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社会
雪崩で3人心肺停止 1人不明、1人けが 十勝岳連峰上ホロカメットク 日本
山岳会パーティーの11人巻き込まれる (11/24 07:26)
雪崩に巻き込まれ、けがをした助田梨枝
子さんを搬送する救助隊=23日午後5時
20分、十勝岳温泉郷の登山口付近
【上富良野】二十三日午後零時五分ごろ、上川管
内上富良野町、十勝岳連峰・上ホロカメットク山
(一、九二○メートル)の安政火口上部で雪崩が発
生し、日本山岳会北海道支部のパーティー十一人
が巻き込まれた。富良野署などによると、このうち
男性二人と女性一人が心肺停止、男性一人が行
方不明となっており、女性一人が腰に軽いけが。同
署などは同日午後五時、捜索をいったん打ち切り、
二十四日午前六時から約百十人態勢で再開する。
富良野署などによると、心肺停止となっているの
は、札幌市厚別区厚別北一の四、団体職員鈴木和
夫さん(63)、同市厚別区上野幌二の一、主婦鶴岡節子さん(56)、同市中央区円山西町七
の七、団体職員吉沢宣哉さん(60)。不明となっているのは十勝管内芽室町西四の五、無職
助田陽一さん(68)。けがをしたのは助田さんの妻梨枝子さん(61)で、富良野市内の病院に
搬送された。
雪崩に巻き込まれた一行は、札幌などの日本山岳会道支部の会員十二人で、毎年この場所
で行っている冬山の滑落防止など雪上訓練のため、二十三日午前十時半に入山した。うち一
人は途中で下山。同日午後零時五分ごろ、十勝岳温泉の登山口から二キロほど登った安政
火口近くの沢沿いにある傾斜の緩い場所を縦一列で進んでいたところ、右上方の通称「化物
(ばけもの)岩」の谷筋から雪崩が発生、十一人が巻き込まれたという。
七人は自力や他の登山者の助けで脱出した。通報を受けた山岳救助隊が、心肺停止の三
人の蘇生(そせい)を試みたが回復せず、日が暮れたためテントに残し、梨枝子さんを救出し
て下山した。雪崩を目撃した別の登山者が消防を通じ、道警に通報した。一行はこの日の雪
上訓練後、日帰りで下山し、二十四日に再び登頂する計画だった。
雪崩は幅約二十メートル、長さ約五十メートルで、表面の雪の層が古い雪の層からずれて落
ちる「表層雪崩」の可能性が高い。
旭川地方気象台などによると、上川地方南部は二十一日から強い雪が降り、二十二日夜に
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雪崩注意報が出ていたが、二十三日午前五時に解除。現場付近では二十二日に五十センチ
以上の降雪があり、二十三日は積雪量が二メートル以上に達していた。
現場周辺では過去にも雪崩による遭難事故が相次ぎ、一九九四年十一月には二人が死
亡、八八年十一月にも一人が死亡している。今月十三日にも、山スキー中の男性が雪崩に巻
き込まれ救出されていることから、日本雪氷学会道支部は雪崩の危険について注意を呼びか
けていた。
上ホロカメットク山周辺は、道内外の山スキー愛好者らに「パウダースノーの聖地」として知ら
れ、二十三日も三連休初日とあって、入山者が多かったという。
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十勝岳連峰 4人の死亡確認 雪崩、幅10メートル程度か
(11/24 13:51)
【上富良野】上川管内上富良野町、十勝岳連峰・上ホロカメッ
トク山(一、九二○メートル)で二十三日、雪崩が起き、日本山
岳会北海道支部の三人が心肺停止、一人が行方不明となった
事故で、富良野署と陸上自衛隊第二師団(旭川)などは二十四
日朝から、約百十人態勢で捜索を再開。同署などは、安政火
口そばの事故現場付近のテントに取り残されていた心肺停止
の男女三人を収容、不明男性もテント周辺で発見し、上富良野
町内の病院に運んだが、いずれも死亡が確認された。
道内では、今年三月にも後志管内積丹町の積丹岳でスノー
モービルの男性四人が雪崩に巻き込まれて死亡している。
心肺停止状態の犠牲者を登
山口に下ろす捜索隊員ら=2
4日午前8時35分、十勝岳
温泉
富良野署などによると、死亡が確認されたのは、札幌市厚別
区厚別北一の四、団体職員鈴木和夫さん(63)、同市厚別区
上野幌二の一、主婦鶴岡節子さん(56)、同市中央区円山西
町七の七、団体職員吉沢宣哉さん(60)、十勝管内芽室町西
四の五、無職助田陽一さん(68)の四人。
鈴木さん、鶴岡さん、吉沢さんは二十三日に心肺停止状態で発見され、山岳救助隊が蘇生
