「働く女性の職場での靴事情」に関する意識調査

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NEWS RELEASE
2013 年 11 月 11 日
報道関係者各位
~「先輩女性」のオフィスファッション事情~
男性 3 割・女性 5 割がチェックしている先輩女性の“靴”
「“ダメ靴”の先輩は尊敬できない」後輩も多数!?
今パンプスに再注目!“憧れの先輩像”を足元から演出
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、20~30 代の有職者男女 500 名を
対象に、「働く女性の職場での靴事情」に関する意識調査をおこないました。
調査からは、男女ともに「後輩」の多くが職場での先輩女性のファッション、足元を見ていることが分かったほか、仕事にふ
さわしくない靴(=“ダメ靴”)を履いている先輩に対してはイメージが変わり、3 人に 1 人が「尊敬できない」とまで感じていると
いう実態が明らかになりました。
本レポートでは、上述の調査結果に加えて、イメージコンサルタントの福島由美氏による「働く女性の仕事場での靴事情」
の解説、“憧れの先輩”に近づくためのオフィス向きの靴についても紹介してまいります。
■レポート内容
1. 【調査結果】 「働く女性の職場での靴事情」に関する意識・実態調査 …P.2
◆後輩の 4 割がチェックしている先輩女性の靴…8 割が「その人の印象を左右する」と回答
◆“ダメ靴”の理由は気配り不足!?過半数が NG 認定を出したのは「汚れ」と「ヒール」
◆支持率 7 割!職場での靴として適切だと感じるのは「パンプス」
◆“ダメ靴”の先輩は「女性として残念」、「尊敬できない」・・・8 割が「イメージダウンになると思う」
2. 【インタビュー】 イメージコンサルタント・福島由美氏に聞く「オフィスの靴事情」 …P.3
◆歯止めがきかないオフィスファッションの自由化…ビジネス的には NG?
◆55%が「視覚」で形成される人間のイメージ、“憧れの先輩”=“カッコイイ女性”
◆足元は美意識の鏡。オフィスではシンプルで質の良い「パンプス」がリバイバルの兆し
3. 【商品紹介】 オフィスでの「先輩女子」にお薦めのシューズブランド …P.4
◆Cole Haan(コール ハーン)
◆BALLY(バリー)
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1. 【調査結果】 「働く女性の仕事場での靴事情」に関する意識・実態調査
はじめに、仕事場に先輩女性がいる、後輩男女 500 名に対して、仕事場での先輩女性の靴事情についての意識調査をお
こないました。本調査では、仕事場で後輩が先輩の靴に対して、どういった視点で見ているのか、そのポイントについて質問
しています。調査結果からは、後輩男女の多くが先輩女性の足元をチェックしており、その評価が靴だけにとどまらず、人間
的な評価にまで影響していることが分かりました。
◆4 割がチェックしている先輩女性の靴…8 割が「その人の印象を左右する」と回答
はじめに、「先輩女性のオフィスでのファッションは、その人の印象
[グラフ 1]
を左右すると思いますか?」と聞いたところ、81%と大多数が「思う」と
回答。[グラフ 1] 次に、「先輩女性の服や靴が気になることはあります
か?」という質問に対しては、「服」(57%)は約 6 割、
「靴」(40%)
は約 4 割が「気になることがある」と回答しています。男女別に見
ると、「服」に関しては男性の約 5 割、女性の約 6 割が、「靴」に関して
は男性の約 3 割、女性の約 5 割が「気になることがある」と回答。
そこで、先輩女性の足元で気になる点について調査をした結果、
「履いている靴が手入れされていない」(32%)、「ヒールで歩いている
ときの音が大きい」(31%)という回答が上位にあがりました。気になる
シーンとしては、「階段を上がっているときや横を通り過ぎるとき。(25
歳・男性)」、「更衣室や下足箱で会ったとき。(38 歳・女性)」など、ふ
とした瞬間に気付くことが多く、そのため、見た目や音など、分かりや
すいポイントが見られている傾向にあるようです。
◆“ダメ靴”の理由は気配り不足!?過半数が NG 認定を出したのは「汚れ」と「ヒール」
さらに、オフィスでどのような「靴」が評価されるかについて、調査をすすめました。オフィスファッションとして適切か不適切
かをいくつかの靴の種類で聞いたところ、半数以上が「サンダル」(58%)、「ブーツ」(51%)は「不適切」と感じているのに対して、
73%の人が「適切」と OK を出したのは「パンプス」。「適切」である靴の次点としてあがった「フラットシューズ」(45%)と差
がつく結果となりました。
ただし、「パンプス」のようなオフィス向きと言える靴でも、上述のように、手入れされていない状態では後輩からの評価は下
がってしまうという調査結果も出ています。仕事にふさわしくない靴を“ダメ靴”と呼んだ場合、どのような状態が“ダメ靴”であ
