資料編 資料編 資料編 数字で見る桑折町の姿 ●面積 42.97km2 ●世帯数 4,036世帯 (平成22年10月 国勢調査) ●人口 12,853人 (平成22年10月 国勢調査) ●就業人口 6,382人 (平成22年10月 国勢調査) ●町内総生産 約41,311百万円 (平成21年度) ●桑折町は福島県中通りの北部に位置し、阿武隈川の清 流と緑豊かな半田山の自然の恵みを受けた町です。 ●町の中央部を南北に、東北物流の大動脈である一般国 道4号、東北縦貫自動車道 (最寄IC:国見・福島飯坂) 、 JR東北本線 (桑折駅)及び東北新幹線 (最寄駅:福島駅) が縦貫しており、交通の利便性に恵まれています。 町民の誇りを取り戻す ●古くは平林遺跡の出土品により先史時代、今からおよそ3万年前の旧石器時代に人類が居住していた ことが明らかになっています。 「こおり」の地名が歴史にあらわれるのは、奈良・平安時代(8∼12世紀)に東山道に駅家が設置され、 郡 家が置かれたところから「郡」となり、その後、「桑折」の字になったとみられます。 仙台藩伊達氏発祥の地、日本三大鉱山のひとつと数えられた半田銀山、街道の要衝地にある宿場町、 養蚕地帯などとして時代を重ね、旧伊達郡役所や桑折西山城跡など、先人たちによって築き上げられ た歴史的財産が数多く残されています。 ●町の基幹産業は農業で、桃・りんご・プラム・柿などの果樹栽培が盛んです。とりわけ、桃は特に上 質で毎年皇室へ献上されるほどです。 ●工業では、桑折工業団地に自動車部品製造業などの優良企業が集積し、町民の雇用確保や地域経済の 活力につながっています。 ●桜や山野草、紅葉の名所として知られる半田山自然公園、一面がピンクの花に彩られる桃園、夏のイ ルミネーションのように光を放つゲンジボタルなど、四季折々に特色を醸し出す町です。 100 桑折町総合計画 資料編 ■人口及び世帯等 資料:国勢調査 本町の人口は、平成22年10月1日現在、男性が6,066人、女性が6,787人で、合わせて12,853 人となっています。また、世帯数は4,036世帯で、1世帯当たりの平均人数は3.18人となっています。 (単位:人・世帯) 区 分 H2 総人口 H7 H12 H17 H22 14,692 14,221 13,700 13,411 12,853 男 6,973 6,734 6,520 6,355 6,066 女 7,719 7,487 7,180 7,056 6,787 3,862 3,869 3,901 4,055 4,036 3.80 3.68 3.51 3.30 3.18 世帯数 1世帯当たりの人数 桑折町の推計人口について、 国立社会保障・人口問題研 究所が平成20年12月に公 表したデータがあります。 推計では、本町人口は減少 を辿り、1万1千人台を割 り込むと予想されています。 資料:国勢調査 ※それ以外は10月1日の現住人口調査 ■年齢構成 本町の年齢構成は、平成22年10月 1日 現 在、14歳 以 下 の 年 少 人 口 が 1,547人 (12 %)、15歳 か ら64歳 ま での生産年齢人口が7,380人 (57%) 65歳 以 上 の 老 年 人 口 が3,926人 (31%)となっています。 (単位:人) 区 分 総人口 年少人口 (14歳以下) 生産年齢人口 (15∼64歳) 老年人口 (65歳以上) H7 H12 H17 H22 14,221 13,700 13,411 12,853 2,259 1,944 1,726 1,547 9,052 8,397 8,053 7,380 2,910 3,359 3,632 3,926 資料:国勢調査 桑折町総合計画 101 資料編 数字で見る桑折町の姿 ■桑折町の年齢別人口割合(関連:64頁、80頁) 平成22年度の国勢調査では生産年齢人口 が60%を割り込み、老年人口が30%を超え ました。今後についても年少人口や生産年齢 人口が減少する一方、老年人口が増加し、少 子高齢化がさらに進行すると予想されます。 ■目標人口(関連:19頁) 人口減少社会に加えて大災害が定住人口確 保に影響を及ぼすことが懸念されます。本町 は人口減少社会に向き合いながらも、人口 1万3千人の回復と保持を目標に掲げ、各種 施策を進める必要があります。 ■活断層分布図とハザードマップ(関連:40頁、58頁) 本町では、ハザードマップにより活断層の位置や土 砂災害危険個所、浸水危険区域及び避難場所などを町 民に周知し、防災意識の高揚に努めています。 このたびの大震災を教訓とし、町民への災害危険情 報の周知徹底を更に強化する必要があります。 102 桑折町総合計画 資料編 ■消防団員数の推移(関連:41頁、59頁) 消防団員数の定数は390人ですが、常 390 に定員割れの状況が続き、年々減少傾向に 370 あります。 350 330 地域消防と防災の中心となる団員確保と、 310 その活動を補完する仕組みづくりが課題と 290 なっています。 270 250 資料:総務課 ■犯罪発生状況(関連:60頁) 犯罪/年 町内における犯罪発生件数は、 平成17年度まで百数十件で推移 していましたが、平成18年度か ら100件 を 割 り 込 ん で い ま す。 しかし、依然として窃盗事件な どの発生は途絶えることはなく、 身近に迫る犯罪への不安が払 窃 盗 犯 しょくできない状況が続いてい H19 H20 H21 H22 凶悪犯 1 0 1 0 0 粗暴犯 2 2 4 2 2 侵 入 盗 空き巣 6 1 4 8 9 忍込み 8 18 5 3 1 その他 8 10 5 3 8 非 侵 入 盗 車上ねらい 7 8 6 10 11 乗 物 盗 ます。 H18 自販機ねらい 0 0 0 4 1 万引き 9 3 3 5 3 その他 20 15 12 21 25 自転車盗 13 7 6 12 18 オートバイ盗 5 0 0 0 11 自動車盗 3 0 2 3 0 小 計 79 62 43 69 87 知能犯 3 8 4 0 1 風俗犯 2 0 2 0 0 その他の刑法犯 9 10 11 12 8 合 計 96 82 65 83 98 資料:福島北警察署 ■交通事故状況(関連:60頁) 交通事故の発生は減少傾向にありますが、依然として追突事故等の発生件数は高い位置にあります。 