PDF ファイルから積算データへの変換インポートについて 現段階では、まだ試作版ですので、操作・仕様等については、変更する可能性があります。また、今回 の試作版では、平成 20 年 12 月 31 日までの使用期限限定となっています。県及び藤枝市の PDF データ をもとに開発していますが、まだ、全て完璧に変換できるというわけではありません。今後、更に改良を加 えていきますので、ご了承ください。 概略 設計書の PDF ファイルから、文字を読み取り、積算システムのデータの形に変換します。 直接 PDF ファイルからインポートするのではなく、一旦テキストデータに変換後、インポートします。(ジ ャストシステム社の JUST PDF [データ変換]が必要) 準備 1. CD-ROM または、パルソフトホームページより PDF 変換プログラムをダウンロードして、インス トールします。 2. ジャストシステム社の JUST PDF [データ変換] をインストールします。 PDF ファイルをテキストデータに変換するのに必要となります。 JUST PDF [データ変換] の詳細については、下記のアドレスをご覧ください。 http://www.justsystems.com/jp/products/justpdf/feature4.html パッケージ製品 希望小売価格: 2,980 円[税別] ダウンロード製品 希望小売価格: 2,500 円[税別] お近くの販売店または、ネット上では、ベクターPC ショップ等で販売されています。 また、弊社でもお取り寄せできますが、送料が別途500円[税別]掛かります。 ( パッケージ製品 価格: 2,980 円[税別] + 送料 500 円[税別] ) または、変換したいPDFファイルをメールに添付して送っていただければ、弊社でテキストデー タに変換してメールで返信いたします。(e-mail: [email protected]) 返信メールの添付ファイル(テキスト変換したデータ)と元の PDF ファイルを c:\adata のフォル ダに保存します。 その場合には、下記の説明 「Ⅱ 変換したテキストデータを、解析して、積算システムにインポ ート 」から 実行します。 ただし、変換できないケース、または、返信まで多少時間が掛かる場合もありますのでご了承く ださい。 (メールでの返信は一時的なサービスです。) 手順 Ⅰ PDF ファイルをテキストデータに変換します。 1. PDF ファイルを C:\ADATA のフォルダに保存します。 (別のフォルダでもかまいません。) 2. 積算システムを起動し、工事名登録画面まで進みます。 3. メニューの「PDF(P)」の 「JUSTPDF 起動」 をクリックします。 4. C:\ADATA のフォルダが開き、JUSTPDF が起動します。 5..JUSTPDF の 「変換ファイル」 の設定を 「一太郎(jtd)」から「テキスト(txt)」に変更します。 5. 「変換後にアプリケーションで開く」 のチェックをはずします。 6. 先ほど保存した PDF ファイルを、JUSTPDF の 灰色の枠内にドラッグします。 枠内に PDF ファイルの内容が表示され、左下の変換対象ファイル名と変換後のファイル名の 欄に、それぞれファイル名が表示されます。 7. 「開始」をクリックします。 8. しばらくして 「処理が完了しました。」というメッセージで 「閉じる」をクリックします。 9. JUSTPDF を終了します。 Ⅱ 変換したテキストデータを、解析して、積算システムにインポートします。 10. 積算システム メニューの「PDF(P)」の 「PDF インポート」 をクリックします。 Ⅲ メニューの説明 1. テキストファイル読取認識実行 JUSTPDFデータ変換で、テキストに変換されたファイルを開きます。 2. 再認識 読み取った後で、データを修正したあとに、再度 認識を実行します。 3. 編集 選択した範囲のデータを削除します。削除する際に、クリップボードへ削除したデータを記録し、ク リップボードから、貼り付けすることもできます。 4. 文字列検索 指定した文字列を、検索します。 5. PDFファイルを開く 元のPDFファイルを開きます。ただし、テキストデータと同じフォルダにないと開けません。 6. 変換実行 積算システムに、積算データとしてインポ―トします。 7. 設定 テキストデータを読み込む際に、指定した文字列の行を取り込まないようにするための文字列の設 定です。 Ⅳ 読み込んだ後の操作について 読み込んだデータによっては正確に変換されない場合がありますので、正しく認識されるよう修正が できます。 表の右半分(8列目以降)が JUSTPDF でテキストに変換されただけのデータです。 左半分 7列 までが、そのデータをもとに 内訳表、明細表として、認識されたデータです。この認識さ れたデータが、積算システムにインポートされます。 1. 7列目 MODE は その行が どの状態のデータかを表します。 -3 認識開始の状態 -2 工事名が認識できた状態 -1 工事箇所が認識できた状態 0 内訳表認識中の状態 1 直接工事費が認識できた状態 2 共通仮設費計が認識できた状態 3 請負金額が認識され、明細表の題目を認識中の状態 4 明細表の内訳を認識中の状態 5 認識終了の状態 2. 明細表の題目が正しく認識されない場合は、その明細番号を使用している内訳明細が見当たらない 場合です。下記の場合は、第59号明細の文字が正しく認識されなかったため60号明細が使用されてい ないとして、題目の部分が抜けて背景が黄色で表示されています。 このような場合は、表右の 1 の行の 1770 行の 金円 の 行の上に 明細表第59号表と入力して、メニ ューの「再認識」をクリックします。 なお、表の文字列は コントロール(Ctrl)キーを押しながら インサート(Insert)キーで 「コピー」、 コントロール(Ctrl)キーを押しながら シフト(Shift)キーで 「貼り付け」か゛できます。 また、ダブルクリックで セルの文字列の編集状態となります。 3 内訳表の小計が正しく認識されない場合 表右側のコードの欄に -1,-2,-3 を入力することにより 階層を指定できます。 入力後 メニューの「再認識」をクリックします。 (-1,-2,-3 は、積算システムでの小計のコード番号です。) 4 .データの区切りが正しく認識されない場合 下記の場合、1636 行と 1637 行が正しく区切られていないため、路床工Cが認識されていません。 この場合、1636 行の表右のコードの列に 「9」を入力します。 入力後 メニューの「再認識」をクリックします。 「9」 は 区切りのしるしとして 次の行と区切りたいときに利用できます。 「9」は下記のような使い方もできます。 この場合、43行から46行は 小計ではなく、臨時単価として変換されます。(臨時単価として変 換されますが、実際には、単価 0 の場合には 単価欄は印字されません。または、必要なけれ ば、変換後削除してもいいし、表の必要ない部分を変換前に削除してもいいでしょう。) 5. 選択範囲の文字列削除 マウスをドラッグして 削除したい範囲を選択します。 メニューの機能の「選択範囲削除」をクリックします。 削除された行は転送されません。 5. 積算システムへのインポート 修正したデータを積算システムへ変換インポートします。 メニューの 「変換実行(G)」 を クリックします。 まず、新規の工事番号が自動ででますので、変更したい場合は、入力しなおしてください。 「変換実行」ボタンをクリックすると転送を開始します。 ひとつの設計書に、ふたつの工事(間接工事費が別々に計上されている)がある場合は、2 つの積算データ(ふたつの工事番号)として、分割して積算システムにインポートされます。
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