ると感じるかについて調査したところ、「全体的に汚れている靴」が 85%とトップにあがり、僅差で「ヒールのかかと部分が
潰れている靴」も、83%もの後輩から“ダメ靴”と判断されました。そのほか、「足にあっていない靴で歩き方が崩れて
いる」(82%)、「ヒールの音がうるさい」(69%)、「厚底である」(67%)と続き、靴の見た目だけでなく履き方も見られている傾向に
あるようです。
◆“ダメ靴”の先輩は「女性として残念」「尊敬できない」・・・シビアな後輩評価が浮き彫りに
このような“ダメ靴”は、男女ともに後輩の 81%が「イメー
[グラフ 2]
ジダウンになる」と感じている結果も出ています。具体的なイメ
ージダウンとして最も多かったのは「がさつな人だと感じる」の 75%。
次いで 71%が「仕事はできても女性としては残念だと感じる」、
それ以外では、それぞれ 6 割以上が「だらしないと感じる」(68%)、
「幻滅・がっかりする」(64%)と回答しており、シビアな評価が浮き彫
りに。さらに、約 3 人に 1 人は「尊敬できなくなる」(30%)とま
で感じているようです。[グラフ 2] 先輩の“ダメ靴”にまつわるエピ
ソードとしては、「憧れの先輩の靴のヒールがボロボロでガッカリし
た。(32 歳・女性)」、「黒のパンプスが白っぽくなっていたのを見た
とき、大人の女性としてマナー違反であると感じた。(35 歳・男性)」
などがあげられ、本人は気付いていない細かい部分まで、後輩か
らは見られていることが分かる結果となりました。
【調査概要】 ・調査対象: 20~39 歳の男女 500 名 ※有職者/職場に先輩女性・上司がいる方(性別ごとに均等割り付け)
・調査期間:2013 年 10 月 22 日(火)~2013 年 10 月 23 日(水)
・調査方法:インターネット調査
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2. 【インタビュー】 イメージコンサルタント 福島由美氏に聞く「オフィスの靴事情」
続いて、女性のオフィスファッションが与える印象や影響、先輩女性世代にお薦めの靴などについて、イメージコンサルタ
ントの福島由美氏にお話をうかがいました。
◆ 歯止めがきかないオフィスファッションの自由化…ビジネス的には NG?
最近の傾向としては、オフィスファッション自由化の風潮にともない、服だけでなく、靴もかなりカジュアルなものを
履く人が増えています。夏はサンダルやミュール、冬はブーツなど、これまで仕事場では見られなかった靴を履いている
人を多く目にします。健康を考えて通勤中にウォーキングをする人も増えたため、スニーカーを履いている女性もいま
す。ただし、多様化しているとは言え、中にはデザインがデコラティブすぎたり、ヒールが高すぎたりと、ビジネスにはふ
さわしくないものを履いている人も増加傾向にあります。これまで自由なファッションを認めていた企業も、あまりにも
自由化しすぎたオフィスファッションに歯止めをかけるために、靴を含めたオフィスファッションのルール制定をするところ
も出てきました。一方で、いわゆる“できる先輩”と呼ばれるような女性は、自分のスタイルを持っていて、個性を活かしつ
つも、ビジネスに相応しいファッションを楽しんでいると感じます。
◆ 55%が「視覚」で形成される人間のイメージ、“憧れの先輩”=“カッコイイ女性”
人間のイメージ(印象)は、55%がファッションやヘアスタイル、表情、立ち居振る舞いなどの「視覚」で形成
されています。そのため、ファッションが周囲に与える影響も非常に大きいと言えるでしょう。「先輩世代」として、バリバリ
仕事をしている 30~40 代の女性は特に、後輩や部下から、仕事だけではなくファッションも含めて総合的に「評
価」をされていることが多くあります。
“憧れの先輩”として公私ともに尊敬されるような女性になるためには、仕事がきちんとできていることに加えて、“カッコ
イイ女性”であることも大切です。“カッコイイ”とは、見た目にとどまらず、性格や立ち居振る舞い、ひいては生き方まで総
合した“カッコよさ”。その中でもおそらく一番分かりやすいのが見た目=ファッションの部分だと思います。どんなに良い
仕事をしていても、時代遅れの服や、ボロボロの靴を履いている女性の先輩は、どうしても受け入れられ難いの
ではないでしょうか。仕事であるという意識を忘れずに、TPO にあわせて服装も考えることが求められています。
◆ 足元は美意識の鏡。オフィスではシンプルで質の良い「パンプス」がリバイバルの兆し
手足のネイルやヘアスタイルの毛先など、「先端美」が大事にされている今、靴のケアなどの細かな部分にも気を配
れる女性が「美しい」と思います。足元は、その人の美意識が反映されやすい箇所です。靴がきれいだと、それだけで全
身が美しく、きちんとして見える。その逆もしかりです。汚れが目立っていたり、穴があきそうだったり、ヒールがすり減って
歩くたびにコツコツと音がしたりといった靴は避けたいですね。オフィスでの服装は、社風や職種によって、カジュアルで