高齢者を交通事故から守る対策や自転車利用時のマナー向上などが課題となっています。 H18 桑折分庁舎管内 H19 H20 H21 H22 116 83 77 75 52 桑折 79 51 44 46 35 国見 37 32 33 29 17 資料:福島北警察署 桑折町総合計画 103 資料編 数字で見る桑折町の姿 ■桑折町の主な死因(関連:62頁) 資料:保健福祉課 一見すると3大生活習慣病に よる死亡者が減少傾向のように 見えますが、これは高齢化の進 行によって、その他(老衰や肺炎 等)の死因が増えているためであ り、改善傾向にあるとは言い難 い状況が続いています。 ■特定健診及び各種がん検診受診率の推移(関連:62頁 63頁) 基本 各種検診の受診率は 減少傾向にあります。 病気予防や早期発見、 早期治療のために受診 特定 健康診査 健康診査 資料:保健福祉課 結核検診 肺がん検診 胃がん検診 子宮がん検診 大腸がん検診 H18 57.5% 61.2% 57.7% 32.1% 22.6% 31.2% H19 55.2% 59.0% 56.0% 30.0% 22.5% 30.5% H20 44.8% 47.4% 44.9% 26.5% 20.3% 25.4% H21 47.3% 47.6% 45.4% 25.4% 22.5% 26.8% H22 47.1% 40.3% 40.2% 22.2% 19.0% 23.1% 率を向上させることが 課題です。 ※平成20年度の医療制度改革によって基本健診が廃止され、新たにメタボリックシンドロームに着目した特 定健診がスタートした。 ■医療費の推移(国民健康保険・後期高齢者医療制度 関連:63頁) 資料:保健福祉課 国民健康保険事業については、高齢社会の進行や生活習慣病による医療費増大などによって、財政 基盤の安定化と健全化が課題となっています。町民の健康管理意識を高めるとともに、医療費の適正 化や国保税収納率向上に努め、適切な運営と改善を図ることが必要です。 (単位:百万円) H18 年間総医療費 H20 H21 H22 2,396 2,555 2,476 2,777 2,816 うち国民健康保険分 983 1,065 1,122 1,147 1,150 うち老人保健医療分 1,413 1,490 − − − − − 1,354 1,630 1,666 うち後期高齢者医療分 104 H19 桑折町総合計画 資料編 ■桑折町の生活保護世帯数(関連:63頁) 資料:保健福祉課 生活保護世帯数及び相談件数は増加傾向にあります。生活困窮者等の社会的、経済的自立を促進す るため、桑折町社会福祉協議会との連携の下、民生委員や町内会等と一体となって経済的援助やきめ 細かな相談、情報提供等に取り組む必要があります。 生活保護世帯 (年度月平均) H18 H19 H20 H21 H22 26世帯 27世帯 24世帯 33世帯 33世帯 ■桑折町の障がい者数(関連:63頁) 資料:保健福祉課 障がい者が地域で自立した安定的な生活ができるようにするとともに、各分野での社会活動に参加 できる環境づくりに取り組む必要があります。 H18 身体障害者手帳所持者数 H19 H20 H21 H22 597人 611人 568人 576人 583人 療育手帳所持者数 85人 88人 88人 96人 93人 精神保健福祉手帳所持者数 31人 31人 41人 48人 49人 ■高齢化率の推移(関連:64頁) 資料:国勢調査 全国的に高齢化が進んでいます。本町で も高齢化率は平成22年10月時点で30.5% 35.0% 30.0% と高齢化が進んでおり、県平均より高くなっ 25.0% ています。 20.0% 高齢者が健康で意欲を持って元気に生活 15.0% できるよう、生きがいづくりや社会参画で 10.0% 5.0% きる環境づくりを進める必要があります。 0.0% ※総人口に占める65歳以上の高齢人口割合 ■要介護認定者数・認定率の推移(関連:64頁) 資料:保健福祉課 平成12年度の要介護認定者 (認定率)は313人(9.2%)でした。その後、要介護認定者 (認定率)は増 加で推移し続け、ここ5ヵ年は概ね横ばいを辿っているような状況も見えますが、高齢社会の進行など によって、これからも認知症や寝たきり等の高齢者は増加すると見込まれます。 H18 H19 H20 H21 H22 要介護認定者数 508人 485人 493人 495人 566人 認定率 14.1% 13.1% 13.1% 13.0% 14.2% ※認定率は、65歳以上の介護保険第1号被保険者全体に占める要介護認定者数の割合。 桑折町総合計画 105 資料編 数字で見る桑折町の姿 ■桑折町内の放射線量の推移(関連:31頁、66頁) 資料:原発事故対策室 本 町 は 平 成23年4月22日 か ら空間放射線量の測定を開始し ました。 町内の生活空間における放射 線量は、徐々に低下してきまし たが、7月頃からは横ばいか微 減を繰り返し、推移しています。 なお、冬期間は積雪による遮 蔽の影響が見られています。 ■ごみ排出量 (関連:68頁) 資料:まちづくり課 1200g 1180g 1160g 1140g 1120g 1100g 1080g 1060g 1040g 1020g 1000g 980g ごみ排出量は年々減少で推移していましたが、平成22年度の排出量は増加に転じています。当面は、 震災瓦礫等のため、排出量は増加することが見込まれます。 平成19年度の本町の1人1日当たりの排出量は、県内で9番目に多い結果となっています。なお、 県内で最も少ない市町村は299gでした。 このため、今後はより積極的にごみの減量化を図ることが必要です。 ■リサイクル率 (関連:68頁) 資料:まちづくり課 18.5% 18.0% 17.5% 17.0% 16.5% 16.0% 15.5% 15.0% 14.5% リサイクル率は伸び悩んでおり、年々低下しています。さらに、平成19年度の資源化率は全国平均 を下回っています。 