第 18 回病院・薬局実務実習中央調整機構委員会議事録 日時 平成 24

第 18 回病院・薬局実務実習中央調整機構委員会議事録
日時 平成 24 年 5 月 31 日(木)13:00~16:00
場所 日本薬学会 長井記念館 1F AB会議室
出欠 別紙
報告事項
1.平成 23 年度第Ⅲ期実務実習実施状況について
各地区調整機構代表より平成 24 年 1 月~3 月に実施した第Ⅲ期実務実習実施状況に
ついて下記の項目別に報告があった。
① 実習実施時のトラブル
② 大学と施設との連携
③ 実習に関する学生の意見
④ 実習に関する病院側の意見
⑤ 実習に関する薬局側の意見
⑥ Web による連携状況
⑦ 評価実施について
2.認定実務実習指導薬剤師へのアンケート調査結果およびアドバンストワークショップ
について
厚生労働省科学研究費補助金「医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研
究事業」に基づく「薬剤師養成の実質化を実現するための実務実習指導薬剤師養成研
修会改革に関する調査研究(研究代表者:須田 晃治:事業期間 平成 23 年度および
平成 24 年度)
」事業の一環として、平成 23 年度は認定実務実習ワークショップ修了者
へワークショップについてのアンケート調査を実施し、病院薬剤師 1,628 名、薬局薬
剤師 2,090 名からの回答を得た。アンケートの集計結果については冊子並びに薬学教
育協議会ホームページを介して公表すると共に各大学へは当該大学学生を指導した薬
剤師からのアンケート結果を直接知らせる。平成 24 年度は認定実務実習指導薬剤師を
対象としたアドバンストワークショップ開催などについて協議する予定である。
3.監事監査報告について
平成 23 年度事業および経理報告に対する監事監査報告の概要が報告された。監事監査
報告の詳細は第 10 回社員総会で報告される予定である。
4.平成 24 年度認定実務実習指導薬剤師養成ワークショップ
(薬学者教育ワークショップ)
平成 24 年度認定実務実習指導薬剤師養成ワークショップ(薬学教育ワークショップ)
開催日程が呈示された。平成 24 年度は 38 回開催する予定である。
5.施設証について
昨年に引き続き本年度も施設証を発行した。各地区調整機構事務局への発送は、一地
区を除いて 5 月末までに完了した。
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当初、施設証には厚生地方局が公開している全国医療機関一覧に記載されている病
院・薬局の正式名称および医療機関番号を印字する予定であったが、下記の理由によ
り一昨年度と同様に各地区調整機構が呈示した医療施設名および施設コードを印字し
た。
① 全国医療機関一覧に記載している医療機関名は、地区調整機構および学生を受け入
れている医療現場で馴染まない。
② 地区調整機構作成の施設コードは、地区調整機構事務局が施設証の分別・発送等の
作業する際に利便性が高い、
③ 実習施設の改廃・統合が頻繁に発生しているが全国医療機関一覧は対応が遅いので、
地区調整機構としては医療機関の改廃に対して逐次対応している地区調整機構作成
の施設コードを採用したい。
6.その他
1)広報用ポスターについて
学生が医療施設で実務実習を行っていることを多くの方々に理解していただく
ための広報用ポスター(平成 24 年度版)を作成し、各地区調整機構、全国薬科大
学・薬学部、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、その他の実務実習に関わる機関・
団体へ送付した。
協議事項
1.平成 25 年度および平成 26 年度実務実習日程について
平成 25 年度および平成 26 年度実務実習実施日程について協議した。
いずれも原則 3 期制とし、地区の裁量により一部の施設に対しては 4 期制を適用でき
ることを確認した。平成 25 年度日程は病院・薬局実務実習中央調整機構委員会の決定
事項とし、平成 26 年度は案として次回の新薬剤師養成問題懇談会へ呈示することとな
った。
(資料 3 参照)
2.ふるさと実習について
