有田式フランス語発音練習プリント

Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
有田式フランス語発音練習プリント
【0】フランス語のアルファべを見てみよう!
【6】複合母音をマスターしよう!
【1】フランス語の音を発音しながら、綴りを見てみよう!
【7】複合子音/複合半子音をマスターしよう!
【2】母音字と子音字を読んでみよう!
【8】
「e」の読み方をマスターしよう!
【3】鼻母音をマスターしよう!
【9】音の繋がりを意識して発音しよう!
【4】音節を意識して発音しよう!
【10】例外的な発音を覚えよう!
【5】カタカナ表記の難しい音をマスターしよう!
【11】発音記号をマスターしよう!
【0】 フランス語のアルファべを見てみよう!
基本中の基本、アルファべ! フランス語には 26 個あるよ!
◆ 以下のフランス語のアルファベを、発音記号を参考にしながら読んでみよう。
A, a
B, b
C, c
D, d
E, e
F, f
G, g
H, h
I, i
[ɑ]
[be]
[se]
[de]
[ə]
[ɛf]
[ʒe]
[aʃ]
[i]
J, j
K, k
L, l
M, m
N, n
O, o
P, p
Q, q
R, r
[ʒi]
[kɑ]
[ɛl]
[ɛm]
[ɛn]
[o]
[pe]
[ky]
[ɛːr]
S, s
T, t
U, u
V, v
W, w
X, x
Y, y
Z, z
[ɛs]
[te]
[y]
[ve]
[dubləve]
[iks]
[igrɛk]
[zɛd]
【h について】
フランス語の h という文字は、単語や文の中では発音されないよ。そして、この h は「無音の h」と「有
音の h」の 2 種類に分けられるよ。
「無音の h」
「無音の h」は「まったく無いもの」と見なされるので、母音ではじまる語と同様に、エリジオン、リエゾン、
アンシェヌマンの対象になるんだ(⇒【10】参照)
。たとえば、定冠詞をつけるとしたら、l’hôtel みたいになる
ね。
「有音の h」
「有音の h」は「h という子音ではじまる語」と見なされるので、エリジオン、リエゾン、アンシェヌマンの
対象にはならないよ。辞書では、*héros、†héros のように、記号をつけて「無音の h」と区別してあるよ。そし
て、定冠詞をつけるとしたら le héros みたいになるね。
-1-
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
【1】 フランス語の音を発音しながら、綴りを見てみよう!
日本語の中に入っているフランス語を発音してみよう。発音記号をつけているけど、最初はカタカナ読みでい
いので、それぞれの発音と綴りがどのように対応しているのか考えてみてね。英語のような強いアクセントをつ
ける必要はないよ。
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
potage
tomate
croissant
chef
baguette
sauce
tarte
concours
vacances
antique
beige
enquête
[pɔtaːʒ]
[tɔmat]
[krwasɑ]
[ʃɛf]
[bagɛt]
[soːs]
[tart]
[kɔkuːr]
[vakɑːs]
[ɑtik]
[bɛːʒ]
[ɑkɛt]
café
mousse
crêpe
cognac
soupe
gaufre
litre
route
résumé
bourgeois
salopette
[kafe]
[mus]
[krɛp]
[kɔɲak]
[sup]
[goːfr]
[litr]
[rut]
[rezyme]
[burʒwa]
[salɔpɛt]
発音のポイント
① 原則として、c, r, f, l 以外の語末の子音は読まない( « careful » と覚えよう!)
② 語末の母音字
e
は[e]とは発音せず、全く発音しないか、発音する場合は軽い[ə]になる。
(tomate......トマテ×、tarte......タルテ×、route......ルーテ×)
※ ただし、é のように「アクサン記号」がついている場合は[e]と発音する。
(café......カフ×、résumé......ルジュム×)
【2】 母音字と子音字を読んでみよう!