ごみの減量化や再資源化の意義や方法のさらなる啓発を推進する必要があります。 106 桑折町総合計画 資料編 ■公園・緑地の状況(関連:32頁、43頁、52頁、70頁) 資料:地域整備課 (注:市街地人口は5,120人、平成22年国勢調査より) 【公園・緑地の状況】 種類 名称 市街地人口1人当たりの 設置年度 面積 (ha) 石塚児童公園 昭和59年 0.12 0.23 新和町児童公園 平成 2 年 0.08 0.16 北道合緑地 平成10年 0.38 0.74 陣屋の杜公園 平成13年 1.00 1.95 都市計画公園 つつじヶ丘東団地公園 平成14年 0.03 0.06 に類する公園 ほたるの郷団地公園 平成18年 0.03 0.06 道合団地公園 平成18年 0.01 0.02 西段団地公園 平成20年 0.02 0.04 1.67 3.26 公園面積 (㎡ /人) 都市計画公園 身近な公園・緑地 合 計 その他の公園・緑地 半田山自然公園 昭和60年 17.00 − つつじヶ丘史跡公園 平成 5 年 0.80 − 産ヶ沢親水公園 平成 6 年 0.90 − ふれあい公園 平成 6 年 0.81 − 松原農村公園 平成 8 年 0.25 − 産ヶ沢川ホタル自然公園 平成17年 0.14 − 19.90 − 計 (注:市街地人口は5,120人、平成22年国勢調査より) 陣屋の杜公園 桑折町総合計画 107 数字で見る桑折町の姿 資料編 ■水洗化・生活雑排水処理率の推移(関連:52頁、71頁) 排水処理率は50%を 超えて増加で推移して います。使った水は適 処理別人口/年 計画処理区域内 に還すという理念の下、 H18 H19 H20 H21 H22 人口A 13,612 13,452 13,375 13,254 13,079 水洗化・生活雑排水処理 切に処理した上で自然 資料:上下水道課 人口B(C+D) 7,320 7,272 7,581 7,886 8,229 合併処理浄化槽 C 3,929 3,631 3,726 3,909 4,105 公共下水道 D 3,391 3,641 3,855 3,977 4,124 53.8% 54.1% 56.7% 59.5% 62.9% 100%達成を目指す必 要があります。 水洗化・生活雑排水処理率 B/A (人口は住民基本台帳の各年度3月31日現在。 ) ■桑折町の河川概要(関連:69頁) 本町を流れる主要な河川は、阿武隈川及び 河川の位置図 その水系に属する産ケ沢川、普蔵川、佐久間 凡 例 行 政 区 域 市街化区域 ▲ 半田山 川の4河川です。 普蔵川 佐久 間川 → → うぶかの郷 隈 武 阿 → 新堀 川 → 河川環境保全活動団体による清掃活動 108 桑折町総合計画 名 称 流路延長 (m) 管 理 者 阿武隈川 7,800 産ヶ沢川 4,800 福島県 県北建設事務所 普 蔵 川 5,878 〃 佐久間川 5,440 〃 新 堀 川 2,000 桑折町・伊達市 国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所 → 川 産ヶ沢川 資料編 ■上水道の推移(関連:72頁) 資料:上下水道課 町の水道水は福島地方水道用水企業団 (摺上川ダム)からの受水と内之馬場上水道 (産ケ沢川、藤倉ダ ム)の水で対応しています。また、一部地区では簡易水道組合等による給水を行っています。 上水道普及率の向上については、簡易水道を利用している方々の意向を考慮するとともに、新たな 施設整備も要することから、長い期間での検討が必要です。 総人口 A 上水道 上水道 一日平均 水企業団 (行政区域内人口) 給水人口B 普及率 給水量 からの年間 (人) (人) B/A (㎥) 受水量(㎥) H18 13,321 12,459 93.5% 87.9% 4,405 562,430 H19 13,163 12,304 93.5% 90.5% 4,048 1,069,604 H20 13,082 12,245 93.6% 89.4% 4,175 1,131,082 H21 12,945 12,133 93.7% 91.0% 3,981 1,099,865 H22 12,748 12,021 94.3% 90.5% 4,192 1,095,046 上水道 有収率 ■簡易水道組合及び給水施設組合の推移(関連:72頁) 資料:上下水道課 H18 H19 H20 H21 H22 給水人口(人) 937 948 924 917 899 給水戸数 257 255 254 254 255 ■町内の広域幹線道路網図(関連:49頁、76頁) 本町の広域幹線道路は、東北縦貫 自動車道、国道4号、県道国見福島 線、県道飯坂桑折線、県道保原伊達 崎桑折線、主要地方道浪江国見線が あり、町内を縦横に道路網が形成さ れています。 東日本大震災の復興事業として、 東北縦貫自動車道と相馬地方を結ぶ 東北中央自動車道が整備されること から、南東北の物流の拠点として、 更なるネットワーク化が期待されま す。 桑折町総合計画 109 数字で見る桑折町の姿 資料編 ■桑折駅乗車人員(1日平均)の推移(関連:77頁) 資料:JR東日本ホームページ 自家用車への依存が高いことや、少子高齢化による人口減少によって、桑折駅乗車人員は年々減少 で推移しています。 鉄道や路線バスは、子どもや高齢者など自動車を運転できない人たちにとって大切な移動手段であ るとともに、二酸化炭素排出抑制の面から環境にやさしい乗り物であるため、より一層の利用促進と 利便性向上を図る必要があります。 H19 710人 713位/ 1,036駅 H20 681人 H21 719位/ 1,033駅 675人 H22 714位/ 1,028駅 652人 719位/ 1,028駅 通勤時間帯の桑折駅ホーム ■町営住宅の概況(関連:78頁) 資料:地域整備課 町営住宅は109戸ありますが、この中の多くは昭和29年から41年度にかけて建設したものです。 今後についても、老朽化した町営住宅の利便性と安全性向上のため、適切な維持管理と修繕などに努 める必要があります。 