各地区調整機構よりふるさと実習についての考え方が報告されたのち、ふるさと実習
実現に向けての対応について協議した。
ふるさと実習を円滑に進めるためには、下記事項を予め解決しておく必要がある。
① 受入施設・人数・時期を予め全地区に開示する。
② 割振りを全地区同時期に実施する。
③ 実習中の指導体制を明確にする。
④ 実習生を派遣する地区への調整機構事務経費負担の有無を明確にする。
病院・薬局実務実習中央調整機構委員会としては、引き続きふるさと実習の実現に向
けて解決しなければならない事項について協議することとなった。
なお、ふるさと実習について、薬系大学がない県では受入体制を整えても学生が来な
い施設が多々あるので是非ふるさと実習を実現して欲しいとの意見がだされたが、他
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地区からの学生受入調整作業は自地区内学生の割振り終了後に実施したい、実習先割
振り調整時期は前年の夏季に実施する地区もあれば実習開始直前の2~3月に行う地
区もあるなど地区の規模・状況により大きく異なるので割振り調整の日程を同時期に
することが難しい、地元に戻ることを好まない学生がいるなどの意見もだされた。
以上の意見等に基づき、各地区調整機構のうち空いている施設が予想される地域に
おいて、現状で可能なふるさと実習の実施方法について中央調整機構が原案を作り、
次回の委員会に提示して検討することにした。
3.多施設での実務実習実施について
多施設での実務実習は、一部の地区あるいは県単位で病院実習をグループ化した多施
設実務実習を実施している。これらをモデルとして全国展開をしたい。差しあたり、
政田委員から福井地区、前山梨地区病院薬剤師会の東京理科大学・花輪教授から山梨
地区についてそれぞれ経緯と展開方式を説明していただき次回の委員会で提示して検
討することとした。なお、薬局実習については、日本薬剤師会が1薬局完結型を表明
しているので多施設での実習は該当しないと発言されたが、実質的にここの薬局で対
応できないことは他施設での実習を行っているので、薬局実習においても現状を説明
していただくこととした。
4.トラブル防止および対応のための手引き書について
手引き書の一部文言を修正した。手引き書の採否、手引き書の文言を一部変更して地
区調整機構独自の手引き書として採用することについては地区調整機構の裁量に任せ
ることとした。大学は手引き書に記載した内容を学生に対して事例を挙げて繰り返し
説明することによりトラブルを未然に防ぐことができることの発言があった。
事務連絡
1.経理処理について
地区調整機構事務局での経理処理方法を指導した。
以上
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第 18 回病院・薬局実務実習中央調整機構委員会 出欠状況
所属
北海道地区調整機構
出席者名
(敬称略)
宮本 篤
勤務先名称
出欠
札幌医科大学附属病院
○
東北地区調整機構
東海林 徹
奥羽大学薬学部
○
北陸地区調整機構
中川 輝昭
北陸大学薬学部
○
関東地区調整機構
中村 均
日本大学薬学部
○
東海地区調整機構
鈴木 匡
名古屋市立大学薬学部
○
近畿地区調整機構
掛見 正郎
大阪薬科大学
○
手嶋 大輔
就実大学薬学部
欠
島田 憲一
就実大学薬学部
○(代理)
中国・四国地区調整機構
原 千高
九州・山口地区調整機構
安藤 伸一郎
(オブザーバー)
日本薬剤師会
日本病院薬剤師会
薬学教育協議会
文部科学省高等教育局医学教育課
厚生労働省医薬食品局総務課
第一薬科大学
○
第一薬科大学
○
生出 泉太郎
欠
森 昌平
○
幸田 幸直
筑波大学附属病院
○
政田 幹夫
福井大学医学部附属病院
○
望月 正隆
○
辻 章夫
欠
井村 伸正
○
百瀬 和享
○
須田 晃治
○
伊東 陽子
○
吉田 将路
○
日下部 吉男
○
海老原 卓志
○
原 正朝
○
オブザーバー
日本保険薬局協会政策調整部会
日本チェーンドラッグストア協会
小田
兵馬
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欠