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29 May 2015
Vol.
228
Jリーグの本格的なスポーツビジネス経営人材育成がスタート。
第一期の受講生 43 人が集い、
講座の開講式が行われた
スポーツビジネスの経営人材育成に本腰
「Jリーグ・立命館『JHC教育・研修コース』立命館マネジメント講座(基礎)」がいよいよ開講
Jリーグは今シーズンから「Jリーグヒューマンキャピタル(JHC)」として、スポーツビジネスの経営人材育成事業に本腰を入れる。そ
の一環である「Jリーグ・立命館『JHC教育・研修コース』立命館マネジメント講座(基礎)」の開講式とキックオフイベントが、5月9日に
JFAハウスで行われた。第一期生となる43人の受講者を前に、Jリーグの村井 満チェアマンらが激励の言葉を贈った。講座は2016年2月
25日(木)までの約9カ月間にわたり、毎週1回、平日(火曜または木曜)の夜間に立命館大学東京キャンパス(丸の内)、JFAハウス(本
郷)で、立命館大学とJリーグが提供する諸科目を学ぶ。
(2ページに関連記事)
編集・発行 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
29 May 2015
Vol.228
1
「Jリーグ・立命館『JHC教育・研修コース』立命館マネジメント講座(基礎)」開講
「多士済々」の第1期生43人が集う
JFAハウスのヴァーチャルスタジアムで行われた開講式。緊張の中にも決意をみなぎらせた受講生
昨年 5月、
Jリーグと立命 館大学は、教育・
研究・文化・スポーツ振興と発展、
人材育成な
受講生代表の一人としてスピーチする中田氏
プロスポーツクラブの将来を託す経営候補者
わたり、
「よくこれだけ多士済々を集めた」
とい
などを育てることを目的としている。
う顔触れとなった。受講生を代表してスピーチ
ど5 項目の
「業務提携に関する合意書」
を取り
受講生選 考に携わったJリーグの村井 満
した 4 人のうち、選 手として日本代 表や鹿島
交わした。
「Jリーグ・立命館
『JHC教育・研修
チェアマンは
「私を超える力を持っている人」
を
アントラーズで活躍した中田浩二氏は「いつ
コース』
立命館マネジメント講座
(基礎)
」
はその
選考基準にしたという。その力を見るために、
かは村井チェアマンを超えられるように、
(受講
うち、人材 育成に関わる取り組みで、日本の
いきなりホワイトボードを渡され、社長になった
生)
みんなで協力し、
刺激し合い、
励まし合って
つもりで経営課 題を述べるといった「通常の
頑張っていきたい」
と抱負を述べた。
開講式に続いて行われたキックオフイベント
面接のシナリオは全く通用しない、生身の自分
では、
受講生のグループ分けが行われた。
さら
が試された」
(チェアマン)
手法も用意された。
これについて村井チェアマンは
「自分自身の体
に、
グループごとに短時間で各自の情報を交換
験を生かしたプログラム。私がいつもさらされ
し、
リーダーが全員の前でメンバーの 他己紹
介。時に笑いを取りながらの的 確な紹 介に、
ている状況を再現しようと思った」
と説明した。
「面白い個 性を持っている人の集団」
(チェア
そうして選ばれた第一期生は 43人
(うち女
リーダーがグループのメンバーを紹介
村井 満Jリーグチェアマン
「会社の経営もクラブの経営も、
トップ
にどのような人が立つかによって、おお
かた方向性が決まってしまう。サッカー
とかJリーグの枠にとどまらず、スポー
ツの持つ可能性を信じて、スポーツが
日本を変える可能性があるかもしれな
いという、
それぐらいの視座で取り組ん
でほしい。皆さんが課題意識を持ち、可能性を信じてチャレ
ンジしていけば、本当にいろいろなことができる大きな土俵
が目の前にある。全身で、五感を使って、全身全霊で打ち込
んでやっていくに値するテーマだと思っている。今後10年、
20年と続いていくプログラムを、一期生の皆さんとつくり上
げていきたい。受講生としてだけでなく、主体的にプログラ
ムをつくる覚悟で参加してほしい」
性は 4人)
。年齢は26~ 53 歳で、平均年齢は
マン)
の一端がうかがえた。
こうして受講生同士
38.0 歳。職 種もJリーグ選手 OB、会 社経営、
もすっかり打ち解け、
新たな仲間たちと新たな
国会議員秘書、
フリーランスメディアなど多岐に
チャレンジへの第一歩を踏み出した。
受講生代表スピーチ
講義科目
中田浩二 35歳、選手OB/クラブスタッフ
前期(2015年5月9日~9月22日)
【ビジネススクール科目、スポーツビジネス科目】
「僕自身は17年間、選手としてプレーしてきた。鹿
島アントラーズ、
日本代表だけでなく、欧州のフラン
ス、スイスでも4年間プレーした。そこで見たもの、
感じたものを(受講生)43人でうまく共有し、
自分も
皆さんが経験してきたものを吸収しながら、
より良
い講座となるように頑張っていきたい」
20代男性
「アメリカの大学に行き、初めて外からJリーグ、
日
本のスポーツを見て、あらためてJリーグの素晴ら
しさを感じた。
(この講座では)最年少で社会人
経験が少なく、皆さんから学ぶことの方が多いと
思うが、
このような機会を最大限に生かせるように
頑張っていきたい」
吉田美喜夫 学校法人立命館総長
40代女性
「立命館は文化・教育、スポーツ活動
を通じて信頼と連携を育み、地域に
根差し、国際社会に開かれた学園づ
くりを掲げ、グローバルな視野とリー
ダーシップを備え、スポーツ健康科学
分野、そして広く社会の発展に貢献で
きる人材の育成に努めてきた。Jリー
グと立命館がこのプログラム策定にあたって一貫して重視
したことは、Jリーグやサッカーはもとより、他のスポーツ
界やビジネスにおいてもリーダーとなれる幅広いマネジメ
ント能力を鍛えようという点。受講生の皆さんには日々、切
磋琢磨し、日本のプロスポーツ界、ひいてはスポーツにと
どまらない日本そのものの未来を担うリーダーになること
を期待している」
「学生時代まではサッカーに何の縁もなく、関心も
なかったが、今や毎週末がJリーグを中心に動い
ている生活。スタジアムに来ないと分からないわく
わく感などを、より多くの方々に持ってもらえるよう
に、10カ月間学ぶことを踏まえて自分の力を発揮で
きたらいい」
2
Vol.228
50代男性
「素晴らしいコースを考えていただいた先生、ス
タッフの方々が想定した以上の講座をつくり上げ
ていかなければならないと思う。本当にいろいろ
なバックグラウンドを持つ人たちが結集した。10カ
月間、切磋琢磨して協力し合えば、それができる