(そせい)措置を行ったが回復せず、日没と吹雪のため、現場付近に設置したテントに残されて
いた。三人は二十四日午前七時半にテントからそりに乗せられ下山、搬送先の病院で死亡が
確認された。
また、不明となっていた助田さんは二十四日午前九時ごろ、テントから数メートル離れた深さ
約二メートルの雪中から発見され、病院で死亡が確認された。
富良野署などによると、四人と、軽傷を負って救助された助田さんの妻梨枝子さん(61)は、
事故当時、雪崩に巻き込まれた一行十一人の先頭の方を歩いていた。助田さんはビーコン
(電波受発信装置)を持っていなかったという。雪崩の規模は当初、幅二十メートル、長さ五十
メートルとされていたが、同署などは幅は十メートル程度、深さ二メートルとみている。
富良野署などは雪崩に巻き込まれ、助かった山岳会会員らから事故当時の状況や行程など
について事情を聴いている。
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捜索隊は道警山岳救助隊、陸自のほか、雪崩に巻き込まれたメンバーを含む日本山岳会道
支部の会員らで構成。二十四日午前六時四十分ごろ、十勝岳温泉の登山口を出発。同七時
半ごろ現場に到着し、四人を収容した後、同十時すぎに下山した。
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十勝岳連峰雪崩 家族の祈り届かず 「まだ信じられぬ」 無言の再会に涙
(11/24 13:54)
【上富良野】「生きていてほしい…」。家族の祈るような思いは
届かなかった。上川管内上富良野町の十勝岳連峰・上ホロカメ
ットク山(一、九二○メートル)で発生した雪崩事故は四人の犠
牲者を出す惨事となった。二十四日午前、四人が収容された上
富良野町立病院で家族らは、無言の再会に涙を流した。
雪の中から発見された助田
さんの救出作業を行う捜索
隊員ら=24日午前9時5分
午前六時四十分、氷点下一○度の厳しい冷え込みの中、道警
や陸上自衛隊、日本山岳会北海道支部のメンバーら約百十人
の捜索隊はシャベルなどを手に登山口を出発した。それから二
時間後。雪崩で心肺停止となり現場のテントに収容されていた
鈴木和夫さん(63)=札幌市厚別区=ら三人を乗せたそりが登
山口に到着、救急車で同病院へ向かった。三人が同病院の病
室に運び込まれると、待ち受けていた家族らは憔悴(しょうすい)
した表情で、部屋に入った。
一方、行方不明になっていた助田陽一さん(68)=十勝管内
芽室町=が発見されたとの知らせは午前九時ごろ、捜索本部がある登山口の旅館に届いた。
助田さんの長女で、知らせを受けて同病院に向かった吉田史江さん(38)は「とても元気だっ
たのでまだ信じられない…」と涙を浮かべた。長男の岳史さん(35)も「信じられません」と唇を
かみしめた。
登山関係者によるとメンバーは五十年から三年の冬山登山経験がある。雪崩に巻き込まれ
たメンバーが所属する日本山岳会北海道支部支部長で、捜索本部に詰めながら事態を見守
った長谷川雄助さん(71)は「今回の事故が避けられたのか、それとも突発的だったのかを十
分に調べ、これからに生かしたい」と話した上で、「冬山は極めて厳しい所。今回の事故でわれ
われがそのことを一番身にしみて感じさせられ、つらい思いをすることになってしまった」とうな
だれた。
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(11/25)
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雪崩「判断に甘さ」 十勝岳連峰4人死 リーダー会見 装備も不十分
(11/25
07:17)
記者会見し、早い段階で引き返さなかった
判断の甘さを認めたリーダーの中村喜吉
さん(左)とメンバーの植田惇慈さん=24
日午後2時20分、上川管内上富良野町内
【上富良野】上川管内上富良野町、十勝岳連峰・
上ホロカメットク山(一、九二○メートル)で日本山
岳会北海道支部のパーティー十一人が雪崩に巻き
込まれ、四人が死亡した事故で、リーダーの中村
喜吉さん(60)は二十四日、同町内で記者会見し、
「結果として判断の甘さがあった」と述べ、早い段階
で引き返さなかった判断に誤りがあったとの認識を
示した。遭難時に使うビーコン(電波受発信装置)を
携行していたのは四人だけだったとし、装備が不十
分だったことも認めた。
メンバーの植田惇慈(じゅんじ)さん(61)とともに
