(みなと新聞より) ● 北海道産ホタテがオホーツク海の時化被害による大減産で昨対比で22% の減量となったようです。その他の北海道産魚類も大幅な減量。(サンマは3 1%減、イカ33%減)道漁業生産高のピークが 87 年 317 万 5000 トン。2015 年は 100 万 1000 トンまで落ち込み、戦後復興期の 1950 年頃の水準。それで も中国や米国向けを中心としたホタテ輸出の引き合いが強く高値で推移し全体 を押し上げ、売上高は昨年の3%増の 3112 億円だったそうです。旺盛な海外勢 の購買意欲に対し日本の「買い負け」状態が続けば国内外食に影響が出ます。 ホタテ貝柱の品不足、値上げが続く中、なんとしても安定した生産量、価格維 持を期待したいところです。 ●2016 年 1 月築地における養殖マグロの取扱いが昨年比較で 3 分の 1 にまで激 減しました。主な要因は出荷業者による直接販売や時間外相対取引の増加です。 よって生産量の減による影響ではありません。大手量販店などが関係している と思われます。昨今では圧倒的に安定性を保っており、利用もし易くなりまし た。●昨年のロシア産ズワイガニ輸入量は大幅に減少しました。日露カニ密漁 防止協定の影響が大きいと思われます。一方、新漁場バレンツ海産(ノルウェ ー)の供給が増加し国内でも認知され始めました。 3、4 3、 月の主の魚 ◎毛ガニ 毛ガニの入荷が増えてきました。今の時 毛ガニ 期は安め推移ですが、ズワイガニ漁が 3 月 魚種 産地 20 日頃終了すると値も上がってきます。 ◎ホタルイカ ホタルイカ、白エビ 3 月から。解 ホタルイカ 白エビの漁が 白エビ ★毛ガニ 石川 禁当初は割高で推移します。 ★ホタルイカ 富山、兵庫、山陰 ◎イイダコ イイダコ地物の入荷がはじまります。3 イイダコ ★白エビ 月10日頃から。子の入りもしっかりして 富山 ★イイダコ 石川 ★ メ バ ル (ハチメ) 石川、福井 ★サヨリ 石川、九州 くると思います。 ◎刺し網漁も本格的になりハチメ ハチメ、 ハチメ カレイ類など入荷が多くなります。 ◎その他 甘エビ 4 月に入ってくると、 脱皮の時期を迎えます。新エビは殻が柔ら かいので、品質には気を使う時期です。 アマダイは入荷が今のところ少な目。今後 アマダイ に期待。サヨリ サヨリも3月に入ってくれば地物 サヨリ の入荷があると思います。 詳しくは営業担当者までお尋ねください。
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