団地名 庫場住宅 西大隅住宅 総戸数 19戸 16戸 寺坂住宅 15戸 坂下住宅 59戸 床面積 構 造 54.79㎡× 4戸 木造平屋造 53.55㎡× 6戸 木造平屋造 79.96㎡× 9戸 木造2階造 36.36㎡× 6戸 木造平屋造 37.19㎡× 4戸 木造平屋造 35.53㎡× 6戸 簡易耐火造 29.75㎡× 5戸 28.92㎡×10戸 28.79㎡× 2戸 31.40㎡×57戸 建設年度 H14∼16 S31 木造平屋造 S32∼35 木造平屋造 S29∼41 特定公共賃貸住宅(中堅所得者世帯向け住宅) 110 桑折町総合計画 団地名 総戸数 床面積 構 造 建設年度 庫場住宅 6戸 87.96㎡× 6戸 木造2階造 H17 資料編 ■合計特殊出生率の推移(関連:50頁、80頁) 資料:厚生労働省「人口動態統計」、保健福祉課 平成22年の合計特殊出生率は、 国 が1.39、 県 が1.51で、 や や 持 ち直しか横ばいに推移しています が、回復傾向とは言えない状況が 続いています。 一方、本町の出生率は、国の推 移を上下するように急激な減少と 持ち直しを繰り返し、安定性に欠 ける傾向があります。加えて、原 発事故災害が出生率に影響を及ぼ すことが懸念されます。そのため、 安心して子育てができる環境を取 り戻すことが急務となっています。 ■桑折町の出生数の推移(関連:50頁、80頁) 120 100 84 80 60 40 20 0 資料:保健福祉課 ■小学校児童数の推移(関連:50頁、83頁) 㔂ᑚ ╤ᑚ ᑚ ༖ᑚ S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 㻙㻚㻚 㻔㻙㻘 㻕㻗㻓 㻖㻓㻘 㻘㻜㻕 㻔㻗㻚 㻕㻘㻛 㻖㻖㻕 㻘㻓㻓 㻔㻖㻛 㻕㻗㻚 㻕㻙㻓 㻗㻖㻙 㻔㻔㻔 㻕㻓㻔 㻕㻘㻖 㻖㻛㻖 㻛㻘 㻔㻕㻙 㻕㻖㻕 㻖㻙㻛 㻚㻘 㻔㻔㻘 㻔㻙㻕 㻖㻘㻖 㻛㻓 㻔㻓㻗 㻔㻕㻜 桑折町次世代育成支援行動計画 基本理念 「ともに支え愛 子どもの笑顔が輝き いきいきと健やかに育つまち」 資料:学校基本調査 桑折町総合計画 111 数字で見る桑折町の姿 資料編 ■保育所及び幼稚園施設の状況(関連:50頁、82頁) H23.4.1現在 幼稚園名 建築年 醸芳保育所 昭和56年1月 鉄筋コンクリート造平屋建て 802.6㎡ 昭和55年1月 鉄筋コンクリート造平屋建て 734.0㎡ 平成6年3月 鉄筋その他造平屋建て 92.0㎡ 平成14年2月 鉄筋その他造平屋建て 530.0㎡ 昭和58年12月 鉄筋コンクリート造平屋建て 269.0㎡ 昭和59年1月 鉄筋その他造平屋建て 134.0㎡ 平成3年3月 木造平屋建て 46.0㎡ 昭和61年2月 鉄筋コンクリート造平屋建て 355.0㎡ 昭和63年3月 鉄筋その他造平屋建て 284.0㎡ 昭和62年2月 鉄筋コンクリート造平屋建て 355.0㎡ 昭和62年1月 鉄筋その他造平屋建て 237.0㎡ 醸芳幼稚園 睦合幼稚園 施設内容 半田醸芳幼稚園 伊達崎幼稚園 学級数 園児数 6 67 6 135 3 46 3 60 3 49 資料:学校教育課 ■学校施設の状況(関連:50頁、83頁) 名称 醸芳中 醸芳小 睦合小 伊達崎小 半田醸芳小 建築年 学級数及び児童・生徒数 H23.4.1現在 施設内容 校舎 平成5年2月 鉄筋コンクリート3階 6,587㎡ 体育館 平成5年2月 鉄筋コンクリート 2,313㎡ プール 平成5年12月 25m×17m 校舎 昭和45年1月 鉄筋コンクリート3階 3,336㎡ 平成8・9年に大規模改造 体育館 平成15年3月 木造 1,466.5㎡ プール 昭和33年7月 25m×10m 校舎 昭和58年2月 鉄筋コンクリート3階 1,825㎡ 体育館 平成7年2月 鉄骨造 815㎡ プール 昭和39年8月 25m×8m 校舎 昭和51年8月 鉄筋コンクリート3階 2,175㎡ 体育館 昭和53年1月 鉄筋コンクリート 670㎡ プール 昭和39年6月 25m×8m 校舎 平成元年3月 鉄筋コンクリート3階 3,301㎡ 体育館 平成元年3月 鉄骨造 972㎡ プール 平成2年3月 25m×12m 14学級 356名 14学級 335名 6学級 84名 6学級 108名 6学級 131名 資料:各小中学校要覧 ■生涯学習施設の状況(関連:51頁、84頁) 名称 建築年 施設内容 桑折町中央公民館(上郡字弁慶) 昭和47年 大ホール・ステージ・小ホール・会議室(2室) ・日本間・小日本間・調理室・ 図書室など 桑折公民館(字桑島) 昭和56年 ホール・小ホール・会議室・日本間・小日本間・調理室など 睦合公民館(睦合ふれあい会館) 平成10年 ホール・会議室・日本間・調理室など 伊達崎公民館 昭和62年 日本間・和室・調理実習室・研修室など 半田公民館(半田コミュニティセンター) 昭和60年 大会議室・小会議室・和室・調理室など 資料:こおり教育要覧 112 桑折町総合計画 資料編 ■高齢者大学「かやのき学園」参加者数の推移(関連:51頁、84頁) 資料:生涯学習課 平成17年度まで緩やかに増加傾向にありまし たが、平成18年度以降、参加者数は徐々に減少 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 で推移し続けています。 ■中央公民館利用者数の推移(関連:51頁、84頁) 資料:生涯学習課 平成19年度に学習室を設置して図書室の改装 4,500 を行ったところですが、過去5年間の推移では、 4,000 3,500 平成20年度以降、利用者は減少傾向にあります。 3,000 2,500 ※H23.4.1現在の蔵書数 22,801冊 2,000 1,500 1,000 500 0 ■芸術文化活動(関連:51頁、85頁) 資料:生涯学習課 町文化団体連絡協議会団体・加盟人数の推移(各年とも3/31現在) H18 H19 H20 H21 H22 団体数 77 75 71 68 68 加盟人数 1,822 1,802 1,624 1,470 1,426 活動者の高齢化などが要因 で、文化団体及び加盟人数は 減少しているのが現状として あります。 