『国際協力研究科ファクトブックⅡ』 (沿革・構成編) - GSICS

『国際協力研究科ファクトブックⅡ』
(沿革・構成編)
1.沿革・設置目的
・・・P1
9.ミッション(教育研究上の目的・設置の趣旨目的)・・・P3
2.研究科長・学部長
・・・P1
10.ディプロマ・ポリシー
3.副研究科長
・・・P2
11.アドミッション・ポリシー・・・P5
4.構成
・・・P2
12.カリキュラム・ポリシー
・・・P5
5.取得可能な学位
・・・P2
13.教育上の取り組み
・・・P6
6.専任教員数
・・・P2
14.学生に関すること
・・・P6
7.予算規模
・・・P2
15.就職
・・・P6
8.校地・校舎等の状況
・・・P3
16.教育研究の活動状況等
・・・P7
・・・P4
神戸大学大学院国際協力研究科
1.沿 革・設置目的
◆平成4(1992)年
大学院国際協力研究科(修士課程)設置
《設置目的》
世界的に国際的相互依存の時代にあって、経済のボーダーレス化、企業の多国籍化
がすすみ、人と情報の国際交流が活発化している。しかし、その内にあって、発展途
上国の貧困や累積債務問題が深刻化し、地球環境の汚染や破壊が進み、先進国間での
経済摩擦が激化し、民族的・宗教的背景をもつ地域紛争が多発している。こうした問
題を解決するためには、相互依存の時代においての国際協力が不可欠である。わが国
においては「国際協力」に焦点を合わせた体系的な研究や「国際協力」を実践する人
材の養成に関し、体制を確立していくことが急務である。このような時代的要請に対
応して、国際協力に関する総合的研究を行うとともに、高度な専門的能力を備えて国
際協力の現場で問題解決に携わる人材を養成することを目的として設置された。
◆平成7(1995)年
大学院国際協力研究科(博士課程)設置
《設置目的》
わが国の有意な人材が国際的な協力活動をリードする例が認められるようになって
きたのは、日本が優れた国際人材を擁していることを示すとともに、国際社会におけ
る日本の比重と日本への期待の大きさを反映するものである。しかし全体的に見れば、
日本のような国が提供すべき国際人材の規模は著しく不足している。国際的な場で諸
外国の人材と協力活動を行おうとするとき、高度な知的基盤と語学力が必要となる。
また国際的危機がある地域に勃発すると、事態に対して適切な評価と判断を下し活動
する国際人材が不足することになる。国際協力研究科ではこのような状況の中で、修
士課程・博士課程を備えた一貫教育体制を整備することにより、日本人・留学生を問
わず、既設の修士課程修了者、修士号を取得している社会人を積極的に受け入れ、高
度な研究・実務の専門家、教育者の養成を図ることを目的として設置された。
2.研究科長・学部長
◆四
本
健
(H27.5.1)現在
二(専門:開発法学)
任期:1 期目(H27.2.16 ~ H29.2.15)
1
神戸大学大学院国際協力研究科
3.副研究科長
◆松永
(H27.5.1)現在
宣明(専門:開発経済学
)
任期:1 期目(H27.2.16 ~ H28.3.31)
4.構
成
(H27.5.1)現在
◆国際協力研究科
入学定員
専攻名
備考
(M)
(D)
国際開発政策専攻
26
9
国際協力政策専攻
22
7
地域協力政策専攻
22
9
70
25
合計
5.取得可能な学位
◆国際協力研究科
博士課程前期課程:修士(国際学、経済学、法学、政治学)
博士課程後期課程:博士(学術、法学、政治学、経済学)
6.専任教員数
→国際協力研究科ファクトブックⅢ
(H27.5.1)現在
(データ・資料編)のとおり
7.予算規模
平成 26 年度
運営費交付金等
489 百万円
外部資金
145 百万円
総計
635 百万円
※1 各部局における予算執行額を予算規模としている(ただし、設備整備費補助金・施設整備費補助金及び
目的積立金は除く)。
※2 百万円未満を四捨五入して計上。