フランス語は、1 つの母音字(a とか
u
とか)を何通りにも読む英語と比較すると、はるかに規則的に読む
ことができるよ。
◆ 以下の英語とフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読み比べてみよう。
英語
フランス語
study
student
étude
étudiant
母音編
口の中で摩擦が生じない音を「母音」といって、日本語には 5 個の母音があるけど、フランス語には何と 16
個も母音があるんだ! でも、多くの文字はそのまま発音でき、a は[ɑ]
、i は[i]と発音するよ。
-2-
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
potage
tomate
pâtisserie
litre
buffet
mousse
gourmet
[pɔtaːʒ]
[tɔmat]
[pɑtisri]
[litr]
[byfɛ]
[mus]
[gurmɛ]
café
crêpe
tarte
salopette
bureau
soupe
[kafe]
[krɛp]
[tart]
[salɔpɛt]
[byro]
[sup]
発音のポイント
① buffet の
u
の発音は、口笛を吹くように唇をとがらせて[y]と発音する。
(buffet......ブッフェ×、bureau......ブロー×)
② mousse の
ou
の発音は、二つの文字を組み合わせて[u]と発音する。
(mousse......モウッス×、soupe......ソウプ×、gourmet......ゴウルメ×)
子音編
口のどこかを閉じたり、狭めたりすることで発音される音を「子音」といって、フランス語には 17 個の子音
があるよ。子音字とその発音は基本的に一対一対応だけど、いくつか注意点もあるから気をつけてね。
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
garçon
buffet
crêpe
pâtisserie
litre
tomate
[garsɔ]
[byfɛ]
[krɛp]
[pɑtisri]
[litr]
[tɔmat]
potage
café
fiancé
tarte
salopette
vacances
[pɔtaːʒ]
[kafe]
[fiɑse]
[tart]
[salɔpɛt]
[vakɑːs]
発音のポイント
c
①
の下に何かついてるやつ
ç
は「セディーユ」といい、サ行の音で発音せよという意味。
(garçon......ギャルコン×)
② 文末だけでなく語中の
g
③
と
c
r
もしっかり発音する。
は次にくる文字によって発音が変わり、a,
o, u
の前では
[g] [k]、i, e
(g ...... [g] garçon, [ʒ] potage / c ...... [k] café, [s] fiancé)
④ 同じ子音が 2 つ重なっている場合でも、1 つと同じように発音する。
(pâtisserie, dessin, Renaissance, salopette)
⑤
⑥
v は英語と同じ摩擦音の[v]。
b は通常[b]と発音するが、c, s, t
の前では[p]の音になる。
(absent......アブサン×)
-3-
の前では
[ʒ] [s]。
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
【3】 鼻母音をマスターしよう!
母音を発音する際、鼻から息を抜いて発音する音を「鼻母音」といい、フランス語の特徴的な音だよ。「キル
フェボン Qu’il fait bon」という名前のタルト屋さんがあって、カタカナで bon の部分を[ボン]と表記するけ
ど、実際は[ン]の部分は発音されてないんだ。発音のポイントは「口を塞がず、開けたまま発音すること」だ
よ。鼻母音は、大まかにいうと【母音字 + m, n】と綴られるんだ。フランス語には 4 個の鼻母音(ɑ, ɛ, ɔ,
あるけど、[ɛ] と
[ ]
は区別されずに
[ɑ]
アン [ɛ]
アン [ ]
オン [ɔ]
アン
[ɛ]
)が
の方で発音されているよ。
am, an, em, en
im, in, ym, yn, aim, ain, eim, ein
um, un
om, on
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
restaurant
gratin
vacances
chanson
pain
[rɛstɔrɑ]
[gratɛ]
[vakɑːs]
[ʃɑsɔ]
[pɛ]
croissant
concours
dessin
enquête
[krwasɑ]
[kɔkuːr]
[desɛ]
[ɑkɛt]
発音のポイント
-mm-
①
と
-nn-
は前の母音を鼻母音化しない。
(grammaire......グランメール×、homme......オンム×)
-in- が語尾あるいはその後が子音であれば鼻母音になるが、-ine[ɛn]という発音になり、鼻母音ではなくなる。
②
のように
-n-
の後に母音字がくれば
(américain [amerikɛ]、américaine [amerikɛn])
【4】 音節を意識して発音しよう!