のではないかと思う」
29 May 2015
講義名
講義概要
ロジカルシンキング
変革を担うリーダーが保有すべき、構造化による問
題発見、解決策の提案、アクションへの落とし込み
など一連の思考プロセスを習得する。
リーダーシップ論
組織の中の人間行動の特徴とそこに潜む心理メカ
ニズムについて、現場で直面する問題と合わせて理
解し、
解決の方向性を探る。
コミュニケーション論
実習を通じてコミュニケーションに関する心理学的
理論・概念の知識を習得する他、コミュニケーショ
ンがもたらす影響力について理解を深める。
スポーツファイナンス・
アカウンティング
Jリーグの経営人材として求められるスポーツビジ
ネスの「決算書を読む力(財務状態の良否判断から
事業計画の策定まで)
」
の習得を目指す。
マーケティングの基本的な概念を理解し、その上で
スポーツマーケティング論 スポーツ特有の課題や「プロサッカー」という興行を
販売する際の特性について理解する。
人事・組織概略論
個人から組織に至るまでのビジョンの重要性、ビ
ジョンの持つ力を理解し、将来の組織ビジョン、将
来像を築き上げていく力を習得する。
後期(2015年9月26日~2016年2月25日)
【Jリーグ・Jクラブ科目】
講義名
講義概要
主にリーグの視点から、
JリーグやJクラブについて
プロサッカークラブマネジメント論①
理解を深める。
過去に理事会が行った重要な意思
(Jリーグ、
Jクラブ概論) 決定などから、リーグの理念やガバナンスを学ぶ。
Jクラブの経営領域のうち、ビジネスに分類される
プロサッカークラブマネジメント論②
もの
(CSR、広告・チケットセールス、育成・普及)
に
(ビジネス領域)
ついて、
Jリーグの事例を基に理解を深める。
プロサッカービジネスの主な商品となる選手・チー
プロサッカークラブマネジメント論③
ムとそのパフォーマンスのマネジメントの他、経営的
(スポーツ領域)
視点を交えた意思決定方法などを学ぶ。
特別講義
Jリーグおよびサッカー界を取り巻く環境を熟知したゲ
ストを招いた集中講義の他、現場視察などを通じてプロ
サッカークラブ運営に対するリアリティーを醸成する。
※各項目の詳細については、Jリーグ.jp
(http://www.jleague.jp/)を参照
トピックス(4月8日~5月27日)
AFCチャンピオンズリーグ2015
柏レイソル、ガンバ大阪が準々決勝進出
今シーズンのアジアク
AFCチャンピオンズリーグ
(ACL)
2015
は、5月26、27日にホーム&アウェイのラウンド
ACL2015 ラウンド16 結果(左が第1戦のホームチーム。スコアは上段が第1戦、下段が第2戦)
東地区
ラブチャンピオンを決める
16第2戦を行い、準々決勝進出の8チームが
柏レイソルとガンバ大阪が8強入り。今大会で
複数チームがラウンド16を勝ち抜いたのは日
本のみで、日本勢2チームの準々決勝進出は
6年ぶりとなった。
※1勝1敗、2試合合計スコア4-4、
アウェイゴール数で勝る柏が準々決勝進出
※G大阪が2勝で準々決勝進出
1-1
全北現代モータース(韓国)1-0 北京国安(中国)
2-1
城南 FC(韓国) 0-2 広州恒大(中国)
※全北現代が1勝1分で準々決勝進出
西地区
出そろった。日本から出場した4チームのうち、
2-3
1-3
水原三星ブルーウィングス(韓国) 2-1 柏レイソル(日本) FCソウル(韓国) 2-3 ガンバ大阪(日本)
※広州恒大が1勝1敗、2試合合計スコア3-2で準々決勝進出
1-0
1-2
ペルセポリス(イラン)
0-3 アルヒラル(サウジアラビア) アルサッド(カタール)2-2 レフウィヤ(カタール)
※アルヒラルが1勝1敗、2試合合計スコア3-1で準々決勝進出
※レフウィヤが1勝1分で準々決勝進出
1-0
0-0
ナフト・テヘラン(イラン)1-2 アルアハリ(サウジアラビア) アルアハリ(アラブ首長国連邦)3-3 アルアイン(アラブ首長国連邦)
※1勝1敗、2試合合計スコア2-2、
アウェイゴール数で勝るナフトが準々決勝進出
※2引き分け、2試合合計スコア3-3、アウェイゴール数で勝るアルアハリが準々決勝進出
グループステージのグループEを1位で突破
リードされたが、MF小林祐介が蹴り込んだ追
来となる8強進出を果たした。アウェイの第1戦
した柏は、
ラウンド16で水原三星ブルーウィン
撃の1点がものをいった。値千金の得点をマー
をFW宇佐美貴史の2得点などで3-1と快勝
グス
(韓国)
と1勝1敗、2試合合計スコアも4-
クした2 0 歳は「 大 事な試 合で決められて良
し、ホームの第2戦も3-2で連勝。
FCソウル
4と並んだが、アウェイで挙げた得点数で上回
かった」
と、
プロとなって初の得点を喜んだ。
り、2年ぶりに準々決勝進出を決めた。アウェイ
グループFを首位で通過したG大阪は、
FCソ
の第1戦で3-2と先勝後、ホームでは2点を
ウル
(韓国)
に2戦2勝で、優勝した2008年以
の反撃をしのいだ第2戦後、長谷川健太監督
は「難しいゲームになったが、
しっかり勝ち切っ
たのは大きい」
と手応えを語った。
準々決勝の組み合わせ抽選は6月18日に
行われる予定。浦和レッズ、鹿島アントラーズ
はグループステージで敗退した。
ACL2015 今後の日程(予定)
準々決勝 ・第1戦 8月25日(火)または 26日(水)
・第 2 戦 9月15日(火)または 16日(水)
準 決 勝 ・第1戦 9月29日(火)または 30日(水)
・第 2 戦 10月20日(火)または 21日(水)
ラウンド16 第 2 戦の 65 分、
貴重な得点を決めて喜ぶ柏の小 ラウンド16 第 2 戦でG大阪の 2 点目を決める倉田。7年ぶり
林。
プロ初得点がチームを救った
の準々決勝進出に大きく前進するゴールだった
4月度の月間ベストゴール、
月間MVPが決定
各月の明治安田生命J1リーグで最も優れたゴールを表彰する「月間
ベストゴール」の 4月度受賞ゴールに、ガンバ大阪の FW 宇佐美貴史が
決
勝 ・第1戦 11月7日(土)
・第 2 戦 11月21日(土)
名古屋グランパスが
2 節を残して予選リーグ突破
1stステージ第 5 節の清水エスパルス戦(4月12日)で 29 分に決めた得
2015Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグは 5月27日に第 6
点が選ばれた。月間ベストゴールは、年間で最も優れたゴールに与えられ
節を終了し、
名古屋グランパスが突破一番乗りを果たした。
名古屋が 2012
る「年間最優秀ゴール賞」のノミネートゴールとなり、同賞は12 月に行わ