多くの町民が意欲を持って 桑折町総合文化祭来場者数 自主的に芸術文化活動に取り H18 H19 H20 H21 H22 1,945 2,061 1,733 1,946 1,675 組めるよう、活動成果発表の 場づくりなど環境整備に努め 参加数 る必要があります。 ■スポーツ関係施設(関連:51頁、86頁) 名称 資料:生涯学習課 建築年 施設内容 桑折町民第2体育館(上郡字林泉前) 昭和60年 アリーナ・ステージ・ミーティングルームなど 桑折町民運動場(上郡字弁慶) 昭和47年 野球場2面・陸上競技300mトラックなど 桑折町民クラブハウス(上郡字林泉前) 平成元年 サロン・洗面所・便所・身障者便所など 桑折テニスコート(上郡字弁慶) 平成元年 全天候型サンドグラスコート3面・照明設備完備 睦合テニスコート(成田字久保) 平成4年 全天候型サンドグラスコート2面・照明設備完備 桑折町総合計画 113 資料編 数字で見る桑折町の姿 ■町の史跡・文化財の状況(関連:45頁、51頁、86頁) 資料:生涯学習課 本町には、桑折西山城 (国指定史跡)や旧伊達郡役所(国指定重要文化財) 、半田銀山遺跡など、先人 たちが築き大切に継承してきた歴史的・文化的遺産が多数存在しています。 国指定 名 称 指定日 所在地 指定日 所在地 S.52.6.27 陣屋12 大五輪遺跡 H.5.2.15 万正寺字大五輪 桑折西山城跡 H.2.2.19 万正寺字本丸他 錦木塚古墳 H.6.4.28 伊達崎字錦塚 桑折寺山門 S.54.3.23 新町32 県 指 定 町 指 定 旧伊達郡役所 木造聖観音坐像 S.43.12.10 万正寺字坂町20 早田伝之助宅附 H.11.2.17 羽州街道 田半左衛門の墓所 H.11.2.17 北半田字御免町35 伊達崎字岩ノ町 銅造阿弥陀如来 H.2.3.23 及び両脇待立像 新町43 木造聖観音菩薩坐像 H.7.3.31 万正寺字坂町20 絹本著色七里ヶ浜図 H.8.3.22 陣屋12 桑折代官藤方彦 H.19.10.11 上町4 市郎忠列の墓所 紙本金地著色叢 H.8.3.22 竹花鳥図 陣屋12 堰東京都祇園囃子 S.49.6.10 平沢寺経筒拓本 S.30.2.4 平沢字仲城41 大榧遺跡出土品 S.59.3.23 陣屋12 観音寺堂宇 万正寺の大カヤ S.28.10.1 万世寺字大榧4 無能上人画像及び 絵画 毛髪真影 上町4 絵馬田村将軍蝦 S.55.3.28 夷退治図 万正寺字坂町20 阿弥陀三尊来迎図 絵画 道場前6 絵馬洛中洛外図 S.55.3.28 万正寺字坂町20 木造仁王像 彫刻 万正寺字坂町20 上町4 木造馬鳴菩薩像 彫刻 伊達崎字中屋敷 木造阿弥陀如来坐像 S.45.6.15 万正寺字坂町20 平林遺跡出土品 考古資料 東大隅18 木造不動明王立像 S.45.6.15 万正寺字坂町20 伊達朝宗の墓所 史跡 万正寺字下万正寺 木造毘沙門天立像 S.45.6.15 万正寺字坂町20 伊達崎城跡 史跡 伊達崎字西舘他 木造十王座像 S.6.4.28 万正寺字坂町20 桑折代官横山伝右 史跡 衛門の墓 南半田字日の入 木造神像 H.6.4.28 万正寺字坂町20 桑折代官島田家族の墓 史跡 上町4 木造奪衣婆坐像 H.6.4.28 万正寺字坂町20 佐藤新右衛門の墓 史跡 沢10 孝子善之丞幽冥 H.6.4.28 感見の曼陀羅 万正寺字坂町20 佐藤馬耳の墓 史跡 沢10 阿弥陀三尊来迎図 H.6.4.28 万正寺字坂町20 安藤野鴈の墓 史跡 沢10 涅槃図 H.6.4.28 沢10 無能上人の墓 史跡 上町4 大安寺の梵鐘 S.55.3.8 沢10 孝子善之丞の墓 史跡 南半田字八反田 伝来寺の梵鐘 H.2.3.30 道場前6 半田銀山坑口坑道跡 史跡 北半田字大平1 葛の松原和歌集 S.45.3.9 松原字舘3 半田銀山鉱夫の墓 史跡 南半田字水抜 葛の松原碑 S.45.3.9 松原字舘3 赤瀬の大カヤ 天然記念物 北半田字赤瀬 半田銀山遺跡 S.60.3.10 南半田字女郎橋他 蒸汽の桜 天然記念物 上郡字下佐野 桑折代官竹内平右 H.2.3.30 衛門信将の墓所 沢10 佐藤新右衛門家文書 古文書 北町 つつじヶ岡遺跡 H5.2.18 万正寺字天神森他 羽州街道追分跡 追分 無能寺の笠マツ H.20.3.21 (御薩廼松) 町 指 定 114 名 称 桑折町総合計画 芭蕉の田植塚 S.55.3.8 北町17 桑折代官寺西重 H.19.10.11 上町4 次郎封元の墓所 未指定の文化財 北半田字堰東 種別 建造物 史跡 所在地 万正寺字坂町20 資料編 ■町内総生産額の推移(関連:87頁) 資料:福島県市町村民経済計算書 本町で活動する経済主体の産出額(売上等)から投入額(経費)を差し引いたものです。 (単位:百万円) 区 分/年 H18 H19 H20 H21 町内総生産額 49,370 47,060 41,763 41,311 第1次産業 1,366 1,330 2,060 2,332 第2次産業 29,030 26,467 22,167 20,906 第3次産業 19,493 19,845 18,038 18,768 519 582 502 695 帰属利子等(控除) ■産業別就業者数の推移(関連:87頁) 資料:国勢調査 本町の就業者数は平成22年10月1日現在6,382人で、その産業別内訳は下表のとおりです。 (単位:人) 区 分/年 H2 H7 H12 H17 H22年 第1次産業 1,262 1,102 1,104 994 944 第2次産業 3,228 3,000 2,619 2,122 1,865 第3次産業 3,232 3,483 3,429 3,666 3,505 分類不能 0 5 2 11 68 合 計 7,722 7,590 7,154 6,793 6,382 ■農業産出額(関連:36頁、88頁、89頁) 資料:「農林水産統計」 「農林業センサス」 本町における農業産出額は減少傾向にあり、平成17年においては26億2千万円です。また、販売農 家戸数及び経営耕作面積についても同様に減少傾向にあります。 