「音節」とは、1 個の母音を中心とするいくつかの音のまとまりのことをいうよ。フランス語は、一つひとつ
の音節を、はっきりと発音するよ。母音で終わる音節を「開音節」、子音で終わる音節を「閉音節」といって、
フランス語は全体の音節の 70%以上を「開音節」が占めているから、この点で英語よりも日本語の音に近いんだ。
【フランス語の音節】
[レス
ト
ラン]
res
tau
rant
第 1 音節
第 2 音節
第 3 音節
-4-
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
たとえば、restaurant の音節を分解すると、上のようになるよ。第 1 音節は子音で終わってるから「閉音節」、
第 2 音節は母音[オ]で終わってるから「開音節」
、第 3 音節は鼻母音[アン]で終わってるから「開音節」だ
よ。
◆ 例にならって以下のフランス語の単語に斜線を入れ、音節に区切ってみよう。
(例)po/ta/ge
va cances
to mate
en quête
gour met
ré su mé
gra tin
mousse
ba guette
an tique
sa lo pette
crêpe
co gnac
bour geois
chan son
chef
【音節の区切り方】
一般に 1 つの単語の綴りは、そこに含まれる「母音」を核として、1 つ以上の音節に分割することができるよ。
この分割が、発音上の基本なんだ。普通、区切りとなるのは「母音字に挟まれた子音字または子音字のグループ」
だよ。
① 子音字が 1 つの場合は、その子音字の前で切る。
po/ta/ge
[pɔ/taː/ʒ]
② 子音字が 2 つ以上並んでいる場合は、第 1 の子音字の次で切る。
また、語末の子音字は前の母音と音節を構成する。
gour/met
chan/son
[gur/mɛ]
[ʃɑ/sɔ]
an/ti/que
[ɑ/ti/k]
③ ただし、複合子音字や[l, r, n 以外の子音字 + l, r, n]は切り離さない。
co/gnac
gra/tin
[kɔ/ɲak]
[gra/tɛ]
crêpe
[krɛp]
【5】 カタカナ表記の難しい音をマスターしよう!
もともとフランス語の音は日本語の音とは全く違うわけなので、そもそもカタカナで正しく表記することは難
しいんだけど、中でも特に難しいのがここで扱う 2 つの音だよ。
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
pot-au-feu
[pɔtofø]
millefeuille
-5-
[milf j]
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
pot-au-feu は「火にかけた鍋」という意味で、大きな塊のままの牛肉と野菜を一緒に煮込んだ家庭料理だよ。
millefeuille は「千枚の葉っぱ」という意味で、薄いパイ生地が何枚も重なっているお菓子だよ。日本ではカタ
カナで[ミルフィーユ]と書いたりするけど、そうすると fille と混同されて「千人の少女」という意味になる
から、
[ミルフイユ]と発音する方がフランス語の音に近いんだ。
[eu]
[
u]は、同じスペルであっても、開音節では口を少しすぼめた形、閉音節では口を前方に少し開け
た感じで発音するよ。カタカナでは[ウ]としか表記されないから、気をつけてね。
開音節の[eu][
u]
閉音節の[eu][ u]
peu [pø] / jeudi [ʒødi] / deux [dø]
beurre [b ːr] / b uf [b f] / uf [ f]
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら、開音節か閉音節か区別してみよう。
s ur
peu
ceux
jeudi
neutre
deux
veux
[s ːr]
[pø]
[sø]
[ʒødi]
[nøːtr]
[dø]
[vø]
bleu
pot-au-feu
seul
jeune
heure
b f
uf
[blø]
[pɔtofø]
[s l]
[ʒ n]
[ ːr]
[b f]
[ f]
【6】 複合母音をマスターしよう!
