理解した上で議論することで意味の
三菱 UFJ インフォメーションテク
役は、 トルネード の展開と活用で
末用として導入したシンクライアント※1
録内容を確認できますから、認識の齟
ある会議になります。ただ、自分より
ノロジー(株)IT プロデュース部の千
「会議が効率化するとともに質が変
と トルネード との組み合わせ効果
齬が防げるうえ、論点の明確化にもメ
も上役には上下関係を考慮して、
『前
貫素成部長は、
社内業務の生産性向上
も評価されています。
リットがありました。
さらに、会議中に
※2:Day2
に戻ってください』と言いにくいかも
を目的にペーパーレス会議システム、
「例えば、10 拠点、参加者 100 名を超
「シンクライアント導入以前は、会
入力した議事録を全員がその場で画
2008 年に完了した銀行のシステム統合プロ
しれません。特に紙を使った会議で
トルネード の開発に携わってきま
える週次の多拠点会議のペーパーレ
議室に持ち込んだ通常の PC の起動も
面で確認できますので、改めて議事録
ジェクト。開発工数は 10 万人月を超える。
を起こす時間も削減できます。
わった」と話します。
ス化で、事前に資料をコピーして会議
含めた準備に 10 分以上かかることも
初の頁を見て、ということになってし
「IT プロデュース部では、新技術を
室で配布する作業が不要になりまし
あり、すぐに会議を始めることができ
まいがちです。その点、トルネード
駆使して銀行のシステムをより先進的
た。資料のコピーに5分、社員とビジ
ませんでした。しかし、シンクライア
を使うと、画面上のポイントをマウス
なものにするなどの活動をしていま
ネ ス パ ー ト ナ ー 約 6,000 人 の う ち
ントを トルネード と組み合わせて
で的確に示しながら議論を進めてい
す。
『インフォメーションワーカーの
1,000人が会議に関わるとして、概算
使用してから、着席後すぐに起動して
くことができますし、皆が同じ情報を
ワークスタイル変革』
というプロジェ
で 1 日のべ 80 時間以上短縮できます
瞬時に自席の画面を表示し、用意した
共有し集中して会議ができるという
クトの中で、
ペーパーレス化への試行
が、1人あたりの年間コスト 1,000 万
資料を高解像度モニタに出力するこ
錯誤が始まりました。
画面上の資料の
円 と し て 1 時 間 単 価 は 約 5,000 円。大
とが可能になりました。
(髙原調査役)
文字が見えにくい、
操作しにくいとい
まかに計算して、最低でも毎日 5,000
う使用上のストレスを解消する仕組み
円 ×80 時間=40 万円程度はコスト削
として、
A3 実寸横を表示するディスプ
減効果が出ます。さらに、ペーパーレ
は、何枚目のどこを見て、もう一度、最
メリット感が非常にあります」
(村林部長)
会議の枠が30分から20分に
短縮。
紙を使わないので情報
セキュリティの上でも大きな
効果があります。
した。
レイの高解像度にこだわり、
操作性が
ス会議の定着によって、会議のそもそ
高いレーザーマウスを採用するなど、
もの設計について、無駄な会議を行っ
早く表示できる特徴を持つ。
Day2 に お い て ト ル ネ ー ド
ディスプレイ Ⓡ は欠くことがで
きないインフラの一つであっ
たと言えます。
あらゆるものを高品質にしました。
と
ていないか、参加者が多すぎないか、
導入後2∼3か月で週次の定例会
同時に、
いちいち使い方を説明しなく
アウトプットがはっきりしているか、
2008年12月に完了したDay2※2
議がペーパーレスに変わり、現在、シ
とも誰もが自分のパソコン同様に使え
など運営面の課題も見えてきたため、
(三菱東京 UFJ 銀行システム統合プ
左:三菱東京 UFJ 銀行 システム部 システム企画室 企画グループ 中武 浩史 上席調査役
右:三菱東京 UFJ 銀行 システム部 ダイレクトチャネルグループ 髙原 啓 調査役
ペーパ ーレス会議用インフラ
トルネ ードディスプレイ 導入事例
ペーパーレス会議用インフラ
トルネードディスプレイ導入事例
Ⓡ 三菱東京UFJ銀行 システム部様
また、上司に報告する際も、細かい
質問があると、その場で共有ファイル
サーバー上のエビデンス(動作検証な
どのテスト結果)を開いて説明できる
ため、会議終了後に確認して再報告す
る必要もなくなりました」
既存の製品では満足できない
ことからユーザの声を反映し
てトルネードディスプレイⓇ
が開発され、改良を重ね続け
ています。
環境は、
どのようなものになっていく
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「少人数のチームの場合、オフィス
の自席でちょっと振り向いたら、すぐ
に トルネード で会議や打ち合わせ
2005 年の導入開始以来、ユーザー
が始められるのがいいかもしれませ
さらに、既存の TV 会議や、遠隔間
の意見を取り入れ、改良が重ねられて
ん。そのためには、簡単にモニタが移
で資料共有が可能なシステムと ト
きた トルネード には、さらなる進
動できること、と同時にオフィスのフ
ルネード を組み合わせることで、多