さらに、原発事故災害が、本町の基幹産業である農業へ深刻な打撃を及ぼしています。 農業産出額(千万円) 販売農家戸数 経営耕作面積(ha) 平成12年 349 1,286 1,088 平成17年 328 1,220 1,027 平成12年 290 888 932 平成17年 262 824 900 平成22年 − 748 887 ※平成22年の農業産出額は平成19年から市町村単位の集計を取り止めたため不明 桑折町総合計画 115 資料編 数字で見る桑折町の姿 ■年齢別農業経営者数と農業従事者数の推移 (関連:36頁、88頁、89頁) 資料:2010年世界農林業センサス 農業従事者の高齢化や後継者不足が進んでいます。原発事故災害からの農業復興を果たし、農業経 営への意欲を高める施策が求められます。 㻗㻓 㻕㻗ெ 䠅䟸 㻕㻓䝿㻖㻓 䠋ெ 䠃䟸 㻚㻓௧୕ 㻕㻙㻛ெ 㻖㻛䟸 㻔㻓 㻕㻓 㻕㻓ெ 㻔㻔㻜ெ 㻖㻓 䠃䟸 䠈䟸 㻔㻗㻖ெ 䠉䟸 㻗㻓 㻕㻓㻖ெ 㻚㻓௧୕ 㻔㻓䟸 㻙㻓㻚ெ 㻖㻔䟸 㻘㻓 㻙㻓 㻗㻓㻓ெ 㻗㻛㻘ெ 㻕㻓䟸 㻕㻘䟸 㻘㻓 㻔㻗㻜ெ 㻕㻔䟸 㻙㻓 㻕㻙㻚ெ 㻖㻚䟸 ■年間商品販売額等の推移(関連:53頁、91頁) 資料:商業統計調査結果報告書 年間商品販売額 本町の年間商品販売額は減少傾向にあ (百万円) 従業員数 りましたが、直近調査時点の平成19年 H3 15,019 200 858 ではやや持ち直しの動きがみられます。 H6 13,128 175 811 H9 12,578 165 721 世界的景気後退や昨年の東日本大震災が、 H11 11,452 173 763 様々な影響を及ぼしていると考えられま H14 11,489 158 757 す。 H16 8,789 149 694 H19 10,105 138 716 ただし、その後において平成20年の ■製造品出荷額(関連:91頁) 資料:工業統計調査結果報告書 製造品出荷額等 桑折町の製造品出荷額等は、バブル経 (百万円) 事業所数 従業員数 済崩壊による景気後退によって減少傾向 H3 51,394 56 2,597 にありましたが、平成18年ごろから回 H9 41,104 50 2,209 H12 42,797 49 2,154 しかし、平成20年の世界的景気後退 H18 56,068 44 2,307 が、即時に町内の企業へ大きな影響を与 H19 55,774 42 2,269 えている状況となっています。 H20 52,912 41 2,147 H21 46,341 38 2,149 復傾向が見られていました。 116 事業所数 桑折町総合計画 資料編 ■桑折町の観光入込み数の推移(関連:53頁、92頁) 資料:桑折町産業振興課 半田山自然公園の来園者数や旧伊達郡役所 の来館者数、桃の郷ポケットパーク、各種イ ベント等の来場者積算値です。 安心して来町できる環境を取り戻し、観光 交流人口の回復を図ることが課題です。 ■IT※利用者数の推移(関連:94頁) 資料:町民アンケート結果(平成22年度実施) 年齢階層別割合 ITに接続 していない 49% ITに接続 している 51% 前回調査 (H17)と比較すると、 「パソコンがあり、インターネットに接続している」は1割強上昇し ており、パソコン及びインターネットの普及が着実に進んでいる状況がうかがえます。 年齢階層別にみると、30歳代以下は「パソコンがあり、インターネットに接続している」が6∼7割 を占めています。また、60歳代以上は比率が低くなっていますが、前回調査と比べると4割を超える 増となっています。行政情報の受発信など、インターネットの一層の活用が期待されます。 ■町づくり懇談会参加者数の状況(関連:94頁) 資料:まちづくり課 平成17年度 94人 町づくり懇談会の参加者数は増加傾向にあります。平成23年度 平成18年度 173人 の開催は、災害対応の関係で中止となりましたが、今後は新年度 平成19年度 187人 事業概要を町民へお知らせする場として、年度始めに定期的に開 催していきます。 平成20年度 169人 平成21年度 265人 また、重点施策や事業に関する懇談会についても、町民意見を 町づくりに反映できるよう、時機をとらえて積極的に開催してい きます。 ※IT:インターネット、通信、コンピュータなど情報に関する技術。 桑折町総合計画 117 資料編 数字で見る桑折町の姿 ■窓口利用の満足度(関連:53頁、95頁) 0.0% ■満足・■やや満足(H17) ■満足・■やや満足(H22) ■不満・■やや不満(H17) ■不満・■やや不満(H22) (H17) ■どちらともいえない・■不明 (H22) ■どちらともいえない・■不明 資料:町民アンケート結果(平成17年度、平成22年度実施) 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0% 50.0% 33.7% 11.7% 27.5% 10.3% 24.2% 12.7% 14.0% 15.7% 5.2% 2.0% 38.0% 5.1% 平成17年度実施のアンケート結果に比して不満派が減少しました。これは、電算システムによる証 明事務等の迅速化や効率化、予約による証明書交付受付時間の延長 (H19) 、分散した庁舎間をつなぐ 電話の内線化、上下水道課の役場分庁舎への移転 (H20)など、利便性向上に向けた各種取組みの成果 と考えられます。 ただし、中間層が大幅に増加し、未だ満足感にはつながっていない部分もあることから、窓口来庁 者が可能な限り一か所で手続きや相談が済ませられるよう、町民を「動かさない」 「待たせない」を基本 とした、優しさと思いやりのある接遇向上や、わかりやすい相談窓口づくりに努める必要があります。 ●平成24年4月1日からの役場本庁舎・分庁舎における各課配置図(関連:97頁) これまでの企画環境課は廃 止し、「住民自治係」 「 環境係」 「企画調整係」を配置した 『まち づくり課』を新設します。 まちづくり課は、来庁者の 利便性を図るため、分庁舎一 階に配置となり、産業振興課 は本庁舎二階へ移動します。 