フランス語の文字は【0】で確認した 26 個のアルファベだけど(アクサン記号がついた文字は除く)
、フラン
ス語に必要な音は 36 個あるんだ。なので、いくつかの文字を組み合わせて作る音というのが存在するよ。以下
の音は全て「母音」で発音されるよ。
ai
ou
[e]
[u]
ei
eu
[ɛ]
[y]
au
u
[o]
[ ]
eau
oi
[o]
[wa]
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
café au lait
mousse
croissant
sauce
pot-au-feu
gaufre
concours
art nouveau
maison
[kafe o lɛ]
[mus]
[krwasɑ]
[soːs]
[pɔtofø]
[goːfr]
[kɔkuːr]
[aːr nuvo]
[mɛzɔ]
foie gras
restaurant
soupe
beige
gâteau
madeleine
route
bourgeois
Renaissance
-6-
[fwa grɑ]
[rɛstɔrɑ]
[sup]
[bɛːʒ]
[gato]
[madlɛn]
[rut]
[burʒwa]
[rənɛsɑːs]
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
発音のポイント
-s-
①
が母音字に挟まれると濁音化し、ザ行の音になる。
(poison [pwazɔ] / poisson [pwasɔ])
【7】 複合子音/複合半子音をマスターしよう!
いくつかの文字を組み合わせて作る音、今度は複合子音/複合半子音を見てみよう。
ch
ph
[ʃ]
[f]
gn
th
[ɲ]
[t]
qu
[k]
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
pharmacie
cognac
antique
[farmasi]
[kɔɲak]
[ɑtik]
chanson
thème
enquête
[ʃɑsɔ]
[tɛm]
[ɑkɛt]
【半子音って何?】
「子音」の他に、フランス語には 3 つの「半子音」(実は「半母音」ともいう)があるよ。これは連続する 2
つの母音を一息で発音した時に、一方の母音が短く発音される音のことを指すんだ。ちなみに、母音のように単
独で音節を作ることはできないよ。たとえば、以下の例を見てみよう。
[i] +
[i] +
母音
語尾の l / 語中の ll
sommelier [sɔməlje]
millefeuille [milf j]
日本語では[ソ/ム/リ/エ]と一文字ずつしっかり発音されるけど、フランス語では[e]の前の[i]は半
子音になり、通常の[i]よりも短い[j]の発音になるよ。また、
[i]+ 語尾の l / 語中の ll でも、この音が発
音されるよ。
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
millefeuille
Versailles
[milf j]
[vɛrsɑːj]
travail
soleil
[travaj]
[sɔlɛj]
【8】 「e」の読み方をマスターしよう!
単語や文のどこにくるかや、話し手によって読み方が異なる文字 e、ここでは以下の 4 通りの読み方をおさえ
ておこう。
-7-
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
[エ]の音になるパターン
[エ]の音にならないパターン
口を左右に引っ張って発音する[e]
軽く発音する[ə]
口を少し開けて発音する[ɛ]
全く発音しない
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
[e] [ɛ]
café au lait
dessin
restaurant
buffet
sommelier
[エ]の音になるパターン /
café
crêpe
salopette
ballet
gourmet
[kafe]
[krɛp]
[salɔpɛt]
[balɛ]
[gurmɛ]
[kafe o lɛ]
[desɛ]
[rɛstɔrɑ]
[byfɛ]
[sɔməlje]
◆ 以下のフランス語の単語を、太字部分を意識しながら読んでみよう。
[ə]
sauce
tarte
pâtisserie
reportage
menu
sommelier
[エ]の音にならないパターン /
soupe
gaufre
litre
madeleine
Renaissance
avenue
[sup]
[goːfr]
[litr]
[madlɛn]
[rənɛsɑːs]
[avny]
[soːs]
[tart]
[pɑtisri]
[rəpɔrtaːʒ]
[məny]
[sɔməlje]
【9】 音の繋がり(エリジオン、リエゾン、アンシェヌマン)を意識して発音しよう!
エリジオン élision
2 つの単語が続いているとき、あとの語が「母音字」または「無音の h」
(⇒【0】参照)ではじまる時、母音
の衝突を避けるために、母音字を省いて省略記号アポストロフ[’]をつけることを「エリジオン」というよ。
省略記号の前の子音と母音を一緒に読むのがコツだね。たとえば、S’il vous plaît は Si [si] と il [il] がくっついて
いて S’il [sil] と発音されるよ。
エリジオンの対象となる語
le, la, ce, je, me, te, se, de, ne, que, si (il, ils の前のみ)
リエゾン liaison
もともと発音しない語末の子音字を、
「母音字」または「無音の h」で始まる次の語につなげて発音する現象を
「リエゾン」というよ。もともと発音されていないから、別の音が出てくることに注意。リエゾンは 2 つの単語
が文法的に強く結びつくときに発生するよ。
-8-
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
Vous avez des amis français ? フランス人の友人はいますか?