年以来 3 年ぶりの決勝トーナメント進出を決めたのは、
同 20日に行われ
れる2015Jリーグアウォーズで表彰される。
た第 5 節。
アウェイで清水エスパルスに 2-1の逆転勝ちを収めて勝点を
また、各月の明治安田J1・J2で最も活躍した選手を表彰する「明治
13 へ伸ばし、
予選リーグ Bグループで突破に必要となる2 位以上が確定
安田生命Jリーグ コカ・コーラ 月間 MVP」の 4月度受賞者に、J1はG
した。
現行の大会方式となった 09 年以降
(11年を除く)
、
第 5 節での決勝
大阪の宇佐美、
J2はツエーゲン金沢の MF 清原翔平が選出された。受
トーナメント進出決定は最速の記録となった。
賞選手には賞金として、
J1は 30 万円、
J2は 20 万円が授与される。
予選リーグ突破の争いは激戦。
最終節を前にBグループのもう一つの座
はヴィッセル神戸、
モンテディオ
山形、
川崎フロンターレの争い。
Aグル ープ はFC東 京、アル ビ
レックス新潟、
湘南ベルマーレ、
サガン鳥栖、
サンフレッチェ広島
の 5チームが二つの枠を争うこ
とになった。
決勝トーナメントは両グループ
上位 2 位までの計4チームに、
A
FCチャンピオンズリーグに出場
した鹿島アントラーズ、
浦和レッ
大活躍で月間ベストゴール、月間 MVP のダブ 清原はキャプテンとしてチームをけん引。
5 勝1
ル受賞となったG大阪の宇佐美
分という4月の好成績に貢献した
ズ、柏レイソル、
ガンバ大阪を加
えた計 8チームで争われる。
29 May 2015
名古屋(白)が予選リーグ突破を決めた清水戦
Vol.228
3
理事選任および役員人事について
公益社団法人 日本プロサッカーリーグは、4月28日に第2回社員総会を
Mr.ピッチ GWも大活躍
開催し、嘉悦 朗氏、久米一正氏、野々村芳和氏、眞壁 潔氏を理事に追加
選任した。大河正明常務理事は公益財団法人 日本バスケットボール協会
専務理事および事務総長就任に伴い、5月21日付で理事(非常勤)となっ
た。理事・監事・特任理事は以下のとおり。
理事・監事・特任理事
理事・監事
氏
チェアマン 村井
名
年齢
満 (むらい みつる)
所
属
55 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
59 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
専務理事
中野 幸夫(なかの ゆきお)
常務理事
中西 大介(なかにし だいすけ) 49 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
48 株式会社RIGHTS. 取締役
理事(非常勤) 有森 裕子(ありもり ゆうこ)
理事(非常勤) 井畑
滋(いばた しげる)
63 株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー 代表取締役社長
理事(非常勤) 上西 康文(うえにし やすふみ) 59 白百合女子大学事務局長
理事(非常勤) 大河 正明(おおかわ まさあき) 56 公益財団法人 日本バスケットボール協会 専務理事/事務総長
※理事(非常勤) 嘉悦
朗(かえつ あきら)
理事(非常勤) 上川
徹(かみかわ とおる)
59 横浜マリノス株式会社 代表取締役社長
51 公益財団法人 日本サッカー協会 理事
理事(非常勤) 木村 正明(きむら まさあき)
46 株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ 代表取締役
59 株式会社名古屋グランパスエイト 代表取締役社長
※理事(非常勤) 久米 一正(くめ かずまさ)
理事(非常勤) 小宮山 悟(こみやま さとる)
49 野球評論家
48 公益財団法人 日本サッカー協会 特任理事
理事(非常勤) 霜田 正浩(しもだ まさひろ)
理事(非常勤) 武田 信平(たけだ しんぺい)
※理事(非常勤) 野々村 芳和(ののむら よしかづ)
理事(非常勤) 原
博実(はら ひろみ)
理事(非常勤) 原田 宗彦(はらだ むねひこ)
※理事(非常勤) 眞壁
潔(まかべ きよし)
理事(非常勤) 村松 邦子(むらまつ くにこ)
監事(非常勤) 味村 隆司(あじむら たかし)
監事(非常勤) 吉田 修己(よしだ おさみ)
65 株式会社川崎フロンターレ 代表取締役会長
43 株式会社北海道フットボールクラブ 代表取締役社長
56 公益財団法人 日本サッカー協会 専務理事
61 早稲田大学スポーツ科学学術院教授
53 株式会社湘南ベルマーレ 代表取締役会長
56 株式会社ウェルネス・システム研究所 代表取締役
56 株式会社日本国際映画著作権協会 代表取締役
64 キヤノン株式会社 監査役/吉田公認会計士事務所
特任理事(非常勤) 宮本 恒靖(みやもと つねやす) 38 元プロサッカー選手
特任理事(非常勤) 山本
※印 新任
浩(やまもと ひろし)
役職別に五十音順
Jリーグは4月28日に開催した理事会で、川崎フロンターレの実行委員を
実行委員
敬称略
変更前
変更後
武田 信平
藁科 義弘
株式会社川崎フロンターレ
代表取締役社長
カークラブ株式会社 非常勤取締役を退任(同年1月31日付でセレッソ大阪
の実行委員を退任)
した岡野雅夫(おかの まさお)氏を参与に選任した。
与
敬称略
実行委員在任期間
岡野 雅夫
実行委員 2012 年 2 月~ 15 年 1 月(在任期間 2 年 11 カ月)
理事
2013 年 3 月~ 15 年 1 月(在任期間 1 年 10 カ月)
松本山雅FC、ガンバ大阪がホームタウンを追加
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、松本山雅FCおよびガンバ
大阪がホームタウンを追加することを承認した。松本は大町市、G大阪は
池田市、摂津市、箕面市が新たにホームタウンとなった。
松本山雅FC ホームタウン
変更前
松本市、塩尻市、
山形村、安曇野市
変更後
変更前
4
吹田市、茨木市、
高槻市、豊中市
Vol.228
変更後
※太文字は追加された市
松本市、塩尻市、山形村、
安曇野市、大町市
ガンバ大阪 ホームタウン
※太文字は追加された市
吹田市、茨木市、高槻市、豊中市、
池田市、摂津市、箕面市
29 May 2015
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、公益財団法人 日本サッカー協会
および一般財団法人日本クラブユースサッカー連盟が主催する
「日本クラブ
ユースサッカー選手権