会見した中村さんは、雪崩に遭う約十分前、以前の
雪崩で堆積(たいせき)した雪の塊を見つけたこと
を明らかにし「ここは尾根の末端で、大丈夫だろうと。五、六十メートル先の急な斜面で判断す
るつもりだった。急な斜面まで来て、引き返した方がいいか、と思った瞬間、雪崩が起きた」と
説明。
その上で、「ここで雪崩は起きないだろうという判断は間違っていた」と述べた。
同山では十三日にも雪崩があったが、中村さんは「(十三日の)雪崩の場所は、ずっと奥の方
で、今回のような場所で雪崩が起きるという認識はなかった」とした。日本雪氷学会がインター
ネットで同山の雪崩発生に注意を喚起していたことは知らなかった、という。
十一人のうち、自分自身と、死亡した四人のうちの二人を含む七人はビーコンを携行してい
なかったとし、「今思えば失敗だと思っている」と述べた。最後は、「無念です。亡くなった四人
の家族に顔向けできない。本当に迷惑をかけた」と言葉を詰まらせた。
一方、日本山岳会北海道支部は二十四日、今回の事故を受け、来年三月までの同支部の
全登山計画中止を明らかにした。
道警は、登山に参加したメンバーらから雪崩発生時の状況や登山計画などについて事情を
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聴いている。現場の実況見分もしており、雪崩の発生原因などを調べる。
今回の雪崩は二十三日昼すぎ、安政火口上部で発生し、鈴木和夫さん(63)=札幌市厚別
区=ら男女三人が心肺停止で発見され、助田陽一さん(68)=十勝管内芽室町=が行方不
明となった。日没と悪天候で、三人の救出と助田さんの捜索は二十四日に持ち越され、道警な
どは同日午前、三人を収容、助田さんを発見したが、四人とも死亡が確認された。助田さんを
除く三人の死因は窒息死。
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生死分けた歩行順 十勝岳連峰雪崩 50歩ずつ並び替え 前4人が犠牲
(11/25 07:16)
【上富良野】上川管内上富良野町の十勝岳連峰・上ホロカメットク山(一、九二○メートル)で
日本山岳会北海道支部のメンバー四人が雪崩で死亡した事故で、パーティーの生死を分けた
のは雪崩発生時の隊列の順番だったことが二十四日、生存者の証言からわかった。一列にな
って安政火口の手前を登っていた十一人のうち、前方の四人が死亡、後方の七人は助かっ
た。一行は順番を交互に入れ替えながら歩いており、偶然の巡り合わせが明暗を分けた。
富良野署などによると、雪崩は二十三日午後零時五分ごろ、化物(ばけもの)岩の上方で発
生。幅十メートル以上、深さ二メートル程度で雪が崩れ落ちたとされる。
一行は同日午前十時四十分ごろ十二人で山に入ったが、雪が深くて軟らかいため、スノーシ
ュー(かんじき)を履いていた一人はすぐに下山。山スキーをつけていた十一人が残り、間隔を
あまりあけずに一列に隊列を組んで、先頭が深い雪をかき分けるラッセルをしながら進行。疲
労が蓄積しないよう五十歩ずつ交代で前に出る形で順番を変えながら歩いていた。
リーダーの中村喜吉さんによると、雪崩が起きた時の隊列は、先頭が鈴木和夫さんで、二番
目が助田陽一さん。続いて吉沢宣哉さん、鶴岡節子さん、助田梨枝子さんの順だった。死亡し
たのは前から四人で、五番目にいた助田梨枝子さんは腰に重傷、六番目以降の六人は雪に
埋まったものの無事だった。
先頭から十番目にいた中村さんは「全員が(雪崩に)飛ばされて埋まった。自分は浅かった
ので自力で脱出できたが、前にいた人は雪に激しく直撃されたのではないか」と振り返った。九
番目にいた北守清さんは「自分は一メートルくらい埋まったが、手が雪の上に出ていたので中
村さんに救助してもらえた」と話す。
雪崩は化物岩の上方から一瞬で隊列を直撃したとみられ、先頭から八番目にいた三野裕輝
さんは「頭の上から雪が落ちてきた」と証言。神埜和之さん(先頭から七番目)は「一瞬でザック
が飛ばされて、腰のあたりのベルトに引っ張られて自分も飛ばされた」と雪崩の恐怖を振り返
った。
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雪崩4人死亡 ベテランも油断できぬ(11月25日)
またも雪崩で大きな事故が起きた。この連休、十勝岳連峰の上ホロカメットク山で四人が犠
牲になった。
三月にも後志管内の積丹岳で、スノーモービルに乗った四人が死亡している。相次いで大事
故が起きたことは残念でならない。