[za]
[za]
アンシェヌマン enchaînement
もともと発音する語末の子音字を、
「母音字」または「無音の h」で始まる次の語につなげて発音する現象を「ア
ンシェヌマン」というよ。ここで大切なのは、つながるのは綴りではなく、あくまで「発音」だということ。た
とえば、elle や habite などの語尾は母音の e だけど発音されないから、音としては子音の[l]や[t]で終
わっていると考えられる。なので、この子音を次の母音と一緒に読むんだ。
Il aime le café. 彼はコーヒーが好きです。
[lɛ]
Elle habite à Lyon. 彼女はリヨンに住んでいます。
[la]
[ta]
【リエゾンされる時/されない時】
リエゾンの規則として、
「絶対にする場合」
、
「絶対にしない場合」、
「どちらでもいい場合」という 3 つのパター
ンがあるよ。ここでは、
「絶対にする場合」
、
「絶対にしない場合」の両方の例を挙げておくよ。
絶対にリエゾンする例
① 「主語(nous, vous, ils, elles)+ 母音または無音の h で始まる動詞」
(arriver, aimer, avoir など)
Nous arrivons
[za]
Vous aimez
Ils ont
[ze]
[zo]
② 「冠詞や形容詞など + 名詞」
un ami
un petit ami
[na]
[ta]
les hommes
deux euros
[zo]
mon adresse
[zu]
[na]
③ 「前置詞 + 不定冠詞」や熟語など
dans un jardin
[za]
de plus en plus
petit à petit
[zo]
[ta]
絶対にリエゾンしない例
① 主語が名詞の場合 …… Le camion / arrive. トラックが来る。
② 接続詞 et の後 …… Il y a un portable et / un livre sur la table. テーブルの上に携帯と本がある。
③ 「有音の h」の前 …… en / haut 上に
④ 倒置形の ils, elles, on の後 …… Vont-ils arriver ? 彼らはまもなく着きますか?
⑤ 単数名詞 + 形容詞 …… un plan / urgent 急ぎの計画
-9-
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
【10】 例外的な発音を覚えよう!
フランス語の発音はかなり規則的だけど、もちろん例外もあるよ。これは個別に覚えるしかないので、出会う
度に覚えてしまおう。
単数と複数とで発音が変わるもの
b ufs
ufs
[bø]
[ø]
b uf
uf
[b f]
[ f]
[mars]
[wɛst]
[sɑːs]
[fis]
est
sud
sept
[ɛst]
[syd]
[sɛt]
clef
outil
[kle]
[uti]
gentil
[ʒɑti]
août
ville
examen
monsieur
[ut]
[vil]
[ɛgzamɛ]
[məsjø]
mille
second
femme
[mil]
[səgɔ]
[fam]
普通は読まない語尾を読むもの
mars
ouest
sens
fils
普通は読む語尾を読まないもの
その他
【フランス語の発音のコツ】
① 口の前方で発音しよう!
[l]の発音を例にとると、舌を「上前歯」の裏側にくっつけて発音するから、口の構造的に英語よりも前より
の発音になるよ。さらに、母音の多くは口を丸めて発音するし、その時の音も口の前方部分で作られるよ。
② 発音の際に口の筋肉を緊張させよう!
発音の途中に生じる「ゆるみ」によって作られる日本語の[ヂュ]のような破擦音はフランス語には存在しな
いよ。Bonjour を例にとると[ボンジュール]にはなっても[ボンヂュール]にはならないんだ。
- 10 -
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
【11】 発音記号をマスターしよう!