118 桑折町総合計画 資料編 ■町財政状況 資料:総務課 平成17年当時の財政推計では、平成18年度で形式収支がゼロとなり、以後予算編成が困難な状況 に陥り、基金残高も平成20年度には無くなると予想されていました。 しかし、下図のとおり、 「新生こおり自立ビジョン※」や「集中改革プラン※」等による収支の改善に取 り組むとともに、国の経済対策など地方への財政的支援により収支バランスの維持が図られました。 また、財政調整基金※は8億8千6百万円程度(H22年度末)を保有することができました。 (単位:百万円) しかしながら、東日本大震災と原発事故災害によって、過去に例のない大規模かつ多様な財政需要 が発生したことから、本町は平成23年度当初予算の大幅な組み替えを行いながら、当該年度内に16 回にわたる予算の補正を行いました。 平成24年度以降も景気低迷や雇用情勢の悪化、資産価値の低下などによる税収確保が厳しくなる予 測から、多様な行政需要に対応するために代替財源となる財政調整基金の活用が見込まれます。 こうしたことから、今後の復旧と復興に要する財源は、国や県の財政的支援を強く要望し、必要な 財源確保を図ることが必要です。また、原発事故災害に伴い緊急的に支出を余儀なくされているもの については、原因者たる東京電力㈱へ強く賠償を求めてまいります。 ※新生こおり自立ビジョン:将来に向けて安定的な財政運営等ができるよう、自立のための町づくりの指針を定める(H17.3策定)。 ※集中改革プラン:国の指針により公表が求められ、町の行政改革に関する指針をとりまとめたもの。自立ビジョンがベースとなっている。 ※財政調整基金:地方公共団体の貯金のこと。地方公共団体は、景気後退等による大幅な税収減によって歳入が不足したり、災害の発生によって緊 急的な支出が必要になるなどの不測の事態に備え、財政調整基金を積み立てておかなければならない。 桑折町総合計画 119 資料編 数字で見る桑折町の姿 ◀地方公共団体の財政力の強弱を示すものです。 「1」に近くあるいは 「1」を超えるほど財源に余裕 0.52 があるといわれます。H22年度は数値上の落ち 0.51 0.50 込みが見られますが、これは国の経済対策によ 0.49 0.48 る特定財源の割合が多かったため、自主財源の 0.47 占める割合が減少したことによります。 0.46 0.45 資料:総務課 ◀人件費・扶助費・公債費などの義務的経費や 通常の行政経費に、地方税・地方交付税などの 92 90 88 86 84 82 80 78 76 74 一般財源がどの程度充当されたかをみる比率で、 この比率が低いほど、普通建設事業費などの臨 時的な経費に充当できる一般財源に余裕があり、 財政構造が弾力的であることを示します。70% ∼75%程度が適正な比率であり、75%以上は 一般的に窮屈な財政運営を強いられるといわれ 資料:総務課 ます。 本町は、H18に90%を超える比率となりま したが、その後の収支改善の取組み等によって 基金の取り崩しも減少し、H22には目標として いた80%未満に到達しています。 ◀一般会計等が負担する元利償還金及び準元利 償還金の標準財政規模に対する割合の3ヵ年平 16 14 12 10 8 6 4 2 0 均値。家計に例えると年収に占める借金返済額 の割合となります。18%以上になると、新たな 借入をするためには県の許可が必要となります。 25%以上だと借入に制限がかかります。 資料:総務課 120 桑折町総合計画 資料編 町税の推移 平成20年の米国発の金融危機に端を発した世界的経済不況、東日本大震災と原発事故災害による企 業業績悪化、深刻な雇用情勢、資産価値の低下、消費活動の低迷等の影響で町税収入が減少しています。 今後については、行政経費に対する財源確保の観点から、課税客体の把握や収納率を向上させること が更に重要となっています。このことからも収納に対する積極的な取組みを行うため、より納税しや すい仕組みづくりや収納体制整備を進めなければなりません。 H19 H20 H21 H22 H23 491,842 42.3% 473,419 ▲3.7% 465,400 ▲1.7% 415,159 ▲10.8% 409,000 ▲1.5% 127,217 39.8% 95,422 ▲25.0% 54,430 ▲43.0% 79,663 46.4% 73,000 ▲8.4% 765,197 2.8% 784,779 2.6% 754,173 ▲3.9% 749,973 ▲0.6% 754,000 0.5% 28,326 3.6% 28,651 1.1% 29,557 3.2% 30,070 1.7% 30,000 ▲0.2% 65,613 ▲1.7% 61,322 ▲6.5% 60,910 ▲0.7% 65,984 8.3% 76,000 15.2% 0 0 8,093 1,486,288 0 7,943 ▲1.9% 7,895 15.8% 1,451,536 ▲2.3% 1,372,365 400 800 ▲3.4% 0 ▲0.6% 7,041 ▲5.5% 1,347,890 0 4,000 ▲43.2% ▲1.8% 1,346,000 ▲0.1% ▲10.8% H19 H20 H21 H22 H23 0 200 600 1,000 1,200 1,400 1,600 資料:総務課 地方交付税の推移 ここ数年、地方交付税※は国の地方財政支援措置の一環として配慮されてきましたが、国の財政状況 も厳しさを増していることから、自主財源確保と効率的で効果的な財政運営に向けて積極的に策を講 じていかなければなりません。 H21 H22 4.6% 1,351,261 H20 3.9% 1,445,325 7.0% 1,565,834 137,131 1.5% 140,797 4.3% 1,488,392 3.7% 1,586,122 H19 1,300,694 135,064 1,435,758 1.6% 2.7% 168,047 H23 8.3% 1,611,498 2.9% 170,000 1.2% 9.3% 1,781,498 2.7% 19.4% 6.6% 1,733,881 H19 H20 H21 H22 H23 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 1,800 資料:総務課 ※地方交付税:地方自治体の収入の格差を少なくするため、国税の一部を財政基盤の弱い自治体に配分する。