(U-18/U-15)
大会」
を後援することを決定した。
同大会は、
日本の将来を担うユース年代選手のサッカー技術の向上と健全な
心身の育成を図るとともに、
クラブチームの普及と発展を目的とし、第2種およ
び第3種加盟登録チームの全てが参加できる大会として開催されている。
全国9地域の代表32チームが参加。
U-15は8月3日
(月)
~12日
(水)
に
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、2015年4月24日付で大阪サッ
参
ことを目的として、8月14日(金)~18日(火)に静岡県のIAIスタジアム
日本平など37グラウンドで開催する。
U-18は7月22日
(水)
~8月1日
(土)
に群馬県、神奈川県で開催され、
参与選任
氏名
サッカー協会、朝日新聞社など)
を後援することを決定した。本大会は、スポ
日本クラブユースサッカー選手権(U-18/U-15)大会を後援
武田信平氏から、藁科義弘
(わらしな よしひろ)
氏へ変更することを承認した。
株式会社川崎フロンターレ
代表取締役会長
Jリーグは4月28日に開催した理事会で「第29回全国少年少女草サッ
カー大会」
(主催:公益財団法人 日本サッカー協会、一般財団法人 静岡県
ッカー少年少女にプロ選手との交流、合宿、交流試合の機会を提供する
年齢は2015年5月21日現在
実行委員選任
川崎フロンターレ
第29回全国少年少女草サッカー大会を後援
ーツの力で未来を育む「Jリーグ百年構想」と同じ理念のもと、全国のサ
62 法政大学教授(学部長)
・ 任期は2014年1月31日から同年3月12日および同年3月12日以降2年間
(定款第25条〔役員の任期〕
:選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する
定時社員総会の終結の時まで)
クラブ名
Jリーグ百年構想メッセンジャーのMr.ピッチは、
ゴールデンウイーク
(GW)
期間中も大活
躍。
左上写真はNACK5スタジアム大宮で村井 満Jリーグチェアマンと。
右上写真はSh
onan BMW スタジアム平塚でイベント参加の様子。
下写真はシティライトスタジアムで
北海道で開催され、同じく48チームが参加する。
メニコンカップ2015 日本クラブユースサッカー
東西対抗戦(U-15)
を後援
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、
「メニコンカップ2 015 日本クラ
ブユースサッカー東西対抗戦
(U-15)
(主催:公益財団法人
」
日本サッカー協
会、
一般財団法人日本クラブユースサッカー連盟、
中日新聞社)
を後援するこ
とを決定した。9月13日
(日)
に名古屋市瑞穂公園ラグビー場で行われる。
平成 27 年度「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を後援、
および「ダメ。ゼッタイ。」国連支援募金運動を協賛
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、平成27年度「ダメ。ゼッタイ。」
普及運動(主催:厚生労働省、都道府県、公益財団法人麻薬・覚せい剤
乱用防止センター)
の後援について、
また、同運動に併せて行われる
「ダメ。
ゼッタイ。」国連支援募金運動
(主催:公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用
防 止センター)への協 賛を昨 年に引き続き実 施することを決 定した。国
民一人一人に薬物乱用問題に対する認識を高めるなど、共に薬物乱用
防止に関する運動で、6月20日
(土)~7月19日
(日)
に実施する。
JCYインターシティカップ(U-15)EAST、
JCYインターシティカップ(U-15)WEST 2015堺市長杯を後援
Jリーグは 5 月21日に開催した理事会で、一般財団法人 日本クラブユー
スサッカー連盟が主催する「JCYインターシティカップ(U-15)
EAST」
キャリアデザイン支援プログラム 2015年度
「Jリーグ版[よのなか]科」ファシリテーター養成講座 開講
Jリーグは2010年度より、Jリーグの人材育成活動における選手教育
の取り組みとして(10~14年度は文部科学省委託事業として)
、
「Jリーグ
および「JCYインターシティカップ(U-15)
WEST 2015堺市長杯」を
版[よのなか]科」
(正式名称:Jリーグをテーマに、競技者としてのキャリ
後援することを決定した。
アを考える「キャリア・デザイン・サポートプログラム」)を実施している。
これらの大会は、残念ながら日本クラブユースサッカー選手権大会に出
本プログラムは実施から5年を迎え、これまでに実施実績を有するクラブ
場できなかったチームが参加できる競技会として位置付けられ、日本の将
は50クラブ、参加選手は2746人に上り、93人ものファシリテーターが誕生
来を担うユース年代の少年たちのサッカー技術の向上と健全な心身の育成
した。今年度は各クラブでの自主的な取り組みができる体制構築へ向けての
を図るとともに、クラブチームの普及と発展を目的として開催されている。
支援を行うと同時に、アカデミーコーチに向けた研修の実施展開を図る。
EASTは 8月4日
(火)
~ 6日
(木)
に茨城県の 3 会場で行われ、東日本地
区の各地域代表16 チームが参加。WESTは 8月13日
(木)
~16 日
(日)に
西日本地区の各地域代表32チームが参加して、堺市立サッカー・ナショ
ナルトレーニングセンター
〔J-GREEN堺〕
で行われる。
スポーツ・オブ・ハート2015 を後援
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、一般社団法人スポーツオブハ
ートが主催する「スポーツ・オブ・ハート2015」を後援することを決定した。
2015年度「Jリーグ版[よのなか]科」ファシリテーター養成講座 概要
講 座 名 2015年度「Jリーグ版[よのなか]科」ファシリテーター養成講座
主
催 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
実施期間 2015年6~12月(予定)
実施場所 JFAハウス/対象クラブ クラブハウスなど
受 講 者 「Jリーグ版[よのなか]科」ファシリテーター候補者(5期生) 20人程度
講座内容
同イベントは、障がい者スポーツがますます社会に広がっていく中、これまで
関心のなかった層に広く伝え、普及・啓発・支援を目的とするもので、10月17