綴りが何となく読めるようになったら、今度は正確にフランス語らしく読む練習をしよう。最初に説明したよ
うに、フランス語の音と日本語の音は異なるので、カタカナ表記には限界があるよね。なので、ここでは発音記
号を使って、フランス語の音と綴りの関係を確認しよう。発音記号は難しそうに見えるけれど、慣れてしまえば
どうってことないよ♪
母音
発音記号
対応する文字
[a]
a, à, â
[ɑ]
発音のコツ
【広母音】口を広く開けて、日本語の[ア]よ
りも口の前方で発音する。
例
ami, vas, à, tard
【広母音】口を[a]よりも広く開けて、口の
a, â, -ase, -ation
後方で発音する。この音は[a]で発音される pas, base, théâtre
傾向があるので、区別を誇張する必要はない。
[ɛ]
e, è, ê, ai, ei
[ ]
eu + 読む子音
u + 読む子音
[ɔ]
o, au
[e]
é, -er, -ez, -ef, -ed,
e + 二重子音
[o]
[ø]
o, ô, au, eau
eu,
u
[i]
i, î, y
[u]
ou, où, oû
[y]
u, û
【半広母音】
[e]より口の開きを広くして発音
する。日本語の[ア]に近い音になる。
【半広母音】唇を[ɔ]の形にして、
[ɛ]を発
音する。
près, mère, être, aide,
mai, sujet
seul, jeune, beurre,
peur, s ur
【半広母音】日本語の[オ]よりも口を広く開 poche, porte, mode,
けて発音する。日本語の[ア]に近い音になる。 Paul
【半狭母音】日本語の[イ]を発音するつもり
で唇を左右に引き[エ]を発音する。舌の位置
が高く、日本語の[イ]に近い音になる。
【半狭母音】唇をできるだけ丸めて、前に突き
出して発音する。
école, écrire, parler,
pied, effort
autre, gauche, chose,
dôme, cadeau
【半狭母音】唇を[o]の形にして、
[e]を発 peu, jeudi, bleu, deux,
音する。
ufs
【狭母音】唇を左右に引き、緊張させて発音す
る。日本語の[イ]よりもずっと狭くする。
ici, lit, stylo, jury, dîner
【狭母音】唇を丸め、できるだけ前へ突き出し tout, toujours, où,
て発音する。日本語の[ウ]とは全く異なる音。 jour, nouvel
【狭母音】
[u]のように唇を丸めながら、[i] bureau, étudiant,
を発音する。ちょうど口笛を吹くような感じ。 lune, musée, dû
【鼻母音】日本語の[ア]よりも口を広く開け
[ɑ]
an, en
て、口と鼻から息を抜いて発音する。最後まで dimanche, temps,
口を塞がないこと。綴りでは en も同じ音に
enfant
なるので注意。
[ɛ]
im, in, aim, ain,
eim, ein, ym, yn
【鼻母音】
[e]のように唇を左右に引き、口と
鼻から息を抜いて発音する。
- 11 -
simple, inviter, faim,
train, plein
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
【鼻母音】唇を[
[ ]
um, un
]の形にして、口と鼻から
息を抜いて発音する。[
]は[ɛ]で発音さ
れる傾向がある。
[ɔ]
【鼻母音】唇を[o]のように丸めて前へ突き
om, on
出し、口と鼻から息を抜いて発音する。
un, lundi, aucun,
parfum, brun
rond, long, nom,
bombe
【脱落性の[ə]/無音の[ə]
】唇を前に突き
[ə]
1 音節の語の
e
子音 + e + 子音
le, premier, vendredi,
dehors, parce que,
子音を支える必要があるかどうかによる。文体
ressembler
出し、緊張させずに発音する。発音されるのは
によっても差がある。
半子音/半母音
発音記号
対応する文字
発音のコツ
[j]
i, y + 母音
il, ille
ou + 母音
oi
【[i]+ 母音 =[j]】[i]を発音する要領で、
[w]
[ɥ]
u+
母音
次の母音を続けて発音する。
例
bien, mieux, crayon,
travail, famille
【
[u]+ 母音 =[w]
】
[u]を発音する要領で、 oui, loué, voilà, mois,
