2016 年 6 月 1 日 加盟団体ユース担当者 各位 (公財)全日本スキー連盟アルペン部 ユース小委員会委員長 加藤清孝 ユース小委員会関連変更点について 日頃より、ユース小委員会の活動にご理解とご協力をたまわり、厚く御礼申し上げます。 去る 5 月 28 日、アルペン部技術・運営委員会が開催されました。そこで承認された 2016-17 シーズ ンに向けての、ユース関連ルールの変更および小委員会の活動について、下記の通り、ご報告させて いただきます。 1.スタートレース数制限について 次の通り、改正する: 「技術系(GS/SL)合計、小学校 5・6 年生は 8 レース以内、中学校 1・2 年生は 10 レース以内、中学校 3 年生は B 級も含めて 12 レース以内とする。中学 3 年生及び高校 1 年生早生まれは制限なしとする。ス タート数が順守されているかの確認は各都道県で行う。スピード系(SG)は、年齢にかかわらず、制 限なしとする。」 ・改正理由 身体能力と技術レベルに大きな差が出る中学 3 年生に対して、より柔軟に個々に対応し効率的なジ ュニア期への移行を促すため、スタート数制限を撤廃する。 なお、中学 2 年生まではスタート数制限をこれまで通り維持し、レースを追うばかりの状況になら ないよう、小委員会としても注視していく。また、今後は、加盟団体単位あるいはブロック単位で、 より良い練習環境を設定し合同トレーニング会などができるよう、ユース小委員会が主導役割を果た していくことを検討する。 2.スキー用品ルール スキー板ルールに関しては、昨シーズンのユースレース開催要領に記したとおり、現行ルールを 2016-17 シーズンも踏襲する。ただし、ヘルメットにかんしては、K2 は FIS ルールを採用(新規格) し、K1にかんしては FIS ルールを推奨とし旧基準も認める。なお、正式な決定にかんしては、SAJ よ り加盟団体に通達される。 3.ジュニアオリンピックのセカンドカットについて K2 競技の現行の参加人数と開催時期を考えると、大会運営において開催地に大変な負担をかけると同 時に、選手の安全管理に不安が生じる可能性が高いと言わざるを得ない。そこで、参加人数とセカン ドカットとの関係を検討した結果、参加人数はほぼ現行通りとし、適切にセカンドカットを行いなが ら大会運営を行うこととする。なお、これは、必ずセカンドカットを行うことを意味するものではな い。セカンドカット実施の有無・人数については、現地 TCM にてジュリーが判断することとする。 4.ユース小委員会管理選手について 別紙添付の通り、ユース小委員会管理選手を選考する。なお、管理選手は小委員会が強化対象選手と して選考するものであり、SAJ 競技本部が管轄する強化指定選手とは異なる。したがって、小委員会が 主催する強化練習会等への参加に際しては、SAJ 事務局より管理選手所属団体に派遣依頼を出すことは できない。 5.ユース小委員会強化関連活動 ユース管理選手を対象に、下記の強化関連事業を実施する。管理選手の参加にかんしては、加盟団体 を通した募集型事業となり、SAJ 事務局より管理選手に直接案内は出されないので、注意していただき たい。なお、参加費は、全額参加選手の自己負担とする。 ・強化練習会 第 1 回ユース管理選手強化練習会 「フィジカルトレーニング」 1 期 日 2016 年 8 月 4 日(木)~8 月 7 日(日)3 泊 4 日 2 会 場 北海道 ニセコ町ひらふ 3 目 的 ①基礎体力強化 ②短期・中期プランで行うフィジカルトレーニングの基礎知識の習得 ③アルペンスキーに必要なフィジカルトレーニング 第 2 回ユース管理選手強化練習会 「ピスラボ/ベーシックトレーニング」 1 期 日 2016 年 10 月 7 日(金)~10 月 10 日(日)3 泊 4 日 2 会 場 新潟県かぐらスキー場あるいは群馬県丸沼高原スキー場 3 目 的 ①基本動作の習得とスキー用語とのリンク ②技術論と用語の知識(座学)の習得 第 3 回ユース管理選手強化練習会 「ベーシックトレーニング・ゲートトレーニング」 1 期 日 2016 年 12 月 10 日(土)~12 月 17 日(土)7 泊 8 日 2 会 場 韓国 フェニックスパーク 3 目 的 ①国内秋季合宿からの基本技術の応用 ②ロングコースのフリースキー ③基本ゲートトレーニング GS・SL 第 4 回ユース管理選手強化練習会 「スピード系トレーニング」 1 期 日 2017 年 2 月 17 日(金)~2 月 20 日(月)3 泊 4 日 2 会 場 岩手県岩手郡雫石町 雫石スキー場 3 目 的 ①スーパーG 基本構成技術の理解とその習得 ②スーパーG 実践的トレーニング ③アルペンスキーにおける効果的な身体の使い方の理解とその習得 6.一般ユース選手対象事業 一般ユース選手を対象にした事業を、次の通り実施する。 ・ユース一般事業(普及活動) 雫石スーパーG キャンプ 1 期 日 2017 年 2 月 21 日(火)~2 月 23 日(木) 2 会 場 岩手県岩手郡雫石町 雫石スキー場 3 目 的 ①本格的スピード系トレーニングを通じてチルドレン・ジュニア選手のレベルアップを図り、 世界に通じる選手育成を目指す。 ②チルドレン・ジュニア・シニアに通じる一貫した指導方法を確立するために、技術の分析や コーチの意見交換を行い、技術理論の統一を図る。 ジュニアオリンピック K1 スーパーG キャンプ 1 期 日 2017 年 3 月 23 日(木)*暫定 2 会 場 岩手県岩手郡雫石町 雫石スキー場 3 目 的 ①スーパーG 基本技術の確認 ②スーパーG 基本ゲートトレーニング ・ユース管理選手及び一般選手対象事業 第 5 回ユース管理選手強化練習会(暫定新年度メンバー)総合合宿及びキッズキャンプ 1 期 日 2017 年 5 月 3 日(月)~5 月 5 日(水) 2 会 場 長野県野沢温泉(暫定) 3 目 的 ①ユース暫定チームの発掘事業 ②未来のアルペンレーサー向けキッズキャンプ 7.指導者養成講習会 アルペン部主催の指導者養成講習会を、強化委員会とユース小委員会の共催により開催する。日程や 詳細は未定であるが、今シーズンは従来の雪上での講習会に加えて、各ブロックのコーチセミナーや 伝達会議の日程に合わせて、座学として行うことを検討している。詳細が決まり次第、お伝えする。
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