日(土)、18日(日)に国立代々木競技場、都立代々木公園で開催。各種スポ
ーツ体験教室、障がい者モデルファッションショーなどが行われる。
かんきょうみらいカップ2015 サッカー部門を後援
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、環境未来カップ実行委員会が
主催する「かんきょうみらいカップ2015 サッカー部門」を後援することを
決定した。同大会は、環境教育の促進の一環としてサッカーに興味を持つ
少年少女を対象とした次世代を担う児童に環境の大切さを知ってもらい、
環境に関する行動喚起を目的とする。7月27日(月)に札幌サッカーアミ
ューズメントパークで開催され、5人制フットサル大会や環境に関するクイ
ズおよびリレーゲームなどが行われる。株式会社北海道フットボールクラ
ブ(コンサドーレ札幌)が特別協力を行う。
第1回大宮アルディージャ 知的障がい者サッカー交流大会を後援
Jリーグは5月21日に開催した理事会で、大宮アルディージャが主催する
「第1回大宮アルディージャ 知的障がい者サッカー交流大会」を後援する
ことを決定した。7月5日
(日)
にNACK5スタジアム大宮で8チームが参加
して開催される。
Jリーグニュース2 2 7 号 4ページの特 別 寄 稿 文中、以 下の誤りがありましたので
訂 正し、関係者の皆さまにおわびいたします。
・本文右ブロック10行目 誤「前社長である大月さん」→ 正「大月先輩」・同13行目 誤「大月さん」→ 正「大月先輩」
【訂正とおわび】
①「Jリーグ版 [ よのなか ] 科」プログラムの概要と基本的な考え方を知る
座学形式の講座
② Jクラブアカデミーを対象としたモデル授業の見学
③ 各クラブにおける全 5 回の授業実施を通じた実地トレーニング
カタール・スターズ・リーグとのパートナーシップ協定締結
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は5月23日、カタール
の首都ドーハでカタール・スターズ・リーグ(カタールリーグ)とのパートナ
ーシップ協定を締結した。カタールリーグCEOのHani Taleb Ballan氏と
Jリーグの村井 満チェアマンが出席して行われた。
Jリーグが海外のプロリ
ーグとのパートナーシップ協定を締結するのは、タイ、ベトナム、ミャンマ
ー、カンボジア、シンガポール、
インドネシア、
イラン、
マレーシアに続いて9件
目となる。
カタールでは、2022年にFIFAワールドカップの開催が決定している。
今後、この協定をベースに、カタールとの育成面での交流を活性化し、同
大会に向けた育成年代の強化活動を実施する。また、両国のフットボール
発展のためにコミュニケーション、
マーケティング、大会運営、アカデミーな
どのさまざまな分野で協力し、プロリーグの組織、
マネジメントの質向上と
効率化を目指す。
2015年度 地域スポーツ振興活動および
介護予防事業への支援を追加決定
Jリーグは、Jクラブが実施するサッカー以外の地域スポーツ振興活動
および介護予防事業に支援を行っており、3月10日申請締め切りとして
いた追加分を含め、2015年度の申請分として26クラブ59件の支援を
決定した。
「Kリーグ自治体懇談会」でJクラブ関係者らが講演
招かれ、同リーグに所属する23クラブのスタッ
くりが大事」などとアドバイスを行った。質疑
フや自治 体職員を前に、ホームタウン活動に
応答では特に両クラブが取り組んでいる公共
ついて講演した。
施設の指定管理(※)について積極的な質問
Jリーグ講演では、
まずJ1の鹿島の鈴木秀樹
が寄せられ、参加者は真剣に聞き入っていた。
取締役事業部長が登壇し、ホームタウン5市
※鹿島は県立カシマサッカースタジアム、岡山は練習場としている
政田サッカー場の指定管理者をそれぞれ務めている。
を合わせて人口約28万人というマーケットの中
でクラブが生き残るすべとして、ホームスタジアム
の県立カシマサッカースタジアムを中心とした
街づくりを挙げ、
「サッカーのない日でも365日、
Kリーグクラブなどの関係者 24 人が日本の事例に学んだ
©Kリーグ
いつでも地 域の方々が集うコミュニティーを
つくっていきたい」といった構想を述べた。
また、
J2クラブを代表して岡山の小川雅洋
韓国・大田市のKT&G研修センターで4月
8~9日に行われた「Kリーグ自治体懇談会」
常務取締役も講演し、
イベント参加を中心とし
た自治 体との連携事業のほか、クラブによる
に鹿島アントラーズとファジアーノ岡山のクラ
訪問活動などを紹介。地域との関係を構築す
ブスタッフ、両クラブが関連する自治体職員が
るポイントとして「勝敗に左右されない関係づ
鹿島とホームタウンの連携について講演した鈴木事業部長
©Kリーグ
29 May 2015
Vol.228
5
Jリーグ選手等ホームタウン活動調査報告 2014年
Jリーグは、Jクラブが実施するホームタウン活動のうち、所属する選手、監督・コーチ、社長が、2014年1~12月に同活動に参加し
た状況を発表した。この調査は、J1・J2全40クラブのホームタウン活動担当者が、アンケートに入力して提出する活動記録を集計
したもので、同活動への参加状況を回数・時間など詳細に把握したもの。クラブ間で情報を共有し、今後の活動に役立てるなどの
目的がある。Jリーグは今後も、このような集計を通して選手、監督・コーチ、クラブ関係者のホームタウン活動を推進していく。
(ここに紹介するのは調査結果の一部)
活動回数(時間)サマリー
選手
監督・コーチ
総活動回数
3,765
総活動人数
選手
総活動回数※
※選手、監督・コーチ、社長の総活動回数は、それぞれ1人あたりの実施回数の総計
2013年(1,215人)より
4人増加。1クラブ平均
人 は30.5人。
1,219
16,706回
1クラブ平均活動人数
30.5人
1.5時間
1活動あたりの平均活動時間
24,333.0時間 りの活動時間が減少。
1,280.4時間減少。1回あた
1人あたり
平均活動時間
20.0
2 013 年前期(21.1
時 間)から 1.1時 間
時間 減少。
148回
選手1人あたりの平均活動回数
1クラブあたりの平均選手活動時間
608.3時間
最多活動回数 (横浜F・マリノス)
永坂 勇人選手
13.7回
榎本 哲也選手
47回
66.0時間
最長活動時間 (コンサドーレ札幌)
総活動回数※
社長
3,137回
2013年(2,656回)から481回増加し、
09年から毎年増加傾向。
監督・コーチ
2014年の活動回数は、前年より3回増加の3,765回であり、09年から増加傾向である。