化が期待されています。
ロア設計の検討も必要になるでしょ
(髙原調査役)
くの拠点から参加する会議も円滑に
行うことができました。
皆が同じ情報を共有し
集中して会議ができるという
メリット感が非常にあります
これからのオフィスにおける会議
「ペーパーレス会議システムの開発
う」
(村林部長)
に、当初は既存の製品が使えないかと
「今後、トルネード を使ったさま
「万単位の人が関わり、完了までに
検討しましたが、既存のものでは満足
ざまなスタイルの新しい執務形態が
3 年 以 上 の 月 日 を 要 し た Day2 プ ロ
できないことがわかり、大和ビジネス
考えられます。まず一つは、フリーア
ジェクトでは、会議が頻繁に行われ、
サ ポ ー ト(YBS)に ア ド バ イ ス を も
ドレス制の自席に小型 トルネード
他拠点で大勢の人が集まり、同時に同
らっていました。最初はコンサルタン
をたくさん設置し、トルネード 同士
じ資料を見る必要がありました。会議
ト的な役割でしたが、結局、YBS にシ
を連結させる仕組み、または4人程
の直前まで変更が入ることも多く、紙
ステム製造を依頼し、その後、共同で
度、30 人程度など自由に結合できる
を使っていたら準備と運営にかかる
トルネード の開発を進めてきまし
アメーバー型 トルネード といった
時間は相当に増えていたと思います。
た。YBS のきめ細かなメンテナンス
ものも考えています。二つ目は、トル
トルネード は Day 2において不可
で問題点を解決することができ、現在
ネード に TV 会議を装備して気軽に
欠なインフラの一つであったと言え
は Ver.10 くらいまで改良を重ねてき
遠隔会議ができる環境を付加するこ
ます」
(中武上席調査役)
ました」
(千貫部長)
とで、在宅勤務、パンデミック対応、
執行役員 システム部長 村林 聡様
オフショアとの協業につながってい
三菱東京UFJ銀行システム部では、2005年よりペーパーレス会議用のインフラとして、三菱UFJイン
く可能性もあります。三つ目は、iPad
フォメーションテクノロジー
(株)
と
(株)
大和ビジネスサポートが共同開発したトルネードディスプレイⓇ
のようなポータブルデバイスと トル
ネード を連携させることによって、
を展開しています。 日本最大 と言われたシステム統合プロジェクト
(Day2)
においても、システム
共有画面と自分の画面を使い分ける
部門の会議インフラとして活用されました。現在、
東名阪を中心とした十数拠点、200以上の会議場所
ニーズをカバーできるのではないか
にトルネードディスプレイⓇが設置され、6,000人を越えるシステム部関係者が使用しています。概算
と考えています」
(千貫部長)
で1日あたり1,000回を超える会議で利用され、ペーパーレス会議が定着、使用拡大を続けています。
こうしたペーパーレス会議導入がどのような効果をもたらし、
どのようにシステム部門の中で普及
導入による多くの効果を実感させ、
してきたのか、
キーマンの方々にお話をうかがいました。
さまざまな側面での効率化を実現し
ながら、進化を続けているトルネード
ディスプレイⓇ。究極のチームコラボ
レーション環境の実現を目指すペー
パーレス会議システムは、会議のクオ
リティをも変革しています。
(2010.9.7 インタビュー実施)
三菱 UFJ インフォメーションテクノロジー日本橋御幸ビル本社
そ の 場 で 修 正・変 更 が で き、
会議中に議論が完結していく
のでとても効率的です。
TornadoDisplay は三菱 UFJ インフォメーションテクノロジー株式会社の登録商標です。
(登録商標 5197200 号 登録標章 5268995 号)
URL : http://www.yabs.jp
2010.10
三菱東京UFJ銀行 プロフィール
して部長室に トルネード を導入し
ました。自席で準備したプレゼン資料
を会議室の トルネード に表示して、
社
名
株式会社三菱東京UFJ銀行
代表者氏名
頭取 永易 克典
本
金
17,119億円
(平成22年3月末、
単体)
立
日
1919年
(大正8年)
8月15日
三菱東京 UFJ 銀行 執行役員 シス
すぐに会議がスタートでき、もし不足
資
テム部の村林 聡部長は、自らも部長
資料があっても、その場で必要なファ
設
室にトルネードディスプレイⓇ(以下
イルを開くことができます。また、話
従業員数
34,902人
(平成22年3月末、
単体)
トルネード と 略 )
を導 入 されま し
し合いながら会議中に資料の修正・
支
国内772、
海外76
(平成22年3月末現在)
変更もできます。自席に戻って修正し
本店所在地
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
「ペーパーレス化が必要だと言いな
た紙の資料を再度コピーするといっ
U
http://www.bk.mufg.jp/
がら部員が紙の報告書を持ってくる
た、
資源・手間・時間の無駄が省かれ、
た。
(上記写真)
●トルネードディスプレイおよび
ようではいけないということで、率先
店
R
等
L