も OK な場合もあります。ただ、ビジネスであることは常に意識して、突然の来訪や往訪などがあっても恥ずかしくない格
好を心がけたいところ。靴もスニーカーや足が大きく露出したサンダルなどは避けた方がベターです。
“憧れの先輩”世代にあたる 30~40 代の女性は、高すぎず低すぎず、足がきれいに見える 5cm~7cm 程度のほどよ
いヒールがあるパンプスがお薦め。接客業の方は、夏でも素足ではなく、ナチュラルストッキングを履きましょう。ビジネ
スシーンですので、色はシンプルで、どんな洋服にもあわせやすく活用しやすい黒やベージュなどが最適です。最近で
は、ファッションのトレンドとしてクラシカルなスタイルに流行の兆しがあるため、シンプルで質の良いパンプスは、今ふ
たたび支持される傾向にあるのではないでしょうか。シンプルなものでも、素材が表革、エナメル、スエードなど様々あ
るので、質感の違いで自分のカラーを出して楽しむこともできます。シンプルできちんと手入れがされた靴、オフィスにふ
さわしくありながらも個性が感じられるファッションに身を包んで、「素敵!」と思わず言われるような見た目でバリバリと仕
事をこなす姿こそ、“憧れの先輩”と言えると思います。
福島 由美(ふくしま ゆみ)
イメージコンサルタント・人材育成トレーナー
1976 年東京生まれ。株式会社由美プロ 代表取締役。
株式会社リクルートにて、マーケティング局販売促進部、学び事業部にて「ケイコとマナブ」などの
広告企画営業を務める。その後、株式会社リクルートエージェントではキャリアアドバイザーとして
幹部層の転職支援に尽力。2008 年に「イメージコンサルティングサロン ユミ」を立ち上げ、
2013 年に法人化し、「株式会社由美プロ」を設立する。
現在、イメージコンサルタント、人財育成トレーナーとして、幅広い分野で活躍中。
「これが正解! 正解のない大人のマナー集(ブルーロータスパブリッシング発行)」などの監修書籍、
テレビ・ラジオ・雑誌などのメディア出演も多数。
*「イメージコンサルティングサロン ユミ」公式サイト URL:http://www.fukushimayumi.jp/index.html
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3. 【商品紹介】 オフィスでの「先輩女子」にお薦めのシューズブランド
調査結果、および、福島由美氏へのインタビューからは、オフィスでのファッションは自由化しているものの、職場での先輩
という、後輩から見られている立場としては、足元からファッションに気をつけた方が良いことが分かりました。そこで今回は、
“憧れの先輩”にぴったりな、シンプルで質の良いパンプスを展開しているブランドをご紹介いたします。
◆ Cole Haan(コール ハーン)
「Cole Haan(コール ハーン)」は、1928 年にアメリカで誕生。今年で 85 周年を
迎える伝統あるブランドです。アメリカンスタイルを軸に、メンズ、レディース向け
のシューズとハンドバッグを中心に展開しています。特にパンプスは、歩行時の
負荷がかかる箇所に「クッショニングシステム」を搭載しているため、足へ
の負荷をバランスよく分散。長時間履いても疲れにくいことで人気を集めてい
ます。足をきれいに見せる 5~7cm のヒールや、ウエッジソールのパンプスなど
が、ベーシックカラーはもちろん、トレンドのカラーまで数多く取り揃えられており、
働く女性には手放せないブランドになっています。
◆ BALLY(バリー)
「BALLY(バリー)」は、1851 年にスイスで創業された、アパレルやハンドバッ
グ、シューズ、レザー製品のアクセサリーなどを展開するレザーブランドです。
レディースの靴づくりからスタートしており、確かな素材の品質と洗練されたデ
ザインで、シューズブランドの発展を牽引。老舗ブランドの伝統を重んじな
がらも、モダンさをプラスしたデザインが特長です。近年では、メンズの
本格靴の製法をレディースのシューズにも採り入れ、履き心地がよく、長
く愛用できるようなシューズを発表しています。上質な革素材を使用し、履き
やすさと美しさを兼ね備えたパンプスラインは、数多くの働く女性の支持を今
なお集め続けています。
■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料をご希望の方は下記までご連絡ください■
トレンド総研
担当:山口・福田
http://www.trendsoken.com/
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~トレンド総研の「マーケティングリサーチ」とは~
トレンド総研の「マーケティングリサーチ」は、クライアントの依頼のもと、市場における生活者の意識・実態に関する調査を行っています。
また、調査結果にもとづき、各業界におけるトレンドの予測・分析、トレンド商品の人気の背景などに関する情報を発信し、
企業と生活者のコミュニケーションを後押しすることにより、経済の活性化を目指します。