なお、
1クラブあたりのホームタウン活動の平均回数は94.1回と前年と同じであった。
1クラブ平均回数
通年
85.9
前期
後期
4,000
313.8回
1クラブあたりの平均選手活動回数
選手
前年とほぼ変わらず推移
2013年(313.5回)から
微増し、14年の最多活動
月は6月の424回。
月平均活動回数
2013年(25,613.4時間)から
総活動時間
638回
活動回数 経年比較
2 013 年(9 4 .1回)と同じ
く、09年からの調査で過去
最多。
94.1回
総活動回数※ 2013年(576回)から62 回増加し、
1クラブあたり16.0回の活動を実施。
監督・コーチ
94.1
93.5
1クラブ平均
94.1回
100
3,762
3,741
83.9
2014年活動回数
3,765回
3,190
67.1
75
活動回数(回)
2,006
2,066
2,160
1,949
2,000
50
3,177
2,417
1,000
1,241
0
2009年
2010年
クラブ別活動回数 詳細
選手
監督・コーチ
2011年
1,581
1,696
1,759
2012年
2013年
2014年
25
1クラブ平均活動回数(回)
3,000
1クラブあたり
平均活動回数
2013年(3,762回)から微
回 増し、09年から増加傾向。
0
最多活動クラブはジュビロ磐田(245回)
2014年は、前年より20クラブの活動回数が増加し、愛媛FCは前年から201.2%増加の163回の活動を行った。
2014年
2013年差 2013年比
2013年
活動回数
2014年
2013年差 2013年比
活動回数
全体
3,762
3,765
3
100.1%
川崎F
70
53
-17
75.7%
C大阪
22
35
13
159.1%
札幌
141
148
7
105.0%
横浜FM
111
103
-8
92.8%
神戸
251
206
-45
82.1%
仙台
64
67
3
104.7%
横浜FC
86
73
-13
84.9%
鳥取
119
山形
150
157
7
104.7%
湘南
90
124
34
137.8%
岡山
47
活動回数
2013年
活動回数
2014年
2013年差 2013年比
2013年
活動回数
活動回数
-119
-
52
5
110.6%
85.7%
鹿島
69
67
-2
97.1%
甲府
100
97
-3
97.0%
広島
42
36
-6
水戸
118
160
42
135.6%
松本
62
78
16
125.8%
讃岐
-
48
-
-
栃木
116
104
-12
89.7%
新潟
71
63
-8
88.7%
徳島
65
41
-24
63.1%
201.2%
群馬
105
75
-30
71.4%
富山
163
138
-25
84.7%
愛媛
81
163
82
浦和
91
90
-1
98.9%
清水
156
92
-64
59.0%
福岡
94
90
-4
95.7%
大宮
64
111
47
173.4%
磐田
141
245
104
173.8%
北九州
88
108
20
122.7%
千葉
92
108
16
117.4%
名古屋
72
79
7
109.7%
鳥栖
62
102
40
164.5%
柏
24
39
15
162.5%
岐阜
62
73
11
117.7%
長崎
56
9
-47
16.1%
FC東京
59
61
2
103.4%
京都
103
119
16
115.5%
熊本
99
78
-21
78.8%
東京V
54
68
14
125.9%
G大阪
189
93
-96
49.2%
大分
113
112
-1
99.1%
※鳥取は2014年度からJ3リーグ
6
Vol.228
29 May 2015
活動ジャンル クラブ別傾向と定義
選手
監督・コーチ 【その他】の活動が多いベガルタ仙台は「被災地招待事業」など、また川崎フロンターレは「商店街あいさつ回り」などの活動を多く行っている。
0%
20%
全体
20.9
鹿島 4.5 1.5
浦和
10.2
10.7
23.0
13.2 1.9 3.8
川崎F
横浜FM
14.6
横浜FC
松本
新潟
34.0
1.9 5.8
9.0
11.1
32.7
広島 5.6
19.4
4.9
鳥栖
5.6
4.8 4.8 6.3 3.2
26.9
14.3
2.9 8.6
5.6
13.9
18.8
23.1
27.8
4.2
19.4
8.3 2.1
15.3
1.1
6.5
22.0
12.9
43.3
14.8
1.2 11.0
14.4
13.3
37.0
35.3
8.3
5.9 2.0 6.9
66.7
5.1 2.6
5.4 2.7 8.0
15.4
22.2
2.6 9.0
17.0
6.5
5.9 1.0 13.7
11.1
34.6
5.8
2.8 5.6
45.8
32.5
8.8
17.0
1.9 7.7
4.9 2.4 2.4 12.2 2.4 2.4
3.7
13.7
1.91.00.5
30.8
17.9
23.2
4.5
6.4
7.1
10.7
※端数処理の影響で合計値が一致しない箇所がある
スポンサーイベント
地元イベント
サッカー教室/イベント
学校訪問
福祉活動
表敬訪問
その他
支援団体/ボランティア関連活動
スポンサーイベント
地元イベント
クラブの支援・ボランティアを行う団体、
またはその活動に対する協力など
スポンサー対象のインナー向けイベント、スポ
ンサー限定招待のクラブ主催パーティーなど
いじめ防止など社会啓発活動・キャンペーン
への協力、祭り、投票・納税の呼び掛けなど
学校訪問
主に小学校や中学校への訪問活動など
11.0
6.7 0.8 5.0
6.5
15.4
10.4 0.6 4.9 7.4
大分 4.5
2.7
25.2
2.9 5.7
3.81.9
長崎
7.7 1.23.6 9.0
11.4
79.1
熊本 6.4
13.4
5.1
31.5
29.0
51.2
6.9
4.1
10.1
21.0
11.8
20.8
北九州
4.3 2.2 2.2
福祉活動
表敬訪問
その他
献血キャンペーンへの協力、福祉施設・病院
への訪問、障がい者/高齢者向けの活動など
スポンサー本社、県庁、市役所、区役所な
どへの訪問
スポーツ教室/イベント、講演、チャリティーイベント、
環境活動、集客活動など、9ジャンル以外の活動
【ファン/サポーター】対象の活動が60%以上のクラブは、
セレッソ大阪、横浜 F C 、東京ヴェルディの 3 クラブで、
【小学生以下の児童】
が 50%以上のクラブは、
ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズであった。
監督・コーチ
0%
20%
全体
40%
10.2
29.4
15.6
60%
8.3
8.9 1.6
5.7
仙台
16.4
2.7
17.3
浦和
16.0
大宮
8.0
FC東京 4.8
12.9
8.6
8.6
5.2 6.0
36.2
16.2
4.8
松本
新潟
ファン/サポーター
28.8
17.5
29.9
10.3
スポンサー/株主
3.2
12.3
6.2 4.1
20.6
2.6
20.5
55.1
38.1
9.9
17.0
64.9
22.6
14.4
37.1
4.9
34.5
7.8
18.9
1.8
50.9
横浜FC
京都
7.8
38.5
61.7
横浜FM
8.1 0.9 0.9
32.4
9.7
7.5 1.9
11.3
8.1
23.1
25.8
東京V
岐阜
11.1
不特定
5.4
11.8
広島
7.7
讃岐
徳島
7.4
愛媛
7.4
11.3
1.7 0.9
0.9 6.0
10.8 2.7
6.2 4.1 7.5 3.4
1.02.14.1
14.4
6.1
6.4 1.3 6.4
3.2 4.8
36.5
37.7
14.5
9.9
2.92.91.0 3.8
2.9 5.7
8.6
5.7 5.7 2.9
1.8
12.2
1.01.5
5.7 3.8
5.0
25.0
20.0
47.2
5.0
15.7
4.2
6.7
1.7 5.2 5.2 3.4 8.6
4.7
9.3
8.3 3.7
23.7
11.2
9.3
25.0
4.0 2.0
5.3
12.7
9.6
15.2
15.2
13.2
1.8 6.6
15.6
0.91.9 9.3
41.7
4.7
13.8
4.7 2.3 7.0
1.14.4 10.0
62.5
35.4
18.6
3.6 1.2
28.9
33.6
長崎
5.02.55.0
12.1
38.0
11.1
4.6
5.7
40.0
5.2
26.2
大分
11.5
91.7
53.5
鳥栖
2.6 3.8 3.8
6.9 2.31.5 3.8
10.6
44.8
北九州
21.8
68.6
17.5
10.0
1.2 3.2
3.5 3.52.4 8.2
42.7
7.7 3.8
20.8
27.1
10.7
30.8
熊本
2.6 7.7 1.3 6.4 1.3 2.6
小学生以下の児童
福岡
33.7
0.8 1.6
18.8
42.3
16.0
100%
0.7 4.1 4.1
1.4 2.0
2.21.11.13.3
19.6
4.33.3 5.4
4.7
神戸 1.0 3.9 0.5
0.5
岡山
3.6 1.8
80%
5.4
54.0
20.0
G大阪
1.6 4.8 3.2
39.7
地域住民
1.8
60%
27.7
45.7
1.3 6.7 5.3 1.3 C大阪
3.3 5.6
9.0
5.4 2.72.7
12.8
1.51.5
40%
4.7
18.4
名古屋
3.0 2.43.0 0.6
5.6 0.9 3.74.7 3.7
41.3
7.2
35.1
2.6 2.6
18.8
35.6
45.0
12.8
4.8
39.3
40.0
千葉
10.9
1.91.9 9.3
29.0
0.5 10.8 1.6
55.2
4.8
20%
30.4
磐田
31.3
16.2
0%
富山
清水
11.5 4.2 1.0 11.5
13.0
7.5
51.5
栃木
4.2
100%
2.01.82.5 4.6 4.7
7.5 1.5 6.0
7.0 0.5
13.4
水戸
29.1
13.4
50.3
鹿島 4.5
80%
7.4
35.9
1.5
38.8
山形
甲府
5.2 2.1
21.8
岡山
13.0
19.6
24.1
5.5 5.5
13.4
7.5 2.25.4
10.9
60.0
愛媛 3.7
6.8
4.8 7.3 0.8 8.9
ファンサービス
活動対象 クラブ別傾向
湘南
8.7
19.2
13.4
10.8
100%
12.3
53.1
5.1 6.3
12.3
5.9 3.4
10.1 2.2
1.13.3 5.4
福岡 2.2 11.1 2.21.1 11.1
支援団体/ボランティア関連活動
サッカー教室/イベント
川崎F
8.9
7.2
15.2
10.1
16.8
讃岐
7.4 4.4
3.9
握手会、写真撮影会、スタジアムツアー、
試合前イベント、一日店長など
クラブ運営のサッカースクール、地元サッ
カー協会のイベント出席など
柏
11.8
31.7
サイン会/トークショー
群馬
11.0 1.4
7.7 1.3 3.8
ファンサービス
選手によるサイン会やトークショーへの出
席、試合前に行われるサイン会など
札幌
4.1
28.6
サイン会/トークショー
選手
19.4
23.7
35.9
9.5
6.8
0.4
徳島
8.2
41.5
11.3 2.4 8.9
10.3 3.1
21.6
9.8
4.4 4.4
9.4 1.9 9.4
41.1
甲府
11.1
5.1 5.1
19.7
57.5
湘南
3.7
51.3
18.0
16.7
80%
13.8
神戸 2.4 12.1 0.51.0 0.5 1.0
8.9
13.5
12.0
2.9 2.00.8 2.4
C大阪 5.7
22.5
24.1
9.4
G大阪
10.6
33.3
32.4
9.4
2.93.8
12.3
31.5
京都 1.7
60%
5.1
27.8
岐阜
6.0
25.6
2.2 6.7 2.21.1 12.2
7.7
32.4
東京V 2.9
4.5 7.5
40%
12.3
35.9
13.1
名古屋
29.9
5.6 4.41.3
26.7
6.6
清水
31.8
0.94.50.9 8.1 0.9
13.1
6.8 4.1
20%
18.8
磐田 4.5
21.2
10.2 2.8 5.6 0.9 3.7
5.12.62.6 7.7
12.8
0%
富山
2.5
5.3 4.0
27.9
25.9
FC東京 1.6
15.5
19.2
30.7
20.7
千葉
12.1
13.1
2.2
100%
12.0
9.2
43.3
10.4
11.5
28.9
大宮
3.6
14.2
4.4 7.5
8.0
8.9
17.0
6.4 3.8
6.0
3.8 6.7
20.2
柏
6.4
25.6
群馬 1.3 6.7
80%
12.9
25.0
29.9
12.5
栃木
60%
5.6
6.0 4.5 3.0 9.0 3.0 3.0
11.5
15.3
水戸
3.2 7.2
3.4 7.4 1.4
16.2
7.5
山形
40%
16.8
12.6
札幌 6.1