次の母音を続けて発音する。
noir
【
[y]+ 母音 =[ɥ]
】
[y]を発音する要領で、 nuit, suis, juin, fruit,
次の母音を続けて発音する。
nuageux
子音
発音記号
対応する文字
[ʁ]
r, rr
[l]
l, ll
[f]
f, ff, ph
発音のコツ
【口蓋垂摩擦音】舌先を下の歯の裏側につけ、 parler, camarade,
舌の根元を上に持ち上げて摩擦させる。
【歯茎側面接近音】舌先を上の歯の裏側につけ
たまま発音する。
[v]
その間から音を出し、無声で発音する。
その間から音を出し、有声で発音する。
、
[b]
にならないように注意。
[m]
m, mm
[n]
n, nn
[ɲ]
gn
appartement, arriver
lire, tel, aller
【無声唇歯摩擦音】下唇を上の前歯につけて、 frère, facile, difficile,
【有声唇歯摩擦音】下唇を上の前歯につけて、
v
例
【両唇鼻音】唇を完全に閉じ、空気を鼻に通し
offrir, alphabet
avant, avril, cravate,
février
て発音する。
film, mai, midi,
comme, femme
【歯茎鼻音】[d]のように舌先を上の前歯に
nous, neuf, non,
つけ、空気を鼻に通して発音する。
année, donner
Allemagne,
campagne, mignon,
に通して発音する。日本語の[ニュ]に近い音。
espagnol
【硬口蓋鼻音】唇の筋肉を緊張させ、空気を鼻
- 12 -
Le 8 avril, 2016 (Osaka, Lb)
[k]
[g]
[s]
[z]
c, -q, qu,
c (cc) + a/o/u/k,
c +子音,
g + a/o/u/l/r,
gu + e/i,
e + x +母音
s, ss, sc, x,
c + i/e,
ç + a/o/u,
ti +母音
z,
母音+ s +母音, 母
音+ x +母音
[ʃ]
ch, sch, sh
[ʒ]
j, g + e/i,
ge + a/o/u
[t]
t, tt, th
[d]
d, dd
[p]
p, pp
[b]
b. bb
【無声軟口蓋破裂音】舌先を下の前歯の裏につ
grec, café, content,
け、舌の奥を上げて、喉の奥を使って無声で発 curieux, occasion,
音する。
oncle, cinq
【有声軟口蓋破裂音】舌先を下の前歯の裏につ
magasin, gorge,
け、舌の奥を上げて、喉の奥を使って有声で発 légume, guide, église,
音する。
grande, exemple
【無声歯茎摩擦音】舌先を下の前歯の裏側につ
veste, impossible,
け、舌の奥を上げて、口の先を使って無声で発 médecin, garçon,
音する。
initial, descendre
【有声歯茎摩擦音】舌先を下の前歯の裏側につ
け、舌の奥を上げて、口の先を使って有声で発
音する。
【無声後部歯茎摩擦音】唇を丸めて前に突き出
し、舌先を持ちあげつつ、無声で発音する。
【有声後部歯茎摩擦音】唇を丸めて前に突き出
し、舌先を持ちあげつつ、有声で発音する。
【無声歯茎破裂音】舌先と上下の歯を合わせて
破裂させ、無声で発音する。
【有声歯茎破裂音】舌先と上下の歯を合わせて
破裂させ、有声で発音する。
douze, usine, visage,
examen
chambre, chaud,
schéma, short
jeudi, déjà, girafe,
manger, gentil,
mangeais
tabac, quitter, théâtre
dos, sud, addition
【無声両唇破裂音】両唇を合わせて破裂させ、 papier, peuple,
無声で発音する。
appeler
【有声両唇破裂音】両唇を合わせて破裂させ、
有声で発音する。
bébé, noble, abbaye
アクセント記号
記号
記号の名称
例
アクサン・テギュ(accent aigu)
アクサン・グラーヴ(accent grave)
アクサン・シルコンフレックス(accent circonflexe)
セディーユ(cédille)
トレマ(tréma)
アポストロフ(apostrophe)
トレ・デュニオン(trait d’union)
- 13 -
é
à è ù
â ê î ô û
ç
ë ï
je t’aime l’amour
avez-vous grand-père