今回の山では、十日前にも雪崩事故があり、日本雪氷学会道支部が入山者に注意を促して
いた。さらに前日にかけて激しい降雪があり、雪崩の危険性が高まっていた。
メンバーはベテラン登山者が多かった。発生場所がこれまで雪崩を経験したことのない緩い
斜面だったことが油断を招いたかもしれない。予想がつかない冬山の怖さを再認識させられ
る。
警察の捜査や専門家の調査で状況を詳しく解明してほしい。
雪崩に巻き込まれたのは、日本山岳会道支部のパーティーで、毎年、この場所で冬山訓練
をしていた。縦一列で進んでいたところ、谷筋から雪崩が発生し、のみ込まれた。
専門家は、表面の雪の層がその下の古い雪の層からずれて落ちる「表層雪崩」が起きたと
みている。
今月十三日にも、同じ山でスキーヤーが雪崩に遭い助かった。その際、雪氷学会道支部が、
気象協会や山岳ガイドと共同で最近結成した雪氷災害調査チームが現場に急行した。
調査の結果、雪崩発生地点で板状に固まった雪の下にザラメ状の「弱層」を見つけた。スキ
ーヤーが入った刺激で弱層が壊れ、上の雪が崩れ落ちたとわかった。十勝岳連峰の類似の
斜面でも雪崩発生の危険が続くとみられたため、ホームページで注意していた。
この警告を生かせなかったことが悔やまれる。
上ホロカメットク山は標高一、三○○メートル付近まで車で上れ、斜面まで近い。登山口に温
泉もあるため、山スキー愛好者や登山家に人気がある。「冬山訓練のメッカ」とも言われる。
しかし、急斜面には木がなく雪崩が起きやすい地形で、ベテランでも危ない時があるという。
一九九四年に二人、八八年にも一人が雪崩で死亡した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/62417.php
雪崩遭難の多くは人の行動が引き金になっている。十勝岳連峰では近年、良質なパウダー
スノーを求め入山するスキーヤーやスノーボード愛好者が急増し、雪崩の増加が懸念されて
いた。
雪の斜面を通る時は雪崩の危険がいつも伴う。完全な予知はできない。
どうしても危険な個所を通らなければならない時は、電波発信器が作動状態にあることを確
認し、一人ずつ進んでいくのが基本だ。
スノーボードやスノーモービルの普及で深い山に入る人が増えているという。雪崩の知識は
必ず身につける必要がある。最近の気象や雪崩の情報を集め、現場でも全身の感覚をとぎす
まして、慎重に行動してほしい。
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大規模な表層雪崩 十勝岳連峰事故 雪氷学会調査 長さ460メートル、幅7
0メートル (11/26 07:00)
【上富良野】十勝岳連峰の上ホロカメットク山(一、
九二○メートル)で四人が雪崩に巻き込まれて死亡
した事故を受け、日本雪氷学会道支部(山田知充
支部長)の雪氷災害調査チームが二十五日、上川
管内上富良野町の事故現場を調査した。雪崩は当
初伝えられたよりもかなり大きな規模の表層雪崩
で、長さが約四百六十メートル、幅が七十メートル
に及んでいたことが分かった。
4人が死亡した雪崩現場で、雪の堆積状
況を調べる調査員ら=25日午前、上川管
内上富良野町
また、雪崩で亡くなった助田陽一さん(68)=十勝
管内芽室町=の死因は司法解剖の結果、他の三
人と同様、窒息死だったことが判明した。
この日は札幌の研究者や山岳ガイドら十一人が調査を担当。雪崩が起きた安政火口の化物
岩の下でデブリ(雪崩でできた堆積(たいせき)物)などを調べ、下山後にリーダーの樋口和生
さん(45)らが記者会見した。
調査チームによると、雪崩は標高一、六二○メートル付近で発生。表面の雪の層がそれ以前
に積もった雪の層からずれて落ちる「表層雪崩」で、厚さ七十−八十センチ、幅約七十メートル
の雪の層が斜度四十度ほどの斜面を三百メートル近く滑り落ち、下方にいた日本山岳会北海
道支部のパーティーを巻き込んだと推定される。デブリは、長さ百六十メートル、幅が最大で六
十メートル、深さが三メートル以上もあった。
ただ、悪天候のため、雪崩の発生地点を調査できず、発生原因などは特定できなかった。同
チームの道教育大岩見沢校准教授尾関俊浩さん(39)は「雪崩の原因が人為的なものだった
かどうかは今回の調査では分からない」と話した。
上ホロカメットク山について、同チームは引き続き、雪崩が起きやすい危険な状態とみてお
り、樋口さんは「入山者は今まで以上に積雪状態に注意して危なくないルートを選んでほしい」
と呼びかけている。