自治体間での財政格差を補うことが目的。 桑折町総合計画 121 資料編 数字で見る桑折町の姿 町債の推移(一般会計債) 町債は国や銀行からの借入金です。ここ数年は償還額が借入額を上回り残高が減少していました。 町債は後年度に元利償還を伴い財政の硬直化の大きな要因となることから、長期的視点に立って地方 債管理の適正化をより一層推進するとともに、将来の公債負担や施設の維持管理に要する負担の増加 について十分考慮し、起債事業の重点選別化および適切な借り入れ条件の設定に努めなければなりま せん。 H19 H20 4,964,178 H21 H22 ▲4.2% 4,513,248 ▲3.1% 4,766,066 ▲4.0% 4,565,722 H23 ▲1.1% 4,541,915 0.6% 182,300 ▲10.3% 185,400 1.7% 316,300 70.6% 394,500 24.7% 668,100 69.4% 380,412 5.7% 385,744 1.4% 368,774 ▲4.4% 365,833 ▲0.8% 363,595 ▲0.6% 91,779 ▲5.6% 85,592 ▲6.7% 80,330 ▲6.1% 77,568 ▲3.4% 75,430 ▲2.8% 472,191 3.3% 471,336 ▲0.2% 449,104 ▲4.7% 443,401 ▲1.3% 439,025 ▲1.0% ▲4.0% 4,565,722 ▲4.2% 4,513,248 ▲1.1% 4,541,915 0.6% 4,846,420 6.7% 4,000 4,200 4,766,066 H19 H20 H21 H22 H23 3,000 3,200 3,400 3,600 3,800 4,400 4,600 4,800 5,000 資料:総務課 財政調整基金の推移 地方自治体が計画的に財政運営を行うための貯金です。東日本大震災と原発事故災害によって、過 去に例のない大規模かつ多様な財政需要が発生したことから、基金保有額は平成22年度末に比して半 額相当に減少することとなりました。今後の基金活用については、不測の事態に備えて一定額の確保 が必要であることから、慎重な対応が迫られています。 H19 H20 H21 H22 H23 373,915 ▲2.5% 379,564 1.5% 480,675 26.6% 684,836 42.5% 886,109 29.4% 45,649 ▲24.5% 101,111 121.5% 204,161 101.9% 201,273 ▲1.4% 150,640 ▲25.2% 0 40,000 ▲42.9% 0 379,564 1.5% 480,675 26.6% 684,836 42.5% 886,109 29.4% 495,373 132,518 0.1% 132,717 0.2% 133,069 0.3% 133,344 0.2% 133,492 0.1% 199 128.7% 352 76.9% 275 ▲21.9% 148 ▲46.2% 40 ▲73.0% 132,717 0.2% 133,069 0.3% 133,344 0.2% 133,492 0.1% 89,532 ▲32.9% 512,281 1.2% 613,744 19.8% 818,180 33.3% 1,019,601 24.6% 584,905 ▲42.6% 400 600 0 0 0 0 541,376 0 ▲44.1% 44,000 H19 H20 H21 H22 H23 0 200 800 1,000 1,200 資料:総務課 122 桑折町総合計画 資料編 総合計画の推進に向けて ○収支バランスの維持 歳入面は、自主財源たる町税の伸びは期待できず、国の地方交付税による地方行政経費に対する 財政調整機能に期待するものの、将来的な見通しは不透明であることは否めません。 歳出面は、震災復旧及び原発事故災害対策事業に加え、高齢者福祉や子育て支援、教育を始めと した施策の展開、既存公共施設の維持管理等の固定的経費などで、財政需要は増大する見込みがあ ります。 総合計画における前期年次は、復興の大前提となる3大スローガン (18頁)に基づく施策展開に努 め、町土の除染や町民の健康管理、災害に強いまちづくり等に係わる事業費へ予算を重点的かつ優 先的に配分することになります。 今後は、総合計画に基づく施策の着実な推進を図りながらも、町民サービスの維持と向上、持続 可能な財政運営を図るため、積極的に自主財源の確保策を講じるとともに、徹底した事業コストの 縮減、経常的経費の省力化と効率化などに努めることが必要です。 ○東日本大震災復興交付金事業の活用 国の震災復興特区制度によって、復興地域づくりに向けた特例措置が創設されました。この中で「東 日本大震災復興交付金」は、平成23年から27年度の5年間において、復興を目的とした施設整備等 に係る事業費を国が財政的に支援 (ほぼ全額国負担)するものであり、今後の総合計画推進にあたっ ては、この制度を有効活用していくことが必要です。ただし、その後の維持管理経費や運営経費等 に関する負担が生じることもあるため、計画性と慎重な判断等を要するところです。 ○震災復興に向けた福島県交付金の活用 「福島県市町村復興支援交付金」が創設(平成24年1月)され、各市町村へ交付金が交付されました。 本町の交付金額は約3億円で、健康福祉増進やコミュニティ再生、産業復興、教育文化等に係る事 業に活用できることから、本町は「東日本大震災復興支援基金」を新たに設置して管理しています。 この基金は総合計画の推進に必要な財源として複数年度にわたって有効に活用していきます。 桑折町総合計画 123
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