仙台
最多活動回数のジュビロ磐田は
【表敬訪問】
を積極的に行った
1.0 5.1 6.1
42.1
4.6
5.60.9 8.4
12.5
15.2
1.0
1.8 2.61.8
※【その他】に【教職員/指導者】
を含む ※端数処理の影響で合計値が一致しない箇所がある
中学生以上の生徒
保護者
障がい者/高齢者
行政
その他
活動の様子
横浜FM が東日本大震災復興支援活動の一環として継続 磐田が磐田市などと共催する
「地元イベント」
の市民マラソン 愛媛の
「学校訪問」
。
小学校で生徒たちと給食を共にしなが
©Y.F.M に名波 浩監督
©JUBILO IWATA ら食育活動を実施する大西勝俉選手
© EHIME FC
する
「サッカー教室」。
右は榎本哲也選手
(手前)
、
選手らも出場
29 May 2015
Vol.228
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Jリーグ・アンダー22選抜の現在地
リオデジャネイロオリンピックへの出場を目指す世代の強化や高卒選手の公式試合出場機会の創出などを目的に「Jリーグ・アンダー
22選抜(J-22)」が結成されて、2014シーズンより新たに始まった明治安田生命J3リーグに参入している。
当初の予想では、J1・J2クラブに在籍する選手たちは、若手とはいえ明治安田J3で上位に位置すると思われたものの、昨シーズン
は全12チーム中10位(9勝6分18敗)に終わり、今シーズンも第13節終了(5月24日)時点でわずか2勝(2分8敗)と苦戦が続いている。
昨シーズンまでJ2の横浜FC監督を務め、選手としては日本代表で活躍した山口素弘氏が、第7節の対FC町田ゼルビア戦(4月26
日)を視察。J-22の成果や課題などについて話してもらった。(聞き手:Jリーグ広報部 吉田国夫)
めには組 織として、個 人として何を求めれば
いいでしょう。
山口 意識付けを徹底すること。大きな戦術と
かではなく、指針を出したら良いのではないか。
日本代表の
(ヴァイッド・)
ハリルホジッチ監督が
言うように勝ちにこだわって、走る、縦に行くな
ど、代表に準じることで良いのでは。U-22代
表など各年代で一貫したものをここでもやれば
いい。誰が監督をしても、誰が選手として集まっ
ても、変わらない指針があって、
それにプラスア
ルファで個々の部分を加えていくことが大事。
高畠
(勉)監督もそこは意識していると思う。
試合終了後にJ-22の指揮を執る高畠監督(右)
と話す山口氏
若い選手にとっては貴重な真剣勝負の機会となる
̶ 現在のこのような状況で、
「Jリーグ・ア
ンダー22選抜」の意義とは。
山口 所属クラブで出場機会のない選手が経
̶ 第 2 節でレノファ山口FCに0-8と敗れ
そこそこにしかできていない。
たのに続き、町田戦も0-6と大敗。
こうした経
̶ チームは初年度、期待されたものの結果
験を積むためには必要な存在。昨年、
(横浜FC
験は選手たちにとってどのような意味を持ちま
が伴わなかった。そして2年目の今シーズンも
の)監督としてクラブから選手を2人出したが、
すか。
厳しい状況。その理由をどう考えますか。
私は、
チームの選手がプレーした試合映像を取
山口 選手がこれだけやられたことや、
これだけ
山口 J3クラブのレベルが上がっていること
り寄せてスタッフと一緒にチェックし、選手と振
しかできなかったことをどう感じるかが 大 事 。
は確か。今日の町田など、
J2昇格に向けた準
り返りをしていた。
(所属選手が)退場になった
自分だったら、
これだけやられるとかなり悔しい。
備ができているチームもある。そこには、相馬
試合は、
「 ~だから退場になったんだよね」
とか、
(直樹、町田監督)や栗原(圭介、福島ユナイ
途中出場した選手には「チームとしてどういった
̶ 選手たちに足りないものは何でしょう。
山口 基本的なこと。先日の霜田さん
(日本サ
テッドFC監督)
など指導者のレベルも上がっ
意図であのタイミングで入ったと思うか」、
「入
ッカー協 会 技 術 委員長 )の話にもあったとお
ている背景が考えられる。
ってどうしたら良かったか」
などディスカッションを
り、ボールを奪われたら奪い返す、走る、前に行
̶ 毎 試 合メンバーが 入 れ 替わるいわば
した。所属クラブと選抜チームが連携をより高
く、戻るなど、普通のことが徹底できていない。
「寄せ集め」のチームが3~4日の間で勝つた
められれば、選抜チームの重要性は増すだろう。
「J3・百年構想クラブ社員向け視察研修会」を岡山で実施
タ)に基づいた計画的なホームタウン活動や
「J3・百年構想クラブ社員向け視察研修会」
スタジアムのシティライトスタジアムでの説明
が4月に行われ、J3クラブとJリーグ入会を目
会では、岡山の小川雅洋 常務取締役がクラブ
集客策のプレゼンテーションを聞けたこと」、
指す百年構想クラブのスタッフらが2班に分か
の概要を説明し、同じく上條仁志ホームタウン
「ボランティアの熱心な活動を視察できたこ
れて、
J2クラブのファジアーノ岡山のホームタ
推進室長がホームタウン活動、業務部(チケッ
と」などを収穫に挙げた。
ウン各所を視察した。
ト・商品・イベント担当)の岡本龍平氏が集客
岡山は20 09年のJリーグ入会以来、熱心
に関連したスタジアムでの魅力づくりについて
なホームタウン活動などを通して着実に地域
話した。
リーグ戦が開催された2日目は、ボラン
に根差し、
リーグ戦の成績も向上してきた。J2
ティアスタッフミーティング、クラブを応援して
の中でもモデルクラブの一つといえる岡山が、
いる近隣の商店街を視察。スタジアムでは充
どのようにホームタウンと関わっているのか。
実するグルメを実際に味わった。
その延長線上にある集客力について、参加者
同行したJリーグ競技・運営部の石井正明
が自クラブと比 較しながら情 報を持ち帰り、
チーフは「J3クラブのホームタウン市街地では
今後のクラブ運営に生かすことを目的に実施
なかなか見られないホームクラブ色(のぼり、
された。
ポスター、飲料自販機や、商店の自主的ポスター
第1日目には岡山が運営するフットサルパー
掲示など)を体感できたこと」、
「商店街振興
クやオフィシャルグッズショップを見学。ホーム
組合理事長の話を聞けたこと」、
「数値(デー
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Vol.228
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市民クラブとしての基本姿勢などについて話した小川常務
© Jリーグ