詳細資料1:ハードディスク関連のエラーについて [内部フロントパネル] HDD0 HDD2 HDD1 HDD0 HDD1 VDRH-9000/VDRH-9000FS HDD2 HDD3 VDRH-9000EX/VDRH-700(EX) (700 シリーズは HDD3 がありません。) 内容 (1) HDD エラーの確認方法 ........................................................................................................................................................................... 1 (2) HDD 交換が必要なエラーコード .......................................................................................................................................................... 3 (3) HDD エラー発生時の対応方法(HDD 交換をしない)................................................................................................................... 3 (4) HDD エラー発生時の対応方法(HDD 交換を伴う)....................................................................................................................... 4 (5)HDD のエラーチェックについて ................................................................................................................................................................ 6 (1) HDD エラーの確認方法 HDD に障害が発生した場合、「ピー」という継続音(アラート音)と共に、対象の HDD 番号に応じて下記のよ うなエラーが上がります。 エラー番号については、フロント液晶モニターか HD-SDI Out MONI A/B(VDRH-9000 シリーズ)、もしくは、 HD-SDI Out2 か Monitor Out(VDRH-700 シリーズ)の映像で御確認いただけます。 動作状態によっては、アラート音のみでエラーが表示されない場合があります。 その場合、フロントパネルを開け、内部の LED で御確認ください。 VDRH-9000 シリーズの場合、フロントパネル左右のネジ2つを、ドライバやコイン等で緩めてください。フロ ントパネルが、手前に倒れるように開きます。 VDRH-700 シリーズの場合、フロントパネルの左右に2つずつあるネジを、ドライバで外してフロントパネル を外してください。ラックマウント金具を装着している場合は、先にそれらを外して下さい。 (フロントパネルからは、内部へ伸びるケーブル束が接続されています。切ったり折ったりしないように十分ご 注意下さい。) VDRH-9000/VDRH-9000FS の場合、内部液晶部分動作ランプと Fault ランプがあります。 動作ランプ (左から DISK0,1,2) DISK Fault ランプ (左から DISK0,1,2) Fault ランプ HDD の接続が確認されない場合 Fault ランプが点灯し、動作ランプが点灯しません。 (正常時は、動作ランプが動作に合わせて青色で点滅。) HDD の動作に異常があった場合 Fault ランプと DISK Fault ランプが橙色に点灯します。(正常時は、消灯) VDRH-9000EX/VDRH-700(EX)の場合、各ディスク横に接続ランプと動作ランプがあります。 接続ランプ 動作ランプ HDD の接続が確認されない場合 接続ランプが点灯しません。(正常時は、青色が点灯。) HDD の動作に異常があった場合 動作ランプが橙色に点灯します。(正常時は、動作に合わせて緑色が点滅) アラート音は、内部液晶横のモードボタンを押すと停止できます。 VDRH-9000/VDRH-9000FS VDRH-9000EX/VDRH-700(EX) (2) HDD 交換が必要なエラーコード ○HDD の接続がされていない場合/接続を認識していない場合 エラーコード 表示 内容 02_01_0028 RAID HDD0 DISK HDD0(正面向かって左上)が未接続 02_01_0029 RAID HDD1 DISK HDD1(正面向かって左下)が未接続 02_01_0030 RAID HDD2 DISK HDD2(正面向かって右上)が未接続 02_01_0049 RAID HDD3 DISK HDD3(正面向かって右下)が未接続 (9000EX のみ) ○HDD の接続はあるが、動作に異常がある エラーコード 表示 内容 02_01_0031 RAID HDD0 DOWN HDD0(正面向かって左上)が動作異常 02_01_0032 RAID HDD1 DOWN HDD1(正面向かって左下)が動作異常 02_01_0033 RAID HDD2 DOWN HDD2(正面向かって右上)が動作異常 02_01_0050 RAID HDD3 DOWN HDD3(正面向かって右下)が動作異常 (9000EX のみ) (3) HDD エラー発生時の対応方法(HDD 交換をしない) HDD のエラーは発生しておりますが、誤検出の可能性や、セクタへの書き込みのタイミングによる発生など、HDD に異常のない(異常の小さい)ケースも考えられます。 また、交換用 HDD がお手元になく、すぐに交換作業が出来ない場合は、まず HDD 交換の伴わない一時対応を 実施して下さい。 その方法は、“エラーコード表”の方に記載しております。そちらを御確認下さい。 (4) HDD エラー発生時の対応方法(HDD 交換を伴う) CASE1: VDRH 内の素材が Format 不可の場合 ① フロントパネルを開き、アラート音を止めてください。 ② Fault ランプでエラーの発生している HDD 番号を確認します。 ③ VDRH-9000/VDRH-9000FS の場合 該当ディスクの留めねじを外してください。 VDRH-9000EX/VDRH-700(EX) HDD 固定金具のネジを緩め、右にスライドするよ うに固定金具を外して下さい。 ④ エラーの発生した HDD を交換します。(※この時、電源は ON のままです。) ⑤ RAID の再構築(リビルド)が始まります。 注意!! この作業には時間が掛かります。 また、再構築中に追っかけ再生や2ch再生を行うと、読み出しが間に合わずに再生映像が一時停止する 場合があります。 追っかけ再生や2ch再生を行う必要がある場合には・・・ ① フロントパネルを開きます。アラート音を止めて下さい。 (アラート音を鳴らしたままでよい場合は、この操作は必要ありません。) ② リビルドを開始させずに、そのまま継続してご使用下さい。 注意!! この状態での動作は、あくまで HDD エラーを一時的に凌ぐものです。この状態で長時間ご使用にならない で下さい。 なるべく早いうちに、「リビルド」か、「HDD交換後→RAID Initialize→Format」を行って下さい。 CASE2: VDRH 内の素材が Format 可能な場合 ① 収録を停止してください。再生を停止してください。 ② フロントパネルを開きます。アラート音を止めてください。 ③ Fault ランプでエラーの発生している HDD 番号を確認します。 ④ VDRH 本体の電源を落として下さい。 ⑤ VDRH-9000/VDRH-9000FS の場合 該当ディスクの留めねじを外してください。 VDRH-9000EX/VDRH-700(EX) HDD 固定金具のネジを緩め、右にスライドするよ うに固定金具を外して下さい。 ⑥ エラーの発生した HDD を交換します。 ⑦ 内部液晶の MODE ボタンを押しながら、電源を ON して下さい。 VDRH-9000/VDRH-9000FS VDRH-9000EX/VDRH-700(EX) ⑧ 内部液晶に「RAID-5 Normal」と表示されていることを確認します。 ⑨ VDRH が立ち上がったら、FORMAT を行って下さい。 以上で、通常通りご使用頂けます。 (5) HDD のエラーチェックについて VDRH シリーズの内、RAID5 構成が組まれている機種では、1台のディスクに異常が発生した場合でも、 そのディスクのみを切り離すことで一時的に継続して記録・再生を継続することができますが、アプリケー ションをご使用の際、エラーをクリアしても検出を繰り返してしまうことで、回避してお使い頂いても操作に 不自由がありました。 VDRH-9000/9000EX の Ver.5.20 以降では、ADMIN MENU-DISK の中に、DISK CHECK という項目 が追加されています。(※ご使用の Ver.の確認は、ADMIN MENU) このメニューを設定することで、切り離したディスクに対するエラーを上げ続けることを無くし、アプリケ ーションの使用時に、エラーを繰り返さないようにすることができます。 このメニューを開き、該当のディスクを DISABLE にしてください。 このメニュー設定は、再起動後、自動で ENABLE に戻ります。 以上
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