8.校地・校舎等の状況
(H27.5.1)現在
2
神戸大学大学院国際協力研究科
◆建物の延べ床面積
5,324 ㎡
◆教室等
・講義室
9室、
情報処理学習施設
演習室
2室、
2室(補助職員
実験実習室
0室
2人)、語学学習施設
1室
◆専任教員研究室
32室
9.ミッション(教育研究上の目的、設置の趣旨目的)
◆国際協力研究科
国際社会の発展に貢献しうる優秀な人材を養成するため、専門性、学際性と実践性を重視した教育研究
を行うことを目的としています。
○国際開発政策専攻
前期課程においては、経済学に基づき開発援助に関わる諸問題を体系的に教育研究し、 多様な知識
と能力をもって経済開発に携わる人材を養成することを目的とし、後期課程においては、 開発経済学
を中心として国際協力に関する政策の立案及び理論の彫琢について教育研究し、 高度な研究・実務の
専門家や教育者を養成することを目的としています。
○国際協力政策専攻
前期課程においては、国際的な枠組みと開発途上国の政治社会の実態を踏まえ、多面的な国際協力に
関わる政策と理論を教育研究し、 国際社会の発展に貢献する人材を養成することを目的とし、 後期課
程においては、社会科学の理論と応用的知識を教育研究し、 高度な研究・実務の専門家や教育者を養
成することを目的としています。
○地域協力政策専攻
前期課程においては、開発途上国の諸社会の特徴と分野別協力を教育研究し、応用的・実践的な政策
学に携わる国際的人材を養成することを目的とし、 後期課程においては、開発途上国を文化別・地域
別に取り上げ、特定の協力分野に関する地域協力政策を教育研究し、 高度な研究・実務の専門家や教
育者を養成することを目的としています。
10.ディプロマ・ポリシー
◆国際協力研究科
3
神戸大学大学院国際協力研究科
○博士課程前期課程
神戸大学大学院国際協力研究科は、神戸大学教育憲章および学位授与に関する方針に基づいて、高度の
専門性が求められる職業を担うために必要な能力を身につけた人材を育てることを目的として、以下に示
した 2 つの方針に従って修士の学位を授与する。
所定の期間在学し、本研究科および他研究科等により編成された専門教育を通じて修了に必要な単位を
修得し、修士論文等の審査および試験に合格する。
修了までに、本研究科学生が達成を目指す学習目標は次のとおりとする。
国際開発政策専攻
社会あるいは学界において指導的な役割を担えるように、幅広く、豊かな教養と共に、経済学等に関す
る専門的知識を身に付ける。
社会において生じている様々な事象に対して的確な判断を下すため、経済学等を基盤として論理的に分
析できる。
多様な文化・価値観の理解に努め、幅広い国際的なコミュニケーション能力を発揮できる。
国際協力政策専攻
社会あるいは学界において指導的な役割を担えるように、幅広く、豊かな教養と共に、政治学あるいは
法学等に関する専門的知識を身に付ける。
社会において生じている様々な事象に対して的確な判断を下すため、政治学あるいは法学等を基盤とし
て論理的に分析できる。
多様な文化・価値観の理解に努め、幅広い国際的なコミュニケーション能力を発揮できる。
地域協力政策専攻
社会あるいは学界において指導的な役割を担えるように、幅広く、豊かな教養と共に、経済学あるいは
法学等に関する専門的知識を身に付ける。
社会において生じている様々な事象に対して的確な判断を下すため、経済学あるいは法学等を基盤とし
て論理的に分析できる。
多様な文化・価値観の理解に努め、幅広い国際的なコミュニケーション能力を発揮できる。
○博士課程後期課程
神戸大学大学院国際協力研究科は、神戸大学教育憲章および学位授与に関する方針に基づいて、自立し
て研究活動を行うために必要な高次の能力を身につけた人材を育てることを目的として、以下に示した 2
つの方針に従って博士の学位を授与する。
所定の期間在学し、本研究科および他研究科等により編成された専門教育を通じて修了に必要な単位を
修得し、博士論文等の審査および試験に合格する。
修了までに、本研究科学生が達成を目指す学習目標は次のとおりとする。
4
神戸大学大学院国際協力研究科
国際開発政策専攻
社会あるいは学界において指導的な役割を担えるように、幅広く、豊かな教養と共に、開発経済学を中
心として経済学に関する高い専門的知識を身に付ける。
従来の研究を乗り越え、創造性の高い研究課題を自立して設定し、研究を遂行することができる。
多様な文化・価値観の理解に努め、幅広い国際的なコミュニケーション能力を発揮できる。
国際協力政策専攻
社会あるいは学界において指導的な役割を担えるように、幅広く、豊かな教養と共に、政治学あるいは
法学等社会科学の理論及び応用的知識を身に付ける。
従来の研究を乗り越え、創造性の高い研究課題を自立して設定し、研究を遂行することができる。
多様な文化・価値観の理解に努め、幅広い国際的なコミュニケーション能力を発揮できる。
地域協力政策専攻
社会あるいは学界において指導的な役割を担えるように、幅広く、豊かな教養と共に、経済学あるいは
法学等特定の協力分野に関する高い専門的知識を身に付ける。
従来の研究を乗り越え、創造性の高い研究課題を自立して設定し、研究を遂行することができる。
多様な文化・価値観の理解に努め、幅広い国際的なコミュニケーション能力を発揮できる。
11.アドミッション・ポリシー
神戸大学大学院国際協力研究科は,国際舞台で活躍できる優秀な人材を育成し,さまざまな活動を通じて
国際社会の発展に貢献することを目標としています。この目標のもとに,各教員が共同体制のもとで学際性,
専門性,実践性を重視した大学院教育および研究を進めています。
本研究科は、相互理解と人権尊重に基づく国際社会の実現に向け、教育、研究、さらには社会貢献活動を、
互いに連携させながら推進してゆきます。
▶ 当研究科が求める人材
・国際協力に対する理解と関心をもつ人材
・異文化に対する理解力ならびに適応能力をもった人材
・国際開発を含む国際社会の発展に貢献する意欲と素質をもった人材
12.カリキュラム・ポリシー
→国際協力研究科ファクトブック
Ⅲ(データ・資料編)のとおり
13.教育上の取組
◆ボランティア活動,海外留学の教育的効果を高めるための、
5
単位認定以外の特別な取組(例えば TOEIC 受験など)
神戸大学大学院国際協力研究科
14.学生に関すること
◆入学者数等
(H27.10.1 現在)(入学状況等調査のデータを引用)
→国際協力研究科ファクトブック
◆留学生の出身地域内訳
Ⅲ(データ・資料編)のとおり
◆日本人学生の海外派遣人数内訳
15.就 職
◆就職率(各年5月1日現在、5年分、就職率=就職者/就職希望者 )
平成 22 年度
学部
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
-
-
-
-
-
博士前期課程
73.6%
81.1%
92.2%
92.4%
93.9%
博士後期課程
-
66.7%
100.0%
77.8%
64.3%
◆就職先
◆博士課程後期課程の就職先
(H26.8.1 現在)
→国際協力研究科ファクトブック
Ⅲ(データ・資料編)のとおり
◆日本国内における外国人留学生の就職先
6
神戸大学大学院国際協力研究科
16.教育研究上の活動状況等
16-1
科研費等
◆科学研究費補助金(補助金分・基金分)
◆共同研究,受託研究,その他外部資金
→国際協力研究科ファクトブック
Ⅲ(データ・資料編)のとおり
16-2
研究業績の状況
◆主な業績数
16-3
その他の教育研究上の活動状況等
◆海外において通算して1年以上教育研究に従事した日本人教員の在籍状況
16人
◆国外で学位を取得した日本人教員の在籍状況
Master/修士
11人
PhD./博士
6人
◆ベンチャーの実績
無し
7